JPWO2013024848A1 - 発電装置、及びこれを用いた発電システム - Google Patents

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Abstract

効率よく発電可能な発電装置及びこれを用いた発電システムを提供することを課題とする。保持枠2に対して引っ張りバネ6を介して接続され中空状態に保持された支持体3と、支持体3に一方端が支持され他方端が自由端である振動板4と、振動板4が振動することで発電する発電手段と、を備えている。発電手段は、例えば、振動板4の一方面に取り付けられた圧電素子5である。

Description

本発明は、振動板が振動することで発電する発電手段を備えた発電装置、及びこれを用いた発電システムに関するものである。
圧電素子は、基本的に圧電体を2枚の電極で挟んだ構造となっており、圧電体に圧力が加わると電圧が発生する。従来、この圧電素子を用いた種々の発電装置が知られており、例えば、特許文献1には、圧電素子の一端部を固定部に固定するとともに他端部を自由端とし、この他端部に錘を取付けた発電装置が開示されている。この発電装置では、圧電素子が一端部を中心に自由端が上下するように撓み、この変形により発電が行われる。
特開平7−49388号公報
しかしながら、上述したような発電装置では、圧電素子から得られる電圧は十分であるが電流が十分に得られないために取り出せる電力が小さく、より効率よく発電することのできる発電装置が要望されている。そこで、本発明は、効率よく発電可能な発電装置及びこれを用いた発電システムを提供することを課題とする。
本発明に係る第1、第2、及び第3の発電装置は、保持手段に対して弾性部材を介して接続され中空状態に保持された支持体と、前記支持体に一方端が支持され他方端が自由端である振動板と、前記振動板が振動することで発電する発電手段と、を備えている。第1の発電装置では、前記発電手段が、前記振動板の少なくとも一方面に取り付けられた圧電素子である。
上記第1の発電装置によれば、支持体に振動が加わると、その振動が振動板に伝わり振動板が一方端を中心に他方端が上下に撓んで弾性振動するため、圧電素子に圧力が加わり発電する。そして、支持体は、弾性部材を介して保持手段に中空状態で保持されているため、加えられた振動が増幅し、より振幅が大きくなるとともに、より長時間振動が持続するため、より効率的な発電が可能となる。なお、保持手段は、弾性部材を介して支持体を中空状態に保持できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば枠状の部材や、建造物なども含む概念である。また、弾性部材のみで支持体を保持手段に保持されている必要はなく、支持体と保持手段との間に少なくとも1つの弾性部材が介在していればよい。またさらには、弾性部材は、紐などの他の部材と連結されていてもよく、少なくとも支持体と保持手段との間に弾性部材が介在していればよい。
上記第1の発電装置において、前記支持体は、枠体と、柱体とを備え、前記枠体は、前記保持手段に対して前記弾性部材を介して接続され中空状態に保持され、前記柱体及び前記振動板は、前記枠体の内側に配置され、前記振動板の一方端は、前記柱体に支持され、前記振動板の他方端には、第3の磁石が取り付けられ、前記枠体には、前記第3の磁石と対向する位置に、第4の磁石が取り付けられる。この構成によれば、枠体に振動が加わると、第3及び第4磁石の作用により、振動板が強制的に振動される。このため、発電量を大幅に向上させることが可能である。
本発明に係る第2の発電装置は、前記支持体に一方端が支持されて、前記振動板に対向する対向板をさらに備え、前記発電手段は、前記振動板及び前記対向板のうち、一方に取り付けられる第5の磁石と、他方に取り付けられる第1のコイルとを備え、前記振動板が前記対向板に対して振動することで、前記第5の磁石は、前記第1のコイルと対向する位置を通過する。この構成によれば、振動板の振動により、第5の磁石が第1のコイルと対向する位置を通過することで、第5の磁石と第1のコイルとの位置関係が変わる。その結果、第1のコイルを通過する磁力線が変化するため、第1のコイルで発電が行われる。
上記第2の発電装置において、前記支持体は、枠体と、柱体とを備え、前記枠体は、前記保持手段に対して前記弾性部材を介して接続され中空状態に保持され、前記柱体、前記振動板、及び前記対向板は、前記枠体の内側に配置され、前記振動板および前記対向板の一方端は、前記柱体に支持され、前記振動板の他方端には、第3の磁石が取り付けられ、前記枠体には、前記第3の磁石と対向する位置に、第4の磁石が取り付けられる。この構成によれば、枠体に振動が加わると、第3及び第4磁石の作用により、振動板が強制的に振動される。このため、第3及び第4磁石が設けられない場合に比して、振動板はより大きな変位の振動を生じる。このため、第1のコイルを通過する磁力線が大きく変化するため、発電量を大幅に向上させることが可能である。
本発明に係る第3の発電装置は、前記支持体に一方端が支持されて、前記振動板に対向する対向板と、前記振動板と前記対向板との間に配置される連動部材とをさらに備え、前記発電手段は、前記連動部材及び前記対向板のうち、一方に取り付けられる第6の磁石と、他方に取り付けられる第2のコイルとを備え、前記振動板の振動に伴い、前記連動部材が前記対向板に対して振動することで、前記第6の磁石は、前記第2のコイルと対向する位置を通過する。この構成によれば、振動板の振動に伴い、連動部材が振動することで、第6の磁石が第2のコイルと対向する位置を通過し、第6の磁石と第2のコイルとの位置関係が変わる。その結果、第2のコイルを通過する磁力線が変化するため、第2のコイルで発電が行われる。
上記第3の発電装置において、前記支持体は、枠体と、柱体とを備え、前記枠体は、前記保持手段に対して前記弾性部材を介して接続され中空状態に保持され、前記柱体、前記振動板、前記連動部材、及び前記対向板は、前記枠体の内側に配置され、前記振動板および前記対向板の一方端は、前記柱体に支持され、前記振動板の他方端には、第3の磁石が取り付けられ、前記枠体には、前記第3の磁石と対向する位置に、第4の磁石が取り付けられる。この構成によれば、枠体に振動が加わると、第3及び第4磁石の作用により、振動板が強制的に振動される。このため、第3及び第4磁石が取り付けられない場合に比して、振動板や連動部材は、より大きな変位の振動を生じる。よって、発電量を大幅に向上させることが可能である。
上記第1、第2、及び第3の発電装置において、支持体は、少なくとも2つの弾性部材を介して保持手段に接続されており、各弾性部材は、支持体を介して対向する位置に配置されているような構成とすることもできる。この構成によれば、各弾性部材の伸縮が交互に行われるために、弾性部材による振動を支持体に対してより長時間与え続けることができる。
なお、上記弾性部材は、引っ張りバネや、ゴムなどのような、支持体の静止状態において引っ張り力を支持体に作用させるものが好ましい。
また、上記振動板は、より効率的に振動するために、他方端に錘を取り付けることが好ましい。
本発明に係る第1の発電システムは、前記支持体に第1の磁石が取り付けられた上記第1の発電装置と、前記第1の磁石と対向する位置に第2の磁石が取り付けられ、前記発電装置を横切るように移動する移動体と、を備えている。
第1の発電システムによれば、移動体が発電装置を横切ることで、第2の磁石が第1の磁石に近付き、第1の磁石が取り付けられた支持体を揺らすことができる。
本発明に係る第2の発電システムは、上記第1の発電装置を複数有し、前記各発電装置の支持枠に第1の磁石が取り付けられた発電ユニットと、前記各第1の磁石と対向する位置に第2の磁石が取り付けられ、前記発電ユニットを横切るように移動する移動体と、を備えている。
