JPWO2015012098A1 - 固体撮像素子および電子機器 - Google Patents

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Abstract

本開示は、高精度でダイナミックレンジの大きい撮像信号を生成することができるようにする固体撮像素子および電子機器に関する。画素は、高感度画素と、高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する。制御ゲートは、低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する。本開示は、例えば、高感度画素と、高感度画素より感度が低い低感度画素の両方を有し、低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御するCMOSイメージセンサ等に適用することができる。

Description

本開示は、固体撮像素子および電子機器に関し、特に、高精度でダイナミックレンジの大きい撮像信号を生成することができるようにした固体撮像素子および電子機器に関する。
固体撮像素子は、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、撮像機能を有する携帯端末装置などの電子機器に用いられている。固体撮像素子としては、光電変換素子であるフォトダイオードに蓄積された電荷を、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを介して読み出すCMOS(complementary MOS)イメージセンサがある。
CMOSイメージセンサでは、低照度時にも撮像信号を取得することができるように、感度は高い方が望ましい。また、ダイナミックレンジが大きくなるため、フォトダイオードは飽和しにくい方が望ましい。
しかしながら、感度が高いことと、フォトダイオードが飽和しにくいことはトレードオフの関係にあり、高感度を維持しつつ、ダイナミックレンジを拡大することは難しい。
そこで、高感度画素と低感度画素の両方を備え、高感度画素により高感度を維持しつつ、低感度画素によりダイナミックレンジを拡大するCMOSイメージセンサが考案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
特許文献1のCMOSイメージセンサでは、高感度画素のフォトダイオードの開口が小さいため、集光が難しく感度が低下する。また、高感度画素のフォトダイオードの容量が小さいため、フォトダイオードが飽和しやすい。高感度画素のフォトダイオードがすぐに飽和すると、低照度時に低感度画素によるS/Nの悪い撮像信号を使用することになり、撮像信号の精度が低下する。
特許文献2のCMOSイメージセンサでは、クロストークを防止し、感度を高くするために、高感度画素のフォトダイオードが大きくされ、低感度画素のフォトダイオードが小さくされている。そのため、低感度画素が飽和しやすく、ダイナミックレンジを十分に拡大することができない。
特許文献3のCMOSイメージセンサでは、低感度画素のフォトダイオードの容量が小さいため、低感度画素が飽和しやすく、ダイナミックレンジを十分に拡大することができない。
特開2011−188148号公報 特開2011−129638号公報 特開2005−86082号公報
以上のように、高感度画素のフォトダイオードの開口が小さいと、撮像信号の精度が低下する。また、高感度画素のフォトダイオードの開口を大きくすると、低感度画素のフォトダイオードが小さくなり、ダイナミックレンジを十分に拡大することができない。
従って、高感度画素と低感度画素を備えるCMOSイメージセンサにおいて、高精度でダイナミックレンジの大きい撮像信号を生成することが望まれている。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、高精度でダイナミックレンジの大きい撮像信号を生成することができるようにするものである。
本開示の第1の側面の固体撮像素子は、高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素と、前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する低感度画素制御ゲートとを備える固体撮像素子である。
本開示の第1の側面の電子機器は、本開示の第1の側面の固体撮像素子に対応するものである。
本開示の第1の側面においては、高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素と、前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する低感度画素制御ゲートとが備えられる。
本開示の第2の側面の固体撮像素子は、高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素を備え、前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャル深部は、前記高感度画素の光電変換素子の外側で水平方向に延びる固体撮像素子である。
本開示の第2の側面の電子機器は、本開示の第2の側面の固体撮像素子に対応するものである。
本開示の第2の側面においては、高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素が備えられ、前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャル深部は、前記高感度画素の光電変換素子の外側で水平方向に延びる。
本開示の第3の側面の固体撮像素子は、高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素を備え、前記低感度画素の光電変換素子の電界は、前記高感度画素の光電変換素子に比べて強い固体撮像素子である。
本開示の第3の側面の電子機器は、本開示の第3の側面の固体撮像素子に対応するものである。
本開示の第3の側面においては、高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素が備えられ、前記低感度画素の光電変換素子の電界は、前記高感度画素の光電変換素子に比べて強い。
本開示の第1乃至第3の側面によれば、高精度でダイナミックレンジの大きい撮像信号を生成することができる。
本開示を適用した固体撮像素子としてのCMOSイメージセンサの第1実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1の画素アレイ部に配置される画素の第1の構成例を示す断面図である。 図1の画素アレイ部に配置される画素の第2の構成例を示す平面図である。 図1の画素アレイ部に配置される画素の第3の構成例を示す断面図である。 図1の画素アレイ部に配置される画素の第4の構成例を示す断面図である。 制御ゲートとトランスゲートの制御の例を示す図である。 図1の画素アレイ部に配置される画素の第5の構成例を示す断面図である。 CMOSイメージセンサの第1実施の形態の効果を説明する図である。 CMOSイメージセンサの第2実施の形態における画素の第1の構成例を示す断面図である。 CMOSイメージセンサの第2実施の形態における画素の第2の構成例を示す平面図である。 CMOSイメージセンサの第2実施の形態における画素の第2の構成の変形例を示す平面図である。 CMOSイメージセンサの第2実施の形態における画素の第3の構成例を示す断面図である。 CMOSイメージセンサの第2実施の形態における画素の第4の構成例を示す断面図である。 制御ゲートとトランスゲートの制御の例を示す図である。 CMOSイメージセンサの第2実施の形態の効果を説明する図である。 CMOSイメージセンサの第3実施の形態における画素の第1の構成例を示す断面図である。 CMOSイメージセンサの第3実施の形態における画素の第2の構成例を示す断面図である。 本開示を適用した電子機器としての撮像装置の構成例を示すブロック図である。
