JPWO2015016016A1 - 高さ測定装置 - Google Patents

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Abstract

太陽電池セル用基板100に対してY方向を向くライン状のレーザ光を照射するレーザ光源と、太陽電池セル用基板100における撮影領域の画像をY方向に対して3個の撮影領域1a、1b、1cに分割し、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像の方向をX方向に変換した上で、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像のZ方向のピッチを縮小する変換光学系と、レンズと、ピッチを縮小した後の分割後の複数の撮影領域の画像をまとめて撮像するCCD撮像素子12とを備える。この高さ測定装置においては、太陽電池セル用基板100の表面からCCD撮像素子12までの光路長が、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像間で同一となっている。

Description

この発明は高さ測定装置に関し、特に、太陽電池セル用基板に形成された複数の表面電極の高さを一括して測定する場合に好適な高さ測定装置に関する。
例えば、太陽電池セル用基板の表面に形成された表面電極のように、微小な物体の高さを測定する場合には、光切断法が使用される。この光切断法は、測定対象物に対してライン状(スリット状)のレーザ光を斜め上方あるいは直上から照射し、レーザ光の照射位置の画像を直上あるいは傾けて撮影することにより、測定対象物の高さや形状を測定するものである(特許文献1および特許文献2参照)。
特開2000−193428号公報 特開2002−357408号公報
近年、特に、シリコンを材料とした太陽電池セル用基板においては、表面電極による遮光面積を減少させる目的で、表面電極の幅を小さくする方向となっている。このような構成を採用するときには、電気抵抗を小さくするため、表面電極の高さを高くする必要がある。このため、近年においては、スクリーン印刷により電極を重ねて印刷する二重印刷技術を利用して、表面電極の断面形状のアスペクト比を改善するようにしている。しかしながら、スクリーン印刷で電極を形成するときに、スクリーンの目詰まり等で表面電極の形状に異常が生ずると、不適切な太陽電池が製造されることになるため、スクリーン印刷直後において、表面電極の高さ測定を実行することが要請されている。
図10は、上述した従来の光切断法を、太陽電池セル用基板100における表面電極101の高さ測定に適用したときの構成を示す斜視図であり、図11は、その側面概要図である。また、図12は、レーザ光の照射位置であるレーザライン102の平面図である。なお、図10においては、X方向に延びる表面電極101の一部のみを図示している。
光切断法により太陽電池セル用基板100における表面電極101の高さ測定を実行する場合においては、太陽電池セル用基板100の上方に配置されたレーザ光源14より太陽電池セル用基板100の表面に対して斜め上方からライン状のレーザ光を照射する。そして、このときに太陽電池セル用基板100の表面に表れるレーザ光の照射位置であるレーザライン102を、CCD撮像素子12およびレンズ13よりなる撮像機構11により撮像する。
太陽電池セル用基板100の表面においてX方向に向けて互いに平行に形成された表面電極101の高さがHであり、レーザ光源14より照射されるライン状のレーザ光の照射角度が鉛直方向に対してθであった場合には、太陽電池セル用基板100の表面における表面電極101がある場所とない場所とで、図11および図12に示すように、レーザ光の照射位置であるレーザライン102に、下記の式で表される距離Dだけ、位置ずれが生ずることになる。
D=H×tanθ
この式から距離Dをカメラで撮像し測定することにより、太陽電池セル用基板100の表面に形成された表面電極の高さHを測定することが可能となる。より具体的には、照射位置であるレーザライン102を含むX方向に対してY方向の寸法が大きい領域の画像を撮影し、撮像した画像のノイズ除去処理および閾値処理を実行した後、X方向に重心計算を行いレーザラインの中心を算出する。そして、レーザラインの中心位置の変位量を、レーザ光の入射角度θおよびレンズ13の倍率から換算して、高さ寸法を算出する。
ところで、このような構成により太陽電池セル用基板100における表面電極101の高さ測定を実行する場合を考える。例えば、太陽電池セル用基板100はその一辺が156mmの正方形であり、これをY方向のサンプリングピッチ(空間分解能)を10μmとして高さ測定を行うことを想定すると、太陽電池セル用基板100を撮影するためのCCD撮像素子12として、例えば、25メガピクセル(5120ピクセル×5120ピクセル)のCCD撮像素子12を使用する場合には、3個のCCD撮像素子12を表面電極101の長手方向と直交する方向(図10に示すY方向)に列設する必要がある。
