JPWO2015092989A1 - サーバ及びその通信方法 - Google Patents

サーバ及びその通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015092989A1
JPWO2015092989A1 JP2015553355A JP2015553355A JPWO2015092989A1 JP WO2015092989 A1 JPWO2015092989 A1 JP WO2015092989A1 JP 2015553355 A JP2015553355 A JP 2015553355A JP 2015553355 A JP2015553355 A JP 2015553355A JP WO2015092989 A1 JPWO2015092989 A1 JP WO2015092989A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gateway
mobile node
message
server
movement history
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015553355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6311722B2 (ja
Inventor
正人 工藤
正人 工藤
佳範 山田
佳範 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2015092989A1 publication Critical patent/JPWO2015092989A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6311722B2 publication Critical patent/JP6311722B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/12Messaging; Mailboxes; Announcements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • H04W40/20Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing based on geographic position or location
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • H04W84/22Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks with access to wired networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

サーバ(1)は、最終的な宛先が第1のモバイルノードであることを示す第1のメッセージを受信する。次に、サーバ(1)は、複数の無線アドホックネットワーク(41〜46)に対してネットワークインフラストラクチャ(5)への接続性を提供する複数のゲートウェイ(21〜24)の中から、第1のモバイルノードの移動履歴に基づいて、第1のメッセージが転送されるべき第1のゲートウェイを決定する。そして、サーバ(1)は、決定された第1のゲートウェイを経由する第1のモバイルノードへの第1のメッセージの送信を試行する。これにより、例えば、無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てメッセージの到達確率の向上に寄与できる。

Description

本出願は、無線アドホックネットワークに関し、特に、離間した無線アドホックネットワーク間でのメッセージの中継に関する。
Disruption Tolerant Networkは、複数の通信ノードを含む無線マルチホップ・ネットワークである。Disruption Tolerant Networkは、Delay Tolerant Networkと呼ぶこともでき、Disconnect Tolerant Networkと呼ぶこともできる。本明細書では、Disruption/Delay/Disconnect Tolerant Network を総称してDTNと表記する。DTNは、複数の通信ノード(以下、DTNノードと呼ぶ)が自律的にメッセージ(データバンドル、又はデータパケット)を中継し合うことで、送信元ノードと宛先ノードの間でのメッセージ配信を実現する。送信元ノード及び宛先ノードの一方又は両方は、DTNに属するノード(DTNノード)であってもよいし、他のネットワーク(例えば、インターネット、公衆セルラーネットワーク、又は無線Local Area Network(LAN))に属するノードであってもよい。送信元ノード及び宛先ノードの一方又は両方が他のネットワークに属するノードである場合、いずれかのDTNノードは、DTNと他のネットワークの間でメッセージを中継するルータとして動作する。
DTNは、DTNノードの移動および障害物による無線信号の遮蔽などによって、一時的な又は断続的な通信途絶が発生することを前提としている。言い換えると、DTNは、少なくともある時点において、送信元ノードと宛先ノードの間に安定した通信パスが存在しないことを前提としている。一時的な又は断続的な通信途絶に対処するために、各DTNノードはストア・アンド・フォワード動作を行う。したがって、DTNは、ストア・アンド・フォワード型の無線マルチホップ・ネットワークと呼ぶこともできる。また、DTNを構成する複数のDTNノードの一部又は全部は、移動性を有するモバイルノードであってもよい。この意味で、DTNは、ストア・アンド・フォワード型の無線アドホックネットワークと呼ぶこともできる。DTNは、例えば、災害時の非常用通信、並びに高度交通システム(Intelligent Transport Systems(ITS))における車々間通信および路車間通信への適用が想定されている。
特許文献1は、DTNノード間でのメッセージ配信の改良について開示している。特許文献2は、DTNにおけるルーティングの改良について開示している。
国際公開第2011/071045号 国際公開第2013/076912号
本件の発明者等は、物理的に離間した無線アドホックネットワークの間でメッセージを中継するため、又はインターネット等の外部ネットワークと無線アドホックネットワークの間でメッセージを中継するために、メッセージ中継サーバを利用することについて検討を行った。ここで、無線アドホックネットワークはDTNを含む。既に述べたように、DTNは、一時的な又は断続的な通信途絶に対処するためにストア・アンド・フォワード動作を行う無線アドホックネットワークの一形態と考えることができる。
メッセージ中継サーバ(以下、単にサーバと呼ぶ)は、無線アドホックネットワーク内のモバイルノードにメッセージを届けるために、メッセージの転送先又は転送経路を選択しなければならい。しかしながら、無線アドホックネットワーク内のモバイルノードは、移動性を有しているため、モバイルノードの現在位置を把握し続けることが困難である。特にDTNでは、連続的な通信が保証されておらず、一時的な又は断続的な通信途絶が発生することを前提としている。すなわち、サーバがメッセージを送信する時点で宛先のモバイルノードまで到達可能な連続的な通信経路が存在することは保証されてない。サーバは、連続的な通信経路が存在していないモバイルノードに対してメッセージの送信を試みなければならない。したがって、サーバは、メッセージの送信に先立って、モバイルノードの現在位置を把握することができない。