<第1実施の形態>
(固体撮像素子の第1実施の形態の構成例)
図1は、本開示を適用した固体撮像素子としてのCMOSイメージセンサの第1実施の形態の構成例を示すブロック図である。
CMOSイメージセンサ100は、画素アレイ部111、垂直駆動部112、カラム処理部113、水平駆動部114、システム制御部115、画素駆動線116、垂直信号線117、信号処理部118、およびデータ格納部119により構成される。
画素アレイ部111、垂直駆動部112、カラム処理部113、水平駆動部114、システム制御部115、画素駆動線116、垂直信号線117、信号処理部118、およびデータ格納部119は、図示せぬ半導体基板に形成されている。
なお、CMOSイメージセンサ100は、信号処理部118とデータ格納部119を含まず、信号処理部118とデータ格納部119は、例えば、CMOSイメージセンサ100とは別の基板にDSP(Digital Signal Processor)等の外部信号処理部として設けられるようにしてもよい。
CMOSイメージセンサ100は、被写体の画像を撮像し、その画像の各画素の撮像信号を出力する。
具体的には、画素アレイ部111には、複数の画素が行列状に2次元配置される。画素は、入射光の光量に応じた電荷量の電荷を発生して内部に蓄積する光電変換素子としてのフォトダイオードを有する高感度画素と、高感度画素より感度が低い、フォトダイオードを有する低感度画素とにより構成される。
また、画素アレイ部111には、行列状の画素に対して行ごとに画素駆動線116が図の左右方向(行方向)に形成され、列ごとに垂直信号線117が図の上下方向(列方向)に形成される。画素駆動線116の一端は、垂直駆動部112の各行に対応した図示せぬ出力端に接続されている。
垂直駆動部112は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素アレイ部111の各画素を行単位等で駆動する画素駆動部である。この垂直駆動部112の具体的な構成について図示は省略するが、垂直駆動部112は、読み出し走査系および掃き出し走査系の2つの走査系を有する構成となっている。
読み出し走査系は、各画素からの撮像信号を行単位で順に読み出すように、各行を順に選択し、選択行の画素駆動線116と接続する出力端から転送パルス、選択パルス等を出力する。
掃き出し走査系は、光電変換素子から不要な電荷を掃き出す(リセットする)ために、読み出し系の走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して、各行の画素駆動線116と接続する出力端から制御パルスを出力する。この掃き出し走査系による走査により、いわゆる電子シャッタ動作が行ごとに順に行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換素子の電荷を捨てて、新たに露光を開始する(電荷の蓄積を開始する)動作のことをいう。
垂直駆動部112の読み出し走査系によって選択された行の各画素から出力される撮像信号は、垂直信号線117の各々を通してカラム処理部113に供給される。
カラム処理部113は、画素アレイ部111の列ごとに信号処理回路を有する。カラム処理部113の各信号処理回路は、選択行の各画素から垂直信号線117を通して出力される撮像信号に対して、CDS(Correlated Double Sampling)(相関二重サンプリング)処理等のノイズ除去処理、A/D変換処理、色補正処理等の信号処理を行う。CDS処理により、リセットノイズや増幅トランジスタの閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズが除去される。
各信号処理回路は、低照度時には信号処理後の高感度画素の撮像信号を画素単位の撮像信号として一時的に保持し、高照度時には信号処理後の低感度画素の撮像信号を画素単位の撮像信号として一時的に保持する。
水平駆動部114は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部113の信号処理回路を順番に選択する。この水平駆動部114による選択走査により、カラム処理部113の各信号処理回路で信号処理された撮像信号が順番に信号処理部118に出力される。
システム制御部115は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等によって構成され、タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に垂直駆動部112、カラム処理部113、および水平駆動部114を制御する。
信号処理部118は、少なくとも加算処理機能を有する。信号処理部118は、カラム処理部113から出力される撮像信号に対して加算処理等の種々の信号処理を行う。このとき、信号処理部118は、必要に応じて、信号処理の途中結果などをデータ格納部119に格納し、必要なタイミングで参照する。信号処理部118は、信号処理後の撮像信号を出力する。
(画素の第1の構成例)
図2は、図1の画素アレイ部111に配置される画素の第1の構成例を示す断面図である。
図2に示すように、画素130は、低感度画素130−1と高感度画素130−2により構成される。低感度画素130−1は、オンチップレンズ132−1、カラーフィルタ133、平坦化膜134、フォトダイオード135−1、トランスゲート136−1、および電荷電圧変換部137−1により構成される。
また、高感度画素130−2は、オンチップレンズ132−2、カラーフィルタ133、平坦化膜134、フォトダイオード135−2、トランスゲート136−2、および電荷電圧変換部137−2により構成される。
図2の例では、CMOSイメージセンサ100が、裏面照射型のCMOSイメージセンサとなっている。そのため、画素130では、半導体基板131の裏面側に、オンチップレンズ132−1および132−2、カラーフィルタ133、および平坦化膜134が配置される。また、半導体基板131の表面側には、トランスゲート(TG)136−1および136−2、並びに、画素駆動線116、垂直信号線117等を含む回路138が配置される。
なお、半導体基板131の表面側とは、回路が配置される側であり、裏面側とは、回路が配置される側の反対側である。
低感度画素130−1のオンチップレンズ132−1は、高感度画素130−2のオンチップレンズ132−2に比べて小さい。オンチップレンズ132−1は、入射光をカラーフィルタ133と平坦化膜134を介して、半導体基板131内のフォトダイオード135−1に集光する。
高感度画素130−2のオンチップレンズ132−2は、入射光をカラーフィルタ133と平坦化膜134を介して、半導体基板131内のフォトダイオード135−2に集光する。
カラーフィルタ133は、オンチップレンズ132−1および132−2を介して入射された光のうちの所定の色の光を、平坦化膜134を介して半導体基板131に出射する。CMOSイメージセンサ100では、画素の配列がベイヤ配列であり、カラーフィルタ133は、赤色(R)、緑色(Gb,Gr)、または青色(B)の光を出射する。
低感度画素130−1のフォトダイオード135−1は、ポテンシャル深部がフォトダイオード135−2の表面側で水平方向に延び、L字型を形成している。従って、フォトダイオード135−1の裏面側の開口141Aに比べて、表面側の開口141Bは大きい。
