JPWO2013161041A1 - 回転電機の固定子コイル - Google Patents

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金也 小林
尾畑 功治
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    • H02K15/105Applying solid insulation to windings, stators or rotors to the windings

Abstract

絶縁信頼性が高く、かつ、低損失化が可能な回転電機の固定子コイルを実現する。導体5に取り付けられた低抵抗シールド1は炭素元素を主成分とし抵抗が小さく誘電率が大きな材料で構成する。低抵抗シールド1の上層には、SiCを含む放電シールド2で構成し、低抵抗シールド1と放電シールド2との間に2つの層状材料3、4を挟み込む。層状材料3はCとAl2O3で構成し層状材料4はSiCとAl2O3で構成する。各層の誘電率及び導電率の大きさの順序は、低抵抗シールド1>層状材料3>層状材料4>放電シールド2となり、最大電界が小さくなる。隣接する層の構成材料は同一の成分を含み互いの線膨張係数を近似でき、界面での剥離が抑制される。誘電率と導電率とを共に傾斜させることで直流から高周波数の幅広い領域での電界を低減することができる。

Description

本出願は、低抵抗シールドと放電シールドを有する回転電機の固定子コイルに関する。
回転電機においては、インバータの低損失化のため、ダイオードやMOSの材質を、Siから、より電気的抵抗が小さく誘電率が大きなSiCへの変更が進められている。
ダイオードやMOSの材質をSiCとすると、モータ端の電圧波形が高周波化するため、固定子コイルの放電/抵抗シールド部分での電界が沿面放電電界限界を超える可能性がある。
そこで、特許文献1では、低抵抗シールド上に強誘電体を含む層状部材を配置することで、誘電率を大きくしている。
また、誘電率を傾斜させて電界集中を抑える技術が非特許文献1に記載されている。
特開昭62−104449号公報
大久保研究室、"電力機器用固体絶縁物へのNano-Dielectrics-FGM(傾斜機能材料)適用に関する研究"、インターネット<URL:http://www.okubo.nuee.nagoya-u.ac.jp/design/fgm/detail_fgm_j.htm>
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、層状部材に強誘電体を含む場合は、強誘電体が絶縁性に劣るため、強誘電体を含まないものに比較して長期的に絶縁信頼性が低減する可能性がある。
さらには層状部材と放電シールド材と低抵抗シールド材の材料とは互いに線膨張係数が大きく異なるので、これらの互いにの界面にて剥がれやすい可能性があり、絶縁信頼性が低下する可能性がある。
非特許文献1には、誘電率の大きさを傾斜させる技術が記載されているが、誘電率のみの傾斜による絶縁性向上よりさらなる絶縁性の向上化が望まれている。
本発明の目的は、絶縁信頼性が高く、かつ、低損失化が可能な回転電機の固定子コイルを実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
回転電機の固定子コイルにおいて、コイル導体と、コイル導体上に配置される抵抗シールド部材と、抵抗シールド部材の少なくとも一部を覆い、抵抗シールド部材よりも、誘電率及び導電率が小さい層状部材と、層状部材の少なくとも一部を覆い、層状部材よりも、誘電率及び導電率が小さい放電シールド部材とを備える。
絶縁信頼性が高く、かつ、低損失化が可能な回転電機の固定子コイルを実現することができる。
本発明の実施例1の概略構成説明図である。 本発明の実施例を説明するための図である。 本発明の実施例2の概略構成で説明図である。 本発明の実施例2説明するためのグラフである。 本発明の実施例2を説明するための図である。 本発明が適用される回転電機の概略説明図である。
以下、本発明の実施例について、添付図面を参照して説明する。
まず、本発明が適用される回転電機の固定子コイルについて、図6を参照して説明する。
図6において、回転電機16は、ケーブル15を介してインバータ14に接続されている。このインバータ14により、回転電機16が駆動される。回転電機16は、固定子コイル7を有している。
以下、本発明の実施例]においては、固定子コイル7のシールド部8を例として、説明する。
図1は、本発明による回転電機の固定子コイルの実施例1を示す図である。この図1に示した例は、図2に示す固定子コイル7の角部近辺のシールド部8のA−A線に沿った概略断面図である。
なお、図1、図2、及び以下に示す図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
従って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1において、低抵抗シールド1は、導体5に取り付けられている。この低抵抗シールド1は、C(炭素)元素を主成分とし、抵抗が小さく誘電率が大きな材料で構成する。例えば、Cを主成分として、グラファイトやシリコン等による材料で構成する。
そして、低抵抗シールド1の上層には、SiCの様な電界緩和材を含む放電シールド2で構成する。低抵抗シールド1と放電シールド2との間には2つの層状材料3、層状材料4を挟み込む。低抵抗シールド1の直上の層状材料3にはCとAlで構成し(構成比率は50%、50%とする)、放電シールド2の直下の層状材料4はSiCとAlで構成する(構成比率は50%、50%とする)。各層の厚みは、互いに等しくする。
これにより、各層の誘電率の大きさの順序は、次式(1)となる。
低抵抗シールド1>層状材料3>層状材料4>放電シールド2 ・・・(1)
各層1、3、4、2の誘電率の大きさを上記式(1)の様な順番とすることで、最大電界が小さくなる。特に、導体5の屈曲部等の電界集中部で、電界が抑制されるので、シールド部材の絶縁破壊が抑制される。なお、導体5の下層部は絶縁材6が形成されている。
また、誘電率の大きさをシールド部材1、3、4、2の順に傾斜させることにより、交流によるシールド部材の絶縁破壊を抑止することができる。
さらに、層状部材3の構成材料と低抵抗シールド1の構成材料とは、それぞれにC(炭素)を含むので、互いの線膨張係数を近似させることができ、線膨張係数の違いなどによる界面での剥離が抑制される。
さらに、層状部材3の構成材料と層状部材4の構成材料とは、それぞれにAlを含むので、互いの界面での線膨張係数の違いなどによる剥離が抑制される。
さらに、層状部材4と放電シールド材2は、それぞれに同じSiCを含むので、互いの線膨張係数を近似させることができ、線膨張係数の違いなどによる界面での剥離が抑制される。
さらに、シールド部材1、3、4、2の導電率の大きさも、次式(2)に示すように、誘電率と同様に傾斜するので、直流又は低周波での電界を低減することができる。
低抵抗シールド1>層状材料3>層状材料4>放電シールド2 ・・・(2)
つまり、本発明の実施例1においては、シールド部材1、3、4、2における誘電率と導電率とを両方、共に傾斜させることで、直流(低周波)から高周波数の幅広い領域での電界を低減できる。したがって、シールド部の、絶縁信頼性を向上することができる。
また、層状材料3と層状材料4を予めテープ状に形成し、これらを、固定子コイル7の導体5に巻きつける。これにより、製造が容易となる。
なお、層状材料3及び層状材料4を、それぞれN個(Nは2以上の整数)に層状に分割し、層状材料1〜層状材料2*Nとして、各層状材料3、4内で、誘電率、導電率を傾斜させると、電界低減の効果が高まり、絶縁の信頼性を向上することができる。これは、Nが大きい程、電界低減の効果を高めることが可能である。
また、層状材料3と層状材料4を一つの材料Alとしても、誘電率、導電率をシールド部材1、3、4、2に向かうにつれて傾斜することができ、かつ製造コストを低減することができる。
なお、Alは他の絶縁材や、混合物でも良い。
以上のように、本発明の実施例1によれば、絶縁信頼性が高く、かつ、低損失化が可能な回転電機の固定子コイルを実現することができる。
なお、上記構成とすることにより、熱伝導率の大きさの順序も、上記式(1)と等しくなる。
これによって、低抵抗シールド1で発生した熱を外層に伝導しやすくなるので、低抵抗シールド1での熱集中を低減することができ、電界と熱との観点で絶縁膜の信頼性をさらに向上することができる。
なお、上述した例は、第1の層状部材3が低抵抗部材1の一部を覆い、第2の層状部材4が第1の層状部材3の一部を覆い、放電シールド部材2が第2の層状部材4を覆う構成となっているが、第1の層状部材3が低抵抗部材1の全てを覆い、第2の層状部材4が第1の層状部材3の全てを覆い、放電シールド部材2が第2の層状部材4の全てを覆う構成とすることもできる。
次に、本発明の実施例2について、図3、図4、図5を参照して説明する。
図3は、本発明による回転電機の固定子コイルの実施例2を示す図であり、図2に示す固定子コイル7の角部近辺のシールド部8のA−A線に沿った概略断面図である。
図3において、低抵抗シールド1は、C(炭素)元素を主成分とし、抵抗が小さく誘電率が大きな材料で構成する。実施例1と同様に、例えば、Cを主成分として、グラファイトやシリコン等による材料で構成する。
そして、低抵抗シールド1の上層には、SiCの様な電界緩和材を含む放電シールド2で構成する。低抵抗シールド1と放電シールド2との間に1つの層状材料3を挟み込む。この層状材料3は、その構成成分が、低抵抗シールド成分と、放電シールド成分と、絶縁材料Al成分とからなり、後述するように位置によって成分比率が変化する。層状部材3は第1部分3−1と第2部分3−2とに分かれ、成分比率の変化方向が互いに異なるものである
図4は、層状材料3の第2部分3−2内の低抵抗シールド成分比率曲線9、放電シールド成分比率曲線10、絶縁材料Al成分比率曲線11を示し、図4の縦軸が成分比率を示し、横軸は、低抵抗シールド1から放電シールド2に向かう位置を示し、図4の左から右に向かうにつれて(図3の左から右に向かうにつれて)、低抵抗シールド1側から放電シールド2側の位置となる。
低抵抗シールド成分比率曲線9は、低抵抗シールド1側から放電シールド2側に向って、成分比率1から連続的に低減し、低抵抗シールド1と放電シールド2との中間位置付近で0となる。
また、放電シールド成分比率曲線10は、低抵抗シールド1と放電シールド2との中間位置付近では0であり、放電シールド2に接近するにつれて連続的に増加し、放電シールド2と接触面付近で成分比率が1となる。
また、絶縁材料Al成分比率曲線11は、低抵抗シールド1と放電シールド2との中間位置付近で1となり、低抵抗シールド1側に向かうにつれてゼロに連続的に変化し、放電シールド4側に向かうにつれてもゼロに連続的に変化する。
層状材料3の第1部分3−1内は、図3の下から上に向かう方向に成分比率が変化する。つまり、図4の横軸の左から右に向かって、低抵抗シールド1から、第1部分3−1の上面に向かう位置とすることにより第1部分3−1内の成分比率の変化は示される。
これにより、誘電率は実施例1に比べ、より連続的に変化するので、交流の電界を低減する効果をさらに向上することができる。
さらに、層状部材3と低抵抗シールド1の界面においては、構成材料を互いにより等しくすることができ、界面における剥離抑制効果も実施例1よりさらに向上することができる。
さらに、層状部材3と放電シールド材4の界面においても、構成材料を互いにより等しくすることができ、界面における剥離抑制効果も実施例1よりさらに向上することができる。
さらに、導電率も連続的に傾斜するので、直流又は低周波での電界が実施例1よりさらに効果を向上することができる。
さらに、誘電率と導電率とを両方を、より連続的に傾斜させることで、直流(低周波)から高周波数と幅広い領域での電界を低減でき、実施例1より、絶縁の信頼性をより向上することができる。
また、図5に示すように、層状材料3の材料は粉体塗装装置12により、固定子コイル導体5の表面に形成する。このとき、マスキング、粉体吹きつけ、加熱固化、アンマスキングを実施する。なお、粉体塗装の入り口から出口の原料の比率を傾斜させることで、図4に示すような成分比率の連続的な傾斜を容易に形成することができる。
なお、熱伝導率についても、誘電率、導電率と同様な関係とすることも可能である。この場合、、誘電率、導電率、熱伝導率の全てを連続的に変化させて、層状部材3の低抵抗シールド部材1に接する部分より、放電シールド部材2に接する部分の方が、誘電率、導電率、熱伝導率のいずれも小さくなるように構成することが可能である。
次に、本発明の実施例1、2を回転電機に適用した場合の効果を説明する。
図6において、インバータ14でサージが発生すると、このサージは、ケーブル15を伝搬して回転電機16に到達する。この場合、上述した本発明の実施例1、2の構造及び材料により、絶縁性が向上されているので、サージに対する絶縁性も向上され、絶縁信頼性を高めることができる。
なお、インバータ14には、インバータを低損失化するために、SiCダイオードが搭載される場合がある。SiCダイオードを用いたインバータは、Siダイオードを用いる場合より、スイッチングのオンオフ波形が急峻になる。オンオフ波形を急峻にすることにより、電力損失を低減することができる。
SiCダイオードをインバータに用いた場合、発生するサージの周波数は、例えば、Siダイオードを用いた場合は60Hz程度であったものが、10MHz程度となり、高周波化する。このため、本発明のような構成とすれば、サージにより発生する電界も大幅に低減することができ、絶縁膜の信頼性を向上することができる。
なお、本発明の固定子コイルは、発電機、鉄道、自動車、産業用電動機等の回転電機に使用可能である。
1・・・低抵抗シールド、 2・・・放電シールド、 3、4・・・層状材料、 5・・・導体、 6・・・絶縁材、 7・・・固定子コイル、 8・・・シールド部、 9・・・低抵抗シールド成分比率曲線、 10・・・放電シールド成分比率曲線、 11・・・絶縁材成分比率曲線、 12・・・粉体塗装装置、 14・・・インバータ、 15・・・ケーブル、 16・・・回転電機

Claims (18)

  1. コイル導体と、
    上記コイル導体上に配置される抵抗シールド部材と、
    上記抵抗シールド部材の少なくとも一部を覆い、上記抵抗シールド部材よりも、誘電率及び導電率が小さい層状部材と、
    上記層状部材の少なくとも一部を覆い、上記層状部材よりも、誘電率及び導電率が小さい放電シールド部材と、
    を備えることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  2. 請求項1に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記層状部材は、上記低抵抗シールド部材より熱伝導率が小さく、上記放電シールド部材は、上記層状部材より熱伝導率が小さいことを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  3. 請求項1に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記層状部材は、上記抵抗シールド部材よりも、誘電率及び導電率が小さい第1の層状部材と、この第1の層状部材の少なくとも一部を覆い、上記第1の層状部材よりも、誘電率及び導電率が小さい第2の層状部材とを有し、上記放電シールド部材は、上記第2の層状部材の少なくとも一部を覆うことを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  4. 請求項3に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記第1の層状部材の構成材料は、上記抵抵抗シールド部材の構成材料と絶縁材料とを有し、上記第2の層状部材の構成材料は、上記第1の層状部材を構成する絶縁部材と上記放電シールド部材の構成材料とを有することを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  5. 請求項4に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記第1の層状部材及び第2の層状部材の構成材料である絶縁材料は、Alであることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  6. 請求項5に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記低抵抗シールド部材はカーボン材を有し、上記第1の層状部材は、カーボン材とAlを有することを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  7. 請求項6に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記低抵抗シールド部材はカーボン材を有し、上記第1の層状部材は、カーボン材とAlを有することを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  8. 請求項7に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記放電シールド部材はSiCを材料として有し、上記第2の層状部材は、SiCとAlを材料として有することを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  9. 請求項8に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記第1の層状部材及び第2の層状部材は、絶縁テープ状に構成されていることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  10. 請求項8に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記固定子コイルは、SiCを含む半導体素子を有するインバータで駆動される回転電機の固定子コイルであることを特徴とする。
  11. 請求項10に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記固定子コイルは、発電機、鉄道、自動車、産業用電動機の固定子コイルであることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  12. 請求項2に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記層状部材は、誘電率、導電率が連続的に変化し、上記低抵抗シールド部材に接する部分より、上記放電シールド部材に接する部分の方が、誘電率、導電率、が小さいことを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  13. 請求項12に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記層状部材は、上記低抵抗シールド部材の構成材料と、上記放電シールド部材の構成材料と、絶縁材料とを有し、上記低抵抗シールド部材の構成材料は上記低抵抗シールド部材に接する部分から、上記放電シールド部材に接する部分に向かうにつれて減少し、上記放電シールド部材の構成材料は上記放電シールド部材に接する部分から、上記低抵抗シールド部材に接する部分に向かうにつれて減少し、上記絶縁材料は、上記低抵抗シールド部材に接する部分から、上記放電シールド部材に接する部分に向かうにつれて増加し、上記層状部材の中間部位から上記放電シールド部材に接する部分に向かうにつれて減少することを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  14. 請求項13に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記低抵抗シールド部材はカーボンを構成材料とし、上記放電シールド部材はSiCを構成材料とし、上記層状部材は、カーボン及びSiCと、絶縁材料としてAlを構成材料とすることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  15. 請求項14に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    粉体塗装にて、上記層状部材を構成させることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  16. 請求項12に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記固定子コイルは、SiCを含む半導体素子を有するインバータで駆動される回転電機の固定子コイルであることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  17. 請求項12に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記層状部材は、上記低抵抗シールド部材より熱伝導率が小さく、上記放電シールド部材は、上記層状部材より熱伝導率が小さいことを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  18. 請求項12に記載の回転電機の固定子コイルにおいて、
    上記固定子コイルは、発電機、鉄道、自動車、産業用電動機の固定子コイルであることを特徴とする回転電機の固定子コイル。
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