なお、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)及びEvolved Packet System(EPS)等のセルラーネットワークは、ページングを利用する。すなわち、コアネットワーク内のモビリティ管理ノード(Serving GPRS Support Node (SGSN)、Mobility Management Entity(MME)など)は、ルーティングエリア又はトラッキングエリア等と呼ばれる位置登録エリア単位でモバイルノードの位置を常に管理する。このモビリティ管理を可能とするために、アイドルモードであるモバイルノードは、位置登録エリアの更新メッセージ(例えば、Tracking Area Update)を周期的に又は非周期的にモビリティ管理ノードに送信する。モバイルノードに送信するべきメッセージが発生した場合、モビリティ管理ノードは、モバイルノードが属する位置登録エリア内の全ての基地局からページング信号を送信する。そして、移動管理ノードは、ページング信号を受信したモバイルノードからの応答を受信することによってモバイルノードの現在位置を基地局単位で正確に把握し、その後にメッセージをモバイルノードに送信する。
このセルラーネットワークのページングの仕組みを無線アドホックネットワークに適用することは困難である。なぜなら、DTNを含む無線アドホックネットワークは、継続的なモバイルノードの位置管理を行うことができないためである。一方、セルラーネットワークは、継続的なモバイルノードの位置管理を行うことを前提としており、位置管理がなされていているモバイルノード、例えばEPS Mobility Management(EMM)状態がEMM-Registeredであるモバイルノード、に対してページングを行った後にメッセージを送信する。しかしながら、セルラーネットワークは、位置管理がなされていないモバイルノード、例えばEPS Mobility Management(EMM)状態がEMM-DEREGISTEREDであるモバイルノード、に対してメッセージを送信する仕組みを提供していない。すなわち、DTNを含む無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てのメッセージの送信は、位置管理がなされていないモバイルノードに対するメッセージの送信である。
本発明は、上述した発明者の検討に基づいてなされたものである。本件発明の目的の1つは、無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てメッセージの到達確率の向上に寄与することが可能なサーバ、通信方法、及びプログラムを提供することである。
第1の態様では、サーバは、中継処理部及び通信インタフェースを含む。前記中継処理部は、無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てのメッセージを中継するよう構成されている。前記通信インタフェースは、ネットワークインフラストラクチャを介して複数のゲートウェイと通信可能に構成されている。前記複数のゲートウェイの各々は、複数の無線アドホックネットワークに含まれるいずれかの無線アドホックネットワークに対して前記ネットワークインフラストラクチャへの接続性を提供する。さらに、前記中継処理部は、(a)最終的な宛先が第1のモバイルノードであることを示す第1のメッセージを受信し、(b)前記第1のモバイルノードの移動履歴に基づいて、前記第1のメッセージが転送されるべき第1のゲートウェイを前記複数のゲートウェイの中から決定し、(c)前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のモバイルノードへの前記第1のメッセージの送信を試行するよう構成されている。
第2の態様では、無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てのメッセージを中継するサーバによって行われる通信方法は、(a)最終的な宛先が第1のモバイルノードであることを示す第1のメッセージを受信すること、(b)複数の無線アドホックネットワークに対してネットワークインフラストラクチャへの接続性を提供する複数のゲートウェイの中から、前記第1のモバイルノードの移動履歴に基づいて、前記第1のメッセージが転送されるべき第1のゲートウェイを決定すること、及び(c)前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のモバイルノードへの前記第1のメッセージの送信を試行すること、を含む。
第3の態様では、プログラムは、無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てのメッセージを中継するサーバによって行われる方法をコンピュータに行わせるための命令群を含む。ここで、前記方法は、(a)第1のメッセージの最終的な宛先に指定された第1のモバイルノードを特定すること、及び(b)複数の無線アドホックネットワークに対してネットワークインフラストラクチャへの接続性を提供する複数のゲートウェイの中から、前記第1のモバイルノードの移動履歴に基づいて、前記第1のメッセージが転送されるべき第1のゲートウェイを決定すること、を含む。
上述の態様によれば、無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てメッセージの到達確率の向上に寄与することが可能なサーバ、通信方法、及びプログラムを提供できる。
第1の実施形態に係るネットワークの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るサーバによるゲートウェイの選択動作を説明するための概念図である。 第1の実施形態に係るサーバによるゲートウェイの選択動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るサーバの構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るサーバによるゲートウェイの選択動作を説明するための概念図である。 第2の実施形態に係るサーバによるゲートウェイの選択動作の一例を示すフローチャートである。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係るネットワークの構成例を示している。サーバ1は、複数の無線アドホックネットワーク41〜46のいずれかに属する任意のモバイルノード宛てのメッセージを中継する。サーバ1によって中継されるメッセージは、モバイルノードに由来する(モバイルノードによって送信された)メッセージであってもよいし、図示しない他のネットワーク(例えば、インターネット)に由来するメッセージであってもよい。
サーバ1は、ネットワークインフラストラクチャ5を介して、ゲートウェイ21〜24と通信することができる。ネットワークインフラストラクチャ5は、無線アドホックネットワーク41〜46に比べて継続的な通信を提供する。ネットワークインフラストラクチャ5は、インターネット、公衆セルラーネットワーク、公衆無線LANネットワーク等を含む。
