JPWO2015056326A1 - 電力開閉制御装置および開極制御方法 - Google Patents

電力開閉制御装置および開極制御方法 Download PDF

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Abstract

電力開閉制御装置1は、主回路12の電流を計測する電流計測部3と、電流計測値に基づいて故障電流を検出すると共に、故障電流検出後一定時間計測された電流波形に基づいて未来の電流波形を推定する電流推定部4と、推定された電流波形から得られる電流零点、予測される開極時間、および予め付与された最小アーク時間を用い、開極時間と最小アーク時間との和を電流零点から差し引いた時刻を目標開極時刻として決定する目標開極時刻決定部5と、最も直近の目標開極時刻に達するまで待機し、当該目標開極時刻に達した時に遮断器11を遮断するための遮断制御信号を送出する開極制御部6とを備える。

Description

本発明は、電力開閉装置を開閉制御する電力開閉制御装置およびその開極制御方法に関する。
地絡または短絡事故等の系統故障が発生した場合に、送電線に流れる故障電流を遮断することが電力用の遮断器の役割である。通常、故障電流を検出した保護リレーからの遮断制御信号を受けて遮断器が開極するが、保護リレーは故障電流を検出すると即時に遮断制御信号を出力するため、保護リレーからの遮断制御信号の出力タイミングは電圧あるいは電流の位相に対してランダムとなり、遮断器が開極して(電極接点が離れて)から、次の電流遮断可能な電流零点で故障電流が遮断されるまでのアーク時間は短い場合もあれば、長い場合もある。アーク時間が長いと電極接点の消耗量が大きくなると共に、系統復旧が遅れることとなる。
また、従来の電力開閉制御装置は、電流計測を行い、電流零点の時間間隔と電流勾配から、未来の電流零点の時間間隔を推定して、最小アーク時間で電流遮断するように開極タイミングを制御している(例えば、特許文献1)。
特開2000−188044号公報
上記のように、保護リレーによる開極制御方法では、アーク時間が長くなる場合があり、この場合は、電極接点の消耗量が大きくなると共に、故障除去時間も長くなる。
また、上記従来の電力開閉制御装置では、アーク時間は最小にすることができるものの、電流零点を少なくとも3点計測する必要があり、1.5サイクル以上の計測時間が必要となる。そのため、短絡故障のように遮断器に遮断制御信号が出力されてから2〜3サイクル以内で故障電流の遮断を実施する必要がある条件に対しては、少なくとも3.5サイクル以上の故障除去時間が必要となり、短時間で故障除去を実現するという遮断器の責務を満足することが困難となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、故障電流遮断時の電極接点の消耗量の低減および故障除去時間の短縮が可能な電力開閉制御装置およびその開極制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電力開閉制御装置は、電力系統に設けられた遮断器に接続される主回路の電流を計測する電流計測部と、この電流計測部により計測された電流計測値に基づいて、故障電流を検出すると共に、前記故障電流を検出した時刻から予め設定された一定時間計測された電流波形に基づいて、前記一定時間経過後の電流波形を推定する電流推定部と、前記電流推定部により推定された電流波形から得られる電流が零となる時刻である電流零点、予測される開極時間、および前記遮断器の電極接点開離後、電極接点間のアークが消弧されるまでに必要な最小の時間である最小アーク時間を用い、前記開極時間と前記最小アーク時間との和を前記電流零点から差し引いた時刻を目標開極時刻として決定する目標開極時刻決定部と、最も直近の前記目標開極時刻に達するまでの待機時間を算出し、当該待機時間だけ待機し、当該目標開極時刻に達した時に前記遮断器を遮断するための遮断制御信号を送出する開極制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、故障電流検出後一定時間内で計測された電流波形に基づいて未来の電流波形を推定し、この推定された電流波形を用いてアーク時間が最小となるように目標開極時刻を決定するようにしているので、当該一定時間を従来技術における電流零点の推定に必要な計測時間よりも短く設定することで、故障電流遮断時の電極接点の消耗量の低減および故障除去時間の短縮が可能になる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る電力開閉制御装置の構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態1における故障電流遮断前後の電流の挙動と制御シーケンスの一例を示す図である。 