JPWO2014185437A1 - 送液装置 - Google Patents

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Abstract

送液装置(100)は、ポンプ(102)と、定流量バルブ(103)と、フィルタ(160)と、コネクタ部(168)と、流路(107)と、流路(108)と、流路(157)と、流路(158)と、制御部(90)と、報知部(91)とを備える。送液装置(100)には薬液バッグ(101)が接続されている。定流量バルブ(103)は、ポンプ(102)の吐出孔(142)に接続する流路(108)、流路(157)、流路(158)の途中に設けられている。そして、定流量バルブ(103)は、吐出孔(142)から吐出される薬液の流れを妨げ、吐出孔(142)に付与される圧力を安定させる。制御部(90)は、ダイヤフラム(120)の変位量と予め設定されたダイヤフラム(120)の基準変位量とを比較し、ポンプ室(145)を流れる薬液中への気泡の混入または流路(108)、流路(157)、流路(158)、流路(159)の閉塞を検出する。

Description

本発明は、液体貯蔵部に貯蔵されている液体を、ポンプの動作により液体消費部へ送る送液装置に関するものである。
従来、液体貯蔵部に貯蔵されている液体を、ポンプの動作により液体消費部へ送る送液装置が各種知られている。例えば特許文献1には、輸液パックに貯蔵されている輸液を、ポンプの動作により輸液チューブを介して患者へ送る輸液装置が開示されている。
この輸液チューブの一方の端は輸液パックに接続されており、輸液チューブの他方の端は患者に接続されている。そして、輸液チューブの中央部が輸液装置にセットされている。
輸液装置は、輸液チューブの中央部がセットされた状態で輸液パックの輸液をポンプの動作により患者へ送るポンプと、輸液チューブを流れる送液中に混入した気泡の有無を検出する気泡センサと、輸液チューブの閉塞異常を検出する閉塞センサと、輸液チューブを流れる送液中の気泡異常を表示する気泡異常表示部と、輸液チューブの閉塞異常を表示する閉塞異常表示部と、を備えている。
この輸液装置は、送液中、輸液チューブを流れる送液中へ気泡が混入したとき、気泡センサで検知された検知信号に基づいて、気泡異常を示す文字を気泡異常表示部で表示する。一方、この輸液装置は、送液中、輸液チューブの閉塞異常が閉塞センサで検出さると、閉塞センサで検知された検知信号に基づいて、閉塞異常を示す文字を閉塞異常表示部で表示する。
そのため、この輸液装置では、看護師等の医療従事者が送液状況を気泡異常表示部や閉塞異常表示部で確認することができる。
特開2005−95577号公報
しかしながら、特許文献1の輸液装置は、輸液チューブを流れる送液中への気泡の混入の有無と輸液チューブの閉塞異常とを検出するために、気泡センサ及び閉塞センサの両方を備える必要がある。
そのため、特許文献1では輸液装置が大型化する。また、前記特許文献1の輸液装置では、気泡センサ及び閉塞センサの両方を用意したり、気泡センサ及び閉塞センサの両方を装置本体に取り付ける製造工程を組まなければならず、製造コスト高の一因となる。また、気泡センサ及び閉塞センサのそれぞれの出力回路で電力が消費されるため、消費電力も大きくなる。
そこで本発明の目的は、装置本体の小型化、製造コストの低減、及び消費電力の低減を図った送液装置を提供することにある。
本発明の送液装置は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)ダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの少なくとも一方の主面に設けられ、前記ダイヤフラムを屈曲振動させる駆動体と、前記ダイヤフラムとともにポンプ室を構成するポンプ筐体と、前記ポンプ室から液体を吐出するための吐出孔と、を有するポンプと、
前記ポンプの前記吐出孔に接続する流路の途中に設けられ、前記吐出孔から吐出される前記液体の流れを妨げ、前記吐出孔に付与される圧力を安定させる抵抗部と、
前記ダイヤフラムの変位量を検知する検知部と、
前記検知部により検知された前記ダイヤフラムの前記変位量と予め設定された前記ダイヤフラムの基準変位量とを比較し、前記ポンプ室を流れる前記液体中への気泡の混入または前記流路の閉塞を検出する制御部と、を備える。
この構成において、ポンプの吸引孔は例えば、液体を貯蔵する液体貯蔵部に接続され、ポンプの吐出孔は、流路を介して抵抗部の流入孔に接続される。また、抵抗部の流出孔は例えば、液体を消費する液体消費部に流路を介して接続される。
