JPWO2014192446A1 - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

可撓管と、第1の湾曲部と、第2の湾曲部と、操作部と、湾曲操作用ワイヤと、第1のコイルシースと、第2のコイルシースと、湾曲操作機構と、切替機構と、複数のガイド31と、ガイド31の長軸方向Sの中央部Cが、ガイド31の長軸方向Sの先端31s側及び基端31k側よりもガイド31の径方向Kの内側に突出した形状を有しているガイド31における内周面31nとを具備している。

Description

本発明は、被検体内に挿入される挿入部に、複数方向に湾曲自在な第1の湾曲部と、複数方向に湾曲自在な第2の湾曲部とを具備する内視鏡に関する。
近年、被検体内に挿入される内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。内視鏡は、細長い挿入部を被検体内に挿入することにより、被検体内の被検部位の観察や処置等を行うことができる。
ここで、内視鏡の挿入部に、例えば複数方向に湾曲自在な湾曲部が設けられた構成が周知である。湾曲部は、管路内の屈曲部における挿入部の進行性を向上させる。また、湾曲部は、挿入部において、湾曲部よりも挿入部の長軸方向の前方(以下、単に前方と称す)に位置する先端部に設けられた観察光学系の観察方向を可変させる。
通常、湾曲部は、複数の湾曲駒が挿入部の長軸方向に沿って連結されることにより、例えば上下左右の4方向に湾曲自在となるよう構成されている。具体的には、4本の湾曲操作用ワイヤ(以下、単にワイヤと称す)のいずれかが操作部から牽引操作されることにより、湾曲部は上下左右のいずれかの方向に湾曲自在となっている。
尚、4本のワイヤは、挿入部内において長軸方向の前後に移動自在となるよう挿通されているとともに、複数の湾曲駒の内、最も長軸方向の先端側(以下、単に先端側と称す)に位置する湾曲駒に長軸方向の先端(以下、単に先端と称す)が固定されている。
ところで、湾曲部は、長軸方向の長さが短く形成されている方が、即ち、湾曲半径が小さい方が、小回りが利くようになる。このため、管路内における屈曲部に対する挿入部の先端部の通過性が向上する他、先端部に設けられた観察光学系を被検部位へ容易に近接できるようになるため有利である。
これは、湾曲部が長軸方向に長く形成されていると、例えば医療用の内視鏡であれば、内視鏡を大腸に挿入した際、大腸の屈曲部にて先端部が屈曲部に当たってしまい視野を失いやすくなってしまうためである。即ち、湾曲部が短い方が屈曲部にて先端部が腸壁に当たり難くなるためである。尚、湾曲部の長さを短くするには、湾曲駒の連結数を少なくすれば良い。
しかしながら、湾曲部が短く形成されていると、湾曲部を湾曲させて、大腸の屈曲部に対して先端部を通過させた後、挿入部を長軸方向の基端側(以下、単に基端側と称す)から押し込んで、先端部を屈曲部よりも前方に進行させようとすると、即ち、屈曲部に対して湾曲部を通過させようとすると、湾曲部が腸壁を突き上げてしまう、所謂ステッキ現象が発生してしまう。そのため、湾曲部が通過し難くなってしまった結果、挿入部の挿入性が低下してしまうといった場合があった。
さらには、医療用の内視鏡であれば、先端部が屈曲部を通過後、先ず、先端部及び湾曲部を体腔内組織に引っ掛けた状態で挿入部の基端側を引き込むことにより屈曲部を直線化させる。その後、挿入部を基端側から押し込んで、屈曲部に対して湾曲部を通過させる手法が一般的に用いられている。
ところが、この際、湾曲部が短く形成されていると、体腔内組織への湾曲部の当接面積が小さくなることから引っ掛かりが弱くなってしまう。このため、挿入部を基端側へ引き込んだ際、先端部の引っ掛かりが外れてしまい、屈曲部の直線化ができない場合がある。この場合も挿入部の挿入性が低下してしまうといった問題があった。
図13は、従来の内視鏡の挿入部の先端側において、第2の湾曲部が第1の湾曲部とともにRIGHT方向に湾曲した状態を概略的に示す図、図14は、図13中のXIV-XIV線に沿う第1の湾曲部及び第2の湾曲部の断面図である。
このような問題に鑑み、日本国第特開平7−116104号公報には、図13に示すように、挿入部106の先端側に湾曲部110が第1の湾曲部101、第2の湾曲部102として2つ設けられた構成が開示されている。また、日本国第特開平7−116104号公報には、第1の湾曲部101は単独で湾曲自在であり、第2の湾曲部102は、第1の湾曲部101とともに湾曲自在なことにより、湾曲部110の長軸方向Sの長さを一定に確保できる構成が開示されている。さらに、日本国第特開平7−116104号公報には、第1の湾曲部101のみが湾曲自在なことにより湾曲半径を小さくできる構成が開示されている。
具体的には、日本国第特開平7−116104号公報には、図13、図14に示すように、挿入部106内に挿通された4本のワイヤ111r、111l、111u、111d(ワイヤ111u、111dは不図示)の外周に、第1のコイルシース(以下、内側コイルシースと称す)112r、112l、112u、112d(内側コイルシース112u、112dは不図示)がそれぞれ被覆された構成が開示されている。
また、日本国第特開平7−116104号公報には、各内側コイルシース112r〜112dの先端が、第1の湾曲部101を構成する複数の第1の湾曲駒101kの内、長軸方向Sの最も後方(以下、単に後方と称す)に位置する第1の湾曲駒101kと、第2の湾曲部102を構成する複数の第2の湾曲駒102kの内、長軸方向Sの最も前方に位置する第2の湾曲駒102kとを連結する接続口金115に固定された構成が開示されている。さらに、各内側コイルシース112r〜112dの基端が操作部に設けられた切替機構により同時に固定状態と非固定状態とが切り換え可能となるような構成が開示されている。
さらに、日本国第特開平7−116104号公報には、各内側コイルシース112r〜112dの外周に第2のコイルシース(以下、外側コイルシースと称す)113r、113l、113u、113d(外側コイルシース113u、113dは不図示)がそれぞれ被覆された構成が開示されている。また、日本国第特開平7−116104号公報には、各外側コイルシース113r〜113dの先端が可撓管部105の先端に固定され、各外側コイルシース113r〜113dの基端が可撓管部の基端側において固定されている構成が開示されている。
よって、一方、各内側コイルシース112r〜112dの基端の固定を解除した状態で操作部に設けられた湾曲操作機構を用いて、例えばワイヤ111rの牽引を行えば、外側コイルシース113rの先端を起点として第1の湾曲部101及び第2の湾曲部102がRIGHT側に湾曲する。他方、各内側コイルシース112r〜112dの基端を同時に固定した状態で、例えばワイヤ111rの牽引を行えば、内側コイルシース112rの先端を起点として第1の湾曲部101のみがRIGHT側に湾曲する。
図15は、図14中のXV-XV線に沿う第2の湾曲部を構成する第2の湾曲駒内において図14のRIGHT側に移動する左用内側コイルパイプがDOWN側にずれて移動してしまう例を示す断面図、図16は、図14のRIGHT側に移動する左用内側コイルパイプがUP側にずれて移動してしまう例を示す断面図である。
