JPWO2015098110A1 - 撮像装置、撮像システムおよび撮像方法 - Google Patents

撮像装置、撮像システムおよび撮像方法 Download PDF

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充義 岡本
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Abstract

生成部(309)は、複数の撮影方向を撮像部(301)で撮影することで所定の撮影範囲を撮影し、撮像部(301)で撮影した映像に関する属性情報を、所定の映像単位毎に生成する。構図マップ作成部(316)は、所定の期間内に複数の撮影方向で撮影した映像の属性情報より、所定の撮影範囲に存在する所定の対象物を抽出し、抽出した対象物の位置を示す構図マップを作成する。比較部(310)は、撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較した比較結果と、構図マップに含まれる属性情報とに基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定する。カメラワーク制御部(311)は、優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて撮像部(301)と雲台の動作を制御する。

Description

本開示は、撮影された映像の内容に基づいて撮影方向を決定する撮像装置、撮像システムおよび撮像方法に関する。
従来、カメラと雲台とを備えた撮像システムにおいて、自動的に構図を判定し、パン・チルト・ズームの調整を行なう撮像システムが知られている。
この撮像システムにおいて、何らかの不具合を生じた場合の構図の探索手法などについても、例えば、所定の時間経過後に撮影を行なうなど提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2011−030160号公報
本開示の撮像システムは、駆動装置と、駆動装置に接続され、駆動装置の動作を制御する撮像装置とを備える。撮像装置は、撮像部と、複数の撮影方向を撮像部で撮影することで所定の撮影範囲を撮影し、撮像部で撮影した映像に関する属性情報を所定の映像単位毎に生成する生成部と、所定の期間内に複数の撮影方向で撮影した映像の属性情報より、所定の撮影範囲に存在する所定の対象物を抽出し、抽出した対象物の位置を示す構図マップを作成する構図マップ作成部と、撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較した比較結果と、構図マップに含まれる属性情報とに基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定する比較部と、優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて撮像部と駆動装置の動作を制御する制御部と、を備える。
この構成により、優先順位の高い撮影方向(撮影領域)を重点的に撮影することができる撮像システムを提供することができる。
図1は、実施の形態1における映像撮像システムの外観斜視図である。 図2は、本実施の形態1における雲台の外観斜視図である。 図3は、実施の形態1におけるビデオカメラの外観斜視図である。 図4は、実施の形態1におけるビデオカメラ内部のハードウェア構成を示した概略図である。 図5は、実施の形態1における本開示にかかるビデオカメラの機能構成について示した機能構成図である。 図6は、実施の形態1における雲台の機能構成について示した機能構成図である。 図7Aは、実施の形態1における映像撮像システムのデフォルトの動作を説明する図である。 図7Bは、実施の形態1における映像撮像システムのデフォルトの動作を説明する図である。 図8は、実施の形態1における映像撮像システムの動作の一例を説明する状態遷移図である。 図9Aは、実施の形態1における撮影領域の優先順位の情報の一例を示す図である。 図9Bは、実施の形態1における撮影領域の優先順位の情報の一例を示す図である。 図10は、実施の形態1における映像撮像システムの動作の他の例を説明する状態遷移図である。 図11は、実施の形態2における表示部に表示された映像信号の一例を示す図である。 図12Aは、実施の形態2における撮影動作を説明するための図である。 図12Bは、実施の形態2における撮影動作を説明するための図である。 図13Aは、実施の形態2における構図マップの一例を説明する模式図である。 図13Bは、実施の形態2における構図マップの一例を説明する模式図である。 図14は、実施の形態2における表示部に表示された構図マップの表示例を示す図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜9を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
[1−1−1.映像撮像システムの構成]
図1は、実施の形態1にかかる撮像システム110の外観斜視図である。図2は、雲台500の外観斜視図である。図3は、ビデオカメラ100の外観斜視図である。
図1に示すように、撮像システム110は、雲台500と雲台500の天面に設けられたビデオカメラ100で構成される。ビデオカメラ100と雲台500とは、USBケーブルによって接続されている。雲台500の動作はビデオカメラ100よって制御される。実施の形態1では、駆動装置の一例として雲台500を、撮像装置の一例としてビデオカメラ100を、それぞれ説明する。
図2に示すように、雲台500の天面には、ビデオカメラ100を装着する装着部501が設けられている。装着部501は、ピン502をビデオカメラ100の底面に設けられた位置決めピン用の穴(不図示)に嵌入させ、上部から押圧をかけることによって、バネ式の天面の一部が押し下がる。このとき、雲台500の内部に設けられツメに、天面の一部と共にビデオカメラ100が係止されることにより、ビデオカメラ100は傾斜した状態(約3°上向き)で固定される。
図3に示すように、ビデオカメラ100は、映像を撮影する撮像部301(不図示)と、撮像部301により撮影された映像を表示する表示部318と、グリップベルト101と、バッテリ102などを有する。撮像部301は、レンズ部300から入射した光を映像信号に変換するC−MOSセンサ(不図示)などから構成される。表示部318は、タッチパネル式の液晶ディスプレイから構成される。
[1−1−2.撮像装置のハードウェア構成]
図4は、ビデオカメラ100内部のハードウェア構成の概略図である。
ビデオカメラ100は、レンズ群200と、撮像素子201と、映像ADC(Analog to Digital Converter)202と、映像信号変換回路203と、CPU(Central Processing Unit)204と、クロック205と、レンズ制御モジュール206と、姿勢検出センサ207と、入力ボタン208と、ディスプレイ209と、スピーカー210と、出力I/F(Interface)211と、圧縮伸張回路212と、ROM(Read Only Memory)213と、RAM(Randam Access Memory)214と、HDD(Hard Disk Drive)215と、音声ADC(Analo to Digital Converter)216と、ステレオマイク217とを備える。
レンズ群200は、撮像素子201上で被写体像を形成するために、被写体から入射する光を調整する。具体的には、レンズ群200は、焦点距離およびズーム(映像の拡大倍率)を、様々な特性を持つ複数のレンズ間の距離を変化させることで調整する。これらの調整は、ビデオカメラ100の撮影者が手動で調整するものでも、後述するレンズ制御モジュール206を通じてCPU204等からの制御により自動的に調整するものであってもよい。
撮像素子201は、レンズ群200を通して入射する光を電気信号に変換する。撮像素子201には、CCD(Charge Coupled Device)あるいはC−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを利用することが可能である。
映像ADC202は、撮像素子201から出力されたアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換する。映像ADC202で変換されたデジタル信号は、映像信号変換回路203へ出力される。
映像信号変換回路203は、映像ADC202が出力するデジタル信号を、NTSC(National Television System Committee)またはPAL(Phase Alternating Line)と言った所定の方式の映像信号(映像信号)に変換する。
CPU204は、ビデオカメラ100全体を制御する。制御の種類としては、例えば、レンズ制御モジュール206を介して上述のレンズの焦点距離およびズームの制御を行うことで、撮像素子201への入射光を制御するレンズ制御がある。また、入力ボタン208および姿勢検出センサ207等からの外部入力に対する入力制御、あるいは、圧縮伸張回路212の動作制御等がある。CPU204は、これらの制御アルゴリズムをソフトウェア等で実行する。
クロック205は、ビデオカメラ100内で動作するCPU204等の回路に、処理動作の基準となるクロック信号を出力する。なお、クロック205は、利用する集積回路及び扱うデータによって、単一または複数のクロックを用いることも可能である。また、ひとつの発振子のクロック信号を任意の倍数に乗じて使用してもよい。
レンズ制御モジュール206は、レンズ群200の状態を検出し、CPU204からの制御に基づいて、レンズ群200に含まれる各レンズを動作させる。レンズ制御モジュール206は、レンズ制御用モータ206aと、レンズ位置センサ206bとを備える。
レンズ制御用モータ206aは、CPU204から送信された制御信号に基づいて、レンズを駆動させるモータである。この結果、レンズ群200の複数のレンズ間の相対的な位置関係が変更され、レンズの焦点距離、およびズームを調整することができる。これにより、レンズ群200を通過した入射光は、撮像素子201上で、目的とする被写体像を結ぶ。
レンズ位置センサ206bは、レンズ群200を構成する複数のレンズ間の距離または位置関係等を検出する。レンズ位置センサ206bが検出した複数のレンズ間の位置情報等は、CPU204に送信される。CPU204は、レンズ位置センサ206bからの情報、および撮像素子201等の他の構成要素からの情報に基づいて、複数のレンズを適正に配置させるための制御信号を、レンズ制御用モータ206aに送信する。
なお、CPU204は、上記以外にも、ビデオカメラ100で映像撮影時の手振れをレンズ位置センサ206bおよび後述する姿勢検出センサ207等で検出し、レンズ制御用モータ206aを駆動する制御を行ってもよい。これにより、CPU204は、手振れ防止の動作を、レンズ制御モジュール206を介して実行させることも可能である。
姿勢検出センサ207は、ビデオカメラ100の姿勢の状態を検出する。姿勢検出センサ207は、加速度センサ207aと、角速度センサ207bと、仰角・俯角センサ207cとを備える。これらの各種センサにより、CPU204は、ビデオカメラ100がどのような状態で撮影を行っているかを検出する。なお、これらのセンサは、好ましくはビデオカメラ100の姿勢を詳細に検出するために、3軸方向(垂直方向、水平方向等)についてそれぞれ検出できることが望ましい。
入力ボタン208は、ビデオカメラ100の撮影者が使用する入力インタフェースの一つである。入力ボタン208により、撮影者が撮影の開始または終了、ビデオ撮影中の映像にマーキングを挿入する等、各種要求をビデオカメラ100に伝えることが可能となる。また、後述するディスプレイ209がタッチパネルとなっており、入力ボタン208の一部を構成してもよい。
ディスプレイ209は、撮影者がビデオカメラ100の撮影時に映像を見るため、あるいは、記憶された映像を見るため等に設けられている。ディスプレイ209により、撮影者は、撮影した映像をその場で確認することが可能となる。また、上記以外にも、ビデオカメラ100の各種情報を表示することで、撮影情報および機器情報等のより詳細な情報を撮影者に伝えることが可能となる。
スピーカー210は、撮影した映像を再生する際の音声出力に使用される。それ以外にも、スピーカー210は、ビデオカメラ100が出力する警告を音で撮影者へ伝えることも可能である。
出力I/F211は、ビデオカメラ100が撮影した映像を外部機器へ出力したり、後述する雲台500の動作を制御する制御信号を出力したりするために用いられる。具体的には、出力I/F211は、外部機器とケーブルで接続する場合のケーブルインタフェース、および撮影した映像を可搬可能なメモリカード218に記録する場合のメモリカードインタフェース等である。出力I/F211を介して撮影した映像を出力することにより、撮影した映像をビデオカメラ100に備え付けのディスプレイ209よりも大きな外部のディスプレイを用いて視聴等することが可能となる。
圧縮伸張回路212は、撮影した映像および音声を、所定のデジタルデータ形式(符号化処理)にする。具体的には、圧縮伸張回路212は、撮影した映像データおよび音声データに対して、MPEG(Moving Picture Expoerts Group)またはH.264等の符号化処理を行い、所定のデータ方式に変換(圧縮)する。また、圧縮伸張回路212は、撮影したデータの再生時に、所定のデータ形式の映像データを伸張して、ディスプレイ209等に表示するデータ処理を行う。なお、圧縮伸張回路212は、静止画像についても、映像と同様に、圧縮伸張する機能を備えるものであっても良い。
