JPWO2015004775A1 - 通信装置、応答データ生成方法、および、プログラム - Google Patents
通信装置、応答データ生成方法、および、プログラム Download PDFInfo
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Abstract
Description
電気機器をネットワークに接続させ、当該ネットワーク上の端末から当該電気機器へのアクセスを制御する通信装置であって、
前記端末からの要求を受信し、前記端末への応答を送信する通信インタフェースと、
前記端末に正規表示する画面を構成するための各リソースデータであり、通常のデータサイズの通常リソースデータを格納する第1のリソースデータ格納部と、
前記端末に暫定表示する画面を構成するための各リソースデータであり、前記通常リソースデータよりもデータサイズの小さい節減リソースデータを格納する第2のリソースデータ格納部と、
前記端末から表示する画面が要求された際に、当該要求の起因を判定する要求起因判定部と、
前記要求起因判定部による判定結果に基づいて、前記通常リソースデータまたは前記節減リソースデータを含んだ応答データを生成する応答データ生成部と、
を備える。
つまり、通信装置100は、電気機器をネットワーク300に接続させ、端末200から電気機器へのアクセスを制御するための装置であり、図示するように、通信部110と、制御部120とを備えている。
なお、要求メッセージ解釈部112、要求起因判定部113、および、応答データ生成部114は、一例として、ROM(Read Only Memory)などに格納されたプログラム(より詳細には、後述する受信処理などの制御プログラム)をRAM(Random Access Memory)に読み出して、CPU(Central Processing Unit)が実行することにより実現される。
なお、本実施形態では、通常リソースデータまたは節減リソースデータをファイルとして扱う場合、通常リソースファイルまたは節減リソースファイルと呼ぶことがある。
端末200は、図示するように、通信インタフェース210と、入力部220と、表示部230と、画面データ記憶部240と、制御部250とを備え、例えば、WebクライアントとなるWebブラウザがインストールされており、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイル260などに基づいたWeb画面が表示可能となっている。
一例として、制御部250は、通信装置100から送られたHTMLファイル260などをRAMに格納し、それに基づいて、表示部230にWeb画面を表示させる。
先読み処理記述部261は、例えば、JavaScript(登録商標)などのWeb画面に組み込み可能なプログラミング言語による記述部であり、先読み機能を実現させる。
更新処理記述部262も、例えば、JavaScript(登録商標)などのプログラミング言語による記述部であり、通常リソースデータを取得して画面更新を実現させる。具体的に更新処理記述部262には、正規表示するWeb画面(最終的に表示するWeb画面)を構成する通常リソースデータのURL(Uniform Resource Locator)などを含んでおり、後述するように、端末200におけるユーザの操作間隔が一定時間以上開いたときに、通信装置100に対して対象となる通常リソースデータを要求するなどの処理が記述されている。
図示するように、端末200は、まず、取得したいWeb画面のHTMLファイルの取得要求を通信装置100に送信する(Sq10)。なお、このとき要求するHTMLファイル名は、後述するように、拡張子の前に特定の文字列が含まれている。
通信装置100は、この要求に応じたHTMLファイルを返信する(Sq20)。このとき、後述するように、HTMLファイル(拡張子の前に特定の文字列が含まれているHTMLファイル)から参照される画像などのリソースファイルは、通常リソースファイルとなる。
通信装置100は、この要求に応じたリソースファイル(通常リソースファイル)を返信する(Sq50)。なお、HTMLファイルからリソースファイルが複数参照されている場合には、これらSq40,Sq50のシーケンスが複数回繰り返される。
そして、端末200は、受信したリソースファイル(通常リソースファイル)を、画面データ記憶部240に記憶する(Sq60)。
図示するように、端末200は、まず、取得したいWeb画面のHTMLファイルの取得要求を通信装置100に送信する(Sq11)。なお、このとき要求するHTMLファイル名は、上記図2のSq10とは異なり、拡張子の前に特定の文字列が含まれていない。
通信装置100は、この要求に応じたHTMLファイルを返信する(Sq21)。このとき、後述するように、HTMLファイル(拡張子の前に特定の文字列が含まれていないHTMLファイル)から参照される画像などのリソースファイルは、節減リソースファイルとなる。なお後述するように、対象の通常リソースファイルが送信済みであれば、参照されるリソースファイルは、通常リソースファイルとなる。
通信装置100は、この要求に応じたリソースファイル(節減リソースファイル)を返信する(Sq51)。なお、HTMLファイルからリソースファイルが複数参照されている場合には、これらSq41,Sq51のシーケンスが複数回繰り返される。
そして、端末200は、受信したリソースファイル(節減リソースファイル)によるWeb画面を表示する(Sq60)。
通信装置100は、この要求に応じたリソースファイル(通常リソースファイル)を返信する(Sq50)。なお、HTMLファイルからリソースファイルが複数参照されている場合には、これらSq40,Sq50のシーケンスが複数回繰り返される。
そして、端末200は、受信したリソースファイル(通常リソースファイル)を、画面データ記憶部240に記憶し、Web画面を更新して表示する(Sq61)。
まず、通信装置100は、画面取得要求を受信したか否かを判別する(ステップS401)。すなわち、要求メッセージ解釈部112は、端末200から受信したメッセージが画面取得要求であるか、または、操作要求であるかを判定する。なお画面取得要求は、Webブラウザ上に表示する画面を取得するためのメッセージであり、一例として、図5に示すように、HTTPのGETメソッドとファイル名(HTMLファイル名やリソースファイル名)から構成される。一方、操作要求は、制御部120(本実施形態では空調機コントローラ)の操作を指定するメッセージであり、詳細は後述する。
一方、画面取得要求でないと判別した場合(ステップS401;No)に、通信装置100は、操作要求に対する処理を実行する(ステップS403)。
図7は、一例として、通信装置100が空調機に取り付けられている場合において、空調機の運転状態のモニタ/操作を行う画面である。この画面において、符号601や符号602にて示される箇所は、テキスト文字(文字列データ)ではなく、画像データによって構成されている。また、符号603a〜符号603hにて示される箇所は、グループごとの空調機を表す画像データによって構成されている。同様に、符号604a〜符号604hにて示される箇所は、設定温度を表す画像データ、そして、符号605a〜符号605hにて示される箇所は、室温を表す画像データによって構成されている。
また、符号606にて示されるエリアには、各テキスト文字が配置され、それぞれに、遷移し得る別画面へのリンクが張られている。
例えば、通信装置100は、端末200からの要求が、HTMLファイルの取得要求であるか、または、リソースファイルの取得要求であるかを判定する。なお両者の違いは、ファイルの拡張子によって判定でき、「.html」や「.htm」であればHTMLファイルであり、それ以外であればリソースファイルである。
すなわち、端末200からの要求が、リソースファイルの取得要求であるため、応答データ生成部114は、指定されたリソースデータを返す応答メッセージを生成する。
すなわち、応答データ生成部114は、応答するHTMLファイルの可変部分をブランクにしたHTMLファイルを取得する。本実施形態においては、空調機の計測値など制御部120が管理する情報や、参照するリソースデータのファイル名などが可変部分になる。
すなわち、応答データ生成部114は、応答するHTMLファイルの共通部分を生成する。この共通部分は、ユーザ操作を起因とする画面の取得、および、先読みを起因とする画面の取得の何れに拘わらず、応答データへの設定が必要になる部分である。本実施形態においては、制御部120が取得した空調機の設定温度と室温の値などが共通部分になる。
すなわち、応答データ生成部114は、先読みを起因とする要求であるため、応答性が重視されないとの判断から、応答するHTMLファイルから参照されるリソースデータを、全て通常リソースデータとする。
つまり、応答データ生成部114は、ユーザ操作を起因とする要求であるため、応答性が重視されるとの判定から、以降、通常よりデータサイズが小さい節減リソースデータを参照したHTMLファイルを生成することになる。
すなわち、応答データ生成部114は、送信履歴記憶部115を参照して、取り出したリソースデータに対応する通常リソースデータが、接続中の端末200に送信済みであるか否かを判別する。
すなわち、応答データ生成部114は、通常リソースデータを表示する際に、端末200の画面データ記憶部240中から取得可能であると判断し、通常リソースデータのURLを設定する。
すなわち、応答データ生成部114は、次の通信でリソースデータを取得する要求を受けるものと判断し、節減リソースデータのURLを設定する。
なお、節減リソースデータは、例えば、画像の解像度を落とす、カラー画像の場合は色を白黒にする、共通化できるデータは共通化する、などにより、通常リソースデータよりもデータサイズを小さくしたデータである。
具体的に、上述した図7における符号602の画像データを一例として説明すると、図8に示すように、符号602−1にて示される画像データが通常リソースデータであり、符号602−2にて示される画像データが節減リソースデータである。図8の例では、通常リソースデータ(符号602−1)の解像度を落とすことにより、節減リソースデータ(符号602−2)が生成されている。
すなわち、応答データ生成部114は、例えば、JavaScript(登録商標)にて記述した節減リリースデータに対応する通常リソースデータの取得処理を応答するHTMLファイルに追加する。この取得処理の詳細については、後述する端末200の動作と共に説明する。
このようにして送られたHTMLファイルによって、端末200にて暫定表示される画面の一例を図9に示す。
この図9は、上述した図7に先んじて暫定表示される画面であり、各符号も同じ箇所を示している。
また、符号603a〜符号603hにて示される画像データは共通化され、同じ灰色の四角形の画像データ(節減リソースデータ)に置き換えられている。同様に、符号604a〜符号604h、および、符号605a〜符号605hにて示される画像データは、画像の意味をより少ないバイト数で表す別の画像データ(節減リソースデータ)に置き換えられている。
端末200は、未取得の通常リソースデータがあると判別すると(ステップS701;Yes)、一定時間、ユーザの操作の有無を監視する(ステップS702)。一例として、端末200は、図9の画面において、30秒の間、ユーザ操作を監視する。
端末200は、ユーザの操作を検知したと判別すると(ステップS703;Yes)、ステップS702に処理を戻す。つまり、ユーザの操作が行われている場合には、その操作を妨げないように、後続処理には移らず、監視を継続する。
すなわち、端末200は、通信を長時間続けることによりユーザの操作を妨げないように、一定バイト分(一例として、5kバイト)ずつ、通常リソースデータを取得する。なお、一度に取得するバイト数の指定は、例えば、HTTPメッセージのRangeヘッダを使用することにより行われる。また、このときの通信装置100側の処理は、上述した図6の応答処理におけるステップS502を通るパスとなる。
端末200は、1ファイル分の取得を完了していないと判別すると(ステップS705;No)、上述したステップS702に処理を戻し、ステップS702〜S705の処理を繰り返し実行する。
つまり、端末200は、取得した通常リソースデータを表示するために、画面表示を更新する。
そして、端末200は、上述したステップS701に処理を戻し、残りの節減リソースデータに対応する通常リソースデータを継続する。そして、未取得の通常リソースデータがないと判別した場合(ステップS701;No)に、端末200は、全ての節減リソースデータに対応する通常リソースデータを取得したため、処理を終える。
こうして、端末200は、上述した図9の画面を更新して、上述した図7の画面を表示する。
すなわち、応答データ生成部114は、例えば、図12に示すような操作要求メッセージから、操作コマンドを抽出する。なお、図12の操作要求メッセージは、一例として、グループ1(図7の画面では、一例として、エントランス)の電源をオフにする操作が示されている。
具体的に応答データ生成部114は、図12における、HTTPメッセージのボディ部のXMLの記述(「<?xml」から「</Command>」まで)を、操作コマンドとして抽出する。
通信装置100は、制御部120を介して、応答を受信する(ステップS803)。つまり、通信装置100は、電気機器に向けて発した操作コマンドの成否(結果の成否)を電気機器から受信する。この結果の成否は、例えば、操作コマンドに対応するXMLデータで得られる。
すなわち、応答データ生成部114は、例えば、図13に示すような応答メッセージを生成する。なお、図13の応答メッセージは、一例として、グループ1の電源オフが成功した旨が示されている。
そして、端末200は、応答メッセージを受信することにより、送信した操作コマンドの成否を知ることができる。
その際、端末200は、ユーザの操作を監視し、ユーザが操作していないタイミングにて通常のデータを取得するため、操作の途中でトラフィックが発生することによる操作性の低下を防ぐことができる。
更に、端末200は、通常のデータを取得する場合に、一度に取得するデータの量を制限することにより、操作の途中でトラフィックが発生することによる操作性の低下を防ぐことができる。
電気機器をネットワークに接続させ、当該ネットワーク上の端末から当該電気機器へのアクセスを制御する通信装置であって、
前記端末からの要求を受信し、前記端末への応答を送信する通信インタフェースと、
前記端末に正規表示する画面を構成するための各リソースデータであり、通常のデータサイズの通常リソースデータを格納する第1のリソースデータ格納部と、
前記端末に暫定表示する画面を構成するための各リソースデータであり、前記通常リソースデータよりもデータサイズの小さい節減リソースデータを格納する第2のリソースデータ格納部と、
前記端末から表示する画面が要求された際に、当該要求の起因を判定する要求起因判定部と、
前記要求起因判定部による判定結果に基づいて、前記通常リソースデータまたは前記節減リソースデータを含んだ応答データを生成する応答データ生成部と、を備え、
前記要求起因判定部は、画面の要求が前記端末のユーザ操作に起因するものであるか否かを判定し、
前記応答データ生成部は、前記要求起因判定部によって前記ユーザ操作に起因するものと判定された場合に、前記節減リソースデータと、前記通常リソースデータの取得処理の記述とを含んだ応答データを生成する。
Claims (8)
- 電気機器をネットワークに接続させ、当該ネットワーク上の端末から当該電気機器へのアクセスを制御する通信装置であって、
前記端末からの要求を受信し、前記端末への応答を送信する通信インタフェースと、
前記端末に正規表示する画面を構成するための各リソースデータであり、通常のデータサイズの通常リソースデータを格納する第1のリソースデータ格納部と、
前記端末に暫定表示する画面を構成するための各リソースデータであり、前記通常リソースデータよりもデータサイズの小さい節減リソースデータを格納する第2のリソースデータ格納部と、
前記端末から表示する画面が要求された際に、当該要求の起因を判定する要求起因判定部と、
前記要求起因判定部による判定結果に基づいて、前記通常リソースデータまたは前記節減リソースデータを含んだ応答データを生成する応答データ生成部と、
を備える通信装置。 - 前記要求起因判定部は、画面の要求が前記端末のユーザ操作に起因するものであるか否かを判定し、
前記応答データ生成部は、前記要求起因判定部によって前記ユーザ操作に起因するものと判定された場合に、前記節減リソースデータと、前記通常リソースデータの取得処理の記述とを含んだ応答データを生成する、請求項1に記載の通信装置。 - 前記取得処理の記述は、前記端末におけるユーザの操作間隔が一定時間以上開いたときに、前記端末から前記通常リソースデータを要求するための記述である、請求項2に記載の通信装置。
- 前記取得処理の記述は、前記端末から前記通常リソースデータを要求する際に、データ量を一定以内に抑えるための記述である、請求項2または3に記載の通信装置。
- 前記応答データ生成部は、前記端末に表示する画面から遷移し得る別画面の先読み処理の記述を更に含んだ応答データを生成する、請求項2乃至4の何れか1項に記載の通信装置。
- 前記端末に対して送信した前記通常リソースデータの送信履歴を記憶する送信履歴記憶部を更に備え、
前記応答データ生成部は、前記送信履歴に基づいて、送信済みのリソースデータについては、前記通常リソースデータを参照し、未送信のリソースデータについては、前記節減リソースデータを参照する応答データを生成する、請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。 - 電気機器をネットワークに接続させ、当該ネットワーク上の端末から当該電気機器へのアクセスを制御する通信装置における応答データ生成方法であって、
前記通信装置は、前記端末からの要求を受信し、前記端末への応答を送信する通信インタフェースと、前記端末に正規表示する画面を構成するための各リソースデータであり、通常のデータサイズの通常リソースデータを格納する第1のリソースデータ格納部と、前記端末に暫定表示する画面を構成するための各リソースデータであり、前記通常リソースデータよりもデータサイズの小さい節減リソースデータを格納する第2のリソースデータ格納部と、を有するものであり、
前記端末から表示する画面が要求された際に、当該要求の起因を判定する要求起因判定ステップと、
前記要求起因判定ステップによる判定結果に基づいて、前記通常リソースデータまたは前記節減リソースデータを含んだ応答データを生成する応答データ生成ステップと、
を備える応答データ生成方法。 - 電気機器をネットワークに接続させ、当該ネットワーク上の端末から当該電気機器へのアクセスを制御するコンピュータを、
前記端末からの要求を受信し、前記端末への応答を送信する通信インタフェース、
前記端末に正規表示する画面を構成するための各リソースデータであり、通常のデータサイズの通常リソースデータを格納する第1のリソースデータ格納部、
前記端末に暫定表示する画面を構成するための各リソースデータであり、前記通常リソースデータよりもデータサイズの小さい節減リソースデータを格納する第2のリソースデータ格納部、
前記端末から表示する画面が要求された際に、当該要求の起因を判定する要求起因判定部、
前記要求起因判定部による判定結果に基づいて、前記通常リソースデータまたは前記節減リソースデータを含んだ応答データを生成する応答データ生成部、
として機能させるプログラム。
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