JPWO2013145799A1 - 画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013145799A1
JPWO2013145799A1 JP2014507456A JP2014507456A JPWO2013145799A1 JP WO2013145799 A1 JPWO2013145799 A1 JP WO2013145799A1 JP 2014507456 A JP2014507456 A JP 2014507456A JP 2014507456 A JP2014507456 A JP 2014507456A JP WO2013145799 A1 JPWO2013145799 A1 JP WO2013145799A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
noise
reference image
reduced
intermediate composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014507456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5567235B2 (ja
Inventor
田中 康一
康一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2014507456A priority Critical patent/JP5567235B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5567235B2 publication Critical patent/JP5567235B2/ja
Publication of JPWO2013145799A1 publication Critical patent/JPWO2013145799A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/50Image enhancement or restoration using two or more images, e.g. averaging or subtraction
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/70Denoising; Smoothing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/684Vibration or motion blur correction performed by controlling the image sensor readout, e.g. by controlling the integration time
    • H04N23/6845Vibration or motion blur correction performed by controlling the image sensor readout, e.g. by controlling the integration time by combination of a plurality of images sequentially taken
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

非基準画像について、同一の被写体像の位置を基準画像と対応させて変形した変形画像を生成し(S111)、基準画像に対してノイズを低減する処理を行ってノイズ低減画像を生成し(S123)、基準画像と非基準画像との対応する画素間の画素値の第1の差の絶対値が大きいほど変形画像に対する基準画像の重み係数を大きく設定して基準画像と変形画像との合成処理を行い中間合成画像を生成し(S117)、基準画像と中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きいほど中間合成画像に対するノイズ低減画像の重み係数を小さく設定して中間合成画像とノイズ低減画像との合成処理を行い最終画像を生成する(S129)。

Description

本発明は、画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法に関し、特に、連続撮影によって得られた画像に対して画像処理を行う撮影装置、画像処理装置、プログラム及び画像処理方法に関する。
従来、撮影装置によって高精細画像を撮影する技術として、連続的に複数回撮影し、撮影で得られた複数枚の画像を位置合せして合成した画像を最終的な撮影画像とすることで、ノイズが少ない撮影画像を生成する技術が用いられている。この技術において画像を合成する際には、合成対象の各々の画像間の動きベクトル(動き量)をジャイロセンサや画像処理によって求め、この動きベクトルに基づいて複数枚の画像を平行移動させたり回転させたりして位置合わせを行った上で合成する。
しかし、人間が撮影装置を手に持って撮影した場合等には、手ブレにより、連続的に撮影した画像であっても各々の画像間で画角が比較的大きく異なっている場合がある。また、合成対象の画像を変形させることにより、画像を合成する際に相互の画像が合成される画素領域と合成されない画素領域が発生する。そのため、複数枚の画像を合成した場合に、合成画像において画素領域毎に合成回数が異なってしまう。一方、画像を合成する際に、被写体ブレが発生している領域、オクルージョンが発生している領域等に対応する画素が合成されないように制御する場合もあり、その場合においても、合成画像において画素領域毎に合成回数が異なってしまう。
このように画素領域毎に合成回数が異なっている場合には、合成画像におけるノイズ低減量に画素領域毎にばらつきが発生する。すなわち、合成回数が多い画素領域においてはノイズが十分に低減されていても、合成回数が少ない画素領域においてはノイズが残存している可能性がある。
これを解消するために、特開2009−194700号公報には、合成画像に対して画素領域毎に合成回数に応じたノイズ低減処理を施す撮影装置が開示されている。この撮影装置は、連続的に撮影された複数枚の画像を位置合わせした上で加算して合成画像を生成するとともに、合成画像の画素毎に加算回数を算出する加算回数算出手段と、合成画像の画素毎に加算回数に応じてノイズを低減するノイズ低減手段とを備えている。この構成により、高精細画像を生成することが可能となっている。
特開2009−194700号公報に開示されている技術では、合成画像の画素領域毎に合成回数に応じてノイズ低減処理を行っている。しかしながら、一般的な撮影装置に搭載されているノイズ低減処理の機能は対象とする画像全体に対してノイズ低減処理を行うものである。すなわち、合成画像の画素領域毎にノイズを低減するためには、画素領域を指定してノイズ低減処理を行う機能を別途設ける必要がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、新たな機能を設けることなく合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法を提供することにある。
本発明の画像処理装置は、同一被写体を複数回撮影して得られた複数の画像を取得する画像取得手段と、前記複数の画像の何れか1つの画像を基準画像として選択する基準画像選択手段と、前記基準画像選択手段により選択されなかった非基準画像について、同一の被写体像の位置を前記基準画像と対応させて変形した変形画像を生成する変形画像生成手段と、前記基準画像に対してノイズを低減する処理を行ってノイズ低減画像を生成するノイズ低減画像生成手段と、前記基準画像と前記非基準画像との対応する画素間の画素値の第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を大きく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行い中間合成画像を生成する中間合成画像生成手段と、前記基準画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を小さく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記中間合成画像と前記ノイズ低減画像との合成処理を行い最終画像を生成する最終画像生成手段と、を備えている。
この画像処理装置によれば、画像取得手段により、同一被写体を複数回撮影して得られた複数の画像が取得され、基準画像選択手段により、前記複数の画像の何れか1つの画像が基準画像として選択され、変形画像生成手段により、同一の被写体像の位置を前記基準画像と対応させて変形した変形画像が生成される。
また、ノイズ低減画像生成手段により、前記基準画像に対してノイズを低減する処理が行われてノイズ低減画像が生成され、中間合成画像生成手段により、前記基準画像と前記非基準画像との対応する画素間の画素値の第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を大きく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行い中間合成画像が生成される。
ここで、最終画像生成手段により、前記基準画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を小さく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記中間合成画像と前記ノイズ低減画像との合成処理を行い最終画像が生成される。すなわち、中間合成画像に対して、基準画像と中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きい画素領域、すなわち合成によるノイズ低減効果が高い画素領域に対して、ノイズ低減画像の重みを軽くしてノイズ低減画像を合成する。
これにより、新たな機能を設けることなく合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記中間合成画像生成手段が、前記第1の差の絶対値が前記第1閾値より大きく前記第1閾値より大きい第2閾値以下である場合には、当該第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を徐々に大きくなるように設定して、前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行うようにしてもよい。これにより、合成に適さない画素領域が合成されることを回避することができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記最終画像生成手段が、前記第2の差の絶対値が第3閾値より大きく前記第3閾値より大きい第4閾値以下である場合には、当該第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を徐々に小さくなるように設定して、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行うようにしてもよい。これにより、適切に合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記ノイズ低減画像生成手段が、前記中間合成画像生成手段による合成処理の回数が多いほどノイズを低減する強度が大きくなるようにノイズ低減画像を生成するようにしてもよい。これにより、適切な強度で合成画像におけるノイズを低減させることができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記ノイズ低減画像生成手段が、前記中間合成画像における前記基準画像の重みが重いほどノイズを低減する強度が小さくなるようにノイズ低減画像を生成するようにしてもよい。