JPWO2015092930A1 - 通信システム、電子機器および方法 - Google Patents
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Abstract
本実施形態に係る通信システムは、端末装置とユーザの身体に装着可能な電子機器とを備える。端末装置は、ユーザが使用していないときに入力操作をロックするロック手段と、電子機器からセキュリティコードを受信する第1の通信手段と、第1の通信手段によって受信されたセキュリティコードに基づいてロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段とを具備する。電子機器は、セキュリティコードを送信する第2の通信手段と、電子機器を装着したユーザの動きを検出する動き検出手段と、動き検出手段によって検出されたユーザの動きに応じて第2の通信手段を起動制御する起動制御手段とを具備する。
Description
本発明の実施形態は、通信システムと、この通信システムに用いられる電子機器および方法に関する。
一般的にパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)には、他人による不正操作を防止するためにロック機能が備えられている。このロック機能は、入力操作が所定時間以上なかった場合に自動的に起動される。しかし、ロック機能を解除する場合には、その都度、例えばパスワードを入力するなどの面倒な操作が必要となる。
一方、近年、人体通信網であるBAN(Body Area Network)機能を備えた電子機器が普及しており、各分野で利用されている。「BAN」とは、誘電体である人体を通信媒体として利用する通信の形態であり、有線通信や無線通信に該当しない新しい通信方式である。
上述したBAN機能を備えた機器を利用し、ユーザがPCに接触するだけでロック機能を解除することが考えられている。しかしながら、BAN機能は消費電量が大きいため、常時ON状態にしておくと、バッテリの電力不足により他の機能を使用できなくなる。
本発明の目的は、必要なときのみBAN機能を起動して省電力化を図るようにした通信システム、電子機器および方法を提供することである。
本実施形態に係る通信システムは、端末装置とユーザの身体に装着可能な電子機器とを備える。上記端末装置は、ユーザが使用していないときに入力操作をロックするロック手段と、上記電子機器からセキュリティコードを受信する第1の通信手段と、上記第1の通信手段によって受信された上記セキュリティコードに基づいて上記ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段とを具備する。上記電子機器は、上記セキュリティコードを送信する第2の通信手段と、上記電子機器を装着したユーザの動きを検出する動き検出手段と、上記動き検出手段によって検出されたユーザの動きに応じて上記第2の通信手段を起動制御する起動制御手段とを具備する。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本実施形態に係る端末装置の構成について説明する。この端末装置は、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ、タブレット端末、または他の各種情報処理装置として実現される。以下では、この端末装置が、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ10として実現されている場合を想定する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る端末装置の構成について説明する。この端末装置は、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ、タブレット端末、または他の各種情報処理装置として実現される。以下では、この端末装置が、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ10として実現されている場合を想定する。
図1は、ディスプレイユニットが開いた状態のコンピュータ10を正面側から見た斜視図である。
コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とを備える。ディスプレイユニット12には、液晶表示装置(LCD)31が組み込まれている。さらに、ディスプレイユニット12の上端部には、カメラ(Webカメラ)32が配置されている。
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体11の上面がディスプレイユニット12で覆われる閉塞位置との間を回動自在にコンピュータ本体11に取り付けられている。コンピュータ本体11は、薄い箱形の筐体を有している。コンピュータ本体11の上面には、キーボード13、タッチパッド14、指紋センサ15、電源スイッチ16、複数の機能ボタン17、スピーカ18A、18Bが配置されている。
また、コンピュータ本体11には、電源コネクタ21が設けられている。電源コネクタ21は、コンピュータ本体11の側面、例えば左側面に設けられている。この電源コネクタ21には、外部電源装置が取り外し自在に接続される。外部電源装置としては、ACアダプタを用いることができる。ACアダプタは、商用電源(AC電力)をDC電力に変換する電源装置である。