そのため、液体貯蔵部の液体は送液時、ポンプの動作により、ポンプの吸引孔からポンプ室に流入し、ポンプの吐出孔から吐出され、抵抗部の流入孔から抵抗部内に流入する。そして、液体は抵抗部内を流れ、抵抗部の流出孔から流出して液体消費部に供給される。
この構成では、ポンプの吐出孔に抵抗部が接続されているため、吐出孔に付与される圧力が安定し、それに伴いポンプ室内の圧力も安定するため、液体中への気泡の混入および流路の閉塞が生じていない正常時のダイヤフラムの変位量が一定になる。この正常時のダイヤフラムの変位量がダイヤフラムの基準変位量に設定される。制御部は送液時、検知部で検知されるダイヤフラムの変位量を監視する。
そして、ポンプ室を流れる液体中へ気泡が混入すると、気泡が圧縮される体積分、検知部で検知されるダイヤフラムの変位量が基準変位量に比べて増加する。制御部は、その増加量を検知部で検知することによりポンプ室を流れる液体中への気泡の混入を検出することができる。
一方、流路が閉塞すると、流路内の圧力が上昇するため、ポンプの吐出孔に付与される圧力が上昇する。それに伴いポンプ室内の圧力も上昇するため、検知部で検知されるダイヤフラムの変位量が基準変位量に比べて減少する。制御部は、その減少量を検知部で検知することにより流路の閉塞を検出することができる。
したがって、この構成によれば、一つの検知部(センサ)で気泡の混入および流路の閉塞を検出することができるため、装置本体の小型化、製造コストの低減、及び消費電力の低減を図ることができる。
(2)前記ポンプは、伸縮により前記ダイヤフラムを屈曲振動させる圧電素子を有し、
前記検知部は、前記圧電素子の一方の主面に設けられた電極を有し、前記圧電素子の他方の主面に設けられた対向電極と前記電極との間にかかる電圧に基づいて前記ダイヤフラムの変位量を検知することが好ましい。
この構成では、アクチュエータとして圧電素子を用いることで、効率が高くなる。したがって、この構成の送液装置によれば、消費電力を一層低減できる。
(3)前記抵抗部は、前記吐出孔から吐出される前記液体の流量を一定流量にし、前記吐出孔に付与される圧力を一定圧力にする定流量バルブであり、
前記基準変位量は、前記吐出孔に付与される圧力が前記一定圧力であるときの前記ダイヤフラムの変位量であることが好ましい。
この構成では、流路において流動抵抗に僅かな変化が生じても、定流量バルブが、吐出孔に付与される圧力を一定圧力にする。そのため、この構成では、液体中への気泡の混入および流路の閉塞が生じていない正常時のダイヤフラムの変位量が一定になる。
したがって、制御部は、検知部で検知されるダイヤフラムの変位量とダイヤフラムの基準変位量とを比較することで、ポンプ室を流れる液体中への気泡の混入または流路の閉塞を検出することができる。
(4)前記抵抗部は、前記流路中最も抵抗値の高い高流動抵抗流路であり、
前記基準変位量は、前記吐出孔から吐出される前記液体の流量に対応する前記ダイヤフラムの変位量であることが好ましい。
この構成では、高流動抵抗流路以外の低流動抵抗流路において流動抵抗に僅かな変化が生じても、高流動抵抗流路の抵抗値が高いため、その変化は無視できるレベルとなる。そのため、この構成では、液体中への気泡の混入および流路の閉塞が生じていない正常時のダイヤフラムの変位量が一定になる。
したがって、制御部は、検知部で検知されるダイヤフラムの変位量とダイヤフラムの基準変位量とを比較することで、ポンプ室を流れる液体中への気泡の混入または流路の閉塞を検出することができる。
また、高流動抵抗流路は、簡易な構成で流路中に設けることができる。そのため、この構成によれば、送液装置の製造コストを低減できる。
この発明によれば、送液装置の小型化、製造コストの低減、及び消費電力の低減を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る送液装置100の概略構成図である。 図1に示す送液装置100に備えられるポンプ102の外観斜視図である。 図1に示す送液装置100に備えられるポンプ102の分解斜視図である。 図2に示すS−S線の断面図である。 図3に示す圧電素子71及びダイヤフラム72の接合体の平面図である。 図1に示す送液装置100に備えられる定流量バルブ103の分解斜視図である。 図7(A)は、図1に示す定流量バルブ103の弁閉時の断面図である。図7(B)は、図1に示す定流量バルブ103の弁開時の断面図である。 図1に示すポンプ102のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。 図1に示す送液装置100のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る送液装置200の概略構成図である。 図10に示すポンプ102のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。
《本発明の第1実施形態》
以下、本発明の第1実施形態に係る送液装置100について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る送液装置100の概略構成図である。送液装置100は、ポンプ102と、定流量バルブ103と、フィルタ160と、コネクタ部168と、流路107、108、157、158と、制御部90と、報知部91と、筐体95と、を備える。図1に示すように、送液装置100には、薬液バッグ101が接続されている。
薬液バッグ101は、液体を貯蔵する。この液体は、例えばブドウ糖輸液である。薬液バッグ101は、液体を入れるための開口部98と、液体の逆流を防ぐ逆止弁99とを有する。
ポンプ102は、ポンプの動作により液体を送液する。ポンプ102は、詳細を後述するが、薬液バッグ101に貯蔵されている液体を吸引するための吸引孔141と、ダイヤフラム72と、ダイヤフラム72を屈曲振動させる圧電素子71と、液体を吐出するための吐出孔142と、液体の逆流を防ぐ逆止弁143、144と、を有する。
ポンプ102の吸引孔141は、流路107を介して薬液バッグ101に接続されている。ポンプ102の吐出孔142は、流路108を介して、定流量バルブ103の第1開口部115に接続されている。
定流量バルブ103は、詳細を後述するが、第1開口部115、第2開口部117、及び第3開口部118が設けられたバルブ筺体110を有する。さらに、定流量バルブ103は、第1開口部115及び第2開口部117と対向する第1主面120aと、第1主面120aに対向し、第3開口部118と対向する第2主面120bとを持つダイヤフラム120を有する。
そして、ダイヤフラム120は、バルブ筺体110内を分割して、第1主面120a側に設けられた第1バルブ室111と第2主面120b側に設けられた第2バルブ室112とをバルブ筺体110とともに構成する。
定流量バルブ103の第2開口部117は、流路157を介してフィルタ160の流入孔161に接続されている。すなわち、定流量バルブ103は、ポンプ102の吐出孔142に接続する流路108、157、158の途中に設けられている。そして、定流量バルブ103は、吐出孔142から吐出される液体の流れを妨げ、吐出孔142に付与される圧力を安定させる。
なお、定流量バルブ103が、本発明の「抵抗部」に相当する。
フィルタ160は、液体が流入する流入孔161と、液体が流出する流出孔162と、フィルタ160の外部に連通する通気孔163とを有する。フィルタ160は、PET(PolyEthyleneTerephthalate)等の繊維状樹脂を挟んだ構造を有する。
フィルタ160は、流入孔161から流出孔162へ流れる液体が通気孔163を介してフィルタ160の外部へ通過することを阻止し、液体中に含まれる気体を通気孔163を介して通過させる。また、フィルタ160は、流入孔161から流出孔162へ流れる液体に含まれる異物が流出孔162へ通過することを阻止し、この異物を収容する。フィルタ160の流出孔162は、流路158を介してコネクタ部168に接続されている。
コネクタ部168は、看護師等の使用者によって送液装置100の使用時に、カテーテル等の流路159を介して液体消費部109に接続される。
報知部91は、例えばスピーカ、ディスプレイなどで構成される。報知部91は、制御部90の指示に基づいて、液体中への気泡の混入を示す混入異常、または流路108、157、158、159の閉塞を示す閉塞異常を報知する。
制御部90は、例えばマイクロコンピュータで構成される。制御部90は、送液装置100の各部の動作を制御する。制御部90は、詳細を後述するが、ダイヤフラム120の変位量と予め設定されたダイヤフラム120の基準変位量とを比較し、ポンプ室145を流れる液体中への気泡の混入または流路108、157、158、159の閉塞を検出する。基準変位量は、吐出孔142に付与される圧力が一定圧力であるときのダイヤフラム120の変位量である。
筐体95は、ポンプ102と、定流量バルブ103と、フィルタ160と、コネクタ部168と、流路107、108、157、158と、制御部90と、報知部91とを収納する。
なお、ポンプ102と、定流量バルブ103と、フィルタ160と、コネクタ部168と、流路107、108、157、158は、それ以外の送液装置100の各部(制御部90や報知部91や筐体95など)に対して着脱自在となっている。