これにより、適切な強度で合成画像におけるノイズを低減させることができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記複数の画像の各々を、全ての画像が同一の重みとなるように合成した単純合成画像を生成する単純合成画像生成手段をさらに備え、前記最終画像生成手段が、前記単純合成画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第3の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を大きく設定し、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行うようにしてもよい。これにより、適切に合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記最終画像生成手段が、前記第3の差の絶対値が第5閾値より大きく前記第5閾値より大きい第6閾値以下である場合には、当該差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を徐々に大きくなるように設定して、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行うようにしてもよい。これにより、適切に合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記最終画像生成手段が、前記中間合成画像における前記基準画像の重みが重いほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を大きく設定し、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行うようにしてもよい。これにより、適切に合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記最終画像生成手段が、前記中間合成画像における前記基準画像の重みが第7閾値より大きく前記第7閾値より大きい第8閾値以下である場合には、前記中間合成画像における前記基準画像の重みが重いほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を徐々に大きくなるように設定して、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行うようにしてもよい。これにより、適切に合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
本発明の撮影装置は、被写体を撮影する撮影手段と、本発明の画像処理装置とを備え、前記取得手段は、前記撮影手段により同一被写体を複数回撮影して得られた画像を取得する。
この撮影装置によれば、本発明の画像処理装置と同様に作用するので、本発明の画像処理装置と同様に、新たな機能を設けることなく合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
本発明のプログラムは、コンピュータを、同一被写体を複数回撮影して得られた複数の画像を取得する画像取得手段と、前記複数の画像の何れか1つの画像を基準画像として選択する基準画像選択手段と、前記基準画像選択手段により選択されなかった非基準画像について、同一の被写体像の位置を前記基準画像と対応させて変形した変形画像を生成する変形画像生成手段と、前記基準画像に対してノイズを低減する処理を行ってノイズ低減画像を生成するノイズ低減画像生成手段と、前記基準画像と前記非基準画像との対応する画素間の画素値の第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を大きく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行い中間合成画像を生成する中間合成画像生成手段と、前記基準画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を小さく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記中間合成画像と前記ノイズ低減画像との合成処理を行い最終画像を生成する最終画像生成手段と、として機能させる。
このプログラムによれば、コンピュータを本発明の画像処理装置と同様に作用させることができるので、本発明の画像処理装置と同様に、新たな機能を設けることなく合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
本発明の画像処理方法は、同一被写体を複数回撮影して得られた複数の画像を取得する画像取得ステップと、前記複数の画像の何れか1つの画像を基準画像として選択する基準画像選択ステップと、前記基準画像選択ステップにより選択されなかった非基準画像について、同一の被写体像の位置を前記基準画像と対応させて変形した変形画像を生成する変形画像生成ステップと、前記基準画像に対してノイズを低減する処理を行ってノイズ低減画像を生成するノイズ低減画像生成ステップと、前記基準画像と前記非基準画像との対応する画素間の画素値の第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を大きく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行い中間合成画像を生成する中間合成画像生成ステップと、前記基準画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を小さく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記中間合成画像と前記ノイズ低減画像との合成処理を行い最終画像を生成する最終画像生成ステップと、を備えている。
この画像処理方法によれば、本発明の画像処理装置と同様に作用するので、本発明の画像処理装置と同様に、新たな機能を設けることなく合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる。
本発明によれば、新たな機能を設けることなく合成画像におけるノイズ低減効果の非均一性を解消することができる、という効果が得られる。
実施形態に係るデジタルカメラを示す正面斜視図である。 実施形態に係るデジタルカメラを示す背面斜視図である。 実施形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示す概略ブロック図である。 第1実施形態に係るデジタルカメラにより実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係るデジタルカメラが撮影制御処理を開始してから中間合成画像を生成するまでの処理の流れを説明するための概略図である。 第1実施形態に係るデジタルカメラが撮影制御処理を開始してから中間合成画像を生成するまでの処理の流れを説明するための概略図である。 第1実施形態に係るデジタルカメラにおける画素値の差分の絶対値dと第1加重係数wとの関係の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係るデジタルカメラが中間合成画像を生成してから最終合成画像を生成するまでの処理の流れを説明するための概略図である。 第1実施形態に係るデジタルカメラにおける画素値の差分の絶対値d’と第2加重係数w’との関係の一例を示すグラフである。 第2実施形態に係るデジタルカメラにより実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係るデジタルカメラにより実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るデジタルカメラにより実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。 第4実施形態に係るデジタルカメラにより中間合成画像を生成してから最終合成画像を生成するまでの処理の流れを説明するための概略図である。 第4実施形態に係るデジタルカメラにおける画素値の差分の絶対値d’と第2加重係数w’との関係の一例を示すグラフである。 第5実施形態に係るデジタルカメラにより実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。 第5実施形態に係るデジタルカメラにおける第1加重係数wと第2加重係数w’との関係の一例を示すグラフである。 実施形態に係る撮影装置の一実施形態であるスマートフォンの外観を示す図である。 図16に示すスマートフォンの構成を示すブロック図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、第1実施形態に係る撮影装置について詳細に説明する。なお、第1実施形態では、本発明を単眼デジタルカメラに適用した場合を例に挙げて説明する。
図1Aは、第1実施形態に係るデジタルカメラ1の構成を示す正面斜視図であり、図1Bは第1実施形態に係るデジタルカメラ1の構成を示す背面斜視図である。図1A及び図1Bに示すように、デジタルカメラ1は筐体10を備えていて、筐体10の内部に後述するCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の各種電子部品が収納されている。筐体10の上面にはレリーズボタン11が備えられていて、ユーザによりレリーズボタン11が押下されることによりデジタルカメラ1に撮影等の指示が入力される。
また、筐体10の上面には電源ボタン12が備えられていて、ユーザにより電源ボタン12が押下されることにより、デジタルカメラ1の電源のオン/オフ状態を切り替える指示が入力される。さらに、筐体10の上面にはズームレバー13が備えられていて、ユーザによりこのズームレバー13が操作されることにより、撮影時にズーム機能の画角や倍率の変更の指示が入力される。
一方、図1Aに示すように、筐体10の正面にはフラッシュ14が備えられていて、フラッシュ14を発光させることにより周囲が照明される。また、筐体10の正面にはレンズ15が備えられていて、このレンズ15に入射した光が当該レンズ15を通過して内部に入力される。
また、図1Bに示すように、筐体10の背面には、液晶ディスプレイ16が備えられていて、撮影画像や設定事項などが表示される。また、筐体10の背面には、各種操作ボタン17が備えられていて、ユーザにより各種操作ボタン17が操作されることにより各種設定事項の設定の指示が入力される。
図2は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1の電気系の要部構成を示す概略ブロック図である。図2に示すように、デジタルカメラ1は、主制御部20、撮影部21、撮影制御部22、画像処理部23、圧縮/伸張処理部24、フレームメモリ25、メディア制御部26、内部メモリ27、表示制御部28、加重係数導出部30、ノイズ低減処理部31、及び合成処理部32を備えている。
主制御部20は、上述したCPU、RAM及びROMを備えていて、レリーズボタン11、電源ボタン12、及び各種操作ボタン17等の入力部を介したユーザ操作に従って、デジタルカメラ1を総括的に制御する。また、主制御部20は、後述する撮影制御処理プログラムを実行する。
撮影部21は、CCDやCMOSで構成された撮像素子を有し、レンズ15に入射した光を受光し、受講した光を電気信号に変換して画像データを生成する。また、撮影部21は、生成した画像データを画像処理部23に送信する。
