JPWO2014002954A1 - 攪拌機構及び攪拌方法 - Google Patents

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潤 笹原
陽介 村瀬
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Abstract

反応容器(セル)を簡便かつ効率的に攪拌するための機構及び方法を提供する。底部に係合穴(10E)が形成されたセル(10)を保持する反応テーブル(18)と、前記反応テーブル(18)の下側に設けられたピン(180)と、前記ピン(180)を、前記反応テーブル(18)から下方へ突き出た前記セル(10)の前記係合穴(10E)内へ出入りさせる昇降手段と、前記ピン(180)を前記セル(10)の軸線周りに旋回させる回転手段と、を有する、攪拌機構。底部に係合穴(10E)が形成されたセル(10)を反応テーブル(18)に保持するセル保持工程と、前記反応テーブル(18)の下側に設けられたピン(180)を、前記反応テーブル(18)から下方へ突き出た前記セル(10)の前記係合穴(10E)内へ出入りさせるピン挿入工程と、前記ピン(180)を、前記セル(10)の軸線周りに旋回させるピン回転工程と、を含むセル(10)の攪拌方法。

Description

本発明は攪拌機構及び攪拌方法に関し、特に免疫測定法に用いられる、試薬、検体等を収容する反応容器を攪拌するための機構及び方法に関する。
検体中の測定対象物質を、抗原抗体反応を利用して測定する免疫測定法として、反応容器に、不溶性担体粒子、一次抗体、標識化二次抗体、及び検体を添加し、不溶性担体粒子上に、一次抗体、測定対象物質、及び、標識化二次抗体の免疫複合体を形成させ、この免疫複合体中の標識量を測定することにより、検体中の測定対象物質を測定する方法がある。
上記の免疫測定法で使用される、特に磁性担体粒子等の不溶性担体粒子を含む試薬については、その攪拌および沈降防止のため種々の攪拌装置が提案されている。例えば、容器を乗せたトレイを回転・停止を繰り返すことにより容器内部の液を攪拌し沈降を防止する、又は容器そのものに回転運動その他複雑な動きを与えて内部の試薬に回転流を起させて攪拌、沈降を防止し、あるいは内部にボール,ロッド等の攪拌子を入れて攪拌の効果を増強する等の攪拌機構が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、容器の攪拌方法として、容器の上端部を支点として、容器底部に対して偏心した平面円運動を生じさせ、容器を攪拌する方法が報告されている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
特開平08−201396号公報 特開2006−047250号公報 特開平07−198561号公報 特開昭59−019858号公報
しかしながら、特許文献1に記載のセル(反応容器)のように、セルに外部と連通する流路を設け、流路の先端に加圧機構を設けた構成とすればセル自体が大型化し、結果としてセルを固定せざるを得ず、複数のセルを使い分けることができなくなるので、複数の検体を測定することができない。さらにセルを測定ごとに洗浄する必要も生じる。またセル自体に攪拌装置を設ければセルが大型化/重量化する上にセルのコストも上昇するため、多数の検体を短時間で効率よく測定することができない。
さらに、セルに超音波を当てて攪拌するためには装置が大型化し、騒音など環境への影響を免れ得ず、また、攪拌子をセルの中へ挿入して使用する方法ではセルと同数の攪拌子が必要となるためコストが上昇し、攪拌子の洗浄、搬送など付随する装置の追加が必要となる。
本発明は上記事実を考慮し、反応容器を簡便かつ効率的に攪拌するための機構及び方法を提供することを課題とする。
第1の態様に係る攪拌機構は、底部に凹部が形成された反応容器を保持する保持部材と、前記保持部材の下側に設けられた攪拌棒と、前記攪拌棒を前記保持部材から下方へ突き出た前記反応容器の前記凹部内へ前記攪拌棒を出入りさせる昇降手段と、前記攪拌棒を前記反応容器の軸線周りに旋回させる回転手段と、を有することを特徴とする。
第1の態様に係る攪拌機構では、昇降手段が保持部材に保持され下方に突き出た反応容器の凹部へ攪拌棒を入れる。回転手段が、攪拌棒を反応容器の軸線周りに旋回させると、保持部材に保持されている部分を支点として、反応容器が首振り運動(歳差運動)する。これにより、攪拌棒を反応容器内へ挿入せずに、反応容器自体の首振り運動によって、反応容器内の試薬等を攪拌することができる。
第2の態様に係る攪拌機構は、第1の態様に係る攪拌機構において、前記保持部材は、外周部に前記反応容器の外径より大きな円孔が形成されたターンテーブルであり、前記反応容器は前記円孔の孔縁に前記反応容器から張出した鍔部で吊下されることを特徴とする。
