JPWO2014132383A1 - 生体内元素検査方法 - Google Patents

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Abstract

被検者の体内におけるミネラルの、栄養学的及び/或いは医学的に有意な測定値を、毛髪検査により計測する。蛍光X線分析により、被検者由来の毛髪に含有されるミネラルの、前記毛髪に含有される硫黄に対する信号比率PXRF(S)を測定し、この信号比率PXRF(S)から、この毛髪に含有される前記ミネラルの元素含有率MXRFを算出する為に、この算出に使用する変換係数Fを、前記信号比率PXRF(S)と乗算する。この変換係数Fは、前記被検者以外から由来する毛髪である基準毛髪に含有される前記ミネラルの基準信号比率P0,XRF(S)と、誘導結合プラズマ質量分析により測定される基準元素含有率M0、ICPから、F=M0、ICP/P0、XRF(S)の式により求められる。

Description

本発明は、毛髪中における元素分析方法に関し、更に詳細には、毛髪中における元素の定量的な分析により、被検者の栄養素としての必須元素や毒性元素の摂取状況による健康状態を判断する方法に関する。また、蛍光X線分析装置による毛髪中に含まれる元素の試験方法に関する。
カルシウム、鉄、銅や亜鉛などの必須元素は消化器において吸収されにくく、これらの必須元素を単体で服用しても、殆どが吸収されずに排出されてしまう。また、必須元素をバランスよく充分に摂取することで、毒性元素は摂取されにくくなり、さらに排泄され易くなるという効果も知られている。その必須元素が吸収されて、生体内に取り込まれているかどうかを、非破壊的に、簡便に測定することは、大層意義のあることである。
自然界においては、動植物連鎖で、例えば、マグロに高濃度に含まれる水銀のような有害な金属がマグロの経口摂取により、毒性元素として、ヒト体内に取り込まれて蓄積されたかどうかを非破壊的に、測定することで、簡便に食の安全を守ることは非常に有用である。
今日行われている原子吸光法、吸光光度法、中性子放射化分析法、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP−MS)などを用いた元素の定量は、ppb(10億分の1)と感度が高いため、その感度を充分に発揮するためには、クリーンルームなど高度な設備を必要とする。また、試料の煩雑な前処理やサンプル調製に高度なテクニックを必要とするため、特定の技術者でしか正確なデータが得られない事が欠点である。
さらに、上記各種方法により元素の量を決定する場合、当該元素の荷電、結合状態など外殻電子の状態によって大きく影響を受けるので、目的とする元素をいつも同じ状態に置くことを目的とした前処理に大変な時間と費用を強いられる(非特許文献1〜3)。
近年、放射光を用いた蛍光X線分析により毛髪中の元素の測定方法が開発され、この方法が特許第4065734号公報(特許文献1)及び非特許文献4に開示されているが、測定のためのマシーンタイムを取ることが難しく、一般のヒトの毛髪の測定方法として利用することは困難である。
特開2012−98097号公報(特許文献2)においては、蛍光X線分析装置を用いて、毛髪1本による毛髪中のカルシウムの硫黄(S)に対する蛍光X線強度の相対値に関する測定が報告されているが、絶対値としては測定されておらず、元素含有量による試験としての評価がされていない。
非特許文献5においては、蛍光X線分析装置を用いて、被検者の毛髪1本中のカリウム及びカルシウムの、硫黄に対する蛍光X線強度の相対値を使用することにより、被検者毛髪のカリウム及びカルシウム濃度を測定することが報告されている。ここにおいては、特許文献3と同様に、毛髪中の元素の蛍光X線強度を、毛髪中の硫黄の蛍光X線強度により規定化している。しかし、ここにおいても、毛髪中元素の蛍光X線強度が、元素の絶対値に換算されておらず、元素含有量による試験としての評価がされていない。
特許第4065734号公報 特開2012−98097号公報 「毛髪ミネラル検査のすすめ」大森隆史、株式会社コスモトゥーワン(2005) 「亜鉛の健康学」近藤賢、株式会社ヘルス研究所(1996) 「毛髪分析」でズバリ健康度がわかる、今井良次、中経出版(1982) 「毛髪で分かる乳がんの前兆と発生―放射光蛍光X線分析で早期発見−」千川純一、山田耕作、秋元利男、桜井弘、安井裕之、山本仁、江原正明、福田浩之、雑誌:放射光、18巻、p84〜91(2005) 「蛍光X線分析による毛髪検査」小林茂治、柳田政美、東貴俊、雑誌:佐賀大学理工学部集報、35巻、p1〜6(2006)
