JPWO2013145842A1 - 導波管スロットアレーアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

スロット11の折曲端部14,15の一部は、導波管1のスロット11を設けた狭壁面5の法線方向から見て、導波管内壁3と重なるように構成される。したがって、スロット11の先端部と導波管1の内壁との結合量を調節することによって、スロット単体のコンダクタンスを小さくすることができる。よって、スロット長に対して導波管幅が短く制限された際に、導波管一つ当たりに設けられるスロット数を多くした場合においても、導波管接合部とのインピーダンス整合を取ることができる。

Description

本発明は、導波管の少なくとも一つの壁面にスロットを有する導波管スロットアレーアンテナ装置に関する。
断面形状が矩形の導波管の壁面に複数のスロットが形成された導波管スロットアレーアンテナ装置において、スロット長を概ね1/2波長とし、スロットを導波管の管軸方向に概ね1/2管内波長の間隔で配置した導波管スロットアレーアンテナ装置は公知である。
図42は従来例1の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図42において、導波管1は、端部に短絡面2を有し、もう一方側から給電を行う。
導波管1の管軸方向をx方向、スロット100を形成する壁面上で、導波管1の管軸に直交する方向をy方向、スロット100を形成する壁面の法線方向をz方向とする。
導波管内壁3は、導波管1の広壁面の内部面、導波管外壁4は、導波管1の広壁面の外部面をそれぞれ示す。
便宜上、y方向の導波管内壁間寸法をb、導波管外壁間寸法をBとする。
狭壁面5は、スロット100を形成する壁面である。
導波管1の狭壁面5に設けられた各々のスロット101,102は、導波管1の管軸に直交するy方向に対して角度+τ,−τだけそれぞれ斜めに傾けられ、隣り合う各スロットを、隣り合う合スロット間の導波管幅方向の中心線6に対して線対称になるように配列される。
このとき、スロット100のy方向の寸法は、導波管内壁間寸法bより小さい。
スロット100は、スロット全長を概ね1/2波長とすることで共振させ、純抵抗とし、スロット100の配置する角度を、導波管1の管軸に直交するy方向に対して角度τだけ傾けて配置することにより、スロット100の抵抗を調整することで、インピーダンス整合を取っている。
また、スロット100の幅方向に電界が立つため、隣り合う各スロットを中心線6に対して線対称になるように配列することで、管軸方向の偏波を主偏波とした直線偏波を放射させている(下記非特許文献1参照)。
従来例1の導波管スロットアレーアンテナにおいて、周波数一定で導波管1のy方向の導波管外壁間寸法Bおよび導波管内壁間寸法bを小さくした場合、共振特性を得るのに必要なスロット100の長さは、概ね1/2波長で変わらず、導波管1のy方向の導波管外壁間寸法Bおよび導波管内壁間寸法bのみが小さくなる。
このため、図42において、スロット100のy方向の寸法が、導波管1のy方向の導波管外壁間寸法Bより大きくなってしまい、スロット100が導波管内壁3の縁を突出し、共振特性を得るのに必要なスロット長を確保できない。
これに対して、導波管幅がスロット長に対して小さいときには、スロットの両端部を管軸方向に折り曲げたクランク形状のスロットを用いることで、スロットが導波管内壁間寸法bを超えないようにスロットの共振長を確保するといった方法が提示されている。
図43は従来例2の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図43において、クランク形状のスロット200は、同軸線路201の壁面に形成される。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
このとき、クランク形状のスロット200のy方向の寸法は、導波管内壁間寸法bを超えないように構成される(下記特許文献1参照)。
上述した同軸線路201の壁面に、クランク形状のスロット200を形成したスロットアレーアンテナにおいて、クランク形状のスロット200は、スロット200を共振させるための構成であることは記載されているものの、スロット200のインピーダンス調整の方法に関しては開示も示唆もされていない。
特に、導波管スロットアレーアンテナにクランク形状のスロット200を用いると、同軸線路201の壁面と導波管壁面を流れる電流の様子が異なり、それに伴いスロット200の動作も異なる。
特に、図42に示したような、導波管1の狭壁面5にスロット100を設けた導波管スロットアレーアンテナに、クランク形状のスロット200を適用した場合には、導波管幅に対して共振を得るために求められるスロット長が十分長い場合には、スロット200の折曲端部が長くなる。
これにより、折曲端部が導波管1の管軸に直交する方向yに流れる電流を大きく遮るために、スロット単体当たりのコンダクタンスが大きくなってしまう。
したがって、導波管一つ当たりに設けられるスロット数を多くする必要がある場合には、導波管接合部とのインピーダンス整合を取ることができない。
また、管軸方向の偏波を主偏波とすると、折曲端部から生じる主偏波と直交する電界成分が大きくなるために、スロット単体の放射パターンの交差偏波成分も大きくなってしまう。
米国特許3696433号公報
RICHARD C.JOHNSON,ANTENNA ENGINEERING HANDBOOK THIRD EDITION,McGrawHill,1993,pp9-5-9-6
従来の導波管スロットアレーアンテナ装置は以上のように構成されているので、クランク形状のスロット200の折曲端部が導波管1の管軸に直交する方向yに流れる電流を大きく遮るために、スロット単体当たりのコンダクタンスが大きくなってしまう。
したがって、導波管一つ当たりに設けられるスロット数を多くする必要がある場合には、導波管接合部とのインピーダンス整合を取ることができない課題があった。
また、管軸方向の偏波を主偏波とすると、折曲端部から生じる主偏波と直交する電界成分が大きくなるために、スロット単体の放射パターンの交差偏波成分も大きくなってしまう課題があった。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、スロット長に対して導波管幅が短く制限された際に、導波管一つ当たりに設けられるスロット数を多くした場合においても、インピーダンス整合を取ることが可能で、かつ、交差偏波成分の小さい導波管スロットアレーアンテナ装置を得ることを目的とする。
本発明の導波管スロットアレーアンテナ装置は、導波管のスロットを設けた面の管軸と直交方向を導波管幅方向とすると、スロットの中央部は、導波管幅方向に設置され、かつ、スロットの先端部の少なくとも一方は、導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、スロットの先端部の管軸方向に沿って伸張した一部は、導波管のスロットを設けた面の法線方向から見て導波管の内壁と重なるように構成されるものである。
本発明によれば、スロットの先端部の管軸方向に沿って伸張した一部を、導波管の内壁と重なるように構成した。
したがって、スロットの先端部と導波管の内壁との結合量を調節することによって、スロット単体のコンダクタンスを小さくすることができる。
よって、スロット長に対して導波管幅が短く制限された際に、導波管一つ当たりに設けられるスロット数を多くした場合においても、導波管接合部とのインピーダンス整合を取ることができる。
また、必然的にスロットの中央部を長く、管軸方向に沿って伸張した先端部を短く構成することができる。
よって、放射パターンを形成する成分に関してスロットの中央部に生じる電界の寄与が大きく、スロットの先端部に生じる電界の寄与が小さくなるため、交差偏波成分を小さくすることができる効果がある。
本発明の実施の形態1による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 図1のスロット単体を示す拡大図である。 図1のA−A´断面を示す断面図である。 導波管スロットアレーアンテナ装置の等価回路を示す回路図である。 正規化周波数−コンダクタンス特性を示す特性図である。 正規化周波数−リターンロス特性を示す特性図である。 角度−正規化利得特性を示す特性図である。 本発明の実施の形態2による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 図8のスロット単体を示す拡大図である。 本発明の実施の形態3による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態4による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面斜視図である。 図17のD−D´断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態4による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態4による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態5による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態5による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態6による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態7による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面斜視図である。 図24の導波管スロット単体を示す拡大図である。 図25の導波管断面図である。 図25の上面透視図である。 本発明の実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 図28のスロット上面透視図である。 本発明の実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 図30のスロット上面透視図である。 本発明の実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 図32のスロット上面透視図である。 本発明の実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 図34のスロット上面透視図である。 本発明の実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 図36のスロット上面透視図である。 本発明の実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 図38のE−E´断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。 図40のスロット上面透視図である。 従来例1の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。 従来例2の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図2は図1のスロット単体を示す拡大図、図3は図1のA−A´断面を示す断面図である。
図1において、断面形状が矩形の導波管1は、端部に短絡面2を有し、もう一方側から給電を行う。
導波管1の管軸方向をx方向、スロット10を形成する壁面上で、導波管1の管軸に直交する方向をy方向、スロット10を形成する壁面の法線方向をz方向とする。
導波管内壁3は、導波管1の広壁面の内部面、導波管外壁4は、導波管1の広壁面の外部面をそれぞれ示す。
便宜上、y方向の導波管内壁間寸法をb、導波管外壁間寸法をBとする。
狭壁面5は、スロット10を形成する壁面である。
図2において、導波管1の狭壁面5に設けられたスロット11の中央部13は、導波管1の管軸に直交するy方向に伸張しており、中央部13の両端の折曲端部14,15は、導波管1の管軸方向に平行に伸張している。
スロット11の中央部13と、先端部の折曲端部14,15とのなす角度が直角のクランク形状となっている。
スロット11の全体の長さは、概ね1/2波長である。
スロット11の折曲端部14,15の内側をP1、外側をP2とすれば、内側P1は、導波管内壁3よりも導波管1の内側に存在し、外側P2は、導波管内壁3よりも導波管1の外側に存在する。
なお、斜線部は、折曲端部14,15において、スロット11を上面から見て導波管内部に貫通している部分であり、スロット11と導波管1の内部との結合部P3である。
図3において、スロット11のy方向の寸法をSbとすれば、寸法Sbは、導波管内壁間寸法bと導波管外壁間寸法Bとの間に設定される。
すなわち、スロット11を上面から見て、スロット11は、導波管1の内壁3と重なるように構成される。