第2の態様に係る攪拌機構では、鍔で吊下された状態の反応容器が反応テーブルの凹部の中で多少のガタツキを有しながら首振り運動(歳差運動)するので、攪拌効率が向上する。
第3の態様に係る攪拌機構は、第2の態様に係る攪拌機構において、前記反応容器の前記凹部には、前記凹部の底面から開口部に向って拡径する傾斜面が形成され、前記攪拌棒の旋回径は、前記凹部の開口部の径より小径であることを特徴とする。
第3の態様に係る攪拌機構では、反応容器の凹部の停止位置がある程度ズレていても、攪拌棒を凹部へ入れることができる。
第4の態様に係る攪拌機構は、第1の態様〜第3の態様の何れか一つに攪拌機構において、前記回転手段は、前記保持部材の下側に設けられたモータと、前記モータで回転され、前記攪拌棒が偏心して取付けられる回転体と、を備えたことを特徴とする。
第4の態様に係る攪拌機構では、汎用部品を使用して回転手段を構成できるので、製品コストを削減できる。
第5の態様に係る攪拌機構は、第1の態様〜第3の態様の何れか一つの攪拌機構において、前記昇降手段は、前記モータが固定され上下に移動可能に支持されたサブフレームと、前記サブフレームに形成されたラックと、前記ラックと噛み合い、前記モータで回転駆動されるギアと、を備えたことを特徴とする。
第5の態様に係る攪拌機構では、汎用部品を使用して昇降手段を構成できるので、製品コストを削減できる。
第6の態様に係る攪拌機構は、第5の態様に係る攪拌機構において、前記フレームの昇降高さを検出する高さ検出手段と、前記高さ検出手段からの信号に基づき、前記ギアを停止して、前記モータを回転させる制御手段と、を有することを特徴とする。
第6の態様に係る攪拌機構では、サブフレームの高さを検出して所望の位置で停止させ、モータを回転させることで、正しく攪拌棒をセルの凹部に挿入することができる。
第7の態様に係る攪拌方法は、底部に凹部が形成された反応容器を保持部材に保持する反応容器保持工程と、前記保持部材の下側に設けられた攪拌棒を、前記保持部材から下方へ突き出た前記反応容器の前記凹部内へ出入りさせる攪拌棒挿入工程と、前記攪拌棒を、前記反応容器の軸線周りに旋回させる攪拌棒回転工程と、を含むことを特徴とする。
第7の態様に係る攪拌方法では、底部に凹部が形成された反応容器を保持部材に保持し、保持部材で保持されている部分を支点に、反応容器の凹部へ挿入され攪拌棒を反応容器の軸線周りに旋回させて、反応容器を攪拌する。これにより、攪拌棒を反応容器内へ挿入することなく、反応容器内の試薬等を均一に攪拌することができる。
第8の態様に係る攪拌方法は、第7の態様に係る攪拌方法において、前記保持部材は、外周部に前記反応容器の外径より大きな円孔が形成されたターンテーブルであり、前記反応容器は、前記円孔の孔縁に前記反応容器から張出した鍔部で吊下されることを特徴とする。
第8の態様に係る攪拌方法では、反応容器が、反応容器から張出した鍔部で吊下された状態で攪拌されるので、攪拌効率が向上する。
第9の態様に係る攪拌方法は、第8の態様に係る攪拌方法において、前記凹部の底面から開口部に向って拡径する傾斜面が形成され、前記攪拌棒の旋回径は、前記凹部の開口部の径より小径であることを特徴とする。
第9の態様に係る攪拌方法では、攪拌中に、攪拌棒が凹部からはずれ難くなっているため、攪拌効率が向上する。
第10の態様に係る攪拌方法は、第7の態様〜第9の態様の何れか一つの攪拌方法において、前記攪拌棒回転工程は、前記攪拌棒を、前記保持部材の下側に設けられたモータと、前記モータで回転され、前記攪拌棒が偏心して取り付けられる回転体とを備える回転手段により、前記反応容器の軸線周りに旋回させる工程であることを特徴とする。
第10の態様に係る攪拌方法では、汎用部品から構成される回転手段を用いるので、簡易に攪拌することができる。
第11の態様に係る攪拌方法は、第7の態様〜第10の態様の何れか一つの攪拌方法において、前記攪拌棒挿入工程は、前記モータが固定され上下に移動可能に支持されたサブフレームと、前記サブフレームに形成されたラックと、前記ラックと噛み合い、前記モータで回転駆動されるギアとを備えた昇降手段により、前記攪拌棒を、前記反応容器の前記凹部へ出入りさせる工程であることを特徴とする。
第11の態様に係る攪拌方法では、汎用部品から構成される昇降手段を用いるので、簡易に攪拌することができる。
第12の態様に係る攪拌方法は、第11の態様に係る攪拌方法において、前記昇降手段は、前記フレームの昇降高さを検出する高さ検出手段と、前記高さ検出手段からの信号に基づき、前記ギアを停止して、前記モータを回転させる制御手段と、を有することを特徴とする。
第12の態様に係る攪拌方法では、攪拌を制御することができるので、安全に攪拌することができる。