図3は、実施の形態2に係る電力開閉制御装置の構成の一例を示す図である。 図4は、実施の形態3に係る電力開閉制御装置の構成の一例を示す図である。 図5は、実施の形態3における故障電流遮断前後の電流の挙動と制御シーケンスの一例を示す図である。 図6は、固有値λiおよび残差行列[B]の算出処理を示したフローチャートである。 図7は、従来の保護リレーによる故障電流遮断前後の電流の挙動と制御シーケンスの一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る電力開閉制御装置および開極制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る電力開閉制御装置の構成の一例を示す図である。図1に示すように、電力系統は例えば電源10、遮断器11、主回路12、および送電線13等により構成され、電源10と送電線13との間に遮断器11が設けられ、遮断器11には電力開閉制御装置1が接続されている。また、遮断器11が接続された主回路12には、主回路12に流れる電流を計測する計器用変流器14が設置され、計器用変流器14の出力は電力開閉制御装置1に入力される。
電源10は、三相交流の電源である。電力開閉装置としての遮断器11は例えばガス遮断器である。なお、図1では、三相のうち一相分のみの構成を示し、他の二相については図示を省略している。
電力開閉制御装置1は、主回路12の電流を計測する電流計測部3と、電流計測部3により計測された電流波形に基づいて、未来の電流波形を推定する電流推定部4と、遮断器11の開極時間を予測する開極時間予測部7と、電流推定部4により推定された電流波形と開極時間予測部7により予測された開極時間と後述する最小アーク時間とに基づいて遮断器11を開極するための目標開極時刻を決定する目標開極時刻決定部5と、目標開極時刻決定部5により決定された目標開極時刻で遮断器11が開極するように遮断制御信号を遮断器11に出力する開極制御部6と、を備えている。なお、以下では説明を省略するが、電力開閉制御装置1は遮断器11の閉極制御機能も備えている。電力開閉制御装置1は例えばコンピュータ等により構成される。
電流計測部3は、計器用変流器14に接続され、例えば一定の周期で電流を計測し、電流計測値を電流推定部4に出力する。
電流推定部4は、電流計測部3に接続され、電流計測部3からの電流計測値を用いて、計測された電流が故障電流であるか否かを判定する。ここで、故障電流とは、地絡または短絡事故等の系統故障が発生した際に送電線に流れる電流であり、通常の負荷電流に比べて振幅が格段に大きい。故障電流であるか否かは、例えば、電流計測値を用いて算出される電流実効値が予め設定された閾値以上であるか否かで判定することができる。なお、電流の勾配を用いるなどこれ以外の方法で故障電流を検出することもできる。
電流推定部4は、故障電流を検出すると、故障電流を検出した時刻(故障検出時刻)から予め設定された一定時間内の電流計測値、すなわち、当該一定時間内に計測された電流波形に基づいて、当該一定時間経過後の電流波形を推定する。
電流推定部4は、複数波の合成波として電流波形を推定する。具体的には、波形パラメータとしてAiを振幅、σi(<0)を減衰率(減衰時定数)、fiを周波数、φiを位相としたときに、時刻tにおける電流波形は次式で表すことができる。
Figure 2015056326
ここで、Mは予め設定された合成波の成分の個数であり、iは1からMまでの整数値をとる。上記(1)式におけるすべての波形パラメータを、電流計測値を用いて決定することにより、任意の時刻tにおける電流波形を推定することができる。電流推定部4は、例えば最小二乗法により、すべての波形パラメータを決定することができる。
なお、電流波形の計測時間である上記一定時間は、当該一定時間内に含まれる電流零点の個数が2個以下となるような短時間とすることができる。また、従来、遮断器11の開極制御には保護リレーが使用されているが、この一定時間は保護リレーによる故障検出時間よりも短い時間とすることができる。このように、この一定時間を十分に短い時間に設定したとしても、少なくともすべての波形パラメータの決定に必要な個数の電流測定値を用いる限りは、上記(1)式に基づいて未来の電流波形を精度良く決定することができる。