図1において、これらスロット10は、導波管1の管軸方向の長さで、概ね1/2管内波長の間隔で複数個配置され、かつ、管軸方向と直交する中心線6に対して互いに線対称になるように、反転して配列される。
次に動作について説明する。
導波管1に入力された高周波信号は、TE10モードで伝搬するため、導波管1の狭壁面5には、管軸に直交する方向yに電流が流れる。
導波管1は、短絡されており、その短絡面2から概ね1/4管内波長離れた所で電流は最大となり、その位置にスロット11を配置する。
そのスロット11の位置から複数のスロット11,12を概ね1/2管内波長おきに配置することにより、各スロット11,12は、狭壁面5を流れる最大電流を遮るように設けられる。
スロット10の長さは、概ね1/2波長となっているため、導波管1を伝搬してきた高周波信号が複数の各スロット10に結合し、スロット10が共振する。
このとき、導波管スロットアレーアンテナ装置は、各スロット10による負荷が並列回路で構成された等価回路で表される。
図4はこの導波管スロットアレーアンテナ装置の等価回路を表しており、21はスロット単体のアドミタンス(Y=G+jB(G:コンダクタンス、B:サセプタンス))である。
この際、各スロット10は共振長としているため、スロット単体のアドミタンス21のサセプタンス成分は0である。
このため、導波管内のスロット10の数をN(Nは任意の自然数)とすると、給電側から短絡面を見たアドミタンスは、各スロットのアドミタンス21の実部、すなわち、コンダクタンスをN倍したものとなる。
したがって、導波管1の特性アドミタンスと、給電側から短絡面を見た負荷アドミタンスを整合させるためには、導波管1の特性アドミタンスを1に規格化すると、スロット一つ当たりに求められるコンダクタンスは、1/Nとなる。
各スロット10が、この条件を満たすことにより、各スロット10から効率良く電波が放射される。
次に効果について説明する。
図2において、斜線部が、折曲端部14,15において、スロット11と導波管1の内部との結合部P3となる。
スロットの配置方法に関して、スロットの管軸方向に平行な部分が大きいほど、電流を大きく遮るために、スロットのコンダクタンスは大きくなる。
このため、スロット11の一部を導波管内壁3から突出させて構成し、スロット11の折曲端部14,15と導波管1の内部との結合量を調節することによって、スロット単体のコンダクタンスを小さくすることができる。
これにより、導波管一つ当たり設けられるスロット数を増加させることができる。
さらに、スロット11の両端部を導波管1の外側に寄せたことにより、必然的にスロット11の中央部13が長く、折曲端部14,15が短く構成できる。
このため、放射パターンを形成する成分に関して、スロット11の中央部13に生じる電界の寄与が大きく、スロット11の折曲端部14,15に生じる電界の寄与が小さくなるため、交差偏波レベルを小さくすることが可能となる。
この実施の形態1による低コンダクタンス効果の一例として、導波管1の狭壁面5に、図43に示した従来例2のクランク状のスロット200を設けた場合と、図1に示した実施の形態1によるスロット10を設けた場合において、スロット単素子のコンダクタンス値を比較した計算結果を図5に示す。
なお、スロットは、それぞれ中心周波数(f/f0=1)において、共振特性を得るようにスロット全長を調整している。
図5の横軸は、共振周波数で規格化した周波数を表し、縦軸は、導波管の特性アドミタンスで規格化したアドミタンスの実部、すなわち、規格化コンダクタンス値を表す。
また、A1が従来例2のスロット200の特性であり、B1が実施の形態1のスロット10の特性である。
図5から、中心周波数(f/f0=1)の際の規格化コンダクタンス値は、従来例2のスロット200の場合、0.48、実施の形態1のスロット10の場合、0.16という値を採り、従来例2のスロット200の特性A1に対して、実施の形態1のスロット10の特性B1は、1/3のコンダクタンス値に低減していることが確認できる。
図6は、図5で比較した従来例2のスロット200と、実施の形態1のスロット10をそれぞれ導波管当たりのスロット数Nを6としたアレーアンテナに適用した場合においての反射係数の周波数特性である。
図6において、中心周波数(f/f0=1)の反射係数は、従来例2のスロット200の特性A2では、−3.82dBであるのに対し、実施の形態1のスロット10の特性B2では、−14.75dBであり、反射係数を10.93dB改善することが確認できる。
このように、実施の形態1を用いてスロット単体の低コンダクタンス化を実現することにより、スロット数Nを増加させた場合においても、低い反射係数を得ることが可能である。
上述と同様に、交差偏波レベル低減効果の一例として、スロット単素子の放射パターンの計算結果を図7に示す。
図7の横軸は、角度、縦軸は、アンテナ正面方向(角度=0°)の利得の値で規格化した利得を表している。
また、A3,A4の破線が従来例2のスロット200の特性、B3,B4の実線が実施の形態1のスロット10の特性で、A3,B3は主偏波、A4,B4は交差偏波を表している。
図7からアンテナ正面方向の主偏波に対する交差偏波レベルは、従来例2のスロット200で、−4.51dBで、実施の形態1のスロット10で、−9.76dBとなり、実施の形態1によって交差偏波レベルを、5.25dB低く抑えることができる。
これらは計算の一例であるが、図2で示した導波管1の内部とスロット11の折曲端部14,15との結合部P3の量を変えることにより、さらに、コンダクタンスや交差偏波レベルの調整が可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、スロット11の中央部13を導波管内壁3から突出させて構成し、スロット11の折曲端部14,15において、スロット11と導波管1の内部との結合部P3を設けた。
このため、スロット11の折曲端部14,15と導波管1の内部との結合量を調節することにより、スロット単体のコンダクタンスを小さくすることができる。
よって、スロット長に対して導波管幅が短く制限された際に、導波管一つ当たりに設けられるスロット数を多くした場合においても、導波管接合部とのインピーダンス整合を取ることができる。
また、必然的にスロット11の中央部13を長く、管軸方向に沿って伸張した折曲端部14,15を短く構成することができる。
よって、放射パターンを形成する成分に関してスロット11の中央部13に生じる電界の寄与が大きく、スロット11の折曲端部14,15に生じる電界の寄与が小さくなるため、交差偏波成分を小さくすることができる。
実施の形態2.
図8は実施の形態2による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図9は図8のスロット単体を示す拡大図である。
図において、スロット30は、導波管1の狭壁面5にZ形状に形成される。
導波管1の狭壁面5に設けられたスロット31の中央部33は、導波管1の管軸に直交するy方向に対して角度τだけ傾斜するように設置され、中央部33の両端の折曲端部34,35は、導波管1の管軸方向に平行に伸張している。
スロット31の中央部33と、先端部の折曲端部34,35とのなす角度が鋭角のZ形状となっている。
スロット31の全体の長さは、概ね1/2波長である。
斜線部は、折曲端部34,35において、スロット31を上面から見て導波管内部に貫通している部分であり、スロット31と導波管1の内部との結合部P3となる。
スロット31の中央部33の電界E1は、スロット31の幅方向に発生し、それぞれx方向、y方向の成分に分解したものが、電界E2、電界E3である。また、E4はスロットの折曲端部34,35の電界である。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
次に動作について説明する。
まず、コンダクタンスに関して説明する。
スロット31の中央部33の角度τを変化させることでも、スロット31による電流の遮りの度合を調整できるため、さらに、コンダクタンスを調整することが可能である。
したがって、導波管一つ当たりに設けられるスロット数を多くした場合においても、導波管接合部とのインピーダンス整合を取ることができる。
次に、交差偏波に関して説明する。
管軸方向の偏波を主偏波とすると、スロット31の中央部33は、所望のコンダクタンスを実現するためにある角度τを有している。
このとき、スロット31の中央部33から生じる電界E1は、スロット幅方向に生じる。
このため、スロット31の中央部33からは、中央部33の角度τに依存して交差偏波成分が生じる。
このスロット31の中央部33に生じる電界E1は、管軸成分の電界E2と管軸と直交する成分の電界E3に分解して考えることができる。
一方、スロット31の折曲端部34,35からは管軸に垂直方向に電界E4が生じる。
したがって、このスロット31をZ形状にすることにより、スロット31の中央部33から生じる電界E1の導波管幅方向の成分の電界E3と、スロット31の折曲端部34,35から生じる電界E4とが、交差偏波成分を打ち消すように合成されるため、交差偏波成分を小さくすることが可能となる。
以上のように、実施の形態2によれば、スロット31の中央部33を、導波管1の管軸に直交するy方向に対して角度τだけ傾斜するように設置した。
このため、実施の形態1の効果に加えて、スロット31の中央部33の角度τを変化させることでも、スロット31による電流の遮りの度合を調整できるため、さらに、コンダクタンスを調整することが可能である。
したがって、スロット長に対して導波管幅が短く制限された際に、導波管一つ当たりに設けられるスロット数を多くした場合においても、導波管接合部とのインピーダンス整合を取ることができる。
また、スロット31をZ形状にすることにより、スロット31の中央部33から生じる電界E1の導波管幅方向の成分の電界E3と、スロット31の折曲端部34,35から生じる電界E4とが、交差偏波成分を打ち消すように合成されるため、交差偏波成分を小さくすることができる。
実施の形態3.
図10は実施の形態3による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図において、スロット40は、導波管1の狭壁面5にクランク形状に形成される。
スロット41,42の両端の折曲端部は、導波管1の管軸方向に平行に伸張している。
スロット41,42の中央部と、先端部の折曲端部とのなす角度が鈍角になるように形成される。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図11は実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図において、スロット50は、導波管1の狭壁面5にL字形状に形成される。
スロット51,52の一端の折曲端部は、導波管1の管軸方向に平行に伸張している。
スロット51,52の中央部と、先端部の折曲端部とのなす角度が直角になるように形成される。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図12は実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図において、スロット60は、導波管1の狭壁面5にL字形状に形成される。
スロット61,62の一端の折曲端部は、導波管1の管軸方向に平行に伸張している。
スロット61,62の中央部と、先端部の折曲端部とのなす角度が鋭角になるように形成される。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図13は実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図において、スロット70は、導波管1の狭壁面5にL字形状に形成される。
スロット71,72の一端の折曲端部は、導波管1の管軸方向に平行に伸張している。
スロット71,72の中央部と、先端部の折曲端部とのなす角度が鈍角になるように形成される。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図14は実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図において、スロット80は、導波管1の狭壁面5にS字形状に形成される。
スロット81,82の中央部が湾曲しており、両端の折曲端部は、導波管1の管軸方向に平行に伸張している。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
実施の形態1および実施の形態2において、スロットの形状を示したが、この限りではなく、図10から図14に示したような形状をしていても良い。
また、図10から図13に示したスロットは、直線を折り曲げた形状となっているが、図14に示したように、スロットが曲線で構成される形状としても良い。
さらに、図10から図14では、スロット両端の折曲端部が、+x方向または−x方向のどちらか一方のみに伸張しているが、スロットの折曲端部は、+x方向および−x方向の双方向に分岐して構成することもできる。
図15は実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図15において、導波管内壁7は、導波管1の狭壁面の内部面、導波管外壁8は、導波管1の狭壁面の外部面をそれぞれ示す。
便宜上、z方向の導波管内壁間寸法をc、導波管外壁間寸法をCとする。
広壁面9は、スロット90,91を形成する壁面である。
スロット90,91は、導波管1の広壁面9にクランク形状に形成される。
スロット90,91の両端の折曲端部は、導波管1の管軸方向に平行に伸張している。
スロット90,91の中央部と、先端部の折曲端部とのなす角度が鈍角になるように形成される。
スロット90,91の全体の長さは、概ね1/2波長である。
なお、スロット90,91を上面から見て、スロット90,91の一端の折曲端部は、導波管1の内壁7と重なるように構成される。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
実施の形態1および実施の形態2において、導波管1の狭壁面5にスロットを設置したが、図15に示したように、導波管1の広壁面9にスロット90,91を設置しても良い。
また、導波管1の狭壁面5および広壁面9の両方にスロットを設置しても良い。
図16は実施の形態3による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面図である。
図において、実施の形態2に示した導波管スロットアレーアンテナを一つのサブアレーとし、そのサブアレーを複数個配列することでアレーアンテナを構成する。
上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
なお、実施の形態2の他、実施の形態1および実施の形態3に示した導波管スロットアレーアンテナを複数個配列することでアレーアンテナを構成しても良い。
さらに、導波管1として、リッジが設けられたリッジ導波管としたり、導波管1として、同軸線路である同軸導波管としたり、導波管1として、導波管内部の少なくとも一部に誘電体を充填した誘電体充填導波管としても良い。
以上のように、実施の形態3によれば、様々な構成の変形例により、実施の形態1および実施の形態2に示した構成に加えて、より設計に自由度を持たせることができる。
実施の形態4.
図17は実施の形態4による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面斜視図である。
図17において、ここでは一例としてスロット10が、実施の形態1のように導波管の狭壁面5に設けられた場合について示す。
図18は図17のD−D´断面を示す断面図である。
図17において、本実施の形態による導波管スロットアレーアンテナ装置は、矩形の溝303が設けられた凹状の導電性部材301と、同じく矩形の溝304が設けられた凹状の導電性部材302とを対向させることにより、断面が概ね矩形の導波管300を形成している。
図18において、導波管300の分割面330は、導波管300の広壁面9の略中央部とし、分割面330には2つの凹状の導電性部材301,302を積層する際に意図的に空けられた隙間310を有している。
また、スロット10は、矩形の溝303の底面331に設けられる。
なお、分割面330で分割され2つの凹状の導電性部材301,302より構成される導波管300は、樹脂射出成形により成形した部材に金属メッキを施すことにより製作される。
次に動作について説明する。
本実施の形態における導波管300の分割面330は、広壁面9の中央部としており、実施の形態1で示したように、導波管に入力された高周波信号はTE10モードで伝搬する。
このとき、分割面330がある広壁面9の中央部には電流が生じない。
したがって、本実施の形態において、導波管300の分割面330では導波管内壁3を流れる電流を分断することがない。
これにより、導波管内の高周波信号は、分割面330から漏れることなく伝搬し、複数の各スロット10には高周波信号が結合するため、効率の良い導波管スロットアレーアンテナ装置を実現することができる。
また、導波管300の分割面330に所定の隙間310を保持することによって、導電性部材301,302の接触部に生じる接触摩擦を防止できる。
本実施の形態では、2つの凹状の導電性部材301,302は、樹脂射出成形により成形した部材に金属メッキを施すことにより製作される。
したがって、2つの凹状の導電性部材301,302の接触部に生じる接触摩擦を防止により、金属メッキの剥離を防止できる。
導波管300の金属メッキが剥離すると伝搬特性が劣化してしまい、アンテナ特性にも劣化を招いてしまうため、これを未然に防ぐことによってアンテナの寿命を長くすることが可能となる。
図19は実施の形態4による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。
図19において、突起部340は、導電性部材301の導電性部材302との対向面に設けられる。
このように、2つの凹状の導電性部材301,302を積層する際に、導波管内壁3から十分離れた位置に、互いに接触する突起部340を設けることによって、所定の隙間310を保持して固定することができる。
なお、図19において、突起部340の形態としては、導電性部材301および導電性部材302の双方にそれぞれ突起を設けても、どちらか一方にだけ突起を設けても構わない。
図20は実施の形態4による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。
図20において、スペーサ341は、導電性部材301と導電性部材302との対向面に挟まれるように設けられる。
このように、突起部340の代わりにスペーサ341を挟むようにしても良く、同様に所定の隙間310を保持して固定することができる。
なお、接触部となる導電性部材301,302の突起部340およびスペーサ341には、金属メッキを施さない。これは摩擦による金属メッキの剥離部が起点となって金属メッキの剥離箇所が拡大するのを防ぐためである。
なお、本実施の形態において、導波管スロットアレーアンテナ装置を構成する導電性部材301,302の製造方法は、樹脂成形についてのみに限定して説明したが、この限りではなく、導波管を金属の切削、ダイカスト、拡散接合といった製造方法を用いても良く、これらの任意の自由な組み合わせでも良い。
以上のように、実施の形態4によれば、矩形の溝303が設けられた凹状の導電性部材301と、矩形の溝304が設けられた凹状の導電性部材302とを、隙間310を空けて対向させることにより、断面が概ね矩形の導波管300を形成した。
このため、導波管内の高周波信号は、分割面330から漏れることなく伝搬し、効率の良い導波管スロットアレーアンテナ装置を実現することができる。
また、導電性部材301,302が表面に金属メッキを施した樹脂で形成された場合においても、接触摩擦による金属メッキの剥離を防止し、アンテナ特性の劣化を防止することができる。
実施の形態5.
図21は実施の形態5による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。
図21において、本実施の形態による導波管スロットアレーアンテナ装置は、実施の形態4の導波管構造に加え、導波管の内壁3から使用周波数における自由空間波長の概ね1/4の奇数倍の位置に溝350を設けたものである。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
次に動作について説明する。
上述した実施の形態4においては、導波管断面が理想的な矩形導波管の場合に、導波管内を流れる電流が0となる広壁面9の概ね中央部で分割することにより、導波管内を流れる高周波信号が分割面から漏れることなく、効率の良い導波管スロットアレーアンテナ装置が得られる。
しかし、導波管300の狭壁面5にスロット10などの非対称構造があった場合、樹脂射出成形時の抜き勾配、加工Rなどにより、導波管断面が分割面330に対して非対称構造になった場合には、必ずしも導波管300の広壁面9の中央部が理想的な分割面とならない場合がある。
また、導波管300を構成する凹状の導電性部材301,302の溝303,304の深さに製造誤差が生じると、導波管300が広壁面9の中央部で分割されない場合もある。
図21において、実施の形態5の導波管300は、実施の形態4と同様、導電性部材301と導電性部材302を所定の隙間310を保持して積層した構造となっている。
導波管内壁3の隙間310側の始点Sから自由空間波長の概ね1/4の奇数倍の位置Oに溝350を設けることによって、導波管両端の溝350の端部Oで開放(インピーダンス無限大)、導波管内壁3の隙間310側の始点Sでは短絡となったチョーク構造として動作する。
これにより、導波管300の分割面330の隙間310から漏れる高周波信号を最小限に抑えることが可能となる。
なお、隣接させる溝350は、隣接するサブアレーや導波管線路であっても良い。
また、導電性部材301に設けた溝350は、導電性部材301,302の両方に設けることや、導電性部材302のみに設けることも可能であり、この場合にも同様に動作する。
図22は実施の形態5による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。
図22において、凹状の導電性部材305は、矩形の溝306が設けられる。
平板導体360は、導電性部材302に代えて設けられ、導電性部材305と所定の隙間310を保持して対向配置される。
図21で示したとおり、チョーク構造が正常に動作することにより、導波管の分割面330は、導波管の広壁面9の中央部に限らず、任意に位置を選ぶことが可能である。
例えば、図22のように、導波管のスロット10を設けた面に対向する面で分割し、導波管の管壁をプリント基板の平板導体360と共用することも可能である。
この場合には、導波管を構成する導電性部材305が一つで構成できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置を製造するコストを約半分にすることができる。
以上のように、実施の形態5によれば、導波管の内壁3から使用周波数における自由空間波長の概ね1/4の奇数倍の位置に溝350を設けた。
このため、導波管300に製造誤差があっても、隙間から漏れる高周波信号を最小限に抑えることができる。
また、平板導体360を、導電性部材305と所定の隙間310を保持して対向配置した。
このため、導電性部材305が一つで構成でき、製造コストを低減することができる。
実施の形態6.
図23は実施の形態6による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図である。
図23において、本実施の形態による導波管スロットアレーアンテナ装置は、図22で示した凹状の導電性部材305に、凹状の誘電体基板370を所定の隙間310を保持して対向配置される。
誘電体基板370は、誘電体371の導電性部材305との対向面であって、溝306に対向する面を除いて銅箔372が形成され、誘電体371の背面に銅箔373が形成される。
また、誘電体371を貫通して銅箔372,373間を導通させる複数のスルーホール374が設けられる。
よって、誘電体371、銅箔372,373およびスルーホール374により、誘電体371が一部充填された矩形の溝が形成される。上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
次に動作について説明する。
本実施の形態6においては、凹状の導電性部材305に、凹状の誘電体基板370を対向させることにより、導波管として動作させるものである。
この場合には、導波管の分割面330は、誘電体基板370の厚みによって決定される。
このため、導波管の断面構造は、導波管の分割面330に対して非対称な構造となる。
図23において、分割面330には実施の形態5同様のチョーク構造を設けている。
これにより、隙間310からの高周波信号の漏れによる損失が抑制され、かつ、誘電体371が一部充填された導波管を得ることができる。
また、導波管内の一部に誘電体371が充填された導波管を容易に構成可能で、導波管管内波長の波長短縮効果により導波管を小型に構成することができる。
以上のように、実施の形態6によれば、凹状の導電性部材を、誘電体371、銅箔372,373およびスルーホール374により、誘電体371が一部充填された矩形の溝が形成される誘電体基板370からなるものとした。
このため、誘電体371による導波管の管内波長の短縮効果により、導波管を小型化することができる。
実施の形態7.
図24は実施の形態7による導波管スロットアレーアンテナ装置を示す上面斜視図である。
図25は図24のスロット単体を取り出した上面斜視図、図26は図25の管軸方向に垂直な断面図、図27は図25の管軸方向に平行な上面図である。
図24から図27において、本実施の形態7による導波管スロットアレーアンテナ装置は、図1で示した導波管1のスロット10を形成する狭壁面の内部面を導波管内壁410とし、導波管内壁410の対向面を導波管内壁411とする。
スロット10が形成された直下の導波管内壁411に、導体部材400が各々配置される。
導体部材400は、スロット10形成直下の導波管内壁410,411の間隔が狭くなるように、四角柱に形成された一つの側面が導波管内壁411に配置される。
図26において、a,b,dは導波管内壁間寸法であり、aはスロット10直下以外の狭壁面の導波管内壁410,411間の寸法、bは広壁面の導波管内壁間の寸法、dはスロット10直下の狭壁面の導波管内壁410から導体部材400までの寸法である。なお、上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
次に動作について説明する。
図26において、スロット10直下以外の導波管内壁間寸法aに対してスロット10直下の導波管内壁間寸法dを狭くすると、スロット10直下の導波管内壁410と、その導波管内壁410に対向する導波管内壁411に配置された導体部材400との間に磁界が集中する。
このため、スロット10直下の導波管内壁間寸法dを狭くするほどスロット部の誘導性が大きくなる。
これにより、スロット部のリアクタンス成分を任意に調節することが可能となる。
図28は実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図であり、図29は図28の上面図である。
図28および図29において、図1で示した導波管1の広壁面の内部面を導波管内壁412とし、スロット10が形成された直下の導波管内壁412に、導体部材401が各々配置される。
導体部材401は、スロット10形成直下の導波管内壁412同士の間隔が狭くなるように、四角柱に形成された一つの側面が導波管内壁412に配置される。
図28において、fは導波管内壁間寸法であり、スロット10直下の広壁面の導波管内壁412に配置された導体部材401間の寸法である。なお、上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
次に動作について説明する。
図28および図29において、スロット10直下以外の導波管内壁間寸法bに対してスロット10直下の導波管内壁間寸法fを狭くすると、スロット10直下の導波管内壁410に隣り合う導波管内壁412に共に配置された導体部材401の間に電界が集中する。
このため、スロット10直下の導波管内壁間寸法fを狭くするほどスロット部の容量性が大きくなる。
これにより、スロット部のリアクタンス成分を任意に調節することが可能となる。
図30は実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図であり、図31は図30の上面図である。
図30および図31において、スロット10が形成された直下の導波管内壁411に、導体部材402が各々配置される。
導体部材402は、スロット10形成直下の導波管内壁410,411の間隔が狭くなるように、四角柱に形成された底面が導波管内壁411の一部に配置される。なお、上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図32は実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図であり、図33は図32の上面図である。
図32および図33において、スロット10が形成された直下の導波管内壁411に、導体部材403が各々配置される。
導体部材403は、スロット10形成直下の導波管内壁410,411の間隔が狭くなるように、円柱に形成された底面が導波管内壁411の一部に配置される。なお、上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図34は実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図であり、図35は図34の上面図である。
図34および図35において、スロット10が形成された直下の一方の導波管内壁412に、導体部材404が各々配置される。
導体部材404は、スロット10形成直下の導波管内壁412の間隔が狭くなるように、四角柱に形成された一つの側面が導波管内壁412に配置される。なお、上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図36は実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図であり、図37は図36の上面図である。
図36および図37において、スロット10が形成された直下の導波管内壁411,412に、導体部材405が各々配置される。
導体部材405は、スロット10形成直下の導波管内壁410,411の間隔および導波管内壁412同士の間隔が狭くなるように、四角柱に形成された一つの側面が導波管内壁411,412に配置される。なお、上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図38は実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図であり、図39は図38のE−E´断面図である。
図38および図39において、スロット10が形成された直下の導波管内壁412に、凹部406が各々形成される。
凹部406は、スロット10形成直下の導波管内壁412同士の間隔が広くなるように、導波管内壁412が切欠かれる。
図38において、gは導波管内壁間寸法であり、スロット10直下の広壁面の凹部406を考慮した導波管内壁412間の寸法である。なお、上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
なお、図38および図39では、凹部406は、スロット10形成直下の導波管内壁412同士の間隔が広くなるように、導波管内壁412を切欠いたが、スロット10形成直下の導波管内壁410,411の間隔が広くなるように、導波管内壁411を切欠いても良い。
図40は実施の形態7による他の導波管スロットアレーアンテナ装置を示す断面図であり、図41は図40の上面図である。
図40および図41において、スロット10が形成された直下の導波管内壁410と導波管内壁411との間に、導体部材407が各々配置される。
導体部材407は、スロット10形成直下の導波管内壁410,411の間隔が狭くなるように、四角柱に形成された両底面が導波管内壁412に配置される。
図40において、d1,d2は導波管内壁間寸法であり、d1はスロット10直下の狭壁面の導波管内壁410から導体部材407までの寸法、d2は導体部材407からスロット10直下の狭壁面の導波管内壁411までの寸法である。
導波管内壁間寸法d1+d2が導波管内壁間寸法dよりも小さくなることから、スロット10形成直下の導波管内壁410,411の間隔を狭くすることができる。なお、上述と同様のものについては、同一符号を付して記述を省略する。
図24から図29において、導波管内壁間寸法を変えるための導体部材の形状の一例を示したが、この限りではなく、図30から図33に示したように、導波管内壁の一部だけを伸張させた導体部材の形状をしていても良い。
また、図34から図37に示したように、導波管内壁間寸法を変えるための導体部材は、スロットが形成された導波管内壁と対向する導波管内壁およびスロットが形成された導波管内壁と隣り合う導波管内壁の少なくとも一つの導波管内壁に設けることができる。
さらに、図38および図39に示すように、導波管内壁間寸法を変えるための構造は、導波管内壁を凹ませ、スロット直下の導波管内壁間寸法を広くする構造や、図40および図41に示すように、スロット直下の導波管内壁間の空間に導体部材を設ける構造であっても良い。
この場合においても、スロット部のリアクタンス成分を任意に調節することが可能である。
以上のように、実施の形態7によれば、スロット10が形成された直下の広壁面間あるいは狭壁面間の導波管内壁間寸法を、スロット10形成直下以外の導波管内壁間寸法に対して異なるように構成した。
このため、スロット10形成直下の広壁面間あるいは狭壁面間の導波管内壁間寸法を調整することにより、スロット部のリアクタンス成分を任意に調整することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本発明は、導波管のスロットを設けた面の管軸と直交方向を導波管幅方向とすると、スロットの中央部は、導波管幅方向に設置され、かつ、スロットの先端部の少なくとも一方は、導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、スロットの先端部の管軸方向に沿って伸張した一部は、導波管のスロットを設けた面の法線方向から見て導波管の内壁と重なるように構成されるので、導波管の少なくとも一つの壁面にスロットが形成された導波管スロットアレーアンテナ装置に適している。
1,300 導波管、2 短絡面、3,7,410〜412 導波管内壁、4,8 導波管外壁、5 狭壁面、6 中心線、9 広壁面、10〜12,30〜32,40〜42,50〜52,60〜62,70〜72,80〜82,90,91 スロット、13,33 中央部、14,15,34,35 折曲端部、21 アドミタンス、301,302,305 導電性部材、303,304,306,350 溝、310 隙間、330 分割面、331 底面、340 突起部、341 スペーサ、360 平板導体、370 誘電体基板、371 誘電体、372,373 銅箔、374 スルーホール、400〜405,407 導体部材、406 凹部。

Claims (26)

  1. 断面形状が矩形の導波管の少なくとも一つの壁面にスロットが形成された導波管スロットアレーアンテナ装置において、上記導波管のスロットを設けた面の管軸と直交方向を導波管幅方向とすると、上記スロットの中央部は、導波管幅方向に設置され、かつ、上記スロットの先端部の少なくとも一方は、上記導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの先端部の管軸方向に沿って伸張した一部は、上記導波管のスロットを設けた面の法線方向から見て上記導波管の内壁と重なるように構成されることを特徴とする導波管スロットアレーアンテナ装置。
  2. スロットの先端部の一方が導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの中央部と上記スロットの先端部が直角になるように形成されたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  3. スロットの先端部の両方が導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの中央部と上記スロットの先端部が直角になるように形成されたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  4. 断面形状が矩形の導波管の少なくとも一つの壁面にスロットが形成された導波管スロットアレーアンテナ装置において、上記導波管のスロットを設けた面の管軸と直交方向を導波管幅方向とすると、上記スロットの中央部は、導波管幅方向に対して所定角度だけ傾斜するように設置され、かつ、上記スロットの先端部の少なくとも一方は、上記導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの先端部の管軸方向に沿って伸張した一部は、上記導波管のスロットを設けた面の法線方向から見て上記導波管の内壁と重なるように構成されることを特徴とする導波管スロットアレーアンテナ装置。
  5. スロットの先端部の一方が導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの中央部と上記スロットの先端部が鋭角になるように形成されたことを特徴とする請求項4記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  6. スロットの先端部の一方が導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの中央部と上記スロットの先端部が鈍角になるように形成されたことを特徴とする請求項4記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  7. スロットの先端部の両方が導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの中央部と上記スロットの先端部が鋭角になるように形成されたことを特徴とする請求項4記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  8. スロットの先端部の両方が導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの中央部と上記スロットの先端部が鈍角になるように形成されたことを特徴とする請求項4記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  9. スロットの先端部の両方が導波管の管軸方向に沿って伸張した形状を有しており、上記スロットの中央部が湾曲しており、Sの字形状で形成されたことを特徴とする請求項4記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  10. スロットが導波管の狭壁面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  11. スロットが導波管の広壁面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  12. 導波管をリッジが設けられたリッジ導波管としたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  13. 導波管を同軸線路である同軸導波管としたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  14. 導波管を導波管内部の少なくとも一部に誘電体を充填した誘電体充填導波管としたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  15. スロットが導波管の1/2管内波長の間隔で複数個配置され、かつ、隣接するスロットは、導波管幅方向に対して互いに線対称になるように設けられたこと特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  16. スロットの全長を1/2波長としたこと特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  17. 請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置を一つのサブアレーとし、上記サブアレーを複数個配列することでアレーアンテナを構成することを特徴とする導波管スロットアレーアンテナ装置。
  18. 導波管は、矩形の第一の溝が設けられた二つの凹状部材を所定の間隔を空けて対向させて構成されたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  19. 二つの凹状部材のうちの少なくともいずれか一方の凹状部材に、当該凹状部材の第一の溝の内壁から使用周波数における自由空間波長の1/4の奇数倍の位置に第二の溝が設けられることを特徴とする請求項18記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  20. 二つの凹状部材のうちの一方の凹状部材は、当該凹状部材の第一の溝の内壁から使用周波数における自由空間波長の1/4の奇数倍の位置に第二の溝が設けられ、二つの凹状部材のうちの他方の凹状部材は、誘電体の上記一方の凹状部材との対向面であって、かつ、該一方の凹状部材の第一の溝に対向する面を除いて第一の導体層が形成され、上記誘電体の上記第一の導体層が形成される背面に第二の導体層が形成され、上記誘電体を貫通して上記第一の導体層および上記第二の導体層間を導通させる複数のスルーホールが形成され、上記誘電体、上記第一の導体層、上記第二の導体層および上記スルーホールにより、上記誘電体が一部充填された矩形の第一の溝が形成される誘電体基板からなることを特徴とする請求項18記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  21. 導波管は、矩形の第一の溝が設けられ、かつ、上記第一の溝の内壁から使用周波数における自由空間波長の1/4の奇数倍の位置に第二の溝が設けられた凹状部材と、平板導体とを所定の間隔を空けて対向させて構成されたことを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  22. 導波管のスロットが形成された一つの壁面の第一の内壁から該第一の内壁に対向する第二の内壁までの寸法を導波管内壁間寸法とすると、上記スロットが形成された直下の導波管内壁間寸法を、該スロット形成直下以外の導波管内壁間寸法に対して異なるように構成されることを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  23. 導波管のスロットが形成された一つの壁面に隣接する壁面の第三の内壁から該第三の内壁に対向する第四の内壁までの寸法を導波管内壁間寸法とすると、上記スロットが形成された直下の導波管内壁間寸法を、該スロット形成直下以外の導波管内壁間寸法に対して異なるように構成されることを特徴とする請求項1記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  24. スロットが形成された直下の第二の内壁に、導体部材が配置されることを特徴とする請求項22記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  25. スロットが形成された直下の第三の内壁および第四の内壁のうちの少なくともいずれか一方に、導体部材が配置されることを特徴とする請求項23記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  26. スロットが形成された直下の第三の内壁および第四の内壁のうちの少なくともいずれか一方に、該内壁が切欠かれた凹部が形成されることを特徴とする請求項23記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
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