しかしながら、このように複数のCCD撮像素子12を使用する構成を採用した場合においては、装置のコストが高額化する。また、このように複数のCCD撮像素子12を使用する構成を採用した場合においては、複数のCCD撮像素子12を同期して撮像させる必要があるばかりではなく、複数のCCD撮像素子12により撮影した画像を別々の画像取得ボードで取得した後、これらを統合し、画像処理を行う必要があることから、装置構成や処理が複雑になるという問題が生ずる。
図13は、太陽電池セル用基板100の表面におけるレーザ光の照射位置を含む領域の画像を示す概要図である。ここで、図13においては、太陽電池セル用基板100の表面の画像を破線の矩形内に示し、この画像がCCD撮像素子12により撮像された状態を矢印の先の実線の矩形内を示している。なお、この図においては、レーザ光の照射位置であるレーザライン102に一箇所だけ上述した距離Dに相当する位置ずれが生じた状態を図示している。
上述したように、一辺が156mmの正方形の太陽電池セル用基板100を3台のCCD撮像素子12により撮影する場合には、太陽電池セル用基板100の幅に対する余裕を考えて、例えば、57mm×57mmの領域を1個のCCD撮像素子12で撮影することになる。このとき、表面電極101の高さがその上下変動を含めて4mmであった場合には、上述した角度θを70度とすれば、上述した距離Dは、上下変動を考慮した場合であっても、4mm×tanθから11mm程度となる。従って、レーザ光の照射位置であるレーザライン102の長手方向に対しては57mmの範囲で画像を撮影する必要があるが、レーザ光の照射位置であるレーザライン102の長手方向と直交する方向に対しては、11mmの範囲でのみ撮影を行えばよいことになる。すなわち、太陽電池セル用基板100の表面における撮像領域1は、57mm×11mmとなる。
ここで、CCD撮像素子12の撮像領域が23mm×23mmであった場合には、上述した撮像領域1は縮小投影レンズにより0.4倍され、CCD撮像素子12上の撮像領域2は、約23mm×4.4mmとなる。このため、CCD撮像素子12の撮像領域に占める撮像領域2の領域は、20%未満となっており、CCD撮像素子12を効率的に使用しているとは言えないことになる。従って、撮像素子をより効率的に利用することが要請されている。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、光切断法を利用して測定物の高さ測定を行うときに、X方向に対してY方向の寸法が大きい撮影領域においてレーザ光の照射位置の画像を撮影する場合においても、単一の撮像素子を使用して効率的に撮影領域の撮影を実行することが可能な高さ測定装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、測定対象物に対してライン状の領域にレーザ光を照射し、レーザ光の照射位置の画像をレーザ光の照射方向と異なる方向から撮影することにより、前記測定対象物の高さを測定する高さ測定装置において、前記レーザ光の照射位置の画像を1方向に複数に分割し、分割後の複数の画像を少なくとも一対のミラーで規定される同一平面上にない3つ以上の光路を使って並べ替え、同一平面上に平行にずらして配置するとともに、分割後の複数の撮影領域の画像のピッチを縮小する変換光学系と、ピッチを縮小した後の分割後の複数の撮影領域の画像を、縮小レンズを介してまとめて撮像する撮像素子と、を備え、前記測定対象物から前記撮像素子までの光路長が、前記分割後の複数の撮影領域の画像間で同一であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記測定対象物から前記撮像素子までの光路長を変更するための光路長変更手段を、前記分割後の複数の撮影領域に備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記一対のミラーのうちの一方のミラーと対向配置され、前記一対のミラーのうちの一方のミラーとにより光路長を変更する迂回路を構成するミラーを、前記分割後の複数の撮影領域に備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記測定対象物は、太陽電池セル用基板に形成された表面電極である。
