JPWO2013005338A1 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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潤一 松尾
中山 茂樹
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優一 祖父江
寛真 西岡
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大地 今井
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佳久 塚本
寛 大月
寛 大月
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康 菅原
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Abstract

内燃機関の排気系にDPFを配置した、内燃機関の排気浄化装置において、DPFへのアッシュの堆積を抑制し、長期にわたって圧損の増加や、PM再生温度の増加、また、燃費の低下を抑制することができる、内燃機関の排気浄化装置を提供する。
排気ガスの流れに対して平行な壁部と、排気ガスの入口とは反対側の底部と、を有するDPFの表面上に、酸強度がSOの酸強度よりも大きくSOの酸強度よりも小さい固体酸をコーティングし、コーティング量を、DPF2の平行な壁部の排気ガス入口近傍よりも底部のほうが多くなるようにコーティングする。

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
内燃機関の排気ガス中の粒子状物質(以下「PM」という)の粒子数を低減するためには、内燃機関の排気ガス通路にディーゼルパティキュレートフィルタ(以下「DPF」という)を設置して、排気中のPMを捕集、除去することが一般に行われている。
この場合、DPF内に捕集されたPMは次第に堆積していくので、定期的に或いはDPFの性能低下を検知して、DPF内に捕集されたPMを燃焼除去する再生(以下「PM再生」という)運転を行う。
PM再生運転は、通常、DPFに還元剤、例えばハイドロカーボン(HC)等、を供給しつつ、DPFを加熱することによって行われる。
DPFによって排気中のPMを捕集し、DPF内に捕集されたPMを燃焼除去するPM再生運転を行う構成に対しては、その性能向上やコスト低減のため、従来から様々な改良が提案されている。
しかし、従来のDPFにおいては、DPFの使用を継続していると、PM再生運転を行っても、次第にDPFの圧力損失が増加し、また、PM再生温度を次第に増加させなければ十分な再生が行われなくなる、という問題があり、燃費が悪化する。この問題は、DPF内部にアッシュが堆積することが原因である。
アッシュは、エンジンのシリンダー内部に混入したエンジンオイルが燃焼することにより生成し、生成したアッシュ粒子は、DPF内でPMに覆われる。PMに覆われたアッシュ粒子は、DPF内でPM再生運転時の高温条件に晒され、アッシュ粒子を覆っていたPMが燃焼除去される。アッシュの堆積は、このPMが燃焼除去されたアッシュ粒子に、更に熱が加わることによって、アッシュ粒子が凝集し、大粒径化するために発生するものである。
しかし、このようなアッシュの堆積に対しては、今まで有効な解決手段がなく、DPFにアッシュが堆積することによる影響を極力小さくするために、例えば、あらかじめ大容量のDPFを設置しておくという対策がとられていた。
すなわち、従来のDPFに対する改良や、DPFの再生運転に対する改良は、DPFの捕集効率の改善や、PM再生運転の性能向上を目的とするものであり、アッシュの堆積に対するものではない。PM再生運転の性能向上を目的とするものとしては、例えば特許文献1に示された発明があり、特許文献1には、比較的低温でPMを燃焼させることができるDPFの構成が示されている。
特許文献1に示されたDPFの構成は、DPF及びこれを用いた排ガス浄化方法において、DPFに活性金属を担持した固体超強酸からなる触媒を、フィルタ表面に保持することを特徴とするものである。
すなわち、特許文献1の発明は、活性金属を担持した固体超強酸により、PMの燃焼温度を低下させ、従来よりも低温でDPFを、できれば連続的に再生すると共に、CO、HC、NO、NOをも同時に除去することができるというものである。
したがって、特許文献1の発明は、PM再生運転の性能向上を目的としたものであり、アッシュの堆積に対応するものではなく、DPFの使用を継続していると、PM再生運転を行っても、次第にDPFの圧力損失が増加し、また、PM再生温度を次第に増加させなければ十分な再生が行われなくなり、燃費が悪化する、という問題を解決するものではない。
