JP6517647B2 - 居眠り判定システム - Google Patents

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Description

本発明は、居眠り判定システムに関する。
従来から特許文献1に示されるように、運転者の自宅から検出した、蛍光灯の作動時間、テレビのオフ時間、運転者のいびきの情報、及び外部の騒音から、運転者の睡眠時間及び眠りの質を判定し、運転者の眠気を推定するシステムが提案されている。
特許4211841号公報
特許文献1に示されるシステムでは、運転者に眠気ありと判定された場合に、この眠気によって、運転開始から所定時間以内に居眠りするか否かを判定することができない。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、ユーザが運転を開始した時点から所定時間以内に居眠りするか否かを判定することができる居眠り判定システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る居眠り判定システムの発明は、ユーザが運転をする場合における居眠りを判定するシステムであって、前記ユーザの生体情報を検出する生体情報検出部と、前記生体情報検出部によって検出された前記生体情報に基づいて、前記ユーザの運転前の睡眠である運転前睡眠における、前記ユーザが寝る態勢に入った時刻から入眠開始時刻までの経過時間である入眠潜時を演算する第一演算部と、前記生体情報検出部によって検出された前記生体情報に基づいて、前記運転前睡眠における睡眠深度を演算する第二演算部と、前記第二演算部によって演算された前記運転前睡眠における前記睡眠深度に基づいて、前記睡眠深度を所定の基準値よりも浅い浅睡眠とこの浅睡眠よりも睡眠がより深く前記所定の基準値よりも深い深睡眠とに分けた場合における前記深睡眠が最も継続した継続時間を演算する第三演算部と、前記第一演算部によって演算された前記入眠潜時を第一係数で除算して第一特徴量を演算する第四演算部と、前記第三演算部によって演算された前記継続時間の逆数に第二係数を乗算して第二特徴量を演算する第五演算部と、前記第四演算部によって演算された前記第一特徴量及び前記第五演算部によって演算された前記第二特徴量の少なくとも一方が、所定の基準値よりも大きいと判断した場合に、前記ユーザが前記運転を開始した時点から所定経過時間以内に、前記ユーザが居眠りをすると判定する居眠り判定部と、を有する。
本発明の発明者は、ユーザの入眠潜時を第一係数で除算した第一特徴量、及びユーザの深睡眠最大継続時間の逆数に第二係数を乗算した第二特徴量と、ユーザが運転を開始した時点からユーザの居眠り開始までの経過時間との間に相関関係があることを見出した。そして、本発明の発明者は、第一特徴量及び第二特徴量の少なくとも一方が、所定の基準値よりも大きい場合には、ユーザが運転を開始した時点から所定経過時間以内に、ユーザが居眠りすることを見出した。この知見に基づいて、居眠り判定部は、第一特徴量及び第二特徴量の少なくとも一方が、所定の基準値よりも大きいと判断した場合に、ユーザが運転を開始した時点から所定経過時間以内に、ユーザが居眠りをすると判定する。これにより、ユーザが運転を開始した時点から所定時間以内に、ユーザが居眠りするか否かを判定することができる居眠り判定システムを提供することができる。
被験者の運転前の睡眠における第一特徴量A及び第二特徴量Bと、被験者の睡眠後の運転開始から居眠り開始までの時間との関係を表したグラフである。 被験者の運転前の睡眠における睡眠深度と時間との関係を表したグラフである。 居眠り判定システムの構成図である。 図3の居眠り判定装置30が実行する「居眠り判定処理」のフローチャートである。 睡眠判定式の一例である。
(活性判定の概要)
本発明の発明者は、図1のグラフに示すように、被験者A〜Iの運転前の睡眠における第一特徴量A及び第二特徴量Bと、被験者A〜Iの運転開始から居眠り開始までの時間との関係について試験を重ねた。ここで、被験者A〜Iの運転前の睡眠とは、運転する被験者A〜Iの前回の睡眠のことをさす。