バッテリ20は、例えばコンピュータ本体11の後端部に取り外し自在に装着される。バッテリ20は、コンピュータ10に内蔵されるバッテリであってもよい。
コンピュータ10は、外部電源装置からの電力またはバッテリ20からの電力によって駆動される。電源コネクタ21に外部電源装置が接続されている状態では、コンピュータ10は外部電源装置からの電力によって駆動される。また、外部電源装置からの電力は、バッテリ20を充電するためにも用いられる。電源コネクタ21に外部電源装置が接続されていない間は、コンピュータ10はバッテリ20からの電力によって駆動される。
さらに、コンピュータ本体11には、複数のUSBポート22、HDMI(High-definition multimedia interface)出力端子23、およびRGBポート24が設けられている。
ここで、コンピュータ10のタッチパッド14の下部にBAN(Body Area Network)モジュール40が設けられている。このBANモジュール40は、誘電体である人体を通信媒体として利用する通信を行う。なお、コンピュータ10の詳細なシステム構成については図3を参照して後述する。
次に、本実施形態に係る電子機器として用いられるウェアラブル機器1について説明する。このウェアラブル機器1はBAN対応機器であり、ユーザが身に付けた状態でコンピュータ10との間で通信を行う。
図2はウェアラブル機器1の外観構成を示す図である。
ウェアラブル機器1は、人体に装着可能な構造を有する。ウェアラブル機器1の形態としては、例えばユーザの手首に着用可能な腕時計型(ブレスレット型)の機器、ディスプレイ等の表示部を有さない、ユーザの身体の一部に装着可能なシンプルな機器、眼鏡として使用できる眼鏡型の機器などがある。以下では、ウェアラブル機器1が、腕時計型(ブレスレット型)の機器によって実現されている場合を想定する。
ウェアラブル機器1は、ユーザの手の一部、具体的には右手あるいは左手の手首2に装着される。ウェアラブル機器1は、ディスプレイ3、BANモジュール4を備えている。BANモジュール4は、ウェアラブル機器1がユーザの手首2に装着されている状態で、ディスプレイ3の反対に位置するようにウェアラブル機器1のベルト部に設けられていている。なお、ウェアラブル機器1の詳細なシステム構成については図4を参照して後述する。
ウェアラブル機器1は、バッテリによって駆動され、ウェアラブル機器1を装着しているユーザに対して様々な情報を提供する。ウェアラブル機器1は、Bluetooth(登録商標)等の近接無線通信機能を備えており、この近接無線通信機能を使用してウェアラブル機器1に格納されているデータと本コンピュータ10に格納されているデータとを同期することができる。例えば、コンピュータ10に格納されているユーザのスケジュールデータとウェアラブル機器1に格納されているユーザのスケジュールデータとを同期することができる。
また、ウェアラブル機器1は、ウェアラブル機器1のオーナーであるユーザに関係する様々な情報を提供する機能を有する。ユーザに関係する様々な情報とは、例えばスケジュール情報、天気情報、ウェアラブル機器1の位置情報、交通情報等である。
さらに、ウェアラブル機器1は、BANモジュール4を使用してコンピュータ10との間でユーザを媒体とした通信を行うことができる。本実施形態では、コンピュータ10のロック状態を解除するためのセキュリティコードをウェアラブル機器1からコンピュータ10に送信する場合にBANモジュール4を使用する。
図3はコンピュータ10のシステム構成を示すブロック図である。
コンピュータ10は、CPU111、システムコントローラ112、主メモリ113、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)114、サウンドコーデック115、BIOS−ROM116、ソリッドステートドライブ(SSD)117を備える。さらに、コンピュータ10は、BANモジュール40、BT(Bluetooth(登録商標))モジュール120、無線LANモジュール121、SDカードコントローラ122、PCI EXPRESSカードコントローラ123、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)130、電源コントローラ(PSC)141、電源回路142等を備えている。
CPU111は、コンピュータ10の各コンポーネントの動作を制御するプロセッサである。このCPU111は、SSD117から主メモリ113にロードされる各種ソフトウェアを実行する。このソフトウェアは、オペレーティングシステム(OS)201および制御プログラム202を含む。
制御プログラム202は、ウェアラブル機器1と連携して、各種機能を提供するためのプログラムである。例えば、制御プログラム202は、近接無線通信を使用して本コンピュータ10とウェアラブル機器1との間のデータ同期を行う機能、コンピュータ10のロック/アンロックを制御する機能、タッチパッド14の有効/無効を制御する機能等を実行することができる。
また、CPU111は、不揮発性メモリであるBIOS−ROM116に格納された基本入出力システム(BIOS)も実行する。BIOSはハードウェア制御のためのシステムプログラムである。
GPU114は、コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD31を制御する表示コントローラである。GPU114は、ビデオメモリ(VRAM)114Aに格納された表示データからLCD31に供給すべき表示信号(LVDS信号)を生成する。さらに、GPU114は、表示データからアナログRGB信号およびHDMIビデオ信号を生成することもできる。アナログRGB信号はRGBポート24を介して外部ディスプレイに供給される。
