JPWO2012157133A1 - Pc鋼材用シース - Google Patents

Pc鋼材用シース Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012157133A1
JPWO2012157133A1 JP2013514952A JP2013514952A JPWO2012157133A1 JP WO2012157133 A1 JPWO2012157133 A1 JP WO2012157133A1 JP 2013514952 A JP2013514952 A JP 2013514952A JP 2013514952 A JP2013514952 A JP 2013514952A JP WO2012157133 A1 JPWO2012157133 A1 JP WO2012157133A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral groove
groove
outer peripheral
axis direction
concrete structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013514952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5382968B2 (ja
Inventor
康博 菊森
康博 菊森
昇司 平尾
昇司 平尾
暁宏 藤井
暁宏 藤井
尚孝 飯田
尚孝 飯田
史和 松下
史和 松下
上田 修平
修平 上田
恒博 那波
恒博 那波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Totaku Industries Inc
Original Assignee
Totaku Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Totaku Industries Inc filed Critical Totaku Industries Inc
Priority to JP2013514952A priority Critical patent/JP5382968B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5382968B2 publication Critical patent/JP5382968B2/ja
Publication of JPWO2012157133A1 publication Critical patent/JPWO2012157133A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C5/00Reinforcing elements, e.g. for concrete; Auxiliary elements therefor
    • E04C5/08Members specially adapted to be used in prestressed constructions
    • E04C5/10Ducts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Abstract

プレストレストコンクリート構造物の構築に際して使用するPC鋼材用シースの形状を工夫することで、シースの内部での空隙の発生を抑えながら、PC鋼材の圧縮力をコンクリート構造物へ安定して伝える。
このPC鋼材用シース1は、螺旋波形状の管状本体10を備える。管状本体10の外周螺旋溝12に嵌り込んだコンクリート構造物2の体積よりも、管状本体10の内周螺旋溝13に嵌り込んだグラウト4の体積が大きくなるようにして、グラウト4側の強度を重点的に高める。これにより、粘度の低い(流動性の良い)グラウト4を充填して、シース1の内部での空隙の発生を抑えるようにしても、硬化したグラウト4において亀裂や破断が生じ難くして、PC鋼材3の圧縮力をコンクリート構造物2へ安定して伝えることができる。

Description

この発明は、コンクリート構造物に埋設されて、そのコンクリート構造物にプレストレスを導入するPC鋼材を挿通するためのPC鋼材用シースに関する。
一般に、ポストテンション工法によるPC桁橋等のプレストレストコンクリート構造物の構築に際しては、コンクリート構造物にPC鋼材用シースを埋設して、このシース内に挿通させたPC鋼材を緊張させて、その反力である圧縮力(プレストレス)をコンクリート構造物に導入している。そして、PC鋼材を挿通させたシース内に、グラウトを充填して硬化させることで、PC鋼材を腐食から守るとともに、コンクリート構造物とPC鋼材とをグラウトを介して一体化させて、PC鋼材の圧縮力をコンクリート構造物全体に亘って与えるようにしている。
この場合、シースとしては、螺旋波形状の管状本体を有するものが一般的に使用されている。すなわち、管状本体の外周面側に、コンクリート構造物の一部が嵌り込む外周螺旋溝が管径外方向に開放して形成され、管状本体の内周面側に、グラウトの一部が嵌り込む内周螺旋溝が管径内方向に開放して形成されている(例えば特許文献1参照)。このようなシースを使用することで、コンクリート構造物とグラウトとをシースを介して互いに噛み込ませて、コンクリート構造物とグラウトとの一体性を高めることができ、これによってPC鋼材の圧縮力をコンクリート構造物へ安定して伝えることができる。
特開平6−136883号公報
しかしながら、上記のような螺旋波形状の管状本体を有するシースを使用した場合、管状本体内にグラウトを充填するにあたって、その内周螺旋溝においてグラウトの流れ込みが悪くなって、シースの内部に空隙が生じ易くなるといった不具合があった。空隙が生じてシースの内部に空気が残留すると、この部分で結露が発生し易くなって、PC鋼材の錆腐食の原因となってしまう。
かといって、粘度の低い(流動性の良い)グラウトを充填して、シースの内部での空隙の発生を抑えるようにすると、硬化したグラウトの圧縮強度や剪断破壊強度が低下することになる。この場合、硬化したグラウト(特に内周螺旋溝に充填されて硬化した凸状部分)において亀裂や破断が生じ易くなるといった不具合があった。硬化したグラウトに亀裂や破断が生じると、コンクリート構造物とグラウトとが相対移動するようになり、PC鋼材の圧縮力をコンクリート構造物へ有効に伝えることができず、コンクリート構造物の強度を著しく低下させてしまう。
従来の螺旋波形状の管状本体を有するシースにおいては、外周螺旋溝と内周螺旋溝の管軸方向の断面形状、断面積が略同じになっていることが多い。ところが、外周螺旋溝は内周螺旋溝よりも管径方向の外側に位置していることから、管状本体の管軸方向の所定長さ当たりの長さを比較すると、内外径差によって外周螺旋溝は内周螺旋溝よりも長くなっている。この場合、外周螺旋溝における管状本体の管軸方向の所定長さ当たりの容積よりも、内周螺旋溝における管状本体の管軸方向の所定長さ当たりの容積が小さくなることから、外周螺旋溝に嵌り込んだコンクリート構造物の一部の体積よりも、内周螺旋溝に嵌り込んだグラウトの一部の体積が小さくなる。このため、コンクリート構造物とグラウトとの噛み込み部分に対して圧縮力や剪断力が作用すると、特にグラウト側が破壊し易いといった傾向にあった。
そこで、この発明は、PC鋼材用シースの管状本体の形状を工夫することで、粘度の低い(流動性の良い)グラウトを充填して、シースの内部での空隙の発生を抑えながらも、硬化したグラウトにおいて亀裂や破断を生じ難くして、PC鋼材の圧縮力をコンクリート構造物へ安定して伝えるようにすることを目的とする。
この発明のPC鋼材用シース1は、コンクリート構造物2に埋設されて、そのコンクリート構造物2にプレストレスを導入するためのPC鋼材3が挿通され、且つ、内部にグラウト4が充填される例えば高密度ポリエチレン樹脂製の管状本体10を備え、前記管状本体10は、管径外方向に膨出した突条11が管軸方向に等ピッチで螺旋状に形成された螺旋波形状とされ、前記管状本体10の外周面側に、管軸方向に隣接する前記突条11、11間において前記コンクリート構造物2の一部が嵌り込む外周螺旋溝12が管径外方向に開放して形成され、前記管状本体10の内周面側に、前記突条11の内側において前記グラウト4の一部が嵌り込む内周螺旋溝13が管径内方向に開放して形成され、前記外周螺旋溝12の底部20を前記内周螺旋溝13の底部21よりも厚肉にして、前記外周螺旋溝12における管径方向の溝深さH1よりも前記内周螺旋溝13における管径方向の溝深さH2を深くするとともに、前記外周螺旋溝12の開放端における管軸方向に沿った溝幅W1よりも前記内周螺旋溝13の開放端における管軸方向に沿った溝幅W2を幅広とすることで、前記外周螺旋溝12における前記管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V1よりも前記内周螺旋溝13における前記管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V2を大きくしたことを特徴とする。
具体的に、前記外周螺旋溝12は、管軸方向に沿って平坦な外周溝底面12aと、この外周溝底面12aの長手方向に沿った両端部分から管径外方向に向かって拡開状態で延出した一対の外周溝側面12b、12bとを備え、前記外周螺旋溝12に嵌り込んだ前記コンクリート構造物2の一部における管軸方向の断面が等脚台形状となるように構成され、前記内周螺旋溝13は、管軸方向に沿って平坦な内周溝底面13aと、この内周溝底面13aの長手方向に沿った両端部分から管径内方向に向かって拡開状態で延出した一対の内周溝側面13b、13bとを備え、前記内周螺旋溝13に嵌り込んだ前記グラウト4の一部における管軸方向の断面が等脚台形状となるように構成されている。
より具体的には、前記外周螺旋溝12における前記管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V1と、前記内周螺旋溝13における前記管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V2との関係が、以下の条件式[1]を満たすとともに、前記外周螺旋溝12における管径方向の溝深さH1と、前記内周螺旋溝13における管径方向の溝深さH2と、前記管状本体10の外周面から内周面までの管径方向の高さH3との関係が、以下の条件式[2]を満たしている。
0.50≦V1/V2≦0.92・・・式[1]
0.20≦(H1+H2−H3)/H3≦0.46・・・式[2]
この発明のPC鋼材用シースを使用して構築したプレストレストコンクリート構造物においては、コンクリート構造物の一部が管状本体の外周螺旋溝に嵌り込み、グラウトの一部が管状本体の内周螺旋溝に嵌り込んでいることから、コンクリート構造物とグラウトとがシースを介して互いに噛み込んだ状態となって、コンクリート構造物とグラウトとの一体性が高められている。
しかも、外周螺旋溝に嵌り込んだコンクリート構造物の一部の体積よりも、内周螺旋溝に嵌り込んだグラウトの一部の体積が大きくなっていることから、特に内周螺旋溝に嵌り込んだグラウトの一部における強度が重点的に高められた状態となっている。このため、例えば施工基準ぎりぎりの粘度の低い(流動性の良い)グラウトを充填して、シースの内部での空隙の発生を抑えるようにしても、硬化したグラウトにおいて亀裂や破断が生じ難くなっている。
これにより、PC鋼材の錆腐食を防止しながらも、PC鋼材の圧縮力をコンクリート構造物へ安定して伝えることができ、コンクリート構造物の強度を長期に亘って良好に維持することができる。
さらに、外周螺旋溝の底部を内周螺旋溝の底部よりも厚肉にしているので、管状本体内へのPC鋼材の挿通時において、管径内方向に突出した外周螺旋溝の底部に対してPC鋼材が擦れて、外周螺旋溝の底部が多少傷付くようなことがあっても、管状本体が破れてしまうことがなく、信頼性の向上を図ることができる。
また、コンクリート構造物の一部及びグラウトの一部を、ともに断面等脚台形状とすることで、コンクリート構造物とグラウトをしっかりと確実に噛み込ませて、PC鋼材の圧縮力をコンクリート構造物へより一層安定して伝えることができる。
特に、上記の条件式[1]を満たすようにして、コンクリート構造物の一部とグラウトの一部との体積比の範囲を好適に設定するとともに、条件式[2]を満たすようにして、コンクリート構造物の一部とグラウトの一部との噛み込み度合いの範囲を好適に設定することで、硬化したグラウトの亀裂や破断をより確実に防止することができる。
この発明の一実施形態に係るPC鋼材用シースの施工例を示す縦断面図である。 PC鋼材用シースの一部破断正面図である。 PC鋼材用シースの要部拡大断面図である。 外周螺旋溝及び内周螺旋溝の容積を示す断面図である。 解析1における各試験体に用いられているPC鋼材用シースのプロファイルを示す図である。 解析1の結果を示す図である。 解析2における各試験体に用いられているPC鋼材用シースのプロファイルを示す図である。 解析2の結果を示す図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係るPC鋼材用シース1は、例えばポストテンション工法によるPC桁橋等のプレストレストコンクリート構造物の構築に際して使用されるものである。
このPC鋼材用シース1は、図1に示すように、コンクリート構造物2に埋設されて、そのコンクリート構造物2にプレストレスを導入するためのPC鋼材3が挿通され、且つ、内部にグラウト4が充填される例えば高密度ポリエチレン樹脂製の管状本体10を備えている。
管状本体10の素材として高密度ポリエチレン樹脂を使用したのは、以下の理由による。すなわち、高密度ポリエチレン樹脂は、軽い、錆びない、腐らないという特性を有し、成型加工性に優れている。さらに、剛性が高くて衝撃に強いことから、コンクリートの打設時に受ける衝撃と強力な荷重に耐えることができる。また、電気絶縁性、耐水性、防水性に優れ、長期に亘って遮蔽性を失わず、さらにはPC鋼材3の挿通時に著しく摩擦を増大することがないという特性に着目したことによる。なお、管状本体10の素材としては、必ずしも高密度ポリエチレン樹脂に限らず、その他の合成樹脂であっても良い。
管状本体10は、図2及び図3に示すように、管径外方向に膨出した突条11が管軸方向に等ピッチで螺旋状に形成された螺旋波形状とされている。これにより、管状本体10の外周面側には、管軸方向に隣接する突条11、11間において、コンクリート構造物2の一部が嵌り込む管径外方向に開放した外周螺旋溝12が管軸方向に等ピッチで形成されている。また、管状本体10の内周面側には、突条11の内側において、グラウト4の一部が嵌り込む管径内方向に開放した内周螺旋溝13が管軸方向に等ピッチで形成されている。なお、突条11、外周螺旋溝12及び内周螺旋溝13は、その管軸方向の断面形状がそれぞれ長手方向全長に亘って均一とされている。
外周螺旋溝12は、管軸方向に沿って平坦な外周溝底面12aと、この外周溝底面12aの長手方向に沿った両端部分から管径外方向に向かって拡開状態で延出した一対の外周溝側面12b、12bとによって形成されている。これにより、外周螺旋溝12は、図1に示すように、その内部に嵌り込んだコンクリート構造物2の一部(以下、「嵌入凸部5」と称する。)における管軸方向の断面が等脚台形状となるように構成されている。
内周螺旋溝13は、管軸方向に沿って平坦な内周溝底面13aと、この内周溝底面13aの長手方向に沿った両端部分から管径内方向に向かって拡開状態で延出した一対の内周溝側面13b、13bとによって形成されている。これにより、内周螺旋溝13は、図1に示すように、その内部に嵌り込んだグラウト4の一部(以下、「嵌入凸部6」と称する。)における管軸方向の断面が等脚台形状となるように構成されている。
この管状本体10においては、図3に示すように、外周螺旋溝12の底部20の厚みT1が、内周螺旋溝13の底部21の厚みT2よりも厚肉とされていて、外周螺旋溝12の溝深さH1よりも、内周螺旋溝13の溝深さH2が深くなっている。すなわち、外周螺旋溝12に嵌り込んだコンクリート構造物2の嵌入凸部5の高さよりも、内周螺旋溝13に嵌り込んだグラウト4の嵌入凸部6の高さが高くなるように構成されている。なお、外周螺旋溝12の底部20と内周螺旋溝13の底部21とを連結する側部22、22の厚みT3は、内周螺旋溝13の底部21の厚みT2とほぼ同じになっている。
また、この管状本体10においては、図3に示すように、外周螺旋溝12の開放端における管軸方向に沿った溝幅W1よりも、内周螺旋溝13の開放端における管軸方向に沿った溝幅W2が幅広とされている。すなわち、外周螺旋溝12に嵌り込んだコンクリート構造物2の嵌入凸部5の根元部分の横幅よりも、内周螺旋溝13に嵌り込んだグラウト4の嵌入凸部6の根元部分の横幅が幅広となるように構成されている。
これにより、外周螺旋溝12の管軸方向の断面積よりも、内周螺旋溝13の管軸方向の断面積が大きくなっている。管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの長さを比較すると、内外径差によって外周螺旋溝12が内周螺旋溝13よりも長くなっているが、上記のような断面積の違いによって、外周螺旋溝12における管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V1よりも、内周螺旋溝13における管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V2が大きくなっている(図4参照)。すなわち、コンクリート構造物2の嵌入凸部5の体積よりも、グラウト4の嵌入凸部6の体積が大きくなるように構成されている。
なお、外周螺旋溝12の底部20の外周面は、外周溝底面12aであり、内周螺旋溝13の底部21の内周面は、内周溝底面13aであり、側部22、22の外周面は、外周溝側面12b、12bであり、側部22、22の内周面は、内周溝側面13b、13bとなっている。
より具体的に、このPC鋼材用シース1の管状本体10においては、外径が例えば62.0〜93.0mm、内径が例えば50.0〜80.0mm、ピッチ(管軸方向に隣接する突条11、11の中央部間の距離)が例えば16.4mm、管状本体10の外周面から内周面までの管径方向の高さ(内外径差の半分)H3が例えば6.5mmとなっている。すなわち、ピッチは、内径を基準とした場合に内径の約0.20〜0.32倍、管状本体10の外周面から内周面までの管径方向の高さH3は、内径を基準とした場合に内径の約0.08〜0.13倍となっている。
また、管状本体10においては、外周螺旋溝12における管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V1と、内周螺旋溝13における管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V2との関係が、以下の条件式[1]を満たしている。
0.50≦V1/V2≦0.92・・・式[1]
換言すると、この条件式[1]は、コンクリート構造物2の嵌入凸部5とグラウト4の嵌入凸部6との体積比の範囲を表していることになる。
加えて、管状本体10においては、外周螺旋溝12の溝深さH1と、内周螺旋溝13の溝深さH2と、管状本体10の外周面から内周面までの管径方向の高さH3との関係が、以下の条件式[2]を満たしている。
0.20≦(H1+H2−H3)/H3≦0.46・・・式[2]
換言すると、この条件式[2]は、コンクリート構造物2の嵌入凸部5とグラウト4の嵌入凸部6との噛み込み度合いの範囲を表していることになる。
上記のPC鋼材用シース1の製造に際しては、突条11を長手方向に沿って形成した高密度ポリエチレン樹脂製の帯状体を螺旋巻回して、その先行する帯状体と後続する帯状体の管軸方向に隣接する端縁部同士を互いに重ね合わせた状態で接着若しくは熱融着することで、管状本体10を成形している。この場合、先行する帯状体と後続する帯状体の管軸方向に隣接する端縁部同士の重合部分によって、外周螺旋溝12の厚肉の底部20が形成されている。
上記構成のPC鋼材用シース1を使用して、プレストレストコンクリート構造物を構築する場合、コンクリート構造物2にシース1を埋設して、このシース1の管状本体10内に挿通させたPC鋼材3を緊張させて、その反力である圧縮力(プレストレス)をコンクリート構造物2に導入する。この管状本体10内へのPC鋼材3の挿通時には、管径内方向に突出した外周螺旋溝12の底部20に対してPC鋼材3が擦れることがある。しかしながら、上記のように外周螺旋溝12の底部20は厚肉となっていることから、底部20が多少傷付くようなことがあっても、管状本体10が破れるといった不具合を生じることはない。そして、PC鋼材3を挿通させたシース1の管状本体10内に、グラウト4を充填して硬化させることで、PC鋼材3を腐食から守るとともに、コンクリート構造物2とPC鋼材3とをグラウト4を介して一体化させている。
この施工状態において、管状本体10の外周螺旋溝12に嵌り込んだコンクリート構造物2の断面等脚台形状の嵌入凸部5と、管状本体10の内周螺旋溝13に嵌り込んだグラウト4の断面等脚台形状の嵌入凸部6とが、シース1を介して互いに噛み込んだ状態となって、コンクリート構造物2とグラウト4との一体性が高められている。しかも、コンクリート構造物2の嵌入凸部5の体積よりも、グラウト4の嵌入凸部6の体積が大きくなっていて、特にコンクリート構造物2やシース1に開孔しないと補修が難しいグラウト4の嵌入凸部6における圧縮強度や剪断破壊強度を重点的に高めるように配慮されている。
このため、例えば施工基準ぎりぎりの粘度の低い(流動性の良い)グラウト4を充填して、シース1の内部での空隙の発生を抑えるようにしても、硬化したグラウト4において亀裂や破断が生じ難くなっている。これにより、PC鋼材3の錆腐食を防止しながらも、PC鋼材3の圧縮力をコンクリート構造物2へ安定して伝えることができ、コンクリート構造物2の強度を長期に亘って良好に維持することができる。
ここで、上記の効果を検証するために、以下のような解析1及び2を行った。まず、解析1においては、上記のPC鋼材用シース1を介してコンクリート構造物2とグラウト4とを一体化した試験体(以下、「実施例1の試験体」と称する。)以外に、これと同構造である2種類の比較例の試験体(以下、「比較例1、2の試験体」と称する。)を用意した。そして、これら試験体に対して、押し抜き試験(コンクリート構造物2からグラウト4を押し抜くような力を与える試験)を行った場合を想定して、これら試験体に作用する最大応力をFEM解析により求めた。
各試験体に用いられているPC鋼材用シースのプロファイルを、図5に示す。すなわち、比較例1の試験体に用いられているPC鋼材用シース(以下、「比較例1のシース」と称する。)では、外周螺旋溝12及び内周螺旋溝13の底部20、21の厚みT1、T2がともに1.6mmで薄くなっており、比較例2の試験体に用いられているPC鋼材用シース(以下、「比較例2のシース」と称する。)では、外周螺旋溝12及び内周螺旋溝13の底部20、21の厚みT1、T2がともに3.0mmで厚くなっているのに対して、実施例1の試験体に用いられているPC鋼材用シース(「実施例1のシース」と称する。)では、外周螺旋溝12の底部20の厚みT1が3.0mmで厚く、内周螺旋溝13の底部21の厚みT2が1.6mmで薄くなっている。そして、比較例1、2のシースと実施例1のシースとでは、外周螺旋溝12、内周螺旋溝13における溝深さH1、H2及び溝幅W1、W2が異なっている。これにより、比較例1、2のシースでは、条件式[1]及び条件式[2]を満たしていないが、実施例1のシースでは、条件式[1]及び条件式[2]を満たしている。
また、各試験体について、圧縮強度を適宜異ならせたコンクリート構造物とグラウトとの組み合わせをそれぞれ2種類用意して(条件1及び2)、それら条件1及び2の各試験体に対して、200KN、250KN、300KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力を算出した。
図6は、解析1の結果を示す。この結果からも明らかなように、比較例1、2の試験体では、200KN、250KN、300KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力が、条件1及び2のいずれにおいても30.0MPaを大きく上回っている。これに対して、実施例1の試験体では、300KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力は、条件1及び2のいずれにおいても30.0MPaを大きく上回っているものの、200KN、250KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力は、条件1及び2のいずれにおいても30.0MPaを下回っている。すなわち、比較例1、2の試験体に比べて、実施例1の試験体に発生する最大応力が格段に低くなっている。なお、条件1及び2以外にも、コンクリート構造物及びグラウトのヤング率を異ならせた組み合わせを複数用意して、上記と同じ解析1を行ったが、結果は同様であった。
上記の解析1によれば、比較例1、2の試験体では、200KN以上の押し抜き荷重が加わると、30.0MPaを大きく上回るような応力が作用することから、圧縮強度が30N/mmといった粘度の低い(流動性の良い)グラウトを使用した場合には、亀裂や破断が生じ易くなることが判る。これに対して、実施例1の試験体では、250KN以下の押し抜き荷重であれば、30.0MPaを上回るような応力が作用することはなく、圧縮強度が30N/mmといった粘度の低い(流動性の良い)グラウトを使用した場合でも、亀裂や破断が生じ難くなることが判る。なお、1MPaは1N/mmと同じである。
解析2においては、実施例1の試験体以外に、8種類の実施例の試験体(以下、「実施例2〜9の試験体」と称する。)を用意するとともに、比較例1、2の試験体以外に、1種類の比較例の試験体(以下、「比較例3の試験体」と称する。)を用意して、これら合計12種類の試験体に対して、押し抜き試験を行った場合を想定して、これら試験体に作用する最大応力をFEM解析により求めた。
各試験体に用いられているPC鋼材用シースのプロファイルを、図7に示す。すなわち、比較例3の試験体に用いられているPC鋼材用シース(以下、「比較例3のシース」と称する。)では、条件式[1]及び条件式[2]を満たしておらず、実施例2〜9の試験体に用いられているPC鋼材用シース(以下、「実施例2〜9のシース」と称する。)では、条件式[1]及び条件式[2]を満たしている。なお、比較例1、2のシース、実施例1のシースは、解析1の場合と同様である。また、各試験体におけるコンクリート構造物とグラウトとの組み合わせは1種類(圧縮強度が40N/mmのコンクリート構造物と圧縮強度が30N/mmのグラウトとの組み合わせ)として、200KN、250KN、300KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力を算出した。
図8は、解析2の結果を示す。この結果からも明らかなように、比較例1、2の試験体では、200KN、250KN、300KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力が、30.0MPaを大きく上回り、比較例3の試験体では、250KN、300KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力が、30.0MPaを大きく上回っている。これに対して、実施例1〜9の試験体では、300KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力は、30.0MPaを大きく上回っているものの、200KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力は、30.0MPaを下回り、250KNの押し抜き荷重を加えたときの最大応力は、30.0MPaを下回るか、僅かに上回る程度である。すなわち、比較例1〜3の試験体に比べて、実施例1〜9の試験体に発生する最大応力が格段に低くなっている。
上記の解析2によれば、条件式[1]及び条件式[2]を満たしていれば、250KN以下の押し抜き荷重であれば、30.0MPaを大きく上回るような応力が作用することはなく、圧縮強度が30N/mmといった粘度の低い(流動性の良い)グラウトを使用した場合でも、亀裂や破断が生じ難くなることが判る。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
1・・PC鋼材用シース、2・・コンクリート構造物、3・・PC鋼材、4・・グラウト、10・・管状本体、11・・突条、12・・外周螺旋溝、12a・・外周溝底面、12b・・外周溝側面、13・・内周螺旋溝、13a・・内周溝底面、13b・・内周溝側面、20・・外周螺旋溝の底部、21・・内周螺旋溝の底部、H1・・外周螺旋溝の溝深さ、H2・・内周螺旋溝の溝深さ、H3・・管状本体の外周面から内周面までの高さ、W1・・外周螺旋溝の溝幅、W2・・内周螺旋溝の溝幅、V1・・外周螺旋溝の容積、V2・・内周螺旋溝の容積
この発明のPC鋼材用シース1は、コンクリート構造物2に埋設されて、そのコンクリート構造物2にプレストレスを導入するためのPC鋼材3が挿通され、且つ、内部にグラウト4が充填される例えば高密度ポリエチレン樹脂製の管状本体10を備え、前記管状本体10は、管径外方向に膨出した突条11が管軸方向に等ピッチで螺旋状に形成された螺旋波形状とされ、前記管状本体10の外周面側に、管軸方向に隣接する前記突条11、11間において前記コンクリート構造物2の一部が嵌り込む外周螺旋溝12が管径外方向に開放して形成され、前記管状本体10の内周面側に、前記突条11の内側において前記グラウト4の一部が嵌り込む内周螺旋溝13が管径内方向に開放して形成され、前記外周螺 旋溝12における前記管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V1と、前記内周 螺旋溝13における前記管状本体10の管軸方向の所定長さ当たりの容積V2との関係が 、以下の条件式[1]を満たすとともに、前記外周螺旋溝12における管径方向の溝深さH 1と、前記内周螺旋溝13における管径方向の溝深さH2と、前記管状本体10の外周面 から内周面までの管径方向の高さH3との関係が、以下の条件式[2]を満たすように、前記外周螺旋溝12の底部20を前記内周螺旋溝13の底部21よりも厚肉にして、前記外周螺旋溝12における管径方向の溝深さH1よりも前記内周螺旋溝13における管径方向の溝深さH2を深くするとともに、前記外周螺旋溝12の開放端における管軸方向に沿った溝幅W1よりも前記内周螺旋溝13の開放端における管軸方向に沿った溝幅W2を幅広 としていることを特徴とする。
0.50≦V1/V2≦0.92・・・式[1]
0.20≦(H1+H2−H3)/H3≦0.46・・・式[2]

Claims (4)

  1. コンクリート構造物(2)に埋設されて、そのコンクリート構造物(2)にプレストレスを導入するためのPC鋼材(3)が挿通され、且つ、内部にグラウト(4)が充填される合成樹脂製の管状本体(10)を備えたPC鋼材用シース(1)であって、前記管状本体(10)は、管径外方向に膨出した突条(11)が管軸方向に等ピッチで螺旋状に形成された螺旋波形状とされ、前記管状本体(10)の外周面側に、管軸方向に隣接する前記突条(11)(11)間において前記コンクリート構造物(2)の一部が嵌り込む外周螺旋溝(12)が管径外方向に開放して形成され、前記管状本体(10)の内周面側に、前記突条(11)の内側において前記グラウト(4)の一部が嵌り込む内周螺旋溝(13)が管径内方向に開放して形成され、前記外周螺旋溝(12)の底部(20)を前記内周螺旋溝(13)の底部(21)よりも厚肉にして、前記外周螺旋溝(12)における管径方向の溝深さ(H1)よりも前記内周螺旋溝(13)における管径方向の溝深さ(H2)を深くするとともに、前記外周螺旋溝(12)の開放端における管軸方向に沿った溝幅(W1)よりも前記内周螺旋溝(13)の開放端における管軸方向に沿った溝幅(W2)を幅広とすることで、前記外周螺旋溝(12)における前記管状本体(10)の管軸方向の所定長さ当たりの容積(V1)よりも前記内周螺旋溝(13)における前記管状本体(10)の管軸方向の所定長さ当たりの容積(V2)を大きくしたことを特徴とするPC鋼材用シース。
  2. 前記外周螺旋溝(12)は、管軸方向に沿って平坦な外周溝底面(12a)と、この外周溝底面(12a)の長手方向に沿った両端部分から管径外方向に向かって拡開状態で延出した一対の外周溝側面(12b)(12b)とを備え、前記外周螺旋溝(12)に嵌り込んだ前記コンクリート構造物(2)の一部における管軸方向の断面が等脚台形状となるように構成され、前記内周螺旋溝(13)は、管軸方向に沿って平坦な内周溝底面(13a)と、この内周溝底面(13a)の長手方向に沿った両端部分から管径内方向に向かって拡開状態で延出した一対の内周溝側面(13b)(13b)とを備え、前記内周螺旋溝(13)に嵌り込んだ前記グラウト(4)の一部における管軸方向の断面が等脚台形状となるように構成されている請求項1記載のPC鋼材用シース。
  3. 前記外周螺旋溝(12)における前記管状本体(10)の管軸方向の所定長さ当たりの容積(V1)と、前記内周螺旋溝(13)における前記管状本体(10)の管軸方向の所定長さ当たりの容積(V2)との関係が、以下の条件式[1]を満たすとともに、前記外周螺旋溝(12)における管径方向の溝深さ(H1)と、前記内周螺旋溝(13)における管径方向の溝深さ(H2)と、前記管状本体(10)の外周面から内周面までの管径方向の高さ(H3)との関係が、以下の条件式[2]を満たす請求項1又は2記載のPC鋼材用シース。
    0.50≦V1/V2≦0.92・・・式[1]
    0.20≦(H1+H2−H3)/H3≦0.46・・・式[2]
  4. 前記管状本体(10)は、高密度ポリエチレン樹脂製とされている請求項1乃至3のいずれかに記載のPC鋼材用シース。
JP2013514952A 2011-05-18 2011-09-30 Pc鋼材用シース Expired - Fee Related JP5382968B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013514952A JP5382968B2 (ja) 2011-05-18 2011-09-30 Pc鋼材用シース

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011111153 2011-05-18
JP2011111153 2011-05-18
PCT/JP2011/072569 WO2012157133A1 (ja) 2011-05-18 2011-09-30 Pc鋼材用シース
JP2013514952A JP5382968B2 (ja) 2011-05-18 2011-09-30 Pc鋼材用シース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5382968B2 JP5382968B2 (ja) 2014-01-08
JPWO2012157133A1 true JPWO2012157133A1 (ja) 2014-07-31

Family

ID=47176491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013514952A Expired - Fee Related JP5382968B2 (ja) 2011-05-18 2011-09-30 Pc鋼材用シース

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5382968B2 (ja)
CN (1) CN103477001B (ja)
WO (1) WO2012157133A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014098288A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Totaku Industries Inc Pc鋼材用シース
JP5555820B1 (ja) * 2013-06-17 2014-07-23 東拓工業株式会社 シース管路構造
CN105625641B (zh) * 2016-02-16 2018-06-12 沈阳建筑大学 一种用于钢筋连接的frp灌浆套筒
CN109838036A (zh) * 2019-03-18 2019-06-04 北京工业大学 一种frp波纹管-钢筋复合筋

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB867063A (en) * 1958-08-16 1961-05-03 Pforzheim Metallschlauch Tubular sheath for tension wires in prestressed concrete
DE1659182B1 (de) * 1968-02-24 1971-02-11 Pforzheim Metallschlauch Huellrohr fuer Spannglieder
JP3529071B2 (ja) * 1995-11-24 2004-05-24 東拓工業株式会社 プレストレストコンクリート用pcケーブル保護シース
JP2004360177A (ja) * 2003-05-30 2004-12-24 Anderson Technology Kk プレストレストコンクリート構造物製造用のシース管
JP4358202B2 (ja) * 2006-05-01 2009-11-04 住友電工スチールワイヤー株式会社 プレグラウトpc鋼材
CN201169743Y (zh) * 2008-03-19 2008-12-24 湖南飞博塑胶有限公司 预应力混凝土桥梁用塑料复合管

Also Published As

Publication number Publication date
CN103477001A (zh) 2013-12-25
JP5382968B2 (ja) 2014-01-08
CN103477001B (zh) 2016-08-17
WO2012157133A1 (ja) 2012-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5382968B2 (ja) Pc鋼材用シース
JP5239190B2 (ja) 既設rc部材の補強方法及び既設rc部材の補強用パネル
JP2007332667A (ja) 炭素繊維を使用した鉄筋コンクリート製柱状構造物のじん性補強方法
US20080302063A1 (en) Reinforcing rod
JP2014098288A (ja) Pc鋼材用シース
US20180023289A1 (en) Element for thermal insulation
JP2011089275A (ja) 既設鉄筋コンクリート橋脚耐震補強工法
KR101052852B1 (ko) Pc강연선을 이용한 쏘일네일장치 및 이를 이용한 지반보강공법
TWI615531B (zh) 套管管路結構
RU2534285C2 (ru) Элемент облицовки для использования в конструкции со стабилизированным грунтом
JP2010095846A (ja) 既製コンクリート杭の杭頭部接合構造
JP6532906B2 (ja) プレキャスト壁高欄の設置構造
JP6646206B2 (ja) Rc部材の接合構造
JP2022142417A (ja) 引張分散型グラウンドアンカー設計法
JP5003448B2 (ja) 既設鉄筋コンクリート構造体のせん断補強構造
JP3194214U (ja) 金属製グラウンドアンカー
JP6386462B2 (ja) 合成構造
JP5953204B2 (ja) コンクリート構造体およびグラウト材注入方法
US20170298732A1 (en) Rock bolt
JP3038298B2 (ja) 高強度構造体
KR100911113B1 (ko) 콘크리트와의 결합력이 우수한 나선 판형 철근
JP4352045B2 (ja) 柱状構造物
Gamble Prediction Model for Development Length of Indented Prestressing Wires
RU2427686C2 (ru) Способ изготовления предварительно напряженных железобетонных конструкций и моностренд
KR102023418B1 (ko) 시멘트 그라우트 강화형 지반보강 장치 및 이를 이용한 사면보강, 패널구조물 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130710

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20130710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130710

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20130910

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees