JPWO2014024550A1 - 超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法 - Google Patents

超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014024550A1
JPWO2014024550A1 JP2014523127A JP2014523127A JPWO2014024550A1 JP WO2014024550 A1 JPWO2014024550 A1 JP WO2014024550A1 JP 2014523127 A JP2014523127 A JP 2014523127A JP 2014523127 A JP2014523127 A JP 2014523127A JP WO2014024550 A1 JPWO2014024550 A1 JP WO2014024550A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
ultrasonic probe
center
gravity
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014523127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5663704B2 (ja
Inventor
庸高 銅
庸高 銅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5663704B2 publication Critical patent/JP5663704B2/ja
Publication of JPWO2014024550A1 publication Critical patent/JPWO2014024550A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320068Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00526Methods of manufacturing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320068Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
    • A61B2017/320072Working tips with special features, e.g. extending parts
    • A61B2017/320073Working tips with special features, e.g. extending parts probe
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320068Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
    • A61B2017/320072Working tips with special features, e.g. extending parts
    • A61B2017/320078Tissue manipulating surface
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320068Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
    • A61B2017/320082Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic for incising tissue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320068Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
    • A61B2017/320088Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic with acoustic insulation, e.g. elements for damping vibrations between horn and surrounding sheath
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320068Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
    • A61B2017/320089Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic node location
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49005Acoustic transducer

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)

Abstract

超音波振動による縦振動を、基端及び先端により規定される長手軸に沿って前記基端から前記先端に向かって伝達可能な超音波プローブは、基端部と先端部と前記基端部及び先端部により規定され前記長手軸に平行な中心軸とを有し、振動の腹位置が前記先端部にある第1の領域と、前記第1の領域の先端部に対して先端側にあり、前記第1の領域の中心軸に対してずれた位置に重心がある処置部と、前記第1の領域の先端部と前記処置部との間で前記第1の領域の先端部に連続的に配置され、前記第1の領域の中心軸に平行で且つ前記処置部の重心を通る位置に重心軸を有するように構成され、前記第1の領域の中心軸と前記重心軸とが前記第1の領域の先端部でずらされた第2の領域とを有する。