開極時間予測部7は、装置外から入力された遮断器11の動作環境条件8に基づいて開極時間を予測する。開極時間は、遮断器11に遮断制御信号が入力されてから遮断器11の主接点(電極接点)が離れるまでに要する動作時間である。また、動作環境条件8は、例えば、遮断器11の周囲温度、遮断器11の駆動時の制御電圧、および遮断器11の駆動時の操作圧力(例えば油圧)である。
目標開極時刻決定部5は、電流推定部4および開極時間予測部7に接続され、電流推定部4により推定された電流波形と、開極時間予測部7により予測された開極時間と、遮断器11に対して予め決まる最小アーク時間とに基づいて、目標開極時刻を決定する。詳細には、目標開極時刻決定部5は、推定された電流波形から電流が零となる時刻である電流零点を求め、開極時間と最小アーク時間との和を電流零点から差し引いた時刻を目標開極時刻とする。なお、電流零点は一般に複数個求まるので、目標開極時刻も同数個決定される。ここで、最小アーク時間は、遮断器11の主接点開離後、接点間に生ずるアークが消弧されるまでに必要な最小の時間であり、遮断器11の機種に応じて予め定まる。
開極制御部6は、目標開極時刻決定部5に接続され、目標開極時刻決定部5から目標開極時刻が入力されると、最も直近の目標開極時刻に達するまでの待機時間を算出し、当該待機時間だけ待機し、当該目標開極時刻に達した時に遮断器11に遮断制御信号を出力する。
次に、本実施の形態の動作、すなわち、開極制御方法について、図2を参照して説明する。図2は、本実施の形態における故障電流遮断前後の電流の挙動と制御シーケンスの一例を示す図である。
図2の上段では、横軸を時刻(ms)、縦軸を電流値として、電流波形を示している。図示例では、時刻t0で系統故障が発生している。系統故障は例えばA相およびB相で地絡が発生した2線地絡故障である。
電流計測部3は、時刻t0の直後に故障電流を検出する。電流計測部3は、例えば、電流計測値から電流実効値を算出し、電流実効値が予め設定された閾値以上となることを検出することで、故障電流を検出することができる。
電流推定部4は、電流計測部3から故障発生を報知されると、故障検出時刻から予め設定された一定時間Tr内に計測される電流波形に基づいて、当該一定時間経過後の電流波形を推定する。図2では、t1−t0=Trであり、時刻t1以後の電流波形、特に、故障電流(A相)および故障電流(B相)の電流波形が推定される。電流波形の推定は、上記(1)式の波形パラメータを決定することで実施する。故障電流は、定格周波数ではなく、周期的でもなく、零点間隔も一定ではなく、非対称な波形となるが、上記(1)式の波形パラメータを決定することで、電流波形を精度良く推定することができる。Trは、例えば数ms程度の短時間であり、電流零点を高々1個含む長さであり、故障電流波形の検出と推定はこのような短時間で実施される。
また、開極時間予測部7は、動作環境条件8に基づいて、開極時間を予測する。
次に、目標開極時刻決定部5は、電流推定部4により推定された電流波形から得られる電流零点と、開極時間予測部7により予測された開極時間T1openと、最小アーク時間とに基づき、電流零点−(開極時間T1open+最小アーク時間)≧0を満たす時刻を目標開極時刻として決定する。目標開極時刻決定部5は、目標開極時刻を開極制御部6に出力する。開極時間T1open=t4−t2である。なお、電力開閉制御装置1に開極時間予測部7を設ける代わりに、予測される開極時間を予め目標開極時刻決定部5に付与しておくこともできる。
次に、開極制御部6は、目標開極時刻のうち、最も直近の目標開極時刻t2にて遮断制御信号を遮断器11に出力する。つまり、開極制御部6は、時刻t1後、待機時間T1w=t2−t1を算出し、T1wだけ待機し、目標開極時刻t2に達した時に遮断器11に遮断制御信号を出力する。図2の下段では、時刻t2以降で、遮断制御信号がONになる様子を示している。また、遮断器11の主接点(電極接点)が時刻t4でOFFとなる様子を示している。
本実施の形態に係る開極制御方法によれば、アーク時間は最小となる。具体的には、故障電流(A相)のアーク時間T1aarc=t5−t4が最小アーク時間に等しい。故障電流(B相)のアーク時間T1barc=t6−t4は故障電流(A相)のアーク時間T1aarcよりも少し長い。
なお、図2では、遮断器11を三相同時に遮断する場合を示している。この場合、A相の電流零点で決まる最先の目標開極時刻の方がB相の電流零点で決まる最先の目標開極時刻よりもより先となるので、開極制御部6は、最も直近のA相の目標開極時刻t2にて遮断制御信号を遮断器11に出力する。
なお、遮断器11を三相個別に遮断する場合には、上記した開極制御方法を各相の故障電流に適用すればよい。
以上説明したように、本実施の形態では、故障電流検出後一定時間Tr内で計測された電流波形に基づいて未来の電流波形を推定し、この推定された電流波形を用いてアーク時間が最小となるように目標開極時刻を決定している。この際、一定時間Trは、数ms程度の短時間に設定されているので、故障除去時間の短縮化を図ることができる。すなわち、アーク時間が最小となるので、電極接点の消耗量を低減でき、さらに、電流波形の推定の精度を維持しつつも推定に必要な計測時間を短くしているので、アーク時間の最小化と併せて、故障除去時間の短縮化を図ることができる。また、電極接点の消耗量を低減することで、電極接点の交換周期を伸ばすことができる。さらに、故障除去時間をより短くすることで、系統故障からの復旧を早期に行うことができ、系統安定化を実現することができる。
これに対し、従来の保護リレーによる開極制御方法では、故障発生後、Trより短い5〜6ms程度の時間で保護リレーが故障電流を検出し、保護リレーは即時に遮断制御信号である保護リレー制御出力を遮断器に出力する。この場合、保護リレーからの保護リレー制御出力の出力タイミングは電圧あるいは電流の位相に対してランダムとなるので、アーク時間の長さも最小アーク時間以上の範囲で長短変動するが、アーク時間が長いと電極接点の消耗量が大きくなると共に、系統復旧が遅れることとなる。
図7は、従来の保護リレーによる故障電流遮断前後の電流の挙動と制御シーケンスの一例を示す図である。なお、図7における開極時間および最小アーク時間はそれぞれ図1における開極時間および最小アーク時間と等しい値とされている。保護リレーは、時刻t0にて故障発生した後、Tdの時間で故障電流を検出し、即時(時刻t3)に保護リレー制御出力を遮断器に出力する。保護リレー制御出力は遮断制御信号であるので、遮断制御信号も時刻t3に出力される。ここで、Td=t3−t0である。また、遮断器の開極時間はTopen=t11−t3で表され、遮断器の主接点(電極接点)は時刻t11にOFFとなる。故障電流(A相)のアーク時間はTaarc=t12−t11、故障電流(B相)のアーク時間はTbarc=t13−t11であり、いずれも、本実施の形態によるアーク時間よりも長くなる。
また、特許文献1に記載の従来の電力開閉制御装置では、アーク時間は最小にすることができるものの、電流零点を少なくとも3点計測する必要があり、計測時間が長くなり、その分、故障除去時間が長くなる。
これに対し、本実施の形態では、上記(1)式に基づいて電流波形を推定する方法を採用することにより、電流波形の推定に用いる電流の計測時間を短くすることができ、故障除去時間を短縮化することができる。具体的には、Trは電流零点を2個以下、好ましくは高々1個含むような短時間とし、かつ、従来の保護リレーによる故障検出時間未満とすることができる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態に係る電力開閉制御装置の構成の一例を示す図である。図3に示すように、電力系統には保護リレー20が設置されている。また、主回路12には、主回路12の電圧を計測する計器用変圧器15が設置されている。保護リレー20は計器用変流器14および計器用変圧器15とそれぞれ接続され、計器用変流器14の出力と計器用変圧器15の出力は保護リレー20に入力される。また、電力開閉制御装置1および保護リレー20はそれぞれAND回路21に接続され、AND回路21は遮断器11に接続されている。AND回路21は、例えば電力開閉制御装置1の外部に設けられるが、電力開閉制御装置1の内部に設けてもよい。本実施の形態のその他の構成は、実施の形態1と同じなので、図3では、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る開極制御方法について説明する。電力開閉制御装置1の動作は実施の形態1で説明した通りであり、開極制御部6は、目標開極時刻に遮断制御信号を出力する。この遮断制御信号はAND回路21に入力される。
一方、保護リレー20は、計器用変流器14の出力と計器用変圧器15の出力とに基づき、故障発生後、故障電流を検出し、即時に遮断制御信号としての保護リレー制御出力を出力する。この保護リレー制御出力はAND回路21に入力される。
AND回路21は、開極制御部6からの遮断制御信号が入力され、かつ、保護リレー20からの保護リレー制御出力が入力されたときに、遮断器11に遮断制御信号を出力する。
本実施の形態によれば、保護リレー20と電力開閉制御装置1の双方で故障電流を検出した上で遮断器11を遮断するようにしているので、系統保護の信頼性が向上する。本実施の形態のその他の効果は実施の形態1で説明した通りである。
実施の形態3.
図4は、本実施の形態に係る電力開閉制御装置の構成の一例を示す図である。図4に示すように、電力系統には保護リレー20が設置されている。また、主回路12には、主回路12の電圧を計測する計器用変圧器15が設置されている。保護リレー20は計器用変流器14および計器用変圧器15とそれぞれ接続され、計器用変流器14の出力と計器用変圧器15の出力は保護リレー20に入力される。また、保護リレー20は開極制御部6に接続されている。本実施の形態のその他の構成は、実施の形態1と同じなので、図4では、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る開極制御方法について説明する。電力開閉制御装置1の動作は、目標開極時刻を決定する処理までは実施の形態1で説明した通りである。一方、保護リレー20は、故障発生後、故障電流を検出し、即時に遮断制御信号としての保護リレー制御出力を開極制御部6に出力する。
開極制御部6は、保護リレー20からの保護リレー制御出力をトリガーとして、つまり、保護リレー制御出力が入力された時に、最も直近の目標開極時刻に対して待機時間を算出し、当該待機時間経過後の目標開極時刻に、遮断制御信号を遮断器11に出力する。
図5は、本実施の形態における故障電流遮断前後の電流の挙動と制御シーケンスの一例を示す図である。図5の上段では、横軸を時刻(ms)、縦軸を電流値として、電流波形を示している。図示例では、時刻t0で系統故障が発生している。系統故障は例えばA相およびB相で地絡が発生した2線地絡故障である。
電流計測部3は、時刻t0の直後に故障を検出する。電流計測部3は、例えば、電流計測値から電流実効値を算出し、電流実効値が予め設定された閾値以上となることを検出することで、故障を検出することができる。
電流推定部4は、電流計測部3から故障発生を報知されると、故障検出時刻から予め設定された一定時間Tr内に計測される電流波形に基づいて、当該一定時間経過後の電流波形を推定する。図5では、t1−t0=Trであり、時刻t1以後の電流波形、特に、故障電流(A相)および故障電流(B相)の電流波形が推定される。電流波形の推定は、上記(1)式の波形パラメータを決定することで実施する。Trは、例えば数ms程度の短時間であり、電流零点を高々1個含む長さであり、故障電流波形の検出と推定はこのような短時間で実施される。
次に、目標開極時刻決定部5は、電流推定部4により推定された電流波形から得られる電流零点と、開極時間予測部7により予測された開極時間T2openと、最小アーク時間とに基づき、電流零点−(開極時間T2open+最小アーク時間)≧0を満たす時刻を目標開極時刻として決定する。目標開極時刻決定部5は、目標開極時刻を開極制御部6に出力する。
一方、保護リレー20は、故障発生後、Tdの時間で故障電流を検出し、時刻t3に保護リレー制御出力を開極制御部6に出力する。ここで、Td=t3−t0である。
開極制御部6は、保護リレー20からの保護リレー制御出力をトリガーとして、目標開極時刻のうち、最も直近の目標開極時刻t7にて遮断制御信号を遮断器11に出力するように、待機時間T2w=t7−t3を算出する。そして、開極制御部6は、待機時間経過後、時刻t7に達した時に遮断器11に遮断制御信号を出力する。図5の下段では、時刻t3以降で、保護リレー制御出力がONになり、時刻t7以降で、遮断制御信号がONになり、遮断器11の主接点(電極接点)が時刻t8でOFFとなる様子を示している。なお、開極時間T2openはt8−t7で表される。
この場合、故障電流(A相)のアーク時間T2aarc=t9−t8が最小アーク時間に等しい。故障電流(B相)のアーク時間T2barc=t10−t8は故障電流(A相)のアーク時間T1aarcよりも少し長い。
本実施の形態によれば、保護リレー20と電力開閉制御装置1の双方で故障電流を検出した上で遮断器11を遮断するようにしているので、系統保護の信頼性が向上する。本実施の形態のその他の効果は実施の形態1で説明した通りである。
なお、実施の形態1〜3では、故障電流に直流成分が含まれない場合について説明したが、実施の形態1〜3は、直流成分が含まれる場合にも同様に適用することができる。故障電流に直流成分が含まれる場合には、故障電流は振動しながら直流成分の傾きに従って減衰するが、故障発生直後からしばらくの間は直流成分の存在により故障電流に電流零点が存在しないことがある。このような場合に、従来の保護リレーによる開極制御のように、故障電流検出直後に遮断制御信号を出力すると、電流零点が現れるまでアークを消去することができないことから、アーク時間が長くなり、電極接点の消耗が大きくなる。これに対し、実施の形態1〜3は、アーク時間が最小となるように位相制御を実施するので、このような場合にも、電極接点の消耗を低減することができる。なお、直流成分が存在する故障電流は、例えば発電機の近傍で短絡故障が発生した場合に生ずる。
実施の形態4.
