JPWO2013121514A1 - 電力平準化装置 - Google Patents

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Abstract

複数の素材が異なる位置で同時に製造される場合でも、外部から製造ラインに供給される電力を平準化することができる電力平準化装置を提供する。このため、電力平準化装置は、金属材料の製造工場又は製造ラインの異なる位置で複数の素材が同時に製造される際の消費電力を予測する電力需要予測機能と、電力需要予測機能が予測した消費電力が所定値を超えている場合は、外部の電力系統から製造工場又は製造ラインに供給される電力が所定値以下となるように、電力貯蔵装置に対して製造工場又は製造ラインに放電させる電力平準化制御機能と、を備えた。

Description

この発明は、外部から製造工場又は製造ラインに供給する電力を平準化する電力平準化装置に関するものである。
製造ラインの電力制御方法として、製造ラインの最大電力が契約電力を超えると予想されるときに、自家発電等により電力をまかなう方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2009−183077号公報
しかしながら、上記電力制御方法は、製造ラインの異なる位置で複数の素材が同時に製造される場合を考慮していない。このため、外部から製造ラインに供給される電力を平準化することができない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数の素材が異なる位置で同時に製造される場合でも、外部から製造ラインに供給される電力を平準化することができる電力平準化装置を提供することである。
この発明に係る電力平準化装置は、金属材料の製造工場又は製造ラインの異なる位置で複数の素材が同時に製造される際の消費電力を予測する電力需要予測機能と、前記電力需要予測機能が予測した消費電力が所定値を超えている場合は、外部の電力系統から前記製造工場又は前記製造ラインに供給される電力が前記所定値以下となるように、電力貯蔵装置に対して前記製造工場又は前記製造ラインに放電させる電力平準化制御機能と、を備えたものである。
この発明に係る電力平準化装置は、金属材料の製造工場又は製造ラインの異なる位置で複数の素材が同時に製造される際の消費電力を予測する電力需要予測機能と、前記電力予測需要機能が予測した消費電力が所定値を超えている場合は、外部の電力系統から前記製造工場又は前記製造ラインに供給される電力が前記所定値以下となるように、前記製造工場又は前記製造ラインでの製品の製造タイミングを調整する電力平準化制御機能と、を備えたものである。
この発明によれば、複数の素材が異なる位置で同時に製造される場合でも、外部から製造ラインに供給される電力を平準化することができる。
この発明の実施の形態1における電力平準化装置の構成図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の操業スケジュール予測機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の操業スケジュール予測機能の学習機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の個別製品消費電力予測機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置のモデル基準消費電力演算手段を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置のモデル基準消費電力演算手段の学習機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の実績データ基準消費電力予測手段を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の実績データ基準消費電力予測手段のテーブルを説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の電力需要予測機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の電力需要予測機能の学習機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の電力平準化制御機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置の電力平準化制御機能の電力モニター制御手段を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電力平準化装置内の処理を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2における電力平準化装置の構成図である。 この発明の実施の形態2における電力平準化装置による圧延材のピッチの抑制方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態2における電力平準化装置内の処理を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3における電力平準化装置の構成図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の構成図である。