第一特徴量Aは、下式(1)に示すように、被験者A〜Iの入眠潜時Taを第一係数α(例えば20)で除算して正規化した値である。
A=Ta/α…(1)
A:第一特徴量
Ta:入眠潜時
α:第一係数
なお、入眠潜時Taとは、図2に示すように、被験者A〜Iが睡眠しようとしている態勢に入った時刻、つまり、就床時刻から入眠開始時刻までの経過時間である。なお、就床時刻とは、例えば、ユーザMが寝具上に横臥した時刻をいう。
第二特徴量Bは、下式(2)に示すように、被験者A〜Iの深睡眠最大継続時間Tbの逆数に第二係数β(例えば25)を乗算して正規化した値である。
B=1/Tb×β…(2)
B:第二特徴量
Tb:深睡眠最大継続時間
β:第二係数
深睡眠最大継続時間Tb(特許請求の範囲に記載の継続時間)とは、図2に示すように、被験者A〜Iの1睡眠において、深睡眠が最も継続した時間である。
深睡眠とは、所定の基準値よりも浅い浅睡眠よりも睡眠がより深い睡眠、つまり、前記所定の基準値よりも睡眠がより深い睡眠のことをいう。本実施形態では、被験者A〜Iの睡眠深度を、睡眠が深くなるに従って、レム睡眠、睡眠第1深度、睡眠第2深度、睡眠第3深度、睡眠第4深度に分類した場合に、レム睡眠、睡眠第1深度、及び睡眠第2深度を浅睡眠とし、睡眠第3深度及び睡眠第4深度を深睡眠としている。
図2に示すように、被験者A〜Iの1睡眠中において、被験者A〜Iの睡眠深度が所定の周期をもって、深くなったり、浅くなったりする睡眠サイクルが複数回繰り返される。そして、複数回の睡眠サイクルの後に、被験者A〜Iは覚醒する。
なお、A〜Iに付されている数字は、各被験者A〜Iについての第一特徴量A及び第二特徴量Bが、日をおいて測定された順番を表している。
入眠潜時Taが長い程、つまり、第一特徴量Aが大きい程、ユーザMの睡眠の質は低かったといえ、ユーザMが運転開始後に居眠りし易いといえる。また、深睡眠最大継続時間Tbが短い程、つまり、第二特徴量Bが大きい程、ユーザMの睡眠の質は低かったといえ、ユーザMが運転開始後に居眠りし易いといえる。そして、本発明の発明者は、図1に示すように、第一特徴量A及び第二特徴量Bと、被験者A〜Iの運転開始から居眠り開始までの経過時間との間に相関関係があることを見出した。そして、本発明の発明者は、第一特徴量A及び第二特徴量Bの少なくとも一方が、所定の基準値C(例えば1)よりも大きい場合には、被験者A〜Iが運転を開始した時点から所定経過時間D(例えば16分)以内に、被験者A〜Iが居眠りすることを見出した。
なお、ここでいう居眠りとは、NEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organization)の評価方法に基づく眠気レベルが、眠気レベル5であることをいう。なお、NEDOの評価方法とは、ビデオカメラで撮影された被験者A〜Iの顔面表情に基づき、眠気を推定する方法である。以下に、NEDOの評価方法に基づく眠気レベルを示す。
眠気レベル1:全く眠くなさそう(視線の移動が速く頻繁である。瞬きは、2秒に2回くらいの安定した周期で動きが活発で、身体の動きを伴う。)
眠気レベル2:やや眠そう(唇が開いている。視線移動の動きが遅い。)
眠気レベル3:眠そう(瞬きはゆっくりと頻発。口の動きがある。座り直しが有る。顔に手をやる。)
眠気レベル4:かなり眠そう(意識的と思われる瞬きがある。あくびは頻発し、深呼吸もみられる。瞬きも視線の動きも遅い。)
眠気レベル5:非常に眠そう(瞼を閉じる。頭が前に傾く。頭が後に倒れる。)
なお、第一係数α、第二係数β、及び基準値Cは、所定経過時間Dの値によって適宜設定される。
上記したように、第一特徴量A及び第二特徴量Bの少なくとも一方が、基準値Cよりも大きい場合には、被験者A〜Iが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、被験者A〜Iが居眠りするという知見に基づいて発明された本実施形態の居眠り判定システム100について、以下に説明する。
(居眠り判定システムの構成)
以下に、図3を用いて、居眠り判定システム100の構成について説明する。居眠り判定システム100は、生体情報検出装置10、携帯端末装置20、及び居眠り判定装置30とから構成されている。