本実施の形態では、電流推定部4による故障電流発生後の電流波形の推定方法について説明する。なお、本実施の形態に係る電力開閉制御装置の構成は、実施の形態1〜3の構成と同一であるので、ここでは説明を省略する。
電流波形の推定手順は以下のとおりである。なお、以下の各処理の主体は電流推定部4である。
(a)波形取り込み開始時刻から一定時間Tr内におけるn点分の故障電流波形を取り込む。
(b)マトリックスペンシル(Matrix Pencil)法により残差行列[B]および固有値λiを算出する。
(c)残差行列[B]および固有値λiをもとに、時間tにおける故障電流推定波形y(t)を生成する。
実施の形態1では、y(t)を下記(2)式の右辺のように仮定し、
Figure 2015056326
例えば最小二乗法を用いて波形パラメータを決定した。本実施の形態では、マトリックスペンシル法を用いることで、y(t)を推定する。なお、マトリックスペンシル法の詳細は、例えば、`Computational Methods for Electric Power Systems, Second Edition, Mariesa L. Crow, CRC Press'に記載されている。
マトリックスペンシル法の概要について説明する。マトリックスペンシル法は、故障電流の計測値である故障電流波形y(k)を以下の(3)式で表したときに、固有値λiおよび残差行列[B]を求める方法を与える。
Figure 2015056326
ここで、Mはモード数、Δtはサンプリング時間間隔,kはサンプリング番号(=0,1,・・・,n−1)。また、Biは初期値であり、残差行列[B]の対角成分である。
図6は、固有値λiおよび残差行列[B]の算出処理を示したフローチャートである。まず、電流推定部4は、故障電流波形y(k)(k=0,1,・・・,n−1)を取り込み(S20)、取り込んだ故障電流波形y(k)から、以下の行列[Y]を生成する(S21)。
Figure 2015056326
ここで、N=n−1であり、Lはペンシルパラメータ(pencil parameter)である。ペンシルパラメータは、例えば、L=N/2とすることができる。
次に、電流推定部4は、行列[Y]を、[Y]=[U][S][V]Tとして特異値分解し、行列[U],[S],[V]を得る(S22)。ここで、[S]は特異値を対角成分に持つ行列である。また、[U],[V]は実ユニタリー行列であり、それぞれ[Y][Y]T,[Y]T[Y]の固有ベクトルを含んでいる。また、Tは転置を表す。[U],[S],[V]を成分で表すと、次のとおりである。
Figure 2015056326
Figure 2015056326
Figure 2015056326
次に、電流推定部4は、特異値分解により得た[V]から一部の行列要素を抽出して[V],[V]を得る(S23)。具体的には、電流推定部4は、予め定められたパラメータMをもとに、特異値の大きい順にM個だけ採用して有効成分数を制限する。
Figure 2015056326
Figure 2015056326
次に、電流推定部4は、[V],[V]から、行列[Y],[Y]を生成する(S24)。ここで、
[Y]=[V]T×[V]
[Y]=[V]T×[V]
である。
次に、電流推定部4は、下記(10)式を解くことにより、行列[Y],[Y]の一般化固有値からなるベクトル[z]を算出する(S25)。
Figure 2015056326
ただし、[B]は残差行列、[I]はM×Mの単位行列であり、[Z0]〜[Z]は次のとおりである。
Figure 2015056326
Figure 2015056326
Figure 2015056326
次に、電流推定部4は、[z]=(z1,z2,・・・,zMTから、固有値ベクトル[λ]を求める(S26)。
Figure 2015056326
また、電流推定部4は、以下の関係から残差行列[B]を求める(S27)。
Figure 2015056326
さらに、電流推定部4は、上記(14)式および(15)式より得られた固有値λiおよびBiを下記(16)式に代入することにより、任意の時刻tにおける故障電流推定波形y(t)を算出する。
Figure 2015056326
このように、マトリックスペンシル法は、行列計算に基づき、かつ、振幅(特異値)の大きい成分を抽出して計算をするため、計算処理時間が短縮されると共に計算精度も向上する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、マトリックスペンシル法を用いて複周波の合成波形としての電流波形を推定するようにしたので、計算処理時間が短縮されると共に計算精度も向上する。
以上のように、本発明は、電力開閉制御装置およびその開極制御方法として有用である。
1 電力開閉制御装置、3 電流計測部、4 電流推定部、5 目標開極時刻決定部、6 開極制御部、7 開極時間予測部、8 動作環境条件、10 電源、11 遮断器、12 主回路、13 送電線、14 計器用変流器、15 計器用変圧器、20 保護リレー、21 AND回路。

Claims (10)

  1. 電力系統に設けられた遮断器に接続される主回路の電流を計測する電流計測部と、
    この電流計測部により計測された電流計測値に基づいて、故障電流を検出すると共に、前記故障電流を検出した時刻から予め設定された一定時間計測された電流波形に基づいて、前記一定時間経過後の電流波形を推定する電流推定部と、
    前記電流推定部により推定された電流波形から得られる電流が零となる時刻である電流零点、予測される開極時間、および前記遮断器の電極接点開離後、電極接点間のアークが消弧されるまでに必要な最小の時間である最小アーク時間を用い、前記開極時間と前記最小アーク時間との和を前記電流零点から差し引いた時刻を目標開極時刻として決定する目標開極時刻決定部と、
    最も直近の前記目標開極時刻に達するまでの待機時間を算出し、当該待機時間だけ待機し、当該目標開極時刻に達した時に前記遮断器を遮断するための遮断制御信号を送出する開極制御部と、
    を備えることを特徴とする電力開閉制御装置。
  2. 前記一定時間は、電流零点が高々1個含まれるような長さであることを特徴とする請求項1に記載の電力開閉制御装置。
  3. 前記電流推定部は、複周波の合成波として電流波形を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の電力開閉制御装置。
  4. 前記電流推定部は、最小二乗法で前記電流波形を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の電力開閉制御装置。
  5. 前記電流推定部は、マトリックスペンシル法で前記電流波形を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の電力開閉制御装置。
  6. 前記電流推定部は、前記電流計測部により計測された電流計測値を用いて電流実効値を算出し、当該電流実効値が予め設定された閾値以上である場合に、故障電流を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の電力開閉制御装置。
  7. 前記遮断器の開極時間を予測する開極時間予測部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電力開閉制御装置。
  8. 前記電力系統には保護リレーが設けられると共に、前記保護リレー、前記開極制御部、および前記遮断器に接続されたAND回路が設けられ、
    前記AND回路は、前記保護リレーによる故障電流検出後に前記保護リレーから出力される遮断制御信号としての保護リレー制御出力が入力され、かつ、前記開極制御部から前記遮断制御信号が入力されたときに、前記遮断器に前記遮断制御信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の電力開閉制御装置。
  9. 前記電力系統には保護リレーが設けられ、
    前記保護リレーによる故障電流検出後に前記保護リレーから出力される遮断制御信号としての保護リレー制御出力が前記開極制御部に入力され、
    前記開極制御部は、前記保護リレーから保護リレー制御出力が入力された時に、最も直近の前記目標開極時刻に達するまでの待機時間を算出し、当該目標開極時刻に達した時に前記遮断器に前記遮断制御信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の電力開閉制御装置。
  10. 電力系統に設けられた遮断器を開閉制御する電力開閉制御装置の開極制御方法であって、
    前記電力開閉制御装置が、前記遮断器に接続される主回路の電流を計測するステップと、
    前記電力開閉制御装置が、計測された電流計測値に基づいて、故障電流を検出すると共に、前記故障電流を検出した時刻から予め設定された一定時間計測された電流波形に基づいて、前記一定時間経過後の電流波形を推定するステップと、
    前記電力開閉制御装置が、推定された電流波形から得られる電流が零となる時刻である電流零点、予測される開極時間、および前記遮断器の電極接点開離後、電極接点間のアークが消弧されるまでに必要な最小の時間である最小アーク時間を用い、前記開極時間と前記最小アーク時間との和を前記電流零点から差し引いた時刻を目標開極時刻として決定するステップと、
    前記電力開閉制御装置が、最も直近の前記目標開極時刻に達するまでの待機時間を算出し、当該待機時間だけ待機し、当該目標開極時刻に達した時に前記遮断器を遮断するための遮断制御信号を送出するステップと、
    を含むことを特徴とする電力開閉制御装置の開極制御方法。
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