撮影制御部22は、AF(Automatic Focusing)処理部(図示省略)及びAE(Automatic Exposure)処理部(図示省略)を備えている。AF処理部は、ユーザによるレリーズボタン11の半押し操作等により撮影部21によって取得されたプレ画像(撮影の前段階においてレンズ15に入射している光による画像)に基づいて合焦領域を決定するとともに、レンズの焦点位置を決定し、撮影部21に合焦領域や焦点位置を示すデータを出力する。AE処理部は、プレ画像に基づいて絞り値とシャッタ速度とを決定し、撮影部21にシャッタ速度や絞り値を示すデータを出力する。
また、撮影制御部22は、ユーザによるレリーズボタン11の全押し操作により撮影部21に対して本画像を撮影する本撮影を行うように指示を出す。なお、レリーズボタン11が全押し操作される前には、撮影制御部22は、撮影範囲を確認するための本画像よりも画素数が少ない動画像であるスルー画像を、所定時間間隔(例えば1/30秒間隔)にて順次取得させる指示を撮影部21に対して行っている。
画像処理部23は、撮影部21が取得した画像データが示す画像に対して、ホワイトバランスを調整する処理、階調補正、シャープネス補正、及び色補正等の様々な画像処理を施す。
圧縮/伸張処理部24は、画像処理部23によって処理が施された画像を示す画像データに対して、例えばJPEGなどの圧縮形式で圧縮処理を行って圧縮画像データを生成する。圧縮画像データは、例えばExifフォーマットに基づいて、基線長、輻輳角、及び撮影日時などの付帯情報、並びに視点位置を表す視点情報などが格納される。
フレームメモリ25は、撮影部21が生成した画像データに対して、画像処理部23が行う処理を含む各種画像処理を行う際に使用される作業用メモリである。
メディア制御部26は、デジタルカメラ1に記録メディア26Aなどの各種記録メディアが電気接続された際に、この記録メディア26Aの記憶領域に対して画像ファイルなどのデータの読み書きの制御を行う。
内部メモリ27は、デジタルカメラ1において設定される各種設定事項、主制御部20が実行するプログラムやプログラムの処理に使用されるデータ、及び撮影画像を示す複数の画像データを記憶する。なお、内部メモリ27は、後述する撮影制御処理プログラムを記憶している。
表示制御部28は、主制御部20または撮影制御部22による制御に基づいて、撮影時においてフレームメモリ25に格納された各々の画像データが示す画像を液晶ディスプレイ16に表示させたり、記録メディア26Aに記憶されている画像データが示す画像を液晶ディスプレイ16に表示させたりする。
ここで、第1実施形態に係るデジタルカメラ1における撮影制御処理について説明する。なお、第1実施形態に係るデジタルカメラ1は、高精細画像を撮影するために、連続的に複数回撮影して得られた複数枚の画像をそれぞれ合成して中間合成画像を生成し、この中間合成画像をノイズ低減処理を施した基準画像と合成して最終合成画像を生成し、この最終合成画像を最終的な撮影画像とする。
図3は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1により実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。また、図4及び図5は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1が撮影制御処理を開始してから中間合成画像Cを生成するまでの処理の流れを説明するための概略図である。さらに、図7は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1が中間合成画像Cを生成してから最終合成画像Eを生成するまでの処理の流れを説明するための概略図である。
当該撮影制御処理プログラムは、レリーズボタン11が半押し操作されたタイミングでデジタルカメラ1の主制御部20により実行される。また、当該撮影制御処理プログラムは、内部メモリ27に予め記憶されている。
ステップS101において、主制御部20は、レリーズボタン11が全押しされたか否かを判定する。ステップS101において全押しされていないと判定された場合は、主制御部20は、そのままレリーズボタン11が全押しされるまで待機する。
ステップS101において全押しされたと判定された場合は、ステップS103において、主制御部20は、デジタルカメラ1において連続的に複数回の撮影が行われるように制御し、撮影された複数枚の画像の各々の画像情報を取得する。なお、ステップS103において、本実施形態では、連続的に複数回の撮影が行われるように制御されるが、必ずしも連続的に撮影が行われる必要はなく、同一被写体を複数回撮影した画像の各々の画像情報が得られれば良い。
次のステップS105において、主制御部20は、ステップS103において連続的に撮影された画像のうち1つの画像を基準画像Aとして選択する。この際、例えば、レリーズボタン11が全押しされた直後に撮影された画像がユーザ所望の画像であることを考慮し、最初に撮影された1枚が基準画像Aとして選択される。なお、後述する各画像の位置合わせを考慮し、連続的に撮影された他の画像に対するずれ量の平均値が最も小さいと考えられる、時系列で中央に位置する画像が基準画像Aとして選択されても良い。以下、ステップS105において選択された基準画像Aを、「当初の基準画像A」ともいう。
次のステップS107において、主制御部20は、ステップS103において連続的に撮影された画像から、ステップS105において選択された基準画像Aに対して最初に合成される画像である非基準画像Bを選択する。この際、例えばステップS103において基準画像Aの次に撮影された画像が非基準画像Bとして選択されると良い。ステップS105及びS107によって、図4に示すように、合成対象とする基準画像A及び非基準画像Bが選択される。
次のステップS109において、主制御部20は、基準画像A及び非基準画像Bにおける動きベクトルを検出する。この際、主制御部20は、例えば、基準画像A及び非基準画像Bにおいて複数の特徴点を検出して、各々の特徴点について各々の画像で相互に対応させてブロックマッチングを行う。ブロックマッチングは、以下の(1)及び(2)の手順で画像間の変位を画素単位で求める手法である。
(1)画像間の類似性を評価するために、各々比較する画像から領域を切り出し、その領域に対する輝度差の総和(SAD; Sum of Absolute Difference)、輝度差の2乗和(SSD: Sum of Squared Differece)、または正規化相互相関(ZNCC; Zero-mean Normalized Cross- Correlation)等を求める。
(2)SADまたはSSDを用いるときには最小値、ZNCCを用いるときには最大値を与える切り出し位置を検索することで、画像間の変位を画素単位で求める。
そして、主制御部20は、各々の特徴点の画像間の変位により基準画像A及び非基準画像Bにおける動きベクトルを検出する。
次のステップS111において、主制御部20は、ステップS109において検出した動きベクトルに基づいて基準画像Aに対して非基準画像Bを変形させる。この際、非基準画像Bにおける特徴点が基準画像Aにおける特徴点に略一致するように、非基準画像Bを平行移動、回転移動及び伸縮のうちの少なくとも1つを行うことにより変形させる。上記「略一致するように」は、各々対応する特徴点を完全に一致するように変形させる場合に加えて、各々対応する特徴点のずれのベクトルが全体として略0となるように変形させることを含む。ステップS111の処理によって、図5に示すように、基準画像Aにおける被写体Hの位置と非基準画像Bにおける被写体Hの位置が略一致するように、非基準画像Bが変形される。
次のステップS113において、主制御部20は、基準画像A及び非基準画像Bの対応する各画素の画素値の差分の絶対値dを導出する。画素値の差分の絶対値dは、基準画像A、非基準画像Bの画素値をそれぞれimg[1], img[2]とすると、以下の(1)式によって計算される。
〔数1〕
d = | img[2] − img[1] | …(1)
次のステップS115において、主制御部20は、各画素の画素値の差分の絶対値dに基づいて、基準画像A及び非基準画像Bを合成する際に基準画像Aに重み付けを行うための第1加重係数wを画素毎に導出する。
図6は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1における画素値の差分の絶対値dと第1加重係数wとの関係の一例を示すグラフである。図6においては横軸が画素値の差分の絶対値d、縦軸が第1加重係数wに設定されている。また、第1所定値d1及び第2所定値d2(d1<d2)は、経験により予め得られている値である。
図6に示すように、第1加重係数wは0から1までの値であり、画素値の差分の絶対値dが0から第1所定値d1までの値である場合には第1加重係数wが0.5となり、画素値の差分の絶対値dが第2所定値d2以上の値である場合には第1加重係数wが1となり、かつ、画素値の差分の絶対値dが第1所定値d1から第2所定値d2までの値である場合には、画素値の差分の絶対値dが大きくなるほど第1加重係数wが比例して大きくなるような0.5から1までの間での値となる。
画素値の差分の絶対値dが小さい場合には、基準画像Aに対する非基準画像Bにおける被写体の動き(ブレ量)が小さいため、基準画像A及び非基準画像Bの合成の際の基準画像Aの第1加重係数wを0.5とし、非基準画像Bの加重係数(1−w)を0.5として、基準画像A及び非基準画像Bの各々の重みを対等にする。一方、画素値の差分の絶対値dが大きい場合には、基準画像Aに対する非基準画像Bにおける被写体の動き(ブレ量)が大きいため、基準画像A及び非基準画像Bの合成の際の基準画像Aの第1加重係数wを1とし、非基準画像Bの加重係数(1−w)を0として、基準画像Aの重みを大きくする。また、基準画像A及び非基準画像Bの重みが対等な領域と基準画像Aの重みが大きい領域との境界をぼかすために、画素値の差分の絶対値dが第1所定値d1から第2所定値d2までの第1加重係数wの値を滑らかに変化させている。
なお、図6に示す画素値の差分の絶対値dと第1加重係数wとの関係は一例であり、画素値の差分の絶対値dと第1加重係数wとの関係は、画素値の差分の絶対値dが小さい場合には、基準画像A及び非基準画像Bの各々の重みを対等にし、画素値の差分の絶対値dが大きい場合には、基準画像Aの重みを重くするようなグラフであれば良い。
次のステップS117において、基準画像AとステップS111において変形させた非基準画像Bとを加重係数wを用いて合成して、中間合成画像Cを生成する。基準画像A及び非基準画像Bの合成画像は、基準画像A及び非基準画像Bにおいて相互に対応する各画素について、画素値の加重平均を算出することにより得られる。
すなわち、中間合成画像Cの各画素の画素値は、基準画像A、非基準画像B、中間合成画像Cの画素値をそれぞれimg[1], img[2], mixとすると、以下の(2)式によって計算される。
〔数2〕
mix = w × img[1] + (1-w) × img[2] …(2)
上記(2)式によって合成画像の各画素の画素値が計算され、図4及び図5に示すように、基準画像A及び非基準画像Bの合成画像として中間合成画像Cが生成される。
このように複数の画像を撮影して合成する目的は、ランダムノイズを低減することである。したがって、各々の画像間の撮影条件、撮影された画像に対する信号処理の条件が略同等であれば、ノイズ低減効果が最大となるのは、基準画像Aと非基準画像Bとを1:1の割合で加重平均した場合、すなわち第1加重係数wが0.5の場合である。しかし、例えば基準画像Aにおける全画素について1:1の割合で加重平均すると、基準画像A内に動体が存在した場合等に、合成画像における動体領域において動体が多重像化してしまう。そこで、主制御部20は、事前に画素毎に画素値の差分の絶対値dを計算し、画素値の差分の絶対値dが大きい領域(図6に示す例では、d≧d2の領域)を合成に適さない領域(以下、「合成不適領域」ともいう。)として基準画像Aの重みを示す第1加重係数wを1とすることで、合成不適領域が合成に用いられることを回避している。
次のステップS119において、主制御部20は、ステップS103において連続的に撮影された画像の全ての画像がステップS117の処理によって合成されたか否かを判定する。ステップS119において全ての画像が合成されていないと判定された場合、ステップS121において、主制御部20は、ステップS117において生成した中間合成画像を新たな基準画像Aとして選択し、ステップS107に移行する。そして、主制御部20は、ステップS107において、まだ合成されていない画像を非基準画像Bとして選択し、ステップS109乃至S121の処理を繰り返し行うことにより、ステップS103において連続的に撮影された複数の画像の全ての画像が合成された中間合成画像Cが生成される。
ステップS119において全ての画像が合成されたと判定された場合、ステップS123において、主制御部20は、当初の基準画像Aの全体に対して空間的なノイズ低減処理を行い、ノイズ低減画像Dを生成する。この空間的なノイズ低減処理には、LPF(ローパスフィルタ)や、バイラテラルフィルタ、またはエッジの強度・方向に応じた適応的なフィルタ等、様々な既知の手法を適用できる。このような空間ノイズ低減処理を行うための機能は、一般的なデジタルカメラに略必須とされている機能であり、多くのデジタルカメラに既に搭載されている。なお、ステップS123の処理は、後述するステップS125の処理より前の段階であれば、どの段階で実行されても構わない。
次のステップS125において、主制御部20は、基準画像A及び中間合成画像Cの対応する各画素の画素値の差分の絶対値d’を算出する。画素値の差分の絶対値d’は、基準画像A、中間合成画像Cの画素値をそれぞれimg[1], img[3]とすると、以下の(3)式によって計算される。
〔数3〕
d'= | img[3] −img[1] | …(3)
次のステップS127において、主制御部20は、各画素の画素値の差分の絶対値d’に基づいて、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cを合成する際にノイズ低減画像Dに重み付けを行うための第2加重係数w’を画素毎に導出する。
図8は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1における画素値の差分の絶対値d’と第2加重係数w’との関係の一例を示すグラフである。図8においては横軸が画素値の差分の絶対値d’、縦軸が第2加重係数w’に設定されている。図8に示すように、第2加重係数w’は0から1までの値であり、画素値の差分の絶対値d’が0から第3所定値d3までの値である場合には第2加重係数w’が1となり、画素値の差分の絶対値d’が第4所定値d4(d3<d4)以上の値である場合には第2加重係数w’が0となり、かつ、画素値の差分の絶対値d’が第3所定値d3から第4所定値d4までの値である場合には、画素値の差分の絶対値d’が大きくなるほど第2加重係数w’が比例して小さくなるような0から1までの間での値となる。
画素値の差分の絶対値d’が小さい場合には、中間合成画像Cにおける合成によるノイズ低減効果が低い領域であるため、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成の際のノイズ低減画像Dの第2加重係数w’を1とし、中間合成画像Cの加重係数(1−w’)を0として、ノイズ低減画像Dの重みを大きくする。一方、画素値の差分の絶対値dが大きい場合には、中間合成画像Cにおける合成によるノイズ低減効果が高い領域であるため、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成の際のノイズ低減画像Dの第2加重係数w’を0とし、中間合成画像Cの加重係数(1−w’)を1として、ノイズ低減画像Dの重みを小さくする。また、ノイズ低減画像Dの重みが大きい領域と中間合成画像Cの重みが大きい領域との境界をぼかすために、画素値の差分の絶対値d’が第3所定値d3から第4所定値d4までの第2加重係数w’の値を滑らかに変化させている。
なお、図8に示す画素値の差分の絶対値d’と第2加重係数w’との関係は一例であり、画素値の差分の絶対値d’と第2加重係数w’との関係は、画素値の差分の絶対値d’が小さい場合にはノイズ低減画像Dの重みを重くし、画素値の差分の絶対値dが大きい場合にはノイズ低減画像Dの重みを軽くするようなグラフであれば良い。
次のステップS129において、ステップS127によって導出された第2加重係数w’に基づいてノイズ低減画像Dと中間合成画像Cとを合成して、最終合成画像Eを生成して、撮影制御処理を終了する。ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成画像は、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cにおいて相互に対応する各画素について、画素値の加重平均を算出することにより得られる。
すなわち、中間画像の各画素の画素値は、ノイズ低減画像D、中間合成画像C、最終合成画像Eの画素値をimg’[1]、mix、mix_fとすると、以下の(4)式によって計算される。
〔数4〕
mix_f = w’ × img’[1] + (1-w’) × mix …(4)
上記(4)式によって合成画像の各画素の画素値が計算され、図7に示すように、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成画像として最終合成画像Eが生成される。
なお、上述したように、非基準画像Bに対して平行移動や回転等の変形を行うことにより、基準画像A及び非基準画像Bを合成した際に、図5に示すように、中間合成画像Cにおいて、基準画像A及び非基準画像Bが合成された画素領域(以下、「合成領域」ともいう。)、及び基準画像A及び非基準画像Bが合成されない画素領域(以下、「非合成領域」ともいう。)が発生する。合成領域においては合成によりノイズが低減されている一方で、非合成領域においてはノイズが低減されていないために非合成領域のノイズ量は基準画像Aと同等であり、非合成領域においてはノイズ低減効果が全く得られていないことになる。しかし、中間合成画像Cの非合成領域に対して、基準画像Aに空間ノイズ低減処理を行った画像を、他の画素領域よりも合成比率を高くして合成することで、合成処理における合成領域と非合成領域のノイズ量の差を小さくすることが可能である。
このようにして第1実施形態に係るデジタルカメラ1では、合成不適領域及び非合成領域に対して空間的なノイズ低減を施すことで、複数枚の画像を位置合せして合成して得られる合成画像の、合成によるノイズ低減効果の非均一性を解消することが可能である。また、第1実施形態に係るデジタルカメラ1では、基準画像Aに一般的に用いられている画像全体に対して空間ノイズ低減処理を行う機能を用いることができるため、新たな機能を追加することなくノイズ低減効果の非均一性を解消することが可能である。
なお、中間合成画像Cを生成するために合成される画像が3枚以上である場合、中間合成画像Cにおける各領域を合成領域と非合成領域の2つの領域に明確に分類することができない。その場合には、画素単位、あるいは所定の領域単位で合成の度合(ノイズ低減の度合)が変更されると良い。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係るデジタルカメラ1について説明する。
第2実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1と同様に、図1及び図2に示す構成を有する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第2実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1実施形態のステップS123において実行されるノイズ低減処理のノイズ低減強度を、中間合成画像Cの合成回数に応じて設定するものである。
図9は、第2実施形態に係るデジタルカメラ1により実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。当該撮影制御処理プログラムは、レリーズボタン11が半押し操作されたタイミングでデジタルカメラ1の主制御部20により実行され、内部メモリ27に予め記憶されている。
始めに、上述したステップS101乃至S105の処理を行った後に、ステップS201において、主制御部20は、ステップS117における合成処理を何回行ったかを示す合成回数を0に設定する。そして主制御部20は、ステップS107乃至S117の処理を行う。
次のステップS203において、ステップS201において0に設定した合成回数に1を加算して、ステップS119に移行する。このステップS203の処理により、ステップS107乃至S117の処理が行われる毎に合成回数が計数される。
ステップS119において全ての画像が合成されたと判定された場合、ステップS205において、主制御部20は、ステップS203において計数された合成回数に応じて、合成回数が多くなるほどノイズを低減する強度が大きくなるように、基準画像Aに対するノイズ低減強度を設定する。
上述したように、合成によるノイズ低減効果の非均一性を解消する目的で行うため、基準画像Aに対するノイズ低減の効果(強度)も合成枚数に依存させることが好ましい。ノイズ低減強度の設定は、例えば、ノイズ低減処理を行う際にガウシアンフィルタを用いる場合には、ガウシアンフィルタによる平滑化度合を調整する際、合成回数が多くなるほどパラメータσの値が大きくなるようにパラメータσの値を変更して平滑化度合を調整すると良い。なお、ガウシアンフィルタは、注目画素に近いほど平均値を計算するときの重みを大きくし、遠くなるほど重みを小さくなるようにガウス分布の関数を用いてレートを計算するフィルタであり、パラメータσの値が大きいほど平滑化の効果が大きくなる。
また、ノイズ低減処理を行う際に平均値フィルタを用いた場合には、合成回数が多くなるほどカーネルサイズが大きくなるようにカーネルサイズを変更する方法を用いても良い。なお、平均値フィルタは、注目画素とその近傍の画素の濃度値の平均値を、注目画素の新しい濃度値とするフィルタである。
次のステップS207において、主制御部20は、ステップS205において設定されたノイズ低減強度で、当初の基準画像Aの全体に対して空間的なノイズ低減処理を行い、ノイズ低減画像Dを生成する。そして、主制御部20は、ステップS125乃至S129の処理を行って撮影制御プログラムを終了する。
このようにして第2実施形態に係るデジタルカメラ1は、ノイズ低減画像Dを生成する際に、合成回数に応じて基準画像Aに対する空間ノイズ低減の強度を調整することにより、合成によるノイズ低減効果の非均一性を過不足なく解消することができる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態に係るデジタルカメラ1について説明する。
第3実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1と同様に、図1及び図2に示す構成を有する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第3実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1実施形態のステップS123において実行されるノイズ低減処理のノイズ低減強度を、中間合成画像Cにおける基準画像Aの重み(合成比率)に応じて設定するものである。
図10は、第2実施形態に係るデジタルカメラ1により実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。当該撮影制御処理プログラムは、レリーズボタン11が半押し操作されたタイミングでデジタルカメラ1の主制御部20により実行され、内部メモリ27に予め記憶されている。