第13の態様に係る攪拌方法は、第7の態様〜第12の態様の何れか一つの攪拌方法において、前記反応容器が、不溶性担体粒子含有試薬を収容していることを特徴とする。
第13の態様に係る攪拌方法では、反応容器に収容されている不溶性担体粒子含有試薬を効率的に攪拌することができる。
第14の態様に係る攪拌方法は、第13の態様に係る攪拌方法において、前記不溶性担体粒子含有試薬が、磁性担体粒子含有試薬であることを特徴とする。
第14の態様に係る攪拌方法では、反応容器に収容されている磁性担体粒子含有試薬を効率的に攪拌することができる。
本発明により、反応容器を簡便かつ効率的に攪拌するための機構及び方法が提供される。
本願発明の実施形態に係る攪拌機構がセットされたターンテーブルを備えた免疫測定装置の基本構成を示す上面図である。 本願発明の実施形態に係るセルの構造を示す斜め上側から見た斜視図である。 本願発明の実施形態に係るセルの構造を示す斜め下側から見た斜視図である。 本願発明の実施形態に係るセルの構造を示す下端部付近の断面図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構がセットされたターンテーブルを示す斜視図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構がセットされたターンテーブルを示す平面図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構がセットされたターンテーブルを示す分解斜視図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構の構造を説明するための分解斜視図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構の構造を説明するための斜視図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構の構造を説明するための正面図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構の構造を説明するための側面図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構の動作状態を説明するための正面図である。 本願発明の実施形態に係る攪拌機構の動作を示す概念図である。
<全体構成>
図を参照しながら、本発明の実施形態に係る免疫測定装置200について説明する。図1に示すように、免疫測定装置200は主として、セル供給ユニット14、試薬保管ユニット12、反応テーブル18、検体テーブル20、BFユニット22、及び検査ユニット24で構成されている。なお、以下の説明において、便宜上、検体テーブル20側を装置手前側として説明する。
免疫測定装置200の左奥に配置されたセル供給ユニット14は、空のセル10(反応容器)を所定の位置へ搬送し、一列に整列させるユニットであり、セルタンク30、レール32、及びセル送り機構34を含んで構成されている。セル供給ユニット14の手前には、ターンテーブル36を備えた攪拌装置16を収容した試薬保管ユニット12が配置されており、ターンテーブル36にセットされたカセットには、免疫測定に必要な試薬が収容された複数の試薬容器26が保持されている(図示せず)。また、試薬保管ユニット12は、冷却手段(不図示)によって一定の温度に冷却されている。
試薬保管ユニット12の右側には、反応テーブル18が配置されている。反応テーブル18は、免疫測定装置200の中央部よりやや左側に位置しており、ヒータ(不図示)を備えている。図3A〜Cに示すように、反応テーブル18の外周部には、セル10を保持する凹部38が反応テーブル18の全周に亘って形成されている。凹部38の径は後述するセルハンド72などの搬送位置精度に合わせて、セル10の径より大きい必要があり、かつ後述するフランジ10Bの径よりも小さいので、セル10はフランジ10Bで凹部38に保持される。
さらに、図3A〜Cに示すように反応テーブル18の上にはカバー19が設けられていてもよい。後述するセルハンドによってセル10の受け渡しが行われる箇所のみ、図3Bに平面図で示すようにカバー19には穴19Aが設けられ、穴19Aを介してセル10を反応テーブル18の凹部38にセットすることができる。一方、カバー19でセル10の上を覆うことで、反応テーブル18の回転移動中に他の試薬/検体などの飛沫や埃のセル10への混入を防止することができる。
本実施形態では、一例として、反応テーブル18の周方向に等間隔で60個の凹部38が形成されている。また、ヒータ(不図示)により、凹部38に保持されたセル10を温め、セル10内の試薬を活性化させることができる。
反応テーブル18の手前には、検体テーブル20が配置されており、検体を収容した複数の試験管40が保持されている。また、反応テーブル18の右側には、後述するセルハンド72を挟んでBFユニット22が配置されている。BFユニット22は、セル10を回転搬送するBFテーブル42と、BFテーブル42にセットされたセル10内の試薬のB/F分離を行うBFノズルユニット44とを含んで構成されている。なお、本実施形態では、装置の奥側と手前側の2箇所にBFユニット22が配置されているが、1箇所だけに配置してもよい。
BFユニット22の右側には、後述するセルハンド74を挟んで検査ユニット24が配置されている。検査ユニット24は、セル10内の試薬を攪拌する攪拌部46と、光量を測定する測定室48とで構成されている。
免疫測定装置200には、上記の他に、セル10を反応テーブル18へ移動させるセルハンド52、試薬を吸引吐出する試薬分注ノズル54、68、及び検体を吸引吐出する検体分注ノズル60が配置されている。また、免疫測定装置200を構成するユニット、セルハンド、及びノズル等は、制御部300(不図示)に接続されており、制御部300からの信号により動作する。また、後述するサブフレーム162の上下位置、および攪拌モータ174の回転速度を含めて装置全体の動作を制御する。
<免疫測定法>
次に、免疫測定装置200を用いた免疫測定法の一例を説明する。なお、本実施態様では、不溶性担体粒子含有試薬としてストレプトアビジン結合磁性担体粒子含有試薬を用いているが、これに限らず、他の磁性担体粒子を含有する試薬を用いてもよい。また、磁石を用いずにB/F分離を行う場合は、磁性を有しない不溶性担体粒子、例えば、ラテックス等を用いることができる。本実施態様では、一次抗体含有試薬としてビオチン化一次抗体含有試薬を用いているが、これに限らず、不溶性担体粒子含有試薬の種類に応じて適宜選択される抗体を含有する試薬を用いることができる。本実施態様では、標識化二次抗体含有試薬として、アルカリホスファターゼ標識二次抗体含有試薬を用いているが、これに限らず、測定対象物質の種類に応じて適宜選択される標識物質で標識された抗体を含有する試薬を用いることができる。本実施態様においては、免疫測定法として、サンドイッチ法に基づく化学発光免疫測定法を用いているが、これに限らず、他の免疫測定法を用いてもよい。
初めに、セル供給ユニット14のセルタンク30内に使用者が未使用のセル10を複数投入する。なお、本実施形態で用いるセル10(キュベットともいう)は、一端部が開口したプラスチック製の有底円筒体であり、開口部に鍔が形成された汎用の反応容器である。
図2に示すように、セル10は略円筒形とされており、一端(開口側)には各セルハンドで把持し搬送するための鍔10Aが設けられ、その下には各テーブルの凹部にセル10を挿入した際に抜け落ちず、保持されるためのフランジ10Bが設けられている。セル10内は空洞10Cとされており、内部に試薬、検体を注入し内部で貯留、攪拌可能とされている。
セル10の底部には下方向に向けて拡径するように開口する係合穴10Eが設けられており、係合穴10Eは空洞10Cとは連通せず、所謂盲管形状とされている。係合穴10Eは図2Cに示すように擂鉢状の傾斜面10Fを備えており、後述する攪拌機構66の回転するピン180と係合することで、セル10は反応テーブル18上において回転、攪拌され、内部の試薬、検体が混合される。
セル10全体が略円筒形状であってもよいが、材料の節約と軽量化のため、係合穴10Eの近傍はリブ10Dで支持する構造であってもよい。またセル10は円筒形状に限定されず、四角柱状、半円柱状など種々の形状であってよい。この際、係合穴10Eが円錐形状となるように傾斜面10Fが形成されていれば、ピン180によって攪拌は可能となる。
セルタンク30へ投入されたセル10は、エレベータ(不図示)により1個ずつセルタンク30の上方へ持ち上げられ、その後、傾いた2本の棒で構成されたレール32を滑ってセル送り機構34へ搬送される。
セル送り機構34へ搬送されたセル10は、セル送り機構34の整列板50が開閉することによりレール32の終端部32Aへ1つずつ送り込まれる。なお、セル送り機構34を設けずに、セルタンク30からレール32の終端部32Aまでセル10を滑らせてもよい。
レール32の終端部32Aに到達したセル10は、セルハンド52に掴まれ、回転軸52A回りに回転して反応テーブル18の凹部38へセットされる。その後、反応テーブル18の回転により、試薬分注ノズル54の直下へ搬送される。ここで、試薬分注ノズル54が回転軸54A周りに回転し、ターンテーブル36のカセットに保持された試薬容器26から不溶性担体粒子含有試薬を吸引してセル10へ吐出する(図示せず)。
次に、別の試薬容器26から一次抗体含有試薬を吸引してセル10へ吐出する(図示せず)。ここで、不溶性担体粒子含有試薬を吐出した試薬分注ノズル54は、分注ノズル洗浄槽58で一旦洗浄され、その後、一次抗体含有試薬の吸引が行われる。これにより、試薬の混入を防止できる。
ストレプトアビジン結合磁性担体粒子含有試薬とビオチン化一次抗体含有試薬とが吐出されたセル10は、反応テーブル18の回転により、検体分注ノズル60の近傍へ搬送されながら、反応テーブル18に設けられたヒータにより所定の温度(本実施形態では一例として37℃)で温められ、磁性担体粒子に結合されたストレプトアビジンとビオチン化抗体との反応が促進される。
セル10が検体分注ノズル60の近傍へ搬送されると、検体分注ノズル60は、回転軸60A回りに回転し、検体テーブル20にセットされた試験管40から検体を吸引して、ストレプトアビジン結合磁性担体粒子含有試薬とビオチン化一次抗体含有試薬とが吐出されたセル10へ吐出する。検体の希釈が必要な場合には、希釈液容器64から希釈液を吸引し、次いで、検体テーブル20にセットされた試験管40から検体を吸引して、検体と希釈液の混合物を、ストレプトアビジン結合磁性担体粒子含有試薬とビオチン化一次抗体含有試薬とが吐出されたセルへ吐出する。その後、検体、又は、検体と希釈液の混合物をセルへ吐出した検体分注ノズル60は、検体ノズル洗浄槽62で洗浄される。これにより、検体分注ノズル60における検体による汚染が防止される。
検体、又は、検体と希釈液とが吐出されたセル10は、反応テーブル18の外周に沿って設けられた攪拌機構66の位置まで搬送され、攪拌機構66によりセル10内の試薬、検体、及び希釈液が非接触で攪拌される。攪拌は、後述するようにセル10の底部を円錐振り子の軌道で回転させて行われる。
以上により、検体中の測定対象物質が一次抗体に結合され、磁性担体粒子上に、一次抗体、及び測定対象物質の複合体が形成される。次に、試薬分注ノズル68が回転軸68A回りに回転し、試薬保管ユニット12のカセットの所定の位置に保持された試薬容器26からアルカリホスファターゼ標識二次抗体を吸引し、セル10へ吐出する。試薬分注ノズル68は、アルカリホスファターゼ標識二次抗体を吐出した後、分注ノズル洗浄槽70に移動して洗浄が行われる。
アルカリホスファターゼ標識二次抗体が吐出されたセル10内の試薬類は、攪拌機構66により攪拌され、アルカリホスファターゼ標識二次抗体と検体中の測定対象物質との反応が促進される。これにより、磁性担体粒子上に、一次抗体、測定対象物質、及び標識化二次抗体からなる複合体(免疫複合体)が形成される。
次に、セル10は、反応テーブル18の回転によりセルハンド72の近傍へ搬送され、セルハンド72に掴まれ、回転軸72A回りに回転して一方のBFユニット22へ搬送される。BFユニット22に搬送されたセル10は、BFテーブル42の外周部に設けられた凹部42Aへセットされる。ここで、BFテーブル42の内部には、セル10の外周面を取り囲んでネオジム磁石(不図示)が設けられており、凹部42Aへセットされたセル10内の磁性担体粒子を集磁する。
次に、BFノズルユニット44が凹部42Aにセットされたセル10の上方へ移動する。そして、BFノズルユニット44を構成する4本のBFノズル44Aが、それぞれの凹部42Aにセットされたセル10に対して、試薬類の吸引と洗浄液の吐出を行う。このとき、ネオジム磁石に集磁されている磁性担体粒子、及び磁性担体粒子と結合した試薬類は、BFノズル44Aに吸引されず、セル10内に残留する。
一方、磁性担体粒子と結合しなかった試薬類は、BFノズル44Aに吸引されて、セル10から除去される。以上のようにして、磁性担体粒子と結合した物質(Bind)と、結合しなかった物質(Free)が分離(B/F分離)される。なお、本実施形態では、B/F分離を繰り返し行い、磁性担体粒子と結合しなかった物質を確実に取り除くようにしている。
B/F分離が行われたセル10は、セルハンド74に掴まれ、回転軸74A回りに回転して測定ユニット24の攪拌部46へ搬送される。このとき、セルハンド74に設けられたチューブ(不図示)から検出試薬(発光基質試薬)がセルへ吐出される。攪拌部46では、免疫複合体をその上に担持する磁性担体粒子と、検出試薬とが攪拌され、免疫複合体中のアルカリホスファターゼが発光基質試薬と反応して発光する。
次にセル10は、セルハンド74に掴まれ、回転軸74A回りに回転して測定室48内へ搬送される。測定室48は、完全に閉塞されて光が入らない空間となっており、測定室48内に設けられた発光量を測定するセンサにより、免疫複合体中のアルカリホスファターゼと発光基質試薬との反応により生成した光の発光量が測定され、この測定された発光量から、検体中の測定対象物質の濃度を決定する。測定が終わったセル10は、セルハンド74に掴まれ、廃棄管76へ廃棄される。制御部300(不図示)は、検体中の測定対象物質の濃度をデータとして蓄積し、また、測定結果をモニタ(不図示)等に表示させる。
