JPWO2015072005A1 - 通信装置及びシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、以上の点に鑑み、誤り訂正符号の符号化ブロックサイズ又は符号化処理時間と符号化ブロックサイズを設定することでパケット損失を効果的に抑制することを目的とする。
通信装置であって、
受信パケットのパケット欠損状況から、第1のバーストロス時間を含む第1の回線品質情報を計算する回線品質計測部と、
受信パケットの誤り訂正ヘッダに含まれる符号化時間T及び符号化ブロックのパラメータである符号化処理量に基づき、受信パケットの欠損を修復する誤り訂正復号化部と、
受信パケットの誤り訂正ヘッダから第2のバーストロス時間TBLを含む第2の回線品質情報を取得するフィードバックデータ取得部と、
前記フィードバックデータ取得部により取得した第2の回線品質情報に基づき可変又は固定に符号化時間Tを設定し、送信データパケットの符号化時間T当たりのパケット数Nを計測するパケット数計測部と、
前記パケット数計測部で計測されたパケット数N、前記パケット数計測部で設定された符号化時間T、及び、前記フィードバックデータ取得部で取得された第2の回線品質情報に基づき符号化処理量を求め、該符号化処理量により計算された誤り訂正符号を含む誤り訂正符号パケットを生成する誤り訂正符号化部と、
前記誤り訂正符号化部による符号化処理における符号化時間T及び符号化処理量と、前記回線品質計測部で計算された第1の回線品質情報とを含む誤り訂正ヘッダを、送信データパケット及び誤り訂正符号パケットにそれぞれ付与することにより送信パケットを生成する送信ヘッダ処理部と
を備えた通信装置が提供される。
通信システムであって、
送信部を有し、送信側の端末とゲートウェイの間に挿入された送信側通信装置と、
受信部を有し、受信側の端末とゲートウェイの間に挿入され受信側通信装置と
を備え、
前記受信部は、
受信パケットのパケット欠損状況から、第1のバーストロス時間を含む第1の回線品質情報を計算する回線品質計測部と、
受信パケットの誤り訂正ヘッダに含まれる符号化時間T及び符号化ブロックのパラメータである符号化処理量に基づき、受信パケットの欠損を修復する誤り訂正復号化部と、
受信パケットの誤り訂正ヘッダから第2のバーストロス時間TBLを含む第2の回線品質情報を取得するフィードバックデータ取得部と、
を有し、
前記送信部は、
前記フィードバックデータ取得部により取得した第2の回線品質情報に基づき可変又は固定に符号化時間Tを設定し、送信データパケットの符号化時間T当たりのパケット数Nを計測するパケット数計測部と、
前記パケット数計測部で計測されたパケット数N、前記パケット数計測部で設定された符号化時間T、及び、前記フィードバックデータ取得部で取得された第2の回線品質情報に基づき符号化処理量を求め、該符号化処理量により計算された誤り訂正符号を含む誤り訂正符号パケットを生成する誤り訂正符号化部と、
前記誤り訂正符号化部による符号化処理における符号化時間T及び符号化処理量と、前記回線品質計測部で計算された第1の回線品質情報とを含む誤り訂正ヘッダを、送信データパケット及び誤り訂正符号パケットにそれぞれ付与することにより送信パケットを生成する送信ヘッダ処理部と
を有する
ことを特徴とする通信システムが提供される。
通信方法であって、
受信パケットのパケット欠損状況から、第1のバーストロス時間を含む第1の回線品質情報を計算し、
受信パケットの誤り訂正ヘッダに含まれる符号化時間T及び符号化ブロックのパラメータである符号化処理量に基づき、受信パケットの欠損を修復し、
受信パケットの誤り訂正ヘッダから第2のバーストロス時間TBLを含む第2の回線品質情報を取得し、
前記取得した第2の回線品質情報に基づき可変又は固定に符号化時間Tを設定し、送信データパケットの符号化時間T当たりのパケット数Nを計測し、
前記計測されたパケット数N、前記パケット数計測部で設定された符号化時間T、及び、前記取得された第2の回線品質情報に基づき符号化処理量を求め、該符号化処理量により計算された誤り訂正符号を含む誤り訂正符号パケットを生成し、