請求項5に記載の発明は、太陽電池セル用基板におけるX方向を向けて互いに平行に形成された複数の表面電極に対して、Y方向を向くライン状の領域にレーザ光を照射してレーザ光の照射位置の画像をレーザ光の照射方向と異なる方向から撮影することにより、前記複数の表面電極のZ方向の高さを一括して測定する高さ測定装置において、前記レーザ光の照射位置の画像をY方向に対して複数に分割し、分割後の複数の画像を少なくとも一対のミラーで規定される同一平面上にない3つ以上の光路を使って並べ替え、同一平面上に平行にずらして配置するとともに、分割後の複数の撮影領域の画像のピッチを縮小する変換光学系と、ピッチを縮小した後の分割後の複数の撮影領域の画像を、縮小レンズを介してまとめて撮像する撮像素子と、を備え、前記太陽電池セル用基板から前記撮像素子までの光路長が、前記分割後の複数の撮影領域の画像間で同一であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、光路長を変更するための光路長変更手段を、前記分割後の複数の撮影領域に備える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記一対のミラーのうちの一方のミラーと対向配置され、前記一対のミラーのうちの一方のミラーとにより光路長を変更する迂回路を構成するミラーを、前記分割後の複数の撮影領域に備える。
請求項8に記載の発明は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の発明において、前記縮小レンズは、前記分割後の複数の撮影領域に備えられた複数のミラーのうち前記撮像素子側のミラーと前記撮像素子との間に配設され、前記分割後の複数の撮影領域の画像を前記撮像素子に縮小投影するものであり、前記分割後の複数の撮影領域の各々に対応する前記複数のミラーのうちの前記太陽電池セル用基板側のミラーのうち、最も前記太陽電池セル用基板に近いミラーと前記太陽電池セル用基板との距離をH1とし、次に前記太陽電池セル用基板に近いミラーと前記太陽電池セル用基板との距離をH2とし、前記レンズの開口数をNAとしたときに、下記の式で表される距離Pが、前記太陽電池セル用基板に形成された複数の表面電極間の距離より小さい。
P=H1×NA+H2×NA
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記分割後の複数の撮影領域の各々に対応する前記複数のミラーのうちの前記太陽電池セル用基板側のミラーを、各々、Y方向に移動可能である。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記レーザ光の波長が、400nm以上550nm以下である。
請求項1から請求項4に記載の発明によれば、光切断法を利用して測定物の高さ測定を行うときに、測定幅に対して測定高さが小さい撮影領域においてレーザ光の照射位置の画像を撮影する場合においても、単一の撮像素子を使用して効率的に撮影領域の撮影を実行することができ、複数の撮像素子を使用した場合と比較して、装置構成や画像処理を簡易なものとしながら効率的に高さ測定を実行することが可能となる。
請求項5から請求項7に記載の発明によれば、光切断法を利用して太陽電池セル用基板に形成された複数の表面電極の高さ測定を一括して行うときに、測定幅に対して測定高さが小さい撮影領域においてレーザ光の照射位置の画像を撮影する場合においても、単一の撮像素子を使用して効率的に撮影領域の撮影を実行することができ、複数の撮像素子を使用した場合と比較して、装置構成や画像処理を簡易なものとしながら効率的に高さ測定を実行することが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、複数のミラーによる撮影領域間の繋ぎ部分で発生する解像度が低下する領域を、表面電極間の高さ測定が必要のない領域内に納めることが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、複数のミラーによる撮影領域間の繋ぎ部分で発生する解像度が低下する領域と表面電極間の高さ測定が必要のない領域との位置合わせを容易に実行することが可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、太陽電池セル用基板の表面において反射したレーザ光と表面電極の表面で反射したレーザ光との反射画像のコントラストを近似させることにより、正確な高さ測定を実行することが可能となる。
