JPWO2013114611A1 - 媒体処理装置,収納装置及び搬送装置 - Google Patents

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Abstract

記憶媒体(6)をそれぞれ収納する複数の収納部(53)を備え、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う収納部(53)がヒンジ部材(54)により接続されたマガジン(5)と、マガジン(5)を案内する湾曲した搬送経路部(83,85,93,95)と、搬送経路(83,85,93,95)に沿ってマガジン(5)を搬送する搬送部(11)と、搬送されたマガジンの収納部(53)と処理部との間で記憶媒体(6)を移動する媒体移動部(10)とを備えるように構成することにより、省スペース化を実現する。

Description

本発明は、媒体処理装置,収納装置及び搬送装置に関する。
近年、コンピュータ関連機器の性能の向上に伴い、磁気記録装置における記憶容量の向上が要望されている。例えば、磁気テープ装置においては、可換記録媒体としての磁気テープカートリッジの特徴を活かして、複数個の磁気テープカートリッジを連続的に処理する装置の要望が強い。このような観点から、操作性に優れたコンパクトなカートリッジオートローダを備えた磁気テープ装置の提供が要望されている。
図29はカートリッジオートローダを備えた従来の磁気テープ装置の例を示す斜視図、図30はそのマガジンの例を示す斜視図である。
カートリッジオートローダ200は装置本体400の正面に取り付けて使用される。磁気テープカートリッジ600は、図30に示すマガジン800に複数(例えば7個)収容される。
カートリッジオートローダ200は、マガジン800を上下動させるための昇降部と、マガジン800に収容された磁気テープカートリッジ600を装置本体400に挿入するフィード機構部と、各部を制御する回路部と、ユーザのための操作パネルとを有している。
このような構成をそなえる従来のカートリッジオートローダにおいては、昇降部がマガジン800を上下動して、アクセス対象の磁気テープカートリッジ600をフィード機構部によりアクセス可能な位置に配置する。その後、フィード機構部がこの磁気テープカートリッジ600を装置本体400に搬送・挿入して、装置本体400がこの磁気テープカートリッジ600に対してリード/ライトの処理を行なう。
特開平7−44829号公報
しかしながら、このような従来のカートリッジオートローダ200は、マガジン800を上下に移動する構成を有しているために、省スペース化に適さないという課題がある。例えば、複数の磁気テープ装置400をラックに収容して使用する場合、マガジン800の上下の移動のための空間を確保しておく必要があるので、デッドスペースが生じ、ラックへの装置の実装効率が悪くなる。
本件の目的の一つは、媒体処理装置,収納装置及び搬送装置において、省スペース化を実現することである。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
上記の目的を達成するために、この媒体処理装置は、記憶媒体に対するデータの記録または/及び読み出し処理を行なう処理部を備えた媒体処理装置であって、前記記憶媒体をそれぞれ収納する複数の収納部を備え、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部がヒンジ部材により接続されたマガジンと、前記マガジンを案内する湾曲した搬送経路と、前記搬送経路に沿って前記マガジンを搬送する搬送部と、搬送された前記マガジンの収納部と前記処理部との間で記憶媒体を移動する媒体移動部とを備える。
また、この収納装置は、記憶媒体をそれぞれ収納する複数の収納部を備え、前期記憶媒体に対するデータの記録または/および読み出し処理を行う媒体処理装置に着脱自在に取り付けられる可搬式の収納装置であって、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部を接続するヒンジ部材と、前記ヒンジ部材を閉位置に固定する固定部材とを備える。
さらに、この搬送装置は、物品を収納する複数の収納部を備え、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部がヒンジ部材により接続されたマガジンと、前記マガジンを案内する湾曲した搬送経路と、前記搬送経路に沿って前記マガジンを搬送する搬送部と、搬送された前記マガジンの収納部と前記物品に対して処理を行なう処理部との間で前記物品を移動する物品移動部とを備える。
開示の技術は、媒体処理装置,収納装置及び搬送装置において、省スペース化を実現できる。
実施形態の一例としてのカートリッジオートローダの内部構成を示す斜視図である。 実施形態の一例としてのカートリッジオートローダをそなえる媒体処理装置の斜視図である。 実施形態の一例としてのマガジンの斜視図である。 図3に示すマガジンの裏側を示す斜視図である。 図3に示すマガジンの部分斜視図である。 図5に示すマガジンを連結シャフト側から見た部分斜視図である。 実施形態の一例としてのマガジンの背面側の構成を示す分解斜視図である。 実施形態の一例としてのマガジンの前面側から見る部分斜視図である。 実施形態の一例としてのマガジンの裏面側から見る部分斜視図である。 実施形態の一例としてのマガジンの連結フックの構成を透視して示す部分斜視図である。 実施形態の一例としてのマガジンの連結フックの構成を透視して示す部分斜視図である。 実施形態の一例としてのカートリッジオートローダの外観を示す部分斜視図である。 実施形態の一例としてのカートリッジオートローダにマガジンを挿入した状態を示す部分斜視図である。 実施形態の一例としてのカートリッジオートローダにマガジンを挿入した状態を示す部分斜視図である。 実施形態の一例としてのカートリッジオートローダの平面透視図である。 実施形態の一例としての磁気テープ装置の連結フック解除ブロックの機能を説明するための部分斜視図である。 実施形態の一例としての磁気テープ装置の連結フック解除ブロックの機能を説明するための部分斜視図である。 実施形態の一例としての磁気テープ装置の連結フック解除ブロックの機能を説明するための部分斜視図である。 実施形態の一例としての磁気テープ装置の連結フック解除ブロックの機能を説明するための部分斜視図である。 実施形態の一例としての磁気テープ装置の連結フック解除ブロックの機能を説明するための部分斜視図である。 実施形態の一例としての磁気テープ装置のハウジング内のマガジンの状態を示す部分斜視図である。 実施形態の一例としての磁気テープ装置のハウジング内のマガジンの状態を示す部分斜視図である。 実施形態の一例としてのマガジン変形例を示す図である。 実施形態の一例としてのマガジン変形例を示す図である。 実施形態の一例としてのマガジン変形例を示す図である。 実施形態の一例としてのマガジン変形例を示す図である。 実施形態の一例としてのマガジン変形例を示す図である。 実施形態の一例としての磁気テープ装置の他の変形例を示す斜視図である。 従来の磁気テープ装置の例を示す斜視図である。 従来の磁気テープ装置のマガジンの例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本媒体処理装置,収納装置及び搬送装置に係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(実施形態及び各変形例を組み合わせる等)して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。更に、以下、図中においては、便宜上、一部の符号の図示を省略している。
(A)実施形態
図1は実施形態の一例としてのカートリッジオートローダ100の内部構成を示す斜視図、図2はそのカートリッジオートローダ100をそなえる媒体処理装置1の斜視図である。
媒体処理装置1は、複数の記録媒体(媒体,物品)6に対してデータの書き込みや読み出し等の処理を行なう処理装置である。この媒体処理装置1は、例えば、図示しないホスト装置(上位装置)と通信回線を介して接続され、ホスト装置からの要求に従い、媒体6に対するデータアクセス処理を行なう。
本実施形態においては、記録媒体6として磁気テープを内蔵するカートリッジであるテープカートリッジを用いる例について示す。以下、記録媒体6をテープカートリッジ6という場合があり、又、媒体処理装置1を磁気テープ装置1という場合がある。
テープカートリッジ6には、リール63(図6参照)に巻き取られた磁気テープを内蔵し、引出口(図示省略)から磁気テープを引き出し可能に構成されている。なお、このテープカートリッジ6としては既知の種々のテープカートリッジを用いることができ、その説明は省略する。
本磁気テープ装置1においては、1以上のテープカートリッジ6を格納したマガジン(収納装置)5をカートリッジオートローダ(搬送装置)100に装着し、このカートリッジオートローダ100によりマガジン5を搬送する。そして、図1に示すように、この搬送されたテープカートリッジ6に対してテープドライブ2によりデータアクセスを行なう。
〔マガジン〕
図3は実施形態の一例としてのマガジン5の斜視図、図4は図3に示すマガジン5の裏側を示す斜視図である。又、図5は図3に示すマガジン5の部分斜視図、図6は図5に示すマガジン5を連結シャフト54側から見た部分斜視図である。
マガジン5は、複数(図3等に示す例では10個)のマガジンセル53とダミーセル52a,52bとをそなえ、これらの複数のマガジンセル53とダミーセル52a,52bとを連結して構成される。
マガジン5は、1以上のテープカートリッジ6をマガジンセル53に収納した状態で可搬され、カートリッジオートローダ100に収納される可搬式の収納装置である。
ダミーセル52aはユーザが当該マガジン5を持ち運びする際に把持する取っ手51をそなえ、マガジン5の端部に配置される。