前記符号化処理における符号化時間T及び符号化処理量と、前記計算された第1の回線品質情報とを含む誤り訂正ヘッダを、送信データパケット及び誤り訂正符号パケットにそれぞれ付与することにより送信パケットを生成すること
を含む通信方法が提供される。
本実施例による通信装置は、送信側と受信側それぞれに配置されるものであって、前記通信装置は送信部と受信部によって構成され、FEC符号化、及び復号化機能を持ったソフトウェア、又はハードウェアとして構成される装置である。前記送信部は、特定の通信相手、又は特定のアプリケーションからの通信を判定する送信パケット種別判定部を備え、送信パケット種別判定部は、FECの計算が不要と判断した場合にはパケットをそのまま出力し、FECの計算が必要と判断した場合にはパケット数計測部へとデータを伝送し、前記パケット数計測部は単位時間(符号化時間)当たりのパケット数を計測する。また、前記送信部は、前記符号化時間毎に前記パケット数計測部で計測されたパケット数と受信部によってもたらされるバーストロス時間のフィードバック情報に基づき前方誤り訂正符号を計算するFEC符号化部と、前記FEC符号化部で処理されたパケットにFECヘッダを付与する送信ヘッダ処理部と、前記送信ヘッダ処理部によって構成されたパケットを送出するパケット送信部を具備する。
図1に示す実施例は、端末104−1、104−2が双方向の通信を行う際の構成を示している。端末104とGW(ゲートウェイ)105の間に通信装置101が接続され、それぞれの装置間はイーサネット(登録商標)などの通信線106で接続される。通信線106は有線であっても良いし、無線であっても良い。通信装置101は送信部102と受信部103を備える。例えば通信装置101はPC(パーソナルコンピュータ)で構成されてもよい。また端末104はPCなどの装置であってもよく、PCに接続された複数の機器を制御するために本システムが適用されても良い。
図2に、通信装置101の構成図を示す。通信装置101−1は通信装置101−2と対で構成され、各通信装置101は送信部102と受信部103を備える。端末側(LAN側)から入力された送信パケット入力201−1は送信部102−1に取り込まれ、送信パケット種別判定部202−1へと送られる。送信パケット種別判定部202−1は予め設定された特定の通信相手、又は特定のアプリケーションからの通信であるかどうかを判別し、該当するパケットはパケット数計測部203−1へパケットを伝送し、該当しない場合はパケットをそのまま送信パケット出力207−1として出力する機能を有する。送信パケット種別判定部202−1は、送信パケット入力201−1のヘッダに記載されているIPアドレス、ポート番号、通信プロトコルなどのヘッダ情報と、予め設定されたそれらの情報とを比較し、該当するパケットかどうかの判別を行う。送信パケット種別判定部202−1の判定条件であるIPアドレスやポート番号、通信プロトコルは、予め複数の組み合わせを設定しておくことができる。
例えばIPアドレスとポート番号の設定に従い、FECを計算すべきパケットかどうかの判別を行う場合、通信プロトコルはTCP、UDP、RTPなどにかかわらず、FECの計算対象となり得る。
なお、誤り訂正符号として、本実施例では、一例としてFEC符号を用いる場合を説明するが、これに限らずパリティや他の適宜の誤り訂正符号を用いてもよい。
FEC符号化部204はデータパケットからFEC符号化ブロックを構成し、符号化ブロックごとにFEC符号パケットを生成する。
