JPWO2013105141A1 - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間端子を抵抗溶接する際に生じる分流現象を抑制することを目的とする。【解決手段】 活物質が積層された電極シートとセパレータとを含むシート体を軸周りに捲き回した捲回体であって、前記電極シートの前記軸方向の端部に前記活物質が積層されていない露出部が形成された捲回体と、前記捲回体を収容するとともに、電力を外部に取り出すための電極端子を有する外装ケースと、前記捲回体の内側に配置される中間端子であって、前記露出部に抵抗溶接される一対の腕部と、前記一対の腕部を互いに繋ぐ第1の接続部と、前記第1の接続部に形成され、前記一対の腕部の各溶接点間に位置する第1の穴部と、を有する中間端子と、前記捲回体の外側に配置される集電端子であって、前記露出部における前記腕部と向き合う位置に抵抗溶接され、前記捲回体と前記電極端子を導通する集電端子と、を備えることを特徴とする電池。【選択図】図5

Description

本発明は、活物質が積層された電極シートとセパレータとを含むシート体を軸周りに捲き回した捲回体を有する電池に関する。
ニッケル―水素二次電池やリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池は、外装ケースと、この外装ケースに収容される発電要素とを含む(例えば、特許文献1参照)。発電要素として、正電シート及び負極シートをセパレータを介して積層したシート体を軸周りに捲き回した捲回体が知られている。この種の捲回体は、径方向から扁平形状に押圧された状態で外装ケースの内部に電気液とともに収容される。捲回体の軸方向の端部には活物質が塗布されていない露出部が形成されており、この露出部は、捲回体の径方向にシート状に押し潰された状態で集電端子に溶接される。
近年、電池出力の向上が求められており、特に車両走行用モータに供給される電力を蓄電する二次電池には、高い電池出力が求められるようになっている。電池出力を高める方法として、捲回体の捲き数を増加する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、捲回体の厚みが大きくなるため、露出部をシート状に押し潰すことが困難となる。
そこで、捲回体の内側に中間端子を配置し、捲回体の外側に集電端子を配置する方法が考えられる。ここで、中間端子は、露出部の内面に抵抗溶接される一対の腕部と、これらの腕部を繋ぐ接続部とを有する。集電端子は、腕部と向き合う露出部の外面に抵抗溶接される。抵抗溶接は、露出部を介して対向する腕部及び集電端子にそれぞれ電極棒を押し当てるとともに、電極棒に対して電流を流すことにより行われる。
特開2011−92995号公報
しかしながら、上述の方法では、一方の腕部を抵抗溶接する際に他方の腕部に電流が流出する、いわゆる分流現象が起こるため、溶接不良を招くおそれがある。
そこで、本発明は、中間端子を抵抗溶接する際に生じる分流現象を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電池は、(1)活物質が積層された電極シートとセパレータとを含むシート体を軸周りに捲き回した捲回体であって、前記電極シートの前記軸方向の端部に前記活物質が積層されていない露出部が形成された捲回体と、前記捲回体を収容するとともに、電力を外部に取り出すための電極端子を有する外装ケースと、前記捲回体の内側に配置される中間端子であって、前記露出部に抵抗溶接される一対の腕部と、前記一対の腕部を互いに繋ぐ第1の接続部と、前記第1の接続部に形成され、前記一対の腕部の各溶接点間に位置する第1の穴部と、を有する中間端子と、前記捲回体の外側に配置される集電端子であって、前記露出部における前記腕部と向き合う位置に抵抗溶接され、前記捲回体と前記電極端子を導通する集電端子と、を備えることを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記第1の接続部は、前記捲回体の前記軸方向における中心側に向かって凸となる凸形状であってもよい。(2)の構成によれば、中間端子が挿入しやすくなる。
(3)上記(2)の構成において、前記第1の接続部と前記腕部とは曲げ部を介して繋がっており、前記第1の接続部は、前記第1の穴部と、前記曲げ部との間にテーパ面を有する。(3)の構成によれば、中間端子の挿入時に、第1の穴部の縁に露出部が引っ掛かることが抑制される。これにより、露出部に加わる負荷が軽減される。