マガジンセル53は、一つのテープカートリッジ6をその内部に格納可能な箱体であり、テープカートリッジ6とほぼ相似する矩形の厚板状の外形をそなえる。そして、マガジン5においては、複数のマガジンセル53を、その板厚方向、すなわち、格納されるテープカートリッジ6のリール63の回転軸に沿った方向に連続して並べて配置される。以下、マガジン5におけるマガジンセル53が連続する方向であって、ダミーセル52aが配置された側の端部から他端側に向かう方向を連続方向という(図3等参照)。又、以下、マガジンセル53における連続方向に面する2つの対向する面を、それぞれ便宜上、側面という。
図5に示すように、マガジンセル53における長矩形の一面には、テープカートリッジ6を挿抜するための挿入口535が形成されている。そして、図6に示すように、この挿入口535に、テープカートリッジ6が、その磁気テープの引出口(図示省略)が形成された面とは反対側の面から挿入される。以下、マガジンセル53における挿入口535が形成された側を、便宜上、前面という。又、この前面とは反対側の面を、便宜上、背面という。又、マガジンセル53においてその挿入口535からテープカートリッジ6が挿入される方向を挿入方向という。更に、マガジン5において、上記連続方向及び挿入方向と直行する方向を屈曲軸方向という(図3等参照)。
また、例えば、図4に示すように、マガジンセル53において、上述した連続方向及び挿入方向のいずれにも平行な2つの面の内、一方の面には、後述するハウジング103の位置決めブロック86と嵌合する位置決め用溝531が形成されている。以下、マガジンセル53における位置決め用溝531が形成された面を、便宜上、底面という。又、マガジンセル53における、この底面とは反対側の面を、便宜上、上面という。
さらに、例えば、図5に示すように、マガジンセル53の上面にはフィーダ通過溝533及び固定用ノッチ532が形成されている。
フィーダ通過溝533は、マガジンセル53と後述するテープドライブ2との間でテープカートリッジ6を移動させる際に、後述するフィーダ機構10を案内する溝であり、マガジンセル53の上面において、挿入口535側から裏面側にかけて形成されている。
固定用ノッチ532は、マガジンセル53内にテープカートリッジ6を固定するための突起であり、マガジンセル53内に向かって突出する。マガジンセル53内にテープカートリッジ6を挿入した場合に、テープカートリッジ6に形成された溝61(図6参照)に、この固定用ノッチ532が進入して係合し、マガジンセル53内においてテープカートリッジ6を固定する。この固定用ノッチ532は、マガジンセル53内へのテープカートリッジ6の挿抜を妨げることがないように、例えば、ある程度の弾性を有することが望ましい。又、溝61は、テープカートリッジ6に一般的に形成されている。
また、各マガジンセル53は、その背面側において、隣接する他のマガジンセル53と連結シャフト54によりヒンジ接続されている。
図7は実施形態の一例としてのマガジン5の背面側の構成を示す分解斜視図、図8はその前面側から見る部分斜視図、図9はその裏面側から見る部分斜視図である。
図7に示すように、各マガジンセル53の背面側において、屈曲軸方向に沿って配設された第1ヒンジ筒547には、屈曲軸方向に第1ヒンジ軸穴546が形成されている。又、各マガジンセル53の背面側には、この第1ヒンジ筒547とは連続方向にずれた位置において、屈曲軸方向に沿って第2ヒンジ筒548が形成されている。そして、この第2ヒンジ筒548には、屈曲軸方向に第2ヒンジ軸穴545が形成されている。又、これらの第1ヒンジ筒547と第2ヒンジ筒548とは屈曲軸方向においてもずれた位置に形成されている。すなわち、図6や図7に示すように、複数のマガジンセル53を連続方向に並べて隣接させた状態で、一のマガジンセル53の第1ヒンジ筒547と、隣接する他のマガジンセル53の第2ヒンジ筒548とは干渉することがない。更に、複数のマガジンセル53を連続方向に並べて隣接させた状態で、一のマガジンセル53の第1ヒンジ軸穴546と、隣接する他のマガジンセル53の第2ヒンジ軸穴545とは連通するように構成されている。
また、本実施形態においては、2つの第2ヒンジ筒548,548が、第1ヒンジ筒547を屈曲軸方向において挟む位置に配置されている。
そして、図8及び図9に示すように、接続する2つのマガジンセル53を連続方向に並べ、一のマガジンセル53の第1ヒンジ軸穴546と、隣接する他のマガジンセル53の第2ヒンジ軸穴545とを、互いに連通させた状態で連結シャフト54のシャフト541で貫通する。
これにより、隣り合うマガジンセル53どうしが連結シャフト54を介して回動可能にヒンジ接続される。すなわち、各マガジンセル53が連結シャフト54(軸)を中心に回動するように接続されている。なお、シャフト541の端部には円柱状の抜け止め541aが形成されている。又、シャフト541の抜け止め541aが形成された側とは反対側の端部は、同じく円柱状のシャフト端部542にねじ込むことにより固定される。
すなわち、連結シャフト54や第1ヒンジ筒547,第2ヒンジ筒548がヒンジ部材を成す。
そして、マガジン5においては、ユーザが、連結シャフト54を用いて任意の数のマガジンセル53をヒンジ接続することにより、所望する数のテープカートリッジ6を格納可能なマガジン5を構成することができる。
また、図7や図9に示すように、マガジンセル53の背面側端面、すなわち、第1ヒンジ筒547や第2ヒンジ筒548の背面側の端面には、屈曲軸方向に沿って歯が切られたラックギア56が形成されている。
ラックギア56は、後述するカートリッジオートローダ100のマガジン送り歯車11と噛み合うようにピッチが揃えられている。又、各マガジンセル53のラックギア56は、上述の如く連結シャフト54によりヒンジ接続された各マガジンセル53が、図3や図4に示すように、互いに平行となる直線連結状態の時にピッチが揃うように構成されている。なお、以下、図3や図4に示すように、ヒンジ接続された各マガジンセル53が互いに平行となる直線連結状態を、マガジンセル53が閉じた状態もしくはマガジン5が閉じた状態という場合がある。
さらに、図8に示すように、マガジンセル53の一方の側面(図8に示す例では向かって右側の面)における上面側の辺及び底面側の辺には、それぞれ横ずれ防止凸部536が延在するように形成されている。一方、マガジンセル53の他方の側面(図8に示す例では向かって左側の面)における上面側の辺及び底面側の辺とには、それぞれ横ずれ防止凹部537が延在するように形成されている。上述の如く回動可能にヒンジ接続された各マガジンセル53が、図4等に示すように、マガジンセル53が閉じた状態で、隣り合うマガジンセル53の横ずれ防止凸部536と横ずれ防止凹部537とが係合する。これにより、マガジンセル53が閉じた状態でのマガジンセル53の屈曲軸方向へのずれを防止することができる。
また、マガジンセル53の上面における前面側の端部には、連結ボス534及び連結フック55が形成されている。
連結ボス534は、円柱状の突起であり、マガジンセル53の前面側において、その上面から鉛直に突設する。連結フック55は、マガジンセル53の上面に垂設された軸551に回動自在に構成されている。
図10及び図11はそれぞれ実施形態の一例としてのマガジン5の連結フック55の構成を透視して示す部分斜視図であり、図10は連結フック55の閉状態、又、図11は連結フック55の開状態を示す。又、これらの図10及び図11においては、連結フック55の一部をその屈曲軸方向における途中位置で切断した状態を示している。
連結フック55は、図10及び図11に示すように、連結ボス534の外周を部分的に環囲可能な円弧状の凹部553をそなえる。連結フック55は、隣接するマガジンセル53の連結ボス534をこの凹部553内に収納することにより、この連結ボス534と係合する。すなわち、連結フック55及び連結ボス534は、マガジン5におけるヒンジ部材を閉位置に固定する固定部材として機能する。以下、連結フック55が隣接するマガジンセル53の連結ボス534を凹部553内に収納して係合した状態を、ロック状態という場合がある。
また、マガジンセル53の上面においては、連結フック55を前面側に回動するように付勢する連結フックバネ556がそなえられる。更に、マガジンセル53の上面における、連結フック55より前面側には、ストッパ558が突出している。連結フックバネ556により前面側に回動するように付勢された連結フック55は、このストッパ558に当接して、それ以上の前面側への回動が阻止される。以下、図10に示すように、連結フック55が前面側に回動してストッパ558に接触した状態を閉状態という場合がある。前述したロック状態は、この閉状態において成される。
すなわち、連結フック55は、連結フックバネ556により、常時、前面側に押されており、マガジンセル53から突出するストッパ558に押し付けられている。これにより、連結フック55は、連結フックバネ556により図10に示す閉状態を維持するように付勢されている。
また、連結フック55は、図10に示す閉状態において、マガジンセル53の前面側に突出する突起552をそなえる。この突起552は、例えば、連結フック55の閉状態において、連結ボス534の直径とほぼ同じ長さだけマガジンセル53の前面側に突出する。なお、この突起552は、なめらかな円弧形状を有することが望ましい。
そして、この突起552を背面側に押すことにより、図11に示すように、連結フック55が軸551を軸に背面側に向かって回動し、凹部553内から連結ボス534が脱出できるだけの隙間を形成する。
また、突起552が押されて連結フック55が背面側に回動し、連結ボス534が通過できるだけの隙間が形成された状態において、突起552は、図11に示すように、前述したストッパ558に当接して、それ以上の背面側への回動が阻止されるように構成されている。以下、図11に示すように、連結フック55が背面側に回動して連結ボス534が通過できるだけの隙間が形成された状態を開状態という場合がある。前述した非ロック状態は、この開状態において成される。
図10に示すロック状態にあった連結フック55は、突起552が背面側に押されることにより、図11に示すような開状態となる。
