JPWO2012070109A1 - 電動二輪車 - Google Patents

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Abstract

電動二輪車は、車体フレームを含む。車体フレームは、左右に離隔して配置された2つのフレーム部を含む。2つのフレーム部の間に配置されたバッテリは、後輪を駆動する電動モータに電力を供給する。バッテリに隣接して第1ブラケットおよび第2ブラケットが配置されている。第1ブラケットは、シート支持部を含む。第2ブラケットは、バッテリを前方から支持している。これらのブラケットは、車体フレームに着脱可能に取り付けられている。

Description

この発明は、スクータ型の電動二輪車に関する。
近年、スクータ型の電動二輪車が開発されている。電動二輪車は、バッテリと、バッテリの電力が供給される電動モータと、電動モータによって駆動される後輪と、を含んでいる(たとえば、特許文献1,2参照)。電動二輪車において、1回の充電で走行可能な距離は、バッテリの容量に影響される。バッテリの容量が大きいほど、1回の充電で電動二輪車が走行可能な距離を長くできる。バッテリの容量を大きくするためには、バッテリの寸法をより大きくすればよい。
特開平6−219359号公報 特開2004−74911号公報
しかしながら、電動二輪車は、部品を配置できるスペースの制約が大きく、無闇にバッテリを大型化できない。具体的には、特許文献1では、運転者が足を載せるフートボードの下方にバッテリを配置している。この構成では、バッテリの配置スペースを大きくするためには、フートボードの位置を高くする必要がある。フートボードの位置を高くすると、フートボードの位置に合わせて、シートの位置も高くする必要がある。シートの位置を高くすると、シートの上面(座面)が地面から遠くなり、運転者の乗り降りがし難くなるなど、電動二輪車の快適性が損なわれる。したがって、フートボードを高くできず、バッテリを大型化できない。
一方、特許文献2では、シートの下方にバッテリを配置している。具体的には、特許文献2では、シートを支持し、かつバッテリを収容する基部がシートの下方に配置された構成となっている。基部は、左右一対のパイプ状の基部フレームと、一対の基部フレームの間に配置された基部ケースと、を有している。
基部ケースは、上下に長い筒状の部材であり、上端が上方に開放され、下端が塞がれている。基部ケースの内部には、バッテリ搭載室が形成されている。バッテリ搭載室の上端は、ヒンジ回りに動かすことが可能なシートで覆われている。バッテリ搭載室内において、バッテリは、基部ケースによって固定されている。具体的には、基部ケースの左壁および右壁には、それぞれ、バッテリの位置を規定するガイド部材が配置されている。バッテリは、これらのガイド部材の間に配置されている。また、基部ケースの上方には、シートの下面に支持された押さえスプリングが備えられている。バッテリ収容室内のバッテリは、バッテリ支持トレーに載せられ、かつ、左右のガイド部材に挟まれ、かつ、押さえスプリングで上方から押さえられることにより、固定されている。
このように、バッテリを支持する厚肉の基部ケースを用いてバッテリを固定する構成では、バッテリの固定用に大きなスペースが必要である。その分、バッテリのためのスペースが小さくなっている。
このような引用文献2の構成において、シートの下方に配置されるバッテリを大きくするためには、バッテリを、車両の上下方向、または前後方向に長くする必要がある。しかしながら、バッテリを上下方向に長くすると、シートの上面の位置を高くせざるを得ない。シートの上面の位置が高いと、電動二輪車の停止時に、運転者が地面に足をつき難くなり、電動二輪車の快適性が損なわれてしまう。さらに、引用文献2の構成では、シートの下方に押さえスプリングを配置しているので、シートの上面とバッテリの上面との間の間隔が押さえスプリングを配置している分、長くなり、シートの上面の高さがより高くなっている。
バッテリを前後方向に長くすると、バッテリが、シートの前方に突出する配置となる。バッテリがシートの前方に突出するので、フートボードの前後方向の長さが短くなる。このため、運転者の足を置くのに必要なスペースが少なくなり、電動二輪車の快適性が損なわれてしまう。
バッテリを左右方向に長くすることも考えられる。しかしながら、バッテリの左方および右方には、車体フレームが隣接して配置されている。よって、バッテリを左右方向に長くすることは困難である。
このように、特許文献2の構成では、バッテリを上下、前後の何れに長くした場合でも、電動二輪車の快適性が損なわれてしまう。
また、特許文献2では、バッテリを大型化すると、バッテリを基部ケースに着脱する際の作業性が低くなってしまう。具体的には、特許文献2では、シートをヒンジ部材回りに上向きに動かすことで、基部ケース内のバッテリ搭載室が外部に露出する。バッテリ搭載室が外部に露出した状態でバッテリをバッテリ搭載室に対して上下に動かすことで、バッテリを着脱する。
このように、バッテリの着脱の際には、バッテリをシート上方の高い位置で上下に動かす作業が必要である。よって、バッテリを大型化したためにバッテリが重いと、バッテリを着脱する作業者の負担が大きい。引用文献2では、バッテリを大型化することでバッテリが重くなったときのバッテリの着脱のし難さが、充分に考慮されているとはいえない。
この発明の一実施形態は、バッテリの大型化を達成でき、かつ、運転者の快適性を損なわずに済み、しかも、バッテリの着脱をより容易に行うことのできる電動二輪車を提供する。
この発明の一実施形態は、運転者が座るためのシートと、このシートの前方かつ下方に配置され、前記運転者の足を載せるための足載せ部と、前記シートの下方において上下に延び左右に離れて配置された2つのフレーム部を有する車体フレームと、この車体フレームの外方に配置された車体カバーと、後輪を駆動するための電動モータを有し、ピボット部を介して前記車体フレームに揺動可能に連結されたスイングユニットと、前記シートの下方において前記2つのフレーム部の間に配置され、前記電動モータに電力を供給するためのバッテリと、前記シートを下方から支持するシート支持部と、車両上下方向において前記バッテリの上端部と下端部との間に配置され前記2つのフレーム部の少なくとも一方に着脱可能に取り付けられた第1取付部とを有する第1ブラケットと、前記バッテリを前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部と、前記車体フレームに着脱可能に取り付けられた第2取付部とを含み、前記バッテリの前方において前記バッテリの上端部と下端部との間に配置された第2ブラケットと、を含んでいる電動二輪車を提供する。
この構成によれば、バッテリの載せ降ろし時の作業性の向上と、電動二輪車の乗車中の快適性の維持と、バッテリの容量のさらなる向上と、を相乗して実現できる。この構成によれば、バッテリの着脱時には、作業者は、第1および第2ブラケットを取り外す。これにより、バッテリを着脱のために動かす際に、バッテリが第1および第2ブラケットと接触することがない。よって、バッテリを着脱のために動かす際に、バッテリが第1および第2ブラケットに接触しないようにするために、バッテリを小型にする必要がなく、バッテリを大型化できる。
しかも、バッテリを大型化しても、バッテリの着脱作業が容易である。具体的には、バッテリの着脱時には、まず、第1,第2ブラケットをフレーム部から取り外す。これにより、シートの下方の空間、すなわち、バッテリが配置される空間が前方に開放される。したがって、バッテリを、第1,第2ブラケットに邪魔されることなく、車体フレームに対して前後に動かすことができる。これにより、バッテリを着脱できる。よって、バッテリの着脱時には、大型で重いバッテリをシート上面近傍の高い位置で上下に動かす作業が必要ない。したがって、バッテリの着脱時の作業性を向上できる。しかも、バッテリを着脱するときには、シート前方でかつ足載せ部の上方に形成された、運転者が足を置くための広い空間を利用できる。このため、バッテリの着脱をより一層容易に行うことができる。このように、第1および第2ブラケットを車体フレームに対して着脱可能にした結果、バッテリの大型化の実現と、バッテリの着脱時の作業性の向上という相乗効果を発揮できる。
また、バッテリの前方に位置する第2ブラケットでバッテリを固定している。すなわち、特許文献2として示した特開2004−74911号公報に記載の構成と異なり、バッテリを収容カバーで固定する構成ではない。したがって、収容カバーの配置スペースが不要となり、その分、バッテリの大型化を通じてバッテリの容量をより大きくできる。
このように、バッテリを、車体フレームに固定された第2ブラケットで前方から支持している。このため、左右2つのフレーム間の空間をバッテリの配置のスペースに大きく利用できる。その上、バッテリの上方や、左側方や、右側方からバッテリを押さえるための部材は、必須ではない。そのため、バッテリを大型化してもシート高が高くなることを抑制できるとともに、バッテリの前方に位置する足載せスペースが小さくなることを抑制できる。これにより、バッテリの大型化の実現と、電動二輪車の快適性を損なわないことの相乗効果を実現できる。
以上説明したように、シートの下方にバッテリを配置し、シートを支持する第1ブラケットとバッテリを固定する第2ブラケットとをフレームに着脱可能にしている。これにより、バッテリの載せ降ろし時の作業性の向上と、電動二輪車の乗車中の快適性の維持と、バッテリの大型化による容量のさらなる向上と、を相乗して実現できる。
この発明の一実施形態では、側面視において、前記バッテリの上端部は、前記シートの下端部よりも上方で、かつ、前記シートの上面よりも下方に配置されている。
この構成によれば、シート内のスペースにバッテリの一部を配置できる。これにより、シートの上面の位置を高くすることなく、バッテリの全長をより長くしてバッテリを大型化できる。
この発明の一実施形態において、前記第1ブラケットは、前記バッテリを前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部を含んでおり、これにより、前記第1ブラケットが前記第2ブラケットを兼ねている。
この構成によれば、シートを支持するブラケットを、バッテリを支持するブラケットとしても用いることができる。
前記バッテリ支持部は、車両上下方向における前記バッテリの中央部を支持する中央支持部を含んでいることが好ましい。
この構成によれば、バッテリの上下方向の中央部を支持することにより、バッテリの重心と上下方向の位置が近い位置で、バッテリを支持できる。したがって、バッテリを、より安定して支持することができる。
この発明の一実施形態において、前記第1ブラケットは、前記バッテリを前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部を含む。また、前記第2ブラケットは、前記バッテリの上部を前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部と、前記第1取付部よりも上方の位置において前記車体フレームに着脱可能に取り付けられた第2取付部とを有する上ブラケットを含む。また、前記第2ブラケットは、前記バッテリの下部を前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部と、前記第1取付部よりも下方の位置において前記車体フレームに着脱可能に取り付けられた第2取付部とを有する下ブラケットを含んでいる。
この構成によれば、上ブラケット、下ブラケットおよび第1ブラケットの3つのブラケットによって、バッテリの上部、中間部および下部を前方から支持できる。よって、バッテリを、より確実に固定できる。
前記上ブラケットは、前記バッテリを上方から押さえる押さえ部を含んでいることが好ましい。
この構成によれば、上ブラケットの押さえ部によって、バッテリを上下に振動しないように支持できる。
この発明の一実施形態では、前記バッテリを挟んで前記上ブラケットの前記バッテリ支持部と対向するように配置され、かつ、前記バッテリを前記バッテリの後方から支持するバッテリ支持部を含み、前記車体フレームに支持された第3ブラケットをさらに含んでいることが好ましい。
この構成によれば、バッテリを第3ブラケットで後方から受けることができる。したがって、バッテリを前後に動かないように、より堅固に車体フレームに固定できる。
この発明の一実施形態では、前記バッテリを挟んで前記下ブラケットの前記バッテリ支持部と対向するように配置され、かつ、前記バッテリを前記バッテリの後方から支持するバッテリ支持部を含み、前記車体フレームに支持された第4ブラケットをさらに含んでいることが好ましい。
この構成によれば、バッテリを第4ブラケットで後方から受けることで、バッテリを前後に動かないようにより堅固に車体フレームに取り付けることができる。
この発明の一実施形態において、前記バッテリ支持部は、弾性部材を用いて形成され、前記バッテリの外表面を弾性的に押さえている。
この構成によれば、弾性部材でバッテリを押さえることで、バッテリがブラケットに対して振動することに起因する衝撃および騒音を抑制できる。
この発明の一実施形態において、前記電動二輪車は、前記車体フレームに支持され、前記バッテリを前記バッテリの下方から支持する第5ブラケットをさらに含んでいる。
この構成によれば、第5ブラケットがバッテリを下方から支持することで、重量物であるバッテリを安定して支持することができる。また、自動二輪車において発生頻度の高い上下方向の振動力がバッテリに作用したときに、バッテリを確実に支持できる。
前記第5ブラケットは、前記バッテリの上端部が下端部よりも後方に位置するように前記バッテリを傾けた姿勢で前記バッテリを支持していることが好ましい。
この構成によれば、シートの位置を高くすることなく、バッテリの高さ方向の長さを長くできる。また、バッテリの上端部を、より後ろに配置できる。よって、バッテリを運転者の太ももに当たり難く配置できる。
前記第5ブラケットは、後斜め下方に延びるように傾斜し、前記バッテリの荷重を受ける受け部を含んでいることが好ましい。
この構成によれば、バッテリ上に受け部を置くと、自然と傾斜した向きにバッテリを配置できるので、バッテリ装着時の位置決めが容易である。また、バッテリを後斜め上がりに傾斜して配置している。その結果、自動二輪車において発生頻度の高い上下方向の振動が作用する方向と交差する前後方向を向くように、受け部を設けることができる。これにより、上下方向に長いバッテリが第5ブラケットから受ける衝撃を少なくできるので、バッテリの振動を少なくできる。
この発明の一実施形態において、前記フレーム部は、第1座部を含む。また、前記第1ブラケットの前記第1取付部を前記第1座部に着脱可能に固定する第1固定部材をさらに含む。
この構成によれば、第1固定部材を着脱するという簡易な作業により、第1ブラケットを車体フレームに対して容易に着脱できる。
前記第1座部には第1挿通孔が形成されていることが好ましい。また、前記第1取付部には、前記第1挿通孔と同軸に向かい合う第2挿通孔が形成されていることが好ましい。また、前記第1固定部材は、前記第1および第2挿通孔を挿通していることが好ましい。