ROM213は、CPU204が処理するソフトウェアのプログラムおよびプログラムを動作させるための各種データを記憶する。
RAM214は、CPU204が処理するソフトウェアのプログラム実行時に使用するメモリ領域等として使用される。また、圧縮伸張回路212と共用でこのRAM214を使用してもよい。
HDD215は、圧縮伸張回路212が符号化した映像データおよび静止画像データを蓄積等する目的で利用される。なお、記憶されるデータは、上記以外にも、後述する再生情報のデータ等を記憶することも可能である。また、本説明では、記憶媒体としてHDD215を代表の記憶媒体として説明しているが、これ以外にも半導体記憶素子を用いるものであっても良い。
音声ADC216は、ステレオマイク217から入力される音声を、アナログ電気信号からデジタル電気信号に変換処理する。
ステレオマイク217は、ビデオカメラ100外部の音声を電気信号に変換して出力する。
なお、上記の通り、ビデオカメラ100のハードウェア構成を示したが、本発明では上記の構成に限定されるものではない。例えば、映像ADC202及び映像信号変換回路203等を単一の集積回路として実現することも可能であるし、CPU204が実行するソフトウェアプログラムの一部を別途、FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いてハードウェアとして実現することも可能である。
[1−1−3.撮像装置の機能構成]
図5は、ビデオカメラ100の機能構成を説明する詳細な機能構成図である。
ビデオカメラ100は、レンズ部300と、撮像部301と、映像AD変換部302と、映像信号処理部303と、映像信号圧縮部304と、撮像制御部305と、映像解析部306と、レンズ制御部307と、姿勢検出部308と、生成部309と、比較部310と、カメラワーク制御部311と、音声解析部312と、音声信号圧縮部313と、多重化部314と、記憶部315と、構図マップ作成部316と、映像信号伸張部317と、表示部318と、音声信号伸張部319と、音声出力部320と、音声AD変換部321と、マイク部322と、外部入力部323と、通信部324とを備える。実施の形態1では、制御部の一例としてカメラワーク制御部311を説明する。
レンズ部300は、被写体から入射した光の焦点距離およびズーム倍率(映像の拡大倍率)等を調整する。これらはレンズ制御部307からの制御により行われる。レンズ部300は、図4のレンズ群200に相当する。
撮像部301は、レンズ部300を透過した光を電気信号に変換する。撮像部301は、撮像制御部305の制御により、撮像素子上の任意の範囲のデータを出力する。また映像データ以外にも、3原色点の色度空間情報、白色の座標および3原色のうち少なくとも2つのゲイン情報、色温度情報、Δuv(デルタuv)、および、3原色または輝度信号のガンマ情報等の情報も出力することが可能である。これらの情報は、生成部309へ出力される。撮像部301は、図4の撮像素子201に相当する。
映像AD変換部302は、撮像部301からの電気信号を、所定の処理内容にしたがってアナログの電気信号からデジタルの電気信号に変換する。映像AD変換部302は、図4の映像ADC202に相当する。
映像信号処理部303は、映像AD変換部302から出力されたデジタル信号を、所定の映像信号フォーマットに変換する。例えば、NTSCで規定された水平線の数、走査線の数およびフレームレートに準拠した映像信号に変換する。映像信号処理部303は、図4の映像信号変換回路203に相当する。
映像信号圧縮部304は、映像信号処理部303によって処理されたデジタル信号に対して所定の符号化変換を行い、データ量を圧縮等する。具体的には、MPEG2、MPEG4、H.264等の符号化方式がある。映像信号圧縮部304は、図4の圧縮伸張回路212の圧縮機能に相当する。
撮像制御部305は、撮像部301の動作を制御する。具体的には、撮像制御部305は、撮像部301に対して、撮影時の露出量、撮影速度および感度等を制御する。また、これらの制御情報は、生成部309へも併せて出力される。撮像制御部305は、図4のCPU204で処理される制御アルゴリズムの一つによって実現される。
映像解析部306は、撮影された映像信号から映像の特徴を抽出する。映像解析部306は、映像に含まれる輝度情報や色情報(例えば、映像の1画面を横32、縦18の合計576個のブロックに分割し、各ブロックに含まれる色や輝度の分布を算出する)、動きベクトル、ホワイトバランス、さらに映像に人物の顔が含まれている場合には、当該人物の顔検出を行う等、映像信号を解析することで、映像の特徴を抽出する。また、動きベクトルは、複数フレーム間での特徴量の差分を算出することで実現可能である。また、顔検出は、顔の特徴を表す特徴量の学習により、特徴量のパターンマッチング等により実現可能である。映像解析部306は、図4のCPU204でソフトウェア処理されるアルゴリズムの一つによって実現される。
レンズ制御部307は、レンズ部300の動作を制御する。レンズ制御部307は、後述するカメラワーク制御部311からの制御信号に応じて、レンズ部300のズーム、フォーカスなどを制御する。レンズ制御部307は、ズーム制御部307a、フォーカス制御部307b、及び手振れ補正制御部307c等を備える。
ズーム制御部307aは、レンズ部300のズームレンズを制御することで、被写体からの入射光を所望の拡大倍率にして撮像部301に入力させる。フォーカス制御部307bは、レンズ部300のフォーカスレンズを制御することで、被写体と撮像部301との焦点距離を設定する。手振れ補正制御部307cは、映像等の撮影時の該装置の揺れを抑制する。レンズ制御部307は、レンズ部300を制御するとともに、これらの制御情報を生成部309へ出力する。レンズ制御部307は、図4のレンズ制御モジュール206に相当する。
姿勢検出部308は、ビデオカメラ100の加速度、角速度、及び仰角・俯角等を検出する。姿勢検出部308は、加速度センサ308a、角速度センサ308b、及び仰角・俯角センサ308cを備える。これらのセンサは、ビデオカメラ100の姿勢及びその変化状況を検出する目的等に用いられる。加速度及び角速度については、垂直・水平(2方向)の3方向について検出できることが望ましい。姿勢検出部308は、図4の姿勢検出センサ207に相当する。
マイク部322は、周囲の音を電気信号に変換して音声信号として出力する。マイク部322は、図4のステレオマイク217に相当する。
音声AD変換部321は、マイク部322から入力されたアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換する。音声AD変換部321は、図4の音声ADC216に相当する。
音声解析部312は、デジタルの電気信号に変換された音声データから特徴のある音を抽出する。ここで特徴のある音とは、例えば、撮影者の声、特定の単語の発音、歓声、及び銃声等がある。これらの音は、これらの音(音声)が持つ特有の周波数を予め登録しておき、それとの比較結果で判別する方法等を用いることで、抽出が可能である。また、上記以外にも、音声解析部312は、マイク部322が捕捉した音の入力レベル等の特徴も検出する。音声解析部312は、図4のCPU204でソフトウェア処理されるアルゴリズムの一つによって実現される。
音声信号圧縮部313は、音声AD変換部321から出力された音声データを、所定の符号化アルゴリズムで変換する。符号化には、MP3(MPEG Audio Layer−3)及びAAC(Advanced Audio Coding)等の方法がある。音声信号圧縮部313は、図4の圧縮伸張回路212の圧縮機能の一つによって実現される。
外部入力部323は、映像撮影時に外部から受信した各種の情報、例えば、撮影者によるボタン入力、または外部から通信経由で受信した撮影インデックス情報等を出力する。なお、撮影インデックス情報とは、例えば、映画撮影時における撮影場面を識別する番号または撮影回数を示す番号等、それぞれの撮影を識別するために用いられる識別番号などである。外部入力部323は、図4の入力ボタン208等に相当する。
生成部309は、所定の映像単位(例えば、1フレーム)映像並びに静止画像の撮影時における撮影情報、外部入力情報およびその他の情報を属性情報として生成する。生成部309は、属性情報を撮影時の時間単位に分類している。
撮影情報は、主に、撮像制御部305から出力される撮影時の露出量、撮影速度および感度等に関する制御情報と、レンズ制御部307から出力される撮影時のズーム、フォーカスおよび手振れ補正等の状態に関する情報と、姿勢検出部308から出力される撮影時の姿勢およびその変化等に関する情報とから構成される。外部入力情報は、撮影者によるボタン入力の情報や映像シーンを特徴づける情報等である。
その他の情報は、主に、映像解析部306から出力される輝度分布、色分布、動きベクトル、ホワイトバランスおよび人物の顔等の映像の特徴に関する情報である。
属性情報に含まれる情報の一例として以下のような情報がある。
・ 焦点距離
・ ズーム倍率
・ 露出
・ 撮影速度(フレームレート、シャッタースピード)
・ 感度
・ 3原色点の色空間情報
・ ホワイトバランス
・ 3原色のうち少なくとも2つのゲイン情報
・ 色温度情報
・ Δuv(デルタuv)
・ 3原色または輝度信号のガンマ情報
・ 色分布
・ 動きベクトル
・ 人物(顔認識、顔による個人認証、人認識、歩き方やしぐさから個人の歩容認証)
・ カメラ姿勢(加速度、角速度、仰角・俯角、方位、GPSによる測位値等)
・ 撮影時刻(撮影開始時刻、終了時刻)
・ 撮影インデックス情報(たとえば、カメラの撮影モードのセットアップ値)
・ ユーザ入力
・ フレームレート
・ サンプリング周波数
・ 構図の変化量
属性情報には、上記の情報から算出した映像シーンを特徴づける情報(撮影時の各種情報を組み合わせ、それらを分析等することで得られる情報)も含まれる。例えば、カメラ姿勢(加速度、角速度、仰角・俯角等)の情報からビデオカメラ100の撮影時におけるパン、チルト等のカメラワークの情報を得ることが可能となる。また、焦点距離およびズーム倍率の情報は、そのままでも属性情報として用いることが可能である。生成部309は、撮影時の各種情報からシーン評価に有用な情報を抽出、あるいは算出等して、特定の時刻における顔や人物の位置情報、動体の位置情報、音の位置情報などの属性情報を生成する。
比較部310は、各撮影方向において、異なる期間に生成部309で生成された属性情報を比較する。そして、その比較結果に基づいて、各撮影方向の優先順位を評価し、撮影における優先順位を決定する。
カメラワーク制御部311は、比較部310で順位づけされた撮影方向の優先順位の情報から、撮影方向を決定し、決定した撮影方向でビデオカメラ100が撮影出来るように、レンズ部300の動作に関する情報や雲台500のパン方向への移動量およびチルト方向への移動量に関する移動量情報を生成する。カメラワーク制御部311の具体的な動作については後述する。
生成部309、比較部310およびカメラワーク制御部311は、図4のCPU204でソフトウェア処理されるアルゴリズムの一つである。
通信部324は、カメラワーク制御部311で生成された移動量情報を制御信号として雲台500へ出力する。通信部324は、図4の出力I/F211に相当する。
構図マップ作成部316は、撮影した映像と生成部309で生成された属性情報等に基づいて、撮影範囲における特定の対象物(顔、人物、動体の動き、および、音など)の位置を示すマップを作成する。具体的な作成方法等については後述する。作成したマップは、一時的に記憶部315に記憶され、表示部318に表示される。構図マップ作成部316は、図4のCPU204で実行されるソフトウェア処理のアルゴリズムの一つである。
多重化部314は、映像信号圧縮部304から出力される符号化映像データおよび音声信号圧縮部313から出力される符号化音声データを多重化して出力する。多重化部314は、図4のCPU204で実行されるソフトウェアであってもよいし、圧縮伸張回路212で、ハードウェア処理されるものであってもよい。
記憶部315は、多重化部314から出力された符号化映像データおよび符号化音声データを一時保持または長期保持する。記憶部315は、図4のHDD215、RAM214およびメモリカード218等に相当する。
[1−1−4.雲台の構成]
図6は、雲台500の機能構成を説明する機能構成図である。
雲台500は、通信部600と、駆動制御部601と、パン用駆動部602と、パン用モータ603と、パン用機構部604と、チルト用駆動部605と、チルト用モータ606と、チルト用機構部607とを備える。
通信部600は、ビデオカメラ100の通信部324と接続され、制御信号を受信し、移動量情報を生成する。
駆動制御部601は、通信部600で受信した移動量情報に基づいて、パン用駆動部602およびチルト用駆動部605のそれぞれに対し、移動すべき方向、移動量および移動速度を指示する。駆動制御部601は、CPU、ROMおよびRAMなどが組み合わされたマイクロコンピュータなどから構成される。