この発明に係る高さ測定装置の基本的な考え方を模式的に示す説明図である。 変換光学系の基本的な構成をレーザ光源14およびCCD撮像素子12bとともに示す正面図である。 変換光学系の基本的な構成を示す斜視図である。 この発明の第1実施形態に係る高さ測定装置の正面図である。 この発明の第1実施形態に係る高さ測定装置の側面図である。 この発明の第1実施形態に係る高さ測定装置の斜視図である。 CCD撮像素子12において撮影される撮影領域1a、1b、1cにおいて解像度が低下する領域99を示す説明図である。 解像度が低下する領域を調整する方法を説明する説明図である。 この発明の第2実施形態を実施するための迂回路を示す説明図である。 従来の光切断法を太陽電池セル用基板100における表面電極101の高さ測定に適用したときの構成を示す斜視図である。 従来の光切断法を太陽電池セル用基板100における表面電極101の高さ測定に適用したときの構成を示す側面概要図である。 レーザ光の照射位置であるレーザライン102の平面図である。 太陽電池セル用基板100の表面におけるレーザ光の照射位置を含む領域の画像を示す概要図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。最初に、この発明の基本的な考え方について説明する。図1は、この発明に係る高さ測定装置の基本的な考え方を模式的に示す説明図である。
この発明に係る高さ測定装置においては、図10に示す構成と同様、太陽電池セル用基板100におけるX方向を向けて互いに平行に形成された複数の表面電極101に対して、Y方向を向くライン状のレーザ光を照射する。X方向に対して測定するZ方向の高さが小さいときに必要となるY方向の視野は、小さくてよい。このように、X方向に対してY方向の寸法が大きい撮影領域となるレーザ光の照射位置の画像を撮影するときに、この撮影領域の画像を、最初に、Y方向に対して3個の撮影領域1a、1b、1cに分割する。そして、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像の方向を、各撮影領域毎に、X方向に変換する。しかる後、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像のZ方向のピッチを縮小した上で、縮小レンズとして機能するレンズ13を介してCCD撮像素子12に縮小投影する。
図2は、上述した撮影領域の分割および方向変換を可能にするための変換光学系の基本的な構成をレーザ光源14、レンズ13およびCCD撮像素子12bとともに示す正面図であり、図3は、変換光学系の基本的な構成を示す斜視図である。なお、図2においては、説明の便宜上、太陽電池セル用基板100の表面に存在する撮影領域1a、1b、1cを太陽電池セル用基板100の表面から突出した状態で図示するとともに、これらの撮影領域1a、1b、1cを3個に分割された状態で図示している。
この変換光学系においては、図10に示す構成と同様、太陽電池セル用基板100におけるX方向を向けて互いに平行に形成された複数の表面電極101に対して、レーザ光源14よりY方向を向くライン状のレーザ光を照射してその反射画像を撮影するときに、X方向に対してY方向の寸法が大きい撮影領域の画像を、互いにその高さ位置を異ならせた状態で配置された3枚のミラーM1、M2、M3により、Y方向に対して3個の撮影領域1a、1b、1cに分割する。そして、撮影領域1aについては、一対のミラーM1およびミラーM4の作用により、画像の方向をX方向に変換する。また、撮影領域1bについては、一対のミラーM2およびミラーM5の作用により、画像の方向をX方向に変換する。さらに、撮影領域1cについては、一対のミラーM3およびミラーM6の作用により、画像の方向をX方向に変換する。そして、方向を変換した後の3個の撮影領域1a、1b、1cの画像を、レンズ13を介してCCD撮像素子12bに縮小投影する。
このときには、ミラーM1の高さH4とミラーM2の高さH5との差は3個の撮影領域1a、1b、1cの画像のY方向のピッチL1と等しく、ミラーM2の高さH5とミラーM3の高さH6との差も3個の撮影領域1a、1b、1cの画像のY方向のピッチL1と等しくなっている。また、ミラーM4、ミラーM5、ミラーM6からCCD撮像素子12bまでの距離の差もL1となる。これにより、太陽電池セル用基板100の表面からCCD撮像素子12bに至る光学系の光路長は、各撮影領域1a、1b、1cの画像間で同一となる。このとき、太陽電池セル用基板100の表面における3個の撮影領域1a、1b、1cの画像のY方向のピッチL1が、レンズ13に入射する前の3個の撮影領域1a、1b、1cの画像のZ方向のピッチL1と等しくなる。
このような構成を採用した場合には、図2および図3に示すように、Z方向のサイズがX方向のサイズより大きいCCD撮像素子12bを使用しないと、3個の撮影領域1a、1b、1cの画像がレンズ13により縮小投影された画像2a、2b、2cを撮像し得ないことになる。
このため、一対のミラーM1およびミラーM4の高さ位置を図3に示すH4より大きくすることにより一対のミラーM2およびミラーM5の高さ位置であるH5に近づけるとともに、一対のミラーM3およびミラーM6の高さ位置を図3に示すH6より小さくすることにより一対のミラーM2およびミラーM5の高さ位置であるH5に近づけることで、3個の撮影領域1a、1b、1cの画像のZ方向のピッチをL1より小さなものとすることが可能となる。