第2の発電システムによれば、移動体が発電ユニットを横切ることで、各第2の磁石が対応する各第1の磁石に近付き、各第1の磁石が取り付けられた支持体を揺らすことができ、その結果、上述したように、圧電素子が効率的に発電する。
第2の発電システムにおいて、各第1の磁石と各第2の磁石とは、移動体が発電ユニットを横切る際に、各第2の磁石が、対応する各第1の磁石を順次横切るように配置されていることが好ましい。この構成によれば、各第1の磁石と各第2の磁石とが同時に磁力を及ぼすことがないため、移動体を移動させるのに必要な駆動力を小さくすることができる。
本発明に係る第3の発電システムは、上記第2及び第3の発電装置と、前記枠体に、該枠体を回動させるモーメントを付与するモーメント付与手段とを備える。第3の発電システムによれば、モーメント付与手段から、枠体を回動させるモーメントが、枠体に付与されることで、枠体が回動する。したがって、振動板を振動させることができ、発電手段で発電が行われる。
第3の発電システムにおいて、前記枠体は、第1軸部材を中心に回動可能であり、前記モーメント付与手段は、前記第1軸部材と平行な第2軸部材を中心に回動可能であるリンク機構と、該リンク機構に前記第2軸部材回りのモーメントを与える駆動機構とを備え、前記枠体と前記リンク機構とは、前記第1及び第2軸部材と平行な第3軸部材を介して連結され、前記リンク機構は、付与されたモーメントを前記第3軸部材を介して前記枠体に伝達することで、前記枠体に前記第1軸部材回りのモーメントを与える。この構成によれば、駆動機構からリンク機構を介して、枠体を回動させるモーメントが、枠体に伝達される。これにより、枠体を回動させて、振動板を振動させることができ、発電手段で発電が行われる。
第3の発電システムにおいて、前記リンク機構は、一方端に前記第3軸部材を介して前記枠体が連結され、他方端に前記駆動機構から力が加えられて、前記第2軸部材回りのモーメントが付与されるものであり、前記第2軸部材から前記リンク機構の一方端までの長さは、前記第2軸部材から前記リンク機構の他方端までの長さよりも短い。この構成によれば、テコの原理により、支持体を回動させるために要する駆動力を大幅に軽減することができる。
第3の発電システムにおいて、前記発電装置は、所定方向に複数並んで配置され、各前記発電装置の前記枠体は、前記第1軸部材を中心に回動可能であり、複数の前記発電装置のうち、一方端の前記発電装置の前記枠体(以下、一方端の枠体と示す)は、前記リンク機構と前記第3軸部材を介して連結され、隣り合う2つの前記発電装置の前記枠体は、前記第1、第2、及び第3軸部材と平行な第4軸部材を介して連結され、前記リンク機構は、付与されたモーメントを前記第3軸部材を介して前記一方端の枠体に伝達することで、前記一方端の枠体に前記第1軸部材回りのモーメントを付与し、前記隣り合う2つの前記発電装置のうち、一方側の前記発電装置の前記枠体は、付与されたモーメントを、前記第4軸部材を介して、他方側の前記発電装置の前記枠体に伝達することで、該他方側の前記発電装置の枠体に前記第1軸部材回りのモーメントを付与する。この構成によれば、前記所定方向に配列される複数の発電装置では、駆動機構が駆動することに応じて、第4軸部材を介して、一方側の発電装置から、他方側の発電装置へと、枠体を回動させるモーメントが順次伝達される。したがって、上記複数の発電装置の各々で、振動板を振動させることができ、発電が行われる。このため、駆動機構の一度の駆動で、多くの発電装置に発電を行わせることができるため、発電量を大幅に向上させることが可能である。
また、上記第1、第2及び第3の発電システムにおける移動体又は駆動機構は、回転可能に設置された回転軸とすることが好ましい。この場合、回転軸は、一方端に複数の羽根を有しており、当該発電システムは、前記回転軸の一方端部を覆い、吸気部及び排気部を有するケーシングと、前記排気部に接続された上方に延びる排気塔と、をさらに備えた構成とすることができる。
このような構成では、排気塔がケーシングの排気部に接続されているため、吸気部から排気部、排気塔へと流れる気流が発生する。この気流の発生により、回転軸の一方端の複数の羽根に空気が衝突し、回転軸を回転させることができる。
また、発電装置及び前記回転軸を有する複数の発電部と、前記ケーシング内に吸気される空気の風圧を検出する風圧検出手段と、風圧検出手段により検出された風圧によって、各発電部の稼働を制御する制御手段と、をさらに備えた構成とすることもできる。なお、風圧検出手段の代わりに、回転軸の回転数を検出する回転数検出手段を備え、制御手段は、風圧の代わりに、回転数検出手段により検出された回転数によって、各発電部の稼働を制御するように構成することもできる。この構成によれば、風圧検出手段によって検出された風圧(又は回転数検出手段によって検出された回転数)から、十分に稼働させることのできる発電部の数を判断し、制御手段によって、十分に稼働させることのできる発電部のみ回転軸を回転させ、それ以外の発電部は回転軸の回転を停止させることで稼働を停止させる。
また、上記排気部にダンパーを設け、回転軸の回転数を検出する回転数検出手段と、回転数検出手段により検出された回転数によってダンパーの開度を制御する制御手段と、をさらに備えた構成にすることもできる。なお、回転軸の回転数を検出する回転数検出手段の代わりに、ケーシング内に吸気される空気の風圧を検出する風圧検出手段を備え、制御手段は、回転数の代わりに風圧検出手段により検出された風圧によって、ダンパーの開度を制御するような構成としてもよい。この構成によれば、制御手段が、回転軸の回転数(又はケーシング内に吸気される空気の風圧)に基づいてダンパーの開度を調整することにより、吸気部からの吸気量を調整して回転軸の回転数を適切な回転数に制御することができる。
また、太陽光を集光させる集光レンズと、集光レンズにより集光される太陽光により加熱され、排気部に設けられた受熱板と、をさらに備えた構成とすることもできる。この構成によれば、排気部内の温度を上昇させることができ、この結果、吸気部、排気部、排気塔の順に流れる空気の通気力を高めることができる。
本発明に係る発電装置及びこれを用いた発電システムによれば、効率よく発電することができる。
図1は本実施形態に係る発電装置の斜視図である。 図2は本実施形態に係る発電装置の側面断面図である。 図3は本実施形態に係る発電システムの斜視図である。 図4は本実施形態に係る発電装置の変形例を示す斜視図である。 図5は振動板が振動する状態を示す平面図である。 図6は本実施形態に係る発電装置の変形例を示す斜視図である。 図7は、第5の磁石及びコイルを示す正面図である。 図8は振動板が振動する状態を示す平面図である。 図9は振動板が剛板に対して振動する状態を示す斜視図である。 図10は本実施形態に係る発電装置の変形例が備える構成を示す斜視図である。 図11は本実施形態に係る発電装置の変形例が備える構成を示す斜視図である。 図12は本実施形態に係る発電システムの変形例を示す斜視図である。 図13は本実施形態に係る発電システムの変形例を示す斜視図である。 図14は本実施形態に係る発電システムの全体構成を示す斜視図である。 図15は本実施形態に係る発電装置の変形例を示す斜視図である。 図16は本実施形態に係る発電システムの変形例を示す斜視図である。 図17は本実施形態に係る発電システムの変形例を示す斜視図である。 図18は本実施形態に係る発電システムの変形例を示す断面図である。
以下、本発明に係る発電装置、及びこれを用いた発電システムの実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、発電装置1は、保持枠(保持手段)2と、保持枠2内に中空状態で保持された支持枠(支持体)3と、支持枠3に支持された2つの振動板4と、各振動板4上に取り付けられた複数の圧電素子5と、保持枠2と支持枠3との間に介在する引っ張りバネ6と、を主な構成としている。