パン用駆動部602は、駆動制御部601からの指示信号に基づいて、パン用モータ603の動作を制御する。具体的には、パン用モータ603は、横方向に回動可能なパン用機構部604に取付けられており、パン用モータ603が正負方向に回転することにより、パン用機構部604が左右方向に回動する構成となっている。また、パン用機構部604にはロータリーエンコーダ(RE)604rが設けられており、パン用機構部604の回転角の移動量を検出して、RE604rから駆動制御部601へ検出値が出力される。
同様に、チルト用駆動部605は、駆動制御部601からの指示信号に基づいて、チルト用モータ606の動作を制御する。チルト用モータ606は、縦方向に回動可能なチルト用機構部607に取付けられており、チルト用モータ606が正負方向に回転することにより、チルト用機構部607が上下方向に回動する構成となっている。また、チルト用機構部607にはRE607rが設けられており、チルト用機構部607の回転角の移動量を検出して、RE607rから駆動制御部601へ検出値が出力される。
上記構成により、パン用駆動部602からパン用モータ603に対し、モータの回転方向(正負方向)、回転量および回転速度に関する駆動信号を出力することで、雲台500に取付けられたビデオカメラ100を左右方向(水平方向)に回動させることができる。また、チルト用駆動部605からチルト用モータ606に対し、モータの回転方向(正負方向)、回転量および回転速度に関する駆動信号を出力することにより、雲台500に取付けられたビデオカメラ100を上下方向(鉛直方向)に回動させることができる。
[1−2.動作]
[1−2−1.デフォルトの動作]
図7A、図7Bは、デフォルトの動作を説明するための図である。
図7A、図7Bにおいて、撮影範囲Sはユーザにより設定された領域、中央の一点鎖線の矩形は撮影範囲Sにおいて実際に撮影を行うべき撮影領域を示す。また、各撮影領域に付した番号は撮影領域を撮影する順番を示す。ここで、撮影領域は、ビデオカメラ100が、その領域を撮影するための撮影方向を示す。図7A、図7Bの場合、ビデオカメラ100は11個の撮影方向で撮影できることを示している。
まず、カメラワーク制御部311は、撮影領域1〜11を設定する。図7Aに示すように、撮影領域1は、撮影範囲Sにおける上下左右の中央位置にある領域である。図7Bに示すように、撮影領域2〜11は、撮影範囲S(ここでは、±90°に設定)を上下2段、左右5列の領域に分割し、各領域が少しずつ重なり合うように設定される。カメラワーク制御部311は、撮影領域1〜11の順に撮影されるように、雲台500の移動量情報とレンズ部300のズーム位置を算出する。なお、撮影範囲Sの分割は、図7Bの分割数に限定するものではなく、雲台500の設定可能状態に応じて設定すればよい。
雲台500は、左右方向に最大±180°回動する。左右方向の回動角度は、ビデオカメラ100の外部入力部323によるユーザの指示により、±45°、±90°および±180°の3段階で設定可能である。一方、上下方向には±30°回動する。実施の形態1においては、左右方向の回転角度を±90°、上下方向の回答角度を±30°に設定する。雲台500は、実施の形態1においては、雲台500は、移動量情報に応じて、毎秒1°〜20°の速さの回動と停止の動作を繰り返す。
カメラワーク制御部311は、算出したレンズ部300のズーム位置をレンズ制御部307に送信し、雲台500の移動量情報を駆動制御部601に送信する。レンズ制御部307および駆動制御部601は、それぞれ受信したレンズ位置、移動量情報に従って、レンズ部300、雲台500を制御する。
まず、雲台500は、ビデオカメラ100が撮影領域1を撮影出来る位置に移動した後、停止する。ビデオカメラ100は撮影領域1が撮影できるようなズーム位置にレンズ部300をズームさせ、0.3秒間の撮影を行なう。ビデオカメラ100は、撮影領域1を撮影した映像に特定の対象物があるかを判定する。次に、雲台500は、ビデオカメラ100がズーム位置を調節し、撮影領域2を撮影出来る位置に移動した後停止する。ビデオカメラ100は撮影領域2を0.3秒間撮影する。ビデオカメラ100は撮影領域2を撮影した映像に特定の対象物があるかを判定する。次に、雲台500は、ビデオカメラ100が撮影領域3を撮影出来る位置に移動した後、停止する。ビデオカメラ100はズーム位置を調節し、撮影領域3を0.3秒間撮影する。ビデオカメラ100は、撮影領域3を撮影した映像に特定の対象物が存在するかを判定する。
このように、雲台500は、ビデオカメラ100が次の撮影領域を撮影出来る位置へ移動して停止する、ビデオカメラ100が対象の撮影領域を撮影できるようにズーム制御した後、0.3秒間撮影する、撮影領域を撮影した映像に特定の対象物があるかを判定する、といった一連の動作を全撮影領域に対して順に繰り返す。
撮像システム110は、全ての撮影領域を撮影して、撮影した撮影範囲Sの映像の中に特定の対象物が検出できない場合は、撮影領域1から、再度特定の対象物を検出するまで、上記動作を繰り返す。
なお、ビデオカメラ100の撮影時間は0.3秒に限定するものではないが、実施の形態1においては、撮影時間は、0.3秒間である場合を例にとって以降も説明する。
また、実施の形態1では、雲台500を静止させたときに、撮影しながら特定の対象物(動体)の検出を行なう例について述べたが、雲台500を動かしながら、動体の検出が可能なアルゴリズムを導入することもできる。
[1−2−2.動作モード]
撮影した映像に特定の対象物を検出した場合の撮像システム110の動作について説明する。ビデオカメラ100は、属性情報から、動きに関する情報のみを比較し、撮影方向を決定していく追っかけモード(第1モード)と、動き、人物(顔)および音声などの特定の対象物に関する情報を比較し、撮影方向を決定していくパーティモード(第2モード)を有する。各モードは、ビデオカメラ100の外部入力部323によるユーザの指示により設定可能である。
[1−2−3.追っかけモード]
図8は、撮像システム110の動作の一例を説明する状態遷移図である。図8は、追っかけモード時の動作を説明する状態遷移図である。
ビデオカメラ100が撮影した映像に特定の対象物が検出できない場合、図7A、図7Bで示す各撮影領域に対して、雲台の500の移動と停止、ビデオカメラ100の撮影と対象物の判定のデフォルトの動作(サーチ)を繰り返す(S101、S102)。ビデオカメラ100が0.3秒間の撮影の間に、撮影した映像に動く物体(動体)を検出した場合、ビデオカメラ100の生成部309は、撮影領域のこの期間に撮影した映像の属性情報に動き(動きベクトル)に関する情報を追加する。
比較部310は、生成部309で生成された動きに関する情報を含む属性情報と、この期間よりも前に撮影された際に生成された属性情報とを比較する。比較部310は、まえの期間における撮影では、動体は検出されなかったが、今回の撮影では動体を検出したことから、この撮影領域には特定の対象物が存在するようになったと判定する。この場合、比較部310は、現在の撮影領域に、動体が検出されなかった他の撮影領域よりも高い優先順位を付与する。
比較部310は例えば、図9A、図9Bに示す優先順位の情報を作成、更新し、カメラワーク制御部311に渡す。
図9A、図9Bは、撮影領域の優先順位の情報の一例を示す。
図9A、図9Bにおいては、各撮影領域に付与された優先順位は数字が小さいほど優先順位が高いことを示す。図9Aは各撮影領域の優先順位が等しいことを示す。この場合、撮像システム110はデフォルトの動作を行う。図9Bは、撮影領域3、撮影領域2、それ以外の撮影領域の順に優先順位が付与されている。
カメラワーク制御部311は、比較部310で付与された撮影領域の優先順位の情報と、動きベクトルの方向とに基づいて、動体が撮影している領域の中央に位置するように(センタリング)、雲台500および/またはレンズ制御部307を制御する(S103)。具体的には、カメラワーク制御部311は、動体を追いかける方向へ雲台500の移動量を指示すると共に、動体が撮影領域の中央で大きく撮影されるようにレンズ制御部307へズームインを指示する。
雲台500が指示した撮影方向で停止したところで、ビデオカメラ100は、0.3秒間の撮影を行なう(S104)。撮像システム110は、撮影の間に動体が移動する場合は、動体のセンタリングと撮影の動作を繰り返す(S103、S104)。撮像システム110は、撮影の間に動体が移動して見失ってしまった場合は、ズームアウト(S105)して動体を探す(S106)。動体が検出できない場合は、比較部310で付与された撮影領域の優先順位に基づいて、次に優先順位の高い撮影領域へ移動する(MAPサーチ、S107)。比較部310は、撮影領域で動体が検出されなかった場合、対象の撮影領域の優先順位を下げる。
撮像システム110は、上記動作を繰り返し、いずれの撮影領域も等しい優先順位となったときには、デフォルトの動作に戻り(S108)、新たに動体を検出するまでデフォルトの動作を繰り返す(S101、S102)。
[1−2−4.パーティーモード]
図10は、撮像システム110の動作の他の例を説明する状態遷移図である。図10は、パーティーモードが設定されているときの状態遷移図を示す。
上述のように、撮像システム110は、特定の対象物が検出できない場合、デフォルトの動作を繰り返している(S201、S202)。
ビデオカメラ100が、0.3秒間の撮影の間に、動く物体(動体)を検出した場合、生成部309は、この期間の映像の属性情報に動き(動きベクトル)に関する情報を追加する。
比較部310は、生成部309で生成された期間の動きに関する情報を含む属性情報と、この期間よりも前の期間に撮影された際に生成された属性情報とを比較して、この撮影領域に動体が存在することを検出し、高い優先順位を付与する。カメラワーク制御部311は、比較部310で付与された撮影領域の優先順位の情報と、動きベクトルの方向とに基づいて、雲台500および/またはレンズ制御部307へセンタリングを指示する(S203)。
雲台500が指示した位置で停止したところで、ビデオカメラ100は、0.3秒間の撮影を行なう(S204)。撮像システム110は、撮影の間に動体が移動する場合は、動体のセンタリングと撮影の動作を繰り返す(S203、S204)。撮影の間に動体が移動して見失ってしまった場合は、追っかけモードと同様に、ズームアウト(S205、S206)、MAPサーチ(S207、S208)、デフォルトの動作(S201、S202)の順に、動作が遷移する。
ここで、撮影の間に、音声を検出した場合、生成部309は、この期間の映像の属性情報として音声に関する情報を追加する。同時に、比較部310は音声に関する情報を含む属性情報を有する撮影領域に、最も高い優先順位を付与する。カメラワーク制御部311は、比較部310で付与された撮影領域の優先順位と、マイク部322(ステレオマイク217)からの音声の方向とに基づいて、音源を追いかける方向へ雲台500の移動量を指示する(S209)。雲台500が指示した位置で停止すると、ビデオカメラ100は、0.3秒間の撮影を行なう(S210)。
[1−3.まとめ]
実施の形態1の撮像システム110は、比較部310が、撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較し、比較結果に基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定する。カメラワーク制御部311は、優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて撮像部301と雲台500の動作を制御する。
これにより、雲台500は、決定した撮影方向で撮影できる位置にビデオカメラ100を移動させ、ビデオカメラ100は、特定の対象物が撮影領域内に存在するように撮像部301を制御する。
従って、優先順位の高い特定の対象物を重点的に撮影することが可能となる。
また、比較部310は、動きに関する情報を比較する第1のモードと、動きに関する情報、顔に関する情報および音声に関する情報を比較する第2のモードを有する。
これにより、ペットのように動きに着目する特定の対象物と、人物のように、動き、顔、声に着目する特定の対象物と対象物の特徴に応じた自動撮影が可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、撮影した映像信号から、撮影範囲内に存在する特定の対象物の位置を示す構図マップを生成する撮像装置について説明する。
以下、図11〜14を用いて、実施の形態2を説明する。
[2−2.固定動体の特定]
特定の対象物として動体に注目して撮影を行ないたい場合、従来のビデオカメラでは、カーテン、扇風機あるいはテレビに表示される映像といったものも動体として認識されてしまう。そこで、ビデオカメラ100は、特定の動きを繰り返す動体、あるいは、大きな移動を行なわない動体を固定動体と特定し、特定の対象物として注目すべき対象から除外する処理を行なう。
具体的には、比較部310は、属性情報に基づいて、動きベクトルに関する情報を抽出する。加えて、時間単位で分類された属性情報に基づいて、特定の動きを繰り返している動体および撮影領域を超えるような大きな移動を行なわない動体が存在する場所を特定する。比較部310は、特定された場所にある動体は固定動体であると判断し、特定の対象物がない撮影領域と同等のレベルまで、優先順位を下げる。
これにより、撮影した映像に、例えば、揺れるカーテンが延々と映っている状態を回避することができる。