この構成によれば、第1固定部材を第1および第2挿通孔に挿通するという簡易な作業で、第1ブラケットを車体フレームに容易に固定できる。
前記第1および第2挿通孔は、車両前後方向、車両左右方向、または車両上下方向に向かい合っていることが好ましい。
この構成によれば、第1固定部材を車両の前後方向、左右方向または上下方向に沿って第1および第2挿通孔に挿入するという簡易な作業で、第1ブラケットを車体フレームに容易に固定できる。
この発明の一実施形態において、前記フレーム部は、第2座部を含む。また、前記電動二輪車は、前記第2ブラケットの前記第2取付部を前記第2座部に着脱可能に固定する第2固定部材をさらに含んでいる。
この構成によれば、第2固定部材を着脱するという簡易な作業とにより、第2ブラケットを車体フレームに対して容易に着脱できる。
前記第2座部には第3挿通孔が形成されていることが好ましい。また、前記第2取付部には、前記第3挿通孔と同軸に向かい合う第4挿通孔が形成されていることが好ましい。また、前記第2固定部材は、前記第3および第4挿通孔を挿通していることが好ましい。
この構成によれば、第2固定部材を第3および第4挿通孔に挿通するという簡易な作業で、第2ブラケットを車体フレームに容易に固定できる。
前記第3および第4挿通孔は、車両前後方向、車両左右方向、または車両上下方向に向かい合って並んでいることが好ましい。
この構成によれば、第2固定部材を車両の前後方向、左右方向または上下方向に沿って第3および第4挿通孔に挿入するという簡易な作業で、第2ブラケットを車体フレームに容易に固定できる。
この発明における上述の、またはさらに他の目的、特徴および効果は、添付図面を参照して次に述べる実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、この発明の第1実施形態の電動二輪車の左側面図である。 図2は、電動二輪車の車体カバーなどの一部の部品を取り外した状態の左側面図である。 図3は、車体フレームの斜視図である。 図4Aは、バッテリの分解斜視図であり、バッテリを前上方から視た状態を示している。 図4Bは、バッテリを前上方から視た斜視図である。 図5Aは、図2のバッテリの周辺の拡大図である。 図5Bは、バッテリの周辺の主要部を前下方から視た斜視図である。 図6Aは、第1ブラケットの正面図である。 図6Bは、第1ブラケットの左側面図である。 図7は、電動二輪車のバッテリの周辺の主要部の左側面図であり、バッテリと、バッテリ支持装置と、車体フレームとの関係を説明するための図である。 図8は、図7のVIII−VIII線に沿う主要部の断面図であり、上方から視た状態を示している。 図9は、シート支持部とシートとの連結状態を示す斜視図であり、シート支持部を左後方から視た状態を示している。 図10Aは、上第2ブラケットの平面図である。 図10Bは、上第2ブラケットの正面図である。 図10Cは、上第2ブラケットの左側面図である。 図11は、電動二輪車の主要部を前方から視た斜視図である。 図12Aは、左側の上第2座部の平面図である。 図12Bは、左側の上第2座部の左側面図である。 図13Aは、右側の上第2座部の平面図である。 図13Bは、右側の上第2座部の右側面図である。 図14は、図11の一部を拡大した拡大図であり、バッテリの上部の周辺を示している。 図15は、図7のXV−XV線に沿う断面図であり、上第2ブラケットおよび上第2座部を上方から視た状態を示している。 図16Aは、下第2ブラケットの平面図である。 図16Bは、下第2ブラケットの正面図である。 図17Aは、左支持ユニットの平面図である。 図17Bは、左支持ユニットの左側面図である。 図17Cは、右支持ユニットの正面図である。 図18Aは、右支持ユニットの平面図である。 図18Bは、左支持ユニットの左側面図である。 図18Cは、右支持ユニットの正面図である。 図19は、図7のXIX−XIX線に沿う主要部の断面図であり、下第2ブラケットおよび下第2座部を上方から視た状態を示している。 図20は、サブフレームの周辺の主要部の斜視図であり、サブフレームを後斜め下方から視た状態を示している。 図21は、バッテリを車体フレームから取り外した状態を前斜め前方から視た斜視図である。 図22Aは、バッテリの取り付け作業および取り外し作業を説明するための主要部の斜視図である。 図22Bは、バッテリの取り付け作業および取り外し作業を説明するための主要部の斜視図である。 図23は、連結機構およびスイングユニットの前端部を示す斜視図である。 図24は、連結機構およびスイングユニットの前端部の一部断面図であり、連結機構およびスイングユニットの前端部を上方から視た状態を示している。 図25は、この発明の第2実施形態の主要部を上方から視た断面図である。 図26Aは、この発明の第3実施形態の主要部の平面図である。 図26Bは、この発明の第3実施形態の主要部の左側面図であって、一部を破断して示している。 図26Cは、この発明の第3実施形態の主要部の右側面図であって、一部を破断して示している。 図27は、この発明の第4実施形態の主要部を上方から視た断面図である。 図28Aは、この発明の第5実施形態の主要部の左側面図であって、一部を破断して示している。 図28Bは、この発明の第5実施形態の主要部の右側面図であって、一部を破断して示している。 図29は、この発明の第6実施形態の主要部の正面図である。 図30は、中第2ブラケットの周辺の主要部を上方から視た断面図である。 図31Aは、第6実施形態の第1ブラケットの変形例を示す図解的な正面図である。 図31Bは、第6実施形態の第1ブラケットの変形例を示す図解的な左側面図である。
<第1実施形態>
以下には、図面を参照して、この発明の第1実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の第1実施形態の電動二輪車1の左側面図である。この実施形態においては、電動二輪車1は、スクータである。電動二輪車1は、前部および後部に荷物を載せて走行することが可能であり、荷役車両としての用途に適している。
なお、以下の説明における前後、上下および左右の各方向は、電動二輪車1が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、かつ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。また、垂直に起立し、前輪3および後輪4が路面A1に接地し、かつ、運転者が乗車していない状態の電動二輪車1を基準として、電動二輪車1の構成を説明する。
電動二輪車1は、車体フレーム2、前輪3、後輪4、電動モータ5、バッテリ6および車体カバー7を備えている。電動二輪車1は、バッテリ6から電動モータ5に供給される電力によって、電動モータ5を駆動し、電動モータ5の出力によって後輪4を駆動する。以下、電動二輪車1の全体の構造を車体前方から順に説明する。
図2は、電動二輪車1の車体カバー7などの一部の部品を取り外した状態の左側面図である。以下、図面の一部は、想像線である2点鎖線で示すことがある。電動二輪車1は、この電動二輪車1の前上部に配置されたヘッドパイプ8を有している。ヘッドパイプ8内には、ステアリング軸9が回動自在に挿入されている。ステアリング軸9の下端部には、左右一対のフロントフォーク10が取り付けられている。前輪3は、フロントフォーク10に取り付けられている。
ステアリング軸9の上端部には、ハンドル11が取り付けられている。運転者は、ハンドル11を操作することにより、ステアリング軸9、フロントフォーク10および前輪3をステアリング軸9の軸線回りに回すことが可能である。
ハンドル11の左右両端部には、それぞれ、グリップ12が設けられている(左側のグリップのみを図示)。右側のグリップはスロットルグリップを構成している。運転者は、このスロットルグリップを回すことにより、電動モータ5の出力を調整することが可能である。
図1に示すように、ハンドル11の中央付近にはメータ13が設けられている。メータ13の下方には、荷台14が配置されている。荷台14は、ヘッドパイプ8に固定されている。荷台14に積まれた荷物の荷重は、ヘッドパイプ8およびステアリング軸9などを介して、主に前輪3に作用する。荷台14の下部には、ヘッドランプ15が固定されている。
図2に示すように、電動二輪車1は、ヘッドパイプ8から後方に延びる車体フレーム2を含んでいる。車体フレーム2は、鋼鉄製のパイプ部材などを用いて形成されている。車体フレーム2は、前部フレーム19と、前部フレーム19の後方に配置されたフレーム本体20と、を含んでいる。前部フレーム19は、ヘッドパイプ8の下部から後斜め下方に延びている。側面視において、フレーム本体20は、前部フレーム19の下端部から後方に延びており、車両の前後方向X1の途中部がS字状に形成されている。
フレーム本体20は、第1フレーム部21と、第2フレーム部22と、第3フレーム部23と、第4フレーム部24と、を含んでいる。
図3は、車体フレーム2の斜視図である。第1フレーム部21は、左第1フレーム部21Lと、右第1フレーム部21Rと、を含んでいる。この実施形態においては、左第1フレーム部21Lと、右第1フレーム部21Rとは、左右対称な形状に形成されている。
左第1フレーム部21Lは、前部フレーム19の下端部から左後方に延び、途中から前後方向X1に延びた形状に形成されている。側面視において、左第1フレーム部21Lは、前部フレーム19の下端部から後方に略真っ直ぐに延びており、わずかに後斜め上方に傾斜している。
右第1フレーム部21Rは、前部フレーム19の下端部から右後方に延び、途中から前後方向X1に延びた形状に形成されている。側面視において、右第1フレーム部21Rは、前部フレーム19の下端部から後方に略真っ直ぐに延びており、わずかに後斜め上方に傾斜している。
左第1フレーム部21Lの前部には、ステー部材25Lが固定されている。左第1フレーム部21Lの後部には、ステー部材26Lが固定されている。右第1フレーム部21Rの前部には、ステー部材25Rが固定されている。右第1フレーム部21Rの後部には、ステー部材26が固定されている。
第2フレーム部22は、上下に延びるように配置されている。第2フレーム部22は、左第2フレーム部22Lと、右第2フレーム部22Rと、を含んでいる。左第2フレーム部22Lおよび右第2フレーム部22Rは、この発明の「2つのフレーム部」の一例である。左第2フレーム部22Lと、右第2フレーム部22Rとは、車両の左右方向Y1に離隔して配置されている。この実施形態において、左第2フレーム部22Lと、右第2フレーム部22Rとは、左右対称な形状に形成されている。
左第2フレーム部22Lは、側面視においてS字状に形成されている。左第2フレーム部22Lは、下端部22aLと、中間部22bLと、上端部22cLと、を含んでいる。下端部22aLは、湾曲形状に形成されており、左第1フレーム部21Lから後方に延びている。中間部22bLは、下端部22aLから後斜め上方に真っ直ぐに延びている。側面視において、左第1フレーム部21Lに対する中間部22bLの傾斜角度は、例えば、45度程度である。上端部22cLは、湾曲形状に形成されており、中間部22bLから後方に延びている。上端部22cLの後端は、略水平な向きを向いている。
右第2フレーム部22Rは、側面視においてS字状に形成されている。右第2フレーム部22Rは、下端部22aRと、中間部22bRと、上端部22cRと、を含んでいる。下端部22aRは、湾曲形状に形成されており、右第1フレーム部21Rから後方に延びている。中間部22bRは、下端部22aRから後斜め上方に真っ直ぐに延びている。側面視において、右第1フレーム部21Rに対する中間部22bRの傾斜角度は、例えば、45度程度である。上端部22cRは、湾曲形状に形成されており、中間部22bRから後方に延びている。上端部22cRの後端は、略水平な向きを向いている。
左第2フレーム部22Lの上端部22cLには、ステー部材27Lが固定されている。ステー部材27Lは、上端部22cLのうち、略水平な向きを向く部分に固定されている。右第2フレーム部22Rの上端部22cRには、ステー部材27Rが固定されている。ステー部材27Rは、上端部22cRのうち、略水平な向きを向く部分に固定されている。
第3フレーム部23は、左第3フレーム部23Lと、右第3フレーム部23Rと、を含んでいる。左第3フレーム部23Lと、右第3フレーム部23Rとは、左右方向Y1に離隔して配置されている。この実施形態においては、左第3フレーム部23Lと、右第3フレーム部23Rとは、左右対称な形状に形成されている。
左第3フレーム部23Lは、左第2フレーム部22Lから後方に延びており、側面視において、わずかに後斜め上方に傾斜して延びている。
右第3フレーム部23Rは、右第2フレーム部22Rの上端部22cRから後方に延びており、側面視において、わずかに後斜め上方に傾斜して延びている。
左第3フレーム部23Lの後端部と、右第3フレーム部23Rの後端部との間には、補強部材28が配置されている。補強部材28は、左第3フレーム部23Lの後端部および右第3フレーム部23Rの後端部に溶接などによって固定されている。
左第3フレーム部23Lおよび右第3フレーム部23Rは、後シートブラケット29に結合されている。後シートブラケット29は、左第3フレーム部23Lおよび右第3フレーム部23Rの上方に配置されている。
第4フレーム部24は、左第4フレーム部24Lと、右第4フレーム部24Rと、を含んでいる。左第4フレーム部24Lと、右第4フレーム部24Rとは、左右方向Y1に離隔して配置されている。この実施形態においては、左第4フレーム部24Lと、右第4フレーム部24Rとは、左右対称な形状に形成されている。
左第4フレーム部24Lは、後斜め上方に延び、途中で上方に向けて屈曲され、さらに後斜め上方に延びた形状に形成されている。左第4フレーム部24Lの前端部24aLは、左第2フレーム部22Lの中間部22bLに溶接などによって固定されている。左第4フレーム部24Lの後端部24bLは、左第3フレーム部23Lに溶接などによって固定されている。
右第4フレーム部24Rは、後斜め上方に延び、途中で上方に向けて屈曲され、さらに後斜め上方に延びた形状に形成されている。右第4フレーム部24Rの前端部24aRは、右第2フレーム部22Rの中間部22bRに溶接などによって固定されている。右第4フレーム部24Rの後端部24bRは、右第3フレーム部23Rに溶接などによって固定されている。
図1に示すように、車体カバー7は、車体フレーム2に取り付けられている。車体カバー7は、ヘッドパイプ8を覆う前カバー31と、前カバー31の下部から後方に延びる下カバー32と、前カバー31の後方に配置された後カバー33と、を含んでいる。
前カバー31は、ステアリング軸9の一部およびヘッドパイプ8を取り囲み、かつ、前部フレーム19を取り囲んでいる。下カバー32は、前カバー31の下部31aから後方に延びており、第1フレーム部21と、第2フレーム部22の下端部とを、下方および左右両側方から覆っている。下カバー32の上端部には、足載せ部34が配置されている。足載せ部34は、運転者が足を載せるために設けられており、略平坦に形成されている足載せ部34は、側面視において、後斜め上方にわずかに傾斜している。足載せ部34は、第1フレーム部21に固定されたステー部材25L,26L,25R,26R(図1において、25R,26Rは図示せず)によって下方から支持されている。足載せ部34は、これらのステー部材25L,26L,25R,26Rに、ねじ部材などを用いて固定されている。
後カバー33は、全体として、下カバー32の後部32aから後斜め上方に延びた形状に形成されている。後カバー33は、第2フレーム部22のうち、下端部を除く領域を前方および左右両側方から覆っている。また、後カバー33は、第3フレーム部23および第4フレーム部24を、前方および左右両側方から覆っている。
後カバー33は、前部33aと、前部33aから後方に延びる側部33bと、を含んでいる。後カバー33の前部33aは、足載せ部34の後方に配置されており、車両の上下方向Z1に延びている。この前部33aは、第2フレーム部22の中間部および上端部を前方から覆っている。
後カバー33の上方には、シート37が配置されている。シート37の下端部37dは、後カバー33に隣接して配置されている。電動二輪車1の走行中、シート37に座った運転者の足は、足載せ部34に載せられる。前後方向X1において、足載せ部34は、前カバー31の後面31bと、シート37の前端部37aとの間に配置されている。
すなわち、足載せ部34は、シート37の前方かつ下方に配置されている。また、シート37は、第2フレーム部22の上方に配置され、かつ、第3フレーム部23の一部の上方に配置され、かつ、第4フレーム部24の一部の上方に配置されている。シート37と、後カバー33とによって囲まれた空間は、収容空間S1を規定している。
図2を参照して、シート37は、前後方向X1に延びた形状に形成されており、座面としての上面37bを含んでいる。また、シート37は、下方から上方に向けて窪んだシート凹部37cを含んでいる。シート37の上面37bと、シート凹部37cとの間には、スポンジなどの緩衝部材が配置されており、シート37に座った運転者に作用する衝撃を緩和することが可能となっている。
シート37は、前後方向X1に並ぶ第1ブラケット100および後シートブラケット29によって支持されている。第1ブラケット100は、第2フレーム部22に着脱可能に取り付けられている。第1ブラケット100は、第2フレーム部22から上向きに延びている。第1ブラケット100の上端部には、ヒンジ部38が設けられている。ヒンジ部38は、シート凹部37c内に配置されている。シート37は、ヒンジ部38を介して第1ブラケット100に支持されている。第1ブラケット100は、シート37を下方から支持している。シート37は、ヒンジ部38回りに回動することが可能となっている。シート37をヒンジ部38回りに回動することにより、収容空間S1を上方に開放することが可能である。なお、ヒンジ部38を省略し、シート37を直接第1ブラケット100に固定してもよい。シート37の後部37eは、後シートブラケット29によって支持されている。
シート37の下方の収容空間S1には、電動モータ5の電源としてのバッテリ6が配置されている。
図1に示すように、シート37の後方には、荷台39が配置されている。荷台39は、第3フレーム部23の上方に配置され、この第3フレーム部23に支持されている。荷台39の上方に、荷物を載せることが可能となっている。荷台39に載せられた荷物の荷重は、主に後輪4によって受けられる。
このように、荷台14と、重量物であるバッテリ6と、荷台39は、前後方向X1に並んで配置されている。したがって、荷台14および荷台39に荷物を載せたときに、前後方向X1における電動二輪車1の荷重のバランスを、より均等にすることができる。したがって、荷台14および荷台39に荷物を載せた状態でも、電動二輪車1の高い操縦性を維持することができる。
図4Aは、バッテリ6の分解斜視図であり、バッテリ6を前上方から視た状態を示している。図4Bは、バッテリ6を前上方から視た斜視図である。図4Aに示すように、バッテリ6は、バッテリ本体40と、前ヒートシンク41と、後ヒートシンク42と、左カバー43と、右カバー44と、上カバー45と、を含んでいる。
バッテリ本体40は、第1モジュール46と、第2モジュール47と、を含んでいる。各モジュール46,47は、充電可能な二次電池を多数収容した構成を有している。第1モジュール46は、第1ケース46aと、第1ケース46aから後方に延びる複数の第1連結片46bと、を含んでいる。第1ケース46aは、縦長の直方体形状に形成されており、充電可能な二次電池を多数収容している。
第1ケース46aの前部には、複数の凹部としての第1〜第4凹部46c〜46fが形成されている。第1〜第4凹部46c〜46fは、後方に向けて窪んでいる。第1凹部46cは、第1ケース46aの左上端部に配置されており、左方および上方に開放されている。第2凹部46dは、第1ケース46aの右上端部に配置されており、右方および上方に開放されている。第3凹部46eは、第1ケース46aの左下端部に配置されており、左方および下方に開放されている。第4凹部46fは、第1ケース46aの右下端部に配置されており、右方および下方に開放されている。
第2モジュール47は、第1ケース46aの後方に配置されており、第1ケース46に固定されている。第2モジュール47は、第1モジュール46と、バッテリ本体40の厚み方向に対称な形状に形成されている。
第2モジュール47は、第2ケース47aと、第2ケース47aから前方に延びる複数の第2連結片47bと、を含んでいる。第2ケース47aは、縦長の直方体形状に形成されており、充電可能な二次電池を多数収容している。各第2連結片47bは、対応する第1連結片46bに突き合わされている。
第2ケース47aの後部には、複数の凹部としての第5〜第8凹部47c〜47fが形成されている。第5〜第8凹部47c〜47fは、前方に向けて窪んでいる。第5凹部47cは、第2ケース47aの左上端部に配置されており、左方および上方に開放されている。第6凹部47dは、第2ケース47aの右上端部に配置されており、右方および上方に開放されている。第7凹部47eは、第2ケース47aの左下端部に配置されており、左方および下方に開放されている。第8凹部47fは、第2ケース47aの右下端部に配置されており、右方および下方に開放されている。第5〜第8凹部47c〜47fは、それぞれ、第1〜第4凹部46c〜46fとバッテリ6の厚み方向に並んでいる。
第2モジュール47の左側面には、サービスプラグ48が固定されている。サービスプラグ48は、ヒューズを含んでいる。このヒューズを外すことにより、バッテリ本体40内の各二次電池への通電が遮断されるようになっている。このヒューズは、バッテリ6を車体フレーム2に対して着脱するときなどにバッテリ本体40から取り外される。
また、第2モジュール47の左側面には、接続端子49が固定されている。接続端子49は、バッテリ本体40内の各二次電池と、バッテリ6の外部の機器とを電気的に接続するために用いられる。
前ヒートシンク41は、アルミニウム合金などの熱伝導性に優れた材料を用いて形成された板状の部材である。前ヒートシンク41は、第1ケース46aの前面に固定されている。前ヒートシンク41の前面には、複数の受け突起50L,50R,51L,51R,52L,52Rが形成されている。第1受け突起50L,50Rは、前ヒートシンク41の上下方向の中間部に配置されており、左右に離隔して並んでいる。上第2受け突起51L,51Rは、前ヒートシンク41の上部(バッテリ6の上部6a)に配置されており、左右に離隔して並んでいる。下第2受け受け突起52L,52Rは、前ヒートシンク41の下部(バッテリ6の上部6b)に配置されており、左右に離隔して並んでいる。
また、上第2受け突起51L,51Rの近傍には、突起状のストッパ56L,56Rが形成されている。
後ヒートシンク42は、前ヒートシンク41と同様の材料を用いて形成された板状の部材である。後ヒートシンク42は、前ヒートシンク41とバッテリ6の厚み方向に略対称な形状に形成されている。後ヒートシンク42は、第2ケース47aの後面に固定されている。後ヒートシンク42の後面には、複数の受け突起53L,53R,54L,54Rが形成されている。第3受け突起53L,53Rは、後ヒートシンク42の上部(バッテリ6の上部6a)に配置されており、左右方向Y1に離隔して並んでいる。第4受け突起54L,54Rは、後ヒートシンク42の下部(バッテリ6の下部6b)に配置されており、左右方向Y1に離隔して並んでいる。
左カバー43、右カバー44および上カバー45は、前ヒートシンク41と同様の材料を用いて形成されており、前ヒートシンク41よりも厚みが薄くされている。
図4Aおよび図4Bに示すように、左カバー43は、バッテリ本体40に固定されており、バッテリ6の左側面6cを構成している。左カバー43は、サービスプラグ48および接続端子49が挿通された挿通孔を有している。左カバー43の前端部および後端部は、折り曲げられており、それぞれ、前ヒートシンク41の前面および後ヒートシンクの後面に接触している。
右カバー44は、バッテリ本体40に固定されており、バッテリ6の右側面6dを構成している。右カバー44の前端部および後端部は、折り曲げられており、それぞれ、前ヒートシンク41の前面および後ヒートシンク42の後面に接触している。上カバー45は、バッテリ本体40に固定されており、バッテリ6の上端面6eを構成している。上記の構成により、バッテリ6は、全体として、直方体形状に形成されている。
バッテリ6の前面6fは、バッテリ本体40,前ヒートシンク41,左カバー43の前端部および右カバー44の前端部によって形成されている。また、バッテリ6の後面6gは、バッテリ本体40,後ヒートシンク42,左カバー43の後端部および右カバー44の後端部によって形成されている。
図5Aは、図2のバッテリ6の周辺の拡大図である。バッテリ6は、シートの下方の収容空間S1において、第2フレーム部22の間に配置されている。バッテリ6は、側面視において略矩形に形成されており、前後方向X1の長さ(幅)よりも車両の上下方向Z1の長さ(高さ)が長くされている。バッテリ6は、後斜め上方に傾斜した姿勢に配置されている。バッテリ6の上部6aは、第1ブラケット100と、後シートブラケット29との間に配置されている。
側面視において、バッテリ6は、第2フレーム部22と左右方向Y1に並んで配置されている。バッテリ6は、第2フレーム部22L,22R(22Rは図示せず)との間に位置している。また、バッテリ6は、第3フレーム部23の一部、および第4フレーム部24の一部と、左右方向Y1に並んでいる。バッテリ6のサービスプラグ48は、側面視において、第2フレーム部22、第3フレーム部23および第4フレーム部24によって囲まれた領域に配置されている。側面視において、バッテリ6の重心GCは、サービスプラグ48の近傍に位置している。
図5Bは、バッテリ6の周辺の主要部を前下方から視た斜視図である。バッテリ6は、バッテリ支持装置57を介して車体フレーム2に支持されている。
バッテリ支持装置57は、第1ブラケット100と、第2ブラケット200と、第3ブラケット300と、第4ブラケット400と、第5ブラケット500と、サブフレーム600と、を含んでいる。第1ブラケット100および第2ブラケット200によって、バッテリ6の前面6fが支持されている。また、第3ブラケット300および第4ブラケット400によって、バッテリ6の後面6gが支持されている。また、第5ブラケット500によって、バッテリ6の下部6bが支持されている。
第1ブラケット100は、バッテリ6の前面6fのうち、上下方向Z1における中央部6kに接触している。第2ブラケット200は、上第2ブラケット210と、下第2ブラケット250と、を含んでいる。上第2ブラケット210は、第2フレーム部22の上端部からバッテリ6の前方に向けて延びており、バッテリ6の上部6aにおいて前面6fに接触している。下第2ブラケット250は、第2フレーム部22の下端部からバッテリ6の前方に向けて延びており、バッテリ6の下部6bにおいて、前面6fに接触している。
第3ブラケット300は、第3フレーム部23からバッテリ6に向けて延びており、バッテリ6の上部6aにおいて、後面6gに接触している。
第4ブラケット400は、バッテリ6の下部6bにおいて、後面6gに接触している。第4ブラケット400は、サブフレーム600に支持されている。サブフレーム600は、金属パイプなどを用いて形成されており、バッテリ6の荷重を受けるように構成されている。サブフレーム600は、サブフレーム本体601と、アーム部602と、を含んでいる。サブフレーム本体601は、第2フレーム部22から斜め後下方に延びている。サブフレーム本体601の後端部に第4ブラケット400が固定されている。アーム部602は、サブフレーム本体601から前斜め下方に延び、第2フレーム部22の下端部に固定されている。
第5ブラケット500は、サブフレーム本体601の上方に配置され、サブフレーム本体601に固定されている。
以下、バッテリ支持装置57について、より具体的に説明する。
図6Aは、第1ブラケット100の正面図である。図6Bは、第1ブラケット100の左側面図である。図6Aおよび図6Bに示すように、第1ブラケット100は、左右対称な形状に形成されている。第1ブラケット100は、第1ブラケット本体101と、第1ブラケット本体101から上方に延びたシート支持部102と、第1取付部103L,103Rと、を含んでいる。
第1ブラケット本体101は、左右方向Y1に延びる棒状に形成されている。第1ブラケット本体101の中間部は、左右方向Y1に略真っ直ぐに延びている。第1ブラケット本体101の左端部および右端部は、それぞれ、後斜め下方に延びている。
第1取付部103Lは、第1ブラケット本体101の左端部に固定されており、この左端部の左方に配置されている。この第1取付部103Lには、左第2挿通孔122Lが形成されている。この実施形態において、左第2挿通孔122Lは、上下方向Z1に離隔して2つ形成されている。
第1取付部103Rは、第1ブラケット本体101の右端部に固定されており、この右端部の右方に配置されている。この第1取付部103Rには、右第2挿通孔122Rが形成されている。この実施形態において、右第2挿通孔122Rは、上下方向Z1に離隔して2つ形成されている。
シート支持部102は、第1ブラケット本体101の中間部に固定されている。この実施形態においては、シート支持部102は、下向きのU字状に形成されており、第1ブラケット本体101の上端部に固定されている。シート支持部102は、各第1取付部103L,103Rよりも上方に配置されている。シート支持部102の上端部には、シート受け部104が設けられている。
図7は、電動二輪車1のバッテリ6の周辺の主要部の左側面図であり、バッテリ6と、バッテリ支持装置57と、車体フレーム2との関係を説明するための図である。図8は、図7のVIII−VIII線に沿う主要部の断面図であり、上方から視た状態を示している。
図8に示すように、第1ブラケット100は、第1ブラケット本体101から後方に延びた保持部105L,105Rと、これらの保持部105L,105Rに保持された第1バッテリ支持部106L,106Rと、を含んでいる。保持部105L,105Rは、それぞれ、平面視においてL字状に形成されている。保持部105L,105Rおよび第1ブラケット本体101は、金属材料を用いて形成されている。
