JPWO2012101958A1 - ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ - Google Patents

ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ Download PDF

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Abstract

物体側から像側へと順に、第1レンズ群と、第2レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動することを特徴とするズームレンズ系、撮像装置及びカメラ。

Description

本発明は、ズームレンズ系、撮像装置及びカメラに関する。特に本発明は、解像度が高いのは勿論のこと、比較的高いズーミング比を有しながら、ズーミングの際に収差変動が少なく高性能であり、しかも薄型なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラに関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の、光電変換を行う撮像素子を持つカメラにおいては、高い解像度に対する要求は勿論のこと、近年は特に、薄型化や比較的高いズーミング比と共に緒収差の補正に対する要求が高く、例えば、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワー又は負のパワーを有する第3レンズ群と、後続レンズ群とが配置された、正負正又は正負負の3群以上の構成を有するズームレンズ系が種々提案されている。以下、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の、光電変換を行う撮像素子を持つカメラを単にデジタルカメラという。
特開2009−282429号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は負の屈折力、第5レンズ群は正の屈折力を有し、第2レンズ群は1枚の正レンズ及び1枚の負レンズからなる接合レンズを有し、第3レンズ群は2枚の正レンズ及び1枚の負レンズからなる3枚接合レンズを有するズームレンズを開示している。
特開2009−115875号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は正の屈折力を有し、広角端から望遠端までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔、及び第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するように、少なくとも第1レンズ群及び第4レンズ群が物体側へ移動し、第3レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズ及び像側に凹面を向けた負レンズの接合レンズと、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとから構成されたズームレンズを開示している。
特開2009−086437号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は正の屈折力、第5レンズ群は正の屈折力を有し、広角端から望遠端までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔、及び第4レンズ群と第5レンズ群との間隔が変化するように、少なくとも第1レンズ群及び第4レンズ群が物体側へ移動し、第5レンズ群は、前部分レンズ群と該前部分レンズ群の像側に空気間隔を隔てて配置された後部分レンズ群とを有し、前部分レンズ群を光軸方向へ移動させて近距離物体への焦点調節させるズームレンズを開示している。
特開2008−304708号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は負のパワー、第5レンズ群は正のパワーを有し、第2レンズ群と第4レンズ群との間に光学絞りが位置し、第4レンズ群が少なくとも1つの非球面を有し、かつ像側面の近軸曲率半径が物体側面の近軸曲率半径よりも小さい負レンズ1枚で構成され、第4レンズ群の焦点距離、広角端における全系の焦点距離及び望遠端における全系の焦点距離に関する規定がなされたズームレンズを開示している。
特開2008−281927号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第1レンズ群は少なくとも1枚の負レンズを含み、第2レンズ群は最物体側に像側へ凹面を向けた負レンズを含み、第1レンズ群内の負レンズの平均アッベ数及び第2レンズ群内の最物体側の負レンズのアッベ数に関する規定がなされた変倍光学系を開示している。
特開2007−047538号公報は、前記正負正又は正負負の3群以上の構成を有し、第1レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズとからなり、第2レンズ群が少なくとも1枚の正レンズを含み、第1レンズ群と第2レンズ群と少なくとも1つの後続するレンズ群とを移動させて変倍を行い、広角端から望遠端までの第1レンズ群の移動量、望遠端での全系の焦点距離、広角端での全系の焦点距離及び第1レンズ群の焦点距離に関する規定がなされた撮像光学系を開示している。
特開2001−350093号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は負のパワーを有し、第1レンズ群の焦点距離と望遠端での全系の焦点距離との比に関する規定がなされたズームレンズ系を備える撮像レンズ装置を開示している。
特開2009−282429号公報 特開2009−115875号公報 特開2009−086437号公報 特開2008−304708号公報 特開2008−281927号公報 特開2007−047538号公報 特開2001−350093号公報
しかしながら、前記特許文献に開示のズームレンズ、変倍光学系、撮像光学系及びズームレンズ系はいずれも、ある程度の薄型化が実現されてはいるものの、ズーミングの際に収差変動が生じ易く、比較的高いズーミング比と充分に補正された緒収差とを兼備しておらず、近年のデジタルカメラに対する要求を満足し得るものではない。
本発明の目的は、解像度が高いのは勿論のこと、比較的高いズーミング比を有しながら、ズーミングの際に収差変動が少なく高性能であり、しかも薄型なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラを提供することである。
上記目的の1つは、以下のズームレンズ系により達成される。すなわち本発明は、
物体側から像側へと順に、
第1レンズ群と、
第2レンズ群と、
1つ以上の後続レンズ群とを備え、
撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動することを特徴とする、ズームレンズ系
に関する。
上記目的の1つは、以下の撮像装置により達成される。すなわち本発明は、
物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記ズームレンズ系が、
物体側から像側へと順に、
第1レンズ群と、
第2レンズ群と、
1つ以上の後続レンズ群とを備え、
撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動する
ことを特徴とするズームレンズ系である、撮像装置
に関する。
上記目的の1つは、以下のカメラにより達成される。すなわち本発明は、
物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
前記ズームレンズ系が、
物体側から像側へと順に、
第1レンズ群と、
第2レンズ群と、
1つ以上の後続レンズ群とを備え、
撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動する
ことを特徴とするズームレンズ系である、カメラ
に関する。
本発明によれば、解像度が高いのは勿論のこと、比較的高いズーミング比を有しながら、ズーミングの際に収差変動が少なく高性能であり、しかも薄型なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラを提供することができる。
図1は、実施の形態1(実施例1)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図2は、実施例1に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図3は、実施例1に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図4は、実施の形態2(実施例2)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図5は、実施例2に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図6は、実施例2に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図7は、実施の形態3(実施例3)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図8は、実施例3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図9は、実施例3に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図10は、実施の形態4(実施例4)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図11は、実施例4に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図12は、実施例4に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図13は、実施の形態5(実施例5)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図14は、実施例5に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図15は、実施例5に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図16は、実施の形態6(実施例6)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図17は、実施例6に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図18は、実施例6に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図19は、実施の形態7(実施例7)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図である。 図20は、実施例7に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。 図21は、実施例7に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図である。 図22は、実施の形態8に係るデジタルスチルカメラの概略構成図である。
(実施の形態1〜7)
図1、4、7、10、13、16及び19は、各々実施の形態1〜7に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。
図1、4、7、10、13、16及び19は、いずれも無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を表している。各図において、(a)図は広角端のレンズ構成、(b)図は中間位置のレンズ構成、(c)図は望遠端のレンズ構成をそれぞれ表している。なお、広角端とは最短焦点距離状態で、その焦点距離をfで表す。中間位置とは、中間焦点距離状態で、その焦点距離をf=√(f*f)で表す。望遠端とは、最長焦点距離状態で、その焦点距離をfで表す。また各図において、(a)図と(b)図との間に設けられた折れ線の矢印は、上から順に、広角端、中間位置、望遠端の各状態におけるレンズ群の位置を結んで得られる直線である。したがって、広角端と中間位置との間、中間位置と望遠端との間は、単純に直線で接続されているだけであり、実際の各レンズ群の動きとは異なる。さらに各図において、レンズ群に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングを表す。すなわち、図1、4、7、10、13及び16では、後述する第4レンズ群G4が無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に移動する方向を示しており、図19では、後述する第3レンズ群G3が無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に移動する方向を示している。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、負のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、負のパワーを有する第4レンズ群G4と、正のパワーを有する第5レンズ群G5とを備える。実施の形態7に係るズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4とを備える。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、ズーミングに際して、各レンズ群の間隔、すなわち、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔、及び第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔がいずれも変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿った方向にそれぞれ移動する。実施の形態7に係るズームレンズ系では、ズーミングに際して、各レンズ群の間隔、すなわち、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔、及び第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔がいずれも変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸に沿った方向にそれぞれ移動する。各実施の形態に係るズームレンズ系は、これら各レンズ群を所望のパワー配置にすることにより、高い光学性能を保持しつつ、レンズ系全体の小型化を可能にしている。
なお図1、4、7、10、13、16及び19において、特定の面に付されたアスタリスク*は、該面が非球面であることを示している。また各図において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。また各図において、最も右側に記載された直線は、像面Sの位置を表し、該像面Sの物体側、すなわち、図1、4、7、10、13及び16では像面Sと第5レンズ群G5の最像側レンズ面との間、図19では像面Sと第4レンズ群G4の最像側レンズ面との間には、光学的ローパスフィルタや撮像素子のフェースプレート等と等価な平行平板Pが設けられている。
図1に示すように、実施の形態1に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号16が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態1に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1及び第4レンズ群G4は、略単調に物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第3レンズ群G3は、単調に物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態1に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図4に示すように、実施の形態2に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、両凹形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第8レンズ素子L8と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号16が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態2に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第3レンズ群G3は、略単調に物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、単調に物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態2に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図7に示すように、実施の形態3に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、両凸形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第8レンズ素子L8と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号16が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態3に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、略単調に物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第3レンズ群G3は、単調に物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態3に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図10に示すように、実施の形態4に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、両凸形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号17が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態4に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3は、略単調に物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第4レンズ群G4は、僅かに像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態4に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図13に示すように、実施の形態5に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号17が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態5に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第3レンズ群G3は、略単調に物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、僅かに像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態5に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図16に示すように、実施の形態6に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、両凸形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、両凹形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号17が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態6に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3は、略単調に物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、僅かに像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第4レンズ群G4は、僅かに像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態6に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図19に示すように、実施の形態7に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1は、その両面が非球面である。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4と第5レンズ素子L5とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第4レンズ素子L4と第5レンズ素子L5との間の接着剤層に面番号8が付与されている。また、第3レンズ素子L3は、その物体側面が非球面である。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第7レンズ素子L7のみからなる。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、両凸形状の第8レンズ素子L8のみからなる。この第8レンズ素子L8は、その像側面が非球面である。
なお、実施の形態7に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第2レンズ群G2と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第8レンズ素子L8との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、略単調に物体側へ移動し、第3レンズ群G3は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第4レンズ群G4は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第4レンズ群G4は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群に相当する。
さらに、実施の形態7に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第3レンズ群G3が光軸に沿って物体側へ移動する。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、第5レンズ群G5が、第2レンズ群G2よりも像側に配置された後続レンズ群のうちの1つのレンズ群αであり、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際には光軸に沿って移動せずに、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動する。また、実施の形態7に係るズームレンズ系では、第4レンズ群G4が、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際には光軸に沿って移動せずに、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動する。したがって、緒収差を良好に補正することができ、高い光学性能を維持しつつ、高いズーミング比を有しながらレンズ系全体の小型化が可能である。
