JPWO2013157606A1 - ビームエクスパンダ - Google Patents

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Abstract

ビームエクスパンダ10Aは、SLMまたはVFLのうち何れか一方により構成される第一レンズ部12と、第一レンズ部12と光学的に結合され、SLMまたはVFLのうち何れか一方により構成される第二レンズ部14と、第一、第二レンズ部12、14の焦点距離を制御する制御部16とを備える。第一、第二レンズ部12、14の距離は不変である。制御部16は、第一レンズ部12に入力される光の光径D1と、第二レンズ部14から出力される光の光径D2とが互いに異なるように、第一、第二レンズ部12、14の焦点距離を制御する。これにより、簡易に構成可能であり、光径を変更する際の所要時間を短縮することが可能なビームエクスパンダが実現される。

Description

本発明は、ビームエクスパンダに関するものである。
ビームエクスパンダとは、平行光の光径を、後段の光学部品に適応するように変更することが可能な光学部品をいう。一般的に、ビームエクスパンダを構成するためには、最低2群のレンズを光軸上において相対的に移動させる必要がある。すなわち、2群のレンズからなる光学系においてこれらの群を相対的に移動させ、合成焦点距離を変化させる。これにより、一方の群に入射した平行光の光径に対して、他方の群から出力される平行光の光径を異ならせることができる(例えば非特許文献1を参照)。
朝倉書店「最新光学技術ハンドブック」第IV部1.3.2節c L.A.Romero et al., "Lossless laser beam shaping", JOSA, vol. 13, No.4, pp.751-760 (1996)
前述したように、複数のレンズ群から成る従来のビームエクスパンダでは、平行光の光径を変化させるためにレンズ群を光軸方向に機械的に移動させる必要がある。しかしながら、レンズを機械的に移動させる際の位置精度を高めるためには、極めて複雑な機構を必要とする。また、レンズ群の移動に一定の時間を要するので、光径を変更する際の所要時間を短縮することも困難である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、簡易に構成可能であり、光径を変更する際の所要時間を短縮することが可能なビームエクスパンダを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明によるビームエクスパンダは、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第一レンズ部と、第一レンズ部と光学的に結合され、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第二レンズ部と、第一レンズ部及び第二レンズ部の焦点距離を制御する制御部とを備え、第一レンズ部と第二レンズ部との距離が不変であり、制御部は、第一レンズ部に入力される光の光径と、第二レンズ部から出力される光の光径とが互いに異なるように、第一レンズ部及び第二レンズ部の焦点距離を制御することを特徴とする。制御部は、具体的には例えば、空間光変調素子にレンズパターンを与え、または可変焦点レンズの焦点距離を制御することにより、第一レンズ部及び第二レンズ部の焦点距離を制御する。
このビームエクスパンダでは、従来のビームエクスパンダにおける2以上のレンズ群に代えて、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第一レンズ部及び第二レンズ部が配置されている。空間光変調素子及び可変焦点レンズは、光軸方向の位置を変更することなく焦点距離を変化し得る光学部品である。このため、第一レンズ部と第二レンズ部との距離が固定された状態で、ビームエクスパンダ系全体の焦点距離を任意に変更することにより、第一レンズ部に入力される平行光の光径に対して第二レンズ部から出力される平行光の光径を変化させることができる。また、これらの光学部品は、制御部からの電気信号に従って、極めて短い時間で焦点距離を変更することができる。したがって、上記ビームエクスパンダによれば、光径を変更する際の所要時間を短縮することができる。また、レンズ群を移動させるための複雑な機構を必要としないので、ビームエクスパンダ系全体を簡易に構成することができる。
本発明によるビームエクスパンダによれば、簡易に構成可能であり、光径を変更する際の所要時間を短縮することができる。
図1は、第1実施形態に係るビームエクスパンダの構成を示す図である。 図2は、ビームエクスパンダによって平行光が拡径若しくは縮径される様子を示す図である。 図3は、制御部による第一レンズ部及び第二レンズ部の制御方式の他の例を示す図である。 図4は、制御部による第一レンズ部及び第二レンズ部の制御方式の他の例を示す図である。 図5は、第2実施形態に係るビームエクスパンダの構成を示す図である。 図6は、第2実施形態の一変形例として、ビームエクスパンダの構成を示す図である。 図7は、第2実施形態の別の変形例として、ビームエクスパンダの構成を示す図である。 図8は、低開口数・低倍率の対物レンズと、高開口数・高倍率の対物レンズとを示す図である。 図9は、第3実施形態に係る顕微鏡の構成を示す図である。 図10は、第4実施形態に係るTIRF顕微鏡を示す図である。 図11は、第5実施形態に係る加工顕微鏡の構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明によるビームエクスパンダの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るビームエクスパンダ10Aの構成を示す図である。本実施形態のビームエクスパンダ10Aは、第一レンズ部12と、第二レンズ部14と、制御部16とを備えている。第一レンズ部12及び第二レンズ部14は、ビームエクスパンダ10Aに入力される平行光の光軸Aに沿った方向に並んで配置されており、第二レンズ部14は、第一レンズ部12と光学的に結合されている。なお、後述する別の実施形態において示されるように、第一レンズ部12と第二レンズ部14との間に、レンズや反射鏡等の光学部品が介在してもよい。