図1において、1は配電系統である。配電系統1の入力側には、外部の電力系統が接続される。配電系統1の出力側には、圧延ライン2が接続される。圧延ライン2は、熱間薄板圧延機である。
圧延ライン2の最上流には、加熱炉が設けられる。加熱炉の下流側には、粗圧延機が設けられる。粗圧延機の下流側には、仕上圧延機が設けられる。仕上圧延機の下流側には、コイラーが設けられる。
3は圧延ライン2の制御システムである。制御システム3は、初期設定計算機能4、実績データ採取機能5を備える。初期設定計算機能4は、学習機能Aを備える。
6は製品仕様である。製品仕様6は、素材の情報と圧延ライン2で製造すべき製品の仕様等である。製品仕様6は、材料毎に上位計算機から与えられる。
所望の製品を製造する際、初期設定計算機能4は、製品仕様6に基づいて、圧延ライン2の初期設定を計算する。当該初期設定に基づいて、加熱炉、粗圧延機、仕上圧延機等の設定がなされる。当該設定に基づいて、粗圧延機、仕上圧延機等は、外部の電力系統から配電系統1を介して供給された電力を用いて動作する。加熱炉では、当該設定に基づいて、供給された電力を用いて制御を行い、燃料を適切に燃焼させ、圧延材を所望の温度に昇温する。具体的には、圧延材として、加熱炉からスラブが抽出される。当該圧延材は、粗圧延機、仕上圧延機で圧延される。その後、圧延材は、コイラーに巻き取られる。この際、実績データ採取機能5は、圧延ライン2の圧延実績データを採取する。
このとき、圧延材が粗圧延機に噛み込まれると、制御システム3は、圧延材の全長を制御する。具体的には、初期設定計算機能4は、圧延開始後、各設備で何秒間、圧延や搬送がなされるかという時間情報を予測する。当該予測と圧延実績データとに基づいて、学習機能Aは、加熱炉、粗圧延機、仕上圧延機等の設定を計算する際のモデルを学習する。当該学習結果に基づいて、初期設定計算機能4は、加熱炉、粗圧延機、仕上圧延機等の設定を補正する。
本実施の形態においては、電力貯蔵装置7が設けられる。電力貯蔵装置7は、蓄電池、フライホイール、大容量コンデンサを備える。
蓄電池は、電気エネルギーを化学エネルギーとして蓄える。このため、蓄電池の急速放電は難しい。ただし、リチウムイオン電池等を用いれば、急速放電が行われる。一方、例えば、NaS電池(ナトリウムと硫黄を使った電池)を用いれば、蓄電池の大容量化は容易である。最近では、蓄電池の価格も大きく下落している。このため、蓄電池の大容量化は、容易かつ安価に実現される。
フライホイールは、はずみ車効果を利用した蓄電装置である。フライホイールにおいては、回転体と電動発電機とが直結される。回転体は、大きな慣性を有する。充電時は、電動発電機に電力を供給することで、回転体の回転数を上げる。この場合、電動発電機は電動機として利用される。放電時は、電動発電機を発電機として利用することで、回転体の回転数を下げる。フライホイールの蓄電容量は、回転体と電動発電機との規模で決まる。フライホイールの放電速度は、急速放電が可能な蓄電池の放電速度と同等以上である。
大容量コンデンサは、電気エネルギーを他の形態のエネルギーに変換せずに蓄える。このため、大容量コンデンサの放電速度は、蓄電池の放電速度とフライホイールの放電速度とよりも速い。これに対し、大容量コンデンサの蓄電容量には、制約がある。最近では、電気2重層キャパシタ等を多く利用することで、大容量コンデンサの蓄電容量を大きくすることができる。
電力貯蔵装置7においては、放電すべき電力の速応性に応じて、蓄電池、フライホイール、大容量コンデンサが相互補完するように使い分けられる。例えば、急激かつ大量の放電が必要な場合は、まず、急速放電が可能な大容量コンデンサが放電する。その後、フライホイールが使用される。最後に、応答が遅い蓄電池が使用される。なお、大容量コンデンサと蓄電池、フライホイールと蓄電池、大容量コンデンサとフライホイールのそれぞれの組合せでも、同等の効果が期待される。
配電系統1と電力貯蔵装置7との間には、パワーコンディショナ8が接続される。パワーコンディショナ8は、電力貯蔵装置7を充電する際に外部の電力系統から供給される交流電力を直流に適切に変換する機能を備える。パワーコンディショナ8は、電力貯蔵装置7が放電する直流電力を交流電力に適切に変換する機能を備える。
電力貯蔵装置7とパワーコンディショナ8とには、電力貯蔵装置制御機能9が接続される。電力貯蔵装置制御機能9は、電力貯蔵装置7が適切に充放電するように、電力貯蔵装置7とパワーコンディショナ8とを制御する機能を備える。
10は電力平準化装置である。電力平準化装置10は、操業スケジュール予測機能11、個別製品消費電力予測機能12、電力需要予測機能13、電力平準化制御機能14、表示機能15を備える。
操業スケジュール予測機能11は、製品仕様6の中で計画された材料1、2、・・・、Nのスラブが加熱炉から抽出されるタイミングを予測し、初期設定計算機能4に計算された各設備での圧延、搬送時間に基づいて、圧延材がどのタイミングでどの位置にあるかを予測する機能を備える。操業スケジュール予測機能11は、学習機能Bを備える。学習機能Bは、実績データに基づいて、スラブの抽出タイミングの予測を補正する機能を備える。
個別製品消費電力予測機能12は、操業スケジュール予測機能11に予測されたタイミングとは無関係に、初期設定計算機能4に計算された加熱炉、粗圧延機、仕上圧延機等の設定に基づいて、製品仕様6の中で計画された材料1、2、・・・、Nがスラブから製品となるまでの間に、圧延ライン2の各設備で消費される電力を計算する機能を備える。個別製品消費電力予測機能12は、学習機能Cを備える。学習機能Cは、実績データに基づいて、消費電力の計算を補正する機能を備える。
電力需要予測機能13は、操業スケジュール予測機能11に予測された圧延材の位置情報及び時間情報と個別製品消費電力予測機能12に計算された圧延材別の消費電力とに基づいて、所定の予測期間内における消費電力を時系列に計算する機能を備える。電力需要予測機能13は、学習機能Dを備える。学習機能Dは、実績データに基づいて、消費電力の計算を補正する機能を備える。
電力平準化制御機能14は、電力需要予測機能13に計算された消費電力が所定のピーク値を超える場合に、外部の電力系統から圧延ライン2に供給される電力がピーク値以下となるように、電力貯蔵装置制御機能9に電力貯蔵装置7の放電指令を与える機能を備える。電力平準化制御機能14は、電力需要予測機能13に計算された消費電力がピーク値を超えない場合に、電力貯蔵装置制御機能9に電力貯蔵装置7の充電指令を与える機能を備える。電力平準化制御機能14は、電力モニター制御手段を備える。電力モニター制御手段は、時々刻々変化する消費電力の実績データをモニターし、消費電力の実績データが電力閾値を超えた場合に、強制的に電力貯蔵装置7に放電させる機能を備える。なお、電力閾値は、ピーク値又はピーク値よりも余裕代分だけ小さい値に設定される。
表示機能15は、電力需要予測機能13に計算された消費電力の時系列と電力平準化制御機能14に平準化された消費電力の時系列とを計算機のディスプレイ等に表示させる機能を備える。電力需要予測機能13に計算された消費電力の時系列の例は、表示機能15の左側に示される。電力平準化制御機能14に平準化された消費電力の時系列の例は、表示機能15の右側に示される。
次に、図2を用いて、操業スケジュール予測機能11によるスラブの抽出タイミングの予測方法を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の操業スケジュール予測機能を説明するための図である。
図2において、過去の一定期間のスラブ抽出間隔の平均値TAVは、次の(1)式、(2)式の関係を満たす。
Figure 2013121514
Figure 2013121514
ここで、Nは過去の一定期間に抽出されたスラブ数である。Ti、i−1 はスラブNO.iとNO.i−1の時間間隔である。例えば、NO.−2は、現時刻から2つ前のスラブを指す。TAV LLはTAVの下限値である。TAV ULはTAVの上限値である。
現時刻をt、予測期間内のスラブ本数をNとすると、スラブの抽出タイミングtは、次の(3)式で計算される。
Figure 2013121514
なお、過去のスラブの抽出間隔を一次遅れフィルタリングして、スラブの抽出タイミングtを予測する場合もある。この場合、過去のスラブ抽出間隔のフィルタリング値TFLは、次の(4)式、(5)式を満たす。
Figure 2013121514
Figure 2013121514
ここで、αはフィルタリングゲインである。TFL LLはTFLの下限値である。TFL ULはTFLの上限値である。この場合、スラブの抽出タイミングtは、次の(6)式で計算される。
Figure 2013121514
オペレータが急速停止ボタンを押した場合は、トラブル処理にかかる時間(分)が入力される。この際、入力された時間分だけ、次のスラブの抽出タイミングの予測を遅らせる。オペレータがスラブの抽出タイミングを指定した場合は、そのタイミングが考慮される。
次に、図3を用いて、学習機能Bによるスラブの抽出タイミングの予測の補正方法を説明する。
図3はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の操業スケジュール予測機能の学習機能を説明するための図である。
図3に示すように、学習機能Bは、鋼種、仕上目標板厚、仕上目標板幅等でテーブルを区分し、該当するテーブル区分に、スラブ抽出時間間隔を格納する。格納する値は、次の(7)式で平滑化される。
(新たに格納するスラブ抽出時間間隔Tnew)=G*(スラブ抽出時間間隔実績値T)+(1−G)*(テーブルに格納されていたスラブ抽出時間間隔Told) (7)
ここで、Gは、0≦G≦1の範囲の重み係数である。
例えば、(3)式を用いてスラブの抽出タイミングtを予測している際に、鋼種i、仕上目標板厚j、仕上目標板幅kに対応したスラブから鋼種l、仕上目標板厚m、仕上目標板幅nに対応したスラブに時刻tで変わった場合を説明する。この場合、スラブの抽出タイミングtは、次の(8)式で計算される。
Figure 2013121514
ここで、αはロット変更時の重みゲインである。
次に、図4を用いて、個別製品消費電力予測機能12による消費電力の計算方法を説明する。
図4はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の個別製品消費電力予測機能を説明するための図である。
図4に示すように、個別製品消費電力予測機能12は、モデル基準消費電力演算手段12aと実績データ基準消費電力予測手段12bとを備える。モデル基準消費電力演算手段12aは、初期設定機能計算機能に計算された計算結果4aに基づいて計算対象の圧延材を製造する際の消費電力を計算する機能を備える。実績データ基準消費電力予測手段12bは、実績データに基づいて、計算対象の圧延材を製造する際の消費電力を計算する機能を備える。個別製品消費電力予測機能12は、モデル基準消費電力演算手段12aと実績データ基準消費電力予測手段12bのいずれかの計算結果12cを出力する機能を備える。
次に、図5を用いて、モデル基準消費電力演算手段12aによる消費電力の計算方法を説明する。
図5はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置のモデル基準消費電力演算手段を説明するための図である。
図5の上段は、初期設定計算機能4が予測した速度である。図5の下段は、初期設定計算機能4が予測したトルクである。
モデル基準消費電力演算手段12aは、初期設定計算機能4に予測されたトルクと速度とに基づいて、消費電力を計算する。具体的には、モデル基準消費電力演算手段12aは、各時刻におけるトルクと速度の積を当該時刻の消費電力として計算する。この場合、計算対象の圧延材の電力量は、圧延される時間内の電力の積分値となる。
次に、図6を用いて、学習機能Cによる消費電力の計算の補正方法を説明する。
図6はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置のモデル基準消費電力演算手段の学習機能を説明するための図である。
モデル基準消費電力演算手段12aによる電力計算値は予測値である。当該予測値は、誤差を伴う。そこで、学習機能Cは、計算対象の圧延材が圧延された後、消費電力の実績データを採取して計算値と比較することにより、学習値Zを計算する。その結果、次回の計算精度が高まる。学習値Zは、以下の(9)式で計算される。
(学習値Z)=(消費電力の実績値)/(消費電力の予測値) (9)
図6に示すように、学習値Zは、鋼種やスラブ抽出温度等、消費電力に関係のあるパラメータで分類されたテーブルに格納される。この際、フィルタリングの目的で、平滑化処理が行われる。具体的には、同じテーブル区分に格納されている学習値Zoldと(9)式の値を用いて、次回使用する学習値Znewが次の(10)式で計算される。
(学習値Znew)=K*(学習値Z)+(1−K)*(学習値Zold) (10)
ここで、Kは、0≦K≦1の範囲の学習ゲインである。
学習値Znewは、当該テーブル区分に上書きされる。次回計算時には、当該テーブル区分の学習値Znewを用いて、次の(11)式で消費電力の予測値が補正される。
(消費電力予測値)=(学習値を含まない消費電力予測値)*(学習値Znew) (11)
なお、初期設定計算機能4の学習機能Aでの学習計算も同様である。
次に、図7を用いて、実績データ基準消費電力予測手段12bによる消費電力の計算方法を説明する。
図7はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の実績データ基準消費電力予測手段を説明するための図である。
実績データ基準消費電力予測手段12bは、圧延材の圧延が完了する度に、圧延に使用した電力の実績値が計算機のデータベースやテーブルに保存する。本実施の形態においては、粗圧延と仕上圧延の間に境界が設けられる。当該境界よりも上流側及び下流側での電力量の実績データがそれぞれ保存される。この際、圧延材の幅は消費電力の大小にほぼ比例する。このため、電力量の実績データは、圧延材の幅を規格化して保存される。当該規格化により、圧延材の幅に対し、普遍的な量が保存される。この値を計算対象の圧延材に使用する場合、当該圧延材の幅を乗じればよい。
また、圧延時間は粗圧延、仕上圧延等、各工程の速度によって変化する。このため、粗圧延最終パスと仕上圧延最終パスとにおける圧延材の長さを基準として、粗圧延、仕上圧延それぞれに要する電力量が保存される。すなわち、電力量は、エネルギーに影響する時間や速度を考慮外として規格化される。
図7の上段に示すように、実績データ採取機能5から採取される電力データの横軸は、時間である。このため、図7の下段に示すように、圧延材の長さを横軸とした電力量のデータに変換する必要がある。具体的には、圧延ライン2の各設備やその設備でのパスごとに電力量を積み上げて、圧延材の総合の電力量が計算される。当該総合の電力量を圧延材の長さと幅で除することで、圧延材の単位長さ・幅あたりの電力量が求められる。
この際、粗圧延における圧延材の単位長さ・幅あたりの電力量E N_RMは、次の(12)式で計算される。
Figure 2013121514
ここで、E RMは粗圧延における電力使用量(kWh)である。L RMDは粗圧延出側での圧延材の長さ(m)である。B RMDは粗圧延出側での圧延材幅(m)である。なお、B RMDはスラブの幅と圧延材の仕上幅の平均でもよい。
仕上圧延における圧延材の単位長さ・幅あたりの電力量E N_FMは、次の(13)式で計算される。
Figure 2013121514
ここで、E FMは粗圧延における電力使用量(kWh)である。L FMDは粗圧延出側での圧延材の長さ(m)である。B FMDは粗圧延出側での圧延材幅(m)である。なお、B FMDはスラブの幅と圧延材の仕上幅の平均でもよい。
次に、図8を用いて、実績データ基準消費電力予測手段12bのテーブルを説明する。
図8はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の実績データベース消費電力予測手段のテーブルを説明するための図である。
図8に示すように、データの振り分けは、消費電力に影響する因子をパラメータとする。例えば、スラブ抽出温度、鋼種、粗バー厚、製品目標厚等である。圧延材の単位長さ・幅あたりの電力量E N_RM、E N_FMは、予め準備した粗圧延用及び仕上圧延用テーブルに格納される。
次に、図9を用いて、電力需要予測機能13による消費電力の予測方法を説明する。
図9はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の電力需要予測機能を説明するための図である。
個々の圧延材に対して消費される電力は、個別製品消費電力予測機能12に計算される。圧延材の位置及び時間の情報は、操業スケジュール予測機能11により計算される。このため、図9の上段に示すように、圧延に要する電力消費量と時間とは仮想的なグラフの上に配置される。ここで、定常電力消費量は、圧延に使う冷却水の循環用のポンプ、照明、空調機等、圧延ライン2の外にあって、常に電力を消費している設備の電力消費量である。これらの合計電力消費量は、実測により正確に求められる。図9の上段の配置が完了すれば、図9の下段のように、各時刻における電力を積算することで、複数の圧延材を異なる位置で同時に圧延する際の消費電力が予測される。
次に、図10を用いて、電力需要予測機能13の学習機能Dによる消費電力の予測の補正方法を説明する。
図10はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の電力需要予測機能の学習機能を説明するための図である。
図10に示すように、電力需要予測機能13の実行は、シフト時間T毎に繰り返される。予測期間は、30分から2時間程度である。また、電力系統の応答が速いこともあり、シフト時間Tは、1秒から1分程度に設定される。現時刻で予測計算をした後、対応する予測期間が終了したときに、実績データを採取して、学習計算が行なわれる。具体的には、予測期間内の平均電力量実績値と平均電力量計算値を比較することで学習する。学習計算は(9)式と同様に、次の(14)式で計算される。
(学習値Z)=(平均電力量実績値)/(平均電力量予測値) (14)
その後、(10)式、(11)式と同様の計算が行なわれる。
次に、図11を用いて、電力平準化制御機能14による電力の平準化の方法を説明する。
図11はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の電力平準化制御機能を説明するための図である。
電力平準化制御機能14は、電力需要予測機能13に予測された電力需要の時系列の推移を用いて、電力会社等と契約した契約買電量を超えないように電力貯蔵装置7を制御する。消費電力が契約買電量を超える場合は、電力平準化制御機能14は、装置の応答も考慮して、圧延ライン2に必要な電力が不足しないように早めに電力貯蔵装置7から放電するように制御する。実際には、契約買電量に余裕代を持たせて、(契約買電量)−(余裕代)に予測電力が達したときに、上記処理が行なわれる。電力貯蔵装置7が放電し続け、電力貯蔵装置7の中の電力が枯渇した場合は、外部からの電力の供給が必要となる。
電力貯蔵装置7への充電は、消費電力予測値が契約買電量を下回ることが続く場合に行なわれる。ただし、電力貯蔵装置7の容量には上限がある。このため、電力貯蔵装置7が満充電となった場合は、電力平準化制御機能14は、電力貯蔵装置7の充電を停止するように電力貯蔵装置制御機能9に指令を出力する。
これらの計算は、計算windowを設定し、その範囲内の電力需要の時系列の推移を得て、電力貯蔵装置7の充放電が決定される。計算windowは、ある時間毎にずらされる。計算windowのずれは、電力需要予測機能13の実行タイミングと合わせてもよい。
計算windowの期間は、予測期間以下に設定される。当該計算windowの範囲内で、消費電力量が契約買電量を超えないように制御される。さらに電力貯蔵装置7の寿命を長くするため、頻繁な充放電の切替をしないように、電力予測値の変化率に制限が付加される場合もある。
また、電力貯蔵装置7の放電期間が短い場合、まず大容量コンデンサやフライホイールから放電するように設定される。この場合、蓄電池の容量を減らしたり充放電回数を減らしたりすることができる。
次に、図12を用いて、電力平準化制御機能14の電力モニター制御手段を説明する。
図12はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置の電力平準化制御機能の電力モニター制御手段を説明するための図である。
図12の計算window−4の中のように、電力需要が減ると予想された場合でも、実際には、電力需要が減らない場合もある。この場合、電力モニター制御手段は、電力需要をモニター制御することで、電力貯蔵装置7の運転を充電から放電に変更する。例えば、急速放電が必要である場合、大容量コンデンサやフライホイールから放電し、続いて必要があれば蓄電池から放電するように設定される。この場合、急速な放電とそれに続く多くの量の放電にも対応することができる。
次に、図13を用いて、電力平準化装置10内の処理の概要を説明する。
図13はこの発明の実施の形態1における電力平準化装置内の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS1では、電力予測のタイミングか否かが判定される。電力予測のタイミングの場合は、ステップS2に進む。ステップS2では、圧延される材料について、製品仕様6に基づいて、初期設定計算機能4が設定計算を行う。
その後、ステップS3に進み、操業スケジュール予測機能11が現在から一定時間後の操業状態を予測する。具体的には、どの材料がいつ生産(圧延)されるのかが予測される。その後、ステップS4に進み、個別製品消費電力予測機能12が個々の材料に関して消費電力を予測する。
その後、ステップS5に進み、電力需要予測機能13が現在から一定時間後の消費電力を予測する。この際、表示機能15は、ディスプレイ等に結果を表示させる。その後、ステップS6に進み、電力平準化制御機能14がピークカットを実現する電力貯蔵装置7の制御方策を作成する。この際、表示機能15は、ディスプレイ等に結果を表示させる。
その後、ステップS7に進み、電力貯蔵装置制御機能9は、パワーコンディショナ8を介して電力貯蔵装置7を制御する。
ステップS1で予測タイミングでない場合は、ステップS8に進む。ステップS8では、電力需要時実績値が契約買電量を超過しているか否かが判定される。電力需要時実績値が契約買電量を超過していない場合は、ステップS7に進み、電力貯蔵装置7の制御が維持される。
ステップS8で電力需要時実績値が契約買電量を超過している場合は、ステップS9に進む。ステップS9では、電力平準化制御機能14が電力需要時実績値が契約買電量を超過しないように電力貯蔵装置7の制御方策を作成する。その後、ステップS7に進み、当該方策で、電力貯蔵装置制御機能9がパワーコンディショナ8を介して電力貯蔵装置7を制御する。
以上で説明した実施の形態1によれば、電力需要予測機能13が予測した消費電力が所定値を超えている場合は、電力貯蔵装置7が放電する。このため、複数の素材が異なる位置で同時に製造される場合でも、外部から製造ラインに供給される電力を平準化することができる。その結果、電源設備の容量を小さくすることができる。さらに、外部の電力系統の電力線や変電設備も小さくすることができる。このため、外部から安価に電力を供給することができる。
また、電力需要予測機能13が予測した消費電力が所定値を超えていない場合に、電力貯蔵装置7は、外部の電力系統から電力の供給を受けて充電される。このため、電力貯蔵装置7の充電に関し、外部の電力系統を有効活用できる。
また電力需要の変化率に応じて、蓄電池、フライホイール、大容量コンデンサの放電の順序が切り替わる。このため、電力貯蔵装置7の特性を高めることができる。
また、消費電力の予測値は、操業スケジュール予測機能11と個別消費電力予測機能との予測結果に基づいて演算される。このため、簡単に消費電力の予測値を求めることができる。
また、個別製品消費電力予測機能12は、モデル基準消費電力演算手段12aと実績データ基準消費電力予測手段12bのいずれかの計算結果を出力する。このため、いずれか一方の機能が故障しても、電力の平準化を維持することができる。
また、操業スケジュール予測機能11は、個別製品消費電力予測機能12、電力需要予測機能13は、学習機能を備える。このため、電力を平準化する際の精度を高めることができる。
また、外部の電力系統から供給される電力の実績値が所定の閾値を超えた場合に、電力貯蔵装置7が放電する。このため、外部から製造ラインに供給される電力をより確実に平準化することができる。
なお、圧延ライン2が厚板圧延機であっても、電力平準化装置10を適用することができる。
実施の形態2.
図14はこの発明の実施の形態2における電力平準化装置の構成図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1においては、電力貯蔵装置7が設けられていた。一方、実施の形態2においては、電力貯蔵装置7が設けられていない。
この場合、電力平準化制御機能14は、圧延のピッチを抑制することでピーク電力を抑える。具体的には、電力平準化制御機能14は、圧延材の所望のピッチの計算値をオペレータにガイダンスとして出力する。この場合、オペレータは、当該計算値に従うことでピーク電力の抑制を実施する。
次に、図15を用いて、圧延材のピッチの抑制方法を説明する。
図15はこの発明の実施の形態2における電力平準化装置による圧延材のピッチの抑制方法を説明するための図である。
図15の上段のように、今後圧延される圧延材1、2、3、・・・について、粗圧延、仕上圧延に要する電力量の予測値が積み上げられる。このとき、電力量の予測値が電力量上限値を超えると、図15の下段に示すように、圧延材の圧延時刻を遅延させることで、ピーク電力が抑制される。当該計算においても、計算windowが設定される。当該計算windowの範囲内の電力需要の時系列の推移を得て、圧延材の圧延時刻が決定される。当該計算windowは、ある時間毎にずらされる。
次に、図16を用いて、電力平準化装置10内の処理の概要を説明する。
図16はこの発明の実施の形態2における電力平準化装置内の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS11〜S15は、図13のステップS1〜S5と同様である。ステップS15の後、ステップS16に進む。
ステップS16では、電力平準化制御機能14は、電力のピークカットを実現する圧延のピッチを作成する。この際、表示機能15は、ディスプレイ等に結果を表示させる。
以上で説明した実施の形態2によれば、電力貯蔵装置7がない場合でも、外部から製造ラインに供給される電力を平準化することができる。
実施の形態3.
図17この発明の実施の形態3における電力平準化装置の構成図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図17には、2つの圧延ライン2が設けられる。この場合、各圧延ライン2に対応して、電力平準化装置10が設けられる。ただし、電力平準化制御機能14と表示機能15とは、複数の圧延ライン2に対して共用される。
この場合、電力平準化制御機能14は、各電力需要予測機能13による消費電力の予測結果を取り入れて、図15と同様に、電力需要を配置して、並べ替えることで、2つの圧延ライン2の電力負荷を平準化する。なお、3つ以上の圧延ライン2がある場合も同様に制御できる。
以上で説明した実施の形態3によれば、複数の圧延ライン2に対しても、外部から製造ラインに供給される電力を平準化することができる。
なお、実施の形態1において、電力貯蔵装置7が故障等で利用できない場合、電力貯蔵装置7の蓄電量がなくなった場合に、第2の実施の形態のように、圧延材のピッチを抑制してもよい。
また、圧延ライン2以外の金属材料の製造ラインに電力平準化装置10を適用してもよい。さらに、製造ライン等を含む製造工場全体に電力平準化装置10を適用してもよい。これらの場合でも、外部から製造ラインに供給される電力を平準化することができる。
以上のように、この発明に係る電力平準化装置は、複数の素材が同時に製造される金属材料の金属材料の製造工場又は製造ラインに利用できる。
1 配電系統
2 圧延ライン
3 制御システム
4 初期設定計算機能
4a 計算結果
5 実績データ採取機能
6 製品仕様6
7 電力貯蔵装置
8 パワーコンディショナ
9 電力貯蔵装置制御機能
10 電力平準化装置
11 操業スケジュール予測機能
12 個別製品消費電力予測機能
12a モデル基準消費電力演算手段
12b 実績データ基準消費電力予測手段
12c 計算結果
13 電力需要予測機能
14 電力平準化制御機能
15 表示機能
Figure 2013121514

Claims (13)

  1. 金属材料の製造工場又は製造ラインの異なる位置で複数の素材が同時に製造される際の消費電力を予測する電力需要予測機能と、
    前記電力需要予測機能が予測した消費電力が所定値を超えている場合は、外部の電力系統から前記製造工場又は前記製造ラインに供給される電力が前記所定値以下となるように、電力貯蔵装置に対して前記製造工場又は前記製造ラインに放電させる電力平準化制御機能と、
    を備えたことを特徴とする電力平準化装置。
  2. 前記電力平準化制御機能は、前記電力需要予測機能が予測した消費電力が前記所定値を超えていない場合に、前記電力貯蔵装置に対して前記外部の電力系統から電力の供給を受けて充電させることを特徴とする請求項1記載の電力平準化装置。
  3. 金属材料の製造工場又は製造ラインの異なる位置で複数の素材が同時に製造される際の消費電力を予測する電力需要予測機能と、
    前記電力予測需要機能が予測した消費電力が所定値を超えている場合は、外部の電力系統から前記製造工場又は前記製造ラインに供給される電力が前記所定値以下となるように、前記製造工場又は前記製造ラインでの製品の製造タイミングを調整する電力平準化制御機能と、
    を備えたことを特徴する電力平準化装置。
  4. 前記電力平準化制御機能は、前記電力貯蔵装置を利用できない場合に、前記外部の電力系統から前記製造工場又は前記製造ラインに供給される電力が前記所定値以下となるように、前記製造工場又は前記製造ラインでの製品の製造タイミングを調整することを特徴とする請求項1記載の電力平準化装置。
  5. 前記電力貯蔵装置は、放電の速応性の異なる複数の装置からなり、
    前記電力平準化制御機能は、前記電力貯蔵装置に対して前記製造工場又は前記製造ラインに放電させる際に、電力需要の変化率に応じて、放電させる装置の順序を切り替えることを特徴とする請求項1記載の電力平準化装置。
  6. 前記製造工場又は前記製造ラインで各圧延材を製造する位置と時間とを予測する操業スケジュール予測機能と、
    前記各圧延材を前記位置で製造する際の消費電力を予測する個別製品消費電力予測機能と、
    を備え、
    前記電力需要予測機能は、ある時点での前記各圧延材の位置に基づいて、前記ある時点で前記各圧延材を製造する際の消費電力を計算し、前記各圧延材を製造する際の消費電力の計算値の積算値を、前記ある時点での前記製造工場又は前記製造ラインの消費電力の予測値とすることを特徴とする請求項1記載の電力平準化装置。
  7. 前記電力需要予測機能は、前記製造工場又は前記製造ラインの消費電力の予測値と実績値とを比較して、前記製造工場又は前記製造ラインの消費電力の予測精度を向上させることを特徴とする請求項1記載の電力平準化装置。
  8. 前記個別製品消費電力予測機能は、前記製造工場又は前記製造ラインで各圧延材を製造
    する際に与えられた製品仕様を満たすように演算された前記製造工場又は前記製造ラインの設定値に基づいて、前記各圧延材を前記位置で製造する際の消費電力を予測することを特徴とする請求項6記載の電力平準化装置。
  9. 前記個別製品消費電力予測機能は、前記製造工場又は前記製造ラインで圧延材を製造した際の消費電力の実績値に基づいて、前記各圧延材を前記位置で製造する際の消費電力を予測することを特徴とする請求項6記載の電力平準化装置。
  10. 前記操業スケジュール予測機能は、前記製造工場又は前記製造ラインで圧延材を製造する位置と時間の予測値と実績値とを比較して、前記各圧延材を製造する位置と時間の予測精度を向上させることを特徴とする請求項6記載の電力平準化装置。
  11. 前記個別製品消費電力予測機能は、前記製造工場又は前記製造ラインで圧延材を前記位置で製造する際の消費電力の予測値と実測値とを比較して、前記各圧延材を前記位置で製造する際の消費電力の予測精度を向上させることを特徴とする請求項6記載の電力平準化装置。
  12. 前記電力平準化制御機能は、複数の製造工場又は製造ラインの消費電力の予測値が前記所定値を超えている場合は、前記外部の電力系統から前記複数の製造工場又は製造ラインに供給される電力が前記所定値以下となるように、前記複数の製造工場又は製造ラインでの製品の製造タイミングを調整することを特徴とする請求項4記載の電力平準化装置。
  13. 前記電力平準化制御機能は、前記外部の電力系統から前記製造工場又は前記製造ラインに供給される電力の実績値が前記所定値以下に設定された閾値を超えた場合に、前記電力貯蔵装置に対して前記製造工場又は前記製造ラインに放電させることを特徴とする請求項1記載の電力平準化装置。
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