また、これらの連結フック55及び連結ボス534は、マガジンセル53の底面における挿入口535側の端部にも形成されている。図10及び図11においては、マガジンセル53の上面にそなえられた連結フック55を示しているが、マガジンセル53の底面にそなえられる連結フック55や連結ボス534も同様の構成をそなえる。マガジンセル53の上面と底面とにそなえられた連結フック55は、それぞれ隣接する他のマガジンセル53の連結ボス534と係合する。
本カートリッジオートローダ100においては、後述の如く、上ガイド9の連結フック解除ブロック941や下ガイド8の連結フック解除ブロック841が、搬送されるマガジンセル53の連結フック55の突起552を背面側に押して、ロック状態を解除する。
ダミーセル52bは、ダミーセル52aとマガジンセル53との間に配置される。このダミーセル52bにはテープカートリッジ6は格納されない。このダミーセル52bは、挿入口535,フィーダ通過溝533及び固定用ノッチ532等のテープカートリッジ6を格納するための構成をそなえない他は、マガジンセル53とほぼ同様の構成をそなえる。
また、ダミーセル52a,52bも、上述したマガジンセル53と同様に、背面側において、連結シャフト54により、隣接するダミーセル52b,52aやマガジンセル53と連結シャフト54を介してヒンジ接続される。更に、ダミーセル52a,52bも、上述したマガジンセル53と同様に、各前面側において、連結フック55と連結ボス534とで、隣接するダミーセル52a,52bやマガジンセル53と係合される。
ダミーセル52a,52bは、マガジン5における最もダミーセル52a側にそなえられたマガジンセル53を、テープドライブ2へのテープ供給位置に配置するためにそなえられる。すなわち、後述するカートリッジオートローダ100のマガジン送り歯車11が、マガジンセル53に後続させてダミーセル52a,52bを搬送することにより、マガジン5におけるダミーセル52aに隣接するマガジンセル53をテープ供給位置に配置することができる。
そして、上述の如き構成により、マガジン5は、同様の構成をそなえる複数のマガジンセル53及びダミーセル52a,52bが、各背面において隣り合うマガジンセル53やダミーセル52a,52bと連結シャフト54を介して回動可能にヒンジ接続される。すなわち、複数のマガジンセル53及びダミーセル52a,52bがヒンジ接続により連続的に接続(連接)される。又、このようにヒンジ接続された複数のマガジンセル53等は、マガジンセル53が閉じた状態において、その前面側で、連結フック55により隣り合うマガジンセル53の連結ボス534と係合して固定される。これにより、マガジン5は、複数のマガジンセル53等を閉じた状態で保持され、持ち運び等の取り扱いが容易になる。
〔磁気テープ装置〕
磁気テープ装置1は、図2に示すように、カートリッジオートローダ100,テープドライブ(処理部)2,制御部3及び電源ユニット4をそなえる。又、本磁気テープ装置1は、ラックマウントタイプであって、例えば、縦,横及び高さの各方向の寸法が所定の規格等に従って設定されている。
電源ユニット4は、磁気テープ装置1の各部に対して電力を供給する給電手段であり、例えば、交流電源から電流の供給を受ける。なお、この給電手段は、外部の交流電源に限られず、例えば、給電用のバッテリ等をそなえてもよい。
制御部3は、本磁気テープ装置1の各部の制御を行なう。制御部3は、例えば、後述するカートリッジオートローダ100におけるマガジン5の搬送や位置決めの制御を行なう。又、制御部3は、カートリッジオートローダ100において、フィーダ機構10によるテープドライブ2とテープカートリッジ6との間におけるテープカートリッジ6の移動制御も行なう。更に、制御部3は、テープドライブ2によるテープカートリッジ6へのアクセス制御等も行なう。
テープドライブ2は、後述するフィーダ機構10によって挿入されたテープカートリッジ6に対して、書き込みや読み出しのデータアクセスを行なう。例えば、テープドライブ2は、図示しないホスト装置から受け取ったデータをテープカートリッジ6内の磁気テープに書き込み、又、この磁気テープに記録されたデータを読み出してホスト装置等に送信する。
テープドライブ2は、その挿入口21(図12参照)からテープカートリッジ6を挿入可能に構成され、更に、その内部にテープカートリッジ6を収納する。又、テープドライブ2は、図示しない磁気ヘッドをそなえる。そして、テープカートリッジ6のリール63からテープカートリッジ6の引出口を介して引き出した磁気テープに対して、この磁気ヘッドによりデータの読み出しや書き込みを行なう。なお、テープドライブ2としては既知の種々の装置を用いることができ、その詳細な説明は省略する。
カートリッジオートローダ100は、図2に示すように、ハウジング103をそなえ、このハウジング103内に、複数のテープカートリッジ6を格納したマガジン5が挿入される。そして、カートリッジオートローダ100は、このマガジン5に格納された複数のテープカートリッジ6のうち、アクセス対象のテープカートリッジ6をテープドライブ2に供給する。例えば、図1に示す例においては、連続方向における先頭から3番目のマガジンセル53のテープカートリッジ6をテープドライブ2に供給している。
図12は実施形態の一例としてのカートリッジオートローダ100の外観を示す部分斜視図である。又、図13及び図14は、それぞれカートリッジオートローダ100にマガジン5を挿入した状態を示す部分斜視図である。これらの図13及び図14中においては、便宜上、上ガイド9や制御部3等の図示を省略している。又、図15はカートリッジオートローダ100の平面透視図である。なお、図15中においても、便宜上、上ガイド9やフロントカバー7,制御部3等の図示を省略している。
カートリッジオートローダ100は、図12に示すように、ハウジング103内に、マガジン5を搬送する搬送機構104と、マガジンセル53内のテープカートリッジ6をテープドライブ2に供給するフィーダ機構10とをそなえる。
搬送機構104は、上ガイド9,下ガイド8,マガジン送り歯車11及びマガジン送りモータ12をそなえる。
ハウジング103は、下ガイド8,上ガイド9及びフロントカバー7をそれぞれ一面としてそなえる箱体として構成される。下ガイド8及び上ガイド9はそれぞれ矩形の板状部材であり、互いに対向するように平行に配置される。更に、これらの上ガイド9と下ガイド8とを連結する面としてフロントカバー7が配置されている。
フロントカバー7は、本磁気テープ装置1の正面にそなえられる。このフロントカバー7には、挿抜口71と突出口72とが隣り合って形成されている。これらの挿抜口71と突出口72とはそれぞれ矩形の開口であり、マガジン5におけるマガジンセル53の側面の外形よりもクリアランス分だけ大きな寸法の矩形形状を有する。これにより、図13や図21等に示すように、搬送されたマガジン5が挿抜口71や突出口72を通過することができる。
図13等に示すように、下ガイド8には、連結シャフト案内溝83や連結フック案内溝85が形成されている。又、図19等に示すように、上ガイド9には、連結シャフト案内溝83や連結フック案内溝85と同様の連結シャフト案内溝93や連結フック案内溝95が形成されている。すなわち、ハウジング103においては、下ガイド8の連結シャフト案内溝83と面対称に上ガイド9の連結シャフト案内溝93が形成されている。又、下ガイド8の連結フック案内溝85と面対称に上ガイド9の連結フック案内溝95が形成されている。
連結シャフト案内溝83,93は、マガジンセル53の連結シャフト54が通過する溝であり、連結フック案内溝85,95は、マガジンセル53の連結フック55が通過する溝である。つまり、カートリッジオートローダ100において、マガジン5を搬送する際に、マガジンセル53の下側に突出する連結シャフト54が、下ガイド8の連結シャフト案内溝83に案内される。又、マガジンセル53の下側にそなえられた連結フック55が、下ガイド8の連結フック案内溝85に案内される。同様に、カートリッジオートローダ100において、マガジン5を搬送する際に、マガジンセル53の上側に突出する連結シャフト54が、上ガイド9の連結シャフト案内溝93に案内される。又、マガジンセル53の上側にそなえられた連結フック55が、上ガイド9の連結フック案内溝95に案内される。
これらの連結シャフト案内溝83,93や連結フック案内溝85,95は、挿抜口71から挿入されたマガジン5をハウジング103内において、一旦、挿抜口71とは垂直の方向に搬送した後に、180度転回させて(折り返して)突出口72に案内する。そして、マガジン5の先頭のマガジンセル53から順に突出口72から突出させる。すなわち、連結シャフト案内溝83,93や連結フック案内溝85,95は、挿抜口71と突出口72とを接続してマガジン5を案内する、湾曲したU字状(円弧状)の案内経路(搬送経路)を構成する。そして、このU字状の案内経路を構成する連結シャフト案内溝83,93や連結フック案内溝85,95における、折り返し側の端部は、円弧を形成している。
すなわち、本カートリッジオートローダ100においては、フロントカバー7の挿抜口71から水平方向にマガジン5を挿入する。又、この挿抜口71から挿入されたマガジン5は、ハウジング103内において円弧形状を有する案内経路に沿って搬送されることにより、ハウジング103の内部で折り返して、突出口72から突出する。又、突出口72に突出口72したマガジン5は、案内経路を逆方向に搬送され、挿抜口71から排出される。ユーザは、この挿抜口71から排出されたマガジン5を抜き取る。
かかる案内経路の円弧部分においては、マガジン5を構成する連続してヒンジ接続されたマガジンセル53において、その前面側(円弧の外周側)に位置する各連結フック55が、隣接するマガジンセル53の連結ボス534との係合が解除されロック解除状態となる。これにより、図15等に示すように、案内経路の円弧部分においては、マガジンセル53の前面側端部は隣接する他のマガジンセル53と離隔状態となり、放射状に広がる。
