JPWO2015063930A1 - 延長装置及び作業用ロボット - Google Patents

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Abstract

画像処理ボードに画像データを転送する機器固有のデジタルインターフェースに制限されることなく、安価かつ小型で画像データの伝送距離が延長できる延長装置を提供する。装着装置10のリモート側延長器2は、撮像素子11が撮像した画像データ(画素値)をFPGA16が取り込む処理を行う。FPGA16は、取り込んだ画素値を8B/10B符号化方式で符号化し、符号化した複数の画素値をローカル側延長器3に向けて送信する。ローカル側延長器3は、受信した画素値をFPGA26が復号化し、復号化したデータを画像処理ボード5の拡張ボード31のデジタルインターフェースに準拠したデータ形式に変換しPHY−IC27を介して拡張ボード31に向けて送信する。

Description

本発明は、画像データの伝送距離を延長する延長装置及びその延長装置を備える作業用ロボットに関するものである。
従来、作業用ロボット、例えば、電子部品装着装置は、電子部品を保持し回路基板に実装する装着ヘッドと、当該装着ヘッドを制御する制御装置とが高速に通信可能なデジタルインターフェースにより接続されたものがある(特許文献1など)。特許文献1に開示される電子部品装着装置は、装着ヘッドと制御装置とが光ファイバーケーブルにより接続され、装着ヘッドの駆動部を制御する制御データが光ファイバーケーブルを介して転送されるものである。また、この種の電子部品装着装置は、装着ヘッドに電子部品等を撮像するためのカメラを備えることがあり、制御データと同様に、カメラが撮像した画像データを高速な通信で制御装置に転送するデジタルインターフェースが必要となってくる。
特開2009−246284号公報
上記した画像データを転送するためのデジタルインターフェースは、例えば作業用ロボットの装着ヘッドに搭載されたカメラと、制御装置に搭載され画像データを処理する画像処理ボードとを接続するインターフェースとして用いられる。このデジタルインターフェースは、装着ヘッドが装着作業にともなって電子部品装着装置の装置本体上をX方向やY方向に自由に可動できるように、装着ヘッド(カメラ)と制御装置(画像処理ボード)との2つの装置の接続可能な距離が制限されないことが好ましい。しかしながら、デジタルインターフェースの接続可能な距離は、制御装置の画像処理ボードが備える画像データを転送するためのインターフェースなどの機器固有のデジタルインターフェースに依存して距離が制限される場合がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、画像処理ボードに画像データを転送する機器固有のデジタルインターフェースに制限されることなく、安価かつ小型で画像データの伝送距離が延長できる延長装置及び作業用ロボットを提供することを目的とする。
上記課題を鑑みてなされた本願に開示される技術に係る延長装置は、リモート側延長器とローカル側延長器とが接続される延長装置であって、リモート側延長器は、対象物を撮像した画像データを出力する撮像素子と、撮像素子と接続され、画像データを取り込む処理と、独自のデジタルインターフェースで画像データを送信する処理とを同一の素子で行う第1プログラマブル論理デバイスと、を備え、ローカル側延長器は、独自のデジタルインターフェースで送信される画像データを受信する処理を行い、独自のデジタルインターフェースから画像データを処理する画像処理ボードに画像データを転送する機器固有のデジタルインターフェースのデータ形式に画像データを変換し、変換した画像データを画像処理ボードに機器固有のデジタルインターフェースにより出力する第2プログラマブル論理デバイスを備え、リモート側延長器には機器固有のデジタルインターフェースを備えないことを特徴とする。なお、プログラマブル論理デバイスとは、コンフィグレーション情報に基づいて回路が構築される論理デバイスである。
また、上記課題を鑑みてなされた本願に開示される技術に係る作業用ロボットは、対象物に対する作業を行う作業用ロボットであって、当該対象物を撮像した画像データを転送する延長装置を備える。この延長装置は、リモート側延長器とローカル側延長器とが接続される延長装置であって、リモート側延長器は、対象物を撮像した画像データを出力する撮像素子と、撮像素子と接続され、画像データを取り込む処理と、独自のデジタルインターフェースで画像データを送信する処理とを同一の素子で行う第1プログラマブル論理デバイスと、を備え、ローカル側延長器は、独自のデジタルインターフェースで送信される画像データを受信する処理を行い、独自のデジタルインターフェースから画像データを処理する画像処理ボードに画像データを転送する機器固有のデジタルインターフェースのデータ形式に画像データを変換し、変換した画像データを画像処理ボードに機器固有のデジタルインターフェースにより出力する第2プログラマブル論理デバイスを備え、リモート側延長器には機器固有のデジタルインターフェースを備えないことを特徴とする。
本願に開示される技術によれば、画像処理ボードに画像データを転送する機器固有のデジタルインターフェースに制限されることなく、安価かつ小型で画像データの伝送距離が延長できる延長装置及び作業用ロボットを提供することができる。