HDMI出力端子23は、HDMIビデオ信号(非圧縮のデジタル映像信号)と、デジタルオーディオ信号とを一本のケーブルで外部ディスプレイに送出することができる。HDMI制御回路119は、HDMIビデオ信号およびデジタルオーディオ信号をHDMI出力端子23を介して外部ディスプレイに送出するためのインタフェースである。
システムコントローラ112は、CPU111と各コンポーネントとの間を接続するブリッジデバイスである。システムコントローラ112は、SSD117を制御するためのシリアルATAコントローラを内蔵している。さらに、システムコントローラ112は、LPC(Low PIN Count)バス上の各デバイスとの通信を実行する。
EC/KBC130は、LPCバスに接続されている。EC/KBC130、電源コントローラ(PSC)141、およびバッテリ20は、I2Cバスのようなシリアルバスを介して相互接続されている。
EC/KBC130は、コンピュータ10の電力管理を実行するための電力管理コントローラである。EC/KBC130は、例えばキーボード(KB)13およびタッチパッド14などを制御するキーボードコントローラを内蔵したワンチップマイクロコンピュータとして実現されている。
EC/KBC130は、ユーザによる電源スイッチ16の操作に応じてコンピュータ10をパワーオンおよびパワーオフする機能を有している。コンピュータ10のパワーオンおよびパワーオフの制御は、EC/KBC130と電源コントローラ(PSC)141との協働動作によって実行される。EC/KBC130から送信されるON信号を受けると、電源コントローラ(PSC)141は電源回路142を制御してコンピュータ10をパワーオンする。また、EC/KBC130から送信されるOFF信号を受けると、電源コントローラ(PSC)141は電源回路142を制御してコンピュータ10をパワーオフする。EC/KBC130、電源コントローラ(PSC)141、および電源回路142は、コンピュータ10がパワーオフされている期間中も、バッテリ20またはACアダプタ150からの電力によって動作する。
電源回路142は、バッテリ20からの電力、またはコンピュータ本体11に外部電源として接続されるACアダプタ150からの電力を用いて、各コンポーネントへ供給すべき電力(動作電源)を生成する。
BANモジュール40は、ユーザを媒体としてウェアラブル機器1との間で通信を実行する。図1に示したように、このBANモジュール40は、コンピュータ10のタッチパッド14の下に設置されており、ウェアラブル機器1を装着したユーザがタッチパッド14に触れた状態でウェアラブル機器1との間でデータの送受信を行う。
なお、タッチパッド14は静電容量の変化からユーザのタッチ位置を検出する方式を用いている。したがって、原理的にはタッチパッド14にBANモジュール40を組み込んでおくことにより、誘電体であるユーザを介してBANによる通信を実現できる。
図4はウェアラブル機器1のシステム構成を示すブロック図である。
ウェアラブル機器1は、システムコントローラ91、メモリ92、時計モジュール93、無線通信部(BTモジュール)96、センサハブ97、EC102、電源回路103等を備える。
システムコントローラ91は、ウェアラブル機器1内の各部の動作を制御するプロセッサである。システムコントローラ91は、メモリ92にロードされるオペレーティングシステム(OS)100、制御プログラム101を実行する。
制御プログラム101は、コンピュータ10と連携して各種機能を提供するためのプログラムである。例えば、制御プログラム101は、近接無線通信を使用してコンピュータ10とウェアラブル機器1との間のデータ同期を行う。
また、システムコントローラ91は、メモリ92をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。システムコントローラ91は、ウェアラブル機器1のディスプレイ3を制御する表示コントローラを内蔵していてもよい。
時計モジュール93は、現在時刻を計時するモジュールである。無線通信部(BTモジュール)96は、Bluetooth(登録商標)を使用して無線通信を実行する無線通信デバイスである。
BANモジュール4は、コンピュータ10との間でユーザを媒体として通信を実行する。図2に示したように、このBANモジュール4は、腕時計型のウェアラブル機器1のベルト部に設置されており、ユーザがウェアラブル機器1を装着したときにユーザの手首2に接触する。
センサハブ97には、動き検出センサとして、加速度センサ98およびジャイロセンサ99が接続されている。これらのセンサ98,99により、ウェアラブル機器1の動きつまりウェアラブル機器1を装着したユーザがどのような動きをしたのかを検出することができる。
EC102は、ウェアラブル機器1の電力管理を実行するための電力管理コントローラである。EC102及び電源回路103は、ウェアラブル機器1がパワーオフされている期間中も、バッテリ70からの電力によって動作する。電源回路103は、バッテリ70からの電力から供給される電力を用いて、各コンポーネントへ供給すべき電力(動作電源)を生成する。
図5はコンピュータ10によって実行される制御プログラム202の構成を示す図である。
制御プログラム202には、本実施形態に関わる機能として、ロック部202a、ロック解除部202b、起動制御部202cが備えられている。ロック部202aは、ユーザが使用していないときにコンピュータ10に対する入力操作をロックする。ロック解除部202bは、セキュリティコードに基づいてロック状態を解除する。起動制御部202cは、コンピュータ10のタッチパッド14上で認識された文字に応じてBAN機能を起動制御する。
図6はウェアラブル機器1によって実行される制御プログラム102の構成を示す図である。
制御プログラム101には、本実施形態に関わる機能として、動き検出部102a、起動制御部102bが備えられている。動き検出部102aは、ウェアラブル機器1を装着したユーザの動きを検出する。詳しくは、動き検出部102aは、ウェアラブル機器1に設けられた動き検出用のセンサからの信号に基づいて、ユーザが文字を描く動きやユーザがコンピュータ10を操作するときの手の傾き角度を検出する。起動制御部102bは、ユーザの動きに応じてBAN機能を起動制御する。
ここで、本システムの動作を説明する前に、ウェアラブル機器1を用いてコンピュータ10のロック状態を解除する方法について説明する。
コンピュータ10は、予め設定された時間を経過しても入力操作を検出しない場合にロック状態になる機能を備えている。コンピュータ10とウェアラブル機器1には、ロック解除時のセキュリティコードを記憶させ、ペアリング処理しておく。ウェアラブル機器1を装着したユーザの指がコンピュータ10のタッチパッド14に触れると、ウェアラブル機器1のBAN機能(BANモジュール4)により、セキュリティコードがユーザの指を介してコンピュータ10へ送信される。セキュリティコードは、コンピュータ10のBAN機能(BANモジュール40)で受信される。コンピュータ10は、このセキュリティコードを解読し、正しいコードと一致した場合にロック状態を解除する。
このように、BAN機能を利用してコンピュータ10のロック状態を解除するシステムにあっては、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能を常時ON(起動状態)にしておく必要があり、その間の電力が無駄に消費される。特に、ウェアラブル機器1のバッテリ70の容量は非常に少ないため、BAN機能を常にONしておくと、電力不足により他の機能を使用できなくなる。
そこで、ユーザの動きを検出することで、ユーザがコンピュータ10を使用するときにBAN機能をONするものとする。この様子を図7乃至図11に示す。
図7はコンピュータ10がロック中の状態であり、このときコンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能はOFFしている。したがって、図8のように、ユーザがタッチパッド14に触れただけではロック解除できない。
ここで、タッチパッド14は、文字入力を検出するジェスチャー機能を備えているものとする。このジェスチャー機能で検出される文字をBAN機能の起動条件として予め登録しておく。また、ウェアラブル機器1に対してもBAN機能の起動条件として同じ文字を予め登録しておく。図9および図10では、BAN機能の起動条件として「Z」の文字が登録されている場合を想定している。
図9に示すように、ユーザがコンピュータ10のタッチパッド14上に「Z」の文字を手書き入力する。その間、コンピュータ10およびウェアラブル機器1のBAN機能はOFFしている。
図10はユーザが「Z」の文字を入力した後の状態である。タッチパッド14のジェスチャー機能により「Z」が認識されると、コンピュータ10のBAN機能がONし、受信状態となる。一方、ウェアラブル機器1では、ユーザが「Z」の文字を入力しているときの動きが加速度センサ98やジャイロセンサ99によって検出される。「Z」の文字を入力したことが検出されると、ウェアラブル機器1のBAN機能がONして送信状態となる。
このようにして、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能がONすると、セキュリティコードがウェアラブル機器1からユーザの指を介してコンピュータ10に送られる。図11に示すように、コンピュータ10では、このセキュリティコードを受信して解読することにより、ロック状態を解除する。BAN機能の送受信時間は、一定時間(例えば約5〜10秒程度)とする。ロック状態解除後は、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能をOFFしておく。
次に、本システムの動作について、(a)条件登録時、(b)PC操作時に分けて詳しく説明する。
(a)条件登録時
図12はウェアラブル機器1の条件登録時の動作を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、ウェアラブル機器1のシステムコントローラ91がメモリ92に格納された制御プログラム101に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。
図12はウェアラブル機器1の条件登録時の動作を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、ウェアラブル機器1のシステムコントローラ91がメモリ92に格納された制御プログラム101に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。
