JPWO2013125061A1 - 通信システム、通信端末および通信方法 - Google Patents

通信システム、通信端末および通信方法 Download PDF

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Abstract

集中制御エリア内の端末20と分散制御エリア内の端末20のうちの少なくとも一部の端末の端末モードを、時分割で通信を行う時分割制御モードに設定し、時分割制御モード以外の集中制御エリア内の端末20を集中制御モードに設定し、時分割制御モード以外の分散制御エリア内の端末20を分散制御モードに設定し、時分割制御モードに設定された端末20は、通信が許可された通信期間に送信を行い、集中制御モードに設定された端末20および分散制御モードに設定された端末20は、通信期間に依存せずに通信を行う。

Description

本発明は、通信システム、通信端末および通信方法に関する。
テレメータリングや大規模工場内のモニタリングなど、特定小電力無線を使用した大規模ネットワークにおけるデータ収集が検討されている。これらのネットワークでは、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.15.4で規格化されているPHY(物理層)/MAC(Medium Access Control)が使用され、マルチホップにより広範囲、多数の端末からデータを収集する。IEEE802.15.4で規格化されている無線アクセス方式であるCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式では、各々の端末がパケット送信に先立ってバックオフ時間の待機と無線チャネルのキャリアセンスを行う。そして、キャリアセンスによりチャネルが使用中(チャネルビジー)であることを確認した場合は、再度バックオフ時間の待機を行う(非特許文献1参照)。
一方、集中制御型のアクセス方式と自律分散制御型のアクセス方式を、無線局毎、且つ、無線チャネル毎に時分割で適用するアクセス方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このアクセス方式では、親局として機能する場合は自局の制御に従い信号を伝送し、子局として機能する場合は親局の制御に従い信号を伝送する。無線局は、他の無線局と直接、または、他の一つ以上の無線局を介することで通信する。これにより、低遅延、低遅延ゆらぎ、高スループット、高いQoSの保証を実現する。
時分割制御を行う他の方式として、基地局、中継局および加入者局を備えるシステムにおいて、アップストリームをコンテンション期間とコンテンションフリー期間で構成するメディアアクセス制御方式が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このメディアアクセス制御方式では、コンテンション期間には加入者局から中継局にデータが送信され、コンテンションフリー期間に中継局から基地局へデータが送信される。これにより、中継局を介した加入者局と基地局の通信を可能にしている。
特開2002−325273号公報 特開2007−6199号公報
IEEE,"IEEE Std IEEE802.15.4",Sept. 2006
上記のように、ネットワークにおける干渉を軽減させる従来技術として、CSMA/CA方式や、時分割により、アクセス方式や通信可能なリンクを切替える方式などが提案されている。しかしながら、CSMA/CA方式では、端末数、通信頻度の増加に伴い干渉が増加するという問題がある。
一方、時分割によりアクセス方式や通信可能なリンクを切替える方式は、通信相手と直接通信するシングルホップや1つの中継局を経由する2ホップのネットワークに関するものが多く、3ホップ以上のマルチホップ環境について検討されているものは少ない。また、3ホップ以上のマルチホップ環境に適用し、全端末を時分割で動作させると、互いに干渉しない端末の通信まで禁止してしまう場合もあり、通信効率が低下する。さらに、通信エリアにより集中制御と分散制御を切替えた場合、集中制御と分散制御の境界付近において干渉が発生するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、マルチホップ環境において、集中制御と分散制御が混在する場合にスループットを向上させ、さらに、集中制御と分散制御の境界付近における干渉を軽減させることができる通信システム、通信端末および通信方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の通信端末を備え、親端末の制御に従い通信を実施する集中制御を実施する集中制御エリアと自律分散制御により通信を実施する分散制御を実施する分散制御エリアとを設定可能な通信システムであって、前記集中制御エリアと前記分散制御エリアの境界に位置する前記通信端末を含む前記通信端末の端末モードを、時分割で通信を行う時分割制御モードに設定し、前記時分割制御モード以外の前記集中制御エリア内の前記通信端末を集中制御モードに設定し、前記時分割制御モード以外の前記分散制御エリア内の前記通信端末を分散制御モードに設定し、前記時分割制御モードに設定された前記通信端末は、通信が許可された通信期間に送信を行い、前記集中制御モードに設定された前記通信端末および前記分散制御モードに設定された前記通信端末は、前記通信期間に依存せずに通信を行う、ことを特徴とする。
本発明にかかる通信システム、通信端末および通信方法は、マルチホップ環境において、集中制御と分散制御が混在する場合にスループットを向上させ、さらに、集中制御と分散制御の境界付近における干渉を軽減させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の端末の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の通信システムの構成例を示す図である。 図3は、図2に示した構成例における特定の経路について詳細を説明するための図である。 図4は、集中制御エリア内の端末の通信シーケンスの一例を示す図である。 図5は、分散制御エリア内の通信シーケンスの一例を示す図である。 図6は、実施の形態2の端末の構成例を示す図である。 図7は、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへの切替え手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、集中・分散制御混在ネットワークから分散制御ネットワークへの切替え手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態2の通信システムのネットワークトポロジの一例を示す図である。 図10は、一定期間に各端末が送信するパケット数の一例を示す図である。 図11は、各端末からの受信データ数と当該端末のホップ数の一例を示す図である。 図12は、実施の形態3の通信システムの構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる通信システム、通信端末および通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる端末(通信端末)の実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の端末は、制御部1、無線部2、アンテナ3、通信エリア管理部4、端末モード管理部5、及び送信期間管理部6を備える。
アンテナ3は、他の端末と無線通信するためのアンテナであり、送信信号を無線部2から受け取り電波として送出し、受信信号を無線部2へ渡す。無線部2は、制御部1から受け取った送信データに基づいて変調等を行って送信信号を生成し、受信信号の復調等を行い得られた受信データを制御部1へ渡す。制御部1は、送受信データの制御を行い、送信データを無線部2へ渡し、受信データを無線部2から受信する。また、通信エリア管理部4、端末モード管理部5、送信期間管理部6と連携し、適切な送信タイミング、通信方式を選択する。
通信エリア管理部4は、自端末が存在する通信エリア(集中制御エリアまたは分散制御エリア)について管理し、自端末が存在する通信エリアを判断して設定する。端末モード管理部5は、自端末の端末モードを管理し、自端末の端末モードを集中制御モード、分散制御モード、時分割制御モードのうちのいずれかに設定する。送信期間管理部6は、自端末の送信可能タイミングを管理し、時分割で動作する場合に送信可否を判断する。
図2は、本実施の形態において想定する通信システムの構成例を示す図である。なお、図2に示す通信システムの構成は一例であり、本実施の形態のアクセス制御方式及び端末を適用する通信システムの構成は図2の例に限定されない。図2に示すように、ネットワークは複数の端末(端末10および端末20)で構成され、端末20で発生したデータは直接、または、他の端末20が中継することで、端末10に送信される。なお、図2では、図の簡略化のため1つの端末20について符号を付しているが、端末10以外の図2に示したそれぞれの丸は、符号を付していないものも端末20である。端末20は、図1に構成を例示した本実施の形態の端末である。
端末10(データ収集端末)はデータを収集する任意の端末であり、通信システムを構成する端末20のうちの1つとして選択してもよいし、端末20としての機能以外の特定機能を含むGatewayのようなものを使用することも可能である。また、端末10は、集中制御において各端末20の送信を制御する親端末として機能する。なお、ここでは、各端末20から端末10への経路は構築済みとする。経路構築の方法に制約はなく、マルチホップネットワークにおける通常の経路構築方法を用いることができる。各端末20は、経路構築により端末10からのホップ数を把握し、端末モード管理部5は、端末10からのホップ数を保持しているとする。
また、ネットワークは端末10を中心に、集中制御エリアA1と分散制御エリアA2が設定されている。集中制御エリアA1内の通信は特定の端末が通信を集中制御することにより、互いの通信が干渉しない通信を行う。分散制御エリアA2では、各端末が自律分散的に動作する。そのため、送信タイミングや隠れ端末問題により、互いに干渉する可能性がある。
図3は、図2に示した構成例における特定の経路について詳細を説明するための図である。図3の端末10は、他の端末からデータを収集する端末であり、端末20は、端末10へ直接、または、他の端末を経由してデータを送信する。なお、図3では、2つの端末にのみ符号を付しているが、その間の丸も端末20を示している。端末20を示す丸のなかには、端末10からのホップ数が記載されている。
図3に示すように、ここでは、端末10からN(Nは1以上の整数)ホップ目までの端末は集中制御エリアA1内であるとし、N+1ホップ目以降の端末20を分散制御エリアA2内であるとする。端末21は、端末20のうちの1つであり、端末10からNホップ目となり、集中制御エリアA1内の分散制御エリアA2との境目に位置する端末である。
図4は、集中制御エリアA1内の端末(端末10および端末20)の通信シーケンスの一例を示す図である。以降、各端末間のリンクにおいて、端末10側の端末を上位端末、末端側の端末を下位端末とする。図4に示すように、集中制御エリアA1内の上位端末が集中制御エリアA1内の下位端末にPOLLINGを送信することで通信を開始する(ステップS1)。POLLINGにはDATAを要求する下位端末の識別子を含む。
POLLINGを受信した下位端末の内、指定された識別子の端末が上位端末へDATAを送信する(ステップS2)。なお、POLLINGを受信した下位端末が送信するデータを保持していない場合、ペイロードを含まないNULL DATAを送信することも、何も応答しないことも可能とする。なお、本実施の形態では、NULL DATAを送信するとして説明する。DATA、または、NULL DATAを受信した上位端末は、必要に応じてACK(Acknowlegement)を返信することで通信を完了する(ステップS3)。図4ではACKを単独パケットとして送信しているが、次に送信するPOLLINGにACK情報を含んで送信することにより、送信パケット数を削減することも可能である。なお、図3において集中制御エリアA1の最も下位端末となるNホップ目の端末(以下、Nホップ端末という)は、自端末からのPOLLINGは送信しない。
集中制御エリアA1内の各端末がPOLLINGを送信するタイミングは、集中制御エリアA1内の他の通信と干渉しないタイミングとする。他の通信と干渉しないタイミングで送信するための制御としては、データを収集する端末10が集中制御エリア内A1全体の通信を制御しても良いし、各端末が集中制御エリアA1内の端末と予め送信タイミングに関する情報を交換することで、自端末のPOLLING送信タイミングを制御しても良く、集中制御エリア内で互いの通信が干渉しないポーリング通信を行う方法については限定しない。また、上記では、各端末が直接通信する下位端末との通信をそれぞれPOLLINGにより集中制御する方法について説明したが、端末10が集中制御エリア内の任意の端末宛にPOLLINGを送信し、集中制御エリア内の端末が宛先の端末までPOLLINGを転送するようにしても良い。
図5は、分散制御エリアA2内の通信シーケンスの一例を示す図である。各端末20はCSMA/CAで動作し、送信するデータを保持する下位端末は、ランダムに決定されるバックオフ時間の待機とキャリアセンスを行う。キャリアセンスによりチャネルがあいていると判断した場合、下位端末は上位端末へDATAを送信する(ステップS11)。DATAを受信した上位端末は、必要に応じてACKを返信することで通信を完了する(ステップS12)。なお、詳細動作は非特許文献1に記載されている。
各端末では、端末モード管理部5が、図3に示すように端末モードを設定する。本実施の形態では、端末モードは、集中制御モード、分散制御モード、時分割制御モードの3つである。各端末は、集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の境界となる端末21(以下、境界端末という)の(端末10からの)ホップ数と各端末の境界端末からのホップ数とに基づいて、集中制御モード、分散制御モード、時分割制御モードの3つのモードのうちいずれかの端末モードに設定する。なお、境界端末の端末10からのホップ数、すなわちNは、あらかじめ設定されるまたは端末10から通知される等により、各端末20が把握しているとする。
集中制御モードに設定する端末は、端末10からN−3ホップまでの端末であり、これらの端末は常に集中制御(図4に示した手順)により通信を行う。
分散制御モードに設定する端末は、端末10からN+4ホップ以上の端末であり、常に分散制御(図5に示した手順)により通信を行う。
時分割制御モードに設定する端末は、集中制御モード、分散制御モード以外の端末であり、端末10からのホップ数がN−2ホップからN+3ホップまでの端末とする。各端末は自身が属する通信エリアの通信シーケンス(集中制御または分散制御)に従い通信するが、自端末から通信を開始可能なリンクは時分割により制御する。各端末は同期しているとし、各端末の送信期間管理部6は、一般通信期間と境界通信期間を所定の規則にしたがって時分割で切替え、各通信期間で許可されているリンクのみ通信するよう送信を制御する。
本実施の形態において、一般通信期間とは、同一通信エリア内(集中制御エリアA1内、または分散制御エリアA2内)の通信が可能な期間を示し、境界通信期間とは、集中制御エリアA1と分散制御エリアA2間の通信が可能な期間を示す。以降、端末10からM(Mは1以上の整数)ホップ目の端末をMホップ端末と表記する(例えば、端末10からN−1ホップ目の端末20をN−1ホップ端末とする)。一般通信期間に通信可能なリンクは、N−2ホップ端末とN−1ホップ端末間、N−1ホップ端末とNホップ端末間、N+1ホップ端末とN+2ホップ端末間、N+2ホップ端末とN+3ホップ端末間とし、N+1ホップ端末からのDATA送信を禁止する。なお、N−2ホップ端末とN−1ホップ端末間、N−1ホップ端末とNホップ端末間は集中制御エリアA1に属するため、図4に示す集中制御により通信を行う。また、N+1ホップ端末とN+2ホップ端末間、N+2ホップ端末とN+3ホップ端末間は分散制御エリアA2に属するため、図5に示す分散制御により通信を行う。
一方、境界通信期間に通信可能なリンクはNホップ端末とN+1ホップ端末間とし、N−2ホップ端末、N−1ホップ端末からのPOLLING送信、N+2ホップ端末、N+3ホップ端末からのDATA送信を禁止する。なお、このリンクは分散制御エリアに属するため、図5に示す分散制御により通信を行う。ただし、このリンクの通信は集中制御による通信も可能とする。
また、集中制御モードおよび分散制御モードの端末では、一般通信期間、境界通信期間のいずれにおいても通信可能である。
本実施の形態では、ホップ数に基づいて、集中制御モード、分散制御モード、時分割制御モードを設定する例を説明したが、ホップ数だけではなく受信電力を考慮して端末モードを設定することも可能である。例えば、時分割制御モードに設定する端末を、Nホップ端末とN+1ホップ端末間の通信に干渉を与える可能性のある端末とする。集中制御エリア内でNホップ端末とN+1ホップ端末間の通信に干渉する端末は、Nホップ端末の通信範囲内でありかつデータ収集端末側の端末(端末Aとする)と、端末Aの通信範囲内でありかつデータ収集端末側の端末と、であり、これらに該当する端末を時分割制御モードに設定する。具体的には、例えば、Nホップ端末および端末Aは、各端末20からの受信電力を測定し、これに基づいて通信範囲内の端末を判定する。そして、これらの判定結果(または受信電力の測定結果)をデータ収集端末へ送信し、データ収集端末が判定結果に基づいて、集中制御エリア内でNホップ端末とN+1ホップ端末間の通信に干渉する端末を決定して、当該端末に時分割制御モードを設定するよう指示する。これにより、端末AのPOLLING、DATA送信による干渉を回避できる。一方、分散制御エリアA2内でNホップ端末とN+1ホップ端末間通信に干渉する端末は、N+1ホップ端末の通信範囲内でありかつ末端側の端末(端末Bとする)と、端末Bの通信範囲内でありかつ末端側の端末と、とであり、同様にこれらに該当する端末を時分割制御モードに設定する。これにより、端末BのDATA、ACK送信による干渉を回避できる。
本実施の形態では、時分割制御モードは自端末からの通信開始のみを時分割により制御するため、自端末に割り当てられた通信期間外であっても、POLLINGに対するDATA送信やDATAに対するACK送信は行っていた。しかし、自端末に割り当てられた通信期間外は、POLLINGに対するDATA送信やDATAに対するACK送信を含む全ての通信を禁止するようにすることで、時分割制御モードを設定する端末をN−1ホップ端末、Nホップ端末、N+1ホップ端末、N+2ホップ端末に限定することもできる。
さらに、分散制御エリアの通信が少ないと判断した場合、N+3ホップ端末を時分割制御モードから分散制御モードに変更し、N+2ホップ端末で干渉が発生した場合に再送により対応するようにすることで、時分割制御モードに設定する端末を削減してもよい。このように、干渉の状況などにより時分割制御モードとする端末の範囲を、図3に示すN−2ホップ端末からN+3ホップ端末までの範囲より小さくしてもよいし、図3に示す範囲より逆に大きくしてもよい。
また、境界通信期間において、Nホップ端末の通信範囲内の端末のPOLLING送信、POLLINGに対するDATA応答を禁止することで、隣接経路からの干渉を軽減することができる。
本実施の形態における集中制御エリアA1内の端末は、POLLINGを受信するまではDATAを送信しないため、各端末のバッファ(図示せず)には、POLLINGを受信するまでに発生したデータや下位端末からの受信したDATAが蓄積される。また、時分割制御モードに設定した端末においても、自端末の通信期間外に発生したデータや下位端末から受信したDATAが蓄積される。そこで、バッファに蓄積されたパケットの集約送信(アグリゲート送信)や、連続送信(バースト送信)により、ヘッダオーバヘッドの削減や、バッファオーバフローを回避することも可能である。
以上のように、本実施の形態では、マルチホップ環境において、端末10付近を集中制御エリアA1、その先を分散制御エリアA2とすることで、通信パケット量が増加するデータ収集端末付近の干渉を抑制し、スループットを向上させることができる。また、各端末を、集中制御モード、分散制御モード、時分割制御モードに分類し、集中制御エリアA1内と分散制御エリアA2内で互いに干渉しない端末20(集中制御モード、分散制御モードに設定した端末20)を常に通信可能とすることで、通信効率を向上させることができる。さらに、集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の境界付近の端末を時分割制御モードに設定し、境界リンク(集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の境界を跨ぐリンク)の通信とそれ以外の通信を時分割で動作させることにより、集中制御エリアと分散制御エリアの境界付近における干渉を軽減し、スループットを向上させることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明にかかる端末の実施の形態2の機能構成例を示す図である。本実施の形態の端末は、実施の形態1の図1で示した端末の構成に通信管理部7を追加している。通信管理部7は、自端末が受信したパケットのPER(Packet Error Rate)、送信したPOLLINGに対するNULL DATA受信割合など、通信品質に関する管理を行う。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
本実施の形態の通信システムの構成は、第1の実施の形態の図2に示した構成と同様とする。図2における端末20は、図6に示した本実施の形態の端末となる。端末10は、図6に示した本実施の形態の端末でもよいし、端末20としての機能以外の特定機能を含むGatewayのようなものを使用してもよい。ただし、本実施の形態では、図2と同様の集中制御エリアA1と分散制御エリアA2とで構成される集中・分散制御混在ネットワーク(混在ネットワーク構成)と、集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の区別をせずに全端末が分散制御で動作する分散制御ネットワーク(分散制御ネットワーク構成)との2つのネットワーク構成を状況に応じて切替える。
集中・分散制御混在ネットワークを構成している場合の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。分散制御ネットワークを構成している場合の本実施の形態の動作は、通常の分散制御ネットワークと同様である。
図7は、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへの切替え手順の一例を示すフローチャートである。まず、通信システムが分散制御ネットワークに設定されているとし、各端末(端末10および端末20)は分散制御モードに設定され、実施の形態1で示した分散制御により通信を行う(ステップS21)。
データ収集端末(端末10)では、通信管理部7が、受信パケットのPERを測定する(ステップS22)。データ収集端末は、測定した一定期間のPERが予め決めておいた閾値を超えたか否かを判断する(ステップS23)。PERが閾値を超えていない場合(ステップS23 No)、ステップS22へ戻る。PERが閾値を超えていた場合(ステップS23 Yes)、データ収集端末の通信管理部7は通信システム内のネットワークが混雑していると判断し、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへの切替えを決定し、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへの切替えを通知する切替通知をブロードキャストする(ステップS24)。
なお、ブロードキャスト範囲は通信システム全体としてもよいが、ブロードキャスト範囲をN+3ホップ端末までとすることで、ブロードキャストによるオーバヘッドを削減できる。ネットワーク切替通知には、切替え後のネットワーク種別(集中・分散制御混在ネットワーク)、集中制御エリアと分散制御エリアの境界となる端末のデータ収集端末からのホップ数Nと、一般通信期間と境界通信期間を示す値を含む。一般通信期間と境界通信期間の値は、例えば、一般通信期間と境界通信期間の時分割制御を開始する時刻、各期間の長さとする。なお、一般通信期間と境界通信期間を示す値は、これに限定されず、各期間の切替えタイミングがわかる値であればよい。また、ここでは、各端末20が端末モードを設定するための情報(設定情報)として、集中制御エリアと分散制御エリアの境界となる端末のデータ収集端末からのホップ数Nを通知しているが、各端末20が自端末の端末モードを決定するための情報はこれに限定されない(例えば、各端末モードごとに対応するホップ数を通知する等でもよい)。
切替通知を受信した端末では、当該通知に基づいて、通信エリア管理部4が自端末の通信エリアを設定する(ステップS25)。具体的には、データ収集端末からの切替通知を受信した端末のうち、データ収集端末からNホップ端末までの端末は通信エリアを集中制御エリアA1に設定し、N+1ホップ以降の端末は通信エリアを分散制御エリアA2に設定する。また、データ収集端末からN−3ホップ端末までの端末は集中制御モード、N+4ホップ以降の端末は分散制御モード、N−2からN+3ホップ端末までの端末は時分割制御モードに設定する。以降、集中制御モード、分散制御モード、時分割制御モードの各端末の動作は実施の形態1と同様である。
図8は、集中・分散制御混在ネットワークから分散制御ネットワークへの切替え手順の一例を示すフローチャートである。まず、通信システムは集中・分散制御混在ネットワークに設定されているとし、各端末は設定された自端末の端末モードに応じて、実施の形態1で示した動作に従い通信を行う(ステップS31)。
データ収集端末の通信管理部7は、POLLINGに対するNULL DATAの割合を測定する(ステップS32)。
データ収集端末は、測定した一定期間のPOLLINGに対するNULL DATAの割合が予め決めておいた閾値を超えたか否かを判断する(ステップS33)。当該割合が閾値を超えていない場合(ステップS33 No)、ステップS32へ戻る。当該割合が閾値を超えていた場合(ステップS33 Yes)、データ収集端末は通信システム内のネットワークが空いていると判断し、集中・分散制御混在ネットワークから分散制御ネットワークへの切替えを決定し、集中・分散制御混在ネットワークから分散制御ネットワークへの切替えを通知する切替通知をブロードキャストする(ステップS34)。なお、この場合もブロードキャスト範囲をN+3ホップ端末までとすることで、ブロードキャストによるオーバヘッドを削減できる。ネットワーク切替通知には、切替え後のネットワーク種別(分散制御ネットワーク)を含む。
データ収集端末からのネットワーク切替通知を受信した端末では、切替通知に従って、通信エリア管理部4が自端末の通信エリアを設定する(ステップS35)。具体的には、データ収集端末からNホップ端末までの端末は通信エリアを分散制御エリアA2に変更する。また、端末10からN+3ホップ端末までの端末では端末モードを分散制御モードに設定する。
分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへ切替える際、集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の範囲は予め決めておくこともできるが、ネットワーク状況に応じて決定することも可能である。一例として、ネットワーク状況に応じて集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の境界となるNホップ端末を決定する方法を説明する。
図9は、本実施の形態の通信システムのネットワークトポロジの一例を示す図である。端末10は経路構築時、各端末20への経路情報を保持する。ここでは、端末20−1,20−2,…,20−10は、図2に示した端末20のうちのそれぞれ1つである。端末10の通信管理部7は、各端末20−1,20−2,…,20−10から受信したDATAの送信元と保持する通信経路に基づいて、各端末20−1,20−2,…,20−10が一定期間に受信するパケット数(中継を含む)を算出する。
端末10の通信管理部7は、算出した各端末の受信パケット数が閾値を超えた端末の内、最もホップ数が多い端末20−1,20−2,…,20−10を基準端末とする。そして、基準端末のホップ数+1ホップとなる端末20−1,20−2,…,20−10までを集中制御エリアA1とする。なお、算出する一定期間、閾値は任意とする。
例えば、図9に示すトポロジにおいて一定期間に各端末が送信するパケット数が図10に示す値の場合、端末10は各端末20−1,20−2,…,20−10からの受信データに基づいて、図11に示す結果を算出する。図10は、一定期間に各端末20−1,20−2,…,20−10が送信したパケット数の一例を示す図である。図11は、各端末20−1,20−2,…,20−10からの受信データ(DATA)数(中継したデータも含む)と当該端末のホップ数(端末10からのホップ数)の一例を示す図である。
ここで、受信パケット数の閾値を10とした場合、図11によれば、端末20−1,20−3が閾値を超過する。そして、端末20−1,20−3のうち最もホップ数が多い端末は20−3であり、端末20−3のホップ数に1を加算した3ホップ端末までを集中制御エリアA1とする。また、上記では端末10が受信したパケット数に基づいて、データを中継する端末20−1,20−2,…,20−10の受信パケット数を算出したが、各端末20−1,20−2,…,20−10が一定期間における受信パケット数を個別に測定し、測定結果を端末10へ送信し、端末10が受信した測定値を基に集中制御エリアを決定しても良い。
分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへ切替える際、一般通信期間と境界通信期間を予め決めておくこともできるが、ネットワークの状況に応じて決定することも可能である。例えば、端末10は、集中制御エリアと分散制御エリアの決定方法と同様に、Nホップ端末の一定期間における受信パケット数を算出する。端末10はNホップ端末の内、最も受信パケット数が多い端末20を基準端末とし、基準端末において受信パケットを転送可能な時間を境界通信期間に割り当てる。受信パケットの転送に必要な送信時間は、受信パケットの総データサイズと通信速度から算出可能である。例えば、30秒間に測定したパケットの転送に10秒かかると判断した場合、一般通信期間と境界通信期間は3対1の割合を基準とし、パケット数の揺らぎを考慮し、割合を変更しても良い。また、上記の例では端末10が受信したパケット数から一般通信期間と境界通信期間の割合を決定したが、集中制御エリアと分散制御エリアの決定方法と同様、各端末が受信パケット数を測定し、測定情報を端末10へ送信して、端末10がこれらの測定情報に基づいて割合を決定しても良い。
また、本実施の形態では、分散制御ネットワークと集中・分散制御混在ネットワークとで切替えを行うが、集中・分散制御混在ネットワークで動作中に、ネットワークの状況に応じて集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の境界を変更することも可能である。例えば、図3におけるN−1ホップ端末が、POLLING送信に対するNULL DATAの割合を計測する。この計測により、NULL DATAの割合が閾値を超えた場合、ネットワークの通信量が減少したと判断し、N−1ホップ端末は集中制御エリアの縮小を要求する境界変更要求をデータ収集端末10へ通知する。また、Nホップ端末はN+1ホップ端末から受信するDATAのPERを測定し、閾値を超えた場合、ネットワークの通信量が増加したと判断し、集中制御エリアA1の拡大を要求する境界変更要求をデータ収集端末10へ通知する。
そして、集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の境界変更要求を受信したデータ収集端末10は、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへの切替え時と同様のネットワーク切替通知を送信する。ネットワーク切替通知には、新たな集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の境界となる端末のデータ収集端末からのホップ数Nを含んで送信することで、各端末20では通知された変更(集中制御エリアA1と分散制御エリアA2の間の変更)を行うことができる。なお、ネットワーク切替通知のブロードキャスト範囲を、集中制御エリアA1を縮小させる場合はN+3ホップ端末、拡大させる場合はN+4ホップ端末までとすることで、ブロードキャストによるオーバヘッドを削減できる。
また、集中・分散制御混在ネットワークで動作中に、ネットワークの状況に応じて一般通信期間と境界通信期間の割合を変更することも可能である。例えば、図3におけるN+1ホップ端末は、バッファに格納されているデータが境界通信期間中に送信しきれない場合、境界通信期間の拡大を要求する通信期間変更要求をデータ収集端末へ通知する。また、集中エリアの端末20は自端末のバッファを監視し、閾値を超えた場合に一般通信期間の拡大を要求する通信期間変更要求をデータ収集端末へ通知する。境界通信期間、一般通信期間の通信期間変更要求を受信したデータ収集端末は、指定された通信期間変更要求を増加させる。また、増加させた場合に閾値を超える場合、一方の通信期間を減少させる。一般通信期間と分散通信期間の値を決定したデータ収集端末は、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへの切替え時と同様のネットワーク切替通知を送信する。ネットワーク切替通知には、新たな一般通信期間と分散通信期間の値を含む。なお、ネットワーク切替通知のブロードキャスト範囲をN+3ホップ端末までとすることで、ブロードキャストによるオーバヘッドを削減できる。
なお、本実施の形態における各種切替えの基準として、PER、POLLINGに対するNULL DATAの割合を使用したが、BER(Bit Error Rate)、RSSI(Reseave Signal Strength Indiator)、SINR(Signal Interference Noise Ratio)など、ネットワーク状況を判断できるものなら特に限定しない。また、POLLINGに対するNULL DATAを返さない場合、DATAが返信されない割合を使用しても良い。
なお、上記説明ではパケット数を基に決定したが、受信したデータサイズを基に決定することも可能である。さらに、各経路の分岐状況、端末数を考慮し、切替えを判断しても良い。
以上のように、本実施の形態では、ネットワーク状況に応じて分散制御ネットワークと集中・分散制御混在ネットワークを切替えることにより、ネットワークがすいている場合は各端末が分散制御することで、集中制御による処理負荷を軽減できる。一方、ネットワークが混雑しているときは、パケットが増加するデータ収集端末付近を集中制御にすることで、データ収集端末付近における干渉を抑制できる。
さらに、集中・分散制御混在ネットワークで動作中、ネットワーク状況に応じて集中制御エリア、分散制御エリアの境界と、一般通信期間、境界通信期間の割合を変更することで、バッファオーバフローによるパケットロスを回避できる。
また、集中制御に対応しない端末がネットワークに参加した場合においても、分散制御のみのネットワークに切替えることで対応できる。
実施の形態3.
図12は、本発明にかかる通信システムの実施の形態3の構成例を示す図である。本実施の形態の端末(端末10および端末20)の構成は実施の形態2と同様である。以下、実施の形態2と異なる部分を説明する。
本実施の形態では、データ収集端末(端末10)と各端末20の通信経路の内、特定の通信経路のみ、集中制御と分散制御を混在させた集中・分散制御混在ネットワークとし、対象の経路以外の通信は分散制御により動作する。
分散制御ネットワークとして動作している状態では、データ収集端末は実施の形態2と同様にPERを計測する。ただし、本実施の形態では、データ収集端末へパケットを送信する端末20毎のPERを計測する。データ収集端末は、測定したPERが閾値を超えた場合、超過した端末20を経路上に持つ経路(特定の経路)のみ、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへ切替える。
集中・分散制御混在ネットワークへ切替える場合、データ収集端末は実施の形態2と同様に、ネットワーク切替通知をブロードキャストする。なお、ネットワーク切替通知のブロードキャスト範囲をN+3ホップ端末までとすることで、ブロードキャストによるオーバヘッドを削減できる。ネットワーク切替通知には、ネットワークを切替える対象経路のN−2〜N+3ホップ端末の識別子を含む。ネットワーク切替通知を受信した切替え対象経路上の端末20は、実施の形態2と同様に、集中制御エリアと分散制御エリアを設定し、さらに、集中制御モード、分散制御モード、時分割制御モードを設定する。各端末モードにおける動作は実施の形態1と同様である。
一方、ネットワーク切替通知を受信した、対象経路上以外の端末20は、POLLINGを受信した際、自端末宛でないPOLLINGであった場合は一定期間、通信を禁止するように動作する。これにより、同じエリア内で分散制御により動作している端末の送信により、集中制御の通信が干渉を受ける状況を回避する。POLLINGによる通信停止期間は、予め決めた値でも良いし、送信するPOLLINGに通信禁止期間を含めるようにしても良い。
本実施の形態において集中・分散制御混在ネットワークへ切替える特定の経路は、データ収集端末を中心に複数の経路としても良い。この場合、上記のネットワーク切替通知を経路数分送信しても良いし、1つのネットワーク切替通知に切替える複数の経路情報を含んでも良い。
データ収集端末は、集中・分散制御混在ネットワークとした経路毎にPOLLINGに対するNULL DATAの割合を測定し、閾値を超えた場合、対象の経路を集中・分散制御混在ネットワークから分散制御ネットワークへ切替える。集中・分散制御混在ネットワークから分散制御ネットワークへの切替えは、実施の形態2と同様にデータ収集端末がネットワーク切替通知を送信することにより行う。ネットワーク切替通知は、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへの切替えと同様、ネットワークを切替える対象経路のN−2〜N+3ホップ端末の識別子を含み、ブロードキャストする。なお、ブロードキャスト範囲をN+3ホップ端末までとすることで、ブロードキャストによるオーバヘッドを削減することができる。ネットワーク切替通知を受信した対象経路上の端末は、自端末モードを分散制御モードに設定する。なお、複数の経路を集中・分散制御混在ネットワークから分散制御ネットワークへ切替える場合、ネットワーク切替通知に複数の経路情報を含むことも可能である。
本実施の形態では、集中・分散制御混在ネットワークへの切替えを行う切替え基準としてPERを使用し、集中・分散制御混在ネットワークから分散制御ネットワークへの切替え基準として、POLLINGに対するNULL DATAの割合を使用したが、これらの基準は、実施の形態2と同様にBERやSINRなど、通信品質を判断できるものなら特に限定しない。また、POLLINGに対するNULL DATAを返さない場合、DATAが返信されない割合を使用しても良い。さらに、各経路の分岐状況、端末数を考慮し、切替えを判断しても良い。
以上のように、本実施の形態では、特定経路にのみ集中制御と分散制御を混在させることにより、集中制御による制御負荷、時分割動作による制御負荷が高まる端末を削減することができる。また、通信頻度が多い経路に集中制御と分散制御を混在させることにより、データ収集端末付近における干渉を軽減し、スループットを向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる通信システム、通信端末および通信方法は、集中制御と自律分散制御が混在する通信システムに有用であり、特に、マルチホップ通信を行う通信システムに適している。
1 制御部
2 無線部
3 アンテナ
4 通信エリア管理部
5 端末モード管理部
6 送信期間管理部
7 通信管理部
10,20,20−1〜20−7 端末
また、集中・分散制御混在ネットワークで動作中に、ネットワークの状況に応じて一般通信期間と境界通信期間の割合を変更することも可能である。例えば、図3におけるN+1ホップ端末は、バッファに格納されているデータが境界通信期間中に送信しきれない場合、境界通信期間の拡大を要求する通信期間変更要求をデータ収集端末へ通知する。また、集中エリアの端末20は自端末のバッファを監視し、閾値を超えた場合に一般通信期間の拡大を要求する通信期間変更要求をデータ収集端末へ通知する。境界通信期間、一般通信期間の通信期間変更要求を受信したデータ収集端末は、指定された通信期間を増加させる。また、増加させた場合に閾値を超える場合、一方の通信期間を減少させる。一般通信期間と分散通信期間の値を決定したデータ収集端末は、分散制御ネットワークから集中・分散制御混在ネットワークへの切替え時と同様のネットワーク切替通知を送信する。ネットワーク切替通知には、新たな一般通信期間と分散通信期間の値を含む。なお、ネットワーク切替通知のブロードキャスト範囲をN+3ホップ端末までとすることで、ブロードキャストによるオーバヘッドを削減できる。
なお、本実施の形態における各種切替えの基準として、PER、POLLINGに対するNULL DATAの割合を使用したが、BER(Bit Error Rate)、RSSI(Receive Signal Strength Indiator)、SINR(Signal Interference Noise Ratio)など、ネットワーク状況を判断できるものなら特に限定しない。また、POLLINGに対するNULL DATAを返さない場合、DATAが返信されない割合を使用しても良い。
1 制御部
2 無線部
3 アンテナ
4 通信エリア管理部
5 端末モード管理部
6 送信期間管理部
7 通信管理部
10,20,20−1〜20−10 端末

Claims (22)

  1. 複数の通信端末を備え、親端末の制御に従い通信を実施する集中制御を実施する集中制御エリアと自律分散制御により通信を実施する分散制御を実施する分散制御エリアとを設定可能な通信システムであって、
    前記集中制御エリアと前記分散制御エリアの境界に位置する前記通信端末を含む前記通信端末の端末モードを、時分割で通信を行う時分割制御モードに設定し、前記時分割制御モード以外の前記集中制御エリア内の前記通信端末を集中制御モードに設定し、前記時分割制御モード以外の前記分散制御エリア内の前記通信端末を分散制御モードに設定し、
    前記時分割制御モードに設定された前記通信端末は、通信が許可された通信期間に送信を行い、
    前記集中制御モードに設定された前記通信端末および前記分散制御モードに設定された前記通信端末は、前記通信期間に依存せずに通信を行う、ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記親端末からのホップ数がN(Nは1以上の整数)ホップ以下となる前記通信端末で集中制御エリアを構成し、前記親端末からのホップ数がN+1ホップ以上の前記通信端末で分散制御エリアを構成する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記親端末からのホップ数がN−3ホップ以下の前記通信端末を前記集中制御モードに設定し、前記親端末からのホップ数がN+4ホップ以上の前記通信端末を分散制御モードに設定し、前記親端末からのホップ数がN−2ホップからN+3ホップまでの前記通信端末を時分割制御モードに設定する、特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記端末モードの設定時に、前記通信端末における受信電力に基づいて、親端末からのホップ数がNホップの前記通信端末と前記親端末からのホップ数がN+1ホップの前記通信端末との間の通信に干渉を与える前記通信端末を求め、当該通信端末を時分割制御モードに設定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  5. 親端末からのホップ数がNホップの前記通信端末と前記親端末からのホップ数がN+1ホップの前記通信端末とを境界端末とし、
    前記時分割制御モードでは、前記境界端末間の通信を許可する境界通信期間と、前記境界端末間以外の通信を許可する一般通信期間と、を時分割で切替えることを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  6. 前記集中制御モードまたは前記時分割制御モードで動作中に、バッファに蓄積されたデータを自端末の送信機会に集約送信または連続送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信システム。
  7. 前記集中制御エリアと前記分散制御エリアとの両方を有する混在ネットワーク構成と、
    全ての前記通信端末が前記分散制御により動作する分散制御ネットワーク構成と、を切替え可能とし、
    前記通信端末において測定された通信品質に基づいて前記混在ネットワーク構成と前記分散制御ネットワーク構成とを切替えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の通信システム。
  8. 分散制御ネットワーク構成で動作中に、前記親端末は、前記通信端末との間の通信品質を測定し、当該通信品質が所定の閾値を超えた場合に前記混在ネットワーク構成への切替えを決定し、この切替えを決定した場合、端末モードを設定するための設定情報を含むネットワーク切替通知をブロードキャストし、このネットワーク切替通知を受信した前記通信端末は、前記設定情報に基づいて自端末の端末モードを設定することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記親端末は、前記通信品質が所定の閾値を超えた前記通信端末に対応する経路を前記分散制御ネットワーク構成から前記混在ネットワーク構成への切替えを決定し、切替え対象となる対象経路を識別する情報を含む前記ネットワーク切替通知を送信し、当該ネットワーク切替通知を受信した対象経路上の前記通信端末は、前記設定情報に基づいて端末モードを設定し、当該ネットワーク切替通知を受信した対象経路上でない前記通信端末は、自端末宛でないPOLLINGを受信した場合、一定期間、通信を禁止することを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記混在ネットワーク構成で動作中に、前記親端末は、前記通信端末との間の前記集中制御による通信の通信品質を測定し、当該通信品質が所定の閾値を超えた場合に前記分散制御ネットワーク構成への切替えを決定し、この切替えを決定した場合、ネットワーク切替通知をブロードキャストし、このネットワーク切替通知を受信した前記通信端末は、自端末のモードを分散制御モードに設定することを特徴とする請求項7、8または9に記載の通信システム。
  11. 前記親端末は、前記通信端末から受信したパケットと経路情報とに基づいて、前記通信端末ごとに一定期間に前記通信端末が受信する中継を含む受信データ量を算出し、算出した受信データ量が所定の閾値を超えた前記通信端末のうち、前記親端末からのホップ数が最も多い端末を基準に、前記集中制御エリアの範囲を決定することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の通信システム。
  12. 前記通信端末は、一定期間に受信する中継を含む受信データ量を測定し、測定した受信データ量を前記親端末へ通知し、通知された受信データ量が所定の閾値を超えた前記通信端末のうち、前記親端末からのホップ数が最も多い端末を基準に、前記集中制御エリアの範囲を決定することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の通信システム。
  13. 前記親端末は、前記集中制御エリアと前記分散制御エリアの境界に位置する前記通信端末である境界端末が一定期間に受信する中継を含む受信データ量を算出し、前記境界端末のうち最も受信データ量が多い前記境界端末における前記受信データ量に基づいて前記通信期間を決定することを特徴とする請求項7〜12のいずれか1つに記載の通信システム。
  14. 前記集中制御エリアと前記分散制御エリアの境界に位置する前記通信端末である境界端末は、一定期間に受信する中継を含む受信データ量を測定し、測定した受信データ量を前記親端末へ通知し、通知された受信データ量のうち最も受信データ量が多い前記境界端末における前記受信データ量に基づいて前記通信期間を決定することを特徴とする請求項7〜12のいずれか1つに記載の通信システム。
  15. 前記受信データ量を受信パケット数とすることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1つに記載の通信システム。
  16. 前記受信データ量を受信データサイズとすることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1つに記載の通信システム。
  17. 前記集中制御エリアと前記分散制御エリアの境界に位置する前記集中制御エリア内の前記通信端末である境界端末からデータを直接受信する前記集中制御エリア内の前記通信端末は、当該境界端末との間の通信品質を測定し、測定した通信品質が所定の閾値を超えた場合に前記親端末に対して前記集中制御エリアの縮小を要求し、当該境界端末は、前記分散制御エリア内の境界端末との間の通信品質を測定し、測定した通信品質が所定の閾値を越えた場合に前記親端末に対して前記集中制御エリアの拡大を要求し、前記親端末は、前記集中制御エリアの縮小または前記集中制御エリアの拡大の要求に基づいて、前記集中制御エリアの範囲を変更するネットワーク切替通知を送信することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載の通信システム。
  18. 前記集中制御エリアと前記分散制御エリアの境界に位置する前記分散制御エリア内の前記通信端末である境界端末と前記集中制御エリア内の前記通信端末とが自端末のバッファを監視し、バッファ量が所定の閾値を超えた場合に前記親端末へ通知し、前記親端末は、この通知に基づいて前記通信期間を変更することを特徴とする請求項1〜17のいずれか1つに記載の通信システム。
  19. 前記通信品質を求める際にデータサイズを考慮することを特徴とする請求項7〜10、17のいずれか1つに記載の通信システム。
  20. 前記通信品質を、PER、BER、RSSI、SINR、ポーリングに対するデータ応答割合のうち少なくとも1つ以上とすることを特徴とする請求項7〜10、17、19のいずれか1つに記載の通信システム。
  21. 複数の通信端末を備え、親端末の制御に従い通信を実施する集中制御を実施する集中制御エリアと自律分散制御により通信を実施する分散制御を実施する分散制御エリアとを設定可能な通信システムにおける前記通信端末であって、
    端末モードとして、集中制御モードと、分散制御モードと、時分割により自端末に通信が許可された通信期間に通信を行う時分割制御モードとのうちいずれか1つを設定する端末モード管理部と、
    自端末に通信が許可された前記通信期間を管理し、前記時分割制御モードが設定されている場合に、前記通信期間に応じて自端末からの送信の可否を管理する送信期間管理部と、
    を備え、
    前記集中制御モードでは、前記通信期間に依存せず前記集中制御による送信を実施し、前記分散制御モードでは、前記通信期間に依存せず前記分散制御により送信を実施する、ことを特徴とする通信端末。
  22. 複数の通信端末を備え、親端末の制御に従い通信を実施する集中制御を実施する集中制御エリアと自律分散制御により通信を実施する分散制御を実施する分散制御エリアとを設定可能な通信システムにおける通信方法であって、
    前記集中制御エリアと前記分散制御エリアの境界に位置する前記通信端末を含む前記通信端末の端末モードを、時分割で通信を行う時分割制御モードに設定し、前記時分割制御モード以外の前記集中制御エリア内の前記通信端末を集中制御モードに設定し、前記時分割制御モード以外の前記分散制御エリア内の前記通信端末を分散制御モードに設定するモード設定ステップと、
    前記時分割制御モードに設定された前記通信端末が、通信が許可された通信期間に送信を行う時分割送信ステップと、
    前記集中制御モードに設定された前記通信端末および前記分散制御モードに設定された前記通信端末が、前記通信期間に依存せずに通信を行う非時分割送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
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