始めに、上述したステップS101乃至S121の処理を行う。そして、ステップS119において全ての画像が合成されたと判定された場合、ステップS301において、主制御部20は、中間合成画像Cにおける基準画像Aの重みを算出する。
合成によるノイズ低減効果は、合成対象の各々の画像がどのような合成比率で合成されたかに依存する。例えば、合成対象の画像がN枚であった場合、第n番目の中間合成画像Cをmix[n] 、第n番目の非基準画像Bをimg[n]、第n番目の第1加重係数wをw[n]とすると、生成された中間合成画像Cに占める基準画像Aの重みを示す第1加重係数wを下記の(5)式のように表すことができる。
〔数5〕
w = w[1] × w[2] ×w[3] × ・・・× w[N-1] …(5)
ただし、
mix[1] = w[1] × img[1] + (1-w[1]) × img[2]
mix[2] = w[2] × mix[1] + (1-w[2]) × img[3]
mix[3] = w[3] × mix[2] + (1-w[3]) × img[4]


次のステップS303において、ステップS301において算出した基準画像Aの重みに基づいて、基準画像Aの重みが重くなるほどノイズを低減する強度が小さくなるように、基準画像Aに対するノイズ低減強度を設定する。
第3実施形態では、上記(5)式によって画素毎に算出された基準画像Aの第1加重係数wの値のうち最小の値に基づいて、ノイズ低減処理の強度を調整する。ノイズ低減強度の調整は、例えば、ガウシアンフィルタを用いて、ガウシアンフィルタによる平滑化度合を調整する際、中間合成画像Cにおける基準画像Aの重みが重くなるほどパラメータσの値が小さくなるようにパラメータσの値を変更して平滑化度合を調整すると良い。あるいは、平均値フィルタにおいて、中間合成画像Cにおける基準画像Aの重みが多くなるほどカーネルサイズが小さくなるようにカーネルサイズを変更する方法を用いても良い。
次のステップS305において、主制御部20は、ステップS303において設定されたノイズ低減強度で、当初の基準画像Aの全体に対して空間的なノイズ低減処理を行い、ノイズ低減画像Dを生成する。そして、主制御部20は、ステップS125乃至S129の処理を行って撮影制御プログラムを終了する。
このようにして第2実施形態に係るデジタルカメラ1は、ノイズ低減画像Dを生成する際に、中間合成画像Cにおける基準画像Aの重みに応じて基準画像Aに対する空間ノイズ低減の強度を調整することにより、合成によるノイズ低減効果の非均一性を過不足なく解消することができる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態に係るデジタルカメラ1について説明する。
第4実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1と同様に、図1及び図2に示す構成を有する。なお、第1実施形態乃至第3実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第4実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1実施形態のステップS127において中間合成画像C及びノイズ低減画像Dを合成する際の第2加重係数w’を導出する際に、中間合成画像C及び単純合成画像(ステップS103において連続的に撮影して得られた複数の画像の各々を同一の比率で合成した画像)Fに応じて設定するものである。
図11は、第3実施形態に係るデジタルカメラ1により実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。また、図12は、第4実施形態に係るデジタルカメラ1により中間合成画像Cを生成してから最終合成画像Eを生成するまでの処理の流れを説明するための概略図である。
当該撮影制御処理プログラムは、レリーズボタン11が半押し操作されたタイミングでデジタルカメラ1の主制御部20により実行され、内部メモリ27に予め記憶されている。
始めに、上述したステップS101乃至S121の処理を行う。そして、ステップS119において全ての画像が合成されたと判定された場合、ステップS401において、主制御部20は、ステップS103において連続的に撮影されて得られた複数の画像の各々を、全ての画像が同一の合成比率となるように合成した単純合成画像Fを生成する。
次のステップS123において、主制御部20は、当初の基準画像Aの全体に対して空間的なノイズ低減処理を行い、ノイズ低減画像Dを生成する。また、次のステップS403において、主制御部20は、中間合成画像C及び単純合成画像Fの対応する各画素の画素値の差分の絶対値d’を算出する。
次のステップS405において、主制御部20は、各画素の画素値の差分の絶対値d’に基づいて、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cを合成する際にノイズ低減画像Dに重み付けを行うための第2加重係数w’を画素毎に導出する。
図13は、第4実施形態に係るデジタルカメラ1における画素値の差分の絶対値d’と第2加重係数w’との関係の一例を示すグラフである。図13においては横軸が画素値の差分の絶対値d’、縦軸が第2加重係数w’に設定されている。図13に示すように、第2加重係数w’は0から1までの値であり、画素値の差分の絶対値d’が0から第5所定値d5までの値である場合には第2加重係数w’が0となり、画素値の差分の絶対値d’が第6所定値d6(d5<d6)以上の値である場合には第2加重係数w’が1となり、かつ、画素値の差分の絶対値d’が第5所定値d5から第6所定値d6までの値である場合には、画素値の差分の絶対値d’が大きくなるほど第2加重係数w’が比例して大きくなるような0から1までの間での値となる。
この場合には、第1実施形態と異なり、画素値の差分の絶対値d’が小さい場合には、中間合成画像Cにおける合成によるノイズ低減効果が高い領域であるため、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成の際のノイズ低減画像Dの第2加重係数w’を0とし、中間合成画像Cの加重係数(1−w’)を1として、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの重みを同等にする。一方、画素値の差分の絶対値dが大きい場合には、中間合成画像Cにおける合成によるノイズ低減効果が低い領域であるため、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成の際のノイズ低減画像Dの第2加重係数w’を1とし、中間合成画像Cの加重係数(1−w’)を0として、ノイズ低減画像Dの重みを大きくする。また、ノイズ低減画像Dの重みが大きい領域と中間合成画像Cの重みが大きい領域との境界をぼかすために、画素値の差分の絶対値d’が第3所定値d3から第4所定値d4までの第2加重係数w’の値を滑らかに変化させている。
なお、図13に示す画素値の差分の絶対値d’と第2加重係数w’との関係は一例であり、画素値の差分の絶対値d’と第2加重係数w’との関係は、画素値の差分の絶対値d’が小さい場合にはノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの重みを同等とし、画素値の差分の絶対値dが大きい場合にはノイズ低減画像Dの重みを重くするようなグラフであれば良い。
次のステップS129において、ステップS127によって導出された第2加重係数w’に基づいてノイズ低減画像Dと中間合成画像Cとを合成して、最終合成画像Eを生成して、撮影制御処理を終了する。ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成画像は、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cにおいて相互に対応する各画素について、画素値の加重平均を算出することにより得られる。
このようにして第4実施形態に係るデジタルカメラ1では、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
〔第5実施形態〕
第5実施形態に係るデジタルカメラ1について説明する。
第5実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1実施形態に係るデジタルカメラ1と同様に、図1及び図2に示す構成を有する。なお、第1実施形態乃至第4実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第5実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1実施形態のステップS127において中間合成画像C及びノイズ低減画像Dを合成する際の第2加重係数w’を導出する際に、第1加重係数wに基づいて第2加重係数w’を導出するものである。すなわち、上記(5)式に示すように、第1加重係数wの値が大きいほど中間合成画像Cにおける基準画像Aの重みが大きくノイズ低減効果が低いことを表している。そこで、第5実施形態に係るデジタルカメラ1は、第2加重係数w’を第1加重係数wに応じて導出する。
図14は、第5実施形態に係るデジタルカメラ1により実行される撮影制御処理プログラムの流れを示すフローチャートである。当該撮影制御処理プログラムは、レリーズボタン11が半押し操作されたタイミングでデジタルカメラ1の主制御部20により実行され、内部メモリ27に予め記憶されている。
始めに、上述したステップS101乃至S123の処理を行う。そして、次のステップS501において、主制御部20は、ステップS115において導出した、基準画像A及び変形させた非基準画像Bを合成する際の第1加重係数wに基づいて、中間合成画像C及びノイズ低減画像Dを合成する際の第2加重係数w’を導出する。
図15は、第5実施形態に係るデジタルカメラ1における第1加重係数wと第2加重係数w’との関係の一例を示すグラフである。図15においては横軸が第1加重係数w、縦軸が第2加重係数w’に設定されている。図15に示すように、第2加重係数w’は0から1までの値であり、第1加重係数wが0から第7所定値d7(ここでは、0.5)までの値である場合には第2加重係数w’が0となり、第1加重係数wが第8所定値d8以上の値である場合には第2加重係数w’が1となり、かつ、第1加重係数wが第7所定値d7から第8所定値d8(d7<d8)までの値である場合には、第1加重係数wが大きくなるほど第2加重係数w’が比例して大きくなるような0から1までの間での値となる。
第1加重係数wが小さい場合には、中間合成画像Cにおける合成によるノイズ低減効果が高い領域であるため、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成の際のノイズ低減画像Dの第2加重係数w’を0とし、ノイズ低減画像Dの重みを小さくする。一方、画素値の差分の絶対値dが大きい場合には、中間合成画像Cにおける合成によるノイズ低減効果が低い領域であるため、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成の際のノイズ低減画像Dの第2加重係数w’を1とし、ノイズ低減画像Dの重みを大きくする。また、ノイズ低減画像Dの重みが大きい領域と中間合成画像Cの重みが大きい領域との境界をぼかすために、画素値の差分の絶対値d’が第3所定値d3から第4所定値d4までの第2加重係数w’の値を滑らかに変化させている。
なお、図15に示す第1加重係数wと第2加重係数w’との関係との関係は一例であり、第1加重係数wと第2加重係数w’との関係は、第1加重係数wが小さい場合にはノイズ低減画像Dの重みを小さくし、画素値の差分の絶対値dが大きい場合にはノイズ低減画像Dの重みを大きくするようなグラフであれば良い。
次のステップS129において、ステップS127によって導出された第2加重係数w’に基づいてノイズ低減画像Dと中間合成画像Cとを合成して、最終合成画像Eを生成して、撮影制御処理を終了する。ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成画像は、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cにおいて相互に対応する各画素について、画素値の加重平均を算出することにより得られる。
すなわち、中間画像の各画素の画素値は、ノイズ低減画像D、中間合成画像C、最終合成画像Eの画素値をimg’[1]、mixとすると、以下の(6)式によって計算される。
〔数6〕
mix_f = w’ × img’[1] + (1-w’) × mix[N-1] …(6)
上記(6)式によって合成画像の各画素の画素値が計算され、図7に示すように、ノイズ低減画像D及び中間合成画像Cの合成画像として最終合成画像Eが生成される。
このようにして第5実施形態に係るデジタルカメラ1では、算出済みの第1加重係数wから第2加重係数w’を算出するようにしたので、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる上に、処理速度を向上させることができる。
以上、本発明の撮影装置の実施形態として、デジタルカメラについて説明してきたが、撮影装置の構成はこれに限定されない。本発明のその他の撮影装置としては、例えば、内蔵型又は外付け型のPC(パーソナルコンピュータ)用カメラ、或いは、以下に説明するような、撮影機能を有する携帯端末装置とすることができる。
本発明の撮影装置の一実施形態である携帯端末装置としては、例えば、携帯電話機やスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型ゲーム機が挙げられる。以下、スマートフォンを例に挙げ、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図16は、実施形態に係る撮影装置の一実施形態であるスマートフォン70の外観を示す図である。図16に示すスマートフォン70は、平板状の筐体72を有し、筐体72の一方の面に表示部としての表示パネル74Aと、入力部としての操作パネル74Bとが一体となった表示入力部74を備えている。また、係る筐体72は、スピーカ76と、マイクロホン78と、操作部80と、カメラ部82とを備えている。なお、筐体72の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図17は、図16に示すスマートフォン70の構成を示すブロック図である。図17に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部84と、表示入力部74と、通話部86と、操作部80と、カメラ部82と、記憶部88と、外部入出力部90と、GPS(Global Positioning System)受信部92と、モーションセンサ部94と、電源部96と、主制御部98とを備える。また、スマートフォン70の主たる機能として、基地局装置と移動通信網とを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部84は、主制御部98の指示にしたがって、移動通信網に収容された基地局装置に対し無線通信を行うものである。係る無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部74は、主制御部98の制御により、画像(静止画像および動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル74Aと、操作パネル74Bとを備える。
表示パネル74Aは、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro-Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。操作パネル74Bは、表示パネル74Aの表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指や尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。係るデバイスをユーザの指や尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部98に出力する。次いで、主制御部98は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル74A上の操作位置(座標)を検出する。
図16に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示しているスマートフォン70の表示パネル74Aと操作パネル74Bとは一体となって表示入力部74を構成しているが、操作パネル74Bが表示パネル74Aを完全に覆うような配置となっている。係る配置を採用した場合、操作パネル74Bは、表示パネル74A外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル74Bは、表示パネル74Aに重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル74Aに重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル74Aの大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル74Bが、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。更に、外縁部分の幅は、筐体72の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル74Bで採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部86は、スピーカ76やマイクロホン78を備え、マイクロホン78を通じて入力されたユーザの音声を主制御部98にて処理可能な音声データに変換して主制御部98に出力したり、無線通信部84あるいは外部入出力部90により受信された音声データを復号してスピーカ76から出力するものである。また、図16に示すように、例えば、スピーカ76を表示入力部74が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン78を筐体72の側面に搭載することができる。
操作部80は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図16に示すように、操作部80は、スマートフォン70の筐体72の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部88は、主制御部98の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部88は、スマートフォン内蔵の内部記憶部88Aと着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部88Bにより構成される。なお、記憶部88を構成するそれぞれの内部記憶部88Aと外部記憶部88Bは、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部90は、スマートフォン70に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394など)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA(登録商標))、UWB(登録商標)(Ultra Wideband)、ジグビー(ZigBee(登録商標)など)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン70に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるPDA、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどがある。外部入出力部は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン70の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン70の内部のデータが外部機器に伝送されるようにすることができる。
GPS受信部92は、主制御部98の指示にしたがって、GPS衛星ST1〜STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、当該スマートフォン70の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部92は、無線通信部84や外部入出力部90(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部94は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部98の指示にしたがって、スマートフォン70の物理的な動きを検出する。スマートフォン70の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン70の動く方向や加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部98に出力されるものである。
電源部96は、主制御部98の指示にしたがって、スマートフォン70の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部98は、マイクロプロセッサを備え、記憶部88が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、スマートフォン70の各部を統括して制御するものである。また、主制御部98は、無線通信部84を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部88が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部98が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部90を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、Webページを閲覧するWebブラウジング機能などがある。
また、主制御部98は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部74に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部98が、上記画像データを復号し、係る復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部74に表示する機能のことをいう。
更に、主制御部98は、表示パネル74Aに対する表示制御と、操作部80、操作パネル74Bを通じたユーザ操作を検出する操作検出制御とを実行する。
表示制御の実行により、主制御部98は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成するためのウィンドウを表示したりする。なお、スクロールバーとは、表示パネル74Aの表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部98は、操作部80を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル74Bを通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
更に、操作検出制御の実行により主制御部98は、操作パネル74Bに対する操作位置が、表示パネル74Aに重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル74Aに重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル74Bの感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部98は、操作パネル74Bに対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部82は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge-Coupled Device)などの撮像素子を用いて電子撮影するデジタルカメラである。また、カメラ部82は、主制御部98の制御により、撮像によって得た画像データを例えばJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)などの圧縮した画像データに変換し、記憶部88に記録したり、入出力部90や無線通信部84を通じて出力したりすることができる。図16に示すにスマートフォン70において、カメラ部82は表示入力部74と同じ面に搭載されているが、カメラ部82の搭載位置はこれに限らず、表示入力部74の背面に搭載されてもよいし、あるいは、複数のカメラ部82が搭載されてもよい。なお、複数のカメラ部82が搭載されている場合には、撮影に供するカメラ部82を切り替えて単独にて撮影したり、あるいは、複数のカメラ部82を同時に使用して撮影したりすることもできる。
また、カメラ部82はスマートフォン70の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル74Aにカメラ部82で取得した画像を表示することや、操作パネル74Bの操作入力のひとつとして、カメラ部82の画像を利用することができる。また、GPS受信部92が位置を検出する際に、カメラ部82からの画像を参照して位置を検出することもできる。更には、カメラ部82からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン70のカメラ部82の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部82からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部92により取得した位置情報、マイクロホン78により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部94により取得した姿勢情報等などを付加して記憶部88に記録したり、入出力部90や無線通信部84を通じて出力したりすることもできる。

Claims (12)

  1. 同一被写体を複数回撮影して得られた複数の画像を取得する画像取得手段と、
    前記複数の画像の何れか1つの画像を基準画像として選択する基準画像選択手段と、
    前記基準画像選択手段により選択されなかった非基準画像について、同一の被写体像の位置を前記基準画像と対応させて変形した変形画像を生成する変形画像生成手段と、
    前記基準画像に対してノイズを低減する処理を行ってノイズ低減画像を生成するノイズ低減画像生成手段と、
    前記基準画像と前記非基準画像との対応する画素間の画素値の第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を大きく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行い中間合成画像を生成する中間合成画像生成手段と、
    前記基準画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を小さく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記中間合成画像と前記ノイズ低減画像との合成処理を行い最終画像を生成する最終画像生成手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記中間合成画像生成手段は、前記第1の差の絶対値が前記第1閾値より大きく前記第1閾値より大きい第2閾値以下である場合には、当該第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を徐々に大きくなるように設定して、前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行う
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記最終画像生成手段は、前記第2の差の絶対値が第3閾値より大きく前記第3閾値より大きい第4閾値以下である場合には、当該第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を徐々に小さくなるように設定して、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行う
    請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記ノイズ低減画像生成手段は、前記中間合成画像生成手段による合成処理の回数が多いほどノイズを低減する強度が大きくなるようにノイズ低減画像を生成する
    請求項1乃至3の何れか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記ノイズ低減画像生成手段は、前記中間合成画像における前記基準画像の重みが重いほどノイズを低減する強度が小さくなるようにノイズ低減画像を生成する
    請求項1乃至3の何れか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記複数の画像の各々を、全ての画像が同一の重みとなるように合成した単純合成画像を生成する単純合成画像生成手段をさらに備え、
    前記最終画像生成手段は、前記単純合成画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第3の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を大きく設定し、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行う
    請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記最終画像生成手段は、前記第3の差の絶対値が第5閾値より大きく前記第5閾値より大きい第6閾値以下である場合には、当該差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を徐々に大きくなるように設定して、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行う
    請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記最終画像生成手段は、前記中間合成画像における前記基準画像の重みが重いほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を大きく設定し、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行う
    請求項1記載の画像処理装置。
  9. 前記最終画像生成手段は、前記中間合成画像における前記基準画像の重みが第7閾値より大きく前記第7閾値より大きい第8閾値以下である場合には、前記中間合成画像における前記基準画像の重みが重いほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を徐々に大きくなるように設定して、前記ノイズ低減画像と前記中間合成画像との合成処理を行う
    請求項8記載の画像処理装置。
  10. 被写体を撮影する撮影手段と、
    請求項1乃至9の何れか1項記載の画像処理装置とを備え、
    前記取得手段は、前記撮影手段により同一被写体を複数回撮影して得られた画像を取得する撮影装置。
  11. コンピュータを、
    同一被写体を複数回撮影して得られた複数の画像を取得する画像取得手段と、
    前記複数の画像の何れか1つの画像を基準画像として選択する基準画像選択手段と、
    前記基準画像選択手段により選択されなかった非基準画像について、同一の被写体像の位置を前記基準画像と対応させて変形した変形画像を生成する変形画像生成手段と、
    前記基準画像に対してノイズを低減する処理を行ってノイズ低減画像を生成するノイズ低減画像生成手段と、
    前記基準画像と前記非基準画像との対応する画素間の画素値の第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を大きく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行い中間合成画像を生成する中間合成画像生成手段と、
    前記基準画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を小さく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記中間合成画像と前記ノイズ低減画像との合成処理を行い最終画像を生成する最終画像生成手段と、
    として機能させるためのプログラム。
  12. 同一被写体を複数回撮影して得られた複数の画像を取得する画像取得ステップと、
    前記複数の画像の何れか1つの画像を基準画像として選択する基準画像選択ステップと、
    前記基準画像選択ステップにより選択されなかった非基準画像について、同一の被写体像の位置を前記基準画像と対応させて変形した変形画像を生成する変形画像生成ステップと、
    前記基準画像に対してノイズを低減する処理を行ってノイズ低減画像を生成するノイズ低減画像生成ステップと、
    前記基準画像と前記非基準画像との対応する画素間の画素値の第1の差の絶対値が大きいほど前記変形画像に対する前記基準画像の重み係数を大きく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記基準画像と前記変形画像との合成処理を行い中間合成画像を生成する中間合成画像生成ステップと、
    前記基準画像と前記中間合成画像との対応する画素間の画素値の第2の差の絶対値が大きいほど前記中間合成画像に対する前記ノイズ低減画像の重み係数を小さく設定し、該設定した画素毎の重み係数に基づいて前記中間合成画像と前記ノイズ低減画像との合成処理を行い最終画像を生成する最終画像生成ステップと、
    を備えた画像処理方法。
JP2014507456A 2012-03-30 2013-01-09 画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法 Expired - Fee Related JP5567235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014507456A JP5567235B2 (ja) 2012-03-30 2013-01-09 画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012080949 2012-03-30
JP2012080949 2012-03-30
