JP2007006199A - 高速無線アクセスシステムにおける中継局のメディアアクセス制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 IEEE802.16について、基地局BSの通信エリア内の中継局RSを介して、その通信エリア外に位置する加入者局SSが当該基地局BSと通信をすることができるようなメディアアクセス制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】 基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成され、コンテンションフリー期間に、中継用の制御コネクションを設定する。次のフレーム以降のコンテンション期間に、加入者局からデータを受信すると、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを送信するための帯域を基地局へ要求する。そして、次のフレームのコンテンションフリー期間に、帯域要求メッセージを基地局へ送信する。更に、次のフレームのコンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する。
【選択図】 図2
【解決手段】 基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成され、コンテンションフリー期間に、中継用の制御コネクションを設定する。次のフレーム以降のコンテンション期間に、加入者局からデータを受信すると、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを送信するための帯域を基地局へ要求する。そして、次のフレームのコンテンションフリー期間に、帯域要求メッセージを基地局へ送信する。更に、次のフレームのコンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、高速無線システムにおける中継局のメディアアクセス制御方法及びプログラムに関する。
近年、IEEE802.16標準規格に代表される高速無線アクセスシステムの実用化が検討されている。IEEE802.16は、ワイヤレスMAN(Wireless Metropolitan Area Network)に対応したブロードバンド無線アクセス(BWA:Broadband Wireless Access)の標準規格であって、細かくQoS(通信品質)制御をすることができる。特に、視界(LOS:Line-of-Sight)を確保可能なところでは、10〜66GHz帯を用いて120Mbps以上の高速無線通信を行うことができる。
IEEE802.16のネットワークトポロジとしては、PMP(Point-to-Multipoint)モードとMeshモードとが規定されている(例えば非特許文献1参照)。PMPモードは、基地局BS(Base Station)がその通信エリア内に位置する加入者局SS(Subscriber Station)との間で通信(BS:SS=1:多)するメディアアクセス制御方法である。PMPモードは、基地局BSが中継局RS(Relay Station)を介して通信する方法について特に規定していない。また、Meshモードは、基地局BSを特定することなく、加入者局SS同士でマルチホップネットワークを構成するメディアアクセス制御方法である。送信元加入者局は、直接的に通信できない宛先加入者局と通信するために、1つ以上の他の加入者局を介してマルチホップすることよって、その宛先加入者局と通信することができる。
802.16-2004 IEEE Standard for Local and metropolitan area networks Part 16、「Air Interface for Fixed Broadband Wireless Access Systems」
しかしながら、IEEE802.16については、MeshモードとPMPモードとのフレーム構成に互換性がなく、両モードを併用することができない。従って、基地局BSの通信エリア内に存在しないPMPモードの加入者局SSは、基地局BSと通信をすることはできないが、基地局BSの通信エリア内に存在する加入者局SSと通信できる場合がある。
また、IEEE802.16については、Meshモードは、PMPモードと比較して、フレームにおける必要情報が多く、オーバヘッドが大きく、必然的にスループットが低下する。また、Meshモードは、オプション的機能として規定されているので、加入者局に実装されない場合も考えられる。
更に、IEEE802.16によれば、実際の使用周波数帯として2GHz以上が想定されている。その周波数特性上、地形や周辺建造物などの影響により受信状況が不安定となりやすい。従って、屋内又は地下においては、通信エリア外であるとして利用不可となる可能性が高い。このような場合、PMPモードでは、新たに基地局BSを設置しなければならない。
従って、本発明は、IEEE802.16について、新たにPMPモードで動作する中継局RSを定義し、基地局BSの通信エリア内の中継局RSを介して、その通信エリア外に位置する加入者局SSが当該基地局BSと通信をすることができるような、高速無線システムにおけるメディアアクセス制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、基地局と、該基地局と通信できない1つ以上の加入者局と通信可能な中継局におけるメディアアクセス制御方法において、
基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信する第1のステップと、
コンテンション期間に、加入者局からデータを受信する第2のステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを送信するための帯域を基地局へ要求する第3のステップと、
コンテンションフリー期間に、帯域要求メッセージを基地局へ送信する第4のステップと、
コンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する第5のステップと