[2−2.構図マップの生成]
構図マップ作成部316は、撮像部301により撮影された各撮影領域の映像の属性情報と、撮影された時刻とから、現在から所定の期間(例えば、1分)以内の映像の属性情報を参照し、撮影範囲内に存在する特定の対象物の存在を検出し、構図マップを作成する。
図11は、表示部318(ディスプレイ209)に表示された映像信号の一例を示す図である。図11に示すように、撮影範囲Sの中に、眠っているネコ1001(動物)、起きているネコ1002(動体、動物)およびカーテン1003(動体)などの特定の対象物が存在する。
図12A、図12Bは、実施の形態2における動作を説明するための模式図である。図12A、図12Bにおいて、撮影範囲Sはユーザにより設定された領域、一点鎖線の矩形で示す撮影領域は撮影範囲Sにおいて実際に撮影を行うべき領域を示す。また、撮影領域に付した番号は撮影の順番を示す。
実施の形態2では、実施の形態1と同様に、図12B示すように、撮影範囲Sを上下2段、左右5列の撮影領域に分割し、各撮影領域を少しずつ重なり合わせて撮影する。また、撮影は図12A、図12Bに示すように、まず中央位置の撮影領域1を撮影し、撮影領域2から番号順に撮影する。構図マップ作成には撮影領域2〜10で撮影された映像を用いる。
図12A、図12Bに示すように、撮影範囲Sに眠っているネコ1001、起きているネコ1002およびカーテン1103などの特定の対象物がある場合、生成部309は、撮影領域3、4、5および10で撮影された映像に、人物(動物)や動きベクトルなどの情報を生成し、属性情報に追加する。
図13A、図13Bは、実施の形態2における構図マップの一例を説明する図である。図13A、図13Bは、説明のために図12Bにおける10個の撮影領域と各撮影領域に付与された番号を示す。
以下、図13Aを用いて構図マップの生成について説明する。
構図マップ400は撮影範囲Sに相当する。構図マップ作成部316は、撮影領域10の映像の属性情報より、右下に動物が存在することを検出すると、構図マップ400の撮影領域10に相当する領域の右下の位置に、特定の対象物が存在することを示す矩形を配置する。また、構図マップ作成部316は、撮影領域3の映像の属性情報より、撮影領域3の右下に動きのある動物が存在することを検出し、構図マップ400の撮影領域3に相当する領域の右下に特定の対象物(動体)が存在することを示す一点鎖線の矩形を配置する。さらに、構図マップ作成部316は、撮影領域4および撮影領域5の映像の属性情報より、撮影領域4および撮影領域5の右端に動きがある物体を検出し、構図マップ400中の撮影領域4、5の相当する位置に特定の対象物(動体)が存在することを示す鎖線の矩形を配置する。
また、構図マップ作成部316は、時間単位で分類された属性情報から、撮影領域4および撮影領域5の右端に存在する動きのある物体は、カーテン、扇風機あるいはテレビといった特定の領域に固定された固定動体であると判断する。構図マップ作成部316は、撮影領域4および撮影領域5に配置していた動体を削除し、固定動体として、例えば、図13Bに示すように、点線の矩形を配置する。
作成された構図マップは、一時的に記憶部315に記憶され、撮影中の映像に重畳されて表示部318に表示される。
[2−2.構図マップの表示]
図14は、実施の形態2における表示部318(ディスプレイ209)に表示される構図マップの一例を示す模式図である。
構図マップ400は、撮影中の映像を可及的に遮らないように、表示部318の上部に表示される。構図マップ400の左右方向は、撮影範囲Sの左右方向に相当する。従って、構図マップ400の左右方向のサイズは、表示部318の左右方向に対し、所定のマージ幅をおいた大きさを常に有しているが、相当する撮影範囲Sの角度は、ユーザの設定により、±45°、±90°および±180°のいずれかとなっている。一方、構図マップ400の上下方向は撮影範囲Sの上下方向の角度30°に相当し、表示部318の表示領域の上側に、たとえば、10%〜20%の大きさで表示される。
構図マップ400中の、点線の矩形401は特定の対象物が存在することを、また、一点鎖線の矩形402は動体が存在すること、矩形403、矩形404は固定動体が存在することを表している。
なお、構図マップ400の矩形は、線種違いではなく、例えば、形状や色を異ならせて、特定の対象物の違いが表示されるようにしてもよい。
[2−3.構図マップの更新]
表示部318に表示される構図マップに過去の情報が蓄積されると、構図マップが見づらくなってしまうほか、陳腐化した情報が表示されることになってしまう。そこで、撮像システム110は、構図マップから、所定の時間(例えば、1〜3分間)経過した動体、人物(動物)および音声などに関する情報の信頼度を時間と共に徐々に下げる。たとえば、撮像システム110は、15秒ごとに、情報の信頼度を10%ずつ下げる。
具体的には、構図マップ作成部316は、時間単位で分類された属性情報に基づいて、所定の時間経過した属性情報を抽出し、構図マップから削除すべき情報(矩形)を特定し、削除する。同様に、比較部310は、時間単位で分類された属性情報に基づいて、所定の時間、動体が存在することを含む属性情報が更新されていない撮影領域を特定し、この撮影領域に高い優先順位を付与する。
これにより、構図マップには、陳腐化した過去の情報は削除された、比較的新しい情報のみが表示される。また、特定の対象物を見失い、サーチ動作に入るときなどに、いずれの領域からサーチを行なうべきかの優先順位も明確になる。
[2−4.撮影動作]
カメラワーク制御部311は、比較部の比較結果と構図マップ作成部が作成した構図マップに基づいて、各撮影方向の優先順位を決定する。
図13Bの構図マップは、撮影領域3に特定の対象物(動体)を示す属性情報、撮影領域10に特定の対象物を示す属性情報、撮影領域4,5に固定動体を示す属性情報を含んでいる。まず、カメラワーク制御部311は、構図マップより、起きているネコ1002(動体)が存在する撮影領域3を最も高い優先順位とする。次に、カメラワーク制御部311は、眠っているネコ1001が存在する撮影領域10を、撮影領域3の次の優先順位とする。カメラワーク制御部311は、撮影領域3と撮影領域10以外の領域は、比較部310が決定した優先順位とする。
カメラワーク制御部311は決定した優先順位の順番の撮影方向で撮影出来るよう、レンズ制御部307の動作に関する情報や雲台500のパン方向への移動量およびチルト方向への移動量に関する移動量情報を生成し、各々レンズ制御部307、雲台500へ出力する。
[2−5.まとめ]
実施の形態2における構図マップ作成部316は、所定の期間内に撮像部301が撮影範囲Sを所定時間撮影した映像の属性情報より、撮影範囲S内に存在する特定の対象物を検出し、特定対象物の位置を示す構図マップを生成する。さらに、比較部310は、異なる期間の属性情報を比較して、特定の動きを繰り返している所定の対象物および撮影方向を超えるような大きな移動を行わない所定の対象物を抽出し、抽出した所定の対象物が存在する撮影方向の優先順位を、所定の対象物が存在しない撮影方向の優先順位と同等とする。
これにより、特定の動きを繰り返す動体、あるいは、大きな移動を行なわない動体を固定動体と特定し、特定の対象物として注目すべき対象から除外することができる。
従って、特定の対象物を見失い、サーチ動作に入るときなどに、いずれの領域からサーチを行なうべきかの優先順位が明確になる。
また、表示部318は、構図マップ作成部316が作成した構図マップを、撮像部301が撮影している映像に重畳表示する。
これにより、現在、撮像部301が撮像している映像が、撮影範囲S内のどこを撮影しているか、撮影範囲S内に撮影対象となる特定の対象物の存在と、その位置を明示的に認識することが可能となる。
従って、優先順位の高い特定の対象物を重点的に撮影することが可能となる。
また、映像情報は、撮影した映像と属性情報とから構成される。また、映像情報は、特定の時間毎のレイヤー構造と属性情報単位のレイヤー構造とを有する。
(その他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1および2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
なお、本開示においては、映像が動画像である場合を中心に説明したが、これに限定されるものではなく、マイクなどを搭載した静止画を撮影するカメラであってもよい。
また、雲台の移動において、ヒステリシスを無視して説明したが、実際の駆動部分には遊び部分があるので、この遊び部分を考慮して制御するとよい。
また、撮像装置として、ビデオカメラを例に取って説明したが、撮像装置としては、スマートフォン、監視カメラ、デジタルスチルカメラなど、映像または静止画の撮影および表示ができる機能を有する電子機器であればよい。本開示において、撮像装置は駆動装置と接続されていたが、撮像装置単体においても、本開示は適用できる。
また、本開示においては、属性情報の比較結果と、構図マップに含まれる属性の優先順位に基づいて、撮影方向を決定するとしたが、次の撮影方向の決定に限定するものではない。例えば、構図マップに含まれる属性情報の優先順位に基づいて、ある画像よりその一部を切り出す際の切り出し範囲を決定するとしてもよい。また、ある画像の一部の合焦(フォーカス)領域や追尾領域を決定するとしてもよい。
また、撮影対象となる人の顔、人物、動物や車両などの動体、または、それらを含む矩形領域を決定するとしてもよい。
また、所定の対象物を建築物や一般の物体とし、それらの属性情報を追加することで、固定の場所、物体を監視する監視カメラなどに適用することができる。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲、またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、多くの人が集まる会合などでの撮影や防犯(見守り)カメラ等の撮像システムに有用である。
100 ビデオカメラ
110 撮像システム
200 レンズ群
201 撮像素子
202 映像ADC
203 映像信号変換回路
204 CPU
205 クロック
206 レンズ制御モジュール
206a レンズ制御用モータ
206b レンズ位置センサ
207 姿勢検出センサ
207a 加速度センサ
207b 角速度センサ
207c 仰角・俯角センサ
208 入力ボタン
209 ディスプレイ
210 スピーカー
211 出力I/F
212 圧縮伸張回路
213 ROM
214 RAM
215 HDD
216 音声ADC
217 ステレオマイク
300 レンズ部
301 撮像部
302 映像AD変換部
303 映像信号処理部
304 映像信号圧縮部
305 撮像制御部
306 映像解析部
307 レンズ制御部
307a ズーム制御部
307b フォーカス制御部
307c 手振れ補正制御部
308 姿勢検出部
308a 加速度センサ
308b 角速度センサ
308c 仰角・俯角センサ
309 生成部
310 比較部
311 カメラワーク制御部
312 音声解析部
313 音声信号圧縮部
314 多重化部
315 記憶部
316 構図マップ作成部
317 映像信号伸張部
318 表示部
319 音声信号伸張部
320 音声出力部
321 音声AD変換部
322 マイク部
323 外部入力部
324 通信部
400 構図マップ
401,402,403,404 矩形
500 雲台
501 装着部
502 ピン
600 通信部
601 駆動制御部
602 パン用駆動部
603 パン用モータ
604 パン用機構部
604r RE
605 チルト用駆動部
606 チルト用モータ
607 チルト用機構部
607r RE
本開示は、撮影された映像の内容に基づいて撮影方向を決定する撮像装置、撮像システムおよび撮像方法に関する。
従来、カメラと雲台とを備えた撮像システムにおいて、自動的に構図を判定し、パン・チルト・ズームの調整を行なう撮像システムが知られている。
この撮像システムにおいて、何らかの不具合を生じた場合の構図の探索手法などについても、例えば、所定の時間経過後に撮影を行なうなど提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2011−030160号公報
本開示の撮像システムは、駆動装置と、駆動装置に接続され、駆動装置の動作を制御する撮像装置とを備える。撮像装置は、撮像部と、複数の撮影方向を撮像部で撮影することで所定の撮影範囲を撮影し、撮像部で撮影した映像に関する属性情報を所定の映像単位毎に生成する生成部と、所定の期間内に複数の撮影方向で撮影した映像の属性情報より、所定の撮影範囲に存在する所定の対象物を抽出し、抽出した対象物の位置を示す構図マップを作成する構図マップ作成部と、撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較した比較結果と、構図マップに含まれる属性情報とに基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定する比較部と、優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて撮像部と駆動装置の動作を制御する制御部と、を備える。
この構成により、優先順位の高い撮影方向(撮影領域)を重点的に撮影することができる撮像システムを提供することができる。