第1バッテリ支持部106L,106Rは、ゴムなどの弾性部材を用いて形成された一体成形品である。第1バッテリ支持部106L,106Rは、この発明の「中央支持部」の一例である。
第1バッテリ支持部106Lは、保持部105Lに形成された挿通孔105aLを挿通している。第1バッテリ支持部106Lは、挿通孔105aLの後方においては、円板状に形成され、かつ、バッテリ6の受け突起50Lに前方から弾性的に接触しており、バッテリ6の外表面6jを弾性的に押さえている。
第1バッテリ支持部106Rは、保持部105Rに形成された挿通孔105aRを挿通している。第1バッテリ支持部106Rは、挿通孔105aRの後方においては、円板状に形成され、かつ、バッテリ6の受け突起50Rに前方から弾性的に接触しており、バッテリ6の外表面6jを弾性的に押さえている。
これにより、第1ブラケット100の第1バッテリ支持部106L,106Rは、上下方向Z1におけるバッテリ6の中央部6kを前方から支持している。このように、第1ブラケット100は、第1バッテリ支持部106L,106Rを含んでいることで、この発明の「第2ブラケット」を兼ねている。
第1ブラケット100は、第2フレーム部22に支持されている。第2フレーム部22は、第1ブラケット100の第1取付部103L,103Rを固定するための第1座部120L,120Rを含んでいる。
第1座部120Lは、左第2フレーム部22Lの中間部22bLに固定されており、中間部22bLから前方に突出している。第1座部120Lは、平面視においてU字状に形成されており、さらに、先端部の裏面に第1ナット125Lを有している。
第1ナット125Lのねじ孔としての第1挿通孔121Lは、第1取付部103Lの第2挿通孔122Lと前後方向X1に向かい合っている。なお、この実施形態において「前後方向X1に向かい合っている」とは、平面視において前後方向X1に向かい合っていることをいい、前後方向X1と平行であることに限定されない。
第1座部120Lは、第1取付部103Lを受けている。第1取付部103Lは、第1固定部材111Lを用いて第1座部120Lに着脱可能に取り付けられている。この実施形態においては、第1固定部材111Lは、ねじ部材である。
第1固定部材111Lは、前後方向X1に並ぶ第2挿通孔122Lおよび第1挿通孔121Lを挿通し、第1ナット125Lにねじ結合されている。
第1座部120Rは、右第2フレーム部22Rの中間部22bRに固定されており、中間部22bRから前方に突出している。第1座部120Rは、平面視においてU字状に形成されており、さらに、先端部の裏面に第1ナット125Rを有している。
第1ナット125Rのねじ孔としての第1挿通孔121Rは、第1取付部103Rの第2挿通孔122Rと前後方向X1に向かい合っている。
第1座部120Rの先端部は、第1取付部103Rを受けている。第1取付部103Rは、第1固定部材111Rを用いて第1座部120Rに着脱可能に取り付けられている。この実施形態においては、第1固定部材111Rは、ねじ部材である。
第1固定部材111Rは、前後方向X1に並ぶ第2挿通孔122Rおよび第1挿通孔121Rを挿通し、第1ナット125Rにねじ結合されている。
この実施形態においては、第1固定部材111L,111Rは、それぞれ、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)配置されている。
図9は、シート支持部102とシート37との連結状態を示す斜視図であり、シート支持部102を左後方から視た状態を示している。
シート支持部102の上端部のシート受け部104は、ヒンジ部38を受けている。ヒンジ部38は、シート支持部102のシート受け部104に固定された第1部分38aと、シート凹部37c内においてシート37に固定された第2部分38bと、を含んでいる。第1部分38aの後端部は、ねじ部材58,58を用いてシート受け部104に固定されている。シート37は、ヒンジ部38を介してシート受け部104に下方から受けられている。シート37に座った運転者の体重は、ヒンジ部38を介してシート受け部104に受けられる。
図2に示すように、シート凹部37cには、バッテリ6の上端部6mの前部が配置されている。すなわち、バッテリ6の上端部6mは、シート37の下端部37dよりも上方で、かつ、シート37の上面37bよりも下方に配置されている。
側面視において、シート受け部104は、バッテリ6の上端部6mの前方に配置されている。シート受け部104は、後シートブラケット29と前後方向X1に並んで配置されている。
図10Aは、上第2ブラケット210の平面図であり、図10Bは、上第2ブラケット210の正面図であり、図10Cは、上第2ブラケット210の左側面図である。
上第2ブラケット210は、左右方向Y1に延びる板状の上第2ブラケット本体211と、上第2取付部213L,213Rと、上押さえ部214L,214Rと、ホルダ215と、上第2バッテリ支持部216L,216Rと、を含んでいる。上第2ブラケット本体211と、上第2取付部213L,213Rと、上押さえ部214L,214Rと、ホルダ215とは、金属板を用いて一体成形されている。
上第2取付部213Lは、上第2ブラケット本体211の左端部から後方に延びている。上第2取付部213Lの途中部は、折り曲げられており、上第2取付部213Lの後端部218Lは、上第2ブラケット本体211と平行に延びている。上第2取付部213Lの後端部218Lには、上第4挿通孔244Lが形成されている。この実施形態においては、上第4挿通孔244Lは、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)形成されている。
上第2取付部213Rは、上第2ブラケット本体211の右端部から後方に延びている。右第2取付部213Rの途中部は、折り曲げられており、上第2取付部213Rの後端部218は、上第2ブラケット本体211と平行に延びている。上第2取付部213Rの後端部218Rには、上第4挿通孔244Rが形成されている。この実施形態においては、上第4挿通孔244Rは、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)形成されている。
上押さえ部214L,214Rは、それぞれ、L字状に形成されており、上第2ブラケット本体211の上端部から後方に延びている。
ホルダ215は、L字状に形成されており、上第2ブラケット本体211の下端部から前方に延びている。ホルダ215は、環状板である。ホルダ215には、保持孔215aが形成されている。
上第2バッテリ支持部216L,216Rは、ゴムなどの弾性部材を用いて形成された一体成形品である。上第2バッテリ支持部216Lは、上第2ブラケット本体211に形成された挿通孔211aLを挿通している。上第2バッテリ支持部216Lは、挿通孔211aLの後方においては、円板状に形成されている。上第2バッテリ支持部216Rは、上第2ブラケット本体211に形成された挿通孔211aRを挿通している。上第2バッテリ支持部217Rは、挿通孔211aRの後方においては、円板状に形成されている。上第2バッテリ支持部216L,216Rは、左右方向Y1に離隔して配置されている。
図11は、電動二輪車1の主要部を前方から視た斜視図である。上第2ブラケット210は、第1取付部103L,103Rの上方に配置されている。上第2ブラケット210は、上第2座部230L,230Rを介して第2フレーム部22に着脱可能に支持されている。
上第2座部230Lは、左第2フレーム部22Lの上端部22cLの上面に固定されている。
図12Aは、上第2座部230Lの平面図であり、図12Bは、上第2座部230Lの左側面図である。上第2座部230Lは、上第2座部本体231Lと、上第2座部230Lから右前方に突出する突出部232Lと、を含んでいる。上第2座部本体231Lは、前後方向X1に細長く形成された板状に形成されている。上第2座部本体231Lには、上下方向Z1に延びる挿通孔233Lが形成されている。この実施形態においては、挿通孔233Lは、前後方向X1に離隔して複数(たとえば、2つ)形成されている。
突出部232Lの先端面234Lは、後斜め上方に延びた平面に形成されている。突出部232Lの先端面234Lには、上第3挿通孔243Lが形成されている。上第3挿通孔243Lは、ねじ孔である。この実施形態においては、上第3挿通孔243Lは、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)形成されている。
図13Aは、上第2座部230Rの平面図であり、図13Bは、上第2座部230Rの右側面図である。上第2座部230Rは、上第2座部本体231Rと、上第2座部230RLから左前方に突出する突出部232Rと、を含んでいる。上第2座部本体231Rは、前後方向X1に細長く形成された板状に形成されている。上第2座部本体231Rには、上下方向Z1に延びる挿通孔233Rが形成されている。この実施形態においては、挿通孔233Rは、前後方向X1に離隔して複数(たとえば、2つ)形成されている。
突出部232Rの先端面234Rは、後斜め上方に延びた平面に形成されている。突出部232Rの先端面234Rには、上第3挿通孔243Rが形成されている。上第3挿通孔243Rは、ねじ孔である。この実施形態においては、上第3挿通孔243Rは、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)形成されている。
図14は、図11の一部を拡大した拡大図であり、バッテリ6の上部6aの周辺を示している。上第2座部本体231Lは、ステー部材27Lの上方に配置されている。上第2座部本体231Lは、ねじ部材などを用いて、ステー部材27Lに固定されており、ステー部材27Lを介して左第2フレーム部22Lに固定されている。
同様に、上第2座部本体231Rは、ステー部材27Rの上方に配置されている。上第2座部本体231Rは、ねじ部材などを用いて、ステー部材27Rに固定されており、ステー部材27Rを介して右第2フレーム部22Rに固定されている。
図15は、図7のXV−XV線に沿う断面図であり、上第2ブラケット210および上第2座部230L,230Rを上方から視た状態を示している。
上第2バッテリ支持部216L,216Rは、それぞれ、バッテリ6の対応する受け突起51L,51Rに前方から弾性的に接触している。これにより、上第2バッテリ支持部216L,216Rは、バッテリ6の上部6a(外表面6j)を前方から弾性的に支持している。
上第2ブラケット210の上第2取付部213Lは、上第2座部230Lの先端面234Lに接触している。これら上第2取付部213Lおよび上第2座部230Lの上第4挿通孔244L,上第3挿通孔243Lは、前後方向X1に向かい合っている。
上第2取付部213Lは、第2固定部材222を用いて上第2座部230Lに着脱可能に取り付けられている。この実施形態においては、第2固定部材222Lは、ねじ部材である。
第2固定部材222Lは、前後方向X1に同軸に向かい合う上第4挿通孔244Lおよび上第3挿通孔243Lを挿通し、上第3挿通孔243Lにねじ結合されている。
上第2ブラケット210の上第2取付部213Rは、上第2座部230Rの先端面234Rに接触している。これら上第2取付部213Rおよび上第2座部230Rの上第4挿通孔244R,上第3挿通孔243Rは、前後方向X1に向かい合っている。
上第2取付部213Rは、第2固定部材222Rを用いて第2座部230Rに着脱可能に取り付けられている。この実施形態においては、第2固定部材222Rは、ねじ部材である。
第2固定部材222Rは、前後方向X1に同軸に向かい合う上第4挿通孔244Rおよび上第3挿通孔243Rを挿通し、上第3挿通孔243Rにねじ結合されている。
図14に示すように、この実施形態においては、第2固定部材222L,222Rは、それぞれ、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)配置されている。
上第2ブラケット210の押さえ部214L,214Rは、それぞれ、バッテリ6の上部6aと前後方向X1に並んでおり、第1凹部46c,46dを上方から押さえている。
また、バッテリ6の前ヒートシンク41に形成されたストッパ56L,56Rは、上第2ブラケット本体211の下端部に上方から押さえられている。
第2フレーム部22に対してバッテリ6を上下方向Z1に振動させる大きな力が作用したとき、上第2ブラケット210と、ストッパ56L,56Rおよび押さえ部214L,214Rとによって、上下方向Z1へのバッテリ6の上方への変位を規制できる。
また、上第2座部230Lの突出部232Lは、バッテリ6の左側面6cと隙間GLをあけて配置されている。同様に、上第2座部230Rの突出部232Rは、バッテリ6の右側面6dと隙間GRをあけて配置されている。
上記の構成により、各第2座部230L,230Rの突出部232L,232Rは、第2フレーム部22に対してバッテリ6を左右方向Y1に振動させる大きな力が作用したときに、突出部232L,232Rによって、バッテリ6の左右方向への変位を規制できる。したがって、バッテリ6が左右方向Y1に過度に変位することを確実に規制できる。
上第2ブラケット210のホルダ215は、接続端子59を保持している。この実施形態においては、接続端子59は、バッテリ6を充電するためのコネクタである。接続端子59から延びた配線60は、右第2フレーム部22Rに向けて延びている。
図16Aは、下第2ブラケット250の平面図であり、図16Bは、下第2ブラケット250の正面図である。下第2ブラケット250は、左右方向Y1に延びる板状の下第2ブラケット本体251と、下第2取付部253L,253Rと、下第2バッテリ支持部256L,256Rと、を含んでいる。下第2ブラケット本体251と、下第2取付部253Lと、下第2取付部253Rとは、金属板を用いて一体成形されている。
下第2取付部253Lは、下第2ブラケット本体251の左端部から後方に延びている。下第2取付部253の途中部は、折り曲げられており、下第2取付部253Lの後端部258Lは、下第2ブラケット本体251と平行に延びている。下第2取付部253Lの後端部258Lには、下第4挿通孔284Lが形成されている。この実施形態においては、下第4挿通孔284Lは、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)形成されている。
下第2取付部253Rは、下第2ブラケット本体251の右端部から後方に延びている。下第2取付部253Rの途中部は、折り曲げられており、下第2取付部253Rの後端部258Rは、下第2ブラケット本体251と平行に延びている。下第2取付部253Lの後端部258Rには、下第4挿通孔284Rが形成されている。この実施形態においては、下第4挿通孔284Rは、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)形成されている。
