JPWO2014178129A1 - 画像取得装置及び画像取得方法 - Google Patents

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Abstract

搬送路を搬送される紙葉類100の一方の面に対して第1光源11より光を照射し、紙葉類100の他方の面に対して第2光源21、第4光源22より光を照射する。第1受光センサ14は、第1光源11から照射された光が紙葉類100の一方の面により反射した第1反射光を受光し、第2受光センサ24は、第2光源21、第4光源22から照射された光が紙葉類100の他方の面により反射した第2反射光を受光するとともに、第1光源11から照射された光が紙葉類100を透過した透過光を受光する。これにより装置の小型化を実現しながら、紙葉類の良好な反射画像及び透過画像を取得する。

Description

この発明は、搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得する画像取得装置及び画像取得方法に関する。
従来、紙葉類の種類や真偽の識別、紙葉類の管理等を行うために紙葉類を撮像して画像データを取得する装置が利用されている。例えば、特許文献1には、紙幣を撮像して画像データを取得し、該画像データから得られる特徴に基づいて紙幣の種類や真偽を識別する紙幣処理機が開示されている。具体的には、特許文献1に係る紙幣処理機は、紙幣の上方に導光板を配置し、導光板の側方にある光源から入射した光を紙幣に向けて照射し、導光板と同じく紙幣上方に配置した第1のセンサによって紙幣で反射された光を受光して反射画像を取得すると共に、紙幣下方に配置した第2のセンサによって紙幣を透過した光を受光して透過画像を取得する。なお、この紙幣処理機では、複数波長の光源を順次点灯することにより、それぞれの波長で画像を撮像することができる。
特許文献1に係る紙幣処理機は、透過画像と紙幣片面の反射画像とを取得することができるが、紙幣の種類や真偽を識別するには紙幣各面の特徴を得るために紙幣両面の反射画像を読み取ることが望ましい。このため、紙幣の透過画像と両面の反射画像とを取得する装置も知られている。例えば特許文献2及び特許文献3に開示された紙幣画像検出装置は、それぞれが光源及び画像検出センサを含む2つの検出ユニットを紙幣の上方及び下方に配置することにより、透過画像と、紙幣両面の反射画像とを取得する。なお、特許文献2の装置と特許文献3の装置では、検出ユニット内での光源及び画像検出センサの配置が異なっている。
特開2001−357429号公報 特許第4334913号公報 特許第4334912号公報
しかしながら、上記従来技術を用いたとしても、良好な画像データを取得することができない場合がある。具体的には、特許文献2に記載の装置は、透過画像を読み取るための光源とセンサとがずれた位置に配置されているために十分な透過光量を得られず、良好な透過画像を得ることが困難となっている。
また、特許文献3に記載の装置では、透過画像を読み取るための光源とセンサとが対向する位置に配置されているが、反射画像を取得するための光源がファイバーレンズアレイに対して片側にのみ設置されているために良好な反射画像を得ることが困難となっている。また、この装置では上方から下方へ透過した光による透過画像と下方から上方へ透過した光による透過画像とを読み取る構成となっているが、透過画像は1枚取得すればよく、不要な光源が含まれた構成となっている。
良好な紙幣画像を読み取るためには、光の指向性を考慮して、十分な光を紙幣に向けて照射することが好ましい。また、画像取得装置は紙幣処理装置等の内部で利用されるが、近年、紙幣処理装置の低コスト化、小型化が求められていることから、画像取得装置についても小型かつ低コストでありながら良好な画像を読み取る性能を有することが求められている。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたもので、装置の小型化を実現しながら、良好な反射画像及び透過画像を取得することができる画像取得装置及び画像取得方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得するために、前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源と、前記第1光源から照射され、前記搬送される紙葉類によって反射された光を受光する第1受光センサと、前記搬送路を前記搬送される紙葉類の他方の面の側に設けられ、前記搬送される紙葉類を透過した光を受光する第2受光センサとを有する画像取得装置において、前記第1光源が前記第1受光センサに前記搬送される紙葉類からの反射光を供給する第1の方向及び前記第2受光センサに透過光を供給する第2の方向の両方の指向性を持った光を発することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2受光センサと同一の面の側に設けられた第2光源をさらに備え、前記第1受光センサは、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類の一方の面により反射した第1反射光を受光し、前記第2受光センサは、前記第2光源から照射された光が前記紙葉類の他方の面により反射した第2反射光を受光するとともに、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類を透過した透過光を受光することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1受光センサと同一の面側で、前記第1光源と前記第1受光センサの前後を反対にした位置に第3光源を設けるとともに、前記第2受光センサと同一面側の前記第2センサの前後の双方に前記第2及び第4光源を更に設けることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1光源は、所定の光量を前記第1の方向と前記第2の方向に分配して照射するライン状光源であり、前記第2の方向に照射する光量の分配比率は、前記第1の方向に照射する光量の分配比率よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2受光センサが前記透過光を受光する場合の光の蓄積時間は、前記第1受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の光の蓄積時間並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の光の蓄積時間よりも長いことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2受光センサが前記透過光を受光する場合の前記第1光源による照射時間は、前記第1受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の前記第1光源による照射時間並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の前記第2光源による照射時間よりも長いことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2受光センサが前記透過光を受光する場合に前記第1光源に供給される発光電流は、前記第1受光センサが前記搬送される紙幣からの反射光を受光する場合に前記第1光源に供給される発光電流並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙幣からの反射光を受光する場合に前記第2光源に供給される発光電流よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2受光センサが前記透過光を受光した場合の前記第2受光センサの出力に対する増幅率は、前記第1受光センサが前記搬送される紙幣からの反射光を受光した場合の前記第1受光センサの出力に対する増幅率並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙幣からの反射光を受光した場合の前記第2受光センサの出力に対する増幅率よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1受光センサによる前記搬送される紙幣からの反射光の受光と、前記第2受光センサによる前記透過光の受光とを同時に行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1光源及び/又は前記第2光源は、波長の異なる光を時分割で照射し、少なくとも前記第1光源及び/又は前記第2光源による照射時間、前記第1光源及び/又は前記第2光源に対して供給される発光電流、前記第1受光センサ及び前記第2受光センサによる蓄積時間並びに/若しくは前記第1受光センサ及び前記第2受光センサの出力に対する増幅率のいずれか1つが、前記波長に応じて異なることを特徴とする。
