JPWO2014027498A1 - サイクロン分離装置及びこれを備えた電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

装置を大型化させることなく、ごみの分離性能を向上させ、かつ、集塵室に捕集した塵埃の逆流を抑制することができるサイクロン分離装置を提供する。このため、サイクロン分離装置において、内部において含塵空気を側壁に沿って旋回させ、含塵空気からごみを分離する旋回室(20)と、前記旋回室(20)の前記側壁に形成された第1の開口部(28)を介して前記旋回室(20)の内部と連通した第1の集塵室(31)と、前記旋回室(20)における前記第1の開口部(28)よりも下流側に形成された第2の開口部(29)を介して前記旋回室(20)の内部と連通した第2の集塵室(32)と、前記旋回室(20)内の空気を排出するための排出口(34)と連通された排出管(33)と、前記第1の開口部(28)の上流側に設けられ、前記旋回室(20)の内部へと含塵空気を流入させる複数の流入口(21,25)と、を備える。

Description

この発明は、サイクロン分離装置及びこれを備えた電気掃除機に関するものである。
従来におけるサイクロン分離装置及びこれを備えた電気掃除機においては、吸引した含塵空気を円筒の分離室内で旋回させることにより、まず、含塵空気中の比較的大きな塵埃を遠心力により分離し分離室下方の集塵室に捕集する。その上で、さらに遠心力の高い分離部で空気を旋回させて比較的小さな塵埃を分離し、その下方の集塵室に捕集するものや(例えば、特許文献1参照)、あるいは、さらにフィルタ等で濾過して比較的小さな塵埃を分離し、その下方の集塵室に捕集するもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
また、旋回室の側壁に設けられた開口部から旋回室の上方で先に比較的大きな塵埃を遠心力で半径方向に飛ばし、旋回室の側壁に設けられた開口部を通して集塵室に捕集するものも従来において知られている(例えば、特許文献3参照)。
日本特開2010−201167号公報 日本特開2009−055980号公報 日本特開2011−160828号公報 日本特開平05−176871号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に示された従来技術においては、比較的大きな塵埃を捕集する集塵室を分離室の下方に設けているため、集塵室内へ流入する気流が多い。このため、集塵室に捕集した塵埃が流入した気流により飛散して分離室へと戻ってしまい、捕集性能が悪化してしまうという課題がある。
また、特許文献3に示された従来技術においては、旋回室内の気流の旋回力が弱く、気流が下降しやすく、また、旋回室上方での遠心力が弱い。このため、捕集性能を確保するために下流側にさらに旋回室を設ける必要があり、サイクロン分離装置全体として大型化してしまうという課題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、装置を大型化させることなく、ごみの分離性能を向上させ、かつ、集塵室に捕集した塵埃の逆流を抑制することができるサイクロン分離装置及びこのようなサイクロン分離装置を備えた電気掃除機を得るものである。
この発明に係るサイクロン分離装置においては、内部において含塵空気を側壁に沿って旋回させ、含塵空気からごみを分離する旋回室と、前記旋回室の前記側壁に形成された第1の開口部を介して前記旋回室の内部と連通した第1の集塵室と、前記旋回室における前記第1の開口部よりも下流側に形成された第2の開口部を介して前記旋回室の内部と連通した第2の集塵室と、前記旋回室内の空気を排出するための排出口と連通された排出管と、前記第1の開口部の上流側に設けられ、前記旋回室の内部へと含塵空気を流入させる複数の流入口と、を備えた構成とする。
また、この発明に係る電気掃除機においては、上述したようなサイクロン分離装置と、前記サイクロン分離装置の内部に所定の気流を発生させるための送風機と、を備えた構成とする。
この発明に係るサイクロン分離装置及びこれを備えた電気掃除機においては、装置を大型化させることなく、ごみの分離性能を向上させ、かつ、集塵室に捕集した塵埃の逆流を抑制することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る電気掃除機を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体と集塵ユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体と集塵ユニットを示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体を示す斜視図である。 図3に示す掃除機本体及び集塵ユニットのA−A断面図である。 図3に示す掃除機本体及び集塵ユニットのB−B断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の集塵ユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の集塵ユニットを示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の集塵ユニットの分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の集塵ユニットを示す平面図である。 図10に示す集塵ユニットのC−C断面図である。 図10に示す集塵ユニットのD−D断面図である。 図11に示す集塵ユニットのE−E断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の集塵ユニットの流入部ケースを示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の集塵ユニットのバイパス部ケースを示す平面図である。 図10中にFで示す切断面で切断した集塵ユニットを側面から見た図である。 図11に示す集塵ユニットのG−G断面図である。 図11に示す集塵ユニットのH−H断面図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図18は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は電気掃除機を示す斜視図、図2は電気掃除機の掃除機本体と集塵ユニットを示す斜視図、図3は電気掃除機の掃除機本体と集塵ユニットを示す平面図、図4は電気掃除機の掃除機本体を示す斜視図、図5は図3に示す掃除機本体及び集塵ユニットのA−A断面図、図6は図3に示す掃除機本体及び集塵ユニットのB−B断面図、図7は電気掃除機の集塵ユニットを示す斜視図、図8は電気掃除機の集塵ユニットを示す側面図、図9は電気掃除機の集塵ユニットの分解斜視図、図10は電気掃除機の集塵ユニットを示す平面図、図11は図10に示す集塵ユニットのC−C断面図、図12は図10に示す集塵ユニットのD−D断面図、図13は図11に示す集塵ユニットのE−E断面図、図14は電気掃除機の集塵ユニットの流入部ケースを示す平面図、図15は電気掃除機の集塵ユニットのバイパス部ケースを示す平面図、図16は図10中にFで示す切断面で切断した集塵ユニットを側面から見た図、図17は図11に示す集塵ユニットのG−G断面図、図18は図11に示す集塵ユニットのH−H断面図である。
図1に示すように、電気掃除機1は、吸込口体2、吸引パイプ3、接続パイプ4、サクションホース5及び掃除機本体6を要部として構成される。吸込口体2は、下向きに形成された開口から、床面上のごみ(塵埃)を空気と一緒に吸い込むためのものである。吸込口体2の長手方向略中央部には、排気のための接続部が設けられている。
吸込口体2の接続部には、吸引パイプ3の一側(吸気側)の端部が接続される。この吸引パイプ3は、円筒状を呈する真直ぐな部材からなる。吸引パイプ3の他端部には、接続パイプ4の一側(吸気側)の端部が接続される。この接続パイプ4は、途中で折れ曲がった円筒状の部材からなる。
接続パイプ4には、取っ手7が設けられている。取っ手7は、電気掃除機1の使用者が持って操作するためのものである。取っ手7には、電気掃除機1の運転を制御するための操作スイッチ8が設けられている。接続パイプ4の他端部には、サクションホース5の一側(吸気側)の端部が接続される。このサクションホース5は、可撓性を備えた蛇腹状を呈する部材からなる。
掃除機本体6は、ごみを含む空気(含塵空気)からごみを分離し、ごみが取り除かれた空気(清浄空気)を排出する(例えば、室内に戻す)ためのものである。掃除機本体6の前側端部には、ホース接続口9が形成されている。掃除機本体6のホース接続口9には、サクションホース5の他端部が接続される。また、掃除機本体6の両側には車輪10が取り付けられている。
掃除機本体6は、電源コード11を備えている。この電源コード11は、掃除機本体6内部のコードリール部(図示せず)に巻き付けられている。電源コード11が外部電源に接続されることにより、後述する電動送風機13等の内部機器が通電する。電動送風機13は、通電によって駆動し、操作スイッチ8に対する操作に応じて所定の吸引動作を行う。
吸込口体2、吸引パイプ3、接続パイプ4及びサクションホース5は、内部が一続きに形成されている。電動送風機13が吸引動作を行うと、床面上のごみが空気と一緒に吸込口体2に吸い込まれる。吸込口体2に吸い込まれた含塵空気は、吸込口体2、吸引パイプ3、接続パイプ4、サクションホース5の順にこれらの内部を通って、掃除機本体6に送られる。このように、吸込口体2、吸引パイプ3、接続パイプ4及びサクションホース5は、外部から掃除機本体6の内部に含塵空気を流入させるための風路を形成する。
図2及び図3に示すように、掃除機本体6には、集塵ユニット12が着脱自在に取り付けられている。掃除機本体6から集塵ユニット12を取り外した状態が図4である。掃除機本体6は、電動送風機収容ユニット6aと集塵ユニット収容部6bとを備えている。