また、実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、最も像側に配置された第5レンズ群G5が、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際には光軸に沿って移動せずに、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群αに相当し、実施の形態7に係るズームレンズ系では、最も像側に配置された第4レンズ群G4が、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際には光軸に沿って移動せずに、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するので、第5レンズ群G5又は第4レンズ群G4と像面との間にレンズ群を設けることによる構成の複雑さを回避することができる。
実施の形態1〜7に係るズームレンズ系では、第4レンズ群G4が1枚のレンズ素子で構成されているので、レンズ系全体の小型化を可能にしている。また実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、迅速なフォーカシングを容易にしている。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、第5レンズ群G5が1枚のレンズ素子で構成されているので、レンズ系全体の小型化を可能にしている。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って移動するので、近接物体合焦状態においても高い光学性能を保持することができる。
なお、実施の形態1〜6に係るズームレンズ系は5群構成であり、実施の形態7に係るズームレンズ系は4群構成であるが、3群以上である限りレンズ系を構成するレンズ群の数には特に限定がない。また、レンズ系を構成する各レンズ群のパワーにも特に限定がない。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、第1レンズ群G1乃至第5レンズ群G5のうちのいずれかのレンズ群、実施の形態7に係るズームレンズ系では、第1レンズ群G1乃至第4レンズ群G4のうちのいずれかのレンズ群を、あるいは、各レンズ群の一部のサブレンズ群を光軸に直交する方向に移動させることによって、全系の振動による像点移動を補正する、すなわち、手ぶれ、振動等による像のぶれを光学的に補正することができる。
全系の振動による像点移動を補正する際に、例えば、実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では第3レンズ群G3が光軸に直交する方向に移動することにより、実施の形態7に係るズームレンズ系では第2レンズ群G2が光軸に直交する方向に移動することにより、ズームレンズ系全体の大型化を抑制してコンパクトに構成しながら、偏心コマ収差や偏心非点収差が小さい優れた結像特性を維持して像ぶれの補正を行うことができる。
なお、前記各レンズ群の一部のサブレンズ群とは、1つのレンズ群が複数のレンズ素子で構成される場合、該複数のレンズ素子のうち、いずれか1枚のレンズ素子又は隣り合った複数のレンズ素子をいう。
以下、例えば実施の形態1〜7に係るズームレンズ系のごときズームレンズ系が満足することが好ましい条件を説明する。なお、各実施の形態に係るズームレンズ系に対して、複数の好ましい条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足するズームレンズ系の構成が最も望ましい。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏するズームレンズ系を得ることも可能である。
例えば実施の形態1〜6に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、第1レンズ群と、第2レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するズームレンズ系のうち、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つであるレンズ群αが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するズームレンズ系は、以下の条件(1)、(2−1)及び(a)を満足する。以下、このようなズームレンズ系のレンズ構成を、実施の形態の基本構成Iという。
0.8<L/f<1.2 ・・・(1)
0.12<Dα/fGα<0.30 ・・・(2−1)
/f>9.0 ・・・(a)
ここで、
:望遠端におけるレンズ全長(第1レンズ群の最物体側面から像面までの距離)、
α:レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
Gα:レンズ群αの合成焦点距離、
:広角端における全系の焦点距離、
:望遠端における全系の焦点距離
である。
前記条件(a)は、広角端における全系の焦点距離と望遠端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。基本構成を有するズームレンズ系は、該条件(a)を満足しているので、高いズーミング比を有し、高倍率を確保することができる。
前記条件(1)は、望遠端におけるレンズ全長と望遠端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(1)の下限を下回ると、望遠端におけるレンズ全長が短くなり過ぎ、各レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎて、変倍時の収差変動が大きくなって緒収差の補正が困難になる。条件(1)の上限を上回ると、望遠端におけるレンズ全長が短くなり過ぎ、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。
なお、さらに以下の条件(1)’を満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
0.9<L/f ・・・(1)’
また、前記条件(1)及び(1)’は、以下の条件(a)’において満足することが好ましい。
/f>13.0 ・・・(a)’
前記条件(2−1)は、レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長と、レンズ群αの焦点距離との比を規定するための条件である。条件(2−1)の下限を下回ると、レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長が短くなり過ぎ、収差変動が大きくなって緒収差の補正、特に像面湾曲の補正が困難になる。条件(2−1)の上限を上回ると、レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長が長くなり過ぎ、レンズ全長が長くなることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。
なお、さらに以下の条件(2−1)’を満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
0.17<Dα/fGα ・・・(2−1)’
また、前記条件(2−1)及び(2−1)’は、前記条件(a)’において満足することが好ましい。
例えば実施の形態1〜6に係るズームレンズ系のように、基本構成Iを有するズームレンズ系は、以下の条件(3)を満足することが好ましい。
−7.0<f/f<−4.0 ・・・(3)
ここで、
:第1レンズ群の合成焦点距離
:第2レンズ群の合成焦点距離、
である。
前記条件(3)は、第1レンズ群の焦点距離と第2レンズ群の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(3)の下限を下回ると、第2レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎ、変倍時の収差変動が大きくなって緒収差の補正が困難になる。また、第1レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎ、高倍率を確保するために必要な第1レンズ群の移動量が大きくなり過ぎて、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。条件(3)の上限を上回ると、第1レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎ、変倍時の収差変動が大きくなって緒収差の補正が困難になるとともに、第1レンズ群の径も大きくなることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。また、第1レンズ群の傾きに対する誤差感度も高くなり過ぎ、光学系の組み立てが困難になる場合がある。
なお、前記条件(3)は、前記条件(a)’において満足することが好ましい。
例えば実施の形態1〜6に係るズームレンズ系のように、基本構成Iを有するズームレンズ系は、以下の条件(4)を満足することが好ましい。
0.5<|f/f|<4.2 ・・・(4)
ここで、
:第1レンズ群の合成焦点距離、
:第4レンズ群の合成焦点距離
である。
前記条件(4)は、第1レンズ群の焦点距離と第4レンズ群の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(4)の下限を下回ると、第4レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎ、第4レンズ群の移動量が大きくなり過ぎて、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。また、第1レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎ、変倍時の収差変動が大きくなって緒収差の補正が困難になるとともに、第1レンズ群の径も大きくなることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。また、第1レンズ群の傾きに対する誤差感度も高くなり過ぎ、光学系の組み立てが困難になる場合がある。条件(4)の上限を上回ると、第1レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎ、高倍率を確保するために必要な第1レンズ群の移動量が大きくなり過ぎ、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。
なお、さらに以下の条件(4)’及び(4)’’の少なくとも1つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
1.5<|f/f| ・・・(4)’
|f/f|<3.0 ・・・(4)’’
また、前記条件(4)、(4)’及び(4)’’は、前記条件(a)’において満足することが好ましい。
例えば実施の形態7に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、第1レンズ群と、第2レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するズームレンズ系のうち、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するズームレンズ系は、以下の条件(2−2)を満足する。以下、このようなズームレンズ系のレンズ構成を、実施の形態の基本構成IIという。
0.12<Dβ/fGβ<0.29 ・・・(2−2)
ここで、
β:撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
Gβ:撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の合成焦点距離
である。
前記条件(2−2)は、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長と、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(2−2)の下限を下回ると、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長が短くなり過ぎ、収差変動が大きくなって緒収差の補正、特に像面湾曲の補正が困難になる。条件(2−2)の上限を上回ると、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長が長くなり過ぎ、レンズ全長が長くなることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。
実施の形態1〜7に係るズームレンズ系を構成している各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ素子、すなわち、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ素子のみで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ素子、回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子、入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ素子等で、各レンズ群を構成してもよい。特に、屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子において、屈折率の異なる媒質の界面に回折構造を形成すると、回折効率の波長依存性が改善されるので、好ましい。
さらに各実施の形態では、像面Sの物体側、すなわち、実施の形態1〜6では像面Sと第5レンズ群G5の最像側レンズ面との間、実施の形態7では像面Sと第4レンズ群G4の最像側レンズ面との間には、光学的ローパスフィルタや撮像素子のフェースプレート等と等価な平行平板Pを配置する構成を示したが、このローパスフィルタとしては、所定の結晶軸方向が調整された水晶等を材料とする複屈折型ローパスフィルタや、必要とされる光学的な遮断周波数の特性を回折効果により達成する位相型ローパスフィルタ等が適用可能である。
(実施の形態8)
図22は、実施の形態8に係るデジタルスチルカメラの概略構成図である。図22において、デジタルスチルカメラは、ズームレンズ系1とCCDである撮像素子2とを含む撮像装置と、液晶モニタ3と、筐体4とから構成される。ズームレンズ系1として、実施の形態1に係るズームレンズ系が用いられている。図22において、ズームレンズ系1は、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、開口絞りAと、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とから構成されている。筐体4は、前側にズームレンズ系1が配置され、ズームレンズ系1の後側には、撮像素子2が配置されている。筐体4の後側に液晶モニタ3が配置され、ズームレンズ系1による被写体の光学的な像が像面Sに形成される。
鏡筒は、主鏡筒5と、移動鏡筒6と、円筒カム7とで構成されている。円筒カム7を回転させると、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3と開口絞りA、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5が撮像素子2を基準にした所定の位置に移動し、広角端から望遠端までのズーミングを行うことができる。第4レンズ群G4はフォーカス調整用モータにより光軸方向に移動可能である。
こうして、デジタルスチルカメラに実施の形態1に係るズームレンズ系を用いることにより、解像度及び像面湾曲を補正する能力が高く、非使用時のレンズ全長が短い小型のデジタルスチルカメラを提供することができる。なお、図22に示したデジタルスチルカメラには、実施の形態1に係るズームレンズ系の替わりに実施の形態2〜7に係るズームレンズ系のいずれかを用いてもよい。また、図22に示したデジタルスチルカメラの光学系は、動画像を対象とするデジタルビデオカメラに用いることもできる。この場合、静止画像だけでなく、解像度の高い動画像を撮影することができる。
なお、本実施の形態8に係るデジタルスチルカメラでは、ズームレンズ系1として実施の形態1〜7に係るズームレンズ系を示したが、これらのズームレンズ系は、全てのズーミング域を使用する必要はない。すなわち、所望のズーミング域に応じて、光学性能が確保されている範囲を切り出し、実施の形態1〜7で説明したズームレンズ系よりも低倍率のズームレンズ系として使用してもよい。
さらに、実施の形態8では、いわゆる沈胴構成の鏡筒にズームレンズ系を適用した例を示したが、これに限られない。例えば、第1レンズ群G1内等の任意の位置に、内部反射面を持つプリズムや、表面反射ミラーを配置し、いわゆる屈曲構成の鏡筒にズームレンズ系を適用してもよい。さらに、実施の形態8において、第2レンズ群G2全体、第3レンズ群G3全体、第2レンズ群G2あるいは第3レンズ群G3の一部等のズームレンズ系を構成している一部のレンズ群を、沈胴時に光軸上から退避させる、いわゆるスライディング鏡筒にズームレンズ系を適用してもよい。
また、以上説明した実施の形態1〜7に係るズームレンズ系と、CCDやCMOS等の撮像素子とから構成される撮像装置を、スマートフォン等の携帯情報端末、Personal Digital Assistance、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用することもできる。
以下、実施の形態1〜7に係るズームレンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
Figure 2012101958
ここで、κは円錐定数、A4、A6、A8、A10、A12、A14及びA16は、それぞれ4次、6次、8次、10次、12次、14次及び16次の非球面係数である。
図2、5、8、11、14、17及び20は、各々数値実施例1〜7に係るズームレンズ系の縦収差図である。
各縦収差図において、(a)図は広角端、(b)図は中間位置、(c)図は望遠端における各収差を表す。各縦収差図は、左側から順に、球面収差、非点収差、歪曲収差を示す。なお各図中において、球面収差はSA(mm)、非点収差はAST(mm)、歪曲収差はDIS(%)で表す。球面収差図において、縦軸はFナンバーを表し、実線は波長587.56nmのd線、短破線は波長486.13nmのF線、長破線は波長656.28nmのC線の特性である。非点収差図において、縦軸は像高を表し、実線はサジタル平面、破線はメリディオナル平面の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高を表す。なお各図中において、FナンバーはF、像高はH、サジタル平面はs、メリディオナル平面はmで表す。
また図3、6、9、12、15、18及び21は、各々数値実施例1〜7に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図である。
各横収差図において、上段3つの収差図は、望遠端における像ぶれ補正を行っていない基本状態、下段3つの収差図は、図3、6、9、12、15及び18では第3レンズ群G3全体を、図21では第2レンズ群G2全体を光軸と垂直な方向に所定量移動させた望遠端における像ぶれ補正状態に、それぞれ対応する。基本状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。像ぶれ補正状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。また各横収差図において、横軸は瞳面上での主光線からの距離を表し、実線はd線、短破線はF線、長破線はC線の特性である。なお図3、6、9、12、15及び18の横収差図では、メリディオナル平面を、第1レンズ群G1の光軸と第3レンズ群G3の光軸とを含む平面としており、図21の横収差図では、メリディオナル平面を、第1レンズ群G1の光軸と第2レンズ群G2の光軸とを含む平面としている。
なお、数値実施例1〜6のズームレンズ系について、望遠端における、像ぶれ補正状態での第3レンズ群G3の光軸と垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりであり、数値実施例7のズームレンズ系について、望遠端における、像ぶれ補正状態での第2レンズ群G2の光軸と垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりである。
数値実施例1 0.094mm
数値実施例2 0.082mm
数値実施例3 0.105mm
数値実施例4 0.107mm
数値実施例5 0.091mm
数値実施例6 0.118mm
数値実施例7 0.061mm
撮影距離が∞で望遠端において、ズームレンズ系が0.3°だけ傾いた場合の像偏心量は、第3レンズ群G3全体又は第2レンズ群G2全体が光軸と垂直な方向に上記の各値だけ平行移動するときの像偏心量に等しい。
各横収差図から明らかなように、軸上像点における横収差の対称性は良好であることがわかる。また、+70%像点における横収差と−70%像点における横収差とを基本状態で比較すると、いずれも湾曲度が小さく、収差曲線の傾斜がほぼ等しいことから、偏心コマ収差、偏心非点収差が小さいことがわかる。このことは、像ぶれ補正状態であっても充分な結像性能が得られていることを意味している。また、ズームレンズ系の像ぶれ補正角が同じ場合には、ズームレンズ系全体の焦点距離が短くなるにつれて、像ぶれ補正に必要な平行移動量が減少する。したがって、いずれのズーム位置であっても、0.3°までの像ぶれ補正角に対して、結像特性を低下させることなく充分な像ぶれ補正を行うことが可能である。
(数値実施例1)
数値実施例1のズームレンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。数値実施例1のズームレンズ系の面データを表1に、非球面データを表2に、各種データを表3に示す。
表 1(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 39.12230 0.75000 1.84666 23.8
2 24.34130 0.01000 1.56732 42.8
3 24.34130 2.57250 1.49700 81.6
4 669.01800 0.15000
5 24.12950 1.79680 1.72916 54.7
6 79.16250 可変
7* 40.41520 0.50000 1.87702 37.0
8* 4.92640 3.70580
9 -8.33810 0.30000 1.72916 54.7
10 -88.01810 0.22870
11 27.63010 1.21460 1.94595 18.0
12 -34.07630 可変
13* 5.61650 2.15450 1.58332 59.1
14* -22.78570 0.50340
15 8.07340 1.26250 1.49700 81.6
16 -490.35460 0.01000 1.56732 42.8
17 -490.35460 0.30000 1.90366 31.3
18 4.81270 0.35810
19 12.15960 1.20290 1.52996 55.8
20 -11.64830 0.40000
21(絞り) ∞ 可変
22 30.16120 0.50000 1.88300 40.8
23 8.20900 可変
24* 9.68560 2.23030 1.52996 55.8
25* -93.78700 2.36430
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 2(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-5.63481E-04, A6= 3.11555E-05, A8=-8.17750E-07
A10= 8.06105E-09, A12= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-8.76674E-04, A6=-1.12420E-05, A8= 2.70324E-06
A10=-1.33807E-07, A12= 0.00000E+00
第13面
K= 0.00000E+00, A4=-7.29201E-04, A6=-1.17969E-05, A8=-6.10823E-06
A10= 6.74583E-07, A12=-4.48240E-08
第14面
K= 0.00000E+00, A4= 8.59168E-05, A6=-2.47587E-05, A8=-1.87567E-06
A10= 1.46231E-07, A12=-2.05601E-08
第24面
K= 0.00000E+00, A4=-6.47588E-04, A6= 8.67198E-05, A8=-5.62682E-06
A10= 1.93110E-07, A12=-4.72323E-09
第25面
K= 0.00000E+00, A4=-7.33472E-04, A6= 3.89493E-05, A8=-1.04425E-06
A10=-4.32516E-08, A12= 0.00000E+00
表 3(各種データ)

ズーム比 14.71263
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4482 17.0693 65.4446
Fナンバー 3.44055 4.49104 6.16167
画角 45.0718 12.6331 3.4043
像高 3.7000 3.9000 3.9000
レンズ全長 46.3632 51.3938 62.4654
BF 0.48241 0.50874 0.45483
d6 0.3000 10.7372 21.3604
d12 16.7953 5.1183 0.3000
d21 3.4276 9.1186 10.4391
d23 2.0635 2.6166 6.6167
入射瞳位置 11.0268 35.9621 125.0203
射出瞳位置 -11.4186 -20.0329 -54.5925
前側主点位置 13.8124 38.8475 112.6593
後側主点位置 41.9150 34.3246 -2.9791

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -77.9069
2 3 50.7587
3 5 46.9551
4 7 -6.4393
5 9 -12.6519
6 11 16.2860
7 13 7.9466
8 15 15.9947
9 17 -5.2725
10 19 11.4258
11 22 -12.9111
12 24 16.6900

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 36.28987 5.27930 1.15149 3.09442
2 7 -5.85194 5.94910 0.35671 1.13559
3 13 9.23453 6.19140 -0.30820 1.47404
4 22 -12.91111 0.50000 0.36877 0.60037
5 24 16.68996 5.37460 0.13748 1.16482

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.21205 -0.34104 -0.89535
3 13 -0.48200 -1.12114 -1.38610
4 22 1.66825 1.71504 2.01678
5 24 0.71886 0.71728 0.72051
(数値実施例2)
数値実施例2のズームレンズ系は、図4に示した実施の形態2に対応する。数値実施例2のズームレンズ系の面データを表4に、非球面データを表5に、各種データを表6に示す。
表 4(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 31.08320 0.75000 1.84666 23.8
2 20.54660 0.01000 1.56732 42.8
3 20.54660 2.64550 1.49700 81.6
4 152.85880 0.15000
5 24.63830 1.66280 1.72916 54.7
6 107.30480 可変
7* 49.15490 0.50000 1.87702 37.0
8* 5.54240 3.71900
9 -10.64890 0.30000 1.72916 54.7
10 112.56090 0.22460
11 20.71430 1.29040 1.94595 18.0
12 -81.81860 可変
13* 5.43680 1.87130 1.58332 59.1
14* -22.36220 0.40260
15 6.57880 1.45360 1.49700 81.6
16 46.91020 0.01000 1.56732 42.8
17 46.91020 0.30000 1.90366 31.3
18 4.17360 0.30410
19 7.92300 1.07350 1.52996 55.8
20 -15.71980 0.40000
21(絞り) ∞ 可変
22 19.40140 0.50000 1.88300 40.8
23 5.56050 可変
24* 9.90500 2.27410 1.52996 55.8
25* -84.49410 2.25770
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 5(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-6.82260E-04, A6= 3.42662E-05, A8=-7.06863E-07
A10= 5.24073E-09, A12= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-8.55257E-04, A6=-2.08462E-06, A8= 2.57595E-06
A10=-7.86710E-08, A12= 0.00000E+00
第13面
K= 0.00000E+00, A4=-7.38915E-04, A6= 6.12372E-06, A8=-7.45037E-06
A10= 7.92758E-07, A12=-5.22500E-08
第14面
K= 0.00000E+00, A4= 1.71678E-04, A6= 7.80329E-06, A8=-4.99088E-06
A10= 3.22395E-07, A12=-2.42946E-08
第24面
K= 0.00000E+00, A4=-4.14254E-04, A6= 1.04417E-04, A8=-5.96937E-06
A10= 1.47200E-07, A12=-3.27839E-09
第25面
K= 0.00000E+00, A4=-8.50740E-04, A6= 9.56957E-05, A8=-5.15879E-06
A10= 3.50417E-08, A12= 0.00000E+00
表 6(各種データ)

ズーム比 11.03063
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4498 14.8500 49.0837
Fナンバー 3.44101 4.73422 6.16062
画角 42.8989 14.5685 4.5571
像高 3.5000 3.9000 3.9000
レンズ全長 47.2343 46.2180 52.9687
BF 0.48722 0.48685 0.45643
d6 0.3000 8.1432 17.4571
d12 19.1524 6.1570 0.3000
d21 1.6677 4.6342 6.6017
d23 2.7478 3.9176 5.2743
入射瞳位置 12.0384 30.0889 89.9355
射出瞳位置 -10.1822 -16.6238 -24.5944
前側主点位置 14.6324 32.0509 42.8463
後側主点位置 42.7846 31.3680 3.8850

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -74.0055
2 3 47.4464
3 5 43.4920
4 7 -7.1611
5 9 -13.3284
6 11 17.5816
7 13 7.6883
8 15 15.2143
9 17 -5.0866
10 19 10.0990
11 22 -8.9793
12 24 16.8698

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 33.79578 5.21830 1.12238 3.01496
2 7 -6.26139 6.03400 0.48676 1.44491
3 13 8.11525 5.81510 -0.43186 1.41460
4 22 -8.97929 0.50000 0.37862 0.60851
5 24 16.86977 5.31180 0.15727 1.19825

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.25511 -0.37491 -0.84760
3 13 -0.35202 -0.75087 -1.02588
4 22 2.01596 2.14616 2.29086
5 24 0.72728 0.72730 0.72910
(数値実施例3)
数値実施例3のズームレンズ系は、図7に示した実施の形態3に対応する。数値実施例3のズームレンズ系の面データを表7に、非球面データを表8に、各種データを表9に示す。
表 7(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 57.54400 0.75000 1.84666 23.8
2 32.90100 0.01000 1.56732 42.8
3 32.90100 2.61090 1.49700 81.6
4 -118.20340 0.15000
5 24.21850 1.52590 1.72916 54.7
6 50.97680 可変
7* 29.35900 0.50000 1.87702 37.0
8* 5.29960 4.05300
9 -7.89080 0.30000 1.72916 54.7
10 -60.13670 0.23680
11 41.52720 1.27550 1.94595 18.0
12 -26.55800 可変
13* 6.06960 2.37110 1.58332 59.1
14* -23.88150 0.31890
15 7.14320 1.38840 1.49700 81.6
16 109.61190 0.01000 1.56732 42.8
17 109.61190 0.30000 1.90366 31.3
18 4.95430 0.45800
19 23.14400 1.09800 1.52996 55.8
20 -12.30130 0.40000
21(絞り) ∞ 可変
22 30.20470 0.50000 1.88300 40.8
23 10.26950 可変
24* 10.66430 2.04270 1.52996 55.8
25* -98.22820 2.84340
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 8(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-7.15790E-04, A6= 3.34579E-05, A8=-6.64896E-07
A10= 4.88846E-09, A12= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-9.90606E-04, A6=-3.67284E-06, A8= 1.95498E-06
A10=-6.58573E-08, A12= 0.00000E+00
第13面
K= 0.00000E+00, A4=-6.16082E-04, A6=-3.68104E-07, A8=-5.75983E-06
A10= 5.43157E-07, A12=-2.72234E-08
第14面
K= 0.00000E+00, A4= 1.78340E-05, A6=-3.72044E-06, A8=-4.60879E-06
A10= 4.06332E-07, A12=-2.11784E-08
第24面
K= 0.00000E+00, A4=-1.08567E-03, A6= 1.14745E-04, A8=-6.05001E-06
A10= 1.55891E-07, A12=-2.89195E-09
第25面
K= 0.00000E+00, A4=-1.36541E-03, A6= 1.09701E-04, A8=-4.19438E-06
A10= 2.41875E-08, A12= 0.00000E+00
表 9(各種データ)

ズーム比 16.47230
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4501 18.0934 73.3027
Fナンバー 3.44164 4.20219 6.16157
画角 41.5033 11.9452 3.0330
像高 3.4000 3.9000 3.9000
レンズ全長 49.0167 55.3864 70.1058
BF 0.49135 0.52241 0.45938
d6 0.3000 12.2557 24.4860
d12 18.5099 5.2649 0.3000
d21 3.6190 11.3314 12.4827
d23 2.1738 2.0894 8.4551
入射瞳位置 11.3371 38.4866 134.4812
射出瞳位置 -12.3397 -22.9441 -128.8978
前側主点位置 14.2438 42.6294 166.2455
後側主点位置 44.5666 37.2930 -3.1969

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -92.0253
2 3 52.0843
3 5 61.7901
4 7 -7.4461
5 9 -12.4864
6 11 17.2815
7 13 8.5459
8 15 15.3058
9 17 -5.7498
10 19 15.3205
11 22 -17.8312
12 24 18.2708

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 41.06452 5.04680 1.21748 3.07560
2 7 -6.41603 6.36530 0.48274 1.30249
3 13 10.09615 6.34440 -0.66695 1.36063
4 22 -17.83121 0.50000 0.40711 0.63842
5 24 18.27085 5.66610 0.13161 1.09620

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.20116 -0.32179 -0.83233
3 13 -0.49210 -1.25492 -1.58845
4 22 1.51412 1.51273 1.86297
5 24 0.72299 0.72129 0.72474
(数値実施例4)
数値実施例4のズームレンズ系は、図10に示した実施の形態4に対応する。数値実施例4のズームレンズ系の面データを表10に、非球面データを表11に、各種データを表12に示す。
表 10(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 38.10960 0.75000 1.84666 23.8
2 25.35260 0.01000 1.56732 42.8
3 25.35260 2.78990 1.49700 81.6
4 -642.15170 0.15000
5 24.04300 1.82120 1.61800 63.4
6 73.35630 可変
7* 77.53870 0.30000 1.80470 41.0
8* 5.12330 3.46690
9 -8.13460 0.30000 1.77250 49.6
10 -131.30370 0.36710
11 31.35140 1.09790 1.94595 18.0
12 -31.35140 可変
13(絞り) ∞ 0.30000
14* 5.94890 2.03240 1.58332 59.1
15* -17.80730 0.70000
16 9.26870 1.39790 1.51680 64.2
17 -68.21660 0.01000 1.56732 42.8
18 -68.21660 0.30000 1.90366 31.3
19 4.90140 0.35620
20 8.27820 1.21480 1.54310 56.0
21 -22.95510 可変
22 86.76290 0.30000 1.83481 42.7
23 9.62100 可変
24* 8.23900 2.36560 1.54310 56.0
25* -166.66670 2.97250
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 11(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-2.43832E-04, A6= 3.09032E-05, A8=-9.76061E-07
A10= 9.97676E-09, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-4.35886E-04, A6=-1.88562E-05, A8= 7.93244E-06
A10=-5.17166E-07, A12= 1.49341E-08, A14=-2.91643E-12, A16=-9.80475E-12
第14面
K= 0.00000E+00, A4=-6.32762E-04, A6= 7.96501E-07, A8=-6.15899E-06
A10= 7.67277E-07, A12=-5.16774E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第15面
K= 0.00000E+00, A4= 1.12134E-04, A6=-1.00326E-05, A8=-8.86762E-07
A10=-4.22673E-10, A12=-1.38890E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第24面
K= 0.00000E+00, A4=-3.87357E-04, A6= 3.77291E-05, A8=-3.04711E-06
A10= 1.13074E-07, A12=-2.82329E-09, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第25面
K= 0.00000E+00, A4=-2.37072E-04, A6= 2.09946E-05, A8=-1.36284E-06
A10=-7.22202E-09, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
表 12(各種データ)

ズーム比 14.70813
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4497 17.0715 65.4465
Fナンバー 3.44057 4.93618 6.13742
画角 44.8465 12.6355 3.3530
像高 3.7000 3.9000 3.9000
レンズ全長 48.4953 54.1777 64.9678
BF 0.48583 0.51702 0.45765
d6 0.3000 11.8239 23.0982
d12 17.5156 5.7604 0.8791
d21 2.9673 9.6372 11.7242
d23 3.4442 2.6568 5.0262
入射瞳位置 10.6950 36.6197 120.0867
射出瞳位置 -23.9052 -32.1572 -84.5633
前側主点位置 14.3330 44.7717 135.1546
後側主点位置 44.0456 37.1062 -0.4787

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -91.9315
2 3 49.1423
3 5 57.0679
4 7 -6.8298
5 9 -11.2376
6 11 16.7137
7 14 7.8933
8 16 15.8872
9 18 -5.0505
10 20 11.3580
11 22 -12.9851
12 24 14.5249

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 37.80453 5.52110 1.10917 3.06143
2 7 -5.67153 5.53190 0.37885 1.06457
3 13 9.41307 6.31130 -0.37817 1.66831
4 22 -12.98510 0.30000 0.18422 0.32043
5 24 14.52486 6.11810 0.07256 1.16357

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.19561 -0.32463 -0.91531
3 13 -0.49614 -1.18416 -1.46668
4 22 1.93913 1.88465 2.05543
5 24 0.62544 0.62330 0.62738
(数値実施例5)
数値実施例5のズームレンズ系は、図13に示した実施の形態5に対応する。数値実施例5のズームレンズ系の面データを表13に、非球面データを表14に、各種データを表15に示す。
表 13(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 29.50560 0.75000 1.84666 23.8
2 20.30020 0.01000 1.56732 42.8
3 20.30020 2.28950 1.49700 81.6
4 162.76100 0.15000
5 20.71550 1.62350 1.61800 63.4
6 79.60740 可変
7* 90.12470 0.30000 1.80470 41.0
8* 5.01100 3.45700
9 -8.05880 0.30000 1.77250 49.6
10 -85.88260 0.33570
11 31.52910 1.08950 1.94595 18.0
12 -31.52910 可変
13(絞り) ∞ 0.30000
14* 5.71080 1.99000 1.58332 59.1
15* -17.52600 0.70010
16 8.42610 1.26090 1.51680 64.2
17 -71.90270 0.01000 1.56732 42.8
18 -71.90270 0.30000 1.90366 31.3
19 4.68850 0.35310
20 7.79650 1.25280 1.54310 56.0
21 -21.70030 可変
22 48.88550 0.30000 1.83481 42.7
23 8.08190 可変
24* 8.03430 2.13500 1.54310 56.0
25* -166.66670 2.73670
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 14(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-3.18533E-04, A6= 3.55924E-05, A8=-1.01356E-06
A10= 9.22264E-09, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-5.37324E-04, A6=-2.34009E-05, A8= 1.04166E-05
A10=-9.38688E-07, A12= 4.07741E-08, A14= 1.57540E-11, A16=-3.87512E-11
第14面
K= 0.00000E+00, A4=-6.22701E-04, A6=-5.86876E-06, A8=-4.35896E-06
A10= 5.04985E-07, A12=-3.59114E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第15面
K= 0.00000E+00, A4= 2.35682E-04, A6=-9.86043E-06, A8=-1.51818E-06
A10= 8.50833E-08, A12=-1.43231E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第24面
K= 0.00000E+00, A4= 6.44821E-05, A6= 2.92458E-06, A8=-2.26083E-06
A10= 8.03181E-08, A12=-1.32337E-09, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第25面
K= 0.00000E+00, A4= 4.83691E-04, A6=-3.72234E-05, A8=-1.14449E-06
A10= 3.63588E-08, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
表 15(各種データ)