本実施例の延長装置が適用される電子部品装着装置を説明するための模式図。 データ転送モードとコマンド転送モードとにおけるフレームデータのデータ構成を説明するための図。 データ転送モードのフレームデータにビット割り当てされるデータの内容を示す図。 コマンド転送モードのフレームデータにビット割り当てされるデータの内容を示す図。 コマンド転送モードのフレームデータにビット割り当てされるデータの内容を示す図。 コマンド転送モードのフレームデータにビット割り当てされるデータの内容を示す図。 制御コマンドのK符号の割り当てを説明するための図。 固有値のビット値の割り当てを説明するための図。 画像処理ボード及びリモート側延長器の制御コマンドを用いた処理を説明するための動作シーケンスを示す図。 比較例の延長装置が適用される電子部品装着装置を説明するための模式図。
以下、本発明の実施例について図1を参照して説明する。初めに、本願の延長装置を適用する作業用ロボットの一例として電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略する場合がある)について説明する。図1は、本実施例の装着装置10の一部を示しており、当該装着装置10において通信可能に接続されたリモート側延長器2とローカル側延長器3との間におけるデータの転送に本願の延長装置が適用された構成を例示している。
装着装置10は、例えば、集積回路の生産ラインにおいて、回路基板に複数の電子部品を実装する電子部品装着装置である。装着装置10は、リモート側延長器2と、ローカル側延長器3と、画像処理ボード5とを備える。リモート側延長器2は、例えば、電子部品や回路基板を撮像するために装着装置10に組み込まれている撮像素子11を備えるものである。装着装置10は、例えば、電子部品を保持し回路基板に実装する装着ヘッドにリモート側延長器2を備える。リモート側延長器2とローカル側延長器3は、光ファイバーケーブル6により通信可能に接続され、リモート側延長器2が備える撮像素子11と画像処理ボード5との間のデータの伝送距離を延長するものである。
リモート側延長器2は、撮像素子11と、レンズ部12と、通信部13とを備える。また、ローカル側延長器3は、通信部21と、物理層のIC(以下、PHY−ICという)27とを備える。通信部13のSFP15は、ローカル側延長器3の通信部21が備えるSFP25と光ファイバーケーブル6を介して各種データの転送を行う。SFP15,25は、例えば、SFP+規格に準拠した光トランシーバを備える。SFP15,25は、例えば、1フレームが40ビットで構成されるフレームデータFRMDを、1フレーム当りの周期が8nsec(周波数が125MHz)に設定され、通信速度が5Gbps(40ビット×125MHz)となる独自のデジタルインターフェースを構成する。
リモート側延長器2のレンズ部12は、レンズやレンズ保持部材などを備え、被写体である対象物(回路基板や電子部品など)からの光を撮像素子11の撮像面に結像する。撮像素子11は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのイメージセンサである。撮像素子11は、レンズ部12により撮像面に結像された光を光電変換しアナログの撮像信号として出力する。撮像素子11が出力した撮像信号は、A/D変換回路(図示略)にてデジタル信号に変換され通信部13のFPGA16に出力される。FPGA16は、プログラム可能なロジックデバイスであり、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成されている。FPGA16は、例えば、画像処理ボード5からの撮像の開始を示すトリガ信号に応じて撮像素子11を駆動する。装着装置10は、このトリガ信号を光ファイバーケーブル6とは別に設けた通信線により転送してもよく、光ファイバーケーブル6を介して転送してもよい。FPGA16は、A/D変換回路から入力されるデジタル信号の画像データに対しゲイン調整等の前処理を施す。画像データは、例えば画素値が8ビット単位のデータである。FPGA16は、画像データの8ビットの画素値を8B/10B符号化方式により10ビットのデータに符号化する。FPGA16は、例えば8B/10B符号方式により提供されるデータ用に割り当てられたD符号により8ビットの画素値を符号化する。8B/10B符号方式により符号されたデータは、DCバランスが一定に保持される。FPGA16は、符号化した10ビットのデータをバッファなどに一時的に蓄積し、符号化されたデータの4つ分(40ビット分)をSFP15に出力する。SFP15は、FPGA16から入力される40ビットのデータを1つのフレームデータFRMDにビット割り当てし光信号に変換してローカル側延長器3のSFP25に向けて送信する。ローカル側延長器3のFPGA26は、SFP25がフレームデータFRMDから変換したデータに含まれる符号化された画素値(画像データ)を処理する。