このように、フォトダイオード135−1のポテンシャル深部を水平方向に延ばすことにより、ポテンシャル深部が水平方向に延びないI字型のフォトダイオードに比べて、フォトダイオード135−1の容量を大きくすることができる。これにより、撮像信号のダイナミックレンジが大きくなる。
また、フォトダイオード135−1のポテンシャル深部のみを水平方向に延ばすため、フォトダイオード135−2の開口を縮小する必要がない。従って、高感度画素のフォトダイオードが感度低下を招くことによる撮像信号の精度の低下を防止することができる。また、フォトダイオード135−2の深さを変える必要もない。従って、高感度画素のフォトダイオードが飽和することによる撮像信号の精度の低下を防止することができる。
一方、フォトダイオード135−1の一部がフォトダイオード135−2の表面側に位置するため、フォトダイオード135−2で光電変換されずに透過した光がフォトダイオード135−1に入射し、光電変換されることがある。しかしながら、フォトダイオード135−1とフォトダイオード135−1に入射される光の色は同一であるので、大きな問題とはならない。
また、フォトダイオード135−2の下にフォトダイオード135−1の一部が位置するため、フォトダイオード135−1とフォトダイオード135−2の分光特性は異なる。従って、高感度画素130−1の撮像信号に対する色補正処理と、低感度画素130−2の撮像信号に対する色補正処理で用いられるリニアマトリクスを異なるようにすることにより、色再現性を向上させることができる。
この場合、高感度画素130−1のリニアマトリクスとしては、例えば、高感度画素130−1における入射光と撮像信号を基に決定されたリニアマトリクスが用いられる。また、低感度画素130−2のリニアマトリクスとしては、低感度画素130−2における入射光と撮像信号を基に決定されたリニアマトリクスが用いられる。
また、フォトダイオード135−2に青色の光が入射される場合、フォトダイオード135−2に入射された全ての光がフォトダイオード135−2で光電変換される。従って、高感度画素130−1と低感度画素130−2の感度比が、オンチップレンズ132−1とオンチップレンズ132−2の面積比になる。
しかしながら、フォトダイオード135−2に赤色や緑色の光が入射される場合、フォトダイオード135−2に入射された光の一部はフォトダイオード135−2を透過し、フォトダイオード135−1で光電変換される。従って、高感度画素130−1と低感度画素130−2の感度比は、オンチップレンズ132−1とオンチップレンズ132−2の面積比とはならない。よって、色ごとにリニアマトリクスを異なるようにすることにより、各色の撮像信号の比を低感度画素130−1と高感度画素130−2で同一にすることができる。
フォトダイオード135−1は、オンチップレンズ132−1からカラーフィルタ133と平坦化膜134を介して入射された所定の色の光の光量に応じた電荷量の電荷を発生して内部に蓄積する。フォトダイオード135−1に蓄積された電荷は、トランスゲート136−1の制御により、電荷電圧変換部137−1に転送される。
高感度画素130−2のフォトダイオード135−2は、I型のフォトダイオードである。従って、フォトダイオード135−2の裏面側の開口142Aと表面側の開口142Bは同一である。また、開口142Aは、フォトダイオード135−1の裏面側の開口141Aに比べて大きい。
フォトダイオード135−2は、オンチップレンズ132−2からカラーフィルタ133と平坦化膜134を介して入射された所定の色の光の光量に応じた電荷量の電荷を発生して内部に蓄積する。フォトダイオード135−2に蓄積された電荷は、トランスゲート136−2の制御により、電荷電圧変換部137−2に転送される。
低感度画素130−1のトランスゲート136−1は、図1の垂直駆動部112の読み出し走査系により画素駆動線116を介して供給される転送パルスに応じて、フォトダイオード135−1に蓄積された電荷を電荷電圧変換部137−1に転送する。電荷電圧変換部137−1は、フォトダイオード135−1から転送されてくる電荷を電圧に変換する。
高感度画素130−2のトランスゲート136−2は、垂直駆動部112の読み出し走査系により画素駆動線116を介して供給される転送パルスに応じて、フォトダイオード135−2に蓄積された電荷を電荷電圧変換部137−2に転送する。トランスゲート136−2は、半導体基板131内に埋め込まれているため、表面側に存在しないフォトダイオード135−2から電荷を転送することができる。電荷電圧変換部137−2は、フォトダイオード135−2から転送されてくる電荷を電圧に変換する。
電荷電圧変換部137−1と電荷電圧変換部137−2の変換によって得られる電圧の信号は、垂直駆動部112の読み出し走査系により画素駆動線116を介して供給される選択パルスに応じて、撮像信号として図1のカラム処理部113に供給される。
(画素の第2の構成例)
図3は、図1の画素アレイ部111に配置される画素の第2の構成例を示す、半導体基板131を表面側から見た平面図である。
図3に示す構成のうち、図2の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図3の画素160は、電荷電圧変換部137−1と電荷電圧変換部137−2の代わりに電荷電圧変換部161―1と電荷電圧変換部161−2が設けられる点が図2の画素130の構成と異なる。画素160では、電荷電圧変換部161−1と電荷電圧変換部161−2が隣接する画素170と共有される。
具体的には、画素160は、低感度画素160−1と高感度画素160−2により構成される。低感度画素160−1の電荷電圧変換部161―1は、画素160のフォトダイオード135−1からトランスゲート136−1を介して転送されてくる電荷を電圧に変換する。また、電荷電圧変換部161―1は、画素160と水平方向に隣接する画素170の高感度画素170−2の半導体基板131に埋め込まれたトランスゲート171−2により転送される、高感度画素170−2の電荷を電圧に変換する。変換によって得られる電圧の信号は、垂直駆動部112の読み出し走査系により画素駆動線116を介して供給される選択パルスに応じて、撮像信号としてカラム処理部113に供給される。
また、高感度画素160−2の電荷電圧変換部161―2は、画素160のフォトダイオード135−2からトランスゲート136−2を介して転送されてくる電荷を電圧に変換する。また、電荷電圧変換部161―2は、低感度画素170−1のトランスゲート171−1により転送される、低感度画素170−1の電荷を電圧に変換する。変換によって得られる電圧の信号は、垂直駆動部112の読み出し走査系により画素駆動線116を介して供給される選択パルスに応じて、撮像信号としてカラム処理部113に供給される。
以上のように、電荷電圧変換部を隣接する画素間で共有することにより、半導体基板131内の電荷電圧変換部の領域を削減することができる。これにより、フォトダイオード135−1とフォトダイオード135−2の開口を大きく確保することができる。
なお、共有する電荷電圧変換部は、隣接する画素の高感度画素と低感度画素の一方と他方の間に限定されない。同一の画素内の電荷電圧変換部が共有されてもよいし、隣接する画素の高感度画素どうし、低感度画素どうしの電荷電圧変換部が共有されてもよい。
(画素の第3の構成例)
図4は、図1の画素アレイ部111に配置される画素の第3の構成例を示す断面図である。
図4に示す構成のうち、図2の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図4の画素190の構成は、フォトダイオード135−2の代わりにフォトダイオード191が設けられる点、およびトランスゲート136−2の代わりにトランスゲート192が設けられる点が、図2の画素130の構成と異なる。画素190では、トランスゲート192が半導体基板131内に埋め込まれず、半導体基板131の表面に設けられる。