ズーム比 11.03066
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4500 15.0214 49.0864
Fナンバー 3.44052 4.83310 6.13613
画角 43.9176 14.3782 4.4694
像高 3.6000 3.9000 3.9000
レンズ全長 46.0390 47.5734 56.9703
BF 0.49075 0.50200 0.45938
d6 0.3000 8.2150 17.4900
d12 16.7821 5.2667 0.8840
d21 2.6710 8.4157 11.0757
d23 3.3714 2.7502 4.6374
入射瞳位置 10.2859 26.3657 75.3817
射出瞳位置 -22.0284 -28.4421 -60.8186
前側主点位置 13.8566 33.5913 85.1477
後側主点位置 41.5890 32.5520 7.8838

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -79.8334
2 3 46.4184
3 5 44.8391
4 7 -6.6042
5 9 -11.5317
6 11 16.8066
7 14 7.6246
8 16 14.6726
9 18 -4.8617
10 20 10.7214
11 22 -11.6376
12 24 14.1740

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 32.90701 4.82300 0.85776 2.56382
2 7 -5.58020 5.48220 0.35035 1.02982
3 13 8.88719 6.16690 -0.19177 1.72324
4 22 -11.63758 0.30000 0.19655 0.33249
5 24 14.17404 5.65170 0.06390 1.07511

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.22853 -0.33815 -0.77210
3 13 -0.46748 -1.09620 -1.44599
4 22 1.97012 1.91908 2.07240
5 24 0.64249 0.64170 0.64470
(数値実施例6)
数値実施例6のズームレンズ系は、図16に示した実施の形態6に対応する。数値実施例6のズームレンズ系の面データを表16に、非球面データを表17に、各種データを表18に示す。
表 16(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 39.25250 0.75000 1.84666 23.8
2 26.16450 0.01000 1.56732 42.8
3 26.16450 2.76770 1.49700 81.6
4 -665.87080 0.15000
5 24.07010 1.82930 1.61800 63.4
6 70.08620 可変
7* 81.24860 0.30000 1.80470 41.0
8* 5.36480 3.48490
9 -8.41640 0.30000 1.77250 49.6
10 673.41420 0.42160
11 31.11300 1.14240 1.94595 18.0
12 -31.11300 可変
13(絞り) ∞ 0.30000
14* 8.12620 1.87340 1.58332 59.1
15* -15.38680 0.98510
16 8.63450 1.80160 1.51680 64.2
17 -27.64690 0.01000 1.56732 42.8
18 -27.64690 0.30000 1.90366 31.3
19 6.41180 0.45960
20 20.19940 1.11910 1.54310 56.0
21 -13.88010 可変
22 67.47690 0.30000 1.83481 42.7
23 12.04360 可変
24* 9.17150 1.88180 1.54310 56.0
25* -164.30470 3.64070
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 17(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-3.23786E-04, A6= 3.66448E-05, A8=-1.06013E-06
A10= 1.00154E-08, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-4.75344E-04, A6=-1.50151E-05, A8= 8.86557E-06
A10=-7.66806E-07, A12= 3.85951E-08, A14=-8.58029E-10, A16= 1.55704E-12
第14面
K= 0.00000E+00, A4=-6.17610E-04, A6=-1.27913E-05, A8=-5.01159E-06
A10= 3.57293E-07, A12=-3.16898E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第15面
K= 0.00000E+00, A4=-2.21972E-04, A6=-1.71845E-05, A8=-3.42507E-06
A10= 1.05513E-07, A12=-1.50385E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第24面
K= 0.00000E+00, A4= 1.14280E-04, A6= 1.52328E-05, A8=-2.82688E-06
A10= 1.17459E-07, A12=-3.65809E-09, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第25面
K= 0.00000E+00, A4= 5.10887E-04, A6=-1.82374E-05, A8=-5.43331E-07
A10=-2.93424E-08, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
表 18(各種データ)

ズーム比 16.47220
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4500 18.0951 73.3017
Fナンバー 3.44047 4.99381 6.13817
画角 44.8967 11.9877 2.9917
像高 3.7000 3.9000 3.9000
レンズ全長 52.5325 58.6836 69.8425
BF 0.49889 0.49462 0.45413
d6 0.3000 12.5338 24.2209
d12 19.2741 6.3027 0.8571
d21 2.4026 10.8191 13.5974
d23 5.4497 3.9262 6.1058
入射瞳位置 10.9122 39.1491 132.3414
射出瞳位置 -37.5373 -57.9325 -287.3651
前側主点位置 14.8416 51.6401 186.9747
後側主点位置 48.0825 40.5885 -3.4591

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -95.1828
2 3 50.7221
3 5 58.4344
4 7 -7.1508
5 9 -10.7585
6 11 16.5935
7 14 9.3920
8 16 12.9506
9 18 -5.7356
10 20 15.3252
11 22 -17.6045
12 24 16.0558

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 38.73439 5.50700 1.07264 3.02435
2 7 -5.76063 5.64890 0.42621 1.13613
3 13 10.30241 6.84880 -0.11156 1.88515
4 22 -17.60450 0.30000 0.19952 0.33561
5 24 16.05580 6.30250 0.06472 0.98811

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.19354 -0.32859 -0.98573
3 13 -0.50880 -1.27900 -1.61102
4 22 1.82885 1.74171 1.85990
5 24 0.63793 0.63820 0.64072
(数値実施例7)
数値実施例7のズームレンズ系は、図19に示した実施の形態7に対応する。数値実施例7のズームレンズ系の面データを表19に、非球面データを表20に、各種データを表21に示す。
表 19(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1* 107.61930 0.30000 1.80470 41.0
2* 4.80030 2.22660
3 9.23190 1.30640 2.01960 21.5
4 17.02490 可変
5* 6.15710 1.10820 1.80470 41.0
6 25.14250 0.15000
7 4.83310 1.80860 1.49700 81.6
8 16.80910 0.01000 1.56732 42.8
9 16.80910 0.30000 1.84666 23.8
10 3.57810 0.62800
11 13.95400 0.70000 1.83481 42.7
12 -50.59070 0.44800
13(絞り) ∞ 可変
14 -81.13990 0.76170 1.48700 70.4
15 -34.02960 可変
16 33.76820 1.38300 1.51845 70.0
17* -20.74100 2.00000
18 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
19 ∞ (BF)
像面 ∞
表 20(非球面データ)

第1面
K= 0.00000E+00, A4= 5.36509E-06, A6=-8.80525E-06, A8= 2.78793E-07
A10=-2.73007E-09, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第2面
K=-7.90720E-01, A4= 1.73138E-04, A6=-2.18061E-05, A8= 1.60898E-06
A10=-1.17064E-07, A12= 5.04376E-09, A14=-9.09651E-11, A16= 3.70038E-13
第5面
K= 0.00000E+00, A4=-2.13927E-04, A6=-2.25575E-05, A8= 7.30892E-06
A10=-1.49209E-06, A12= 1.43204E-07, A14=-5.34905E-09, A16= 0.00000E+00
第17面
K= 0.00000E+00, A4=-2.79314E-04, A6= 1.31652E-04, A8=-1.41220E-05
A10= 6.77625E-07, A12=-1.21299E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
表 21(各種データ)

ズーム比 4.73498
広角 中間 望遠
焦点距離 4.6570 10.1335 22.0509
Fナンバー 2.90051 4.56685 6.36731
画角 41.9158 21.0653 9.8562
像高 3.7000 3.9000 3.9000
レンズ全長 34.0477 29.8951 38.5106
BF 0.80055 0.79714 0.79138
d4 14.8661 4.7519 0.3000
d13 3.4705 7.6218 22.5087
d15 1.0000 2.8138 1.0000
入射瞳位置 6.9771 5.7917 4.9350
射出瞳位置 -10.2692 -26.5545 140.8443
前側主点位置 9.6749 12.1708 30.4577
後側主点位置 29.3906 19.7616 16.4597

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -6.2520
2 3 18.2372
3 5 9.8758
4 7 12.9975
5 9 -5.4254
6 11 13.1665
7 14 119.7162
8 16 25.0000

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -10.88697 3.83300 -0.72858 -0.10340
2 5 9.70236 5.15280 -1.51843 0.46068
3 14 119.71618 0.76170 0.87760 1.12976
4 16 24.99997 4.16300 0.56917 1.29917

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 5 -0.52534 -1.16134 -2.48614
3 14 0.95410 0.93899 0.95421
4 16 0.85342 0.85356 0.85379
以下の表22に、各数値実施例のズームレンズ系における各条件の対応値を示す。
表 22(条件の対応値)
Figure 2012101958
本発明に係るズームレンズ系は、デジタルカメラ、スマートフォン等の携帯情報端末、Personal Digital Assistance、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等のデジタル入力装置に適用可能であり、特にデジタルカメラ等の高画質が要求される撮影光学系に好適である。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
L11 第11レンズ素子
L12 第12レンズ素子
A 開口絞り
P 平行平板
S 像面
1 ズームレンズ系
2 撮像素子
3 液晶モニタ
4 筐体
5 主鏡筒
6 移動鏡筒
7 円筒カム
本発明は、ズームレンズ系、撮像装置及びカメラに関する。特に本発明は、解像度が高いのは勿論のこと、比較的高いズーミング比を有しながら、ズーミングの際に収差変動が少なく高性能であり、しかも薄型なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラに関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の、光電変換を行う撮像素子を持つカメラにおいては、高い解像度に対する要求は勿論のこと、近年は特に、薄型化や比較的高いズーミング比と共に緒収差の補正に対する要求が高く、例えば、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワー又は負のパワーを有する第3レンズ群と、後続レンズ群とが配置された、正負正又は正負負の3群以上の構成を有するズームレンズ系が種々提案されている。以下、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の、光電変換を行う撮像素子を持つカメラを単にデジタルカメラという。
特開2009−282429号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は負の屈折力、第5レンズ群は正の屈折力を有し、第2レンズ群は1枚の正レンズ及び1枚の負レンズからなる接合レンズを有し、第3レンズ群は2枚の正レンズ及び1枚の負レンズからなる3枚接合レンズを有するズームレンズを開示している。
特開2009−115875号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は正の屈折力を有し、広角端から望遠端までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔、及び第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するように、少なくとも第1レンズ群及び第4レンズ群が物体側へ移動し、第3レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズ及び像側に凹面を向けた負レンズの接合レンズと、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとから構成されたズームレンズを開示している。
特開2009−086437号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は正の屈折力、第5レンズ群は正の屈折力を有し、広角端から望遠端までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔、及び第4レンズ群と第5レンズ群との間隔が変化するように、少なくとも第1レンズ群及び第4レンズ群が物体側へ移動し、第5レンズ群は、前部分レンズ群と該前部分レンズ群の像側に空気間隔を隔てて配置された後部分レンズ群とを有し、前部分レンズ群を光軸方向へ移動させて近距離物体への焦点調節させるズームレンズを開示している。
特開2008−304708号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は負のパワー、第5レンズ群は正のパワーを有し、第2レンズ群と第4レンズ群との間に光学絞りが位置し、第4レンズ群が少なくとも1つの非球面を有し、かつ像側面の近軸曲率半径が物体側面の近軸曲率半径よりも小さい負レンズ1枚で構成され、第4レンズ群の焦点距離、広角端における全系の焦点距離及び望遠端における全系の焦点距離に関する規定がなされたズームレンズを開示している。
特開2008−281927号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第1レンズ群は少なくとも1枚の負レンズを含み、第2レンズ群は最物体側に像側へ凹面を向けた負レンズを含み、第1レンズ群内の負レンズの平均アッベ数及び第2レンズ群内の最物体側の負レンズのアッベ数に関する規定がなされた変倍光学系を開示している。
特開2007−047538号公報は、前記正負正又は正負負の3群以上の構成を有し、第1レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズとからなり、第2レンズ群が少なくとも1枚の正レンズを含み、第1レンズ群と第2レンズ群と少なくとも1つの後続するレンズ群とを移動させて変倍を行い、広角端から望遠端までの第1レンズ群の移動量、望遠端での全系の焦点距離、広角端での全系の焦点距離及び第1レンズ群の焦点距離に関する規定がなされた撮像光学系を開示している。
特開2001−350093号公報は、前記正負正の3群以上の構成を有し、第4レンズ群は負のパワーを有し、第1レンズ群の焦点距離と望遠端での全系の焦点距離との比に関する規定がなされたズームレンズ系を備える撮像レンズ装置を開示している。
特開2009−282429号公報 特開2009−115875号公報 特開2009−086437号公報 特開2008−304708号公報 特開2008−281927号公報 特開2007−047538号公報 特開2001−350093号公報
しかしながら、前記特許文献に開示のズームレンズ、変倍光学系、撮像光学系及びズームレンズ系はいずれも、ある程度の薄型化が実現されてはいるものの、ズーミングの際に収差変動が生じ易く、比較的高いズーミング比と充分に補正された緒収差とを兼備しておらず、近年のデジタルカメラに対する要求を満足し得るものではない。
本発明の目的は、解像度が高いのは勿論のこと、比較的高いズーミング比を有しながら、ズーミングの際に収差変動が少なく高性能であり、しかも薄型なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラを提供することである。
上記目的の1つは、以下のズームレンズ系により達成される。すなわち本発明は、
物体側から像側へと順に、
正のパワーを有する第1レンズ群と、
負のパワーを有する第2レンズ群と、
正のパワーを有する第3レンズ群と、
1つ以上の後続レンズ群とを備え、
撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
前記後続レンズ群の1つであるレンズ群αが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動し、
以下の条件(1)、(2−1)及び(a):
0.8<L /f <1.2 ・・・(1)
0.12<D α /f Gα <0.30 ・・・(2−1)
/f >9.0 ・・・(a)
(ここで、
:望遠端におけるレンズ全長(第1レンズ群の最物体側面から像面までの距離)、
α :レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
Gα :レンズ群αの合成焦点距離、
:広角端における全系の焦点距離、
:望遠端における全系の焦点距離
である)
を満足する、ズームレンズ系
に関する。
上記目的の1つは、以下の撮像装置により達成される。すなわち本発明は、
物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記ズームレンズ系が、
物体側から像側へと順に、
正のパワーを有する第1レンズ群と、
負のパワーを有する第2レンズ群と、
正のパワーを有する第3レンズ群と、
1つ以上の後続レンズ群とを備え、
撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
前記後続レンズ群の1つであるレンズ群αが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動し、
以下の条件(1)、(2−1)及び(a):
0.8<L /f <1.2 ・・・(1)
0.12<D α /f Gα <0.30 ・・・(2−1)
/f >9.0 ・・・(a)
(ここで、
:望遠端におけるレンズ全長(第1レンズ群の最物体側面から像面までの距離)、
α :レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
Gα :レンズ群αの合成焦点距離、
:広角端における全系の焦点距離、
:望遠端における全系の焦点距離
である)
を満足するズームレンズ系である、撮像装置
に関する。
上記目的の1つは、以下のカメラにより達成される。すなわち本発明は、
物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
前記ズームレンズ系が、
物体側から像側へと順に、
正のパワーを有する第1レンズ群と、
負のパワーを有する第2レンズ群と、
正のパワーを有する第3レンズ群と、
1つ以上の後続レンズ群とを備え、
撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
前記後続レンズ群の1つであるレンズ群αが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動し、
以下の条件(1)、(2−1)及び(a):
0.8<L /f <1.2 ・・・(1)
0.12<D α /f Gα <0.30 ・・・(2−1)
/f >9.0 ・・・(a)
(ここで、
:望遠端におけるレンズ全長(第1レンズ群の最物体側面から像面までの距離)、
α :レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
Gα :レンズ群αの合成焦点距離、
:広角端における全系の焦点距離、
:望遠端における全系の焦点距離
である)
を満足するズームレンズ系である、カメラ
に関する。
本発明によれば、解像度が高いのは勿論のこと、比較的高いズーミング比を有しながら、ズーミングの際に収差変動が少なく高性能であり、しかも薄型なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む撮像装置、及び該撮像装置を備えた薄型でコンパクトなカメラを提供することができる。
実施の形態1(実施例1)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施例1に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施例1に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態2(実施例2)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施例2に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施例2に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態3(実施例3)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施例3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施例3に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態4(実施例4)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施例4に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施例4に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態5(実施例5)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施例5に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施例5に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態6(実施例6)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施例6に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施例6に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態7(実施例7)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施例7に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施例7に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態8に係るデジタルスチルカメラの概略構成図
(実施の形態1〜7)
図1、4、7、10、13、16及び19は、各々実施の形態1〜7に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。
図1、4、7、10、13、16及び19は、いずれも無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を表している。各図において、(a)図は広角端のレンズ構成、(b)図は中間位置のレンズ構成、(c)図は望遠端のレンズ構成をそれぞれ表している。なお、広角端とは最短焦点距離状態で、その焦点距離をfで表す。中間位置とは、中間焦点距離状態で、その焦点距離をf=√(f*f)で表す。望遠端とは、最長焦点距離状態で、その焦点距離をfで表す。また各図において、(a)図と(b)図との間に設けられた折れ線の矢印は、上から順に、広角端、中間位置、望遠端の各状態におけるレンズ群の位置を結んで得られる直線である。したがって、広角端と中間位置との間、中間位置と望遠端との間は、単純に直線で接続されているだけであり、実際の各レンズ群の動きとは異なる。さらに各図において、レンズ群に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングを表す。すなわち、図1、4、7、10、13及び16では、後述する第4レンズ群G4が無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に移動する方向を示しており、図19では、後述する第3レンズ群G3が無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に移動する方向を示している。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、負のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、負のパワーを有する第4レンズ群G4と、正のパワーを有する第5レンズ群G5とを備える。実施の形態7に係るズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4とを備える。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、ズーミングに際して、各レンズ群の間隔、すなわち、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔、及び第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔がいずれも変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿った方向にそれぞれ移動する。実施の形態7に係るズームレンズ系では、ズーミングに際して、各レンズ群の間隔、すなわち、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔、及び第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔がいずれも変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸に沿った方向にそれぞれ移動する。各実施の形態に係るズームレンズ系は、これら各レンズ群を所望のパワー配置にすることにより、高い光学性能を保持しつつ、レンズ系全体の小型化を可能にしている。
なお図1、4、7、10、13、16及び19において、特定の面に付されたアスタリスク*は、該面が非球面であることを示している。また各図において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。また各図において、最も右側に記載された直線は、像面Sの位置を表し、該像面Sの物体側、すなわち、図1、4、7、10、13及び16では像面Sと第5レンズ群G5の最像側レンズ面との間、図19では像面Sと第4レンズ群G4の最像側レンズ面との間には、光学的ローパスフィルタや撮像素子のフェースプレート等と等価な平行平板Pが設けられている。
図1に示すように、実施の形態1に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号16が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態1に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1及び第4レンズ群G4は、略単調に物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第3レンズ群G3は、単調に物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態1に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図4に示すように、実施の形態2に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、両凹形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第8レンズ素子L8と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号16が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態2に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第3レンズ群G3は、略単調に物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、単調に物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態2に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図7に示すように、実施の形態3に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、両凸形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第8レンズ素子L8と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号16が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態3に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、略単調に物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第3レンズ群G3は、単調に物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態3に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図10に示すように、実施の形態4に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、両凸形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号17が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態4に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3は、略単調に物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第4レンズ群G4は、僅かに像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態4に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図13に示すように、実施の形態5に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号17が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態5に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態5に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第3レンズ群G3は、略単調に物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、僅かに像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態5に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図16に示すように、実施の形態6に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、両凸形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2との間の接着剤層に面番号2が付与されている。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、両凹形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4は、その両面が非球面である。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9との間の接着剤層に面番号17が付与されている。また、第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第11レンズ素子L11のみからなる。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、第5レンズ群G5は、両凸形状の第12レンズ素子L12のみからなる。この第12レンズ素子L12は、その両面が非球面である。
なお、実施の形態6に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第3レンズ群G3と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第12レンズ素子L12との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態6に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3は、略単調に物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、僅かに像側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第4レンズ群G4は、僅かに像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第5レンズ群G5は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群であり、後述する後続レンズ群の1つであるレンズ群αに相当する。
さらに、実施の形態6に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
図19に示すように、実施の形態7に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2とからなる。これらのうち、第1レンズ素子L1は、その両面が非球面である。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、両凸形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第4レンズ素子L4と第5レンズ素子L5とは接合されており、後述する対応数値実施例における面データでは、これら第4レンズ素子L4と第5レンズ素子L5との間の接着剤層に面番号8が付与されている。また、第3レンズ素子L3は、その物体側面が非球面である。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、第3レンズ群G3は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第7レンズ素子L7のみからなる。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、第4レンズ群G4は、両凸形状の第8レンズ素子L8のみからなる。この第8レンズ素子L8は、その像側面が非球面である。
なお、実施の形態7に係るズームレンズ系において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りAが設けられている。該開口絞りAは、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第2レンズ群G2と一体的に光軸上を物体側へ移動する。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、像面Sの物体側、すなわち像面Sと第8レンズ素子L8との間には、平行平板Pが設けられている。
実施の形態7に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、像側に凸の軌跡を描いて物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、略単調に物体側へ移動し、第3レンズ群G3は、物体側に凸の軌跡を描いて像側へ移動し、第4レンズ群G4は、像面Sに対して固定されている。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
このように、第4レンズ群G4は、ズーミングの際には光軸に沿って移動しないが、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群に相当する。
さらに、実施の形態7に係るズームレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第3レンズ群G3が光軸に沿って物体側へ移動する。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、第5レンズ群G5が、第2レンズ群G2よりも像側に配置された後続レンズ群のうちの1つのレンズ群αであり、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際には光軸に沿って移動せずに、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動する。また、実施の形態7に係るズームレンズ系では、第4レンズ群G4が、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際には光軸に沿って移動せずに、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動する。したがって、緒収差を良好に補正することができ、高い光学性能を維持しつつ、高いズーミング比を有しながらレンズ系全体の小型化が可能である。
また、実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、最も像側に配置された第5レンズ群G5が、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際には光軸に沿って移動せずに、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群αに相当し、実施の形態7に係るズームレンズ系では、最も像側に配置された第4レンズ群G4が、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際には光軸に沿って移動せずに、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するので、第5レンズ群G5又は第4レンズ群G4と像面との間にレンズ群を設けることによる構成の複雑さを回避することができる。
実施の形態1〜7に係るズームレンズ系では、第4レンズ群G4が1枚のレンズ素子で構成されているので、レンズ系全体の小型化を可能にしている。また実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、迅速なフォーカシングを容易にしている。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、第5レンズ群G5が1枚のレンズ素子で構成されているので、レンズ系全体の小型化を可能にしている。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って移動するので、近接物体合焦状態においても高い光学性能を保持することができる。
なお、実施の形態1〜6に係るズームレンズ系は5群構成であり、実施の形態7に係るズームレンズ系は4群構成であるが、3群以上である限りレンズ系を構成するレンズ群の数には特に限定がない。また、レンズ系を構成する各レンズ群のパワーにも特に限定がない。
実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では、第1レンズ群G1乃至第5レンズ群G5のうちのいずれかのレンズ群、実施の形態7に係るズームレンズ系では、第1レンズ群G1乃至第4レンズ群G4のうちのいずれかのレンズ群を、あるいは、各レンズ群の一部のサブレンズ群を光軸に直交する方向に移動させることによって、全系の振動による像点移動を補正する、すなわち、手ぶれ、振動等による像のぶれを光学的に補正することができる。
全系の振動による像点移動を補正する際に、例えば、実施の形態1〜6に係るズームレンズ系では第3レンズ群G3が光軸に直交する方向に移動することにより、実施の形態7に係るズームレンズ系では第2レンズ群G2が光軸に直交する方向に移動することにより、ズームレンズ系全体の大型化を抑制してコンパクトに構成しながら、偏心コマ収差や偏心非点収差が小さい優れた結像特性を維持して像ぶれの補正を行うことができる。
なお、前記各レンズ群の一部のサブレンズ群とは、1つのレンズ群が複数のレンズ素子で構成される場合、該複数のレンズ素子のうち、いずれか1枚のレンズ素子又は隣り合った複数のレンズ素子をいう。
以下、例えば実施の形態1〜7に係るズームレンズ系のごときズームレンズ系が満足することが好ましい条件を説明する。なお、各実施の形態に係るズームレンズ系に対して、複数の好ましい条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足するズームレンズ系の構成が最も望ましい。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏するズームレンズ系を得ることも可能である。
例えば実施の形態1〜6に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、第1レンズ群と、第2レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するズームレンズ系のうち、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つであるレンズ群αが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するズームレンズ系は、以下の条件(1)、(2−1)及び(a)を満足する。以下、このようなズームレンズ系のレンズ構成を、実施の形態の基本構成Iという。
0.8<L/f<1.2 ・・・(1)
0.12<Dα/fGα<0.30 ・・・(2−1)
/f>9.0 ・・・(a)
ここで、
:望遠端におけるレンズ全長(第1レンズ群の最物体側面から像面までの距離)、
α:レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
Gα:レンズ群αの合成焦点距離、
:広角端における全系の焦点距離、
:望遠端における全系の焦点距離
である。
前記条件(a)は、広角端における全系の焦点距離と望遠端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。基本構成を有するズームレンズ系は、該条件(a)を満足しているので、高いズーミング比を有し、高倍率を確保することができる。
前記条件(1)は、望遠端におけるレンズ全長と望遠端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(1)の下限を下回ると、望遠端におけるレンズ全長が短くなり過ぎ、各レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎて、変倍時の収差変動が大きくなって緒収差の補正が困難になる。条件(1)の上限を上回ると、望遠端におけるレンズ全長が長くなり過ぎ、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。
なお、さらに以下の条件(1)’を満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
0.9<L/f ・・・(1)’
また、前記条件(1)及び(1)’は、以下の条件(a)’において満足することが好ましい。
/f>13.0 ・・・(a)’
前記条件(2−1)は、レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長と、レンズ群αの焦点距離との比を規定するための条件である。条件(2−1)の下限を下回ると、レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長が短くなり過ぎ、収差変動が大きくなって緒収差の補正、特に像面湾曲の補正が困難になる。条件(2−1)の上限を上回ると、レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長が長くなり過ぎ、レンズ全長が長くなることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。
なお、さらに以下の条件(2−1)’を満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
0.17<Dα/fGα ・・・(2−1)’
また、前記条件(2−1)及び(2−1)’は、前記条件(a)’において満足することが好ましい。
例えば実施の形態1〜6に係るズームレンズ系のように、基本構成Iを有するズームレンズ系は、以下の条件(3)を満足することが好ましい。
−7.0<f/f<−4.0 ・・・(3)
ここで、
:第1レンズ群の合成焦点距離
:第2レンズ群の合成焦点距離、
である。
前記条件(3)は、第1レンズ群の焦点距離と第2レンズ群の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(3)の下限を下回ると、第2レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎ、変倍時の収差変動が大きくなって緒収差の補正が困難になる。また、第1レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎ、高倍率を確保するために必要な第1レンズ群の移動量が大きくなり過ぎて、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。条件(3)の上限を上回ると、第1レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎ、変倍時の収差変動が大きくなって緒収差の補正が困難になるとともに、第1レンズ群の径も大きくなることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。また、第1レンズ群の傾きに対する誤差感度も高くなり過ぎ、光学系の組み立てが困難になる場合がある。
なお、前記条件(3)は、前記条件(a)’において満足することが好ましい。
例えば実施の形態1〜6に係るズームレンズ系のように、基本構成Iを有するズームレンズ系は、以下の条件(4)を満足することが好ましい。
0.5<|f/f|<4.2 ・・・(4)
ここで、
:第1レンズ群の合成焦点距離、
:第4レンズ群の合成焦点距離
である。
前記条件(4)は、第1レンズ群の焦点距離と第4レンズ群の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(4)の下限を下回ると、第4レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎ、第4レンズ群の移動量が大きくなり過ぎて、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。また、第1レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎ、変倍時の収差変動が大きくなって緒収差の補正が困難になるとともに、第1レンズ群の径も大きくなることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。また、第1レンズ群の傾きに対する誤差感度も高くなり過ぎ、光学系の組み立てが困難になる場合がある。条件(4)の上限を上回ると、第1レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎ、高倍率を確保するために必要な第1レンズ群の移動量が大きくなり過ぎ、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。
なお、さらに以下の条件(4)’及び(4)’’の少なくとも1つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
1.5<|f/f| ・・・(4)’
|f/f|<3.0 ・・・(4)’’
また、前記条件(4)、(4)’及び(4)’’は、前記条件(a)’において満足することが好ましい。
例えば実施の形態7に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、第1レンズ群と、第2レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するズームレンズ系のうち、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、1つ以上の後続レンズ群とを備え、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するズームレンズ系は、以下の条件(2−2)を満足する。以下、このようなズームレンズ系のレンズ構成を、実施の形態の基本構成IIという。
0.12<Dβ/fGβ<0.29 ・・・(2−2)
ここで、
β:撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
Gβ:撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の合成焦点距離
である。
前記条件(2−2)は、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長と、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(2−2)の下限を下回ると、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長が短くなり過ぎ、収差変動が大きくなって緒収差の補正、特に像面湾曲の補正が困難になる。条件(2−2)の上限を上回ると、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長が長くなり過ぎ、レンズ全長が長くなることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。
実施の形態1〜7に係るズームレンズ系を構成している各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ素子、すなわち、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ素子のみで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ素子、回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子、入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ素子等で、各レンズ群を構成してもよい。特に、屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子において、屈折率の異なる媒質の界面に回折構造を形成すると、回折効率の波長依存性が改善されるので、好ましい。
さらに各実施の形態では、像面Sの物体側、すなわち、実施の形態1〜6では像面Sと第5レンズ群G5の最像側レンズ面との間、実施の形態7では像面Sと第4レンズ群G4の最像側レンズ面との間には、光学的ローパスフィルタや撮像素子のフェースプレート等と等価な平行平板Pを配置する構成を示したが、このローパスフィルタとしては、所定の結晶軸方向が調整された水晶等を材料とする複屈折型ローパスフィルタや、必要とされる光学的な遮断周波数の特性を回折効果により達成する位相型ローパスフィルタ等が適用可能である。
(実施の形態8)
図22は、実施の形態8に係るデジタルスチルカメラの概略構成図である。図22において、デジタルスチルカメラは、ズームレンズ系1とCCDである撮像素子2とを含む撮像装置と、液晶モニタ3と、筐体4とから構成される。ズームレンズ系1として、実施の形態1に係るズームレンズ系が用いられている。図22において、ズームレンズ系1は、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、開口絞りAと、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とから構成されている。筐体4は、前側にズームレンズ系1が配置され、ズームレンズ系1の後側には、撮像素子2が配置されている。筐体4の後側に液晶モニタ3が配置され、ズームレンズ系1による被写体の光学的な像が像面Sに形成される。
鏡筒は、主鏡筒5と、移動鏡筒6と、円筒カム7とで構成されている。円筒カム7を回転させると、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3と開口絞りA、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5が撮像素子2を基準にした所定の位置に移動し、広角端から望遠端までのズーミングを行うことができる。第4レンズ群G4はフォーカス調整用モータにより光軸方向に移動可能である。
こうして、デジタルスチルカメラに実施の形態1に係るズームレンズ系を用いることにより、解像度及び像面湾曲を補正する能力が高く、非使用時のレンズ全長が短い小型のデジタルスチルカメラを提供することができる。なお、図22に示したデジタルスチルカメラには、実施の形態1に係るズームレンズ系の替わりに実施の形態2〜7に係るズームレンズ系のいずれかを用いてもよい。また、図22に示したデジタルスチルカメラの光学系は、動画像を対象とするデジタルビデオカメラに用いることもできる。この場合、静止画像だけでなく、解像度の高い動画像を撮影することができる。
なお、本実施の形態8に係るデジタルスチルカメラでは、ズームレンズ系1として実施の形態1〜7に係るズームレンズ系を示したが、これらのズームレンズ系は、全てのズーミング域を使用する必要はない。すなわち、所望のズーミング域に応じて、光学性能が確保されている範囲を切り出し、実施の形態1〜7で説明したズームレンズ系よりも低倍率のズームレンズ系として使用してもよい。
さらに、実施の形態8では、いわゆる沈胴構成の鏡筒にズームレンズ系を適用した例を示したが、これに限られない。例えば、第1レンズ群G1内等の任意の位置に、内部反射面を持つプリズムや、表面反射ミラーを配置し、いわゆる屈曲構成の鏡筒にズームレンズ系を適用してもよい。さらに、実施の形態8において、第2レンズ群G2全体、第3レンズ群G3全体、第2レンズ群G2あるいは第3レンズ群G3の一部等のズームレンズ系を構成している一部のレンズ群を、沈胴時に光軸上から退避させる、いわゆるスライディング鏡筒にズームレンズ系を適用してもよい。
また、以上説明した実施の形態1〜7に係るズームレンズ系と、CCDやCMOS等の撮像素子とから構成される撮像装置を、スマートフォン等の携帯情報端末、Personal Digital Assistance、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用することもできる。
以下、実施の形態1〜7に係るズームレンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
Figure 2012101958
ここで、κは円錐定数、A4、A6、A8、A10、A12、A14及びA16は、それぞれ4次、6次、8次、10次、12次、14次及び16次の非球面係数である。
図2、5、8、11、14、17及び20は、各々数値実施例1〜7に係るズームレンズ系の縦収差図である。
各縦収差図において、(a)図は広角端、(b)図は中間位置、(c)図は望遠端における各収差を表す。各縦収差図は、左側から順に、球面収差、非点収差、歪曲収差を示す。なお各図中において、球面収差はSA(mm)、非点収差はAST(mm)、歪曲収差はDIS(%)で表す。球面収差図において、縦軸はFナンバーを表し、実線は波長587.56nmのd線、短破線は波長486.13nmのF線、長破線は波長656.28nmのC線の特性である。非点収差図において、縦軸は像高を表し、実線はサジタル平面、破線はメリディオナル平面の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高を表す。なお各図中において、FナンバーはF、像高はH、サジタル平面はs、メリディオナル平面はmで表す。
また図3、6、9、12、15、18及び21は、各々数値実施例1〜7に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図である。
各横収差図において、上段3つの収差図は、望遠端における像ぶれ補正を行っていない基本状態、下段3つの収差図は、図3、6、9、12、15及び18では第3レンズ群G3全体を、図21では第2レンズ群G2全体を光軸と垂直な方向に所定量移動させた望遠端における像ぶれ補正状態に、それぞれ対応する。基本状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。像ぶれ補正状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。また各横収差図において、横軸は瞳面上での主光線からの距離を表し、実線はd線、短破線はF線、長破線はC線の特性である。なお図3、6、9、12、15及び18の横収差図では、メリディオナル平面を、第1レンズ群G1の光軸と第3レンズ群G3の光軸とを含む平面としており、図21の横収差図では、メリディオナル平面を、第1レンズ群G1の光軸と第2レンズ群G2の光軸とを含む平面としている。
なお、数値実施例1〜6のズームレンズ系について、望遠端における、像ぶれ補正状態での第3レンズ群G3の光軸と垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりであり、数値実施例7のズームレンズ系について、望遠端における、像ぶれ補正状態での第2レンズ群G2の光軸と垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりである。
数値実施例1 0.094mm
数値実施例2 0.082mm
数値実施例3 0.105mm
数値実施例4 0.107mm
数値実施例5 0.091mm
数値実施例6 0.118mm
数値実施例7 0.061mm
撮影距離が∞で望遠端において、ズームレンズ系が0.3°だけ傾いた場合の像偏心量は、第3レンズ群G3全体又は第2レンズ群G2全体が光軸と垂直な方向に上記の各値だけ平行移動するときの像偏心量に等しい。
各横収差図から明らかなように、軸上像点における横収差の対称性は良好であることがわかる。また、+70%像点における横収差と−70%像点における横収差とを基本状態で比較すると、いずれも湾曲度が小さく、収差曲線の傾斜がほぼ等しいことから、偏心コマ収差、偏心非点収差が小さいことがわかる。このことは、像ぶれ補正状態であっても充分な結像性能が得られていることを意味している。また、ズームレンズ系の像ぶれ補正角が同じ場合には、ズームレンズ系全体の焦点距離が短くなるにつれて、像ぶれ補正に必要な平行移動量が減少する。したがって、いずれのズーム位置であっても、0.3°までの像ぶれ補正角に対して、結像特性を低下させることなく充分な像ぶれ補正を行うことが可能である。
(数値実施例1)
数値実施例1のズームレンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。数値実施例1のズームレンズ系の面データを表1に、非球面データを表2に、各種データを表3に示す。
表 1(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 39.12230 0.75000 1.84666 23.8
2 24.34130 0.01000 1.56732 42.8
3 24.34130 2.57250 1.49700 81.6
4 669.01800 0.15000
5 24.12950 1.79680 1.72916 54.7
6 79.16250 可変
7* 40.41520 0.50000 1.87702 37.0
8* 4.92640 3.70580
9 -8.33810 0.30000 1.72916 54.7
10 -88.01810 0.22870
11 27.63010 1.21460 1.94595 18.0
12 -34.07630 可変
13* 5.61650 2.15450 1.58332 59.1
14* -22.78570 0.50340
15 8.07340 1.26250 1.49700 81.6
16 -490.35460 0.01000 1.56732 42.8
17 -490.35460 0.30000 1.90366 31.3
18 4.81270 0.35810
19 12.15960 1.20290 1.52996 55.8
20 -11.64830 0.40000
21(絞り) ∞ 可変
22 30.16120 0.50000 1.88300 40.8
23 8.20900 可変
24* 9.68560 2.23030 1.52996 55.8
25* -93.78700 2.36430
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 2(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-5.63481E-04, A6= 3.11555E-05, A8=-8.17750E-07
A10= 8.06105E-09, A12= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-8.76674E-04, A6=-1.12420E-05, A8= 2.70324E-06
A10=-1.33807E-07, A12= 0.00000E+00
第13面
K= 0.00000E+00, A4=-7.29201E-04, A6=-1.17969E-05, A8=-6.10823E-06
A10= 6.74583E-07, A12=-4.48240E-08
第14面
K= 0.00000E+00, A4= 8.59168E-05, A6=-2.47587E-05, A8=-1.87567E-06
A10= 1.46231E-07, A12=-2.05601E-08
第24面
K= 0.00000E+00, A4=-6.47588E-04, A6= 8.67198E-05, A8=-5.62682E-06
A10= 1.93110E-07, A12=-4.72323E-09
第25面
K= 0.00000E+00, A4=-7.33472E-04, A6= 3.89493E-05, A8=-1.04425E-06
A10=-4.32516E-08, A12= 0.00000E+00
表 3(各種データ)

ズーム比 14.71263
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4482 17.0693 65.4446
Fナンバー 3.44055 4.49104 6.16167
画角 45.0718 12.6331 3.4043
像高 3.7000 3.9000 3.9000
レンズ全長 46.3632 51.3938 62.4654
BF 0.48241 0.50874 0.45483
d6 0.3000 10.7372 21.3604
d12 16.7953 5.1183 0.3000
d21 3.4276 9.1186 10.4391
d23 2.0635 2.6166 6.6167
入射瞳位置 11.0268 35.9621 125.0203
射出瞳位置 -11.4186 -20.0329 -54.5925
前側主点位置 13.8124 38.8475 112.6593
後側主点位置 41.9150 34.3246 -2.9791

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -77.9069
2 3 50.7587
3 5 46.9551
4 7 -6.4393
5 9 -12.6519
6 11 16.2860
7 13 7.9466
8 15 15.9947
9 17 -5.2725
10 19 11.4258
11 22 -12.9111
12 24 16.6900

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 36.28987 5.27930 1.15149 3.09442
2 7 -5.85194 5.94910 0.35671 1.13559
3 13 9.23453 6.19140 -0.30820 1.47404
4 22 -12.91111 0.50000 0.36877 0.60037
5 24 16.68996 5.37460 0.13748 1.16482

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.21205 -0.34104 -0.89535
3 13 -0.48200 -1.12114 -1.38610
4 22 1.66825 1.71504 2.01678
5 24 0.71886 0.71728 0.72051
(数値実施例2)
数値実施例2のズームレンズ系は、図4に示した実施の形態2に対応する。数値実施例2のズームレンズ系の面データを表4に、非球面データを表5に、各種データを表6に示す。
表 4(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 31.08320 0.75000 1.84666 23.8
2 20.54660 0.01000 1.56732 42.8
3 20.54660 2.64550 1.49700 81.6
4 152.85880 0.15000
5 24.63830 1.66280 1.72916 54.7
6 107.30480 可変
7* 49.15490 0.50000 1.87702 37.0
8* 5.54240 3.71900
9 -10.64890 0.30000 1.72916 54.7
10 112.56090 0.22460
11 20.71430 1.29040 1.94595 18.0
12 -81.81860 可変
13* 5.43680 1.87130 1.58332 59.1
14* -22.36220 0.40260
15 6.57880 1.45360 1.49700 81.6
16 46.91020 0.01000 1.56732 42.8
17 46.91020 0.30000 1.90366 31.3
18 4.17360 0.30410
19 7.92300 1.07350 1.52996 55.8
20 -15.71980 0.40000
21(絞り) ∞ 可変
22 19.40140 0.50000 1.88300 40.8
23 5.56050 可変
24* 9.90500 2.27410 1.52996 55.8
25* -84.49410 2.25770
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 5(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-6.82260E-04, A6= 3.42662E-05, A8=-7.06863E-07
A10= 5.24073E-09, A12= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-8.55257E-04, A6=-2.08462E-06, A8= 2.57595E-06
A10=-7.86710E-08, A12= 0.00000E+00
第13面
K= 0.00000E+00, A4=-7.38915E-04, A6= 6.12372E-06, A8=-7.45037E-06
A10= 7.92758E-07, A12=-5.22500E-08
第14面
K= 0.00000E+00, A4= 1.71678E-04, A6= 7.80329E-06, A8=-4.99088E-06
A10= 3.22395E-07, A12=-2.42946E-08
第24面
K= 0.00000E+00, A4=-4.14254E-04, A6= 1.04417E-04, A8=-5.96937E-06
A10= 1.47200E-07, A12=-3.27839E-09
第25面
K= 0.00000E+00, A4=-8.50740E-04, A6= 9.56957E-05, A8=-5.15879E-06
A10= 3.50417E-08, A12= 0.00000E+00
表 6(各種データ)

ズーム比 11.03063
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4498 14.8500 49.0837
Fナンバー 3.44101 4.73422 6.16062
画角 42.8989 14.5685 4.5571
像高 3.5000 3.9000 3.9000
レンズ全長 47.2343 46.2180 52.9687
BF 0.48722 0.48685 0.45643
d6 0.3000 8.1432 17.4571
d12 19.1524 6.1570 0.3000
d21 1.6677 4.6342 6.6017
d23 2.7478 3.9176 5.2743
入射瞳位置 12.0384 30.0889 89.9355
射出瞳位置 -10.1822 -16.6238 -24.5944
前側主点位置 14.6324 32.0509 42.8463
後側主点位置 42.7846 31.3680 3.8850

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -74.0055
2 3 47.4464
3 5 43.4920
4 7 -7.1611
5 9 -13.3284
6 11 17.5816
7 13 7.6883
8 15 15.2143
9 17 -5.0866
10 19 10.0990
11 22 -8.9793
12 24 16.8698

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 33.79578 5.21830 1.12238 3.01496
2 7 -6.26139 6.03400 0.48676 1.44491
3 13 8.11525 5.81510 -0.43186 1.41460
4 22 -8.97929 0.50000 0.37862 0.60851
5 24 16.86977 5.31180 0.15727 1.19825

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.25511 -0.37491 -0.84760
3 13 -0.35202 -0.75087 -1.02588
4 22 2.01596 2.14616 2.29086
5 24 0.72728 0.72730 0.72910
(数値実施例3)
数値実施例3のズームレンズ系は、図7に示した実施の形態3に対応する。数値実施例3のズームレンズ系の面データを表7に、非球面データを表8に、各種データを表9に示す。
表 7(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 57.54400 0.75000 1.84666 23.8
2 32.90100 0.01000 1.56732 42.8
3 32.90100 2.61090 1.49700 81.6
4 -118.20340 0.15000
5 24.21850 1.52590 1.72916 54.7
6 50.97680 可変
7* 29.35900 0.50000 1.87702 37.0
8* 5.29960 4.05300
9 -7.89080 0.30000 1.72916 54.7
10 -60.13670 0.23680
11 41.52720 1.27550 1.94595 18.0
12 -26.55800 可変
13* 6.06960 2.37110 1.58332 59.1
14* -23.88150 0.31890
15 7.14320 1.38840 1.49700 81.6
16 109.61190 0.01000 1.56732 42.8
17 109.61190 0.30000 1.90366 31.3
18 4.95430 0.45800
19 23.14400 1.09800 1.52996 55.8
20 -12.30130 0.40000
21(絞り) ∞ 可変
22 30.20470 0.50000 1.88300 40.8
23 10.26950 可変
24* 10.66430 2.04270 1.52996 55.8
25* -98.22820 2.84340
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 8(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-7.15790E-04, A6= 3.34579E-05, A8=-6.64896E-07
A10= 4.88846E-09, A12= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-9.90606E-04, A6=-3.67284E-06, A8= 1.95498E-06
A10=-6.58573E-08, A12= 0.00000E+00
第13面
K= 0.00000E+00, A4=-6.16082E-04, A6=-3.68104E-07, A8=-5.75983E-06
A10= 5.43157E-07, A12=-2.72234E-08
第14面
K= 0.00000E+00, A4= 1.78340E-05, A6=-3.72044E-06, A8=-4.60879E-06
A10= 4.06332E-07, A12=-2.11784E-08
第24面
K= 0.00000E+00, A4=-1.08567E-03, A6= 1.14745E-04, A8=-6.05001E-06
A10= 1.55891E-07, A12=-2.89195E-09
第25面
K= 0.00000E+00, A4=-1.36541E-03, A6= 1.09701E-04, A8=-4.19438E-06
A10= 2.41875E-08, A12= 0.00000E+00
表 9(各種データ)

ズーム比 16.47230
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4501 18.0934 73.3027
Fナンバー 3.44164 4.20219 6.16157
画角 41.5033 11.9452 3.0330
像高 3.4000 3.9000 3.9000
レンズ全長 49.0167 55.3864 70.1058
BF 0.49135 0.52241 0.45938
d6 0.3000 12.2557 24.4860
d12 18.5099 5.2649 0.3000
d21 3.6190 11.3314 12.4827
d23 2.1738 2.0894 8.4551
入射瞳位置 11.3371 38.4866 134.4812
射出瞳位置 -12.3397 -22.9441 -128.8978
前側主点位置 14.2438 42.6294 166.2455
後側主点位置 44.5666 37.2930 -3.1969

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -92.0253
2 3 52.0843
3 5 61.7901
4 7 -7.4461
5 9 -12.4864
6 11 17.2815
7 13 8.5459
8 15 15.3058
9 17 -5.7498
10 19 15.3205
11 22 -17.8312
12 24 18.2708

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 41.06452 5.04680 1.21748 3.07560
2 7 -6.41603 6.36530 0.48274 1.30249
3 13 10.09615 6.34440 -0.66695 1.36063
4 22 -17.83121 0.50000 0.40711 0.63842
5 24 18.27085 5.66610 0.13161 1.09620

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.20116 -0.32179 -0.83233
3 13 -0.49210 -1.25492 -1.58845
4 22 1.51412 1.51273 1.86297
5 24 0.72299 0.72129 0.72474
(数値実施例4)
数値実施例4のズームレンズ系は、図10に示した実施の形態4に対応する。数値実施例4のズームレンズ系の面データを表10に、非球面データを表11に、各種データを表12に示す。
表 10(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 38.10960 0.75000 1.84666 23.8
2 25.35260 0.01000 1.56732 42.8
3 25.35260 2.78990 1.49700 81.6
4 -642.15170 0.15000
5 24.04300 1.82120 1.61800 63.4
6 73.35630 可変
7* 77.53870 0.30000 1.80470 41.0
8* 5.12330 3.46690
9 -8.13460 0.30000 1.77250 49.6
10 -131.30370 0.36710
11 31.35140 1.09790 1.94595 18.0
12 -31.35140 可変
13(絞り) ∞ 0.30000
14* 5.94890 2.03240 1.58332 59.1
15* -17.80730 0.70000
16 9.26870 1.39790 1.51680 64.2
17 -68.21660 0.01000 1.56732 42.8
18 -68.21660 0.30000 1.90366 31.3
19 4.90140 0.35620
20 8.27820 1.21480 1.54310 56.0
21 -22.95510 可変
22 86.76290 0.30000 1.83481 42.7
23 9.62100 可変
24* 8.23900 2.36560 1.54310 56.0
25* -166.66670 2.97250
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 11(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-2.43832E-04, A6= 3.09032E-05, A8=-9.76061E-07
A10= 9.97676E-09, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-4.35886E-04, A6=-1.88562E-05, A8= 7.93244E-06
A10=-5.17166E-07, A12= 1.49341E-08, A14=-2.91643E-12, A16=-9.80475E-12
第14面
K= 0.00000E+00, A4=-6.32762E-04, A6= 7.96501E-07, A8=-6.15899E-06
A10= 7.67277E-07, A12=-5.16774E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第15面
K= 0.00000E+00, A4= 1.12134E-04, A6=-1.00326E-05, A8=-8.86762E-07
A10=-4.22673E-10, A12=-1.38890E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第24面
K= 0.00000E+00, A4=-3.87357E-04, A6= 3.77291E-05, A8=-3.04711E-06
A10= 1.13074E-07, A12=-2.82329E-09, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第25面
K= 0.00000E+00, A4=-2.37072E-04, A6= 2.09946E-05, A8=-1.36284E-06
A10=-7.22202E-09, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
表 12(各種データ)

ズーム比 14.70813
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4497 17.0715 65.4465
Fナンバー 3.44057 4.93618 6.13742
画角 44.8465 12.6355 3.3530
像高 3.7000 3.9000 3.9000
レンズ全長 48.4953 54.1777 64.9678
BF 0.48583 0.51702 0.45765
d6 0.3000 11.8239 23.0982
d12 17.5156 5.7604 0.8791
d21 2.9673 9.6372 11.7242
d23 3.4442 2.6568 5.0262
入射瞳位置 10.6950 36.6197 120.0867
射出瞳位置 -23.9052 -32.1572 -84.5633
前側主点位置 14.3330 44.7717 135.1546
後側主点位置 44.0456 37.1062 -0.4787

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -91.9315
2 3 49.1423
3 5 57.0679
4 7 -6.8298
5 9 -11.2376
6 11 16.7137
7 14 7.8933
8 16 15.8872
9 18 -5.0505
10 20 11.3580
11 22 -12.9851
12 24 14.5249

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 37.80453 5.52110 1.10917 3.06143
2 7 -5.67153 5.53190 0.37885 1.06457
3 13 9.41307 6.31130 -0.37817 1.66831
4 22 -12.98510 0.30000 0.18422 0.32043
5 24 14.52486 6.11810 0.07256 1.16357

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.19561 -0.32463 -0.91531
3 13 -0.49614 -1.18416 -1.46668
4 22 1.93913 1.88465 2.05543
5 24 0.62544 0.62330 0.62738
(数値実施例5)
数値実施例5のズームレンズ系は、図13に示した実施の形態5に対応する。数値実施例5のズームレンズ系の面データを表13に、非球面データを表14に、各種データを表15に示す。
表 13(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 29.50560 0.75000 1.84666 23.8
2 20.30020 0.01000 1.56732 42.8
3 20.30020 2.28950 1.49700 81.6
4 162.76100 0.15000
5 20.71550 1.62350 1.61800 63.4
6 79.60740 可変
7* 90.12470 0.30000 1.80470 41.0
8* 5.01100 3.45700
9 -8.05880 0.30000 1.77250 49.6
10 -85.88260 0.33570
11 31.52910 1.08950 1.94595 18.0
12 -31.52910 可変
13(絞り) ∞ 0.30000
14* 5.71080 1.99000 1.58332 59.1
15* -17.52600 0.70010
16 8.42610 1.26090 1.51680 64.2
17 -71.90270 0.01000 1.56732 42.8
18 -71.90270 0.30000 1.90366 31.3
19 4.68850 0.35310
20 7.79650 1.25280 1.54310 56.0
21 -21.70030 可変
22 48.88550 0.30000 1.83481 42.7
23 8.08190 可変
24* 8.03430 2.13500 1.54310 56.0
25* -166.66670 2.73670
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 14(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-3.18533E-04, A6= 3.55924E-05, A8=-1.01356E-06
A10= 9.22264E-09, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-5.37324E-04, A6=-2.34009E-05, A8= 1.04166E-05
A10=-9.38688E-07, A12= 4.07741E-08, A14= 1.57540E-11, A16=-3.87512E-11
第14面
K= 0.00000E+00, A4=-6.22701E-04, A6=-5.86876E-06, A8=-4.35896E-06
A10= 5.04985E-07, A12=-3.59114E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第15面
K= 0.00000E+00, A4= 2.35682E-04, A6=-9.86043E-06, A8=-1.51818E-06
A10= 8.50833E-08, A12=-1.43231E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第24面
K= 0.00000E+00, A4= 6.44821E-05, A6= 2.92458E-06, A8=-2.26083E-06
A10= 8.03181E-08, A12=-1.32337E-09, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第25面
K= 0.00000E+00, A4= 4.83691E-04, A6=-3.72234E-05, A8=-1.14449E-06
A10= 3.63588E-08, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
表 15(各種データ)

ズーム比 11.03066
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4500 15.0214 49.0864
Fナンバー 3.44052 4.83310 6.13613
画角 43.9176 14.3782 4.4694
像高 3.6000 3.9000 3.9000
レンズ全長 46.0390 47.5734 56.9703
BF 0.49075 0.50200 0.45938
d6 0.3000 8.2150 17.4900
d12 16.7821 5.2667 0.8840
d21 2.6710 8.4157 11.0757
d23 3.3714 2.7502 4.6374
入射瞳位置 10.2859 26.3657 75.3817
射出瞳位置 -22.0284 -28.4421 -60.8186
前側主点位置 13.8566 33.5913 85.1477
後側主点位置 41.5890 32.5520 7.8838

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -79.8334
2 3 46.4184
3 5 44.8391
4 7 -6.6042
5 9 -11.5317
6 11 16.8066
7 14 7.6246
8 16 14.6726
9 18 -4.8617
10 20 10.7214
11 22 -11.6376
12 24 14.1740

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 32.90701 4.82300 0.85776 2.56382
2 7 -5.58020 5.48220 0.35035 1.02982
3 13 8.88719 6.16690 -0.19177 1.72324
4 22 -11.63758 0.30000 0.19655 0.33249
5 24 14.17404 5.65170 0.06390 1.07511

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.22853 -0.33815 -0.77210
3 13 -0.46748 -1.09620 -1.44599
4 22 1.97012 1.91908 2.07240
5 24 0.64249 0.64170 0.64470
(数値実施例6)
数値実施例6のズームレンズ系は、図16に示した実施の形態6に対応する。数値実施例6のズームレンズ系の面データを表16に、非球面データを表17に、各種データを表18に示す。
表 16(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 39.25250 0.75000 1.84666 23.8
2 26.16450 0.01000 1.56732 42.8
3 26.16450 2.76770 1.49700 81.6
4 -665.87080 0.15000
5 24.07010 1.82930 1.61800 63.4
6 70.08620 可変
7* 81.24860 0.30000 1.80470 41.0
8* 5.36480 3.48490
9 -8.41640 0.30000 1.77250 49.6
10 673.41420 0.42160
11 31.11300 1.14240 1.94595 18.0
12 -31.11300 可変
13(絞り) ∞ 0.30000
14* 8.12620 1.87340 1.58332 59.1
15* -15.38680 0.98510
16 8.63450 1.80160 1.51680 64.2
17 -27.64690 0.01000 1.56732 42.8
18 -27.64690 0.30000 1.90366 31.3
19 6.41180 0.45960
20 20.19940 1.11910 1.54310 56.0
21 -13.88010 可変
22 67.47690 0.30000 1.83481 42.7
23 12.04360 可変
24* 9.17150 1.88180 1.54310 56.0
25* -164.30470 3.64070
26 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
27 ∞ (BF)
像面 ∞
表 17(非球面データ)

第7面
K= 0.00000E+00, A4=-3.23786E-04, A6= 3.66448E-05, A8=-1.06013E-06
A10= 1.00154E-08, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-4.75344E-04, A6=-1.50151E-05, A8= 8.86557E-06
A10=-7.66806E-07, A12= 3.85951E-08, A14=-8.58029E-10, A16= 1.55704E-12
第14面
K= 0.00000E+00, A4=-6.17610E-04, A6=-1.27913E-05, A8=-5.01159E-06
A10= 3.57293E-07, A12=-3.16898E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第15面
K= 0.00000E+00, A4=-2.21972E-04, A6=-1.71845E-05, A8=-3.42507E-06
A10= 1.05513E-07, A12=-1.50385E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第24面
K= 0.00000E+00, A4= 1.14280E-04, A6= 1.52328E-05, A8=-2.82688E-06
A10= 1.17459E-07, A12=-3.65809E-09, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第25面
K= 0.00000E+00, A4= 5.10887E-04, A6=-1.82374E-05, A8=-5.43331E-07
A10=-2.93424E-08, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
表 18(各種データ)

ズーム比 16.47220
広角 中間 望遠
焦点距離 4.4500 18.0951 73.3017
Fナンバー 3.44047 4.99381 6.13817
画角 44.8967 11.9877 2.9917
像高 3.7000 3.9000 3.9000
レンズ全長 52.5325 58.6836 69.8425
BF 0.49889 0.49462 0.45413
d6 0.3000 12.5338 24.2209
d12 19.2741 6.3027 0.8571
d21 2.4026 10.8191 13.5974
d23 5.4497 3.9262 6.1058
入射瞳位置 10.9122 39.1491 132.3414
射出瞳位置 -37.5373 -57.9325 -287.3651
前側主点位置 14.8416 51.6401 186.9747
後側主点位置 48.0825 40.5885 -3.4591

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -95.1828
2 3 50.7221
3 5 58.4344
4 7 -7.1508
5 9 -10.7585
6 11 16.5935
7 14 9.3920
8 16 12.9506
9 18 -5.7356
10 20 15.3252
11 22 -17.6045
12 24 16.0558

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 38.73439 5.50700 1.07264 3.02435
2 7 -5.76063 5.64890 0.42621 1.13613
3 13 10.30241 6.84880 -0.11156 1.88515
4 22 -17.60450 0.30000 0.19952 0.33561
5 24 16.05580 6.30250 0.06472 0.98811

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 7 -0.19354 -0.32859 -0.98573
3 13 -0.50880 -1.27900 -1.61102
4 22 1.82885 1.74171 1.85990
5 24 0.63793 0.63820 0.64072
(数値実施例7)
数値実施例7のズームレンズ系は、図19に示した実施の形態7に対応する。数値実施例7のズームレンズ系の面データを表19に、非球面データを表20に、各種データを表21に示す。
表 19(面データ)

面番号 r d nd vd
物面 ∞
1* 107.61930 0.30000 1.80470 41.0
2* 4.80030 2.22660
3 9.23190 1.30640 2.01960 21.5
4 17.02490 可変
5* 6.15710 1.10820 1.80470 41.0
6 25.14250 0.15000
7 4.83310 1.80860 1.49700 81.6
8 16.80910 0.01000 1.56732 42.8
9 16.80910 0.30000 1.84666 23.8
10 3.57810 0.62800
11 13.95400 0.70000 1.83481 42.7
12 -50.59070 0.44800
13(絞り) ∞ 可変
14 -81.13990 0.76170 1.48700 70.4
15 -34.02960 可変
16 33.76820 1.38300 1.51845 70.0
17* -20.74100 2.00000
18 ∞ 0.78000 1.51680 64.2
19 ∞ (BF)
像面 ∞
表 20(非球面データ)

第1面
K= 0.00000E+00, A4= 5.36509E-06, A6=-8.80525E-06, A8= 2.78793E-07
A10=-2.73007E-09, A12= 0.00000E+00, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
第2面
K=-7.90720E-01, A4= 1.73138E-04, A6=-2.18061E-05, A8= 1.60898E-06
A10=-1.17064E-07, A12= 5.04376E-09, A14=-9.09651E-11, A16= 3.70038E-13
第5面
K= 0.00000E+00, A4=-2.13927E-04, A6=-2.25575E-05, A8= 7.30892E-06
A10=-1.49209E-06, A12= 1.43204E-07, A14=-5.34905E-09, A16= 0.00000E+00
第17面
K= 0.00000E+00, A4=-2.79314E-04, A6= 1.31652E-04, A8=-1.41220E-05
A10= 6.77625E-07, A12=-1.21299E-08, A14= 0.00000E+00, A16= 0.00000E+00
表 21(各種データ)

ズーム比 4.73498
広角 中間 望遠
焦点距離 4.6570 10.1335 22.0509
Fナンバー 2.90051 4.56685 6.36731
画角 41.9158 21.0653 9.8562
像高 3.7000 3.9000 3.9000
レンズ全長 34.0477 29.8951 38.5106
BF 0.80055 0.79714 0.79138
d4 14.8661 4.7519 0.3000
d13 3.4705 7.6218 22.5087
d15 1.0000 2.8138 1.0000
入射瞳位置 6.9771 5.7917 4.9350
射出瞳位置 -10.2692 -26.5545 140.8443
前側主点位置 9.6749 12.1708 30.4577
後側主点位置 29.3906 19.7616 16.4597

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -6.2520
2 3 18.2372
3 5 9.8758
4 7 12.9975
5 9 -5.4254
6 11 13.1665
7 14 119.7162
8 16 25.0000

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -10.88697 3.83300 -0.72858 -0.10340
2 5 9.70236 5.15280 -1.51843 0.46068
3 14 119.71618 0.76170 0.87760 1.12976
4 16 24.99997 4.16300 0.56917 1.29917

ズームレンズ群倍率
群 始面 広角 中間 望遠
1 1 0.00000 0.00000 0.00000
2 5 -0.52534 -1.16134 -2.48614
3 14 0.95410 0.93899 0.95421
4 16 0.85342 0.85356 0.85379
以下の表22に、各数値実施例のズームレンズ系における各条件の対応値を示す。
表 22(条件の対応値)
Figure 2012101958
本発明に係るズームレンズ系は、デジタルカメラ、スマートフォン等の携帯情報端末、Personal Digital Assistance、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等のデジタル入力装置に適用可能であり、特にデジタルカメラ等の高画質が要求される撮影光学系に好適である。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
L11 第11レンズ素子
L12 第12レンズ素子
A 開口絞り
P 平行平板
S 像面
1 ズームレンズ系
2 撮像素子
3 液晶モニタ
4 筐体
5 主鏡筒
6 移動鏡筒
7 円筒カム
(実施の形態1〜7)
図1、4、7、10、13、16及び19は、各々実施の形態1〜7に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。なお、本明細書において、実施の形態7は参考の実施の形態である。
以下、実施の形態1〜7に係るズームレンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
Figure 2012101958
ここで、κは円錐定数、A4、A6、A8、A10、A12、A14及びA16は、それぞれ4次、6次、8次、10次、12次、14次及び16次の非球面係数である。なお、本明細書において、数値実施例(実施例)7は数値参考例(参考例)である。

Claims (16)

  1. 物体側から像側へと順に、
    第1レンズ群と、
    第2レンズ群と、
    1つ以上の後続レンズ群とを備え、
    撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
    前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動することを特徴とする、ズームレンズ系。
  2. 物体側から像側へと順に、
    正のパワーを有する第1レンズ群と、
    負のパワーを有する第2レンズ群と、
    正のパワーを有する第3レンズ群と、
    1つ以上の後続レンズ群とを備え、
    撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
    前記後続レンズ群の1つであるレンズ群αが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動し、
    以下の条件(1)、(2−1)及び(a)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    0.8<L/f<1.2 ・・・(1)
    0.12<Dα/fGα<0.30 ・・・(2−1)
    /f>9.0 ・・・(a)
    ここで、
    :望遠端におけるレンズ全長(第1レンズ群の最物体側面から像面までの距離)、
    α:レンズ群αの最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
    Gα:レンズ群αの合成焦点距離、
    :広角端における全系の焦点距離、
    :望遠端における全系の焦点距離
    である。
  3. レンズ群αが、最も像側に配置されたレンズ群である、請求項2に記載のズームレンズ系。
  4. 後続レンズ群として、負のパワーを有する第4レンズ群及び正のパワーを有する第5レンズ群を備える、請求項2又は3に記載のズームレンズ系。
  5. 以下の条件(3)を満足する、請求項2〜4のいずれか1つに記載のズームレンズ系:
    −7.0<f/f<−4.0 ・・・(3)
    ここで、
    :第1レンズ群の合成焦点距離、
    :第2レンズ群の合成焦点距離
    である。
  6. 以下の条件(4)を満足する、請求項2〜4のいずれか1つに記載のズームレンズ系:
    0.5<|f/f|<4.2 ・・・(4)
    ここで、
    :第1レンズ群の合成焦点距離、
    :第4レンズ群の合成焦点距離
    である。
  7. 第4レンズ群が、1枚のレンズ素子からなる、請求項2〜4のいずれか1つに記載のズームレンズ系。
  8. 第5レンズ群が、1枚のレンズ素子からなる、請求項2〜4のいずれか1つに記載のズームレンズ系。
  9. 無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群又は第5レンズ群が光軸に沿って移動する、請求項2〜4のいずれか1つに記載のズームレンズ系。
  10. 物体側から像側へと順に、
    負のパワーを有する第1レンズ群と、
    正のパワーを有する第2レンズ群と、
    1つ以上の後続レンズ群とを備え、
    撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、
    前記後続レンズ群の1つが、前記ズーミングの際には光軸に沿って移動せず、撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動する、請求項1に記載のズームレンズ系。
  11. 以下の条件(2−2)を満足する、請求項10に記載のズームレンズ系:
    0.12<Dβ/fGβ<0.29 ・・・(2−2)
    ここで、
    β:撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の最像側面と像面との光軸上での空気換算長、
    Gβ:撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群の合成焦点距離
    である。
  12. 撮像状態から収納状態への移行の際に光軸に沿って移動するレンズ群が、最も像側に配置されたレンズ群である、請求項10又は11に記載のズームレンズ系。
  13. 後続レンズ群として、正のパワーを有する第3レンズ群を備える、請求項10又は11に記載のズームレンズ系。
  14. 後続レンズ群として、正のパワーを有する第3レンズ群及び正のパワーを有する第4レンズ群を備える、請求項10又は11に記載のズームレンズ系。
  15. 物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
    物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
    該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記ズームレンズ系が、請求項1に記載のズームレンズ系である、撮像装置。
  16. 物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
    物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
    前記ズームレンズ系が、請求項1に記載のズームレンズ系である、カメラ。
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