JPWO2013118834A1 - 符号化方法、符号化装置、復号方法、復号装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
<周波数領域変換部101>
周波数領域変換部101には、時間領域の入力信号x(t)に含まれる連続する複数サンプルからなるフレーム単位の入力時間領域信号系列xF(t)が入力される。周波数領域変換部101は、1フレームの入力時間領域信号系列xF(t)に対応するL点(Lは、正整数で例えば256である)の周波数成分を入力周波数領域信号系列X(ω) [ω∈{0,…,L-1}]として出力する。ここで、tは離散時間のインデックス、ωは離散周波数のインデックスを表す。時間−周波数変換方法として、例えばMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)またはDCT(Discrete Cosine Transform)を用いることができる。
正規化部102には、入力周波数領域信号系列X(ω) [ω∈{0,…,L-1}]と、後述するゲイン制御部104で求められた入力周波数領域信号系列X(ω) [ω∈{0,…,L-1}]の各成分の量子化精度を決定するゲイン(以下、グローバルゲインという)gが入力される。正規化部102は、入力周波数領域信号系列X(ω) [ω∈{0,…,L-1}]の各成分をグローバルゲインgでそれぞれ除することによって、もしくは入力周波数領域信号系列X(ω) [ω∈{0,…,L-1}]の各成分にグローバルゲインgの逆数をそれぞれ乗ずることによって、入力周波数領域信号系列X(ω) [ω∈{0,…,L-1}]の正規化を行い、正規化済み信号系列XQ(ω) [ω∈{0,…,L-1}]を出力する。
量子化部103には、正規化済み信号系列XQ(ω) [ω∈{0,…,L-1}]が入力される。量子化部103は、事前に定められた方法で正規化済み信号系列XQ(ω) [ω∈{0,…,L-1}]の量子化を行い、正規化済み信号系列XQ(ω) [ω∈{0,…,L-1}]の各成分の量子化値による系列である量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]、および量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]に対応する符号である正規化信号符号を生成し、正規化信号符号のビット数(以下、消費ビット数という)を出力する。また、ゲイン制御部104から、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]と正規化信号符号を出力する指令情報を受けた場合には、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]と正規化信号符号を出力する。
ゲイン制御部104には、消費ビット数が入力される。ゲイン制御部104は、消費ビット数が正規化信号符号に対して事前に割り当てられたビット数(以下、規定ビット数という)以下の最大値に近づくようにグローバルゲインgを調整し、調整後のグローバルゲインgを新たなグローバルゲインgとして出力する。グローバルゲインgの調整の一例として、消費ビット数が規定ビット数より大きい場合にはグローバルゲインgを大きくし、そうでなければグローバルゲインgを小さくする処理を例示できる。消費ビット数が規定ビット数以下の最大値となった場合には、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]と正規化信号符号を出力する指令情報を量子化部103に対して出力する。
グローバルゲイン符号化部105には、入力周波数領域信号系列X(ω) [ω∈{0,…,L-1}]と量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]が入力される。グローバルゲイン符号化部105は、予め設定されたグローバルゲインの量子化値の複数の候補のうち、入力周波数領域信号系列X(ω) [ω∈{0,…,L-1}]と、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]の各成分とグローバルゲインの量子化値の候補との乗算値による系列と、の間の相関が最大または誤差が最小となるグローバルゲインの量子化値の候補g^に対応する符号をグローバルゲイン符号として出力する。
<グローバルゲイン復号部106>
グローバルゲイン復号部106には、グローバルゲイン符号が入力される。グローバルゲイン復号部106は、グローバルゲイン符号化部105が行う符号化処理に対応する復号処理を適用して当該グローバルゲイン符号を復号し、復号グローバルゲインg^を出力する。
正規化信号復号部107には、正規化信号符号が入力される。正規化信号復号部107は、符号化装置の量子化部103で行われる符号化方法と対応する復号方法を適用して当該正規化信号符号を復号し、復号正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]を出力する。
復号周波数成分計算部108には、復号グローバルゲインg^と復号正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]が入力される。復号周波数成分計算部108は、復号正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{0,…,L-1}]の各成分と復号グローバルゲインg^とをそれぞれ乗算して得られる系列を復号周波数領域信号系列X^(ω) [ω∈{0,…,L-1}]として出力する。