また、特許文献1の発明に類似する触媒構成を開示したものとして、特許文献2の発明があるが、特許文献2には、ディーゼルエンジン排ガス浄化装置用触媒として、白金、パラジウム及びロジウムから選ばれる少なくとも1種の貴金属と、固体の超強酸とを有する触媒を利用すると、ディーゼルエンジン排ガス中の微粒子物質に含まれるSOF(Soluble Organic Fraction)や未燃焼炭化水素などを低温域から浄化することができ、高温域においても二酸化硫黄の酸化抑制効果を示すと記載されており、特許文献2の発明は、特許文献1の発明と類似する効果を狙ったものであり、また、DPFに関するものではない。したがって、DPFへのアッシュの堆積に対応するものではなく、DPFの使用を継続していると、PM再生運転を行っても、次第にDPFの圧力損失が増加し、また、PM再生温度を次第に増加させなければ十分な再生が行われなくなり、燃費が悪化する、という問題を解決するものではない。
特開2006−289175号公報 特開平10−033985号公報
本発明は、DPFへのアッシュの堆積を抑制し、長期にわたって圧損の増加や、PM再生温度の増加、また、燃費の低下を抑制することができる、内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的としている。
すなわち、本発明は、DPFに堆積したアッシュを細粒径化して排出し、DPFを再生(以下「アッシュ再生」という)する構成を提供し、この構成により、長期にわたって圧損の増加や、PM再生温度の増加、また、燃費の低下を抑制することができる、という有利な効果を奏する、画期的なDPFを提供するものである。
本発明によれば、堆積したアッシュを細粒径化させて排出することができるので、更に付随する効果として、DPFの設置当初から従来よりも小型のDPFを使用することができ、DPFの製造コストの低減のみならず、PM再生運転のエネルギーコストを低減することもできる。また、小型のDPFを使用することができるということは、DPFの車両への搭載スペースを低減することができ、当該DPFを搭載した車両の重量を低減することができるということである。
本願の発明者は、DPF内部へのアッシュの堆積の問題を研究し、アッシュの堆積原因を分析して、アッシュの主成分が、エンジンオイル中に含まれるカルシウム(Ca)と排気中のSOxとがイオン結合した、CaSOが主体であり、Ca塩は融点が高いため、排気中ではアッシュが固体としてDPFに流入し、凝集して、大粒径化するという知見を得た。
更に、本願の発明者は、アッシュの大きさはサブミクロンのオーダーであり、これをナノミクロンのオーダーまで細粒径化すると、アッシュがDPFをすり抜けることを、実験により確認した。
更に、本願の発明者は、サブミクロンの大きさに大粒径化したCaSOを、還元雰囲気におくと、CaSOのSOが還元されてSOとなり、Caとの結合が弱まること、及び、このときDPFの表面上にSOよりも強い酸が存在すると、CaSOのCaとSOとの結合が切断され、CaイオンがDPFの表面上のSOよりも強い酸の上に原子状に分散して結合するということを、実験により確認した。
更に、本願の発明者は、DPFの表面上のSOよりも強い酸と結合したCaイオンは、DPFの表面上のSOよりも強い酸と比べて、更に強い酸が雰囲気中に存在すると、雰囲気中の更に強い酸と結合して、DPFから放出され、DPFをすり抜けて排出されるというということを、実験により確認した。
以上を整理すると、DPFの表面上のSOよりも強い酸として、この酸の酸強度を、SOよりも強くSOよりも弱い酸強度とすれば、サブミクロンの大きさに大粒径化してDPF内に堆積したCaSOは、還元雰囲気において、CaSOのSOが還元されてCaSOとなり、CaSOのCaイオンが、DPFの表面上の酸と結合し、DPFの表面上に原子状に分散する。次に、雰囲気中にSOを存在させれば、DPFの表面上のCaは、雰囲気中のSOと結合して、サブナノメートルの大きさのCaSOとなってDPFから放出される。
排気ガスの雰囲気が、ストイキ又はリッチ雰囲気である場合には、上述の還元雰囲気であり、リーン雰囲気である場合には、リーン雰囲気にはSOが含まれている。そこで、上述のDPFに対して、雰囲気をストイキ又はリッチ雰囲気にする制御と、次にリーン雰囲気にする制御と、を行えば、ストイキ又はリッチ雰囲気において、DPFに堆積したアッシュのCaイオンが、DPFの表面上に原子状に分散し、次に次にリーン雰囲気において、DPFの表面上のCaが、リーン雰囲気中のSOと結合してDPFから放出され、サブナノメートルの大きさに細粒径化したCaSOとなってDPFをすり抜け、排出される。
すなわち、以上の過程では、最初の、サブミクロンの大きさに大粒径化してDPFに堆積したCaSOが、最終的に、再びCaSOとなってDPFから放出されるが、放出されるCaSOは、サブナノメートルの大きさに細粒径化されており、DPFをすり抜けて排出される。
ところで、通常、DPFは、排気ガスの流れに対して平行な壁部と、DPFの排気ガス入口とは反対側の底部と、を有しており、アッシュの堆積は、DPFの入口近傍では堆積量が少なく、平行な壁部の排気ガスの流れ方向に沿って次第に堆積量が増加し、底部では最も堆積量が多いように、堆積する。
したがって、堆積したアッシュの分解も、堆積量に応じて、DPFの入り口近傍から底部に向かって、より多く分解されるようにする必要がある。