また、図17は、図13中のXVII-XVII線に沿う第2の湾曲部がRIGHT側からDOWN側にずれて湾曲してしまう例を示す部分断面図、図18は、図13の第2の湾曲部がRIGHT側からUP側にずれて湾曲してしまう例を示す部分断面図である。
尚、図15、図16においては、図面を簡略化するため、各ワイヤ111r〜111dを省略して示している。
しかしながら、日本国第特開平7−116104号公報に記載の構成では、図13に示すように、各内側コイルシース112r〜112dの基端の固定を解除した状態で、例えば第2の湾曲部102を第1の湾曲部101とともにRIGHT側に湾曲させると、右用ワイヤ111r、右用内側コイルシース112rは後方に牽引される。ところが、この際、左用内側コイルシース112lは、第2の湾曲駒102k内において、図14に示すように、RIGHT側に移動してしまう。
ここで、図15、図16に示すように、第2の湾曲駒102k内には、挿入部106の先端部103内に設けられた撮像ユニットから延出する信号ケーブル120や、先端面103sにおいて開口する処置具挿通用管路121、前方送水管路122や、先端部103の先端面103sに照明光を供給するライトガイド123等の各種構成物が設けられている。ところが、第2の湾曲駒102k内において、各種構成物の位置は固定されていないことから該位置は常に一定では無い。
よって、第2の湾曲部102がRIGHT側に湾曲するのに伴ってRIGHT側に移動する左用内側コイルシース112lは、移動に伴い、第2の湾曲駒102k内の各種構成物に接触する。このことから、左用内側コイルシース112lの移動方向は、常にUP−DOWN方向から正確に90°RIGHT側に移動するわけではなく、図15に示すように、RIGHT側に移動しつつもRIGHT側からからDOWN側にずれて移動しまう場合がある。さらには、左用内側コイルシース112lの移動方向は、図16に示すように、RIGHT側に移動しつつもRIGHT側からからUP側にずれて移動しまう場合があった。
尚、この際、上用内側コイルシース112u、下用内側コイルシース112dも、図15、図16に示すようにRIGHT側に若干移動する。
よって、図15に示すように、左用内側コイルシース112lがRIGHT側に移動しつつもRIGHT側からからDOWN側にずれて移動しまうと、図17に示すように、第2の湾曲部102の湾曲方向もRIGHT側からからDOWN側にずれてしまう。その結果、図16に示すように、左用内側コイルシース112lがRIGHT側に移動しつつもRIGHT側からからUP側にずれて移動しまうと、図18に示すように、第2の湾曲部102の湾曲方向もRIGHT側からからUP側にずれてしまう。よって、第2の湾曲部102をRIGHT方向に湾曲させる毎に、第2の湾曲部102の湾曲方向がRIGHT方向からずれてしまうばかりか一定しないといった問題があった。即ち、第2の湾曲部102の湾曲形状が湾曲の都度、一定しないといった問題があった。
さらには、左用内側コイルシース112l、上用内側コイルシース112u、下用内側コイルシース112dは、第2の湾曲部102を湾曲させる都度、第2の湾曲駒102k内において移動することから、上述した各種構成物と接触しやすいため、接触に伴い損傷しやすいため耐久性が低下してしまうといった問題もあった。
尚、以上の問題は、第2の湾曲部102をRIGHT側に湾曲させた場合に限らず、LEFT側、UP側、DOWN側いずれかに湾曲させた場合であっても同様である。
図19は、図14の第1の湾曲駒に設けられたワイヤの案内部を拡大して示す断面図、図20は、図14の左用内側コイルパイプを拡大して示す断面図である。
ここで、図14に示すように、第1の湾曲駒101kに、各ワイヤ111r〜111dが挿通されることにより、各ワイヤ111r〜111dを、第1の湾曲駒101kの内周面に沿うように保持する管状の案内部であるガイド130が複数固定された構成が周知である。
よって、図14に示すガイド130を第2の湾曲駒102kに複数固定し、ガイド130内にそれぞれ各内側コイルシース112r〜112dを挿通させ、ガイド130により各内側コイルシース112r〜112dを、第2の湾曲駒102kの内周面に沿うように保持すれば、第2の湾曲部102が、例えばRIGHT側に湾曲された際、第2の湾曲駒102k内における各内側コイルシース112l、112u、112dのRIGHT側への移動を防ぐことができるはずである。
しかしながら、ワイヤ111r〜111dは、複数の撚り線が捩られることによって硬質に構成されている。このため、ワイヤ111r〜111dは、ガイド130の内周面130nに接触しても形状が乱れてしまうことは無い他、摩耗し難い。ところが、内側コイルシース112r〜112dは、図20に示すように素線112sを巻回して第2の湾曲部102とともに湾曲できるよう柔軟性を有するよう構成されている。このことから、内側コイルシース112r〜112dは、第2の湾曲部102のRIGHT方向への湾曲に伴い、左用内側コイルシース112lがガイド130の貫通孔130iにおいて長軸方向Sの前後に摺動移動する際、図19に示すように、内周面130nと先端130sまたは基端130kとの角部130cに接触すると、図20に示すように、素線112sの配列がずれてしまう、所謂ピッチズレaが発生する。そのため、貫通孔130iにおける摺動性が悪くなってしまい、その結果、第2の湾曲部102の湾曲形状が湾曲の都度、やはり一定しないといった問題があった。
尚、以上の問題は、第2の湾曲部102をRIGHT側に湾曲させた場合に限らず、LEFT側、UP側、DOWN側いずれかに湾曲させた場合であっても同様である。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、第2の湾曲部の湾曲形状を湾曲の都度一定にすることができる構成を具備する内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様による内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部において、該挿入部の長軸方向に沿って延在する長尺な可撓管と、前記挿入部において前記可撓管よりも前記長軸方向の前方に位置する、複数の第1の湾曲駒が前記長軸方向に沿って連結されることにより複数方向に湾曲自在となるよう構成された第1の湾曲部と、前記挿入部において前記長軸方向における前記第1の湾曲部と前記可撓管との間に位置する、複数の第2の湾曲駒が前記長軸方向に沿って連結されることにより複数方向に湾曲自在となるよう構成された第2の湾曲部と、前記挿入部の前記長軸方向の基端に連設された操作部と、前記挿入部及び前記操作部内に挿通されるとともに、前記長軸方向の先端が前記第1の湾曲部の前記長軸方向の先端に固定された湾曲操作用ワイヤと、前記挿入部及び前記操作部内に挿通されるとともに内部に前記湾曲操作用ワイヤが前記長軸方向に移動自在となるよう挿通された、前記長軸方向の先端が前記第2の湾曲部の前記長軸方向の先端に固定された第1のコイルシースと、前記挿入部内に挿通されるとともに内部に前記第1のコイルシースが前記長軸方向に移動自在となるよう挿通された、前記長軸方向の先端が前記可撓管の前記長軸方向の先端に固定された第2のコイルシースと、前記操作部に設けられた、前記湾曲操作用ワイヤを牽引弛緩する湾曲操作機構と、前記操作部に設けられた、前記第1のコイルシースの前記長軸方向の基端の固定または非固定を切り替える切替機構と、前記第2の湾曲駒に位置する、前記第1のコイルシースが前記長軸方向に貫通する貫通孔を有するとともに、該貫通孔を貫通する前記第1のコイルシースが複数の前記第2の湾曲駒の内周面に沿うよう前記第1のコイルシースを保持する複数の案内部と、前記案内部の前記長軸方向の中央部が、前記案内部の前記長軸方向の先端側及び基端側よりも前記案内部の径方向の内側に突出した形状を有している前記案内部における前記貫通孔によって形成された内周面と、を具備している。
第1実施の形態の内視鏡の外観を示す図 図1中のII-II線に沿う挿入部の先端側の断面図 図1の第1の湾曲部及び第2の湾曲部がRIGHT側に湾曲した状態を、図2とは挿入部の円周方向に90°異なる切断方向にて示す断面図 図2中のIV-IV線に沿う第2の湾曲部の断面図 図4のUP方向及びDOWN方向に位置する各湾曲操作用ワイヤの外周のみに第1のコイルシースが被覆されている変形例を示す断面図 図2の第2の湾曲駒に設けられたガイドを拡大して示す断面図 図6のガイドの内周面の形状の変形例を、内側コイルシースとともに示す断面図 図6のガイドの内周面の形状における図7とは異なる変形例を、貫通孔に内側コイルシースが挿通された状態で示す断面図 図8のガイドの内周面の形状の変形例を示す断面図 図4の第2の湾曲駒の内周面に、ガイドの一部が嵌入される溝が設けられた変形例を示す断面図 第2実施の形態を示す内視鏡の挿入部の第2の湾曲部の部分断面図 図11中のXII線に沿う第2の湾曲駒の断面図 従来の内視鏡の挿入部の先端側において、第2の湾曲部が第1の湾曲部とともにRIGHT方向に湾曲した状態を概略的に示す図 図13中のXIV-XIV線に沿う第1の湾曲部及び第2の湾曲部の断面図 図14中のXV-XV線に沿う第2の湾曲部を構成する第2の湾曲駒内において図14のRIGHT側に移動する左用内側コイルパイプがDOWN側にずれて移動してしまう例を示す断面図 図16は、図14のRIGHT側に移動する左用内側コイルパイプがUP側にずれて移動してしまう例を示す断面図 図13中のXVII-XVII線に沿う第2の湾曲部がRIGHT側からDOWN側にずれて湾曲してしまう例を示す部分断面図 図13の第2の湾曲部がRIGHT側からUP側にずれて湾曲してしまう例を示す部分断面図 図14の第1の湾曲駒に設けられたワイヤの案内部を拡大して示す断面図 図14の左用内側コイルパイプを拡大して示す断面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態の内視鏡の外観を示す図である。
図1に示すように、内視鏡50は、被検体内に挿入される挿入部6と、該挿入部6の基端に連設された操作部7とを具備している。また、内視鏡50は、操作部7から延出されたユニバーサルコード8と、該ユニバーサルコード8の延出端に設けられたコネクタ9とを具備している。尚、コネクタ9を介して、内視鏡50は、制御装置や照明装置等の外部装置と電気的に接続される。
挿入部6は、該挿入部6の長軸方向Sに沿って延在する長尺な可撓管部5と、該可撓管部5よりも前方に位置する湾曲部10と、該湾曲部10よりも前方に位置する先端部3とを具備して主要部が構成されている。
先端部3内には、被検体内を撮像する図示しない撮像ユニットや、被検体内に照明光を供給する図示しない照明ユニット等が設けられている。
湾曲部10は、第1の湾曲部1と、長軸方向Sにおいて第1の湾曲部1と可撓管部5との間に位置する第2の湾曲部2とから構成されている。
第1の湾曲部1は、操作部7に設けられた後述する湾曲操作ノブ41、42により、例えば上下左右の4方向に単独で湾曲自在となっている。
第2の湾曲部2は、操作部7に設けられた後述する湾曲操作ノブ41、42により、例えば上下左右の4方向に第1の湾曲部1とともに湾曲自在となっている。尚、第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2内の構成は後述する。
操作部7に、第1の湾曲部1または第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2を上下方向(UP−DOWN方向)に湾曲させる湾曲操作機構を構成する湾曲操作ノブ41が設けられている。
また、操作部7に、第1の湾曲部1または第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2を左右方向(RIGHT−LEFT方向)に湾曲させる湾曲操作機構を構成する湾曲操作ノブ42が設けられている。
また、操作部7内に、湾曲操作ノブ41とともに回動することにより、挿入部6及び操作部7内に挿通された後述する湾曲操作用ワイヤ11u、11d(図4参照)を牽引弛緩することにより、第1の湾曲部1または第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2を上下方向(UP−DOWN方向)に湾曲させる湾曲操作機構を構成する図示しない上下湾曲用プーリが設けられている。
さらに、操作部7内に、湾曲操作ノブ42とともに回動することにより、挿入部6及び操作部7内に挿通された後述する湾曲操作用ワイヤ11r、11l(図4参照)を牽引弛緩することにより、第1の湾曲部1または第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2を左右方向(RIGHT−LEFT方向)に湾曲させる湾曲操作機構を構成する図示しない左右湾曲用プーリが設けられている。
尚、上下湾曲用プーリ及び左右湾曲用プーリの構成は周知であるため、図面を用いた詳しい説明は省略する。
また、操作部7に、挿入部6及び操作部7内に挿通された後述する第1のコイルシース12r、12l、12u、12dの基端の固定または非固定を切り替える切替機構を構成する切替レバー43が設けられている。
また、操作部7内には、切替レバー43の操作に伴い、第1のコイルシース12u、12d、12r、12lの基端の固定または非固定を切り替える切替機構を構成する切替部材が設けられている。尚、切替部材の構成は周知であるため、図面を用いた詳しい説明は省略する。
次に、第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2内の構成について、図2〜図5を用いて説明する。
図2は、図1中のII-II線に沿う挿入部の先端側の断面図、図3は、図1の第1の湾曲部及び第2の湾曲部がRIGHT側に湾曲した状態を、図2とは挿入部の円周方向に90°異なる切断方向にて示す断面図である。
また、図4は、図2中のIV-IV線に沿う第2の湾曲部の断面図、図5は、図4のUP方向及びDOWN方向に位置する各湾曲操作用ワイヤの外周のみに第1のコイルシースが被覆されている変形例を示す断面図である。