ゲートウェイ21〜24は、無線アドホックネットワーク41〜46に対してネットワークインフラストラクチャ5への接続性を提供する。ゲートウェイ21〜24は、例えば、(a)無線LANアクセスポイント、(b)無線アドホック機能および無線LAN接続機能を共に有し且つモバイルルータとして動作するモバイルノード、又は(c)無線アドホック機能および公衆セルラーネットワークへの接続機能を有し且つモバイルルータとして動作するモバイルノードである。図1の例では、ゲートウェイ21〜24は、無線LANアクセスポイントである。したがって、ゲートウェイ21〜24は、Wireless LAN(WLAN)カバレッジを形成する。
無線アドホックネットワーク41〜46の各々は、1又は複数のモバイルノードを含む。図1の例では、無線アドホックネットワーク41は、3つのモバイルノード411〜413を含む。無線アドホックネットワーク42は、1つのモバイルノード421を含む。無線アドホックネットワーク43は、3つのモバイルノード431〜433を含む。無線アドホックネットワーク44は、2つのモバイルノード441及び442を含む。無線アドホックネットワーク45は、2つのモバイルノード451及び452を含む。無線アドホックネットワーク46は、2つのモバイルノード461及び462を含む。これらのモバイルノードは、自律的にメッセージ(データバンドル、又はデータパケット)を中継し合うことで、送信元ノードと宛先ノードの間でのメッセージ配信を実現する。送信元ノード及び宛先ノードの一方又は両方は、無線アドホックネットワーク41〜46に属するモバイルノードであってもよいし、図示しない他のネットワークに属するノードであってもよい。他のネットワークは、例えば、インターネット、公衆セルラーネットワーク、及び無線LANのうち少なくとも1つを含む。
なお、図1は、無線アドホックネットワーク41〜46の瞬間的な状態を示すスナップショットに過ぎない。各無線アドホックネットワーク内のモバイルノード数は時間によって変化する。モバイルノードの移動に伴って、無線アドホックネットワークは、分裂することがあり、消滅することもある。複数の無線アドホックネットワークが結合することもある。また、複数のモバイルノードが遭遇して新たな交信を開始することで図1に示されていない新たな無線アドホックネットワークが形成されることもある。
無線アドホックネットワーク41〜46の少なくとも1つは、DTNであってもよい。図1の例では、無線アドホックネットワーク41、44、45、及び46に属するモバイルノードは、DTNノードとして振る舞い、ストア・アンド・フォワード動作を行う。例えば、モバイルノード413は、無線アドホックネットワーク41内でモバイルノード411又は412から受信したメッセージをデータバッファに蓄積し、無線アドホックネットワーク45内のモバイルノード451又は452との通信が可能になったときにデータバッファに蓄積されているメッセージをルーティングプロトコル(例えば、Epidemic法、又はSpray and Wait法)に従って送信する。
さらに、図1に示された各モバイルノードは、無線アドホックネットワーク間でのメッセージ配信のために、サーバ1と通信する。具体的には、いずれかのモバイルノードに由来するメッセージは、ゲートウェイ21〜24との接続を有するモバイルノード411、421、431、又は441を介してサーバ1に転送される。同様に、いずれかのモバイルノード宛てのメッセージは、ゲートウェイ21〜24との接続を有するモバイルノード411、421、431、又は441を介してサーバ1から転送される。
図1に示されたネットワーク構成は、一例に過ぎないことは勿論である。ゲートウェイの数は複数であればよく、図1に示された4つに限定されない。また、モバイルノードの数、及び無線アドホックネットワークの数も図1に限定されない。
続いて以下では、サーバ1によって行われるゲートウェイの選択動作について図2〜図4を用いて説明する。サーバ1は、最終的な宛先がノードB(例えば、モバイルノード452)であることを示すメッセージを受信したことに応答して、ノードB(ノード452)の移動履歴に基づいて、当該メッセージが転送されるべきゲートウェイを複数のゲートウェイ21〜24の中から決定する。そして、サーバ1は、決定されたゲートウェイを経由したノードBへのメッセージ送信を試行する。
一例として、宛先ノードB(ノード452)の移動履歴は、ノードB(ノード452)に由来するメッセージがサーバ1に到達する際に通過した経路を示してもよい。なお、ノードBからのメッセージが過去に通過した経路は、例えば、ゲートウェイ21〜24のいずれかのInternet Protocol(IP)アドレス、又は無線LANカバレッジ31〜34のいずれかのネットワークアドレスによって表されてもよい。この場合、サーバ1は、例えば、ノードBからのメッセージが過去に通過した経路に含まれているゲートウェイを選択してもよい。
サーバ1は、ノードBからのメッセージが過去にゲートウェイを通過した時間帯、曜日、又は日付と現在の時間帯、曜日、又は日付の関係に基づいて、ノードBへのメッセージが転送されるべきゲートウェイを決定してもよい。例えば、特定の時間帯又は特定の曜日にノードBが特定のゲートウェイを利用していること(つまり、ノードBに由来するメッセージが特定のゲートウェイを通過していること)が移動履歴から推測される場合、サーバ1は、その特定の時間帯又は特定の曜日におけるノードBへの送信のために、その特定のゲートウェイを選択してもよい。
また、サーバ1は、ノードBの移動履歴から推測されるノードBの行動パターンに基づいて、ノードBへのメッセージが転送されるべきゲートウェイを決定してもよい。例えば、ノードBが複数のゲートウェイの間を頻繁に行き来していることが移動履歴から推測される場合、サーバ1は、これら複数のゲートウェイを優先的に選択してもよい。
他の例として、宛先ノードB(ノード452)の移動履歴は、ノードB(ノード452)の過去の地理的な位置を示してもよい。ノードBの地理的な位置は、例えば、ノードB(ノード452)に配置されたGlobal Positioning System(GPS)受信機を用いて取得された位置情報によって表されてもよい。この場合、ノードB(ノード452)は、自身の位置情報を無線アドホックネットワーク41〜46を介してサーバ1に周期的に又は非周期的に報告すればよい。この場合、サーバ1は、ノードB(ノード452)の地理的な位置を複数のゲートウェイ21〜24の地理的な配置と照らし合わせることによって、適切なゲートウェイ(例えば、ノードB(ノード452)と地理的に近いゲートウェイ)を選択すればよい。
図2は、サーバ1によるゲートウェイの選択動作の具体例を示す概念図である。図2の例では、サーバ1は、ノードA(ここでは、モバイルノード442)に由来するメッセージを受信する。次に、サーバ1は、メッセージヘッダを確認することで、当該メッセージの最終的な宛先がノードB(ここでは、モバイルノード452)であることを特定する。続いて、サーバ1は、移動履歴データベース10にアクセスし、ノードB(モバイルノード452)の移動履歴を取得する。さらに、サーバ1は、ノードB(モバイルノード452)の移動履歴に基づいて、ゲートウェイ(ここでは、ゲートウェイ21)を決定する。そして、サーバ1は、決定されたゲートウェイ(ゲートウェイ21)を経由するノードB(モバイルノード452)へのメッセージ送信を試行する。なお、図2は、モバイルノード間のメッセージ送信の例を示している。しかしながら、ノードB(ノード452)に送信されるメッセージは、他のネットワーク(例えば、インターネット)からサーバ1に到着してもよい。