生体情報検出装置10は、生体情報検出部11と制御部15とから構成されている。生体情報検出部11は、ユーザMの生体情報である体動振動、脈拍の少なくとも1つを検出し、制御部15に出力するセンサである。生体情報検出部11は、例えば、圧電素子や静電容量式等の圧力センサや、レーダドップラセンサ等の電波式センサ、加速度センサである。本実施形態では、生体情報検出部11は、ユーザMが睡眠時にその上面に横臥して睡眠するマット等の寝具19の上面部に設けられている。ユーザMが寝具19上に横臥すると、ユーザMの体動振動や、脈動により、寝具19が繰り返し押圧される。この寝具19が繰り返し押圧されることにより生じる圧力が生体情報検出部11に伝播し、生体情報検出部11が繰り返し押圧され、生体情報検出部11に圧力が繰り返し付与される。そして、生体情報検出部11は、繰り返し付与される圧力を、ユーザMの生体情報(体動情報、脈動情報)として検出し、この検出結果を制御部15に出力する。
制御部15は、生体情報検出部11と接続している。制御部15は、後述の携帯端末装置20の無線通信部20aと無線通信する生体情報送信部15aを有している。生体情報送信部15aは、生体情報検出部11によって検出された生体情報を、携帯端末装置20の無線通信部20aに送信する。
携帯端末装置20は、ユーザMが携帯する装置である。携帯端末装置20には、所謂スマートフォンやタブレットPCが含まれる。携帯端末装置20は、無線通信部20a及び生体情報記憶部20bを有している。無線通信部20aは、生体情報送信部15a及び後述する生体情報受信部30aと無線通信する。無線通信部20aと生体情報送信部15a間の通信方式、及び無線通信部20aと生体情報受信部30a間の通信方式には、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)、赤外線通信等が含まれる。生体情報記憶部20bは、生体情報送信部15aから送信された生体情報を、この生体情報が検出された時刻と関連付けて記憶する。
居眠り判定装置30は、ユーザMが運転する車両200に搭載されている。居眠り判定装置30は、生体情報受信部30a、第一演算部30b、第二演算部30c、第三演算部30d、第四演算部30e、第五演算部30f、居眠り判定部30g、及び報知部30hを有している。生体情報受信部30aは、携帯端末装置20の無線通信部20aと通信し、無線通信部20aが送信したその検出時刻と対応付けられたユーザMの生体情報を受信する。
第一演算部30b、第二演算部30c、第三演算部30d、第四演算部30e、第五演算部30f、居眠り判定部30g、及び報知部30hが実行する処理については、図4に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
車両200には、報知装置50が設けられている。報知装置50は、ユーザMに情報を報知するものであり、例えば、カーナビゲーション装置、スピーカー、ディスプレイやインジケーター等の表示装置が含まれる。
(居眠り判定処理)
以下に、図4に示すフローチャートを用いて、居眠り判定装置30が実行する「居眠り判定処理」について説明する。車両200のイグニッションがONとされると、「居眠り判定処理」が開始し、プログラムはステップS11に進む。
ステップS11において、居眠り判定装置30が生体情報受信部30aを介して、その検出時刻と対応付けられたユーザMの生体情報を受信したと判断した場合には(ステップS11:YES)、プログラムをステップS12に進める。一方で、居眠り判定装置30が、その検出時刻と対応付けられたユーザMの生体情報を受信していないと判断した場合には(ステップS11:NO)、ステップS11の処理を繰り返す。