画像処理ボード5は、装着装置10を統括制御する制御装置(図示略)と他の装置とを接続するための処理ボードであり、撮像素子11により撮像された画像データを処理する。画像処理ボード5は、画像データが入力されるインターフェースとして、例えばUSB(ユニバーサルシリアルバス)3.0規格と互換性があるインターフェースを備える処理ボード(以下、「拡張ボード」という)31が拡張スロットに接続されている。従って、画像処理ボード5は、当該画像処理ボード5が備える画像データを転送するためのインターフェース、即ち機器固有のデジタルインターフェースとしてUSB3.0規格と互換性があるインターフェースを備える。また、ローカル側延長器3は、USB3.0規格に準拠したPHY−IC27を備える。PHY−IC27は、専用の接続ケーブル8を介して拡張ボード31のUSBポートなどに電気的に接続されている。PHY−IC27は、例えば、接続ケーブル8を介して入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換しFPGA26に転送する、あるいはFPGA26から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換し接続ケーブル8を介して拡張ボード31に転送する処理を実行する。ローカル側延長器3のFPGA26は、SFP25が受信した画像データを画像処理ボード5に向けて送信する。FPGA26は、8B/10B符号化方式により符号化された画像データ(10ビットの画素値のデータ)を8ビットに復号化し、復号化した画像データをUSB3.0規格に準拠したデータ形式に変換しPHY−IC27を介して拡張ボード31に向けて送信する。画像処理ボード5は、拡張ボード31から内部バスを通じて入力される画像データを処理する。制御装置は、画像データの処理結果に応じて次の制御を行う。
本実施例の装着装置10は、画像データなどのデータを転送するデータ転送モードと、制御コマンドによる制御を行うコマンド転送モードとの2つのモードで動作する。画像処理ボード5は、リモート側延長器2に対する制御コマンドを処理する。制御コマンドは、例えば、上記したトリガ信号やリモート側延長器2のFPGA16に対して撮像素子11の出力ゲインを変更する制御データである。画像処理ボード5は、拡張ボード31を介してローカル側延長器3のPHY−IC27に制御コマンドを送信する。FPGA26は、画像処理ボード5から受信した制御コマンドを、当該制御コマンドに対応付けたK符号を用いて符号化してSFP25からリモート側延長器2のSFP15に向けて送信する。ここでいうK符号とは、8B/10B符号方式で提供されるデータ用のD符号とは別に設けられる制御用のコードである。なお、本実施例の装着装置10は、制御コマンドを光ファイバーケーブル6により転送しているが、制御コマンドを転送するための通信線を光ファイバーケーブル6とは別に設けた構成に変更してもよい。即ち、装着装置10は、画像データと制御コマンドとを別の通信線で転送する構成でもよい。リモート側延長器2のFPGA16は、SFP15がSFP25から受信したフレームデータFRMDに含まれる符号化された制御コマンドを復号化する。FPGA16は、例えば復号化した制御コマンドに基づいて撮像素子11の出力ゲインを変更する制御を行う。
ここで、リモート側延長器2及びローカル側延長器3の間で転送される画像データや制御コマンドなどは、8B/10B符号化方式により符号化されフレームデータFRMDにビット割り当てして転送される。図2は、40ビットのフレームデータFRMDのデータ構成の一例を示している。以下の説明では、40ビットのフレームデータFRMDを先頭ビットから順に10ビット単位に区別するために、説明の便宜上、10ビット単位の各データをブロックA〜Dと称して説明する。例えば、ブロックAは、フレームデータFRMDの0ビット(先頭ビット)から9ビットまでの10ビットのビット位置に割り当てられるデータである。
図2に示す表は、各行がブロックA〜Dに対応している。「データ転送モード」と表記された第3列は、例えば、フレームデータFRMDの4つのブロックA〜DのすべてにD符号を用いて符号化されたデータ(画像データなど)が設定される場合のデータ構成を示している。データ転送モードのフレームデータFRMDは、ブロックA〜Dの各々にD符号により符号化された10ビットのデータがビット割り当てされる。図3は、データ転送モードのフレームデータFRMDにビット割り当てされる具体的なデータの内容を示している。「通信方向」と表記された第3列は、フレームデータFRMDが転送される方向を示しており、例えば、画像データがリモート側延長器2からローカル側延長器3に向けて転送されることが示されている。画像データを転送する場合のフレームデータFRMDは、例えば、ブロックAに画素値1、ブロックBに画素値2、ブロックCに画素値3、ブロックDに画素値4の順にビット割り当てされる。この画素値1〜4は、例えば、画像データの水平方向に並ぶ画素値を順に示すデータであり、8ビットで表される画素値(白黒又はRGBの各画素値を256階調で表す値)が符号化されたものである。
なお、装着装置10は、画像データの他にデータ転送モードにおいて、例えば、固有値がリモート側延長器2及びローカル側延長器3の間で転送される。ここでいう固有値とは、レンズ歪み補正や欠陥点補正などのレンズ部12や撮像素子11の特性を示すデータであり、例えば画像処理ボード5が画像データの処理において参照するデータである。例えば、リモート側延長器2が備えるメモリ(図示略)には、レンズ歪み補正や欠陥点補正などの固有値の補正に必要なデータが保存されている。レンズ歪み補正のデータとは、例えば、レンズ部12のレンズや撮像素子11の取り付け位置の誤差などによって被写体が歪んで写った画像データを補正するデータである。また、欠陥点補正のデータとは、例えば、撮像素子11が有する複数の素子(CMOSなど)のうち、明るさに反応せずに正常な画素値を出力しない画素(素子)に係るデータである。