図3は、サーバ1によるゲートウェイの選択動作の一例を示すフローチャートである。ステップS11では、サーバ1は、メッセージを受信する。ステップS12では、ステップS11で受信したメッセージの最終的な宛先ノードの移動履歴に基づいて、当該メッセージの転送先ゲートウェイを決定する。ステップS13では、サーバ1は、ステップS12で決定された転送先ゲートウェイを経由するメッセージの送信を試行する。
図4は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。中継処理部11は、無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てのメッセージを中継するよう構成されている。さらに、中継処理部11は、上述したゲートウェイの選択動作を行う。通信インタフェース12は、ネットワークインフラストラクチャ5を介して複数のゲートウェイ21〜24と通信可能である。
以上の説明から理解されるように、本実施形態に係るサーバ1は、無線アドホックネットワーク内のモバイルノード(ここでは、ノードBとする)宛てのメッセージを受信し、ノードBの移動履歴に基づいて、当該メッセージが転送されるべきゲートウェイを複数のゲートウェイ21〜24の中から決定するよう動作する。そして、サーバ1は、決定されたゲートウェイを経由したノードBへのメッセージ送信を試行するよう動作する。これにより、サーバ1は、メッセージが転送されるべきゲートウェイを効率的に決定することができ、従って無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てメッセージの実際の到達確率の向上に寄与することができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、上述した第1の実施形態の変形例を説明する。本実施形態に係るネットワークの全体構成は、図1に示された構成例と同様である。本実施形態に係るサーバ1の構成例は、図4に示された構成例と同様である。
本実施形態に係るサーバ1は、第1の実施形態で説明されたゲートウェイの選択動作を行い、選択されたゲートウェイを経由するメッセージの送信を試行する。しかしながら、無線アドホックネットワークでは、モバイルノードが移動すること、又は無線アドホックネットワークが消滅又は分裂することがあり、ネットワークの状態が変化する。したがって、メッセージの送信の試行が成功するとは限らない。特にDTNの場合、サーバが把握しているモバイルノードの移動履歴は、かなり過去の情報であるかもしれない。なぜなら、遅延が許容されるDTNでは、モバイルノードに由来するメッセージ又は位置情報がサーバ1に到達するまでに時間がかかるためである。この場合、メッセージの送信の試行が成功する確率はさらに低下するかもしれない。
このため、本実施形態では、サーバ1は、メッセージの送信の試行に失敗した場合に次のゲートウェイを選択し、新たなメッセージ送信を試行する。サーバ1は、宛先ノードの移動履歴に基づいて、最も到達可能性の高いゲートウェイから順番にメッセージの送信を試行してもよい。図5の例では、サーバ1は、移動履歴データベース10にアクセスしてモバイルノードBの移動履歴を参照し、移動履歴に基づいて各ゲートウェイを経由したときのノードBへの到達可能性を判断する。そして、サーバ1は、ゲートウェイ21、22、23の順番でモバイルノードB宛てのメッセージの送信を試行する。
各ゲートウェイを経由したときのモバイルノードBへの到達可能性は、モバイルノードBの移動履歴によって判定すればよい。一例として、移動履歴がモバイルノードBに由来するメッセージがサーバ1に到達する際に通過した経路を示す場合を考える。この場合、サーバ1は、ネットワークインフラストラクチャ5への接続性をモバイルノードBに提供している時間又は回数が長い又は大きいゲートウェイほど、モバイルノードBへの到達可能性が高いと判断すればよい。他の例として、移動履歴がモバイルノードBの過去の地理的な位置を示す場合、サーバ1は、モバイルノードBが地理的に近くに位置している時間が長いゲートウェイほど、モバイルノードBへの到達可能性が高いと判断すればよい。
図6は、本実施形態に係るサーバ1によるゲートウェイの選択動作の一例を示すフローチャートである。ステップS21では、サーバ1は、最終的な宛先ノードBへの到達可能性が最も高いゲートウェイを経由するメッセージ送信を試行する。ステップS22では、サーバ1は、ステップS21での試行が失敗したか否かを判定する。ステップS21での試行が失敗した場合(ステップS22でYES)、サーバ1は、他の候補ゲートウェイがあるかを判断する(ステップS23)。1又は複数の他の候補ゲートウェイが存在する場合(ステップS23でYES)、到達可能性が次に高いゲートウェイを経由するメッセージ送信を試行する(ステップS24)。サーバ1は、メッセージの送信に成功するか、又は候補ゲートウェイがなくなるまで、ステップS22〜S24の動作を繰り返す。
上述の説明から理解されるように、本実施形態に係るサーバ1は、メッセージの宛先ノードの移動履歴に基づいて、到達可能性の高いゲートウェイから順にメッセージ送信を試行する。したがって、メッセージの到達可能性をより高めることができる。
さらに、本実施形態では、サーバ1は、メッセージの宛先ノードの移動履歴に基づいて、複数のゲートウェイの間でメッセージ送信の試行回数の割合を調整してもよい。具体的には、サーバ1は、移動履歴に基づいてメッセージの到達可能性が高いと判断されたゲートウェイに対する送信試行回数を、到達可能性が相対的に低い他のゲートウェイに対する送信試行回数に比べて大きくしてもよい。無線アドホックネットワーク及びDTNにおけるモバイルノードの移動性を考慮すると、一度だけのメッセージ送信の試行では、好ましい結果が得られない可能性がある。なぜなら、たまたまモバイルノードがそのゲートウェイの近くから離れて存在していないときに試行タイミングが重なるかもしれないし、通信経路が一時的に遮断しているときに試行タイミングが重なるかもしれないためである。このため、同じゲートウェイに対して送信の試行を繰り返すことで、宛先ノードへの到達可能性が高まると考えられる。特に、移動履歴に基づく到達可能性が高いと判定されたゲートウェイほど試行回数を増やすことで、メッセージの実際の到達確率を効率的に高めることができる。
また、いくつかの実装において、サーバ1は、メッセージの宛先ノードの移動履歴に基づいて、サーバ1が有しているメモリに当該メッセージが保持される最大保存期間(キャッシュ有効時間と呼ぶ)を調整してもよい。具体的には、サーバ1は、複数のゲートウェイ(例えばゲートウェイ21〜24)間を頻繁に行き来している宛先ノードに対しては、サーバ1によるストア・アンド・フォワードのキャッシュ有効時間を長く設定するとよい。キャッシュ有効時間を長くすることより、メッセージの実際の到達確率を効率的に高めることができる。
<その他の実施形態>
上述した第1又は第2の実施形態において、サーバ1(中継処理部11)は、ノードの移動履歴を他のサーバとの間で交換してもよい。言い換えると、サーバ1は、自身が把握しているノードの移動履歴を他のサーバに送信し、他のノードが把握しているノードの移動履歴を他のサーバから受信してもよい。そして、サーバ1は、他のサーバから受け取ったノードBの移動履歴を考慮して、ノードBへのメッセージが転送されるべきゲートウェイを複数のゲートウェイの中から決定してもよい。ノードの移動履歴を他のサーバと交換する動作は、周期的に行われてもよいし、ノードBへの到達確率が低いと想定される場合等に非周期的に行われてもよい。他のサーバによって把握されているノードの移動履歴を考慮することで、メッセージの到達確率の向上、及び送信試行回数の低減を図ることができる。
上述した複数の実施形態は、適宜組合せて実施されてもよい。
上述した複数の実施形態で説明されたサーバ1におけるゲートウェイの決定処理は、コンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。具体的には、本明細書においてフローチャート等を用いて説明したアルゴリズムをコンピュータシステムに行わせるための命令群を含む一つ又は複数のプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータシステムに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(e.g. フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(e.g. 光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(e.g. マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2013年12月16日に出願された日本出願特願2013−259212を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 サーバ
10 移動履歴データベース
11 中継処理部
12 通信インタフェース
5 ネットワークインフラストラクチャ
21〜24 ゲートウェイ
31〜34 Wireless Local Area Network(WLAN)カバレッジ
41〜44 無線アドホックネットワーク
411〜413、421、431〜433、441〜442、451〜452、461〜462 モバイルノード

Claims (33)

  1. 無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てのメッセージを中継する中継処理手段と、
    ネットワークインフラストラクチャを介して複数のゲートウェイと通信可能な通信インタフェースと、
    を備え、
    前記複数のゲートウェイの各々は、複数の無線アドホックネットワークのうちの少なくとも1つの無線アドホックネットワークに対して前記ネットワークインフラストラクチャへの接続性を提供し、
    前記中継処理手段は、
    最終的な宛先が第1のモバイルノードであることを示す第1のメッセージを受信し、
    前記第1のモバイルノードの移動履歴に基づいて、前記第1のメッセージが転送されるべき第1のゲートウェイを前記複数のゲートウェイの中から決定し、
    前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のモバイルノードへの前記第1のメッセージの送信を試行するよう構成されている、
    サーバ。
  2. 前記移動履歴は、前記第1のモバイルノードに由来するメッセージが前記サーバに到達する際に通過した経路を示し、
    前記サーバは、前記経路に含まれているゲートウェイを前記第1のゲートウェイとして決定する、
    請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記サーバは、前記第1のモバイルノードに由来するメッセージが過去にゲートウェイを通過した時間帯、曜日、又は日付と現在の時間帯、曜日、又は日付の関係に基づいて前記第1のゲートウェイを決定する、請求項2に記載のサーバ。
  4. 前記サーバは、前記移動履歴から推測される前記第1のモバイルノードの行動パターンに基づいて前記第1のゲートウェイを決定する、請求項2又は3に記載のサーバ。
  5. 前記移動履歴は、前記第1のモバイルノードの過去の地理的な位置を示し、
    前記サーバは、前記地理的な位置を前記複数のゲートウェイの地理的な配置と照らし合わせることによって、前記第1のゲートウェイを決定する、
    請求項1に記載のサーバ。
  6. 前記中継処理手段は、前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信が失敗したことに応答して、前記第1のメッセージが転送されるべき第2のゲートウェイを前記複数のゲートウェイの中から決定する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のサーバ。
  7. 前記中継処理手段は、前記移動履歴に基づいて、前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信試行回数と前記第2のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信試行回数の割合を調整する、請求項6に記載のサーバ。
  8. 前記中継処理手段は、前記第1のモバイルノードが前記第1のゲートウェイから接続性を提供されている時間又は回数が前記第2のゲートウェイから接続性を提供されている時間又は回数よりも長い又は大きいほど、前記第1のゲートウェイを経由する送信試行回数を前記第2のゲートウェイを経由する送信試行回数に比べて大きくする、請求項7に記載のサーバ。
  9. 前記中継処理手段は、さらに、前記移動履歴から推測される前記第1のモバイルノードの移動頻度に基づいて、前記サーバにおいて前記第1のメッセージが保持される最大保存期間を調整する、請求項1〜8のいずれか1項に記載のサーバ。
  10. 前記中継処理手段は、前記第1のモバイルノードの移動履歴を他のサーバとの間で交換する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のサーバ。
  11. 前記中継処理手段は、他のサーバから受け取った前記第1のモバイルノードの移動履歴を考慮して前記第1のゲートウェイを決定する、請求項10に記載のサーバ。
  12. 前記複数のゲートウェイの少なくとも1つは、無線Local Area Network(LAN)アクセスポイントである、請求項1〜11のいずれか1項に記載のサーバ。
  13. 前記ネットワークインフラストラクチャは、前記複数の無線アドホックネットワークに比べて継続的な通信を提供する、請求項1〜12のいずれか1項に記載のサーバ。
  14. 無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てのメッセージを中継するサーバによって行われる通信方法であって、
    最終的な宛先が第1のモバイルノードであることを示す第1のメッセージを受信すること、
    複数の無線アドホックネットワークに対してネットワークインフラストラクチャへの接続性を提供する複数のゲートウェイの中から、前記第1のモバイルノードの移動履歴に基づいて、前記第1のメッセージが転送されるべき第1のゲートウェイを決定すること、及び
    前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のモバイルノードへの前記第1のメッセージの送信を試行すること、
    を備える、
    通信方法。
  15. 前記移動履歴は、前記第1のモバイルノードに由来するメッセージが前記サーバに到達する際に通過した経路を示し、