図1は、実施の形態1における映像撮像システムの外観斜視図である。 図2は、本実施の形態1における雲台の外観斜視図である。 図3は、実施の形態1におけるビデオカメラの外観斜視図である。 図4は、実施の形態1におけるビデオカメラ内部のハードウェア構成を示した概略図である。 図5は、実施の形態1における本開示にかかるビデオカメラの機能構成について示した機能構成図である。 図6は、実施の形態1における雲台の機能構成について示した機能構成図である。 図7Aは、実施の形態1における映像撮像システムのデフォルトの動作を説明する図である。 図7Bは、実施の形態1における映像撮像システムのデフォルトの動作を説明する図である。 図8は、実施の形態1における映像撮像システムの動作の一例を説明する状態遷移図である。 図9Aは、実施の形態1における撮影領域の優先順位の情報の一例を示す図である。 図9Bは、実施の形態1における撮影領域の優先順位の情報の一例を示す図である。 図10は、実施の形態1における映像撮像システムの動作の他の例を説明する状態遷移図である。 図11は、実施の形態2における表示部に表示された映像信号の一例を示す図である。 図12Aは、実施の形態2における撮影動作を説明するための図である。 図12Bは、実施の形態2における撮影動作を説明するための図である。 図13Aは、実施の形態2における構図マップの一例を説明する模式図である。 図13Bは、実施の形態2における構図マップの一例を説明する模式図である。 図14は、実施の形態2における表示部に表示された構図マップの表示例を示す図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜9を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
[1−1−1.映像撮像システムの構成]
図1は、実施の形態1にかかる撮像システム110の外観斜視図である。図2は、雲台500の外観斜視図である。図3は、ビデオカメラ100の外観斜視図である。
図1に示すように、撮像システム110は、雲台500と雲台500の天面に設けられたビデオカメラ100で構成される。ビデオカメラ100と雲台500とは、USBケーブルによって接続されている。雲台500の動作はビデオカメラ100よって制御される。実施の形態1では、駆動装置の一例として雲台500を、撮像装置の一例としてビデオカメラ100を、それぞれ説明する。
図2に示すように、雲台500の天面には、ビデオカメラ100を装着する装着部501が設けられている。装着部501は、ピン502をビデオカメラ100の底面に設けられた位置決めピン用の穴(不図示)に嵌入させ、上部から押圧をかけることによって、バネ式の天面の一部が押し下がる。このとき、雲台500の内部に設けられツメに、天面の一部と共にビデオカメラ100が係止されることにより、ビデオカメラ100は傾斜した状態(約3°上向き)で固定される。
図3に示すように、ビデオカメラ100は、映像を撮影する撮像部301(不図示)と、撮像部301により撮影された映像を表示する表示部318と、グリップベルト101と、バッテリ102などを有する。撮像部301は、レンズ部300から入射した光を映像信号に変換するC−MOSセンサ(不図示)などから構成される。表示部318は、タッチパネル式の液晶ディスプレイから構成される。
[1−1−2.撮像装置のハードウェア構成]
図4は、ビデオカメラ100内部のハードウェア構成の概略図である。
ビデオカメラ100は、レンズ群200と、撮像素子201と、映像ADC(Analog to Digital Converter)202と、映像信号変換回路203と、CPU(Central Processing Unit)204と、クロック205と、レンズ制御モジュール206と、姿勢検出センサ207と、入力ボタン208と、ディスプレイ209と、スピーカー210と、出力I/F(Interface)211と、圧縮伸張回路212と、ROM(Read Only Memory)213と、RAM(Randam Access Memory)214と、HDD(Hard Disk Drive)215と、音声ADC(Analo to Digital Converter)216と、ステレオマイク217とを備える。
レンズ群200は、撮像素子201上で被写体像を形成するために、被写体から入射する光を調整する。具体的には、レンズ群200は、焦点距離およびズーム(映像の拡大倍率)を、様々な特性を持つ複数のレンズ間の距離を変化させることで調整する。これらの調整は、ビデオカメラ100の撮影者が手動で調整するものでも、後述するレンズ制御モジュール206を通じてCPU204等からの制御により自動的に調整するものであってもよい。
撮像素子201は、レンズ群200を通して入射する光を電気信号に変換する。撮像素子201には、CCD(Charge Coupled Device)あるいはC−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを利用することが可能である。
映像ADC202は、撮像素子201から出力されたアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換する。映像ADC202で変換されたデジタル信号は、映像信号変換回路203へ出力される。
映像信号変換回路203は、映像ADC202が出力するデジタル信号を、NTSC(National Television System Committee)またはPAL(Phase Alternating Line)と言った所定の方式の映像信号(映像信号)に変換する。
CPU204は、ビデオカメラ100全体を制御する。制御の種類としては、例えば、レンズ制御モジュール206を介して上述のレンズの焦点距離およびズームの制御を行うことで、撮像素子201への入射光を制御するレンズ制御がある。また、入力ボタン208および姿勢検出センサ207等からの外部入力に対する入力制御、あるいは、圧縮伸張回路212の動作制御等がある。CPU204は、これらの制御アルゴリズムをソフトウェア等で実行する。
クロック205は、ビデオカメラ100内で動作するCPU204等の回路に、処理動作の基準となるクロック信号を出力する。なお、クロック205は、利用する集積回路及び扱うデータによって、単一または複数のクロックを用いることも可能である。また、ひとつの発振子のクロック信号を任意の倍数に乗じて使用してもよい。
レンズ制御モジュール206は、レンズ群200の状態を検出し、CPU204からの制御に基づいて、レンズ群200に含まれる各レンズを動作させる。レンズ制御モジュール206は、レンズ制御用モータ206aと、レンズ位置センサ206bとを備える。
レンズ制御用モータ206aは、CPU204から送信された制御信号に基づいて、レンズを駆動させるモータである。この結果、レンズ群200の複数のレンズ間の相対的な位置関係が変更され、レンズの焦点距離、およびズームを調整することができる。これにより、レンズ群200を通過した入射光は、撮像素子201上で、目的とする被写体像を結ぶ。
レンズ位置センサ206bは、レンズ群200を構成する複数のレンズ間の距離または位置関係等を検出する。レンズ位置センサ206bが検出した複数のレンズ間の位置情報等は、CPU204に送信される。CPU204は、レンズ位置センサ206bからの情報、および撮像素子201等の他の構成要素からの情報に基づいて、複数のレンズを適正に配置させるための制御信号を、レンズ制御用モータ206aに送信する。
なお、CPU204は、上記以外にも、ビデオカメラ100で映像撮影時の手振れをレンズ位置センサ206bおよび後述する姿勢検出センサ207等で検出し、レンズ制御用モータ206aを駆動する制御を行ってもよい。これにより、CPU204は、手振れ防止の動作を、レンズ制御モジュール206を介して実行させることも可能である。
姿勢検出センサ207は、ビデオカメラ100の姿勢の状態を検出する。姿勢検出センサ207は、加速度センサ207aと、角速度センサ207bと、仰角・俯角センサ207cとを備える。これらの各種センサにより、CPU204は、ビデオカメラ100がどのような状態で撮影を行っているかを検出する。なお、これらのセンサは、好ましくはビデオカメラ100の姿勢を詳細に検出するために、3軸方向(垂直方向、水平方向等)についてそれぞれ検出できることが望ましい。
入力ボタン208は、ビデオカメラ100の撮影者が使用する入力インタフェースの一つである。入力ボタン208により、撮影者が撮影の開始または終了、ビデオ撮影中の映像にマーキングを挿入する等、各種要求をビデオカメラ100に伝えることが可能となる。また、後述するディスプレイ209がタッチパネルとなっており、入力ボタン208の一部を構成してもよい。
ディスプレイ209は、撮影者がビデオカメラ100の撮影時に映像を見るため、あるいは、記憶された映像を見るため等に設けられている。ディスプレイ209により、撮影者は、撮影した映像をその場で確認することが可能となる。また、上記以外にも、ビデオカメラ100の各種情報を表示することで、撮影情報および機器情報等のより詳細な情報を撮影者に伝えることが可能となる。
スピーカー210は、撮影した映像を再生する際の音声出力に使用される。それ以外にも、スピーカー210は、ビデオカメラ100が出力する警告を音で撮影者へ伝えることも可能である。
出力I/F211は、ビデオカメラ100が撮影した映像を外部機器へ出力したり、後述する雲台500の動作を制御する制御信号を出力したりするために用いられる。具体的には、出力I/F211は、外部機器とケーブルで接続する場合のケーブルインタフェース、および撮影した映像を可搬可能なメモリカード218に記録する場合のメモリカードインタフェース等である。出力I/F211を介して撮影した映像を出力することにより、撮影した映像をビデオカメラ100に備え付けのディスプレイ209よりも大きな外部のディスプレイを用いて視聴等することが可能となる。
圧縮伸張回路212は、撮影した映像および音声を、所定のデジタルデータ形式(符号化処理)にする。具体的には、圧縮伸張回路212は、撮影した映像データおよび音声データに対して、MPEG(Moving Picture Expoerts Group)またはH.264等の符号化処理を行い、所定のデータ方式に変換(圧縮)する。また、圧縮伸張回路212は、撮影したデータの再生時に、所定のデータ形式の映像データを伸張して、ディスプレイ209等に表示するデータ処理を行う。なお、圧縮伸張回路212は、静止画像についても、映像と同様に、圧縮伸張する機能を備えるものであっても良い。
ROM213は、CPU204が処理するソフトウェアのプログラムおよびプログラムを動作させるための各種データを記憶する。
RAM214は、CPU204が処理するソフトウェアのプログラム実行時に使用するメモリ領域等として使用される。また、圧縮伸張回路212と共用でこのRAM214を使用してもよい。
HDD215は、圧縮伸張回路212が符号化した映像データおよび静止画像データを蓄積等する目的で利用される。なお、記憶されるデータは、上記以外にも、後述する再生情報のデータ等を記憶することも可能である。また、本説明では、記憶媒体としてHDD215を代表の記憶媒体として説明しているが、これ以外にも半導体記憶素子を用いるものであっても良い。
音声ADC216は、ステレオマイク217から入力される音声を、アナログ電気信号からデジタル電気信号に変換処理する。
ステレオマイク217は、ビデオカメラ100外部の音声を電気信号に変換して出力する。
なお、上記の通り、ビデオカメラ100のハードウェア構成を示したが、本発明では上記の構成に限定されるものではない。例えば、映像ADC202及び映像信号変換回路203等を単一の集積回路として実現することも可能であるし、CPU204が実行するソフトウェアプログラムの一部を別途、FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いてハードウェアとして実現することも可能である。
[1−1−3.撮像装置の機能構成]
図5は、ビデオカメラ100の機能構成を説明する詳細な機能構成図である。
ビデオカメラ100は、レンズ部300と、撮像部301と、映像AD変換部302と、映像信号処理部303と、映像信号圧縮部304と、撮像制御部305と、映像解析部306と、レンズ制御部307と、姿勢検出部308と、生成部309と、比較部310と、カメラワーク制御部311と、音声解析部312と、音声信号圧縮部313と、多重化部314と、記憶部315と、構図マップ作成部316と、映像信号伸張部317と、表示部318と、音声信号伸張部319と、音声出力部320と、音声AD変換部321と、マイク部322と、外部入力部323と、通信部324とを備える。実施の形態1では、制御部の一例としてカメラワーク制御部311を説明する。
レンズ部300は、被写体から入射した光の焦点距離およびズーム倍率(映像の拡大倍率)等を調整する。これらはレンズ制御部307からの制御により行われる。レンズ部300は、図4のレンズ群200に相当する。
撮像部301は、レンズ部300を透過した光を電気信号に変換する。撮像部301は、撮像制御部305の制御により、撮像素子上の任意の範囲のデータを出力する。また映像データ以外にも、3原色点の色度空間情報、白色の座標および3原色のうち少なくとも2つのゲイン情報、色温度情報、Δuv(デルタuv)、および、3原色または輝度信号のガンマ情報等の情報も出力することが可能である。これらの情報は、生成部309へ出力される。撮像部301は、図4の撮像素子201に相当する。
映像AD変換部302は、撮像部301からの電気信号を、所定の処理内容にしたがってアナログの電気信号からデジタルの電気信号に変換する。映像AD変換部302は、図4の映像ADC202に相当する。
映像信号処理部303は、映像AD変換部302から出力されたデジタル信号を、所定の映像信号フォーマットに変換する。例えば、NTSCで規定された水平線の数、走査線の数およびフレームレートに準拠した映像信号に変換する。映像信号処理部303は、図4の映像信号変換回路203に相当する。
映像信号圧縮部304は、映像信号処理部303によって処理されたデジタル信号に対して所定の符号化変換を行い、データ量を圧縮等する。具体的には、MPEG2、MPEG4、H.264等の符号化方式がある。映像信号圧縮部304は、図4の圧縮伸張回路212の圧縮機能に相当する。
撮像制御部305は、撮像部301の動作を制御する。具体的には、撮像制御部305は、撮像部301に対して、撮影時の露出量、撮影速度および感度等を制御する。また、これらの制御情報は、生成部309へも併せて出力される。撮像制御部305は、図4のCPU204で処理される制御アルゴリズムの一つによって実現される。
映像解析部306は、撮影された映像信号から映像の特徴を抽出する。映像解析部306は、映像に含まれる輝度情報や色情報(例えば、映像の1画面を横32、縦18の合計576個のブロックに分割し、各ブロックに含まれる色や輝度の分布を算出する)、動きベクトル、ホワイトバランス、さらに映像に人物の顔が含まれている場合には、当該人物の顔検出を行う等、映像信号を解析することで、映像の特徴を抽出する。また、動きベクトルは、複数フレーム間での特徴量の差分を算出することで実現可能である。また、顔検出は、顔の特徴を表す特徴量の学習により、特徴量のパターンマッチング等により実現可能である。映像解析部306は、図4のCPU204でソフトウェア処理されるアルゴリズムの一つによって実現される。
レンズ制御部307は、レンズ部300の動作を制御する。レンズ制御部307は、後述するカメラワーク制御部311からの制御信号に応じて、レンズ部300のズーム、フォーカスなどを制御する。レンズ制御部307は、ズーム制御部307a、フォーカス制御部307b、及び手振れ補正制御部307c等を備える。
ズーム制御部307aは、レンズ部300のズームレンズを制御することで、被写体からの入射光を所望の拡大倍率にして撮像部301に入力させる。フォーカス制御部307bは、レンズ部300のフォーカスレンズを制御することで、被写体と撮像部301との焦点距離を設定する。手振れ補正制御部307cは、映像等の撮影時の該装置の揺れを抑制する。レンズ制御部307は、レンズ部300を制御するとともに、これらの制御情報を生成部309へ出力する。レンズ制御部307は、図4のレンズ制御モジュール206に相当する。
姿勢検出部308は、ビデオカメラ100の加速度、角速度、及び仰角・俯角等を検出する。姿勢検出部308は、加速度センサ308a、角速度センサ308b、及び仰角・俯角センサ308cを備える。これらのセンサは、ビデオカメラ100の姿勢及びその変化状況を検出する目的等に用いられる。加速度及び角速度については、垂直・水平(2方向)の3方向について検出できることが望ましい。姿勢検出部308は、図4の姿勢検出センサ207に相当する。
マイク部322は、周囲の音を電気信号に変換して音声信号として出力する。マイク部322は、図4のステレオマイク217に相当する。
音声AD変換部321は、マイク部322から入力されたアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換する。音声AD変換部321は、図4の音声ADC216に相当する。
音声解析部312は、デジタルの電気信号に変換された音声データから特徴のある音を抽出する。ここで特徴のある音とは、例えば、撮影者の声、特定の単語の発音、歓声、及び銃声等がある。これらの音は、これらの音(音声)が持つ特有の周波数を予め登録しておき、それとの比較結果で判別する方法等を用いることで、抽出が可能である。また、上記以外にも、音声解析部312は、マイク部322が捕捉した音の入力レベル等の特徴も検出する。音声解析部312は、図4のCPU204でソフトウェア処理されるアルゴリズムの一つによって実現される。
音声信号圧縮部313は、音声AD変換部321から出力された音声データを、所定の符号化アルゴリズムで変換する。符号化には、MP3(MPEG Audio Layer−3)及びAAC(Advanced Audio Coding)等の方法がある。音声信号圧縮部313は、図4の圧縮伸張回路212の圧縮機能の一つによって実現される。
外部入力部323は、映像撮影時に外部から受信した各種の情報、例えば、撮影者によるボタン入力、または外部から通信経由で受信した撮影インデックス情報等を出力する。なお、撮影インデックス情報とは、例えば、映画撮影時における撮影場面を識別する番号または撮影回数を示す番号等、それぞれの撮影を識別するために用いられる識別番号などである。外部入力部323は、図4の入力ボタン208等に相当する。
生成部309は、所定の映像単位(例えば、1フレーム)映像並びに静止画像の撮影時における撮影情報、外部入力情報およびその他の情報を属性情報として生成する。生成部309は、属性情報を撮影時の時間単位に分類している。
撮影情報は、主に、撮像制御部305から出力される撮影時の露出量、撮影速度および感度等に関する制御情報と、レンズ制御部307から出力される撮影時のズーム、フォーカスおよび手振れ補正等の状態に関する情報と、姿勢検出部308から出力される撮影時の姿勢およびその変化等に関する情報とから構成される。外部入力情報は、撮影者によるボタン入力の情報や映像シーンを特徴づける情報等である。
その他の情報は、主に、映像解析部306から出力される輝度分布、色分布、動きベクトル、ホワイトバランスおよび人物の顔等の映像の特徴に関する情報である。
属性情報に含まれる情報の一例として以下のような情報がある。
・ 焦点距離
・ ズーム倍率
・ 露出
・ 撮影速度(フレームレート、シャッタースピード)
・ 感度
・ 3原色点の色空間情報
・ ホワイトバランス
・ 3原色のうち少なくとも2つのゲイン情報
・ 色温度情報
・ Δuv(デルタuv)
・ 3原色または輝度信号のガンマ情報
・ 色分布
・ 動きベクトル
・ 人物(顔認識、顔による個人認証、人認識、歩き方やしぐさから個人の歩容認証)
・ カメラ姿勢(加速度、角速度、仰角・俯角、方位、GPSによる測位値等)
・ 撮影時刻(撮影開始時刻、終了時刻)
・ 撮影インデックス情報(たとえば、カメラの撮影モードのセットアップ値)
・ ユーザ入力
・ フレームレート
・ サンプリング周波数
・ 構図の変化量
属性情報には、上記の情報から算出した映像シーンを特徴づける情報(撮影時の各種情報を組み合わせ、それらを分析等することで得られる情報)も含まれる。例えば、カメラ姿勢(加速度、角速度、仰角・俯角等)の情報からビデオカメラ100の撮影時におけるパン、チルト等のカメラワークの情報を得ることが可能となる。また、焦点距離およびズーム倍率の情報は、そのままでも属性情報として用いることが可能である。生成部309は、撮影時の各種情報からシーン評価に有用な情報を抽出、あるいは算出等して、特定の時刻における顔や人物の位置情報、動体の位置情報、音の位置情報などの属性情報を生成する。
比較部310は、各撮影方向において、異なる期間に生成部309で生成された属性情報を比較する。そして、その比較結果に基づいて、各撮影方向の優先順位を評価し、撮影における優先順位を決定する。
カメラワーク制御部311は、比較部310で順位づけされた撮影方向の優先順位の情報から、撮影方向を決定し、決定した撮影方向でビデオカメラ100が撮影出来るように、レンズ部300の動作に関する情報や雲台500のパン方向への移動量およびチルト方向への移動量に関する移動量情報を生成する。カメラワーク制御部311の具体的な動作については後述する。
生成部309、比較部310およびカメラワーク制御部311は、図4のCPU204でソフトウェア処理されるアルゴリズムの一つである。
通信部324は、カメラワーク制御部311で生成された移動量情報を制御信号として雲台500へ出力する。通信部324は、図4の出力I/F211に相当する。
構図マップ作成部316は、撮影した映像と生成部309で生成された属性情報等に基づいて、撮影範囲における特定の対象物(顔、人物、動体の動き、および、音など)の位置を示すマップを作成する。具体的な作成方法等については後述する。作成したマップは、一時的に記憶部315に記憶され、表示部318に表示される。構図マップ作成部316は、図4のCPU204で実行されるソフトウェア処理のアルゴリズムの一つである。
多重化部314は、映像信号圧縮部304から出力される符号化映像データおよび音声信号圧縮部313から出力される符号化音声データを多重化して出力する。多重化部314は、図4のCPU204で実行されるソフトウェアであってもよいし、圧縮伸張回路212で、ハードウェア処理されるものであってもよい。
記憶部315は、多重化部314から出力された符号化映像データおよび符号化音声データを一時保持または長期保持する。記憶部315は、図4のHDD215、RAM214およびメモリカード218等に相当する。
[1−1−4.雲台の構成]
図6は、雲台500の機能構成を説明する機能構成図である。
雲台500は、通信部600と、駆動制御部601と、パン用駆動部602と、パン用モータ603と、パン用機構部604と、チルト用駆動部605と、チルト用モータ606と、チルト用機構部607とを備える。
通信部600は、ビデオカメラ100の通信部324と接続され、制御信号を受信し、移動量情報を生成する。
駆動制御部601は、通信部600で受信した移動量情報に基づいて、パン用駆動部602およびチルト用駆動部605のそれぞれに対し、移動すべき方向、移動量および移動速度を指示する。駆動制御部601は、CPU、ROMおよびRAMなどが組み合わされたマイクロコンピュータなどから構成される。
パン用駆動部602は、駆動制御部601からの指示信号に基づいて、パン用モータ603の動作を制御する。具体的には、パン用モータ603は、横方向に回動可能なパン用機構部604に取付けられており、パン用モータ603が正負方向に回転することにより、パン用機構部604が左右方向に回動する構成となっている。また、パン用機構部604にはロータリーエンコーダ(RE)604rが設けられており、パン用機構部604の回転角の移動量を検出して、RE604rから駆動制御部601へ検出値が出力される。
同様に、チルト用駆動部605は、駆動制御部601からの指示信号に基づいて、チルト用モータ606の動作を制御する。チルト用モータ606は、縦方向に回動可能なチルト用機構部607に取付けられており、チルト用モータ606が正負方向に回転することにより、チルト用機構部607が上下方向に回動する構成となっている。また、チルト用機構部607にはRE607rが設けられており、チルト用機構部607の回転角の移動量を検出して、RE607rから駆動制御部601へ検出値が出力される。
上記構成により、パン用駆動部602からパン用モータ603に対し、モータの回転方向(正負方向)、回転量および回転速度に関する駆動信号を出力することで、雲台500に取付けられたビデオカメラ100を左右方向(水平方向)に回動させることができる。また、チルト用駆動部605からチルト用モータ606に対し、モータの回転方向(正負方向)、回転量および回転速度に関する駆動信号を出力することにより、雲台500に取付けられたビデオカメラ100を上下方向(鉛直方向)に回動させることができる。
[1−2.動作]
[1−2−1.デフォルトの動作]
図7A、図7Bは、デフォルトの動作を説明するための図である。
図7A、図7Bにおいて、撮影範囲Sはユーザにより設定された領域、中央の一点鎖線の矩形は撮影範囲Sにおいて実際に撮影を行うべき撮影領域を示す。また、各撮影領域に付した番号は撮影領域を撮影する順番を示す。ここで、撮影領域は、ビデオカメラ100が、その領域を撮影するための撮影方向を示す。図7A、図7Bの場合、ビデオカメラ100は11個の撮影方向で撮影できることを示している。
まず、カメラワーク制御部311は、撮影領域1〜11を設定する。図7Aに示すように、撮影領域1は、撮影範囲Sにおける上下左右の中央位置にある領域である。図7Bに示すように、撮影領域2〜11は、撮影範囲S(ここでは、±90°に設定)を上下2段、左右5列の領域に分割し、各領域が少しずつ重なり合うように設定される。カメラワーク制御部311は、撮影領域1〜11の順に撮影されるように、雲台500の移動量情報とレンズ部300のズーム位置を算出する。なお、撮影範囲Sの分割は、図7Bの分割数に限定するものではなく、雲台500の設定可能状態に応じて設定すればよい。
雲台500は、左右方向に最大±180°回動する。左右方向の回動角度は、ビデオカメラ100の外部入力部323によるユーザの指示により、±45°、±90°および±180°の3段階で設定可能である。一方、上下方向には±30°回動する。実施の形態1においては、左右方向の回転角度を±90°、上下方向の回答角度を±30°に設定する。雲台500は、実施の形態1においては、雲台500は、移動量情報に応じて、毎秒1°〜20°の速さの回動と停止の動作を繰り返す。
