JPWO2015075824A1 - 外国為替証拠金取引支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 実績のあるトレーダーの力を一任勘定という形ではなく借りられるようにし、一般の投資家に対して新しいより有意義なFX投資ツールを提供する。【解決手段】 トレーダー端末1とフォロワー端末2にはトレーディングソフトウェアがインストールされ、トレーディングソフトウェアは、選択された通貨ペアの為替レートの変動を示すチャートを、為替レートに関する指標であるインジケーターとともに表示できる。支援サーバ3には、チャート再現情報をフォロワー端末2に送信することでトレーダー端末1と同じ状態でチャート及びインジケーターをフォロワー端末2に表示させるチャート再現情報送信プログラムが実装されている。【選択図】 図1

Description

本願の発明は、外国為替証拠金取引(いわゆるFX)の支援システムに関するものである。
外国為替証拠金取引とは、証拠金を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行う取引である。日本では、1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて外国為替業務が自由化されたことをきっかけに市場が創設され、証券会社や専業のFX業者等、多くの事業者が参入しており、インターネットの普及も手伝って市場が急速に拡大している。
FX取引においては、実際に外国為替取引を行うのは金融庁に登録した業者(以下、FX業者)である。投資家は、FX業者に対して口座を開設して証拠金を拠出し、売買の指示を出す。FX業者は、指示に基づいて売買を行う。為替相場の変動に伴って発生した差益(差金)が利益になり、投資家に払い戻される。
FXは、レバレッジを使うことで証拠金を超える多額の取引を一度に行えること、24時間いつでも売買ができること、手数料が株式や債券などの他の金融商品に比べて安いことといったメリットがあり、一般のサラリーマンや主婦なども巻き込み、ブームといえるほどの活況を呈している。
FX市場が成長している一つの要因は、投資家が市場の動向を注視し、適切なタイミングで売買を行うための便利なアプリケーションソフトウェアが開発されている点である。これらアプリケーションソフトウェアは、通貨レートの変動をグラフ化して表示する基本的な機能の他、為替レートの変化において売りや買いのタイミングや額を決める際に参考となる指標(テクニカル指標)を併せて表示する機能も持っている。以下、このようなソフトウェアを、この明細書ではトレーディングソフトウェアと呼ぶ。併せて表示されるテクニカル指標は、インジケーターと呼ばれている。
また最近では、ある条件が成立したら自動的に売買の注文をFX業者に対して出す自動取引機能を持つトレーディングソフトウェアを登場している。このトレーディングソフトウェアを使用すると、自分が設定した条件が成立した際に売買が自動で行われるので、パソコンにはりついてグラフや指標を常に監視している必要はなく、リスクの点は別にして利便性の点では好適なものとなっている。
上記のような機能をもったトレーディングソフトウェアの代表的なものが、メタトレーダー4(MetaTrader4、通称はMT4)である。MT4は、MetaQuotes Software社(http://www.metaquotes.net/)が提供しているトレーディングソフトウェアであり、多くのFX業者で採用されているプラットフォームである。MT4は、標準で用意された各種のインジケーターの他、ユーザー自らが任意のインジケーターを作成して使用できることが特長となっている。
特開2013−84314号公報
上記のように、MT4のようなトレーディングソフトウェアは、自前のインジケーターを作成できるようになっていたり、売買の注文を自動で送信する機能を自分で作成して追加することができるようになっていたりしており、ソフトウェアとしての利便性は高い。しかし、どのようにインジケーターや自動売買機能を構築したとしても、実際の取引においては、差益をあげることが保証されている訳ではなく、その時々で差益が出たり差損が出たりということになる。投資家が持っている為替相場についての情報、FX取引の経験やノウハウ等によって、勝ち負けに差が出てくる。
その一方、個人投資家ではあっても、為替市場や各国の金利状況などについて豊富な知識と経験を持つ者が大きな利益を安定的にあげている場合もある。このような者は、トレーダーと呼ばれるが、大きな利益をあげているトレーダーは著名人と言ってもよく、トレーダーのブログが閲覧されたり、大きな利益をあげたトレーダーのインタビュー記事がネット上に掲載されたりしている。
このような実績のあるトレーダーの力を借りることで、自分も実績をあげようとする手法がある。その究極とも言える形がコピートレードと呼ばれる手法である。これは、あるトレーダーが実行している自動売買プログラムと全く同じプログラムを別の投資家が自己の端末上で実行する手法である。また、別の形態としては、トレーダーがあるFX取引を行った際、サーバにログインしているすべてのユーザー(他の投資家)の端末において同時に同じ取引が行われるようにする自動売買プログラムも存在している。このような取引は、実績のあるトレーダーの力を借りようとする究極の形であると言えるが、トレーダーに対して運用を一任しているとも解釈でき、投資助言業の枠を越えているとも解釈できる(即ち、金融当局による認可無しには行えない)。他方、一般の投資家にとっても、実績のあるトレーダーの力を借りたいとは思うが、完全に売買を一任するのには躊躇する場合が多い。
したがって、投資助言業の枠を越えることなくトレーダーの知識やノウハウを最大限利用できるシステムやサービスがあれば、トレーダーにとっては特別な認可無しに自己の知識やノウハウを提供して対価を得ることができるようになるし、一般の投資家にとっても売買を一任せずに彼らの力を利用できるようになる。
本願の発明は、このような状況に鑑みて為されたものであり、実績のあるトレーダーの力を一任勘定という形ではなく借りられるようにし、一般の投資家に対して新しいより有意義なFX投資ツールを提供することを解決課題とするものである。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、外国為替証拠金取引を行うトレーダーが操作する端末であってトレーディングソフトウェアがインストールされているトレーダー端末と、トレーダーの投資手法を参考にして外国為替証拠金取引を行おうとする者であるフォロワーが操作する端末であってレーディングソフトウェアがインストールされている端末であるフォロワー端末との間で情報をやり取りする外国為替証拠金取引支援システムであって、
サーバと、
記憶部と
を備えており、
トレーディングソフトウェアは、選択された通貨ペアの為替レートの変動を示すグラフであるチャートをトレーダー端末上に表示できるものであって、当該チャートを、為替レートに関する指標であるインジケーターとともに表示できるものであり、
記憶部には、トレーダー端末に表示されているチャート及びインジケーターの情報を含むチャート再現情報が記憶されており、
サーバには、チャート再現情報をフォロワー端末に送信することでトレーダー端末と同じ状態でチャート及びインジケーターをフォロワー端末に表示させるチャート再現情報送信プログラムが実装されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記サーバには、前記トレーダー端末において、前記チャート及び前記インジケーターの表示状態が変更された際、その変更を記憶部に記憶するチャート再現情報登録プログラムが実装されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項の構成において、前記チャート再現情報送信プログラムは、前記記憶部に記憶されているチャート再現情報に変更があった場合、一定の時間間隔で自動的に又はリアルタイムでチャート再現情報を前記フォロワー端末に表示させるプログラムであるという構成を有する。
以下に説明する通り、本願発明によれば、トレーダー端末に表示されているのと同じ状態でフォロワー端末にチャート及びインジケーターが表示されので、フォロワーはトレーダーが使っている手法を大いに参考にして取引の指示をすることができる。この際にも、取引の指示は、フォロワーの判断にて行われるので、トレーダーの行為は投資助言業の範囲内であり、特に金融当局の認可は必要としない。
実施形態の外国為替証拠金取引支援システムの概略図である。 FX業者を通したFX取引について概略的に示した図である。 トレーディングソフトウェアが端末上に表示するメイン画面の一例について示した概略図である。 トレーディングソフトウェアのレイヤ構造について示した概略図である。 インジケーターの代表例として移動平均線を示した概略図である。 別の代表的なインジケーターとして、ボリンジャーバンドを示した概略図である。 さらに別の代表的なインジケーターとして、MACDを示した概略図である。 トレーダー端末1におけるトレーディングソフトウェアの実装構造を示した概略図である。 図8に示すトレーダー用EAの概略を示したフローチャートである。 フォロワー端末2におけるトレーディングソフトウェアの実装構造を示した概略図である。 図10に示すフォロワー用EAの概略を示したフローチャートである。 トレーダー選択ウインドウの一例を示した概略図である。 本願発明のより好ましい実施形態の要部について示した概略図である。 図13に示す実施形態の意義について示した概略図である。
次に、本願発明を実施するための形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、実施形態の外国為替証拠金取引支援システムの概略図である。図1に示す外国為替証拠金取引支援システム(以下、FX取引支援システムという)は、トレーダー端末1とフォロワー端末2との間で情報をやりとりするシステムである。本願発明は、トレーダーが一人のみでフォロワーが一人のみでも理論的には実施可能であるが、実施形態ではこれらが複数存在していることが前提となっており、トレーダー端末1やフォロワー端末2は複数存在する。
各トレーダー端末1は、外国為替証拠金取引(以下、FX取引という)を行うトレーダーが操作する端末である。各フォロワー端末2は、トレーダーの投資手法を参考にしてFX取引を行おうとする者であるフォロワーが操作する端末である。これら端末は、デスクトップやノート等のパソコンである場合の他、スマートフォンやタブレットコンピュータの場合もあり得る。各トレーダー端末1や各フォロワー端末2は、インターネット10への接続環境が整えられている。そして、各トレーダー端末1や各フォロワー端末2には、トレーディングソフトウェアがインストールされている。
実施形態のFX支援システムは、サーバ3と、記憶部4とを備えている。サーバ(以下、支援サーバという)3は、インターネット10を介してトレーダー端末1やフォロワー端末2に接続されている。記憶部4は、支援サーバ3が備えるストレージであるが、支援サーバ3とは別に設けられたストレージサーバの場合もある。支援サーバ3は、Apache HTTP Serverやマイクロソフト社のIIS(Internet Information Service)のようなウェブサーバソフト31を実装しており、ウェブサーバとして機能するようになっている。従って、支援サーバ3は、各端末1,2との間でhttp通信することが可能である。
支援サーバ3の記憶部4には、各トレーダーの情報を登録したデータベースファイルであるトレーダー登録情報DBF51や、各フォロワーの情報を登録したデータベースファイルであるフォロワー登録情報DBF52が記憶されている。これらDBFには、各トレーダーの認証情報(トレーダーID及びパスワード)、各フォロワーの認証情報(フォロワーID及びパスワード)が含まれる。
また、支援サーバ3には、チャート再現情報登録プログラム32やチャート再現情報送信モジュール33が実装されており、記憶部4には、各トレーダーについてのチャート属性情報ファイル群6が記憶されている。これらのプログラムやファイルについては、後述する。
トレーダーやフォロワーとしては個人投資家が想定されているが、個人投資家がFX取引のための会社を設立する場合もあり、法人の役員や従業員がトレーダーであったりフォロワーであったりする場合もある。FX業者と区別し、これらを一般投資家という。一般投資家は、周知のように、自分で外国為替証拠金取引を行う訳ではなく、証券会社等のFX業者を通して取引を行う。トレーディングソフトウェアは、FX業者から提供される場合が多い。これらの点について、図2を使用して補足的に説明する。図2は、FX業者を通したFX取引について概略的に示した図である。
図2に示すように、一般投資家は、数あるFX業者の中から一つのFX業者を選び、そのFX業者に口座を開いて証拠金を拠出する。口座を開くとは、実際には、そのFX業者との間で決済を行う自身の銀行口座を指定し、FX業者の口座への送金やFX業者からの入金を可能することである。
FX業者は、一般投資家に対してFT取引を募るウェブサイトを開設しており、一般投資家はこのウェブサイトを通じてFX業者を仲介した定常的なFX取引について契約を結ぶ。その後、口座の開設や証拠金の拠出が行われる。一方、図2に示すように、FX業者からはトレーディングソフトウェアの提供が行われる。
図2に示すように、FX業者は、FX取引のためのサーバ(以下、FX業者サーバという)9を有しており、上記ウェブサイトもこのFX業者サーバによって提供される。FX業者サーバ9にはトレーディングソフトウェアがアップロードされており、契約をした一般投資家がダウンロードできるようになっている。
実施形態におけるトレーダーやフォロワーも、いずれかのFX業者と契約し、トレーダー端末1やフォロワー端末2にトレーディングソフトウェアをダウンロードしてインストールしている。
尚、FX業者は、一般投資家に対し、スプレッドを公表している。スプレッドとは、各通貨についての売値と買値の差であり、FX業者にとっての手数料に相当する。一般投資家は、よりスプレッドの安いFX業者を選んで契約することになる。
トレーディングソフトウェアは、一般投資家がFX取引をする際に殆ど必須とも言えるソフトウェアである。実施形態におけるトレーディングソフトウェアは、トレーダーやフォロワーがFX取引を行う際に参考となる情報を表示するものである。FX取引は、株取引(株式市場)のような他の取引とはかなり異なる特質を持っており、為替相場の変動を示すグラフ(以下、チャートという)が殆ど全ての取引情報と言っても良い。
株取引であれば、その会社の業績やその会社が属する業界の動向、さらにはその会社のポリシー等、株価自体の変動以外にも多くの要素が考慮に入れられる。しかし、FX取引の場合、投資家がある通貨を売り又は買う行動を起こす際の指標は、その時点までに為替レートがどのように変動してきているかということにほぼ尽きる。したがって、トレーディングソフトウェアは、チャートを端末上に表示できる機能を有することが必須となる。
このようなトレーディングソフトウェアの代表的なものが、前述したMT4である。トレーディングソフトウェアは、チャートに代表されるFX取引の参考情報を表示できるものであるが、FX業者に対する指示を端末から行う機能も備えている。
このようなトレーディングソフトウェアについて、図3及び図4を使用して説明する。図3は、トレーディングソフトウェアが端末上に表示するメイン画面の一例について示した概略図、図4は、トレーディングソフトウェアのレイヤ構造について示した概略図である。
この実施形態では、トレーディングソフトウェアはMT4となっている。図3には、MT4における初期設定時のメイン画面のレイアウトが示されている。MT4では、図3に示すように、画面の左端の上側に各通貨ペアについて気配値を表示したウインドウ(以下、気配値ウインドウ)81が表示され、その下に各種のナビゲーターウインドウと呼ばれるウインドウ82が表示される。その右側には、チャートを表示するウインドウ(チャートウインドウ)83が表示される。初期設定では、図3に示すように、四つのウインドウが表示され、それぞれのウインドで選択された通貨ペアの為替レートの変動がグラフ表示される。
画面の下側には、ターミナルウインドウと呼ばれるウインドウ84が表示される。ターミナルウインドウ84は、取引の履歴や口座の入出金の履歴、操作履歴等を表示するウインドウである。
この他、初期設定では表示されないが、チャートで表示されている為替レート変動の詳細を表示するウインドウや自動売買の際の検証を行うウインドウも表示できるようになっている。これらウインドウのサイズやレイアウトは、ユーザーが自由にカスタマイズできる。
また、チャートの表示についても、各種のカスタマイズが可能となっている。例えば、チャートについては、「ロウソク足」、「バーチャート」、「ラインチャート」の三種類の表示が標準で選べるようになっている。チャートを表示する際の時間軸についても、1分毎(1分足)、5分毎(5分足)、30分毎(30分足)、1時間(時間足)、4時間毎(4時間足)、1日毎(日足)、1週間毎(週足)、1ヶ月毎(月足)というように変更することができるようになっている。これらのカスタマイズは、ツールバーの「チャート」をクリックすることで行える。
また、MT4では、インジケーターと呼ばれるテクニカル指標をチャートについて表示できるようになっている。インジケーターは、チャート中に吹き出しのように追加して表示されるものや、チャートウインド中にチャートとは別にグラフとして表示されるもの、チャートの表示の仕方(色など)を変えることで指標とするものなど、種々のものがある。
インジケーターの代表的なものを幾つか説明する。
図5は、インジケーターの代表例として移動平均線を示した概略図である。図5(1)に示すチャートにおいて移動平均線を追加して表示したのが図5(2)である。移動平均線は、ごくごく基本的なインジケーターであり、ある一定期間の為替レートの各終値を平均化して、その数字を結んでいった線のことである。移動平均線は、その為替レートのトレンド(傾向)や勢いを知ることができるものである。平均値を出す期間は、任意に設定できる。MT4では、ナビゲーターウインドウにある「罫線分析ツール」の「moving average」をクリックすることで移動平均線をチャート中に表示することができる。
図6は、別の代表的なインジケーターとして、ボリンジャーバンドを示した概略図である。図6(1)に示すチャートにおいてボリンジャーバンドを追加して表示したのが図6(2)である。ボリンジャーバンドは、移動平均線の上下に値動きの幅を示す線を加えたインジケーターである。移動平均線からの乖離が大きくなり、行き過ぎた状態の時に買ったり売ったりする指標として使用される。
図7は、さらに別の代表的なインジケーターとして、MACD(通称:マックディー)を示した概略図である。図7(1)に示すチャートにおいてMACDを追加して表示したのが図7(2)である。MACDは、正式には「移動平均収束拡散法」と呼ばれるものであり、短期移動平均線と長期移動平均線の差を意味する。したがって、パーセンテージではなく実際の為替レートの値幅が単位になる。
図5〜図7に示した以外にも、MT4には、CCI(Commodity Channel Index)やAlligatorといった様々なインジケーターが標準で実装されており、任意のインジケーターを選んでチャートとともに表示することができるようになっている。
また、MT4では、標準実装のインジケーターの他、自作したインジケーターや他のユーザーが作ったインジケーターを表示できるようになっている。これらはカスタムインジケーターと呼ばれ、ダウンロードの時点でサーバにアップされているものは併せてインストールされるし、その後にアップされたものについてもサーバへのアクセスにより追加してダウンロードして使用することができるようになっている。これらのカスタムインジケーターは、図3に示すナビゲーターウインドウ内の「カスタムジンジータ」をクリックして任意のカスタムインジケーターを選択することでチャートウインドウに表示することができる。
さらに、MT4では、EA(Expert Advisor)と呼ばれる機能が実装されている。EAは、トレーディングソフトウエア上で自動的に売買の指示をFX業者に対してするプログラムである。EAについても、標準実装されたものの他、自作したものや他のユーザーが作ったものをMT4上で実行することができるようになっている。
このようなMT4のソフトウェアとしてのレイヤ構造について示した概略図である。MT4は、現在のところWindows(マイクロソフト社の登録商標)OS上で動作するようになっている。図4に示すように、WindowOS上では、エクスプローラやHTTP通信のためのAPI、各種DLLが実装されており、インストールされたMT4がこれらとともに実装される。
MT4は、大まかには、プログラム層とデータ層とに分かれている。プログラム層は、プログラム層は、OSを介してサーバ9との間の通信により取得した為替レートのデータをデータ層に一時的に記憶したり、記憶したデータをOSに準拠したウインドウで表示したりする基本的なモジュール(以下、基本モジュールという)61を含む。プログラム層は、この他、インジケーター62やEA63を記述した言語であるMQLを司るMQL層60と、MQL層60上で動作するインジケーター62やEA63とを含んでいる。MQL層60は、指定されてMQLプログラムをコンパイルして実行し、インジケーター62をチャートウインドウに表示したり、自動売買を実行したりする。尚、インジケーター62やEA63は、前述したように標準実装のものとカスタムメイドのものとが含まれるが、MQL層60上で特に区別はされない。
そして、基本モジュール61によって読み出したり記憶されたりするデータ層は、ユーザーが、前回の画面の表示状態を次回に再現するためのデータや、ユーザーの過去の売買履歴を確認のために記憶したデータ等が含まれる。尚、DLLは、MT4の基本モジュール661から読み出される場合もあり、MT4用のDLLが自作されて実装される場合もある。
さて、実施形態のFX取引支援システムは、このようなトレーディングソフトウェアとしてのMT4がインストールされている端末1,2間でチャート再現情報をやり取りするものとなっている。チャート再現情報とは、トレーダー端末1で表現されているものを同じ状態でフォロワー端末2にチャートが表示されるようにするものである。以下、この点について説明する。
図8は、トレーダー端末1におけるトレーディングソフトウェアの実装構造を示したものであり、図4とほぼ同様の図である。図8に示すように、トレーダー端末1では、MQL層にトレーダー用EA631が実装されている。「トレーダー用EA」とあえて記載したが、これは、自動売買用のプログラムではない。MT4上で動作するようにMQL言語で記述されているが、自動売買用のプログラムではなく、支援サーバ3に対してチャートウインドウ再現用の送信を行うプログラムである。したがって、この明細書において、EAとは、自動売買に限らず、MT4上で動作するMQLで記述されたプログラム(インジケーターを除く)を意味する。
図9は、図8に示すトレーダー用EAの概略を示したフローチャートである。図8に示すように、他のEAと同様に、MQL層60上に設けられており、MQL言語で記載されたプログラムモジュールである。したがって、図2に示す画面上では、ナビゲーターウインドウ内の「エキスパートアドバイザー」の欄に起動ボタンが設けられる。この起動ボタンがクリックされると、トレーダー用EAがMT4上で常駐した状態になり、MT4が終了されるまで実行状態が維持される。尚、MT4は、Win32APIが使えるようになっており、図9に示す幾つかのステップは、Winsockや各種DLLを利用して行われる。
図9に示すように、トレーダー用EAが起動すると、トレーダーの認証が行われる。トレーダー用EAは、ID及びパスワードを入力する画面をトレーダー端末1上に表示し、入力されたID及びパスワードを支援サーバ3に送って認証を求めるようになっている。認証が正しくされた場合、そのトレーダー端末1は、トレーダー端末1として支援サーバ3にログオンされた状態となり、チャート再現情報の初期送信を行う。
チャート再現情報は、トレーダーがトレーダー端末1に表示しているのとほぼ同じ画面をフォロワー端末2に表示するための情報である。チャート再現情報は、トレーダーがトレーダー端末1に表示しているのを同じチャートを同じ状態でフォロワー端末2に表示することで、フォロワーが自分の取引の参考にしようとするものである。トレーダーが行う取引と同じ取引をフォロワーがしようとするものではないため、この実施形態では、トレーダーが実際に行った(又は行おうとしている)取引に関する情報は、チャート再現情報には含まれない。例えば、トレーダーが過去に行った取引の実績情報(ターミナルウインドウに表示される情報)や、トレーダーが取引を指示するためのウインドウ内の情報などは、チャート再現情報には含まれない。
チャート再現情報は、トレーダー端末1のチャートウインドウ内に表示されるチャート及びインジケーターを再現するための情報である。したがって、
・通貨ペア
・チャートの種類
・時間足の長さ
・同時に表示するインジケーター
を特定するための情報が含まれる。これらの情報は、チャートウインドウに表示するチャートの属性情報として一つのファイル(以下、チャート属性情報ファイル)に記録される。
チャート属性情報ファイルのうち、チャートの種類や時間足の長さなどは、MT4の基本モジュールが扱う標準の属性情報である。インジケーターについては、標準実装のものもあるが、カスタマイズされたもの(ユーザーが作ったインジケーター)もある。インジケーターは、MT4ではMQL言語で書かれており、.mq4という識別子で登録されたファイルである。したがって、チャート属性情報ファイルには、インジケーター用のMQL言語ファイルのファイル名の情報が含まれる。
図1に示すように、支援サーバ3の記憶部4には、登録されているトレーダー毎にチャート属性ファイル600が記憶されている。各チャート属性情報ファイル600は、トレーダーIDを使用したファイル名となっている。トレーダー用EAは、ログイン後、MT4の起動パス(TerminalPath)を支援サーバ3のURLに変更する。そして、支援サーバ3の記憶部4からそのトレーダーIDについてのチャート属性情報ファイル600を読み出し、そのチャート再現情報で当該トレーダー端末1上のMT4を動かすようプログラミングされている。
支援サーバ3の記憶部4から読み出したチャート再現情報でトレーダー端末1上のMT4が表示されると、トレーダー用EAは、スタンバイ状態となる。スタンバイ状態では、トレーダーがインジケーターの変更、追加又は削除(以下、インジケーターの変更と総称する)を行いチャート再現情報が変更されない限り、支援サーバ3との通信はない。トレーダーがインジケーターを変更する操作が行われると、チャート属性情報ファイル600は支援サーバ3上にあるため、HTTPのGet文によりインジケーターのファイルがリクエストされ、支援サーバ3からpostされてトレーダー端末1に表示される。この際、チャート属性情報ファイル600も更新される。即ち、トレーダー用EAとプログラム間通信を行う支援サーバ3上のプログラムであるチャート再現情報登録プログラム32が、変更されたチャート再現情報をチャート属性情報ファイル600に書き込んでファイルを更新する。
例えば、あるAというインジケーターがindicator1.mq4というファイル名で実装されており、トレーダーがこのインジケーターを追加しようとした場合、トレーダーは、チャートウインドウにおいてインジケーターAをクリックする。この際、MT4は、支援サーバ3の記憶部4からindicator1.mq4を呼び出し、チャートウインドウ83に追加して表示する。
トレーダー用EAは、チャート再現情報の変更がリクエストされるたびに支援サーバ3とHTTP通信し、チャート属性情報ファイル600を更新させる。そして、トレーダー端末1において、支援サーバ3との接続を解除する送信(ログオフ)が行われたり、トレーダー用EAを終了させる操作が行われたり、又はMT4の終了の操作が行われたりする操作が行われると、トレーダー用EAの実行は終了する。
次に、フォロワー用EAについて説明する。
また、図10は、フォロワー端末2におけるトレーディングソフトウェアの実装構造を示したものであり、図4とほぼ同様の図である。図10に示すように、フォロワー端末2では、MQL層600上にフォロワー用EA632が実装されている。フォロワー用EA632は、支援サーバ3に対してチャートウインドウ再現用の受信を行うプログラムモジュールである。
図11は、図10に示すフォロワー用EAの概略を示したフローチャートである。図10に示すように、EAと同様にMQL層60上に設けられており、MQL言語で記載されたプログラムモジュールである。図3に示す画面上では、ナビゲーターウインドウ内の「エキスパートアドバイザー」の欄に起動ボタンが設けられる。例えば、「コピーインジケーター(フォロワー用)」といった名前で起動ボタンが設けられる。この起動ボタンがクリックされると、フォロワー用EAがMT4上で常駐した状態になり、MT4が終了されるまで実行状態が維持される。
図11に示すように、フォロワー用EAが起動すると、フォロワーの認証が行われる。フォロワー用EAは、ID及びパスワードトレーダーを入力する画面をフォロワー端末2上に表示し、入力されたID及びパスワードを支援サーバ3に送って認証を求めるようになっている。認証が正しくされた場合、フォロワー用EAは、トレーダー選択ウインドウをフォロワー端末2に表示する。図12は、トレーダー選択ウインドウの一例を示した概略図である。図12に示すように、そのトレーダー選択ウインドウは、トレーダー名やコメント(トレーダーの紹介文)がリスト表示されるウインドウである。
支援サーバ3の記憶部4に記憶されたトレーダー登録情報DBFの各レコードは、「トレーダー名」や「コメント」等のフィールドを含んでいる。フォロワー用EAは、支援サーバ3にアクセスしてトレーダー情報DBFの内容を取得し、図12に示すようにトレーダー選択ウインドウ内に表示するようプログラミングされている。
トレーダー選択ウインドウにおいて、各トレーダーのリストの各行の末尾には、「選択する」と表記されたコマンドボタンが設けられている。このコマンドボタンには、名選択されたトレーダーのチャート再現情報を支援サーバ3に送信させるチャート再現情報送信モジュール33のスクリプトが記述されている。図8に示すように、チャート再現情報送信モジュール33は、選択されたトレーダーのチャート属性情報ファイルの内容を自己の端末(フォロワー端末2)上で稼働しているMT4のチャート属性情報ファイルに上書きして記録し、ファイルを更新する。この際、トレーダー端末1においてインジケーターの追加や変更等が行われていなければ、フォロワー端末2でも何の変化も生じないが、何かが変更されていれば、フォロワー端末2上でも全く同様に変更される。フォロワー用EAは、その後、一定間隔をおいて支援サーバ3にアクセスし、選択したトレーダーのチャート属性情報ファイルを読み出し、同様に自己のチャート属性情報ファイルに上書きにして記録し、ファイルを更新する。
このようしてトレーダー端末1上のチャート属性情報ファイルの内容と同じ内容になるように、フォロワー端末2上のチャート属性情報ファイルが自動更新される。自動更新の周期は、上記支援サーバ3へのアクセスを行う一定間隔であるが、この間隔は例えば5〜60秒程度に設定される。尚、図8に示すように、プログラム終了の操作がフォロワー端末2において行われると、フォロワー用EAは終了する。支援サーバ3との接続を解除する送信(ログオフ)、フォロワー用EAを終了させる操作、又はMT4の終了操作等である。
尚、フォロワー端末2が支援サーバ1からのアクセスを受け付ける設定になっている場合、支援サーバ3上のチャート属性情報ファイルが変更された場合、直ちに(リアルタイムで)チャート再現情報をフォロワー端末に2に送り、フォロワー端末2に受信させて更新させるようチャート再現情報送信プログラムが支援サーバ3に実装される場合もある。
上述した実施形態のFX取引支援システムによれば、トレーダー端末1に表示されているのと全く同じ状態でフォロワー端末2上にチャートが表示される。このため、フォロワーは、トレーダーが注目している通貨ペアと同じ通貨ペアを同じチャートで見ることができ、且つトレーダーが使っているインジケーターを同じように使用してチャートを見ることができる。つまり、実績をあげているトレーダーと同じようにMT4を使用して取引をすることができる。このため、フォロワーにおいて、FX取引の実績をあげるのに大いに役立つ。
尚、上記のようにフォロワーがトレーダー端末1上と同じチャートを参照したとしても、実際の取引は、フォロワーの独自に判断によることは言うまでもない。
また、上記実施形態において、トレーダーが過去に行ったFX取引の情報やこれから行おうとしているFX取引の情報は、画面再生情報には含まれない。したがって、フォロワーは、これらの情報を知ることはできない。但し、トレーダーの了解のもと、これらの情報を画面再生情報に含めても良い。この場合、トレーダーが行った取引又は行おうとしている取引と同じ取引をフォロワーがする場合もあり得る。この場合も、その取引はフォロワーの独自の判断であくまで行われる。
実施形態の方法は、実績のあるトレーダーの力を借りる手法であるという点では、前述したコピートレードと共通している。しかしながら、実施形態の支援システムは、実績のあるトレーダーの力を借りようとするものではあるものの、トレーダーが見ているチャートと同じチャートを見ながら売買をするものであり、同じ取引をさせるものではない。つまり、インジケーター込みのチャートをコピーするものであって、トレードをコピーするものではない。したがって、後述するようにトレーダーからコメントがフォロワーに提供されるとしても、あくまで投資助言業の範囲内であり、認可が必要な一任勘定には該当しない。
このため、トレーダーは、金融当局による認可を受けることなくこのシステムへの登録を行い、後述するように自己のノウハウの提供の対価を受け取ることができる。また、フォロワーにおいても、売買自体は自己の判断で行いつつも、トレーダーの知識やノウハウを最大限活かしてFX取引を行うことができる。このようなFX取引の支援ツールは、これまで全く提案されたことはなく、またこのような考え方のサービスが提供されたこともない。実施形態の支援システムは、上記のような有意義でユニークな考え方に基づくものであり、その有用性は極めて高い。
尚、チャート再現情報がフォロワー端末2に送信されてチャート属性情報ファイルが更新された際、インジケーターは、前述したように、.mq4の識別子で記録されたファイル名である。MT4の基本モジュールは、このファイル名のインジケーターを当該フォロワー端末2の所定の場所(フォルダ)に開こうとする。もし、このファイル名のインジケーターが無い場合、そのカスタムインジケーターが当該フォロワー端末2のMT4上では登録されていないことになるので、フォロワー用EAは、例外処理として、当該未登録のインジケーターを新たに登録するモジュールを実行する。
実施形態のシステムでは、支援サーバ3においてカスタムインジケーターをデータベース化して集積している。即ち、支援サーバ3の記憶部4には、インジケーターの情報(インジケーター名、ファイル名、説明等)をデータベース化したインジケーター情報DBFとともに、インジケーターのファイル自体が記憶されている(いずれも図1において図示省略)。
ここに登録されているインジケーターとは、MT4に標準実装されていないインジケーターでチャート再現情報DBFで登録されているチャート再現情報に含まれるインジケーターのすべてを少なくとも含む。前述したチャート再現情報受信プログラムは、チャート再現情報がトレーダー端末1から送信された際、そこに含まれるインジケーターのファイル名でインジケーター情報DBFを検索し、登録済みのインジケーターであるかどうか判断する。未登録であれば、トレーダー端末1に対してインジケーターのファイルを送信させるモジュールを実行させる。このモジュールは、通常のftpと同様であり、場所を指定させてインジケーターのファイルを転送させるモジュールであり、転送されたファイルを支援サーバ3の記憶部4に記憶する。その上で、チャート再現情報受信プログラムは、そのインジケーターの情報をインジケーター情報DBFに追加して記録する。
一方、フォロワー用EAは、送信されたチャート再現情報内のインジケーターが当該フォロワー端末2では未登録であった場合、支援サーバ3にアクセスし、インジケーターを転送させるモジュールを実行する。これにより、記憶部4からインジケーターのファイルが読み出され、フォロワー端末2のMT4上に登録される。このように、インジケーターがフォロワー端末2上で未登録であった場合でも、支援サーバ3からダウンロードして追加登録されるので、トレーダー端末1と全く同じようにチャートを見ることができる。
尚、未登録のインジケーターのダウンロードは、このシステムの支援サーバ3を経由したものでなくとも良い。例えば、標準実装ではない特殊なインジケーターの場合、それがダウンロードできるURLをトレーダー端末1から送信させてインジケーター情報DBFに登録しておき、フォロワー用EAに対しては当該URLを送信することでダウンロードさせる構成であっても良い。但し、そのような外部のサーバ(URL)は、その後に閉鎖されたりすることもあるので、支援サーバ3上にきちんとインジケーターのファイルを用意しておく方が好ましい場合が多い。
次に、本願発明のより好ましい実施形態について説明する。図13は、本願発明のより好ましい実施形態の要部について示した概略図である。
上記のように、実施形態のFX取引支援システムでは、トレーダー端末1からチャート属性情報ファイルの内容が支援サーバ3経由でフォロワー端末2に送られ、トレーダーが見ているのと同じチャートがフォロワー端末2に表示される。このような支援システムの構成において、トレーダーは、自分がカスタマイズしてトレーダー端末1に表示しているチャートと同じものをフォロワーが見ていることを当然に意識している。トレーダーがチャート再現情報を送信するということは、広い意味では、「私はこのように為替相場を分析しています」というメッセージをフォロワーに送っていることであるといえる。
ただ、メッセージとはいっても、送られのは、チャートに追加して表示するグラフや補助線、矢印等である。トレーダーは、これらのグラフや補助線、矢印等についてある意味を持たせて又は意図を持って追加(カスタマイズ)しているが、その意味や意図については、なかなかフォロワーには伝わりきらない。そのような意味や意図についてもフォロワーに伝わるようにすると、より好ましいといえる。
この点を考慮し、図13に示す実施形態では、そのような意味付けや意図に関する情報をインジケーターとともにトレーダー端末1から送信されるようにし、フォロワー端末2に表示されるようにしている。具体的に説明すると、MT4では、チャートに対するテキスト挿入の機能が実装されている。図3に示すメイン画面において、メニューバーの「挿入(I)」をクリックすると、プルダウンメニュー中に「テキスト」のボタンが表示される。これをクリックすると、図14に示すようにチャートウインドウ内にテキスト7を挿入することができる。
テキスト7の挿入は、通常、ユーザーが備忘録的なメモとして行われる。しかしながら、この実施形態では、トレーダーがフォロワーに対して送るメッセージ(以下、コメントという)として行われる。このようなコメントの意義について、図14を例にして説明する。図14は、図13に示す実施形態の意義について示した概略図である。
為替レートの変動のパターンを示すものとして、例えばダブルトップやダブルボトムが知られている。図14(1)に示すものがダブルトップであり、(2)に示すのが、ダブルボトムである。
ダブルトップやダブルボトムについては、ネックラインと呼ばれるインジケーターが付与されることが多い。ネックラインは、図14に示すように、一回めのトップ(又はボトム)と二回目のトップ(又はボトム)との間のピークとなったボトム(又はトップ)の気配値(レート)を通るようにして横軸に平行に引いた補助線である。ダブルトップ(図14(1))では、二回目のトップの後にレートが下がり、ネックラインを下回るタイミングが売りのタイミングであるとされる場合がある。また、ダブルボトム(図14(2)では、二回目のボトムの後に気配値が上がり、ネックラインを上回るタイミングが買いのタイミングであるとされる場合がある。
トレーダーは、ダブルトップやダブルボトムとなる気配値変動に対してネックラインが自動で追加されるようにインジケーターをカスタマイズしている場合がある。この場合、一言でダブルトップやダブルトップといっても実際のレート変動は様々であり、図11に示すような明確な形(変動)になっていない場合が多い。例えば、一方のトップ(ボトム)が他方のトップ(ボトム)より小さかったり、二つのトップ(又はボトム)の間がかなり離れていたり、トップ(又はボトム)が三つ以上あったりと、様々なパターンとなり得る。このような場合、ネックラインが引いてあっても、それを指標にした売りや買いのタイミングは、微妙に異なってくる場合がある。
このような場合、トレーダーは、ネックラインが付与されているダブルトップ(又はダブルボトム)について、どこどこのタイミングが売り(又は買い)であるとか、何々のタイミングまで様子をみるべきといったコメントを追加する。このコメント(挿入されたテキスト)は、インジケーターと同様にチャートウインドウの属性情報であり、MT4ではチャート属性情報ファイル内に記録される。したがって、トレーダーがコメントを入れると(テキストを挿入すると)、すぐさまその情報は支援サーバ3に送られて チャート属性情報ファイルに記録され、フォロワー端末2に送信されて表示される。このため、フォロワーは、単にネックラインをトレーダーと同じように見るだけではなく、その通貨ペアのその瞬間のレート変動についてトレーダーが予測する変動や考えている売買のタイミングなどを知ることができる。尚、この場合も、これらコメントはあくまでのトレーダーの見解に過ぎず、実際の売買はフォロワーが自己責任にて行われることは言うまでもない。
次に、上記実施形態の支援システムにおけるトレーダーへの対価支払いについて説明する。上記のように、実施形態の支援システムは、トレーダー端末1からチャート再現情報が送信され、トレーダー端末1で表示されているのと同じチャートが同じ状態でフォロワー端末2に表示される。この点は、トレーダーにとっては、自己のFX取引のノウハウをフォロワーに提供していることになるので、トレーダーに対して対価が支払われるべきである。
通常、この支援システムを運営している運営会社(以下、システム運営会社)は、トレーダーとの間で契約を結ぶ。この契約には、トレーダー端末1からのチャート再現情報の送信とその対価に関する取り決めが含まれる。対価は、例えば月極で支払われるが、肝心なことは、トレーダーがチャート再現情報を支援サーバ3に対してきちんと送信しているか(又は送信可能な状態にしているか)である。
この点を考慮し、実施形態の支援サーバ3は、トレーダー端末1についてのログ記録を残し、対価支払いに利用するようにしている。トレーダー端末1は、通常、24時間インターネット10に接続され、MT4は常時稼働しており、トレーダー用EAも常駐(常時実行)された状態となっている。つまり、インジケーター等のチャート属性情報が変更されたら直ちにそれが送信されるようになっていることを前提にしており、これが一ヶ月間継続されることを前提に対価が支払われる。したがって、何らかの理由でログオフされた場合(セッションが解除された場合)、その間はトレーダー端末1からチャート再現情報が送信され得ない状態となる。この場合、その送信不可の時間帯の記録を残し、その時間に応じて対価の支払いを減額することができる。例えば、1時間までは減額はないが、1時間以上であれば、時間に応じて減額することとし、3時間以上であれば契約違反であるとして対価の支払いの拒否するようにする。
また、フォロワーからのアクセスのログ記録を対価の支払いに利用することもできる。前述したように、フォロワー用EAは、トレーダーを選択して行われる。したがって、特定のトレーダーを指定してログインされているフォロワー端末2の数やセッションの通算時間(同じチャートを閲覧している合計時間)も、ログ記録から算出することができる。この情報は、そのトレーダーの人気を示すものであると言えるが、これを基準にして対価を支払うようにしても良い。場合によっては、特定のトレーダーについてのフォロワーによるチャート閲覧ののべ時間(フォロワー端末2の数×平均セッション時間)を算出し、これを基準にしても良い。
このようなログ記録からの通算のセッション時間の算出は、プログラムにより自動化することができ、プログラム自体は容易なものであるので、詳細な説明は省略する。通常は、システム運営会社のスタッフが操作する権限のあるクライアントが支援サーバ3に対して接続され、クライアントが支援サーバ3の記憶部4上のログ記録ファイルにアクセスすることで上記各算出が行われる。
尚、各トレーダーについては、システム運営会社が個別に交渉して支援システムへのチャート再現情報の送信について了解をもらう場合が多いが、フォロワーへのサービス提供については、インターネット広告等を通じてサービスの存在を知ってもらい、利用してもらうことになる。例えば、FX業者のサイト上のバナー広告やFX情報サイトのバナー広告、トレーダーのブログに貼られたアフィリエイト広告等が考えられる。これらをクリックすると、システム運営会社のウェブサイトに飛び、そこでフォロワー用EAがダウンロードできるよう構成される。このダウンロードの際、フォロワーはシステム運営会社と契約を結び、サービスの利用料の支払いについて取り決める。取り決めの後、フォロワーとしてのID及びパスワードが発行される。
上記各実施形態では、チャート再現情報はチャート属性情報ファイルに記録された情報であり、チャート属性情報ファイルを支援サーバ3上に置かれたファイルであったが、チャート属性情報ファイルは、トレーダー端末1に置かれたファイルとし、チャート属性情報ファイルの内容を支援サーバ3に逐次送信して支援サーバ3上に登録しても良い。この場合、支援サーバ3の記憶部4には、各トレーダーについてのチャート再現情報をデータベース化したデータベースファイルが記憶され、トレーダー用EAは、トレーダー端末1においてチャート属性情報ファイルが更新されるたびにその内容を支援サーバ3に送信してデータベースファイル内の当該トレーダーのレコードに上書きして記録するようプログラミングされる。この場合、フォロワー用EAは、指定されたトレーダーのレコードの情報を一定間隔で読み出し、各項目の情報で自己のチャート属性情報ファイルを更新するようプログラミングされる。
尚、上記各実施形態では、MT4の本体のプログラム(本体モジュール)は端末(トレーダー端末1、フォロワー端末2)上のプログラムであったが、MT4自体が支援サーバ3上のプログラムであっても良い。この場合、トレーダー端末1では、支援サーバ3へのトレーダーとしてのログイン用プログラムがインストールされ、これを実行してログインすると、支援サーバ3上のMT4がトレーダーとしてのモードで実行される。このモードでは、チャート再現情報は、トレーダーIDのファイル名で記録されている支援サーバ3上のチャート属性情報ファイルに記録される。また、フォロワー端末2でも、フォロワーとしてのログイン用のプログラムがインストールされ、これが実行されると、フォロワーとしてのモードでMT4が実行される。フォロワーとしてのモードでは、指定されたトレーダーのチャート属性情報ファイルの内容でチャートウインドウが表示されるようになっており、チャートウインドウは自分では変更できないモードとされる。
尚、上記各実施形態では、トレーディングソフトウェアとしてMT4を採り上げたが、MT4以外のトレーディングソフトウェアを使用する場合にも本願発明は実施できることは言うまでもない。
1 トレーダー端末
2 フォロワー端末
3 支援サーバ
4 記憶部
6 チャート属性情報ファイル群
60 MQL層
61 基本モジュール
600 チャート属性情報ファイル
631 トレーダー用EA
632 フォロワー用EA
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、外国為替証拠金取引を行うトレーダーが操作する端末であってトレーディングソフトウェアがインストールされているトレーダー端末と、トレーダーの投資手法を参考にして外国為替証拠金取引を行おうとする者であるフォロワーが操作する端末であってレーディングソフトウェアがインストールされている端末であるフォロワー端末との間で情報をやり取りする外国為替証拠金取引支援システムであって、
サーバと、
記憶部と
を備えており、
トレーディングソフトウェアは、選択された通貨ペアの為替レートの変動を示すグラフであるチャートをトレーダー端末上に表示できるものであって、当該チャートを、為替レートに関する指標であるインジケーターとトレーダーによるコメントとともに表示できるものであり、コメントはテキストであってトレーダーによる為替レートの変動に関する見解であり、
記憶部には、トレーダー端末に表示されているチャートインジケーター及びコメントの情報を含むチャート再現情報が記憶されており、
サーバには、チャート再現情報をフォロワー端末に送信することでトレーダー端末と同じ状態でチャートインジケーター及びコメントをフォロワー端末に送信するためのチャート再現情報送信プログラムが実装されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記サーバには、前記トレーダー端末において、前記チャート前記インジケーター及び前記コメントの表示状態が変更された際、その変更を記憶部に記憶するチャート再現情報登録プログラムが実装されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項の構成において、前記チャート再現情報送信プログラムは、前記記憶部に記憶されているチャート再現情報に変更があった場合、一定の時間間隔で自動的に又はリアルタイムでチャート再現情報を前記フォロワー端末に送信するプログラムであるという構成を有する。

Claims (3)

  1. 外国為替証拠金取引を行うトレーダーが操作する端末であってトレーディングソフトウェアがインストールされているトレーダー端末と、トレーダーの投資手法を参考にして外国為替証拠金取引を行おうとする者であるフォロワーが操作する端末であってレーディングソフトウェアがインストールされている端末であるフォロワー端末との間で情報をやり取りする外国為替証拠金取引支援システムであって、
    サーバと、
    記憶部と
    を備えており、
    トレーディングソフトウェアは、選択された通貨ペアの為替レートの変動を示すグラフであるチャートをトレーダー端末上に表示できるものであって、当該チャートを、為替レートに関する指標であるインジケーターとともに表示できるものであり、
    記憶部には、トレーダー端末に表示されているチャート及びインジケーターの情報を含むチャート再現情報が記憶されており、
    サーバには、チャート再現情報をフォロワー端末に送信することでトレーダー端末と同じ状態でチャート及びインジケーターをフォロワー端末に表示させるチャート再現情報送信プログラムが実装されていることを特徴とする外国為替証拠金取引支援システム。
  2. 前記サーバには、前記トレーダー端末において、前記チャート及び前記インジケーターの表示状態が変更された際、その変更を記憶部に記憶するチャート再現情報登録プログラムが実装されていることを特徴とする請求項1記載の外国為替証拠金取引支援システム。
  3. 前記チャート再現情報送信プログラムは、前記記憶部に記憶されているチャート再現情報に変更があった場合、一定の時間間隔で自動的に又はリアルタイムでチャート再現情報を前記フォロワー端末に表示させるプログラムであることを特徴とする請求項2記載の外国為替証拠金取引支援システム。
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