    前記決定することは、前記経路に含まれているゲートウェイを前記第1のゲートウェイとして決定することを含む、
    請求項14に記載の通信方法。
  16. 前記決定することは、前記第1のモバイルノードに由来するメッセージが過去にゲートウェイを通過した時間帯、曜日、又は日付と現在の時間帯、曜日、又は日付の関係に基づいて前記第1のゲートウェイを決定することを含む、請求項15に記載の通信方法。
  17. 前記決定することは、前記移動履歴から推測される前記第1のモバイルノードの行動パターンに基づいて前記第1のゲートウェイを決定することを含む、請求項15又は16に記載の通信方法。
  18. 前記移動履歴は、前記第1のモバイルノードの過去の地理的な位置を示し、
    前記決定することは、前記地理的な位置を前記複数のゲートウェイの地理的な配置と照らし合わせることによって、前記第1のゲートウェイを決定することを含む、
    請求項14に記載の通信方法。
  19. 前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信が失敗したことに応答して、前記第1のメッセージが転送されるべき第2のゲートウェイを前記複数のゲートウェイの中から決定することをさらに備える、請求項14〜18のいずれか1項に記載の通信方法。
  20. 前記移動履歴に基づいて、前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信試行回数と前記第2のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信試行回数の割合を調整することをさらに備える、請求項19に記載の通信方法。
  21. 前記調整することは、前記第1のモバイルノードが前記第1のゲートウェイから接続性を提供されている時間又は回数が前記第2のゲートウェイから接続性を提供されている時間又は回数よりも長い又は大きいほど、前記第1のゲートウェイを経由する送信試行回数を前記第2のゲートウェイを経由する送信試行回数に比べて大きくすることを含む、請求項20に記載の通信方法。
  22. 前記第1のモバイルノードの移動履歴を他のサーバとの間で交換することをさらに備える、請求項14〜21のいずれか1項に記載の通信方法。
  23. 前記決定することは、他のサーバから受け取った前記第1のモバイルノードの移動履歴を考慮して前記第1のゲートウェイを決定することを含む、請求項22に記載の通信方法。
  24. 無線アドホックネットワーク内のモバイルノード宛てのメッセージを中継するサーバによって行われる方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記方法は、
    第1のメッセージの最終的な宛先に指定された第1のモバイルノードを特定すること、及び
    複数の無線アドホックネットワークに対してネットワークインフラストラクチャへの接続性を提供する複数のゲートウェイの中から、前記第1のモバイルノードの移動履歴に基づいて、前記第1のメッセージが転送されるべき第1のゲートウェイを決定すること、
    を備える、
    非一時的なコンピュータ可読媒体。
  25. 前記移動履歴は、前記第1のモバイルノードに由来するメッセージが前記サーバに到達する際に通過した経路を示し、
    前記決定することは、前記経路に含まれているゲートウェイを前記第1のゲートウェイとして決定することを含む、
    請求項24に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
  26. 前記決定することは、前記第1のモバイルノードに由来するメッセージが過去にゲートウェイを通過した時間帯、曜日、又は日付と現在の時間帯、曜日、又は日付の関係に基づいて前記第1のゲートウェイを決定することを含む、請求項25に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
  27. 前記決定することは、前記移動履歴から推測される前記第1のモバイルノードの行動パターンに基づいて前記第1のゲートウェイを決定することを含む、請求項25又は26に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
  28. 前記移動履歴は、前記第1のモバイルノードの過去の地理的な位置を示し、
    前記決定することは、前記地理的な位置を前記複数のゲートウェイの地理的な配置と照らし合わせることによって、前記第1のゲートウェイを決定することを含む、
    請求項24に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
  29. 前記方法は、前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信が失敗したことに応答して、前記第1のメッセージが転送されるべき第2のゲートウェイを前記複数のゲートウェイの中から決定することをさらに備える、請求項24〜28のいずれか1項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
  30. 前記方法は、前記移動履歴に基づいて、前記第1のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信試行回数と前記第2のゲートウェイを経由する前記第1のメッセージの送信試行回数の割合を調整することをさらに備える、請求項29に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
  31. 前記調整することは、前記第1のモバイルノードが前記第1のゲートウェイから接続性を提供されている時間又は回数が前記第2のゲートウェイから接続性を提供されている時間又は回数よりも長い又は大きいほど、前記第1のゲートウェイを経由する送信試行回数を前記第2のゲートウェイを経由する送信試行回数に比べて大きくすることを含む、請求項30に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
  32. 前記方法は、前記第1のモバイルノードの移動履歴を他のサーバとの間で交換することをさらに備える、請求項24〜31のいずれか1項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
  33. 前記決定することは、他のサーバから受け取った前記第1のモバイルノードの移動履歴を考慮して前記第1のゲートウェイを決定することを含む、請求項32に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
JP2015553355A 2013-12-16 2014-12-01 サーバ及びその通信方法 Active JP6311722B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013259212 2013-12-16
JP2013259212 2013-12-16
PCT/JP2014/005992 WO2015092989A1 (ja) 2013-12-16 2014-12-01 サーバ及びその通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015092989A1 true JPWO2015092989A1 (ja) 2017-03-16
JP6311722B2 JP6311722B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=53402368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015553355A Active JP6311722B2 (ja) 2013-12-16 2014-12-01 サーバ及びその通信方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US10111056B2 (ja)
EP (1) EP3086601B1 (ja)
JP (1) JP6311722B2 (ja)
KR (1) KR101815047B1 (ja)
CN (1) CN105706495B (ja)
AR (1) AR098768A1 (ja)
TW (1) TWI622310B (ja)
WO (1) WO2015092989A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108701096B (zh) * 2016-02-18 2021-06-08 日本电气株式会社 通信系统、边缘服务器、方法和存储介质
GB2548798A (en) * 2016-03-17 2017-10-04 Virtuosys Ltd Wireless communication unit and method for sharing delay tolerant content
FR3057726B1 (fr) * 2016-10-13 2018-12-07 Sagemcom Energy & Telecom Sas Relais dans un systeme de communication de type lpwan
US10536211B2 (en) * 2016-10-14 2020-01-14 Huawei Technologies Co., Ltd. Mobile device relay service for reliable internet of things
US20180124592A1 (en) * 2016-10-27 2018-05-03 Futurewei Technologies, Inc. Distributed data store-equipped evolved packet core apparatus and method
US10616772B2 (en) * 2017-03-15 2020-04-07 At&T Mobility Ii Llc Systems and methods for using femtocell functionality in user devices
JP6801543B2 (ja) * 2017-03-22 2020-12-16 富士通株式会社 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法
JP7220209B2 (ja) * 2017-09-29 2023-02-09 ソニーグループ株式会社 セルラーネットワークにおける効率的なue装置位置通報
CN108650639A (zh) * 2018-04-13 2018-10-12 深圳络绎星和科技有限公司 自组网联网方法及系统
JP7215717B2 (ja) * 2019-01-09 2023-01-31 国立研究開発法人情報通信研究機構 無線通信システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004180024A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Nec Commun Syst Ltd 在圏位置予測システム、情報管理装置および情報管理方法
WO2004114703A1 (ja) * 2003-06-20 2004-12-29 Ntt Docomo, Inc. 制御装置及び移動端末
WO2009078427A1 (ja) * 2007-12-17 2009-06-25 Nec Corporation 経路制御方法およびノード
JP2012095235A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Mitsubishi Electric Corp ノード局および冗長経路制御方法
JP2012253450A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Fujitsu Ltd 断続的通信環境におけるデータ転送装置、その方法及びそのためのプログラム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6807158B2 (en) * 2001-08-07 2004-10-19 Hrl Laboratories, Llc Method and apparatus for determining position and trajectory of gateways to optimize performance in hybrid non-terrestrial-terrestrial multi-hop mobile networks
US7433691B1 (en) * 2002-03-25 2008-10-07 Meshnetworks, Inc. System and method for enabling an access point in an ad-hoc wireless network with fixed wireless routers and wide area network (WAN) access points to identify the location of subscriber device
US7545782B2 (en) * 2004-02-19 2009-06-09 Belair Networks, Inc. Mobile station traffic routing
JP2005236767A (ja) 2004-02-20 2005-09-02 Ntt Docomo Inc 通信装置、中継装置及び通信システム並びに通信方法
US7948931B2 (en) * 2004-03-01 2011-05-24 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. MANET routing based on best estimate of expected position
US8660526B1 (en) * 2005-06-24 2014-02-25 Rockwell Collins, Inc. Location-based intrusion detection system
US8520673B2 (en) * 2006-10-23 2013-08-27 Telcordia Technologies, Inc. Method and communication device for routing unicast and multicast messages in an ad-hoc wireless network
US8139504B2 (en) * 2009-04-07 2012-03-20 Raytheon Bbn Technologies Corp. System, device, and method for unifying differently-routed networks using virtual topology representations