カメラワーク制御部311は、算出したレンズ部300のズーム位置をレンズ制御部307に送信し、雲台500の移動量情報を駆動制御部601に送信する。レンズ制御部307および駆動制御部601は、それぞれ受信したレンズ位置、移動量情報に従って、レンズ部300、雲台500を制御する。
まず、雲台500は、ビデオカメラ100が撮影領域1を撮影出来る位置に移動した後、停止する。ビデオカメラ100は撮影領域1が撮影できるようなズーム位置にレンズ部300をズームさせ、0.3秒間の撮影を行なう。ビデオカメラ100は、撮影領域1を撮影した映像に特定の対象物があるかを判定する。次に、雲台500は、ビデオカメラ100がズーム位置を調節し、撮影領域2を撮影出来る位置に移動した後停止する。ビデオカメラ100は撮影領域2を0.3秒間撮影する。ビデオカメラ100は撮影領域2を撮影した映像に特定の対象物があるかを判定する。次に、雲台500は、ビデオカメラ100が撮影領域3を撮影出来る位置に移動した後、停止する。ビデオカメラ100はズーム位置を調節し、撮影領域3を0.3秒間撮影する。ビデオカメラ100は、撮影領域3を撮影した映像に特定の対象物が存在するかを判定する。
このように、雲台500は、ビデオカメラ100が次の撮影領域を撮影出来る位置へ移動して停止する、ビデオカメラ100が対象の撮影領域を撮影できるようにズーム制御した後、0.3秒間撮影する、撮影領域を撮影した映像に特定の対象物があるかを判定する、といった一連の動作を全撮影領域に対して順に繰り返す。
撮像システム110は、全ての撮影領域を撮影して、撮影した撮影範囲Sの映像の中に特定の対象物が検出できない場合は、撮影領域1から、再度特定の対象物を検出するまで、上記動作を繰り返す。
なお、ビデオカメラ100の撮影時間は0.3秒に限定するものではないが、実施の形態1においては、撮影時間は、0.3秒間である場合を例にとって以降も説明する。
また、実施の形態1では、雲台500を静止させたときに、撮影しながら特定の対象物(動体)の検出を行なう例について述べたが、雲台500を動かしながら、動体の検出が可能なアルゴリズムを導入することもできる。
[1−2−2.動作モード]
撮影した映像に特定の対象物を検出した場合の撮像システム110の動作について説明する。ビデオカメラ100は、属性情報から、動きに関する情報のみを比較し、撮影方向を決定していく追っかけモード(第1モード)と、動き、人物(顔)および音声などの特定の対象物に関する情報を比較し、撮影方向を決定していくパーティモード(第2モード)を有する。各モードは、ビデオカメラ100の外部入力部323によるユーザの指示により設定可能である。
[1−2−3.追っかけモード]
図8は、撮像システム110の動作の一例を説明する状態遷移図である。図8は、追っかけモード時の動作を説明する状態遷移図である。
ビデオカメラ100が撮影した映像に特定の対象物が検出できない場合、図7A、図7Bで示す各撮影領域に対して、雲台の500の移動と停止、ビデオカメラ100の撮影と対象物の判定のデフォルトの動作(サーチ)を繰り返す(S101、S102)。ビデオカメラ100が0.3秒間の撮影の間に、撮影した映像に動く物体(動体)を検出した場合、ビデオカメラ100の生成部309は、撮影領域のこの期間に撮影した映像の属性情報に動き(動きベクトル)に関する情報を追加する。
比較部310は、生成部309で生成された動きに関する情報を含む属性情報と、この期間よりも前に撮影された際に生成された属性情報とを比較する。比較部310は、まえの期間における撮影では、動体は検出されなかったが、今回の撮影では動体を検出したことから、この撮影領域には特定の対象物が存在するようになったと判定する。この場合、比較部310は、現在の撮影領域に、動体が検出されなかった他の撮影領域よりも高い優先順位を付与する。
比較部310は例えば、図9A、図9Bに示す優先順位の情報を作成、更新し、カメラワーク制御部311に渡す。
図9A、図9Bは、撮影領域の優先順位の情報の一例を示す。
図9A、図9Bにおいては、各撮影領域に付与された優先順位は数字が小さいほど優先順位が高いことを示す。図9Aは各撮影領域の優先順位が等しいことを示す。この場合、撮像システム110はデフォルトの動作を行う。図9Bは、撮影領域3、撮影領域2、それ以外の撮影領域の順に優先順位が付与されている。
カメラワーク制御部311は、比較部310で付与された撮影領域の優先順位の情報と、動きベクトルの方向とに基づいて、動体が撮影している領域の中央に位置するように(センタリング)、雲台500および/またはレンズ制御部307を制御する(S103)。具体的には、カメラワーク制御部311は、動体を追いかける方向へ雲台500の移動量を指示すると共に、動体が撮影領域の中央で大きく撮影されるようにレンズ制御部307へズームインを指示する。
雲台500が指示した撮影方向で停止したところで、ビデオカメラ100は、0.3秒間の撮影を行なう(S104)。撮像システム110は、撮影の間に動体が移動する場合は、動体のセンタリングと撮影の動作を繰り返す(S103、S104)。撮像システム110は、撮影の間に動体が移動して見失ってしまった場合は、ズームアウト(S105)して動体を探す(S106)。動体が検出できない場合は、比較部310で付与された撮影領域の優先順位に基づいて、次に優先順位の高い撮影領域へ移動する(MAPサーチ、S107)。比較部310は、撮影領域で動体が検出されなかった場合、対象の撮影領域の優先順位を下げる。
撮像システム110は、上記動作を繰り返し、いずれの撮影領域も等しい優先順位となったときには、デフォルトの動作に戻り(S108)、新たに動体を検出するまでデフォルトの動作を繰り返す(S101、S102)。
[1−2−4.パーティーモード]
図10は、撮像システム110の動作の他の例を説明する状態遷移図である。図10は、パーティーモードが設定されているときの状態遷移図を示す。
上述のように、撮像システム110は、特定の対象物が検出できない場合、デフォルトの動作を繰り返している(S201、S202)。
ビデオカメラ100が、0.3秒間の撮影の間に、動く物体(動体)を検出した場合、生成部309は、この期間の映像の属性情報に動き(動きベクトル)に関する情報を追加する。
比較部310は、生成部309で生成された期間の動きに関する情報を含む属性情報と、この期間よりも前の期間に撮影された際に生成された属性情報とを比較して、この撮影領域に動体が存在することを検出し、高い優先順位を付与する。カメラワーク制御部311は、比較部310で付与された撮影領域の優先順位の情報と、動きベクトルの方向とに基づいて、雲台500および/またはレンズ制御部307へセンタリングを指示する(S203)。
雲台500が指示した位置で停止したところで、ビデオカメラ100は、0.3秒間の撮影を行なう(S204)。撮像システム110は、撮影の間に動体が移動する場合は、動体のセンタリングと撮影の動作を繰り返す(S203、S204)。撮影の間に動体が移動して見失ってしまった場合は、追っかけモードと同様に、ズームアウト(S205、S206)、MAPサーチ(S207、S208)、デフォルトの動作(S201、S202)の順に、動作が遷移する。
ここで、撮影の間に、音声を検出した場合、生成部309は、この期間の映像の属性情報として音声に関する情報を追加する。同時に、比較部310は音声に関する情報を含む属性情報を有する撮影領域に、最も高い優先順位を付与する。カメラワーク制御部311は、比較部310で付与された撮影領域の優先順位と、マイク部322(ステレオマイク217)からの音声の方向とに基づいて、音源を追いかける方向へ雲台500の移動量を指示する(S209)。雲台500が指示した位置で停止すると、ビデオカメラ100は、0.3秒間の撮影を行なう(S210)。
[1−3.まとめ]
実施の形態1の撮像システム110は、比較部310が、撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較し、比較結果に基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定する。カメラワーク制御部311は、優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて撮像部301と雲台500の動作を制御する。
これにより、雲台500は、決定した撮影方向で撮影できる位置にビデオカメラ100を移動させ、ビデオカメラ100は、特定の対象物が撮影領域内に存在するように撮像部301を制御する。
従って、優先順位の高い特定の対象物を重点的に撮影することが可能となる。
また、比較部310は、動きに関する情報を比較する第1のモードと、動きに関する情報、顔に関する情報および音声に関する情報を比較する第2のモードを有する。
これにより、ペットのように動きに着目する特定の対象物と、人物のように、動き、顔、声に着目する特定の対象物と対象物の特徴に応じた自動撮影が可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、撮影した映像信号から、撮影範囲内に存在する特定の対象物の位置を示す構図マップを生成する撮像装置について説明する。
以下、図11〜14を用いて、実施の形態2を説明する。
[2−2.固定動体の特定]
特定の対象物として動体に注目して撮影を行ないたい場合、従来のビデオカメラでは、カーテン、扇風機あるいはテレビに表示される映像といったものも動体として認識されてしまう。そこで、ビデオカメラ100は、特定の動きを繰り返す動体、あるいは、大きな移動を行なわない動体を固定動体と特定し、特定の対象物として注目すべき対象から除外する処理を行なう。
具体的には、比較部310は、属性情報に基づいて、動きベクトルに関する情報を抽出する。加えて、時間単位で分類された属性情報に基づいて、特定の動きを繰り返している動体および撮影領域を超えるような大きな移動を行なわない動体が存在する場所を特定する。比較部310は、特定された場所にある動体は固定動体であると判断し、特定の対象物がない撮影領域と同等のレベルまで、優先順位を下げる。
これにより、撮影した映像に、例えば、揺れるカーテンが延々と映っている状態を回避することができる。
[2−2.構図マップの生成]
構図マップ作成部316は、撮像部301により撮影された各撮影領域の映像の属性情報と、撮影された時刻とから、現在から所定の期間(例えば、1分)以内の映像の属性情報を参照し、撮影範囲内に存在する特定の対象物の存在を検出し、構図マップを作成する。
図11は、表示部318(ディスプレイ209)に表示された映像信号の一例を示す図である。図11に示すように、撮影範囲Sの中に、眠っているネコ1001(動物)、起きているネコ1002(動体、動物)およびカーテン1003(動体)などの特定の対象物が存在する。
図12A、図12Bは、実施の形態2における動作を説明するための模式図である。図12A、図12Bにおいて、撮影範囲Sはユーザにより設定された領域、一点鎖線の矩形で示す撮影領域は撮影範囲Sにおいて実際に撮影を行うべき領域を示す。また、撮影領域に付した番号は撮影の順番を示す。
実施の形態2では、実施の形態1と同様に、図12B示すように、撮影範囲Sを上下2段、左右5列の撮影領域に分割し、各撮影領域を少しずつ重なり合わせて撮影する。また、撮影は図12A、図12Bに示すように、まず中央位置の撮影領域1を撮影し、撮影領域2から番号順に撮影する。構図マップ作成には撮影領域2〜10で撮影された映像を用いる。
図12A、図12Bに示すように、撮影範囲Sに眠っているネコ1001、起きているネコ1002およびカーテン1103などの特定の対象物がある場合、生成部309は、撮影領域3、4、5および10で撮影された映像に、人物(動物)や動きベクトルなどの情報を生成し、属性情報に追加する。
図13A、図13Bは、実施の形態2における構図マップの一例を説明する図である。図13A、図13Bは、説明のために図12Bにおける10個の撮影領域と各撮影領域に付与された番号を示す。
以下、図13Aを用いて構図マップの生成について説明する。
構図マップ400は撮影範囲Sに相当する。構図マップ作成部316は、撮影領域10の映像の属性情報より、右下に動物が存在することを検出すると、構図マップ400の撮影領域10に相当する領域の右下の位置に、特定の対象物が存在することを示す矩形を配置する。また、構図マップ作成部316は、撮影領域3の映像の属性情報より、撮影領域3の右下に動きのある動物が存在することを検出し、構図マップ400の撮影領域3に相当する領域の右下に特定の対象物(動体)が存在することを示す一点鎖線の矩形を配置する。さらに、構図マップ作成部316は、撮影領域4および撮影領域5の映像の属性情報より、撮影領域4および撮影領域5の右端に動きがある物体を検出し、構図マップ400中の撮影領域4、5の相当する位置に特定の対象物(動体)が存在することを示す鎖線の矩形を配置する。
また、構図マップ作成部316は、時間単位で分類された属性情報から、撮影領域4および撮影領域5の右端に存在する動きのある物体は、カーテン、扇風機あるいはテレビといった特定の領域に固定された固定動体であると判断する。構図マップ作成部316は、撮影領域4および撮影領域5に配置していた動体を削除し、固定動体として、例えば、図13Bに示すように、点線の矩形を配置する。
作成された構図マップは、一時的に記憶部315に記憶され、撮影中の映像に重畳されて表示部318に表示される。
[2−2.構図マップの表示]
