JPWO2014203337A1 - 回転機構およびロボット - Google Patents

回転機構およびロボット Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014203337A1
JPWO2014203337A1 JP2015522406A JP2015522406A JPWO2014203337A1 JP WO2014203337 A1 JPWO2014203337 A1 JP WO2014203337A1 JP 2015522406 A JP2015522406 A JP 2015522406A JP 2015522406 A JP2015522406 A JP 2015522406A JP WO2014203337 A1 JPWO2014203337 A1 JP WO2014203337A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
shaft
rotation mechanism
drive shaft
movable member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015522406A
Other languages
English (en)
Inventor
原田 修
修 原田
敦 一番ケ瀬
敦 一番ケ瀬
田中 謙太郎
謙太郎 田中
真吾 堤
真吾 堤
齋藤 洋
洋 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Publication of JPWO2014203337A1 publication Critical patent/JPWO2014203337A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/1005Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements comprising adjusting means
    • B25J9/101Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements comprising adjusting means using limit-switches, -stops
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/2015Means specially adapted for stopping actuators in the end position; Position sensing means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

メカニカル的なストッパ機構を備えながら、コンパクト化を図ることのできる回転機構およびロボットを提供する。回転機構は、駆動軸と、軸体と、ネジ部と、1組の固定部材と、可動部材とを備える。駆動軸は、被駆動体を回転駆動する。軸体は、駆動軸と連動し、ネジ部は、軸体に設けられる。1組の固定部材は、ネジ部に所定間隔をあけて取り付けられる。可動部材は、1組の固定部材間に、回り止めされた状態で取り付けられ、軸体の回転に伴ってネジ部上を進退し、固定部材に当接して駆動軸の回転を規制する。

Description

開示の実施形態は、回転機構およびロボットに関する。
従来、多関節のロボットアームを備えたロボットが知られている。ロボットアームは、複数のリンク体が関節機構を介して接続される。リンク体は、関節機構を介して軸周りに回動するが、その回動範囲は、ソフトウェアによる動作制御、メカニカル的な動作制御、あるいは両方を組み合わせて動作制御される。
回転機構である関節機構には、メカニカル的な動作制御を行うストッパ機構が設けられることが一般的になっている。ストッパ機構としては、例えば、固定体に設けた固定側係合部と、旋回体に設けた旋回側係合部とを備え、旋回体が旋回することにより、固定側係合部と旋回側係合部とが互いに係合するようにしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
再表97/10933号公報
しかしながら、特許文献1をはじめとする従来のメカニカル的なストッパ機構は、上述したように、回転軸の外側に位置する固定側係合部と旋回側係合部とが互いに係合する構成、あるいは互いに当接する構成となっている。