具体的には、画素190は、低感度画素130−1と高感度画素190−2により構成される。高感度画素190−2のフォトダイオード191は、一部が半導体基板131の表面側に延びている。従って、フォトダイオード191の表面側の開口191Bは、裏面側の開口142Aに比べて小さい。フォトダイオード191の一部が半導体基板131の表面側に延びているため、トランスゲート192を半導体基板131内に埋め込むことなく、フォトダイオード191に蓄積された電荷を電荷電圧変換部137−2に転送することができる。
高感度画素190−2のトランスゲート192は、垂直駆動部112の読み出し走査系により画素駆動線116を介して供給される転送パルスに応じて、フォトダイオード191に蓄積された電荷を電荷電圧変換部137−2に転送する。
(画素の第4の構成例)
図5は、図1の画素アレイ部111に配置される画素の第4の構成例を示す断面図である。
図5に示す構成のうち、図2の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図5の画素210の構成は、制御ゲート211が新たに設けられる点が図2の画素130の構成と異なる。画素210は、制御ゲート211によりフォトダイオード135−1の電荷蓄積時のポテンシャル深部をより深くする。
具体的には、画素210は、低感度画素210−1と高感度画素130−2により構成される。低感度画素210−1の制御ゲート211は、フォトダイオード135−1の表面側の開口141Bと対向する半導体基板131の表面に形成される。制御ゲート211は、フォトダイオード135−1のポテンシャルを制御する。
具体的には、図6に示すように、フォトダイオード135−1が電荷を蓄積するとき、制御ゲート211はハイレベルにされ、トランスゲート136−1はローレベルにされる。これにより、電荷蓄積時のフォトダイオード135−1のポテンシャル深部はより深くされる。
また、フォトダイオード135−1の電荷が転送されるとき、制御ゲート211はローレベルにされ、トランスゲート136−1はハイレベルにされる。これにより、フォトダイオード135−1に蓄積された電荷の掃き出しを確実に行うことができる。
(画素の第5の構成例)
図7は、図1の画素アレイ部111に配置される画素の第5の構成例を示す断面図である。
図7に示す構成のうち、図2の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図7の画素220は、低感度画素220−1と高感度画素220−2により構成される。図7の例では、CMOSイメージセンサ100が表面照射型のCMOSイメージセンサとなっており、画素220では、半導体基板131の光の入射側に、画素駆動線116、垂直信号線117等を含む回路221が配置される。
そのため、低感度画素220−1のトランスゲート222−1が、半導体基板131の表面側(回路221側)から半導体基板131内に埋め込まれる。また、低感度画素220−1の電荷電圧変換部223−1が半導体基板131の表面側に設けられる。
また、高感度画素220−2のトランスゲート222−2が、半導体基板131の表面に設けられる。また、高感度画素220−2の電荷電圧変換部223−2が半導体基板131の表面側に設けられる。
なお、CMOSイメージセンサ100が裏面照射型のCMOSイメージセンサである場合、表面照射型のCMOSイメージセンサである場合に比べて、フォトダイオード135−1のポテンシャル深部と電荷電圧変換部137−1(161−1)が近い。従って、フォトダイオード135−1に蓄積された電荷の転送が容易である。また、この場合、フォトダイオード135−1のポテンシャル深部の不純物濃度を高め、フォトダイオード135−1の容量を大きくすることができる。
(第1実施の形態の効果の説明)
図8は、CMOSイメージセンサ100の第1実施の形態の効果を説明する図である。
図8のグラフにおいて、横軸は、フォトダイオードに入射する光の光量(入射光量)を表し、縦軸は、フォトダイオードから転送される電子数(出力電子数)を表している。
ここでは、1つの感度の画素により構成される通常のCMOSイメージセンサの画素を通常の画素という。また、高感度画素と低感度画素を備え、低感度画素のフォトダイオードの容量が小さい従来のCMOSイメージセンサの高感度画素、低感度画素を、それぞれ、従来の高感度画素、従来の低感度画素という。
図8に示すように、通常の画素のフォトダイオードの出力電子数は、入射光量が0以上Q4以下である場合、入射光量に比例して増加する。フォトダイオードは、入射光量がQ4になると飽和し、入射光量がQ4以上である場合、出力電子数は、入射光量によらず、入射光量がQ4であるときの出力電子数となる。従って、通常の画素の撮像信号のダイナミックレンジは、出力電子数がノイズレベルを超える入射光量Q1から、フォトダイオードが飽和する入射光量Q4までの範囲となる。
また、従来のCMOSイメージセンサでは、低感度画素と高感度画素の両方のフォトダイオードを備えるため、低感度画素と高感度画素のフォトダイオードのサイズは、通常の画素に比べて小さくなる。従って、従来の高感度画素のフォトダイオードは、通常の画素のフォトダイオードに比べて早く飽和する。
具体的には、従来の高感度画素のフォトダイオードの出力電子数は、入射光量が0以上Q3(Q3<Q4)以下である場合、入射光量に比例して増加する。フォトダイオードは、入射光量がQ3になると飽和し、入射光量がQ3以上である場合、出力電子数は、入射光量によらず、入射光量がQ3であるときの出力電子数となる。
一方、低感度画素のフォトダイオードのサイズは、通常の画素に比べて小さいが、感度が低いため、通常の画素のフォトダイオードに比べて遅く飽和する。具体的には、従来の低感度画素のフォトダイオードの出力電子数は、入射光量が0以上Q5(Q5>Q4)以下である場合、入射光量に比例して増加する。フォトダイオードは、入射光量がQ5になると飽和し、入射光量がQ5以上である場合、出力電子数は、入射光量によらず、入射光量がQ5であるときの出力電子数となる。
従って、高照度時に低感度画素の撮像信号を用いることにより、画素の撮像信号のダイナミックレンジは、高感度画素の出力電子数がノイズレベルを超える入射光量Q2から、低感度画素のフォトダイオードが飽和する入射光量Q5までの範囲となる。
これに対して、高感度画素のフォトダイオード135−2(191)の出力電子数は、従来の高感度画素の出力電子数と同一であるが、低感度画素のフォトダイオード135−1の出力電子数は、従来の低感度画素の出力電子数と異なる。
即ち、フォトダイオード135−1の容量は、従来の低感度画素に比べて大きいため、フォトダイオード135−1は、入射光量がQ6(Q6>Q5)になると飽和する。従って、フォトダイオード135−1の出力電子数は、入射光量が0以上Q6以下である場合入射光量に比例して増加し、Q6以上である場合入射光量がQ6であるときの出力電子数となる。
従って、高照度時にフォトダイオード135−1の撮像信号を用いることにより、画素の撮像信号のダイナミックレンジは、高感度画素の出力電子数がノイズレベルを超える入射光量Q2から、フォトダイオード135−1が飽和する入射光量Q6までの範囲となる。
以上のように、CMOSイメージセンサ100における撮像信号のダイナミックレンジは、通常のCMOSイメージセンサや従来のCMOSイメージセンサに比べて大きくなる。
<第2実施の形態>
(固体撮像素子の第2実施の形態の画素の第1の構成例)
本開示を適用した固体撮像素子としてのCMOSイメージセンサ100の第2実施の形態の構成は、画素アレイ部111に2次元配置される画素の構成を除いて図1の構成と同様である。従って、以下では、画素の構成についてのみ説明する。