そのため、ポンプ102と、定流量バルブ103と、フィルタ160と、コネクタ部168と、流路107、108、157、158は、看護師等の使用者によって、送液装置100の使用時に筐体95内にセットされ、送液装置100の使用後に筐体95から取り外され、廃棄される。
次に、ポンプ102の構造について図2〜図5を用いて詳述する。
図2は、図1に示す送液装置100に備えられるポンプ102の外観斜視図である。図3は、図1に示す送液装置100に備えられるポンプ102の分解斜視図である。図4は、図2に示すS−S線の断面図である。図5は、図3に示す圧電素子71及びダイヤフラム72の接合体の平面図である。図3、図4に示す矢印は、液体が流れる方向を示している。
ポンプ102は、図2、図3に示すように、蓋板70と、圧電素子71と、ダイヤフラム72と、底板73と、Oリング74と、弁部50、51と、ポンプ筐体75と、を備え、これらが順に積層された構造を有している。
ポンプ筐体75は、図2に示すように、直方体状であり、例えばPET(Polyethyleneterephtalate)樹脂で構成される。ポンプ筐体75は、図3、図4に示すように、環状の凹部75Dと、凹部75Dより内側に位置する円柱状の突出部75Cと、突出部75Cに設けられた凹部75A、75Bと、流路107に接続される吸引孔141と、凹部75A及び底板73により構成される空間と吸引孔141とを連通する連通孔55、56と、流路108に接続される吐出孔142と、凹部75B及び底板73により構成される空間と吐出孔142とを連通する連通孔58、59と、を有する。
Oリング74は、環状であり、例えばシリコーンゴムで構成される。Oリング74は、凹部75Dに嵌め入れられ、ダイヤフラム72とポンプ筐体75とに挟持される。これにより、Oリング74とダイヤフラム72との密着性、及びOリング74とポンプ筐体75との密着性が高まり、液体がOリング74より外側に漏れることを防止する。
底板73は、円板状であり、液体の流入孔73Aと液体の流出孔73Bとを有する。底板73の直径は、突出部75Cの直径と同じである。
図3、図4に示すように、弁部50が、ポンプ筐体75における凹部75Aと底板73における流入孔73Aの形成箇所とに挟持され、弁部51が、ポンプ筐体75における凹部75Bと底板73における流出孔73Bの形成箇所とに挟持された状態で、底板73は、突出部75Cに接着剤で接合されている。
これにより、弁部50は、ポンプ筐体75とともに逆止弁143を構成する。また、弁部51は、底板73とともに逆止弁144を構成する。弁部50は傘状であり、弁部51と同じ形状である。弁部50、51の材質は、例えばエチレンプロピレンゴムまたはシリコーンゴムである。
ダイヤフラム72は、円板状であり、金属板、例えばSUS板から構成されている。ダイヤフラム72の下面は、底板73と100μm程度の微小な隙間を有した状態になっている。また、ダイヤフラム72の上面には圧電素子71が接着剤で接合されている。
圧電素子71は、円板状であり、例えばチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスから構成されている。図5に示すように、圧電素子71の上面には電極71Aが設けられており、圧電素子71の下面にはグランド電極(不図示)が設けられている。さらに、圧電素子71の上面には、ダイヤフラム72の変位量を検知する電極69が設けられている。この電極69は、図1に示す制御部90に接続されている。
圧電素子71は、電極71Aとグランド電極との間に交流の駆動電圧が印加されて伸縮する。これにより、ダイヤフラム72及び圧電素子71は同心円状に屈曲振動する。そして、これにより、ダイヤフラム72と底板73との間にポンプ室145が形成される。また、制御部90は、圧電素子71の屈曲振動により電極69とグランド電極との間にかかる電圧に基づいて、ダイヤフラム72の変位量を検知する。
なお、電極69が、本発明の「検知部」に相当する。また、グランド電極が、本発明の「対向電極」に相当する。
蓋板70は、直方体状であり、例えばPET樹脂で構成される。蓋板70は、ポンプ筐体75に接着剤で接合されている。
以上の構成においてポンプ102では、図3、図4の矢印に示すように、薬液バッグ101から流路107を介して吸引孔141から吸引された液体が連通孔55、56と弁部50と流入孔73Aを介してポンプ室145へ流入する。
そして、ポンプ102では、ポンプ室145の液体が流出孔73Bと弁部51と連通孔58、59を介して吐出孔142から吐出され、流路108を介して定流量バルブ103へ流入する。ポンプ102に設けられる逆止弁143、144は、液体が逆流することを防止する。
次に、定流量バルブ103の構造について図1、図6、図7を用いて詳述する。
図6は、図1に示す送液装置100に備えられる定流量バルブ103の分解斜視図である。図7(A)は、図1に示す定流量バルブ103の弁閉時の断面図である。図7(B)は、図1に示す定流量バルブ103の弁開時の断面図である。図7(A)(B)に示す矢印は、液体が流れる方向を示している。
図6、図7(A)に示すように、底板124と枠板123と枠板122と天板121とは、バルブ筐体110を構成している。バルブ筐体110は略直方体形状である。バルブ筐体110を構成する各部材(天板121、枠板122、枠板123、底板124)は、例えばPET樹脂で構成される。
天板121は、第3開口部118を有する。天板121の下面は、枠板122に接着剤で接合されている。第3開口部118は、第2バルブ室112に連通する。
枠板122は、第2バルブ室112を構成する平面視して円形の開口部を有する。枠板122の厚みは、第2バルブ室112の高さを構成する。
ダイヤフラム120は、例えばシリコーンゴムで構成される。ダイヤフラム120の上面は、枠板122に接着剤で接合されている。ダイヤフラム120の下面は、枠板123に接着剤で接合されている。
枠板123は、第1バルブ室111を構成する平面視して円形の開口部を有する。枠板123の厚みは、第1バルブ室111の高さを構成する。
底板124は、第1開口部115及び第2開口部117を有する。第1開口部115及び第2開口部117は、第1バルブ室111に連通する。底板124の上面は、枠板123に接着剤で接合されている。
ここで、第1バルブ室111には、図1、図6、図7(A)に示すように、Oリング130が底板124に接着して設けられている。Oリング130は、第2開口部117の周囲からダイヤフラム120側へ突出し、第1バルブ室111に面するダイヤフラム120の第1主面120aに接触する。Oリング130は、例えばシリコーンゴムで構成される。
また、第2バルブ室112は、図1、図6、図7(A)に示すように、第3開口部118を介して定流量バルブ103の外部の空間と連通している。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bの一部は、第3開口部118を介して、定流量バルブ103の外部の空間に露出している。
そのため、この実施形態では、第2バルブ室112の内部の圧力は大気圧とほぼ等しい。そして、第2バルブ室112には、円錐形状のバネ129が天板121とダイヤフラム120の第2主面120bとの間に接触して設けられている。
バネ129は、Oリング130側への圧力をダイヤフラム120の第2主面120bに付与する。バネ129は、例えば金属やエラストマーからなる。
次に、定流量バルブ103の動作について図1、図7を用いて説明する。
定流量バルブ103において、ダイヤフラム120は、第1バルブ室111側の第1主面120aに付与される圧力と第2バルブ室112側の第2主面120bに付与される圧力との差により変形し、第1主面120aがOリング130の上面に対し接触又は離間する。
ダイヤフラム120は、第1主面120aが弁座であるOリング130の上面から離間することで第1開口部115と第2開口部117とを連通させたり、第1主面120aがOリング130の上面全体と接触することで第1開口部115と第2開口部117との連通を遮断したりする。
なお、定流量バルブ103の弁閉時とは、ダイヤフラム120の第1主面120aがOリング130の上面全体と接触している時である。定流量バルブ103の弁開時とは、ダイヤフラム120の第1主面120aの少なくとも一部がOリング130の上面から離間している時である。
ポンプ102が停止した状態で、使用者が定流量バルブ103の第2開口部117をフィルタ160及びコネクタ部168を介して液体消費部109に接続すると、定流量バルブ103は図7(A)に示すように閉じている。
そして、使用者がポンプ102を駆動させると、薬液バッグ101に貯蔵されている液体は、流路107、ポンプ102、流路108を介して第1開口部115から第1バルブ室111に流入し、第1バルブ室111内における液体の圧力が高まる。
ここで、図7(A)に示すように、第1バルブ室111に面するダイヤフラム120の第1主面120aのうち、弁閉時にOリング130との接触部分よりも外側に位置するダイヤフラム120の外側領域の面積をSとし、第2バルブ室112に面するダイヤフラム120の第2主面120bの面積をSとし、第1主面120aのうち、弁閉時にOリング130との接触部分よりも内側に位置するダイヤフラム120の内側領域の面積をSとし、ダイヤフラム120の外側領域の面積Sに付与されるポンプ102の吐出圧力をPとし、ダイヤフラム120の第2主面120bの面積Sに付与されるバネ129の与圧力をPとし、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力をPとしたとき、図7(B)に示すように定流量バルブ103が開く条件は、圧力P、P、Pの釣り合いから、下記数式1に示すような条件となる。なお、この数式1は、展開により下記数式2となる。
Figure 2014185437
Figure 2014185437
そのため、ダイヤフラム120の外側領域の面積Sに付与されるポンプ102の吐出圧力Pが数式2の条件を満たすと、定流量バルブ103のダイヤフラム120が第2バルブ室112側へ屈曲して、第1主面120aがOリング130の上面から離間し、第1開口部115と第2開口部117とが連通する(図7(B)参照)。即ち定流量バルブ103が開く。
図8は、図1に示すポンプ102のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。図9は、図1に示す送液装置100のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。
以上の構成において、図1に示す送液装置100は病院等の医療現場で使用される。そして、看護師等の使用者は、液体を薬液バッグ101に入れ、ポンプ102を駆動し、送液装置100の流路内の空気を排出する。送液装置100の流路内の空気を排出した後、使用者は、コネクタ部168を液体消費部109に例えばカテーテル(不図示)等の流路159を介して接続する。
これにより、薬液バッグ101に貯蔵されている液体の送液が開始する。送液時、薬液バッグ101に貯蔵されている液体は、ポンプ102の動作により、流路107を介してポンプ102の吸引孔141からポンプ室145に流入し、ポンプ102の吐出孔142から吐出され、流路108を介して定流量バルブ103の第1開口部115から第1バルブ室111に流入する。
そして、液体は第1バルブ室111を流れ、定流量バルブ103の第2開口部117から流出し、流路157、フィルタ160、流路158、コネクタ部168、及び流路159を介して液体消費部109に供給される。この送液時、ポンプ102は、図8に示すP−Q(圧力−流量)特性に従って動作する。
ここで、送液時に、例えばカテーテルなどの流路108、157、158、159の潰れ、屈曲、液体の析出、及び液体中への気泡の混入によって流路抵抗が変化することがある。これにより、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが変化することがある。
しかし、この実施形態の送液装置100では、定流量バルブ103がバネ129を有している。そのため、定流量バルブ103は、図9に示すように、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが0≦P<Pの区間(バネ129が与圧する圧力Pまでの区間)において流量の変化を抑制できる。
したがって、この実施形態の送液装置100によれば、仮に送液装置100の定流量バルブ103と液体消費部109との間を接続する流路抵抗に変化が生じても、液体消費部109に供給される液体の流量を安定させることができる。
なお、P≦Pの区間では、ポンプ102の吐出圧力Pにより定流量バルブ103が開いた瞬間から定流量バルブ103が常時開状態となり、図8に示すポンプ102のP−Q特性に従って送液装置100の吐出流量Qが減少する(図9に示す太い実線参照)。
また、送液装置100では、ポンプ102の吐出孔142に定流量バルブ103が接続されている。定流量バルブ103は、バネ129が与圧する圧力Pまで、ポンプ102の吐出孔142から吐出される液体の流量を一定流量にし、ポンプ102の吐出孔142に付与される圧力を一定圧力にする。
それにより、ポンプ室145内の圧力も安定化するため、液体中への気泡の混入および流路108、157、158、159の閉塞が生じていない正常時のダイヤフラム72の変位量が一定になる。この正常時のダイヤフラム72の変位量がダイヤフラム72の基準変位量に設定される。制御部90は送液時、電極69で検知されるダイヤフラム72の変位量を監視する。
そして、ポンプ室145を流れる液体中へ気泡が混入すると、気泡が圧縮される体積分、電極69で検知されるダイヤフラム72の変位量が基準変位量に比べて増加する。
制御部90は、その増加量が予め設定された第1閾値を超えたことを電極69で検知したとき、ポンプ室145を流れる液体中へ気泡が混入したと判定し、液体中への気泡の混入を示す混入異常を報知するよう報知部91に指示する。
一方、流路108、157、158、159が閉塞すると、流路108、157、158、159内の圧力が上昇するため、ポンプ102の吐出孔142に付与される圧力が上昇する。それに伴いポンプ室145内の圧力も上昇するため、電極69で検知されるダイヤフラム72の変位量が基準変位量に比べて減少する。
制御部90は、その減少量が予め設定された第2閾値を超えたことを電極69で検知したとき、流路108、157、158、159が閉塞したと判定し、流路108、157、158、159の閉塞を示す閉塞異常を報知するよう報知部91に指示する。
したがって、送液装置100によれば、一つの検知部(センサ)で気泡の混入および流路108、157、158、159の閉塞を検出することができるため、送液装置100の小型化、製造コストの低減、及び消費電力の低減を図ることができる。また、送液装置100によれば、アクチュエータとして圧電素子71を用いているため、効率が高くなり、消費電力を一層低減できる。
《本発明の第2実施形態》
図10は、本発明の第2実施形態に係る送液装置200の概略構成図である。図11は、図10に示すポンプ102のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。
第2実施形態の送液装置200が第1実施形態の送液装置100と相違する点は、定流量バルブ103の代わりに、高流動抵抗流路203を備える点である。その他の第2実施形態の送液装置200の構成は第1実施形態の送液装置100と同じであるため、説明を省略する。
詳述すると、高流動抵抗流路203は、流路108、157、158、159中最も抵抗値の高い流路である。高流動抵抗流路203の流入孔215は流路108に接続されており、高流動抵抗流路203の流出孔217は流路157に接続されている。
送液装置200においてポンプ102は、図11に示すように、ポンプ102のP−Q(圧力−流量)特性を示す線Nと高流動抵抗流路203の負荷線Lとの交点である動作点Mで動作する。
送液装置200では、高流動抵抗流路203以外の低流動抵抗流路108、157、158、159において流動抵抗に僅かな変化が生じても、高流動抵抗流路203の抵抗値が高いため、その変化は無視できるレベルとなる。
そのため、送液装置200では、液体中への気泡の混入および流路108、157、158、159の閉塞が生じていない正常時のダイヤフラム72の変位量が一定になる。この正常時のダイヤフラム72の変位量がダイヤフラム72の基準変位量に設定される。基準変位量は、正常時に吐出孔142から吐出される液体の流量(図11に示す動作点Mにおける液体の流量)に対応するダイヤフラム72の変位量である。制御部90は送液時、図5に示す電極69で検知されるダイヤフラム72の変位量を監視する。
そして、送液装置200においても、ポンプ室145を流れる液体中へ気泡が混入すると、気泡が圧縮される体積分、電極69で検知されるダイヤフラム72の変位量が基準変位量に比べて増加する。
制御部90は、その増加量が予め設定された第1閾値を超えたことを電極69で検知したとき、ポンプ室145を流れる液体中へ気泡が混入したと判定し、液体中への気泡の混入を示す混入異常を報知するよう報知部91に指示する。
一方、流路108、157、158、159が閉塞すると、流路108、157、158、159内の圧力が上昇するため、電極69で検知されるダイヤフラム72の変位量が基準変位量に比べて減少する。
制御部90は、その減少量が予め設定された第2閾値を超えたことを電極69で検知したとき、流路108、157、158、159が閉塞したと判定し、流路108、157、158、159の閉塞を示す閉塞異常を報知するよう報知部91に指示する。
したがって、第2実施形態の送液装置200によれば、前記第1実施形態の送液装置100と同様の作用効果を奏する。
また、高流動抵抗流路203は、簡易な構成で流路108、157、158、159中に設けることができる。そのため、この第2実施形態によれば、送液装置200の製造コストを低減できる。
《その他の実施形態》
前記各実施形態では液体としてブドウ糖輸液を用いているが、これに限るものではない。例えば当該液体が、麻酔液やインスリン等の他の液体であったとしても本送液装置に適用できる。
また、前記各実施形態ではダイヤフラム72はSUSから構成しているが、これに限るものではない。
また、前記各実施形態ではポンプ102の駆動源として圧電素子71を設けたが、これに限るものではない。例えば、電磁駆動で動作を行うポンプを設けても構わない。
また、前記各実施形態では、圧電素子71はチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスからなるが、これに限るものではない。例えば、ニオブ酸カリウムナトリウム系及びアルカリニオブ酸系セラミックス等の非鉛系圧電体セラミックスの圧電材料などからなってもよい。
また、前記各実施形態ではユニモルフ型の圧電振動子を使用しているが、これに限るものではない。ダイヤフラム72の両面に圧電素子71を設けたバイモルフ型の圧電振動子を使用してもよい。
また、前記各実施形態では円板状の圧電素子71を用いたが、これに限るものではない。例えば、圧電素子71が楕円形や多角形の環状であってもよい。
また、前記各実施形態では、ダイヤフラム72の変位量を電極69で検知しているが、これに限るものではない。例えば、歪みゲージを圧電素子71の上面に貼付し、ダイヤフラム72の変位量を歪みゲージで検知してもよい。
また、前記第1実施形態では与圧部としてバネ129を用いているが、これに限るものではない。ダイヤフラムの第2主面を与圧するものであれば、他の構成の与圧部を用いてもよい。
また、前記第1実施形態では弁座は第2開口部117の周囲に設けられているが、これに限るものではない。例えば第1開口部115の周囲に弁座が設けられていてもよい。
なお、前記各実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
50、51…弁部
55、56、58、59…連通孔
69…電極
70…蓋板
71…圧電素子
71A…電極
72…ダイヤフラム
73…底板
73A…流入孔
73B…流出孔
74…Oリング
75…ポンプ筐体
75A、75B…凹部
75C…突出部
75D…凹部
90…制御部
91…報知部
95…筐体
98…開口部
99…逆止弁
100…送液装置
101…薬液バッグ
102…ポンプ
103…定流量バルブ
107、108…流路
109…液体消費部
110…バルブ筐体
111…第1バルブ室
112…第2バルブ室
115…第1開口部
117…第2開口部
118…第3開口部
120…ダイヤフラム
121…天板
122、123…枠板
124…底板
129…バネ
130…Oリング
141…吸引孔
142…吐出孔
143、144…逆止弁
145…ポンプ室
157、158…流路
159…流路
160…フィルタ
161…流入孔
162…流出孔
163…通気孔
168…コネクタ部
200…送液装置
203…高流動抵抗流路
215…流入孔
217…流出孔

Claims (4)

  1. ダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの少なくとも一方の主面に設けられ、前記ダイヤフラムを屈曲振動させる駆動体と、前記ダイヤフラムとともにポンプ室を構成するポンプ筐体と、前記ポンプ室から液体を吐出するための吐出孔と、を有するポンプと、
    前記ポンプの前記吐出孔に接続する流路の途中に設けられ、前記吐出孔から吐出される前記液体の流れを妨げ、前記吐出孔に付与される圧力を安定させる抵抗部と、
    前記ダイヤフラムの変位量を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された前記ダイヤフラムの前記変位量と予め設定された前記ダイヤフラムの基準変位量とを比較し、前記ポンプ室を流れる前記液体中への気泡の混入または前記流路の閉塞を検出する制御部と、を備える、送液装置。
  2. 前記ポンプは、伸縮により前記ダイヤフラムを屈曲振動させる圧電素子を有し、
    前記検知部は、前記圧電素子の一方の主面に設けられた電極を有し、前記圧電素子の他方の主面に設けられた対向電極と前記電極との間にかかる電圧に基づいて前記ダイヤフラムの変位量を検知する、請求項1に記載の送液装置。
  3. 前記抵抗部は、前記吐出孔から吐出される前記液体の流量を一定流量にし、前記吐出孔に付与される圧力を一定圧力にする定流量バルブであり、
    前記基準変位量は、前記吐出孔に付与される圧力が前記一定圧力であるときの前記ダイヤフラムの変位量である、請求項1又は2に記載の送液装置。
  4. 前記抵抗部は、前記流路中最も抵抗値の高い高流動抵抗流路であり、
    前記基準変位量は、前記吐出孔から吐出される前記液体の流量に対応する前記ダイヤフラムの変位量である、請求項1又は2に記載の送液装置。
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