保持枠2は、平面視矩形状の枠であって、一対の長辺側壁21及び一対の短辺側壁22から構成されている。各長辺側壁21の内壁面における両端部には、引っ張りバネ6の一方端を取り付けるための取付け具23が設けられている。なお、この保持枠2は、種々の材質とすることができ特に限定されるものではないが、例えばプラスチックや軽量金属などによって形成することができる。なお、本実施形態では、支持枠3を保持する保持手段として持ち運び可能な保持枠2を例示しているが、保持手段は特にこれに限定されるものではなく、例えば、建造物の壁などのような持ち運び不可能なものを保持手段とすることもできる。
保持枠2に保持された支持枠3は、保持枠2よりも一回り小さく形成された環状の枠である。具体的には、支持枠3は、平面視矩形状の枠であって、一対の長辺側壁31及び一対の短辺側壁32とから構成されている。各長辺側壁31の内壁面における両端部(上記保持枠2の取付部23と対向する位置)には、引っ張りバネ6の他方端を取り付けるための取付け具33が設けられている。この支持枠3の取付け具33と、保持枠2の取付け具23とに引っ張りバネ6が取り付けられることにより、支持枠3は保持枠2の内側において保持枠2に対して中空状態で保持されている。すなわち、図2に示すように、支持枠3の高さは保持枠2の高さよりも低く形成されているため、保持枠2を水平面に載置したり取り付けたりした場合、支持枠3は、その水平面から浮いた状態となって保持される。
上記支持枠3には、2つの振動板4が取り付けられている。各振動板4は、平面視矩形状の板であって、図2に詳細が示されているように、支持枠3の各短辺側壁32に一方端が固定されおり、他方端は自由端となっている。また、振動板4は弾性振動するような材質で形成されているため、支持枠3に振動などが加えられると、振動板4は自由端が上下に動き、振動板4全体が弾性振動するようになっている。また、振動板4の自由端には錘7が取り付けられているために、より弾性振動しやすくなっている。なお、振動板4の材質としては、弾性振動するようなものであれば特に限定されるものではないが、例えば、プラスチックや、FRP(Fiber Reinforced Plastics)、カーボンファイバー、ステンレス、バネ鋼などを挙げることができる。
各振動板4の上面には、複数の圧電素子5が取り付けられている。圧電素子5は、公知の圧電素子を用いることができ、振動板4が振動により撓むことで、圧電素子5は圧力が加えられ発電する。なお、圧電素子5を振動板4へ取り付ける方法は、種々の方法を用いることができ、例えば、焼き付けや、接着剤、粘着剤、リベット、ネジ等によって、取り付けることができる。なお、圧電素子5の数や配置は特に限定されるものではないが、本実施形態では、1枚の振動板4に2×4の計8枚の圧電素子5が設置されている。
以上のように構成された発電装置1は、支持枠3に振動などが加わることで、その振動が振動板4に伝わることで振動板4が固定端を中心に自由端が上下に撓むように弾性振動し、これにより、振動板4上に取り付けられた圧電素子5に圧力が加わり発電する。そして、支持枠3は、引っ張りバネ6によって保持枠2に中空状態に保持されているため、支持枠3に加えられた振動が引っ張りバネ6により増幅され、より大きな振幅となり、また、より長時間振動していることが可能となるため、圧電素子5はより効率よく発電することができる。
以上のように構成された発電装置1は、種々の場所に設置することができ、例えば、橋の下や道路に設置することで、車などが通過した際に発生する振動を利用して発電することができる。
次に、上述した発電装置1を一部変更して用いた発電システム10について説明する。
図3に示すように、発電システム10は、回転軸8が回転可能に設置されており、複数の発電ユニット20が回転軸8の周りに放射状に配置されている。
まず、本システム10に使用される発電ユニット20は複数の発電装置1’から構成されている。この発電装置1’は、基本的な構成は上述した発電装置1と同じであるが、一部上記発電装置1とは異なっている部分がある。以下、上記発電装置1と同じ部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
まず、各発電装置1’の保持枠2’は、発電ユニット20毎に共通化されている。この保持枠2’は、回転軸8に沿って延びる主柱22’と、この主柱22’から回転軸8に向かって側方に延びる複数の長辺側壁21とから構成されており、各長辺側壁21の間において、支持枠3が中空状態で保持されている。なお、発電ユニット20は、上述した発電装置1を単に上下方向に組み合わせ、回転軸8側の短辺側壁22を取り除いたものとすることもできる。
各支持枠3の回転軸8側に位置する短辺側壁32には、第1の磁石M1が取り付けられている。各短辺側壁32の内壁面からは、3つずつ振動板4が延びており、1つの支持枠3に対して計6つの振動板4が取り付けられた構成となっている。そして、このように構成された発電ユニット20が、回転軸8を中心として、放射状に複数設置されている。なお、図3において、発電ユニット20は1つのみ詳細を図示しており、残りの発電ユニット20は、省略するか、若しくは保持枠2’のみを図示している。
回転軸8は、その外周面に第2の磁石M2が4つ取り付けられており、上下方向に並ぶ各支持枠3に取り付けられた第1の磁石M1と対向する位置に配置されている、すなわち、第1の磁石M1と同じ間隔で回転軸8の軸方向に配置されている。第1の磁石M1と第2の磁石M2とは、互いに反発し合うように異極同士が対面するように取り付けられている。また、4つの第2の磁石M2は、それぞれが回転軸8の周方向にずれるように配置されており、回転軸8の軸方向に延びる同一直線上に1つしか配置されないようになっている。このため、回転軸8を回転させたとき、各第2の磁石M2は対応する各第1の磁石M1と順次反発し合い、同時に反発し合うことがないため、回転軸8を回転するのに必要な駆動力を小さくすることができる。また、これら4つの第2の磁石M2は、一の発電ユニット20の各支持枠3を全て振動させた後に、この発電ユニット20と時計回りに隣接する発電ユニット20の各支持枠3を振動させるような配置となっている。
以上のように構成された発電システム10による発電方法について説明すると、まず、回転軸8を手動、若しくは何かしらの駆動源により時計回りに回転させると、まず、一の発電ユニット20において、一番上に位置する第2の磁石M2が対応する一番上の第1の磁石M1に近づき、反発力によって一番上の支持枠3を振動させる。この振動により、一番上の発電装置1’において、振動板4が撓み、振動板4上の圧電素子5に圧力が加わり発電が行われる。また、支持枠3は、引っ張りバネ6によって保持枠2’に保持されているため、振動が増幅され、より大きな振幅になるとともに、より長時間振動する。そして、回転軸8がさらに回転すると、次は上から2番目の第2の磁石M2が、上から2番目の支持枠3に取り付けられた第1の磁石M1に近付き、上から2番目の発電装置1’において同様に発電が行われる。そして、回転軸8がさらに回転すると、同様に上から3番目の支持枠3が振動し、次に一番下の支持枠3が振動するというように、上から下へと順番に発電が行われる。そして、次は、時計回り側に隣接する発電ユニット20においても同様の方法で上から順次発電が行われる。