放射光を用いた蛍光X線分析による毛髪中の元素の測定は、測定のためのマシーンタイムを取ることが難しく、一般のヒトの毛髪の測定方法として利用することは困難である。一方、エネルギーがあまり強くない汎用的な蛍光X線分析装置では、毛髪による定性的な試験方法は知られてきたが、精度の高い定量データを得る試みは行われてこなかった。特許文献2及び非特許文献5においては、毛髪の蛍光X線分析において、毛髪中の硫黄からの蛍光X線強度を基準とすることにより、半定量的な元素測定が試みられていたが、この様な測定データは、血液などから測定できる定量的な元素測定データとの相関関係を求めることには使用できなかった。
他の方法による、例えば、毛髪中の元素の定量分析は、原子吸光光度法やICP−MS法などにより行われてきた。それらの測定の為には、毛髪を酸や熱などで破壊して、水溶液試料にしなければならないばかりでなく、例えば0.2g(根元から3cmを約150本)と多くの毛髪を用いる為に、洗浄が難しく、静電気などを起し易い毛髪は、金属イオンに汚染され易い為、汚染による間違った検査データが得られ易い。また、破壊してサンプルを消費してしまう為、再確認の為の再洗浄・再検査も行えない。その上、ppb(10億分の1)と測定装置の感度が高い為、汚染を避けるためには、クリーンルームなどを必要とする。
原子吸光法、吸光光度法、中性子放射化分析法、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP−MS)などを用いた元素の定量は、試料の煩雑な前処理やサンプル調整に高度なテクニックを必要とするため、特定の技術者でしか正確なデータが得られない事が欠点であった。その上、上記分析方法により元素定量を行う場合、当該元素の荷電、結合状態など外殻電子の状態によって大きく影響を受けるので、目的とする元素をいつも同じ状態に置くことを目的とした前処理に大変な時間と費用を強いられる。また、汚染を避けるために、高価な設備であるクリーンルームなどを必要とする。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、本発明の第1の形態は、蛍光X線分析により、被検者由来の毛髪に含有されるミネラルの、前記毛髪に含有される硫黄に対する信号比率PXRF(S)を測定し、前記信号比率PXRF(S)から、前記毛髪に含有される前記ミネラルの元素含有率MXRFを算出する為に、この算出に使用する変換係数Fを、前記信号比率PXRF(S)と乗算する生体内元素検査方法である。
本発明の第2の形態は、前記蛍光X線分析により、前記被検者以外から由来する毛髪である基準毛髪に含有される前記ミネラルの、前記基準毛髪に含有される前記硫黄に対する基準信号比率P0,XRF(S)を測定し、誘導結合プラズマ質量分析により、前記基準毛髪に含有される前記ミネラルの基準元素含有率M0、ICPを測定し、F=M0、ICP/P0、XRF(S)の式から、前記変換係数Fを算出する生体内元素検査方法である。
本発明の第3の形態は、前記毛髪にX線を照射させて生じる蛍光X線を検出して、前記蛍光X線分析を行う生体内元素検査方法である。
本発明の第4の形態は、前記毛髪を溶媒に溶解させ、この溶液にX線を照射させて生じる蛍光X線を検出して、前記蛍光X線分析を行う生体内元素検査方法である。
本発明の第1の形態によれば、前記信号比率PXRF(S)から、前記毛髪に含有される前記ミネラルの元素含有率MXRFを算出する為に、この算出に使用する変換係数Fを、前記信号比率PXRF(S)と乗算するので、この元素含有率MXRFを、重量比又はモル濃度として得ることができ、従来における蛍光X線分析よりも、生理活性的に適切な分析結果を得ることができる。従来の蛍光X線分析においては、硫黄由来の信号を基準として得られる信号比率が得られたが、これを用いて、例えば重量比などの具体的な質量に基づく数字を得ることができなかった。その一方、身体における他の部位(例えば血液)から求められる、ミネラルの濃度は、重量比又はモル比であった。従って、これらの濃度と、従来の蛍光X線分析によるデータとの比較は困難であった。本発明により、この信号比率を、ミネラルの質量又はモル数に基づく濃度として得ることができるので、生理学的に有用なデータが得られる。しかも、蛍光X線分析法においては、例えば誘導結合プラズマ質量分析と違い、1本の毛髪を用いて、これを溶解させることなしに分析できるので、本発明により、微量の毛髪を用いて、これを非破壊的に分析して、この毛髪に含有されるミネラルの重量比またはモル比を得ることができる。
