JPWO2014102868A1 - 睡眠評価装置、及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

患者の頸部における深部の温度の時系列データから、患者の睡眠期間中における温度を示す部分時系列データを特定する。部分時系列データが表す各測定時刻の温度について、該温度と、予め設定されている基準温度と、の差分を計算し、該差分の合計値を、睡眠の量として計算する。部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち最も低い温度と、基準温度と、の差分を、睡眠の深度として計算する。睡眠の量と睡眠の深度との組み合わせに対して予め定められている、睡眠の質を示す情報を患者に対して通知する。

Description

本発明は、睡眠を評価するための技術に関するものである。
睡眠時無呼吸症候群の診断を行うための技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されている技術では、a)被検者の睡眠の深さを検出するパラメータとしての体温(皮膚温、鼻腔温、および深部体温として直腸温、口腔温、膣温、食道温のうちの少なくとも1つ)と、該被検者の睡眠中の呼吸音を頸部密着型マイクロホンによって同時に検出するステップと、b)前記呼吸音の時間周期、時間間隔、周波数、音量やこれらの因子を解析するステップと、を有することを特徴とする体温センサ付き検出端を用いた睡眠中呼吸音の解析によって睡眠時無呼吸症候群の検出・評価を行っている。
特開2007−61203号公報
本出願人は、このような睡眠時無呼吸症候群の検出や評価ではなく、睡眠そのものの評価を、睡眠時に頸部における深部の体温を測定するだけで行うことができる、という点に着想した。
本開示の第1の様態は、患者の頸部における深部の温度を測定するセンサから得られる、該温度の時系列データを取得する取得手段と、
前記時系列データから、前記患者の睡眠期間中における温度を示す部分時系列データを特定する特定手段と、
前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度について、該温度と、予め設定されている基準温度と、の差分を計算し、該差分の合計値を、前記睡眠の量として計算する第1の計算手段と、
前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち最も低い温度と、前記基準温度と、の差分を、前記睡眠の深度として計算する第2の計算手段と、
前記睡眠の量と前記睡眠の深度との組み合わせに対して予め定められている、前記睡眠の質を示す情報を前記患者に対して通知する通知手段と
を備えることを特徴とする。
本開示の第2の様態は、睡眠評価装置の取得手段が、患者の頸部における深部の温度を測定するセンサから得られる、該温度の時系列データを取得する取得工程と、
前記睡眠評価装置の特定手段が、前記時系列データから、前記患者の睡眠期間中における温度を示す部分時系列データを特定する特定工程と、
前記睡眠評価装置の第1の計算手段が、前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度について、該温度と、予め設定されている基準温度と、の差分を計算し、該差分の合計値を、前記睡眠の量として計算する第1の計算工程と、
前記睡眠評価装置の第2の計算手段が、前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち最も低い温度と、前記基準温度と、の差分を、前記睡眠の深度として計算する第2の計算工程と、
前記睡眠評価装置の通知手段が、前記睡眠の量と前記睡眠の深度との組み合わせに対して予め定められている、前記睡眠の質を示す情報を前記患者に対して通知する通知工程と
を備えることを特徴とする。
睡眠そのものの評価を、睡眠時に頸部における深部の体温を測定するだけで行うことができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
システムの構成例を示す図。 センサ150のハードウェア構成例を示すブロック図。 睡眠評価装置100のハードウェア構成例を示すブロック図。 温度の時系列データの波形例を示す図。 評価に用いる情報の構成例を示す図。 睡眠の質を評価するための処理のフローチャート。 就寝覚醒リズムを評価するための処理のフローチャート。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
先ず、患者の頸部の深部の温度(体温)の時系列データから、該患者の睡眠について評価する為のシステムの構成例について、図1を用いて説明する。
150は頸部の深部の温度を測定するためのセンサで、図1に示す如く、患者190の頸部に装着する。患者の頸部における深部の温度を測定するためのセンサ、その動作原理、その使用方法については周知であるため、これに係る説明は省略する。