図14は、実施の形態2における表示部318(ディスプレイ209)に表示される構図マップの一例を示す模式図である。
構図マップ400は、撮影中の映像を可及的に遮らないように、表示部318の上部に表示される。構図マップ400の左右方向は、撮影範囲Sの左右方向に相当する。従って、構図マップ400の左右方向のサイズは、表示部318の左右方向に対し、所定のマージ幅をおいた大きさを常に有しているが、相当する撮影範囲Sの角度は、ユーザの設定により、±45°、±90°および±180°のいずれかとなっている。一方、構図マップ400の上下方向は撮影範囲Sの上下方向の角度30°に相当し、表示部318の表示領域の上側に、たとえば、10%〜20%の大きさで表示される。
構図マップ400中の、点線の矩形401は特定の対象物が存在することを、また、一点鎖線の矩形402は動体が存在すること、矩形403、矩形404は固定動体が存在することを表している。
なお、構図マップ400の矩形は、線種違いではなく、例えば、形状や色を異ならせて、特定の対象物の違いが表示されるようにしてもよい。
[2−3.構図マップの更新]
表示部318に表示される構図マップに過去の情報が蓄積されると、構図マップが見づらくなってしまうほか、陳腐化した情報が表示されることになってしまう。そこで、撮像システム110は、構図マップから、所定の時間(例えば、1〜3分間)経過した動体、人物(動物)および音声などに関する情報の信頼度を時間と共に徐々に下げる。たとえば、撮像システム110は、15秒ごとに、情報の信頼度を10%ずつ下げる。
具体的には、構図マップ作成部316は、時間単位で分類された属性情報に基づいて、所定の時間経過した属性情報を抽出し、構図マップから削除すべき情報(矩形)を特定し、削除する。同様に、比較部310は、時間単位で分類された属性情報に基づいて、所定の時間、動体が存在することを含む属性情報が更新されていない撮影領域を特定し、この撮影領域に高い優先順位を付与する。
これにより、構図マップには、陳腐化した過去の情報は削除された、比較的新しい情報のみが表示される。また、特定の対象物を見失い、サーチ動作に入るときなどに、いずれの領域からサーチを行なうべきかの優先順位も明確になる。
[2−4.撮影動作]
カメラワーク制御部311は、比較部の比較結果と構図マップ作成部が作成した構図マップに基づいて、各撮影方向の優先順位を決定する。
図13Bの構図マップは、撮影領域3に特定の対象物(動体)を示す属性情報、撮影領域10に特定の対象物を示す属性情報、撮影領域4,5に固定動体を示す属性情報を含んでいる。まず、カメラワーク制御部311は、構図マップより、起きているネコ1002(動体)が存在する撮影領域3を最も高い優先順位とする。次に、カメラワーク制御部311は、眠っているネコ1001が存在する撮影領域10を、撮影領域3の次の優先順位とする。カメラワーク制御部311は、撮影領域3と撮影領域10以外の領域は、比較部310が決定した優先順位とする。
カメラワーク制御部311は決定した優先順位の順番の撮影方向で撮影出来るよう、レンズ制御部307の動作に関する情報や雲台500のパン方向への移動量およびチルト方向への移動量に関する移動量情報を生成し、各々レンズ制御部307、雲台500へ出力する。
[2−5.まとめ]
実施の形態2における構図マップ作成部316は、所定の期間内に撮像部301が撮影範囲Sを所定時間撮影した映像の属性情報より、撮影範囲S内に存在する特定の対象物を検出し、特定対象物の位置を示す構図マップを生成する。さらに、比較部310は、異なる期間の属性情報を比較して、特定の動きを繰り返している所定の対象物および撮影方向を超えるような大きな移動を行わない所定の対象物を抽出し、抽出した所定の対象物が存在する撮影方向の優先順位を、所定の対象物が存在しない撮影方向の優先順位と同等とする。
これにより、特定の動きを繰り返す動体、あるいは、大きな移動を行なわない動体を固定動体と特定し、特定の対象物として注目すべき対象から除外することができる。
従って、特定の対象物を見失い、サーチ動作に入るときなどに、いずれの領域からサーチを行なうべきかの優先順位が明確になる。
また、表示部318は、構図マップ作成部316が作成した構図マップを、撮像部301が撮影している映像に重畳表示する。
これにより、現在、撮像部301が撮像している映像が、撮影範囲S内のどこを撮影しているか、撮影範囲S内に撮影対象となる特定の対象物の存在と、その位置を明示的に認識することが可能となる。
従って、優先順位の高い特定の対象物を重点的に撮影することが可能となる。
また、映像情報は、撮影した映像と属性情報とから構成される。また、映像情報は、特定の時間毎のレイヤー構造と属性情報単位のレイヤー構造とを有する。
(その他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1および2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
なお、本開示においては、映像が動画像である場合を中心に説明したが、これに限定されるものではなく、マイクなどを搭載した静止画を撮影するカメラであってもよい。
また、雲台の移動において、ヒステリシスを無視して説明したが、実際の駆動部分には遊び部分があるので、この遊び部分を考慮して制御するとよい。
また、撮像装置として、ビデオカメラを例に取って説明したが、撮像装置としては、スマートフォン、監視カメラ、デジタルスチルカメラなど、映像または静止画の撮影および表示ができる機能を有する電子機器であればよい。本開示において、撮像装置は駆動装置と接続されていたが、撮像装置単体においても、本開示は適用できる。
また、本開示においては、属性情報の比較結果と、構図マップに含まれる属性の優先順位に基づいて、撮影方向を決定するとしたが、次の撮影方向の決定に限定するものではない。例えば、構図マップに含まれる属性情報の優先順位に基づいて、ある画像よりその一部を切り出す際の切り出し範囲を決定するとしてもよい。また、ある画像の一部の合焦(フォーカス)領域や追尾領域を決定するとしてもよい。
また、撮影対象となる人の顔、人物、動物や車両などの動体、または、それらを含む矩形領域を決定するとしてもよい。
また、所定の対象物を建築物や一般の物体とし、それらの属性情報を追加することで、固定の場所、物体を監視する監視カメラなどに適用することができる。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲、またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、多くの人が集まる会合などでの撮影や防犯(見守り)カメラ等の撮像システムに有用である。
100 ビデオカメラ
110 撮像システム
200 レンズ群
201 撮像素子
202 映像ADC
203 映像信号変換回路
204 CPU
205 クロック
206 レンズ制御モジュール
206a レンズ制御用モータ
206b レンズ位置センサ
207 姿勢検出センサ
207a 加速度センサ
207b 角速度センサ
207c 仰角・俯角センサ
208 入力ボタン
209 ディスプレイ
210 スピーカー
211 出力I/F
212 圧縮伸張回路
213 ROM
214 RAM
215 HDD
216 音声ADC
217 ステレオマイク
300 レンズ部
301 撮像部
302 映像AD変換部
303 映像信号処理部
304 映像信号圧縮部
305 撮像制御部
306 映像解析部
307 レンズ制御部
307a ズーム制御部
307b フォーカス制御部
307c 手振れ補正制御部
308 姿勢検出部
308a 加速度センサ
308b 角速度センサ
308c 仰角・俯角センサ
309 生成部
310 比較部
311 カメラワーク制御部
312 音声解析部
313 音声信号圧縮部
314 多重化部
315 記憶部
316 構図マップ作成部
317 映像信号伸張部
318 表示部
319 音声信号伸張部
320 音声出力部
321 音声AD変換部
322 マイク部
323 外部入力部
324 通信部
400 構図マップ
401,402,403,404 矩形
500 雲台
501 装着部
502 ピン
600 通信部
601 駆動制御部
602 パン用駆動部
603 パン用モータ
604 パン用機構部
604r RE
605 チルト用駆動部
606 チルト用モータ
607 チルト用機構部
607r RE

Claims (7)

  1. 駆動装置と、
    前記駆動装置に接続され、前記駆動装置の動作を制御する撮像装置とを備え、
    前記撮像装置は、
    撮像部と、
    複数の撮影方向を前記撮像部で撮影することで所定の撮影範囲を撮影し、前記撮像部で撮影した映像に関する属性情報を、所定の映像単位毎に生成する生成部と、
    所定の期間内に前記複数の撮影方向で撮影した映像の属性情報より、前記所定の撮影範囲に存在する所定の対象物を抽出し、抽出した対象物の位置を示す構図マップを作成する構図マップ作成部と、
    前記撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較した比較結果と、前記構図マップに含まれる属性情報とに基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定する比較部と、
    前記優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて前記撮像部と前記駆動装置の動作を制御する制御部と、
    を備えた撮像システム。
  2. 前記撮像部で撮影した映像を表示する表示部を備え、
    前記表示部は、前記撮像部に入射される映像または前記撮像部で撮影した前記所定の撮影範囲の映像に、前記構図マップを重畳表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像システム。
  3. 前記比較部は、
    前記属性情報の比較において、動きに関する情報を用いる第1のモードと、
    前記属性情報の比較において、動きに関する情報、顔に関する情報および音声に関する情報を用いる第2のモードとを有する請求項1または2記載の撮像システム。
  4. 前記比較部は、前記異なる期間の属性情報を比較して、特定の動きを繰り返している所定の対象物および撮影方向を超えるような大きな移動を行わない所定の対象物を抽出し、前記抽出した所定の対象物が存在する撮影方向の優先順位を、前記所定の対象物が存在しない撮影方向の優先順位と同等とする請求項1記載の撮像システム。
  5. 撮像部と、
    複数の撮影方向を前記撮像部で撮影することで所定の撮影範囲を撮影し、前記撮像部で撮影した映像に関する属性情報を、所定の映像単位毎に生成する生成部と、
    所定の期間内に前記複数の撮影方向で撮影した映像の属性情報より、前記所定の撮影範囲に存在する所定の対象物を抽出し、抽出した対象物の位置を示す構図マップを作成する構図マップ作成部と、
    前記撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較した比較結果と、前記構図マップに含まれる属性情報とに基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定する比較部と、
    前記優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて前記撮像部を制御する制御部と
    を備えた撮像装置。
  6. 駆動装置に接続された撮像装置であって、
    撮像部と、
    複数の撮影方向を前記撮像部で撮影することで所定の撮影範囲を撮影し、前記撮像部で撮影した映像に関する属性情報を、所定の映像単位毎に生成する生成部と、
    所定の期間内に前記複数の撮影方向で撮影した映像の属性情報より、前記所定の撮影範囲に存在する所定の対象物を抽出し、抽出した対象物の位置を示す構図マップを作成する構図マップ作成部と、
    前記撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較した比較結果と、前記構図マップに含まれる属性情報とに基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定する比較部と、
    前記優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて前記撮像部と前記駆動装置の動作を制御する制御部と
    を備えた撮像装置。
  7. 撮像部を備えた撮像装置の撮像方法であって、
    複数の撮影方向を前記撮像部で撮影することで所定の範囲を撮影し、前記撮像部で撮影した映像に関する属性情報を所定の映像単位毎に生成し、
    所定の期間内に前記複数の撮影方向で撮影した映像の属性情報より、前記所定の撮影範囲に存在する所定の対象物を抽出し、抽出した対象物の位置を示す構図マップを作成し、
    前記撮影方向毎に、異なる期間に生成された属性情報を比較した比較結果と、前記構図マップに含まれる属性情報とに基づいて、各撮影方向の撮影における優先順位を決定し、
    前記優先順位に基づいて、次の撮影方向を決定し、決定した撮影方向に基づいて前記撮像部を制御する撮像方法。
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