本発明の蛍光X線分析においては、基準として硫黄を用いる。硫黄は、アミノ酸であるシステインとして、毛髪に約5%(50,000ppm)含まれ、毛髪の強度を確保する為の硫黄(−S−S−)結合に必要である。従って、毛髪中の硫黄濃度については、個人差がほぼ無く、健康状態などに影響されることもほぼ無いので、基準として最適である。
本発明において、蛍光X線分析によるデータを、ミネラルの含有率に変換する変換係数Fの決定法としては、後に詳細に説明する第2の形態による、基準毛髪を使用する決定が最も好ましい。しかし、基準毛髪を使用しなくとも、ミネラルと硫黄とを含有する規定液について蛍光X線分析を行い、得られる信号比率とミネラルの濃度又は質量をグラフ化した検量線を用いて、この検量線から変換係数Fを得ることも可能である。
本発明により測定できるミネラルとしては、蛍光X線分析により分析できるものであれば、どの様な元素でも良く、従ってナトリウムより原子番号が高い元素であれば、原理的に分析可能である。更に好ましくは、誘導結合プラズマ質量分析も可能な元素である。最も好ましいのは、人体中において必要な栄養ミネラルである。例としては、カルシウム、鉄、亜鉛、銅、マグネシウム、コバルト、マンガン、モリブデン、セレン、ヨウ素などが挙げられる。また、分析対象となるミネラルが、人体にとっても有毒な物であっても良く、この場合は、体内の汚染状態を観察することができる。有毒なミネラルとしては、鉛、砒素、水銀、ニッケル、セシウムなどが挙げられる。
本発明の第2の形態によれば、前記変換係数Fの算出において、前記被検者以外から由来する毛髪である基準毛髪に含有される前記ミネラルの、前記基準毛髪に含有される前記硫黄に対する基準信号比率P0,XRF(S)を測定し、更に誘導結合プラズマ質量分析により、前記基準毛髪に含有される前記ミネラルの基準元素含有率M0、ICPを測定し、これらの測定後に、F=M0、ICP/P0、XRF(S)の式から、前記変換係数Fを算出するので、誘導結合プラズマ質量分析により、この基準毛髪に含有されるミネラルの濃度を正確に測定でき、この濃度を基に変換係数Fを求めることができる。従って、人体由来毛髪における典型的なミネラルの濃度を基に、蛍光X線分析のデータを規定化することができ、被検者由来の毛髪における正確なミネラルの濃度(元素含有率)測定に繋がる。
誘導結合プラズマ質量分析により、基準毛髪の基準元素含有率M0、ICPを得る為には、破壊的な試料作製を行う必要があり、また比較的大量な毛髪の量(約0.2g)を使用する必要があるが、基準元素含有率を少数回だけ測定することにより、信頼性を有する変換係数Fを得ることができ、この変換係数Fを使用して、多数回の分析を行うことができる。
本形態における基準被検者としては、できるだけ病気を有さない健康人が好ましい。しかし、健康体で無くとも、誘導結合プラズマ質量分析により正確なミネラルの濃度が得られるので、基準としては差し支えない。また、基準被検者の人数は、洗浄のばらつきなどによる誤差を最小化させるために、多ければ多いほど良い。
本発明の第3の形態によれば、前記毛髪にX線を照射させて生じる蛍光X線を検出して、前記蛍光X線分析を行うので、毛髪1本のみを使用して、非破壊的に分析できる。従って、毛髪の溶解による汚染などの影響を受けにくい。また、毛髪の特定部分(例えば根元付近)を選択的に測定できるので、1本の毛髪を用いて、測定領域に依存するミネラル濃度の変化を測定することができ、法医学的な用途に応用することができる。
本発明の第4の形態によれば、前記毛髪を溶媒に溶解させ、この溶液にX線を照射させて生じる蛍光X線を検出して、前記蛍光X線分析を行うので、毛髪全体における平均的な元素含有率を得ることができ、従って同じ毛髪サンプルの誘導結合プラズマ質量分析との厳密的な比較が可能となる
実施例2における被検者毛髪のカルシウム含有率及び標準偏差値を示す棒グラフである。 実施例2における被検者毛髪の鉄含有率及び標準偏差値を示す棒グラフである。 実施例2における被検者毛髪の銅含有率及び標準偏差値を示す棒グラフである。 実施例2における被検者毛髪の亜鉛含有率及び標準偏差値を示す棒グラフである。 実施例4におけるカルシウム含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4における鉄含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4における銅含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4における亜鉛含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4における砒素含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4におけるカドミウム含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4における水銀含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4における鉛含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4におけるチタン含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例4におけるセシウム含有規定液の基準信号比率と滴下量の検量線である。 実施例5におけるカルシウム含有規定液の基準信号比率と、対応する毛髪カルシウム濃度の検量線である。
[実施例1:毛髪の直接な蛍光X線分析]
本実施例においては、ミネラルとして、カルシウム(Ca)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)及び鉛(Pb)の測定を行った。
[1]基準となる毛髪:検査の対象となる被検者以外の3人(以下、「基準被検者」と称する)からそれぞれ、約0.2gの根元部分からの毛髪(根元3cmを約150本)を採集した。これらの毛髪を、以下「基準毛髪」と称する。
(a)蛍光X線分析:毛髪1本を蛍光X線分析装置にかけて、Mo−Kα由来又はCu−Kα由来のX線を照射して、発生した蛍光X線を測定することにより、蛍光X線スペクトルを得た。このスペクトルを、硫黄由来のピークの面積を1として規格化し、各ミネラル由来のピークの面積を測定した。この規格化されたピーク面積を、基準信号比率P0,XRF(S)とした。(尚、ピーク面積を基準とする代わりに、ピーク高さを基準としても良い。)
(b)ICP−MS分析:基準毛髪(約0.2g)を秤量した後に、約3mLの濃硝酸に溶解させ、水を加えて10mLとした。又、各々のミネラル金属について、濃度が異なる標準液を複数調製して、ICP−MS分析を行い、得られたデータを基に検量線を作成した。基準毛髪の溶液についてICP−MS分析を行い、各々のミネラルについて得られた測定値を、前記検量線と比較して、溶液中のミネラル濃度を算出した。この濃度と、予め秤量された基準毛髪の重量から、基準毛髪に含有されるミネラルの含有率を、重量/重量比であるppm値として算出し、基準元素含有率M0,ICPとした。これらの数値を表1にまとめる。
Figure 2014132383
表1の対象となるミネラル各々について、前記3人の基準信号比率P0,XRF(S)の標準値及び基準元素含有率M0,ICPの標準値を算出したのちに、式(1)により、変換係数Fを算出した。
F=M0,ICP/P0,XRF(S) (1)
[2]被検者の毛髪:被検者5人からそれぞれ、根元部分からの前頭部の毛髪を根元3cmから1本採集した。毛髪1本を蛍光X線分析装置にかけて、Mo−Kα由来又はCu−Kα由来のX線を照射して、発生した蛍光X線を測定することにより、蛍光X線スペクトルを得た。このスペクトルを、硫黄由来のピークの面積を1として規格化し、各ミネラル由来のピークの面積を測定した。この規格化されたピーク面積を、信号比率PXRF(S)とした。これらの信号比率PXRF(S)を、表2にまとめる。この信号比率PXRF(S)および表1の変換係数Fから、式(2)により、元素含有率MXRFを算出した。
XRF=F・PXRF(S) (2)
Figure 2014132383
同様な方法により、他の元素についても、元素含有率MXRFを得ることができる。例えば、鉄、マグネシウム、コバルト、マンガン、モリブデン、セレン、ヨウ素、砒素、水銀、ニッケル、セシウムなども分析可能である。
[実施例2:被検者の比較]
実施例1の分析方法を用いて、実施例1における被検者以外の、16人の被検者について、毛髪におけるカルシウム、鉄、銅及び亜鉛の分析を行った。図1〜4は、これらの16人の被検者についての、毛髪分析結果を棒グラフ化したものである。
図1は、カルシウムの分析結果である。被検者3由来の毛髪について、他の被検者よりも高いカルシウム濃度(含有率)が見られる(2200ppm)。これは、典型的な「カルシウム・パラドックス」であり、カルシウムが不足している人体内において、細胞中のカルシウム濃度が上昇し、従って毛髪中におけるカルシウム濃度も上昇する。即ち、被検者3は、カルシウムが欠乏状態である。