Description

この発明は、超音波振動が伝達されることにより長手軸に平行な縦振動が伝達される超音波プローブ、及び、超音波プローブの製造方法に関する。
例えば、WO 2010/047395 A1には、超音波プローブの先端部の処置部の形状をフック形状にした処置具が開示されている。この処置具は、生体組織に処置部を引っかけた状態で超音波振動を発振して、その処置部を手元側に引くことにより生体組織を処置することができる。
この処置具は、処置部の形状によりプローブ全体のバランスを取っている。具体的には、WO 2010/047395 A1では、プローブ本体部の先端に配設された処置部の上面側に先端フック部を形成し、下面側に凹部を形成している。このようにして、処置部の重心位置とプローブ本体部の重心位置とを、処置部を適宜に形成することにより一致させて振動の安定化を図っている。
上述したように、WO 2010/047395 A1の処置具は、処置部の上面側に先端フック部を形成し下面側に凹部を形成して、処置部の重心位置を超音波プローブのプローブ本体部の重心位置に一致させている。このため、処置部の形状に自由度が少なく、例えば処置対象の生体組織に合わせて適宜に処置部を形成することが困難となる場合がある。したがって、振動の安定化を図るために処置部の重心位置をプローブ本体部の重心位置に一致させつつ、処置部を適宜の形状に形成できる超音波プローブが望まれている。
この発明は、振動の安定化を図りつつ、処置部の形状を適宜に形成することができ、かつ、低コストで製造可能な超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法を提供することを目的とする。
この発明の一態様に係る、超音波振動による縦振動を、基端及び先端により規定される長手軸に沿って前記基端から前記先端に向かって伝達可能な超音波プローブは、基端部と先端部と前記基端部及び先端部により規定され前記長手軸に平行な中心軸とを有し、振動の腹位置が前記先端部にある第1の領域と、前記第1の領域の先端部に対して先端側にあり、前記第1の領域の中心軸に対してずれた位置に重心がある処置部と、前記第1の領域の先端部と前記処置部との間で前記第1の領域の先端部に連続的に配置され、前記第1の領域の中心軸に平行で且つ前記処置部の重心を通る位置に重心軸を有するように構成され、前記第1の領域の中心軸と前記重心軸とが前記第1の領域の先端部でずらされた第2の領域とを有する。
この発明の他の一態様に係る、基端及び先端を有する超音波プローブの製造方法は、前記基端及び前記先端により規定される長手軸に沿って長い準備体のうち、超音波プローブの処置部となる部位を残して、前記超音波プローブの基端に隣接する第1の領域を作製して前記第1の領域の中心軸を規定すること、前記超音波プローブの先端にある処置部とする部位を加工して前記超音波プローブの先端の処置部の重心位置を前記第1の領域の中心軸に対してずらした位置に規定すること、前記第1の領域と前記処置部との間の第2の領域の重心位置を前記第1の領域の中心軸に平行で前記処置部の重心位置を通る位置とするように前記第2の領域を加工することを有する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムを示す概略図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波振動発生ユニットの一部、及び、超音波プローブユニットを示す概略的な縦断面図である。 図3Aは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブを示す概略図である。 図3Bは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの図3A中の3B−3B線に沿う概略的な横断面図である。 図3Cは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例を示す概略図である。 図4Aは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブを作製する場合の、準備体を示す概略図である。 図4Bは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブを作製する場合の、図4Aに示す準備体のうちプローブ本体部の第1及び第2の領域とする部位を加工して第1の領域を形成し、かつ、処置領域とする部位をそのまま残した状態を示す概略図である。 図4Cは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブを作製する場合の、図4Bに示す第2の領域とする部位を加工し、かつ、処置領域とする部位をそのまま残した状態を示す概略図である。 図4Dは、図4Cに示す処置領域とする部位を加工してフック状の処置領域を形成した状態を示す概略図である。 図4Eは、図4Dに示す第2の領域とする部位の一部を除去加工して第2の領域を形成した状態を示す概略図である。 図5Aは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブを作製する場合の、準備体を示す概略図である。 図5Bは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブを作製する場合の、図5Aに示す準備体のうちプローブ本体部の第1及び第2の領域とする部位を加工して第1の領域を形成し、かつ、処置領域とする部位をそのまま残した状態を示す概略図である。 図5Cは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブを作製する場合の、図5Bに示す第2の領域とする部位を加工し、かつ、処置領域とする部位をそのまま残した状態を示す概略図である。 図5Dは、図5Cに示す第2の領域とする部位を加工して第2の領域を形成した状態を示す概略図である。 図5Eは、図5Dに示す処置領域とする部位を加工してフック状の処置領域を形成した状態を示す概略図である。 