図3に、例えばFEC符号化方式として、2次元パリティ符号方式を用いた例を示す。図3(a)において、データパケットからD行×L列のFEC符号化ブロックを構成し、符号化ブロックの各行、各列の排他的論理和(XOR)を計算することで、縦、横それぞれの方向のFEC符号化パケットを生成する。データパケットとFEC符号化パケットはWANを介して伝送される。例えばP11、P12、・・・、P1L、P1F、P21、・・・、P2L、P2F、・・・、PF1、PF2、・・・PFLという順序で、各行ごとにパケット伝送される。このとき、図3(b)のようにL+1個の連続したパケットロス(バーストロス)が生じたとする。伝送路の途中でパケットが消失しても、受信したFEC符号化ブロックの各行、列のXORを再計算することで、図3(c)のように受信側単独の演算でロスパケットを復旧することができる。このように2次元パリティ符号では、各々の行、列にロスが1個であれば、パリティ符号から元のデータを復元することができるため、最大L+3個のパケットが連続して消失しても、パリティによる復元が可能である。ここでは簡単化のため、バーストロス耐性をFEC符号化ブロックの1行分(L+1個)であると定めると、FEC符号化ブロックの1行分のパケット数が、回線で生じるバーストロス数よりも多ければ、ロスしたパケットを復元できる。ここで、バーストロスが生じる原因はスイッチングネットワーク中のバッファあふれ等が主な原因であり、データの伝送レートに比例してバーストロスの個数が変化することとなる。このためバーストロスはパケットロスの数ではなく、パケットロスが生じた時間で規定する必要がある。つまりFEC符号化ブロックにおいては、1行分を送信する時間が、バーストロス時間TBLよりも長ければ良いということを意味する。バーストロス時間TBLの算出方法については回線品質計測部211の説明にて詳述する。
パケット数計測部203はフィードバックデータ取得部214からのフィードバックデータとして通信回線のバーストロス時間TBLなどの回線品質情報を取得し、十分なバーストロス耐性を得つつFECの計算遅延を短くするようにFEC符号化時間Tを変更できる。パケット数計測部203は符号化時間TをTBLの少なくとも2倍以上に設定するよう、符号化処理時間Tを変更しても良い。
T=n×TBL (式3)
(但しnは2以上の整数で、任意の設定値)
となるよう、予め設定された時間ごとに変更することができる。なお、Tをダイナミックに設定するタイミングは、例えば、後述のFECヘッダを参照して新しいFECIDのパケット毎としてもよいし、予め定めた適宜の時間毎等としてもよい。
FEC符号化部204で符号化ブロックを構成していたデータパケット、及びFEC符号化部204で生成されたFEC符号パケットは送信ヘッダ処理部205へと送られる。
図5に、FECヘッダ401の構成例を示す。これは最小構成の例を示したものであり、FECヘッダとして他の情報を含んでも良い。図5において、ヘッダ識別子はFECヘッダの認識に利用する。データフラグはFECヘッダに続くデータがデータパケットであるのか、FEC符号パケットであるのかを識別するために用いられる。また拡張はフィードバックデータの有無を表す。符号化時間はパケット数計測部203のパケット計測時間がどれだけであったかを示すもので、前述の時間Tに相当する。FECヘッダ401の符号化時間には、時間情報を直接記載してもよいし、予め定められた複数の時間に対応する符号を記載する方法でも良い。FECIDは、FEC符合化部204において、符号化時間Tごとにインクリメントされる値であり、どの時間、又はどのFEC符号化ブロックで処理されたパケットであるかを示す。符号化処理量は符号化ブロック生成時のパラメータを示すもので、例えば2次元パリティ符号の場合はD、Lの情報が記載される。データ位置は、当該パケットが符号化ブロックにおいて何番目のデータかを示す情報であり、逆順パケットの順序補正等にも利用できる。フィードバックデータは受信部で計測されたバーストロス時間、パケット誤り率などの回線品質情報、及び/又は他の情報を送り返すために用いる。
受信バッファ部210は新しいFECIDを受信するとパケット受信用の記憶領域を確保し、FECヘッダに記載された符号化時間Tに、ジッタ補償時間Tjを加えたT+Tjの時間だけ受信を続ける。ここでTjは予め設定された値である。受信バッファ部210はFEC符号化ブロックのすべてのパケットが受信されるか、新しいFECIDのパケットを受け取ってからT+Tjだけの時間が経過し、タイムアウトが発生した段階で、回線品質計測部211、及びFEC復号化部212に処理開始の合図を伝送する。
回線品質計測部211は、受信バッファ部210から処理開始の合図を受けると、処理を開始する。パケット送信部206は符号化時間Tの間にFEC符号化ブロックで生成されたパケットを均等な間隔で送り出すことから、受信側の通信装置101の回線品質計測部211は受信バッファ210、及び受信したパケットのFECヘッダから取得した情報を参照して、符号化されたパケットのうち、何パケットがロスしたか、バーストロス数がいくつかを計測し、最大バーストロス時間又はバーストロス時間、平均パケット誤り率などの回線状態の情報(回線品質情報)を算出することができる。
と算出することができる。なお、回線品質計測部211は、予め定めた時間におけるTBLの最大値を最大バーストロス時間として求めることができ、これを回線品質情報として用いてもよい。算出した回線品質情報は送信ヘッダ処理部205へ伝送される。なお、送信ヘッダ処理部205に送られた回線品質情報は、相手端末側の通信装置に対するフィードバックデータとして送信ヘッダに格納される。
回線品質計測部211で計測された回線品質情報は送信ヘッダ内にフィードバックデータとして格納される。フィードバックデータ取得部214が、相手側の通信装置から受信したFECヘッダからバーストロス時間、平均パケットロス率などの回線品質情報を含むフィードバックデータを取り出すことで、上りと下りの回線品質が異なる場合でも適切に符号化、復号化処理を行うことができる。
FEC復号化部212はFECヘッダに記載された符号化時間T、符号化処理量(D、L)、データ位置などの情報を元に受信パケットに生じているパケットロスを復元する。
FEC復号化部212は、受信バッファ部210から処理開始の合図を受けると、復号化処理及びパケットロスを修復する処理を開始する。
受信ヘッダ処理部213は、FECヘッダのデータフラグに基づき、FEC符号パケットであればパケットを廃棄し、データパケットであればヘッダ処理を行う。
本発明によれば、単位時間当たりのパケット数が少ない場合でも、FECの符号化ブロックサイズを適応的に変更するとともに、パケットを単位時間の間に均等に送信することで、データパケットの分割を行うことなくバーストロスによるパケット損失を効果的に抑制することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
102 送信部
103 受信部
104 端末
105 GW(ゲートウェイ)
106 通信線(有線、無線)
201 送信部102へのパケット入力
202 送信パケット種別判定部
203 パケット数計測部
204 FEC符号化部
205 送信ヘッダ処理部
206 パケット送信部
207 送信部102からのパケット出力
208 受信部103へのパケット入力
209 受信パケット種別判定部
210 受信バッファ部
211 通信品質計測部
212 FEC復号化部
213 受信ヘッダ処理部
214 フィードバックデータ取得部
215 受信パケット出力部
216 受信部103からのパケット出力
401 FECヘッダ
701 ユーザ設定部
801 フィードバック情報の伝達経路
901 通信装置101をソフトウェアとして実装した形態
902 ユーザアプリケーション
Claims (16)
- 通信装置であって、
受信パケットのパケット欠損状況から、第1のバーストロス時間を含む第1の回線品質情報を計算する回線品質計測部と、
受信パケットの誤り訂正ヘッダに含まれる符号化時間T及び符号化ブロックのパラメータである符号化処理量に基づき、受信パケットの欠損を修復する誤り訂正復号化部と、
受信パケットの誤り訂正ヘッダから第2のバーストロス時間TBLを含む第2の回線品質情報を取得するフィードバックデータ取得部と、
前記フィードバックデータ取得部により取得した第2の回線品質情報に基づき可変又は固定に符号化時間Tを設定し、送信データパケットの符号化時間T当たりのパケット数Nを計測するパケット数計測部と、
前記パケット数計測部で計測されたパケット数N、前記パケット数計測部で設定された符号化時間T、及び、前記フィードバックデータ取得部で取得された第2の回線品質情報に基づき符号化処理量を求め、該符号化処理量により計算された誤り訂正符号を含む誤り訂正符号パケットを生成する誤り訂正符号化部と、
前記誤り訂正符号化部による符号化処理における符号化時間T及び符号化処理量と、前記回線品質計測部で計算された第1の回線品質情報とを含む誤り訂正ヘッダを、送信データパケット及び誤り訂正符号パケットにそれぞれ付与することにより送信パケットを生成する送信ヘッダ処理部と
を備えた通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記送信ヘッダ処理部によって生成された送信パケットを送出するパケット送信部を
さらに備え、
前記パケット送信部は、誤り訂正符号化処理された送信パケットを、前記符号化時間T毎に、パケットの送信間隔が均等になるように送信することを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
前記誤り訂正符号化部は、
前記フィードバックデータ取得部が第2の回線品質情報として取得した第2のバーストロス時間TBLと、
前記パケット数計測部が計測したパケット数Nと、
予め設定された前記符号化時間Tと、
を元に符号化処理を行うことを特徴とする通信装置。 - 請求項4に記載の通信装置において、
前記誤り訂正符号化部は、
前記フィードバックデータ取得部で第2の回線品質情報として取得された平均ロス率と、予め設定されたロス率の閾値とを比較し、平均ロス率が閾値を上回る場合は前記式1で求めた行サイズDを1減少させて前記符号化処理量を算出することを特徴とする通信装置。 - 請求項5に記載の通信装置において、
前記誤り訂正符号化部は、
前記式1で求めた行サイズDを1減少させた場合に、前記式2により列サイズLを更新して前記符号化処理量を算出することを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
前記パケット数計測部は、
前記フィードバックデータ取得部から、回線品質情報として第2のバーストロス時間TBLを取得し、
符号化時間Tを、
T=n×TBL (式3)
(但し、nは、2であること、又は、3以上の整数で任意の設定値であること)
となるよう、符号化時間T毎に設定される誤り訂正IDが新しい値の受信パケットを受信した時間ごと又は他の予め設定された時間ごとに変更することを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
前記パケット数計測部の符号化時間T、第2のバーストロス時間TBLを予め固定値に設定する設定部
をさらに備え、
前記パケット数計測部及び前記誤り訂正符号化部及び前記送信ヘッダ処理部及び前記設定部を有する送信部と、前記回線品質計測部及び前記誤り訂正復号化部及び前記フィードバックデータ取得部を有する受信部とが、それぞれ独立して処理を行うことを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
符号化時間T毎に設定される誤り訂正IDが新しい値の受信パケットを受信した際、、誤り訂正ヘッダに記載された符号化時間Tに、ジッタ補償時間Tjを加えたT+Tjの時間、受信パケットを受信する受信バッファ部
をさらに備え、
前記誤り訂正復号化部は、T+Tjの時間後に、受信パケットに生じたパケットの欠損を修復して復号する機能を有することを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
前記パケット数計測部は、符号化時間Tを、予め測定された第2のバーストロス時間TBLの最大値又は平均値又は他の統計値に対して、2倍に設定すること、又は、3以上の予め定められた整数n倍に設定することを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
送信側の端末からの予め定められた特定の送信パケットに対しては、送信パケットを誤り訂正符号化を行うために前記パケット数計測部へ出力し、その他の送信パケットに対しては送信パケットをそのまま出力するために、送信パケットを分岐する送信パケット種別判定部と、
誤り訂正符号化が行われた受信パケットを受信した際は受信パケットに対して誤り訂正の復号化を行い、その他の受信パケットを受信した際は受信パケットをそのまま出力するために、受信パケットを分岐する受信パケット種別判定部と
をさらに備えたことを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置において、
送信側では、前記送信ヘッダ処理部が、送信データパケットをUDPヘッダに包んでUDPパケットとして送信し、
受信側では、前記UDPパケットを受け取った、UDPパケットから受信データパケットを抽出する受信ヘッダ処理部をさらに備えた
ことを特徴とする通信装置。 - 請求項12に記載の通信装置において、
前記送信ヘッダ処理部は、送信するデータパケットのヘッダの送信元アドレス、宛先アドレス、送信元ポート、宛先ポートをコピーしてUDPヘッダを生成することを特徴とする通信装置。 - 請求項12に記載の通信装置において、
前記受信ヘッダ処理部は、前記誤り訂正復号化部によって復号化したUDPパケットから抽出した受信データパケットに、前記UDPパケットのヘッダの情報から送信元アドレス、宛先アドレス、送信先ポート、宛先ポートをコピーして受信パケットを作成することを特徴とする通信装置。 - 通信システムであって、
送信部を有し、送信側の端末とゲートウェイの間に挿入された送信側通信装置と、
受信部を有し、受信側の端末とゲートウェイの間に挿入され受信側通信装置と
を備え、
前記受信部は、
受信パケットのパケット欠損状況から、第1のバーストロス時間を含む第1の回線品質情報を計算する回線品質計測部と、
受信パケットの誤り訂正ヘッダに含まれる符号化時間T及び符号化ブロックのパラメータである符号化処理量に基づき、受信パケットの欠損を修復する誤り訂正復号化部と、
受信パケットの誤り訂正ヘッダから第2のバーストロス時間TBLを含む第2の回線品質情報を取得するフィードバックデータ取得部と、
を有し、
前記送信部は、
前記フィードバックデータ取得部により取得した第2の回線品質情報に基づき可変又は固定に符号化時間Tを設定し、送信データパケットの符号化時間T当たりのパケット数Nを計測するパケット数計測部と、
前記パケット数計測部で計測されたパケット数N、前記パケット数計測部で設定された符号化時間T、及び、前記フィードバックデータ取得部で取得された第2の回線品質情報に基づき符号化処理量を求め、該符号化処理量により計算された誤り訂正符号を含む誤り訂正符号パケットを生成する誤り訂正符号化部と、
前記誤り訂正符号化部による符号化処理における符号化時間T及び符号化処理量と、前記回線品質計測部で計算された第1の回線品質情報とを含む誤り訂正ヘッダを、送信データパケット及び誤り訂正符号パケットにそれぞれ付与することにより送信パケットを生成する送信ヘッダ処理部と
を有する
ことを特徴とする通信システム。 - 通信方法であって、
受信パケットのパケット欠損状況から、第1のバーストロス時間を含む第1の回線品質情報を計算し、
受信パケットの誤り訂正ヘッダに含まれる符号化時間T及び符号化ブロックのパラメータである符号化処理量に基づき、受信パケットの欠損を修復し、
受信パケットの誤り訂正ヘッダから第2のバーストロス時間TBLを含む第2の回線品質情報を取得し、
前記取得した第2の回線品質情報に基づき可変又は固定に符号化時間Tを設定し、送信データパケットの符号化時間T当たりのパケット数Nを計測し、
前記計測されたパケット数N、前記パケット数計測部で設定された符号化時間T、及び、前記取得された第2の回線品質情報に基づき符号化処理量を求め、該符号化処理量により計算された誤り訂正符号を含む誤り訂正符号パケットを生成し、
前記符号化処理における符号化時間T及び符号化処理量と、前記計算された第1の回線品質情報とを含む誤り訂正ヘッダを、送信データパケット及び誤り訂正符号パケットにそれぞれ付与することにより送信パケットを生成すること
を含む通信方法。
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