JPWO2014027495A1 - 通信制御装置、端末装置及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置、端末装置及び通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014027495A1
JPWO2014027495A1 JP2014530485A JP2014530485A JPWO2014027495A1 JP WO2014027495 A1 JPWO2014027495 A1 JP WO2014027495A1 JP 2014530485 A JP2014530485 A JP 2014530485A JP 2014530485 A JP2014530485 A JP 2014530485A JP WO2014027495 A1 JPWO2014027495 A1 JP WO2014027495A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resource
communication control
permission information
communication system
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014530485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6201997B2 (ja
Inventor
水澤 錦
錦 水澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2014027495A1 publication Critical patent/JPWO2014027495A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6201997B2 publication Critical patent/JP6201997B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/1263Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows
    • H04W72/1273Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows of downlink data flows
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/14Spectrum sharing arrangements between different networks
    • H04W16/16Spectrum sharing arrangements between different networks for PBS [Private Base Station] arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/1215Wireless traffic scheduling for collaboration of different radio technologies
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/14Reselecting a network or an air interface
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/14Reselecting a network or an air interface
    • H04W36/142Reselecting a network or an air interface over the same radio air interface technology
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0453Resources in frequency domain, e.g. a carrier in FDMA
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/20Interfaces between hierarchically similar devices between access points

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】スモールセルの導入に際して周波数リソースの利用効率を改善すること。【解決手段】周波数分割複信方式で運用される第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の無線通信システムの基地局から受信する通信部と、前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で第2の無線通信システムを運用する通信制御部と、を備える通信制御装置を提供する。【選択図】図9

Description

本開示は、通信制御装置、端末装置及び通信制御方法に関する。
近年のデータトラフィックの急増を原因として、無線通信技術は周波数リソースの枯渇化という問題に直面している。周波数リソースを効率的に使用するための主な対策の一例は、中継局の導入である。中継局は、セルの内部又は近傍の電波の弱い地点(例えば、建物の陰、屋内又はセルエッジ付近など)に位置する端末のためにトラフィックを中継する。周波数リソースを効率的に使用するための主な対策の他の例は、スモールセルの導入である。スモールセルは、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなどを含む概念である。スモールセルの基地局は、電波の弱い地点又はトラフィック量の多い地点に設置され、スモールセルの無線通信システムを運用する。
スモールセルの導入に際しては、マクロセルへ有害な干渉を与えないことが求められる。マクロセルへの干渉を防止するための手法の1つは、周波数の分離である。即ち、マクロセルにおいて利用されている周波数チャネルとは異なる周波数チャネルをスモールセルの基地局が利用することで、スモールセルの基地局又は端末がマクロセルの基地局又は端末へ与える干渉レベルを抑制することができる。
下記特許文献1は、周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)方式でマクロセルが運用されている状況において、マクロセルのために保護される周波数チャネルの一部をピコセルの基地局が二次的に利用する手法を提案している。当該ピコセルの基地局は、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式でスモールセルの無線通信システムを運用する。
特表2010−516092号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された手法では、ピコセルが利用すべき周波数チャネルが固定的に設定される。一方で、データトラフィックの量は、時々刻々と変化する。そのため、上記特許文献1に記載された手法では、トラフィック量の変動を原因として、マクロセル又はスモールセルにおいてリソースの空き又はリソース不足が生じることが避けられない。
従って、既存の手法には、周波数リソースの利用効率の観点で改善の余地がある。
本開示によれば、周波数分割複信方式で運用される第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の無線通信システムの基地局から受信する通信部と、前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で第2の無線通信システムを運用する通信制御部と、を備える通信制御装置が提供される。
また、本開示によれば、第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソース上で、周波数分割複信方式で前記第1の無線通信システムを運用する通信制御部と、前記周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを決定し、二次利用を許可する期間に関連付けられる許可情報を生成する二次利用制御部と、生成された前記許可情報を送信する通信部と、を備える通信制御装置が提供される。
また、本開示によれば、周波数分割複信方式で運用される第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の無線通信システムの基地局から受信する通信部と、前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で運用される第2の無線通信システムを探索する通信制御部と、を備える端末装置が提供される。
また、本開示によれば、第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソース上で周波数分割複信方式で前記第1の無線通信システムを運用する第1の通信制御装置において、前記周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを決定することと、決定された前記二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の通信制御装置から第2の通信制御装置へ送信することと、前記第2の通信制御装置により、前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で第2の無線通信システムを運用することと、を含む通信制御方法が提供される。
本開示に係る技術によれば、スモールセルの導入に際して周波数リソースの利用効率を改善することができる。
一実施形態に係る通信制御システムの概要について説明するための説明図である。 キャリアアグリゲーションの一例について説明するための説明図である。 ダウンリンクフレームフォーマットの一例について説明するための説明図である。 アップリンクフレームフォーマットの一例について説明するための説明図である。 一実施形態に係るマクロセル基地局の構成の一例を示すブロック図である。 マクロセル基地局から送信される許可情報の第1の例について説明するための説明図である。 マクロセル基地局から送信される許可情報の第2の例について説明するための説明図である。 セル間干渉制御用の標識を用いた二次利用向けリソースの決定について説明するための説明図である。 一実施形態に係るマクロセル基地局による通信制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るスモールセル基地局の構成の一例を示すブロック図である。 図9に示した無線通信部の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 スモールセルにおける干渉制御のための手法について説明するための第1の説明図である。 スモールセルにおける干渉制御のための手法について説明するための第2の説明図である。 一実施形態に係るスモールセル基地局による通信制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 図14に示した無線通信部の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 二次利用期間が開始する際の通信制御処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 二次利用期間が終了する際の通信制御処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序で説明を行う。
1.本開示に係る技術の概要
1−1.システムの概要
1−2.リソースの構成例
1−3.課題の説明
2.マクロセル基地局の構成
2−1.装置の構成例
2−2.処理の流れの例
3.スモールセル基地局の構成
3−1.装置の構成例
3−2.処理の流れの例
4.端末の構成
4−1.装置の構成例
4−2.処理の流れの例
5.まとめ
<1.本開示に係る技術の概要>
[1−1.システムの概要]
図1は、本開示に係る技術の一実施形態に係る通信制御システム1の概要について説明するための説明図である。図1を参照すると、通信制御システム1は、マクロセル基地局100、スモールセル基地局200、並びに端末装置300a、300b及び300cを含む。
マクロセル基地局100は、マクロセルの無線通信システム(以下、プライマリシステムという)に割当てられた(例えば、法的に認可され、又は使用権限を与えられた)周波数リソース上でプライマリシステムを運用する通信制御装置である。マクロセル基地局100は、マクロセル10の内部に位置する端末装置との間で、周波数分割複信(FDD)方式で無線信号を送信し及び受信する。端末装置からマクロセル基地局100への無線信号の送信のために使用される周波数リソースをアップリンクリソースといい、マクロセル基地局100から端末装置への無線信号の送信のために使用される周波数リソースをダウンリンクリソースという。マクロセル基地局100は、例えば、LTE−A(Long Term Evolution-Advanced)方式のeNB(evolved Node B)として動作してよい。その代わりに、マクロセル基地局100は、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)などのその他の種類のセルラ通信方式に従って動作してもよい。マクロセル基地局100は、コアネットワーク12に接続される。
スモールセル基地局200は、プライマリシステムに割当てられた周波数リソースを二次的に利用することが許可された場合に、許可された周波数リソース上でスモールセルの無線通信システム(以下、セカンダリシステムという)を運用する通信制御装置である。スモールセル基地局200は、スモールセル20の内部に位置する端末装置との間で、時分割複信(TDD)方式で無線信号を送信し及び受信する。本明細書において、スモールセルは、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなどを含む概念である。スモールセル基地局200は、マクロセル基地局100との間の通信リンクを有する。本実施形態では、当該通信リンクがマクロセル基地局100からのエアインタフェースのダウンリンクである例を主に説明する。しかしながら、当該通信リンクは、その他の種類の通信リンク(例えば、X2インタフェースなどの有線リンク)であってもよい。スモールセル基地局200は、インターネット14を介してコアネットワーク12に接続されてもよい。
端末装置300a、300b及び300cは、無線通信端末である。図1の例では、端末装置300a及び300bは、スモールセル基地局200に接続しており、TDD方式で動作する。端末装置300a及び300bは、二次利用を許可された周波数リソース(以下、二次利用向けリソースという)上で、あるタイミングで無線信号をスモールセル基地局200へ送信し、別のタイミングで無線信号をスモールセル基地局200から受信する。端末装置300cは、マクロセル基地局100に接続しており、FDD方式で動作する。端末装置300cは、タイミングによらず、アップリンクリソース上で無線信号をマクロセル基地局100へ送信し、ダウンリンクリソース上で無線信号をマクロセル基地局100から受信する。
端末装置300a、300b及び300cは、例えばスマートフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、PND(Portable Navigation Device)又はゲーム端末などの任意の種類の無線通信端末であってよい。また、端末装置300a、300b及び300cは、FDD方式及びTDD方式の双方で動作可能なデュアルモード端末であってもよい。なお、本明細書において、端末装置300a、300b及び300cを互いに区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省略することにより、これらを端末装置300と総称する。他の構成要素についても同様とする。
[1−2.リソースの構成例]
次に、図2〜図4を用いて、リソース構成の一例を説明する。本開示に係る技術は、典型的には、周波数及び時間によって個々のリソースが特定されるリソース構成を前提とする。FDD方式で運用されるマクロセルのリソースは、周波数領域において、アップリンクリソース及びダウンリンクリソースに分割される。アップリンクリソース及びダウンリンクリソースは、さらに、より小さい単位の周波数リソースに分割され得る。そして、1つ以上の単位の周波数リソースが、二次利用向けリソースとして、スモールセルに開放され得る。
一例として、LTE−A方式では、キャリアアグリゲーション技術によって、マクロセルのアップリンクリソース及びダウンリンクリソースを、それぞれ複数のコンポーネントキャリアを統合することにより構成することができる。同時に使用可能なコンポーネントキャリアが多いほどデータレートは高くなるが、いくつのコンポーネントキャリアを使用可能であるかはデバイスのケイパビリティに依存する。図2は、キャリアアグリゲーションの一例について説明するための説明図である。図2を参照すると、4つのコンポーネントキャリアCC_U1、CC_U2、CC_D1及びCC_D2が示されている。コンポーネントキャリアCC_U1は、1920MHz〜1940MHzの帯域を占めるアップリンクリソース(アップリンクCC)である。コンポーネントキャリアCC_U2は、1940MHz〜1960MHzの帯域を占めるアップリンクリソース(アップリンクCC)である。コンポーネントキャリアCC_D1は、2110MHz〜2130MHzの帯域を占めるダウンリンクリソース(ダウンリンクCC)である。コンポーネントキャリアCC_D2は、2130MHz〜2150MHzの帯域を占めるダウンリンクリソース(ダウンリンクCC)である。このうち、例えば、コンポーネントキャリアCC_U1及びCC_D1がペアリングされると、コンポーネントキャリアCC_U1上でのアップリンク送信のための許可(grant)は、コンポーネントキャリアCC_D1上でマクロセル基地局からブロードキャストされる。同様に、コンポーネントキャリアCC_U2及びCC_D2がペアリングされると、コンポーネントキャリアCC_U2上でのアップリンク送信のための許可は、コンポーネントキャリアCC_D2上でマクロセル基地局からブロードキャストされる。
図3は、LTE−A方式におけるダウンリンクフレームフォーマットの一例について説明するための説明図である。図3を参照すると、10msの時間長を有する1つの無線フレーム(Radio Frame)が示されている。1つの無線フレームは、それぞれ1msの時間長を有する10個のサブフレーム#0〜#9から構成される。各サブフレームは、それぞれ0.5msの時間長を有する2つの時間スロットから構成される。1つの時間スロットは、時間領域において、7つ(拡張サイクリックプレフィクスが使用される場合には6つ)のOFDMシンボルを含む。トラフィックのスケジューリング(ダウンリンク割当て)は、リソースブロックの単位で行われる。各リソースブロックは、時間領域で1つの時間スロット、周波数領域で12本のサブキャリアを有する。リソースエレメントは、1つのOFDMシンボル及び1本のサブキャリアにより特定される、リソースブロックよりも小さい単位である。
0番目のダウンリンクサブフレーム(#0)及び5番目のダウンリンクサブフレーム(#5)の前半の時間スロットには、プライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS)が挿入される。PSS及びSSSは、端末により、セルに同期し及び個々のセルを識別するために使用される。PSS及びSSSの周波数位置は、帯域幅によらず、周波数チャネルの中央に固定される。0番目のダウンリンクサブフレームのPSSの後には、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)が配置される。静的なシステム情報を含むMIB(Master Information Block)は、PBCHにマッピングされるブロードキャストチャネル(BCH)上で搬送される。MIBは、例えば、ダウンリンク帯域幅、基地局の送信アンテナ数及び制御情報構造などの情報を含む。一方、動的なシステム情報を搬送するSIB(System Information Block)は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)にマッピングされるダウンリンク共有チャネル(DL−SCH)上で搬送される。SIBは、アップリンク帯域幅、ランダムアクセス用パラメータ、電力制御パラメータ及び隣接セル情報などの情報を含む。各リソースブロック内のいくつかのリソースエレメントには、端末がチャネル品質を測定する際に使用されるリファレンス信号が配置される。リファレンス信号の位置は、セルごとにシフトされ得る。スケジューリング情報は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で搬送される。スケジューリング情報は、各端末に関連付けられる識別情報(例えば、RNTI(Radio Network Temporary Identifier))を用いてスクランブルされたダウンリンク割当て(downlink assignment)を含む。各端末は、自らに関連付けられる識別情報を用いてスケジューリング情報をデスクランブルし、自らを対象とするダウンリンク割当てを取得することができる。
図4は、LTE−A方式におけるアップリンクフレームフォーマットの一例について説明するための説明図である。アップリンクにおいても、1つの無線フレームは、それぞれ1msの時間長を有する10個のサブフレーム#0〜#9から構成される。各サブフレームは、それぞれ0.5msの時間長を有する2つの時間スロットから構成される。1つの時間スロットは、時間領域において、7つ又は6つのSC−FDMAシンボルを含む。トラフィックのスケジューリング(アップリンク許可)は、リソースブロックの単位で行われる。アップリンク許可(uplink grant)は、通常、許可されるアップリンクサブフレームの4つ前のダウンリンクサブフレームのPDCCH上のスケジューリング情報により示される。アップリンク許可もまた、ダウンリンク割当てと同様、各端末に関連付けられる識別情報を用いてスクランブルされ得る。各リソースブロックの4番目のシンボルには、アップリンクのリファレンス信号が配置される。
[1−3.課題の説明]
マクロセルの内部又は近傍でスモールセルに周波数リソースの二次利用を許可する場合、マクロセル基地局は、二次利用向けリソースとしてアップリンクリソースを選択することにより、干渉制御を容易にすることができる。なぜならば、アップリンクリソース上で発生する干渉は、マクロセル側では基地局におけるアップリンク信号の受信品質にのみ影響を与えるためである。また、LTE−A方式のeNBは、キャリアアグリゲーションをサポートしない端末との後方互換性を確保するために、コンポーネントキャリアごとに通信を制御する仕組みを有する。従って、コンポーネントキャリア単位で周波数リソースがスモールセルに開放されるとすれば、既存の仕組みを大きく改変することなく、周波数リソースの動的な二次利用を比較的簡易に実現することができる。そこで、本実施形態では、マクロセル基地局100は、アップリンクCCをコンポーネントキャリア単位で二次利用向けリソースとして選択するものとする。なお、他の実施形態では、ダウンリンクリソースが二次利用向けリソースとして選択されてもよい。また、コンポーネントキャリア以外の単位で、二次利用向けリソースが選択されてもよい。
ところで、トラフィックが急増しトラフィック量の時間的変動が激しくなっている近年の無線通信環境において、1つ以上のコンポーネントキャリアを固定的にスモールセルのために開放すれば、却ってマクロセル又はスモールセルにおいてリソースの空き又はリソース不足が生じる。従って、リソースの開放、即ち二次利用向けリソースの許可は、動的に行われることが望ましい。しかし、既存の手法では、どのような期間にわたって二次利用が許可されるのかをマクロセルがスモールセルへ通知するための手段が存在しないため、二次利用向けリソースの許可を動的に行うことは困難であった。また、二次利用によって有害な干渉が発生することを回避するための手段も不十分であった。さらに、二次利用向けリソースの許可が動的に行われる場合には、スモールセルに接続中の端末のセッションを適切に制御することも求められる。次節より詳細に説明する実施形態では、これら課題のうちのいくつかが解決され、又は緩和され得る。
<2.マクロセル基地局の構成>
まず、図5〜図8を用いて、マクロセル基地局100について説明する。
[2−1.装置の構成例]
図5は、一実施形態に係るマクロセル基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照すると、マクロセル基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部140、記憶部150及び制御部160を備える。
(1)無線通信部
無線通信部110は、FDD方式で動作する無線通信インタフェースである。無線通信部110は、マクロセル基地局100に接続する端末装置300との間で、ダウンリンクリソース上でダウンリンク信号を送信し、アップリンクリソース上でアップリンク信号を受信する。また、本実施形態において、無線通信部110は、二次利用向けリソースを特定する許可情報を送信する。許可情報は、二次利用を許可される期間(以下、二次利用期間という)に関連付けられる。無線通信部110は、例えば、ダウンリンクリソース(例えば、開放されるアップリンクCCとペアリングされるダウンリンクCC)上で、スケジューリング情報又はシステム情報の一部として許可情報をブロードキャストしてもよい。それにより、二次利用を制御するための専用のチャネルを設けることなく、マクロセル10内に位置する装置へ許可情報を通知することができる。
また、無線通信部110は、許可情報を復号する装置のために共通的に定義される識別情報を用いて、ブロードキャストすべき許可情報をスクランブルしてもよい。この場合、通常のスケジューリング情報を取得する動作と同様にして各装置が許可情報を取得することが可能となる。二次利用に関与しない装置は、許可情報の存在を意識しなくてよい。従って、既存のスケジューリング情報の枠組みを維持したままで許可情報を通知することができる。
(2)ネットワーク通信部
ネットワーク通信部140は、図1に例示したコアネットワーク12と接続される通信インタフェースである。ネットワーク通信部140は、無線通信部110により受信されるアップリンク信号に含まれる通信パケットを、コアネットワーク12へ中継する。また、ネットワーク通信部140は、ダウンリンク信号を用いて送信されるべき通信パケットをコアネットワーク12から受信する。また、ネットワーク通信部140は、コアネットワーク12上の制御ノード(例えば、MME(Mobility Management Entity)など)との間で(例えば、S1インタフェースを介して)制御シグナリングを交換する。また、ネットワーク通信部140は、隣接セルの基地局との間で(例えば、X2インタフェースを介して)制御シグナリングを交換する。
(3)記憶部
記憶部150は、ハードディスク又は半導体メモリなどの記憶媒体を用いて、マクロセル基地局100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(4)制御部
制御部160は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサを用いて、マクロセル基地局100の動作全般を制御する。本実施形態において、制御部160は、通信制御部162及び二次利用制御部164を含む。
通信制御部162は、プライマリシステムに割当てられた周波数リソース上で、FDD方式でプライマリシステムを運用する。図2の例では、1920〜1960MHz及び2110〜2150MHzの周波数帯がプライマリシステムに割当てられている。通信制御部162は、これら周波数帯を、例えば4つのコンポーネントキャリアCC_U1、CC_U2、CC_D1及びCC_D2に分割し、コンポーネントキャリアCC_U1及びCC_U2をアップリンクCCとして、コンポーネントキャリアCC_D1及びCC_D2をダウンリンクCCとして用いることができる。
本実施形態において、通信制御部162は、スケジューラとしての機能を有する。通信制御部162は、例えば、端末装置300からの要求に応じて、アップリンクCC上でのアップリンク送信を端末装置300に許可する。また、通信制御部162は、端末装置300宛てのトラフィックがコアネットワーク12上のゲートウェイに到着すると、ダウンリンクCC上でのダウンリンク送信を端末装置300に割当てる。
二次利用制御部164は、プライマリシステムに割当てられた周波数リソースのうち他のシステムに二次的に利用することを許可する二次利用向けリソースを決定する。本実施形態において、二次利用向けリソースはアップリンクリソースに含まれる。一例として、二次利用の許可は、周波数領域ではコンポーネントキャリア単位で、時間領域ではサブフレーム単位で与えられるものとする。なお、かかる例に限定されず、二次利用の許可は、その他の単位(例えば、無線フレーム単位)で与えられてもよい。
例えば、二次利用制御部164は、バッファシグナリングを通じて通信制御部162により把握されるトラフィック量から将来の周波数リソースの使用率を予測し、空いていると予測される期間についてアップリンクCCの二次利用を許可してもよい。また、二次利用制御部164は、マクロセル10内の過去の通信履歴に基づいて、トラフィック量の時間変動を予測してもよい。また、二次利用制御部164は、マクロセル基地局100に接続しているユーザ数(アクティブユーザ数)に基づいて二次利用を許可してもよい。通信制御部162及び二次利用制御部164が連携し、二次利用を許可すると決定されたコンポーネントキャリアについて、二次利用期間内のプライマリシステムの通信のスケジューリングが控えられてもよい。そして、二次利用制御部164は、二次利用期間に関連付けられる許可情報を生成する。二次利用制御部164により生成された許可情報は、無線通信部110によりスクランブルされた後、ダウンリンクCC上でブロードキャストされる。
図6A及び図6Bは、マクロセル基地局100から送信される許可情報の例について説明するための説明図である。図6Aの上段を参照すると、マクロセル基地局100による運用される4つのコンポーネントキャリアのうちのコンポーネントキャリアCC_D2において、サブフレームSD01〜SD05に許可情報が挿入されている。これら許可情報は、例えば、二次利用向けリソースとして、コンポーネントキャリアCC_U2を特定する。周波数領域における二次利用向けリソースの位置は、各コンポーネントキャリアに予め付与される番号を用いて特定されてもよい。また、許可情報は、二次利用を許可される期間に関連付けられる。許可情報は、二次利用が許可されるサブフレームを特定するパラメータ(例えば、無線フレームの番号及びサブフレームの番号、又は二次利用が許可されるサブフレームまでのサブフレーム数など)を明示的に含んでもよい。その代わりに、i番目のサブフレームに挿入される許可情報が、i+n番目のサブフレームについて二次利用が許可されることを暗黙的に示してもよい。
図6Aの例では、許可情報は、当該許可情報が挿入されたサブフレームのn個先(nは予め定義される整数。例えば、n=8)のサブフレームについて二次利用が許可されることを暗黙的に示す。許可情報は、サブフレームSD01〜SD05の各々においてコンポーネントキャリアCC_D2に挿入されている。従って、サブフレームSU09〜SU13の期間にわたって、コンポーネントキャリアCC_U2が二次利用向けリソースとして開放される。図6Bの例では、許可情報は、二次利用期間の開始サブフレームまでのサブフレーム数nと二次利用期間の期間長kとを明示的に含む(n及びkは動的に指定される)。許可情報は、i番目のサブフレームSD01においてコンポーネントキャリアCC_D2に挿入されている。この場合、(i+n)番目のサブフレームSU09から(i+n+k−1)番目のサブフレームSU13の期間にわたって、コンポーネントキャリアCC_U2が二次利用向けリソースとして開放される。スモールセル基地局200は、これらのような許可情報を受信し、コンポーネントキャリアCC_U2上でサブフレームSU09〜SU13にわたってTDD方式でセカンダリシステムを運用し得る。
本実施形態において、二次利用制御部164は、周波数リソースの二次利用に起因して生じ得る干渉をも制御する。例えば、二次利用制御部164は、プライマリシステムのセル間(即ち、マクロセル間)で通知されるセル間干渉制御(ICIC)用の標識に基づいて隣接セルへ干渉を与えるリスクがより低いと判定されるリソースを、二次利用向けリソースとして決定してもよい。
図7は、セル間干渉制御用の標識を用いた二次利用向けリソースの決定について説明するための説明図である。図7を参照すると、マクロセル基地局100aにより運用されるマクロセル10aが、マクロセル基地局100bにより運用されるマクロセル10bと互いに隣接している。そして、マクロセル10aとマクロセル10bとの境界の近傍に、スモールセル基地局200により運用されるスモールセル20が位置している。スモールセル基地局200に接続する端末装置S_UE1から送信されるアップリンク信号SIG1は、マクロセル基地局100bに接続する端末装置P_UE2からのアップリンク信号SIG2に有害な干渉を与えるリスクがある。このようなリスクを回避するために、二次利用制御部164は、マクロセル基地局100a及び100bの間で交換されるICIC(Inter-Cell Interference Coordination)用の標識を用い得る。ICIC用の標識とは、例えば、RNTPI(Relative Narrow band TX Power Indicator)、HII(High Interference Indicator)及びOI(Overload Indicator)のうち少なくとも1つを含む。
RNTPIは、当該RNTPIの送信側のセルにおいてセルエッジ付近の端末に割当てられた(比較的大きい送信電力が設定された)ダウンリンクのリソースブロックを特定する。二次利用制御部164は、隣接セルの基地局から受信したRNTPIにより特定されているリソースブロックの割合の少ないコンポーネントキャリア(又は当該CCとペアリングされたCC)を、優先的に二次利用向けリソースとして決定してよい。それにより、当該二次利用向けリソースを二次利用するスモールセルからの無線信号が隣接セルの多くのリソースブロックにおいて有害な干渉を生じさせることを回避することができる。
HIIは、当該HIIの送信側のセルにおいてセルエッジ付近の端末に割当てられたリソースブロックを特定する。OIは、当該OIの送信側のセルにおいて閾値を上回る干渉を受けているリソースブロックを特定する。二次利用制御部164は、隣接セルの基地局から受信したHII又はOIにより特定されているリソースブロックの割合の少ないコンポーネントキャリア(又は当該CCとペアリングされたCC)を、優先的に二次利用向けリソースとして決定してよい。この場合にも、当該二次利用向けリソースを二次利用するスモールセルからの無線信号が隣接セルの多くのリソースブロックにおいて有害な干渉を生じさせることを回避することができる。
また、二次利用制御部164は、自身のマクロセルについて二次利用を許可した二次利用向けリソースにおいて隣接セルとの干渉が抑制されるように、ICIC用の標識をネットワーク通信部140を介して隣接セルの基地局へ通知してもよい。即ち、既存のICIC用の標識が、二次利用に起因する干渉の抑制のために流用され得る。例えば、二次利用制御部164は、二次利用向けリソースに含まれるリソースブロックを特定するHIIを、隣接セルの基地局へ送信し得る。それにより、二次利用向けリソースを二次利用するスモールセルからの無線信号に起因する干渉を受ける可能性のあるリソースブロックが隣接セルにおいて使用されるリスクを低減することができる。
[2−2.処理の流れの例]
図8は、本実施形態に係るマクロセル基地局100による通信制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8を参照すると、まず、通信制御部162は、将来のいくつかのサブフレームにわたって想定されるプライマリシステムのトラフィック量を予測する(ステップS11)。
また、二次利用制御部164は、隣接セルからネットワーク通信部140を介して受信されるICIC用の標識(例えば、RNTPI、HII又はOIなど)を取得する(ステップS12)。なお、ICIC用の標識の代わりに、二次利用の目的のために新たに定義される標識が利用されてもよい。
次に、二次利用制御部164は、予測されるトラフィック量及びICIC用の標識に基づいて、二次利用を許可するコンポーネントキャリア及び期間を決定する(ステップS13)。
次に、二次利用制御部164は、二次利用向けリソースを特定する許可情報であって、二次利用期間に関連付けられる当該許可情報を生成する(ステップS14)。
次に、無線通信部110は、二次利用制御部164により生成された許可情報を、二次利用のための識別情報でスクランブルする(ステップS15)。
そして、無線通信部110は、ダウンリンクCC上で許可情報をブロードキャストする(ステップS16)。
また、二次利用制御部164は、二次利用を許可した二次利用向けリソースに含まれるリソースブロックを特定するICIC用の標識を、ネットワーク通信部140を介して隣接セルの基地局へ送信する(ステップS17)。
<3.スモールセル基地局の構成>
次に、図9〜図13を用いて、スモールセル基地局200について説明する。
[3−1.装置の構成例]
図9は、一実施形態に係るスモールセル基地局200の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、スモールセル基地局200は、無線通信部210、ネットワーク通信部240、記憶部250及び制御部260を備える。
(1)無線通信部
無線通信部210は、FDD方式及びTDD方式で動作する無線通信インタフェースである。無線通信部210は、FDD方式で動作するマクロセル基地局100に接続し、マクロセル基地局100からダウンリンクリソース上で上述した許可情報を受信する。当該許可情報は、プライマリシステムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定し、二次利用期間に関連付けられる。本実施形態において、二次利用向けリソースは、プライマリシステムのアップリンクリソースに含まれる。許可情報は、一例として、周波数領域においてコンポーネントキャリア単位で二次利用向けリソースを特定し、時間領域においてサブフレーム単位で決定される二次利用期間に明示的に又は暗黙的に関連付けられる。無線通信部210は、例えば、プライマリシステムのダウンリンクリソース上で、スケジューリング情報又はシステム情報の一部として、許可情報を受信してよい。無線通信部210は、例えば、許可情報を復号する装置のために共通的に定義されるRNTIなどの識別情報を用いて、受信した許可情報を逆スクランブルする(当該識別情報を用いて復号に成功した情報が、許可情報である)。
また、無線通信部210は、スモールセルを実現するために、許可情報により特定される二次利用向けリソース上で、スモールセル基地局200に接続する端末装置300との間で、TDD方式で無線信号を送受信する。
図10は、図9に示した無線通信部210の詳細な構成の一例を示すブロック図である。図10を参照すると、無線通信部210は、アンテナセクション211、第1受信セクション212、第1送信セクション214、第2受信セクション216、第2送信セクション218及びベースバンド処理部220を有する。
アンテナセクション211は、送受信アンテナ(ANT)、フィルタ(FIL)及び2つのアンテナスイッチ(SW)を含む。図10の例に限定されず、アンテナセクション211は、より多くのアンテナを含んでもよい。
第1受信セクション212及び第2受信セクション216は、それぞれ、受信増幅器(AMP)、バンドパスフィルタ(BPF)及び直交復調器222、226を含む。直交復調器222、226は、周波数シンセサイザ(図示せず)により調整される受信周波数で受信信号を復調する。
ベースバンド処理部220は、第1受信セクション212及び第2受信セクション216において復調された受信信号の復号及び誤り訂正などを行う。また、ベースバンド処理部220は、予め定義される識別情報を用いて、マクロセル基地局100から受信される許可情報の逆スクランブルを試みる。そして、ベースバンド処理部220は、逆スクランブル及び復号に成功した許可情報を制御部260へ出力する。
第1送信セクション214及び第2送信セクション218は、それぞれ、直交変調器224、228、可変利得増幅器(VGA)、バンドパスフィルタ(BPF)、送信増幅器(AMP)及びアイソレータ(ISO)を含む。直交変調器224、228は、周波数シンセサイザ(図示せず)により調整される送信周波数で、ベースバンド処理部220により符号化される送信信号を変調する。
例えば、第1受信セクション212は、スモールセルに接続する端末装置300(又は近傍のスモールセル基地局)から無線信号(例えば、FDD信号又はTDD信号)を受信するために使用され得る。第1送信セクション214は、スモールセルに接続する端末装置300(又は近傍のスモールセル基地局)へ無線信号(例えば、TDD信号)を送信するために使用され得る。第2受信セクション216は、マクロセル基地局100からダウンリンク信号(例えば、FDD信号)を受信するために使用され得る。第2送信セクション218は、例えば端末装置へFDD信号を送信するために使用され得る。これらセクションのうちいくつかは、同時に動作可能であってよい。このように、スモールセル内の無線通信のための回路とは別にマクロセル基地局100からダウンリンク信号を受信するための回路を有することにより、スモールセル基地局200は、セカンダリシステムを運用している間にもマクロセルとの同期を適切に維持し、マクロセル基地局100からの許可情報を継続的にモニタリングすることができる。
(2)ネットワーク通信部
ネットワーク通信部240は、図1に例示したインターネット14と接続される通信インタフェースである。ネットワーク通信部240は、無線通信部210により送受信されるスモールセルの通信パケットを、インターネット14を介して中継してもよい。また、ネットワーク通信部240は、近傍のスモールセル又はマクロセルの基地局との間で、インターネット14を介して制御シグナリングを交換してもよい。
(3)記憶部
記憶部250は、ハードディスク又は半導体メモリなどの記憶媒体を用いて、スモールセル基地局200の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(4)制御部
制御部260は、CPU又はDSPなどのプロセッサを用いて、スモールセル基地局200の動作全般を制御する。本実施形態において、制御部260は、通信制御部262を含む。
より具体的には、通信制御部262は、無線通信部210のフレームタイミングをプライマリシステムのフレームタイミングと予め同期させ、マクロセル基地局100からのダウンリンクリソース上でブロードキャストされる許可情報を、無線通信部210にモニタリングさせる。そして、通信制御部262は、無線通信部210により許可情報が受信されると、許可情報により特定される二次利用向けリソース上で、許可情報に関連付られる二次利用期間において、TDD方式でセカンダリシステムを運用する。
本実施形態において、通信制御部262は、スモールセル間の干渉、又はスモールセルと近傍のマクロセルとの間の干渉をも制御する。
図11は、スモールセルにおける干渉制御のための手法について説明するための第1の説明図である。図11を参照すると、スモールセル基地局200aにより運用されるスモールセル20aが、スモールセル基地局200bにより運用されるスモールセル20bと互いに隣接している。スモールセル基地局200aに接続する端末装置S_UE3へ送信される無線信号SIG3は、スモールセル基地局200bに接続する端末装置S_UE4から送信される無線信号SIG4との間で互いに干渉するリスクがある。より一般的には、スモールセルにおいて二次利用向けリソース上で無計画に無線信号が送受信されるとすれば、複数のスモールセル間で相互に有害な干渉が生じ、又はスモールセルから近傍のマクロセルへの有害な干渉が生じるリスクがある。このようなリスクを回避するために、本実施形態において、通信制御部262は、いくつかの措置を講じる。
第一に、通信制御部262は、上述したように、スモールセルのフレームタイミングをプライマリシステムのフレームタイミングと同期させる。通信制御部262は、マクロセル基地局100から受信されるPSS及びSSSを用いて、自らが運用するスモールセルのフレームタイミングを、プライマリシステムのフレームタイミングと同期させることができる。1つのプライマリシステムの二次利用向けリソースを複数のセカンダリシステムが二次利用する場合には、結果的に、複数のセカンダリシステム間でフレームタイミングが同期される。
第二に、通信制御部262は、二次利用向けリソースを利用する複数のシステムの間で共通的なアップリンク−ダウンリンク構成(UL−DL構成)を、TDD方式で運用されるセカンダリシステムに設定する。UL−DL構成とは、サブフレームごとのリンク方向のパターンをいう。TD−LTE方式では、1つの無線フレームについてのサブフレームごとのリンク方向のセットを表すUL−DL構成として、7通りのUL−DL構成が予め定義されている。通信制御部262は、例えば、セカンダリシステムの運用を開始する際に、近傍のセカンダリシステムから送信される無線信号をセンシングする。近傍に他のセカンダリシステムが存在する場合には、通信制御部262は、当該近傍のセカンダリシステムからブロードキャストされるUL−DL構成情報を受信し、受信したUL−DL構成情報により示されるUL−DL構成を設定する。一方、近傍に他のセカンダリシステムが存在しない場合には、通信制御部262は、自らが選択するUL−DL構成を示すUL−DL構成情報を、二次利用向けリソース上でブロードキャストする。それにより、後に続いて運用を開始する他のセカンダリシステムが、共通的なUL−DL構成を設定することが可能となる。
第三に、通信制御部262は、自らが運用するセカンダリシステムのセルエッジに位置する端末に関連するスケジューリング情報を、同じ二次利用向けリソースを利用する他のセカンダリシステムへ通知する。それにより、セカンダリシステムのセルエッジ端末による信号の送信又は受信と同じタイミングで他のセカンダリシステムにおいて信号が送信され又は受信されることを回避することが可能となる。
図12は、スモールセルにおける干渉制御のための手法について説明するための第2の説明図である。ここでは、コンポーネントキャリアCC_U2上で、2つのスモールセル20a及び20bがTDD方式で運用されるものとする。図中の各マスはサブフレームを表し、各マスに付与されているラベルは各サブフレームでのリンク方向(スモールセル基地局を基準とするリンク方向)を表す。より具体的には、「D」とラベリングされたサブフレームのリンク方向はダウンリンクであり、当該サブフレームをダウンリンクサブフレームという。「U」とラベリングされたサブフレームのリンク方向はアップリンクであり、当該サブフレームをアップリンクサブフレームという。「S」とラベリングされたサブフレームは、スペシャルサブフレームである。スペシャルサブフレームは、ダウンリンクサブフレームからアップリンクサブフレームへの切替えのタイミングで、信号の伝播遅延を原因として端末においてダウンリンク信号の受信及びアップリンク信号の送信が時間的に重複することを防止するために挿入される。
時刻Tにおいて、2つのスモールセルのフレームタイミングは互いに同期していない。従って、仮に共通的なUL−DL構成が設定されたとしても、アップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが時間的に重複する可能性がある。図12の例では、時刻Tにおいて、スモールセル20aのセルエッジ端末から送信されるアップリンク信号が、スモールセル20bの端末によるダウンリンク信号の受信に有害な干渉を与える可能性が高い。2つのスモールセルのフレームタイミングが互いに同期することで、このような可能性は解消される。
フレームタイミングが同期している状況において、共通的なUL−DL構成が設定されなければ、やはりアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが時間的に重複する可能性がある。図12の例では、時刻Tにおいて、スモールセル20bのセルエッジ端末から送信されるアップリンク信号が、スモールセル20aの端末によるダウンリンク信号の受信に有害な干渉を与える可能性が高い。2つのスモールセルにおいて共通的なUL−DL構成を設定することで、このような可能性は解消される。図12の時刻T以降では、2つのスモールセルの間で、フレームタイミングは同期しており、共通的なUL−DL構成が設定されている。
なお、通信制御部262は、共通的なUL−DL構成を設定する代わりに、隣接するセルとの間でリンク方向が異なるサブフレームのリソースブロックを、セルエッジに位置する端末に割当てないことにより、当該タイミングでの有害な干渉の発生を回避してもよい。また、通信制御部262は、当該タイミングでの端末からの送信電力を抑制することにより、干渉を軽減してもよい。
ここで説明した干渉制御のための措置は、スモールセル間の干渉を抑制するためだけでなく、スモールセルと隣接マクロセルとの間の干渉を抑制するために適用されてもよい。
さらに、本実施形態において、通信制御部262は、許可情報に関連付られる期間が終了する前に、セカンダリシステムに接続している端末によるプライマリシステムへのハンドオーバ(又はセル再選択)を指示する。それにより、通信制御部262は、セカンダリシステムに接続している端末の通信セッションの継続性を可能な限り損なうことなく、一時的に許可された二次利用を終了させることができる。ハンドオーバの指示に先立って、通信制御部262は、各端末にメジャメントを実行させ、プライマリシステムへ接続可能な端末を判別してもよい。
[3−2.処理の流れの例]
図13は、本実施形態に係るスモールセル基地局200による通信制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13を参照すると、まず、通信制御部262は、無線通信部210のフレームタイミングをプライマリシステムのフレームタイミングと同期させる(ステップS21)。次に、通信制御部262は、マクロセル基地局100からのダウンリンクリソース上でブロードキャストされる許可情報を、無線通信部210にモニタリングさせる(ステップS22)。
無線通信部210により許可情報が受信されると(ステップS23)、通信制御部262は、受信された許可情報により特定される二次利用向けリソース、及び当該許可情報に関連付けられる期間を認識する(ステップS24)。許可情報のモニタリング及び許可情報が受信された場合の二次利用向けリソースの認識は、毎サブフレーム繰り返されてよい。
二次利用期間が到来すると(ステップS25)、通信制御部262は、まず、他のスモールセル(他のセカンダリシステム)から送信される無線信号をセンシングする(ステップS26)。そして、通信制御部262は、設定すべきUL−DL構成を決定する(ステップS27)。例えば、近傍に他のスモールセルが存在する場合には、通信制御部262は、当該他のスモールセルにより利用されているUL−DL構成と共通するUL−DL構成を自らのセカンダリシステムに設定する。一方、近傍に他のスモールセルが存在しない場合には、通信制御部262は、任意のUL−DL構成を自らのセカンダリシステムに設定してよい。
その後、通信制御部262は、二次利用期間にわたって、TDD方式でスモールセルの通信を制御する(ステップS28)。二次利用期間の終了が近づくと(ステップS29)、通信制御部262は、スモールセルに接続している端末へメジャメントを指示する(ステップS30)。ここでの指示に応じて、端末からメジャメント結果がレポートされる。そして、通信制御部262は、メジャメント結果に基づいてマクロセルへ接続可能であると判別される端末に、マクロセルへのハンドオーバを指示する(ステップS31)。
<4.端末の構成>
次に、図14〜図17を用いて、端末装置300について説明する。端末装置300は、FDD方式及びTDD方式の双方で動作可能なデュアルモード端末である。
[4−1.装置の構成例]
図14は、本実施形態に係る端末装置300の構成の一例を示すブロック図である。図14を参照すると、端末装置300は、無線通信部310、記憶部350及び制御部360を備える。
(1)無線通信部
無線通信部310は、FDD方式及びTDD方式で動作する無線通信インタフェースである。無線通信部310は、近傍でスモールセルが運用されていない場合には、マクロセルに接続し得る。マクロセルに接続している間、無線通信部310は、マクロセル基地局100との間で、FDD方式で無線信号を送受信する。また、無線通信部310は、近傍で上述したスモールセル基地局200によりスモールセルが運用されている場合には、スモールセルに接続し得る。スモールセルに接続している間、無線通信部310は、スモールセル基地局200との間で、TDD方式で無線信号を送受信する。無線通信部310は、例えば、スモールセル基地局200からブロードキャストされる同期信号を探索することにより、運用中の近傍のスモールセルの存在を認識し得る。
また、本実施形態において、無線通信部310は、マクロセル基地局100からダウンリンクリソース上でブロードキャストされる上述した許可情報をモニタリングしてもよい。無線通信部310は、例えば、プライマリシステムのダウンリンクリソース上で、スケジューリング情報又はシステム情報の一部として、許可情報を受信し得る。無線通信部310は、例えば、許可情報を復号する装置のために共通的に定義されるRNTIなどの識別情報を用いて、受信した許可情報を逆スクランブルする。
図15は、図14に示した無線通信部310の詳細な構成の一例を示すブロック図である。図15を参照すると、無線通信部310は、アンテナセクション311、第1受信セクション312、第2受信セクション316、送信セクション318及びベースバンド処理部320を有する。
アンテナセクション311は、送受信アンテナ(ANT)、フィルタ(FIL)及びアンテナスイッチ(SW)を含む。図15の例に限定されず、アンテナセクション311は、より多くのアンテナを含んでもよい。
第1受信セクション312及び第2受信セクション316は、それぞれ、受信増幅器(AMP)、バンドパスフィルタ(BPF)及び直交復調器322、326を含む。直交復調器322、326は、周波数シンセサイザ(図示せず)により調整される受信周波数で受信信号を復調する。
ベースバンド処理部320は、第1受信セクション312及び第2受信セクション316において復調された受信信号の復号及び誤り訂正などを行う。また、ベースバンド処理部320は、予め定義される識別情報を用いて、マクロセル基地局100から受信される許可情報の逆スクランブルを試みる。そして、ベースバンド処理部320は、逆スクランブル及び復号に成功した許可情報を制御部360へ出力する。
送信セクション318は、直交変調器328、可変利得増幅器(VGA)、バンドパスフィルタ(BPF)、送信増幅器(AMP)及びアイソレータ(ISO)を含む。直交変調器328は、周波数シンセサイザ(図示せず)により調整される送信周波数で、ベースバンド処理部320により符号化される送信信号を変調する。
例えば、第1受信セクション312は、マクロセル基地局100からダウンリンク信号を受信するために使用され得る。第2受信セクション316は、スモールセル基地局200から無線信号を受信するために使用され得る。送信セクション318は、マクロセル基地局100へアップリンク信号を送信し又はスモールセル基地局200へ無線信号を送信するために使用され得る。これらセクションのうちいくつかは、同時に動作可能であってよい。
(2)記憶部
記憶部350は、ハードディスク又は半導体メモリなどの記憶媒体を用いて、端末装置300の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(3)制御部
制御部360は、CPU又はDSPなどのプロセッサを用いて、端末装置300の動作全般を制御する。本実施形態において、制御部360は、通信制御部362及びアプリケーション部364を含む。
より具体的には、通信制御部362は、無線通信部310のフレームタイミングをプライマリシステム又はセカンダリシステムのフレームタイミングと予め同期させる。そして、通信制御部362は、マクロセル基地局100又はスモールセル基地局200から受信されるスケジューリング情報に従って、無線通信部310に無線信号を送信させ、又は無線通信部310に無線信号を受信させる。また、通信制御部362は、マクロセル基地局100又はスモールセル基地局200からメジャメントが指示されると、ダウンリンクのリファレンス信号を用いてメジャメントを実行し、測定された通信品質を示すメジャメント結果をレポートする。また、通信制御部362は、ハンドオーバが指示されると、その時点で接続中の基地局(ソース基地局)から他の基地局(ターゲット基地局)へ、接続先を変更する。
また、本実施形態において、通信制御部362は、マクロセルへの接続中に、マクロセル基地局100からのダウンリンクリソース上でブロードキャストされる許可情報を、無線通信部310にモニタリングさせる。そして、通信制御部362は、無線通信部310により許可情報が受信されると、当該許可情報に関連付られる期間において、二次利用向けリソース上で運用されるセカンダリシステムを探索する(例えば、スモールセル基地局200からブロードキャストされる同期信号の受信を試みる)。このように許可情報をモニタリングすることで、端末装置300は、セカンダリシステムの探索を常に実行していなくとも、セカンダリシステムの運用が開始されると予測されるタイミングでセカンダリシステムを検出して、接続先をセカンダリシステムに変更する(即ち、ハンドオーバする)ことができる。それにより、端末装置300は、より良好な通信品質を享受することができる。
アプリケーション部364は、上位レイヤのアプリケーションを実装する。アプリケーション部364は、他の装置へ送信されるべきデータトラフィックを生成し、生成したデータトラフィックを無線通信部310へ出力する。また、アプリケーション部364は、他の装置から無線通信部310により受信されるデータトラフィックを処理する。アプリケーション部364により実装されるアプリケーションは、コンテンツ再生、ソーシャルネットワーキング、ナビゲーション又はインターネットブラウジングなどのいかなる目的を有するアプリケーションであってもよい。
[4−2.処理の流れの例]
図16は、二次利用期間が開始する際の通信制御処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図16を参照すると、まず、端末装置300は、マクロセル基地局100に接続しており、マクロセル基地局100との間でFDD方式で無線通信を行う(ステップS100)。その後、マクロセル基地局100から許可情報がブロードキャストされると、スモールセル基地局200は、ブロードキャストされた許可情報を受信する(ステップS110)。端末装置300もまた、許可情報を受信する(ステップS111)。
スモールセル基地局200は、受信した許可情報により特定される二次利用向けリソース及び二次利用期間を認識する(ステップS112)。そして、スモールセル基地局200は、二次利用期間が到来すると、二次利用向けリソース上でのセカンダリシステムの運用を開始する(ステップS114)。
一方、端末装置300もまた、ステップS111において受信した許可情報により特定される二次利用向けリソース及び二次利用期間を認識する(ステップS116)。そして、端末装置300は、二次利用期間が到来すると、二次利用向けリソース上でメジャメントを実行し(ステップS118)、メジャメント結果をマクロセル基地局100へレポートする(ステップS126)。
マクロセル基地局100は、端末装置300におけるメジャメント結果においてセカンダリシステムの通信品質が良好であることが示されている場合には、端末装置300のセカンダリシステムへのハンドオーバをスモールセル基地局200へ要求する(ステップS128)。そして、スモールセル基地局200により当該要求が承認されると(ステップS130)、マクロセル基地局100は、ハンドオーバ命令を端末装置300へ送信する(ステップS132)。
端末装置300は、マクロセル基地局100からハンドオーバ命令が受信されると、スモールセルへの同期を獲得し(ステップS134)、ランダムアクセス要求をスモールセル基地局200へ送信する(ステップS136)。そして、端末装置300は、ランダムアクセス応答が受信された後(ステップS138)、無線リソース制御(RRC)の手続を経て(ステップS140)、スモールセル基地局200との間でTDD方式で無線通信を行う(ステップS142)。
図17は、二次利用期間が終了する際の通信制御処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図17を参照すると、まず、スモールセル基地局200は、マクロセル基地局100から許可情報を受信し(ステップS150)、セカンダリシステムを運用している。端末装置300は、スモールセル基地局200に接続しており、スモールセル基地局200との間でTDD方式で無線通信を行う(ステップS160)。
その後、スモールセル基地局200は、二次利用期間の終了が近付いていることを判定し(ステップS170)、スモールセル基地局200に接続中の端末装置300へメジャメント要求を送信する(ステップS172)。
端末装置300は、メジャメント要求を受信すると、プライマリシステムに割当てられた周波数リソース上でメジャメントを実行し(ステップS174)、メジャメント結果をスモールセル基地局200へレポートする(ステップS176)。
スモールセル基地局200は、端末装置300におけるメジャメント結果においてプライマリシステムの通信品質が劣悪でない場合には、端末装置300のプライマリシステムへのハンドオーバをマクロセル基地局100へ要求する(ステップS178)。そして、マクロセル基地局100により当該要求が承認されると(ステップS180)、スモールセル基地局200は、ハンドオーバ命令を端末装置300へ送信する(ステップS182)。
端末装置300は、スモールセル基地局200からハンドオーバ命令が受信されると、マクロセルへの同期を獲得し(ステップS184)、ランダムアクセス要求をマクロセル基地局100へ送信する(ステップS186)。そして、端末装置300は、ランダムアクセス応答が受信された後(ステップS188)、無線リソース制御(RRC)の手続を経て(ステップS190)、マクロセル基地局100との間でFDD方式で無線通信を行う(ステップS192)。
その後、再び二次利用が許可されると、端末装置300は、図16に例示した処理の流れに従って、スモールセル基地局200に動的に接続を変更し得る。
<5.まとめ>
ここまで、図1〜図17を用いて、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明した。上述した実施形態によれば、FDD方式で運用されるプライマリシステムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定する許可情報が、プライマリシステムからセカンダリシステムに提供される。許可情報は、二次利用を許可される期間に関連付けられている。そして、許可情報に関連付られる期間において、二次利用向けリソース上でTDD方式でセカンダリシステムが運用される。従って、トラフィック量が時々刻々と変化する近年の無線通信環境において、周波数リソースを動的にセカンダリシステムに開放することにより、周波数リソースの利用効率を改善することができる。
また、上述した実施形態によれば、二次利用向けリソースは、プライマリシステムのアップリンクリソースに含まれる。従って、ダウンリンクリソースが二次利用される場合と比較して、マクロセル側でより容易にセカンダリシステムからの干渉を制御することができる。また、二次利用向けリソースは、コンポーネントキャリア単位で特定される。従って、LTE−A方式の基地局のコンポーネントキャリアごとの通信制御の仕組みを活用することにより、二次利用期間の設定及び解除などの動的な制御をより少ないコストで実現することができる。
また、上述した実施形態によれば、許可情報は、プライマリシステムのダウンリンクリソース上でスケジューリング情報又はシステム情報の一部としてブロードキャストされる。スケジューリング情報及びシステム情報は、通常、端末装置が随時モニタリングしている情報である。従って、かかる構成によれば、二次利用を制御するための専用のチャネルを追加的に設けることなく、スモールセル基地局及び端末装置に許可情報をリアルタイムで提供することができる。また、許可情報は、周波数リソースを二次利用しようとする装置のために共通的に定義される識別情報を用いてスクランブルされる。従って、既存のスケジューリング情報のシグナリングの枠組みを活用して許可情報を提供することができる。
また、上述した実施形態によれば、セカンダリシステムのフレームタイミングはプライマリシステムと同期され、複数のセカンダリシステム間で共通的なアップリンク−ダウンリンク構成が設定される。従って、複数のセカンダリシステム間の有害な干渉が生じるリスクを低減させることができる。
また、上述した実施形態によれば、許可情報に関連付られる二次利用期間が終了する前に、セカンダリシステムに接続している端末によるプライマリシステムへのハンドオーバが指示される。従って、セカンダリシステムに接続している端末の通信セッションの継続性を可能な限り損なうことなく、一時的に許可された二次利用を終了させることができる。
また、上述した実施形態によれば、プライマリシステムのセル間で通知されるセル間干渉制御用の標識に基づいて隣接セルへ干渉を与えるリスクがより低いと判定されるリソースが、二次利用向けリソースとして決定される。従って、周波数リソースの動的な二次利用に伴う干渉のリスクが最小化されるように、二次利用向けリソースを決定することができる。
また、上述した実施形態によれば、端末装置もまた許可情報を受信し、当該端末装置は、許可情報に関連付られる期間において二次利用向けリソース上でセカンダリシステムを探索する。従って、端末装置は、セカンダリシステムの探索を常に実行していなくとも、セカンダリシステムの運用が開始されると予測されるタイミングで適切に接続先をセカンダリシステムに変更して、良好な通信品質を享受することができる。
なお、本明細書において説明した各装置による一連の制御処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記憶媒体に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、実行時にRAM(Random Access Memory)に読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
周波数分割複信方式で運用される第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の無線通信システムの基地局から受信する通信部と、
前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で第2の無線通信システムを運用する通信制御部と、
を備える通信制御装置。
(2)
前記二次利用向けリソースは、前記第1の無線通信システムのアップリンクリソースに含まれる、前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記第1の無線通信システムは、複数のコンポーネントキャリアを用いて運用されるシステムであり、
前記許可情報は、前記二次利用向けリソースをコンポーネントキャリア単位で特定する、
前記(1)又は前記(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記通信部は、前記第1の無線通信システムのダウンリンクリソース上でスケジューリング情報又はシステム情報の一部として前記許可情報を受信する、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(5)
前記通信部は、前記許可情報を復号する装置のために共通的に定義される識別情報を用いて、前記許可情報を逆スクランブルする、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(6)
前記通信制御部は、前記第2の無線通信システムのフレームタイミングを前記第1の無線通信システムのフレームタイミングと同期させる、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(7)
前記通信制御部は、前記二次利用向けリソースを利用する複数のシステムの間で共通的なアップリンク−ダウンリンク構成を、前記第2の無線通信システムに設定する、前記(6)に記載の通信制御装置。
(8)
前記通信制御部は、前記二次利用向けリソースを利用する第3の無線通信システムへ、前記第2の無線通信システムのアップリンク−ダウンリンク構成情報を通知する、前記(7)に記載の通信制御装置。
(9)
前記通信制御部は、前記二次利用向けリソースを利用する第3の無線通信システムへ、前記第2の無線通信システムのセルエッジ端末に関連するスケジューリング情報を通知する、前記(6)〜(8)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(10)
前記通信制御部は、前記許可情報に関連付られる期間が終了する前に、前記第2の無線通信システムに接続している端末による前記第1の無線通信システムへのハンドオーバを指示する、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(11)
第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソース上で、周波数分割複信方式で前記第1の無線通信システムを運用する通信制御部と、
前記周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを決定し、二次利用を許可する期間に関連付けられる許可情報を生成する二次利用制御部と、
生成された前記許可情報を送信する通信部と、
を備える通信制御装置。
(12)
前記二次利用向けリソースは、前記第1の無線通信システムのアップリンクリソースに含まれる、前記(11)に記載の通信制御装置。
(13)
前記通信制御部は、複数のコンポーネントキャリアを用いて前記第1の無線通信システムを運用し、
前記二次利用制御部は、前記二次利用向けリソースをコンポーネントキャリア単位で決定する、
前記(11)又は前記(12)に記載の通信制御装置。
(14)
前記通信部は、ダウンリンクリソース上でスケジューリング情報又はシステム情報の一部として前記許可情報をブロードキャストする、前記(11)〜(13)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(15)
前記二次利用制御部は、前記第1の無線通信システムのセル間で通知されるセル間干渉制御用の標識に基づいて隣接セルへ干渉を与えるリスクがより低いと判定されるリソースを、前記二次利用向けリソースとして決定する、前記(11)〜(14)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(16)
前記標識は、RNTPI(Relative Narrow band TX Power Indicator)、HII(High Interference Indicator)及びOI(Overload Indicator)のうち少なくとも1つを含む、前記(15)に記載の通信制御装置。
(17)
前記二次利用制御部は、第1のセルについて許可された前記二次利用向けリソースにおいて前記第1のセルに隣接する第2のセルとの干渉が抑制されるように、セル間干渉制御用の標識を前記第2のセルの基地局へ通知する、前記(11)〜(16)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(18)
前記通信部は、前記許可情報を復号する装置のために共通的に定義される識別情報を用いて、前記許可情報をスクランブルする、前記(11)〜(17)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(19)
周波数分割複信方式で運用される第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の無線通信システムの基地局から受信する通信部と、
前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で運用される第2の無線通信システムを探索する通信制御部と、
を備える端末装置。
(20)
第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソース上で周波数分割複信方式で前記第1の無線通信システムを運用する第1の通信制御装置において、前記周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを決定することと、
決定された前記二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の通信制御装置から第2の通信制御装置へ送信することと、
前記第2の通信制御装置により、前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で第2の無線通信システムを運用することと、
を含む通信制御方法。
1 通信制御システム
100 通信制御装置(マクロセル基地局)
110 無線通信部
162 通信制御部
164 二次利用制御部
200 通信制御装置(スモールセル基地局)
210 無線通信部
262 通信制御部
300 端末装置
310 無線通信部
362 通信制御部

Claims (20)

  1. 周波数分割複信方式で運用される第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の無線通信システムの基地局から受信する通信部と、
    前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で第2の無線通信システムを運用する通信制御部と、
    を備える通信制御装置。
  2. 前記二次利用向けリソースは、前記第1の無線通信システムのアップリンクリソースに含まれる、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記第1の無線通信システムは、複数のコンポーネントキャリアを用いて運用されるシステムであり、
    前記許可情報は、前記二次利用向けリソースをコンポーネントキャリア単位で特定する、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 前記通信部は、前記第1の無線通信システムのダウンリンクリソース上でスケジューリング情報又はシステム情報の一部として前記許可情報を受信する、請求項1に記載の通信制御装置。
  5. 前記通信部は、前記許可情報を復号する装置のために共通的に定義される識別情報を用いて、前記許可情報を逆スクランブルする、請求項1に記載の通信制御装置。
  6. 前記通信制御部は、前記第2の無線通信システムのフレームタイミングを前記第1の無線通信システムのフレームタイミングと同期させる、請求項1に記載の通信制御装置。
  7. 前記通信制御部は、前記二次利用向けリソースを利用する複数のシステムの間で共通的なアップリンク−ダウンリンク構成を、前記第2の無線通信システムに設定する、請求項6に記載の通信制御装置。
  8. 前記通信制御部は、前記二次利用向けリソースを利用する第3の無線通信システムへ、前記第2の無線通信システムのアップリンク−ダウンリンク構成情報を通知する、請求項7に記載の通信制御装置。
  9. 前記通信制御部は、前記二次利用向けリソースを利用する第3の無線通信システムへ、前記第2の無線通信システムのセルエッジ端末に関連するスケジューリング情報を通知する、請求項6に記載の通信制御装置。
  10. 前記通信制御部は、前記許可情報に関連付られる期間が終了する前に、前記第2の無線通信システムに接続している端末による前記第1の無線通信システムへのハンドオーバを指示する、請求項1に記載の通信制御装置。
  11. 第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソース上で、周波数分割複信方式で前記第1の無線通信システムを運用する通信制御部と、
    前記周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを決定し、二次利用を許可する期間に関連付けられる許可情報を生成する二次利用制御部と、
    生成された前記許可情報を送信する通信部と、
    を備える通信制御装置。
  12. 前記二次利用向けリソースは、前記第1の無線通信システムのアップリンクリソースに含まれる、請求項11に記載の通信制御装置。
  13. 前記通信制御部は、複数のコンポーネントキャリアを用いて前記第1の無線通信システムを運用し、
    前記二次利用制御部は、前記二次利用向けリソースをコンポーネントキャリア単位で決定する、
    請求項11に記載の通信制御装置。
  14. 前記通信部は、ダウンリンクリソース上でスケジューリング情報又はシステム情報の一部として前記許可情報をブロードキャストする、請求項11に記載の通信制御装置。
  15. 前記二次利用制御部は、前記第1の無線通信システムのセル間で通知されるセル間干渉制御用の標識に基づいて隣接セルへ干渉を与えるリスクがより低いと判定されるリソースを、前記二次利用向けリソースとして決定する、請求項11に記載の通信制御装置。
  16. 前記標識は、RNTPI(Relative Narrow band TX Power Indicator)、HII(High Interference Indicator)及びOI(Overload Indicator)のうち少なくとも1つを含む、請求項15に記載の通信制御装置。
  17. 前記二次利用制御部は、第1のセルについて許可された前記二次利用向けリソースにおいて前記第1のセルに隣接する第2のセルとの干渉が抑制されるように、セル間干渉制御用の標識を前記第2のセルの基地局へ通知する、請求項11に記載の通信制御装置。
  18. 前記通信部は、前記許可情報を復号する装置のために共通的に定義される識別情報を用いて、前記許可情報をスクランブルする、請求項11に記載の通信制御装置。
  19. 周波数分割複信方式で運用される第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の無線通信システムの基地局から受信する通信部と、
    前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で運用される第2の無線通信システムを探索する通信制御部と、
    を備える端末装置。
  20. 第1の無線通信システムに割当てられた周波数リソース上で周波数分割複信方式で前記第1の無線通信システムを運用する第1の通信制御装置において、前記周波数リソースのうちの二次利用向けリソースを決定することと、
    決定された前記二次利用向けリソースを特定する許可情報を、前記第1の通信制御装置から第2の通信制御装置へ送信することと、
    前記第2の通信制御装置により、前記許可情報に関連付られる期間において、前記二次利用向けリソース上で時間分割複信方式で第2の無線通信システムを運用することと、
    を含む通信制御方法。
JP2014530485A 2012-08-13 2013-05-29 通信制御装置、端末装置及び通信制御方法 Active JP6201997B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012179279 2012-08-13
JP2012179279 2012-08-13
PCT/JP2013/064907 WO2014027495A1 (ja) 2012-08-13 2013-05-29 通信制御装置、端末装置及び通信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014027495A1 true JPWO2014027495A1 (ja) 2016-07-25
JP6201997B2 JP6201997B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=50685523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014530485A Active JP6201997B2 (ja) 2012-08-13 2013-05-29 通信制御装置、端末装置及び通信制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9538548B2 (ja)
EP (1) EP2884789B1 (ja)
JP (1) JP6201997B2 (ja)
CN (1) CN104521265A (ja)
WO (1) WO2014027495A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9433006B2 (en) * 2012-02-01 2016-08-30 Lg Electronics Inc. Method for transmitting channel measurement information in wireless communication system and device therefor
AU2013259087B2 (en) 2012-05-10 2017-09-07 Sony Corporation Communication control device, communication control method, and terminal device
EP3618556A1 (en) 2012-07-05 2020-03-04 Sony Corporation Communication control device, communication control method, program, terminal device, and communication control system
WO2014034255A1 (ja) 2012-08-31 2014-03-06 ソニー株式会社 通信制御装置、端末装置、通信制御方法、プログラム及び通信制御システム
CN104066093B (zh) * 2013-03-18 2018-03-23 财团法人工业技术研究院 无线通信系统的干扰管理方法、锚点设备、基站及其系统
EP3313135B1 (en) * 2013-04-05 2020-05-06 Kyocera Corporation Base station coordination for dual connectivity in mobile communications
JP6205174B2 (ja) * 2013-05-10 2017-09-27 株式会社Nttドコモ 移動通信システム、移動局、および無線基地局
US9942820B2 (en) * 2013-12-02 2018-04-10 Apple Inc. Systems and methods for cross-cell carrier aggregation for coverage balance improvement
KR102018146B1 (ko) 2015-04-08 2019-09-04 후지쯔 가부시끼가이샤 기지국, 단말기, 무선 통신 시스템, 기지국의 제어 방법 및 단말기의 제어 방법
EP3361808B1 (en) * 2015-10-06 2023-04-05 Sony Group Corporation Device and method for listen-before-talk in the millimeter wave band
US10993225B2 (en) 2016-07-27 2021-04-27 Sony Corporation Communication control device, wireless communication device, method and program
CN108616976B (zh) 2017-01-06 2023-03-24 华为技术有限公司 通信方法、接入网设备和终端
US20210298026A1 (en) * 2020-03-19 2021-09-23 Qualcomm Incorporated Uplink indication for full-duplex operation

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010516092A (ja) * 2007-01-05 2010-05-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド ピコネットワークにおける通信をサポートするための方法及び装置
WO2011099511A1 (ja) * 2010-02-12 2011-08-18 三菱電機株式会社 移動体通信システム
JP2012129793A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Ntt Docomo Inc 基地局、及び保護サブフレーム使用状況通知方法
JP2012231342A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Kyocera Corp 基地局及びその制御方法
JP2013219508A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Ntt Docomo Inc 通信システム、ローカルエリア基地局装置、移動端末装置、及び通信方法

Family Cites Families (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9816207D0 (en) * 1998-07-25 1998-09-23 Univ Edinburgh Technique to improve through input in a cellular communication system
CN100542345C (zh) * 2004-02-11 2009-09-16 三星电子株式会社 操作时分双工/虚拟频分双工分级蜂窝电信系统的方法
US8923267B2 (en) * 2006-06-30 2014-12-30 Qualcomm Incorporated System and method for high speed peer-to-peer connectivity between wireless devices
JP2009267678A (ja) 2008-04-24 2009-11-12 Panasonic Corp 通信装置及び通信方法
US8144725B2 (en) * 2008-05-28 2012-03-27 Apple Inc. Wireless femtocell setup methods and apparatus
US8855570B2 (en) 2009-02-05 2014-10-07 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Coexistence of plural wireless communication transceivers in close proximity
US20100222062A1 (en) * 2009-02-27 2010-09-02 Industrial Technology Research Institute Method, apparatus and system for interference avoidance in a femtocell network
US8379551B2 (en) 2009-08-18 2013-02-19 Qualcomm Incorporated Radio selection in a multi-radio device
CN102474731B (zh) * 2009-08-19 2015-01-07 松下电器(美国)知识产权公司 移动通信系统、网络管理装置、宏小区基站装置及干扰控制方法
WO2011030940A1 (en) * 2009-09-11 2011-03-17 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for reassigning frequency resource in a femto base station during handover
ES2809241T3 (es) * 2009-11-27 2021-03-03 Nokia Solutions & Networks Oy Comunicación de dispositivo a dispositivo
US9276708B2 (en) * 2009-12-21 2016-03-01 Nokia Technologies Oy Secondary system usage in multicarrier networks
US8848607B2 (en) 2010-03-30 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence
US9161233B2 (en) 2010-03-30 2015-10-13 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence
JP2011211619A (ja) 2010-03-30 2011-10-20 Sony Corp 通信制御装置、端末装置、無線通信システム、無線通信方法およびプログラム
JP5352513B2 (ja) * 2010-03-31 2013-11-27 株式会社日立製作所 無線通信システム及びハンドオーバー制御方法
US8724545B2 (en) 2010-03-31 2014-05-13 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence
US9282462B2 (en) 2010-03-31 2016-03-08 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence
US10911961B2 (en) 2010-03-31 2021-02-02 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence
US9185720B2 (en) 2010-08-04 2015-11-10 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence
JP5544449B2 (ja) 2010-10-01 2014-07-09 ブラックベリー リミテッド デバイス内共存干渉を回避するための方法および装置
JP5544448B2 (ja) 2010-10-01 2014-07-09 ブラックベリー リミテッド デバイス内共存干渉を回避するための方法および装置
KR101480373B1 (ko) 2010-10-01 2015-01-09 블랙베리 리미티드 장치 내 공존 간섭을 회피하는 방법 및 장치
KR101928448B1 (ko) 2010-10-11 2018-12-13 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 단말기 내에 복수 개의 이종 통신 모듈이 있을 경우, 시분할 방식으로 간섭을 회피하는 방법 및 장치
US9130656B2 (en) 2010-10-13 2015-09-08 Qualcomm Incorporated Multi-radio coexistence
KR20120049449A (ko) 2010-11-08 2012-05-17 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템 및 그 시스템에서 간섭 조정을 위한 자원 관리 방법
US9072110B2 (en) 2010-11-08 2015-06-30 Mediatek Inc. Method for UE pattern indication and measurement for interference coordination
EP2453711B1 (en) * 2010-11-15 2015-06-03 NTT DoCoMo, Inc. Method for assigning frequency subbands to a plurality of interfering nodes in a wireless communication network, controller for a wireless communication network and wireless communication network
US8954065B2 (en) * 2010-11-24 2015-02-10 Lg Electronics Inc. Method of communicating data based on an unlicensed band in a wireless communication system
US10123345B2 (en) 2010-12-22 2018-11-06 Google Technology Holdings LLC Interference mitigation in a device supporting multiple radio technologies communicating in overlapping time periods
EP2664188B1 (en) 2011-01-10 2023-05-10 Nokia Solutions and Networks Oy Method and apparatus for managing co-existence interference
US20130329681A1 (en) 2011-01-10 2013-12-12 Nokia Siemens Networks Oy Method and Apparatus
EP3113567B1 (en) * 2011-02-11 2018-04-11 Interdigital Patent Holdings, Inc. Systems and methods for an enhanced control channel
US8780752B2 (en) 2011-03-02 2014-07-15 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence
US8767580B2 (en) * 2011-03-08 2014-07-01 Nec Laboratories America, Inc. Femtocell resource management for interference mitigation
KR101394606B1 (ko) * 2011-04-14 2014-05-13 주식회사 케이티 스케일러블 대역폭을 지원하는 운용 시스템 및 펨토셀 기지국
US8909157B2 (en) * 2011-04-29 2014-12-09 Empire Technology Development Llc Optimizing cell traffic load and interference through high interference indicators
US8711740B2 (en) 2011-06-23 2014-04-29 Qualcomm Incorporated Multi-radio coexistence
US20120327869A1 (en) 2011-06-23 2012-12-27 Qualcomm Incorporated Coexistence management scheme for multi-radio co-existence
US20130003671A1 (en) 2011-06-28 2013-01-03 Qualcomm Incorporated Multi-radio coexistence
US9173228B2 (en) 2011-06-28 2015-10-27 Qualcomm Incorporated Bluetooth packet scheduling rules for LTE coexistence
WO2013006193A1 (en) 2011-07-01 2013-01-10 Intel Corporation Layer shifting in open loop multiple-input, multiple-output communications
JP2013034149A (ja) 2011-08-03 2013-02-14 Sony Corp 端末装置、通信制御装置、無線通信システム及び通信制御方法
RU2014122155A (ru) 2011-12-07 2015-12-10 Сони Корпорейшн Базовая радиостанция, способ управления связью базовой радиостанции и компьютерная программа
AU2013259087B2 (en) 2012-05-10 2017-09-07 Sony Corporation Communication control device, communication control method, and terminal device
EP3618556A1 (en) 2012-07-05 2020-03-04 Sony Corporation Communication control device, communication control method, program, terminal device, and communication control system

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010516092A (ja) * 2007-01-05 2010-05-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド ピコネットワークにおける通信をサポートするための方法及び装置
WO2011099511A1 (ja) * 2010-02-12 2011-08-18 三菱電機株式会社 移動体通信システム
JP2012129793A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Ntt Docomo Inc 基地局、及び保護サブフレーム使用状況通知方法
JP2012231342A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Kyocera Corp 基地局及びその制御方法
JP2013219508A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Ntt Docomo Inc 通信システム、ローカルエリア基地局装置、移動端末装置、及び通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150215962A1 (en) 2015-07-30
EP2884789A4 (en) 2016-03-23
WO2014027495A1 (ja) 2014-02-20
CN104521265A (zh) 2015-04-15
US9538548B2 (en) 2017-01-03
EP2884789B1 (en) 2021-05-19
EP2884789A1 (en) 2015-06-17
JP6201997B2 (ja) 2017-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6201997B2 (ja) 通信制御装置、端末装置及び通信制御方法
EP3216294B1 (en) D2d communication device and method of transmission for overlapped d2d resource pools
JP6215461B2 (ja) 異なるサブフレーム持続時間を有するサブフレーム構造を使用してワイヤレス通信を可能にするための技法
US9538534B2 (en) Communication control apparatus and communication control method for assigning resources for relay of data traffic
US9854484B2 (en) Mobile station, base station, and method for managing synchronization state
KR102488413B1 (ko) 뉴 라디오에서의 사이클릭 프리픽스 관리
US9461785B2 (en) Control signaling method and apparatus in a coordinated multi-point system
US9794948B2 (en) Communication control device, communication control method, and base station
TW201840222A (zh) 用於harq、多工和爭用的技術
US20100195607A1 (en) Physical channel communication method for random access in wireless communication system
US20140247808A1 (en) Method and apparatus for enhancing synchronization in a heterogeneous network
US10271348B2 (en) User terminal and base station
JP2015500584A (ja) Abs(almostblanksubframes)での効率的なスペクトル利用
KR20190140983A (ko) 시간-주파수 자원의 송신 방향을 구성하는 방법, 및 장치
KR20110085441A (ko) 이동통신 시스템에서 단말기의 핸드오버를 지원하는 방법 및 장치
US20240008120A1 (en) Communication system, base station and user equipment
JP5784460B2 (ja) リレー局装置、基地局装置、通信システム、リレータイプ通知方法および集積回路
US11665689B2 (en) Signaling apparatus and methods for superposition transmission of sidelink and uplink messages in V2X communications
JP2013128201A (ja) 通信システム、基地局装置、リレー局装置、受信方法および集積回路
US20230379974A1 (en) Communication system
KR20120033600A (ko) 경쟁 기반 하향링크 신호 전송 스케줄링 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160513

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170814

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6201997

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250