請求項1に記載の発明によれば、内燃機関の排気系にDPFを配置した、内燃機関の排気浄化装置であって、DPFが、排気ガスの流れに対して平行な壁部と、DPFの排気ガス入口とは反対側の底部と、を有し、DPFが、表面上に固体酸をコーティングしたDPFであり、固体酸の酸強度が、SOの酸強度よりも大きくSOの酸強度よりも小さく、コーティングが、DPFの、平行な壁部の排気ガス入口近傍よりも、底部のほうが、固体酸のコーティング量が多いことを特徴とする、内燃機関の排気浄化装置が提供される。
すなわち、請求項1の発明では、DPFの表面上に、SOよりも強くSOよりも弱い酸強度の固体酸をコーティングすることによって、DPFを構成するが、固体酸のコーティング量を、DPFの平行な壁部の排気ガス入口近傍よりも、底部のほうが、コーティング量が多くなるようにコーティングする。このように構成したDPFに対して、還元雰囲気にした排気ガスを通過させると、アッシュの堆積は、DPFの入口近傍では堆積量が少なく、平行な壁部の排気ガスの流れ方向に沿って次第に堆積量が増加し、底部では最も堆積量が多いように堆積しているので、大粒径化してDPFに堆積したCaSOが、還元雰囲気中で還元されてCaSOとなり、CaSOのCaイオンが、DPFの表面上の固体酸と結合するときに、アッシュの堆積量の分布に応じてDPFの表面上の固体酸と結合し易くなり、次に、雰囲気中にSOを存在させれば、DPFの表面上のCaは、雰囲気中のSOと結合して、CaSOとなってDPFから放出される。この過程を経て放出されたCaSOは、細粒径化されているため、最初の大粒径化したCaSOが、細粒径化されたCaSOとなってDPFから放出され、DPFをすり抜けて排出される。したがって、アッシュが、DPF内の堆積量の分布に応じて効率よく除去され、長期にわたって圧損の増加や、PM再生温度の増加、また、燃費の低下を抑制することができる、内燃機関の排気浄化装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、コーティングが、DPFの、平行な壁部の排気ガス入口近傍から底部に向かって、固体酸のコーティング量が増加し、底部で固体酸のコーティング量が最も多くなるコーティングであることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置が提供される。
すなわち、請求項2の発明では、DPFの表面上に、SOよりも強くSOよりも弱い酸強度の固体酸をコーティングすることによって、DPFを構成するが、固体酸のコーティング量を、DPFの平行な壁部の排気ガス入口近傍から底部に向かってコーティング量が増加し、底部でコーティング量が最も多くなるようにコーティングする。このように構成したDPFに対して、還元雰囲気にした排気ガスを通過させると、アッシュの堆積は、DPFの入口近傍では堆積量が少なく、平行な壁部の排気ガスの流れ方向に沿って次第に堆積量が増加し、底部では最も堆積量が多いように堆積しているので、大粒径化してDPFに堆積したCaSOが、還元雰囲気中で還元されてCaSOとなり、CaSOのCaイオンが、DPFの表面上の固体酸と結合するときに、アッシュの堆積量の分布に応じて、更にDPFの表面上の固体酸と結合し易くなり、次に、雰囲気中にSOを存在させれば、DPFの表面上のCaは、雰囲気中のSOと結合して、CaSOとなってDPFから放出される。この過程を経て放出されたCaSOは、細粒径化されているため、最初の大粒径化したCaSOが、細粒径化されたCaSOとなってDPFから放出され、DPFをすり抜けて排出される。したがって、アッシュが、DPF内の堆積量の分布に応じて効率よく除去され、長期にわたって圧損の増加や、PM再生温度の増加、また、燃費の低下を抑制することができる、内燃機関の排気浄化装置が提供される。
各請求項に記載の発明によれば、アッシュ再生の構成が提供され、アッシュ再生運転においてアッシュが効率よく除去され、長期にわたって圧損の増加や、PM再生温度の増加、また、燃費の低下を抑制することができる、内燃機関の排気浄化装置を提供するという、共通の効果を奏する。
図1は、本発明をDPFに適用した場合の、実施形態の概略構成を説明する図であり、(a)はDPFの全体を説明する図であり、(b)は、DPF内部の状態を拡大して説明する図である。
図2は、本発明を内燃機関の排気浄化装置に適用した場合の、実施形態の概略構成を説明する図である。
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、複数の添付図面において、同一又は相当する部材には、同一の符号を付している。
図2は、本発明を内燃機関の排気浄化装置に適用した場合の、実施形態の概略構成を説明する図であり、DPF2の表面上に、詳細にはDPF2のDPF基材の表面上に、酸強度がSO以上でSO以下に相当する固体酸を塗布する。内燃機関の排気がDPF2に導かれ、排気中のPMはDPF2によって捕集、除去され、PMの除去された排気が排出される。DPFに捕集されたPMは次第に堆積していくので、定期的に或いはDPFの性能低下を検知して、DPF内に捕集されたPMを燃焼除去するPM再生運転を行う。
しかし、PM再生運転を繰り返し行っていると、DPF内にアッシュ3が堆積し、PM再生運転を行っても、次第にDPFの圧力損失が増加し、また、PM再生温度を次第に増加させなければ十分な再生が行われなくなる、という問題があり、燃費が悪化する。
本発明では、DPF内に堆積したアッシュ3を細粒径化するので、細粒径化粒子4が、DPFのフィルタ隙間を通り抜け、排気とともに排出される。
この場合、DPF2は、図1(b)に示すように、排気ガスの流れに対して平行な壁部11と、DPFの排気ガス入口とは反対側の底部12と、を有しており、アッシュ3の堆積は、DPF2の入口近傍では堆積量が少なく、平行な壁部11の排気ガスの流れ方向に沿って次第に堆積量が増加し、底部12では最も堆積量が多いように、堆積する。
したがって、堆積したアッシュ3の分解も、堆積量に応じて、DPFの入り口近傍から底部12に向かって、より多く分解されるようにする必要がある。
そこで、本発明では、DPF2の表面上にSOよりも強くSOよりも弱い酸強度の固体酸6をコーティングすることによってDPF2を構成するに際し、図1(a)に示すように、DPF2の表面上に、固体酸6のコーティング量を、DPF2の平行な壁部11の排気ガス入口近傍よりも底部12のほうが多くなるようにコーティングする。例えば、一実施例では、DPF2の平行な壁部11の排気ガス入口近傍には固体酸をコーティングせず、底部のみコーティングしたり、又は、他の実施例では、DPF2の平行な壁部11の排気ガス入口から所定の距離aまでは厚さtで固体酸をコーティングし、次に、距離aから底部まで、tよりも厚い厚さt(すなわち、t<t)で固体酸をコーティングしたり、更に、別の実施例では、DPF2の平行な壁部11の排気ガス入口近傍から底部12に向かって次第にコーティング量が増加し、底部12でコーティング量が最も多くなるように固体酸をコーティングする。図1(a)では、固体酸6のコーティング量を説明するために、模式的に表現しているが、実際には、固体酸6のコーティングは、DPF2の内部表面に対して行う。
したがって、DPF2の内部表面の基材の上に、酸強度がSO以上、SO以下に相当する固体酸6を、図1(a)に示すように、DPF2の平行な壁部11の排気ガス入口近傍よりも底部12のほうが多くなるようにコーティングし、アッシュ再生運転中に、DPF2内の雰囲気の空燃比を、先にストイキ又は空燃比リッチ雰囲気とし、次に空燃比リーン雰囲気に変化させるように制御すると、DPF2内の大粒径化したアッシュ3が、アッシュ3の堆積量の分布に応じて、DPF2の入り口近傍から底部12に向かってより多く分解され、効率的なアッシュ再生運転を行うことができる。
また、固体酸6を、図1(a)に示すように、DPF2の平行な壁部11の排気ガス入口近傍よりも底部12のほうが多くなるようにコーティングするということは、DPF2を通過する排気ガスの、壁部11を通過する流れの圧損を低減することができるので、DPF2全体として圧損を低減することができるという効果もある。
以上のように、本発明によれば、いつまでも性能が低下しないDPFを備えた内燃機関の排気浄化装置を効果的に構成することができ、DPFの性能を、長期間にわたって飛躍的に向上させることができるという、有利な効果を奏する。更に、この効果に付随する更なる効果として、DPFの設置当初から、従来よりも小型のDPFを使用することができ、DPFの製造コストの低減のみならず、PM再生運転のエネルギーコストも低減することができる。更に、小型のDPFを使用することができるということは、DPFの車両への搭載スペースを低減することができ、当該DPFを搭載した車両の重量を低減することができるという効果があることにも注目すべきである。
1 内燃機関
2 DPF
3 アッシュ
4 細粒径化粒子
6 固体酸
11 壁部
12 底部

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気系にDPFを配置した、内燃機関の排気浄化装置であって、
    前記DPFが、排気ガスの流れに対して平行な壁部と、前記DPFの排気ガス入口とは反対側の底部と、を有し、
    前記DPFが、表面上に固体酸をコーティングしたDPFであり、
    前記固体酸の酸強度が、SOの酸強度よりも大きくSOの酸強度よりも小さく、
    前記コーティングが、前記DPFの、前記平行な壁部の排気ガス入口近傍よりも、前記底部のほうが、固体酸のコーティング量が多いことを特徴とする、
    内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記コーティングが、前記DPFの、前記平行な壁部の排気ガス入口近傍から前記底部に向かって、固体酸のコーティング量が増加し、前記底部で固体酸のコーティング量が最も多くなるコーティングであることを特徴とする、
    請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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