WO2010134186A1 (ja) 2009-05-21 2010-11-25 三菱電機株式会社 通信制御方法および無線基地局
JP5772597B2 (ja) 2009-12-09 2015-09-02 日本電気株式会社 情報共有システム
US8542636B2 (en) * 2010-01-04 2013-09-24 Lili Qiu Vehicular content distribution
CN103023729A (zh) 2011-09-22 2013-04-03 中兴通讯股份有限公司 中继节点选择方法及装置
US9451529B2 (en) * 2011-11-21 2016-09-20 Nec Corporation Route information exchange method, communication terminal, and non-transitory computer-readable medium storing route information exchange program
EP2786618B1 (en) * 2012-08-21 2016-02-10 Unify GmbH & Co. KG Method and apparatus for selecting an access point based on direction of movement
US9081643B2 (en) * 2012-09-21 2015-07-14 Silver Sring Networks, Inc. System and method for efficiently updating firmware for nodes in a mesh network

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004180024A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Nec Commun Syst Ltd 在圏位置予測システム、情報管理装置および情報管理方法
WO2004114703A1 (ja) * 2003-06-20 2004-12-29 Ntt Docomo, Inc. 制御装置及び移動端末
WO2009078427A1 (ja) * 2007-12-17 2009-06-25 Nec Corporation 経路制御方法およびノード
JP2012095235A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Mitsubishi Electric Corp ノード局および冗長経路制御方法
JP2012253450A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Fujitsu Ltd 断続的通信環境におけるデータ転送装置、その方法及びそのためのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
TW201540101A (zh) 2015-10-16
TWI622310B (zh) 2018-04-21
EP3086601A4 (en) 2017-08-09
US10111056B2 (en) 2018-10-23
EP3086601B1 (en) 2019-07-24
EP3086601A1 (en) 2016-10-26
WO2015092989A1 (ja) 2015-06-25
CN105706495A (zh) 2016-06-22
KR20160058116A (ko) 2016-05-24
KR101815047B1 (ko) 2018-01-05
US20160212599A1 (en) 2016-07-21
AR098768A1 (es) 2016-06-15
JP6311722B2 (ja) 2018-04-18
CN105706495B (zh) 2019-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6311722B2 (ja) サーバ及びその通信方法
JP6245327B2 (ja) 通信システム、通信方法、及び無線アクセスネットワークノード
US20120127994A1 (en) Multicast communication method, apparatus and system for intermittently connected network
JP6183536B2 (ja) Disruption/Delay/Disconnect Tolerant Networkで利用されるノード装置及び通信方法
JP5036602B2 (ja) 無線アドホック端末およびアドホック・ネットワーク・システム
US10433193B2 (en) Method and apparatus for routing data in a wireless communication system
CN105611597A (zh) 一种移动自组网的路由方法以及网络系统
US20140080486A1 (en) Wireless communications system, communication apparatus, and wireless communications method
JP4767329B2 (ja) ネットワークシステムおよび通信方法
TWI594588B (zh) 無線終端機裝置及其控制方法
KR20120072060A (ko) 연속된 연결성이 결여된 네트워크 환경 기반 노드 장치, 노드 관리 장치, 통신 시스템 및 노드 관리 방법
EP3922059A1 (en) Selecting a next hop for a data packet
Basarkod et al. On-demand QoS and stability based multicast routing in mobile ad hoc networks
US11012914B2 (en) Method and apparatus for configuring path in communication system including Xhaul network
KR101616278B1 (ko) 모바일 애드혹 네트워크에서 그리드 기반 혼합형 라우팅 시스템 및 방법
Yu et al. A solution to outdated neighbor problem in wireless sensor networks
JP2004120234A (ja) パケット転送経路探索方法とこれを用いた無線端末
Muralidhar et al. A novel ferryinitiated message ferrying approach for data delivery in disconnected mobile ad hoc networks through native ferries
JP2017163327A (ja) 通信装置
JP2015233179A (ja) 自己最適化移動体通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6311722

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150