<攪拌機構の構成>
次に、本実施形態に係る攪拌機構66の構成を説明する。
図3A〜Cに示すように、反応テーブル18には攪拌機構66が設けられている。本実施形態においては反応テーブル18に2個の攪拌機構66が設けられているが、3個以上であっても、また場合によっては1個であってもよい。
図4に示すように攪拌機構66はフレーム160上に、上下方向に移動可能に設けられたサブフレーム162が、上下方向に移動可能に支持されている。フレーム160上には移動モータ164が固定され、横置きに保持された移動モータ164の回転軸の先端に設けられたピニオンギア166が、サブフレーム162に固定されたラックギア172に嵌合する。移動モータ164の回転によってピニオンギア166が回転し、ラックギア172を上下に移動させることで、サブフレーム162は上下方向に移動する。移動モータ164には位置精度の面から例えばパルスモータなどが好適に使用できる。
サブフレーム162は図4Aに示すようにフレーム160上に上下方向に設けられたレール160A上を上下方向に移動可能に支持されたスライダ160B上に設けられている。これにより、サブフレーム162に固定された攪拌モータ174を上下方向に移動させる。レール160Aおよびスライダ160Bは、サブフレーム162が脱落せず、上下へのスムーズな移動を妨げなければ蟻溝など種々の構造から選択できる。
サブフレーム162は図4C、Dに示すホームポジション(初期位置)から図4Eに示す攪拌位置(上端位置)までの距離Hを移動可能とされている。ホームポジションにおいては、サブフレーム162に設けられた遮光板183をフォトセンサ186が検出し、制御部300(不図示)へ位置情報が伝達され、制御部300の指示により移動モータ164は(下方向へ移動中であれば)回転を停止し、サブフレーム162は停止する。あるいはマイクロスイッチをフレーム160に設け、サブフレーム162の下方向への移動によって作動し、下端位置を検出するなどの方法でもよい。
サブフレーム162に設けられた攪拌モータ174には、例えば格子円盤176が設けられ、同じくサブフレーム162に設けられた光センサ184と組合わせてロータリーエンコーダ188を構成している。このロータリーエンコーダ188にて格子円盤176の回転を検知することで攪拌モータ174の回転速度を検出し、制御部300(不図示)にて攪拌モータ174の回転速度を制御するようにしてもよい。また、ここでいう制御部は前述のサブフレーム162の上下位置制御を行う制御部300と同一の制御基板であっても、これとは別個の専用の制御部であってもよい。
攪拌モータ174には回転軸上に略円筒形状のボス178が設けられ、攪拌モータ174の回転によって回転駆動される。ボス178には、上面に穴182が設けられ、穴182にはピン180が挿入され上方に突出している。
穴182はボス178の回転中心(図5に示す回転軸C)から径方向に外れた偏芯位置にあり、結果としてピン180は攪拌モータ174の回転軸C(図5に示す)から偏芯した(エキセントリックな)位置に設けられることになる。このため、攪拌モータ174の回転によりピン180は図5に示す回転軸Cを中心とした円軌道R1上を回転移動する。このとき、円軌道R1の径を係合穴10Eの径よりも小さくしておくことで、ボス178の軌道上の位置がどこであっても、ピン180はセル10の係合穴10Eに挿入される。
セル10がセットされた反応テーブル18が回転し、セル10を保持する凹部38が攪拌機構66の直上に回転移動すると、制御部300(不図示)からの信号により移動モータ164が駆動されサブフレーム162は攪拌位置に距離Hだけ上昇する。移動モータ164がパルスモータであれば、駆動パルス数のカウントにより図4Eの攪拌位置で停止させることで、新たに位置センサを設けることなく正確にサブフレーム162の停止位置を規定できる。
図4Eに示すようにサブフレーム162が攪拌位置まで距離Hだけ上昇すると、攪拌機構66の直上に位置する反応テーブル18の凹部38に挿入された、セル10の係合穴10Eにピン180が係合する。前述のようにピン180はボス178の回転軸Cから外れた位置に設けられているため、図5に示すようにピン180は回転軸Cを中心とした円軌道R1上を回転移動し、ピン180の先端が契合したセル10の係合穴10Eもまたピン180によって円軌道を描くように移動する。
このときセル10は凹部38に挿入されており、凹部38の径は前述のようにセル10の径よりも大きいので、図5に示すように係合穴10Eが円軌道を描くように移動することで、凹部38を支点としてセル10全体は凹部38より上では中心軸が円軌道R2を描くように回転し、凹部38より下では円軌道R1を描くように略円錐振り子の軌道で回転する。
上記の攪拌工程中、ピン180は係合穴10Eに挿入されており、前述のように係合穴10Eはセル10内の空洞10Cとは連通していないので、結果としてセル10内部に注入された検体、希釈液、不溶性担体粒子含有試薬等に攪拌子など外部の部材が接触することなく、非接触でセル10の攪拌を行うことができる。
これによりセル10内部の検体、希釈液、不溶性担体粒子含有試薬等が、攪拌子などに付着した、他のセル10由来の検体、希釈液、不溶性担体粒子含有試薬等によって汚染される(コンタミネーション)事態を防ぐことができる。また当然、セル10内の液に浸漬される攪拌子が存在しないため、これを洗浄する機構等も不要となり、特に洗浄用の配管が不要となるため反応テーブル18および周辺機器の簡略化、小型化が可能となる。
<攪拌方法>
本発明の攪拌方法は、
(1)底部に凹部(係合穴10E)が形成された反応容器(セル10)を保持部材(反応テーブル18)に保持する反応容器保持工程と、
(2)前記保持部材(反応テーブル18)の下側に設けられた攪拌棒(ピン180)を、前記保持部材(凹部38)から下方へ突き出た前記反応容器(セル10)の前記凹部(係合穴10E)内へ出入りさせる攪拌棒挿入工程と、
(3)前記攪拌棒(ピン180)を、前記反応容器(セル10)の軸線周りに旋回させる攪拌棒回転工程と、
を含む反応容器の攪拌方法である。
本発明の攪拌方法は、本発明の攪拌機構を用いて行うことができる。本発明の攪拌方法において、反応容器(セル10)は、底部に凹部(係合穴10E)が形成された反応容器であり、保持部材(反応テーブル18)に保持される構造を有する反応容器が好ましい。保持部材に保持される構造としては、例えば鍔部(フランジ10B)等が挙げられる。また、底部に形成される凹部は、攪拌棒(ピン180)が挿入される形状であれば特に制限はなく、例えば底面から開口部に向って拡径する傾斜面10Fが形成される形状等が挙げられる。
本発明の攪拌方法において、保持部材(反応テーブル18)は、底部に凹部(係合穴10)が形成された反応容器(セル10)を保持し、反応容器の攪拌を可能とする保持部材であれば特に制限はなく、例えば外周部に前記反応容器の外径より大きな円孔(凹部38)が形成されたターンテーブル等が挙げられる。反応容器は、ターンテーブルの円孔の孔縁に、反応容器から張出した鍔部(フランジ10B)で吊下されて保持される。
本発明の攪拌方法において、攪拌棒(ピン180)は、反応容器(セル10)の底部に形成される凹部(係合穴10E)に挿入され、反応容器を軸線(回転軸C)周りに旋回させる攪拌棒であれば特に制限はない。攪拌棒の旋回径は、反応容器の底部に形成される凹部の開口部の径より小径であることが好ましい。攪拌棒による反応容器の攪拌は、例えば回転手段(攪拌モータ174)により行うことができ、回転手段としては、例えば保持部材の下側に設けられたモータと、モータで回転され、攪拌棒が偏心して取り付けられる回転体(ボス178)とを備える回転手段等が挙げられる。
また、攪拌棒の、反応容器の底部に形成された凹部への挿入(出入り)は、例えば昇降手段により行うことができ、昇降手段としては、例えばモータ(移動モータ164)が固定され上下に移動可能に支持されたサブフレーム162と、前記サブフレーム162に形成されたラック172と、前記ラック172と噛み合い、回転駆動されるギア166とを備えた昇降手段等が挙げられ、さらに、前記フレーム160の昇降高さを検出する高さ検出手段(フォトセンサ186)と、前記高さ検出手段からの信号に基づき、前記ギア166を停止して、前記モータを回転させる制御手段(制御部300)とを有する昇降手段が好ましい。
本発明の攪拌方法は、不溶性担体粒子含有試薬を収容している反応容器(セル10)の攪拌に好適に用いられ、磁性担体粒子含有試薬を収容している反応容器の攪拌に特に、好適に用いられる。磁性担体粒子は比重が高く、沈降し易いため、本発明の攪拌方法は特に有効である。
尚、本発明の攪拌方法における反応容器(セル10)、保持部材(反応テーブル18)、攪拌棒(ピン180)、回転手段(攪拌モータ174)、昇降手段(移動モータ164)の具体例としては、それぞれ、前述の、攪拌機構における反応容器、保持部材、攪拌棒、回転手段、昇降手段等が挙げられる。
<まとめ>
以上、本発明の実施例について記述したが、本発明は上記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
例えば、攪拌機構66の使用は本実施形態に挙げた例に限定されるものではなく、例えば反応テーブル18以外にセル10の攪拌を必要とする工程があれば、他の部位にも攪拌機構66を使用することができる。
あるいは係合手段であるピン180の形状も、棒状に限定されず、例えば先端をリング状としてセル10の底部をリングで把持するなど、種々の形状であってもよい。
10 セル(反応容器)
10B フランジ(鍔部)
10E 係合穴(凹部)
10F 傾斜面
12 試薬保管ユニット
14 セル供給ユニット
18 反応テーブル(保持部材)
20 検体テーブル
30 セルタンク
38 凹部(円孔)
40 試験管
60 検体分注ノズル
66 攪拌機構
70 分注ノズル洗浄槽
72 セルハンド
160 フレーム
162 サブフレーム
164 移動モータ(昇降手段)
166 ピニオンギア(ギア)
172 ラックギア(ラック)
174 攪拌モータ(回転手段)
176 格子円盤
178 ボス(回転体)
180 ピン(攪拌棒)
181 上端面
182 穴
184 ロータリーエンコーダ
186 フォトセンサ(高さ検出手段)
200 免疫測定装置
300 制御部(制御手段)
C 回転軸

Claims (14)

  1. 底部に凹部が形成された反応容器を保持する保持部材と、
    前記保持部材の下側に設けられた攪拌棒と、
    前記攪拌棒を、前記保持部材から下方へ突き出た前記反応容器の前記凹部内へ出入りさせる昇降手段と、
    前記攪拌棒を前記反応容器の軸線周りに旋回させる回転手段と、
    を有する攪拌機構。
  2. 前記保持部材は、外周部に前記反応容器の外径より大きな円孔が形成されたターンテーブルであり、前記反応容器は前記円孔の孔縁に前記反応容器から張出した鍔部で吊下される請求項1に記載の攪拌機構。
  3. 前記反応容器の前記凹部には、前記凹部の底面から開口部に向って拡径する傾斜面が形成され、前記攪拌棒の旋回径は、前記凹部の開口部の径より小径である請求項2に記載の攪拌機構。
  4. 前記回転手段は、
    前記保持部材の下側に設けられたモータと、
    前記モータで回転され、前記攪拌棒が偏心して取付けられる回転体と、
    を備えた請求項1〜3の何れか1項に記載の攪拌機構。
  5. 前記昇降手段は、
    前記モータが固定され上下に移動可能に支持されたサブフレームと、
    前記サブフレームに形成されたラックと、
    前記ラックと噛み合い、前記モータで回転駆動されるギアと、
    を備えた請求項1〜4の何れか1項に記載の攪拌機構。
  6. 前記フレームの昇降高さを検出する高さ検出手段と、
    前記高さ検出手段からの信号に基づき、前記ギアを停止して、前記モータを回転させる制御手段と、を有する請求項5に記載の攪拌機構。
  7. 底部に凹部が形成された反応容器を保持部材に保持する反応容器保持工程と、
    前記保持部材の下側に設けられた攪拌棒を、前記保持部材から下方へ突き出た前記反応容器の前記凹部内へ出入りさせる攪拌棒挿入工程と、
    前記攪拌棒を、前記反応容器の軸線周りに旋回させる攪拌棒回転工程と、
    を含む反応容器の攪拌方法。
  8. 前記保持部材は、外周部に前記反応容器の外径より大きな円孔が形成されたターンテーブルであり、前記反応容器は前記円孔の孔縁に前記反応容器から張出した鍔部で吊下される請求項7に記載の攪拌方法。
  9. 前記反応容器の前記凹部には、前記凹部の底面から開口部に向って拡径する傾斜面が形成され、前記攪拌棒の旋回径は、前記凹部の開口部の径より小径である請求項8に記載の攪拌方法。
  10. 前記攪拌棒回転工程は、
    前記攪拌棒を、前記保持部材の下側に設けられたモータと、前記モータで回転され、前記攪拌棒が偏心して取り付けられる回転体とを備える回転手段により、前記反応容器の軸線周りに旋回させる工程である、請求項7〜9の何れか1項に記載の攪拌方法。
  11. 前記攪拌棒挿入工程は、
    前記モータが固定され上下に移動可能に支持されたサブフレームと、
    前記サブフレームに形成されたラックと、
    前記ラックと噛み合い、前記モータで回転駆動されるギアとを備えた昇降手段により、前記攪拌棒を、前記反応容器の前記凹部へ出入りさせる工程である、請求項7〜10の何れか1項に記載の攪拌方法。
  12. 前記昇降手段は、
    前記フレームの昇降高さを検出する高さ検出手段と、
    前記高さ検出手段からの信号に基づき、前記ギアを停止して、前記モータを回転させる制御手段と、を有する請求項11に記載の攪拌方法。
  13. 前記反応容器が、不溶性担体粒子含有試薬を収容している請求項7〜12の何れか1項に記載の攪拌方法。
  14. 前記不溶性担体粒子含有試薬が、磁性担体粒子含有試薬である請求項13記載の攪拌方法。
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