JPWO2015075839A1 - 流量制御弁 - Google Patents
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Abstract
フォークリフト等の液圧機器に用いられ、シリンダ側に開口する可変絞り及び排出ポート側に開口する制御絞りを備えたボディと、このボディの内部を前記可変絞り及び制御絞りに連通する制御室並びにダンパ室に区画するとともにこのボディ内部を摺動することにより前記可変絞りの全体を連通させる初期状態及び前記可変絞りの一部のみを連通させる制御状態との間を変化可能であるスプールと、前記ボディのダンパ室内部に配され前記スプールを初期状態側に付勢する主付勢手段と前記スプールが初期状態から制御状態に移行する際には開弁してダンパ室の内部と外部との間の作動液の流通を許可し前記スプールが制御状態から初期状態に移行する際には閉弁してダンパ室の内部と外部との間を遮断する逆止弁とを備えている流量制御弁において、前記逆止弁が、前記スプールに形成した逆止弁収納空間内に配されており弁座を有するシール部材、前記シール部材の弁座に着座可能な弁体、及び前記逆止弁収納空間に連通するばね室内に配され前記弁体を前記弁座に着座する方向に付勢する副付勢手段を有し、前記スプールの逆止弁収納空間内に、前記シール部材の前記弁体及び副付勢手段に近づく方向への移動は許可しその逆方向への移動は規制する突起を設ける。
Description
本発明は、フォークリフト等の液圧機器に用いられる流量制御弁に関する。
従来より、フォークリフトに用いられる液圧回路において、リフトの下降時に下降速度を抑制すべく、フォークリフトの液圧シリンダに接続されるシリンダポートと作動液を貯蔵しておくためのタンクとの間に流量制御弁を設ける構成が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このような流量制御弁の一例として、ボディと、ボディの内部を制御室及びダンパ室に区画するとともにボディの内部を摺動可能なスプールとを備えた構成のものが挙げられる。さらに詳述すると、前記ボディには、シリンダ側に開口する可変絞り及びタンク側に開口する制御絞りを備えている。一方、前記スプールは、前記ボディ内部を摺動することにより、前記可変絞りの全体を連通させる初期状態と、前記可変絞りの一部のみを連通させる制御状態との間を変化可能である。このスプールは、前記ボディのダンパ室内部に配された主付勢手段である第1のコイルばねにより、初期状態側に付勢されている。
ここで、シリンダ側から制御室に導入される作動液の液圧の上昇に伴い前記スプールを初期状態から制御状態に変化させる場合には、応答性を確保すべく、ダンパ室から制御室に速やかに作動液を流通させることが求められる。その一方で、制御状態から初期状態に移行する際に制御室からダンパ室に速やかに作動液を流通させた場合、すなわちスプールを速やかに移動させた場合には、ハンチングが発生することがある。
そこで、前記スプールが初期状態から制御状態に移行する際には開弁してダンパ室の内部と外部との間の作動液の流通を許可し前記スプールが制御状態から初期状態に移行する際には閉弁してダンパ室の内部と外部との間を遮断する逆止弁を設ける構成が考えられている。このような逆止弁は、前記ダンパ室内に配される弁体と、同じくダンパ室内に配され前記弁体が着座しうる弁座を有するシール部材と、ばね室内に配され前記弁体を前記弁座に着座する方向に付勢する副付勢手段である第2のコイルばねとを備えている。
このような構成を採用した場合、前記逆止弁が開弁することによりダンパ室内の作動液は速やかに排出されるので、スプールを速やかに移動させることができ、応答性が高い。その一方で、制御状態から初期状態に移行する際には前記逆止弁が閉弁しダンパ室内への作動液の流入速度が抑制されるので、スプールの移動速度が低下し、ハンチングの発生が抑制される。
ところが、荷台に多量の荷物が積載されている場合等、シリンダ側から高圧の作動液が急速に前記制御室内を経て前記ダンパ室に導入されたときには、逆止弁の弁体、及び弁座を備えたシール部材が第1のコイルばねの弾性付勢力に抗して制御室から遠ざかる方向に移動する。その際に、前記弁体を弁座に向けて付勢する第2のコイルばねも、該副付勢手段を収納するばね室から飛び出すことがある。
その後、シリンダ側から導入される作動液の液圧が低下すると、第1のコイルばねの弾性付勢力により前記弁体及びシール部材が制御室に近づく方向すなわちばね室に近づく方向に移動するが、前記第2のコイルばねが前記ばね室から飛び出している場合、前記弁体又はシール部材とスプールとの間に挟まれて変形し、用をなさなくなることがあるという不具合が発生する。
このような不具合の発生を抑制する方法としては、第2のコイルばねの外径寸法がばね室の内径寸法をわずかに上回るようにし、第2のコイルばねをばね室に圧入する態様を採用することが考えられる。しかし、この態様においては、第2のコイルばねの外径寸法が大きくなりすぎるとばね室に圧入することが不可能となり、逆に第2のコイルばねの外径寸法が小さくなると第2のコイルばねとばね室との間に発生する摩擦が十分でなく第2のコイルばねが飛び出す不具合の抑制を十分に行えなくなるという問題が存在する。そのため、ばね室の形成及び第2のコイルばねの製造にあたっては高い加工精度が要求され、製造コストの上昇につながる。さらに、第2のコイルばねをばね室に圧入する工程の増加を招いている。
本発明は以上の点に着目し、製造の際の手間の軽減を図りつつ、シリンダ側から高圧の作動液が急速に導入された際の逆止弁の副付勢手段(第2のコイルばね)の損傷を抑止することを目的とする。
以上の課題を解決すべく、本発明に係る流量制御弁は、以下に述べるような構成を有する。すなわち本発明に係る流量制御弁は、シリンダ側に開口する可変絞り及び排出ポート側に開口する制御絞りを備えたボディと、このボディの内部を前記可変絞り及び制御絞りに連通する制御室並びにダンパ室に区画するとともにこのボディ内部を摺動することにより前記可変絞りの全体を連通させる初期状態及び前記可変絞りの一部のみを連通させる制御状態との間を変化可能であるスプールと、前記ボディのダンパ室内部に配され前記スプールを初期状態側に付勢する主付勢手段と前記スプールが初期状態から制御状態に移行する際には開弁してダンパ室の内部と外部との間の作動液の流通を許可し前記スプールが制御状態から初期状態に移行する際には閉弁してダンパ室の内部と外部との間を遮断する逆止弁とを備えている流量制御弁であって、前記逆止弁が、前記スプールに形成した逆止弁収納空間内に配されており弁座を有するシール部材、前記シール部材の弁座に着座可能な弁体、及び前記逆止弁収納空間に連通するばね室内に配され前記弁体を前記弁座に着座する方向に付勢する副付勢手段を有し、前記スプールの逆止弁収納空間内に、前記シール部材の前記弁体及び副付勢手段に近づく方向への移動は許可しその逆方向への移動は規制する突起を設けている。
このようなものであれば、シリンダ側から高圧の作動液が急速に導入された際であっても、前記突起によりシール部材が弁体及び副付勢手段から遠ざかる方向への移動は規制されるので、このシール部材により副付勢手段がばね室の外に飛び出すことも規制され、ばね室内に保持される。その上、シール部材が前記突起を乗り越えて前記弁体及び副付勢手段に近づく方向への移動は許可されているので、このシール部材をスプール内に組み付ける際には前記突起を乗り越えて圧入させればよく、少ない組立の手間により上述した効果が得られる構成の流量制御弁を実現できる。
本発明によれば、製造の際の手間の軽減を図りつつ、シリンダ側から高圧の作動液が急速に導入された際の逆止弁の副付勢手段の損傷を抑止することができる。
本実施形態の液圧回路を構成する流体制御弁は、図1に示すように、図示しないポンプ等の液圧供給源から供給される作動液を吸入する吸入ポート3、及び図示しないタンクに作動液を排出する排出ポート4が接続されるスリーブ5、このスリーブ5に連通し本発明の流量制御弁11を配した中間室6、この中間室6に連通しリフトシリンダCへ作動液を送出するシリンダポート7、これら中間室6とシリンダポート7との間に設けられこれらの間の流路を開閉するとともに内部に背圧室8aを有するリフトロックポペット8、このリフトロックポペット8の背圧室8aと前記中間室6とを接続するパイロット通路9、及びこのパイロット通路9中に設けられ該パイロット通路9中の作動液の流れを許可又は遮断する電磁ソレノイド弁10を内部に備えた弁本体1と、前記スリーブ5に進退可能に組み込まれシリンダポート7と吸入ポート3とを連通させて作動液の流路を形成する上昇位置、シリンダポート7と排出ポート4とを連通させて作動液の流路を形成する下降位置、及びこれらポート間の流路を遮断する中立位置を選択的にとることが可能な主スプール2とを具備する。
ここで、前記主スプール2が、中立位置から図1の矢印X方向に移動して下降位置に達すると、前記リフトロックポペット8の背圧室8a内から作動液が前記中間室6及び排出ポート4を経てタンクに導かれるので、リフトシリンダCからシリンダポート7に導かれる作動液圧が前記背圧室8a内の作動液圧より高くなり、この差圧により前記リフトロックポペット8が開弁する。そして、作動液は、シリンダポート7前記中間室6に配した流量制御弁11を通過して、排出ポート4を経てタンクに導かれる。
ここで、前記中間室6は、前記シリンダポート7に連通する高圧室6aと、前記排出ポート4に連通する低圧室6bとを有する。前記流量制御弁11は、これら高圧室6aと低圧室6bとに跨るように配され、前記高圧室6aから低圧室6bへの作動液の流量を制御する。
より具体的には、前記流量制御弁11は、図2に示すように、高圧室6aに開口する可変絞り24及び低圧室6bに開口する制御絞り25を備えたボディ21と、このボディ21の内部を前記可変絞り24及び制御絞り25に連通する弁室26並びにダンパ室27に区画するとともにこのボディ21内部を摺動することにより前記可変絞り24の全体を連通させる初期状態S及び前記可変絞り24の一部のみを連通させる制御状態Cとの間を変化可能である制御スプール22と、前記ボディ21のダンパ室27内部に配され前記制御スプール22を初期状態S側に付勢する主付勢手段である第1のコイルばね23と、前記制御スプール22が初期状態Sから制御状態Cに移行する際には開弁してダンパ室27の内部と外部との間の作動液の流通を許可し前記制御スプール22が制御状態Cから初期状態Sに移行する際には閉弁してダンパ室27の内部と外部との間を遮断する逆止弁28とを備えている。なお、制御スプール22が、本発明の流量制御弁11のスプールである。
さらに詳述すると、前記ボディ21は、図1、図2及び図4に示すように、流体制御弁の弁本体1に固定され、前記可変絞り24、前記制御絞り25及び排出ポート4に連通するドレン孔29を開口させてなる。また、このボディ21により、前記高圧室6aと前記低圧室6bとが区画されている。
前記制御スプール22は、図2及び図4に示すように、前記可変絞り24と前記制御絞り25とを連通させるための弁室26を形成するための溝を備えているとともに、初期状態Sにおいて前記ドレン孔29を閉塞する。また、可変絞り24から流入する作動液の液量が多くなると、弁室26の作動液圧が低圧室6bに連通するダンパ室27より高くなるため、制御スプール22がボディ21内を摺動して図2に示す初期状態から図4に示す制御状態Cに移行する。制御状態Cにある制御スプール22は、前記可変絞り24の一部を閉塞する。すなわち、この制御スプール22と前記可変絞り24とが協働して高圧室6aから低圧室6bへの作動液の流量を制御するための絞りとして機能する。ボディ21内の空間の制御スプール22より低圧側は、ダンパ室27として区画される。前記弁室26と前記ダンパ室27との間の作動液の流通は、ボディ21と制御スプール22との間の隙間を介して行われる。加えて、制御スプール22のダンパ室27側の部位には、逆止弁28を収納するための逆止弁収納空間22sを形成している。そして、制御スプール22には、この逆止弁収納空間22sの内部と外部とを連通する連通孔22hも設けている。
前記第1のコイルばね23は、図2及び図4に示すように、前述したようにボディ21のダンパ室27内部に配され、前記逆止弁28の後述するシール部材29を介し制御スプール22を初期状態S側に弾性付勢しているコイルばねである。
前記逆止弁28は、図2及び図4に示すように、前記制御スプール22の逆止弁収納空間22s内に配され、逆止弁座29aを備えるシール部材29と、前記逆止弁収納空間22s内に配され、前記逆止弁座29aに着座可能な逆止弁体30と、前記逆止弁収納空間22sに連通するばね室22r内に配され前記逆止弁体30を前記逆止弁座29aに着座させるべく付勢する副付勢手段である第2のコイルばね31とを有する。
前記シール部材29は、前記逆止弁収納空間22s内を摺動可能である。また、このシール部材29は、ダンパ室27側の端面で第1のコイルばね23の自由端に接し弾性付勢力を受けるとともに、その反対側の端面で制御スプール22に接し弾性付勢力を制御スプール22に伝達する。そして、このシール部材29には逆止弁座29aを備えた弁体収納空間29s、及びこの弁体収納空間29sの内部と外部とを連通する通路29xを形成している。
前記逆止弁体30は、前記制御スプール22が初期状態Sから制御状態Cに移行する際には逆止弁座29aから離間した開弁位置Qをとって逆止弁28を開弁し、ダンパ室27から弁体収納空間29s及び通路29xを経て弁室26に至る作動液の流通を許可するとともに、前記制御スプール22が制御状態Cから初期状態Sに移行する際には逆止弁座29aに着座した閉弁位置Pをとってこの逆止弁28を閉弁し、通路29x及び弁体収納空間29sを経由する作動液の流れを遮断する。
そして本実施形態では、図3に示すように、前記制御スプール22の逆止弁収納空間22s内に、前記シール部材29の前記ばね室22rに近づく方向への移動は許可しその反対方向への移動は規制する突起22tを設けている。
この突起22tの前記ダンパ室27に向かう側の面は、ダンパ室27から遠ざかるにつれ突出幅が大きくなる傾斜を有する傾斜面22t1である。一方、前記突起22tの前記ばね室22rに向かう側の面は、制御スプール22の内面から略直角に起立する起立面22t2である。なお、図3ではこの突起22tの存在をわかりやすくすべく突出幅を実際より大きく描いているが、この突起22tの突出幅は、例えば0.01〜0.1mmに設定している。
逆止弁28を制御スプール22に組み付ける手順の一例を以下に述べる。まず、第2のコイルばね31をばね室22r内に収納する。次いで、第2のコイルばね31の自由端に逆止弁体30が接するように配置する。そして、シール部材29を制御スプール22の逆止弁収納空間22s内に挿入し、前記突起22tの傾斜面22t1を乗り越えさせつつさらに内部に圧入する。
ここで、前記流体制御弁の主スプール2が下降位置をとる場合の、前記流量制御弁11の各部の作用を述べる。
リフトに荷物が積載されていない場合シリンダポート7にかかる圧力が低く、制御絞り25を通過する液量も少ない。そのため弁室26及びダンパ室27の作動液圧差も少なく、制御スプール22は図2に示す初期状態Sに保たれる。すなわち、可変絞り24はその全体が弁室26に連通し、作動液は同図の矢印Yのように高圧室6aから可変絞り24、弁室26及び制御絞り25を経て低圧室6bに導かれる。
その後、リフトに荷物が積載された状態、すなわち負荷状態でリフトを再度下降させると、シリンダポート7にかかる作動液圧が上昇しているため、制御絞り25を通過する液量も増加しようとする。しかしその流量によって弁室26及びダンパ室27の圧力差も増加するため、図4に示すように、制御スプール22が第1のコイルばね23による付勢力に打ち勝って制御状態Cとなるよう移動する。このとき、可変絞り24の一部が制御スプール22により閉塞され、弁室26に導入される液量の増加が抑制される。また、逆止弁28のシール部材29は制御スプール22と一体的に移動する一方、逆止弁28の逆止弁体30は制御スプール22に衝き当たるまで移動せず、開弁位置Qをとる。
ここで、シリンダポート7に高圧の作動液が急速に導入された場合、図2の矢印Aのように作動液が弁室26を経て弁体収納空間29s内に流入し、作動液の圧力に起因してシール部材29が制御スプール22内においてばね室22rから遠ざかる方向に向かう作用を受ける。しかし、シール部材29は突起22tの起立面22t2に衝き当たり、それ以上の移動は規制される。そして、逆止弁体30は開弁位置Qをとっているので、ダンパ室27内の作動液の一部は、制御スプール22とボディ21との間の隙間の他に、弁体収納空間29sを経由して弁室26に導入される。また、ダンパ室27内の作動液の他の一部は、図4の矢印Bに示すようにダンパ室27から低圧室6bを経て排出ポート4に排出される。
さらに、リフトの荷物が取り除かれた状態でリフトを再度下降させると、シリンダポート7に導入される作動液圧が下降し、制御絞り25を通過する液量も少ない。そのため弁室26及びダンパ室27の作動液圧差も少なくなるため、制御スプール22が第1のコイルばね23による付勢力により初期状態Sとなるよう移動する。このとき、シール部材29も前記初期状態Sとなるよう移動し、図2に示すように、逆止弁体30が逆止弁座29aに着座する閉弁位置Pをとる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、シリンダ側から高圧の作動液が急速に導入された際であっても、前記突起22tによりシール部材29が弁室26から遠ざかる方向への移動は規制されるので、このシール部材29により第2のコイルばね31がばね室22rの外に飛び出すことも規制され、ばね室22r内に保持される。その上、シール部材29が前記突起22tを乗り越えて前記弁室26に近づく方向への移動は許可されているので、このシール部材29を制御スプール22内に組み付ける際には前記突起22tを乗り越えて圧入させればよく、少ない組立の手間の手間により上述した効果が得られる構成の流量制御弁を実現できる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、突起の形状は、シール部材のダンパ室側からばね室側へ向かう移動を許可しうるものであるとともにその逆方向の移動を規制しうるものであれば、任意に設定してよい。
また、逆止弁の弁体及び弁座の形状も任意に設定してよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
本発明によれば、フォークリフト等の液圧機器に用いられる流量制御弁において、製造の際の手間の軽減を図りつつ、シリンダ側から高圧の作動液が急速に導入された際の逆止弁の副付勢手段の損傷を抑止することができる。
11…流量制御弁
21…ボディ
22…スプール(制御スプール)
22t…突起
23…主付勢手段(第1のコイルばね)
24…可変絞り
25…制御絞り
26…弁室
27…ダンパ室
28…逆止弁
29…シール部材
29a…弁座
30…弁体
31…副付勢手段(第2のコイルばね)
21…ボディ
22…スプール(制御スプール)
22t…突起
23…主付勢手段(第1のコイルばね)
24…可変絞り
25…制御絞り
26…弁室
27…ダンパ室
28…逆止弁
29…シール部材
29a…弁座
30…弁体
31…副付勢手段(第2のコイルばね)
Claims (1)
- シリンダ側に開口する可変絞り及び排出ポート側に開口する制御絞りを備えたボディと、このボディの内部を前記可変絞り及び制御絞りに連通する制御室並びにダンパ室に区画するとともにこのボディ内部を摺動することにより前記可変絞りの全体を連通させる初期状態及び前記可変絞りの一部のみを連通させる制御状態との間を変化可能であるスプールと、前記ボディのダンパ室内部に配され前記スプールを初期状態側に付勢する主付勢手段と前記スプールが初期状態から制御状態に移行する際には開弁してダンパ室の内部と外部との間の作動液の流通を許可し前記スプールが制御状態から初期状態に移行する際には閉弁してダンパ室の内部と外部との間を遮断する逆止弁とを備えている流量制御弁であって、
前記逆止弁が、前記スプールに形成した逆止弁収納空間内に配されており弁座を有するシール部材、前記シール部材の弁座に着座可能な弁体、及び前記逆止弁収納空間に連通するばね室内に配され前記弁体を前記弁座に着座する方向に付勢する副付勢手段を有し、
前記スプールの逆止弁収納空間内に、前記シール部材の前記弁体及び副付勢手段に近づく方向への移動は許可しその逆方向への移動は規制する突起を設けていることを特徴とする流量制御弁。
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