また、本発明は、搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得する画像取得方法であって、前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源が、前記紙葉類の一方の面により反射した光が第1受光センサにより受光される第1の方向と、前記紙葉類を透過した光が前記搬送路の他方に設けられた第2受光センサにより受光される第2の方向との2方向に対して指向性を有した光を同時に照射する第1照射ステップと、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類の一方の面により反射した第1反射光を前記第1受光センサが受光する第1反射光受光ステップと、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類を透過した透過光を前記第2受光センサが受光する透過光受光ステップとを含んだことを特徴とする。
搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源と、第1光源から照射され、搬送される紙葉類によって反射された光を受光する第1受光センサと、搬送路を搬送される紙葉類の他方の面の側に設けられ、搬送される紙葉類を透過した光を受光する第2受光センサとを備え、第1光源が第1受光センサに搬送される紙葉類からの反射光を供給する第1の方向及び第2受光センサに透過光を供給する第2の方向の両方の指向性を持った光を発するよう構成したので、装置の小型化を実現しながら、良好な反射画像及び透過画像を取得することができる。
図1は、実施例に係る画像取得の概念について説明するための説明図である。 図2は、上方の受発光ユニットと紙葉類の位置関係について説明するための説明図である。 図3は、受発光ユニットの構成の変形例を説明するための説明図である。 図4は、受発光ユニットの斜視図である。 図5は、画像取得装置の機能構成を説明するための機能ブロック図である。 図6は、光源制御部及びセンサ制御/信号処理部について説明するための回路図である。 図7は、光源制御部の変形例について説明するための説明図である。 図8は、画像取得装置の動作の具体例について説明するための説明図である。 図9は、同時取得を行う場合の画像取得装置の動作の具体例について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る画像取得装置及び画像取得方法の好適な実施形態を詳細に説明する。本実施形態に係る画像取得装置は、小切手、商品券、有価証券等、様々な紙葉類から画像を生成する機能を有する。画像取得装置は、例えば紙葉類処理装置内で、生成した画像から特徴を抽出して紙葉類の種類や真偽を判定するために利用される。
まず、本実施例に係る画像取得の概念について説明する。図1は、実施例に係る画像取得の概念について説明するための説明図である。本実施例に係る画像取得装置は、紙葉類100を搬送する搬送路を有する。ここで、紙葉類100の搬送方向をX軸負方向とし、紙葉類100の面に垂直な軸をZ軸とし、Y軸はX軸及びZ軸に直交するものとする。また、紙葉類100は略水平に搬送されるものとし、Z軸正側を上方、Z軸負側を下方という。さらに、説明の便宜上、紙葉類100のZ軸正側の面を表面といい、紙葉類100のZ軸負側の面を裏面という。
画像取得装置は、2つの受発光ユニット10,20を有する。図1には、2つの受発光ユニット10、20をY軸方向から見た断面模式図を示している。図1に示すように、受発光ユニット10,20は、搬送路を介して対向する。
受発光ユニット10は、Z軸方向正側に設けられており、その筐体17の下面(紙葉類100に対向する面)にはガラス又は樹脂から成る透明部材16が嵌め込まれている。この受発光ユニット10は、紙葉類100の表面に光を照射する第1光源11を有する。また、受発光ユニット10は、第1集光レンズ13及び第1基板15を有する。第1基板15には、第1受光センサ14が設けられている。この第1受光センサ14は、Y軸方向に複数配列されてイメージラインセンサを形成する。
第1集光レンズ13は、第1光源11から照射された光が紙葉類100の表面により反射した反射光を集光して、第1受光センサ14に受光させるよう配置される。このため第1受光センサ14の出力を用い、紙葉類100の表面反射画像データを生成することができる。
また、詳細は後述するが、第1光源11から照射された光が紙葉類100を透過した透過光は、受発光ユニット20内部の第2受光センサ24により受光され、紙葉類100の透過画像データの生成に用いられる。すなわち、第1光源11は、紙葉類100の表面反射画像データの生成と、紙葉類100の透過画像データの生成とに共用されることとなる。
さらに、受発光ユニット10は、紙葉類100の表面に光を照射する第3光源12を有する。第3光源12から照射された光は、紙葉類100の表面により反射され、第1集光レンズ13により集光され、第1受光センサ14に受光される。この第3光源12は、紙葉類100の表面反射画像データを生成する際に第1光源11の光量を補うために用いられるものであり、透過画像データの生成に寄与するものではない。
受発光ユニット20は、Z軸方向負側に設けられており、その筐体27の上面(紙葉類100に対向する面)にはガラス又は樹脂から成る透明部材26が嵌め込まれている。この受発光ユニット20は、紙葉類100の裏面に光を照射する第2光源21及び第4光源22を有する。また、受発光ユニット20は、第2集光レンズ23及び第2基板25を有する。第2基板25には、第2受光センサ24が設けられている。この第2受光センサ24は、Y軸方向に複数配列されてイメージラインセンサを形成する。
第2集光レンズ23は、第2光源21及び第4光源22から照射された光が紙葉類100の裏面により反射した反射光を集光して、第2受光センサ24に受光させるよう配置される。このため第2受光センサ24の出力を用い、紙葉類100の裏面反射画像データを生成することができる。
さらに、第2集光レンズ23は、受発光ユニット10の第1光源11と対向するよう位置決めされており、第1光源11から照射された光が紙葉類100を透過した透過光を集光して、第2受光センサ24に受光させる。このため、第2受光センサ24の出力を用い、紙葉類100の透過画像データを生成することができる。
光源制御部30は、紙葉類100の位置情報に基づいて、第1光源11、第2光源21、第4光源22及び第3光源12の点灯を制御する制御部である。センサ制御/信号処理部40は、第1受光センサ14及び第2受光センサ24による受光を制御するとともに、第1受光センサ14及び第2受光センサ24の出力を用いて表面反射画像データ、透過画像データ及び裏面反射画像データを生成する制御部である。
このように、本実施例に係る画像取得装置は、第1光源11を表面反射画像データの生成と透過画像データの生成に共用し、第2受光センサ24を裏面反射画像データの生成と透過画像データの生成に共用するので、小型かつ低コストの装置構成で表面反射画像データ、透過画像データ及び裏面反射画像データを得ることができる。
ここで、透過画像データを生成する場合には、紙葉類100を透過した透過光を用いることから、表面反射画像データや裏面反射画像データを生成する場合よりも必要な光量が大きくなる。
そこで、本実施例に係る画像取得装置は、第1光源11の指向性に基づいて、少なくとも第1光源11の輝度、第1光源11の点灯時間、第2受光センサ24における光の蓄積時間、並びに第2受光センサ24からの出力に対する増幅率(ゲイン)のいずれか1つを制御することにより、良好な透過画像データの生成に要する光量を確保する。
具体的には、第1光源11として、紙葉類100の表面により反射した光が第1受光センサ14により受光される第1の方向と、紙葉類100を透過した光が第2受光センサ24により受光される第2の方向との2方向に指向性を有する導光体を用いる。この導光体は、所定の光量を第1の方向と前記第2の方向に分配して照射し、かつ第2の方向に照射する光量の分配比率が、第1の方向に照射する光量の分配比率よりも大きい構造を有する。この導光体の指向性を考慮して、透過画像データの生成に供する光量を調整する。このような光量の調整を行うのは、紙葉類100による透過光の減衰は、反射光の減衰より大きいためである。
第1光源11を透過画像データの生成に用いる場合には、第1光源11を表面反射画像データの生成にのみ用いる場合よりも、第1光源11の輝度を大きくするよう光源制御部30が制御を行うことにより、透過画像データの生成に供する光量を調整することができる(A−1)。輝度の調整についての詳細は後述するが、第1光源11による光の照射に使用する電流を異ならせることにより、輝度の調整が可能である。
また、第1光源11を透過画像データの生成に用いる場合には、第1光源11を表面反射画像データの生成にのみ用いる場合よりも、第1光源11の点灯時間を長くするよう光源制御部30が制御を行うことにより、透過画像データの生成に供する光量を調整することができる(A−2)。
また、第2受光センサ24を透過画像データの生成に用いる場合には、第2受光センサ24を裏面反射画像データの生成に用いる場合よりも、第2受光センサ24における光の蓄積時間を長くするようセンサ制御/信号処理部40が制御を行なうことにより、透過画像データの生成に供する光量を調整することができる(B−1)。
なお、蓄積時間の制御については、特開平6−189066号公報等に記載されている周知の制御方法を使用できるので詳細の記載は省略する。蓄積時間の制御は、受光センサが受光対象波長の光を受光するときに、フォトダイオードアレイの露光時間を変更することが好適である。特開平6−189066号では露光時間を決定する周期の時間を変更するようにしているが、露光時間を指定する信号を付加すること、及び、1ライン分の各フォトダイオードの出力をバッファリングし、バッファからの読み出しと露光とを並行に行わせることにより1ライン分の画素の読み出しを常に同一の時間で行うことができる。
また、第2受光センサ24を透過画像データの生成に用いる場合には、第2受光センサ24を裏面反射画像データの生成に用いる場合よりも、第2受光センサ24からの出力の読取時間を長くするようセンサ制御/信号処理部40が制御を行なうことにより、透過画像データの生成に供する光量を調整することができる(B−2)。
また、第2受光センサ24を透過画像データの生成に用いる場合には、第2受光センサ24を裏面反射画像データの生成に用いる場合よりも、第2受光センサ24からの出力に対するゲインを大きくするようセンサ制御/信号処理部40が制御を行なうことにより、透過画像データの生成に供する光量を調整することができる(B−3)。
本実施形態に係る画像取得装置では、このように、(A−1)〜(A−2)及び(B−1)〜(B−3)に示した構成及び制御を単独又は組み合わせて用いることによって、表面反射画像データ、透過画像データ及び裏面反射画像データを良好な状態で取得できる。
次に、受発光ユニット10,20の構成について説明する。図2は、上方の受発光ユニット10と紙葉類100の位置関係について説明するための説明図である。具体的には、図2(a)は、受発光ユニット10に含まれる第1光源11、第3光源12及び集光レンズ13をZ軸正方向側から見た上面図であり、図2(b)は、受発光ユニット10に含まれる第1光源11をX軸正側から見た正面図である。また、図3は、受発光ユニットの構成の変形例であり、図4は、受発光ユニット10,20の斜視図である。
図2(a)に示すように、受発光ユニット10に含まれる第1光源11、第1集光レンズ13及び第3光源12は、Y軸方向に長い導光体によって形成される。このため、第1光源11及び第3光源12は、紙葉類100が通過する際に、紙葉類100のY軸方向全体に光を照射することができる。同様に、第1集光レンズ13は、紙葉類100が通過する際に、紙葉類100のY軸方向全体に亘って光を集光することができる。また、搬送中の紙葉類100がまず第1光源11の下を通過し、次に第1集光レンズ13の下を通過し、その後、第2光源12の下を通過するよう、第1光源11、第1集光レンズ13及び第3光源12を配置している。
第1光源11及び第3光源12の側面には、それぞれ発光部31、32が取り付けられている。発光部31、32はそれぞれ4つの発光素子33、34を含んでいる。この発光素子33、34が点灯すると、第1光源11及び第3光源12の導光体の側方から光が入射する。なお、図2では図示を省略しているが、図4に示すように、受発光ユニット20に含まれる第2光源21及び第4光源22についても、側方の発光部41に含まれる発光素子43を点灯して側方から光を入射する。
また、図2では、発光部31と発光部32とを同一の側(Y軸方向負側)に設ける構成を示したが、図3(a)に示すように、発光部31と発光部32とを異なる側に設けてもよい。図3(a)では、第1光源11のY軸方向正側に発光部31を設け、第3光源12のY軸方向負側に発光部32を設けた構成を示している。また、図3(b)に示すように、第1光源11及び第3光源12の両側方(Y軸方向正側及びY軸方向負側)にそれぞれ発光部31、32を設けてもよい。
各種画像データを取得するのに必要な波長の光を紙葉類100に向けて照射するために、発光部31、32、41で利用する発光素子33、34、43として、例えば所定波長の光を発するLED(Light Emitting Diode)を利用する。
赤外光と緑色可視光の2つの波長を用いる場合には、発光素子33、34、43の4つのLEDうち、2つを赤外光のLEDとし、2つを緑色可視光のLEDとすればよい。
発光素子33,34のうち、赤外光のLED2つを点灯すれば、第1光源11及び第3光源12から紙葉類100の表面に対して赤外光が照射されるので、赤外光の表面反射画像データを得ることができる。ここで、第1光源11は透過画像データの光源としても使用可能であるので、発光素子33のうち、赤外光のLED2つを点灯した状態では、赤外光の透過画像データを得ることができる。
同様に、発光素子33,34のうち、緑色可視光のLED2つを点灯すれば、第1光源11及び第3光源12から紙葉類100の表面に対して緑色可視光が照射されるので、緑色可視光の表面反射画像データを得ることができる。また、発光素子33のうち、緑色可視光のLED2つを点灯した状態では、緑色可視光の透過画像データを得ることができる。
発光素子43のうち、赤外光のLED2つを点灯すれば、第2光源21及び第4光源22から紙葉類100の裏面に対して赤外光が照射されるので、赤外光の裏面反射画像データを得ることができる。同様に、発光素子43のうち、緑色可視光のLED2つを点灯すれば、第2光源21及び第4光源22から紙葉類100の裏面に対して緑色可視光が照射されるので、緑色可視光の裏面反射画像データを得ることができる。
ここでは発光波長の異なる複数の素子を発光素子33、34、43に含める構成を例示したが、発光波長を変更可能な素子を用いる場合には、かかる素子を1又は複数用いて発光部31、32、41を構成してもよい。また、発光部31、32、41で利用する発光素子の数や発光波長は、取得する画像に応じて適宜選択可能である。
第1光源11として機能する導光体は、側方の発光部31から入射した光を、内部で一様に散乱した後、第1集光レンズ13及び第2集光レンズ23に到達するよう2つの方向に向けて出射する指向性を有する。また、第3光源12として機能する導光体は、側方の発光部32から入射した光が、内部で一様に散乱した後、第1集光レンズ13に到達するよう斜め下方に向けて出射する指向性を有する。
第2光源21及び第4光源22として機能する導光体は、側方の発光部41から入射した光を、同様に内部で一様に散乱した後、第2集光レンズ23に到達するよう上方に向けて照射する。
なお、第3光源12、第2光源21及び第4光源22のように、側方から入射した光を方向を変えて出射するための導光体については、例えば、特開2010−267524号公報に開示されている技術を利用することができるので詳細な説明は省略する。
同様に、第1光源11のように、側方から入射した光を異なる2方向へ出射する導光体についても、例えば、特開2008−216409号公報に開示されている技術を利用することができるので詳細な説明は省略する。
第1受光センサ14及び第2受光センサ24は、CCD(charge-coupled device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の素子をY軸方向にライン状に配列したイメージセンサであって、紙葉類100で反射された光や紙葉類100を透過した光を受けて紙葉類画像を形成するラインデータを出力する機能を有する。第1受光センサ14は第1基板15上に設けられ、第2受光センサ24は第2基板25上に設けられている。
第1基板15及び第2基板25は、それぞれ第1受光センサ14及び第2受光センサ24を駆動するための駆動回路と、第1受光センサ14及び第2受光センサ24からの信号を処理して出力するための信号処理回路とを含んでいる。第1基板15は、第1受光センサ14で受けた光に応じた信号をセンサ制御/信号処理部40に出力し、第2基板25は、第2受光センサ24で受けた光に応じた信号をセンサ制御/信号処理部40に出力する。
第1集光レンズ13は、第1光源11及び第3光源12から照射されて紙葉類100で反射された反射光を第1受光センサ14に集光するとともに伝搬する機能を有する。また、第2集光レンズ23は、第1光源11から照射されて紙葉類100を透過した透過光、若しくは第2光源21及び第4光源22から照射されて紙葉類100で反射された反射光を第2受光センサ24へ集光するとともに伝搬する機能を有する。
次に、画像取得装置の機能構成について説明する。図5は、画像取得装置の機能構成を説明するための機能ブロック図である。図5に示すように、光源制御部30は、紙葉類100の位置情報に応じて、発光部31、32、41の点灯状態を制御する。具体的には、光源制御部30は、発光部31、32、41に含まれる各発光素子33、34、43について、点灯及び消灯と、点灯時の電流量とを制御することにより、点灯時間及び点灯時の光量を制御する。
発光部31が発光すると、その光は第1光源11に入射され、第1光源11から紙葉類100の表面に照射される。この結果、第1光源11は、表面反射画像データを取得するための表面反射光源、並びに透過画像データを取得するための透過光源として機能する。
発光部32が発光すると、その光は第3光源12に入射され、第3光源12から紙葉類100の表面に照射される。この結果、第3光源12は、表面反射画像データを取得するための表面反射光源として機能する。
発光部41が発光すると、その光は第2光源21及び第4光源22に入射され、第2光源21及び第4光源22から紙葉類100の裏面に照射される。この結果、第2光源21及び第4光源22は、裏面反射画像データを取得するための裏面反射光源として機能する。
第1受光センサ14は、紙葉類100の表面で反射した反射光を受光すると、その受光量に応じて電荷を蓄積する。同様に、第2受光センサ24は、紙葉類100の裏面で反射した反射光や、紙葉類100を透過した透過光を受光すると、受光量に応じて電荷を蓄積する。
センサ制御/信号処理部40は、第1受光センサ14及び第2受光センサ24が蓄積した電荷量を第1受光センサ14及び第2受光センサ24の出力として読取り、該出力に対する信号処理と増幅とを行って、表面反射画像データ、透過画像データ及び裏面反射画像データを生成する。
次に、光源制御部30及びセンサ制御/信号処理部40についてさらに説明する。図6は、光源制御部30及びセンサ制御/信号処理部40について説明するための回路図である。図6に示すように、光源制御部30は、透過光源制御電圧を正側入力とするオペアンプと、反射光源制御電圧を正側入力とするオペアンプとを有する。
透過光源制御電圧を正側入力とするオペアンプの出力は、抵抗値R3の抵抗素子を介してNPNトランジスタのベースに接続されている。このNPNトランジスタのコレクタは、第1光源の発光部31に接続されている。そして、NPNトランジスタのエミッタは、オペアンプの負側入力に接続されるとともに、抵抗値R1の抵抗素子と、スイッチとを介してグランドに接続されている。このスイッチは、透過光源ON信号によりON状態となる。
また、反射光源制御電圧を正側入力とするオペアンプの出力は、抵抗値R3の抵抗素子を介してNPNトランジスタのベースに接続されている。このNPNトランジスタのコレクタは、第1光源の発光部31に接続されている。そして、NPNトランジスタのエミッタは、オペアンプの負側入力に接続されるとともに、抵抗値R2の抵抗素子と、スイッチとを介してグランドに接続されている。このスイッチは、反射光源ON信号によりON状態となる。
なお、透過光源ON信号を入力する透過光源ON状態では、反射光源ON信号は入力せず、反射光源ON信号を入力する反射光源ON状態では、透過光源ON信号は入力しない。
かかる構成及び制御により、透過光源ON状態では、発光部31に供給される発光電流の電流値は透過光源制御電圧及び抵抗値R1に応じて定まり、反射光源ON状態では、発光部31に供給される発光電流の電流値は反射光源制御電圧と抵抗値R2に応じて定まることとなる。具体的には、透過光源ON状態の発光電流は、透過光源制御電圧を抵抗値R1で除算した値に略等しくなり、反射光源ON状態の発光電流は、反射光源制御電圧を抵抗値R2で除算した値に略等しくなる。
このため、透過光源制御電圧、抵抗値R1、反射光源制御電圧及び抵抗値R2とを適切に設定することにより、透過光信号ON状態と反射光信号ON状態とで発光部31に供給される発光電流の電流値を調節することができる。発光部31の輝度は発光電流に電流値に依存するため、発光電流の電流値を異ならせることにより、透過光信号ON状態と反射光信号ON状態とで発光部31の輝度を変化させることができる。
なお、発光部32,41は、反射光源としてのみ用いられるので、透過光源制御電圧を正側入力とするオペアンプ、並びに該オペアンプに接続される各種素子は必要ではない。このため、反射光電圧を正側入力とするオペアンプ、並びに該オペアンプに接続される各種素子のみを使用することとなる。
センサ制御/信号処理部40は、第2受光センサ24の出力をAFE(Analog Front End)によりデジタル値に変換し、暗出力をカットした上で増幅する。この時の増幅率は、透過光源ON状態では透過用ゲインを用い、反射光源ON状態では反射用ゲインを用いる。透過用ゲインを反射用ゲインよりも大きくすることにより、良好な透過画像データを得ることができる。なお、第1受光センサ14は、表面反射画像データの生成にのみ用いられるので、第1受光センサ14の出力に対しては常に反射用ゲインを使用することになる。
次に、光源制御部30の変形例について説明する。図7は、光源制御部30の変形例について説明するための説明図である。図6に示した構成では、透過光源制御電圧を正側入力とするオペアンプと、反射光源制御電圧を正側入力とするオペアンプの2つを用いる場合について説明したが、オペアンプが単一であっても、その入力を変化させることにより、透過光信号ON状態と反射光信号ON状態とで発光部31に供給される発光電流の電流値を調節することができる。
図7(a)に示す変形例では、DAC(digital to analog converter)の出力をオペアンプの正側入力としている。そして、オペアンプの出力は、抵抗値R3の抵抗素子を介してNPNトランジスタのベースに接続されている。このNPNトランジスタのコレクタは、第1光源の発光部31に接続されている。NPNトランジスタのエミッタは、オペアンプの負側入力に接続されるとともに、抵抗値R1の抵抗素子と、スイッチとを介してグランドに接続されている。このスイッチは、透過光源ON信号と反射光源ON信号のいずれかが入力された場合にON状態となる。
図7(a)の構成において、透過光源ON状態でDACの出力が透過光源制御電圧となり、反射光源ON状態でDACの出力が反射光源制御電圧となるようDACを制御すれば、透過光信号ON状態と反射光信号ON状態とで発光部31に供給される発光電流の電流値を調節することができる。
図7(b)は、DACが透過光源制御電圧と反射光源制御電圧とをそれぞれ出力し、この2つの出力のいずれかをオペアンプの正側入力として切替えるスイッチを設けた変形例であり、その他の構成については図7(a)の変形例と同様である。図7(b)の構成では、DACによる出力電圧の変更に要する応答時間が不要となるため、透過光信号ON状態と反射光信号ON状態とをより高速に切替えることができる。
次に、画像取得装置の動作の具体例について説明する。図8は、画像取得装置の動作の具体例について説明するための説明図である。図8に示す動作では、画像取得装置は、単位時間をtとした場合に、周期T=4tのクロック信号MCLKを基準とし、T1〜T3(=12t)分の動作を繰り返す。
光源制御部30は、第1光源11に対し、時刻0tから時刻2tまで透過赤外ON(赤外の透過光源ON)とし、時刻2tから時刻12tまで透過赤外OFFとする。また、第1光源11に対し、時刻0tから時刻4tまで透過緑OFF(緑色可視光の透過光源OFF)とし、時刻4tから時刻6tまで透過緑ONとし、時刻6tから時刻12tまで透過緑OFFとする。
また、光源制御部30は、第1光源11に対し、時刻8tから時刻9tまで反射赤外ON(赤外の反射光源ON)とし、それ以外を反射赤外OFFとする。また、光源制御部30は、第1光源11に対し、時刻2tから時刻3t、時刻6tから時刻7t、時刻10tから時刻11tについて反射緑ON(緑色可視光の反射光源ON)とし、それ以外を反射緑OFFとする。
同様に、光源制御部30は、第3光源12に対し、時刻8tから時刻9tまで反射赤外ON(赤外の反射光源ON)とし、それ以外を反射赤外OFFとする。また、光源制御部30は、第3光源12に対し、時刻2tから時刻3t、時刻6tから時刻7t、時刻10tから時刻11tについて反射緑ON(緑色可視光の反射光源ON)とし、それ以外を反射緑OFFとする。なお、第1光源11に関し、透過赤外ONと反射赤外ON時とでは、同じ赤外LEDをONさせるが、前述の様にLEDの発光電流が異なっている。
また、光源制御部30は、第2光源21及び第4光源22に対し、時刻3tから時刻4t、時刻7tから時刻8t、時刻11tから時刻12tについて反射緑ON(緑色可視光の反射光源ON)とし、それ以外を反射緑OFFとする。また、光源制御部30は、第2光源21、第4光源22に対し、時刻9tから時刻10tまで反射赤外ON(赤外の反射光源ON)とし、それ以外を反射赤外OFFとする。
かかる制御により、第1光源11は、時刻0tから時刻2tまで透過赤外光源(赤外の透過光源)として点灯し、時刻2tから時刻3tまで反射緑光源(緑色可視光の反射光源)として点灯し、時刻3tから時刻4tまで消灯し、時刻4tから時刻6tまで透過緑光源(緑色可視光の透過光源)として点灯し、時刻6tから時刻7tまで反射緑光源として点灯し、時刻7tから時刻8tまで消灯し、時刻8tから時刻9tまで反射赤外光源(赤外の反射光源)として点灯し、時刻9tから時刻10tまで消灯し、時刻10tから時刻11tまで反射緑光源として点灯し、時刻11tから時刻12tまで消灯することになる。
また、第3光源12は、時刻2tから時刻3tまで反射緑光源として点灯し、時刻6tから時刻7tまで反射緑光源として点灯し、時刻8tから時刻9tまで反射赤外光源として点灯し、時刻10tから時刻11tまで反射緑光源として点灯する。この第3光源12は、搬送路上方で反射用光源として使用されるときは常に、第1光源11と同時に点灯、消灯する。
また、第2光源21及び第4光源22は、時刻3tから時刻4tまで反射緑光源として点灯し、時刻7tから時刻8tまで反射緑光源として点灯し、時刻9tから時刻10tまで反射赤外光源として点灯し、時刻11tから時刻12tまで反射緑光源として点灯し、それ以外では消灯することとなる。
第1受光センサ14は、時刻2tから時刻3tまで表面反射緑(紙葉類100の表面で反射した緑色可視光)を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻6tから時刻7tまで表面反射緑を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻8tから時刻9tまで表面反射赤外(紙葉類100の表面で反射した赤外光)を受光して電荷を蓄積し、時刻10tから時刻11tまで表面反射緑を受光して電荷を蓄積する。なお、それ以外は、ダミーとして読み出しは実行するが、画像データの生成に使用しない。
また、第2受光センサ24は、時刻0tから時刻2tまで透過赤外(紙葉類100を透過した赤外光)を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻3tから時刻4tまで裏面反射緑(紙葉類100の裏面で反射した緑色可視光)を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻4tから時刻6tまで透過緑(紙葉類100を透過した緑色可視光)を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻7tから時刻8tまで裏面反射緑を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻9tから時刻10tまで裏面反射赤外(紙葉類100の裏面で反射した赤外光)を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻11tから時刻12tまで裏面反射緑を受光して電荷を蓄積する。なお、それ以外は、ダミーとして読み出しは行われるが画像データの生成に使用しない。
このように、図8に示した動作では、反射光については発光及び受光の時間を1tとしているのに対し、透過光については発光及び受光の時間を2tとしているため、第2受光センサ24が透過光を受光する場合であっても十分に電荷を蓄積し、良好な出力を得ることができる。
なお、紙葉類100を搬送しつつ受発光を行う関係から、受発光の周期は取得する画像データの解像度に影響する。反射緑については4t毎に受発光を行うのに対し、反射赤外については12t毎に受発光を行っているのは、波長によって紙葉類の識別に必要な解像度が異なるためである。
図8に示した動作例では、表面反射画像データと透過画像データを生成するための受発光を個別に行う場合を示したが、表面反射画像データを生成するための受発光を行っているときに透過画像データを生成するための受光を同時に行うこともできる。
表面反射画像データを生成するための受発光を行っているときに透過画像データを生成するための受光を同時に行うことで、表面反射画像データと透過画像データを同時取得することができる。
図9は、同時取得を行う場合の画像取得装置の動作の具体例について説明するための説明図である。図9に示す動作では、画像取得装置は、単位時間をtとした場合に、周期T=5tのクロック信号MCLKを基準とし、T1〜T2(=10t)分の動作を繰り返す。
光源制御部30は、第1光源11に対し、時刻0tから時刻2tまで透過/反射赤外ONとし、時刻2tから時刻5tまで透過/反射赤外OFFとし、時刻5tから時刻6tまで透過/反射赤外ONとし、時刻6tから時刻10tまで透過/反射赤外OFFとする。また、第1光源11に対し、時刻0tから時刻3tまで透過/反射緑OFFとし、時刻3tから時刻4tまで透過/反射緑ONとし、時刻4tから時刻7tまで透過/反射緑OFFとし、時刻7tから時刻9tまで透過/反射緑ONとし、時刻9tから時刻10tまで透過/反射緑OFFとする。
また、光源制御部30は、第3光源12に対し、時刻0tから時刻1tまで反射赤外ONとし、時刻5tから時刻6tまで反射赤外ONとし、それ以外を反射赤外OFFとする。また、光源制御部30は、第3光源12に対し、時刻3tから時刻4tまで反射緑ONとし、時刻7tから時刻8tまで反射緑ONとし、それ以外を反射緑OFFとする。
また、光源制御部30は、第2光源21及び第4光源22に対し、時刻4tから時刻5t、時刻9tから時刻10tについて反射緑ONとし、それ以外を反射緑OFFとする。また、光源制御部30は、第2光源21及び第4光源22に対し、時刻2tから時刻3t、時刻6tから時刻7tについて反射赤外ONとし、それ以外を反射赤外OFFとする。図9に示す実施例では、第1光源11と第3光源12とは常に同一波長の光を同時に点灯、消灯を行う。
かかる制御により、第1光源11は、時刻0tから時刻2tまで透過赤外光源と反射赤外光源とを併用して点灯し、時刻2tから時刻3tまで消灯し、時刻3tから時刻4tまで反射緑光源として点灯し、時刻4tから時刻5tまで消灯し、時刻5tから時刻6tまで反射赤外光源としてとして点灯し、時刻6tから時刻7tまで消灯し、時刻7tから時刻9tまで透過緑光源と反射緑光源とを併用して点灯し、時刻9tから時刻10tまで消灯することとなる。
また、第3光源12は、時刻0tから時刻1tまで反射赤外として点灯し、時刻3tから時刻4tまで反射緑光源として点灯し、時刻5tから時刻6tまで反射赤外光源として点灯し、時刻7tから時刻8tまで反射緑光源として点灯し、それ以外では消灯することとなる。
また、第2光源21及び第4光源22は、時刻2tから時刻3tまで反射赤外光源として点灯し、時刻4tから時刻5tまで反射緑光源として点灯し、時刻6tから時刻7tまで反射赤外光源として点灯し、時刻9tから時刻10tまで反射緑光源として点灯し、それ以外では消灯することとなる。
第1受光センサ14は、時刻0tから時刻tまで表面反射赤外を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻3tから時刻4tまで表面反射緑を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻5tから時刻6tまで表面反射赤外を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻7tから時刻8tまで表面反射緑を受光して電荷を蓄積して読み出される。なお、それ以外は、ダミーとして画像データの生成に使用しない。
また、第2受光センサ24は、時刻0tから時刻2tまで透過赤外を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻2tから時刻3tまで裏面反射赤外を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻4tから時刻5tまで裏面反射緑を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻6tから時刻7tまで裏面反射赤外を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻7tから時刻9tまで透過緑を受光して電荷を蓄積して読み出され、時刻9tから時刻10tまで裏面反射緑を受光して電荷を蓄積して読み出される。なお、それ以外は、ダミーとして読み出しは行われるが画像データの生成に使用しない。
このように、図9に示した動作では、時刻0tから時刻t、並びに時刻7tから時刻8tにおいて表面反射光と透過光の同時取得を行っているため、10t分の動作を繰り返しにより表面反射画像データ、裏面反射画像データ及び透過画像データを取得することができる。したがって、図8に示した12t分の動作を繰り返す場合に比して解像度の向上が実現可能である。
上述してきたように、本実施例に係る画像取得装置は、第1光源11を表面反射画像データの生成と透過画像データの生成に共用し、第2受光センサ24を裏面反射画像データの生成と透過画像データの生成に共用するので、小型かつ低コストの装置構成で表面反射画像データ、透過画像データ及び裏面反射画像データを得ることができる。このように、画像取得装置を小型化すれば、小型化により空いたスペースを紙葉類100の搬送のための駆動用に用いることができ、紙葉類100を安定して搬送可能である。
また、本実施例に係る画像取得装置は、第1光源11の2方向の指向性をもとに、第1光源11の輝度、第1光源11の点灯時間、第2受光センサ24における光の蓄積時間、第2受光センサ24における光の蓄積時間、第2受光センサ24からの出力の読取時間、並びに第2受光センサ24からの出力に対する増幅率を制御することにより、良好な透過画像データの生成に要する光量を確保することができる。
なお、本実施例に開示した構成及び動作は本発明を限定するものではなく、その構成及び動作は適宜変更して実施可能である。例えば、反射画像データを生成する場合と透過画像データを生成する場合とでLEDの点灯個数を異ならせることにより、各画像データの生成に適切な光量を実現するように構成してもよい。また、各光源の発光時間や各受光センサの蓄積時間などを波長毎に異ならせてもよい。
また、本実施例では、赤外光と緑色可視光を用いる場合を例に説明を行ったが、その他の紫外〜赤外領域の光を用いる場合であっても、本発明を適用可能である。
以上のように、本発明に係る画像取得装置及び画像取得方法は、装置の小型化を実現しながら、紙葉類の良好な反射画像及び透過画像を取得することに適している。
10,20 受発光ユニット
11 第1光源
12 第3光源
13 第1集光レンズ
14 第1受光センサ
15 第1基板
16,26 透明部材
17,27 筐体
21 第2光源
22 第4光源
23 第2集光レンズ
24 第2受光センサ
25 第2基板
30 光源制御部
31,32,41 発光部
33,34,43 発光素子
40 センサ制御/信号処理部
100 紙葉類
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得するために、前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源と、前記第1光源から照射され、前記搬送される紙葉類によって反射された光を受光する第1受光センサと、前記搬送路を前記搬送される紙葉類の他方の面の側に設けられ、前記搬送される紙葉類を透過した光を受光する第2受光センサとを有する画像取得装置において、前記第1光源が前記第1受光センサに前記搬送される紙葉類からの反射光を供給するための第1の方向及び前記第2受光センサに透過光を供給するための第2の方向の両方の指向性を持った光を発することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1受光センサと同一の面側で、前記第1光源と前記第1受光センサの前後を反対にした位置に第3光源を設けるとともに、前記第2受光センサと同一面側の前記第2受光センサの前後の双方に前記第2及び第4光源を更に設けることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2受光センサが前記透過光を受光する場合の光電荷の蓄積時間は、前記第1受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の光電荷の蓄積時間並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の光電荷の蓄積時間よりも長いことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2受光センサが前記透過光を受光する場合に前記第1光源に供給される発光電流は、前記第1受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合に前記第1光源に供給される発光電流並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合に前記第2光源に供給される発光電流よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第2受光センサが前記透過光を受光した場合の前記第2受光センサの出力に対する増幅率は、前記第1受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光した場合の前記第1受光センサの出力に対する増幅率並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光した場合の前記第2受光センサの出力に対する増幅率よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1受光センサによる前記搬送される紙葉類からの反射光の受光と、前記第2受光センサによる前記透過光の受光とを同時に行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1光源及び/又は前記第2光源は、波長の異なる光を時分割で照射し、少なくとも前記第1光源及び/又は前記第2光源による照射時間、前記第1光源及び/又は前記第2光源に対して供給される発光電流、前記第1受光センサ及び前記第2受光センサによる光電荷の蓄積時間並びに/若しくは前記第1受光センサ及び前記第2受光センサの出力に対する増幅率のいずれか1つが、前記波長に応じて異なることを特徴とする。
また、第2受光センサ24を透過画像データの生成に用いる場合には、第2受光センサ24を裏面反射画像データの生成に用いる場合よりも、第2受光センサ24が光を受ける時間を長くするようセンサ制御/信号処理部40が制御を行なうことにより、透過画像データの生成に供する光量を調整することができる(B−2)。
図2(a)に示すように、受発光ユニット10に含まれる第1光源11、第1集光レンズ13及び第3光源12は、Y軸方向に長い導光体によって形成される。このため、第1光源11及び第3光源12は、紙葉類100が通過する際に、紙葉類100のY軸方向全体に光を照射することができる。同様に、第1集光レンズ13は、紙葉類100が通過する際に、紙葉類100のY軸方向全体に亘って光を集光することができる。また、搬送中の紙葉類100がまず第1光源11の下を通過し、次に第1集光レンズ13の下を通過し、その後、第3光源12の下を通過するよう、第1光源11、第1集光レンズ13及び第3光源12を配置している。
透過光源制御電圧を正側入力とするオペアンプの出力は、抵抗値R3の抵抗素子を介してNPNトランジスタのベースに接続されている。このNPNトランジスタのコレクタは、第1光源11の発光部31に接続されている。そして、NPNトランジスタのエミッタは、オペアンプの負側入力に接続されるとともに、抵抗値R1の抵抗素子と、スイッチとを介してグランドに接続されている。このスイッチは、透過光源ON信号によりON状態となる。
また、反射光源制御電圧を正側入力とするオペアンプの出力は、抵抗値R3の抵抗素子を介してNPNトランジスタのベースに接続されている。このNPNトランジスタのコレクタは、第1光源11の発光部31に接続されている。そして、NPNトランジスタのエミッタは、オペアンプの負側入力に接続されるとともに、抵抗値R2の抵抗素子と、スイッチとを介してグランドに接続されている。このスイッチは、反射光源ON信号によりON状態となる。
図7(a)に示す変形例では、DAC(digital to analog converter)の出力をオペアンプの正側入力としている。そして、オペアンプの出力は、抵抗値R3の抵抗素子を介してNPNトランジスタのベースに接続されている。このNPNトランジスタのコレクタは、第1光源11の発光部31に接続されている。NPNトランジスタのエミッタは、オペアンプの負側入力に接続されるとともに、抵抗値R1の抵抗素子と、スイッチとを介してグランドに接続されている。このスイッチは、透過光源ON信号と反射光源ON信号のいずれかが入力された場合にON状態となる。
図7(b)は、DACが透過光源制御電圧と反射光源制御電圧とをそれぞれ出力し、この2つの出力のいずれかをオペアンプの正側入力として切替えるスイッチを設けた変形例であり、その他の構成については図7(a)の変形例と同様である。図7(b)の構成では、DACによる出力電圧の変更に要する時間を待つ必要がなくなるため、透過光信号ON状態と反射光信号ON状態とをより高速に切替えることができる。
また、第3光源12は、時刻0tから時刻1tまで反射赤外光源として点灯し、時刻3tから時刻4tまで反射緑光源として点灯し、時刻5tから時刻6tまで反射赤外光源として点灯し、時刻7tから時刻8tまで反射緑光源として点灯し、それ以外では消灯することとなる。
また、本実施例に係る画像取得装置は、第1光源11の2方向の指向性をもとに、第1光源11の輝度、第1光源11の点灯時間、第2受光センサ24における光の蓄積時間第2受光センサ24からの出力の読取時間、並びに第2受光センサ24からの出力に対する増幅率を制御することにより、良好な透過画像データの生成に要する光量を確保することができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得するために、前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源と、前記第1光源から照射され、前記搬送される紙葉類によって反射された光を受光する第1受光センサと、前記搬送路を前記搬送される紙葉類の他方の面の側に設けられ、前記搬送される紙葉類を透過した光を受光する第2受光センサとを有する画像取得装置において、前記第1光源が前記第1受光センサに前記搬送される紙葉類からの反射光を供給するための第1の方向及び前記第2受光センサに透過光を供給するための第2の方向の両方の指向性を持った光を発し、前記第1光源は、所定の光量を前記第1の方向と前記第2の方向に分配して照射するライン状光源であることを特徴とする。
また、本発明は、搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得するために、前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源と、前記第1光源から照射され、前記搬送される紙葉類によって反射された光を受光する第1受光センサと、前記搬送路を前記搬送される紙葉類の他方の面の側に設けられ、前記搬送される紙葉類を透過した光を受光する第2受光センサとを有する画像取得装置において、前記第1光源が前記第1受光センサに前記搬送される紙葉類からの反射光を供給するための第1の方向及び前記第2受光センサに透過光を供給するための第2の方向の両方の指向性を持った光を発し、前記第2の方向に照射する光量は、前記第1の方向に照射する光量よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明は、搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得する画像取得方法であって、前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられたライン状光源である第1光源が、前記紙葉類の一方の面により反射した光が第1受光センサにより受光される第1の方向と、前記紙葉類を透過した光が前記搬送路の他方に設けられた第2受光センサにより受光される第2の方向との2方向に対して所定の光量を分配して照射して、指向性を有した光を同時に照射する第1照射ステップと、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類の一方の面により反射した第1反射光を前記第1受光センサが受光する第1反射光受光ステップと、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類を透過した透過光を前記第2受光センサが受光する透過光受光ステップとを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得する画像取得方法であって、前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源が、前記紙葉類の一方の面により反射した光が第1受光センサにより受光される第1の方向に所定の光量の光を照射するとともに、前記紙葉類を透過した光が前記搬送路の他方に設けられた第2受光センサにより受光される第2の方向に前記第1の方向に照射する光量よりも大きい光量の光を照射して、2方向に対して指向性を有した光を同時に照射する第1照射ステップと、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類の一方の面により反射した第1反射光を前記第1受光センサが受光する第1反射光受光ステップと、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類を透過した透過光を前記第2受光センサが受光する透過光受光ステップとを含んだことを特徴とする。
搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源と、第1光源から照射され、搬送される紙葉類によって反射された光を受光する第1受光センサと、搬送路を搬送される紙葉類の他方の面の側に設けられ、搬送される紙葉類を透過した光を受光する第2受光センサとを備え、第1光源が第1受光センサに搬送される紙葉類からの反射光を供給する第1の方向及び第2受光センサに透過光を供給する第2の方向の両方の指向性を持った光を発し、第1光源は、所定の光量を第1の方向と第2の方向に分配して照射するライン状光源であるよう構成したので、装置の小型化を実現しながら、良好な反射画像及び透過画像を取得することができる。

Claims (11)

  1. 搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得するために、
    前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源と、
    前記第1光源から照射され、前記搬送される紙葉類によって反射された光を受光する第1受光センサと、
    前記搬送路を前記搬送される紙葉類の他方の面の側に設けられ、前記搬送される紙葉類を透過した光を受光する第2受光センサとを有する画像取得装置において、
    前記第1光源が前記第1受光センサに前記搬送される紙葉類からの反射光を供給する第1の方向及び前記第2受光センサに透過光を供給する第2の方向の両方の指向性を持った光を発することを特徴とする画像取得装置。
  2. 前記第2受光センサと同一の面の側に設けられた第2光源をさらに備え、
    前記第1受光センサは、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類の一方の面により反射した第1反射光を受光し、
    前記第2受光センサは、前記第2光源から照射された光が前記紙葉類の他方の面により反射した第2反射光を受光するとともに、前記第1光源から照射された光が前記紙葉類を透過した透過光を受光する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像取得装置。
  3. 前記第1受光センサと同一の面側で、前記第1光源と前記第1受光センサの前後を反対にした位置に第3光源を設けるとともに、前記第2受光センサと同一面側の前記第2センサの前後の双方に前記第2及び第4光源を更に設けることを特徴とする請求項2に記載の画像取得装置。
  4. 前記第1光源は、所定の光量を前記第1の方向と前記第2の方向に分配して照射するライン状光源であり、前記第2の方向に照射する光量の分配比率は、前記第1の方向に照射する光量の分配比率よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像取得装置。
  5. 前記第2受光センサが前記透過光を受光する場合の光の蓄積時間は、前記第1受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の光の蓄積時間並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の光の蓄積時間よりも長いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像取得装置。
  6. 前記第2受光センサが前記透過光を受光する場合の前記第1光源による照射時間は、前記第1受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の前記第1光源による照射時間並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙葉類からの反射光を受光する場合の前記第2光源による照射時間よりも長いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像取得装置。
  7. 前記第2受光センサが前記透過光を受光する場合に前記第1光源に供給される発光電流は、前記第1受光センサが前記搬送される紙幣からの反射光を受光する場合に前記第1光源に供給される発光電流並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙幣からの反射光を受光する場合に前記第2光源に供給される発光電流よりも大きいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像取得装置。
  8. 前記第2受光センサが前記透過光を受光した場合の前記第2受光センサの出力に対する増幅率は、前記第1受光センサが前記搬送される紙幣からの反射光を受光した場合の前記第1受光センサの出力に対する増幅率並びに/若しくは前記第2受光センサが前記搬送される紙幣からの反射光を受光した場合の前記第2受光センサの出力に対する増幅率よりも大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像取得装置。
  9. 前記第1受光センサによる前記搬送される紙幣からの反射光の受光と、前記第2受光センサによる前記透過光の受光とを同時に行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像取得装置。
  10. 前記第1光源及び/又は前記第2光源は、波長の異なる光を時分割で照射し、少なくとも前記第1光源及び/又は前記第2光源による照射時間、前記第1光源及び/又は前記第2光源に対して供給される発光電流、前記第1受光センサ及び前記第2受光センサによる蓄積時間並びに/若しくは前記第1受光センサ及び前記第2受光センサの出力に対する増幅率のいずれか1つが、前記波長に応じて異なることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像取得装置。
  11. 搬送路を搬送される紙葉類の画像データを取得する画像取得方法であって、
    前記搬送路を搬送される紙葉類の一方の面の側に設けられた第1光源が、前記紙葉類の一方の面により反射した光が第1受光センサにより受光される第1の方向と、前記紙葉類を透過した光が前記搬送路の他方に設けられた第2受光センサにより受光される第2の方向との2方向に対して指向性を有した光を同時に照射する第1照射ステップと、
    前記第1光源から照射された光が前記紙葉類の一方の面により反射した第1反射光を前記第1受光センサが受光する第1反射光受光ステップと、
    前記第1光源から照射された光が前記紙葉類を透過した透過光を前記第2受光センサが受光する透過光受光ステップと
    を含んだことを特徴とする画像取得方法。
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