例えば、コンピュータ10とウェアラブル機器1が無線通信で接続されている状態で、コンピュータ10からの指示によりウェアラブル機器1に条件登録モードが設定される(ステップA11)。
ここで、ユーザはウェアラブル機器1を手首2に装着した状態で、コンピュータ10のタッチパッド14上に任意の文字を描く。システムコントローラ91は、このときのウェアラブル機器1の動きを加速度センサ98およびジャイロセンサ99によって検出する(ステップA12)。システムコントローラ91は、このウェアラブル機器1の動きの軌跡からユーザが描いた文字を認識し、その文字をBAN機能の起動条件としてメモリ92の所定のエリアに登録する(ステップA13)。
なお、コンピュータ10側でも同じ文字を起動条件として登録しておくものとする。この場合、ユーザがタッチパッド14上に描いた文字が認識され、その文字がBAN機能の起動条件として主メモリ113の所定のエリアに登録される。
例えば、ユーザがウェアラブル機器1を手首2に装着した状態で「Z」という文字をタッチパッド14上に描いたとすると、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能の起動条件として、「Z」の文字が登録されることになる。
(b)PC操作時
図13はPC操作時の動作を示すフローチャートであり、コンピュータ10側の処理とウェアラブル機器1側の処理を示している。コンピュータ10側の処理は、CPU111が主メモリ113に格納された制御プログラム202に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。ウェアラブル機器1側の処理は、システムコントローラ91がメモリ92に格納された制御プログラム101に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。
図13はPC操作時の動作を示すフローチャートであり、コンピュータ10側の処理とウェアラブル機器1側の処理を示している。コンピュータ10側の処理は、CPU111が主メモリ113に格納された制御プログラム202に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。ウェアラブル機器1側の処理は、システムコントローラ91がメモリ92に格納された制御プログラム101に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。
コンピュータ10の電源が投入された状態で、所定時間以上経過しても入力操作がないと(ステップB11のYES)、コンピュータ10のCPU111は、ロック状態にする(ステップB12)。「ロック状態にする」とは、コンピュータ10に対する入力操作を受け付けない状態にすることである。このとき、例えば表示画面もスクリーンセーバ等により隠された状態になる。
ここで、ウェアラブル機器1を手首2に装着したユーザがタッチパッド14上に文字を手書き入力すると(ステップB13のYES)、コンピュータ10のCPU111は、その入力文字を認識処理する(ステップB14)。その結果、予め起動動条件として登録された文字(例えば、「Z」)であった場合には(ステップB14のYES)、CPU111は、BAN機能(BANモジュール40)をONする(ステップB15)。
一方、ウェアラブル機器1のシステムコントローラ91は、ユーザがタッチパッド14上で文字を描いたときのウェアラブル機器1の動きを検出している(ステップC11)。このときのウェアラブル機器1の動きが予め起動動条件として登録された文字(例えば、「Z」)に対応した動きであった場合には(ステップC12のYES)、システムコントローラ91は、BAN機能(BANモジュール4)をONする(ステップC13)。
BAN機能をONすると、システムコントローラ91は、ロック解除用のセキュリティコードをメモリ92から読み出し、コンピュータ10のタッチパッド14に触れているユーザの指を介してコンピュータ10に送信する(ステップC14)。
コンピュータ10に送信されたセキュリティコードは、タッチパッド14の下に設置されたBANモジュール40で受信され(ステップB16)、所定の解読処理により解読される(ステップB17)。CPU111は、受信コードと予め設定されたセキュリティコードとを比較し、両者が一致していた場合に(ステップB18のYES)、ロック状態を解除する(ステップB19)。「ロック状態を解除する」とは、通常の入力操作が可能な状態にすることである。受信コードが予め設定されたセキュリティコードと一致しない場合には(ステップB18のNO)、CPU111はロック状態を維持する(ステップB20)。
また、BAN機能の消費電力を抑えるため、セキュリティコードを送受信して一定時間(例えば約5〜10秒程度)経過したら、ウェアラブル機器1とコンピュータ10のBAN機能をOFFしておくものとする(ステップB21,C15)。
このように、コンピュータ10を操作するときのみ、消費電力が大きいBAN機能を短期間だけ動作させることで、BAN機能が常時動作状態となっている仕様に比べ消費電力を大幅に削除できる。特に、ウェアラブル機器1はバッテリ電力だけで駆動され、その容量も非常に少ないため、BAN機能で消費される電力を抑えることで機器の動作時間を延ばすことができる。