このビームエクスパンダ10Aでは、第一レンズ部12の前面(第二レンズ部14と対向する面とは反対側の面)から、平行光である入射光P1が入射する。そして、第一レンズ部12及び第二レンズ部14によってこの入射光P1が拡径(若しくは縮径)され、第二レンズ部14の背面(第一レンズ部12と対向する面とは反対側の面)から、平行光である出射光P2が出力される。出射光P2の光径D2の大きさは、入射光P1の光径D1の大きさと異なる。なお、光径とは、光軸と直交する断面における入射光P1又は出射光P2の最大径をいう。また、入射光P1及び出射光P2の光軸と直交する断面は、典型的には円形である。
第一レンズ部12は、空間光変調素子(SLM;Spatial Light Modulator)または可変焦点レンズ(VFL;Vari-Focal
Lens)のうち何れか一方により構成される。また、第二レンズ部14も同様に、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される。すなわち、第一レンズ部12と第二レンズ部14との組み合わせとしては、以下の4つのパターンが存在する。
Figure 2013157606
第一レンズ部12若しくは第二レンズ部14として使用することができる空間光変調素子には、位相変調型の空間光変調素子、例えば屈折率変化材料型SLM(例えば液晶を用いたものでは、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)型やLCD(Liquid
Crystal Display)など)、セグメントミラー(Segment Mirror)型SLM、連続形状可変鏡(Continuous Deformable Mirror)型SLM等がある。屈折率変化材料型SLM、セグメントミラー型SLM、及び連続形状可変鏡型SLMは、電圧や電流、或いは書き出し光の印加によって種々のレンズパターンが付与されることにより、任意の焦点距離を有するレンズとして機能する。
なお、本実施形態では透過型の空間光変調素子を例示しているが、空間光変調素子は反射型であってもよい。また、第一レンズ部12若しくは第二レンズ部14としての可変焦点レンズには、例えば液晶や電気光学結晶のように光路の屈折率を任意に変化させ得るものや、形状を変化させ得るもの等が好適に使用される。これらの可変焦点レンズでは、電圧や電流の印加によって焦点距離が任意に制御される。
また、従来のビームエクスパンダと異なり、本実施形態のビームエクスパンダ10Aでは、第一レンズ部12と第二レンズ部14との距離L1は不変であり、第一レンズ部12及び第二レンズ部14の位置は、後段に設けられる光学部品(不図示)に対して相対的に固定される。
制御部16は、第一レンズ部12の焦点距離f1及び第二レンズ部14の焦点距離f2を制御する。第一レンズ部12及び/又は第二レンズ部14が空間光変調素子である場合、制御部16は、当該空間光変調素子の各画素を駆動するための電気信号(レンズパターン)をその第一レンズ部12及び/又は第二レンズ部14へ提供する。また、第一レンズ部12及び/又は第二レンズ部14が可変焦点レンズである場合、制御部16は、当該可変焦点レンズの焦点距離を制御するための電気信号をその第一レンズ部12及び/又は第二レンズ部14へ提供する。ビームエクスパンダ10Aでは、このようにして制御部16が第一レンズ部12及び第二レンズ部14の焦点距離f1,f2を変更することにより、出射光P2の光径D2が、入射光P1の光径D1に対して任意に変化する。なお、制御部16は、第一レンズ部12及び第二レンズ部14が収容される筐体内に配置されても良く、或いは筐体の外部に配置されてもよい。
例えば、平行光である入射光P1が入射したときに、出射光P2を平行光として出力する為には、第一レンズ部12及び第二レンズ部14の焦点距離f1,f2が以下の数式(1)に示される関係を満たすような電気信号(空間光変調素子の場合はレンズパターン)を、制御部16が第一レンズ部12及び第二レンズ部14に与えるとよい。
Figure 2013157606
このとき、入射光P1の光径D1と出射光P2の光径D2との比率(拡大倍率M=D2/D1)は、次の数式(2)によって表される。
Figure 2013157606
上の数式(1)及び(2)から明らかなように、第一レンズ部12の焦点距離f1が第一レンズ部12と第二レンズ部14との距離L1より大きい場合には、第二レンズ部14の焦点距離f2が負となって、第一レンズ部12から第二レンズ部14に至る光は収束光となる。また、焦点距離f1が0より大きく且つ距離L1より小さい場合には焦点距離f2は正となるが、この場合、第一レンズ部12から第二レンズ部14に至る光は第一レンズ部12と第二レンズ部14の間で一度集光され、その後に発散光となって第二レンズ部14に至る。そして、この光は、第二レンズ部14に表示される屈折パワーが正のレンズによってコリメートされる。また、焦点距離f1が0より小さい場合においても焦点距離f2が正となるが、この場合には、第一レンズ部12から第二レンズ部14に至る光は発散光となる。そして、この光は、第二レンズ部14に表示される屈折パワーが正のレンズによってコリメートされる。
図2は、ビームエクスパンダ10Aによって平行光が拡径若しくは縮径される様子を示す図である。図2(a)は平行光が拡径される様子(f1<0、f2>0、f2=L1−f1)を示しており、図2(b)は平行光が縮径される様子(f1>0、f2<0、f2=L1−f1)を示している。ここで、第一レンズ部12に入射する入射光P1の光径D1は、第一レンズ部12の有効面の長さL2の1/2以下であることが好ましい。光径D1が長さL2の1/2以下であることにより、第一レンズ部12における回折効率(集光効率)の低下を抑え、第一レンズ部12と第二レンズ部14との距離L1をより短くすることができるからである。
例えば、LCOS型の空間光変調素子からなる第一レンズ部12に対し、光径10mmの入射光P1が入力されたとする。このとき、例えば焦点距離f1が800mm以上であるレンズパターンが空間光変調素子に表示されていると、その集光効率は約90%となる。そして、焦点距離f1が800mmより短くなるほど集光効率は低下し、焦点距離f1が300mmである場合には、集光効率は50%強となる。このような集光効率の低下は、空間光変調素子の外縁に近い領域において、レンズパターンの空間周波数が高くなり回折効率が低下することによって生じる。すなわち、入射光P1の光径D1が小さければ、焦点距離f1,f2が短い場合であっても高い集光効率を実現することが可能となる。例えば、光径D1を長さL2の1/2以下とすることにより、焦点距離f2が800mmより短いレンズパターンを第二レンズ部14に表示させることができる。そして、同じ光径D2を実現しようとするとき、焦点距離f2が短ければその分だけ距離L1を短くすることが可能となる。距離L1を短くすることによって、ビームエクスパンダ10Aをより小型化することができる。
また、光径D1が長さL2の1/2以下であることにより、次に述べる効果を得ることもできる。すなわち、第一レンズ部12に凸レンズを表示することで光径を効果的に縮小でき、逆に凹レンズを表示することで光径を効果的に拡大できる。一例として、第一レンズ部12に光径D1=5mmの入射光P1を入力させ、第二レンズ部14から光径D2=10mmの出射光P2を出力させる場合(図2(a)を参照)と、第二レンズ部14から光径D2=0.5mmの出射光P2を出力させる場合(図2(b)を参照)とを考える。光径D2を10mmとする場合、光径の拡大倍率は2倍である。第二レンズ部14の焦点距離f2が最大で800mmである場合、距離L1は400mmに設定されることができ、その場合の焦点距離f1は−400mmとなる。また、光径D2を0.5mmとする場合、光径の拡大倍率は0.1倍である。距離L1が400mmに設定されている場合、焦点距離f1を440mmとし、焦点距離f2を−40mmとすることにより、このような小さな光径D2を実現することができる。
図3は、制御部16による第一レンズ部12及び第二レンズ部14の制御方式の他の例を示す図である。図3では、第一レンズ部12に入力される入射光P1及び第二レンズ部14から出力される出射光P2の位置および光径がそれぞれ異なる例を示している。すなわち、図3(a)では、入射光P1の中心軸線A1を含む直線と、出射光P2の中心軸線A2を含む直線とが互いに距離L3だけ離れており、図3(b)では、入射光P1の中心軸線A1を含む直線と、出射光P2の中心軸線A2を含む直線とが互いに距離L4だけ離れている。このような形態は、第一レンズ部12及び第二レンズ部14のうち少なくとも一方が空間光変調素子により構成されている場合に可能であり、例えばレンズパターンに回折格子パターンやホログラムパターンといった位相パターンが重畳された重畳パターンを空間光変調素子に与えることによって好適に実現される。
具体的に説明すると、第一レンズ部12および第二レンズ部14のうち少なくとも一方が空間光変調素子により構成されている場合、制御部16は、第一レンズ部12および第二レンズ部14の双方若しくは何れか一方に対して提供するレンズパターンに、種々の回折格子パターンを重畳させた重畳パターンを空間光変調素子に呈示することができる。これにより、例えば図3(a)及び図3(b)に示されるように、光軸A1とは異なる任意の光軸A2上に出射光P2を移動する、いわゆるビームステアリングが可能となる。このような構成では、第一レンズ部12と第二レンズ部14との間を進行する光の光軸を傾斜させつつ、第二レンズ部14から出力される出射光P2の光軸A2を入射光P1の光軸A1と平行にすることができる。
また、制御部16がレンズパターンに所定の回折格子パターンを重畳させた重畳パターンを空間光変調素子に呈示することにより、図4(a)に示されるように、光軸A1に対して互いに異なる方向に傾斜した複数(図では2つ)の光軸を第一レンズ部12と第二レンズ部14との間に形成しつつ、光軸A1とは異なる複数の光軸(例えば図のA2)上に出射光P2を移動するといった、複数ビームのステアリングも可能である。このような構成は、例えば、第一レンズ部12に入力される光に対し、第二レンズ部14から出力される光を複数の光路に分割するようなレンズパターンを空間光変調素子に与えることによって実現することができる。
また、制御部16がレンズパターンに所定の回折格子パターンを重畳させた重畳パターンを空間光変調素子に呈示することにより、図4(b)に示されるように、第一レンズ部12を複数(図では2つ)の領域に分割し、これらの領域の各々と第二レンズ部14との間に、光軸A1に対して傾斜した(或いは平行な)光軸を形成してもよい。図4(b)に示された構成によれば、図4(a)の構成と比較して、第一レンズ部12における回折角を小さくすることができ、第一レンズ部12の負担を低減することができる。ここで、第一レンズ部12の負担について説明する。第一レンズ部12が空間光変調器(SLM)により構成される場合、このSLMに表示すべきレンズパターンは、フレネルレンズパターンと呼ばれる位相パターンとなる。このパターンは、次の数式(3)によって導出される。
Figure 2013157606
数式(3)において、rはレンズパターンの中心点からの距離であり、λは入射されるビームの波長であり、fはレンズの焦点距離である。また、この数式(3)は、位相差2π(rad)まで表現可能であるSLMにおいて、フレネルレンズパターンを表示するために位相を2π(rad)で折り返す方法(位相おりたたみと呼ばれる)を用いた場合を表している。この数式(3)から明らかなように、レンズパターンの中心点から離れるに従って位相が急峻となる。そのため、レンズパターンの周辺部では、位相折り返しが頻繁に発生する。そして、位相折り返しの間隔がSLMの画素ピッチの2倍よりも短くなると、もはやフレネルレンズパターンを表現できないこととなる。このような現象を回避するために、NAが大きくなり過ぎるような場合には、図4(b)に示された構成を用いてNAを制限しつつ、光を複数の領域に分割することによって光を有効に使用するとよい。
図3及び図4に示されたように、本実施形態のビームエクスパンダ10Aによれば、光径の変更の他、出射光P2の光軸位置の変更や出射光P2の分割といった、従来の光学レンズには不可能であった制御が可能となる。
また、第一レンズ部12および第二レンズ部14のうち少なくとも一方が空間光変調素子により構成されている場合、制御部16は、第一レンズ部12および第二レンズ部14の双方若しくは何れか一方に対して提供するレンズパターンに、種々のホログラムパターンを重畳させることができる。これにより、図3及び図4に示されたような形態を実現することができる。
また、第一レンズ部12および第二レンズ部14のうち少なくとも一方が空間光変調素子により構成されている場合、制御部16は、第一レンズ部12および第二レンズ部14の双方若しくは何れか一方に対して提供するレンズパターンに、光学系に含まれる歪みや可変焦点レンズによって発生する収差を補正するためのパターンを重畳させることができる。
第一レンズ部12及び第二レンズ部14とは別に配置されるレンズや、第一レンズ部12及び第二レンズ部14として使用される可変焦点レンズは、僅かな歪みを有することがある。位相変調を精度良く行う為には、このような歪みによる収差を補正することが望ましい。そこで、第一レンズ部12及び/又は第二レンズ部14に与えられるレンズパターンに収差を補正するためのパターンを重畳するとよい。これにより、高い精度で光学系を構成することが可能となる。また、本実施形態のビームエクスパンダ10Aによれば、このように、収差を補正する際にも複雑なレンズ成形を必要とせずに、系全体を簡易に構成することができる。
以上に説明した本実施形態のビームエクスパンダ10Aでは、従来のビームエクスパンダにおける2以上のレンズ群に代えて、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第一レンズ部12及び第二レンズ部14が配置されている。上述したように、空間光変調素子及び可変焦点レンズは、光軸Aの方向における位置を変更することなく焦点距離f1,f2を変化し得る光学部品である。このため、第一レンズ部12と第二レンズ部14との距離L1が固定された状態で、入射光P1の光径D1に対する出射光P2の光径D2の倍率を任意に変更することができる。また、これらの光学部品は、制御部16からの電気信号に従って、極めて短い時間で焦点距離f1,f2を変更することができる。したがって、本実施形態のビームエクスパンダ10Aによれば、従来のビームエクスパンダと比較して、光径D2の倍率を変更する際の所要時間を大幅に短縮することができる。また、レンズ群を移動させるための複雑な機構を必要としないので、ビームエクスパンダ系全体を簡易に構成することができる。
なお、第一レンズ部12及び第二レンズ部14の少なくとも一方が空間光変調素子によって構成されている場合、空間光変調素子によって実現され得る焦点距離の値には下限がある。したがって、ビームエクスパンダ10Aによる光径の可変範囲にも制限が生じることとなる。このような課題を解決する為には、第一レンズ部12と第二レンズ部14との間に焦点固定レンズを適宜挿入するとよい。或いは、第一レンズ部12及び/又は第二レンズ部14を複数の空間光変調素子によって構成するか、第一レンズ部12及び/又は第二レンズ部14において複数のレンズパターンを表示させることによって位相変調を複数回行っても良い。例えばこれらの方式を採用することによって、光径の可変範囲を拡げることが可能になる。
また、本実施形態において、第一レンズ部12及び第二レンズ部14は4f光学系を構成してもよい。4f光学系としては、例えば複数のレンズによって構成される両側テレセントリック光学系が好適である。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るビームエクスパンダ10Bの構成を示す図である。本実施形態のビームエクスパンダ10Bは、第一レンズ部22と、第二レンズ部24と、制御部26とを備えている。第一レンズ部22及び第二レンズ部24は、反射型の空間光変調素子によって構成されており、光反射面22a及び24aをそれぞれ有している。また、図5に示されるように、ビームエクスパンダ10Bは、レーザ光源28と、スペイシャルフィルタ32と、コリメートレンズ34と、反射素子である反射鏡36a〜36eとを更に備えても良い。
本実施形態では、以下に述べる構造によって、第二レンズ部24が第一レンズ部22に光学的に結合されている。すなわち、第二レンズ部24の光反射面24aは、複数の反射素子である反射鏡36d及び36cを介して第一レンズ部22の光反射面22aと光学的に結合されており、同時に、反射鏡36eと光学的に結合されている。また、第一レンズ部22の光反射面22aには、反射鏡36b及び36aを介して入射光P1が入力される。入射光P1は、例えば、レーザ光源28から出射されたレーザ光が、スペイシャルフィルタ32の集光レンズ32a及びピンホール32bを通過することにより波面ノイズや歪みを除去されたのち、コリメートレンズ34を通過して平行化されることによって好適に生成される。
本実施形態のビームエクスパンダ10Bにおいても、第一レンズ部22と第二レンズ部24との光学距離(すなわち第一レンズ部22から反射鏡36c,36dを経て第二レンズ部24に至るまでの距離)は不変であり、第一レンズ部22及び第二レンズ部24の位置は、反射鏡36eの後段に結合される光学部品に対して相対的に固定されている。なお、第一レンズ部22と第二レンズ部24との光学距離は、第1実施形態における距離L1に相当する。
制御部26は、第一レンズ部22及び第二レンズ部24の焦点距離f1,f2を制御する。制御部26は、空間光変調素子の各画素を駆動するための電気信号(レンズパターン)を第一レンズ部22及び第二レンズ部24へ提供することにより、これらの空間光変調素子においてそれぞれ焦点距離f1、f2のレンズを表示させる。ビームエクスパンダ10Bでは、このように制御部26が第一レンズ部22及び第二レンズ部24の焦点距離f1、f2を変更することによって、入射光P1とは光径が異なる平行光である出射光P2が出力される。なお、制御部26は、第一レンズ部22及び第二レンズ部24が収容される筐体内に配置されても良く、或いは筐体の外部に配置されてもよい。
本実施形態のように、第一レンズ部及び第二レンズ部は、反射型の空間光変調素子によって構成されてもよい。このような場合でも、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例)
図6は、第2実施形態の一変形例として、ビームエクスパンダ10Cの構成を示す図である。本変形例に係るビームエクスパンダ10Cと第2実施形態との相違点は、第一レンズ部及び第二レンズ部の構成である。すなわち、本変形例では、ビームエクスパンダ10Cが一つの反射型空間光変調素子30を備え、第一レンズ部及び第二レンズ部が、単一の反射型空間光変調素子30により構成されており、その光反射面30aのうち一部の領域(第一の領域)が第一レンズ部30bとして使用され、他の一部の領域(第二の領域)が第二レンズ部30cとして使用されている。本変形例では、第二レンズ部30cが、反射鏡36d及び36cを介して第一レンズ部30bと光学的に結合されており、同時に、反射鏡36eと光学的に結合されている。また、第一レンズ部30bには、反射鏡36b及び36aを介して平行光である入射光P1が入力される。
本変形例のビームエクスパンダ10Cにおいても、第一レンズ部30bと第二レンズ部30cとの光学距離は不変であり、第一レンズ部30b及び第二レンズ部30cの位置は、反射鏡36eの後段に結合される光学部品に対して相対的に固定されている。なお、第一レンズ部30bと第二レンズ部30cとの光学距離は、第1実施形態における距離L1に相当する。
制御部26は、第一レンズ部30b及び第二レンズ部30cの焦点距離を制御する。制御部26は、空間光変調素子30の各画素を駆動するための電気信号(レンズパターン)を空間光変調素子30へ提供することにより、第一レンズ部30b及び第二レンズ部30cにおいてそれぞれ焦点距離f1、f2のレンズを表示させる。ビームエクスパンダ10Cでは、このように制御部26が第一レンズ部30b及び第二レンズ部30cの焦点距離を変更することによって、入射光P1とは光径が異なる平行光である出射光P2が出力される。
本変形例のように、第一レンズ部及び第二レンズ部は、互いに共通の単一の空間光変調素子によって構成されてもよい。このような場合でも、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、第2の実施の形態や変形例において、第一レンズ部および第二レンズ部に光を入出射する光学系としては、図5や図6に示された構成以外にも様々な形態が可能である。例えば、スペイシャルフィルタ32及びコリメートレンズ34に代えてエキスパンダを設けてもよく、反射鏡36a〜36eは、例えば三角プリズムといった他の光反射光学部品に置き換えられてもよい。また、図7に示されるように、反射鏡を用いない構成も可能である。また、図7の構成では、第一レンズ部22を構成する反射型空間光変調素子と、第二レンズ部24を構成する反射型空間光変調素子とが、それらの光反射面22a、24aが互いに平行になるように配置されていることが好ましい。この場合、入射光Pと出射光Pとを略平行とすることができ、装置を比較的小型とすることができる。
(第3の実施の形態)
続いて、本発明の第3実施形態として、前述した第1実施形態に係るビームエクスパンダ10Aを備える顕微鏡について説明する。ここでは、一例としてレーザスキャニング顕微鏡について説明する。
レーザスキャニング顕微鏡は、対物レンズ等により絞られたレーザ光の集光点を対象物の表面においてラスタースキャンさせ、これにより発生した蛍光、反射光若しくは散乱光、又は照射されたレーザ光によって対象物から生じる発光を用いてイメージングを行う。レーザ光の集光点の大きさは対物レンズの開口数(NA)が大きいほど小さくなり、集光点が小さいほどイメージングの分解能が高くなる。しかし、集光点が小さいほど、イメージングを行うためのスキャン回数が多くなり、イメージングに要する時間が長くなってしまう。そこで、まず開口数が小さい対物レンズを用いることにより、対象物の広い領域に対して短時間で低分解能のイメージングを行い、そのイメージング結果に基づいて当該領域の中の一部の領域を選択し、その領域に対して開口数が大きい対物レンズを用いて高分解能のイメージングを行うことが考えられる。
この場合、開口数が小さい対物レンズと、開口数が大きい対物レンズとを切り替えることとなるが、そのような場合には次に述べる課題が生じる。一般的に、開口数が小さい対物レンズには低倍率のものが多く、また、開口数が大きい対物レンズには高倍率のものが多い。図8は、一例として、開口数が0.3で倍率が10倍の低倍率対物レンズ40(図8(a))と、開口数が0.75で倍率が40倍の高倍率対物レンズ42(図8(b))とを示している。対物レンズ40,42において光を集光して回折限界像を得るためには、対物レンズ40,42に入射する光P3の光径D3が、射出瞳径EP1,EP2と合致していることが望ましい。
対物レンズ40,42の射出瞳径EP1,EP2は、対物レンズ40,42の倍率と開口数によって定まる。例えば図8(a)に示された倍率10倍、開口数0.3の対物レンズ40では、射出瞳径EP1は10.80mmである。また、例えば図8(b)に示された倍率40倍、開口数0.75の対物レンズ42では、射出瞳径EP2は6.75mmである。このように、低倍率の対物レンズの射出瞳径は、高倍率の対物レンズの射出瞳径よりも大きい。したがって、光径の変更機構が何ら設けられない場合には、光P3の光径D3を低倍率の対物レンズ40の射出瞳径EP1に合致させることとなる。しかしながら、このような光径D3は、高倍率の対物レンズ42の射出瞳径EP2に対しては大き過ぎるため、光P3の周辺部分が射出瞳を通過できないこととなる。したがって、光P3の一部しか集光されないこととなり、光量のロスが生じる。例えば、光P3がトップハット形状の強度分布を有する場合、倍率40倍の対物レンズ42によって集光される光の光量は、入射した光P3の光量の約40%程度となり、光量の大きなロスが生じる。
このように、様々な倍率及び開口数を有する対物レンズを切り替えて観察を行う場合には、これらの対物レンズの射出瞳径が互いに異なるため、高倍率の対物レンズにおいて光量のロスが生じてしまうという問題が生じる。そこで、本実施形態では、第1実施形態に係るビームエクスパンダ10Aを用いて、対物レンズに入射される光の光径を対物レンズの射出瞳径に合わせて調整する。
図9は、本実施形態に係る顕微鏡50Aの構成を示す図である。図9に示されるように、顕微鏡50Aは、ビームエクスパンダ10Aと、レーザ光源28と、スペイシャルフィルタ32と、コリメートレンズ34と、対物レンズ40及び42とを備えている。なお、ビームエクスパンダ10Aに代えて、第2実施形態に係るビームエクスパンダ10B(若しくは10C)が適用されてもよい。
第一レンズ部12には、入射光P1が入力される。入射光P1は、例えば、レーザ光源28から出射されたレーザ光が、スペイシャルフィルタ32の集光レンズ32a及びピンホール32bを通過することにより波面ノイズや歪みを除去されたのち、コリメートレンズ34を通過して平行化されることによって好適に生成される。そして、第一レンズ部12及び第二レンズ部14によってこの入射光P1が拡径(若しくは縮径)され、第二レンズ部14の背面(第一レンズ部12と対向する面とは反対側の面)から、平行光である出射光P2が出力される。出射光P2は、対物レンズ40若しくは42の射出瞳に入射し、対物レンズ40若しくは42において集光される。
出射光P2の光径D2の大きさは、対物レンズ40及び42の射出瞳径EP1,EP2に対応して第一レンズ部12及び第二レンズ部14により調整される。すなわち、図9(a)に示されるように、低倍率・低開口数の対物レンズ40が選択されているときには、第一レンズ部12の焦点距離f1及び第二レンズ部14の焦点距離f2は、比較的大きな射出瞳径EP1に出射光P2の光径D2が近づくように制御される。なお、予め入射光P1の光径D1を対物レンズ40の射出瞳径EP1に合致させておき、光径D1に対する光径D2の倍率を1としてもよい。また、図9(b)に示されるように、高倍率・高開口数の対物レンズ42が選択されているときには、第一レンズ部12の焦点距離f1及び第二レンズ部14の焦点距離f2は、比較的小さな射出瞳径EP2に出射光P2の光径D2が近づくように制御される。
本実施形態のように、ビームエクスパンダ10A(若しくは10B,10C)を用いて対物レンズへ入射する光の光径を射出瞳径に応じて調整することによって、光量のロスを低減することができる。
ここで、上記効果に関して具体的な数値を示す。現在、空間光変調素子には光利用効率が90%以上のものがある。このような空間光変調素子を第一レンズ部12及び第二レンズ部14として用いた場合、出射光P2の光量は入射光P1の光量の約80%程度となる。したがって、対物レンズ42における光量ロスは約20%であり、従来と比較して2倍の集光光量を得ることができる。
(第4の実施の形態)
続いて、本発明の第4実施形態として、前述した第1実施形態に係るビームエクスパンダ10Aを備える別の顕微鏡について説明する。ここでは、一例としてTIRF(Total Internal Reflection
Fluorescence)顕微鏡について説明する。TIRF顕微鏡は、観察対象物においてレーザ光を全反射させ、エバネッセント場を発生させて蛍光を励起させることによりイメージングを行う装置であって、極めて大きい開口数を有する超高倍率の対物レンズを備える。
図10は、このようなTIRF顕微鏡50Bを示す図である。TIRF顕微鏡50Bは、ビームエクスパンダ10Aと、レーザ光源28と、スペイシャルフィルタ32と、コリメートレンズ34と、対物レンズ44とを備えている。なお、ビームエクスパンダ10Aに代えて、第2実施形態に係るビームエクスパンダ10B(若しくは10C)が適用されてもよい。
対物レンズ44は、例えば1.65といった極めて高い開口率と、例えば100倍といった超高倍率とを有する。このTIRF顕微鏡では、レーザ光の全反射を利用する為に、対物レンズ44の射出瞳の縁部付近に光を入射させる必要がある。そこで、本実施形態では、図10に示されるように、ビームエクスパンダ10Aによって出射光P2の中心軸線の位置を対物レンズ44の射出瞳の縁部付近に移動させる。同時に、出射光P2の光径D2を、対物レンズ44の射出瞳径EP3と比較して十分に小さくする。
このように、TIRF顕微鏡50Bにビームエクスパンダ10A(若しくは10B,10C)を適用することによって、対物レンズ44に入射させる光の位置および光径を任意に制御し、TIRF像を好適に得ることができる。また、この顕微鏡が通常の対物レンズを併せて備えている場合には、これらの対物レンズに合わせて光の光径および光軸位置を容易に変更することができる。そして、このような顕微鏡を簡易に構成可能であり、光径を変更する際の所要時間を短縮することができる。
(第5の実施の形態)
続いて、本発明の第5実施形態として、前述した第1実施形態に係るビームエクスパンダ10Aを備える別の顕微鏡について説明する。ここでは、一例として加工顕微鏡について説明する。加工顕微鏡は、対象物に対してレーザ光を照射し、対象物を溶融させることにより加工を行う装置である。
図11は、このような加工顕微鏡の構成例を示す図である。図11に示される加工顕微鏡50Cは、ビームエクスパンダ10Aと、レーザ光源28と、スペイシャルフィルタ32と、コリメートレンズ34と、対物レンズ42とを備えている。なお、ビームエクスパンダ10Aに代えて、第2実施形態に係るビームエクスパンダ10B(若しくは10C)が適用されてもよい。
また、加工顕微鏡50Cは、回折光学素子(DOE;Diffractive Optical Element)46を更に備えている。回折光学素子46は、コリメートレンズ34と第一レンズ部12との間に光学的に結合されており、コリメートレンズ34から第一レンズ部12に提供される入射光P1に対して所定の回折作用を与える。このような回折光学素子46と空間光変調素子とを組み合わせ、ガウシアン状の強度分布を有する光に例えば反復フーリエ法による位相分布や非特許文献2に記載された位相分布を与えることにより、対物レンズ42の集光位置においてフラットな強度分布(トップハット形状)を有する集光像を得ることができる。そして、このような集光像を用いて加工を行うことにより、回折限界よりも広い範囲を均一に加工することができ、加工速度の向上を図ることができる。
このようなトップハット形状の集光像を得る為には、対物レンズ42が、ガウシアン分布の中心から裾に至る入射光の全体を透過することが重要となる。対物レンズ42においてガウシアン分布の裾が切れた(truncated)場合、集光像においてトップハット形状の強度分布を得ることができないからである。したがって、倍率および開口数の異なる複数の対物レンズを切り替えて加工を行う場合には、第1及び第2の実施形態に係るビームエクスパンダ10A〜10Cのいずれかを用いて、対物レンズ42に入射する光の光径を変更することが好ましい。これにより、対物レンズ42において入射光の全体を透過させ、トップハット形状の集光像を好適に得ることができる。
なお、トップハット形状を得るための位相分布は、第一レンズ部12及び第二レンズ部14のいずれか一方(または双方)のレンズパターンに重畳されてもよい。また、本実施形態の構成は、観察用顕微鏡にも適用され得る。すなわち、回折限界よりも広範囲な均一光を用いて、観察対象物に対してスキャニング又は照明を行うことにより、高速スキャン又は均一な照明が可能となる。また、このようなトップハット形状の集光像は、観察対象物に光を照射することによってその反応を観察するような用途、例えば半導体故障解析や細胞への光刺激といった用途にも適用可能である。
本発明によるビームエクスパンダは、上述した実施形態及び変形例に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態及び変形例では、第一レンズ部に入射する光が平行光である場合が例示されているが、第一レンズ部に入射する光は平行光に限らず、様々な光を適用することができる。
また、上述した第3〜第5の実施形態では本発明に係るビームエクスパンダを顕微鏡に応用した例を示しているが、本発明に係るビームエクスパンダは、照射範囲を変更可能な照明光学系として用いられることもできる。また、図3に示されたように、出射光の中心軸線を入射光の中心軸線から移動させることにより、照明位置をも変更することができる。
また、上述した第3〜第5の実施形態では第二レンズ部の直後に対物レンズが配置されているが、第二レンズ部と、対物レンズの射出瞳又は後側焦点位置とは、例えば4f系レンズなどのテレセントリックレンズを介して結合されてもよい。
また、上述した第3〜第5の実施形態では第二レンズ部の後段に設けられる光学部品として対物レンズを例示したが、本発明に係るビームエクスパンダの第二レンズ部の後段には、対物レンズに限られず様々な光学部品が設けられ得る。
上記実施形態によるビームエクスパンダでは、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第一レンズ部と、第一レンズ部と光学的に結合され、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第二レンズ部と、空間光変調素子にレンズパターンを与え、または可変焦点レンズの焦点距離を制御することにより、第一レンズ部及び第二レンズ部の焦点距離を制御する制御部とを備え、第一レンズ部と第二レンズ部との距離が不変であり、制御部は、第一レンズ部に入力される光の光径と、第二レンズ部から出力される光の光径とが互いに異なるように、第一レンズ部及び第二レンズ部の焦点距離を制御する構成としている。
また、ビームエクスパンダは、第一レンズ部および第二レンズ部のうち少なくとも一方が空間光変調素子により構成されており、制御部が、第一レンズ部に入力される光の中心軸線を含む直線と、第二レンズ部から出力される光の中心軸線を含む直線とが互いに離れるようなレンズパターンを空間光変調素子に与える構成としてもよい。例えばTIRF顕微鏡といった光学部品が後段に配置される場合には、このように第一レンズ部に入力される平行光の光軸位置に対して第二レンズ部から出力される平行光の光軸位置を変化させるとよい。
また、ビームエクスパンダは、第一レンズ部および第二レンズ部のうち少なくとも一方が空間光変調素子により構成されていることとしてもよい。これにより、光径の変更の他、光軸位置の変更や光軸の分割といった、従来の光学レンズには不可能であった制御が可能となる。このような制御は、例えば、制御部が、空間光変調素子へ与えるレンズパターンに回折格子またはホログラムパターンを重畳することによって好適に実現される。
また、ビームエクスパンダは、制御部が、空間光変調素子へ与えるレンズパターンに、当該ビームエクスパンダにおいて発生する収差を補正するためのパターンを重畳する構成としてもよい。このように、上記ビームエクスパンダによれば、収差を補正する際にも、複雑なレンズ成形を必要とせずに系全体を簡易に構成することができる。
また、上記実施形態によるビームエクスパンダでは、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第一レンズ部と、第一レンズ部と光学的に結合され、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第二レンズ部と、第一レンズ部及び第二レンズ部の焦点距離を制御する制御部とを備え、第一レンズ部と第二レンズ部との距離が不変であり、制御部は、第一レンズ部に入力される光の光径と、第二レンズ部から出力される光の光径とが互いに異なるように、第一レンズ部及び第二レンズ部の焦点距離を制御する構成としている。
ここで、制御部は、具体的には例えば、レンズ部(第一レンズ部または第二レンズ部)が空間光変調素子により構成されている場合には、その空間光変調素子にレンズパターンを与えることにより、レンズ部の焦点距離を制御する。また、制御部は、レンズ部が可変焦点レンズにより構成されている場合には、その可変焦点レンズの焦点距離を制御することにより、レンズ部の焦点距離を制御する。
また、上記構成において、ビームエクスパンダは、第一レンズ部および第二レンズ部のうち少なくとも一方が空間光変調素子により構成されており、制御部が、空間光変調素子にレンズパターンを与える構成としても良い。
また、ビームエクスパンダは、第一レンズ部および第二レンズ部が、それぞれ反射型空間光変調素子により構成されていることとしても良い。また、この場合、第一レンズ部を構成する反射型空間光変調素子と、第二レンズ部を構成する反射型空間光変調素子とが、それらの光反射面が互いに平行になるように配置されている構成としても良い。
また、ビームエクスパンダは、第一レンズ部および第二レンズ部が、単一の反射型空間光変調素子により構成され、その光反射面のうち一部の領域が第一レンズ部として使用され、他の一部の領域が第二レンズ部として使用されていることとしても良い。
また、ビームエクスパンダは、複数の反射素子を備え、第二レンズ部が、複数の反射素子を介して第一レンズ部と光学的に結合されている構成としても良い。
また、ビームエクスパンダは、空間光変調素子が、透過型空間光変調素子である構成としても良い。
また、ビームエクスパンダは、制御部が、第一レンズ部に入力される光の中心軸線を含む直線と、第二レンズ部から出力される光の中心軸線を含む直線とが互いに離れるようなレンズパターンを空間光変調素子に与える構成としても良い。
また、ビームエクスパンダは、制御部が、第一レンズ部に入力される光に対し、第二レンズ部から出力される光を複数の光路に分割するようなレンズパターンを空間光変調素子に与える構成としても良い。
また、ビームエクスパンダは、制御部が、空間光変調素子へ与えるレンズパターンに、当該ビームエクスパンダにおいて発生する収差を補正するためのパターンを重畳する構成としても良い。
また、ビームエクスパンダは、第一レンズ部に入射する入射光の光径が、第一レンズ部の有効面の長さの1/2以下である構成としても良い。
本発明は、簡易に構成可能であり、光径を変更する際の所要時間を短縮することが可能なビームエクスパンダとして利用可能である。
10A〜10C…ビームエクスパンダ、36a〜36e…反射鏡、12…第一レンズ部、14…第二レンズ部、16…制御部、22…第一レンズ部、24…第二レンズ部、26…制御部、28…レーザ光源、30…空間光変調素子、30a…光反射面、30b…第一レンズ部、30c…第二レンズ部、32…スペイシャルフィルタ、32a…集光レンズ、32b…ピンホール、34…コリメートレンズ、40,42,44…対物レンズ、46…回折光学素子、50A…顕微鏡、50B…TIRF顕微鏡、50C…加工顕微鏡、P1…入射光、P2…出射光。

Claims (11)

  1. 空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第一レンズ部と、
    前記第一レンズ部と光学的に結合され、空間光変調素子または可変焦点レンズのうち何れか一方により構成される第二レンズ部と、
    前記第一レンズ部及び前記第二レンズ部の焦点距離を制御する制御部と
    を備え、
    前記第一レンズ部と前記第二レンズ部との距離が不変であり、
    前記制御部は、前記第一レンズ部に入力される光の光径と、前記第二レンズ部から出力される光の光径とが互いに異なるように、前記第一レンズ部及び前記第二レンズ部の焦点距離を制御することを特徴とする、ビームエクスパンダ。
  2. 前記第一レンズ部および前記第二レンズ部のうち少なくとも一方が空間光変調素子により構成されており、前記制御部は、前記空間光変調素子にレンズパターンを与えることを特徴とする、請求項1に記載のビームエクスパンダ。
  3. 前記第一レンズ部および前記第二レンズ部は、それぞれ反射型空間光変調素子により構成されていることを特徴とする、請求項2に記載のビームエクスパンダ。
  4. 前記第一レンズ部を構成する前記反射型空間光変調素子と、前記第二レンズ部を構成する前記反射型空間光変調素子とは、それらの光反射面が互いに平行になるように配置されていることを特徴とする、請求項3に記載のビームエクスパンダ。
  5. 前記第一レンズ部および前記第二レンズ部は、単一の反射型空間光変調素子により構成され、その光反射面のうち一部の領域が前記第一レンズ部として使用され、他の一部の領域が前記第二レンズ部として使用されていることを特徴とする、請求項2に記載のビームエクスパンダ。
  6. 複数の反射素子を備え、前記第二レンズ部は、前記複数の反射素子を介して前記第一レンズ部と光学的に結合されていることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載のビームエクスパンダ。
  7. 前記空間光変調素子は、透過型空間光変調素子であることを特徴とする、請求項2に記載のビームエクスパンダ。
  8. 前記制御部は、前記第一レンズ部に入力される光の中心軸線を含む直線と、前記第二レンズ部から出力される光の中心軸線を含む直線とが互いに離れるような前記レンズパターンを前記空間光変調素子に与えることを特徴とする、請求項2〜7のいずれか一項に記載のビームエクスパンダ。
  9. 前記制御部は、前記第一レンズ部に入力される光に対し、前記第二レンズ部から出力される光を複数の光路に分割するような前記レンズパターンを前記空間光変調素子に与えることを特徴とする、請求項2〜8のいずれか一項に記載のビームエクスパンダ。
  10. 前記制御部は、前記空間光変調素子へ与える前記レンズパターンに、当該ビームエクスパンダにおいて発生する収差を補正するためのパターンを重畳することを特徴とする、請求項2〜9のいずれか一項に記載のビームエクスパンダ。
  11. 前記第一レンズ部に入射する入射光の光径は、前記第一レンズ部の有効面の長さの1/2以下であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のビームエクスパンダ。
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