図6Aは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、ヘラ状の処置領域の図6Bに示す矢印6A方向から見た状態を示す概略的な上面図である。 図6Bは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、ヘラ状の処置領域の図6Aに示す矢印6B方向から、図6Cに示す矢印6B方向から見た状態を示す概略的な側面図である。 図6Cは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、ヘラ状の処置領域の図6Bに示す矢印6C方向から見た状態を示す概略的な上面図である。 図7は、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、シザース型の処置領域を示す概略的な側面図である。 図8Aは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、第2の領域を示す概略的な横断面図である。 図8Bは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、第2の領域を示す概略的な横断面図である。 図8Cは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、第2の領域を示す概略的な横断面図である。 図8Dは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、第2の領域を示す概略的な横断面図である。 図8Eは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、第2の領域を示す概略的な横断面図である。 図8Fは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、第2の領域を示す概略的な横断面図である。 図9Aは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、プローブ本体部の第1の領域を正六角形に形成し、第2の領域を正六角形の一部を除去加工して第1の領域に対して重心をずらした状態を示す概略的な横断面図である。 図9Bは、本発明の一実施の形態に係る超音波処置システムの超音波プローブユニットの超音波プローブの変形例であって、プローブ本体部の第1の領域を正五角形に形成し、第2の領域を正五角形の一部を除去加工して第1の領域に対して重心をずらした状態を示す概略的な横断面図である。
本発明の変形例を含む一実施形態について、図1から図9Bを参照しながら説明する。
図1に示すように、超音波処置システム10は、電源ユニット12と、超音波処置具としての超音波処置ユニット14とを有する。超音波処置ユニット14は、超音波振動発生ユニット16と、超音波プローブユニット18とを有する。
電源ユニット12は、超音波振動発生ユニット16に電流を供給する電流供給部22と、入力部24とを有する。入力部24は、例えば図示しないフットスイッチ等に接続され、電流供給部22で電流を供給する状態及び供給を停止する状態を切り替え可能である。また、フットスイッチの操作状態により、後述する超音波振動子34を適宜の振幅で振動させることができる。
図2に示すように、超音波振動発生ユニット16は、外殻となる振動子ケース32と、振動子ケース32の内部に配置された振動発生部である超音波振動子34と、振動子ケース32の基端から延出され電源ユニット12に着脱可能に接続されるケーブル36とを有する。振動子ケース32は例えば絶縁性を有する樹脂材等で形成されている。
超音波振動子34は例えばBLT型が用いられる。超音波振動子34には、電気配線38a,38bの一端が接続されている。電気配線38a,38bは、ケーブル36の内部を通って、他端が電源ユニット12の電流供給部22に接続されている。電流供給部22は、ケーブル36内の電気配線38a,38bを介して超音波振動子34に電流を供給する。これにより、超音波振動子34は超音波振動を発生させる。超音波振動子34の先端方向側には、超音波振動の振幅を拡大するホーン40が連結されている。ホーン40は、例えば振動子ケース32に取り付けられている。また、ホーン40の先端部には、雌ネジ部42が形成されている。
図2に示すように、超音波プローブユニット18は、超音波プローブ52と、シース54とを有する。シース54は電気絶縁性を有する樹脂材等で形成されている。シース54は、超音波プローブ52の後述する第1の領域72及び第2の領域74の外周面全体を覆い、処置領域64をシース54の先端54aに対して露出させるように形成されている。シース54の基端54bは振動子ケース32に着脱可能に固定されている。また、超音波プローブ52とシース54との間には、振動の節位置に例えば絶縁性を有するゴム材などで形成されたリング56が配設されている。このため、超音波プローブ52の外周面とシース52の内周面との間を離間しておくことができる。超音波プローブ52に振動の節位置が複数ある場合、節位置ごとにリング56が配設されていることが好ましい。超音波プローブ52のうち、リング56が配設される位置(振動の節位置)に例えば環状の凹部が形成されていることも好ましい。
なお、この実施形態に係るシース54及びリング56は、超音波処置ユニット14の使用状態によっては不要な場合があり得る。
図3Aに示す超音波プローブ52は、例えばチタン合金等で形成されている。超音波プローブ52は、プローブ本体部62と、プローブ本体部62より先端方向側に設けられ生体組織を処置するための処置領域(処置部)64とを有する。