なお、図13の例では、ユーザがコンピュータ10のタッチパッド14上で文字を描くことで、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能を同時にONさせた。しかし、必ずしもコンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能を同時にONさせる必要はなく、ウェアラブル機器1のBAN機能をONした後に、コンピュータ10のBAN機能をONすることも可能である。
この様子を図14の点線で示す。まず、ユーザがコンピュータ10のタッチパッド14に触れずに、指だけを動かして起動条件として登録された文字を描く。これにより、ウェアラブル機器1のBAN機能だけがONする。続いて、ユーザがコンピュータ10のタッチパッド14に触れ、そこで起動条件として登録された文字を描く。これにより、ウェアラブル機器1のBAN機能がONする。以後は図13と同様であり、ウェアラブル機器1からセキュリティコードがコンピュータ10に送られてコンピュータ10のロック状態が解除される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、ユーザが所定の文字を描く動作を検出することにより、PCを操作するときのみBAN機能をONした。これに対し、第2の実施形態では、ユーザがPCを操作するときの手首の角度を検出してBAN機能をONする。
図15は第2の実施形態におけるウェアラブル機器1のBAN機能の起動方法を説明するための図である。
ユーザは、手首2に腕時計型のウェアラブル機器1を装着している。ユーザがコンピュータ10を操作するときの手首2の傾き角度θ(ウェアラブル機器1の傾き角度)を加速度センサ98を用いて検出する。この場合、コンピュータ本体11は水平面に置かれているものとし、ユーザはこのコンピュータ本体11の上面に配設されたタッチパッド14を操作する状態を想定している。
この傾き角度θを検出したとき、ウェアラブル機器1のBAN機能をONする。例えば、傾き角度θ=30度であった場合には、ウェアラブル機器1が水平面に対して30度に傾いたときにBAN機能をONするものとする。
ただし、ユーザが常に同じ角度でコンピュータ10を操作するとは限らないので、傾き角度θにある程度のマージンを付けた範囲をBAN機能の起動条件とすることが好ましい。例えば傾き角度θ=30度であれば、±5度のマージンを付けて25〜35度の範囲をBAN機能の起動条件とする。
コンピュータ10とウェアラブル機器1と基本的な構成については上記第1の実施形態と同様である。以下では、第2の実施形態における本システムの動作として、(c)条件登録時、(d)PC操作時に分けて詳しく説明する。
(c)条件登録時
図16はウェアラブル機器1の条件登録時の動作を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、ウェアラブル機器1のシステムコントローラ91がメモリ92に格納された制御プログラム101に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。
図16はウェアラブル機器1の条件登録時の動作を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、ウェアラブル機器1のシステムコントローラ91がメモリ92に格納された制御プログラム101に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。
例えば、コンピュータ10とウェアラブル機器1が無線通信で接続されている状態で、コンピュータ10からの指示によりウェアラブル機器1に条件登録モードが設定される(ステップD11)。
ここで、ユーザがウェアラブル機器1を手首2に装着した状態で、コンピュータ10のタッチパッド14上に手を置く。システムコントローラ91は、このときのユーザの手首2の傾き角度θ(ウェアラブル機器1の傾き角度)をPC操作時の角度として加速度センサ98によって検出する(ステップD12)。システムコントローラ91は、検出した傾き角度θに所定のマージンを付加することにより、その角度範囲をBAN機能の起動条件としてメモリ92の所定のエリアに登録する(ステップD13)。
(d)PC操作時
図17はPC操作時の動作を示すフローチャートであり、コンピュータ10側の処理とウェアラブル機器1側の処理を示している。コンピュータ10側の処理は、CPU111が主メモリ113に格納された制御プログラム202に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。ウェアラブル機器1側の処理は、システムコントローラ91がメモリ92に格納された制御プログラム101に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。
図17はPC操作時の動作を示すフローチャートであり、コンピュータ10側の処理とウェアラブル機器1側の処理を示している。コンピュータ10側の処理は、CPU111が主メモリ113に格納された制御プログラム202に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。ウェアラブル機器1側の処理は、システムコントローラ91がメモリ92に格納された制御プログラム101に含まれる本機能のプログラムを読み込むことにより実行される。