図2は、鉄の分析結果である。被検者3、5及び10について、鉄の欠乏が見られる。図3は、銅の分析結果であり、全ての被検者について、銅の欠乏は見られない。図4は、亜鉛の分析結果であり、被検者12について、亜鉛の欠乏が見られる。
[実施例3:毛髪の溶解液をICP−MS分析]
[1]基準となる毛髪:実施例1における基準被検者3人からそれぞれ、約0.2gの根元部分からの基準毛髪(根元3cmを約150本)を採集した。3人それぞれの基準毛髪(0.2g)を秤量した後に、約3mLの濃硝酸に溶解させ、水を加えて10mLとした。この溶液について、蛍光X線分析およびICP−MS分析を行った。ICP−MS分析の方法は、実施例1における基準毛髪のICP−MS分析と同じであった。
蛍光X線分析においては、スライドガラスの中心に、基準毛髪の溶液(1〜10μL)を滴下し、この溶液を乾燥させたのちに、残留物について分析を行った。スライドガラスを蛍光X線分析装置にかけて、残留物にMo−Kα由来又はCu−Kα由来のX線を照射して、発生した蛍光X線を測定することにより、蛍光X線スペクトルを得た。このスペクトルを、硫黄由来のピークの面積を1として規格化し、各ミネラル由来のピークの面積を測定した。この規格化されたピーク面積を、基準信号比率P0,XRF(S)とした。これらの基準信号比率P0,XRF(S)及び実施例1と同じ方法により計測された基準元素含有率M0,ICPを、表3としてまとめる。
Figure 2014132383
実施例1においては、毛髪自体にX線を照射することにより、蛍光X線分析を行ったのに対し、本実施例においては、毛髪を溶解させて、溶液にX線を照射することにより、蛍光X線分析を行った。毛髪中におけるミネラルの濃度は、溶液中におけるミネラルの濃度とは、当然異なる。しかし、ミネラル濃度と硫黄濃度の比率は、毛髪が溶解されて水溶液となっても、変化しない。従って、本実施例における基準信号比率P0,XRF(S)は、実施例1における基準信号比率P0,XRF(S)と、誤差範囲内で同じである。表3の対象となるミネラルそれぞれについて、前記3人の基準信号比率P0,XRF(S)の標準値及び基準元素含有率M0,ICPの標準値を算出し、式(1)により、変換係数Fを算出した。
[2]被検者の毛髪:実施例1における被検者5人からそれぞれ、根元部分からの前頭部の毛髪3cmを約150本(約0.2g)採集した。5人それぞれの毛髪0.2gを秤量した後に、約3mLの濃硝酸に溶解させ、水を加えて10mLとした。この溶液について、蛍光X線分析およびICP−MS分析を行った。ICP−MS分析の方法は、実施例1における毛髪のICP−MS分析と同じであった。
蛍光X線分析においては、基準毛髪の分析と同じように、スライドガラスの中心に、毛髪の溶液(10μL)を滴下し、この溶液を乾燥させたのちに、残留物について分析を行った。スライドガラスを蛍光X線分析装置にかけて、残留物にMo−Kα由来又はCu−Kα由来のX線を照射して、発生した蛍光X線を測定することにより、蛍光X線スペクトルを得た。このスペクトルを、硫黄由来のピークの面積を1として規格化し、各ミネラル由来のピークの面積を測定した。この規格化されたピーク面積を、信号比率PXRF(S)とした。被検者由来の毛髪の信号比率PXRF(S)を、表4としてまとめる。
Figure 2014132383
毛髪が溶解されて溶液となった場合には、ミネラルの濃度は、溶解前の毛髪における濃度と比較して変化するが、ミネラル濃度と硫黄濃度の比率は変化しない。従って、本実施例における信号比率PXRF(S)は、実施例1における信号比率PXRF(S)と、誤差範囲内で同じである。この信号比率PXRF(S)および表3の変換係数Fから、式(2)により、元素含有率MXRFを算出した。本実施例における元素含有率MXRFは、実施例1における元素含有率MXRFと良好な一致を示す。従って、本実施例においては、毛髪を溶解させる手間が掛かるが、毛髪全体におけるミネラルの濃度をより確実に求めることができる。
[実施例4:蛍光X線分析による検量線]
ミネラルである、カルシウム、鉄、銅、亜鉛、砒素、カドミウム、水銀、鉛、チタン及びセシウムについて、それぞれの規定液を、0.10mg/mL〜2.0mg/mLの濃度範囲内で調製した。尚、全ての規定液について、チオ尿素を20mg/mLとした。硫黄の濃度としては、8.4mg/mLとなる。
これらの規定液それぞれの1〜10μLを、スライドガラス上に滴下し、乾燥させて、蛍光X線分析により、信号比率PXRF(S)を測定した。グラフにおいて、信号比率PXRF(S)の、滴下されたミネラルの質量Mに対する検量線を得た。これらの検量線を、図5〜14に図示する。又、これらの検量線における切片b及び傾きmを表5にまとめる。全てのミネラルの検量線について、良好な直線性が確認された。
Figure 2014132383
[実施例5:蛍光X線分析による変換係数Fの決定]
検量線を基に、変換係数Fを求めることができる。本実施例においては、ミネラル金属として、カルシウムのみを対照とした。
この検量線の為に必要な規定液におけるカルシウム及び硫黄の濃度を検討した。実施例4においては、毛髪0.2gを溶解させて、10mL(約10g)の水溶液とした。毛髪における硫黄の含有率は約5%(50,000ppm)であり、従って、毛髪水溶液においての硫黄含有率は、この含有率の1/50(0.2/10)である1,000ppmとなる。又、毛髪中のカルシウム含有率としては、200〜2500ppm程度が予想される。即ち、前記毛髪水溶液においては、これらの含有率の1/50である4〜50ppmが予想される。従って、規定液においては、0.004〜0.05mg/mLのカルシウム及び1mg/mLの硫黄が必要となる。
濃度が異なるカルシウムの規定液(0.004、0.008、0.02、0.03、0.05mg/mL)を調製した。これらの規定液は、前記の毛髪水溶液におけるカルシウム含有率が200、400、1000、1500、2500ppmである場合に相当する。これらの規定液には、2.4mg/mLのチオ尿酸が含有され、硫黄の含有量としては1.0mg/mLとなり、前記の毛髪水溶液における硫黄含有率が5%である場合に相当する。
これらのカルシウム規定液を、スライドガラスに1〜10μLを滴下し、乾燥させた。残留物を、蛍光X線分析装置により分析して、基礎強度比率P0,XRF(S)を得た。この基礎強度比率をy軸にとり、規定液中のカルシウム含有率を50倍して、毛髪水溶液におけるカルシウム含有率に変換したものをx軸として、検量線を得た。この検量線を図15に示す。この検量線におけるy軸との切片bは0.006であり、傾きmは0.000732/ppmとなる。この傾きmの逆数は1,366ppmであり、この値を変換係数Fとする。本実施例における変換係数Fは、実施例1及び3において得られた変換係数Fと、良好に対応する。
この変換係数Fを用いて、実施例3における毛髪の水溶液の蛍光X線分析データを基に、式(1)を用いて、カルシウムの含有率MXRFを計算した。被検者1〜5由来の毛髪におけるカルシウム含有率MXRFを、表6にまとめる。元素含有率MXRFは、表4と良好に対応し、本実施例における変更係数Fの決定方法の有用性を立証するものである。
Figure 2014132383
本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々の実施形態を包有することは云うまでもない。
本発明の蛍光X線分析装置を用いた生体試料中の元素試験方法により、ミネラル等の必須元素の含有量を簡便且つ的確に検査でき、これらの必須元素の摂取に関する健康管理を可能にする。また、毒性元素の体内への取込みによる体内汚染に関して、生体試料を用いて、体内への影響を簡便に試験することが可能になり、摂取された毒性元素の解毒効果に関して、各種食品やサプリメントの効果を非破壊的に、簡便に評価することができる。

Claims (4)

  1. 蛍光X線分析により、被検者由来の毛髪に含有されるミネラルの、前記毛髪に含有される硫黄に対する信号比率PXRF(S)を測定し、前記信号比率PXRF(S)から、前記毛髪に含有される前記ミネラルの元素含有率MXRFを算出する為に、この算出に使用する変換係数Fを、前記信号比率PXRF(S)と乗算することを特徴とする生体内元素検査方法。
  2. 前記蛍光X線分析により、前記被検者以外から由来する毛髪である基準毛髪に含有される前記ミネラルの、前記基準毛髪に含有される前記硫黄に対する基準信号比率P0,XRF(S)を測定し、誘導結合プラズマ質量分析により、前記基準毛髪に含有される前記ミネラルの基準元素含有率M0、ICPを測定し、F=M0、ICP/P0、XRF(S)の式から、前記変換係数Fを算出する請求項1に記載の生体内元素検査方法。
  3. 前記毛髪にX線を照射させて生じる蛍光X線を検出して、前記蛍光X線分析を行う請求項1又は2に記載の生体内元素検査方法。
  4. 前記毛髪を溶媒に溶解させ、この溶液にX線を照射させて生じる蛍光X線を検出して、前記蛍光X線分析を行う請求項1又は2に記載の生体内元素検査方法。
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