(4)上記(1)〜(3)の構成において、前記中間端子は、前記軸方向に対して直交する第1の方向であって、かつ、前記一対の腕部が向き合う第2の方向に対して直交する前記第1の方向に並んで二つ形成されており、前記第1の方向に並ぶ一方の前記中間端子と他方の前記中間端子とは、これらの中間端子が向き合う領域の一部に形成された第2の接続部によって電気的に接続することができる。(4)の構成によれば、第2の接続部が一部に形成されることにより電流経路が狭まるため、前記第1の方向に並ぶ溶接点間における分流現象をも抑制することができる。
(5)上記(4)の構成において、前記第2の接続部は、前記一方の前記中間端子における溶接点と、前記他方の前記中間端子における溶接点とを結ぶ線上を避けた位置に形成することができる。(5)の構成によれば、上記(4)の効果を高めることができる。
本発明によれば、中間端子を抵抗溶接する際に生じる分流現象を抑制することができる。
電池の断面図である。 捲回体を展開したシート体の一部における斜視図である。 ケース本体に組み込まれる前の電池を図示した斜視図である。 中間端子の展開図である。 中間端子の斜視図である。 図3に図示する電池をX1−X2を切断部としてY軸方向に切断した断面図である。 第2実施形態の中間端子の展開図である。 第3実施形態の中間端子の展開図である。 第4実施形態の中間端子の展開図である。 第5実施形態の中間端子の展開図である。 第6実施形態の中間端子の平面図である。 第7実施形態の中間端子の平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、電池をY−Z面で切断した断面図である。X軸、Y軸、およびZ軸は互いに直交する三軸である。電池1は、ニッケル―水素二次電池やリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池であってもよい。電池1は、車両走行用モータに供給される電力を蓄電するバッテリであってもよい。車両走行用モータは、電気自動車、ハイブリッド自動車などに搭載することができる。この場合、複数の電池1を接続した組電池を車両に搭載することができる。
電池1は、外装ケース2と、捲回体4と、中間端子6と、正極端子31と、負極端子32と、正極集電端子51と、負極集電端子52とを含む。外装ケース2は、ケース本体21と、蓋体22とを備える。ケース本体21は、X軸方向において向き合う一対の側面と、Y軸方向において向き合う一対の側面と、底面とを有する有底筒形状に形成されている。蓋体22は、ケース本体21の開口部を閉塞する位置に配置され、ケース本体21の内面に溶接されている。外装ケース2は、アルミニウム、樹脂であってもよい。
捲回体4は、外装ケース2の内部に電気液とともに収容されている。捲回体4は、発電要素としてのシート体を軸周りに捲き回すことにより形成されている。捲回体4の軸は、Y軸方向に延びている。なお、軸とは、仮想軸のことであり、軸部材という意味に解釈してはならない。図2は、捲回体4を展開したシート体4´の一部における斜視図である。シート体4´は、正極シート41(電極シート)と、負極シート43(電極シート)と、正極シート41及び負極シート43の間に介在するセパレータ42とを含む。電解液は、セパレータ42の中に含浸させてもよい。
正極シート41は、金属箔に正極活物質が塗布された発電領域部411と、正極活物質が塗布されていない金属箔からなる正極側露出部412とを含む。金属箔は、アルミニウムであってもよい。正極活物質は、リチウム−遷移金属複合酸化物であってもよい。また、正極活物質は、導電剤を含んでもよい。導電剤は、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、カーボンナノチューブであってもよい。
負極シート43は、金属箔に負極活物質が塗布された発電領域部431と、負極活物質が塗布されていない金属箔からなる負極側露出部432とを含む。金属箔は、銅であってもよい。負極活物質は、カーボンであってもよい。負極活物質は、導電剤を含んでもよい。導電剤は、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、カーボンナノチューブであってもよい。
再び図1を参照して、正極側露出部412は、捲回体4の軸方向における一端部に形成されており、負極側露出部432は、捲回体4の軸方向における他端部に形成されている。これらの正極側露出部412及び負極側露出部432には、捲回体4の内側に配置される中間端子6が抵抗溶接されている。正極側露出部412には、捲回体4の外側に配置される正極集電端子51が抵抗溶接されている。負極側露出部432には、捲回体4の外側に配置される負極集電端子52が抵抗溶接されている。抵抗溶接の詳細な説明は、後述する。
正極端子31は、端子ボルト33、ナット9A、接続端子35、支持部材36、ガスケット37、リベット部53を備える。リベット部53は、接続端子35、支持部材36及びガスケット37を貫通してZ軸方向に延びるとともに、接続端子35の上面にリベット止めされている。
接続端子35は、端子ボルト33に挿通されている。端子ボルト33は、凸状に形成されており、外周面にはネジ溝が形成されている。端子ボルト33は、支持部材36に載置されている。端子ボルト33には、接続端子35の上からバスバー34が挿通されており、このバスバー34の上から端子ボルト33に対してナット9Aが締結されることにより、接続端子35及びバスバー34は固定される。なお、支持部材36は、樹脂であってもよい。負極端子32は、正極端子31と同じ構成であるため説明を省略する。
次に、図3を参照しながら、正極集電端子51及び中間端子6と、捲回体4との接続構造について詳細に説明する。図3は、ケース本体に組み込まれる前の電池を図示した斜視図である。正極集電端子51は、一対の集電端子部54と、天面部55とを含む。一対の集電端子部54は、互いにX軸方向において向き合っている。天面部55は、一対の集電端子部54のZ軸方向の端部を繋いでおり、リベット部53に対して電気的及び機械的に接続されている。
一対の集電端子部54はそれぞれ、捲回体接触部541を備える。捲回体接触部541は、集電端子部54の下端部を捲回体4の径方向内側に向かって折り曲げることに形成されている。捲回体接触部541は、軸側に押圧された捲回体4の正極側露出部412に対して抵抗溶接される。これにより、集電端子部54及び捲回体4は電気的に導通する。負極集電端子52及び中間端子6と、捲回体4との接続構造については、上述の正極側の構造と同様であるため説明を省略する。なお、正極集電端子51は、正極シート41と同じ材料で構成することができる。負極集電端子52は、負極シート43と同じ材料で構成することができる。
図4及び図5を参照しながら、中間端子6について詳細に説明する。図4は、中間端子の展開図であり、図5は、中間端子の斜視図である。図4を参照して、金属板60は、第2の穴部63及び一対の第1の穴部64を有する。第2の穴部63は、金属板60の長手方向(Z軸方向)中央に形成されている。第2の穴部63は、X軸方向に延びており、一端側が開口しており、他端側が第2ブリッジ(第2の接続部に相当する)631により閉じられている。つまり、第2の穴部63は、Y軸方向視において、略長方形に形成されている。
一対の第1の穴部64は、第2の穴部63を挟む位置に形成されている。第1の穴部64は、Y軸方向視において、略正方形に形成されている。第1の穴部64は、Z軸方向の両端部が第1ブリッジ641により閉じられている。F1、F2及びF3は、折り曲げ部であり、これらの折り曲げ部F1、F2及びF3に沿って金属板60を折り曲げることにより中間端子6が形成される。ここで、金属板60のうち折り曲げ部F2及びF3に挟まれた領域によって、図3及び図5に図示する接続部(第1の接続部に相当する)62が形成される。また、接続部62においてハッチングで示された領域によって、図5に図示するガイド部65が形成される。さらに、金属板60のうち接続部62を除いた領域は、図3及び図5に図示する腕部61を形成する。なお、図5において、溶接点P1及びP2が並ぶ方向(つまり、Z軸方向)が第1の方向に相当し、一対の腕部61が向き合う方向(つまり、X軸方向)が第2の方向に相当する。
図4において、一対の溶接点P1は、第1の穴部64を挟む位置に設定され、一対の溶接点P2は、第1の穴部64を挟む位置に設定される。また、溶接点P1及びP2は、第2の穴部63を挟む位置に設定される。
ここで、金属板60は、母材となる一枚の板材に対して順次プレス成型を施すことにより連続的に得ることができる。この場合、隣接する金属板60を互いに繋ぐ接続部が残るように、プレス成型を施すことにより、複数の金属板60を有する一枚の板材を得ることができる。これにより、複数の金属板60は、一枚の板材として、次の工程(曲げ工程)に容易に搬送できる。搬送後、板材の接続部が切断されて除去されることにより、個々の金属板60が得られる。
再び図3を参照して、一対の腕部61は、正極側露出部412の内面に抵抗溶接される。ここで、正極側露出部412の内面とは、捲回体4の径方向内側の面のことである。一対の腕部61は、互いにX軸方向において向き合っており、Y軸方向、つまり、捲回体4の軸方向に沿って延びている。各腕部61は、溶接点P1及びP2において抵抗溶接される。
図6を参照しながら、抵抗溶接の方法について説明する。図6は、図3に図示する電池をX1−X2を切断部としてY軸方向に切断した断面図である。ただし、説明に必要な要素以外は、省略している。図6を参照して、最初に、中間端子6を捲回体4の内部に押し込む。なお、捲回体4の軸方向端部から突出する正極側露出部412は、予め捲回体4の径方向内側に寄せられているものとする。
中間端子6の押し込み方向の端部には、接続部62が形成されており、この接続部62は押し込み方向の端部に接近するに従って鋭くるなるテーパ形状に形成されている。したがって、中間端子6が捲回体4の内部に押し込まれると、正極側露出部412は、接続部62のテーパ面に当接することにより拡開される。これにより、中間端子5の挿入性が向上するとともに、押し込み時に正極側露出部412に加わる負荷が軽減される。中間端子6がさらに押し込まれると、正極側露出部412は接続部62のガイド部65にガイドされながら更に拡開される。これにより、さらに前記効果を高めることができる。ガイド部65が設けられることにより、第1の穴部64の縁に正極側露出部412が引っ掛かることを抑制できる。これにより、正極側露出部412に加わる負荷が軽減される。
中間端子6は、図6に図示する固定位置まで押し込まれる。ここで、正極側露出部412の軸方向のサイズをL1、中間端子6の軸方向のサイズをL2としたときに、L1>L2なる条件を満足させることが好ましい。これにより、中間端子6が活物質に接触することを防止できる。
次に、捲回体4の径方向外側から、集電端子部54の捲回体接触部541における溶接ポイント(つまり、溶接点P1に対応する位置)に対して電極棒91を押しつける。さらに、捲回体4の径方向内側から、腕部61の溶接ポイント(つまり、溶接点P1に対応する位置)に対して電極棒92を押しつける。そして、これらの電極棒91及び92を溶接ポイントに押しつけた状態で、電流を流す。これにより、捲回体接触部541、正極側露出部412及び腕部61の一部がジュール熱により溶融し、中間端子6が捲回体4に対して電気的及び機械的に接続される。
ここで、図5に図示するように、一対の溶接点P1の間には、第1の穴部64が形成されているため、電流経路を狭くすることができる。これにより、一方の溶接点P1に流した電流が、他方の溶接点P1に向かって分流する分流現象を抑制できる。その結果、溶接不良が抑制される。また、Z軸方向に並ぶ溶接点P1及びP2の間には、第2の穴部63が形成されているため、同様に電流経路を狭くすることができる。これにより、溶接点P1に流した電流が、溶接点P2に向かって分流する分流現象を抑制できる。その結果、溶接不良が抑制される。他の溶接点についても、同様の方法で順次抵抗溶接が行われる。
(第2実施形態)
図7を参照しながら、本実施形態の中間端子について説明する。図7は、本実施形態の中間端子の展開図である。実施形態1と同一の機能を有する要素には同一符号を付している。中間端子6Aは、Z軸方向の両端部に形成された第1ブリッジ641が省略されている点で、実施形態1の中間端子6と異なる。本実施形態によれば、溶接点P1間の電流経路がさらに狭小化するため、分流現象をより効果的に抑制することができる。ただし、中間端子6Aを捲回体4に挿入する際に、第1の穴部64のZ軸方向における両端部に形成されたエッジ部61Aが正極側露出部412に引っ掛かり、負荷が加わるおそれがある。この点において、実施形態1よりも不利な構造となる。
(第3実施形態)
図8を参照しながら、本実施形態の中間端子について説明する。図8は、本実施形態の中間端子の展開図である。実施形態1と同一の機能を有する要素には同一符号を付している。一対の溶接点P1間には、第1の穴部64が形成されているため、抵抗溶接の際に一方の溶接点P1から他方の溶接点P1に電流が流れる分流現象が抑制される。また、Z軸方向に並ぶ溶接点P1及びP2の間に形成される電流経路は、第2ブリッジ631により経路が狭められているため、抵抗溶接の際に一方の溶接点P1(P2)から他方の溶接点P2(P1)に電流が流れる分流を抑制できる。ただし、中間端子6Bを捲回体4に挿入する際に、第1の穴部64と第2の穴部63との境界部分にあるエッジ部61Bが正極側露出部412に引っ掛かり、負荷が加わるおそれがある。この点において、実施形態1よりも不利な構造となる。
(第4実施形態)
図9を参照しながら、本実施形態の中間端子について説明する。図9は、本実施形態の中間端子の展開図である。実施形態1と同一の機能を有する要素には同一符号を付している。中間端子6Cは、X軸方向の両側に第2ブリッジ631が設けられている点で、実施形態1の中間端子6と相違する。中間端子6Cには、中間端子6Aに形成されたエッジ部61A及び中間端子6Bに形成されたエッジ部61Bがないため、中間端子6Cを捲回体4に対する挿入する際の挿入性が高められる。ただし、第2ブリッジ631の数が増加するため、実施形態1の中間端子6よりも分流を抑制する効果が低くなる。
(第5実施形態)
図10を参照しながら、本実施形態の中間端子について説明する。図10は、本実施形態の中間端子の展開図である。実施形態1と同一の機能を有する要素には同一符号を付している。中間端子6Dは、第2の穴部63がX軸方向に分割されており、これらの第2の穴部63の間には第3ブリッジ632が形成されている。第3ブリッジ632が形成されることにより、実施形態1の構成よりも折り曲げ部F1の剛性が高くなるため、折り曲げ部F1に沿って金属板を折り曲げることが相対的に困難となる。
(第6実施形態)
図11を参照しながら、本実施形態の中間端子について説明する。図11は、本実施形態の中間端子の平面図である。実施形態1と同一の機能を有する要素には、同一符号を付している。中間端子6Eは、接続部62が凸形状ではなく、捲回体4の軸方向に直交する方向に延びている点で、実施形態1の中間端子6と異なる。本実施形態の構成においても、接続部62に第1の穴部を形成することにより、一方の溶接点P1から他方の溶接点P1に電流が分流する分流現象を抑制できる。
(第7実施形態)
図12を参照しながら、本実施形態の中間端子について説明する。図12は、本実施形態の中間端子の平面図である。実施形態1と同一の機能を有する要素には、同一符号を付している。中間端子6Fは、接続部62が捲回体4の軸方向における中心に向かって突出しており、かつ、弧状に屈曲している。本実施形態の構成においても、接続部62に第1の穴部を形成することにより、一方の溶接点P1から他方の溶接点P1に電流が分流する分流現象を抑制できる。
(変形例)
上述の実施形態では、溶接点が四つ設けられているが、二つ、或いは六つ以上であってもよい。溶接点が二つの場合には、第2の穴部63を省略することができる。
1 電池 2 外装ケース 4 捲回体 6 中間端子
41 正極シート 42 セパレータ 43 負極シート
61 腕部 62 接続部 63 第2の穴部
64 第1の穴部 65 ガイド部
411,431 発電領域部 412 正極側露出部
432 負極側露出部 641 第1ブリッジ
631 第2ブリッジ
(3)上記(2)の構成において、前記第1の接続部は、前記第1の穴部と前記各腕部との間において、前記凸形状に沿った面を有する。(3)の構成によれば、中間端子の挿入時に、第1の穴部の縁に露出部が引っ掛かることが抑制される。これにより、露出部に加わる負荷が軽減される。

Claims (6)

  1. 活物質が積層された電極シートとセパレータとを含むシート体を軸周りに捲き回した捲回体であって、前記電極シートの前記軸方向の端部に前記活物質が積層されていない露出部が形成された捲回体と、
    前記捲回体を収容するとともに、電力を外部に取り出すための電極端子を有する外装ケースと、
    前記捲回体の内側に配置される中間端子であって、前記露出部に抵抗溶接される一対の腕部と、前記一対の腕部を互いに繋ぐ第1の接続部と、前記第1の接続部に形成され、前記一対の腕部の各溶接点間に位置する第1の穴部と、を有する中間端子と、
    前記捲回体の外側に配置される集電端子であって、前記露出部における前記腕部と向き合う位置に抵抗溶接され、前記捲回体と前記電極端子を導通する集電端子と、
    を備えることを特徴とする電池。
  2. 前記第1の接続部は、前記捲回体の前記軸方向における中心側に向かって凸となる凸形状であることを特徴とする請求項1に記載の電池。
  3. 前記第1の接続部と前記腕部とは曲げ部を介して繋がっており、
    前記第1の接続部は、前記第1の穴部と、前記曲げ部との間にテーパ面を有することを特徴とする請求項2に記載の電池。
  4. 前記中間端子は、前記軸方向に対して直交する第1の方向であって、かつ、前記一対の腕部が向き合う第2の方向に対して直交する前記第1の方向に並んで二つ形成されており、
    前記第1の方向に並ぶ一方の前記中間端子と他方の前記中間端子とは、これらの中間端子が向き合う領域の一部に形成された第2の接続部によって電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の電池。
  5. 前記第2の接続部は、前記一方の前記中間端子における溶接点と、前記他方の前記中間端子における溶接点とを結ぶ線上を避けた位置に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電池。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載の電池を複数有する車両用電池と、
    前記車両用電池から出力される電力によって車両の走行エネルギを発生させるモータと、を有する車両。

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