センサ150は頸部における深部の温度を定期的に測定し、各測定タイミング(時刻)における測定値(即ち測定した温度)を、該測定タイミングと関連づけて、無線で睡眠評価装置100に対して送信する。送信するタイミングについては別段特定のタイミングに限るものではない。即ち、測定する度に、測定した温度と測定したタイミングのセットを送信しても良いし、規定数のセットごとにまとめて送信するようにしても良い。
睡眠評価装置100には、様々な情報を表示可能な表示画面110と、各種の指示を入力するためのボタン120と、が備わっている。睡眠評価装置100は、センサ150から送信されたそれぞれのセットを保持し、患者190の睡眠を評価する旨の指示がボタン120の押下によって入力された場合には、この保持しておいたセットを用いて、患者190の睡眠を評価する。
次に、センサ150のハードウェア構成例について、図2のブロック図を用いて説明する。
深部温計測センサ201は、センサ150を取り付けた部位における深部の温度を測定するためのセンサである。本実施形態では、センサ150は患者190の頸部に取り付けるので、深部温計測センサ201は該頸部における深部の温度を測定することになる。
深部温計測センサ201からは定期的に測定した温度のデータが時系列に送出され、この送出されたデータは、測定タイミング(タイマ203により計時)のデータと共に、メモリ202に登録される。然るにメモリ202には、測定した温度の時系列データと、各温度の測定時刻と、が登録されることになる。
通信部204は、メモリ202に格納されているデータを定期的若しくは不定的に、無線通信でもって睡眠評価装置100に対して送出する。上記の通り、メモリ202に登録されているデータの送信タイミングは如何なるタイミングであっても良く、特定のタイミングに限るものではない。
上記の各部はバス205に接続されている。
次に、睡眠評価装置100のハードウェア構成例について、図3のブロック図を用いて説明する。
CPU301は、RAM302やROM303に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、睡眠評価装置100全体の動作制御を行うと共に、睡眠評価装置100が行うものとして後述する各処理を実行する。
RAM302は、ROM303からロードされたコンピュータプログラムやデータを一時的に記憶するためのエリアや、通信部304によりセンサ150から受信したデータを一時的に記憶するためのエリアを有する。また、RAM302は、CPU301が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも有する。即ち、RAM302は、各種のエリアを適宜提供することができる。
ROM303は、EEPROMなどにより構成されており、睡眠評価装置100が行うものとして後述する各処理をCPU301に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。また、患者190に固有の情報や、後述する処理において既知の情報として取り扱う情報についてもこのROM303に格納されている。
ボタン120は上記の通り、睡眠評価装置100の操作者が操作することで、各種の指示を入力するために用いるものである。ここではボタン120は1つのボタンにより構成されているものとするが、後述する操作ごとに設けても良い。
表示画面110は、液晶画面などにより構成されており、CPU301による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる画面である。
通信部304は、センサ150との間の無線通信を行うためのものであり、センサ150から送信されたデータを受信するためのものである。
上記の各部はバス305に接続されている。
次に、患者190の睡眠を評価するために該患者190の頸部における深部の温度を測定する方法について説明する。患者190の睡眠を評価するために用いる該患者190の頸部における深部の温度を取得するためには、睡眠前に患者190の頸部にセンサ150を取り付けておく必要がある。睡眠前に患者190の頸部にセンサ150を取り付けると、深部温計測センサ201は頸部における深部の温度の測定を開始するので、センサ150のメモリ202には、頸部にセンサ150を取り付けてからの各測定時刻における温度のデータが該測定時刻と共に記録される。そして患者190は頸部にセンサ150を取り付けた状態のままで就寝する。この間も深部温計測センサ201は温度測定を続けており、メモリ202へのデータの記録動作が続けられる。センサ150の通信部204は、メモリ202にセット(温度のデータと測定時刻)が記録される度に該セットを睡眠評価装置100に対して送信しても良いし、規定数のセットが記録される度に該規定数のセットを睡眠評価装置100に対して送信しても良い。睡眠評価装置100の通信部304は、通信部204によって送信されたデータを受信し、CPU301はこの受信したデータをRAM302に記録するので、RAM302には、患者190の頸部にセンサ150を取り付けて以降の各測定時刻における温度のデータと該測定時刻とが記録されることになる。そして患者190は起床すると、予め患者190の手元に配置しておいた睡眠評価装置100のボタン120を押下する。ボタン120の押下は患者190自身が行っても良いし、他のものが行っても良い。CPU301は、この押下を検知したタイミングを患者190の起床タイミングと判断し、RAM302へのデータの記録動作を停止させる。これによりRAM302には、患者190の頸部にセンサ150を取り付けてから起床するまでの各測定時刻における温度のデータと該測定時刻とが記録されていることになる。
このようにして、RAM302に「患者190の頸部にセンサ150を取り付けてから起床するまでの各測定時刻における温度のデータと該測定時刻」が取り込まれた後、この取り込んだデータを用いて睡眠評価装置100が患者190の睡眠を評価するために行う処理について、同処理のフローチャートを示す図6を用いて説明する。
なお、図6のフローチャートに従った処理をCPU301に実行させるためのコンピュータプログラムやデータは、ROM303に格納されている。然るにCPU301は、このコンピュータプログラムやデータをROM303からRAM302にロードし、このロードされたコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、図6のフローチャートに従った処理を実行することができる。
ステップS601では、評価開始の指示が入力されたか否かを判断する。この判断では、ボタン120が押下されたことを検知した場合には評価開始の指示が入力されたと判断しても良いし、表示画面110がタッチパネル画面であり、且つ該表示画面110に評価開始のボタン画像が表示されており、睡眠評価装置100の操作者がこのボタン画像をタッチしたことを検知した場合には評価開始の指示が入力されたと判断しても良い。即ち、評価開始の指示をどのような方法で入力するのか、どのような方法で検知するのかについては特定の入力方法、特定の検知方法に限るものではない。
いずれにせよ、評価開始の指示が入力されたと判断した場合には、処理はステップS602に進み、入力されたことを検知していない限りは、処理はステップS601で待機する。
ステップS602では、RAM302に格納されている、各測定時刻における温度のデータ、即ち、温度の時系列データから、睡眠期間における温度の時系列データ(部分時系列データ)を特定する。本ステップにおける処理についてより詳細に説明する。
各温度のデータには該温度の測定時刻が対応づけられているので、温度の時系列データが表す各温度を先頭測定時刻から順に参照して、初めて基準温度から規定量だけ下回った温度に達した測定時刻を特定することができる。
この基準温度は、患者190に対して予め設定されている温度であり、予め患者190の平均体温を測定し、これを基準温度としてROM303に格納しておいても良いし、その取得方法は特定の方法に限るものではない。
そして、該特定した測定時刻から、温度の時系列データにおける終端時刻(即ち、患者190が起床してボタン120を押下したことをCPU301が検知した時刻)、までの間の期間を睡眠期間とし、温度の時系列データから、この睡眠期間中の各測定時刻における温度を示す部分時系列データを特定する。
RAM302に格納されている温度の時系列データが表す温度の波形例を図4に示す。図4において横軸は測定時刻、縦軸は温度を示す。また、図4において波形401は温度の時系列データが表す波形であり、直線402は基準温度を示す。図4の場合、波形401において初めて基準温度から規定量だけ下回った温度に達した測定時刻はt1となっているので、ステップS602では先ずこのt1を特定する。そして、図4では、患者190が起床してボタン120を押下したことをCPU301が検知した時刻はt2としているので、ステップS602では、t1からt2までの間の波形が、患者190の睡眠期間中における温度の波形を示していると判断する。もちろん、温度の時系列データから睡眠期間中における温度の時系列データを特定するための方法は上記の方法に限るものではなく、他の方法も考え得る。
ステップS603では、部分時系列データが表す各測定時刻の温度と基準温度と、の差分を計算し、該差分の合計値を、患者190の睡眠の量として計算する。図4の例では、t1からt2までの各測定時刻について、該測定時刻における温度と基準温度との差分を計算する。そして、t1からt2までの各測定時刻について求めた差分の合計値を、患者190の睡眠の量として計算する。この合計量を求めることは、図4の場合、波形401と直線402とで挟まれている領域をt1からt2まで積分することに等価である。
次に、ステップS604では、部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち最も低い温度と、上記基準温度と、の差分を、患者190の睡眠の深度として計算する。図4の例では、波形401において最も低い温度(測定時刻t3における温度)と直線402が表す基準温度との差分DTを、患者190の睡眠の深度として求める。
次に、ステップS605では、ステップS603で求めた睡眠の量と、ステップS604で求めた睡眠の深度と、の組み合わせから、患者190の睡眠の質を判断し、判断した結果を、表示画面110に表示する。ここで、ROM303には、図5(5a)に例示するように、睡眠の量が閾値以上であるか否か及び睡眠の深度が閾値以上であるか否かの組み合わせごとに、対応する睡眠の質が予め登録されている。図5(5a)はあくまでも説明を簡単にするために模式的に示した図面であり、上記組み合わせごとの対応する睡眠の質がデータとしてどのようにROM303に登録されているのかについては、別段特定の方法に限るものではない。
図5(5a)に示す如く、睡眠の量が閾値(例えば2)以上、且つ睡眠の深度が閾値(例えば0.5)以上、であれば、睡眠の質は良い。また、睡眠の量が閾値以上、且つ睡眠の深度が閾値未満、であれば、睡眠は浅い眠りである。また、睡眠の量が閾値未満、且つ睡眠の深度が閾値以上、であれば、睡眠の時間は不足している。また、睡眠の量が閾値未満、且つ睡眠の深度が閾値未満、であれば、睡眠は不足している。
然るに、図5(5a)に示したような組み合わせ表を参照すれば、ステップS603で求めた睡眠の量と閾値との大小比較結果と、ステップS604で求めた睡眠の深度と閾値との大小比較結果と、の組み合わせに対応する、睡眠の質に係る情報が得られる。
そして得た情報に対応する画面を表示画面110上に表示するのであるが、例えば、「睡眠の質は良い」、「睡眠は浅い眠りである」、「睡眠の時間は不足している」、「睡眠は不足している」などの文字情報を表示しても良いし、これらに対応するアイコン(「睡眠の質は良い」の場合には笑っている顔のアイコン、「睡眠は浅い眠りである」の場合には少し眠そうな顔のアイコン、「睡眠の時間は不足している」や「睡眠は不足している」の場合にはより眠そうな顔のアイコン)を表示しても良い。
また、睡眠の質を睡眠評価装置100の操作者に通知するための方法はこのような表示に限るものではなく、例えば、睡眠評価装置100に音声出力機能が備わっている場合には、音声によって「睡眠の質は良い」、「睡眠は浅い眠りである」、「睡眠の時間は不足している」、「睡眠は不足している」などのメッセージを出力するようにしてもよい。
また、「睡眠の質は良い」、「睡眠は浅い眠りである」、「睡眠の時間は不足している」、「睡眠は不足している」などのような睡眠の質の評価結果を携帯電話などの外部機器に対して出力して、外部機器のユーザに対して通知するようにしても構わない。即ち、睡眠の質の評価結果の出力先については特定の出力先に限るものではない。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、部分時系列データから患者190の睡眠の質を評価したが、本実施形態ではこの部分時系列データから、患者の就寝覚醒リズムを評価する。以下では、第1の実施形態との差分のみについて重点的に説明し、以下で特に触れない限りは、第1の実施形態と同様であるものとする。即ち、本実施形態においても図1に示した構成を有するシステムを用いて、患者190の頸部における深部の温度を測定する。
そして本実施形態では、図6のフローチャートに従った処理に代えて若しくは加えて、図7のフローチャートに従った処理を実行する。図7に示した各処理ステップのうち図6に示した処理ステップと同様の処理を行う処理ステップには同じ参照番号を付しており、この処理ステップに係る説明は省略する。
ステップS701では、睡眠期間の開始時刻から、温度が最も低くなった測定時刻までの時間長を、患者190の睡眠の強度として計算する。図4の場合、t1からt3までの時間長Dを、患者190の睡眠の強度として計算する。
ステップS702では、部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち、睡眠期間の終了時刻(即ち、患者190が起床してボタン120を押下したことをCPU301が検知した時刻)における温度と、基準温度と、の差分を、患者190の睡眠からの覚醒度として計算する。図4の場合、t2における温度と基準温度との差分KTを、患者190の睡眠からの覚醒度として計算する。
ステップS703では、ステップS701で求めた睡眠の強度と、ステップS702で求めた覚醒度と、の組み合わせから、患者190の就寝覚醒リズムを判断し、判断した結果を、表示画面110に表示する。ここで、ROM303には、図5(5b)に例示するように、睡眠の強度が閾値以上であるか否か及び覚醒度が閾値以上であるか否かの組み合わせごとに、対応する就寝覚醒リズムが予め登録されている。図5(5b)はあくまでも説明を簡単にするために模式的に示した図面であり、上記組み合わせごとの対応する就寝覚醒リズムがデータとしてどのようにROM303に登録されているのかについては、別段特定の方法に限るものではない。
図5(5b)に示す如く、睡眠の強度が閾値(例えば300)以上、且つ覚醒度が閾値(例えば0.3)以上、であれば、就寝覚醒リズムは異常である。また、睡眠の強度が閾値以上、且つ覚醒度が閾値未満、であれば、就寝不良である。また、睡眠の強度が閾値未満、且つ覚醒度が閾値以上、であれば、覚醒は不良である。また、睡眠の強度が閾値未満、且つ覚醒度が閾値未満、であれば、就寝覚醒リズムは良い。
然るに、図5(5b)に示したような組み合わせ表を参照すれば、ステップS701で求めた睡眠の強度と閾値との大小比較結果と、ステップS702で求めた覚醒度と閾値との大小比較結果と、の組み合わせに対応する、就寝覚醒リズムに係る情報が得られる。
そして得た情報に対応する画面を表示画面110上に表示するのであるが、表示は第1の実施形態と同様に、文字情報で表示しても良いし、アイコンなどでもって表示しても良い。また、就寝覚醒リズムの評価結果の通知方法は第1の実施形態と同様、表示に限るものではなく、音声でもって通知しても良い。また、就寝覚醒リズムの評価結果の出力先についても、第1の実施形態と同様、特定の出力先に限るものではない。
[第3の実施形態]
第1の実施形態で説明した睡眠の質の評価結果通知と、第2の実施形態で説明した就寝覚醒リズムの評価結果通知と、は両方を行っても良い。即ち、図6のフローチャートに従った処理、図7のフローチャートに従った処理、の両方を実行し(重複部分は実行省略)、表示画面110に睡眠の質の評価結果と、就寝覚醒リズムの評価結果と、を並べて表示しても良い。また、両方の評価結果を一度に表示するのではなく、ボタン120の押下ごとに睡眠の質の評価結果と、就寝覚醒リズムの評価結果と、を交互に切り替えて表示しても良い。この交互表示はボタン120の押下を介在せずに行うようにしても良い。
また、図6のフローチャートに従った処理、図7のフローチャートに従った処理、のどっちを実行するのかを睡眠評価装置100の操作者に選択させるための画面を表示画面110に表示させて、該操作者がボタン120を用いて選択した一方の処理を実行するようにしても良い。
また、睡眠評価装置100において睡眠の評価結果を表示する代わりに、睡眠評価装置100はセンサ150から受信したデータ群をPC(パーソナルコンピュータ)などの外部機器に対して転送し、該外部機器がこの転送されたデータを用いて睡眠評価を行うようにしても良い。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
本開示の第1の様態は、患者の頸部における深部の温度を測定するセンサから得られる、該温度の時系列データを取得する取得手段と、
前記時系列データから、前記患者の睡眠期間中における温度を示す部分時系列データを特定する特定手段と、
前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度について、該温度と、予め設定されている基準温度と、の差分を計算し、該差分の合計値を、前記患者の睡眠の量として計算する第1の計算手段と、
前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち最も低い温度と、前記基準温度と、の差分を、前記睡眠の深度として計算する第2の計算手段と、
前記睡眠の量と前記睡眠の深度との組み合わせに対して予め定められている、前記睡眠の質を示す情報を前記患者に対して通知する通知手段と
を備えることを特徴とする。
本開示の第2の様態は、睡眠評価装置の取得手段が、患者の頸部における深部の温度を測定するセンサから得られる、該温度の時系列データを取得する取得工程と、
前記睡眠評価装置の特定手段が、前記時系列データから、前記患者の睡眠期間中における温度を示す部分時系列データを特定する特定工程と、
前記睡眠評価装置の第1の計算手段が、前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度について、該温度と、予め設定されている基準温度と、の差分を計算し、該差分の合計値を、前記患者の睡眠の量として計算する第1の計算工程と、
前記睡眠評価装置の第2の計算手段が、前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち最も低い温度と、前記基準温度と、の差分を、前記睡眠の深度として計算する第2の計算工程と、
前記睡眠評価装置の通知手段が、前記睡眠の量と前記睡眠の深度との組み合わせに対して予め定められている、前記睡眠の質を示す情報を前記患者に対して通知する通知工程と
を備えることを特徴とする。

Claims (12)

  1. 患者の頸部における深部の温度を測定するセンサから得られる、該温度の時系列データを取得する取得手段と、
    前記時系列データから、前記患者の睡眠期間中における温度を示す部分時系列データを特定する特定手段と、
    前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度について、該温度と、予め設定されている基準温度と、の差分を計算し、該差分の合計値を、前記睡眠の量として計算する第1の計算手段と、
    前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち最も低い温度と、前記基準温度と、の差分を、前記睡眠の深度として計算する第2の計算手段と、
    前記睡眠の量と前記睡眠の深度との組み合わせに対して予め定められている、前記睡眠の質を示す情報を前記患者に対して通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする睡眠評価装置。
  2. 前記特定手段は、
    前記時系列データが表す各温度を先頭測定時刻から順に参照して、初めて前記基準温度から規定量だけ下回った温度に達した測定時刻を特定し、該特定した測定時刻から、前記患者が起床したことを示す指示を検知した時刻、までの間の期間を前記睡眠期間とし、前記時系列データから、前記睡眠期間中における温度を示す部分時系列データを特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の睡眠評価装置。
  3. 前記通知手段は、
    前記睡眠の量が閾値以上、且つ前記睡眠の深度が閾値以上、であれば、前記睡眠の質が良いことを前記患者に対して通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の睡眠評価装置。
  4. 前記通知手段は、
    前記睡眠の量が閾値以上、且つ前記睡眠の深度が閾値未満、であれば、前記睡眠が浅い眠りであることを前記患者に対して通知することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の睡眠評価装置。
  5. 前記通知手段は、
    前記睡眠の量が閾値未満、且つ前記睡眠の深度が閾値以上、であれば、前記睡眠の時間が不足していることを前記患者に対して通知することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の睡眠評価装置。
  6. 前記通知手段は、
    前記睡眠の量が閾値未満、且つ前記睡眠の深度が閾値未満、であれば、前記睡眠が不足していることを前記患者に対して通知することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の睡眠評価装置。
  7. 更に、
    前記睡眠期間の開始時刻から、前記最も低い温度となった測定時刻までの時間長を前記睡眠の強度として計算する第3の計算手段と、
    前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち終端時刻における温度と、前記基準温度と、の差分を、前記睡眠からの覚醒度として計算する第4の計算手段と、
    を備え、
    前記通知手段は、前記通知の代わりに、若しくは該通知と共に、前記睡眠の強度と前記睡眠からの覚醒度との組み合わせに対して予め定められている、前記患者の就寝覚醒リズムを示す情報を前記患者に対して通知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の睡眠評価装置。
  8. 前記通知手段は、
    前記睡眠の強度が閾値以上、且つ前記覚醒度が閾値以上、であれば、前記患者の就寝覚醒リズムが異常であることを前記患者に対して通知することを特徴とする請求項7に記載の睡眠評価装置。
  9. 前記通知手段は、
    前記睡眠の強度が閾値以上、且つ前記覚醒度が閾値未満、であれば、前記患者の就寝覚醒リズムが不良であることを前記患者に対して通知することを特徴とする請求項7又は8に記載の睡眠評価装置。
  10. 前記通知手段は、
    前記睡眠の強度が閾値未満、且つ前記覚醒度が閾値以上、であれば、前記患者の就寝覚醒リズムが不良であることを前記患者に対して通知することを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の睡眠評価装置。
  11. 前記通知手段は、
    前記睡眠の強度が閾値未満、且つ前記覚醒度が閾値未満、であれば、前記患者の就寝覚醒リズムが良いことを前記患者に対して通知することを特徴とする請求項7乃至10の何れか1項に記載の睡眠評価装置。
  12. 睡眠評価装置の制御方法であって、
    前記睡眠評価装置の取得手段が、患者の頸部における深部の温度を測定するセンサから得られる、該温度の時系列データを取得する取得工程と、
    前記睡眠評価装置の特定手段が、前記時系列データから、前記患者の睡眠期間中における温度を示す部分時系列データを特定する特定工程と、
    前記睡眠評価装置の第1の計算手段が、前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度について、該温度と、予め設定されている基準温度と、の差分を計算し、該差分の合計値を、前記睡眠の量として計算する第1の計算工程と、
    前記睡眠評価装置の第2の計算手段が、前記部分時系列データが表す各測定時刻の温度のうち最も低い温度と、前記基準温度と、の差分を、前記睡眠の深度として計算する第2の計算工程と、
    前記睡眠評価装置の通知手段が、前記睡眠の量と前記睡眠の深度との組み合わせに対して予め定められている、前記睡眠の質を示す情報を前記患者に対して通知する通知工程と
    を備えることを特徴とする睡眠評価装置の制御方法。
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