下第2バッテリ支持部256L,256Rは、ゴムなどの弾性部材を用いて形成された一体成形品である。下第2バッテリ支持部256Lは、下第2ブラケット本体251に形成された挿通孔251aLを挿通している。下第2バッテリ支持部256Lは、挿通孔251aLの後方においては円板状に形成されている。下第2バッテリ支持部256Rは、下第2ブラケット本体251に形成された挿通孔251aRを挿通している。下第2バッテリ支持部256Rは、挿通孔251aRの後方においては円板状に形成されている。下第2バッテリ支持部256L,256Rは、左右方向Y1に離隔して配置されている。
図11に示すように、下第2ブラケット250は、第1取付部103L,103Rの下方に配置されている。下第2ブラケット250は、下第2座部270L,270Rおよびサブフレーム600を介して第2フレーム部22に着脱可能に支持されている。下第2座部270L,270Rは、それぞれ、左支持ユニット61Lおよび右支持ユニット61Rに設けられている。
図17Aは、左支持ユニット61Lの平面図であり、図17Bは、左支持ユニット61Lの左側面図であり、図17Cは、左支持ユニット61Lの正面図である。
左支持ユニット61Lは、アルミニウム合金などを用いて形成された金属製の一体成形品である。左支持ユニット61Lは、ユニット本体62Lと、下第2座部270Lと、左第5ブラケット500Lと、を含んでいる。
ユニット本体62Lは、前後方向X1に細長く延びた板状に形成されている。下第2座部270Lは、ユニット本体62Lの前端部から右上方に延びている。下第2座部270Lの先端面274Lは、前方を向く平坦面とされている。この先端面274Lには、下第3挿通孔283Lが形成されている。下第3挿通孔283Lは、前後方向X1に延びている。この実施形態においては、下第3挿通孔283Lは、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)配置されている。
図18Aは、右支持ユニット61Rの平面図であり、図18Bは、右支持ユニット61Rの左側面図であり、図18Cは、右支持ユニット61Rの正面図である。
右支持ユニット61Rは、アルミニウム合金などを用いて形成された金属製の一体成形品である。右支持ユニット61Rは、ユニット本体62Rと、下第2座部270Rと、右第5ブラケット500Rと、を含んでいる。
ユニット本体62Rは、前後方向X1に細長く延びた板状に形成されている。下第2座部270Rは、ユニット本体62Rの前端部から左上方に延びている。下第2座部270Rの先端面274Rは、前方を向く平坦面とされている。この先端面274Rには、下第3挿通孔283Rが形成されている。下第3挿通孔283Rは、前後方向X1に延びている。この実施形態においては、下第3挿通孔283Rは、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)配置されている。
図19は、図7のXIX−XIX線に沿う主要部の断面図であり、下第2ブラケット250および下第2座部270L,270Rを上方から視た状態を示している。
下第2バッテリ支持部256L,256Rは、それぞれ、バッテリ6の対応する受け突起52L,52Rに前方から弾性的に接触している。これにより、下第2バッテリ支持部256L,256Rは、バッテリ6の下部6b(外表面6j)を前方から弾性的に支持している。
下第2ブラケット250の下第2取付部253Lは、下第2座部270Lに受けられている。これら下第2取付部253Lおよび下第2座部270Lの下第4挿通孔284L,第3挿通孔283Lは、前後方向X1に向かい合っている。
下第2取付部253Lは、下第2固定部材282Lを用いて下第2座部270Lに着脱可能に取り付けられている。この実施形態においては、下第2固定部材282Lは、ねじ部材である。
下第2固定部材282Lは、前後方向X1に同軸に向かい合う下第4挿通孔284Lおよび下第3挿通孔283Lを挿通し、第3挿通孔283Lにねじ結合されている。
下第2ブラケット250の下第2取付部253Rは、下第2座部270Rに受けられている。これら下第2取付部253Rおよび下第2座部270Rの下第4挿通孔284R,下第3挿通孔283Rは、前後方向X1に向かい合っている。
下第2取付部253Rは、下第2固定部材282Rを用いて下第2座部270Rに着脱可能に取り付けられている。この実施形態においては、下第2固定部材282Rは、ねじ部材である。
下第2固定部材282Rは、前後方向X1に同軸に向かい合う下第4挿通孔284Rおよび下第3挿通孔283Rを挿通し、下第3挿通孔283Rにねじ結合されている。
図11に示すように、この実施形態においては、第2固定部材222L,222Rは、それぞれ、上下方向Z1に離隔して複数(たとえば、2つ)配置されている。
上記の構成により、上下方向Z1において、第1ブラケット100の第1取付部103L,103Rは、バッテリ6の上端部6mと下端部6nとの間に配置されており、第2フレーム部22L,22Rに着脱可能に取り付けられている。上下方向Z1において、第1ブラケット100の第1取付部103Lは、上第2ブラケット210の上第2取付部213Lよりも下方で、かつ、下第2ブラケット250の下第2取付部253Lよりも上方に配置されている。上下方向Z1において、第1ブラケット100の第1取付部103Rは、上第2ブラケット210の上第2取付部213Rよりも下方で、かつ、下第2ブラケット250の下第2取付部253Rよりも上方に配置されている。
また、上第2ブラケット210は、バッテリ6の前方において、バッテリ6の上端部6mと下端部6nとの間に配置されている。上第2ブラケット210の上第2取付部213Lは、上第2座部230Lおよびステー部材27Lを介して、第2フレーム部22Lの上端部22cLに着脱可能に取り付けられている。上第2ブラケット210の上第2取付部213Rは、上第2座部230Rおよびステー部材27Rを介して、第2フレーム部22Rの上端部22cLに着脱可能に取り付けられている。
また、下第2ブラケット250は、バッテリ6の前方においてバッテリ6の上端部6mと下端部6nとの間に配置されている。下第2ブラケット250の下第2取付部253Lは、下第2座部270Lおよびサブフレーム600を介して、第2フレーム部22の下端部22aLに着脱可能に取り付けられている。下第2ブラケット250の下第2取付部253Rは、下第2座部270Rおよびサブフレーム600を介して、第2フレーム部22Rの下端部22aRに着脱可能に取り付けられている。
図20は、サブフレーム600の周辺の主要部の斜視図であり、サブフレーム600を後斜め下方から視た状態を示している。サブフレーム600は、車体フレーム2を補強するために、かつ、バッテリ6の荷重を受けるために設けられている。サブフレーム600は、第2フレーム部22の下端後方に配置されている。
サブフレーム本体601は、全体としてA字状に形成されており、左右対称な形状とされている。サブフレーム本体601は、左部603、右部604、後部605および中間部606を含んでいる。左部603は、第2フレーム部22Lの下端部22aLから後方に延びている。右部604は、第2フレーム部22Rの下端部22aRから後方に延びている。後部605は、左右方向Y1に延びており、左部603および右部604の後端部に接続されている。中間部606は、左右方向Y1に延びており、左部603および右部604に接続されている。
アーム部602は、左アーム部602Lと、右アーム部602Rと、を含んでいる。左アーム部602Lは、左部603から前斜め下方に延びており、第2フレーム部22Lの下端部22aLに固定されている。右アーム部602Rは、右部604から前斜め下方に延びており、第2フレーム部22Rの下端部22aRに固定されている。
図17Bに示すように、中間部606には、ステー部607Lが溶接などにより固定されている。ステー部607Lの下部には、ナット部材608Lが固定されている。左ユニット本体62Lの挿通孔63Lと、このナット部材608Lとを挿通するねじ部材64Lが設けられている。ねじ部材64Lは、ナット部材608Lにねじ結合されている。
また、後部605には、ステー部609Lが溶接などにより固定されている。ステー部609Lの下部には、ナット部材610Lが固定されている。左ユニット本体62Lの挿通孔65Lと、このナット部材610Lとを挿通するねじ部材66Lが設けられている。ねじ部材66Lは、ナット部材610Lにねじ結合されている。
これらねじ部材64L,66Lによって、左支持ユニット61Lは、サブフレーム600に固定されている。このように、左支持ユニット61Lは、サブフレーム600に溶接によっては固定されていない。これにより、左支持ユニット61Lをサブフレーム600に固定する際に、左支持ユニット61Lに熱による歪みが生じることを防止できる。このため、左支持ユニット61Lとバッテリ6の互いの相対位置が狂ってしまうことを防止できる。したがって、バッテリ6を精度よく、意図した箇所に配置することができる。
図18Bに示すように、サブフレーム本体601の中間部606には、ステー部607Rが溶接などにより固定されている。ステー部607Rの下部には、ナット部材608Rが固定されている。右ユニット本体62Rの挿通孔63Rと、このナット部材608Rとを挿通するねじ部材64Rが設けられている。ねじ部材64Rは、ナット部材608Rにねじ結合されている。
また、後部605には、ステー部609Rが溶接などにより固定されている。ステー部609Rの下部には、ナット部材610Rが固定されている。右ユニット本体62Rの挿通孔65Rと、このナット部材610Rとを挿通するねじ部材66Rが設けられている。ねじ部材66Rは、ナット部材610Rにねじ結合されている。
これらねじ部材64R,66Rによって、右支持ユニット61Rは、サブフレーム600に固定されている。このように、右支持ユニット61Rは、サブフレーム600に溶接によっては固定されていない。これにより、右支持ユニット61Rをサブフレーム600に固定する際に、右支持ユニット61Rに熱による歪みが生じることを防止できる。これにより、右支持ユニット61Rとバッテリ6の互いの相対位置が狂ってしまうことを防止できる。したがって、バッテリ6を精度よく、意図した箇所に配置することができる。
図7に示すように、第5ブラケット500は、サブフレーム600を介して車体フレーム2の第2フレーム部22に支持されており、バッテリ6をバッテリ6の下方から支持している。この第5ブラケット500は、バッテリ6の上端部6mがバッテリ6の下端部6nよりも後方に位置するようにバッテリ6を傾けた状態で、バッテリ6を支持している。すなわち、第5ブラケット500は、バッテリ6を後斜め上方に傾けた状態で、バッテリ6を支持している。
図21は、バッテリ6を車体フレーム2から取り外した状態を前斜め前方から視た斜視図である。第5ブラケット500は、左支持ユニット61Lに設けられた左第5ブラケット500Lと、右支持ユニット61Rに設けられた右第5ブラケット500Rと、を含んでいる。左第5ブラケット500Lと、右第5ブラケット500Rとの間には、空間が設けられており、バッテリ6が下方に露呈するようになっている。これにより、バッテリ6は、電動二輪車1の走行時に受ける風によって、効率よく冷却される。
図17Aおよび図17Bに示すように、左第5ブラケット500Lは、下第2座部270Lの後方に配置されている。左第5ブラケット500Lは、バッテリ6の左端部6pを下方から支持するために設けられている。左第5ブラケット500Lは、左ユニット本体62から上方に突出する前部501Lおよび後部502Lを含んでいる。
前後方向X1において、前部501Lの位置は、下第2座部270Lと重なっている。前部501Lは、下第2座部270Lの左方に配置されている。前部501Lの上面は、前受け部503Lとされている。前受け部503Lは、この発明の「第5ブラケットの受け部」の一例である。前受け部503Lは、後斜め下方に延びている。
後部502Lは、サブフレーム本体601の後部605の近傍に配置されている。後部502Lの上面は、後受け部504Lとされている。後受け部504Lは、この発明の「第5ブラケットの受け部」の一例である。後受け部504Lは、後斜め下方に延びている。
前受け部503Lは、バッテリ6の左前の下端部の第3凹部46eを下方から支持している。また、後受け部504Lは、バッテリ6の左後の下端部の第7凹部47eを下方から支持している。
図18Aおよび図18Bに示すように、右第5ブラケット500Rは、バッテリ6の右端部6qを下方から支持するために設けられている。右第5ブラケット500は、右ユニット本体62Rから上方に突出する前部501Rおよび後部502Rを含んでいる。
前後方向X1において、前部501Rの位置は、下第2座部270Rと重なっている。前部501Rは、下第2座部270Rの右方に配置されている。前部501Rの上面は、前受け部503Rとされている。前受け部503Rは、この発明の「第5ブラケットの受け部」の一例である。前受け部503Rは、後斜め下方に延びている。
後部502Rは、サブフレーム本体601の後部605の近傍に配置されている。後部502Rの上面は、後受け部504Rとされている。後受け部504Rは、この発明の「第5ブラケットの受け部」の一例である。後受け部504Rは、後斜め下方に延びている。
前受け部503Rは、バッテリ6の右前の下端部の第4凹部46fを下方から支持している。また、後受け部504Lは、バッテリ6の右後の下端部の第7凹部47fを下方から支持している。
図21に示すように、上記の構成により、4つの受け部503L,504L,503R,504Rによって、バッテリ6の四隅を下方から支持可能とされている。
第3ブラケット300は、金属板をプレス加工することなどによって形成されている。第3ブラケット300は、左右方向Y1において、第3フレーム部23L,23Rの間に配置されている。第3ブラケット300は、第3ブラケット本体301と、第3バッテリ支持部302と、を含んでいる。
第3ブラケット本体301は、略水平に延びる平板状に形成されている。第3ブラケット本体301の左右両端部は、第3フレーム部23Lおよび第3フレーム部23Rに溶接などによって固定(支持)されている。
第3バッテリ支持部302は、この発明の「第3ブラケットのバッテリ支持部」の一例である。第3バッテリ支持部302は、第3ブラケット本体301の前端部から前斜め下方に延びている。左右方向Y1において、第3バッテリ支持部302は、第3フレーム部23Lおよび第3フレーム部23Rの全域に亘って配置されている。
図7に示すように、第3バッテリ支持部302は、バッテリ6の受け突起53L,53R(53Rは図示せず)に接触しており、バッテリ6を後方から支持している。第3バッテリ支持部302は、バッテリ6を挟んで、上第2ブラケット210の上第2バッテリ支持部216L,216R(216Rは図示せず)と対向するように配置されている。
図20に示すように、第4ブラケット400は、金属板をプレス加工することなどによって形成されている。第4ブラケット400は、サブフレーム本体601の後部605に配置されている。第4ブラケット400は、第4ブラケット本体401と、第4バッテリ支持部402L,402Rと、左連結部403Lと、右連結部403Rと、下連結部404と、を含んでいる。
第4ブラケット本体401は、左右方向Y1に延びる矩形状に形成されている。左連結部403Lは、第4ブラケット本体401の左端部から下方に延びており、ステー部609Lに溶接などによって固定されている。右連結部403Rは、第4ブラケット本体401の右端部から下方に延びており、ステー部609Rに溶接などによって固定されている。下連結部404は、第4ブラケット本体401から下方に延びており、サブフレーム本体601の後部605に溶接などによって固定されている。上記の構成により、第4ブラケット400は、サブフレーム600を介して第2フレーム部22L,22Rに支持されている。
第4バッテリ支持部402L,402Rは、この発明の「第4ブラケットのバッテリ支持部」の一例である。第4バッテリ支持部402L,402Rは、第4ブラケット本体の上端部から前方に延びている。第4バッテリ支持部402L,402Rは、左右対称な形状に形成されている。
図7に示すように、各バッテリ支持部402L,402R(402Rは図示せず)は、第4ブラケット本体401の前方に配置されている。各第4バッテリ支持部402L,402Rは、バッテリ6の対応する受け突起54L,54R(54Rは図示せず)を後方から支持している。また、各第4バッテリ支持部402L,402Rは、バッテリ6を挟んで下第2ブラケット250の下第2バッテリ支持部256L,256R(256Rは図示せず)と対向するように配置されている。
次に、電動二輪車1におけるバッテリ6の取り外し作業、および取り付け作業の一例を説明する。
車体フレーム2からバッテリ6を取り外すときは、まず、図11に示すように、後カバー33を取り外す。これにより、バッテリ支持装置57およびバッテリ6が露出する。なお、この実施形態においては、バッテリ6の取り外しに先立ち、シート37は、予め、第1ブラケット100のシート支持部102から取り外されているけれども、シート37は、取り外されていなくてもよい。
次に、各第1固定部材111L,111Rを、図示しない工具を用いて取り外す。これにより、第1ブラケット100は、図22Aに示すように、第2フレーム部22L,22Rから取り外される。さらに、工具を用いて各第2固定部材222L,222Rおよび各第2固定部材282L,282Rを取り外す。これにより、上第2ブラケット210および下第2ブラケット250は、図22Bに示すように、第2フレーム部22L,22Rから取り外される。
これにより、バッテリ6(一部を省略して図示)の前方には、バッテリ6を前方に動かすのに邪魔になる部材が無い状態となっている。この状態で、作業者は、バッテリ6を前方に変位させることで、バッテリ6を車体フレーム2から第2フレーム部22の前方の広い空間に移動させる。これにより、図21に示すように、バッテリ6が取り出される。
一方、バッテリ6を車体フレーム2に取り付けるときには、上記と逆の手順を行う。具体的には、バッテリ6を、第2フレーム部22の前方の広い空間から後方に略水平に移動し、第5ブラケット500上に載せる(図22B参照)。この状態で、図22Aに示すように、バッテリ6の上部6aの前方に上第2ブラケット210を配置し、かつ、バッテリ6の下部6bの前方に下第2ブラケット250を配置する。この状態で、工具を用いて各第2固定部材222L,222Rおよび各第2固定部材282L,282Rを取り付ける。これにより、上第2ブラケット210および下第2ブラケット250は、第2フレーム部22L,22Rに取り付けられる。
次に、図11に示すように、第1ブラケット100をバッテリ6の中央部6kに対向させる。この状態で、各第1固定部材111L,111Rを、図示しない工具を用いて取り付ける。これにより、第1ブラケット100は、第2フレーム部22L,22Rに取り付けられる。この後、シート37および後カバー33が取り付けられ、バッテリ6の交換作業が完了する。
図23は、連結機構70およびスイングユニット71の前端部を示す斜視図である。電動二輪車1は、連結機構70と、連結機構70を介して車体フレーム2に揺動可能に連結されたスイングユニット71と、を含んでいる。
連結機構70は、左右一対の第4フレーム部24(24L,24R)に固定された固定部72L,72Rと、可動部73L,73Rと、第1ピボット軸74と、第2ピボット軸75L,75Rと、を含んでいる。第1ピボット軸74および第2ピボット軸75L,75Rは、この発明の「ピボット部」の一例である。各固定部72L,72Rは、下向きに開放されたU字状に形成された板部材である。
図24は、連結機構70およびスイングユニット71の前端部の一部断面図であり、連結機構70およびスイングユニット71の前端部を上方から視た状態を示している。左側の固定部72Lは、左右一対の板部76L,76Lを含み、右側の固定部72Rは、左右一対の板部76R,76Rを含んでいる。
固定部72Lの板部76L,76Lには、それぞれ、挿通孔77が形成されている。板部76L,76Lの間には、板状の可動部73Lが配置されている。可動部73Lの前部には、孔部が形成されており、この孔部に補強パイプ78Lが固定されている。補強パイプ78Lには、ダンパ79Lおよび第2ピボット軸75Lが挿通されている。ダンパ79Lは、円筒状のゴムなどの弾性部材を用いて形成されている。第2ピボット軸75は、ボルト部材80Lの軸部であり、ダンパ79Lおよび板部76L,76Lの各挿通孔77を挿通している。ボルト部材80Lには、ナット81Lが結合されている。
固定部72Rの板部76R,76Rには、挿通孔77が形成されている。板部76R,76Rの間には、板状の可動部73Rが配置されている。可動部73Rの前部には、孔部が形成されており、この孔部に補強パイプ78Rが固定されている。補強パイプ78Rには、ダンパ79Rおよび第2ピボット軸75Rが挿通されている。ダンパ79Rは、円筒状のゴムなどの弾性部材を用いて形成されている。第2ピボット軸75Rは、ボルト部材80Rの軸部であり、ダンパ79Rおよび板部76R,76Rの各挿通孔77を挿通している。第2ピボット軸75L,75Rは、同軸に配置されている。ボルト部材80Rには、ナット81Rが結合されている。
可動部73L,73Rの後部には、それぞれ、挿通孔82L,82Rが形成されている。挿通孔82L,82Rには、第1ピボット軸74が挿通されている。第1ピボット軸74は、ボルト部材80の軸部である。ボルト部材80には、ナット83が結合されている。第1ピボット軸74には、円筒状のカラー84が嵌められている。カラー84は、可動部73L,73R間に配置されている。また、可動部73L,73R間には、カラー84に隣接して補強バー85が配置されている。これらカラー84および補強バー85によって、可動部73L,73R間の連結の剛性が確保されている。また、カラー84の外周には、一対の軸受86,87が取り付けられている。これらの軸受86,87は、スイングユニット71の前端部71aに取り付けられている。
上記の構成により、可動部73L,73Rは、各ダンパ79L,79Rが弾性変形可能な範囲で、各第2ピボット軸75L,75R回りを揺動可能となっている。すなわち、スイングユニット71は、各ダンパ79L,79Rが弾性変形可能な範囲で、各第2ピボット軸75L,75R回りを揺動可能となっている。また、スイングユニット71は、第1ピボット軸74回りを揺動可能となっている。この実施形態においては、スイングユニット71が第1ピボット軸74回りを揺動可能な角度範囲は、十数度であってもよいし、スイングユニット71が第2ピボット軸75L,75R回りを揺動可能な角度範囲は、数度であってもよい。
図23に示すように、スイングユニット71は、モータケース88と、モータケース88の前端部に形成された傾斜部89L,89Rと、を含んでいる。スイングユニット71の前端部71aは、モータケース88の前端部88aおよび傾斜部89L,89Rを含んでいる。傾斜部89L,89Rは、左右方向Y1に並んでいる。
各傾斜部89L,89Rは、モータケース88から前斜め上方に延びている。各傾斜部89L,89Rの先端には、それぞれ、挿通孔90aが形成されている。図24に示すように、各挿通孔90a,90aに、対応する軸受86,87が取り付けられている。これにより、各傾斜部89L,89R(スイングユニット71)は、第1ピボット軸74の回りを揺動可能である。
図1を参照して、スイングユニット71は、ショックアブソーバ90を介して第3フレーム部23に連結されている。これにより、スイングユニット71が第1ピボット軸51回りに揺動したときの衝撃を、ショックアブソーバ90で減衰および吸収することが可能である。
以上説明したように、この実施形態によれば、バッテリ6の載せ降ろし時の作業性の向上と、電動二輪車1の乗車中の快適性の維持と、バッテリ6の容量のさらなる向上と、を相乗して実現できる。
具体的には、バッテリ6の着脱時には、作業者は、第1および上下の第2ブラケット100,210,250を車体フレーム2の第2フレーム部22から取り外す。これにより、バッテリ6を着脱のために動かす際に、バッテリ6が第1および上下の第2ブラケット100,210,250と接触することがない。よって、バッテリ6を着脱のために動かす際に、バッテリ6が第1および上下の第2ブラケット100,210,250に接触しないようにするために、バッテリ6を小型にする必要がなく、バッテリ6を大型化できる。
しかも、バッテリ6を大型化しても、バッテリ6の着脱作業が容易である。具体的には、バッテリ6の着脱時には、まず、第1および上下の第2ブラケット100,210,250を第2フレーム部22から取り外す。これにより、シート37の下方の空間、すなわち、バッテリ6が配置される収容空間S1が前方に開放される。したがって、バッテリ6を、第1および上下の第2ブラケット100,210,250に邪魔されることなく、車体フレーム2に対して前後方向X1に動かすことができる。これにより、バッテリ6を着脱できる。よって、バッテリ6の着脱時には、大型で重いバッテリ6をシート37の上面37bの近傍の高い位置で上下に動かす作業が必要ない。したがって、バッテリ6の着脱時の作業性を向上できる。
しかも、バッテリ6を着脱するときには、シート37の前方でかつ足載せ部34の上方に形成された、運転者が足を置くための広い空間を利用できる。このため、バッテリ6の着脱をより一層容易に行うことができる。このように、第1および上下の第2ブラケット100,210,250を車体フレーム2に対して着脱可能にした結果、バッテリ6の大型化の実現と、バッテリ6の着脱時の作業性の向上という相乗効果を発揮できる。
また、、バッテリ6の前方に位置する上下の各第2ブラケット210,250でバッテリ6を固定している。さらに、バッテリ6の前方に位置する第1ブラケット100でバッテリ6を固定している。さらに、バッテリ6の後方に位置する第3および第4ブラケット300,400と、バッテリ6の下方に位置する第5ブラケット500とでバッテリ6を固定している。
すなわち、特許文献2として示した特開2004−74911号公報に記載の構成と異なり、バッテリ6を収容カバーで固定する構成ではない。したがって、収容カバーの配置スペースが不要となり、その分、バッテリ6の大型化を通じてバッテリ6の容量をより大きくできる。
このように、バッテリ6を、車体フレーム2に固定された第1および上下の第2ブラケット100,210,250で前方から支持している。さらに、バッテリ6を、車体フレーム2に固定された第3および第4ブラケット300,400で後方から支持している。さらに、バッテリ6を、車体フレーム2に固定された第5ブラケット500で下方から支持している。
このため、左右2つの第2フレーム22L,22R間の空間を、バッテリ6の配置のスペースに大きく利用できる。その上、バッテリ6の上方(上端面6e)や、左側方(左側面6c)や、右側方(右側面6d)からバッテリ6を押さえるための部材は、必須ではない。そのため、バッテリ6を大型化してもシート37の高さが高くなることを抑制できるとともに、バッテリ6の前方に位置する足載せスペースが小さくなることを抑制できる。これにより、バッテリ6の大型化の実現と、電動二輪車1の快適性を損なわないことの相乗効果を実現できる。
以上のように、シート37の下方にバッテリ6を配置し、シート37を支持する第1ブラケット100と、バッテリ6を固定する第2ブラケット200とをフレーム2に着脱可能にしている。これにより、バッテリ6の載せ降ろし時の作業性の向上と、電動二輪車1の乗車中の快適性の維持と、バッテリ6の大型化による容量のさらなる向上と、を相乗して実現できる。
また、側面視において、バッテリ6の上端部6mは、シート37の下端部37dよりも上方で、かつ、シート37の上面37bよりも下方に配置されている。これにより、シート37凹部37c内のスペースにバッテリ6の一部(上端部6m)を配置できる。これにより、シート37の上面37bの位置を高くすることなく、バッテリ6の全長をより長くしてバッテリ6を大型化できる。
また、第1ブラケット100にバッテリ支持部106L,106Rを設けている。これにより、シート37を支持する第1ブラケット100を、バッテリ6を支持するブラットとしても用いることができる。
さらに、第1ブラケット100のバッテリ支持部106L,106Rは、バッテリ6の上下方向の中央部6kを支持している。これにより、バッテリ6の重心GCと上下方向Z1の位置が近い位置で、バッテリ6を支持できる。したがって、バッテリ6を、より安定して支持することができる。
また、上第2ブラケット210、下第2ブラケット250、および第1ブラケット100という3つのブラケットによって、バッテリ6の上部6a、中央部6kおよび下部6bを前方から支持できる。よって、バッテリ6を、より確実に固定できる。
さらに、上第2ブラケット210の押さえ部214L,214Rは、バッテリ6の対応する凹部46c,46dを上方から押さえている。これにより、押さえ部214L,214Rによって、バッテリ6を上下に振動しないように支持できる。
また、バッテリ6の上部6aを第3ブラケット300で後方から受けることができる。したがって、バッテリ6を前後に動かないように、より堅固に車体フレーム2に固定できる。
さらに、バッテリ6の下部6bを第4ブラケット400で後方から受けることで、バッテリ6を前後に動かないように、より堅固に車体フレーム2に取り付けることができる。
また、第1ブラケット100、上第2ブラケット210および下第2ブラケット250のそれぞれのバッテリ支持部106L,106R;216L,216R;256L,256Rは、弾性部材を用いて形成されており、かつ、バッテリ6の外表面6jを弾性的に押さえている。このように、弾性部材でバッテリ6を押さえることで、バッテリ6が第1ブラケット100、上第2ブラケット210および下第2ブラケット250に対して振動することに起因する衝撃および騒音を、抑制できる。
また、第5ブラケット500がバッテリ6を下方から支持することで、重量物であるバッテリ6を安定して支持することができる。また、電動二輪車1において発生頻度の高い上下方向Z1の振動力がバッテリ6に作用したときに、バッテリ6を確実に支持できる。
しかも、第5ブラケット500は、バッテリ6の上端部6mが下端部6nよりも後方に位置するようにバッテリ6を傾けた姿勢でバッテリ6を支持している。これにより、シート37の位置を高くすることなく、バッテリ6の高さ方向の長さを長くできる。また、バッテリ6の上端部6mを、より後ろに配置できる。よって、バッテリ6を運転者の太ももに当たり難く配置できる。
また、第5ブラケット500の前受け部503L,503Rおよび後受け部504L,504Rは、後斜め下方に延びるように傾斜している。これにより、バッテリ6を各受け部503L,503R;504L,504Rに置くと、自然と傾斜した向きにバッテリ6を配置できるので、バッテリ6の装着時の位置決めが容易である。
また、バッテリ6を後斜め上方に傾斜して配置している。その結果、電動二輪車1において発生頻度の高い上下方向Z1の振動が作用する方向と交差する前後方向X1を向くように、各受け部503L,503R;504L,504Rを設けることができる。これにより、上下方向Z1に長いバッテリ6が第5ブラケット500から受ける衝撃を少なくできるので、バッテリ6の振動を少なくできる。
さらに、第1固定部材111L,111Rを着脱するという簡易な作業により、第1ブラケット100を車体フレーム2に対して容易に着脱できる。
すなわち、各第1固定部材111L,111Rを対応する第1および第2挿通孔121L,122L;121R,122Rに挿通するという簡易な作業で、第1ブラケット100を車体フレーム2に容易に固定することができる。
しかも、各第1固定部材111L,111Rを前後方向X1に沿って対応する第1および第2挿通孔121L,122L;121R,122Rに挿通するという簡易な作業で、第1ブラケット100を車体フレーム2に容易に固定できる。
また、各第2固定部材222L,222R;282L,282Rを着脱するという簡易な作業により、各第2ブラケット210,250を車体フレーム2に対して容易に着脱できる。
すなわち、各第2固定部材222L;222R;282L;282Rを、対応する第3および第4挿通孔243L,244L;243R,244R;283L,284L;283R,284Rに挿通するという簡易な作業で、各第2ブラケット210,250を車体フレーム2に容易に固定できる。
しかも、各第2固定部材222L;222R;282L;282Rを前後方向X1に沿って対応する第3および第4挿通孔243L,244L;243R,244R;283L,284L;283R,284Rに挿入するという簡易な作業で、第2ブラケット200を車体フレーム2に容易に固定できる。
<第2実施形態>
図25は、この発明の第2実施形態の主要部を上方から視た断面図である。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明する。第1実施形態と同様の構成には、図に同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、第1固定部材111L,111Rは、左右方向Y1を向いて配置されている。具体的には、第1ブラケット100Aの第1取付部103LAの第2挿通孔122Lは、左右方向Y1を向いている。また、第1座部120Lは、第2フレーム部22Lから左方に突出している。第1座部120Lにおいて、第1ナット部材122Lの第1挿通孔121Lは、左右方向Y1を向いている。第2挿通孔122Lおよび第1挿通孔121Lは、左右方向Y1に向かい合って並んでいる。
同様に、第1ブラケット100Aの第1取付部103RAの第2挿通孔122Rは、左右方向Y1を向いている。また、第1座部120Rは、第2フレーム部22Rから右方に突出している。第1座部120Rにおいて、第1ナット部材122Rの第1挿通孔121Rは、左右方向Y1を向いている。第2挿通孔122Rおよび第1挿通孔121Rは、左右方向Y1に向かい合って並んでいる。
この実施形態によれば、各第1固定部材111L,111Rを左右方向Y1に沿って対応する第1および第2挿通孔121L,122L;121R,122Rに挿入するという簡易な作業で、第1ブラケット100Aを車体フレーム2に容易に固定できる。
<第3実施形態>
図26Aは、この発明の第3実施形態の主要部の平面図である。図26Bは、この発明の第3実施形態の主要部の左側面図であって、一部を破断して示している。図26Cは、この発明の第3実施形態の主要部の右側面図であって、一部を破断して示している。
図26Aおよび図26Bに示すように、第2実施形態では、第1固定部材111L,111Rは、上下方向Z1を向いて配置されている。
第1ブラケット100Bの左側の第1取付部103LBの後端部は、上下方向Z1に枝分かれした形状に形成されており、上部114Lおよび下部115Lを含んでいる。第1座部120LBは、これら上部114Lおよび下部115Lの間に配置されている。第1座部120LBには、上下方向Z1に並ぶ第1挿通孔121L,121Lが形成されている。
上部114Lの第2挿通孔122Lと、対応する第1挿通孔121Lとは、上下方向Z1に向かい合って並んでいる。これらの挿通孔122L,121Lには、上方から第1固定部材111Lが挿通されている。下部115Lの第2挿通孔122Lと、対応する第1挿通孔121Lとは、上下方向Z1に向かい合って並んでいる。これらの挿通孔122L,121Lには、下方から第1固定部材111Lが挿通されている。
図26Aおよび図26Cに示すように、第1ブラケット100Bの右側の第1取付部103RBの後端部は、上下方向Z1に枝分かれした形状に形成されており、上部114Rおよび下部115Rを含んでいる。第1座部120RBは、これら上部114Rおよび下部115Rの間に配置されている。第1座部120RBには、上下方向Z1に並ぶ第1挿通孔121R,121Rが形成されている。
上部114Rの第2挿通孔122Rと、対応する第1挿通孔121Rとは、上下方向Z1に向かい合って並んでいる。これらの挿通孔122R,121Rには、上方から第1固定部材111Rが挿通されている。下部115Rの第2挿通孔122Rと、対応する第1挿通孔121Rとは、上下方向Z1に向かい合って並んでいる。これらの挿通孔122R,121Rには、下方から第1固定部材111Rが挿通されている。
この実施形態によれば、各第1固定部材111L,111Rを上下方向Z1に沿って対応する第1および第2挿通孔121L,122L;121R,122Rに挿入するという簡易な作業で、第1ブラケット100Bを車体フレーム2に容易に固定できる。
<第4実施形態>
図27は、この発明の第4実施形態の主要部を上方から視た断面図である。
第4実施形態では、上第2固定部材222L,222Rは、左右方向Y1を向いて配置されている。具体的には、上第2ブラケット210Cの左側の上第2取付部213LCの第4挿通孔244Lは、左右方向Y1を向いている。また、上第2座部230LCは、左方を向いている。上第2座部230LCの第3挿通孔243Lは、左右方向Y1を向いている。第4挿通孔244Lおよび第3挿通孔243Lは、左右方向Y1に向かい合って並んでいる。
同様に、上第2ブラケット210Cの右側の上第2取付部213RCの第4挿通孔244Rは、左右方向Y1を向いている。また、上第2座部230RCは、右方を向いている。上第2座部230RCの第3挿通孔243Rは、左右方向Y1を向いている。第4挿通孔244Rおよび第3挿通孔243Rは、左右方向Y1に向かい合って並んでいる。
この実施形態によれば、各上第2固定部材222L,222Rを左右方向Y1に沿って対応する第3および第4挿通孔243L,244L;243R,244Rに挿通するという簡易な作業で、上第2ブラケット210Cを車体フレーム2に容易に固定できる。
なお、下第2ブラケット250を固定する下第2固定部材282L,282Rについても、上記と同様にして、左右方向Y1を向くように配置してもよい。下第2固定部材282L,282Rを左右方向Y1に向くように配置する構成は、第4実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
<第5実施形態>
図28Aは、この発明の第5実施形態の主要部の左側面図であって、一部を破断して示している。図28Bは、この発明の第5実施形態の主要部の右側面図であって、一部を破断して示している。第5実施形態では、上第2固定部材222L,222Rは、上下方向Z1を向いて配置されている。
図28Aに示すように、上第2ブラケット210Dの左側の上第2取付部213LDの後端部は、上下方向Z1に枝分かれした形状に形成されており、上部226Lおよび下部227Lを含んでいる。上第2座部230LDは、これら上部226Lおよび下部227Lの間を挿通している。上第2座部230LDには、上下方向Z1に並ぶ第4挿通孔244L,244Lが形成されている。
上部226Lの第4挿通孔244Lと、対応する第3挿通孔243Lとは、上下方向Z1に向かい合って並んでいる。これらの挿通孔244L,243Lには、上方から上第2固定部材222Lが挿通されている。下部227Lの第4挿通孔244Lと、対応する第3挿通孔243Lとは、上下方向Z1に向かい合って並んでいる。これらの挿通孔244L,243Lには、下方から上第2固定部材222Lが挿通されている。
図28Bに示すように、上第2ブラケット210Dの右側の上第2取付部213RDの後端部は、上下方向Z1に枝分かれした形状に形成されており、上部226Rおよび下部227Rを含んでいる。上第2座部230RDは、これら上部226Rおよび下部227Rの間を挿通している。上第2座部230RDには、上下方向Z1に並ぶ第3挿通孔243R,243Rが形成されている。
上部226Rの第4挿通孔244Rと、第3挿通孔243Rとは、上下方向Z1に向かい合って並んでいる。これらの挿通孔244R,243Rには、上方から上第2固定部材222Rが挿通されている。下部227Rの第4挿通孔244Rと、第3挿通孔243Rとは、上下方向Z1に向かい合って並んでいる。これらの挿通孔244R,243Rには、下方から上第2固定部材222Rが挿通されている。
この実施形態によれば、各上第2固定部材222L,222Rを上下方向Z1に沿って対応する第4および第3挿通孔244L,243L;244R,243Rに挿入するという簡易な作業で、上第2ブラケット210Dを車体フレーム2に容易に固定できる。
なお、下第2ブラケット250を固定する下第2固定部材282L,282Rについても、上記と同様にして、上下方向Z1を向いて配置してもよい。下第2固定部材282L,282Rを上下方向Z1に向くように配置する構成は、第5実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
<第6実施形態>
図29は、この発明の第6実施形態の主要部の正面図である。第6実施形態において、第1実施形態と異なっている点は、主に、以下の2点である。すなわち、第6実施形態は、(1)第1ブラケット100Eにおいて、バッテリ6を支持するバッテリ支持部が省略されている点と、(2)中第2ブラケット285がさらに設けられている点とが、第1実施形態と異なっている。
中第2ブラケット285は、上下方向Z1において、上第2ブラケット210と、下第2ブラケット250との間に配置されている。中第2ブラケット285は、第2フレーム部22L,22Rに設けられた中第2座部290L,290Rに、中第2固定部材292L,292Rを用いて着脱可能に固定されている。
図30は、中第2ブラケット285の周辺の主要部を上方から視た断面図である。中第2ブラケット285は、左右方向Y1に延びる中第2ブラケット本体286と、中第2取付部287L,287Rと、中第2バッテリ支持部288L,288Rと、を含んでいる。中第2ブラケット本体286と、中第2取付部287L,287Rとは、金属部材を用いて形成されている。
中第2ブラケット本体286は、左右方向Y1に延びている。中第2ブラケット本体286の左端部は、中第2取付部287Lに固定されている。
中第2取付部287Lには、中第4挿通孔289Lが形成されている。中第2ブラケット本体286の右端部は、中第2取付部287Rに固定されている。中第2取付部287Rには、中第4挿通孔289Rが形成されている。
中第2バッテリ支持部288L,288Rは、この発明の「中央支持部」の一例である。中第2バッテリ支持部288L,288Rは、ゴムなどの弾性部材を用いて形成された一体成形品である。中第2バッテリ支持部288Lは、中第2ブラケット本体286に形成された挿通孔294Lを挿通している。中第2バッテリ支持部288Lは、挿通孔294Lの後方においては円板状に形成されている。中第2バッテリ支持部286Rは、中第2ブラケット本体286に形成された挿通孔294Rを挿通している。中第2バッテリ支持部288Rは、挿通孔294Rの後方においては円板状に形成されている。中第2バッテリ支持部288L,288Rは、左右方向Y1に離隔して配置されている。
中第2バッテリ支持部288L,288Rは、それぞれ、バッテリ6の中第1受け突起50L,50Rに前方から弾性的に接触している。これにより、中第2バッテリ支持部288L,288Rは、バッテリ6の上下方向中央部6k(外表面6j)を前方から弾性的に支持している。
中第2ブラケット285の中第2取付部287Lの第4挿通孔289Lは、中第2座部290Lに形成された第3挿通孔291Lと前後方向X1に向かい合っている。この実施形態においては、第3挿通孔291Lは、ねじ部材に形成されたねじ孔である。これらの挿通孔289L,291Lには、中第2固定部材292Lが挿通されている。
中第2取付部287Lは、中第2固定部材292Lを用いて中第2座部290Lに着脱可能に取り付けられている。この実施形態においては、中第2固定部材292Lは、ねじ部材である。
中第2固定部材292Lは、第4挿通孔289Lおよび第3挿通孔291Lを挿通し、第3挿通孔291Lにねじ結合されている。
中第2ブラケット285の右側の中第2取付部287Rの第4挿通孔289Rは、右第2座部290Rに形成された第3挿通孔291Rと前後方向X1に向かい合っている。この実施形態においては、第3挿通孔291Rは、ねじ部材に形成されたねじ孔である。これらの挿通孔289R,291Rには、中第2固定部材292Rが挿通されている。
中第2取付部287Rは、中第2固定部材292Rを用いて中第2座部290Rに着脱可能に取り付けられている。この実施形態においては、中第2固定部材292Rは、ねじ部材である。
中第2固定部材292Rは、第4挿通孔289Rおよび第3挿通孔291Rを挿通し、第3挿通孔291Rにねじ結合されている。
図29に示すように、第1ブラケット100Eは、左右対称な形状に形成されている。第1ブラケット100Eは、第1ブラケット本体101Eと、第1ブラケット本体101Eに設けられたシート支持部102Eと、第1取付部103LE,103REと、を含んでいる。
第1ブラケット本体101Eは、U字状に形成されている。第1ブラケット本体101の中間部は、左右方向Y1に略真っ直ぐに延びている。第1ブラケット本体101の左部および右部は、それぞれ、後斜め下方に延びている。
第1取付部103LEは、第1ブラケット本体101の左後端部に固定されている。第1取付部103LEは、第1固定部材111Lを用いて第1座部120LEに着脱可能に取り付けられている。第1座部120LEは、第2フレーム部22Lの上端部22cLに固定されている。
第1取付部103REは、第1ブラケット本体101Eの右後端部に固定されている。第1取付部103REは、第1固定部材111Rを用いて第1座部120REに着脱可能に取り付けられている。第1座部120REは、第2フレーム部22Rの上端部22cRに固定されている。
シート支持部102Eは、第1ブラケット本体101Eの左右方向Y1の中間部に配置されている。シート支持部102Eには、ヒンジ部38が取り付けられている。
この実施形態によれば、第1ブラケット100Eは、バッテリ6を固定する機能を受け持たなくてよい。したがって、第1ブラケット100Eを、バッテリ6の近傍に配置しなくてよく、第1ブラケット100Eのレイアウトの自由度を、より高くできる。
なお、この実施形態の第1ブラケット本体101Eの中間部を、図31Aおよび図31Bに示すように、バッテリ6の上端部6mよりも上方に配置してもよい。
<他の実施形態>
車体フレーム2のフレーム本体20を、左右対称として説明したけれども、これに限定されない。フレーム本体20は、左右非対称な形状であってもよい。たとえば、フレーム本体20の左第1フレーム部21Lと、右第1フレーム部21Rとは、左右非対称な形状であってもよい。
また、フレーム本体20の左第2フレーム部22Lと、右第2フレーム部22Rとは、側面視で少なくとも一部がバッテリ6と重なる位置に配置されていればよい。たとえば、フレーム本体20の左第2フレーム部22Lと、右第2フレーム部22Rとは、左右非対称な形状であってもよい。
また、フレーム本体20の左第3フレーム部23Lと、右第3フレーム部23Rとは、左右非対称な形状であってもよい。また、フレーム本体20の左第4フレーム部24Lと、右第1フレーム部24Rとは、左右非対称な形状であってもよい。
また、第1ピボット軸74および第2ピボット軸75L,75Rは、バッテリ6の後面6cに対して後方に配置される構成を説明したけれども、これに限定されない。第1ピボット軸74および第2ピボット軸75L,75Rは、バッテリ6の下端部6nの下方に配置されていてもよい。また、第2ピボット軸75L,75Rを省略し、板部76L,76Rを直接第4フレーム部24L,24Rに固定してもよい。
さらに、第1ブラケット100のバッテリ支持部106L,106R、上第2ブラケット210のバッテリ支持部216L,216R、下第2ブラケット250のバッテリ支持部256L,256R、および中第2ブラケット285のバッテリ支持部288L,288Rは、それぞれ、弾性部材を用いる構成を説明したけれども、これに限定されない。これらのバッテリ支持部は、金属などの硬い材料を用いて形成されていてもよい。
また、第1ブラケット100、上第2ブラケット210、下第2ブラケット250、および中第2ブラケット285は、それぞれ、第2フレーム部22Lと第2フレーム部22Rの双方に取り付けられる構成を説明したけれども、これに限定されない。これらのブラケットは、第2フレーム部22Lまたは第2フレーム部22Rにのみ取り付けられていてもよい。
さらに、上第2ブラケット210または下第2ブラケット250を省略してもよい。
また、バッテリ6は、傾斜した姿勢で車体フレーム2に支持される構成を説明したけれども、これに限定されない。たとえば、バッテリ6は、上下方向Z1に真っ直ぐに配置されていてもよい。
また、第1固定部材111L,111Rとして、ねじ部材を例示したけれども、これに限定されない。第1固定部材として、2つの部材を互いに固定するピンなど、別の固定部材を用いてもよい。同様に、第2固定部材222L,222R,282L,282R,292L,292Rとして、ねじ部材を例示したけれども、これに限定されない。第2固定部材として、2つの部材を互いに固定するピンなど、別の固定部材を用いてもよい。
さらに、シート支持部102にヒンジ部材38を介してシート37を取り付ける構成を説明したけれども、これに限定されない。シート支持部102に直接シート37を固定してもよいし、シート支持部102から前方に延びるステーをさらに取り付け、このステーにシート37を固定してもよい。
また、バッテリ6の前方、後方および下方からバッテリ6を支持する構成を説明したけれども、これに限定されない。バッテリ6の上端面6eを上方から押さえる支持部材を、車体フレーム2に着脱可能に設けてもよい。また、バッテリ6の左側面6cを左方から押さえる支持部材を、車体フレーム2に着脱可能に設けてもよい。また、バッテリ6の→側面6dを右方から押さえる支持部材を、車体フレーム2に着脱可能に設けてもよい。さらに、バッテリ6の周囲を取り囲む保護部材を設けてもよい。
本発明の実施形態について詳細に説明してきたが、これらは本発明の技術的内容を明らかにするために用いられた具体例に過ぎず、本発明はこれらの具体例に限定して解釈されるべきではなく、本発明の範囲は添付の請求の範囲によってのみ限定される。
1…電動二輪車
2…車体フレーム
4…後輪
5…電動モータ
6…バッテリ
6a…バッテリの上部
6b…バッテリの下部
6j…バッテリの外表面
6k…バッテリの中央部
6m…バッテリの上端部
6n…バッテリの下端部
7…車体カバー
24L,24R…第2フレーム部(2つのフレーム部)
34…足載せ部
37…シート
37b…シートの上面
37d…シートの下端部
71…スイングユニット
74…第1ピボット軸(ピボット部)
75L,75R…第2ピボット軸(ピボット部)
100,100A,100B,100E…第1ブラケット
102…シート支持部
103L,103R…第1取付部
103LA,103RA…第1取付部
103LB,103RB…第1取付部
103LE,103RE…第1取付部
106L,106R…(バッテリの前方から支持する)第1バッテリ支持部(中央支持部)
111L,111R…第1固定部材
120L,120R…第1座部
120LB,120RB…第1座部
120LE,120RE…第1座部
121L,121R…第1挿通孔
122L,122R…第2挿通孔
200…第2ブラケット
210…上第2ブラケット(上ブラケット)
213L,213R…上第2取付部
213LC,213RC…上第2取付部
213LD,213RD…上第2取付部
214L,214R…押さえ部
216L,216R…(バッテリの前方から支持する)上第2バッテリ支持部
222L,222R…上第2固定部材
230L,230R…上第2座部
230LC,230RC…上第2座部
230LD,230RD…上第2座部
243L,243R…上第3挿通孔
244L,244R…上第4挿通孔
250…下第2ブラケット(下ブラケット)
256L,256R…(バッテリの前方から支持する)下第2バッテリ支持部
282L,282R…下第2固定部材
283L,283R…下第3挿通孔
284L,284R…下第4挿通孔
288L,288R…(バッテリの前方から支持する)中バッテリ支持部(中央支持部)
289L,289R…中第4挿通孔
291L,291R…中第3挿通孔
292L,292R…中第2固定部材
300…第3ブラケット
302…第3バッテリ支持部(バッテリの後方から支持するバッテリ支持部)
400…第4ブラケット
402L,402R…第4バッテリ支持部(バッテリをバッテリの後方から支持するバッテリ支持部)
500…第5ブラケット
503L,503R…前受け部(第5ブラケットの受け部)
504L,504R…後受け部(第5ブラケットの受け部)
X1…車両前後方向
Y1…車両左右方向
Z1…車両上下方向
【0004】
いて前記2つのフレーム部の間の収容空間に配置され、前記電動モータに電力を供給するためのバッテリと、前記シートを下方から支持するシート支持部と、車両上下方向において前記バッテリの上端部と下端部との間に配置され前記2つのフレーム部の少なくとも一方に着脱可能に取り付けられた第1取付部とを有する第1ブラケットと、前記バッテリを前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部と、前記車体フレームに着脱可能に取り付けられた第2取付部とを含み、前記バッテリの前方において前記バッテリの上端部と下端部との間に配置された第2ブラケットと、を含み、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットを前記車体フレームから取り外したときに、前記シートの下方の空間が前方に開放され、前記収容空間と前記足載せ部の上方の空間との間で前記バッテリを前記車体フレームに対して前後に移動させて着脱できるように構成されている、電動二輪車を提供する。
[0011]
この構成によれば、バッテリの載せ降ろし時の作業性の向上と、電動二輪車の乗車中の快適性の維持と、バッテリの容量のさらなる向上と、を相乗して実現できる。この構成によれば、バッテリの着脱時には、作業者は、第1および第2ブラケットを取り外す。これにより、バッテリを着脱のために動かす際に、バッテリが第1および第2ブラケットと接触することがない。よって、バッテリを着脱のために動かす際に、バッテリが第1および第2ブラケットに接触しないようにするために、バッテリを小型にする必要がなく、バッテリを大型化できる。
[0012]
しかも、バッテリを大型化しても、バッテリの着脱作業が容易である。具体的には、バッテリの着脱時には、まず、第1,第2ブラケットをフレーム部から取り外す。これにより、シートの下方の空間、すなわち、バッテリが配置される空間が前方に開放される。したがって、バッテリを、第1,第2ブラケットに邪魔されることなく、車体フレームに対して前後に動かすことができる。これにより、バッテリを着脱できる。よって、バッテリの着脱時には、大型で重いバッテリをシート上面近傍の高い位置で上下に動かす作業が必要ない。したがって、バッテリの着脱時の作業性を向上できる。しかも、バッテリを着脱するときには、シート前方でかつ足載せ部の上方に形成された、運転者が足を置くための広い空間を利用できる。このため、バッテリの着脱をより一層容易に行うことができる。このように、第1および第2ブラケットを車体フレームに対して着脱可能にした結果、バッテリの大型化の

Claims (18)

  1. 運転者が座るためのシートと、
    このシートの前方かつ下方に配置され、前記運転者の足を載せるための足載せ部と、
    前記シートの下方において上下に延び左右に離れて配置された2つのフレーム部を有する車体フレームと、
    この車体フレームの外方に配置された車体カバーと、
    後輪を駆動するための電動モータを有し、ピボット部を介して前記車体フレームに揺動可能に連結されたスイングユニットと、
    前記シートの下方において前記2つのフレーム部の間に配置され、前記電動モータに電力を供給するためのバッテリと、
    前記シートを下方から支持するシート支持部と、車両上下方向において前記バッテリの上端部と下端部との間に配置され前記2つのフレーム部の少なくとも一方に着脱可能に取り付けられた第1取付部とを有する第1ブラケットと、
    前記バッテリを前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部と、前記車体フレームに着脱可能に取り付けられた第2取付部とを含み、前記バッテリの前方において前記バッテリの上端部と下端部との間に配置された第2ブラケットと、
    を含んでいる、電動二輪車。
  2. 側面視において、前記バッテリの上端部は、前記シートの下端部よりも上方で、かつ、前記シートの上面よりも下方に配置されている、請求項1記載の電動二輪車。
  3. 前記第1ブラケットは、前記バッテリを前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部を含んでおり、これにより、前記第1ブラケットが前記第2ブラケットを兼ねている、請求項1または2記載の電動二輪車。
  4. 前記バッテリ支持部は、車両上下方向における前記バッテリの中央部を支持する中央支持部を含んでいる、請求項3記載の電動二輪車。
  5. 前記第1ブラケットは、前記バッテリを前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部を含んでおり、
    前記第2ブラケットは、前記バッテリの上部を前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部と、前記第1取付部よりも上方の位置において前記車体フレームに着脱可能に取り付けられた第2取付部とを有する上ブラケットと、
    前記バッテリの下部を前記バッテリの前方から支持するバッテリ支持部と、前記第1取付部よりも下方の位置において前記車体フレームに着脱可能に取り付けられた第2取付部とを有する下ブラケットと、を含んでいる、請求項1または2記載の電動二輪車。
  6. 前記上ブラケットは、前記バッテリを上方から押さえる押さえ部を含んでいる、請求項5記載の電動二輪車。
  7. 前記バッテリを挟んで前記上ブラケットの前記バッテリ支持部と対向するように配置され、かつ、前記バッテリを前記バッテリの後方から支持するバッテリ支持部を含み、前記車体フレームに支持された第3ブラケットをさらに含んでいる、請求項5または6記載の電動二輪車。
  8. 前記バッテリを挟んで前記下ブラケットの前記バッテリ支持部と対向するように配置され、かつ、前記バッテリを前記バッテリの後方から支持するバッテリ支持部を含み、前記車体フレームに支持された第4ブラケットをさらに含んでいる、請求項5〜7の何れか一項に記載の電動二輪車。
  9. 前記バッテリ支持部は、弾性部材を用いて形成され、前記バッテリの外表面を弾性的に押さえている、請求項1〜8の何れか一項に記載の電動二輪車。
  10. 前記車体フレームに支持され、前記バッテリを前記バッテリの下方から支持する第5ブラケットをさらに含んでいる、請求項1〜9の何れか一項に記載の電動二輪車。
  11. 前記第5ブラケットは、前記バッテリの上端部が下端部よりも後方に位置するように前記バッテリを傾けた姿勢で前記バッテリを支持している、請求項10記載の電動二輪車。
  12. 前記第5ブラケットは、後斜め下方に延びるように傾斜し、前記バッテリの荷重を受ける受け部を含んでいる。請求項11記載の電動二輪車。
  13. 前記フレーム部は、第1座部を含み、
    前記第1ブラケットの前記第1取付部を前記第1座部に着脱可能に固定する第1固定部材をさらに含んでいる、請求項1〜12の何れか一項に記載の電動二輪車。
  14. 前記第1座部には第1挿通孔が形成され、前記第1取付部には、前記第1挿通孔と同軸に向かい合う第2挿通孔が形成されており、
    前記第1固定部材は、前記第1および第2挿通孔を挿通している、請求項13記載の電動二輪車。
  15. 前記第1および第2挿通孔は、車両前後方向、車両左右方向、または車両上下方向に向かい合っている、請求項14記載の電動二輪車。
  16. 前記フレーム部は、第2座部を含み、
    前記第2ブラケットの前記第2取付部を前記第2座部に着脱可能に固定する第2固定部材をさらに含んでいる、請求項1〜15の何れか一項に記載の電動二輪車。
  17. 前記第2座部には第3挿通孔が形成され、前記第2取付部には、前記第3挿通孔と同軸に向かい合う第4挿通孔が形成されており、
    前記第2固定部材は、前記第3および第4挿通孔を挿通している、請求項16記載の電動二輪車。
  18. 前記第3および第4挿通孔は、車両前後方向、車両左右方向、または車両上下方向に向かい合って並んでいる、請求項17記載の電動二輪車。
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