電動送風機収容ユニット6aは、箱状を呈する部材(例えば、成型品)からなる。電動送風機収容ユニット6aは、後側端部から前側寄りの所定の位置までの部分は、後方が高く、前方が低くなるように、その上面が斜めに形成されている。また、電動送風機収容ユニット6aの前記所定位置よりも前側の部分は、後方が低く、前方が高くなるように、その上面が斜めに形成されている。
したがって、電動送風機収容ユニット6aの上面の一部は、側方から見ると、略L字状となっている。この電動送風機収容ユニット6aの上記略L字状の部分は、その上方に、集塵ユニット収容部6bを形成する。この集塵ユニット収容部6bは、集塵ユニット12を収容するための空間からなる。集塵ユニット12が電動送風機収容ユニット6aに適切に取り付けられると、集塵ユニット12は、その要部が、集塵ユニット収容部6b内、すなわち、電動送風機収容ユニット6aの上方に配置される。
さらに図5及び図6も参照しながら、掃除機本体6の構成について説明する。掃除機本体6の電動送風機収容ユニット6a内には、電動送風機13やコードリール部等が収容されている。また、電動送風機収容ユニット6aの内部には、掃除機本体6において、含塵空気を集塵ユニット12に導くための吸気風路14が形成されている。
吸気風路14の一端は、掃除機本体6の前面で開口し、ホース接続口9を形成している。吸気風路14は、電動送風機収容ユニット6aの内部空間を通過している。そして、吸気風路14の他端は、電動送風機収容ユニット6aの上面(すなわち、集塵ユニット収容部6b側)で開口し、本体側流出口15を形成している。本体側流出口15は、電動送風機収容ユニット6aの上面における、後側端部寄りかつ一側寄りに配置される。
集塵ユニット12は、含塵空気からごみを分離し、分離したごみを一時的に溜めておくためのものである。集塵ユニット12は、内部で含塵空気を旋回させることにより、遠心力によってごみを空気から分離する。すなわち、集塵ユニット12は、サイクロン分離機能を有している。集塵ユニット12の具体的な構成及び機能については後述する。
電動送風機収容ユニット6aの内部には、掃除機本体6において、集塵ユニット12から排出された空気(集塵ユニット12においてごみが取り除かれた清浄空気)を、排気口(図示せず)に導くための排気風路16が形成されている。排気風路16の一端は、電動送風機収容ユニット6aの上面で開口し、本体側流入口17を形成している。
排気風路16は、電動送風機収容ユニット6aの内部空間を通過している。そして、排気風路16の他端は、電動送風機収容ユニット6aの外側に向けて開口して排気口を形成している。本体側流入口17は、電動送風機収容ユニット6aの上面における後側端部寄りの略中央に配置される。
電動送風機13は、電気掃除機1に形成された風路(掃除機本体6の内部に含塵空気を流入させるための風路、吸気風路14、後述する集塵ユニット12内の風路、排気風路16)に、気流を発生させるためのものである。電動送風機13は、電動送風機収容ユニット6a内の後側端部寄りの所定の位置において、排気風路16内に配置される。
電動送風機13が吸引動作を開始すると、電気掃除機1に形成された各風路に、気流(吸引風)が発生する。吸込口体2に吸い込まれた含塵空気は、ホース接続口9から掃除機本体6の内部に取り込まれる。掃除機本体6の内部に流入した含塵空気は、吸気風路14を経て、本体側流出口15から集塵ユニット12に送られる。集塵ユニット12の内部に発生する気流については、後述する。集塵ユニット12から排出された空気(清浄空気)は、排気風路16に流入し、排気風路16内において電動送風機13を通過する。電動送風機13を通過した空気は、排気風路16をさらに進み、排気口から掃除機本体6(電気掃除機1)の外部に排出される。
次に、集塵ユニット12について詳細に説明する。図7から図10に示すように、集塵ユニット12は、全体として、略楕円筒状を呈している。集塵ユニット12は、排出部ケース12a、バイパス部ケース12b、流入部ケース12c及び集塵部ケース12dから構成される。
排出部ケース12a、バイパス部ケース12b、流入部ケース12c及び集塵部ケース12dは、例えば、成型品からなる。排出部ケース12a、バイパス部ケース12b、流入部ケース12c及び集塵部ケース12dは、所定の操作(例えば、ロック機構に対する操作等)により、図9に示す状態に分解したり、図7に示す状態に組み立てたりすることができるように構成されている。また、図7に示す状態から、集塵部ケース12dのみを取り外すこともできる。
以下、排出部ケース12a、バイパス部ケース12b、流入部ケース12c及び集塵部ケース12dを適切に組み合わせて構成された集塵ユニット12について説明する。また、以下の集塵ユニット12に関する説明においては、図8に示す向きを基準に、上下を特定する。
図7、図8及び図10等に示すように、集塵ユニット12の流入部ケース12cの一側には、ユニット側流入口18が形成される。集塵ユニット12の排出部ケース12aの略中央には、ユニット側流出口19が形成される。ユニット側流出口19は、ユニット側流入口18よりも上方に配置されている。ユニット側流入口18とユニット側流出口19とは同じ側を向いて開口している。ユニット側流出口19は、ユニット側流入口18よりも上方の位置に配置されている。
図11に示すように、流入部ケース12cは旋回室20を備えている。旋回室20の上部は、円筒部20aからなる。旋回室20の下部は、円錐部20bからなる。
円筒部20aは、中空の円筒状を呈する。円筒部20aは、中心軸が上下方向を向くように配置される。円錐部20bは、先端部が切り取られた中空の円錐状を呈する。円錐部20bは、中心軸が円筒部20aの中心軸と一致するように、上下方向に配置される。円錐部20bは、上端部が円筒部20aの下端部に接続され、下方に向かうに従って径が小さくなるように、円筒部20aの下端部から下方に延びるように設けられる。
このように形成された円筒部20aの内部空間と円錐部20bの内部空間とからなる一続きの空間は、旋回室20を構成する。旋回室20は、含塵空気を旋回させるための空間である。
図12及び図13に示すように、円筒部20aの上部(旋回室20を形成する側壁の最上部)には、主流入口21が形成される。主流入口21には、主流入管22の一端が接続される。主流入管22の他端はユニット側流入口18に接続される。主流入管22は、吸気風路14を通過してきた含塵空気を、円筒部20aの内部(旋回室20)に導くためのものである。主流入管22の内部空間は、主流入風路を形成する。主流入風路は、吸気風路14から旋回室20に含塵空気を流入させるための風路の一つである。
主流入管22は、例えば、四角筒状を呈し、一直線状を呈する部材からなる。主流入管22は、その軸が、円筒部20aの中心軸に対して直交し、かつ、円筒部20a(旋回室20の側壁)の接線方向に配置される。
ここで、特に図12に示すように、主流入管22の下方側の壁面は、主流入口21に向かうにつれ旋回室20の中心軸方向の上方に向かうように傾斜している。換言すれば、主流入管22の風路断面積が主流入口21に向かうにつれ小さくなるように、主流入管22の下方側の壁面が傾斜している。
図14に示すように、流入部ケース12cにおける主流入管22の上壁には、第1のバイパス連通口23aが設けられている。第1のバイパス連通口23aは、主流入管22の上壁に穿設された複数の微細孔の集合から構成される。また、図15に示すように、バイパス部ケース12bの底面の所定の位置には、第2のバイパス連通口23bが設けられている。第2のバイパス連通口23bは、バイパス部ケース12bの底面に穿設された複数の微細孔の集合から構成される。
流入部ケース12cとバイパス部ケース12bとを、集塵ユニット12を構成するように適切に組み合わせると、流入部ケース12cの第1のバイパス連通口23aと、バイパス部ケース12bの第2のバイパス連通口23bとが互いに重なり合って、1つのバイパス連通部を構成する。こうしてできたバイパス連通部により、主流入管22内の空間(すなわち主流入風路)とバイパス部ケース12b内の空間とが連通される。
なお、第2のバイパス連通口23bは、第1のバイパス連通口23aと重なった際に、第1のバイパス連通口23aを構成する各微細孔を閉塞する事がないように構成されている。したがって、例えば、第2のバイパス連通口23bを構成する微細孔の開口径は、第1のバイパス連通口23aを構成する微細孔の開口径よりも大きくなるように形成される。
バイパス部ケース12b内の空間には、バイパス風路24が形成される。バイパス風路24は、旋回室20の旋回方向に延在するように形成される。第1のバイパス連通口23a及び第2のバイパス連通口23bから構成されるバイパス連通口は、主流入管22の主流入風路内の含塵空気の一部を、バイパス風路24に取り込むための開口である。集塵ユニット12には、吸気風路14から旋回室20に含塵空気を流入させるための風路として、上述した主流入風路の他に、バイパス流入風路が設けられている。
なお、上述したような構成により、バイパス連通口の流路面積(総開口面積)を確保して圧損を低減することでバイパス風路24への空気の流れを確保するという作用効果と、第1のバイパス連通口23aを構成する微細孔の開口径よりも大きなごみがバイパス風路24へと侵入することを抑制するという作用効果を両立させることができる。
バイパス連通口(第1のバイパス連通口23a及び第2のバイパス連通口23b)を介して吸気風路14からバイパス風路24に流入した含塵空気は、バイパス風路24を通過した後、副流入口25から、円筒部20aの内部(旋回室20)に取り込まれる。
副流入口25は、主流入口21と同様に、円筒部20aの上部(旋回室20を形成する側壁の最上部)に形成される。例えば、副流入口25は、主流入口21と同じ高さに配置される。換言すれば、主流入口21及び各副流入口25は、旋回室20の中心軸方向の略同等な位置に設けられている。ここでは、副流入口25は5つ設けられている。
これらの副流入口25とバイパス風路24とは、副流入管26により接続されている。バイパス部ケース12bにおけるバイパス風路24の底面には、副連通口27が穿設されている。副連通口27は副流入口25のそれぞれと対応して設けられる。したがって、副連通口27は副流入口25と同数だけ設けられる。ここでは、副流入口25の数は5であるので、副連通口27の数も5である。
そして、対応する副流入口25と副連通口27同士のそれぞれが、副流入管26により接続される。したがって、副流入管26が設けられる数も、副流入口25及び副連通口27と同数(ここでは5)である。これらの副流入管26は、流入部ケース12cにおける円筒部20aの上部に、円筒部20aの外周を囲むようにして設けられる。副流入管26は、副流入口25において円筒部20aの側壁の接線方向に沿うようにして接続される。
副流入口25は、その開口面積が、主流入口21の開口面積よりも小さくなるように形成される。すなわち、主流入口21は流入口のうちで最大の開口面積を有する。ここで、特に図12に示すように、主流入口21の旋回室20の中心軸方向に沿った開口寸法aと、各副流入口25の旋回室20の中心軸方向に沿った開口寸法a’とは、ほぼ同一となるように調整されている。
また、図16に示すように、副連通口27の旋回室20の旋回方向における下流側の端部bは、当該副連通口27に対応する副流入口25の旋回室20の旋回方向における上流側の端部b’よりも、旋回室20の旋回方向における上流側に配置される。したがって、対応する副連通口27と副流入口25とを接続している副流入管26には、旋回室20の旋回方向に沿って延在する部分である助走空間cが形成される。この助走空間cにおいては、副流入管26内を旋回室20の旋回方向に気流が流れる。
なお、図16に示すように、第2のバイパス連通口23bから副連通口27への風路であるバイパス風路24は、バイパス部ケース12bの側壁内面と排出部ケース12aの上壁内面とにより形成される。また、副連通口27から副流入口25への風路を形成する副流入管26の上端面は、バイパス部ケース12bの底面の一部により形成される。
図11に示すように、旋回室20の円筒部20aの側壁には、0次開口部28が形成されている。0次開口部28は、ユニット側流入口18よりも旋回室20の中心軸方向の下方に配置される。さらに言えば、0次開口部28は、主流入口21及び全ての副流入口25よりも、旋回室20の中心軸方向の下方、すなわち、旋回室20内の空気流における下流側に配置される。
旋回室20の円錐部20bの下端部は、下方(中心軸方向)を向いて開口する。円錐部20bの下端部に形成されたこの開口が、1次開口部29である。したがって、この1次開口部29は0次開口部28より旋回室20内の空気流における下流側に配置されている。また、円錐部20bの外側には、隔壁30が設けられている。この隔壁30は、円筒部20aとほぼ同径の略円筒状を呈する。隔壁30の上端は、円筒部20aと円錐部20bとの接続部近傍に接続されている。
集塵部ケース12dは、下方が閉じ、上方が開口した略楕円筒状を呈する。集塵部ケース12dは、流入部ケース12cの外側及び下方側に配置される。この状態においては、流入部ケース12cの円筒部20aの0次開口部28の上端よりも下方側と、円錐部20b及び隔壁30の全体が、集塵部ケース12d内に収容される。また、隔壁30の下端部が、集塵部ケース12dの底面に形成された突起部と係合する。
こうして、流入部ケース12cと集塵部ケース12dとの間に形成された空間は、隔壁30により2つに区切られる。こうしてできた2つの空間のうち、円筒部20a及び隔壁30の外側に形成されたものが0次集塵室31であり、円錐部20bの下方及び外側であって隔壁30の内側に形成されたものが1次集塵室32である。
0次集塵室31は、旋回室20の外側全周を覆うように包囲している。また、0次集塵室31は、0次開口部28から下方に延在している。1次集塵室32は、1次開口部29の下方から円錐部20bの外側全周へ延在している。
円筒部20aの上端部の中心には、メッシュ状の排出口34が設けられている。排出口34は、上部が略円筒形状、下部が略円錐形状の管の側壁及び下方の一部を開口して形成される微細孔により構成される。このため、管の下方のみを開口して排出口を形成する場合と比べ、旋回方向に旋回室20内の気流を吸引する力が強まり、旋回室20内の旋回気流が旋回方向に進みやすくなる。よって、旋回室20内の上方における気流の旋回力が増大し分離性能をさらに向上することができる。そして、この排出口34とユニット側流出口19とが、排出管33により連通される。換言すれば、前述したメッシュ状の排出口34の一部は、排出管33の側壁の一部を開口して形成される微細孔により構成される。排出管33は主に排出部ケース12aにより形成されている。なお、排出口34はバイパス部ケース12bに形成されており、旋回室20の上端壁は、バイパス部ケース12bの底面の一部により形成される。
以上のような構成を有する集塵ユニット12が集塵ユニット収容部6bに適切に取り付けられると、旋回室20等の中心軸が、集塵ユニット収容部6bの斜面に合わせて斜めに配置される。そして、ユニット側流入口18及びユニット側流出口19が前記斜面に対向するように配置され、ユニット側流入口18が本体側流出口15に接続される。ユニット側流出口19は、本体側流入口17に接続される(図5及び図6)。
次に、以上のような構成を有する集塵ユニット12の機能について具体的に説明する。電動送風機13の吸引動作が開始されると、含塵空気は、上述した通り、吸気風路14を通過し、本体側流出口15に達する。当該含塵空気は、本体側流出口15及びユニット側流入口18を順次通過して、主流入管22の内部、すなわち、主流入風路に流入する。主流入風路に流入した含塵空気は、その一部が主流入管22の軸方向に進み(直進し)、主流入口21を通過して円筒部20aの内部(旋回室20)に流入する。このような経路が、図において経路Aとして実線の矢印で示されている。
一方、主流入風路に流入した含塵空気の他の一部は、前記経路Aの途中から、他の経路(図において破線の矢印で示されている経路B)に進入する。
具体的には、主流入風路を流れる含塵空気の一部は、その進行方向を、主流入管22の軸方向から上向きに変えて、第1のバイパス連通口23aに達する。当該含塵空気は、第1のバイパス連通口23a及び第2のバイパス連通口23bを順次通過して、流入部ケース12cの上方の、バイパス部ケース12bと排出部ケース12aとに挟まれた空間であるバイパス風路24に流入する。
バイパス風路24に流入した含塵空気は、バイパス風路24内を旋回室20の上方を横切るように旋回室20内の空気の旋回方向に沿って移動する。当該含塵空気は、副連通口27を通過して下方に移動し、旋回室20の外側に形成された、副流入管26内に流入する。副流入管26内において、含塵空気は、旋回室20内の空気の旋回方向に沿って移動する。当該含塵空気は、副流入管26内から副流入口25を通過して円筒部20aの内部(旋回室20)に流入する。
主流入口21を通過した含塵空気は、円筒部20aの内周面(旋回室20の内壁面)に沿うように、旋回室20に、その接線方向から流入する。副流入口25を通過した含塵空気も同様に、円筒部20aの内周面に沿うように、旋回室20に、その接線方向から流入する。
主流入口21及び副流入口25から旋回室20に取り込まれた含塵空気は、旋回室20内において、側壁に沿って所定の方向に回る旋回気流を形成する。この旋回気流は、中心軸近傍の強制渦領域とその外側の自由渦領域とを形成しながら、その経路構造と重力とによって下向きに流れていく。
この旋回気流(旋回室20内の空気)に含まれるごみには、遠心力が作用する。例えば、繊維ごみや毛髪といった比較的嵩の大きなごみ(以下、このようなごみのことを「ごみα」という)は、この遠心力によって、円筒部20aの内周面(旋回室20の内壁面)に押し付けられながら、旋回室20内を落下する。ごみαは、0次開口部28の高さに達すると旋回気流から分離され、0次開口部28を通過して0次集塵室31に送られる。0次開口部28から0次集塵室31に進入したごみαは、旋回室20内を旋回する気流の方向(旋回方向)と同じ方向に移動しながら、0次集塵室31内を落下する。そして、ごみαは、0次集塵室31の最下部に達し、捕集される。
0次開口部28から0次集塵室31に進入しなかったごみは、旋回室20内の気流に乗って、旋回室20内を旋回しながら下方に進む。砂ごみや細かな繊維ごみといった比較的嵩の小さなごみ(以下、このようなごみのことを「ごみβ」という)は、1次開口部29を通過する。そして、ごみβは、1次集塵室32に落下して捕捉される。
旋回室20内で旋回する気流は、旋回室20の最下部に達すると、その進行方向を上向きに変えて、旋回室20の中心軸に沿って上昇する。この上昇気流を形成する空気からは、ごみα及びごみβが除去されている。ごみα及びごみβが取り除かれた気流(清浄空気)は、排出口34を通過して、旋回室20の外に排出される。旋回室20から排出された空気は、排出管33内を通過して、ユニット側流出口19に達する。そして、清浄空気は、ユニット側流出口19及び本体側流入口17を順次通過して、排気風路16に送られる。
電動送風機13が吸引動作を行うことにより、上述したように、ごみαが0次集塵室31に、ごみβが1次集塵室32に集積されていく。これらのごみα及びβは、集塵部ケース12dを集塵ユニット12から取り外すことにより、簡単に捨てることができる。
以上のように構成された集塵ユニット12においては、含塵空気が、旋回室20内の旋回気流をその後方から順々に押すように、主流入口21及び副流入口25から旋回室20内に流入する。すなわち、旋回室20に新たに取り込まれる含塵空気は、旋回室20内に既に形成されている旋回気流を加速させるように、旋回室20内に流れ込む。
このため、旋回室20内の特に0次開口部28より上方における旋回力を増大させることができ、ごみ(特に比較的嵩の大きなごみα)を分離する機能(分離性能)が大幅に向上する。したがって、集塵ユニット12の上流側又は下流側に、別の分離装置を備える必要がなく、集塵ユニット12の小型化が可能となり、掃除機本体6及び電気掃除機1のサイズを小さくすることができる。
なお、旋回室20内の旋回力が低下すると分離性能は悪化する。例えば、主流入口のみから旋回室に含塵空気を取り込む場合は、主流入口から旋回室に流入する空気の速度(流速)を上げて、所定の旋回力を確保しなければならない。このため、電動送風機が大型化し、掃除機本体、電気掃除機のサイズが大きくなってしまう。上記構成の集塵ユニット12であれば、このような観点からも、装置の小型化が可能となる。
また、旋回室20内の0次開口部28より上方における旋回力が大きく旋回気流が下降しにくいということは、旋回室20内の0次開口部28より上方における気流の旋回方向の成分が大きく、当該気流の下降成分が小さいということに他ならない。したがって、0次集塵室31の底面に溜まったごみαを0次集塵室31に流入した気流が巻き上げて飛散させてしまうことを抑制し、捕集性能を向上することができる。
また、バイパス連通口23aを主流入管22の側壁に設けているため、主流入管22からバイパス連通口23aを通ってバイパス風路24に流入する含塵空気は、主流入管22内でその進行方向が大きく曲げられることになる。したがって、特に嵩の大きいごみαが第1のバイパス連通口23aを通過しにくくなる。このため、バイパス連通口23aの上流側にごみ詰まりしやすいごみαを予め取り除く旋回室を別途に設けなくとも、バイパス風路24へのごみ詰まりを抑制することができ、装置の小型化が可能となる。
また、副流入管26を旋回室20の旋回方向に沿って延在させることで、旋回室20内に流入する気流が旋回方向に進みやすくなる。このため、旋回室20内の上方における気流の旋回力が増大し分離性能をさらに向上することができる。
また、上述したように、バイパス風路24は旋回室20の旋回方向に延在するように形成されているため、バイパス風路24に流入した気流は旋回室20内の空気の旋回方向に沿って移動する。このため、バイパス風路24から旋回室20内に流入する気流が旋回方向にさらに進みやすくなり、旋回室20内の上方における気流の旋回力が増大し分離性能をさらに向上することができる。
また、主流入口21及び各副流入口25を、旋回室20の中心軸方向の略同等な高さ位置に設けることで、各副流入口25から旋回室20に流入する気流が主流入口21より流入する気流を旋回室20の旋回方向に押すため、気流がより旋回方向に進みやすくなり、旋回室20内の上方において旋回力が増大し分離性能をさらに向上することができる。
なお、上記効果は、副流入口25を主流入口21より旋回室20の中心軸方向上方側に配置することで、さらに高めることができる。
さらに、複数の副流入口25を、主流入口21を基準に旋回室20の旋回方向下流側に向かうにつれ旋回室20の中心軸方向上方側に位置するように配置してもよい。主流入口21と複数の副流入口25との位置関係をこのように設定することで、旋回方向下流側で上流側と比較して下降してきている気流をより上方に押すことができるため、上記効果をさらに高めることができる。
また、主流入口21及び各副流入口25について、旋回室20の中心軸方向に沿った開口寸法を略同一にすることで、各流入口から旋回室20に流入する気流をスムーズに合流させることができ、さらに旋回力が増大し分離性能をさらに向上することができる。
また、副連通口27の旋回室20の旋回方向における下流側の端部を、当該副連通口27に対応する副流入口25よりも、旋回室20の旋回方向における上流側に配置し、すなわち、副流入管26に、旋回室20の旋回方向に沿って延在する助走空間cを設けることで、旋回室20に流入する前から気流速度の旋回方向成分を強め、旋回室20内に流入する気流がより旋回方向に進みやすくなるため、旋回室20内の上方において旋回力が増大し分離性能をさらに向上することができる。
また、主流入管22を、主流入口21に向かうにつれ旋回室20の中心軸方向の上方に向かうように傾斜した壁面を備えたものとすることで、主流入口21から旋回室20内に流入する気流が上向きになり旋回気流が下降しにくくなるため、旋回室20内の上方において旋回力が増大し分離性能をさらに向上することができる。
また、バイパス風路24を旋回室20の上方に配置することで、バイパス風路24について簡素な構成で総風路長を短くできるため、集塵ユニット12を小型に構成でき、使い勝手を向上できる。
なお、ここでは、副流入口25の数は5としたが、主流入口21の他に1つ以上の副流入口25があれば上で述べた点について一定の効果を期待することができる。また、さらに言えば、主流入口21と副流入口25とを区別することなく、互いに対等な関係の複数の流入口を設けることでも、上で述べた点について一定の効果を期待することができる。
さらに、ここでは、バイパス流入口41を主流入管22の上面(主流入風路を形成する上壁)に形成する場合について説明したが、主流入管22のどの位置にバイパス流入口41を形成しても、一定の効果を期待することができる。
加えて、ここでは、以上のような構成の集塵ユニット12をキャニスタータイプの電気掃除機1に適用した場合を例に挙げて説明したが、キャニスタータイプ以外(例えばスティックタイプやハンディタイプ等)の電気掃除機1であってもよい。
この発明は、内部において含塵空気を側壁に沿って旋回させ、含塵空気からごみを分離する旋回室を備えたサイクロン分離装置、及び、そのようなサイクロン分離装置を備えた電気掃除機に利用できる。
1 電気掃除機、 2 吸込口体、 3 吸引パイプ、 4 接続パイプ、 5 サクションホース、 6 掃除機本体、 6a 電動送風機収容ユニット、 6b 集塵ユニット収容部、 7 取っ手、 8 操作スイッチ、 9 ホース接続口、 10 車輪、 11 電源コード、 12 集塵ユニット、 12a 排出部ケース、 12b バイパス部ケース、 12c 流入部ケース、 12d 集塵部ケース、 13 電動送風機、 14 吸気風路、 15 本体側流出口、 16 排気風路、 17 本体側流入口、 18 ユニット側流入口、 19 ユニット側流出口、 20 旋回室、 20a 円筒部、 20b 円錐部、 21 主流入口、 22 主流入管、 23a 第1のバイパス連通口、 23b 第2のバイパス連通口、 24 バイパス風路、 25 副流入口、 26 副流入管、 27 副連通口、 28 0次開口部、 29 1次開口部、 30 隔壁、 31 0次集塵室、 32 1次集塵室、 33 排出管、 34 排出口
この発明に係るサイクロン分離装置においては、内部において含塵空気を側壁に沿って中心軸のまわりに螺旋状に旋回させ、含塵空気からごみを分離する旋回室と、前記旋回室の前記側壁に形成された第1の開口部を介して前記旋回室の内部と連通した第1の集塵室と、前記旋回室における前記第1の開口部よりも下流側に形成された第2の開口部を介して前記旋回室の内部と連通した第2の集塵室と、前記旋回室内の空気を排出するための排出口と連通された排出管と、前記第1の開口部の上流側に設けられ、前記旋回室の内部へと含塵空気を流入させる複数の流入口と、を備え、複数の前記流入口は、最大の開口面積を有する主流入口と、前記主流入口以外の副流入口と、からなり、前記第1の開口部は、前記主流入口及び前記副流入口よりも、下流側に配置された構成とする。




Claims (10)

  1. 内部において含塵空気を側壁に沿って旋回させ、含塵空気からごみを分離する旋回室と、
    前記旋回室の前記側壁に形成された第1の開口部を介して前記旋回室の内部と連通した第1の集塵室と、
    前記旋回室における前記第1の開口部よりも下流側に形成された第2の開口部を介して前記旋回室の内部と連通した第2の集塵室と、
    前記旋回室内の空気を排出するための排出口と連通された排出管と、
    前記第1の開口部の上流側に設けられ、前記旋回室の内部へと含塵空気を流入させる複数の流入口と、を備えたサイクロン分離装置。
  2. 前記排出口は、前記排出管の側壁の一部を開口して形成される請求項1に記載のサイクロン分離装置。
  3. 複数の前記流入口は、最大の開口面積を有する主流入口と、前記主流入口以外の少なくとも1つ以上の副流入口と、からなり、
    前記主流入口に接続される主流入管と、
    前記副流入口に接続される副流入管と、
    前記主流入管の壁部に設けられた主連通口を介して前記主流入管と連通するとともに、前記副流入管と副連通口を介して連通するバイパス風路と、を備えた請求項1又は請求項2に記載のサイクロン分離装置。
  4. 前記副流入管のうちの少なくとも1つは、前記旋回室の旋回方向に沿って延在して形成される請求項3に記載のサイクロン分離装置。
  5. 前記バイパス風路は、前記旋回室の旋回方向に沿って延在して形成される請求項3又は請求項4に記載のサイクロン分離装置。
  6. 前記副流入口は、前記主流入口に対し、前記旋回室の中心軸方向における同等な位置又は上流側に設けられる請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のサイクロン分離装置。
  7. 前記副連通口の前記旋回室の旋回方向における下流側の端部は、前記副流入口より前記旋回室の旋回方向における上流側に配置される請求項3から請求項6のいずれか一項に記載のサイクロン分離装置。
  8. 前記主流入管及び前記副流入管のうちの少なくとも1つは、当該流入管が接続される前記主流入口又は前記副流入口に向かうにつれ前記旋回室の中心軸方向の上流側に向かうように傾斜した壁面を備えた請求項3から請求項7のいずれか一項に記載のサイクロン分離装置。
  9. 前記副流入口は、少なくとも2つ以上設けられ、
    複数の前記副流入口は、前記主流入口を基準として前記旋回室の旋回方向の下流側に向かうにつれ、前記旋回室の中心軸方向の上流側に位置するように配置される請求項3から請求項8のいずれか一項に記載のサイクロン分離装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のサイクロン分離装置と、
    前記サイクロン分離装置の内部に所定の気流を発生させるための送風機と、を備えた電気掃除機。
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