このように、固定側係合部と旋回側係合部とが必要であるため、省スペース化が難しく、ストッパ機構をコンパクト化することが難しかった。したがって、メカニカル的なストッパ機構を備える回転機構、これを関節機構として備えるロボットのコンパクト化も難しくしている。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、メカニカル的なストッパ機能を備えながら、コンパクト化を図ることのできる回転機構およびロボットを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る回転機構は、駆動軸と、軸体と、ネジ部と、1組の固定部材と、可動部材とを備える。駆動軸は、被駆動体を回転駆動する。軸体は、駆動軸と連動し、ネジ部は、当該軸体に設けられる。1組の固定部材は、前記ネジ部に所定間隔をあけて取り付けられる。可動部材は、前記1組の固定部材間に、回り止めされた状態で取り付けられ、前記軸体の回転に伴って前記ネジ部上を進退し、前記固定部材に当接して前記駆動軸の回転を規制する。
実施形態の一態様によれば、駆動軸の回転を規制することのできる回転機構を、コンパクトな構成で、かつ安価に製造することができる。
図1は、実施形態に係る回転機構を示す模式図である。 図2Aは、同上の回転機構における可動部材の動きの一例を示す模式図である。 図2Bは、同上の回転機構における可動部材の動きの一例を示す模式図である。 図3Aは、第1の変形例に係る回転機構の模式図である。 図3Bは、第2の変形例に係る回転機構の模式図である。 図4は、同上の回転機構を備えるロボットの一例を示す斜視図である。 図5は、同上のロボットの関節部を一部切欠して示す模式図である。 図6は、変形例に係る関節部を一部切欠して示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する回転機構およびロボットの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る回転機構100を示す模式図である。図2Aおよび図2Bは、回転機構100における可動部材140の動きの一例を示す模式図である。先ず、本実施形態に係る回転機構100の概要について、図1を用いて説明する。
本実施形態に係る回転機構100は、図1に示すように、所定の回動装置400に設けられる。回動装置400は、駆動部により、被駆動体としての第1のリンク体410と第2のリンク体420とが軸心440周りに相対的に回転可能に構成される。
本実施形態では、駆動部は、モータ210およびモータ210に連結された減速機構300を備えており、減速機構300は、モータ210の駆動軸220と第1のリンク体410との間に介設される。そして、減速機構300によりモータ210の回転を適宜減速し、第2のリンク体420を、第1のリンク体410に対して所定のトルクで回転可能としている。
図示するように、回転機構100は、回動装置400の第1のリンク体410と第2のリンク体420との間に設けられる。そして、第1のリンク体410と第2のリンク体420とを相対的に回転させるとともに、両者の相対的な回動をメカニカル的に規制する。本実施形態に係る回転機構100では、第1のリンク体410の第2のリンク体420に対する回動をメカニカル的に規制する。
かかる回転機構100としての構成は、第2のリンク体420を回転駆動する駆動軸220と、軸体110と、ネジ部111と、1組の固定部材120,130と、可動部材140とを備えるものである。
駆動軸220は、モータ210に設けられており、かかる駆動軸220に軸体110が連動する。そして、軸体110には、ネジ加工された雄ネジ部分からなるネジ部111が形成される。
また、本実施形態に係る軸体110は、図示するように、第1のリンク体410と第2のリンク体420とを連結する連結軸430を兼ねている。したがって、全体構成をシンプルにすることができる。
1組の固定部材120,130は、軸体110に所定間隔をあけて取り付けられる。なお、固定部材120,130は、その少なくとも一方は第1のリンク体410に固定される。なお、1組の固定部材120,130は、好ましくはネジ部111に設ける。
可動部材140は、回り止めされ、かつネジ部111を進退するように、1組の固定部材120,130間に取り付けられる。かかる可動部材140は、いわゆるナットのように外周面に平面部が形成され、内部には雌ネジ部が形成されている(図示せず)。すなわち、図2Aおよび図2Bに示すように、可動部材140は、回り止め部材145に外周面に形成された平面部が当接した状態でネジ部111に螺着している。かかる構成により、可動部材140は、軸体110の回転に伴い、回り止め部材145に沿ってネジ部111上を進退する。そして、ネジ部111上を進退した結果、可動部材140は、固定部材120,130に当接して進退を規制される。なお、回り止め部材145は、可動部材140の回り止めとして機能すればよく、可動部材140の平面部と当接し、可動部材140の進退をガイド可能な平面を備えていればよい。また、回り止め部材145としては、たとえば、可動部材140の平面形状と同じ内周面を有する筒体、あるいはその半割り筒体とすることもできる。