時間領域変換部109には、復号周波数領域信号系列X^(ω) [ω∈{0,…,L-1}]が入力される。時間領域変換部109は、復号周波数領域信号系列X^(ω) [ω∈{0,…,L-1}]に対して周波数−時間変換を適用して、フレーム単位の出力時間領域信号系列zF(t)を出力する。周波数−時間変換方法は、周波数領域変換部101で用いられた時間−周波数変換方法に対応する逆変換である。上述の例であれば、ここでの周波数−時間変換方法は、IMDCT(Inverse Modified Discrete Cosine Transform)またはIDCT(Inverse Discrete Cosine Transform)である。
区分処理は、
量子化正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(b)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(c)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(d)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(e)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
または、
(f)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
求め、
量子化正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、量子化正規化済み信号系列の第Nの範囲とする
ことで、量子化正規化済み信号系列をN個の範囲に区分する
ことにより行なわれる。
区分処理は、
復号正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(b)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(c)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(d)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(e)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
または、
(f)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
求め、
復号正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、復号正規化済み信号系列の第Nの範囲とする
ことで、復号正規化済み信号系列をN個の範囲に区分する
ことにより行なわれる。
第1実施形態の符号化装置1(図2参照)は、正規化信号符号化部120、グローバルゲイン符号化部105、ゲイン補正量符号化部140、区分部150を含む。図1に示す符号化装置1では、区分部150はゲイン補正量符号化部140の構成要素として図示されているが、後述の説明から容易に推測されるように、区分部150がゲイン補正量符号化部140と異なる構成要素であってもよい。符号化装置1は、必要に応じて、周波数領域変換部101と合成部160を含んでもよい。
符号化装置1は、符号化装置1の前処理部として、または符号化装置1内に、周波数領域変換部101を備えてもよい。この場合は、周波数領域変換部101がフレーム単位の時間領域の音響信号x(t)に対応するL点(Lは、正整数で例えば256である)の周波数成分を生成して入力信号系列X(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]として出力する。時間−周波数変換方法として、例えばMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)やDCT(Discrete Cosine Transform)を用いることができる。この場合も、フレーム単位の時間領域の音響信号に代えて、フレーム単位の時間領域の音響信号を線形予測分析して得られる残差信号をx(t)としてもよい。
正規化信号符号化部120は、フレーム単位の入力信号系列X(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]の各成分が正規化された信号による系列を符号化して得られる正規化信号符号と、この正規化信号符号に対応する量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]を出力する(ステップS1e)。
グローバルゲイン符号化部105が、入力信号系列X(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]に対応するゲインである量子化グローバルゲインg^と、量子化グローバルゲインg^に対応するグローバルゲイン符号とを得る(ステップS2e)。また、グローバルゲイン符号化部105は、必要に応じて量子化グローバルゲインg^に対応する量子化ステップ幅も得る。
区分部150が、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]を、「各範囲のエネルギーがなるべく等しくなるように区分する基準」で、N個の範囲(ただし、Nは2以上の予め定められた整数である)に区分する(ステップS3e)。既述の説明と整合させると、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]の離散周波数インデックスの集合を{Lmin,…,Lmax}として、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω)[ω∈{Lmin,…,Lmax}]が系列全体Bに相当し、区分部150は、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω)[ω∈{Lmin,…,Lmax}]を、「各範囲のエネルギーがなるべく等しくなるように区分する基準」で、N個の範囲{Bn}n=1 N={B1,…,Bn,…,BN}に区分する。この「各範囲のエネルギーがなるべく等しくなるように区分する基準」で区分する区分処理の詳細は後述する。この区分処理で得られるN個の範囲への区分に関する情報(以下、区分情報という)は区分部150から出力されゲイン補正量符号化部140に提供される。