画像処理ボード5は、リモート側延長器2のメモリに対し、保存された固有値の読み出しや書き込みの処理を実行する。フレームデータFRMDは、画像処理ボード5が固有値の書き込み処理を行う場合には、ローカル側延長器3からリモート側延長器2に向けて送信されるフレームデータFRMD中のすべてのブロックA〜Dに書き込み用の固有値が設定される(図3参照)。この固有値のデータは、8ビット単位でD符号に符号化されフレームデータFRMDに設定される。また、フレームデータFRMDは、画像処理ボード5が固有値の読み出し処理を行う場合には、読み出す固有値がブロックA〜Dに設定される。
また、図2に示す表において、「コマンド転送モード」と表記された第4列は、フレームデータFRMDの4つのブロックA〜Dのうち、任意のブロックに制御コマンドが設定される場合のデータ構成を示している。コマンド転送モードにおけるフレームデータFRMDは、ブロックA〜Dのうち、ブロックA,Bに制御コマンドの種類を識別するための番号(以下、「K符号番号」という)に対応付けられたK符号が設定される。また、コマンド転送モードにおけるフレームデータFRMDは、ブロックA,BのK符号により識別される制御コマンドが使用するパラメータ等が残りのブロックC,Dに設定される。従って、本実施例のリモート側延長器2及びローカル側延長器3のFPGA16,26は、画像処理ボード5が処理する制御コマンドをK符号に対応付けたものに変換して転送する処理を実行する。
図4〜図6の表は、制御コマンドとK符号との対応を示しており、コマンド転送モードのフレームデータFRMDに設定される具体的なデータの内容の一部を示している。「No」と表記された第1列は、装着装置10で用いられる制御コマンドを大分類した数字であり、図7に示すK符号番号に対応している。例えば、「No.0」に分類されるフレームデータFRMDは、通信の初期化に用いられる。「No.0」のフレームデータFRMDは、図7に示すK符号番号が「0」に対応付けられたK符号(図中のKコードがK28.5(1))の正と負の2種類のランニング・ディスパリティ(RD−,RD+)のビットデータ(10ビット)がブロックAにビット割り当てされる。図4に示すように、「No.0」のフレームデータFRMDは、ブロックAのみにK符号(K28.5(1))が設定される。リモート側延長器2及びローカル側延長器3は、例えば、データの転送がない間のクロックの同期を維持するために、このフレームデータFRMDを双方向で送受信する。なお、図4〜図6に示す表の空白部分は、例えば、非処理対象であることを示すデータ(ビット値がすべて「0」の値など)が設定される。
また、例えば、図4の「No.1」に分類されるフレームデータFRMDは、起動時の初期化処理などに用いられる。「No.1」のフレームデータFRMDは、図7に示すK符号番号が「1」に対応付けられたK符号(K28.1)がブロックAにビット割り当てされる。図4に示すように、「No.1」のフレームデータFRMDは、ブロックBに設定されたK符号番号によって、より詳細に分類された制御コマンドに対応付けられている(図4中の第3列の「小分類」を参照)。「No.1」のフレームデータFRMDは、例えばブロックA及びブロックBにK符号番号が「1」のK符号(K28.1)が設定されものがローカル側延長器3(画像処理ボード5)からリモート側延長器2に向けて送信された場合には、カメラの品番を読み出す処理を指示する制御コマンドとなる。同様に、「No.1」のフレームデータFRMDは、ブロックA及びブロックBにK符号番号が「1」のK符号が設定されたものがリモート側延長器2からローカル側延長器3に向けて送信された場合には、カメラの品番の読み出しの要求に対して応答する制御コマンドとなる。この応答するフレームデータFRMDには、カメラの品番を例えば8B/10B符号化方式のD符号により符号化したビット値がブロックC及びブロックDに設定される。
また、例えば、図5に示す「No.4」に分類されるフレームデータFRMDは、リモート側延長器2における画像データに対する補正処理の実行、あるいは停止を選択する処理に用いられる。「No.4」のフレームデータFRMDは、例えばブロックAにK符号番号が「4」、ブロックBにK符号番号が「1」のK符号が設定されものが、リモート側延長器2のFPGA16に対して画像データの明るさを変更するブライトネスを実行させる制御コマンドとなる。また、例えば、図6に示す「No.8」に分類されるフレームデータFRMDは、リモート側延長器2のメモリ(フラッシュメモリなど)に対する固有値の読み出しや書き込み処理に用いられる。「No.8」のフレームデータFRMDは、ブロックAにK符号番号が「8」のK符号(K27.7)が設定され(図7参照)、ブロックBに制御コマンドの詳細な分類(図6中の第3列の「小分類」を参照)に対応するK符号が設定される。例えば、「No.8」のフレームデータFRMDは、ブロックAにK符号番号が「8」、ブロックBにK符号番号が「1」のK符号が設定されたものが、固有値の転送を要求する制御コマンドとなる。また、固有値の転送を要求するフレームデータFRMDは、ブロックCに固有値の種類(図6中の「データ種類」)が設定される。固有値は、図8に示すように、例えば、複数のデータの種類が対応付けられている。例えば、図6の「No.8」のフレームデータFRMDは、ブロックCにビット値の「1」をD符号により符号化した10ビットの値が設定された場合には、ブライトネスの固有値(明るさを増加させる補正値)を指定したことを示している。なお、固有値は、各データの種類の番号をK符号に対応付けてもよい。
上記したように、リモート側延長器2及びローカル側延長器3の間で転送される画像データや制御コマンドなどは、符号化されたビット値がフレームデータFRMD4つのブロックA〜Dに設定され転送される。なお、リモート側延長器2及びローカル側延長器3は、図4〜図6に示す制御コマンドとK符号とが対応付けられた変換テーブルがメモリ等に保存されている。例えば、ローカル側延長器3のFPGA26は、画像処理ボード5から転送される制御コマンドを変換テーブルに基づいて符号化の処理を行う。
次に、画像処理ボード5が上記した制御コマンドを用いてリモート側延長器2に対して行う制御について説明する。図9は、画像処理ボード5とリモート側延長器2との制御コマンドCTLD1,CTLD2を用いた処理を示す動作シーケンスの一例を示している。装着装置10の制御装置(図示略)は、例えば、装着装置10の起動にともなって図4の「No.1」のフレームデータFRMDを用いて初期化処理を行う。画像処理ボード5は、制御装置の制御に基づいてリモート側延長器2のカメラの品番を要求する処理を行う。
図9に示すように、画像処理ボード5は、制御コマンドCTLD1をローカル側延長器3に送信する。制御コマンドCTLD1は、カメラの品番を要求する制御コマンドである。ローカル側延長器3のFPGA26は、画像処理ボード5から受信した制御コマンドCTLD1を図4〜図6に示すK符号に対応付けた独自の制御コマンドに変換してSFP25からリモート側延長器2のSFP15に向けて送信する。例えば、FPGA26は、制御コマンドとK符号とが対応付けられた変換テーブルに基づいてカメラの品番を要求する制御コマンドCTLD1を符号化する。符号化されたフレームデータFRMDは、ブロックAにK符号番号が「1」、ブロックBにK符号番号が「1」のK符号を設定される(図4参照)。
リモート側延長器2のFPGA16は、復号化した制御コマンドCTLD1に基づいて、画像処理ボード5からの要求に対して応答ACK1を返信する処理を行う。この応答ACK1は、リモート側延長器2からローカル側延長器3(画像処理ボード5)に向けた制御コマンドであり、この場合にはカメラの品番が含まれている。FPGA16は、図4に示すブロックA及びブロックBにK符号番号が「1」のK符号が設定され、ブロックC及びブロックDにカメラの品番を符号化したビット値が設定されたフレームデータFRMDを応答ACK1として送信する。ローカル側延長器3のFPGA26は、リモート側延長器2から受信した応答ACK1を復号化し画像処理ボード5に転送する。
なお、ローカル側延長器3のFPGA26は、リモート側延長器2からの応答ACK1を受信するまでの時間に応じて画像処理ボード5に擬似的に応答を送信する構成としてもよい。詳述すると、本実施例の装着装置10は、USB3.0規格のデジタルインターフェースで画像処理ボード5とローカル側延長器3とが接続されており、画像処理ボード5がマスター、ローカル側延長器3に接続されたリモート側延長器2がスレーブとなる接続関係にある。この場合、マスターの画像処理ボード5は、制御コマンドCTLD1の送信に対する応答ACK1の返信が、例えばリモート側延長器2における符号化や転送の処理によって遅延すると、タイムアウトとして処理する不具合が生じる虞がある。このため、FPGA26は、画像処理ボード5から制御コマンドCTLD1を受信した場合に、タイムアウトとなるのを防止するためにコマンドを正常に受信した旨の応答を画像処理ボード5に返信しつつ、リモート側延長器2に対する制御コマンドCTLD1の転送を行う。そして、FPGA26は、リモート側延長器2から制御コマンドCTLD1に対する応答ACK1があると、応答ACK1を復号化したデータを画像処理ボード5に転送する。このような構成のFPGA26では、制御コマンドCTLD1の送信に対する応答に短い時間制限が設けられたデジタルインターフェースの規格であってもタイムアウトによるエラーを生じさせることなく正常に制御コマンドCTLD1を処理することが可能となる。
次に、画像処理ボード5が上記した制御コマンドを用いてリモート側延長器2から画像データを取得する処理について説明する。
図9に示すように、装着装置10の制御装置(図示略)は、例えば、制御コマンドCTLD1を含む複数の制御コマンド(図示略)により初期化処理を行うと、次の制御として画像データを取得する処理を画像処理ボード5に実行させる。画像処理ボード5は、制御装置の制御に基づいてリモート側延長器2のFPGA16に対しトリガの設定を行った後に画像データを取得する処理を行う。画像処理ボード5は、制御コマンドCTLD2をローカル側延長器3に送信する。制御コマンドCTLD2は、例えば、図4の「No.3」に示すトリガ設定に対応する制御コマンドである。ローカル側延長器3のFPGA26は、画像処理ボード5から受信した制御コマンドCTLD2を符号化してSFP25からリモート側延長器2のSFP15に向けて送信する。符号化されたフレームデータFRMDは、例えばブロックAにK符号番号が「3」、ブロックBにK符号番号が「1」のK符号を設定され、ブロックCにトリガモードに応じたビット値を符号化したデータが設定される(図4参照)。このトリガモードのビット値は、例えばブロックCに「0」を設定した場合にはFPGA16が外部機器からのトリガ信号に応じて撮像するモードであり、ブロックCに「1」を設定した場合にはFPGA16の内部処理により所定のタイミングで複数回撮像を実行するモードである。
リモート側延長器2のFPGA16は、復号化した制御コマンドCTLD2に基づいて例えば外部機器からのトリガ信号に応じて撮像するモードに設定される。また、FPGA16は、制御コマンドCTLD2の要求に対する応答ACK2を返す処理を行う。FPGA16は、トリガの設定が正常に処理できたか否かを示すデータ(ACK,NAK,BUSYなどに対応するビット値)を応答ACK2のブロックCに設定する。FPGA16は、応答ACK2として、例えばブロックAにK符号番号が「3」、ブロックBにK符号番号が「1」、ブロックCに設定が完了したことを示すデータ(ACK)を設定したフレームデータFRMDを送信する。ブロックCに設定されるデータは、例えば、ACKであればビット値が「0」、NAKであればビット値が「1」を示す値が符号化され設定される。ローカル側延長器3のFPGA26は、リモート側延長器2から受信した応答ACK1を復号化し画像処理ボード5に転送する。
そして、リモート側延長器2のFPGA16は、例えば光ファイバーケーブル6とは別に設けた通信線により画像処理ボード5から転送されたトリガ信号に応じて撮像素子11を駆動する。FPGA16は、画像データにゲイン調整等の前処理を施し符号化する。画像データを符号化したフレームデータFRMDは、ブロックA〜Dに画像データの画素値が設定される(図3の大分類が「画像データ」の項目を参照)。リモート側延長器2は、画像データを符号化したフレームデータFRMDをローカル側延長器3(画像処理ボード5)に向けて送信する。このようにして、画像処理ボード5は、リモート側延長器2から画像データの各画素値を順次読み出す処理を行実行する。
以上、詳細に説明した本実施例によれば以下の効果を奏する。
<効果1>本実施例の装着装置10は、撮像素子11により撮像された画像データをリモート側延長器2からローカル側延長器3まで転送する独自のデジタルインターフェースと、画像データをローカル側延長器3から画像処理ボード5まで転送する機器固有のデジタルインターフェースとを備える。詳述すると、装着装置10は、対象物(回路基板や電子部品など)を撮像素子11が撮像した画像データ(画素値)をリモート側延長器2のFPGA16が取り込み処理を行う。また、FPGA16は、取り込んだ画像データ(8ビットの画素値)を8B/10B符号方式により10ビットのデータに符号化し、10ビットに符号化された画素値の4つ分をSFP15に出力する。SFP15は、FPGA16から入力される40ビットのデータをフレームデータFRMDにしてローカル側延長器3のSFP25に向けて送信する。一方で、画像データを受信したローカル側延長器3は、FPGA26が画像データを機器固有のデジタルインターフェース(USB3.0)に準拠したデータ形式に変換しPHY−IC27を介して拡張ボード31に向けて送信する。画像処理ボード5は、拡張ボード31から内部バスを通じて入力される画像データを処理する。
次に、図10を用いて比較例の延長装置が適用される装着装置100について説明する。なお、図10は、図1と同様の構成については同一の符号を付している。以下の説明では、図1と同様の構成については、適宜省略する。図10に示す装着装置100は、USB3.0規格に準拠したPHY−IC111を標準的なインターフェースとして備えるカメラ110と画像処理ボード5との間にリモート側延長器2A及びローカル側延長器3を挿入して画像データの伝送距離を延長した構成である。リモート側延長器2Aは、図1のリモート側延長器2とは異なり、USB3.0規格に準拠したPHY−IC19が専用の接続ケーブル120を介して装着装置100のPHY−IC111に電気的に接続されている。カメラ110は、例えばFPGAで構成される取込部112を備える。取込部112は、撮像素子11により撮像された画像データをPHY−IC111からPHY−IC19に向けて転送する。リモート側延長器2AのFPGA16は、光ファイバーケーブル6を介してPHY−IC19から入力された画像データをローカル側延長器3に向けて送信する。
ここで、装着装置10,100を含む作業用ロボットが備えるカメラ(マシンビジョンカメラなど)に用いられるデジタルインターフェースは、通信規格の種類などに応じて画像データの伝送距離が制限される。例えば、USB3.0規格に準拠した通信の最大伝送距離は3〜5mである。また、例えば、CameraLink規格に準拠した通信の最大伝送距離は5〜10mである。また、例えば、IEEE1394aに準拠した通信の最大伝送距離は4.5mである。このため、このようなデジタルインターフェースの規格により制限された伝送距離を超えて画像データを伝送しようとする場合には、装着装置は、カメラ(撮像素子を含む)と画像処理ボードとの間に延長装置を挿入する必要が生じる。また、装着装置10,100は、カメラが搭載される装着ヘッドなどの可動部と、カメラの画像データを処理する画像処理ボードとの2つの装置のデータの伝送距離が制限されると、設計の自由度が低下するなどの不具合が生じるため、可能な限り伝送距離が制限されないことが好ましい。図10に示す装着装置100では、光ファイバーケーブル6を介したSFP15,25の通信により、USB3.0規格に準拠した通信の伝送距離が延長される。従って、装着装置100は、画像処理ボード5(拡張ボード31)の機器固有のデジタルインターフェースの規格による制限を超えて画像データの伝送距離を延長することが可能となる。
しかしながら、図10に示す装着装置100では、USB3.0規格に準拠したデジタルインターフェースを備えるカメラ110と拡張ボード31との間にリモート側延長器2Aとローカル側延長器3とを挿入した構成であるため、カメラ110に接続されるリモート側延長器2AにUSB3.0規格に準拠したPHY−IC19を備える必要がある。また、カメラ110は、撮像素子11から出力される画像データを処理する取込部112(FPGA)やPHY−IC111を搭載した構成となっている。結果として、装着装置100の構成では、リモート側延長器2A側の処理回路などが増加し製造コストの増加に繋がる虞がある。また、装着装置100は、カメラ110及びリモート側延長器2Aを装着ヘッドに搭載した場合には、部品点数の増加にともなって装着ヘッドの装置自体の大型化を招くこととなる。
これに対し、本実施例の装着装置10のリモート側延長器2は、撮像素子11が撮像した画像データ(画素値)をFPGA16が取り込む処理を行う。また、FPGA16は、取り込んだ画像データを8B/10B符号化方式により符号化したデータをSFP15に出力する処理を行う。従って、このような構成では、図10に示す装着装置100に比べてリモート側延長器2側の処理回路などの部品点数を少なくし製造コストの削減を図るとともに、リモート側延長器2を搭載する装着ヘッドの小型化を図ることが可能となる。
また、リモート側延長器2は、画像データを取り込む処理及び取り込んだ画像データをSFP15から送信する処理の両方の処理を実行するFPGA16を備える。ここで、上記した図10に示す比較例の装着装置100は、リモート側延長器2AにPHY−IC19を備える構成である。この装着装置100では、仮に、USB3.0とは異なる規格(CameraLink規格など)に準拠したデジタルインターフェースを備えるカメラ110や拡張ボード31を搭載したい場合には、通信規格(マスタ・スレーブ方式など)の変更を考慮した大幅な設計変更が必要となってくる。これに対し、図1に示す本実施例の装着装置10は、仮に、ローカル側延長器3と接続される拡張ボード31が異なるデジタルインターフェースに変更された場合であっても、フレームデータFRMDを受信しデータ形式の変更を行うローカル側延長器3(FPGA26など)を変更することで対応できる。従って、FPGA16を備えるリモート側延長器2は、機器固有のデジタルインターフェースを介さずに撮像素子11からの画像データを取り込んでSFP15から出力する構成であるため、受信側の拡張ボード31の変更に対して汎用性を高めることが可能となる。また、FPGA16は、プログラム可能なロジックデバイス(FPGA)で構成されている。これにより、FPGA16は、異なる種類の撮像素子11に変更され撮影信号のデータ形式が変更された場合に、FPGAの内部ロジックを変更することで対応できるため、撮像素子11の変更に対して汎用性を高めた構成となっている。
<効果2>リモート側延長器2は、画像データを8B/10B符号化方式によりD符号に符号化しローカル側延長器3に向けて送信する。また、ローカル側延長器3は、画像処理ボード5がリモート側延長器2を制御する制御コマンドをK符号に対応付けた変換テーブルで符号化し、リモート側延長器2に向けて送信する。これにより、装着装置10は、光ファイバーケーブル6において画像データ及び制御コマンドをDCバランスが一定に保持された状態で転送できる。その結果、装着装置10は、画像データ及び制御コマンドのデータ転送において、例えば、一定のクロック周期の間にハイレベルの信号が連続しないため、信号のレベルの反転にともなうビット値の誤検出を防ぎ通信品質の向上を図ることが可能となる。
<効果3>装着装置10は、光ファイバーケーブル6により独自のデジタルインターフェースを構成しており、機器固有のデジタルインターフェースの規格で規定される通信速度を満たす通信経路を構築でき、画像データの伝送距離を安定的に延長することが可能となる。
<効果4>装着装置10は、画像処理ボード5(拡張ボード31)に依存した機器固有のデジタルインターフェースに係わらず、リモート側延長器2とローカル側延長器3との伝送距離が延長でき、例えば、撮像素子11等が設けられた装着ヘッドを装置内に設置する位置が制限されないため、設計の自由度が向上される。
ここで、電子部品装着装置10は、延長装置を備える作業用ロボットの一例である。FPGA16は、第1プログラマブル論理デバイスの一例である。FPGA26は、第2プログラマブル論理デバイスの一例である。フレームデータFRMDによるデータ転送は、独自のデジタルインターフェースによる画像データの転送の一例である。USB3.0規格に準拠したPHY−IC27、接続ケーブル8及び拡張ボード31は、機器固有のデジタルインターフェースの一例である。制御コマンドCTLD1,CTLD2は、制御データの一例である。
尚、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施例では、リモート側延長器2とローカル側延長器3とを、光ファイバーケーブル6を介して接続したが、他の有線通信(例えば、LANケーブルなど)を介した接続に変更してもよく、有線に限らず無線通信に変更してもよい。なお、各通信方式を適用する場合には、フレームデータFRMDの構成等を適宜変更する。
また、上記実施例において、FPGA16,26は、8B/10B符号化方式による符号化を実施しない構成でもよい。例えば、FPGA16は、撮像素子11から取り込んだ画像データの複数の画素値をそのままSFP15に出力しフレームデータFRMDにビット割り当させてSFP25(ローカル側延長器3)に向けて送信する構成でもよい。この場合、FPGA26は、SFP25がフレームデータFRMDから変換した画素値に対する復号化が不要となる。即ち、リモート側延長器2とローカル側延長器3との間の独自のデジタルインターフェースは、符号化せずに画像データの複数の画素値をフレームデータFRMDにまとめて転送する構成でもよい。
また、上記実施例において、光ファイバーケーブル6は、画像データのみを転送する構成に変更してもよい。この場合、装着装置10は、他のデータ(制御コマンドなど)を、光ファイバーケーブル6とは別の通信線により転送する構成に変更される。
また、FPGA16,26を、画像データや制御コマンドに誤り訂正処理を行う構成に変更してもよい。この場合、転送するデータの種類に応じて誤り訂正処理を変更してもよい。例えば、画像データは、複数の画素(例えば、4画素)が1つのフレームデータFRMDで転送されるため、バーストエラー等により複数ビットに誤りが生じる虞がある。このため、画像データは、複数ビットをシンボルとして取り扱いシンボルごとに誤り訂正可能なリードソロモン符号を用いて誤り訂正処理を行うことが好ましい。
また、FPGA16,26は、プログラマブル論理デバイスに限らず、同様の処理が可能な処理回路(ICなど)で構成してもよい。
また、上記実施例では電子部品を回路基板に実装する電子部品装着装置10について説明したが、本願はこれに限定されるものではなく、他の様々な製造ラインにおいて稼働する作業用ロボットなどに適用することができる。例えば、二次電池(太陽電池や燃料電池など)等の組立て作業を実施する作業用ロボットに適用してもよい。また、作業用ロボットとは、実装や組立を行うものに限らず、例えば切削等を行う工作機械を含む。
2 リモート側延長器、3 ローカル側延長器、5 画像処理ボード、6 光ファイバーケーブル、10 電子部品装着装置、11 撮像素子、16,26 FPGA。

Claims (4)

  1. リモート側延長器とローカル側延長器とが接続される延長装置であって、
    前記リモート側延長器は、
    対象物を撮像した画像データを出力する撮像素子と、
    前記撮像素子と接続され、前記画像データを取り込む処理と、独自のデジタルインターフェースで前記画像データを送信する処理とを同一の素子で行う第1プログラマブル論理デバイスと、を備え、
    前記ローカル側延長器は、
    前記独自のデジタルインターフェースで送信される前記画像データを受信する処理を行い、前記独自のデジタルインターフェースから前記画像データを処理する画像処理ボードに前記画像データを転送する機器固有のデジタルインターフェースのデータ形式に前記画像データを変換し、変換した前記画像データを前記画像処理ボードに前記機器固有のデジタルインターフェースにより出力する第2プログラマブル論理デバイスを備え、
    前記リモート側延長器には前記機器固有のデジタルインターフェースを備えないことを特徴とする延長装置。
  2. 前記第1プログラマブル論理デバイスは、前記画像データを8B/10B符号化方式により符号化し前記第2プログラマブル論理デバイスに向けて送信し、
    前記第2プログラマブル論理デバイスは、前記リモート側延長器を制御する制御データを前記8B/10B符号化方式で提供されるK符号により符号化し、前記第1プログラマブル論理デバイスに向けて送信することを特徴とする請求項1に記載の延長装置。
  3. 前記リモート側延長器と前記ローカル側延長器とは、光ファイバーケーブル及びLANケーブルの少なくとも一方の通信媒体を介した前記独自のデジタルインターフェースで前記画像データを送受信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の延長装置。
  4. 前記対象物に対する作業を行う作業用ロボットであって、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の延長装置を備えることを特徴とする作業用ロボット。
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