図2Aに示すように、例えば、軸体110が、矢印500で示すように反時計回りに回転すると、可動部材140は、図面上、上向きである第1の移動方向510へ移動する。そして、可動部材140は、固定部材120に当接し、摩擦力によって可動部材140の移動が規制される。可動部材140は、これ以上の移動が不可となり、結果的に駆動軸220の回転が規制され、第2のリンク体420の回転を規制する。
また、図2Bに示すように、例えば、軸体110が、矢印600で示すように時計回りに回転すると、可動部材140は、図面上、下向きである第2の移動方向610へ移動する。可動部材140は、固定部材130に当接し、摩擦力によって可動部材140の移動が規制される。可動部材140は、これ以上の移動が不可となり、この場合も、結果的に駆動軸220の回転が規制され、第2のリンク体420の回転を規制する。
このように、本実施形態にかかる回転機構100によれば、例えば、回動装置400の、第1のリンク体410に対する第2のリンク体420の相対的な回動量が、所定の範囲を超えて旋回しようとしても、メカニカル的に強制停止させることができる。すなわち、本実施形態に係る回転機構100は、メカニカルストッパの機能を有する。なお、可動部材140の軸体110への取付位置は、固定部材120,130間の中間、あるいはその近傍を初期位置とすることが好ましい。
ところで、上述した1組の固定部材120,130のうち、少なくとも一方は、ネジ部111上を進退可能に構成することができる。具体的には、図1に示すように、固定部材120,130のうち、少なくとも一方をダブルナット、若しくはダブルナットと同様な構成とするとよい。
図1に示した例では、一方の固定部材120を第1ナット部121および第2ナット部122で構成するとともに、他方の固定部材130を第1ナット部131および第2ナット部132で構成している。そして、一方の固定部材120の第1ナット部121と、他方の固定部材130の第2ナット部132を、第1のリンク体410に固定している。
かかる構成とすることにより、1組の固定部材120,130間の距離、すなわち、可動部材140が固定部材120,130へ到達するまでの距離を可変として、第2のリンク体420の回動限界を適宜設定することができる。このように、本実施形態に係る回転機構100によれば、何らかの原因により、設定された回動範囲を超えて第2のリンク体420が回転しようとしても、その回転動作をメカニカル的に強制停止させることができる。
また、回動装置400として、第2のリンク体420の回動範囲が、第1のリンク体410に対して複数回転できるほど広く設定されている場合でも、本実施形態に係る回転機構100によれば、設定された回動範囲に容易に対応することができる。
上述してきたように、回転機構100は、第1のリンク体410や第2のリンク体420のメカニカルストッパとしての機能を有する。そして、回転機構100は、第2のリンク体420と駆動部を連結する連結軸430と同軸に設けることができる。したがって、回動装置400は、メカニカルストッパとしての機能を有する回転機構100を備えながらも、その構成をコンパクトにすることが可能となる。
ここで、回転機構100の変形例について説明する。図3Aは、第1の変形例に係る回転機構100の模式図であり、図3Bは、第2の変形例に係る回転機構100の模式図である。なお、図3Aおよび図3Bにおいて、図1に示した回転機構100と同一の構成要素については同一の符号を付して、細かな説明を以下では省略する。
(第1変形例)
第1変形例に係る回転機構100が図1に示した回転機構100と異なる点は、図3Aに示すように、軸体110が、減速機構300を介した低速回転側ではなく、高速回転側に設けられている点にある。ここでは、モータ210の駆動軸220を、減速機構300とは逆方向、すなわち、モータ210の前段側である本体後方に延在させた後方延在部分を軸体110としている。なお、ここでは、モータ210の駆動軸220の後方延在部分と軸体110とを兼用しているが、別軸同士を連結してもよい。
かかる構成とすれば、第2のリンク体420は、減速機構300を介して、所望する高トルクかつ低回転で駆動させることができる一方、回転機構100は、モータ210の駆動軸220の回転を直接利用することができる。したがって、回転機構100へ伝達される回転は、減速機構300を介さないため、回転機構100に発生するトルクは低減する。したがって、部材の剛性やサイズなどもトルクに対応させて小さくすることができ、回転機構100としての小型化が可能となる。
(第2変形例)