コンピュータ10の電源が投入された状態で、所定時間以上経過しても入力操作がないと(ステップE11のYES)、コンピュータ10のCPU111は、ロック状態にする(ステップE12)。「ロック状態にする」とは、コンピュータ10に対する入力操作を受け付けない状態にすることである。このとき、例えば表示画面もスクリーンセーバ等により隠された状態になる。
ここで、ウェアラブル機器1を手首2に装着したユーザがタッチパッド14に接触したときに(ステップE13のYES)、CPU111は、BAN機能(BANモジュール40)をONする(ステップE14)。
一方、ウェアラブル機器1のシステムコントローラ91は、ユーザがコンピュータ10のタッチパッド14に触れたときの手首2の傾き角度θ(ウェアラブル機器1の傾き角度)を加速度センサ98によって検出している(ステップF11)。このときの傾き角度θきが予め起動動条件として登録された角度範囲内にあれば(ステップF12のYES)、システムコントローラ91は、BAN機能(BANモジュール4)をONする(ステップF13)。
以後は、上記第1の実施形態と同様である。
すなわち、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能がONしたことにより、ウェアラブル機器1からユーザの指を介してコンピュータ10にセキュリティコードが送信される(ステップF14)。コンピュータ10は、ウェアラブル機器1から送られてきたセキュリティコードを解読する。そして、コンピュータ10は、解読したコードが設定コードと一致していた場合にロック状態が解除し、設定コードと一致しない場合にはロック状態を維持する(ステップE15〜E19)。
すなわち、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能がONしたことにより、ウェアラブル機器1からユーザの指を介してコンピュータ10にセキュリティコードが送信される(ステップF14)。コンピュータ10は、ウェアラブル機器1から送られてきたセキュリティコードを解読する。そして、コンピュータ10は、解読したコードが設定コードと一致していた場合にロック状態が解除し、設定コードと一致しない場合にはロック状態を維持する(ステップE15〜E19)。
また、BAN機能の消費電力を抑えるため、セキュリティコードを送受信して一定時間(例えば約5〜10秒程度)経過したら、ウェアラブル機器1とコンピュータ10のBAN機能をOFFしておくものとする(ステップE20,F15)。
このように、ユーザがコンピュータ10を操作するときの手首2の傾きを起動条件としてBAN機能を短期間だけONすることでも、上記第1の実施形態と同様にBAN機能の消費電力を抑えることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、上記第1の実施形態と上記第2の実施形態を組み合わせ、ウェアラブル機器1に対しては文字と傾き角度を起動条件としてBAN機能をONさせる。
図18は第3の実施形態におけるPC操作時の動作を示すフローチャートであり、コンピュータ10側の処理とウェアラブル機器1側の処理を示している。なお、コンピュータ10に対しては、予め任意の文字が起動条件として登録されているものとする。また、ウェアラブル機器1に対しては、予め任意の文字とPC操作時の傾き角度の範囲が起動条件として登録されているものとする。
コンピュータ10の電源が投入された状態で、所定時間以上経過しても入力操作がないと(ステップG11のYES)、コンピュータ10のCPU111は、ロック状態にする(ステップG12)。「ロック状態にする」とは、コンピュータ10に対する入力操作を受け付けない状態にすることである。このとき、例えば表示画面もスクリーンセーバ等により隠された状態になる。
ここで、ウェアラブル機器1を手首2に装着したユーザがタッチパッド14上に文字を手書き入力すると(ステップG13のYES)、コンピュータ10のCPU111は、その入力文字を認識処理する(ステップG14)。その結果、予め起動動条件として登録された文字(例えば、「Z」)であった場合には(ステップG14のYES)、CPU111は、BAN機能(BANモジュール40)をONする(ステップG15)。
一方、ウェアラブル機器1のシステムコントローラ91は、ユーザがコンピュータ10のタッチパッド14に触れたときの手首2の傾き角度θ(ウェアラブル機器1の傾き角度)を加速度センサ98によって検出している(ステップH11)。このときの傾き角度θきが予め起動動条件として登録された角度範囲内にあれば(ステップH12のYES)、続いてシステムコントローラ91は、ユーザがタッチパッド14上で文字を描いたときのウェアラブル機器1の動きを検出する(ステップH13)。このときのウェアラブル機器1の動きが予め起動動条件として登録された文字(例えば、「Z」)に対応した動きであった場合には(ステップH14のYES)、システムコントローラ91は、BAN機能(BANモジュール4)をONする(ステップH15)。
以後は、上記第1の実施形態と同様である。
すなわち、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能がONしたことにより、ウェアラブル機器1からユーザの指を介してコンピュータ10にセキュリティコードが送信される(ステップH16)。コンピュータ10は、ウェアラブル機器1から送られてきたセキュリティコードを解読する。そして、コンピュータ10は、解読したコードが設定コードと一致していた場合にロック状態が解除し、設定コードと一致しない場合にはロック状態を維持する(ステップG16〜G20)。