なお、引っ張りバネ6の伸縮によって支持枠3が揺れている間に、その支持枠3の第1の磁石M1に対応する第2の磁石M2が近付くと、磁力によって支持枠3の揺れが逆に減衰してしまうため、支持枠3を一度揺らした後は、支持枠3の揺れが収まってきた頃に第2の磁石M2が第1の磁石M1に近付くような回転数にすることが好ましく、例えば、回転軸8の回転数は、1〜500rpm程度とすることができ、30〜200rpm程度とすることが好ましい。また、上記実施形態では、第1及び第2の磁石M1,M2は、互いに反発し合うように同じ極同士を対向させていたが、互いに引き合うように異なる極同士を対向させてもよい。また、上述したような永久磁石ではなく、電磁石であってもよい。
また、発電システム10に使用される発電ユニット20は、発電装置1’(図3)の代わりに、図4に示す発電装置200を複数備えるものであってもよい。
発電装置200では、支持枠3は、環状の枠体3aと、柱体3bとを備える。枠体3aは、矩形状の枠である。柱体3bは、枠体3aの内側の中央に配置される。
保持枠2’には、枠体3a及び柱体3bを貫通する第1軸部材45が設けられる。枠体3aは、第1軸部材45を中心に回動可能である。柱体3bは、第1軸部材45に接合されており、回動しない。なお、第1軸部材45と柱体3bとは、別部材ではなく、同一の部材から構成されてもよい。
第1軸部材45には、筒状のベアリング60が取り付けられる。ベアリング60は、枠体3aの上端と保持枠2’との間や、枠体3aの下端と保持枠2’との間に配置される。ベアリング60は、枠体3aを中空状態に保持する。
枠体3aの各隅部は、引っ張りバネ6を介して、保持枠2’に接続される。
枠体3aにおける回転軸8側の短辺側壁90には、第1の磁石M1が取り付けられる。第1の磁石M1は、回転軸8の第2の磁石M2と対向する。
振動板4は、枠体3aの内側に配置される。振動板4の一方端は、柱体3bに支持される。
振動板4の他方端には、第3の磁石M3が取り付けられる。枠体3aには、第3の磁石M3と対向する位置に、第4の磁石M4が取り付けられる。第3の磁石M3と第4の磁石M4とは、互いに反発し合うように異極同士が対面するように取り付けられる。
図4の例では、振動板4は、柱体3bの左右両側の側面に3つずつ取り付けられる。各振動板4の上面には、2×3の計6枚の圧電素子5が設置されている。なお、振動板4や圧電素子5の数は、上記に限らず任意に設定できる。また、振動板4は、柱体3bの片側の側面のみに取り付けられてもよい。
以上のように構成された発電システム10では、回転軸8を回転させて、第2の磁石M2を第1の磁石M1に近づけると、第1及び第2の磁石M1,M2の反発力により、枠体3aが、第1軸部材45を中心に回動する。これにより、図5に示すように、第4の磁石M4が第3の磁石M3に近づき、第3及び第4の磁石M3,M4の反発力が、振動板4に作用する。この結果、振動板4が振動して撓むことで、振動板4上の圧電素子5に圧力が加わり、発電が行われる。
以上の変形例によれば、第3及び第4磁石M3,M4の作用により、振動板4が強制的に振動される。このため、発電量を大幅に向上させることが可能である。
また、第1及び第2の磁石M1,M2の作用により、枠体3aに回動が生じた後では、枠体3aは、引っ張りバネ6の作用により、一方側への回動と他方側への回動とを繰り返すようになる。このため、第4の磁石M4と第3の磁石M3とが多数回接近し、発電が長時間継続する。
また、発電ユニット20は、図6に示す発電装置201を複数備えるものであってもよい。発電装置201は、発電手段として、後述の第5の磁石M5(図7)と、コイル65,66,67とを備える。
発電装置201では、図4の発電装置200と同様、支持枠3が、環状の枠体3aと、柱体3bとを備える。枠体3aは、ベアリング60により、中空状態に保持される。枠体3aの各隅部は、引っ張りバネ6を介して、保持枠2’に接続される。枠体3aは、第1軸部材45を中心に回動可能であり、柱体3bは第1軸部材45に接合される。なお、第1軸部材45と柱体3bとは、別部材ではなく、同一の部材から構成されてもよい。枠体3aには、第2の磁石M2が取り付けられる。
枠体3aの内側には、振動板46と対向板50とが、上下に対向して配置される。図6の例では、振動板46や対向板50は、柱体3bの左右両側の側面に、3つずつ交互に取り付けられる。なお、振動板46や対向板50の数は上記に限らず任意に設定できる。また、振動板46や対向板50は、柱体3bの片側の側面のみに取り付けられてもよい。
各振動板46は、磁石ケース47と、ケース支持部48と、板バネ49とを備える。板バネ49は、一方端が柱体3bに支持される。ケース支持部48は、板バネ49の他方端に取り付けられる。磁石ケース47は、ケース支持部48の下面に取り付けられる。
振動板46(ケース支持部48)の他方端には、第3の磁石M3が取り付けられる。枠体3aには、第3の磁石M3と対向する位置に、第4の磁石M4が取り付けられる。
対向板50は、例えば、板バネ49よりも剛性が高い板材である。各対向板50は、一方端が柱体3bに支持される。
図7に示すように、各振動板46では、磁石ケース47の下面に、バックヨーク51を介して、第5の磁石M5が取り付けられる。第5の磁石M5は、S極52、N極53、及びS極54が、振動板46の振動方向に並んだものである。
各対向板50の上面には、バックヨーク56を介して、コア57,58,59を備えたコイル65,66,67(第1のコイル)が取り付けられる。コイル65,66,67は、第5の磁石M5の下方で、振動板46の振動方向に並ぶ。図7(a)は、振動前の初期位置を示す。この初期位置では、中央のコイル66は、N極53と対向し、外側のコイル65,67は、S極52,54と対向する。
以上のように構成された発電システム10では、回転軸8を回転させると、第1及び第2の磁石M1,M2の反発力により、支持枠3の枠体3aは、第1軸部材45を中心に回動する。これにより、図8に示すように、第4の磁石M4が第3の磁石M3に近づき、第3及び第4の磁石M3,M4の反発力が、振動板46に作用する。この結果、図9に示すように、振動板46は、対向板50に対して振動する。これにより、磁石ケース47に取り付けられた第5の磁石M5は、コイル65,66,67の上方を往復運動し、コイル65,66,67と対向する位置を通過する。この往復運動により、第5の磁石M5(S極52、N極53、及びS極54)と、コイル65,66,67との位置関係が変わり、コイル65,66,67を通過する磁力線が変化する。具体的には、図7(a)に示すように、S極52、N極53、及びS極54が、コイル65,66,67と対向する状態では、S極52とN極53とは、コイル65,66を通過する磁力線を形成し、N極53とS極54とは、コイル66,67を通過する磁力線を形成する。そして、図7(b)に示すように、振動板46が対向板50に対して一方側に変位して、N極53とS極54とがコイル65,66と対向する状態では、N極53とS極54とは、コイル65,66を通過する磁力線を形成し、S極52は、コイルを通過する磁力線を形成しない。また、図7(c)に示すように、振動板46が対向板50に対して他方側に変位して、S極52とN極53とがコイル66,67と対向する状態では、S極52とN極53とは、コイル66,67を通過する磁力線を形成し、S極54は、コイルを通過する磁力線を形成しない。以上のように、本変形例によれば、第5の磁石M5と、コイル65,66,67との位置関係に応じて、コイル65,66,67を通過する磁力線が変化することで、コイル65,66,67で発電が行われる。
また、上記変形例においても、第3及び第4磁石M3,M4の作用により、振動板46が強制的に振動される。このため、第3及び第4磁石M3,M4が取り付けられない場合に比して、振動板46は、より大きな変位の振動を生じる。このため、発電量を大幅に向上させることが可能である。