JP2014507456A JP5567235B2 (ja) 2012-03-30 2013-01-09 画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法
PCT/JP2013/050243 WO2013145799A1 (ja) 2012-03-30 2013-01-09 画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5567235B2 JP5567235B2 (ja) 2014-08-06
JPWO2013145799A1 true JPWO2013145799A1 (ja) 2015-12-10

Family

ID=49259085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014507456A Expired - Fee Related JP5567235B2 (ja) 2012-03-30 2013-01-09 画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9235916B2 (ja)
JP (1) JP5567235B2 (ja)
CN (1) CN104205804B (ja)
WO (1) WO2013145799A1 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192487A1 (ja) * 2013-05-29 2014-12-04 日本電気株式会社 多眼撮像システム、取得画像の合成処理方法、及びプログラム
JP5953285B2 (ja) * 2013-11-11 2016-07-20 富士フイルム株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
EP3179716B1 (en) * 2014-08-27 2019-10-09 Huawei Technologies Co., Ltd. Image processing method, computer storage medium, device, and terminal
JP6452414B2 (ja) * 2014-12-03 2019-01-16 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム
GB2536430B (en) * 2015-03-13 2019-07-17 Imagination Tech Ltd Image noise reduction
GB2536429B (en) * 2015-03-13 2018-01-10 Imagination Tech Ltd Image noise reduction
CN107683403B (zh) * 2015-06-09 2020-05-05 富士胶片株式会社 距离图像获取装置以及距离图像获取方法
TWI598847B (zh) 2015-10-27 2017-09-11 東友科技股份有限公司 影像接合方法
JP2017092909A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 株式会社東芝 撮像装置、画像処理装置およびプログラム
CN105491358B (zh) * 2015-11-26 2018-11-16 努比亚技术有限公司 一种图像处理方法及装置、终端
TW201742001A (zh) * 2016-05-30 2017-12-01 聯詠科技股份有限公司 影像雜訊估測方法及裝置與影像擷取裝置
US10475215B2 (en) * 2016-09-23 2019-11-12 Carestream Health, Inc. CBCT image processing method
CN107220951A (zh) * 2017-05-31 2017-09-29 广东欧珀移动通信有限公司 人脸图像降噪方法、装置、存储介质及计算机设备
CN107330867B (zh) 2017-06-16 2020-02-18 Oppo广东移动通信有限公司 图像合成方法、装置、计算机可读存储介质和计算机设备
CN111050646B (zh) * 2017-09-01 2023-02-28 株式会社岛津制作所 图像处理装置
US20200099862A1 (en) * 2018-09-21 2020-03-26 Qualcomm Incorporated Multiple frame image stabilization
CN109889695A (zh) * 2019-02-27 2019-06-14 努比亚技术有限公司 一种图像区域确定方法、终端及计算机可读存储介质
CN109951634B (zh) * 2019-03-14 2021-09-03 Oppo广东移动通信有限公司 图像合成方法、装置、终端及存储介质
JP6562492B1 (ja) * 2019-05-16 2019-08-21 株式会社モルフォ 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
CN110827219B (zh) * 2019-10-31 2023-04-07 北京小米智能科技有限公司 图像处理模型的训练方法、装置及介质
CN111401411B (zh) * 2020-02-28 2023-09-29 北京小米松果电子有限公司 获取样本图像集的方法及装置
JP2022159844A (ja) * 2021-04-05 2022-10-18 キヤノン株式会社 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
US11330145B1 (en) 2021-06-10 2022-05-10 Bank Of America Corporation Image processing edge device for document noise removal
CN116862918B (zh) * 2023-09-05 2023-11-24 浙江奔月电气科技有限公司 基于人工智能的环网柜内部凝露实时检测方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5517242A (en) * 1993-06-29 1996-05-14 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Image sensing device having expanded dynamic range
JP3539539B2 (ja) * 1998-04-28 2004-07-07 シャープ株式会社 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP4272443B2 (ja) * 2003-02-05 2009-06-03 パナソニック株式会社 画像処理装置および画像処理方法
CN101222584A (zh) * 2007-01-12 2008-07-16 三洋电机株式会社 晃动检测装置、晃动修正装置及方法
JP5112104B2 (ja) * 2008-02-15 2013-01-09 オリンパス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2010141653A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Sanyo Electric Co Ltd 画像処理装置及び撮像装置
JP4727720B2 (ja) * 2008-12-31 2011-07-20 株式会社モルフォ 画像処理方法および画像処理装置
JP2010200178A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Olympus Corp 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムが格納されたプログラム記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
CN104205804B (zh) 2016-05-25
JP5567235B2 (ja) 2014-08-06
US9235916B2 (en) 2016-01-12
CN104205804A (zh) 2014-12-10
WO2013145799A1 (ja) 2013-10-03
US20150010247A1 (en) 2015-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5567235B2 (ja) 画像処理装置、撮影装置、プログラム及び画像処理方法
US9578260B2 (en) Digital photographing apparatus and method of controlling the digital photographing apparatus
JP5694607B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法、並びにプログラム
US10095004B2 (en) Imaging apparatus and focusing control method
JP4513903B2 (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法
US20180007292A1 (en) Imaging device, imaging method, and image processing device
JP5901782B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP6086975B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP5903528B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法
WO2015141084A1 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5923595B2 (ja) 画像処理装置及び方法並びに撮像装置
JP7112529B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
JP7110406B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
JPWO2018066454A1 (ja) 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
WO2013136602A1 (ja) プロジェクタ付き撮影装置及びその撮影制御方法
JP5832673B2 (ja) 撮像装置およびその動作制御方法
JP5901780B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP5182395B2 (ja) 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム
CN107085841B (zh) 一种图片拉焦处理方法及终端
JP5932862B2 (ja) デジタルカメラの撮像方法及びコンピュータが実行可能なプログラム
JP6810298B2 (ja) 画像位置合わせ補助装置、方法及びプログラム並びに撮像装置
WO2020003944A1 (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
KR101611303B1 (ko) 영상 촬영 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5567235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees