JPWO2013129418A1 - 移動通信システム、移動通信方法及び無線基地局 - Google Patents

移動通信システム、移動通信方法及び無線基地局 Download PDF

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Abstract

移動通信システムは、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信するシステムである。前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、前記取得部によって取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するインタフェースとを備える。前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを前記無線端末に通知する通知部を備える。

Description

本発明は、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システム、移動通信システムで用いる移動通信方法及び無線基地局に関する。
従来、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システムが知られている。このような移動通信システムでは、複数の無線基地局で受信する上りリンク信号の選択合成が行われる。
例えば、LTE(Long Term Evolution)では、上りリンク信号は、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を介して送信される。上りリンク信号の送信電力制御は、無線端末と無線基地局との間のパスロスに基づいて行われる。
しかしながら、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システムにおいて、複数の無線基地局のいずれかの無線基地局と無線端末との間のパスロスに基づいて上りリンク信号の送信電力制御が行われると、上りリンク信号の送信電力が過剰になるケースが考えられる。
例えば、無線基地局として、ピコセルを管理する無線基地局(以下、ピコ基地局)とマクロセルを管理する無線基地局(以下、マクロ基地局)とが混在しており、マクロ基地局と無線端末との間のパスロスに基づいて上りリンク信号の送信電力制御が行われるケースについて考える。このようなケースにおいて、無線端末が、マクロ基地局から離れており、かつ、ピコ基地局の近傍に位置する場合に、ピコ基地局にとって、上りリンク信号の送信電力が過剰である。
3GPP TS36.300 V9.4.0
第1の特徴に係る移動通信システムは、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信するシステムである。前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、前記取得部によって取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するインタフェースとを備える。前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを前記無線端末に通知する通知部を備える。
第1の特徴において、前記通知部を備える無線基地局は、前記無線端末に対して無線リソースを割当てる無線基地局である。
第1の特徴において、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスは、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、最小のパスロスである。
第1の特徴において、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスは、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、所定数のパスロスの逆数の和の逆数である。
第1の特徴において、前記所定数のパスロスは、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、小さい方から順に選択される。
第2の特徴に係る移動通信システムは、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信するシステムである。前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、
前記取得部によって取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するインタフェースとを備える。前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を示す情報を前記無線端末に通知する通知部を備える。
第2の特徴において、前記通知部を備える無線基地局は、前記無線端末に対して無線リソースを割当てる無線基地局である。
第2の特徴において、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、最小のパスロスに対応する無線基地局である。
第2の特徴において、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、小さい方から順に選択される所定数のパスロスに対応する無線基地局である。
第3の特徴に係る移動通信方法は、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する方法である。移動通信方法は、前記複数の無線基地局のそれぞれが、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得するステップAと、前記複数の無線基地局のそれぞれが、前記ステップAで取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するステップBと、前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局が、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを前記無線端末に通知するステップCとを備える。
第4の特徴に係る移動通信方法は、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する方法である。移動通信方法は、前記複数の無線基地局のそれぞれが、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得するステップAと、前記複数の無線基地局のそれぞれが、前記ステップAで取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するステップBと、前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局が、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を示す情報を前記無線端末に通知するステップCとを備える。
第5の特徴に係る無線基地局は、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システムで用いる。無線基地局は、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、前記複数の無線基地局のうち、自局以外の他の無線基地局から、前記他の無線基地局と前記無線端末との間のパスロスを取得するインタフェースと、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを前記無線端末に通知する通知部を備える。
第6の特徴に係る無線基地局は、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システムで用いる。無線基地局は、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、前記複数の無線基地局のうち、自局以外の他の無線基地局から、前記他の無線基地局と前記無線端末との間のパスロスを取得するインタフェースと、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を示す情報を前記無線端末に通知する通知部を備える。
図1は、第1実施形態に係る移動通信システム100を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る無線フレームを示す図である。 図3は、第1実施形態に係る無線リソースを示す図である。 図4は、第1実施形態に係る適用ケースを示す図である。 図5は、第1実施形態に係る無線基地局110を示すブロック図である。 図6は、第1実施形態に係るUE10を示すブロック図である。 図7は、第1実施形態に係る移動通信システム100の動作を示すシーケンス図である。 図8は、変更例1に係る移動通信システム100の動作を示すシーケンス図である。
以下において、本発明の実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
第1に、実施形態に係る移動通信システムは、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信するシステムである。前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、前記取得部によって取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するインタフェースとを備える。前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを前記無線端末に通知する通知部を備える。
実施形態では、複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、複数の無線基地局のそれぞれと無線端末との間のパスロスに応じて、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを無線端末に通知する。すなわち、無線端末は、無線基地局から通知されたパスロスに基づいて、上りリンク信号の送信電力制御を行う。これによって、上りリンク信号の送信電力が過剰である状態が回避され、上りリンク信号の送信電力を適切に制御することができる。
第2に、実施形態に係る移動通信システムは、無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信するシステムである。前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、前記取得部によって取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するインタフェースとを備える。前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を示す情報を前記無線端末に通知する通知部を備える。
実施形態では、複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、複数の無線基地局のそれぞれと無線端末との間のパスロスに応じて、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を示す情報を無線端末に通知する。すなわち、無線端末は、無線基地局から通知された情報に基づいて、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を特定し、特定された無線基地局と自局との間のパスロスに基づいて、上りリンク信号の送信電力制御を行う。これによって、上りリンク信号の送信電力が過剰である状態が回避され、上りリンク信号の送信電力を適切に制御することができる。
[第1実施形態]
(移動通信システム)
以下において、第1実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る移動通信システム100を示す図である。
図1に示すように、移動通信システム100は、無線端末10(以下、UE10)と、コアネットワーク50とを含む。また、移動通信システム100は、第1通信システムと第2通信システムとを含む。
第1通信システムは、例えば、LTE(Long Term Evolution)に対応する通信システムである。第1通信システムは、例えば、基地局110A(以下、MeNB110A)と、ホーム基地局110B(以下、HeNB110B)と、ホーム基地局ゲートウェイ120B(以下、HeNB−GW120B)と、MME130とを有する。
なお、第1通信システムに対応する無線アクセスネットワーク(E−UTRAN;Evoled Universal Terrestrial Radio Access Network)は、MeNB110A、HeNB110B及びHeNB−GW120Bによって構成される。
第2通信システムは、例えば、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)に対応する通信システムである。第2通信システムは、基地局210A(以下、MNB210A)と、ホーム基地局210B(以下、HNB210B)と、RNC220Aと、ホーム基地局ゲートウェイ220B(以下、HNB−GW220B)と、SGSN230とを有する。
なお、第2通信システムに対応する無線アクセスネットワーク(UTRAN;Universal Terrestrial Radio Access Network)は、MNB210A、HNB210B、RNC220A、HNB−GW220Bによって構成される。
UE10は、第2通信システム或いは第1通信システムと通信を行うように構成された装置(User Equipment)である。例えば、UE10は、MeNB110A及びHeNB110Bと無線通信を行う機能を有する。或いは、UE10は、MNB210A及びHNB210Bと無線通信を行う機能を有する。
MeNB110Aは、一般セル111Aを管理しており、一般セル111Aに存在するUE10と無線通信を行う装置(evolved NodeB)である。
HeNB110Bは、特定セル111Bを管理しており、特定セル111Bに存在するUE10と無線通信を行う装置(Home evolved NodeB)である。
HeNB−GW120Bは、HeNB110Bに接続されており、HeNB110Bを管理する装置(Home evolved NodeB Gateway)である。
MME130は、MeNB110Aと接続されており、MeNB110Aと無線接続を設定しているUE10の移動性を管理する装置(Mobility Management Entity)である。また、MME130は、HeNB−GW120Bを介してHeNB110Bと接続されており、HeNB110Bと無線接続を設定しているUE10の移動性を管理する装置である。
MNB210Aは、一般セル211Aを管理しており、一般セル211Aに存在するUE10と無線通信を行う装置(NodeB)である。
HNB210Bは、特定セル211Bを管理しており、特定セル211Bに存在するUE10と無線通信を行う装置(Home NodeB)である。
RNC220Aは、MNB210Aに接続されており、一般セル211Aに存在するUE10と無線接続(RRC Connection)を設定する装置(Radio Network Controller)である。
HNB−GW220Bは、HNB210Bに接続されており、特定セル211Bに存在するUE10と無線接続(RRC Connection)を設定する装置(Home NodeB Gateway)である。
SGSN230は、パケット交換ドメインにおいてパケット交換を行う装置(Serving GPRS Support Node)である。SGSN230は、コアネットワーク50に設けられる。図1では省略しているが、回線交換ドメインにおいて回線交換を行う装置(MSC;Mobile Switching Center)がコアネットワーク50に設けられていてもよい。
なお、一般セル及び特定セルは、UE10と無線通信を行う機能として理解すべきである。但し、一般セル及び特定セルは、セルのカバーエリアを示す用語としても用いられる。また、一般セル及び特定セルなどのセルは、セルで用いられる周波数、拡散コード又はタイムスロットなどによって識別される。
ここで、一般セルのカバーエリアは、特定セルのカバーエリアよりも広い。一般セルは、例えば、通信事業者によって提供されるマクロセルである。特定セルは、例えば、通信事業者以外の第三者によって提供されるフェムトセル又はホームセルである。但し、特定セルは、通信事業者によって提供されるCSG(Closed Subscriber Group)セル又はピコセルであってもよい。
なお、以下においては、第1通信システムについて主として説明する。但し、以下の記載が第2通信システムに適用されてもよい。
ここで、第1通信システムでは、下り方向の多重方式として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式が用いられており、上り方向の多重方式として、SC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。
また、第1通信システムでは、上り方向のチャネルとして、上り方向制御チャネル(PUCCH;Physical Uplink Control Channel)及び上り方向共有チャネル(PUSCH;Physical Uplink Shared Channel)などが存在する。また、下り方向のチャネルとして、下り方向制御チャネル(PDCCH;Physical Downlink Control Channel)及び下り方向共有チャネル(PDSCH;Physical Downlink Shared Channel)などが存在する。
上り方向制御チャネルは、制御信号を搬送するチャネルである。制御信号は、例えば、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、SR(Scheduling Request)、ACK/NACKなどである。
CQIは、下り方向の伝送に使用すべき推奨変調方式と符号化速度を通知する信号である。PMIは、下り方向の伝送の為に使用することが望ましいプリコーダマトリックスを示す信号である。RIは、下り方向の伝送に使用すべきレイヤ数(ストリーム数)を示す信号である。SRは、上り方向無線リソース(後述するリソースブロック)の割当てを要求する信号である。ACK/NACKは、下り方向のチャネル(例えば、PDSCH)を介して送信される信号を受信できたか否かを示す信号である。
上り方向共有チャネルは、制御信号(上述した制御信号を含む)又は/及びデータ信号を搬送するチャネルである。例えば、上り方向無線リソースは、データ信号にのみ割当てられてもよく、データ信号及び制御信号が多重されるように割当てられてもよい。
下り方向制御チャネルは、制御信号を搬送するチャネルである。制御信号は、例えば、Uplink SI(Scheduling Information)、Downlink SI(Scheduling Information)、TPCビットである。
Uplink SIは、上り方向無線リソースの割当てを示す信号である。Downlink SIは、下り方向無線リソースの割当てを示す信号である。TPCビットは、上り方向のチャネルを介して送信される信号の電力の増減を指示する信号である。
下り方向共有チャネルは、制御信号又は/及びデータ信号を搬送するチャネルである。例えば、下り方向無線リソースは、データ信号にのみ割当てられてもよく、データ信号及び制御信号が多重されるように割当てられてもよい。
なお、下り方向共有チャネルを介して送信される制御信号としては、TA(Timing Advance)が挙げられる。TAは、UE10とMeNB110Aとの間の送信タイミング補正情報であり、UE10から送信される上り方向信号に基づいてMeNB110Aによって測定される。
また、下り方向制御チャネル(PDCCH)、下り方向共有チャネル(PDSCH)以外のチャネルを介して送信される制御信号としては、ACK/NACKが挙げられる。ACK/NACKは、上り方向のチャネル(例えば、PUSCH)を介して送信される信号を受信できたか否かを示す信号である。
なお、一般セル及び特定セルは、報知チャネル(BCCH;Broadcast Control Channel)を介して報知情報を報知する。報知情報は、例えば、MIB(Master Information Block)やSIB(System Information Block)などの情報である。
(無線フレーム)
以下において、第1通信システムにおける無線フレームについて説明する。図2は、第1通信システムにおける無線フレームを示す図である。
図2に示すように、1つの無線フレームは、10のサブフレームによって構成されており、1つのサブフレームは、2つのスロットによって構成される。1つのスロットの時間長は、0.5msecであり、1つのサブフレームの時間長は、1msecであり、1つの無線フレームの時間長は、10msecである。
なお、1つのスロットは、下り方向において、複数のOFDMシンボル(例えば、6つのOFDMシンボル或いは7つのOFDMシンボル)によって構成される。同様に、1つのスロットは、上り方向において、複数のSC−FDMAシンボル(例えば、6つのSC−FDMAシンボル或いは7つのSC−FDMAシンボル)によって構成される。
(無線リソース)
以下において、第1通信システムにおける無線リソースについて説明する。図3は、第1通信システムにおける無線リソースを示す図である。
図3に示すように、無線リソースは、周波数軸及び時間軸によって定義される。周波数は、複数のサブキャリアによって構成されており、所定数のサブキャリア(12のサブキャリア)を纏めてリソースブロック(RB:Resource Block)と称する。時間は、上述したように、OFDMシンボル(又は、SC−FDMAシンボル)、スロット、サブフレーム、無線フレームなどの単位を有する。
ここで、無線リソースは、1リソースブロック毎に割当て可能である。また、周波数軸及び時間軸上において、複数のユーザ(例えば、ユーザ#1〜ユーザ#5)に対して分割して無線リソースを割当てることが可能である。
また、無線リソースは、MeNB110Aによって割当てられる。MeNB110Aは、CQI、PMI、RIなどに基づいて、各UE10に割当てられる。
(適用シーン)
以下において、第1実施形態に係る適用シーンについて説明する。図4は、第1実施形態に係る適用シーンを説明するための図である。図4では、無線基地局の一例として、MeNB110A及びHeNB110Bを例示する。
図4に示すように、UE10から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局(MeNB110A及びHeNB110B)で協調して受信する。複数の無線基地局で受信された上りリンク信号の選択合成が行われる。
第1実施形態では、UE10から送信される上りリンク信号は、例えば、上述した上り方向共有チャネル(PUSCH)を介して送信される。
ここで、UE10は、以下の式に従って、上りリンク信号(PUSCH)の送信電力(PPUSCH,c(i))を制御する。
Figure 2013129418
CMAX,c(i):無線端末の最大送信電力
PUSCH,c(i):サブフレームiにおけるPUSCHに割当てられるRB数
O_PUSCH,c(j):無線端末に固有の値であり、1RBあたりの送信電力の初期値
α(j):パスロスの補償係数
PL:パスロス
ΔTF,c(i):変調符号化方式(MCS)によって定まる送信電力の補正項
(i):無線基地局から無線端末に送信されるTPCコマンドによって定まる送信電力の補正項
ここで、PLは、“referenceSignalPower−RSRP”に従って算出されるパスロスである。RSRP(Reference Signal Received Power)は、無線基地局から送信される参照信号の受信電力である。
(無線基地局)
以下において、第1実施形態に係る無線基地局について説明する。図5は、第1実施形態に係る無線基地局110を示すブロック図である。無線基地局110は、MeNB110Aであってもよく、HeNB110Bであってもよい。
図5に示すように、無線基地局110は、受信部113と、送信部114と、インタフェース115と、制御部116と、割当部117とを有する。
受信部113は、無線基地局110によって管理されるセルと接続されたUE10から上りリンク信号を受信する。受信部113は、例えば、上り方向共有チャネル(PUSCH)を介して上りリンク信号を受信する。
送信部114は、無線基地局110によって管理されるセルと接続されたUE10に下りリンク信号を送信する。送信部114は、例えば、割当部117によって割当てられた無線リソース(スケジューリング情報)を送信する。送信部114は、例えば、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを送信する。すなわち、第1実施形態では、送信部114は、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスをUE10に通知する通知部を構成する。
インタフェース115は、バックホール・ネットワーク経由で他の無線基地局と通信を行うインタフェースである。インタフェース115は、無線基地局同士を直接的に接続するX2インタフェースである。或いは、インタフェース115は、無線基地局同士を上位ノード(例えば、MME130)経由で接続するS1インタフェースである。
制御部116は、無線基地局110の動作を制御する。第1実施形態において、制御部116は、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを特定する。
第1に、制御部116は、無線基地局110とUE10との間のパスロスを取得する取得部を構成する。制御部116は、上りリンク信号に基づいて、無線基地局110とUE10との間のパスロスを算出(推定)してもよい。或いは、制御部116は、下りリンク信号(例えば、参照信号)に基づいてUE10によって算出されたパスロスをUE10から取得してもよい。
第2に、制御部116は、上りリンク信号を協調して受信する他の無線基地局とUE10との間のパスロスを取得する。制御部116は、インタフェース115を介して他の無線基地局からパスロスを取得する。
第3に、制御部116は、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを特定する。ここで、上りリンク信号を協調して受信する複数の無線基地局のそれぞれとUE10との間のパスロスがPL、PL、PL、PLであるケースについて考える。但し、パスロスは、PL>PL>PL>PLの関係を有する。
(A)最小のパスロス
制御部116は、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスとして、最小のパスロスを特定してもよい。すなわち、制御部116は、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスとして、PLを特定する。
(B)所定数のパスロス
制御部116は、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスとして、所定数のパスロスの逆数の和の逆数を特定する。例えば、PL、PL、PL、PLの全てを用いる場合には、制御部116は、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスとして、1/{1/PL+1/PL+1/PL+1/PL}を特定する。
ここで、制御部116は、所定数のパスロスを小さい方から順に選択してもよい。例えば、所定数が”2”である場合には、制御部116は、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスとして、1/{1/PL+1/PL}を特定する。
上述したように、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスは、送信部114によってUE10に通知される。
割当部117は、無線基地局110によって管理されるセルと接続されたUE10に無線リソースを割当てる。
(無線端末)
以下において、第1実施形態に係る無線端末について説明する。図6は、第1実施形態に係るUE10を示すブロック図である。図6に示すように、UE10は、受信部11と、送信部12と、制御部13とを有する。
受信部11は、無線基地局110から下りリンク信号を受信する。受信部11は、例えば、無線基地局110によって割当てられた無線リソース(スケジューリング情報)を受信する。受信部11は、例えば、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを受信する。
送信部12は、無線基地局110に上りリンク信号を送信する。送信部12は、例えば、上り方向共有チャネル(PUSCH)を介して上りリンク信号を送信する。
制御部13は、UE10の動作を制御する。第1実施形態において、制御部13は、上りリンク信号(PUSCH)の送信電力を制御する。詳細には、制御部13は、以下の式に従って、上りリンク信号の送信電力(PPUSCH,c(i))を制御する。
Figure 2013129418
ここで、PLは、無線基地局110から通知されるパスロスであることに留意すべきである。
(移動通信システムの動作)
以下において、第1実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。図7は、第1実施形態に係る移動通信システム100の動作を示すシーケンス図である。
ここでは、UE10から送信される上りリンク信号をMeNB110A及びHeNB110Bで協調して受信するケースについて例示する。また、UE10に対して無線リソースを割当てる無線基地局がMeNB110Aである。
ステップ10Aにおいて、MeNB110Aは、MeNB110AとUE10との間のパスロスを取得する。MeNB110Aは、上りリンク信号に基づいて、MeNB110AとUE10との間のパスロスを算出(推定)してもよい。或いは、MeNB110Aは、下りリンク信号(例えば、参照信号)に基づいてUE10によって算出されたパスロスをUE10から取得してもよい。
同様に、ステップ10Bにおいて、HeNB110Bは、HeNB110BとUE10との間のパスロスを取得する。HeNB110Bは、上りリンク信号に基づいて、HeNB110BとUE10との間のパスロスを算出(推定)してもよい。或いは、HeNB110Bは、下りリンク信号(例えば、参照信号)に基づいてUE10によって算出されたパスロスをUE10から取得してもよい。
ステップ20Bにおいて、HeNB110Bは、HeNB110BとUE10との間のパスロスを示すパスロス情報をMeNB110Aに送信する。パスロス情報は、バックホール・ネットワーク(例えば、X2インタフェース又はS1インタフェース)を介して送信される。
ステップ30において、MeNB110Aは、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを特定する。MeNB110Aは、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスとして、上りリンク信号を協調して受信する無線基地局に対応するパスロスのうち、最小のパスロスを特定してもよい。或いは、MeNB110Aは、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスとして、上りリンク信号を協調して受信する無線基地局に対応するパスロスのうち、所定数のパスロスの逆数の和の逆数を特定してもよい。所定数のパスロスは、小さい方から順に選択されることが好ましい。
ステップ40において、MeNB110Aは、ステップ30で特定されたパスロスを示すパスロス情報をUE10に送信する。
ステップ50において、UE10は、上りリンク信号の送信電力を決定する。UE10は、以下の式に従って、上りリンク信号の送信電力(PPUSCH,c(i))を決定する。
Figure 2013129418
ここで、PLは、MeNB110Aから通知されるパスロスであることに留意すべきである。
ステップ60において、UE10は、ステップ50で決定された送信電力を用いて、MeNB110A及びHeNB110Bに上りリンク信号を送信する。MeNB110A及びHeNB110Bは、協調して上りリンク信号を受信する。
(作用及び効果)
第1実施形態では、無線基地局110(例えば、MeNB110A)は、複数の無線基地局のそれぞれとUE10との間のパスロスに応じて、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスをUE10に通知する。すなわち、UE10は、無線基地局110から通知されたパスロスに基づいて、上りリンク信号の送信電力制御を行う。これによって、上りリンク信号の送信電力が過剰である状態が回避され、上りリンク信号の送信電力を適切に制御することができる。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
具体的には、第1実施形態では、無線基地局110は、複数の無線基地局のそれぞれとUE10との間のパスロスに応じて、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスをUE10に通知する。
これに対して、変更例1では、無線基地局110は、複数の無線基地局のそれぞれとUE10との間のパスロスに応じて、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局をUE10に通知する。UE10は、無線基地局110から通知された無線基地局に対応するパスロスに基づいて、上りリンク信号の送信電力を制御する。
詳細には、変更例1において、無線基地局110は、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局として、最小のパスロスに対応する無線基地局を特定する。或いは、無線基地局110は、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局として、小さい方向から順に選択された所定数のパスロスに対応する無線基地局を特定する。無線基地局110は、特定された無線基地局をUE10に通知する。
(移動通信システムの動作)
以下において、変更例1に係る移動通信システムの動作について説明する。図8は、変更例1に係る移動通信システム100の動作を示すシーケンス図である。図8では、図7と同様の処理について同様のステップ番号が付されている。図7と同様の処理の説明については省略する。
図8に示すように、ステップ30において、MeNB110Aは、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を特定する。MeNB110Aは、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局として、上りリンク信号を協調して受信する無線基地局に対応するパスロスのうち、最小のパスロスに対応する無線基地局を特定してもよい。或いは、MeNB110Aは、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局として、上りリンク信号を協調して受信する無線基地局に対応するパスロスのうち、小さい方から順に選択された所定数のパスロスに対応する無線基地局を特定してもよい。
ステップ40において、MeNB110Aは、ステップ30で特定された無線基地局を示す無線基地局情報をUE10に送信する。
ここで、UE10は、最小のパスロスに対応する無線基地局が通知された場合には、通知された無線基地局とUE10との間のパスロスを測定して、測定されたパスロスに基づいて、上りリンク信号の送信電力を制御する。
或いは、UE10は、所定数のパスロスに対応する無線基地局が通知された場合には、通知された無線基地局とUE10との間のパスロスを測定して、測定されたパスロスの逆数の和の逆数に基づいて、上りリンク信号の送信電力を制御する。
(作用及び効果)
変更例1では、無線基地局110(例えば、MeNB110A)は、複数の無線基地局のそれぞれとUE10との間のパスロスに応じて、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局をUE10に通知する。すなわち、UE10は、無線基地局110から通知された情報に基づいて、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を特定し、特定された無線基地局と自局との間のパスロスに基づいて、上りリンク信号の送信電力制御を行う。これによって、上りリンク信号の送信電力が過剰である状態が回避され、上りリンク信号の送信電力を適切に制御することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、上りリンク信号を協調して受信する無線基地局は、MeNB110A及びHeNB110Bである。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。上りリンク信号を協調して受信する無線基地局は、複数のMeNB110Aであってもよい。或いは、上りリンク信号を協調して受信する無線基地局は、複数のHeNB110Bであってもよい。
実施形態では、上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを通知する無線基地局は、無線リソースをUE10に割当てる無線基地局(例えば、MeNB110A)である。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを通知する無線基地局は、上りリンク信号を協調して受信する無線基地局のいずれかであればよい。
同様に、上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を通知する無線基地局は、無線リソースをUE10に割当てる無線基地局(例えば、MeNB110A)である。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を通知する無線基地局は、上りリンク信号を協調して受信する無線基地局のいずれかであればよい。
なお、米国仮出願第61/604713号(2012年2月29日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明によれば、上りリンク信号の送信電力が過剰である状態が回避され、上りリンク信号の送信電力を適切に制御することができる。

Claims (13)

  1. 無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システムであって、
    前記複数の無線基地局のそれぞれは、
    前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するインタフェースとを備え、
    前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを前記無線端末に通知する通知部を備えることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記通知部を備える無線基地局は、前記無線端末に対して無線リソースを割当てる無線基地局であることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスは、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、最小のパスロスであることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  4. 前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスは、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、所定数のパスロスの逆数の和の逆数であるであることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 前記所定数のパスロスは、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、小さい方から順に選択されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  6. 無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システムであって、
    前記複数の無線基地局のそれぞれは、
    前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するインタフェースとを備え、
    前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を示す情報を前記無線端末に通知する通知部を備えることを特徴とする移動通信システム。
  7. 前記通知部を備える無線基地局は、前記無線端末に対して無線リソースを割当てる無線基地局であることを特徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  8. 前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、最小のパスロスに対応する無線基地局であることを特徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  9. 前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局は、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスのうち、小さい方から順に選択される所定数のパスロスに対応する無線基地局であることを特徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  10. 無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信方法であって、
    前記複数の無線基地局のそれぞれが、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得するステップAと、
    前記複数の無線基地局のそれぞれが、前記ステップAで取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するステップBと、
    前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局が、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを前記無線端末に通知するステップCとを備えることを特徴とする移動通信方法。
  11. 無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信方法であって、
    前記複数の無線基地局のそれぞれが、前記無線端末と自局との間のパスロスを取得するステップAと、
    前記複数の無線基地局のそれぞれが、前記ステップAで取得されたパスロスを他の無線基地局に通知するステップBと、
    前記複数の無線基地局の少なくとも1つの無線基地局が、前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を示す情報を前記無線端末に通知するステップCとを備えることを特徴とする移動通信方法。
  12. 無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システムで用いる無線基地局であって、
    前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、
    前記複数の無線基地局のうち、自局以外の他の無線基地局から、前記他の無線基地局と前記無線端末との間のパスロスを取得するインタフェースと、
    前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御に用いるパスロスを前記無線端末に通知する通知部を備えることを特徴とする無線基地局。
  13. 無線端末から送信される上りリンク信号を複数の無線基地局で協調して受信する移動通信システムで用いる無線基地局であって、
    前記無線端末と自局との間のパスロスを取得する取得部と、
    前記複数の無線基地局のうち、自局以外の他の無線基地局から、前記他の無線基地局と前記無線端末との間のパスロスを取得するインタフェースと、
    前記複数の無線基地局のそれぞれと前記無線端末との間のパスロスに応じて、前記上りリンク信号の送信電力制御で参照すべき無線基地局を示す情報を前記無線端末に通知する通知部を備えることを特徴とする無線基地局。
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