図2に示すように、第1の湾曲部1の内部には、複数の筒状の第1の湾曲駒1kが、長軸方向Sに沿って連結されて設けられている。尚、複数の第1の湾曲駒1kは、長軸方向Sにおいて隣り合う駒と上下左右の4方向に湾曲自在となるよう回動自在に連結されている。
また、第2の湾曲部2の内部にも、複数の筒状の第2の湾曲駒2kが、長軸方向Sに沿って連結されて設けられている。尚、複数の第2の湾曲駒2kも、長軸方向Sにおいて隣り合う駒と上下左右の4方向に湾曲自在となるよう回動自在に連結されている。
尚、図示しないが、第1の湾曲駒1k及び第2の湾曲駒2kの外周には、ブレードが被覆されており、該ブレードの外周に湾曲ゴム49が被覆されている。
また、図2、図3に示すように、第1の湾曲部1と第2の湾曲部2とは、接続口金15によって、長軸方向Sに沿って連結されている。
具体的には、第1の湾曲部1内において最も基端側に位置する第1の湾曲駒1kと、第2の湾曲部2内において最も先端側に位置する第2の湾曲駒2kとが、接続口金15の外周に嵌合されることにより、第1の湾曲部1と第2の湾曲部2とが、接続口金15を介して接続されている。
尚、第1の湾曲部1と第2の湾曲部2との接続に、接続口金15を用いず、直接第1の湾曲部1の基端と第2の湾曲部2の先端とを接続しても良い。
挿入部6及び操作部7内には、第1の湾曲部1または第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2を湾曲させる長軸方向Sの前後(以下、単に前後と称す)に移動自在な、例えば4本の湾曲操作用ワイヤ(以下、単にワイヤと称す)11r、11l、11u、11dが、図4に示すように、互いに挿入部6の円周方向に略90°づつずれて挿通されている。
各ワイヤ11r〜11dの先端は、第1の湾曲部1内に設けられた複数の第1の湾曲駒1kの内、最も先端側に位置する第1の湾曲駒1kに対し固定されている。
また、図2、図3に示すように、ワイヤ11r〜11dが各第1の湾曲駒1kの内周面1knに沿うとともに互いに円周方向に略90°づつずれて位置するようワイヤ11r〜11dを保持する管状のガイド30が、各第1の湾曲駒1kの内周面1knに複数固定されている。尚、図2においては、図面を簡略化するため、ワイヤ11dは省略して示している。
尚、上下湾曲用の2本のワイヤ11u、11dの各基端は、上述した上下湾曲用プーリに巻回され、左右湾曲用の2本のワイヤ11r、11lの各基端は、上述した左右湾曲用プーリに巻回されている。
即ち、湾曲操作ノブ41が操作されると、2本の上下用のワイヤ11u、11dは、上下湾曲用プーリにより、一方が後方に移動され、他方が前方に移動される、即ち、一方が牽引され他方が弛緩される。このことにより、第1の湾曲部1または第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2はUP方向またはDOWN方向のいずれかに湾曲する。
また、湾曲操作ノブ42が操作されると、2本の左右用のワイヤ11r、11lは、左右湾曲用プーリにより、一方が後方に移動され、他方が前方に移動される、即ち、一方が牽引され他方が弛緩される。このことにより、第1の湾曲部1または第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2はRIGHT方向またはLEFT方向のいずれかに湾曲する。
また、第2の湾曲部2内において、複数の第2の湾曲駒2kの内、最も基端側に位置する第2の湾曲駒2kには、連結部材19の先端側が固定されている。さらに、連結部材19の基端側の外周には、可撓管部5を構成するブレードの先端側が固定されている。尚ブレードの外周には、外皮チューブが被覆されている。
また、操作部7、挿入部6内に挿通された4本の各ワイヤ11r〜11dの外周には、図4に示すように、例えば柔軟であって長軸方向Sに沿って細長なコイルパイプから構成された第1のコイルシースである内側コイルシース12r、12l、12u、12dがそれぞれ被覆されている。尚、図2においては、図面を簡略化するため、内側コイルシース12dは省略して示している。
即ち、操作部7、挿入部6内においては、各内側コイルシース12r〜12dは、挿入部6の円周方向において互いに略90°ずつずれた位置に4本挿通されている。尚、各内側コイルシース12r〜12dは、例えばステンレスのコイルパイプから形成されている。
尚、各内側コイルシース12r〜12dが柔軟なコイルパイプから構成されているのは、例えば通常の金属製の硬質なパイプを各ワイヤ11r〜11dの外周に被覆してしまうと、湾曲部10が湾曲しなくなってしまうばかりか、可撓管部5の可撓性が低下してしまうためである。
よって、各内側コイルシース12r〜12dは、湾曲部10の湾曲性及び可撓管部5の可撓性を低下させないものであって、湾曲部10の湾曲の際、各コイルシース12r〜12dの長軸方向Sに沿って働く圧縮力に抗することができるものであれば、各内側コイルシース12r〜12dを構成する部材は、コイルに限定されない。
また、図5に示すように、内側コイルシースは、UP方向に位置するワイヤ11uの外周及びDOWN方向に位置するワイヤ11dの外周のみに、内側コイルシース12u、12dとして被覆されていても構わない。即ち、ワイヤ11r、11lの外周には内側コイルシースが被覆されていなくても構わない。
また、これとは反対に、ワイヤ11r、11lの外周にのみ内側コイルシース12r、12lが被覆され、ワイヤ11u、11dの外周に内側コイルシースが被覆されていなくても構わない。
また、各内側コイルシース12r〜12d内において、各ワイヤ11r〜11dは、前後に移動自在となっている。
また、図2、図3に示すように、各内側コイルシース12r〜12dの先端は、第2の湾曲部2の先端、具体的には、接続口金15に、例えばロウ付けによりそれぞれ固定されている。
尚、各内側コイルシース12r〜12dの各基端は、操作部7に設けられた上述する切替機構により、固定状態と非固定状態とが切り換え可能となるよう構成されている。
さらに、図2、図3に示すように、可撓管部5内に位置する4本の内側コイルシース12r〜12dの外周には、例えば柔軟なコイルパイプから構成された第2のコイルシースである外側コイルシース13r、13l、13u、13d(外側コイルシース13dは不図示)がそれぞれ被覆されている。
尚、各外側コイルシース13r〜13d内において挿通されている各内側コイルシース12r〜12dは、長軸方向Sの前後に進退自在となっている。また、各外側コイルシース12r〜12dも、例えばステンレスのコイルパイプから形成されている。
尚、従来製品で使用していたコイルシースを各ワイヤ11r〜11dに対して2重に被覆すると可撓管部5の可撓性が低下する。このことから、本実施の形態においては、内外のコイルシースとともにワイヤ11r〜11dの牽引力に耐えて、湾曲部10を湾曲する圧縮力にも座屈せず且つ2重になっていても可撓管部5の可撓性が大きく低下しないように、コイルシースの肉厚と材質、コイル素線12s(図7参照)の断面形状は工夫されており、柔軟なものから形成されている。