なお、上記変形例では、振動板46に第5の磁石M5が取り付けられ、対向板50にコイル65,66,67が取り付けられていたが、これとは逆に、振動板46にコイル65,66,67を取り付け、対向板50に第5の磁石M5を取り付けるようにしてもよい。この場合でも、振動板46が対向板50に対して振動することで、第5の磁石M5(S極52、N極53、及びS極54)と、コイル65,66,67との位置関係が変わるため、コイル65,66,67で発電が行われる。
また、上記変形例の発電装置は、磁力線が、振動板46の支持体(柱体3b)の軸方向と平行になるアキシャルルタイプであるが、これに限定されず、磁力線が、振動板46の支持体(柱体3b)の軸方向と垂直になるラジアルタイプの発電装置が使用されてもよい。
発電装置をラジアルタイプとする場合、図6に示す振動板46や対向板50の代わりに、例えば、図10に示す振動板500や対向板600が設けられる。振動板500と対向板600とは、枠体3a(図6)の内側に配置されて、上下に対向する。
振動板500は、板バネ510と、ケース支持部520と、磁石ケース530とを備える。
板バネ510は、一方端が柱体3bに支持される。
ケース支持部520は、基部521と、腕部522とを備える。
基部521の一方側面には、板バネ510の他方端が接続される。基部521の他方側面には、磁石ケース530が取り付けられる。
腕部522は、基部521の上端から、他方側へ延びる。腕部522の他方端には、第3の磁石M3が取り付けられる。第3の磁石M3は、枠体3a(図6)に取り付けられる第4の磁石M4と対向する。
磁石ケース530は、腕部522と対向板600との間で、上下に延びる。磁石ケース530の他方側面には、第5の磁石M5が取り付けられる。
第5の磁石M5は、S極52、N極53、及びS極54を備える。S極52、N極53、及びS極54は、振動板500の振動方向(矢印A)に並ぶ。
対向板600は、一方端が柱体3bに支持される。対向板600の他方端の上面には、コイル支持部材610が取り付けられる。
コイル支持部材610は、磁石ケース530よりも他方側に位置して、上下に延びる。コイル支持部材610の一方側面には、コイル65,66,67(第1のコイル)が取り付けられる。このコイル65,66,67として、コアを備えたものを使用できる。
コイル65,66,67は、振動板500の振動方向(矢印A)に並ぶ。コイル65,66,67と、第5の磁石M5(S極52,N極53,S極54)とは、柱体3bの軸方向(上下方向)と垂直な方向に対向する。
以上の変形例では、第5の磁石M5が、コイル65,66,67に生じさせる磁力線は、柱体3bの軸方向(上下方向)と垂直な方向に向かうものとなる。
そして、回転軸8(図6)を回転させて、第3及び第4の磁石M3,M4の反発力を生じさせると、振動板500は、対向板600に対して振動する。これにより、第5の磁石M5は、コイル65,66,67の前方を往復運動して、コイル65,66,67と対向する位置を通過する。この往復運動により、第5の磁石M5(S極52、N極53、及びS極54)と、コイル65,66,67との位置関係が変わり、コイル65,66,67を通過する磁力線が変化する。したがって、発電が行われる。
また、発電装置をラジアルタイプとする場合、図6に示す振動板46や対向板50の代わりに、例えば、図11に示す振動板700や連動部材800や対向板900が設けられてもよい。
振動板700や連動部材800や対向板900は、枠体3a(図6)の内側に配置される。振動板700と対向板900とは、上下に対向する。連動部材800は、振動板700と対向板900との間に配置される。
振動板700は、板バネ710と、軸支持部720と、駆動軸730とを備える。
板バネ710は、一方端が柱体3bに支持される。
軸支持部720は、基部721と、腕部722とを備える。
基部721の一方側面には、板バネ710の他方端が接続される。
腕部722は、基部721の上端から、他方側へ延びる。腕部722の他方端には、第3の磁石M3が取り付けられる。第3の磁石M3は、枠体3a(図6)に取り付けられる第4の磁石M4と対向する。
駆動軸730は、腕部722に支持されるものであり、腕部722の下面から下方に延びる。
連動部材800は、ステー810と、磁石ケース820と、突起830とを備える。
ステー810は、対向板900の上面に沿って、一方側から他方側に延びる。ステー810の一方側には、対向板900に回動自在に連結される連結部811が設けられる。
磁石ケース820は、ステー810の他方端に取り付けられる。磁石ケース820は、腕部722と対向板900との間で、上下に延びる。磁石ケース820の下端は、対向板900に摺動自在に支持される。
突起830は、磁石ケース820の上端から、一方側に延びる。突起830には貫通孔831が形成される。貫通孔831に駆動軸730が通されることで、振動板700の振動に伴い、連動部材800は振動可能である。
磁石ケース820の他方側面には、第6の磁石M6が取り付けられる。第6の磁石M6は、S極74、N極75、及びS極76を備える。S極74、N極75、及びS極76は、連動部材800の振動方向(矢印A)に並ぶ。
対向板900は、一方端が柱体3bに支持される。対向板900の他方端には、コイル支持部材910が取り付けられる。
コイル支持部材910は、磁石ケース820よりも他方側に位置し、上下に延びる。コイル支持部材910の一方側面には、コイル93,94,95(第2のコイル)が取り付けられる。コイル93,94,95として、コアを備えたものを使用できる。
コイル93,94,95は、連動部材800の振動方向(矢印A)に並ぶ。コイル93,94,95と、第6の磁石M6(S極74,N極75,S極76)とは、柱体3bの軸方向(上下方向)と垂直な方向に対向する。
以上の変形例では、第6の磁石M6が、コイル93,94,95に生じさせる磁力線は、柱体の軸方向(上下方向)と垂直な方向に向かうものとなる。
そして、回転軸8(図6)を回転させて、第3及び第4の磁石M3,M4の反発力を生じさせると、振動板700が振動する。これに伴い、駆動軸730が、貫通孔831の内面を、振動板700の振動方向(矢印B)に押圧する。この押圧により、連動部材800は、連結部811を支点として、対向板50に対して振動する(矢印A)。これにより、第6の磁石M6(S極74、N極75、及びS極76)は、コイル93,94,95の前を往復運動して、コイル93,94,95と対向する位置を通過する。この往復運動により、第6の磁石M6と、コイル93,94,95との位置関係が変わり、コイル93,94,95を通過する磁力線が変化する。したがって、発電が行われる。
また、第3及び第4磁石M3,M4の作用により、振動板700が強制的に振動される。このため、第3及び第4磁石M3,M4が取り付けられない場合に比して、振動板700や連動部材800は、より大きな変位の振動を生じる。よって、発電量を大幅に向上させることが可能である。
なお、上記変形例では、連動部材800に第6磁石M6を取り付け、対向板900にコイル93,94,95を取り付けているが、これとは逆に、連動部材800にコイル93,94,95を取り付け、対向板900に第6磁石M6を取り付けてもよい。
また、本発明の発電システムは、図12に示すように変更できる。図12に示す発電システム300は、発電装置202と、モーメント付与手段400とを備える。
発電装置202は、上下方向に複数並んで配置される。各発電装置202は、図4に示す発電装置200と同様の基本的構成を有するが、発電装置200と一部異なる。すなわち、発電装置202では、第1の磁石M1(図4)の代わりに、突起71が枠体3aに設けられる。突起71には貫通孔72が形成される。
モーメント付与手段400は、リンク機構81と、回転軸8(駆動機構)とを備える。
リンク機構81は、発電装置202毎に設けられる。リンク機構81は、発電装置202の枠体3aに連結されて、枠体3aに第1軸部材45回りのモーメントを付与するものである。
リンク機構81は、上下一対の板材82,82を備える。板材82,82は、第2軸部材83に支持される。リンク機構81(板材82,82)は、第2軸部材83を中心に回動可能である。第2軸部材83は、保持枠2’と一体の部材であり、第1軸部材45と平行である。第2軸部材83からリンク機構81の一方端までの長さL1は、第2軸部材83からリンク機構81の他方端までの長さL2よりも、短い。
板材82,82は、一方端同士が接続部材84により接続される。接続部材84には、筒状のローラ85が取り付けられる。
板材82,82は、他方端同士が第3軸部材86により接続される。第3軸部材86は、第1及び第2軸部材45,83と平行である。第3軸部材86が突起71の貫通孔72に通されることで、リンク機構81は、第3軸部材86を介して枠体3aと連結される。
回転軸8は、ローラ85に力を加えることで、リンク機構81に第2軸部材83回りのモーメントを付与するものである。
回転軸8は、外周面に突起87が複数取り付けられる。突起87は、各リンク機構81のローラ85と対向する位置に配置される。すなわち、突起87は、ローラ85と同じ間隔で回転軸8の軸方向に配置される。また、突起87は、それぞれ回転軸8の周方向にずれるように配置されており、回転軸8の軸方向に延びる同一直線上に1つしか配置されないようになっている。これにより、回転軸8の回転時に、各突起87は、対応する各ローラ85と順次接触し、同時には接触しない。
発電システム300は、発電装置202とリンク機構81の組が上下に並んだものを、一つの発電ユニットとするものである。図示を省略したが、上記の発電ユニットは、回転軸8を中心として、放射状に設置される。回転軸8の各突起87は、一の発電ユニットの各ローラ85と接触した後に、一の発電ユニットと時計回りに隣接する二の発電ユニットの各ローラ85と接触する。
以上の発電システム300では、回転軸8を回転させると、まず、一の発電ユニットにおいて、一番上に位置する突起87が、一番上のリンク機構81に取り付けられたローラ85に接触して、力を加える。これにより、リンク機構81に第2軸部材83回りのモーメントが付与されて、リンク機構81は、第2軸部材83を中心に回動する。そして、リンク機構81は、回転軸8から付与されたモーメントを、第3軸部材86を介して、枠体3aに伝達する。これにより、枠体3aに第1軸部材45回りのモーメントが付与される。この結果、枠体3aが第1軸部材45を中心に回動することで、第4の磁石M4が第3の磁石M3に近づき、第3及び第4の磁石M3,M4の反発力が生じる。したがって、振動板4が振動して撓み、振動板4上の圧電素子5に圧力が加わり発電が行われる。
そして、回転軸8がさらに回転すると、次は上から2番目の突起87が、上から2番目のリンク機構81に取り付けられたローラ85に接触し、上から2番目の発電装置202で同様に発電が行われる。
そして、回転軸8がさらに回転すると、上から3番目の発電装置202(図示せず)で発電が行われるというように、上から下へと順番に発電が行われる。
そして、次は、時計回り側に隣接する発電ユニットにおいても同様の方法で上から順次発電が行われる。
以上の発電システム300によれば、モーメント付与手段400が、枠体3aを回動させるモーメントを、枠体3aに付与する。具体的には、枠体3aを回動させるモーメントが、回転軸8からリンク機構81を介して、枠体3aに伝達される。これにより、枠体3aが回動するので、振動板4を振動させて撓ませることができ、発電が行われる。
また、リンク機構81の長さL1が長さL2よりも短いことで、テコの原理により、枠体3aの回動に要する駆動力を大幅に軽減することができる。
なお、発電システム300では、リンク機構81を省略して、回転軸8の突起87を、枠体3aに直接接触させることで、枠体3aを回動させてもよい。また、発電装置202の代わりに、図3に示す発電装置22’や、図6に示す発電装置201や、図10,図11に示す発電装置201の変形例と同様の基本構成を有する発電装置が設けられてもよい。
また、発電システム300は、図13に示すように変更できる。図13の変形例は、発電装置202を、水平方向にも複数配列したものである。各発電装置202の枠体3aは、第1軸部材45を中心に回動可能とされる。
各発電装置202の枠体3aでは、一方側(リンク機構81側)の短辺側壁90に、突起71が設けられる。突起71には、貫通孔72が形成される。
一方端の発電装置202の枠体3a(以下、一方端の枠体3aと示す)では、貫通孔72に、リンク機構81の第3軸部材86が通される。これにより、一方端の枠体3aとリンク機構81とは、第3軸部材86を介して連結される。
また各発電装置202の枠体3aでは、他方側(リンク機構81と反対側)の短辺側壁91に、上下一対の板材89,89が設けられる。
板材89,89は、他方端同士が第4軸部材88により接続される。第4軸部材88は、第1、第2、及び第3軸部材45,83,86と平行である。
隣り合う2つの発電装置202では、一方側の発電装置202の第4軸部材88が、他方側の発電装置202の貫通孔72に通される。これにより、隣り合う2つの発電装置202は、第4軸部材88を介して連結される。
以上の発電システム300によれば、回転軸8を回転させて、リンク機構81にモーメントを付与すると、リンク機構81は、付与されたモーメントを、第3軸部材86を介して、一方端の枠体3aに伝達する。これにより、一方端の枠体3aに、第1軸部材45回りのモーメントが付与される。この結果、一方端の発電装置202では、枠体3aが第1軸部材45を中心に回動して、第3及び第4の磁石M3,M4の反発力が生じる。したがって、振動板4が振動して撓み、圧電素子5に圧力が加わり発電が行われる。
そして、一方端の発電装置202は、回転軸8から付与されたモーメントを、第4軸部材88を介して、他方側の発電装置202の枠体3aに伝達する。これにより、該他方側の発電装置202では、枠体3aに第1軸部材45回りのモーメントが付与されて、枠体3aが回動する。この結果、該他方側の発電装置202においても、第3及び第4の磁石M3,M4の反発力により、振動板4が振動して、発電が行われる。
そして、隣り合う2つの発電装置202のうち、一方側の発電装置202の枠体3aは、付与されたモーメントを、第4軸部材88を介して、他方側の発電装置202の枠体3aに伝達する。これにより、該他方側の発電装置202では、枠体3aに第1軸部材45回りのモーメントが付与されて、枠体3aが回動する。これにより、振動板4が振動して、発電が行われる。
以上の発電システム300によれば、回転軸8が回転することに応じて、第4軸部材88を介して、一方側の発電装置202から、他方側の発電装置202へと、枠体3aを回動させるモーメントが順次伝達される。これにより、水平方向に配列される各発電装置202で、振動板4を振動させて撓ませることができ、発電が行われる。したがって、回転軸8の一度の回転で、多くの発電装置に発電を行わせることができ、発電量を大幅に向上させることが可能である。
なお、上記の発電システム300では、水平方向に配列される発電装置202の数は任意に設定できる。また、発電装置202は、水平方向に対して傾斜する方向に、複数配列されてもよい。
上述した発電システム10、300において、回転軸8の回転駆動源は種々のものとすることができ、例えば、図14に示すように、風力を駆動源として回転軸8を回転させるような構成とすることができる。なお、符号100は、発電部であり、上述した回転軸8とこの回転軸8の周囲に放射状に配置された複数の発電ユニット20を備えたものを模式的に図示している。
詳細について説明すると、回転軸8の下端部は複数の羽根(図示省略)が直接又は間接的に取り付けられてタービンを構成しており、この羽根が設けられた回転軸8の下端部がケーシング11によって覆われている。ケーシング11は、吸気口121を有する吸気ダクト(吸気部)12と、ケーシング11内に流入した空気をケーシング11内から排出する排気ダクト(排気部)13が接続されている。そして、排気ダクト13の先端には、上方へと延びる排気塔14が接続されている。この発電システム10、300によれば、上方へと延びる排気塔14が設けられていることにより、空気が吸気ダクト12から流入してケーシング11及び排気ダクト13を通過して、排気塔14の上端から排出される。このように、ケーシング11内には気流が生じるため、回転軸8の下端部に取り付けられた複数の羽根に空気が衝突し、その結果、回転軸8が回転して、上述したような発電が行われる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば上記実施形態では、支持枠3を引っ張りバネ6によって保持枠2に保持していたが、特にこれに限定されるものではなく、引っ張りバネ6の代わりにゴムなどの伸縮可能な部材を用いることもできる。
また、上記実施形態では、4つの引っ張りバネ6によって保持枠2に支持枠3を保持させていたが、引っ張りバネ6の本数は特に限定されるものではない。また、上記実施形態では引っ張りバネ6のみによって支持枠3を保持枠2に保持させていたが、特にこれに限定されるものではない。例えば図15に示すように、支持枠3を介して一対の引っ張りバネ6が対向して配置されており、また、支持枠3の短辺側壁32にO型アンカー61を取付け、輪部分611を貫通するコ字状アンカー62を保持枠2の短辺側壁22に取り付ける構成などにすることができる。
また、取付け具23,33を介して引っ張りバネ6が保持枠2と支持枠3とに接続している必要はなく、取付け具23,33を省略して引っ張りバネ6を保持枠2や支持枠3に直接接続することもできる。また、引っ張りバネ6は、保持枠2及び支持枠3の長辺側壁21,31に取り付けられているが、短辺側壁22,32に取り付けることもできる。
また、上記実施形態では、圧電素子5は振動板4の上面のみに取り付けられているが、下面にも取り付けることができる。また、上記実施形態では、振動板4の上面に複数の圧電素子5が取り付けられているが、圧電素子5の数は1つのみであってもよい。
また、図1に示す上記実施形態では、支持枠3の各短辺側壁32には、1つの振動板4が取り付けられているが、複数の振動板4を取り付けることができ、また、これを水平方向若しくは垂直方向に並べて取り付けることもできる。
また、上記実施形態における発電システム10(図3)は、回転軸8が回転することによって第1の磁石M1に第2の磁石M2を近づけて反発力により各支持枠3を振動させていたが、第2の磁石M2を取り付ける部材を回転軸8ではなく、例えば、各発電装置1’を横切るように水平方向や垂直方向に移動するような移動体に第2の磁石M2を取り付けてもよい。これによっても、移動体が近付いてくることで、第1の磁石M1に第2の磁石M2が近付き、反発力で各支持枠3を振動させることができる。この場合、各発電ユニット20は、移動体の移動方向に沿って配置されていることが好ましい。
また、上記実施形態における発電システム10では、上から順に第2の磁石M2が回転軸8の周方向にずらして配置されているが、第2の磁石M2が回転軸8の周方向にずれてさえいれば各支持枠3を同時に振動させることがないため、上記実施形態の配置通りに第2の磁石M2がずれている必要はない。また、回転軸8を回転駆動させる駆動力に問題がなければ、第2の磁石M2を回転軸8の軸方向に一直線上に配置し、一度に4つの支持枠3を振動させてもよい。
また、上記実施形態における発電システム300(図12,図13)では、上から順に突起87が回転軸8の周方向にずらして配置されているが、突起87が回転軸8の周方向にずれてさえいれば各支持枠3を同時に振動させることがないため、上記実施形態の配置通りに突起87がずれている必要はない。また、回転軸8を回転駆動させる駆動力に問題がなければ、突起87を回転軸8の軸方向に一直線上に配置し、一度に複数の支持枠3を振動させてもよい。
また、上記実施形態では、発電システム10、300は、複数の発電ユニット(発電システム10では発電ユニット20)を放射状に配置していたが、発電ユニットは1つのみであってもよい。
また、発電システム10、300は、図16に示すように、2つの発電部100を設置することもできる。この場合は、ケーシング11内を流れる風圧を検知するセンサ(圧力センサ)(図示省略)によって風圧を検出し、所定の風圧以上であれば、2つとも作動させ、所定の風圧未満であれば、制御手段(図示省略)によってどちらか一方の電磁クラッチ15の接続を解除し、1つの発電部100のみを作動させるように構成することができる。なお、風圧を検知するセンサの代わりに、各回転軸8の回転数を検出するセンサを設け、この回転数によって、稼働する発電部100の稼働数を制御することもできる。
また、図17に示すように、発電システム10、300の排気ダクト13にダンパー16を設置し、回転軸8の回転数が高くなり過ぎた場合に、ダンパー16を開いて吸気口121からの空気の流入量を減らすような構成とすることもできる。この場合、回転軸8の回転数を検出する回転数検出手段(図示省略)と、この回転数検出手段により検出された回転数によりダンパー16の開閉を制御する制御手段(図示省略)を設けて、ダンパー16の開閉を自動で制御するような構成にすることが好ましい。なお、ダンパー16は、排気塔14の下部に設置することもできる。また、より精密に回転軸8の回転数を制御するために、自動変速機を回転軸8に設けることもできる。
また、上記排気ダクト13内もしくは排気塔14の下部の温度を高めることによって、排気塔14内を流れる空気の通気力を高めることができる。このため、例えば、図18に示すように、排気ダクト13の一部に排気ダクト13内部に湾曲する断面円弧状の受熱板17を設け、この受熱板17に向かって集光レンズ18によって太陽光を集光するような構成にすることができる。太陽光によって加熱された受熱板17の熱を排気ダクト14内の空気へと効率よく放熱するために、受熱板17の内壁面には複数の放熱板19が取り付けられている。また、集光レンズ18が太陽の光を効率よく集光するために、太陽の位置を検出する位置検出センサ(図示省略)を設け、この位置検出センサによって検出された太陽の位置によって集光レンズ18の角度を制御するような制御手段を設けることもできる。なお、受熱板17の材質として、例えば銅やアルミなどを挙げることができる。
1、1’、200,201,202 発電装置
2 保持枠
3 支持枠
3a 枠体
3b 柱体
4、46、500、700 振動板
5 圧電素子(発電手段)
6 引っ張りバネ(弾性部材)
7 錘
8 回転軸
10、300 発電システム
11 ケーシング
12 吸気ダクト(吸気部)
13 排気ダクト(排気部)
14 排気塔
15 電磁クラッチ
16 ダンパー
17 受熱板
18 集光レンズ
20 発電ユニット
45 第1軸部材
50、600、900 対向板
65、66、67 第1のコイル(発電手段)
81 リンク機構
83 第2軸部材
86 第3軸部材
88 第4軸部材
93、94、95 第2のコイル(発電手段)
100 発電部
400 モーメント付与手段
800 連動部材
M1 第1の磁石
M2 第2の磁石
M3 第3の磁石
M4 第4の磁石
M5 第5の磁石(発電手段)
M6 第6の磁石(発電手段)

Claims (20)

  1. 保持手段に対して弾性部材を介して接続され中空状態に保持された支持体と、
    前記支持体に一方端が支持され他方端が自由端である振動板と、
    前記振動板が振動することで発電する発電手段と、を備えた発電装置。
  2. 前記発電手段は、前記振動板の少なくとも一方面に取り付けられた圧電素子である請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記支持体は、枠体と、柱体とを備え、
    前記枠体は、前記保持手段に対して前記弾性部材を介して接続され中空状態に保持され、
    前記柱体及び前記振動板は、前記枠体の内側に配置され、
    前記振動板の一方端は、前記柱体に支持され、
    前記振動板の他方端には、第3の磁石が取り付けられ、
    前記枠体には、前記第3の磁石と対向する位置に、第4の磁石が取り付けられる請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記支持体に一方端が支持されて、前記振動板に対向する対向板をさらに備え、
    前記発電手段は、前記振動板及び前記対向板のうち、一方に取り付けられる第5の磁石と、他方に取り付けられる第1のコイルとを備え、
    前記振動板が前記対向板に対して振動することで、前記第5の磁石は、前記第1のコイルと対向する位置を通過する請求項1に記載の発電装置。
  5. 前記支持体は、枠体と、柱体とを備え、
    前記枠体は、前記保持手段に対して前記弾性部材を介して接続され中空状態に保持され、
    前記柱体、前記振動板、及び前記対向板は、前記枠体の内側に配置され、
    前記振動板および前記対向板の一方端は、前記柱体に支持され、
    前記振動板の他方端には、第3の磁石が取り付けられ、
    前記枠体には、前記第3の磁石と対向する位置に、第4の磁石が取り付けられる請求項4に記載の発電装置。
  6. 前記支持体に一方端が支持されて、前記振動板に対向する対向板と、
    前記振動板と前記対向板との間に配置される連動部材とをさらに備え、
    前記発電手段は、前記連動部材及び前記対向板のうち、一方に取り付けられる第6の磁石と、他方に取り付けられる第2のコイルとを備え、
    前記振動板の振動に伴い、前記連動部材が前記対向板に対して振動することで、前記第6の磁石は、前記第2のコイルと対向する位置を通過する請求項1に記載の発電装置。
  7. 前記支持体は、枠体と、柱体とを備え、
    前記枠体は、前記保持手段に対して前記弾性部材を介して接続され中空状態に保持され、
    前記柱体、前記振動板、前記連動部材、及び前記対向板は、前記枠体の内側に配置され、
    前記振動板および前記対向板の一方端は、前記柱体に支持され、
    前記振動板の他方端には、第3の磁石が取り付けられ、
    前記枠体には、前記第3の磁石と対向する位置に、第4の磁石が取り付けられる請求項6に記載の発電装置。
  8. 前記支持体に第1の磁石が取り付けられた請求項1から7のいずれかに記載の発電装置と、
    前記第1の磁石と対向する位置に第2の磁石が取り付けられ、前記発電装置を横切るように移動する移動体と、
    を備えた、発電システム。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載の発電装置を複数有し、前記各発電装置の支持体に第1の磁石が取り付けられた発電ユニットと、
    前記各第1の磁石と対向する位置に第2の磁石が取り付けられ、前記発電ユニットを横切るように移動する移動体と、
    を備えた、発電システム。
  10. 前記各第1の磁石と前記各第2の磁石とは、前記移動体が前記発電ユニットを横切る際に、前記各第2の磁石が、対応する前記各第1の磁石を順次横切るように配置されている、請求項9に記載の発電システム。
  11. 請求項3、5、又は7に記載の発電装置と、
    前記枠体に、該枠体を回動させるモーメントを付与するモーメント付与手段とを備える発電システム。
  12. 前記枠体は、第1軸部材を中心に回動可能であり、
    前記モーメント付与手段は、前記第1軸部材と平行な第2軸部材を中心に回動可能であるリンク機構と、該リンク機構に前記第2軸部材回りのモーメントを与える駆動機構とを備え、
    前記枠体と前記リンク機構とは、前記第1及び第2軸部材と平行な第3軸部材を介して連結され、
    前記リンク機構は、付与されたモーメントを前記第3軸部材を介して前記枠体に伝達することで、前記枠体に前記第1軸部材回りのモーメントを与える請求項11に記載の発電システム。
  13. 前記リンク機構は、一方端に前記第3軸部材を介して前記枠体が連結され、他方端に前記駆動機構から力が加えられて、前記第2軸部材回りのモーメントが付与されるものであり、
    前記第2軸部材から前記リンク機構の一方端までの長さは、前記第2軸部材から前記リンク機構の他方端までの長さよりも短い請求項12に記載の発電システム。
  14. 前記発電装置は、所定方向に複数並んで配置され、各前記発電装置の前記枠体は、前記第1軸部材を中心に回動可能であり、
    複数の前記発電装置のうち、一方端の前記発電装置の前記枠体(以下、一方端の枠体と示す)は、前記リンク機構と前記第3軸部材を介して連結され、
    隣り合う2つの前記発電装置の前記枠体は、前記第1、第2、及び第3軸部材と平行な第4軸部材を介して連結され、
    前記リンク機構は、付与されたモーメントを前記第3軸部材を介して前記一方端の枠体に伝達することで、前記一方端の枠体に前記第1軸部材回りのモーメントを付与し、
    前記隣り合う2つの前記発電装置のうち、一方側の前記発電装置の前記枠体は、付与されたモーメントを、前記第4軸部材を介して、他方側の前記発電装置の前記枠体に伝達することで、該他方側の前記発電装置の枠体に前記第1軸部材回りのモーメントを付与する請求項12又は13に記載の発電システム。
  15. 前記移動体は、回転可能に設置された回転軸である、請求項8から10のいずれかに記載の発電システム。
  16. 前記駆動機構は、回転可能に設置された回転軸である、請求項12から14のいずれかに記載の発電システム。
  17. 前記回転軸は、一方端部に複数の羽根を有しており、
    当該発電システムは、
    前記回転軸の一方端部を覆い、吸気部及び排気部を有するケーシングと、
    前記排気部に接続された上方に延びる排気塔と、をさらに備えた、請求項15又は16に記載の発電システム。
  18. 前記発電装置及び前記回転軸を有する複数の発電部と、
    前記回転軸の回転数を検出する回転数検出手段、又は、前記ケーシング内に吸気される空気の風圧を検出する風圧検出手段と、
    前記回転数検出手段により検出された回転数、又は、前記風圧検出手段により検出された風圧によって、前記各発電部の稼働を制御する制御手段と、
    をさらに備えた、請求項17に記載の発電システム。
  19. 前記排気部に形成されたダンパーと、
    前記回転軸の回転数を検出する回転数検出手段、又は、前記ケーシング内に吸気される空気の風圧を検出する風圧検出手段と、
    前記回転数検出手段により検出された回転数、又は前記風圧検出手段により検出された風圧によって、前記ダンパーの開度を制御する制御手段と、
    をさらに備えた、請求項18に記載の発電システム。
  20. 太陽光を集光させる集光レンズと、
    前記集光レンズにより集光される太陽光により加熱され、前記排気部に設けられた受熱板と、
    をさらに備えた、請求項17から19のいずれかに記載の発電システム。
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