ゲイン補正量符号化部140には、入力信号系列X(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]と、量子化グローバルゲインg^と、量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]と区分情報が入力される。ゲイン補正量符号化部140は、図示しない記憶部に記憶されているゲイン補正量コードブックを用いて、量子化グローバルゲインをゲイン補正量で区分された範囲ごとに補正して得られる補正ゲインと量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]の各サンプルの値とを乗算して得られる信号系列と入力信号系列X(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]との相関が最大または誤差が最小となる、区分された範囲毎のゲイン補正量を特定するための符号であるゲイン補正量符号を出力する(ステップS4e)。
「各範囲のエネルギーがなるべく等しくなるように区分する基準」での区分処理は、例えば、量子化正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(b)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(c)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(d)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(e)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
または、
(f)量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
求め、
量子化正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、量子化正規化済み信号系列の第Nの範囲とすることで、量子化正規化済み信号系列をN個の範囲に区分することにより行なわれる。
区分処理の第1例を図4と図5と図6を用いて説明する。第1例の区分処理は上記の(a)に対応する。第1例の区分処理は、量子化正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように求め、量子化正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、量子化正規化済み信号系列の第Nの範囲とすることで、量子化正規化済み信号系列をN個の範囲に区分する処理である。
図4は、2つの範囲に区分する例、すなわち、N=2の場合の例である。区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]をX^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmid-1}]とX^Q(ω) [ω∈{L mid,…,Lmax}]の2つの範囲に区分する例、具体的には、第1の範囲である低域と第2の範囲である高域との境界を表す情報として第2の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるLmidを決定する場合の例である。
図5は、区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]を4個の範囲に区分する例、具体的には、第1の範囲と第2の範囲との境界を表す情報として第2の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(1)を決定し、第2の範囲と第3の範囲との境界を表す情報として第3の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(2)を決定し、第3の範囲と第4の範囲との境界を表す情報として第4の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(3)を決定する例である。
図6は、区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]をN個の範囲に区分する例、具体的には、第nの範囲と第n+1の範囲との境界を表す情報として第n+1の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(n)を決定する例である。以下では、LminをL(0)として説明する。
区分処理の第2例は上記の(b)に対応する。第2例の区分処理は、第1例の区分処理における「二乗和」を「絶対値和」に置き換えた以外は、第1例の区分処理と同じ方法である。第2例の区分処理によれば、第1例の区分処理で行なう二乗計算を省略できる分、第1例の区分処理よりも少ない演算処理量で区分処理を行なうことが可能となる。
区分処理の第3例を図7と図8と図9を用いて説明する。第3例の区分処理は上記の(c)に対応する。第3例の区分処理は、量子化正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように求め、量子化正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、量子化正規化済み信号系列の第Nの範囲とすることで、量子化正規化済み信号系列をN個の範囲に区分する処理である。
図7は、2つの範囲に区分する例、すなわち、N=2の場合の例である。区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]をX^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmid-1}]とX^Q(ω) [ω∈{Lmid,…,Lmax}]の2つの範囲に区分する例、具体的には、第1の範囲である低域と第2の範囲である高域との境界を表す情報として第2の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるLmidを決定する場合の例である。
図8は、区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]を4個の範囲に区分する例、具体的には、第1の範囲と第2の範囲との境界を表す情報として第2の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(1)を決定し、第2の範囲と第3の範囲との境界を表す情報として第3の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(2)を決定し、第3の範囲と第4の範囲との境界を表す情報として第4の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(3)を決定する例である。
図9は、区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]をN個の範囲に区分する例、具体的には、第nの範囲と第n+1の範囲との境界を表す情報として第n+1の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(n)を決定する例である。
区分処理の第4例は上記の(d)に対応する。第4例の区分処理は、第3例の区分処理における「二乗和」を「絶対値和」に置き換えた以外は、第3例の区分処理と同じ方法である。第4例の区分処理によれば、第3例の区分処理で行なう二乗計算を省略できる分、第3例の区分処理よりも少ない演算処理量で区分処理を行なうことが可能となる。
区分処理の第5例を図10と図11と図12を用いて説明する。第5例の区分処理は上記の(e)に対応する。第5例の区分処理は、量子化正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように求め、量子化正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、量子化正規化済み信号系列の第Nの範囲とすることで、量子化正規化済み信号系列をN個の範囲に区分する処理である。
図10は、2つの範囲に区分する例、すなわち、N=2の場合の例である。区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]をX^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmid-1}]とX^Q(ω) [ω∈{Lmid,…,Lmax}]の2つの範囲に区分する例、具体的には、第1の範囲である低域と第2の範囲である高域との境界を表す情報として第2の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるLmidを決定する場合の例である。
図11は、区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]を4個の範囲に区分する例、具体的には、第1の範囲と第2の範囲との境界を表す情報として第2の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(1)を決定し、第2の範囲と第3の範囲との境界を表す情報として第3の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(2)を決定し、第3の範囲と第4の範囲との境界を表す情報として第4の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(3)を決定する例である。
図12は、区分対象の量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]をN個の範囲に区分する例、具体的には、第nの範囲と第n+1の範囲との境界を表す情報として第n+1の範囲の最も低域側にあるサンプル番号であるL(n)を決定する例である。
区分処理の第6例は上記の(f)に対応する。第6例の区分処理は、第5例の区分処理における「二乗和」を「絶対値和」に置き換えた以外は、第5例の区分処理と同じ方法である。第6例の区分処理によれば、第5例の区分処理で行なう二乗計算を省略できる分、第5例の区分処理よりも少ない演算処理量で区分処理を行なうことが可能となる。
ゲイン補正量符号化部140は、図示しない記憶部に記憶されているゲイン補正量コードブックを用いて、区分された範囲ごとに量子化グローバルゲインg^をゲイン補正量で補正して得られる補正ゲインと量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]の各サンプルの値とを乗算して得られる信号系列と入力信号系列X(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]との相関が最大または誤差が最小となる、区分された範囲毎のゲイン補正量を特定する符号であるゲイン補正量符号を出力する。
ゲイン補正量符号化処理の第1例は、量子化グローバルゲインg^とゲイン補正量とを加算したものを補正ゲインとする例である。
量子化正規化済み信号系列が2つの範囲に区分されている場合について説明する。
量子化正規化済み信号系列が4個の範囲に区分されている場合について説明する。
量子化正規化済み信号系列がN個の範囲に区分されている場合について説明する。以下では、LminをL(0)、LmaxをL(N)-1、として説明する。