よって、各外側コイルシース13r〜13dは、可撓管部5の可撓性を低下させないものであって、湾曲部10の湾曲の際、各外側コイルシース13r〜13dの長軸方向Sに働く圧縮力に抗することができるものであれば、各外側コイルシース13r〜13dを構成する部材は、コイルに限定されない。
また、図2、図3に示すように、各外側コイルシース13r〜13dの先端は、可撓管部5の先端、具体的には、連結部材19に対して、例えばロウ付けによって固定されている。さらに、各外側コイルシース13r〜13dの基端は、可撓管部5の基端内または操作部7内において、図示しない止め部材対して、例えばロウ付けにより固定されている。
このように、可撓管部5内に、先端及び基端が固定された状態において各外側コイルシース13r〜13dが挿通されていることにより、4本のワイヤ11r〜11dの内、いずれかが牽引されて湾曲部10を湾曲させる際、各外側コイルシース13r〜13dが該外側コイルシース13r〜13dの長軸方向Sに沿って可撓管部5に働く圧縮力に抗する。このことから、可撓性を有する可撓管部5までもが、湾曲部10とともに湾曲してしまうことが防止されている。
尚、各外側コイルシース13r〜13dの先端と基端とが固定された状態において、各内側コイルシース12r〜12dは、先端が接続口金15に固定され、基端が、各外側コイルシース13r〜13dの基端よりも先端側に引き込まれない長さに、長軸方向Sに沿って形成されている。
よって、このような構成において、先ず、第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2を湾曲させたい場合は、操作者は、切替レバー43の操作を行わず、上述した切替部材による各内側コイルシース12r〜12dの基端の固定を解除しておく。
この状態において、操作者は、湾曲操作ノブ41、42のいずれかを操作して、4本のワイヤ11r〜11dの内、いずれか、例えばワイヤ11rを牽引する。その結果、各内側コイルシース12r、12u、12dは、基端が固定されていないことから、第2の湾曲部2内において各内側コイルシース12r、12u、12dの長軸方向Sに沿って作用する圧縮力に抗することができず、各基端が後方に移動する。
また、可撓管部5内においては、各外側コイルシース13r〜13dは、先端と基端とが固定されていることから、各外側コイルシース13r〜13dは、各外側コイルシース13r〜13dの長軸方向Sに沿って作用する圧縮力に抗する。
その結果、図3に示すように、第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2は、RIGHT方向に湾曲する。尚、以上のことは、第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2を、LEFT方向、UP方向、DOWN方向のいずれかに湾曲させる場合であっても同様である。
次に、第1の湾曲部1だけを湾曲させたい場合には、操作者は、切替レバー43の操作を行って、切替部材により各内側コイルシース12r〜12dの基端を固定する。
この状態において、操作者は、湾曲操作ノブ41、42のいずれかを操作して、4本のワイヤ11r〜11dの内、いずれか、例えばワイヤ11rを牽引すると、各内側コイルシース12r〜12dは基端が固定されていることから、第2の湾曲部2において各内側コイルシース12r〜12dの長軸方向Sに沿って作用する圧縮力に抗する。その結果、第1の湾曲部1のみがRIGHT方向に湾曲する。尚、以上のことは、第1の湾曲部1のみを、LEFT方向、UP方向、DOWN方向のいずれかに湾曲させる場合であっても同様である。
ここで、図5に示すように、ワイヤ11r、11lの外周に内側コイルパイプが被覆していない場合、湾曲操作ノブ42の操作により、第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2がRIGHT方向またはLEFT方向に湾曲する。
しかしながら、第2の湾曲部2を構成する複数の第2の湾曲駒2kにUP方向またはDOWN方向しか湾曲しないものを用いれば、即ち、隣り合う駒同士を、UP方向またはDOWN方向しか湾曲しないよう回動自在に接続すれば、湾曲操作ノブ42の操作により、第1の湾曲部1のみをRIGHT方向またはLEFT方向に湾曲させることができる。
これは、ワイヤ11u、11dの外周のみに内側コイルパイプが被覆していない場合であっても同様であり、この場合、湾曲操作ノブ41の操作により、第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2がUP方向またはDOWN方向に湾曲する。
しかしながら、第2の湾曲部2を構成する複数の第2の湾曲駒2kにRIGHT方向またはLEFT方向しか湾曲しないものを用いれば、即ち、隣り合う駒同士を、RIGHT方向またはLEFT方向しか湾曲しないよう回動自在に接続すれば、湾曲操作ノブ41の操作により、第1の湾曲部1のみをUP方向またはDOWN方向に湾曲させることができる。
以上から、図5に示す構成では、RIGHT方向またはLEFT方向への第1の湾曲部1及び第2の湾曲部2の湾曲と、第1の湾曲部1の湾曲のみとを切り替えることはできないが、第1の湾曲部1のみをRIGHT方向またはLEFT方向へ湾曲させることができるようになっている。
ここで、図2〜図4に示すように、第2の湾曲部2内において、複数の第2の湾曲駒2kの内周面2knに、案内部であるガイド31r、31l、31u、31dが、例えばロウ付けにより複数固定されている。
ガイド31r、31l、31u、31dは、内側コイルシース12r〜12dが長軸方向Sに貫通する貫通孔31iをそれぞれ有するとともに、該貫通孔31iをそれぞれ貫通する内側コイルシース12r〜12dが各第2の湾曲駒2kの内周面2knに沿うとともに互いに円周方向に略90°ずつずれて位置するよう各内側コイルシース12r〜12dを保持する管状部材から構成されている。
尚、図2に示すように、ガイド31r〜31dは、第2の湾曲駒2kの内周面2knに対し、各第2の湾曲駒2kの先端2ksに設けられた長軸方向Sに隣り合う駒と接続される回動軸2kcと、第2の湾曲駒2kの外周面2kgの先端、即ち第2の湾曲駒2kの肩口の先端とを結ぶ線bよりも前方に非突出状態となる位置、言い換えれば、第2の湾曲駒2kに重なる位置に固定されている。
これは、ガイド31r〜31dが、一部でも線bよりも前方に突出するよう固定されていると、ガイド31r〜31dが、前方に隣り合う第2の湾曲駒2kに近接してしまう。このため、第2の湾曲部2が湾曲する際、湾曲方向によっては、前方に隣り合う第2の湾曲駒2kに接触してしまい、第2の湾曲部2の湾曲を阻害してしまうためである。
このように、複数の第2の湾曲駒2kの内周面2knに、ガイド31r〜31dが複数固定されていることにより、上述したように、第2の湾曲部2の湾曲に伴い、内側コイルシース12r〜12dが長軸方向S以外に移動してしまうことが防がれている。即ち、ガイド31r〜31dにより、内側コイルシース12r〜12dは、第2の湾曲駒2kに対して常に一定の位置において前後に進退自在に保持されている。
尚、図5に示すように、ワイヤ11r、11lの外周に内側コイルシース12r、12lが被覆されていない場合には、複数の第2の湾曲駒2kの内周面2knに、ワイヤ11r、11lが各第2の湾曲駒2kの内周面2knに沿うようワイヤ11r、11lを保持するガイド30r、30lが、ガイド31u、31dから円周方向に90°ずれた位置において複数固定されていればよい。
次に、ガイド31r〜31dの形状について、図6を用いて説明する。図6は、図2の第2の湾曲駒に設けられたガイドを拡大して示す断面図である。尚、図6においては、ガイド31r〜ガイド31dは、同形状を有しているため、ガイド31として示す。
図6に示すように、ガイド31において貫通孔31iによって形成された内周面31nは、長軸方向Sの中央部Cが、ガイド31の先端31s側及び基端31k側よりも径方向Kの内側に突出した形状(d1<d2)を有している。
具体的には、内周面31nは、先端31s及び基端31kから中央部Cに向かって、貫通孔31iの孔径が滑らかに小さくなっていく形状に形成されている。
即ち、本実施の形態のガイド31においては、内周面31nにおいて、内周面31nと先端31sとの間及び内周面31nと基端31kとの間の角部が除去された形状に形成されている。
よって、内側コイルシース12r〜12dは、後述する図7に示すようにコイル素線12sを巻回することにより上述したように第2の湾曲部2とともに湾曲できるよう柔軟性を有するよう構成されている。このことから、第2の湾曲部2の湾曲に伴い、内側コイルシース12r〜12dのいずれかが、各内側コイルシース12r〜12dを保持する各ガイド31の貫通孔31iにおいて前後に摺動移動する際、内周面31nと先端31sまたは基端31kとの角部に引っ掛かってしまうことがない。
よって、上述した図20に示すように、コイル素線の配列がずれ、即ち、ピッチずれが発生し、貫通孔31iにおける内側コイルシース12r〜12dの摺動性が悪くなってしまい、その結果、第2の湾曲部2の湾曲形状が湾曲の都度、異なってしまうことがない。
尚、内周面31nに対する内側コイルシース12r〜12dの摺動性を向上させるため、内周面31nに、内側コイルシース12r〜12dとの摩擦を低減させる低摩擦処理が施されていても構わない。低摩擦処理としては、例えば二硫化モリブデンを含むコート剤を内周面31nに塗布する手法が挙げられる。
また、内周面31nの中央部Cが、先端31s側及び基端31k側よりも径方向Kの内側に突出した形状(d1<d2)となっていることにより、上述した角部が除去された内周面31nの形状としては、他に図7〜図9に示す形状が挙げられる。
図7は、図6のガイドの内周面の形状の変形例を、内側コイルシースとともに示す断面図、図8は、図6のガイドの内周面の形状における図7とは異なる変形例を、貫通孔に内側コイルシースが挿通された状態で示す断面図、図9は、図8のガイドの内周面の形状の変形例を示す断面図である。
尚、図7〜図9においては、ガイド31r〜ガイド31dは、同形状を有しているため、ガイド31として示すとともに、内側コイルシース12r〜12dも同形状を有しているため、内側コイルシース12として示す。
図7に示すように、内周面31nは、中央部Cが、先端31s側及び基端31k側よりも径方向Kの内側に突出した形状(d1<d2)となっていれば、中央部Cが長軸方向Sに沿って所定の長さL1を有するとともに、中央部Cの貫通孔31iの孔径が長軸方向Sに沿って一定に形成された形状に形成されていても構わない。
この場合、中央部Cの長さL1は、内側コイルシース12を構成するコイル素線12sの長軸方向Sの長さL2よりも長く形成されている必要がある(L1>L2)。さらに、長さL1は、長さL2の2倍の長さよりも長く形成されていることが望ましい(L1>2L2)。
これは、仮に長さL1よりも長さL2の方が長いと、内周面31nに接触する1つのコイル素線12sに応力が集中してしまう。このため、上述したピッチずれが発生しやすくなってしまい、内周面31nを摺動する内側コイルシース12が内周面31nに引っ掛かりやすくなってしまうためである。
また、図7に示すように、内周面31nにおける先端31s及び基端31kと中央部Cを結ぶ部位Dは曲面に形成されている。また、曲面の曲率半径R2は、第2の湾曲部2が最大湾曲角度で湾曲した際の貫通孔31iを通過する内側コイルシース12の湾曲半径R1よりも小さくなるよう設定されている(R2<R1)。
このことにより、内周面31nの先端31s及び基端31k付近に角部が無くなるばかりか、部位Dは、滑らかな曲面に形成されていることから、第2の湾曲部2が最大湾曲角度で湾曲した状態で、貫通孔31iを内側コイルシース12が摺動移動しても、内側コイルシース12が内周面31nに引っ掛かってしまうことがない。
また、図8に示すように、内周面31nは、中央部Cが、先端31s側及び基端31k側よりも径方向Kの内側に突出した形状(d1<d2)となっていれば、全体が曲面に形成されていても構わない。
この場合、内周面31nの曲率半径R3は、第2の湾曲部2が最大湾曲角度で湾曲した際の貫通孔31iを通過する内側コイルシース12の湾曲半径R1よりも小さくなるよう設定されている(R3<R1)。
尚、内周面31nは、曲率半径が一定では無く、図9に示すように、曲率半径がR4、R5、R6のように変化する曲面に形成されていても構わない。この場合であっても、曲率半径R4、R5、R6は、湾曲半径R1よりも小さく設定される必要がある(R4、R5、R6<R1)。
このことにより、内周面31nの先端31s及び基端31k付近に角部が無くなるばかりか、内周面31nは、滑らかな曲面に形成されていることから、第2の湾曲部2が最大湾曲角度で湾曲した状態で、貫通孔31iを内側コイルシース12が摺動移動しても、内側コイルシース12が内周面31nに引っ掛かってしまうことがない。
このように、本実施の形態においては、複数の第2の湾曲駒2kの内周面2knに、各第2の湾曲駒2kの内周面2knに沿うよう各内側コイルシース12r〜12dを保持するガイド31r、31l、31u、31dが複数固定されていると示した。
また、ガイド31r〜31dの内周面31nは、中央部Cが、先端31s側及び基端31k側よりも径方向Kの内側に突出した形状(d1<d2)に形成されていると示した。
このことによれば、ガイド31r〜31dにより、内側コイルシース12r〜12dは、第2の湾曲駒2kに対して常に一定の位置に保持されている、即ち、第2の湾曲部2の湾曲に伴い、内側コイルシース12r〜12dが、第2の湾曲駒2k内において、長軸方向S以外に移動してしまうことがないことから、第2の湾曲部2の湾曲毎における湾曲形状を一定とすることができる。
さらに、ガイド31r〜31dの内周面31nに対して、第2の湾曲部2の湾曲に伴い前後に摺動移動する内側コイルシース12r〜12dが引っ掛かってしまうことがない。このことから、内周面31nへの内側コイルシース12r〜12dの引っ掛かりに伴い、内側コイルシース12r〜12dにピッチずれが生じ、貫通孔31iにおける内側コイルシース12r〜12dの摺動性が低下することにより、第2の湾曲部102の湾曲形状が湾曲の都度異なってしまうことがない。即ち、第2の湾曲部2の湾曲毎における湾曲形状を一定とすることができる。
具体的には、第2の湾曲部2をRIGHT方向に湾曲させる際、上述した図17に示すように、第2の湾曲部の湾曲方向がRIGHT側からからDOWN側にずれてしまうことがない。さらには、図18に示すように、第2の湾曲部の湾曲方向がRIGHT側からからUP側にずれてしまうことがない。このため、湾曲の都度、第2の湾曲部2をRIGHT方向に確実に湾曲させることができる。尚、このことは、第2の湾曲部2を、LEFT方向や、UP方向、DOWN方向に湾曲させる場合であっても同様である。
以上から、第2の湾曲部2の湾曲形状を湾曲の都度一定にすることができる構成を具備する内視鏡50を提供することができる。
尚、上述したガイド31の内周面31nの形状は、ワイヤ11r〜11dを保持するガイド30の内周面の形状に適用しても構わないことは勿論である。
尚、以下、変形例を、図10を用いて示す。図10は、図4の第2の湾曲駒の内周面に、ガイドの一部が嵌入される溝が設けられた変形例を示す断面図である。尚、図10においては、RIGHT方向及びLEFT方向側の内側コイルシースを省略して示している他、ワイヤ11r〜11dを省略して示している。
図10に示すように、ガイド31u、31dを第2の湾曲駒2kの内周面2knに固定する場合、固定位置に、ガイド31u、31dの一部が嵌入する溝2kmが形成されていても構わない。
このような構成においては、溝2kmにガイド31u、31dの一部が嵌入した状態で、ガイド31u、31dは、内周面2knに、ロウ35等によって固定される。
尚、図示していないが、内周面2knにおけるガイド31r、31lの固定位置にも、ガイド31r、31lの一部が嵌入する溝2kmが形成されていても構わない。
このような構成によれば、ガイド31r、31lが管状部材から構成されている場合、ガイド31r、31lの一部が溝2kmに嵌入する分だけ、第2の湾曲駒2kの内部の空間を大きく確保することができる。尚、その他の効果は、上述した本実施の形態と同じである。
(第2実施の形態)
図11は、本実施の形態を示す内視鏡の挿入部の第2の湾曲部の部分断面図、図12は、図11中のXII線に沿う第2の湾曲駒の断面図である。
この第2実施の形態の内視鏡の構成は、上述した図1〜図9に示した第1実施の形態の内視鏡と比して、内側コイルシースを保持するガイドが、第2の湾曲駒と一体的に形成されている点が異なる。よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
尚、図11においては、図面を簡略化するため、内側コイルシース12uを保持するガイドのみを示している。また、図12においては、図面を簡略化するため、ワイヤ11r、11lの外周には、図5と同様に、内側コイルシース12r、12lが被覆されていない場合を例に挙げて示している。
よって、図5と同様に、ワイヤ11r、11lは、第2の湾曲駒12kの内周面2knに対して、ガイド30にて保持されている。
図11、図12に示すように、本実施の形態においても、複数の第2の湾曲駒2kの内周面2knに対して、上述した第1実施の形態のガイド31u、31dと同じ位置に、案内部であるガイド38が位置している。
具体的には、ガイド38は、第2の湾曲駒2kの外周の一部が、第2の湾曲駒2kの径方向の内側に凹状に折り曲げられることにより、内側コイルシース12u、12dが長軸方向Sに貫通する貫通孔38iを有して第2の湾曲駒2kと一体的に形成されている。
尚、本実施の形態においても、ガイド38の貫通孔38iによって形成された内周面38nは、中央部Cが、先端38s側及び基端38k側よりもガイド38における径方向Kの内側に突出した形状に形成されている。尚、内周面38nの形状は、図7〜図9に示した形状であっても構わない。
さらに、内周面38nに、上述した第1実施の形態と同様に、内側コイルシース12r〜12dとの摩擦を低減させる低摩擦処理が施されていても構わない。
また、本実施の形態においては、ガイド38の底面、即ち、ガイド38の凹状に折り曲げられた部位が、第2の湾曲駒2kの径方向の内側に過剰に突出してしまうことを防ぐため、第2の湾曲駒2kにおけるガイド38が形成された部位の外周は、径方向Kの外側に凸状となるよう突起部39が形成されている。
突起部39が形成されていることにより、該突起部39が形成されていない場合よりも、第2の湾曲駒2k内のガイド38の突出量を小さくすることができる。即ち、突起部39の分だけ、第2の湾曲駒2kの内部の空間を大きく確保することができる。
尚、図示しないが、ガイド38は、ワイヤ11r、11lの外周を被覆する内側コイルシース12r、12lを保持するよう内周面2knに設けられていても構わない。
また、ガイド38の機能は、上述した第1実施の形態のガイド31と同じである。尚、その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。
このように、本実施の形態においては、ガイド38が第2の湾曲駒2kと一体的に形成されていると示した。
このことによれば、ガイドを別途設けなくても、上述した第1実施の形態と同様の効果を得ることができることから、内視鏡50の組立性が向上する。尚、その他の効果は、上述した第1実施の形態と同じである。
尚、上述した第1、第2実施の形態においては、内視鏡の湾曲部10の第2の湾曲部2の構成に適用可能であると示したが、これに限らず、湾曲部を有し、第2湾曲部を有するものであれば、処置具等の他の挿入機器であっても適用可能である。

本出願は、2013年5月29日に日本国に出願された特願2013−113227号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものである。
上記目的を達成するため、本発明の一態様による内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端側に設けられた湾可能な第1の湾曲部と、前記挿入部において記第1の湾曲部よりも基端側に設けられた湾可能な第2の湾曲部と、前記挿入部内に挿通されるとともに、先端が前記第1の湾曲部固定された湾曲操作用ワイヤと、前記第2の湾曲部内に挿通されるとともに内部に前記湾曲操作用ワイヤが前記挿入部の長軸方向に移動自在となるよう挿通され、先端が前記第2の湾曲部の先端側に固定された第1のコイルシースと、前記第1のコイルシースの基端の固定または非固定を切り替え、前記第1のコイルシースの前記基端が非固定の際には前記第1のコイルシースの前記基端を前記挿入部内において前記長軸方向に移動させる切替機構と、前記第2の湾曲部の内周面に固定され、前記第1のコイルシースが前記長手軸方向に貫通する貫通孔を有するとともに、該貫通孔を貫通する前記第1のコイルシースが前記第2の湾曲部の前記内周面に沿うように前記第1のコイルシースを保持する案内部と、前記案内部の先端側における内周面において曲面に形成された第1の部位と、前記案内部の基端側における内周面において曲面に形成された第2の部位と、前記案内部の内周面において前記第1の部位と前記第2の部位との間に形成され、前記第1の部位及び前記第2の部位よりも前記案内部の径方向の内側に突出した形状を有し、前記第1のコイルシースを構成するコイル素線の前記長軸方向の長さよりも長く形成された中央部と、を具備している。
上記目的を達成するため、本発明の一態様による内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端側に設けられた湾曲可能な第1の湾曲部と、前記挿入部において前記第1の湾曲部よりも基端側に設けられた湾曲可能な第2の湾曲部と、前記挿入部において前記第2の湾曲部よりも基端側に設けられ、可撓性を有する可撓管部と、前記挿入部内に挿通されるとともに、先端が前記第1の湾曲部に固定された湾曲操作用ワイヤと、前記第2の湾曲部内に挿通されるとともに内部に前記湾曲操作用ワイヤが前記挿入部の長軸方向に移動自在となるよう挿通され、先端が前記第2の湾曲部の先端側に固定された第1のコイルシースと、前記可撓管部内に挿通されるとともに内部に前記湾曲操作用ワイヤ及び前記第1のコイルシースが前記長手軸方向に移動自在となるように挿通され、先端が前記可撓管部の先端側に固定された第2のコイルシースと、前記第1のコイルシースの基端の固定または非固定を切り替え、前記第1のコイルシースの基端が非固定の際には前記第1のコイルシースの前記基端を前記挿入部内において前記長軸方向に移動させる切替機構と、前記第2の湾曲部の内周面に固定され、前記第1のコイルシースが前記長軸方向に貫通する貫通孔を有するとともに、該貫通孔を貫通する前記第1のコイルシースが前記第2の湾曲部の内周面に沿うよう前記第1のコイルシースを保持する案内部と、前記案内部の先端側における内周面において曲面に形成された第1の部位と、前記案内部の基端側における内周面において曲面に形成された第2の部位と、前記案内部の内周面において前記第1の部位及び前記第2の部位の間に形成され、前記第1の部位及び前記第2の部位よりも前記案内部の径方向の内側に突出した形状を有し、前記第1のコイルシースを構成するコイル素線の前記長軸方向の長さよりも長く形成された中央部と、を具備し、前記案内部は、前記第2の湾曲部が最大湾曲角度で湾曲した際の前記第1のコイルシースの湾曲半径よりも小さい曲率半径を有する形状を前記内周面のうち前記第2湾曲部の中心軸側に形成する。

Claims (9)

  1. 被検体内に挿入される挿入部において、該挿入部の長軸方向に沿って延在する長尺な可撓管と、
    前記挿入部において前記可撓管よりも前記長軸方向の前方に位置する、複数の第1の湾曲駒が前記長軸方向に沿って連結されることにより複数方向に湾曲自在となるよう構成された第1の湾曲部と、
    前記挿入部において前記長軸方向における前記第1の湾曲部と前記可撓管との間に位置する、複数の第2の湾曲駒が前記長軸方向に沿って連結されることにより複数方向に湾曲自在となるよう構成された第2の湾曲部と、
    前記挿入部の前記長軸方向の基端に連設された操作部と、
    前記挿入部及び前記操作部内に挿通されるとともに、前記長軸方向の先端が前記第1の湾曲部の前記長軸方向の先端に固定された湾曲操作用ワイヤと、
    前記挿入部及び前記操作部内に挿通されるとともに内部に前記湾曲操作用ワイヤが前記長軸方向に移動自在となるよう挿通された、前記長軸方向の先端が前記第2の湾曲部の前記長軸方向の先端に固定された第1のコイルシースと、
    前記挿入部内に挿通されるとともに内部に前記第1のコイルシースが前記長軸方向に移動自在となるよう挿通された、前記長軸方向の先端が前記可撓管の前記長軸方向の先端に固定された第2のコイルシースと、
    前記操作部に設けられた、前記湾曲操作用ワイヤを牽引弛緩する湾曲操作機構と、
    前記操作部に設けられた、前記第1のコイルシースの前記長軸方向の基端の固定または非固定を切り替える切替機構と、
    前記第2の湾曲駒に位置する、前記第1のコイルシースが前記長軸方向に貫通する貫通孔を有するとともに、該貫通孔を貫通する前記第1のコイルシースが複数の前記第2の湾曲駒の内周面に沿うよう前記第1のコイルシースを保持する複数の案内部と、
    前記案内部の前記長軸方向の中央部が、前記案内部の前記長軸方向の先端側及び基端側よりも前記案内部の径方向の内側に突出した形状を有している前記案内部における前記貫通孔によって形成された内周面と、
    を具備していることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記案内部は、前記第2の湾曲駒の前記内周面に固定されているとともに、前記貫通孔を有する管状部材から構成されており、
    前記案内部の前記内周面は、前記案内部の前記長軸方向の先端及び基端から前記中央部に向かって、前記貫通孔の孔径が小さくなっていく形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記内周面の前記中央部は、前記長軸方向に沿って所定の長さを有するとともに、前記中央部の前記貫通孔の孔径は、前記長軸方向に沿って一定であり、
    前記内周面における前記案内部の前記先端及び前記基端と前記中央部を繋ぐ部位は曲面に形成されており、該曲面の曲率半径は、前記第2の湾曲部が最大湾曲角度で湾曲した際の前記貫通孔を通過する前記第1のコイルシースの湾曲半径よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記内周面の前記中央部の前記長軸方向の長さは、前記第1のコイルシースを構成するコイル素線の前記長軸方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記案内部の前記内周面は曲面に形成されており、
    前記内周面の曲率半径は、前記第2の湾曲部が最大湾曲角度で湾曲した際の前記貫通孔を通過する前記第1のコイルシースの湾曲半径よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  6. 前記第2の湾曲駒の前記内周面において、前記案内部が固定される部位に、前記案内部の一部が嵌入される溝が設けられていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の内視鏡。
  7. 前記案内部は、前記第2の湾曲駒の前記内周面に対し、前記第2の湾曲駒の前記長軸方向の先端に設けられた回動軸と、前記第2の湾曲駒の外周面の前記先端とを結ぶ線よりも前記長軸方向の前方に非突出状態となる位置に固定されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の内視鏡。
  8. 前記案内部は、前記第2の湾曲駒の外周の一部が前記第2の湾曲駒の径方向の内側に凹状に折り曲げられることにより、前記貫通孔を有して前記第2の湾曲駒と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  9. 前記案内部の前記内周面に、該内周面に接触する第1のコイルシースとの摩擦を低減させる低摩擦処理が施されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の内視鏡。
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