を有することを特徴とする。
基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信する第1のステップと、
コンテンション期間に、加入者局からデータを受信する第2のステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを送信するための帯域を基地局へ要求する第3のステップと、
コンテンションフリー期間に、帯域要求メッセージを基地局へ送信する第4のステップと、
コンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する第5のステップと
を有することを特徴とする。
本発明のメディアアクセス制御方法における他の実施形態によれば、コンテンションフリー期間に、加入者局からデータを受信すると共に、該データを基地局へ送信する第6のステップを更に有することも好ましい。
また、本発明のメディアアクセス制御方法における他の実施形態によれば、IEEE802.16標準規格におけるPMPモードに適用されることも好ましい。
更に、本発明のメディアアクセス制御方法における他の実施形態によれば、
中継用制御コネクション期間は、USGコネクション期間であり、
第1のステップは、
コンテンション期間に、中継用制御コネクション期間のための帯域要求メッセージを基地局へ送信するステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信し、コンテンションフリー期間にUSGコネクション期間を設定するステップと
を有することも好ましい。
中継用制御コネクション期間は、USGコネクション期間であり、
第1のステップは、
コンテンション期間に、中継用制御コネクション期間のための帯域要求メッセージを基地局へ送信するステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信し、コンテンションフリー期間にUSGコネクション期間を設定するステップと
を有することも好ましい。
本発明によれば、基地局と、該基地局と通信できない1つ以上の加入者局と通信可能な中継局におけるメディアアクセス制御方法において、
基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信する第1のステップと、
コンテンション期間に、加入者局からデータを受信する第2のステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを基地局へ送信する第3のステップと、
コンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する第4のステップと
を有することを特徴とする。
基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信する第1のステップと、
コンテンション期間に、加入者局からデータを受信する第2のステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを基地局へ送信する第3のステップと、
コンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する第4のステップと
を有することを特徴とする。
本発明のメディアアクセス制御方法における他の実施形態によれば、コンテンションフリー期間に、加入者局からデータを受信すると共に、該データを基地局へ送信する第5のステップを更に有することも好ましい。
また、本発明のメディアアクセス制御方法における他の実施形態によれば、IEEE802.16標準規格におけるPMPモードに適用されることも好ましい。
更に、本発明のメディアアクセス制御方法における他の実施形態によれば、
中継用制御コネクション期間は、rtPSコネクション期間であり、
第1のステップは、
コンテンション期間に、中継用制御コネクション期間のための帯域要求メッセージを基地局へ送信するステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信し、コンテンションフリー期間にrtPSコネクション期間を設定するステップと
を有することも好ましい。
中継用制御コネクション期間は、rtPSコネクション期間であり、
第1のステップは、
コンテンション期間に、中継用制御コネクション期間のための帯域要求メッセージを基地局へ送信するステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信し、コンテンションフリー期間にrtPSコネクション期間を設定するステップと
を有することも好ましい。
本発明によれば、基地局と、該基地局と通信できない1つ以上の加入者局と通信可能な中継局に搭載されたコンピュータを実行させるメディアアクセス制御プログラムにおいて、
基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信する第1のステップと、
コンテンション期間に、加入者局からデータを受信する第2のステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを送信するための帯域を基地局へ要求する第3のステップと、
コンテンションフリー期間に、帯域要求メッセージを基地局へ送信する第4のステップと、
コンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する第5のステップと
してコンピュータを実行させることを特徴とする。
基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクション期間を設定するための要求メッセージを基地局へ送信する第1のステップと、
コンテンション期間に、加入者局からデータを受信する第2のステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを送信するための帯域を基地局へ要求する第3のステップと、
コンテンションフリー期間に、帯域要求メッセージを基地局へ送信する第4のステップと、
コンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する第5のステップと
してコンピュータを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、基地局と、該基地局と通信できない1つ以上の加入者局と通信可能な中継局に搭載されたコンピュータを実行させるメディアアクセス制御プログラムにおいて、
基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションを設定するための要求メッセージを基地局へ送信する第1のステップと、
コンテンション期間に、加入者局からデータを受信する第2のステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを基地局へ送信する第3のステップと、
コンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する第4のステップと
してコンピュータを実行させることを特徴とする。
基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションを設定するための要求メッセージを基地局へ送信する第1のステップと、
コンテンション期間に、加入者局からデータを受信する第2のステップと、
コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを基地局へ送信する第3のステップと、
コンテンションフリー期間に、加入者局から受信したデータを基地局へ送信する第4のステップと
してコンピュータを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、IEEE802.16について、基地局BSが、その通信エリア内の中継局RSを介して、その通信エリア外に位置する加入者局SSと通信をすることができる。これにより、簡易的な中継局によって1つの基地局BSのカバレッジエリアを拡大することができる。
IEEE802.16について、PMPモードは、Meshモードと比較して、フレームにおける必要情報が少なく、オーバヘッドが小さいので、スループットが低下しない。また、PMPモードしか搭載していない加入者局SSであっても、中継局RSを介して基地局BSと通信をすることができる。
本発明によれば、中継用のUGS及びrtPSを新たにUGS-relay又はrtPS-relayとして定義することにより、中継局RSの配下に位置する加入者局SSからのデータがない場合の冗長度を低く抑えることができる。また、加入者局SSからみて、基地局BSに直接的に接続する場合も、中継局RSを介して接続する場合も、コンテンション期間の使用は同じであるため、送信機会の公平性を保つことができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
IEEE802.16によれば、ダウンリンク(基地局BSから加入者局SSへの方向)及びアップリンク(加入者局SSから基地局BSへの方向)のデータ送受信は、フレーム単位で同期して行われる。TDD方式(Time Division Duplex:時分割複信方式)のフレームは、複数の物理スロット(PS:Physical Slot)に分割され、そのスロット単位でダウンリンクサブフレーム及びアップリンクサブフレームに割り当てられる。ダウンリンクとアップリンクとのインターバルとなるTTG(Tx/Rx Transition Gap、上下切替間隔)の位置は調整することができ、ダウンリンクとアップリンクとの通信容量を非対称とすることができる。
図1は、IEEE802.16の高速無線アクセスシステムにおけるPMPフレーム構成図である。
ダウンリンクサブフレームは、プリアンブル、FCH及びDLバースト#kを含む。DLバースト#1は、割当情報のDL−MAP及びUL−MAPと、チャネル情報であるDCD(Downlink Channel Descriptor)及びUCD(Uplink Channel Descriptor)とを含む。TTGの後に続くアップリンクサブフレームは、コンテンション期間(Contention Period)からなるイニシャルレンジング(Initial Ranging:初期測距)及びBWリクエスト(BandWidth Request:帯域要求)と、コンテンションフリー期間からなる加入者局SS毎の割当領域とからなる。コンテンション期間には、コンテンションウィンドウ値を用いたバックオフ制御に基づいて各端末がデータを送信する。これに対し、コンテンションフリー期間は、基地局BSによって予め専用に確保される期間である。
図2は、本発明における第1の実施形態の概略的なフレームシーケンス図である。
本発明が対象とするネットワークトポロジは、IEEE802.16のPMPモードであるのが好ましい。図2のシステムによれば、中継局RSは、基地局BSの通信エリア内に位置する。また、加入者局SS1及びSS2は、基地局BSの通信エリア外であって、中継局RSの通信エリア内に位置する。
(S101)中継局RSは、中継用制御コネクションを設定するための要求メッセージを送信するために、帯域要求メッセージBW−REQを基地局BSへ送信する。
(S102)中継局RSは、次のフレームのコンテンョンフリー期間に確保された帯域を用いて、中継用制御コネクションの要求メッセージDSA−REQを基地局BSへ送信する(第1のステップ)。
(S103)基地局BSは、中継局RSとの間に、UGS(Unsolicited Grant Service)コネクションを確立する。ここで、確立するUGSコネクションは後述する中継制御用に新たに定義するUGS-relayコネクションであってもよい。
(S104)その後のフレームおいて、中継局RSが、加入者局SS1及びSS2からリクエストメッセージを受信したとする(第2のステップ)。中継局RSは、受信したリクエストメッセージを一時的に保持する。そして、中継局RSは、UGSコネクションに定められているPoll meビットを使用して、基地局BSに対して、BWリクエストを送信するための帯域が必要なことを通知する(第3のステップ)。これにより、基地局BSは、中継局RSに対してBWリクエストを送信するための帯域を、コンテンションフリー期間に設定する。
(S105)中継局RSは、加入者局SSから受信したリクエストメッセージを送信するための帯域を基地局BSへ要求するため、中継局RSは、S104でコンテンションフリー期間に割り当てられた帯域を用いて、基地局BSへBWリクエストを送信する(第4のステップ)。これにより、基地局BSは、加入者局SSからのリクエストメッセージを送信するための帯域を、コンテンションフリー期間に設定する。
(S106)中継局RSは、S105でコンテンションフリー期間に割り当てられた帯域を用いて、S104によって既に加入者局SSから受信したリクエストメッセージを、基地局BSへ送信する(第5のステップ)。本発明は、別途確立した中継用制御コネクションを用いて、中継局RS配下の加入者局SSのための帯域を確保するものである。尚、中継局RSと加入者局SSとの間、及び中継局RSと基地局BSとの間の通信帯域は、基地局BSによって割り当てられている。
(S102)中継局RSは、次のフレームのコンテンョンフリー期間に確保された帯域を用いて、中継用制御コネクションの要求メッセージDSA−REQを基地局BSへ送信する(第1のステップ)。
(S103)基地局BSは、中継局RSとの間に、UGS(Unsolicited Grant Service)コネクションを確立する。ここで、確立するUGSコネクションは後述する中継制御用に新たに定義するUGS-relayコネクションであってもよい。
(S104)その後のフレームおいて、中継局RSが、加入者局SS1及びSS2からリクエストメッセージを受信したとする(第2のステップ)。中継局RSは、受信したリクエストメッセージを一時的に保持する。そして、中継局RSは、UGSコネクションに定められているPoll meビットを使用して、基地局BSに対して、BWリクエストを送信するための帯域が必要なことを通知する(第3のステップ)。これにより、基地局BSは、中継局RSに対してBWリクエストを送信するための帯域を、コンテンションフリー期間に設定する。
(S105)中継局RSは、加入者局SSから受信したリクエストメッセージを送信するための帯域を基地局BSへ要求するため、中継局RSは、S104でコンテンションフリー期間に割り当てられた帯域を用いて、基地局BSへBWリクエストを送信する(第4のステップ)。これにより、基地局BSは、加入者局SSからのリクエストメッセージを送信するための帯域を、コンテンションフリー期間に設定する。
(S106)中継局RSは、S105でコンテンションフリー期間に割り当てられた帯域を用いて、S104によって既に加入者局SSから受信したリクエストメッセージを、基地局BSへ送信する(第5のステップ)。本発明は、別途確立した中継用制御コネクションを用いて、中継局RS配下の加入者局SSのための帯域を確保するものである。尚、中継局RSと加入者局SSとの間、及び中継局RSと基地局BSとの間の通信帯域は、基地局BSによって割り当てられている。
図3、図4、図6〜図8は、図2のシーケンスをIEEE802.16システムに適用した場合の具体的なシーケンス図である。以下では、ステップ毎に詳細に説明する。
図3は、本発明における第1のフレームである。
(S201)ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局BSは、DL−MAP、UL−MAP、DCD及びUCDを含むブロードキャストメッセージを送信する。このフレームは、基地局BSの通信エリア内に位置する中継局RSによって受信される。尚、このレンジング応答メッセージRNG−RSP(Ranging Response)は、基地局BSが、中継局RSから以前(第1のフレームの前段階)に受信したレンジング要求メッセージRNG−REQに対する応答メッセージである。RNG−RSPを受信した中継局RSは、レンジングを完了する。
(S202)TTGの後のアップリンクサブフレームにおいて、中継局RSは、BWリクエストのコンテンション期間において、BWリクエストBW−REQ(Bandwidth Request)を基地局BSへ送信する。BW−REQは、次の第2のフレームにおいて送信するDSA−REQ(Dynamic Service Addition Request)用の帯域要求メッセージである。BW−REQは、コンテンション期間に送信されるので、CW(Contention Windows)値によるバックオフ時間だけ待機した後で送信される。バックオフ時間とは、各端末が乱数によって発生されたコンテンションウィンドウ(CW)に相当する物理スロット単位の時間である。
図4は、本発明における第2のフレームである。
(S203)ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局BSは、DL−MAP、UL−MAP、UCD及びDCDを含むブロードキャストメッセージを送信する。
(S204)アップリンクサブフレームにおいて、中継局RSは、第1のフレームのBW−REQによって作成されたUL−MAPに従って、DSA−REQを送信する。
(S204)アップリンクサブフレームにおいて、中継局RSは、第1のフレームのBW−REQによって作成されたUL−MAPに従って、DSA−REQを送信する。
DSA−REQは、中継局RS配下の加入者局SSから送信されたデータを基地局BSへ中継する際に、基地局BSに対してデータ通信のための帯域をリクエストするために使用するUGSコネクションを確立するために送信される。この帯域リクエストのためのUGSコネクションをUGS-relayとして新たに定義する。UGSは、VoIPのような固定長のパケットからなるリアルタイム系のアプリケーションをサポートするためのサービスであり、遅延時間、ジッタ及び送信帯域を保証する。UGSでは、基地局BSによって周期的に固定サイズの帯域を割り当てられるために、コンテンション期間を用いた帯域要求は行われない。
図5は、UGSのGrant-Management subheaderである。
図5のPoll-Meビットとは、UGSを確立している加入者局SSが別のデータ用コネクションのための帯域をリクエストする際に使用されるものである。すなわち、Poll-Meビットを“1”として送信することにより、基地局BSは、次フレーム以降にPoll-Meビットを送信した加入者局SSに対して、帯域要求のための領域を設定し、UL-MAPにて通知される。ここで、UGS-relayは中継局RSのみが確立することができるサービスとし、割り当てられる帯域はBandwidth request header とそれに続くGrant-Management subheader を送信できるだけとする。また、このUGS-relayは、上り方向(RS⇒BS)のみのコネクションとする。UGS-relayを特定するために、DSA-REQ内のサービスクラス名に新たにUGS-relayを設ける。また、UGS-relayに対する送信帯域や遅延時間などのパラメータを予め基地局BSにて設定しておくものとする。UGS-relayコネクションを確立するためのDSA-REQを受信することにより、基地局BSは、当該DSA-REQを送信した端末を中継局RSと認識する。DSA-REQを基地局BSが受信することを契機にBS−RS間にて処理を行い、UGS-relayコネクションを確立する。
図6は、本発明における第3のフレームである。
(S205)ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局BSは、DL−MAP、UL−MAP、DCD及びUCDを含むブロードキャストメッセージを送信する。
(S206)基地局BSは、中継局RSがその配下の加入者局SSへブロードキャストメッセージを送信するための期間を確保する。基地局BSからブロードキャストメッセージを受信した中継局RSは、更に、そのブロードキャストメッセージをブロードキャストする。中継局RSからブロードキャストメッセージを受信した加入者局SS1及びSS2は、中継局RSと同期がとれたことを認識する。
(S206)基地局BSは、中継局RSがその配下の加入者局SSへブロードキャストメッセージを送信するための期間を確保する。基地局BSからブロードキャストメッセージを受信した中継局RSは、更に、そのブロードキャストメッセージをブロードキャストする。中継局RSからブロードキャストメッセージを受信した加入者局SS1及びSS2は、中継局RSと同期がとれたことを認識する。
(S207)アップリンクサブフレームにおいて、基地局BSは、中継局RS配下の加入者局SSからのメッセージを転送するために使用するUGS-relayを確立する。この実施形態によれば、以降毎フレームUGS-relayコネクションに帯域を割り当てているが、周期的に割り当てられれば毎フレームに限定するものではない。
図7は、本発明における第4のフレームである。
(S208)ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局BSは、DL−MAP、UL−MAP、DCD及びUCDを含むブロードキャストメッセージを送信する。
(S209)基地局BSからブロードキャストメッセージを受信した中継局RSは、更に、そのブロードキャストメッセージをブロードキャストする。これにより、加入者局SS1及びSS2は、ULサブフレーム内の中継局RS用のレンジングコンテンション期間を把握する。
(S209)基地局BSからブロードキャストメッセージを受信した中継局RSは、更に、そのブロードキャストメッセージをブロードキャストする。これにより、加入者局SS1及びSS2は、ULサブフレーム内の中継局RS用のレンジングコンテンション期間を把握する。
(S210)加入者局SS1は、中継局RS配下のSS用のイニシャルレンジングのコンテンション期間において、レンジング要求メッセージRNG−REQ(Ranging Request)を中継局RSへ送信する。RNG−REQには、通信タイミングや送信出力の調整のための情報が含まれる。尚、RNG−REQは、コンテンションウィンドウ値に相当するバックオフ時間経過後に送信される。
(S211)加入者局SS2も、中継局RS配下のSS用のイニシャルレンジングのコンテンション期間において、RNG−REQを中継局RSへ送信する。
(S211)加入者局SS2も、中継局RS配下のSS用のイニシャルレンジングのコンテンション期間において、RNG−REQを中継局RSへ送信する。
(S212)中継局RSは、加入者局SSから受信したRNG−REQを基地局BSへ転送するために、UGS-relayのPoll-Meビットを用いて、BWリクエストのための帯域を要求する。尚、この実施形態においては、その後のフレーム毎に、中継局RS配下のためのコンテンション期間を設定しているけれども、あるタイミングにおいてのみ、中継局RS配下のためのコンテンション期間を設定するものであってもよい。
図8は、本発明における第5のフレームである。
(S213)ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局BSは、DL−MAP、UL−MAP、DCD及びUCDを含むブロードキャストメッセージを送信する。
(S214)基地局BSからブロードキャストメッセージを受信した中継局RSは、更に、そのブロードキャストメッセージをブロードキャストする。
(S215)中継局RSが、基地局BSへ、加入者局SSから受信したデータを転送するための帯域を要求するための帯域が確保されている。
(S216)アップリンクサブフレームにおいて、中継局RSが保持している加入者局SSから受信したデータを、基地局BSへ転送するための帯域を要求するために、BW−REQを基地局BSへ送信する。この帯域は、図6の第4のフレームにおけるUGS-relayに含まれるPoll-Meビットによって与えられる。
(S214)基地局BSからブロードキャストメッセージを受信した中継局RSは、更に、そのブロードキャストメッセージをブロードキャストする。
(S215)中継局RSが、基地局BSへ、加入者局SSから受信したデータを転送するための帯域を要求するための帯域が確保されている。
(S216)アップリンクサブフレームにおいて、中継局RSが保持している加入者局SSから受信したデータを、基地局BSへ転送するための帯域を要求するために、BW−REQを基地局BSへ送信する。この帯域は、図6の第4のフレームにおけるUGS-relayに含まれるPoll-Meビットによって与えられる。
図9は、本発明における第6のフレームである。
(S217)ダウンリンクサブフレームにおいて、基地局BSは、DL−MAP、UL−MAP、DCD及びUCDを含むブロードキャストメッセージを送信する。
(S218)基地局BSからブロードキャストメッセージを受信した中継局RSは、更に、そのブロードキャストメッセージをブロードキャストする。
(S219)中継局RSが、基地局BSへ、加入者局SSから受信したデータを転送するための帯域を要求するための帯域が確保されている。
(S220)アップリンクサブフレームにおいて、中継局RSは、加入者局SS1及びSS2から受信したRNG−REQをまとめて、基地局BSへ転送する。この転送は、図7の第5のフレームにおいて、BWリクエストを用いて基地局BSに要求された帯域内で行われる。加入者局SSのRNG−REQを中継局RSに割り当てた帯域にて受信した基地局BSは、その加入者局SSが中継局RSの配下に位置していることを認識する。
(S218)基地局BSからブロードキャストメッセージを受信した中継局RSは、更に、そのブロードキャストメッセージをブロードキャストする。
(S219)中継局RSが、基地局BSへ、加入者局SSから受信したデータを転送するための帯域を要求するための帯域が確保されている。
(S220)アップリンクサブフレームにおいて、中継局RSは、加入者局SS1及びSS2から受信したRNG−REQをまとめて、基地局BSへ転送する。この転送は、図7の第5のフレームにおいて、BWリクエストを用いて基地局BSに要求された帯域内で行われる。加入者局SSのRNG−REQを中継局RSに割り当てた帯域にて受信した基地局BSは、その加入者局SSが中継局RSの配下に位置していることを認識する。
図10は、中継局RSが送信するDL−MAPの構成図である。図11は、中継局RSが送信するUL−MAPの構成図である。
本発明によれば、DL−MAP及びUL−MAP内のスタートタイムに、そのスタートタイムから中継時間を減算した値を挿入する。例えば、図6のS205において、基地局BSから送信されたブロードキャストメッセージは、中継時間T11経過後に中継局RSに受信される。従って、中継局RSは、中継時間T11経過後に、S206のブロードキャストメッセージを送信する。このとき、加入者局SS1及びSS2は、S206のブロードキャストメッセージが送信され始めた時間を、タイムスロット0として動作する。従って、加入者局SS1及びSS2が、S206のブロードキャストメッセージが送信され始めた時間をタイムスロット0とするならば、そのスタートタイムから中継時間T11を減算しておく必要がある。もし、中継時間T11をスタートタイムから減算しなかった場合、加入者局SS1及びSS2は、中継時間T11だけずれるためシステムとの同期が取れなくなる。
図12は、中継局RSが送信するDCDの構成図である。図13は、中継局RSが送信するUCDの構成図である。図14は、DSA−REQの構成図である。
図15は、本発明における第2の実施形態の概略的なフレームシーケンス図である。
中継局RSは、コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションを設定するための要求メッセージを基地局へ送信する(第1のステップ)。
(S301)既に基地局BSは、中継局RS配下に加入者局SS1及びSS2が存在していることを把握している。加入者局SS1及びSS2は、コンテンション期間に、リクエストメッセージを送信するためのBWリクエストを中継局RSへ送信する(第2のステップ)。中継局RSは、基地局BS間に事前に確立したrtPS(real time Polling Service)コネクションに対して基地局BSから周期的に割り当てられる帯域要求用の帯域を用いて、加入者局SS1及びSS2のBWリクエストを送信するための帯域を要求する(第3のステップ)。これにより、基地局BSは、加入者局SSからのリクエストメッセージを送信するための帯域を、コンテンションフリー期間に設定する。
(S302)中継局RSは、S301でコンテンションフリー期間に割り当てられた帯域を用いて、加入者局SS1及びSS2のBWリクエストを基地局BSへ送信する(第4のステップ)。
(S303)その後、加入者局SS1及びSS2は、リクエストメッセージを中継局RSへ送信する。中継局RSは、受信したリクエストメッセージを基地局BSへ転送する。尚、中継局RSと加入者局SSとの間、及び中継局RSと基地局BSとの間の通信帯域は、S302で送信されたBWリクエストによって基地局BSから割り当てられている。
(S301)既に基地局BSは、中継局RS配下に加入者局SS1及びSS2が存在していることを把握している。加入者局SS1及びSS2は、コンテンション期間に、リクエストメッセージを送信するためのBWリクエストを中継局RSへ送信する(第2のステップ)。中継局RSは、基地局BS間に事前に確立したrtPS(real time Polling Service)コネクションに対して基地局BSから周期的に割り当てられる帯域要求用の帯域を用いて、加入者局SS1及びSS2のBWリクエストを送信するための帯域を要求する(第3のステップ)。これにより、基地局BSは、加入者局SSからのリクエストメッセージを送信するための帯域を、コンテンションフリー期間に設定する。
(S302)中継局RSは、S301でコンテンションフリー期間に割り当てられた帯域を用いて、加入者局SS1及びSS2のBWリクエストを基地局BSへ送信する(第4のステップ)。
(S303)その後、加入者局SS1及びSS2は、リクエストメッセージを中継局RSへ送信する。中継局RSは、受信したリクエストメッセージを基地局BSへ転送する。尚、中継局RSと加入者局SSとの間、及び中継局RSと基地局BSとの間の通信帯域は、S302で送信されたBWリクエストによって基地局BSから割り当てられている。
図16は、本発明における具体的な第1のフレームシーケンス図である。
図16の前段階に、第1の実施形態の図3及び図4のフレームと同様のシーケンスで、中継局RSが中継用コネクションを設定する。図2の実施形態がUSGコネクションを設定するのに対して、図3の実施形態は、rtPSコネクションを設定する。rtPSは、MPEG動画のような可変長パケットからなるリアルタイム系アプリケーションをサポートするためのサービスであり、遅延時間、送信帯域を保証する。rtPSは、帯域要求のためにコンテンション期間を用いず、基地局BSによって周期的にBWリクエストのための帯域が割り当てられる(Unicast Polling)。更に、中継用のrtPSコネクションとして、rtPS-relayを新たに定義する。rtPS-relayコネクションに対して、基地局BSによって周期的に割り当てられるBWリクエスト用の帯域を利用して、中継局RSが、加入者局SS1及びSS2から受信したリクエストメッセージを送信するための帯域要求を行う。更にまた、rtPS-relayは、アップリンクのみのコネクションとし、中継局RSだけが確立することができる。rtPS-relayを特定するために、DSA−REQ内のサービスクラス名に新たにrtPS-relayを設け、rtPS-relayに対する送信帯域や遅延時間などのパラメータを予め基地局BSにて設定しておくものとする。基地局BSは、rt-PSに対するDSA−REQを受信することにより、当該DSA−REQを送信した通信装置を中継局RSと認識する。
尚、中継局RS配下の加入者局SS1及びSS2は、基地局BSから送信されたブロードキャストメッセージを、中継局RSから受信する。これにより、加入者局SS1及びSS2は、ULサブフレーム内の中継局RS用のレンジングコンテンション期間を把握する。
(S401)中継局RSと基地局BSとの間で、rtPSコネクションが既に確立されている。
図17は、本発明における具体的な第2のフレームシーケンス図である。
(S402)中継局RSは、加入者局SS1から、中継局用のBWリクエストのコンテンション期間に、帯域要求メッセージBW−REQを受信する。尚、加入者局SS1は、BW−REQを、コンテンションウィンドウ値に従ったバックオフ時間経過後に送信する。
(S403)中継局RSは、加入者局SS2からも、中継局用のBWリクエストのコンテンション期間に、帯域要求メッセージBW−REQを受信する。
(S404)その後、中継局RSは、加入者局SS1及びSS2から受信したBW−REQを一時的に保持する。そして、中継局RSは、rtPS-relayコネクションに与えられた帯域要求を行うための帯域を用いて、加入者局SS1及びSS2からのBWリクエストを送信するための帯域を要求する。これにより、基地局BSは、加入者局SSからのBWリクエストメッセージを送信するための帯域を、コンテンションフリー期間に設定する。
(S403)中継局RSは、加入者局SS2からも、中継局用のBWリクエストのコンテンション期間に、帯域要求メッセージBW−REQを受信する。
(S404)その後、中継局RSは、加入者局SS1及びSS2から受信したBW−REQを一時的に保持する。そして、中継局RSは、rtPS-relayコネクションに与えられた帯域要求を行うための帯域を用いて、加入者局SS1及びSS2からのBWリクエストを送信するための帯域を要求する。これにより、基地局BSは、加入者局SSからのBWリクエストメッセージを送信するための帯域を、コンテンションフリー期間に設定する。
図18は、本発明における具体的な第3のフレームシーケンス図である。
(S405)中継局RSは、コンテンションフリー期間に、S402及びS403において加入者局SS1及びSS2から受信していたBW−REQを基地局BSへ送信する。
図19は、本発明における具体的な第4のフレームシーケンス図である。
(S406)中継局RSは、基地局BSから加入者局SS1に割り当てられたコンテンションフリー期間に、加入者局SS1からデータであるREG−REQを受信する。
(S407)また、中継局RSは、基地局BSから加入者局SS2に割り当てられたコンテンションフリー期間に、加入者局SS2からデータであるREG−REQを受信する。
(S408)中継局RSは、加入者局SS1及びSS2から受信したデータをまとめて、基地局BSから中継局RSに割り当てられたコンテンションフリー期間に基地局BSへ送信する。
(S407)また、中継局RSは、基地局BSから加入者局SS2に割り当てられたコンテンションフリー期間に、加入者局SS2からデータであるREG−REQを受信する。
(S408)中継局RSは、加入者局SS1及びSS2から受信したデータをまとめて、基地局BSから中継局RSに割り当てられたコンテンションフリー期間に基地局BSへ送信する。
前述したように、本発明によれば、IEEE802.16のPMPモードについて、基地局BSが、その通信エリア内の中継局RSを介して、その通信エリア外に位置する加入者局SSと通信をすることができる。これにより、簡易的な中継局によって1つの基地局BSのカバレッジエリアを拡大することができる。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略を、当業者は容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
Claims (10)
- 基地局と、該基地局と通信できない1つ以上の加入者局と通信可能な中継局におけるメディアアクセス制御方法において、
前記基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
前記コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションを設定するための要求メッセージを前記基地局へ送信する第1のステップと、
前記コンテンション期間に、前記加入者局からデータを受信する第2のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを送信するための帯域を前記基地局へ要求する第3のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記帯域要求メッセージを前記基地局へ送信する第4のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記加入者局から受信した前記データを前記基地局へ送信する第5のステップと
を有することを特徴とするメディアアクセス制御方法。 - 前記コンテンションフリー期間に、前記加入者局からデータを受信すると共に、該データを前記基地局へ送信する第6のステップを更に有することを特徴とするメディアアクセス制御方法。
- IEEE802.16標準規格におけるPMPモードに適用されることを特徴とする請求項1又は2に記載のメディアアクセス制御方法。
- 前記中継用制御コネクションは、UGSコネクションであり、
前記第1のステップは、
前記コンテンション期間に、前記中継用制御コネクションを設定するのための帯域要求メッセージを前記基地局へ送信するステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記中継用制御コネクションを設定するための要求メッセージを前記基地局へ送信し、前記コンテンションフリー期間に前記UGSコネクション期間を設定するステップと
を有することを特徴とする請求項3に記載のメディアアクセス制御方法。 - 基地局と、該基地局と通信できない1つ以上の加入者局と通信可能な中継局におけるメディアアクセス制御方法において、
前記基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
前記コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションを設定するための要求メッセージを前記基地局へ送信する第1のステップと、
前記コンテンション期間に、前記加入者局からデータを受信する第2のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを前記基地局へ送信する第3のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記加入者局から受信した前記データを前記基地局へ送信する第4のステップと
を有することを特徴とするメディアアクセス制御方法。 - 前記コンテンションフリー期間に、前記加入者局からデータを受信すると共に、該データを前記基地局へ送信する第5のステップを更に有することを特徴とする請求項5に記載のメディアアクセス制御方法。
- IEEE802.16標準規格におけるPMPモードに適用されることを特徴とする請求項5又は6に記載のメディアアクセス制御方法。
- 前記中継用制御コネクションは、rtPSコネクションであり、
前記第1のステップは、
前記コンテンション期間に、前記中継用制御コネクション確立のための帯域要求メッセージを前記基地局へ送信するステップと、
前記コンテンションフリー期間に前記rtPSコネクションを設定するステップと
を有することを特徴とする請求項7に記載のメディアアクセス制御方法。 - 基地局と、該基地局と通信できない1つ以上の加入者局と通信可能な中継局に搭載されたコンピュータを実行させるメディアアクセス制御プログラムにおいて、
前記基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
前記コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションを設定するための要求メッセージを前記基地局へ送信する第1のステップと、
前記コンテンション期間に、前記加入者局からデータを受信する第2のステップと、
前記コンテンションフリー期間の前記中継用制御コネクションにて、帯域要求メッセージを送信するための帯域を前記基地局へ要求する第3のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記帯域要求メッセージを前記基地局へ送信する第4のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記加入者局から受信した前記データを前記基地局へ送信する第5のステップと
してコンピュータを実行させることを特徴とするメディアアクセス制御プログラム。 - 基地局と、該基地局と通信できない1つ以上の加入者局と通信可能な中継局に搭載されたコンピュータを実行させるメディアアクセス制御プログラムにおいて、
前記基地局へのアップリンクフレームは、コンテンション期間とコンテンションフリー期間とから構成されており、
前記コンテンションフリー期間に、中継用制御コネクションを確立するための要求メッセージを前記基地局へ送信する第1のステップと、
前記コンテンション期間に、前記加入者局からデータを受信する第2のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記中継用制御コネクションで、帯域要求メッセージを前記基地局へ送信する第3のステップと、
前記コンテンションフリー期間に、前記加入者局から受信した前記データを前記基地局へ送信する第4のステップと
してコンピュータを実行させることを特徴とするメディアアクセス制御プログラム。
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JP2005184781A JP2007006199A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 高速無線アクセスシステムにおける中継局のメディアアクセス制御方法及びプログラム |
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JP2005184781A Withdrawn JP2007006199A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 高速無線アクセスシステムにおける中継局のメディアアクセス制御方法及びプログラム |
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