図3Bに示す第2変形例に係る回転機構100は、軸体110が、第2のリンク体420を連結する連結軸430とは別体となっている。しかも、ここでは、軸体110は、連結軸430に、増速機構3を介して接続されている。
すなわち、第2変形例に係る回転機構100では、第1変形例に係る回転機構100よりも、当該回転機構100に発生するトルクをさらに低減することができる。したがって、回転機構100を、より小型化することが可能となる。
本実施形態に係る増速機構3は、歯数の異なる1組の歯車により構成される。具体的には、連結軸430に連結されるモータ210の駆動軸220に取付けられた所定数の歯数からなる第1平歯車31と、軸体110の一端に取り付けられ、第1平歯車31よりも歯数の少ない第2平歯車32とにより増速機構3が構成される。
このように、第2変形例に係る回転機構100は、軸体110が、連結軸430に対して増速機構3を介して接続される。すなわち、軸体110が、駆動軸220に対して平行に配設されており、駆動軸220からの回転は、第1平歯車31と第2平歯車32とを備える増速機構3を介して伝達される。
上述してきた実施形態に係る回転機構100は、第1のリンク体410を構成するフレーム内に設けられ、第2のリンク体420の回転動作を規制する構成とした。逆に、回転機構100を第2のリンク体420を構成するフレーム内に設け、第1のリンク体410の回転動作を規制する構成とすることもできる。このように、回転機構100は、第1のリンク体410と第2のリンク体420との相対的な回転動作を規制可能であり、回転機構100の配置などは適宜設定することができる。
次に、回転機構100をロボット1に設けた場合について、図4〜図6を参照して説明する。図4は、回転機構100を備えるロボット1の一例を示す斜視図であり、図5は、ロボット1の関節部を一部切欠して示す模式図である。また、図6は、変形例に係る関節部を一部切欠して示す模式図である。
本実施形態に係るロボット1は、いわゆる多関節ロボットであり、図4に示すように、基台11上に設けられた胴部12と、この胴部12に連結されたアーム部13と、アーム部13の先端に設けられたリスト部14とを備える。
基台11は、設置面に座部11aを介して固定される。かかる基台11上に、胴部12は垂直軸(不図示)の周りに水平方向へ回動自在に設けられる。なお、この胴部12は、モータ部20の駆動により水平回転する。
かかる胴部12に連結されたアーム部13は、複数のリンク体としての第1アーム15と第2アーム16とが、それぞれ、関節部を介して回動自在に連結されて構成される。
すなわち、第1アーム15は、胴部12上に、第1関節部2aを介して前後方向に揺動自在に連結される。ここで、リスト部14が位置する方向をロボット1の前方とする。
本実施形態に係るロボット1は、第1アーム15を揺動させる第1関節部2aに、先に説明した回転機構100と、回転機構100の軸体110に動力を伝達する駆動源としての第1モータ21とが設けられる。すなわち、ロボット1は、回転機構100と、回転機構100の軸体110に動力を伝達する第1モータ21と、回転機構100を介して回動自在に連結された少なくとも1組のリンク体としての胴部12および第1アーム15を備える。
また、第2アーム16は、第1アーム15の先端部に、第2関節部2bを介して上下方向に揺動自在に連結される。第2アーム16を揺動させる第2関節部2bは、第2モータ22を備えている。
リスト部14は、これもリンク体としての第1リスト17と第2リスト18とが、それぞれ、関節部を介して回動自在に連結されて構成される。第1リスト17は、基端部がアーム部13の第2アーム16の先端に、第3関節部2cを介して軸周りに回動自在に連結される。一方、第2リスト18は、二又状に形成された第1リスト17の先端部に、第4関節部2dを介して上下方向に揺動自在に連結される。
本実施形態に係る回転機構100は、上述したように第1関節部2aに設けられており、第1アーム15の揺動量が設定範囲を超えた場合、第1アーム15の揺動動作をメカニカル的に強制停止することができる。
ここで、図4に示したロボット1に設けられた第1関節部2aについて、図5を参照しつつ、より具体的に説明する。第1関節部2aは、胴部12の上部側に設けられており(図4を参照)、アーム部13の第1アーム15を揺動自在に連結している。
第1関節部2aは、第1モータ21と、これに連動連結する減速機25とを駆動部として備える。そして、図示するように、第1モータ21が外部に露出しており、駆動部の第1関節部2aへの着脱作業が容易に構成される。
図5に示すように、第1アーム15は、その基端が減速機25にボルト51を介して連結されている。かかる構成により、第1モータ21を駆動源とする回転力が、第1アーム15に対し、所定の回転速度とトルクで伝達される。