ゲイン補正量符号化処理の第2例は、量子化グローバルゲインg^と、量子化正規化済み信号系列のフレーム内の全てのサンプルの値の二乗和を量子化正規化済み信号系列の区分された範囲内の全てのサンプルの値の二乗和で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算したものを補正ゲインとする例である。
ゲイン補正量符号化処理の第3例は、量子化グローバルゲインg^と、量子化正規化済み信号系列のフレーム内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数を上記量子化正規化済み信号系列の区分された範囲内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算したものを補正ゲインとする例である。
ゲイン補正量符号化処理の第4例は、量子化グローバルゲインg^に対応する量子化ステップ幅に依存したゲイン補正量を求め、量子化グローバルゲインg^とゲイン補正量とを加算したものを補正ゲインとする例である。
第4例の変形例は、量子化グローバルゲインg^に対応する量子化ステップ幅に依存したゲイン補正量を求め、量子化グローバルゲインg^と、量子化正規化済み信号系列のフレーム内の全てのサンプルの値の二乗和を量子化正規化済み信号系列の区分された範囲内の全てのサンプルの値の二乗和で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算したものを補正ゲインとするか、または、量子化グローバルゲインg^と、量子化正規化済み信号系列のフレーム内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数を上記量子化正規化済み信号系列の区分された範囲内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算したものを補正ゲインとする例である。
正規化信号復号部107には、正規化信号符号が入力される。正規化信号復号部107が、符号化装置1の正規化信号符号化部120が行う符号化方法と対応する復号方法を適用して、正規化信号符号を復号して復号正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]を得る(ステップS1d)。この例では、符号化装置1に対応して説明を行なうため、ωは離散周波数のインデックスを表すものとし、L点の離散周波数の各成分をω=LminからLmaxのそれぞれで表すものとする。正規化信号復号部107は、[背景技術]欄で説明した図1の正規化信号復号部107と同じ動作をする。
区分部260が、復号正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]を、「各範囲のエネルギーがなるべく等しくなるように区分する基準」で、N個の範囲(ただし、Nは2以上の予め定められた整数である)に区分する(ステップS2d)。既述の説明と整合させると、復号正規化済み信号系列X^Q(ω)の離散周波数インデックスの集合を{Lmin,…,Lmax}として、復号正規化済み信号系列X^Q(ω)[ω∈{Lmin,…,Lmax}]が系列全体Bに相当し、区分部260は、復号正規化済み信号系列X^Q(ω)[ω∈{Lmin,…,Lmax}]をN個の範囲{Bn}n=1 N={B1,…,Bn,…,BN}に区分する。この区分処理の詳細は後述する。この区分処理で得られるN個の範囲の全てを特定できる情報である区分情報は復号信号系列生成部250に提供される。
区分部260が復号正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]に対して行なう区分処理は、符号化装置1の区分部150が量子化正規化済み信号系列X^Q(ω) [ω∈{Lmin,…,Lmax}]に対して行なう区分処理と同一である。すなわち、「各範囲のエネルギーがなるべく等しくなるように区分する基準」での区分処理は、例えば、復号正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(b)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(c)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(d)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(e)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
または、
(f)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
求め、
復号正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、復号正規化済み信号系列の第Nの範囲とすることで、復号正規化済み信号系列をN個の範囲に区分することにより行なわれる。
ゲイン補正量復号部230には、ゲイン補正量符号が入力される。ゲイン補正量復号部230は、ゲイン補正量符号を復号して、区分された各範囲に対応するゲイン補正量を得る(ステップS3d)。
グローバルゲイン復号部106には、グローバルゲイン符号が入力される。グローバルゲイン復号部160は、当該グローバルゲイン符号を復号し、復号グローバルゲインg^を出力する(ステップS4d)。グローバルゲイン復号部106が行う復号処理は、グローバルゲイン復号部106が行う復号処理は、グローバルゲイン符号化部105が行う符号化処理に対応する処理であり、[背景技術]欄のグローバルゲイン復号部106でも説明した通りの周知技術である。
復号信号系列生成部250には、復号正規化済み信号系列X^Q(ω)と、ゲイン補正量Δn(I)と、復号グローバルゲインg^が入力される。復号信号系列生成部250は、区分部260における<ステップS2d>の処理で得られた範囲ごとに、復号グローバルゲインg^をゲイン補正量Δn(I)で補正して得られる補正ゲインと復号正規化済み信号系列X^Q(ω)の各サンプルの値とを乗算して得られる信号系列を出力信号系列X^(ω)として出力する(ステップS5d)。この出力信号系列X^(ω)は、符号化装置1の入力信号系列X(ω)と対応するものであるので、復号信号系列とも言える。
復号信号系列生成処理の第1例は、復号グローバルゲインg^とゲイン補正量とを加算したものを補正ゲインとする例である。
X^(ω)=(g^+Δn(I))X^Q(ω) …(28)
復号信号系列生成処理の第2例は、復号グローバルゲインg^と、復号正規化済み信号系列のフレーム内の全てのサンプルの値の二乗和を復号正規化済み信号系列の区分された範囲内の全てのサンプルの値の二乗和で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算したものを補正ゲインとする例である。
X^(ω)=(g^+s(n)Δn(I))X^Q(ω) …(30)
復号信号系列生成処理の第3例は、復号グローバルゲインg^と、復号正規化済み信号系列のフレーム内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数を上記復号正規化済み信号系列の区分された範囲内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算したものを補正ゲインとする例である。
X^(ω)=(g^+s(n)Δn(I))X^Q(ω) (32)
復号信号系列生成処理の第4例は、復号グローバルゲインg^に対応する量子化ステップ幅に依存したゲイン補正量を求め、復号グローバルゲインg^とゲイン補正量とを加算したものを補正ゲインとする例である。
X^(ω)=(g^+stepΔn(I))X^Q(ω) …(33)
第4例の変形例は、復号グローバルゲインg^に対応する量子化ステップ幅に依存したゲイン補正量を求め、復号グローバルゲインg^と、復号正規化済み信号系列のフレーム内の全てのサンプルの値の二乗和を復号正規化済み信号系列の区分された範囲内の全てのサンプルの値の二乗和で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算したものを補正ゲインとするか、または、復号正規化済み信号系列のフレーム内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数を上記復号正規化済み信号系列の区分された範囲内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算したものを補正ゲインとする例である。
X^(ω)=(g^+step s(n) Δn(I))X^Q(ω) …(34)
必要に応じて備える時間領域変換部270には、出力信号系列X^(ω)が入力される。時間領域変換部270は、出力信号系列X^(ω)に対して周波数−時間変換を適用して、フレーム単位の時間領域信号系列zF(t)を出力する。周波数−時間変換方法は、周波数領域変換部101で用いられた時間−周波数変換方法に対応する逆変換である。上述の例であれば、ここでの周波数−時間変換方法は、IMDCT(Inverse Modified Discrete Cosine Transform)またはIDCT(Inverse Discrete Cosine Transform)である。
第2実施形態は、ゲイン補正量符号に、正規化信号符号の余剰ビットを用いる形態である。
第3実施形態は、区分された範囲の数Nに対応する情報を符号化装置1から復号装置2に伝える例である。
以下の2条件に関するSSNR(Segmental Signal to Noise Ratio)を求めた。
1.[背景技術]欄に記載した従来技術
2.第1実施形態(区分処理は第5例の具体例2、ゲイン補正量符号化処理は第4例の変形例)
周波数帯域:50 Hzから6.4 kHz
ビットレート:0.8 bit/sample
N:2
M:4
ゲイン補正量の候補:[Δlow(1),Δlow(2),Δlow(3) ,Δlow(4)]=[0, 0.06, 0.14, -0.08],[Δhigh(1),Δhigh(2),Δhigh(3),Δhigh(4)]=[0, -0.06, -0.14, 0.08]
入力信号系列:音声と楽音の2種類
区分処理は、
復号正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
(b)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
(c)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
(d)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
(e)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
(f)復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
上記の(a)から(f)の何れかの予め定められた区分方法であって、上記復号方法に対応する符号化方法の区分ステップで行われた区分方法により求め、
復号正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、復号正規化済み信号系列の第Nの範囲とする
ことで、復号正規化済み信号系列をN個の範囲に区分する
ことにより行なわれる。
Claims (14)
- 複数の入力信号サンプルにより構成されるフレーム単位の入力信号系列を符号化する符号化方法において、
上記入力信号系列に含まれる各入力信号サンプルが正規化された信号による系列を符号化して得られる正規化信号符号と、上記正規化信号符号に対応する量子化正規化済み信号系列と、を得る正規化信号符号化ステップと、
上記入力信号系列に対応するゲインである量子化グローバルゲインと、上記量子化グローバルゲインに対応するグローバルゲイン符号と、を得るグローバルゲイン符号化ステップと、
上記量子化正規化済み信号系列をN個の範囲(Nは2以上の整数)に区分する区分ステップと、
区分された範囲ごとに上記量子化グローバルゲインをゲイン補正量で補正して得られる補正ゲインと上記量子化正規化済み信号系列の各サンプルの値とを乗算して得られる信号系列と上記入力信号系列との相関が最大又は誤差が最小となる、区分された範囲毎のゲイン補正量を特定するためのゲイン補正量符号を得るゲイン補正量符号化ステップと
を有し、
上記区分ステップは、
上記量子化正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(b)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(c)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(d)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(e)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
または、
(f)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
求め、
上記量子化正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、上記量子化正規化済み信号系列の第Nの範囲とする
ことで、上記量子化正規化済み信号系列をN個の範囲に区分する
ことにより行なわれる
符号化方法。 - 請求項1に記載の符号化方法であって、
上記補正ゲインは、上記量子化グローバルゲインと上記ゲイン補正量とを加算した値である
ことを特徴とする符号化方法。 - 請求項1に記載の符号化方法であって、
上記補正ゲインは、上記量子化グローバルゲインと、上記量子化正規化済み信号系列のフレーム内の全てのサンプルの値の二乗和を上記量子化正規化済み信号系列の区分された範囲内の全てのサンプルの値の二乗和で除算した値を上記ゲイン補正量に乗算した値と、を加算した値である
ことを特徴とする符号化方法。 - 請求項1に記載の符号化方法であって、
上記補正ゲインは、上記量子化グローバルゲインと、上記量子化正規化済み信号系列のフレーム内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数を上記量子化正規化済み信号系列の区分された範囲内のサンプルのエネルギーが上記所定値より大きいサンプルの個数で除算した値をゲイン補正量に乗算した値と、を加算した値である
ことを特徴とする符号化方法。 - 請求項2から請求項4の何れかに記載の符号化方法であって、
上記ゲイン補正量は、量子化幅乗算前ゲイン補正量の候補が予め格納されたゲイン補正量コードブックに含まれる量子化幅乗算前ゲイン補正量と、上記量子化済みグローバルゲインに対応する量子化ステップ幅と、を乗算して得られる値である
ことを特徴とする符号化方法。 - フレーム単位の符号を復号して出力信号系列を得る復号方法において、
上記符号に含まれる正規化信号符号を復号して復号正規化済み信号系列を得る正規化信号復号ステップと、
上記復号正規化済み信号系列をN個の範囲(Nは2以上の整数)に区分する区分ステップと、
上記符号に含まれるゲイン補正量符号を復号して上記各範囲に対応するゲイン補正量を得るゲイン補正量復号ステップと、
上記符号に含まれるグローバルゲイン符号を復号して復号グローバルゲインを得るグローバルゲイン復号ステップと、
上記区分された範囲ごとに、上記復号グローバルゲインを上記ゲイン補正量で補正して得られる補正ゲインと上記復号正規化済み信号系列の各サンプルの値とを乗算して得られる信号系列を出力信号系列とする復号信号系列生成ステップと
を有し、
上記区分ステップは、
上記復号正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(b)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(c)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(d)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(e)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
または、
(f)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
求め、
上記復号正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、上記復号正規化済み信号系列の第Nの範囲とする
ことで、上記復号正規化済み信号系列をN個の範囲に区分する
ことにより行なわれる
復号方法。 - 請求項6に記載の復号方法であって、
上記補正ゲインは、上記復号グローバルゲインと上記ゲイン補正量とを加算した値である
ことを特徴とする復号方法。 - 請求項6に記載の復号方法であって、
上記補正ゲインは、上記復号グローバルゲインと、上記復号正規化済み信号系列のフレーム内の全てのサンプルの値の二乗和を上記復号正規化済み信号系列の区分された範囲内の全てのサンプルの値の二乗和で除算した値を上記ゲイン補正量に乗算した値と、を加算した値である
ことを特徴とする復号方法。 - 請求項6に記載の復号方法であって、
上記補正ゲインは、上記復号グローバルゲインと、上記復号正規化済み信号系列のフレーム内のサンプルのエネルギーが所定値より大きいサンプルの個数を上記復号正規化済み信号系列の区分された範囲内のサンプルのエネルギーが上記所定値より大きいサンプルの個数で除算した値を上記ゲイン補正量に乗算した値と、を加算した値である
ことを特徴とする復号方法。 - 請求項7から請求項9の何れかに記載の復号方法であって、
上記ゲイン補正量は、量子化幅乗算前ゲイン補正量の候補が予め格納されたゲイン補正量コードブックに含まれる量子化幅乗算前ゲイン補正量と、上記復号グローバルゲインに対応する量子化ステップ幅と、を乗算して得られる値である
ことを特徴とする復号方法。 - 複数の入力信号サンプルにより構成されるフレーム単位の入力信号系列を符号化する符号化装置であって、
上記入力信号系列に含まれる各入力信号サンプルが正規化された信号による系列を符号化して得られる正規化信号符号と、上記正規化信号符号に対応する量子化正規化済み信号系列と、を得る正規化信号符号化部と、
上記入力信号系列に対応するゲインである量子化グローバルゲインと、上記量子化グローバルゲインに対応するグローバルゲイン符号と、を得るグローバルゲイン符号化部と、
上記量子化正規化済み信号系列をN個の範囲(Nは2以上の整数)に区分する区分部と、
区分された範囲ごとに上記量子化グローバルゲインをゲイン補正量で補正して得られる補正ゲインと上記量子化正規化済み信号系列の各サンプルの値とを乗算して得られる信号系列と上記入力信号系列との相関が最大又は誤差が最小となる、区分された範囲毎のゲイン補正量を特定するためのゲイン補正量符号を得るゲイン補正量符号化部と
を有し、
上記区分部は、
上記量子化正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(b)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(c)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(d)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(e)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
または、
(f)上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記量子化正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
求め、
上記量子化正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、上記量子化正規化済み信号系列の第Nの範囲とする
ことで、上記量子化正規化済み信号系列をN個の範囲に区分するものである、
符号化装置。 - フレーム単位の符号を復号して出力信号系列を得る復号装置であって、
上記符号に含まれる正規化信号符号を復号して復号正規化済み信号系列を得る正規化信号復号部と、
上記復号正規化済み信号系列をN個の範囲(Nは2以上の整数)に区分する区分部と、
上記符号に含まれるゲイン補正量符号を復号して上記各範囲に対応するゲイン補正量を得るゲイン補正量復号部と、
上記符号に含まれるグローバルゲイン符号を復号して復号グローバルゲインを得るグローバルゲイン復号部と、
上記区分された範囲ごとに、上記復号グローバルゲインを上記ゲイン補正量で補正して得られる補正ゲインと上記復号正規化済み信号系列の各サンプルの値とを乗算して得られる信号系列を出力信号系列とする復号信号系列生成部と
を有し、
上記区分部は、
上記復号正規化済み信号系列の第nの範囲(nは1からN−1までの各整数)を、
(a)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和と、上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(b)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和と、上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のnと、が最も近付くように、
または、
(c)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(d)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以上となる最小のサンプル数になるように、
または、
(e)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の二乗和が上記量子化正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の二乗和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
または、
(f)上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までのサンプル数の合計が、上記復号正規化済み信号系列の第1の範囲から第nの範囲までに含まれる全てのサンプルの値の絶対値和が上記復号正規化済み信号系列の全てのサンプルの値の絶対値和のN分のn以下となる最大のサンプル数になるように、
求め、
上記復号正規化済み信号系列のうちの第1の範囲から第N−1の範囲以外の範囲を、上記復号正規化済み信号系列の第Nの範囲とする
ことで、上記復号正規化済み信号系列をN個の範囲に区分するものである、
復号装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の符号化方法の各手順及び/又は請求項6から請求項10のいずれかに記載の復号方法の各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項1から請求項5のいずれかに記載の符号化方法の各手順及び/又は請求項6から請求項10のいずれかに記載の復号方法の各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
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