すなわち、コンピュータ10とウェアラブル機器1のBAN機能がONしたことにより、ウェアラブル機器1からユーザの指を介してコンピュータ10にセキュリティコードが送信される(ステップH16)。コンピュータ10は、ウェアラブル機器1から送られてきたセキュリティコードを解読する。そして、コンピュータ10は、解読したコードが設定コードと一致していた場合にロック状態が解除し、設定コードと一致しない場合にはロック状態を維持する(ステップG16〜G20)。
また、BAN機能の消費電力を抑えるため、セキュリティコードを送受信して一定時間(例えば約5〜10秒程度)経過したら、ウェアラブル機器1とコンピュータ10のBAN機能をOFFしておくものとする(ステップG21,H17)。
このように、文字と傾き角度を組み合わせることで、ユーザがPCを操作する状況をより確実に検出してBAN機能をONすることができる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、必要なときのみBAN機能を起動して省電力化を図るようにした通信システム、電子機器および方法を提供することができる。
なお、本実施形態の処理手順は、コンピュータプログラムによって実行することができる。したがって、このコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じて、このプログラムをコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
また、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (14)
- 端末装置とユーザの身体に装着可能な電子機器とを備えた通信システムにおいて、
上記端末装置は、
ユーザが使用していないときに入力操作をロックするロック手段と、
上記電子機器からセキュリティコードを受信する第1の通信手段と、
上記第1の通信手段によって受信された上記セキュリティコードに基づいて上記ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段とを具備し、
上記電子機器は、
上記セキュリティコードを送信する第2の通信手段と、
上記電子機器を装着したユーザの動きを検出する動き検出手段と、
上記動き検出手段によって検出されたユーザの動きに応じて上記第2の通信手段を起動制御する起動制御手段とを具備した通信システム。 - 上記電子機器において、
上記動き検出手段は、ユーザが文字を描く動きを検出し、
上記起動制御手段は、上記動き検出手段によって予め起動条件として登録された文字が検出された場合に上記第2の通信手段を起動する請求項1記載の通信システム。 - 上記電子機器において、
上記動き検出手段は、ユーザが上記端末装置を操作するときの手の傾き角度を検出し。
上記起動制御手段は、上記動き検出手段によって予め起動条件として登録された傾き角度が検出された場合に上記第2の通信手段を起動する請求項1記載の通信システム。 - 上記端末装置は、
手書き入力可能なタッチパッドと、
上記タッチパッド上で認識された文字に応じて上記第1の通信手段を起動制御する起動制御手段と
をさらに具備した請求項1記載の通信システム。 - 上記電子機器は、ユーザの手首に装着可能な腕時計型の形状を有する請求項1記載の通信システム。
- 上記第1および第2の通信手段は、人体通信網であるBANであり、上記電子機器を装着したユーザを通信媒体として上記電子機器と上記端末装置との間で通信を行う請求項1記載の通信システム。
- ユーザの身体に装着可能な電子機器であって、
外部の端末装置との間で通信を行う通信手段と、
ユーザの動きを検出する動き検出手段と、
上記動き検出手段によって検出されたユーザの動きに応じて上記通信手段を起動制御する起動制御手段と
を具備した電子機器。 - 上記動き検出手段は、ユーザが文字を描く動きを検出し、
上記起動制御手段は、上記動き検出手段によって予め起動条件として登録された文字が検出された場合に上記通信手段を起動する請求項7記載の電子機器。 - 上記動き検出手段は、ユーザが上記端末装置を操作するときの手の傾き角度を検出し。
上記起動制御手段は、上記動き検出手段によって予め起動条件として登録された傾き角度が検出された場合に上記通信手段を起動する請求項7記載の電子機器。 - ユーザの手首に装着可能な腕時計型の形状を有する請求項7記載の電子機器。
- 上記通信手段は、人体通信網であるBANであり、ユーザを通信媒体として上記端末装置との間で通信を行う請求項7記載の電子機器。
- 端末装置のロック状態をユーザの身体に装着可能な電子機器を用いて解除する方法であって、
上記電子機器は、
上記電子機器を装着したユーザの動きを検出し、
上記検出されたユーザの動きに応じて上記電子機器に備えられた通信機能を起動し、
上記端末装置に対してセキュリティコードを送信して端末装置のロック状態を解除することを含む方法。 - 上記電子機器を装着したユーザの動きとして、ユーザが所定の文字を描く動きを検出し、
予め起動条件として登録された文字が検出された場合に上記通信機能を起動する請求項12記載の方法。 - 上記電子機器を装着したユーザの動きとして、ユーザが上記端末装置を操作するときの手の傾き角度を検出し、
予め起動条件として登録された傾き角度が検出された場合に上記通信機能を起動する請求項12記載の方法。
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