以下、図15に示すように、これらの連結シャフト案内溝83,93及び連結フック案内溝85,95による、挿抜口71から突出口72までの案内経路において、挿抜口71から突出口72に向かう方向を送り方向という。又、挿抜口71から突出口72までの案内経路において、突出口72から挿抜口71に向かう方向を戻り方向という。
また、ハウジング103内において、U字状に形成された連結シャフト案内溝83,93に囲まれる領域には、マガジン送り歯車11及びマガジン送りモータ12が配置される。
マガジン送りモータ12は、マガジン送り歯車11を回転駆動するモータであり、制御部3により制御される。
マガジン送り歯車11は、マガジンセル53の背面に形成されたラックギア56と係合し、この係合したマガジンセル53を送り方向もしくは戻り方向に移動させる。このマガジン送り歯車11は、その回転軸が下ガイド8と上ガイド9との間に垂設され、又、案内経路上における、マガジンセル53が閉じた状態で搬送される位置に配置される。すなわち、マガジン送り歯車11は、連結シャフト案内溝83,93及び連結フック案内溝85,95が直線となっている位置に隣接して配置される。これにより、マガジン送り歯車11は、マガジンセル53の背面に形成されたラックギア56と係合することができる。
これらのマガジン送りモータ12とマガジン送り歯車11とは、例えば、下ガイド8における連結シャフト案内溝83等が形成されている面とは反対側でギア等の伝達手段により連結されており、マガジン送りモータ12による駆動力がマガジン送り歯車11に伝達される。
また、上述したU字状の案内経路における折り返し位置には、この案内経路に対向してテープドライブ2が配置される。又、下ガイド8上におけるテープドライブ2の挿入口21に対向する位置には、この挿入口21に対するテープカートリッジ6の挿抜方向に沿って、位置決めブロック86が突出している。この位置決めブロック86は、マガジンセル53の底面に形成された位置決め用溝86と嵌合する。これにより、位置決めブロック86は、マガジンセル53を、その挿入口535がテープドライブ2におけるテープカートリッジ6の挿入口21(図12参照)と対向する位置において、テープドライブ2におけるテープカートリッジ6の挿抜方向と平行に固定する。以下、搬送経路の円弧部分においてテープドライブ2の挿入口21にマガジンセル53の挿入口535が対向する位置を、フィード位置という場合がある。
テープドライブ2は、マガジン5の搬送経路の円弧部分に面して、フロントカバー7から最も遠い位置に配設されている。又、テープドライブ2は、その挿入口21をフロントカバー7側に向けた状態で配置されている。
さらに、下ガイド8上のマガジンセル53が通過する領域であって、後述する連結フック解除ブロック841,941付近の位置には、マガジン終了センサ81が配置されている。このマガジン終了センサ81は、例えばプッシュスイッチであり、その上部をマガジンセル53が通過している状態でその底部により押下され、例えばオンとなる。このマガジン終了センサ81により、マガジンセル53の存在/不在を検知して、マガジン5の最後尾が検知される。
また、下ガイド8上のマガジンセル53が通過する領域における連結フック解除ブロック841,941付近であり、下ガイド8上のマガジン終了センサ81よりも送り方向側の位置には、マガジンセットセンサ82が配置されている。このマガジンセットセンサ82もマガジン終了センサ81と同様に、例えばプッシュスイッチであり、その上部をマガジンセル53が通過している状態でその底部により押下され、例えばオンとなる。このマガジンセットセンサ81により、マガジンセル53の存在/不在を検知して、挿入口535からマガジン5が挿入されたことが検知される。
なお、マガジン終了センサ81やマガジンセットセンサ82は、プッシュスイッチに限定されるものではなく、例えば、光検知式等の他のスイッチを用いてもよく、種々変形して実施することができる。
また、下ガイド8において、連結フック案内溝85内には連結フック解除ブロック841,842が形成されている。
連結フック解除ブロック841,842は、連結フック案内溝85内を移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55を開状態にする。連結フック解除ブロック841、842は、連結フック案内溝85内を一の方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55と連結ボス534との係合を解除する。又、連結フック解除ブロック841,842は、前記一の方向とは逆方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55と連結ボス534とを係合させる。
連結フック解除ブロック841は、例えば図13に示すように、連結シャフト案内溝83や連結フック案内溝85によって形成されるマガジン5の案内経路における、挿抜口71を始点とする直線経路に沿って、当該直線経路と円弧部分との境界付近に配置されている。又、連結フック解除ブロック841は、連結フック案内溝85内におけるマガジンセル53の前面に相対する位置に配設される。
連結フック解除ブロック841は、連結フック案内溝85内を送り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55と連結ボス534との係合を解除する。又、連結フック解除ブロック841は、連結フック案内溝85内を戻り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55と連結ボス534とを係合させる。
連結フック解除ブロック841は、例えば、図13に示すように、連結フック案内溝85内に台形形状を有するブロックとして立設し、案内経路に沿って斜面841a,841b及び直線面841cをそなえる。斜面841aは、送り方向に行くに従って連結シャフト案内溝83側に向かってせり出す斜面である。
この斜面841aは、挿抜口71から挿入され、送り方向に搬送されるマガジンセル53の下側に取り付けられた連結フック55の突起552を背面側に押して、連結フック55を開状態にする。これにより、連結ボス534との係合を解除(ロック解除)する。そして、この斜面841aは、送り方向に搬送されるマガジンセル53を、連結フック55を開状態にしたままで直線面841cに案内する。
斜面841bは、斜面841aとは逆に、送り方向に行くに従って連結シャフト案内溝83側から遠ざかる斜面である。この斜面841bは、戻り方向に搬送されるマガジンセル53の底面に取り付けられた連結フック55の突起552を背面側に押して、連結フック55を開状態にする。そして、この斜面841bは、戻り方向に搬送されるマガジンセル53を、連結フック55を開状態にしたまま直線面841cに案内する。
直線面841cは、斜面841aと斜面841bとを連結する面であり、連結シャフト案内溝83と平行である。送り方向もしくは戻り方向に搬送されるマガジンセル53は、この直線面841cによって、連結フック55を開状態にしたままで案内される。すなわち、直線面841cは、マガジンセル53の底面に取り付けられた連結フック55の突起552を背面側に押した状態で、搬送されるマガジンセル53を送り方向もしくは戻り方向に案内する。
この直線面841cの送り方向側の端部は、図13〜図15等に示すように、案内経路の折り返し部分の円弧中心よりもテープドライブ2側に位置する。
これにより、送り方向へのマガジン5の搬送に際して、各マガジンセル53は、この直線面841cにより、連結フック55を開状態のままで案内経路の円弧部分に進入する。そして、この円弧部分において、隣接するマガジンセル53との間で前面側端部の離隔が始まる。
一方、戻り方向へのマガジン5の搬送に際して、斜面841bによって連結フック55が開状態で案内された各マガジンセル53は、この直線面841cの送り方向側端部において、隣接する他のマガジンセル53との間で前面側端部が近づき合い、マガジン5が閉じた状態となる。そして、この直線面841cを通過後に、戻り方向に搬送されるマガジンセル53においては、連結フック55が連結フックバネ556により前面側に押されて閉状態となる。この際、各マガジンセル53は閉じた状態となっているので、連結フック55は、隣接する他のマガジンセル53の連結ボス534と係合し、ロック状態となる。
連結フック解除ブロック842は、例えば図13に示すように、連結シャフト案内溝83や連結フック案内溝85によって形成されるマガジン5の案内経路における、挿抜口71を終点とする直線経路に沿って、当該直線経路と円弧部分との境界付近に配置されている。又、連結フック解除ブロック842は、連結フック案内溝85内におけるマガジンセル53の前面に相対する位置に配設される。
連結フック解除ブロック842は、連結フック案内溝85内を戻り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534との係合を解除する。又、連結フック解除ブロック842は、連結フック案内溝85内を送り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534とを係合させる。
連結フック解除ブロック842は、例えば、図13に示すように、連結フック案内溝85内に台形形状を有するブロックとして立設し、案内経路に沿って斜面842a,842b及び直線面842cをそなえる。斜面842aは、戻り方向に行くに従って連結シャフト案内溝83側に向かってせり出す斜面である。
この斜面842aは、突出口72から戻り方向に搬送されるマガジンセル53の底面に取り付けられた連結フック55の突起552を背面側に押して、連結フック55を開状態にする。これにより、連結フック55と連結ボス534との係合を解除(ロック解除)する。そして、この斜面842aは、戻り方向に搬送されるマガジンセル53を、連結フック55を開状態にしたままで直線面842cに案内する。
斜面842bは、斜面842aとは逆に、戻り方向に行くに従って連結シャフト案内溝83側から遠ざかる斜面である。この斜面842bは、送り方向に搬送されるマガジンセル53の底面に取り付けられた連結フック55の突起552を背面側に押して、連結フック55を開状態にする。そして、この斜面842bは、送り方向に搬送されるマガジンセル53を、連結フック55を開状態にしたまま直線面842cに案内する。
直線面842cは、斜面842aと斜面842bとを連結する面であり、連結シャフト案内溝83と平行である。送り方向もしくは戻り方向に搬送されるマガジンセル53は、この直線面842cによって、連結フック55を開状態にしたままで案内される。すなわち、直線面842cは、マガジンセル53の底面に取り付けられた連結フック55の突起552を背面側に押した状態で、搬送されるマガジンセル53を送り方向もしくは戻り方向に案内する。
この直線面842cの戻り方向側の端部は、図13〜図15等に示すように、案内経路の折り返し部分の円弧中心よりもテープドライブ2側に位置する。
これにより、戻り方向へのマガジン5の搬送に際して、各マガジンセル53は、この直線面842cにより、連結フック55を開状態のままで案内経路の円弧部分に進入する。そして、この円弧部分において、隣接するマガジンセル53との間で前面側端部の離隔が始まる。
一方、送り方向へのマガジン5の搬送に際して、斜面842bによって連結フック55が開状態で案内された各マガジンセル53は、この直線面842cの戻り方向側端部において、隣接する他のマガジンセル53との間で前面側端部が近づき合い、マガジン5が閉じた状態となる。そして、この直線面842cを通過後に、送り方向に搬送されるマガジンセル53においては、連結フック55が連結フックバネ556により前面側に押されて閉状態となる。この際、各マガジンセル53は閉じた状態となっているので、連結フック55は、隣接する他のマガジンセル53の連結ボス534と係合し、ロック状態となる。
上ガイド9においても、下ガイド8の連結フック解除ブロック841,842と同様に、連結フック案内溝95内に連結フック解除ブロック941,942が形成されている。
連結フック解除ブロック941,942は、連結フック案内溝95内を移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55を開状態にする。連結フック解除ブロック941,942は、連結フック案内溝95内を一の方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55と連結ボス534との係合を解除する。又、連結フック解除ブロック941,942は、前記一の方向とは逆方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55と連結ボス534とを係合させる。
連結フック解除ブロック941は、上ガイド9における連結フック解除ブロック841と対向する位置に形成されている。すなわち、連結フック解除ブロック941は、例えば図16に示すように、連結シャフト案内溝93や連結フック案内溝95によって形成されるマガジン5の案内経路における、挿抜口71を始点とする直線経路に沿って、当該直線経路と円弧部分との境界付近に配置されている。又、連結フック解除ブロック941は、連結フック案内溝95内におけるマガジンセル53の前面に相対する位置に配設される。
連結フック解除ブロック941は、連結フック案内溝95内を送り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55と連結ボス534との係合を解除する。又、連結フック解除ブロック941は、連結フック案内溝95内を戻り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55と連結ボス534とを係合させる。
連結フック解除ブロック941は、例えば図16に示すように、連結フック案内溝95内に台形形状を有するブロックとして立設し、案内経路に沿って斜面941a,941b及び直線面941cをそなえる。これらの斜面941a,941b及び直線面941cは、連結フック解除ブロック841の斜面841a,841b及び直線面841cと同様の構成及び作用をそなえるので、その説明は省略する。
連結フック解除ブロック942は、例えば図13に示すように、連結シャフト案内溝93や連結フック案内溝95によって形成されるマガジン5の案内経路における、当該円弧部分を通過してから突出口72を終点とする直線経路に沿って、当該直線経路と円弧部分との境界位置に沿って配置されている。又、連結フック解除ブロック942は、連結フック案内溝85内におけるマガジンセル53の前面に相対する位置に配設される。
連結フック解除ブロック942は、連結フック案内溝85内を戻り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534との係合を解除する。又、連結フック解除ブロック942は、連結フック案内溝95内を送り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534とを係合させる。
なお、この連結フック解除ブロック942は、連結フック解除ブロック842と同様の構成及び作用をそなえるので、その説明は省略する。
また、ハウジング103における、位置決めブロック86の上方には、フィーダ機構10がそなえられる。
フィーダ機構10は、マガジンセル53とテープドライブ2との間においてテープカートリッジ6を移動させる媒体移動部である。フィーダ機構10は、マガジンセル53に格納されたテープカートリッジ6をテープドライブ2に挿入し、又、テープドライブ2から排出されたテープカートリッジ6をマガジンセル53に格納する。このフィーダ機構10は、図示しない爪をマガジンセル53の上面に形成されたフィーダ通過溝533を介して、テープカートリッジ6に形成された溝62(図6参照)に係合させる。そして、この爪をフィーダ通過溝533に沿って移動させることにより、マガジンセル53とテープドライブ2との間でテープカートリッジ6を移動させる。
〔作用、効果〕
上述の如く構成された、実施形態の一例としての磁気テープ装置1においては、以下のようにテープカートリッジ6に対するデータアクセスを行なう。
(1)マガジンの準備
先ず、使用するテープカートリッジ6の数に応じた任意の数のマガジンセル53を用意し、これらのマガジンセル53を、各背面側において連結シャフト54によって、ひとつながりとなるように、それぞれヒンジ接続する(例えば、図7参照)。又、これらのひとつながりとなったマガジンセル53における連続方向の反対側端部には、ダミーセル52a,52bをヒンジ接続する。これらにより、図3及び図4に示すような、複数のマガジンセル53を一体に連結したマガジン5が作成される。作業者は、所定のマガジンセル53内に、その挿入口535からテープカートリッジ6を収納する。
以下、マガジン5において、ダミーセル52aとは反対側に位置するマガジンセル53、すなわち、連続方向における先頭のマガジンセル53を、先頭のマガジンセル53という場合がある。又、マガジン5において、ダミーセル52bと隣接するマガジンセル53、すなわち、連続方向における最後尾のマガジンセル53を、最後尾のマガジンセル53という場合がある。
また、例えば、既にテープドライブ2内にテープカートリッジ6が格納されていて、このテープカートリッジ6の交換を行なう場合においては、少なくとも1つのマガジンセル53にはテープカートリッジ6を収納させずに空にしておく。
図3及び図4に示すように、マガジン5を閉じた状態においては、各マガジンセル53において、連結フック55が隣接するマガジンセル53の連結ボス534と係合してロック状態となる。更に、マガジン5においては、隣接するマガジンセル53どうしの間において、一方のマガジンセル53の側面に形成された横ずれ防止凸部536が、対向する他方のマガジンセル53の側面に形成された横ずれ防止凹部537に挿入され係合する。これにより、マガジン5は、その閉じた状態において、マガジンセル53が外れたりずれたりしてバラバラになることがなく、安定して取り扱うことができる。
(2)マガジンのロード
ユーザは、図13に示すように、カートリッジオートローダ100のフロントカバー7に形成された挿抜口71に、上述の如く構成したマガジン5をその先頭のマガジンセル53から挿入する。
マガジン5を挿抜口71から送り方向に挿入すると、図14に示すように、カートリッジオートローダ100の内部において、挿入されたマガジン5の背面に形成されたラックギア56とオートローダ100内のマガジン送り歯車11とが噛み合う。又、マガジン5の底面が搬送経路上に設置されたマガジンセットセンサ82を押下する。このマガジンセットセンサ82がオンとなったことを検知すると、制御部3はマガジン送りモータ12によりマガジン送り歯車11を送り方向に回転駆動させる。これにより、マガジン5は、送り方向に搬送され、ハウジング103内に引き込まれる。
図16〜図20は、それぞれ実施形態の一例としての磁気テープ装置1の連結フック解除ブロック941の機能を説明するための部分斜視図、図21及び図22はハウジング103内のマガジン5の状態を示す部分斜視図である。なお、これらの図16〜図22中においては、便宜上、一部の部品の図示を省略している。又、図16〜図20中においては、連結フック解除ブロック941についてのみ図示しているが、連結フック解除ブロック841においても同様の作用が行なわれることは言うまでもない。
図16に示すように、搬送経路を送り方向に搬送されるマガジンセル53において、その上面及び底面に配置された連結フック55は、その突起552が、連結フック解除ブロック941,841の斜面941a,841aに当接する。突起552は、マガジンセル53の送り方向への搬送に伴い、これらの斜面941a,841aに背面側に押されながら送り方向に移動する。
斜面941a,841aに沿って送り方向に移動する連結フック55は、図17に示すように、斜面941a,841aにより突起552をマガジンセル53の背面側に押されることにより、軸551を軸に回動し、ロック状態にあった凹部553と連結ボス534との間に間隙が生じる。この間隙は、図17に示すように、マガジンセル53の送り方向への移動に伴って拡大する。
そして、連結フック55が、斜面941a,841aによって案内され、その突起552が直線面941c,841cに到達した時点では開状態となる。
その後、マガジンセル53は、図18及び図19に示すように、直線面941c,841cによって連結フック55のロック解除状態が維持された状態で送り方向に搬送される。又、マガジンセル53は、連結フック55が連結フック解除ブロック941,841の直線面941c,841cに当接して搬送されている途中で、搬送経路の円弧部分に進入し、隣接するマガジンセル53との間で前面側端部の離隔が始まる。これにより、図19に示すように、マガジンセル53は、連結フック55が連結フック解除ブロック941,841の直線面941c,841cに当接して搬送されている途中で、凹部553と連結ボス534との係合が解除(ロック解除)される。これにより、マガジンセル53は、その連結シャフト54を軸に回動可能となる。
マガジンセル53が、搬送経路の円弧部分を更に送り方向に搬送されると、この円弧状の搬送経路によりマガジンセル53の前面側が回動され、図20に示すように、隣接するマガジンセル53との間で前面側端部の間隔が大きくなる。
さらにマガジン5が送り方向に搬送されると、マガジンセル53の前面側端部が、下ガイド8及びと上ガイド9に設けられた連結シャフト案内溝83,93に沿って放射状に広がりながら転回する(図15参照)。
例えば、図21に示すように、アクセス対象のテープカートリッジ6が収納されたマガジンセル53が、搬送経路の円弧部分においてテープドライブ2の正面に到達すると、制御部3は、マガジン送りモータ12を制御してマガジン送り歯車11を停止させる。この位置において、マガジンセル53は、その底部に形成された位置決め溝531に下ガイド8から突出する位置決めブロック86が嵌合し、マガジンセル53の位置決めが行なわれる。これにより、マガジンセル53は、その挿入口535がテープドライブ2の挿入口21と対向するように、フィード位置に位置決めされる。図21に示す例においては、先頭から3番目のマガジンセル53がフィード位置にある状態を示している。
マガジンセル53をテープドライブ2の挿入口21の前(フィード位置)に位置決めした後、制御部3は、次に、フィーダ機構10により、マガジンセル53とテープドライブ2との間でテープカートリッジ6を移動させる。すなわち、マガジンセル53内のテープカートリッジ6をテープドライブ2に移動させてマウントさせたり、又、テープドライブ2内のテープカートリッジ6をアンマウントして、マガジンセル53内に移動させる。
例えば、テープドライブ2によるデータアクセス処理が終了したテープカートリッジ6はフィーダ機構10によりマガジンセル53に戻される。
以下、同様にして、マガジン送りモータ12及びマガジン送り歯車11により、次のアクセス対象のマガジンセル53がフィード位置に到達するまで搬送され、マガジンセル53の位置決めやフィーダ機構10によるテープカートリッジ6の移動が行なわれる。
さらにマガジンセル53を送り方向に搬送すると、搬送経路の円弧部分において隣接する他のマガジンセル53と離隔状態となっていたマガジンセル53の前面側端部は、搬送経路の円弧部分から直線経路へ進入する過程で、マガジン5が閉じるように近接する。
そして、連結フック案内溝85内を送り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552が、連結フック解除ブロック942,842に案内されながら搬送される。そして、この連結フック解除ブロック942,842の直線面942c,842cの通過後において、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534とが係合する。
これらの係合した隣り合うマガジンセル53は、連結フック55と連結ボス534とが嵌合することにより固定され、例えば、搬送途中でマガジン5が開いて不具合が生じることはない。
また、これらの係合した隣り合うマガジンセル53間においても、一方のマガジンセル53の側面に形成された横ずれ防止凸部536が、対向する他方のマガジンセル53の側面に形成された横ずれ防止凹部537に挿入され係合する。これにより、これらのマガジンセル53どうしが外れたりずれたりしてバラバラになることがない。
また、マガジンセル53を連続して送り方向に対して搬送すると、図21に示すように、フロントカバー7の突出口72からは、先頭のマガジンセル53から順番に押し出される。
さて、マガジン5を送り方向に搬送し、最後尾のマガジンセル53がフィード位置に到達すると、下ガイド8に設けられたマガジン終了センサ81がオフになり、制御部3は、最後尾のマガジンセル53がフィード位置にあることを検出する。この状態においては、マガジン5は、マガジン送り歯車11がダミーセル52aのラックギア56と噛み合うことにより搬送されている。
ここで、この最後尾のマガジンセル53に収納されたテープカートリッジ6に対するデータアクセスが完了し、マガジン5を取り出すものとする。
フィーダ機構11がこの最後尾のマガジンセル53に対してテープカートリッジ6を戻すと、制御部3は、マガジン送りモータ12を制御してマガジン送り歯車11を先とは逆回転させて、マガジン5を戻り方向に搬送する。
この戻り方向へのマガジン5の搬送時には、図22に示すように、連結フック案内溝85内を戻り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552が、連結フック解除ブロック942,842に当接して、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534との係合を解除する。
かかる戻り方向への搬送時における連結フック解除ブロック942,842による、連結フック55と連結ボス534との係合の解除は、送り方向への搬送時における、連結フック解除ブロック941,841による連結フック55と連結ボス534との係合の解除と同様にして行なわれる。
その後、マガジン5は、搬送経路の円弧部分を戻り方向に通過した後、マガジンセル53の連結フック55の突起552が、連結フック解除ブロック941,841に案内される。この連結フック解除ブロック941,841の直線面941c,841cの通過後において、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534とが係合する。
これらの係合した隣り合うマガジンセル53も、連結フック55と連結ボス534とが嵌合することにより固定され、例えば、搬送途中で開いて不具合が生じることはない。又、これらの係合した隣り合うマガジンセル53間においても、一方のマガジンセル53の側面に形成された横ずれ防止凸部536が、対向する他方のマガジンセル53の側面に形成された横ずれ防止凹部537に挿入され係合する。これにより、これらのマガジンセル53どうしが外れたりずれたりしてバラバラになることがない。
さらに、マガジン5が戻り方向に搬送され、挿抜口71から閉じた状態のマガジン5が排出される。マガジンセットセンサ82がオフとなったことを検知すると、制御部3は、マガジン送りモータ12によるマガジン送り歯車11の回転駆動を停止させる。ユーザは、挿抜口71からマガジン5を取り外す。
このように、実施形態の一例としてのカートリッジオートローダ100をそなえた磁気テープ装置1によれば、マガジン5をハウジング103の挿抜口71から水平方向に挿入する。又、複数のマガジンセル53をその背面においてヒンジ接続で連結して構成することによりマガジン5を構成する。そして、挿抜口71から挿入されたマガジン5が、ハウジング103内において円弧形状を有する案内経路に沿って搬送され、ハウジング103の内部で折り返して、突出口72から突出する。これにより、装置1の上下方向へのマガジン5の移動が生じることがなく、装置1の上部及び下部にデッドスペースが生じることがなく、スペース効率が向上する。すなわち、本装置1をラックマウントして使用する際に、省スペース化を実現し、ラックスペースを有効に活用出来る。
また、水平方向に関しても、装置の奥行き方向の寸法を小さく構成することができ、スペース効率を向上させることができる。
マガジン5を、任意の個数のマガジンセル53を連結シャフト54を介して連結して構成することにより、使用するマガジンセル53の数を任意に変更することができ、拡張性が高く利便性が高い他、経済的且つ効率的に運用することができる。
また、複数のマガジンセル53をその背面においてヒンジ接続で連結して構成したマガジン5において、隣接するマガジンセル53どうしを、その前面側にそなえた連結フック55と連結ボス534とで連結可能に構成する。これにより、マガジン5を閉じた状態で安定して取り扱うことができ利便性が高い。
また、カートリッジオートローダ100内における、マガジン5の円弧部分を有する搬送経路において、搬送されるマガジン5が円弧部分にさしかかる前の位置に、連結フック解除ブロック841,842,941,942が形成されている。これらの連結フック解除ブロック841,842,941,942が、搬送経路の円弧部分の手前でマガジンセル53の連結フック55を開状態にして、マガジンセル53のロック解除を行なう。これにより、搬送経路の円弧部分に従ってマガジン5も連結シャフト54を介して屈曲することができ、マガジン5を円弧形状を有する案内経路に沿って搬送することができる。
(B)変形例
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
図23〜図27は実施形態の一例としてのマガジン5の変形例を示す図であり、図23,図25〜図27はその裏面を示す部分斜視図、図24はその一部を断面で表す部分斜視図である。
図23に例示するマガジン5においては、第1ヒンジ軸穴546と第2ヒンジ軸穴545とに連結シャフト54を連通させて軸支する代わりに、第1ヒンジ筒547′から突出する連結バー543a,543bで、第2ヒンジ筒548a′,548b′の第2ヒンジ軸穴545a′,545b′を軸支する。
第1ヒンジ筒547′は、前述した第1ヒンジ筒547と同様に、マガジンセル53の背面側において、屈曲軸方向に沿って配設されている。2つの第2ヒンジ筒548a′,548b′は、前述した第2ヒンジ筒548と同様に、マガジンセル53の背面側において、屈曲軸方向に沿って第1ヒンジ筒547とは連続方向にずれた位置に形成されている。
これらの第1ヒンジ筒547′と第2ヒンジ筒548a′,548b′とは屈曲軸方向においてもずれた位置に形成されている。すなわち、図26等に示すように、複数のマガジンセル53を連続方向に並べて隣接させた状態で、一のマガジンセル53の第1ヒンジ筒547′と、隣接する他のマガジンセル53の第2ヒンジ筒548a′548b′とは干渉することがない。そして、2つの第2ヒンジ筒548a′,548b′は、第1ヒンジ筒547′を屈曲軸方向において挟む位置に配置されている。
更に、複数のマガジンセル53を連続方向に並べて隣接させた状態で、一のマガジンセル53の第1ヒンジ筒547′に形成されたバー摺動穴546′と、隣接する他のマガジンセル53の第2ヒンジ軸穴545a′,545b′とは連通するように構成されている。
図24に示すように、各マガジンセル53の背面側において、屈曲軸方向に沿って配設された第1ヒンジ筒547′は、屈曲軸方向に沿って貫通するバー摺動穴546′をそなえる。又、このバー摺動穴546′には、連結バー543a,543bを摺動可能にそなえる。
連結バー543a,543bは、バー摺動穴546′内を摺動することにより、各一端部が、バー摺動穴546′の上面側や底面側からそれぞれ突出する。図23〜図27に示す例においては、連結バー543aがバー摺動穴546′の上面側に突出し、連結バー543bがバー摺動穴546′の底面側に突出する。
これらの連結バー543a,543bの他端には、それぞれつまみ544a,544bが形成される。これらのつまみ544a,544bは、第1ヒンジ筒547′の中央付近に屈曲軸方向に沿って形成されたスリット状の開口540からそれぞれ突出する。そして、開口540から突出するつまみ544a,544bを、開口540に沿って屈曲軸方向に移動させることにより、連結バー543a,543bがバー摺動穴546′内をそれぞれ摺動し、各一端部がバー摺動穴546′の上面側や底面側からそれぞれ突出する。
また、第1ヒンジ筒547′内においては、連結バー543aと連結バー543bとの間、すなわち、つまみ544a,544bとの間に圧縮バネ格納部545が形成されている。この圧縮バネ格納部545内には、図示しない圧縮バネが格納される。
圧縮バネは、連結バー543a,543bを、それぞれ屈曲軸方向に沿って、その間隔を広げる方向に付勢する。この圧縮バネにより連結バー543aはバー摺動穴546′から上面側へ突出するように、又、連結バー543bはバー摺動穴546′から底面側へ突出するように、それぞれ付勢される。
さらに、図25に示すように、つまみ544a,544bを開口540内において互いに近づけた状態においては、連結バー543a,543bの各一端部はバー摺動穴546′内に収納される。
第2ヒンジ筒548aは、マガジンセル53の背面の上面側にそなえられ、屈曲軸方向に沿って底面側に開口する第2ヒンジ軸穴545a′が形成されている。第2ヒンジ筒548bは、マガジンセル53の背面の底面側にそなえられ、屈曲軸方向に沿って上面側に開口する第2ヒンジ軸穴545b′が形成されている。
そして、第2ヒンジ軸穴545a′に、隣接する他のマガジンセル53の連結バー543aが挿入され、又、第2ヒンジ軸穴545b′に、隣接する他のマガジンセル53の連結バー543bが挿入される。
また、第2ヒンジ筒548a′には、抜け止め541a(図7参照)と同様の形状をそなえる円柱状の突起541a′がそなえられる。更に、第2ヒンジ筒548bにはシャフト端部542(図7参照)と同様の形状をそなえる円柱状の突起542′がそなえられる。これらの突起541a′や突起542′が、上述した実施形態における連結シャフト54と同様に、連結シャフト案内溝83,93や連結フック案内溝85,95を案内されながら移動する。
このような構成をそなえた変形例の一例としてのマガジンセル53を用いてマガジン5を構成する際には、先ず、図25に示すように、つまみ544a,544bを、これらの間に配置された圧縮バネを押し縮めるように、開口540内をスライドさせて近づける。これにより、連結バー543a,543bが、それぞれバー摺動穴546′内に引っ込む。
この状態で、図26に示すように、他のマガジンセル53の第2ヒンジ筒548a′,548b′の間に、第1ヒンジ筒547を配置する。すなわち、マガジンセル53の第1ヒンジ筒547のバー摺動穴546′を、隣接する他のマガジンセル53の第2ヒンジ筒548a′,548b′の第2ヒンジ軸穴545a′,545b′と連通させるよう位置合わせを行なう。
その後、つまみ544a,544bから手を放して解放すると、図27に示すように、圧縮バネに押されて連結バー543a,543bが、バー摺動穴546′からそれぞれ突出し、第2ヒンジ軸穴545a′,545b′に係合する。
これにより、マガジンセル53は隣接するマガジンセル53と、連結バー543a,543bを介して回動可能に枢支される。すなわち、隣り合う2つのマガジンセル53がヒンジ接続され、マガジン5が構成される。
本変形例においては、連結バー543a,543bや第1ヒンジ筒547′,第2ヒンジ筒548a′,548b′がヒンジ部材を成す。
また、これらの逆の操作を行なうことにより、連結されているマガジンセル53同士の係合を容易に解放することができる。
このような、変形例としてのマガジン5においても、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。又、つまみ544を操作するだけでマガジンセル53の取り付け/取外しを行なうことができ、利便性が高い。
図28は実施形態の一例としての磁気テープ装置1の他の変形例を示す斜視図である。この図28に示すように、本磁気テープ装置1を、フロントカバー7の挿抜口71と突出口72とが縦に並ぶように配置して用いてもよい。又、この場合、挿抜口71と突出口72とのいずれを上方に配置してもよい。
また、上述した実施形態及びその変形例において、挿抜口71と突出口72とを逆に用いてもよい。
さらに、上述した実施形態及びその変形例においては、記録媒体6として内蔵するテープカートリッジ6を用いているが、これに限定されるものではなく、これ以外の種々の記録媒体を用いることができる。
本発明の実施形態及び変形例が開示されていれば、本発明を当業者によって実施・製造することが可能である。
1 磁気テープ装置,媒体処理装置
2 テープドライブ
3 制御部
4 電源ユニット
5 マガジン(収納装置)
6 テープカートリッジ(媒体,記録媒体)
7 フロントカバー
10 フィーダ機構(媒体移動部)
11 マガジン送り歯車(搬送部)
12 マガジン送りモータ(搬送部)
8 下ガイド
9 上ガイド
51 取っ手
52a,52b ダミーセル
53 マガジンセル(収納部)
54 連結シャフト(ヒンジ部材)
55 連結フック(固定部材)
56 ラックギア
61,62 溝
63 リール
71 挿抜口
72 突出口
81 マガジン終了センサ
82 マガジンセットセンサ
83,93 連結シャフト案内溝(搬送経路)
85,95 連結フック案内溝(搬送経路)
86 位置決め用溝
100 カートリッジオートローダ
103 ハウジング
104 搬送機構
531 位置決め用溝
532 固定用ノッチ
533 フィーダ通過溝
534 連結ボス(固定部材)
535 挿入口
536 横ずれ防止凸部
537 横ずれ防止凹部
540 開口
541 シャフト
541a 抜け止め
542 シャフト端部
542′ 突起
543a,543b 連結バー(ヒンジ部材)
544a,544b つまみ
545,545a′,545b′ 第2ヒンジ軸穴
547,547′ 第1ヒンジ筒(ヒンジ部材)
546 第1ヒンジ軸穴
546′ バー摺動穴
548,548a′,548b′ 第2ヒンジ筒(ヒンジ部材)
551 軸
552 突起
553 凹部
556 連結フックバネ
558 ストッパ
841,842,941,942 連結フック解除ブロック(連結解除部材)
841a,841b,841a,842b,941a,941b 斜面
841c,842c,941c 直線面
しかしながら、このような従来のカートリッジオートローダ200は、マガジン800を上下に移動する構成を有しているために、省スペース化に適さないという課題がある。例えば、複数の磁気テープ装置をラックに収容して使用する場合、マガジン800の上下の移動のための空間を確保しておく必要があるので、デッドスペースが生じ、ラックへの装置の実装効率が悪くなる。
図5に示すように、マガジンセル53における長矩形の一面には、テープカートリッジ6を挿抜するための挿入口535が形成されている。そして、図6に示すように、この挿入口535に、テープカートリッジ6が、その磁気テープの引出口(図示省略)が形成された面とは反対側の面から挿入される。以下、マガジンセル53における挿入口535が形成された側を、便宜上、前面という。又、この前面とは反対側の面を、便宜上、背面という。又、マガジンセル53においてその挿入口535からテープカートリッジ6が挿入される方向を挿入方向という。更に、マガジン5において、上記連続方向及び挿入方向と直する方向を屈曲軸方向という(図3等参照)。
電源ユニット4は、磁気テープ装置1の各部に対して電力を供給する給電手段であり、例えば、交流電源から電流の供給を受ける。なお、この給電手段は、外部の交流電源に限られず、例えば、給電用のバッテリ等をそなえてもよい。
制御部3は、本磁気テープ装置1の各部の制御を行なう。制御部3は、例えば、後述するカートリッジオートローダ100におけるマガジン5の搬送や位置決めの制御を行なう。又、制御部3は、カートリッジオートローダ100において、フィーダ機構10によるテープドライブ2とマガジンセル53との間におけるテープカートリッジ6の移動制御も行なう。更に、制御部3は、テープドライブ2によるテープカートリッジ6へのアクセス制御等も行なう。
すなわち、本カートリッジオートローダ100においては、フロントカバー7の挿抜口71から水平方向にマガジン5を挿入する。又、この挿抜口71から挿入されたマガジン5は、ハウジング103内において円弧形状を有する案内経路に沿って搬送されることにより、ハウジング103の内部で折り返して、突出口72から突出する。又、突出口72に突出したマガジン5は、案内経路を逆方向に搬送され、挿抜口71から排出される。ユーザは、この挿抜口71から排出されたマガジン5を抜き取る。
これらのマガジン送りモータ12とマガジン送り歯車11とは、例えば、下ガイド8における連結シャフト案内溝83等が形成されている面とは反対側でギア等の伝達手段により連結されており、マガジン送りモータ12による駆動力がマガジン送り歯車11に伝達される。
また、上述したU字状の案内経路における折り返し位置には、この案内経路に対向してテープドライブ2が配置される。又、下ガイド8上におけるテープドライブ2の挿入口21に対向する位置には、この挿入口21に対するテープカートリッジ6の挿抜方向に沿って、位置決めブロック86が突出している。この位置決めブロック86は、マガジンセル53の底面に形成された位置決め用溝531と嵌合する。これにより、位置決めブロック86は、マガジンセル53を、その挿入口535がテープドライブ2におけるテープカートリッジ6の挿入口21(図12参照)と対向する位置において、テープドライブ2におけるテープカートリッジ6の挿抜方向と平行に固定する。以下、搬送経路の円弧部分においてテープドライブ2の挿入口21にマガジンセル53の挿入口535が対向する位置を、フィード位置という場合がある。
また、下ガイド8上のマガジンセル53が通過する領域における連結フック解除ブロック841,941付近であり、下ガイド8上のマガジン終了センサ81よりも送り方向側の位置には、マガジンセットセンサ82が配置されている。このマガジンセットセンサ82もマガジン終了センサ81と同様に、例えばプッシュスイッチであり、その上部をマガジンセル53が通過している状態でその底部により押下され、例えばオンとなる。このマガジンセットセンサ8により、マガジンセル53の存在/不在を検知して、挿入口535からマガジン5が挿入されたことが検知される。
連結フック解除ブロック942は、例えば図1に示すように、連結シャフト案内溝93や連結フック案内溝95によって形成されるマガジン5の案内経路における、当該円弧部分を通過してから突出口72を終点とする直線経路に沿って、当該直線経路と円弧部分との境界位置に沿って配置されている。又、連結フック解除ブロック942は、連結フック案内溝85内におけるマガジンセル53の前面に相対する位置に配設される。
連結フック解除ブロック942は、連結フック案内溝5内を戻り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534との係合を解除する。又、連結フック解除ブロック942は、連結フック案内溝95内を送り方向に移動するマガジンセル53の連結フック55の突起552に当接して、連結フック55とその隣接するマガジンセル53の連結ボス534とを係合させる。
ここで、この最後尾のマガジンセル53に収納されたテープカートリッジ6に対するデータアクセスが完了し、マガジン5を取り出すものとする。
フィーダ機構1がこの最後尾のマガジンセル53に対してテープカートリッジ6を戻すと、制御部3は、マガジン送りモータ12を制御してマガジン送り歯車11を先とは逆回転させて、マガジン5を戻り方向に搬送する。
1 磁気テープ装置,媒体処理装置
2 テープドライブ
3 制御部
4 電源ユニット
5 マガジン(収納装置)
6 テープカートリッジ(媒体,記録媒体)
7 フロントカバー
10 フィーダ機構(媒体移動部)
11 マガジン送り歯車(搬送部)
12 マガジン送りモータ(搬送部)
8 下ガイド
9 上ガイド
51 取っ手
52a,52b ダミーセル
53 マガジンセル(収納部)
54 連結シャフト(ヒンジ部材)
55 連結フック(固定部材)
56 ラックギア
61,62 溝
63 リール
71 挿抜口
72 突出口
81 マガジン終了センサ
82 マガジンセットセンサ
83,93 連結シャフト案内溝(搬送経路)
85,95 連結フック案内溝(搬送経路)
86 位置決めブロック
100 カートリッジオートローダ
103 ハウジング
104 搬送機構
531 位置決め用溝
532 固定用ノッチ
533 フィーダ通過溝
534 連結ボス(固定部材)
535 挿入口
536 横ずれ防止凸部
537 横ずれ防止凹部
540 開口
541 シャフト
541a 抜け止め
542 シャフト端部
542′ 突起
543a,543b 連結バー(ヒンジ部材)
544a,544b つまみ
545,545a′,545b′ 第2ヒンジ軸穴
547,547′ 第1ヒンジ筒(ヒンジ部材)
546 第1ヒンジ軸穴
546′ バー摺動穴
548,548a′,548b′ 第2ヒンジ筒(ヒンジ部材)
551 軸
552 突起
553 凹部
556 連結フックバネ
558 ストッパ
841,842,941,942 連結フック解除ブロック(連結解除部材)
841a,841b,841a,842b,941a,941b 斜面
841c,842c,941c 直線面
上記の目的を達成するために、この媒体処理装置は、記憶媒体に対するデータの記録または/及び読み出し処理を行なう処理部を備えた媒体処理装置であって、前記記憶媒体をそれぞれ収納する複数の収納部を備え、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部がヒンジ部材により接続されたマガジンと、前記マガジンを挿抜する挿抜口と、前記マガジンが突出する突出口と、前記挿抜口と前記突出口とを連絡して前記マガジンを案内する湾曲した搬送経路と、前記搬送経路に沿って前記マガジンを搬送する搬送部と、搬送された前記マガジンの収納部と前記処理部との間で記憶媒体を移動する媒体移動部とを備える。
また、この媒体処理装置は、記憶媒体に対するデータの記録または/及び読み出し処理を行なう処理部を備えた媒体処理装置であって、前記記憶媒体をそれぞれ収納する複数の収納部を備え、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部がヒンジ部材により接続されたマガジンと、前記マガジンを案内する湾曲した搬送経路と、前記搬送経路に沿って前記マガジンを搬送する搬送部と、搬送された前記マガジンの収納部と前記処理部との間で記憶媒体を移動する媒体移動部と、前記ヒンジ部材を閉位置に固定する固定部材と、を備える。
さらに、この搬送装置は、物品を収納する複数の収納部を備え、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部がヒンジ部材により接続されたマガジンと、前記マガジンを挿抜する挿抜口と、前記マガジンが突出する突出口と、前記挿抜口と前記突出口とを連絡して前記マガジンを案内する湾曲した搬送経路と、前記搬送経路に沿って前記マガジンを搬送する搬送部と、搬送された前記マガジンの収納部と前記物品に対して処理を行なう処理部との間で前記物品を移動する物品移動部とを備える。

Claims (8)

  1. 記憶媒体に対するデータの記録または/及び読み出し処理を行なう処理部を備えた媒体処理装置であって、
    前記記憶媒体をそれぞれ収納する複数の収納部を備え、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部がヒンジ部材により接続されたマガジンと、
    前記マガジンを案内する湾曲した搬送経路と、
    前記搬送経路に沿って前記マガジンを搬送する搬送部と、
    搬送された前記マガジンの収納部と前記処理部との間で記憶媒体を移動する媒体移動部と、
    を備えることを特徴とする、媒体処理装置。
  2. 前記ヒンジ部材を閉位置に固定する固定部材を備えることを特徴とする、請求項1記載の媒体処理装置。
  3. 前記搬送経路に、前記固定部材による前記ヒンジ部材の固定を解除する解除部材を備えることを特徴とする、請求項2記載の媒体処理装置。
  4. 前記マガジンを挿抜する挿抜口と、前記マガジンが突出する突出口とが並設され、
    前記搬送経路が、前記挿入口と前記突出口とを連絡することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
  5. 前記マガジンが、複数の前記収納部が連続する連続方向に沿った一方の側面に各ヒンジ部材を備え、前記一方の側面側に湾曲可能に構成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
  6. 記憶媒体をそれぞれ収納する複数の収納部を備え、前記記憶媒体に対するデータの記録または/及び読み出し処理を行う媒体処理装置に着脱自在に取り付けられる可搬式の収納装置であって、
    各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部を接続するヒンジ部材と、
    前記ヒンジ部材を閉位置に固定する固定部材と
    を備えることを特徴とする収納装置。
  7. 複数の前記収納部が連続する連続方向に沿った一方の側面に各ヒンジ部材を備え、前記一方の側面側に湾曲可能に構成されることを特徴とする、請求項6記載の収納装置。
  8. 物品を収納する複数の収納部を備え、各収納部が軸を中心に回動するように隣り合う前記収納部がヒンジ部材により接続されたマガジンと、
    前記マガジンを案内する湾曲した搬送経路と、
    前記搬送経路に沿って前記マガジンを搬送する搬送部と、
    搬送された前記マガジンの収納部と前記物品に対して処理を行なう処理部との間で前記物品を移動する物品移動部とを備えることを特徴とする、搬送装置。
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