回転機構100は、第1アーム15を構成するフレーム内に配設されており、減速機25の後段側、すなわち低速回転側に設けられる。図示するように、軸体110の一端を、第1アーム15のフレーム内側面13aに固定し、他端側をフレームを貫通させて、フレーム外側面13bでネジ160により固定している。そして、軸体110のネジ部111に、外周面に平面部を有する可動部材140を、胴部12に取付けられた回り止め部材145に沿って進退自在に取付けている。
ところで、この例では、フレーム内側面13aと、このフレーム内側面13aと対向して軸体110に取付けられたナット部材123が1組の固定部材120,130として機能する。すなわち、ナット部材123を回転して移動させれば、可動部材140が固定部材120,130へ到達するまでの距離を変えることができ、第1アーム15の揺動限界を適宜設定することができる。
上記構成により、ロボット1における第1アーム15が、第1アーム15と胴部12との間で予め設定された相対的な揺動範囲を超えて揺動しようとしても、メカニカル的に強制停止させることができる。
また、回転機構100は、その軸体110が第1モータ21の駆動軸と同軸的に設けられるため、ロボット1のアーム部13は、メカニカルストッパとしての機能を有しながら、コンパクトな構成とすることができる。
次に、第1関節部2aの変形例について、図6を参照しながら説明する。図5で示した第1関節部2aでは、回転機構100が減速機25の後段側、すなわち低速回転側に設けられていた。変形例に係る第1関節部2aは、図6に示すように、減速機25の前段側、すなわち高速回転側に設けられている。
図示するように、モータ21の駆動軸23は、第1アーム15と連結する減速機25に接続しており、モータ21からの回転力は、減速機25を介して所定の回転速度とトルクで第1アーム15に伝達される。
他方、回転機構100は、モータ21の隣に並設し、モータ21の駆動軸23と、一対の歯車310,320を介して連動させている。すなわち、回転機構100の軸体110と連結するとともに、中途に第2平歯車320を取付けた連結軸330を、モータ21の駆動軸23と平行に、軸受150を介して配設している。一方、駆動軸23の中途には第1平歯車310を取付けている。
そして、この駆動軸23に取付けられた第1平歯車310と、連結軸330に取付けられた第2平歯車320とを互いに噛合させている。なお、ここでは、回転機構100の軸体110と可動部材140とは、モータ21のケーシングに取付けたカバー101内に設けられている。なお、ここでは、カバー体101を、可動部材140の回り止め部材として機能させている。
かかる構成により、回転機構100は、モータ21の駆動軸23の回転が、減速機25を介さずに、一対の歯車310,320を介して伝達される。すなわち、回転機構100へは比較的に高速で低トルクの回転力が伝達されることになる。したがって、軸体110の径を小さくすることができ、その結果、固定部材120,130や可動部材140も小さくすることができる。そのため、図5に示した回転機構100よりも小型化することが可能となる。
なお、図6に示した変形例に係る第1関節部2aでは、1組の固定部材120,130のうち、固定部材120を、第1ナット部121および第2ナット部122によるダブルナット構造としている。したがって、可動部材140が固定部材120,130へ到達するまでの距離を変える場合、ここでは、固定部材120,130間の距離を固定部材120を用いて変更することができる。また、カバー体101を、モータ21のケーシングに取付けた構成としたが、胴部12の外面に取付けた構成であっても構わない。
ところで、本実施形態に係るロボット1は、回転機構100が第1関節部2aに設けられたものとした。しかし、回転機構100の配設対象としては、第1関節部2aに限定されるものではない。他の関節部であっても適宜設けることができる。
上述してきた本実施形態によれば、以下に示す構成の回転機構100が実現される。すなわち、駆動軸220と、軸体110と、ネジ部111と、1組の固定部材120,130と、可動部材140とを備える回転機構100である。
かかる構成において、駆動軸220は、モータ210などの駆動源に設けられており、リンク体などの被駆動体(例えば、第1のリンク体410と第2のリンク体420)を回転駆動する。軸体110は、駆動軸220と連動し、ネジ部111は、軸体110に設けられる。また、1組の固定部材120,130は、ネジ部111に所定間隔をあけて取り付けられる。また、可動部材140は、1組の固定部120,130間に取り付けられ、軸体110の回転に伴ってネジ部111上を進退する。そして、可動部材140は、固定部材120,130のいずれかに当接して駆動軸220の回転を規制する。
かかる構成の回転機構100であれば、駆動軸220の回転を強制的に規制することのできるメカニカルストッパとしての機能を備えつつ、機構全体をコンパクトな構成とすることができ、しかも、安価に提供することが可能である。
また、上記構成の回転機構100は、1組の固定部材120,130間の距離を可変とすることができる。
具体的には、1組の固定部材120,130のうち、少なくとも一方はネジ部111上を進退可能な構成とするものである。かかる構成の一例としては、ダブルナット構造があるが、固定部材120,130間の距離を可変とする構成であれば何ら限定されない。
かかる構成により、被駆動体に予め設定された設定回動範囲に対応した回動限界範囲を容易に設定することが可能となる。
また、上記構成の回転機構100は、駆動軸220と被駆動体との間に減速機構300が介設された構成とすることができる。かかる構成により、被駆動体を、所望する高トルクかつ低回転で回転駆動させることができる。
また、上記構成の回転機構100は、軸体110が駆動軸220に増速機構3を介して接続される構成とすることができる。かかる構成により、より小さいトルクに対応すればよいので、回転機構100を、より小型化することが可能となる。
以上、説明してきたように、本実施形態に係る回転機構100によれば、被駆動体の可動範囲を、例えば360度を超える任意の範囲で制限することができる。したがって、被駆動体に求められる回動範囲を自由に定めることが可能となり、さまざまな用途に用いることができる。
また、本実施形態によれば、以下に示す構成のロボット1が実現される。すなわち、上述してきた回転機構100と、回転機構100の軸体110に動力を伝達する駆動源と、回転機構100を介して回動自在に連結された少なくとも1組のリンク体とを備えるロボット1である。ここで1組のリンク体は、たとえば、図4に示すロボット1であれば、胴部12と第1アーム15、第1アーム15と第2アーム16、第2アーム16と第1リスト17、第1リスト17と第2リスト18である。
かかる構成のロボット1であれば、リンク体に予め設定される回動範囲の設定自由度が高まるとともに、設定回動範囲に対応する回動限界範囲を容易に設定することができる。したがって、リンク体の回動量が設定範囲を超えた場合、リンク体の回動動作をメカニカル的に強制停止することができる。
また、かかるロボット1であれば、リンク体の可動範囲を、360度を超える任意の範囲とすることで、リンク体の動作速度が安定した状態で、例えば、塗装や溶接などの各種作業を行わせることができる。そのため、作業ムラなどを可及的に減少させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 ロボット
2a 第1関節部
2b 第2関節部
2c 第3関節部
2d 第4関節部
12 胴部(リンク体)
15 第1アーム(リンク体)
21 第1モータ(駆動源)
100 回転機構
110 軸体
111 ネジ部
120,130 固定部材
140 可動部材
210 モータ(駆動源)
220 駆動軸
410 第1のリンク体
420 第2のリンク体
430 連結軸

Claims (6)

  1. 被駆動体を回転駆動する駆動軸と、
    当該駆動軸に連動する軸体と、
    当該軸体に設けられたネジ部と、
    当該ネジ部に所定間隔をあけて取り付けられた1組の固定部材と、
    前記1組の固定部材間に、回り止めされた状態で取り付けられ、前記軸体の回転に伴って前記ネジ部上を進退し、前記固定部材に当接して前記駆動軸の回転を規制する可動部材と、
    を備えることを特徴とする回転機構。
  2. 前記1組の固定部材間の距離を可変とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転機構。
  3. 前記1組の固定部材のうち、少なくとも一方は前記ネジ部上を進退可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転機構。
  4. 前記駆動軸と前記被駆動体との間に減速機が介設される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の回転機構。
  5. 前記軸体は、前記駆動軸に増速機構を介して接続される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の回転機構。
  6. 請求項1に記載の回転機構と、
    当該回転機構の軸体に動力を伝達する駆動源と、
    前記回転機構を介して回動自在に連結された少なくとも1組のリンク体と、
    を備えることを特徴とするロボット。
JP2015522406A 2013-06-18 2013-06-18 回転機構およびロボット Pending JPWO2014203337A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/066753 WO2014203337A1 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 回転機構およびロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2014203337A1 true JPWO2014203337A1 (ja) 2017-02-23

Family

ID=52104103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015522406A Pending JPWO2014203337A1 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 回転機構およびロボット

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPWO2014203337A1 (ja)
KR (1) KR20160003813A (ja)
CN (1) CN105229340A (ja)
WO (1) WO2014203337A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101958806B1 (ko) * 2017-09-04 2019-03-18 주식회사 만도 이송 나사 장치
JP7069273B1 (ja) * 2020-11-02 2022-05-17 株式会社バンダイ 可動軸のロック機構、可動軸、及び人形玩具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63312562A (ja) * 1987-06-12 1988-12-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 変速装置
JP3433402B2 (ja) 1995-08-03 2003-08-04 出光興産株式会社 含浸軸受用油組成物
JP2010143284A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP5224525B2 (ja) * 2008-12-26 2013-07-03 Thk株式会社 電動パワーステアリング装置
JP5094812B2 (ja) * 2009-10-28 2012-12-12 三菱電機株式会社 直進・回転機構

Also Published As

Publication number Publication date
CN105229340A (zh) 2016-01-06
WO2014203337A1 (ja) 2014-12-24
KR20160003813A (ko) 2016-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5418704B1 (ja) ロボット
CN105026673B (zh) 用于家具盖的执行机构
CN102275168B (zh) 机器人臂部件及机器人
JP2007175844A (ja) ロボットハンドの指ユニットおよび組立方法
JP2004216535A (ja) 多関節ロボット
JP2006026807A (ja) ロボットハンド等の関節機構
JP5655877B2 (ja) 関節機構およびロボット
JP6659035B2 (ja) 多方向駆動装置及び自動カメラ
JP7319645B2 (ja) ロボットアーム
JP2006026806A (ja) ロボットハンド等の関節機構
JP2018192929A (ja) 車両のステアリング装置
WO2014203337A1 (ja) 回転機構およびロボット
JPWO2017217415A1 (ja) 関節ユニット
JP2012121080A (ja) 多関節ロボットおよびロボット関節構造
JP5904008B2 (ja) ギヤ装置
WO2014207846A1 (ja) ストッパ機構、関節機構、およびロボット
WO2015048970A3 (en) Linear actuator
WO2016133105A1 (ja) 産業用ロボット
KR101454851B1 (ko) 구동 장치 및 이를 가지는 로봇
JP6050999B2 (ja) 産業用ロボット
KR101306766B1 (ko) 리니어 액추에이터 방식 관절 모듈 및 이를 포함하는 로봇 암
JP2008223812A (ja) バックラッシュ調整機構及びそれを備えたロボット
JP2007185733A (ja) ロボットハンドの指ユニット
JP6155135B2 (ja) 電動アクチュエータ
KR20120103477A (ko) 이랑 정리기계