CMOSイメージセンサ100の第2実施の形態の画素では、低感度画素のフォトダイオードのポテンシャル深部を水平方向に延ばすことではなく、制御ゲートを設けることにより、低感度画素のフォトダイオードの容量を増加させる。これにより、高感度画素のフォトダイオードの開口を縮小することなく、低感度画素の容量を大きくすることができる。その結果、高精度でダイナミックレンジの大きい撮像信号を生成することができる。
図9は、CMOSイメージセンサ100の第2実施の形態における画素の第1の構成例を示す断面図である。
図9に示す構成のうち、図5の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図9の画素230の構成は、フォトダイオード135−1および135−2、トランスゲート136−2の代わりに、フォトダイオード231−1および231−2、トランスゲート232が設けられる点が、図5の画素210の構成と異なる。画素230は、制御ゲート211を設けることにより、フォトダイオード231−1の容量を増加させる。
具体的には、画素230は、低感度画素230−1と高感度画素230−2により構成される。低感度画素230−1のフォトダイオード231−1は、半導体基板131の裏面側から表面側へ延びるI字型を形成している。従って、フォトダイオード231−1の裏面側の開口241Aと表面側の開口241Bの大きさは同一である。
フォトダイオード231−1の表面側の開口241Bと対向する半導体基板131の表面に形成された制御ゲート211により、フォトダイオード231−1の電荷蓄積時のポテンシャル深部は深くなる。よって、フォトダイオード231−1の容量は、制御ゲート211が形成されない場合に比べて増加する。
フォトダイオード231−1は、オンチップレンズ132−1からカラーフィルタ133と平坦化膜134を介して入射された所定の色の光の光量に応じた電荷量の電荷を発生して内部に蓄積する。フォトダイオード231−1に蓄積された電荷は、トランスゲート136−1の制御により、電荷電圧変換部137−1に転送される。
また、高感度画素230−2のフォトダイオード231−2は、I型のフォトダイオードである。従って、フォトダイオード231−2の裏面側の開口242Aと表面側の開口242Bは同一である。また、開口242Aは、フォトダイオード231−1の裏面側の開口241Aに比べて大きい。フォトダイオード231−2の表面側にフォトダイオード231−1が延びていないため、フォトダイオード231−2は、第1実施の形態の場合に比べてより表面側に延びることができる。
フォトダイオード231−2は、オンチップレンズ132−2からカラーフィルタ133と平坦化膜134を介して入射された所定の色の光の光量に応じた電荷量の電荷を発生して内部に蓄積する。フォトダイオード231−2に蓄積された電荷は、トランスゲート232の制御により、電荷電圧変換部137−2に転送される。
高感度画素230−2のトランスゲート232は、垂直駆動部112の読み出し走査系により画素駆動線116を介して供給される転送パルスに応じて、フォトダイオード231−2に蓄積された電荷を電荷電圧変換部137−2に転送する。フォトダイオード231−2は、表面側に延びているため、トランスゲート232は、半導体基板131内に埋め込まれる必要がない。
(画素の第2の構成例)
図10は、CMOSイメージセンサ100の第2実施の形態における画素の第2の構成例を示す、半導体基板131を表面側から見た平面図である。
図10に示す構成のうち、図9の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図10の画素250の構成は、電荷電圧変換部137−1および電荷電圧変換部137−2の代わりに電荷電圧変換部251が設けられる点が図9の画素230の構成と異なる。画素250では、同一の画素250内の電荷電圧変換部137−1および電荷電圧変換部137−2が電荷電圧変換部251として共有される。
具体的には、画素250は、低感度画素250−1と高感度画素250−2により構成される。電荷電圧変換部251は、低感度画素250−1のフォトダイオード231−1からトランスゲート136−1を介して転送されてくる電荷を電圧に変換する。また、電荷電圧変換部251は、高感度画素250−2のフォトダイオード231−2からトランスゲート232を介して転送されてくる電荷を電圧に変換する。変換によって得られる電圧の信号は、垂直駆動部112の読み出し走査系により画素駆動線116を介して供給される選択パルスに応じて、撮像信号としてカラム処理部113に供給される。
以上のように、電荷電圧変換部を同一画素内で共有することにより、半導体基板131内の電荷電圧変換部の領域を削減することができる。これにより、フォトダイオード231−1とフォトダイオード231−2の開口を大きく確保することができる。
なお、共有する電荷電圧変換部は、同一の画素内に限定されない。隣接する画素の高感度画素と低感度画素の一方と他方の電荷電圧変換部が共有されてもよいし、隣接する画素の高感度画素どうし、低感度画素どうしの電荷電圧変換部が共有されてもよい。
また、CMOSイメージセンサ100では、画素の配列がベイヤ配列であるため、図10の左上の画素250は、青色(B)の光を撮像する青色画素であり、右上の画素250は、緑色(Gb)の光を撮像する緑色画素である。また、左下の画素250は、緑色(Gr)の光を撮像する緑色画素であり、右下の画素250は、赤色(R)の光を撮像する赤色画素である。
以下では、左上の画素250を青色画素260ともいい、右上の画素250を緑色画素261ともいい、左下の画素250を緑色画素262ともいい、右下の画素250を赤色画素263ともいう。
図10では、左側の青色画素260と緑色画素262の各部の配置が同一になり、右側の緑色画素261と赤色画素263の各部の配置が同一になるようにされたが、図11に示すように、緑色画素261および262どうしの各部の配置が同一になるようにされてもよい。この場合、青色画素260と赤色画素263の各部の配置が同一になる。
(画素の第3の構成例)
図12は、CMOSイメージセンサ100の第2実施の形態における画素の第3の構成例を示す断面図である。
図12に示す構成のうち、図9の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図12の画素280の構成は、オンチップレンズ132−1およびオンチップレンズ132−2の代わりにオンチップレンズ281が設けられる点が図9の画素230の構成と異なる。画素280では、同一の画素280内のオンチップレンズ132−1およびオンチップレンズ132−2が共有される。
具体的には、画素280は、低感度画素280−1と高感度画素280−2により構成される。オンチップレンズ281は、入射光をカラーフィルタ133と平坦化膜134を介して、半導体基板131内のフォトダイオード231−1とフォトダイオード231−2に集光する。
(画素の第4の構成例)
図13は、CMOSイメージセンサ100の第2実施の形態における画素の第4の構成例を示す断面図である。
図13に示す構成のうち、図9の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図13の画素300の構成は、制御ゲート301が新たに設けられる点が図9の画素230の構成と異なる。画素300では、フォトダイオード231−2に対して制御ゲート301が形成される。
具体的には、画素300は、低感度画素230−1と高感度画素300−2により構成される。高感度画素300−2の制御ゲート301は、フォトダイオード231−2の表面側の開口242Bと対向する半導体基板131の表面に形成される。制御ゲート301は、フォトダイオード231−2のポテンシャルを制御する。
図14に示すように、制御ゲート211は、フォトダイオード231−1が電荷を蓄積するときにハイレベルにされ、フォトダイオード231−1の電荷が転送されるときにローレベルにされる。制御ゲート301は、フォトダイオード231−1が電荷を蓄積するとき、および、フォトダイオード231−1の電荷が転送されるときの両方でローレベルにされる。
また、トランスゲート136−1は、フォトダイオード231−1が電荷を蓄積するときにローレベルにされ、フォトダイオード231−1の電荷が転送されるときにハイレベルにされる。トランスゲート232は、フォトダイオード231−2が電荷を蓄積するときにローレベルにされ、フォトダイオード231−2の電荷が転送されるときにハイレベルにされる。
以上により、電荷蓄積時のフォトダイオード231−1のポテンシャルが深くなり飽和電子数が多くなるとともに、高感度画素300−2において白点や暗電流が抑制され、より低照度時の撮像信号を出力可能になる。
(第2実施の形態の効果の説明)
CMOSイメージセンサ100の第2実施の形態においても、従来の低感度画素に比べて、低感度画素230−1(250−1,280−1)のフォトダイオード231−1の容量が大きい。従って、第1実施の形態と同様に、図8を参照して説明したダイナミックレンジが大きいという効果が得られる。
また、図15に示すように、表面照射型のCMOSイメージセンサにおいて、画素全体に対してフォトダイオードの容量を増加させるための制御ゲートが設けられる場合、飽和電子数は、制御ゲートを設けない場合に比べて多くなる。しかしながら、暗電流と青感度が問題となる。
一方、裏面照射型のCMOSイメージセンサにおいて、画素全体に対してフォトダイオードの容量を増加させるための制御ゲートが設けられる場合、光の入射面と制御ゲートが形成される面が反対になるので、青感度は問題にならない。また、飽和電子数は、制御ゲートを設けない場合に比べて多い。しかしながら、暗電流が問題となる。
これに対して、CMOSイメージセンサ100の第2実施の形態では、高照度時に撮像信号が用いられる低照度画素に対してのみフォトダイオードの容量を増加させるための制御ゲート211が設けられるので、低照度時に問題となる暗電流は問題とならない。また、CMOSイメージセンサ100の第2実施の形態は、裏面照射型のCMOSイメージセンサであるため、青感度も問題とならない。さらに、飽和電子数は、制御ゲートを設けない場合に比べて多い。
<第3実施の形態>
(固体撮像素子の第3実施の形態の画素の第1の構成例)
本開示を適用した固体撮像素子としてのCMOSイメージセンサ100の第3実施の形態の構成は、画素アレイ部111に2次元配置される画素の構成を除いて図1の構成と同様である。従って、以下では、画素の構成についてのみ説明する。
CMOSイメージセンサ100の第3実施の形態の画素では、制御ゲートを設けることではなく、高感度画素に比べて低感度画素の電界を強くすることにより、低感度画素のフォトダイオードの容量を増加させる。
図16は、CMOSイメージセンサ100の第3実施の形態における画素の第1の構成例を示す断面図である。
図16に示す構成のうち、図9の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図16の画素320の構成は、フォトダイオード231−1の代わりにフォトダイオード321−1が設けられる点、および制御ゲート211が設けられない点が、図9の画素230の構成と異なる。画素320は、低感度画素320−1のフォトダイオード321−1の電界を高感度画素230−2のフォトダイオード231−2に比べて強くすることにより、フォトダイオード321−1の容量を増加させる。
具体的には、画素320は、低感度画素320−1と高感度画素230−2により構成される。低感度画素320−1のフォトダイオード321−1は、半導体基板131の裏面側から表面側へ延びるI字型を形成している。フォトダイオード321−1は、フォトダイオード231−2に比べて電界の強度が強くなるように形成される。
フォトダイオード321−1は、オンチップレンズ132−1からカラーフィルタ133と平坦化膜134を介して入射された所定の色の光の光量に応じた電荷量の電荷を発生して内部に蓄積する。フォトダイオード321−1に蓄積された電荷は、トランスゲート136−1の制御により、電荷電圧変換部137−1に転送される。
(画素の第2の構成例)
図17は、CMOSイメージセンサ100の第3実施の形態における画素の第2の構成例を示す断面図である。
図17に示す構成のうち、図7および図16の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図17の画素340は、低感度画素340−1と高感度画素340−2により構成される。図17の例では、CMOSイメージセンサ100が表面照射型のCMOSイメージセンサとなっており、画素340では、半導体基板131の光の入射側に回路221が配置される。
そのため、低感度画素340−1のトランスゲート341と電荷電圧変換部223−1が半導体基板131の表面(回路221側の面)に設けられる。また、高感度画素340−2のトランスゲート222−2と電荷電圧変換部223−2が、半導体基板131の表面に設けられる。
(第3実施の形態の効果の説明)
CMOSイメージセンサ100の第3実施の形態においても、従来の低感度画素に比べて、低感度画素のフォトダイオード321−1の容量が大きい。従って、第1実施の形態と同様に、図8を参照して説明したダイナミックレンジが大きいという効果が得られる。
<第4実施の形態の構成例>
(電子機器の一実施の形態の構成例)
図18は、本開示を適用した電子機器としての撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図18の撮像装置500は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等である。撮像装置500は、光学部501、固体撮像素子502、DSP回路503、フレームメモリ504、表示部505、記録部506、操作部507、および電源部508からなる。DSP回路503、フレームメモリ504、表示部505、記録部506、操作部507、および電源部508は、バスライン509を介して相互に接続されている。
光学部501は、レンズ群などからなり、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像素子502の撮像面上に結像する。固体撮像素子502は、上述した第1乃至第3実施の形態のCMOSイメージセンサからなる。固体撮像素子502は、光学部501によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号としてDSP回路503に供給する。
DSP回路503は、固体撮像素子502から供給される画素信号に対して所定の画像処理を行い、画像処理後の画像信号をフレーム単位でフレームメモリ504に供給し、一時的に記憶させる。
表示部505は、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等のパネル型表示装置からなり、フレームメモリ504に一時的に記憶されたフレーム単位の画素信号に基づいて、画像を表示する。
記録部506は、DVD(Digital Versatile Disk)、フラッシュメモリ等からなり、フレームメモリ504に一時的に記憶されたフレーム単位の画素信号を読み出し、記録する。
操作部507は、ユーザによる操作の下に、撮像装置500が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源部508は、電源を、DSP回路503、フレームメモリ504、表示部505、記録部506、および操作部507に対して適宜供給する。
本技術を適用する電子機器は、画像取込部に固体撮像素子を用いる電子機器であればよく、撮像装置500のほか、撮像機能を有する携帯端末装置、画像読取部に固体撮像素子を用いる複写機などがある。
なお、CMOSイメージセンサはワンチップとして形成された形態であってもよいし、光学部等を含めてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
また、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、オンチップレンズ132−1は設けられなくてもよい。また、低照度時に高感度画素の撮像信号と低感度画素の撮像信号を用いて画素単位の撮像信号を生成するようにしてもよい。
本開示は、以下のような構成もとることができる。
(1)
高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素と、
前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する低感度画素制御ゲートと
を備える固体撮像素子。
(2)
前記低感度画素制御ゲートは、前記低感度画素の光電変換素子に電荷を蓄積するときにハイレベルとなり、前記電荷を転送するときにローレベルとなる
前記(1)に記載の固体撮像素子。
(3)
前記低感度画素制御ゲートは、前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側と反対の側に形成される
前記(1)または(2)に記載の固体撮像素子。
(4)
前記低感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換し、前記高感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部
をさらに備える
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(5)
前記画素の配列はベイヤ配列であり、
緑色の前記画素どうしの前記高感度画素、前記低感度画素、および前記電荷電圧変換部の配置は同一であり、
赤色の前記画素と青色の前記画素の前記高感度画素、前記低感度画素、および前記電荷電圧変換部の配置は同一である
前記(4)に記載の固体撮像素子。
(6)
前記高感度画素の光電変換素子と前記低感度画素の光電変換素子に光を集光させるレンズ
をさらに備える
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)
前記高感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する高感度画素制御ゲート
をさらに備え、
前記高感度画素制御ゲートは、前記高感度画素の光電変換素子に電荷を蓄積するとき、および、前記電荷を転送するときにローレベルにされる
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)
高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素と、
前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する低感度画素制御ゲートと
を備える電子機器。
(9)
高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素
を備え、
前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャル深部は、前記高感度画素の光電変換素子の外側で水平方向に延びる
固体撮像素子。
(10)
前記画素の数は複数であり、
複数の前記画素のうちの第1の画素の前記低感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換し、前記第1の画素と隣接する第2の画素の前記高感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部
をさらに備える
前記(9)に記載の固体撮像素子。
(11)
前記高感度画素および前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側と反対の側に形成される、前記電荷電圧変換部の変換によって得られる電圧の信号である撮像信号を読み出す回路
をさらに備える
前記(10)に記載の固体撮像素子。
(12)
前記高感度画素および前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側に形成される、前記電荷電圧変換部の変換によって得られる電圧の信号である撮像信号を読み出す回路
をさらに備える
前記(10)に記載の固体撮像素子。
(13)
前記高感度画素の光電変換素子の一部は外側に延びている
前記(9)乃至(11)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(14)
前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する低感度画素制御ゲート
をさらに備える
前記(9)乃至(13)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(15)
前記低感度画素制御ゲートは、前記低感度画素の光電変換素子に電荷を蓄積するときにハイレベルとなり、前記電荷を転送するときにローレベルとなる
前記(14)に記載の固体撮像素子。
(16)
高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素
を備え、
前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャル深部は、前記高感度画素の光電変換素子の外側で水平方向に延びる
電子機器。
(17)
高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素
を備え、
前記低感度画素の光電変換素子の電界は、前記高感度画素の光電変換素子に比べて強い
固体撮像素子。
(18)
前記低感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
前記高感度画素および前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側と反対の側に形成される、前記電荷電圧変換部の変換によって得られる電圧の信号である撮像信号を読み出す回路
をさらに備える
前記(17)に記載の固体撮像素子。
(19)
前記低感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
前記高感度画素および前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側に形成される、前記電荷電圧変換部の変換によって得られる電圧の信号である撮像信号を読み出す回路
をさらに備える
前記(17)に記載の固体撮像素子。
(20)
高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素と、
前記低感度画素の光電変換素子の電界は、前記高感度画素の光電変換素子に比べて強い
電子機器。
130 画素, 130−1 低感度画素, 130−2 高感度画素, 135−1 フォトダイオード, 137−1 電荷電圧変換部, 138 回路, 160 画素, 160−1 低感度画素, 160−2 高感度画素, 161−1,161−2 電荷電圧変換部, 170 画素, 170−1 低感度画素, 170−2 高感度画素, 190 画素, 190−2 高感度画素, 191 フォトダイオード, 210 画素, 210−1 低感度画素, 211 制御ゲート, 220 画素, 220−1 低感度画素, 220−2 高感度画素, 221 回路, 223−1 電荷電圧変換部, 230 画素, 230−1 低感度画素, 230−2 高感度画素, 250 画素, 250−1 低感度画素, 250−2 高感度画素, 251 電荷電圧変換部, 260 青色画素, 261,262 緑色画素, 263 赤色画素, 280 画素, 280−1 低感度画素, 280−2 高感度画素, 281 オンチップレンズ, 300 画素, 300−2 高感度画素, 301 制御ゲート, 320 画素, 320−1 低感度画素, 321−1 フォトダイオード, 500 撮像装置

Claims (20)

  1. 高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素と、
    前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する低感度画素制御ゲートと
    を備える固体撮像素子。
  2. 前記低感度画素制御ゲートは、前記低感度画素の光電変換素子に電荷を蓄積するときにハイレベルとなり、前記電荷を転送するときにローレベルとなる
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記低感度画素制御ゲートは、前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側と反対の側に形成される
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 前記低感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換し、前記高感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部
    をさらに備える
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  5. 前記画素の配列はベイヤ配列であり、
    緑色の前記画素どうしの前記高感度画素、前記低感度画素、および前記電荷電圧変換部の配置は同一であり、
    赤色の前記画素と青色の前記画素の前記高感度画素、前記低感度画素、および前記電荷電圧変換部の配置は同一である
    請求項4に記載の固体撮像素子。
  6. 前記高感度画素の光電変換素子と前記低感度画素の光電変換素子に光を集光させるレンズ
    をさらに備える
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  7. 前記高感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する高感度画素制御ゲート
    をさらに備え、
    前記高感度画素制御ゲートは、前記高感度画素の光電変換素子に電荷を蓄積するとき、および、前記電荷を転送するときにローレベルにされる
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  8. 高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素と、
    前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する低感度画素制御ゲートと
    を備える電子機器。
  9. 高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素
    を備え、
    前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャル深部は、前記高感度画素の光電変換素子の外側で水平方向に延びる
    固体撮像素子。
  10. 前記画素の数は複数であり、
    複数の前記画素のうちの第1の画素の前記低感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換し、前記第1の画素と隣接する第2の画素の前記高感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部
    をさらに備える
    請求項9に記載の固体撮像素子。
  11. 前記高感度画素および前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側と反対の側に形成される、前記電荷電圧変換部の変換によって得られる電圧の信号である撮像信号を読み出す回路
    をさらに備える
    請求項10に記載の固体撮像素子。
  12. 前記高感度画素および前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側に形成される、前記電荷電圧変換部の変換によって得られる電圧の信号である撮像信号を読み出す回路
    をさらに備える
    請求項10に記載の固体撮像素子。
  13. 前記高感度画素の光電変換素子の一部は外側に延びている
    請求項9に記載の固体撮像素子。
  14. 前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャルを制御する低感度画素制御ゲート
    をさらに備える
    請求項9に記載の固体撮像素子。
  15. 前記低感度画素制御ゲートは、前記低感度画素の光電変換素子に電荷を蓄積するときにハイレベルとなり、前記電荷を転送するときにローレベルとなる
    請求項14に記載の固体撮像素子。
  16. 高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素
    を備え、
    前記低感度画素の光電変換素子のポテンシャル深部は、前記高感度画素の光電変換素子の外側で水平方向に延びる
    電子機器。
  17. 高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素
    を備え、
    前記低感度画素の光電変換素子の電界は、前記高感度画素の光電変換素子に比べて強い
    固体撮像素子。
  18. 前記低感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
    前記高感度画素および前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側と反対の側に形成される、前記電荷電圧変換部の変換によって得られる電圧の信号である撮像信号を読み出す回路
    をさらに備える
    請求項17に記載の固体撮像素子。
  19. 前記低感度画素の光電変換素子に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
    前記高感度画素および前記低感度画素の光電変換素子の光の入射側に形成される、前記電荷電圧変換部の変換によって得られる電圧の信号である撮像信号を読み出す回路
    をさらに備える
    請求項17に記載の固体撮像素子。
  20. 高感度画素と、前記高感度画素よりも感度が低い低感度画素とを有する画素と、
    前記低感度画素の光電変換素子の電界は、前記高感度画素の光電変換素子に比べて強い
    電子機器。
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