しかしながら、このような構成を採用した場合においては、太陽電池セル用基板100の表面からCCD撮像素子12bに至る光学系の光路長が、各撮影領域1a、1b、1cの画像間で異なることになる。太陽電池セル用基板100の表面からCCD撮像素子12bに至る光学系の光路長が、各撮影領域1a、1b、1cの画像間において、レンズ13の焦点深度以上に異なった場合には、各撮影領域1a、1b、1cの画像を適正に撮影し得ないという問題が生ずる。このため、この発明に係る高さ測定装置においては、各撮影領域1a、1b、1c毎に、太陽電池セル用基板100の表面からCCD撮像素子12bに至る光学系の光路長を変更する光路長変更手段を採用している。
図4は、この発明の第1実施形態に係る高さ測定装置の正面図であり、図5は、その側面図、図6は、その斜視図である。なお、図4においては、三次元的に配置された複数のミラーを平面的に図示している。また、図5においては、CCD撮像素子12の図示を省略している。さらに、図6においては、レンズ13の図示を省略している。なお、上述した図2および図3に示す部材と同様の部材については、同一の符号を付与している。また、図4においては、説明の便宜上、太陽電池セル用基板100の表面に存在する撮影領域1a、1b、1cを太陽電池セル用基板100の表面から突出した状態で図示するとともに、これらの撮影領域1a、1b、1cを3個に分割された状態で図示している。
この発明の第1実施形態に係る高さ測定装置は、図10と同様、太陽電池セル用基板100におけるX方向を向けて互いに平行に形成された複数の表面電極101に対して、Y方向を向くライン状のレーザ光を照射するレーザ光源14と、太陽電池セル用基板100における撮影領域の画像をY方向に対して3個の撮影領域1a、1b、1cに分割し、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像の方向をX方向に変換した上で、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像のZ方向のピッチを縮小する変換光学系と、レンズ13と、ピッチを縮小した後の分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像をまとめて撮像するCCD撮像素子12とを備える。この高さ測定装置においては、太陽電池セル用基板100の表面からCCD撮像素子12までの光路長が、後述するように、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像間で同一となっている。
この高さ測定装置においては、レーザ光源14より、太陽電池セル用基板100に対してY方向を向くライン状のレーザ光を照射する。このとき、このレーザ光源14としては、出射される波長が、400nm以上550nm以下であるものが採用される。すなわち、太陽電池セル用基板100の表面には、光の反射率を下げるために、反射防止膜が形成されるとともにテクスチャ処理が施されており、長波長(赤色)領域の可視光の反射率が最も低くなるように構成されている。このため、太陽電池セル用基板100の表面は、目視では、青色に認識されることが多い。一方、表面電極101は、一般に、Agを主成分とした材料で構成されており、太陽電池セル用基板100の表面と比較して、反射率が高い。このため、上述する光切断法を採用する場合に、レーザ光源14として波長が400nm以上550nm以下であるものを使用した場合においては、太陽電池セル用基板100における反射膜で反射した画像と表面電極101で反射した画像とのコントラストを近似したものとすることが可能となる。従って、このようなレーザ光源14を使用することにより、太陽電池セル用基板100の表面において反射したレーザ光と表面電極101の表面で反射したレーザ光との反射画像のコントラストを近似させることができ、これにより、正確な高さ測定を実行することが可能となる。
このようにレーザ光源14から出射された波長が400nm以上550nm以下のレーザ光による反射画像を撮影するときに、X方向に対してY方向の寸法が大きい撮影領域の画像を、互いにその高さ位置を異ならせた状態で配置された3枚のミラーM1、M2、M3により、Y方向に対して3個の撮影領域1a、1b、1cに分割する。そして、撮影領域1aについては、一対のミラーM1、ミラーM4およびミラーM4と対向配置されたミラーM7の作用により、画像の方向をX方向に変換する。また、撮影領域1bについては、一対のミラーM2、ミラーM5およびミラーM5と対向配置されたミラーM8の作用により、画像の方向をX方向に変換する。さらに、撮影領域1cについては、一対のミラーM3、ミラーM6およびミラーM6と対向配置されたミラーM9の作用により、画像の方向をX方向に変換する。
一方、この高さ測定装置においては、ミラーM1の高さH1とミラーM2の高さH2との差は、3個の撮影領域1a、1b、1cの画像のY方向のピッチL1より小さな距離L2となっている。また、ミラーM2の高さH5とミラーM3の高さH6との差も、3個の撮影領域1a、1b、1cの画像のY方向のピッチがL1より小さな距離L2となっている。このため、レンズ13に入射する前の3個の撮影領域1a、1b、1cの画像のZ方向のピッチもL2となり、このL2の値を適宜調整することにより、レンズ13により縮小投影されてCCD撮像素子12により撮像される画像2a、2b、2cのZ方向のピッチを小さなものとすることが可能となる。これにより、撮像範囲が正方形となる一般的なCCD撮像素子12を使用した場合においても、画像2a、2b、2cを好適に撮像することが可能となる。
そして、この高さ測定装置においては、太陽電池セル用基板100の表面からCCD撮像素子12に至る光学系の光路長を、各撮影領域1a、1b、1cの画像間で同一とすることが可能となる。
すなわち、撮影領域1aについては、互いに対向配置されたミラーM4およびミラーM7の作用により迂回路が形成される。また、撮影領域1bについては、互いに対向配置されたミラーM5およびミラーM8の作用により迂回路が形成される。さらに、撮影領域1cについては、互いに対向配置されたミラーM6およびミラーM9の作用により迂回路が形成される。そして、これらの迂回路により形成される距離を適当な距離とすることにより、太陽電池セル用基板100の表面からCCD撮像素子12bに至る光学系の光路長を、各撮影領域1a、1b、1cの画像間で同一とすることが可能となる。
このように、この発明の第1実施形態に係る高さ測定装置においては、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像の方向をX方向に変換した上で、分割後の複数の撮影領域1a、1b、1cの画像のZ方向のピッチを縮小することから、一般的なCCD撮像素子12により、複数の撮影領域1a、1b、1cの画像をまとめて撮像することができる。そして、このときに太陽電池セル用基板100からCCD撮像素子12までの光路長を、複数の撮影領域1a、1b、1cの画像間で同一とすることができる。
なお、この明細書で述べる「光路長が同一」とは、光路長間にレンズ13の焦点深度より小さな差異がある場合を含む概念である。このようなレンズ13の焦点深度より小さい距離の誤差が存在しても、画像の焦点合わせには影響がないためである。
一方、このようにX方向に対してY方向の寸法が大きい撮影領域の画像を、3枚のミラーM1、M2、M3を利用してY方向に対して複数の撮影領域1a、1b、1cに分割する場合においては、各ミラーM1、M2、M3間の繋ぎ部分においてケラレが発生し、それに対応する撮影領域1a、1b、1cにおいて解像度の低下が発生するという問題が生ずる。
図7は、CCD撮像素子12において撮影される撮影領域1a、1b、1cにおいて解像度が低下する領域99を示す説明図である。また、図8は、解像度が低下する領域99を調整する方法を説明する説明図である。なお、図8においては、ミラーM1、M2、M3以外のミラーの図示を省略している。また、図8においては、複数のミラーにより反射する光路を反射しない状態で表現している。このため、後段のレンズ13およびCCD撮像素子12の配設方向は、図8に矢印で示すZ方向とは一致していない。
図7に示すように、CCD撮像素子12において撮影される撮影領域1a、1b、1cのうち、撮影領域1aの一端、撮影領域1bの両端および撮影領域1cの一端には、解像度が低下する領域99が存在する。これは、X方向に対してY方向の寸法が大きい撮影領域の画像がミラーM1、ミラーM2、ミラーM3により複数の撮影領域1a、1b、1cに分割されるときに、図8に示すミラーM1とミラーM2と境界、および、ミラーM2とミラーM3との境界となる領域でケラレが発生するためである。そして、このようなケラレが発生する領域のY方向の最大値Pは、太陽電池セル用基板100側に配置されるミラーM1、M2、M3のうち、最も太陽電池セル用基板100に近いミラーM1と太陽電池セル用基板100との距離をH1とし、次に太陽電池セル用基板100に近いミラーM2と太陽電池セル用基板100との距離をH2とし、レンズ13の開口数をNAとしたときに、下記の式で表される。
P=H1×NA+H2×NA
一方、太陽電池セル用基板100における複数の表面電極101間の距離は、一般的には、2mm程度である。このため、上記の式で表される距離Pを、太陽電池セル用基板100に形成された複数の表面電極101間の距離より小さくするとともに、この解像度が低くなる領域を太陽電池セル用基板100に形成された複数の表面電極101間に配置することにより、この解像度が低くなる領域が表面電極101の高さ測定に影響を与えることを防止することが可能となる。
例えば、レンズ13の開口数を0.03とし、太陽電池セル用基板100における複数の表面電極101間の距離を2mmとした場合においては、上記の式によりH1+H2を66mm以下とすることにより、解像度が低くなる領域を複数の表面電極101間の距離以下とすることができる。そして、この解像度が低くなる領域を表面電極101間に配置するために、この高さ測定装置においては、図8に示すように、太陽電池セル用基板100側に配置されるミラーM1、M2、M3を、図示を省略した微動機構により、Y方向に移動可能に構成している。
このような構成を採用することにより、ミラーM1とミラーM2と境界、および、ミラーM2とミラーM3との境界となる領域で発生するケラレに起因して発生する解像度が低くなる領域を表面電極101間に設定して、この解像度が低くなる領域が、表面電極101の高さ測定に影響を与えることを防止することが可能となる。
以上のように、この発明の第1実施形態に係る高さ測定装置においては、光切断法を利用して太陽電池セル用基板100に形成された複数の表面電極101の高さ測定を一括して行うときに、X方向に対してY方向の寸法が大きい撮影領域1a、1b、1cにおいてレーザ光の照射位置の画像を撮影する場合においても、単一のCCD撮像素子12を使用して効率的に各撮影領域1a、1b、1cの撮影を実行することができ、複数の撮像素子を使用した場合と比較して、装置構成や画像処理を簡易なものとしながら効率的に表面電極101の高さ測定を実行することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、図3に示すミラーM4に換えて互いに対向配置されたミラーM4およびミラーM7を使用して迂回路を形成し、ミラーM5に換えて互いに対向配置されたミラーM5およびミラーM8を使用して迂回路を形成し、ミラーM6に換えて互いに対向配置されたミラーM6およびミラーM9を使用して迂回路を形成している。しかしながら、ミラーM1,M2、M3側で迂回路を形成してもよい。
図9は、このような構成によるこの発明の第2実施形態を実施するための迂回路を示す説明図である。
この第2実施形態においては、図9に示すように、撮影領域1aに対応させて、図2に示すミラーM1に換えて、互いに対向配置されたミラーM11およびミラーM12を採用し、これらのミラーM11およびミラーM12により迂回路を形成している。また、これと同様に、撮影領域1bについても、ミラーM2に換えて互いに対向配置された一対のミラーを使用し、撮影領域1cについても、ミラーM3にかえて互いに対向配置された一対のミラーを使用している。このような構成を採用した場合においても、第1実施形態に係る高さ測定装置と同様、単一のCCD撮像素子12を使用して効率的に各撮影領域1a、1b、1cの撮影を実行することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、太陽電池セル用基板100に形成された表面電極101の高さを測定する高さ測定装置にこの発明を適用した場合について説明したが、この発明はそのような構成に限定されるものではない。この発明は、高さ方向の測定範囲がY方向の測定範囲に比べて十分小さくX方向に対してY方向の寸法が大きい撮影領域となる場合においてレーザ光の照射位置の画像を撮影することにより測定対象物のZ方向の高さを測定する高さ測定装置に対して、好適に適用することが可能となる。
また、上述した実施形態においては、複数の撮影領域1a、1b、1cの全てに対して、互いに対向配置されたミラーを配設して迂回路を形成しているが、複数の撮影領域1a、1b、1cのうちの一つを基準とし、他の撮影領域にのみ互いに対向配置されたミラーを配設して迂回路を形成するようにしてもよい。ただし、複数の撮影領域1a、1b、1cの全てに対して同数のミラーを配設した場合には、CCD撮像素子12に入射する反射光の明るさを同一に維持することができることから、測定精度を向上されることが可能となる。
また、上述した実施形態においては、斜めに照射したレーザ光による太陽電池セル用基板100からの反射像を上方から観察しているが、直上から照射したレーザ光による反射光を斜め方向から観察するようにしてもよく、斜めに照射したレーザ光を上方からではないレーザ光の照射方向と異なる角度から観察してもよい。
また、上述した実施形態においては、レーザ光源14からライン状のレーザ光を照射しているが、レーザ光を太陽電池セル用基板100の表面に対して走査させてもよい。要するに、太陽電池セル用基板100の表面のライン状の領域にレーザ光を照射できればよい。
さらに、上述した実施形態においては、光路を太陽電池セル用基板100から垂直にZ方向に立ち上げ、その後、X方向に90度反射させ、迂回路を経てY方向に90度反射させた例を示したが、少なくとも一対以上のミラーで規定される同一平面上にない3つ以上の光路を使って分割後の画像を並べ替える配置であればよく、その角度は90度に限定されるものではない。
1a 撮影領域
1b 撮影領域
1c 撮影領域
12 CCD撮像素子
13 レンズ
14 レーザ光源
100 太陽電池セル用基板
101 表面電極
M1 ミラー
M2 ミラー
M3 ミラー
M4 ミラー
M5 ミラー
M6 ミラー
M7 ミラー
M8 ミラー
M9 ミラー
M11 ミラー
M12 ミラー

Claims (10)

  1. 測定対象物に対してライン状の領域にレーザ光を照射し、レーザ光の照射位置の画像をレーザ光の照射方向と異なる方向から撮影することにより、前記測定対象物の高さを測定する高さ測定装置において、
    前記レーザ光の照射位置の画像を1方向に複数に分割し、分割後の複数の画像を少なくとも一対のミラーで規定される同一平面上にない3つ以上の光路を使って並べ替え、同一平面上に平行にずらして配置するとともに、分割後の複数の撮影領域の画像のピッチを縮小する変換光学系と、
    ピッチを縮小した後の分割後の複数の撮影領域の画像を、縮小レンズを介してまとめて撮像する撮像素子と、
    を備え、
    前記測定対象物から前記撮像素子までの光路長が、前記分割後の複数の撮影領域の画像間で同一であることを特徴とする高さ測定装置。
  2. 請求項1に記載の高さ測定装置において、
    前記測定対象物から前記撮像素子までの光路長を変更するための光路長変更手段を、前記分割後の複数の撮影領域に備える高さ測定装置。
  3. 請求項2に記載の高さ測定装置において、
    前記一対のミラーのうちの一方のミラーと対向配置され、前記一対のミラーのうちの一方のミラーとにより光路長を変更する迂回路を構成するミラーを、前記分割後の複数の撮影領域に備える高さ測定装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の高さ測定装置において、
    前記測定対象物は、太陽電池セル用基板に形成された表面電極である高さ測定装置。
  5. 太陽電池セル用基板におけるX方向を向けて互いに平行に形成された複数の表面電極に対して、Y方向を向くライン状の領域にレーザ光を照射してレーザ光の照射位置の画像をレーザ光の照射方向と異なる方向から撮影することにより、前記複数の表面電極のZ方向の高さを一括して測定する高さ測定装置において、
    前記レーザ光の照射位置の画像をY方向に対して複数に分割し、分割後の複数の画像を少なくとも一対のミラーで規定される同一平面上にない3つ以上の光路を使って並べ替え、同一平面上に平行にずらして配置するとともに、分割後の複数の撮影領域の画像のピッチを縮小する変換光学系と、
    ピッチを縮小した後の分割後の複数の撮影領域の画像を、縮小レンズを介してまとめて撮像する撮像素子と、
    を備え、
    前記太陽電池セル用基板から前記撮像素子までの光路長が、前記分割後の複数の撮影領域の画像間で同一であることを特徴とする高さ測定装置。
  6. 請求項5に記載の高さ測定装置において、
    光路長を変更するための光路長変更手段を、前記分割後の複数の撮影領域に備える高さ測定装置。
  7. 請求項6に記載の高さ測定装置において、
    前記一対のミラーのうちの一方のミラーと対向配置され、前記一対のミラーのうちの一方のミラーとにより光路長を変更する迂回路を構成するミラーを、前記分割後の複数の撮影領域に備える高さ測定装置。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載の高さ測定装置において、
    前記縮小レンズは、前記分割後の複数の撮影領域に備えられた複数のミラーのうち前記撮像素子側のミラーと前記撮像素子との間に配設され、前記分割後の複数の撮影領域の画像を前記撮像素子に縮小投影するものであり、
    前記分割後の複数の撮影領域の各々に対応する前記複数のミラーのうちの前記太陽電池セル用基板側のミラーのうち、最も前記太陽電池セル用基板に近いミラーと前記太陽電池セル用基板との距離をH1とし、次に前記太陽電池セル用基板に近いミラーと前記太陽電池セル用基板との距離をH2とし、前記レンズの開口数をNAとしたときに、下記の式で表される距離Pが、前記太陽電池セル用基板に形成された複数の表面電極間の距離より小さい高さ測定装置。
    P=H1×NA+H2×NA
  9. 請求項8に記載の高さ測定装置において、
    前記分割後の複数の撮影領域の各々に対応する前記複数のミラーのうちの前記太陽電池セル用基板側のミラーが、各々、Y方向に移動可能である高さ測定装置。
  10. 請求項8に記載の高さ測定装置において、
    前記レーザ光の波長が、400nm以上550nm以下である高さ測定装置。
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