ステップS12において、第一演算部30bは、その検出時刻と対応付けられたユーザMの生体情報に基づいて、ユーザMが寝具19上に横臥して就床を開始することによって最初に生体情報が検出された時刻を、ユーザMの就床時刻として認識する。そして、第一演算部30bは、その検出時刻と対応付けられた生体情報に基づいて、ユーザMの入眠開始時刻を認識する。詳細には、第一演算部30bは、ユーザMが入眠したか否かの判定をユーザMの体動振動に基づき行なう。なお、入眠の判定については、どのような方法を用いてもよい。例えば、特開2014−70766号公報に開示されている方法によって計算してもよい。つまり、まず、生体情報検出部11によって検出された生体情報である体動に基づいて、寝具19上に横たわっているユーザMの単位時間当たりの体動数を演算する。そして演算された体動数に基づいて、睡眠状態及び覚醒状態を判断する。具体的には、生体情報検出部11に掛かっている荷重の変動数を体動数に変換し、体動数を記憶する。そして、図5に例示される睡眠判定式から体動数を、睡眠状態を表す指標Zに変換する。指標Zが0を超えていれば、ユーザMが覚醒状態であると判断する。指標Zが0以下であれば、ユーザMが入眠し睡眠状態にあると判断する。そして、第一演算部30bは、就床時刻から入眠開始時刻までの経過時間である入眠潜時Taを演算する。
ステップS13において、第二演算部30cは、その検出時刻と対応付けられた生体情報に基づいて、ユーザMの前回の睡眠における睡眠深度を演算する。例えば、第二演算部30cは、単位時間当たりのユーザMの体動振動が少ない程、ユーザMが深い睡眠深度にあると演算する。なお、ユーザMの生体情報に基づいて睡眠深度を演算する方法は、特開2002−291710号公報、特開2009−153550号公報、特開2011−67241号公報等に示されるように公知技術であるので、ここでの説明は割愛する。
ステップS14において、第三演算部30dは、第二演算部30cによって演算されたユーザMの睡眠深度に基づいて、上述したユーザMの深睡眠最大継続時間Tbを演算する。
ステップS15において、第四演算部30eは、上式(1)を用いて、第一演算部30bによって演算された入眠潜時Taを第一係数αで除算して第一特徴量Aを演算する。
ステップS16において、第五演算部30fは、上式(2)を用いて、ユーザMの深睡眠最大継続時間Tbの逆数に第二係数βを乗算して、第二特徴量Bを演算する。
ステップS17において、居眠り判定部30gは、ステップS15によって演算された第一特徴量A及びステップS16において演算された第二特徴量Bの少なくとも一方が、基準値Cよりも大きいと判断した場合には、(ステップS17:YES)、プログラムをステップS18に進める。一方で、居眠り判定部30gは、ステップS15によって演算された第一特徴量A及びステップS16において演算された第二特徴量Bの両方が、基準値C以下であると判断した場合には、(ステップS17:NO)、プログラムをステップS19に進める。
ステップS18において、居眠り判定部30gは、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に居眠りすると判定する。
ステップS19において、居眠り判定部30gは、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に居眠りしないと判定し、「居眠り判定処理」を終了させる。
ステップS20において、報知部30hは、ユーザMの居眠りに関する情報を報知装置50に報知させる。
ユーザMの居眠りに関する情報については、以下の(1)〜(3)が含まれる。
(1)ユーザMが運転開始から所定経過時間D以内で居眠りする旨の情報
(2)十分な注意をもって運転しなければならない旨の情報
(3)運転すべきでない旨の情報
或いは、報知部30hは、以下に示す(4)、(5)のユーザMの居眠りに関する情報をカーナビゲーション装置である報知装置50に報知させる実施形態であっても差し支え無い。
(4)ユーザMが運転開始から居眠りを開始する時間(所定経過時間D)と、目的地に到達するまでの予想時間によって演算された、ユーザMの休憩タイミング、及び走行経路上に存在する休憩場所の情報
(5)ユーザMが運転開始から所定経過時間Dが経過するまでに到達できる範囲内ある休憩場所の情報、この休憩場所までのルート、及びこの休憩場所から目的地までのルート
ステップS20が終了すると、「居眠り判定処理」が終了する。
(本実施形態の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明の発明者は、ユーザMの運転前の睡眠における入眠潜時Taを第一係数αで除算した第一特徴量A、及びユーザMの運転前の睡眠における深睡眠最大継続時間Tbの逆数に第二係数βを乗算した第二特徴量Bと、ユーザMが運転を開始した時点からユーザMの居眠り開始までの経過時間との間に相関関係があることを見出した。そして、本発明の発明者は、第一特徴量A及び第二特徴量Bの少なくとも一方が、所定の基準値Cよりも大きい場合には、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りすることを見出した。この知見に基づいて、居眠り判定部30gは、第一特徴量A及び第二特徴量Bの少なくとも一方が、基準値Cよりも大きいと判断した場合に(図4のステップS17:YES)、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをすると判定する(図4のステップS18)。これにより、ユーザMが運転開始から所定経過時間D以内に居眠りするか否かを判定することができる居眠り判定システム100を提供することができる。
居眠り判定部30gが、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをすると判定した場合に(図4のステップS18)、報知部30hは、報知装置50にユーザMの居眠りに関する情報を報知させる。これにより、ユーザMは、運転中に居眠りすることを予め知覚することができ、運転中の居眠りに起因する事故を回避することができる。
生体情報検出部11は、ユーザMが睡眠時に横臥して睡眠する寝具19に設けられている。このため、ユーザMが、睡眠時に寝具19に横臥するだけで、寝具19に設けられた生体情報検出部11によってユーザMの生体情報が検出される。このため、ユーザMの身体に取り付けられる生体情報検出部と比較して、ユーザMが睡眠前に生体情報検出部を取り付ける必要が無く、睡眠前にユーザMが煩わしく感じることが無く、ユーザMの入眠が阻害されない。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、生体情報検出装置10で取得されたユーザMの生体情報は、ユーザMが携帯する携帯端末装置20を介して、居眠り判定装置30に入力される。しかし、生体情報検出装置10で取得されたユーザMの生体情報が、メモリーカードやUSBメモリー等の記憶媒体を介して、居眠り判定装置30に入力される実施形態であっても差し支え無い。或いは、生体情報検出装置10で取得されたユーザMの生体情報が、モバイルデータ通信回線を介して、居眠り判定装置30に入力される実施形態であっても差し支え無い。
生体情報検出部11は、ユーザMの手首に装着される腕時計やリストバンドに設けられていても差し支え無い。或いは、生体情報検出部11は、ユーザMの胸部に直接貼り付けられる複数の電極、或いは、ユーザMが着用する衣類に設けられ、ユーザMと接触する複数の電極であっても差し支え無い。この実施形態では、ユーザMと接触する複数の電極間の電位差により、脈動情報としてユーザMの心拍が検出される。或いは、生体情報検出部11は、ユーザMの指先や耳たぶの血管の容積変化を検出することにより、脈動情報としてユーザMの脈波を検出する光電式脈波センサであっても差し支え無い。
第一演算部30b、第二演算部30c、居眠り判定部30g、及び報知部30hが、生体情報検出装置10や携帯端末装置20に設けられている実施形態であっても差し支え無い。
ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをするという情報が、居眠り判定装置30から運送会社やタクシー会社の運行管理システムや運行管理者に送信される実施形態であっても差し支え無い。この実施形態では、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをするという情報が運行管理システムや運行管理者に送信されると、運行管理システムや運行管理者は、ユーザMが運転開始から所定経過時間Dが経過するまでに到達できる範囲内ある休憩場所の情報、この休憩場所までのルート、及びこの休憩場所から目的地までのルートを居眠り判定装置30に送信して、これらの情報を報知装置50において報知させる。或いは、運行管理者は、上記した情報をユーザMに知らせる。
以上説明した実施形態では、生体情報検出部11は、ユーザMが睡眠時にその上面に横臥して睡眠するマット等の寝具19の上面部に設けられている。しかし、生体情報検出部11が、ユーザMが運転する車両のシートに設けられている実施形態であっても差し支え無い。この実施形態では、ユーザMが運転前に車中泊した場合における入眠潜時Ta及び深睡眠最大継続時間Tbが上記シートに設けられた生体情報検出部11によって検出されて、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをするか否かが判定される。
本実施形態では、運転するユーザMの前回の睡眠の入眠潜時Ta及び深睡眠最大継続時間Tbに基づいて、第一特徴量A及び第二特徴量Bを演算して、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをするか否かを判定している。しかし、運転するユーザMの前々回やそれ以前の睡眠の入眠潜時Ta及び深睡眠最大継続時間Tbに基づいて、第一特徴量A及び第二特徴量Bを演算して、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをするか否かを判定する実施形態であっても差し支え無い。なお、本実施形態のように、運転するユーザMの前回の睡眠の入眠潜時Ta及び深睡眠最大継続時間Tbに基づいて、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをするか否かを判定する実施形態であれば、精度高く、ユーザMが運転を開始した時点から所定経過時間D以内に、ユーザMが居眠りをするか否かを判定することができる。
11…生体情報検出部、19…寝具、30b…第一演算部、30c…第二演算部、30d…第三演算部、30e…第四演算部、30f…第五演算部、30g…居眠り判定部、30h…報知部、50…報知装置、100…居眠り判定システム

Claims (3)

  1. ユーザが運転をする場合における居眠りを判定するシステムであって、
    前記ユーザの生体情報を検出する生体情報検出部と、
    前記生体情報検出部によって検出された前記生体情報に基づいて、前記ユーザの運転前の睡眠である運転前睡眠における、前記ユーザが寝る態勢に入った時刻から入眠開始時刻までの経過時間である入眠潜時を演算する第一演算部と、
    前記生体情報検出部によって検出された前記生体情報に基づいて、前記運転前睡眠における睡眠深度を演算する第二演算部と、
    前記第二演算部によって演算された前記運転前睡眠における前記睡眠深度に基づいて、前記睡眠深度を所定の基準値よりも浅い浅睡眠とこの浅睡眠よりも睡眠がより深く前記所定の基準値よりも深い深睡眠とに分けた場合における前記深睡眠が最も継続した継続時間を演算する第三演算部と、
    前記第一演算部によって演算された前記入眠潜時を第一係数で除算して第一特徴量を演算する第四演算部と、
    前記第三演算部によって演算された前記継続時間の逆数に第二係数を乗算して第二特徴量を演算する第五演算部と、
    前記第四演算部によって演算された前記第一特徴量及び前記第五演算部によって演算された前記第二特徴量の少なくとも一方が、所定の基準値よりも大きいと判断した場合に、前記ユーザが前記運転を開始した時点から所定経過時間以内に、前記ユーザが居眠りをすると判定する居眠り判定部と、を有する居眠り判定システム。
  2. 前記ユーザの居眠りに関する情報を報知する報知装置と、
    前記居眠り判定部が、前記ユーザが前記運転を開始した時点から前記所定経過時間以内に、前記ユーザが居眠りをすると判定した場合に、前記報知装置に前記ユーザの居眠りに関する情報を報知させる報知部と、を有する請求項1に記載の居眠り判定システム。
  3. 前記生体情報検出部は、前記ユーザが睡眠時に横臥して睡眠する寝具に設けられている請求項1又は請求項2に記載の居眠り判定システム。
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