プローブ本体部62の基端の外周部には、雄ネジ部66が形成されている。雄ネジ部66は、図2に示すように、ホーン40に形成された雌ネジ部42と螺合する。これにより、超音波プローブ52は、超音波振動発生ユニット16に取り付けられる。超音波プローブ52が超音波振動発生ユニット16に取り付けられることにより、超音波振動子34で発生した超音波振動が超音波プローブ52に伝達される。超音波プローブ52に超音波振動が伝達されることにより、超音波プローブ52は振動方向及び伝達方向が中心軸Cに対して平行な縦振動を行うことが可能となる。 図3Aに示すように、プローブ本体部62は、中心軸Cに沿って長手方向に延設されている。プローブ本体部62は、長手方向の基端側にあり最も基端に雄ネジ部66が形成された第1の領域72と、第1の領域72の先端方向側に設けられた第2の領域74とを有する。第1の領域72は真っ直ぐに形成され、横断面が同じ大きさ及び同じ形状を有することが好ましい。また、第2の領域74は真っ直ぐに形成され、横断面が同じ大きさ及び同じ形状を有することが好ましい。第2の領域74の先端方向側には処置領域64が形成されている。なお、例えば第1の領域72及び第2の領域74のいずれにおいても、基端側の横断面が先端側の横断面に比べて大きく形成される、先細形状に形成されていても良い。
図3A及び図3Bに示す第1の領域72は、この実施形態では、例えば円柱状に形成されている。このため、第1の領域72は、その中心軸Cと、中心軸Cに直交する各横断面位置での重心(重心軸)とが一致する。すなわち、第1の領域72の先端から基端のうち、いずれの位置においても、中心軸Cと、中心軸Cに直交する横断面の重心位置とは一致する。言い換えると、第1の領域72の長手方向に直交するそれぞれ円形状の横断面の重心位置が各横断面の中心であるので、中心軸Cは第1の領域72の先端部73aと基端部73bとの間の各断面の重心の集合体により規定される。
第1の領域72と第2の領域74との境界、すなわち、第1の領域72の先端部73a及び第2の領域74の基端部75bは、振動の腹位置となるように調整されている。例えば、駆動周波数が47kHz、超音波プローブ52が6-4Ti製で外径6mm程度である場合、半波長の長さが51mmから52mm程度である。このため、超音波振動発生ユニット16と超音波プローブ52とを振動の腹で接合した場合、超音波振動子34の先端(ホーン40の基端)からプローブ本体部62の第1の領域72の先端部73aまでの長さは、51mm〜52mm×n(n:1以上の整数)になる。つまり、超音波振動子34の先端(ホーン40の基端)からプローブ本体部62の第1の領域72の先端部73aまでの長さは、半波長の整数倍(n倍)である。第2の領域74及び処置領域64を合わせた長さは、半波長の整数倍(n倍)であることが好ましい。
なお、超音波振動子34の共振周波数が23.5kHzの場合、半波長が102mmから104mm程度である。この場合、超音波振動子34の先端(ホーン40の基端)からプローブ本体部62の第1の領域72の先端部73aまでの長さは、例えば102mm〜104mmの整数倍である。また、第2の領域74及び処置領域64を合わせた長さは、例えば102mm〜104mmの整数倍である。
図3Aに示す処置領域64は、プローブ本体部62の第2の領域74の先端部75aに対して曲げられている。この実施形態では、処置領域64は、フック状に形成されている。そして、処置領域64は、第1の領域72の中心軸Cに対して図3A中に符号Gで示す位置に重心位置が変位させられている。特に、図3A中の処置領域64の重心位置Gは、中心軸Cに対して図3A及び図3B中の上側に変位させられている。
第2の領域74における第1の領域72の中心軸Cに直交する各横断面の重心の集合は、図3A及び図3B中に符号Gで示す直線状である。この符号Gで示した直線は、第1の領域72の中心軸Cに平行であるが、中心軸Cとは一致しない異なる位置にある。例えば図3Aに示すように処置領域64が形成され、中心軸Cに対して図3A及び図3B中の上側に処置領域64の重心Gがずれている場合、第2の領域74は、第1の領域74の中心軸Cに直交する各横断面の重心の集合である直線Gが処置領域64の重心Gを通る、もしくは中心軸Cより重心Gに近くなるように加工されて形成されている。すなわち、第2の領域74の重心を通る直線G(中心軸)は、第1の領域の重心を通る中心軸Cと平行であり、且つ中心軸Cとは一致しない異なる位置にある。換言すれば、第2の領域の中心軸(直線G)は、第1の領域の中心軸Cと平行であり、且つ重心Gを通る、もしくは中心軸Cより重心Gに近い。
なお、第1の領域72と第2の領域74との境界で重心Gをずらしているが、その境界位置は振動の腹位置である。振動の腹位置は他の位置に比べて大きく変位するが、その付近の媒質の状態は波がないときと変わらず応力が発生しない。したがって、このように振動の腹位置で重心をずらしても、振動に影響を与えないか、殆ど影響を与えない。また、第1の領域72及び第2の領域74ともに半波長単位で重心位置が中心軸Cに平行な直線上にあって一定である。このため、縦振動を安定化させることができる。
この実施の形態に係る超音波プローブ52の製造手順(製造方法)について図4Aから図4Eを用いて説明する。ここでは、処置領域64が図3Aに示すフック形状を有する例について説明する。
まず、図4Aに示すように、長手方向(長手軸)Lに沿って長い真っ直ぐの、例えばチタン合金材製のロッド状部材(準備体)52aを準備する。このロッド状部材52aの長手方向に直交する横断面の外周面は例えば円形状や多角形状のいずれでも良い。ロッド状部材52aの長さは、用いられる超音波振動子34の共振周波数や、接続されるホーン40の長さ、更には生体組織の処置対象等により決定される。
ロッド状部材52aの横断面の外周面が円形状でない場合、旋盤等で、ロッド状部材52aの外周面を円形に加工することが好ましい。なお、ロッド状部材52aの最大外径は、超音波プローブ52の外周にシース54を配置するか否かや、シース54の厚さによっても異なるが、例えば体腔に穿刺されるトロッカーの内径(例えば5mm、10mm、12mm等)により適宜に決定される。
図4Aに示すロッド状部材52aを旋盤に配置し、第1の領域72とする部位72aの外周面の形状を、図4Bに示すように第1の領域72とするように切削する。このとき、第2の領域74とする部位74aの外周面も第1の領域72と同様の外径に加工することが好ましい。また、第2の領域74とする部位74aの先端方向側に処置領域64を形成する円柱状部分64aを残す。この段階で第1の領域72が形成される。
雄ネジ部66とする部位66aはこの段階で形成しても良いし、処置領域64及び第2の領域74を形成した後に形成しても良い。または、雄ネジ部66とする部位66aを第1の領域72を形成する前に形成しても良い。雄ネジ部66とする部位66aのネジ切はこの後、いずれの段階で行っても良い。
そして、図4Cに示すように、第2の領域74とする部位74aの外周面をさらに切削し、第2の領域74とする部位74aの外径を第1の領域72よりも小さくする。なお、このときは未だ、第1の領域72と第2の領域74とする部位74aとの重心位置はともに第1の領域72の中心軸C上の同軸上にある。
そして、図4Dに示すように、処置領域64とする部位64aを例えば5軸のNC旋盤や鍛造等により適宜に加工して処置領域64を作製する。例えば内径が5mmのトロッカーに用いられる超音波プローブ52を作製する場合、処置領域64は中心軸Cに対して2.5mmの範囲を超えないように形成される。つまり、処置領域64を内径が5mmのトロッカーに挿通できるように、処置領域64は、中心軸Cに対して図4Dの上側が2.5mmを超えず、且つ下側が2.5mmを超えない範囲となるように形成される。このように、処置領域64の形状が決まると、処置領域64の重心位置Gが決まる。ここでは、処置領域64の重心Gが中心軸Cに対して図4D中の上側にある。第2の領域74とする部位74aの重心は第1の領域72の中心軸C上の同軸上にあるので、処置領域64の重心Gと第2の領域74とする部位74aの重心とはずれている。
図4Eに示すように、第2の領域74とする部位74aは、中心軸Cに平行で処置領域64の重心Gを通る仮想的な直線Gが第2の領域74の重心の集合体となるように、例えばフライス盤で一部が削られる。この実施形態では、図4D中の下側部分の一部を平面状に削って図3A、図3B及び図4Eに示す平面76を形成する。すなわち、第2の領域74の重心Gを第2の領域74とする部位74aの重心に対して図4E中の上側にずらしている。
例えば図4Dに示すフック状等の処置領域64を形成すると、その影響で処置領域64の重心位置Gが第1の領域72の中心軸Cからずれた位置に規定される。このため、図4Eに示すように第2の領域74を先端から基端まで加工して、第2の領域74の重心位置を、中心軸Cに平行で、処置領域64の重心位置Gを通る、もしくは中心軸Cより重心Gに近くなる位置に合わせている。
このようにして、第2の領域74の先端から基端までの重心位置(重心軸)Gを中心軸Cに対して平行にずらし、かつ、処置領域64の重心Gと一致させる、もしくは中心軸CよりGに近くなるように超音波プローブ52を作製することができる。
ここでは、処置領域64を形成してから第2の領域74を加工する例について説明したが、先に第2の領域74を加工してから処置領域64を形成することができることはもちろんである。これについて、図5Aから図5Eを用いて簡単に説明する。図5Aは図4Aに対応し、図5Bは図4Bに対応し、図5Cは図4Cに対応するので、図5Aから図5Cについての説明を省略する。
ここで、図4Dとは異なり、図5Dに示すように、処置領域64を加工して形成するよりも前に第2の領域74を形成し、第1の領域72の中心軸Cに対して第2の領域74の重心軸Gをずらした位置に規定する。これは、例えば同形状の超音波プローブ52を多数形成したことによる経験や設計等により処置領域64が加工された後の重心位置Gを容易に認定することができるためである。
そして、図4Eとは異なり、図5Eに示すように、第2の領域74を形成した後に処置領域64を所定の形状(設計により規定した形状)に加工して形成する。このとき、第2の領域74の重心軸Gが、処置領域64の重心Gを通る、もしくは中心軸Cより重心Gに近くなるように処置領域64を形成することができる。
例えば図4Aから図4E又は図5Aから図5Eを用いて説明した工程により作製した超音波プローブ52を有する、図1に示す超音波処置システム10を用いる場合の作用について簡単に説明する。
超音波プローブ52の基端の雄ネジ部66をホーン40の雌ネジ部42に螺合させる。
図示しないトロッカーを例えば腹壁等に穿刺して固定する。この状態で、超音波プローブユニット18の処置領域64をトロッカーを介して体腔内等の処置対象の生体組織に向かって導入していく。例えばフック形状等の処置領域64で生体組織を引っかけながら、図示しないフットスイッチを操作して入力部24から電流供給部22に信号を伝達して電流供給部22から電流を供給する状態に切り替える。このため、超音波振動子34が振動して、ホーン40を介して超音波プローブ52に振動が伝達される。すなわち、超音波プローブ52は、超音波振動による縦振動を基端及び先端により規定される長手軸Lに沿ってその基端から先端に向かって伝達していく。
このとき、ホーン40の基端から超音波プローブ52の第1の領域72の先端部73aまで中心軸(重心)Cが真っ直ぐで位置ズレがない。このため、超音波振動子34からの縦振動はホーン40を通して第1の領域72の先端部73aまで振動のロスが生じないように安定した振動が伝達される。
第1の領域72の先端部73aと第2の領域74の基端部75bとの境界で重心位置にズレが生じているが、上述したようにこの境界は振動の腹位置であるので、振動に影響を与えない。そして、第2の領域74の基端部75bから先端部75aまで重心軸Gが真っ直ぐで位置ズレがない。このため、超音波振動子34からの縦振動はホーン40、第1の領域72を通して第2の領域74の先端部75aまで振動のロスが生じないように安定した振動が伝達される。そして、処置領域64の重心位置Gも第2の領域74の重心軸Gを延長した軸上にある。このため、超音波振動子34からの縦振動はホーン40、第1の領域72、第2の領域74を通して処置領域64の先端まで振動のロスが生じないように安定した振動が伝達される。
したがって、処置領域64を通して引っかけた生体組織に超音波振動のロスを極力少なくした状態で伝達することができるので、その処置領域64を手元側に引くことにより生体組織が切開等、適宜に処置される。
処置領域64の形状を適宜に形成する場合、それに合わせて第2の領域74の重心位置を調整すれば良いので、処置領域64の形状の自由度を確保することができる。例えば、図3Aに示すフック形状に限らず、図6Aから図6Cに示すヘラ型や図7に示すシザース型の処置領域64を用いることは好適である。第2の領域74における第1の領域72の中心軸Cに直交する各横断面の重心の集合により規定される重心軸Gを、処置領域64の重心Gと一致させる、若しくは中心軸Cより重心Gに近くなるように第2の領域74の重心位置を調整する。これにより、第1の領域72、第2の領域74、更には処置領域74に安定した縦振動を伝達させることができる。
この実施形態に係る超音波プローブ52は、超音波プローブ52の先端側の半波長部分のみ又はこれの整数倍で重心を真っ直ぐの状態に合わせれば、縦振動の乱れを生じなくする、又は、生じ難くすることができる。この実施の形態の超音波プローブ52は、第1の領域72と第2の領域74との境界が振動の腹位置に相当する部分であり、第1の領域72と第2の領域74との境界で重心をずらし、第1の領域72で重心が中心軸C上にあり、第2の領域74及び処置領域64で重心が中心軸Cに平行な直線G上にあるので、超音波振動子34からの縦振動を超音波プローブ52を介して安定した状態で処置領域64に伝達することができる。すなわち、超音波プローブ52の先端側の半波長部分又はその整数倍の重心を調整するだけで、縦振動の乱れを生じ難くすることができるので、加工コストを大きくせずに、特に超音波プローブ52のプローブ本体部62において、横波等の望まない振動が生じることを防止することができる。
また、超音波プローブ52の上述した製造手順において、ここでは図4Cや図5Cに示すように、第2の領域74とする部位74aの外径を第1の領域72の外径よりも小さく形成する工程について説明したが、この工程は省略できる。すなわち、図3Cに示すように、第2の領域74とする部位74aを加工して例えば平面76を形成して重心軸Gを中心軸Cに対してずらすことができれば、必ずしも小径化をする必要はない。逆に第2の領域74を大径化しても良い。
なお、例えば円柱状の第1の領域72の中心軸Cに対して、第2の領域74の中心軸をずらした円柱状に形成(すなわち偏心させて形成)することもできる。すなわち、第2の領域74も円柱状に形成できる。しかしながら、第1の領域72に対して重心をずらした円柱状の第2の領域74を形成するには、上述した図4Aから図4Eや図5Aから図5Eに示す例に比べて加工コストが増大する。このため、ともに円柱状の第1及び第2の領域72,74の中心軸を一定にした後、第2の領域74の一面(例えば平面76)の切削加工により第2の領域74の重心位置を調整するのがコストの面で有利である。
ここで、第2の領域74の形状は、円柱の一部を切削して図3Bに示す平面76を形成するほか、図8Aから図8Fに示す状態に形成することも好適である。図8Aから図8Fに示す状態に加工する場合、公知の種々の工作機械を用いることができる。図8Aから図8Fに示すように除去された加工部(除去面)76a,76b,76c,76d,76e,76fによって、各図の仮想円の中心Cに対して上側に重心Gをずらすことができる。すなわち、第2の領域74は、第1の領域72の中心軸Cに対して点対称でない、例えば符号76,76a,76b,76c,76d,76e,76fで示すような円形以外の異形状部分を形成して、重心Gをずらすことができる。符号76a,76b,76c,76d,76e,76fで示すような場合も、第2の領域74の形状を円柱状に保つよりもコストを安く超音波プローブ52を形成することができる。
上述した超音波プローブ52の第1の領域72は、第1の領域72の中心軸Cに対して点対称に形成されていると言える。第2の領域74は、その重心軸Gが処置領域64の重心Gを通るように、重心軸Gに対して非対称に形成されている。
この実施形態では第1の領域72の外周面が円形状であり、第2の領域74の外周面の一部が円形の一部である場合について説明した。その他、図9Aに示すように符号172で示す第1の領域が六角形等の2n角形(n:自然数)であったり、図9Bに示すように符号272で示す第1の領域が五角形等の2n+1角形(n:自然数)であることも好ましい。また、図9Aに示すように符号174で示す第2の領域が六角形から一部を除去加工して加工部(ここでは平面76)が形成されることも好ましい。同様に、図9Bに示すように符号274で示す第2の領域が五角形から一部を除去加工して加工部(ここでは平面76)が形成されることも好ましい。
なお、図9Bに示す第1の領域272が正五角形の場合、第1の領域272の重心位置すなわち中心軸Cは、ある辺(第1の辺)の中点の垂線をその辺に対向する頂点(第1の頂点)に伸ばし、他のある辺(第2の辺)の中点の垂線をその辺に対向する頂点(第2の頂点)に伸ばしたときに交差する位置にある。
また、図9Aに示す六角形や図9Bに示す五角形を適宜に組み合わせて第1及び第2の領域を形成することも好適である。すなわち、例えば第1の領域72を五角形で形成し、第2の領域74を六角形の一部を除去加工したものを用いてプローブ本体部62を形成することも好適である。また、例えば第1の領域72を六角形で形成し、第2の領域74を五角形の一部を除去加工したものを用いてプローブ本体部62を形成することも好適である。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
この発明の一態様に係る、端及び先端により規定される長手軸に沿って前記基端から前記先端に向かって超音波振動を伝達可能な超音波プローブは、基端部と先端部と前記基端部及び前記先端部により規定され前記長手軸に平行な中心軸とを有し、前記先端部に超音波振動の腹位置があり、前記中心軸に直交する径方向における前記中心軸から前記超音波プローブの外周面までの最大距離が第1の距離である第1の領域と、前記第1の領域の先端部に対して先端側にあり、前記第1の領域の中心軸に対してずれた位置に重心がある処置部と、前記第1の領域と前記処置部との間で前記第1の領域の先端部に連続的に配置され、前記第1の領域の中心軸に平行で且つ前記処置部の重心を通る位置又は前記中心軸より前記重心に近くなる位置に重心軸を有するように構成され、前記中心軸に直交する径方向における前記中心軸から前記超音波プローブの外周面までの最大距離が前記第1の距離と同じかそれよりも小さい第2の距離である第2の領域とを有する。

Claims (9)

  1. 超音波振動による縦振動を、基端及び先端により規定される長手軸に沿って前記基端から前記先端に向かって伝達可能な超音波プローブであって、
    基端部と先端部と前記基端部及び先端部により規定され前記長手軸に平行な中心軸とを有し、振動の腹位置が前記先端部にある第1の領域と、
    前記第1の領域の先端部に対して先端側にあり、前記第1の領域の中心軸に対してずれた位置に重心がある処置部と、
    前記第1の領域の先端部と前記処置部との間で前記第1の領域の先端部に連続的に配置され、前記第1の領域の中心軸に平行で且つ前記処置部の重心を通る位置に重心軸を有するように構成され、前記第1の領域の中心軸と前記重心軸とが前記第1の領域の先端部でずらされた第2の領域と
    を具備する超音波プローブ。
  2. 請求項1に記載の超音波プローブであって、
    前記第2の領域は柱状体の一部を除去して、前記第2の領域の重心を前記中心軸に対して外れた位置に規定するようにした、超音波プローブ。
  3. 請求項1に記載の超音波プローブであって、
    前記第1の領域の先端部から前記処置部が連続的に配置される前記第2の領域の先端部まで、前記重心軸に直交する横断面が同一形状である、超音波プローブ。
  4. 請求項1に記載の超音波プローブであって、
    前記第2の領域の、前記重心軸に直交する横断面の外形は、円形とは異なる異形状である、超音波プローブ。
  5. 請求項1に記載の超音波プローブであって、
    前記第1の領域の、前記中心軸に直交する横断面の外形は、円形状である、超音波プローブ。
  6. 請求項1に記載の超音波プローブであって、
    前記処置部は、フック形状を有する、超音波プローブ。
  7. 超音波処置ユニットであって、
    請求項1に記載の超音波プローブと、
    前記超音波プローブの基端側に配設され前記超音波プローブに超音波振動を入力可能な超音波振動子と
    を具備する、超音波処置ユニット。
  8. 基端及び先端を有する超音波プローブの製造方法であって、
    前記基端及び前記先端により規定される長手軸に沿って長い準備体のうち、超音波プローブの処置部となる部位を残して、前記超音波プローブの基端に隣接する第1の領域を作製して前記第1の領域の中心軸を規定すること、
    前記超音波プローブの先端にある処置部とする部位を加工して前記超音波プローブの先端の処置部の重心位置を前記第1の領域の中心軸に対してずらした位置に規定すること、
    前記第1の領域と前記処置部との間の第2の領域の重心位置を前記第1の領域の中心軸に平行で前記処置部の重心位置を通る位置とするように前記第2の領域を加工すること
    を具備する、製造方法。
  9. 基端及び先端を有する超音波プローブの製造方法であって、
    前記基端及び前記先端により規定される長手軸に沿って長い準備体のうち、超音波プローブの処置部となる部位を残して、前記超音波プローブの基端に隣接する第1の領域を作製して前記第1の領域の中心軸を規定すること、
    前記第1の領域の先端側に連続する第2の領域の重心軸を、前記第1の領域の中心軸に対してずらした位置に規定するように加工すること、
    前記第2の領域の先端側に連続する処置部となる部位を加工して処置部を所定の形状に形成すること
    を具備する、製造方法。
JP2014523127A 2012-08-07 2013-05-31 超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法 Expired - Fee Related JP5663704B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261680534P 2012-08-07 2012-08-07
US61/680,534 2012-08-07
PCT/JP2013/065263 WO2014024550A1 (ja) 2012-08-07 2013-05-31 超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5663704B2 JP5663704B2 (ja) 2015-02-04
JPWO2014024550A1 true JPWO2014024550A1 (ja) 2016-07-25

Family

ID=50067793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014523127A Expired - Fee Related JP5663704B2 (ja) 2012-08-07 2013-05-31 超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9289629B2 (ja)
EP (1) EP2883509A4 (ja)
JP (1) JP5663704B2 (ja)
CN (1) CN104519816B (ja)
WO (1) WO2014024550A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064702A1 (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 超音波プローブ及び超音波処置装置
WO2017013813A1 (ja) * 2015-07-23 2017-01-26 オリンパス株式会社 超音波処置具及び超音波処置アッセンブリ
EP3334399B1 (en) * 2015-08-12 2020-06-17 Reach Surgical, Inc. Ultrasonic surgical device and method of manufacturing thereof
WO2017126048A1 (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 オリンパス株式会社 医療機器、医療機器システム
US10405875B2 (en) * 2016-05-05 2019-09-10 Misonix, Incorporated Ultrasonic surgical instrument and method for manufacturing same
TWI658808B (zh) * 2016-08-12 2019-05-11 大陸商天津瑞奇外科器械股份有限公司 彎曲的超音波外科手術刀頭
CN109845292B (zh) 2016-10-14 2020-11-17 奥林巴斯株式会社 超声波转换器和超声波处置系统
CN111420309A (zh) * 2020-04-16 2020-07-17 自贡市第一人民医院 自动超声波治疗仪

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62211054A (ja) * 1986-03-11 1987-09-17 オリンパス光学工業株式会社 生体組織切除装置
US5047043A (en) * 1986-03-11 1991-09-10 Olympus Optical Co., Ltd. Resecting device for living organism tissue utilizing ultrasonic vibrations
JPS63305856A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Olympus Optical Co Ltd 超音波処置装置
US6309400B2 (en) * 1998-06-29 2001-10-30 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Curved ultrasonic blade having a trapezoidal cross section
JP2001104326A (ja) 1999-10-04 2001-04-17 Olympus Optical Co Ltd 手術用超音波処置具
US20050234484A1 (en) * 2004-02-27 2005-10-20 Houser Kevin L Ultrasonic surgical blade having transverse and longitudinal vibration
US20070016236A1 (en) * 2005-07-18 2007-01-18 Crescendo Technologies, Llc Balanced ultrasonic curved blade
US20090270891A1 (en) * 2008-04-18 2009-10-29 Jean Michael Beaupre Balanced ultrasonic curved blade
US20100106173A1 (en) * 2008-10-23 2010-04-29 Hideto Yoshimine Ultrasonic surgical device
AU2010282256A1 (en) 2009-08-14 2012-03-01 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical apparatus and silicon waveguide and methods for use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP5663704B2 (ja) 2015-02-04
EP2883509A1 (en) 2015-06-17
CN104519816B (zh) 2016-09-28
US20140358043A1 (en) 2014-12-04
CN104519816A (zh) 2015-04-15
US9289629B2 (en) 2016-03-22
EP2883509A4 (en) 2016-06-08
WO2014024550A1 (ja) 2014-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5663704B2 (ja) 超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法
US8142460B2 (en) Bone abrading ultrasonic horns
EP2859858B1 (en) Ultrasound probe
JP6165389B2 (ja) 超音波プローブ
US8092475B2 (en) Ultrasonic horn for removal of hard tissue
JP6534996B2 (ja) 超音波器具及びその製造方法
US8784356B2 (en) Ultrasonic endovascular clearing device
US9839437B2 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic instrument
US10219823B2 (en) Ultrasonic probe
JP2010525839A (ja) 医療用の超音波周波数共鳴双極子
JP5385485B2 (ja) 超音波処置装置及びプローブユニット
CN110633543B (zh) 基于声线传输理论的超声刀刀杆结构确定方法及刀杆结构
WO2016203861A1 (ja) 超音波処置具
JP2002058679A (ja) 超音波処置具
JP5663706B2 (ja) 超音波プローブ
CN107072702A (zh) 超声波探头
US10064641B2 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic treatment instrument
WO2019008714A1 (ja) 超音波プローブ及び超音波処置アッセンブリ
JPWO2018078970A1 (ja) 超音波プローブ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140512

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140512

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20140512

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141208

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5663704

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees