JPWO2012049968A1 - 情報端末用表示装置 - Google Patents

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Abstract

情報端末用表示装置は、CPU等を内蔵する板状の筐体と、この筐体の表面に設けられた画面と、筐体の一方の側辺に設けられた端子と、筐体の他方の側辺に設けられた端子と、筐体の一方の側辺に沿って着脱自在に取付けられ、画面の端部および端子を覆うカバーと、筐体の他方の側辺に沿って着脱自在に取り付けられ、画面の端部および端子を覆うカバーと、等を備える。二つの筐体を連結させて使用する場合、筐体のカバーを取り外す又は退避させる。一方の筐体の凸部を、他方の筐体の凹部に嵌める。各筐体の画面が連なるように配置することで両者の画面が一体となって機能する。このようにすると、筐体の小型・薄型化を阻害することなく、画面の拡大化を実現する情報端末用表示装置を提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、電子書籍を閲覧する電子ブックリーダ等の情報端末用表示装置に関し、特に画面の拡大化を実現するための技術に関する。
近年、電子ブックリーダ、携帯情報端末(PDA)、情報端末用ゲーム機等の情報端末用表示装置は、筐体の小型・薄型化の傾向にあり、携帯性が向上している。その一方で、画面の拡大化が図られ、取扱性が向上している。筐体の小型・薄型化と画面の拡大化は、相反する傾向であるが、これらの傾向を同時に実現するために、種々の工夫が提案されている。
例えば、特開2006−113501号公報や、特開平11−167354号公報に記載の情報端末用表示装置では、ヒンジを用いて二つの筐体を折畳み自在とし、筐体の小型化が図られている。また、各筐体には、一体となって機能する画面がそれぞれ設けられ、画面の拡大化が図られている。
折畳み自在な情報端末用表示装置では、筐体を薄型化した場合、筐体の外面からヒンジが突出する(特許文献1の図1参照)。このため、筐体を平らな場所(例えば、机の上)に置いた場合、がたついて安定させることができない。この不都合を考慮して、ヒンジを小さくすることが考えられる。しかし、ヒンジは、ある程度の大きさとして一定以上の強度にする必要があるため、筐体の薄型化を阻害する要因となっている。
また、特許文献2に記載の情報端末用表示装置では、二つの画面を一体として機能させる場合、各画面を筐体に対してスライドさせる必要があるが、画面の強度は弱いので、画面をスライドさせたくないという要求がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、筐体の小型・薄型化を阻害することなく、画面の拡大化を実現する情報端末用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明は、板状の筐体と、前記筐体に設けられた画面と、前記筐体の内部又は側辺に設けられた通信インターフェースと、を備える情報端末用表示装置であって、前記通信インターフェースで相互通信可能な状態で、複数の前記筐体を連結させたときに、各画面が連なるように配置され、且つ各画面が一体となって機能することを特徴とする情報端末用表示装置である。
本発明によれば、端子同士を接合することによって複数の筐体を連結させたときに、各画面が連なるように配置され一体となって機能するから、画面の拡大化を実現できる。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体の側辺に沿って着脱自在又は退避自在に取り付けられ、前記画面の端部を覆うカバーを備えることを特徴とする。
上記発明によれば、複数の筐体を連結させずに一つで使用する場合に、筐体の側辺に沿ってカバーを配置することで、画面の端部または端子を露呈させずに保護することができる。これにより、画面の端部または端子の損傷を防止できると共に、画面の端部または端子に触れることによるユーザへの危険を回避できる。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は、前記画面の背面側に配置される凸部を備えており、前記凸部の突端は、前記画面における端部の全体に沿っており、且つ、前記凸部の前記突端に連続する両側壁は、前記画面の前記端部に連続する両側面の一部に沿うことを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は凹部を備えており、前記凹部の最も凹んだ部分は、前記画面の端部の全体に沿っており、且つ、前記凹部における凹んだ部分に連続する両側面の内壁は、前記画面の前記端部の両側面から延長する方向に沿うことを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は、前記画面の前記端部の近辺に配置される保護用突起を備えており、前記保護用突起の突端は、前記画面の端部と比較して突出していることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は、前記画面の前記端部の近辺に配置される保護用突起を備えており、前記保護用突起の突端は、前記画面の端部と比較して突出していることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は、相手側の筐体の前記保護用突起を受け入れる保護用凹部を備えており、前記保護用凹部の底は、前記画面の端部と比較して退避していることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、二つの前記筐体の間には、二つの前記筐体を折畳み自在に連結するヒンジが設けられることを特徴とする。
上記発明によれば、ヒンジを用いて二つの筐体を折畳み自在に連結したから、画面の大きさと比較して筐体を小型化できる。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、二つの前記筐体の間には、二つの前記筐体を折畳み自在に連結するヒンジが設けられ、前記ヒンジは、一方の前記筐体に配置される前記カバーと、他方の前記筐体に配置される前記カバーの間に設けられることを特徴とする。
上記発明によれば、二つの筐体を連結させたときに、ヒンジが筐体から取り外されているから、筐体を薄型化した場合であっても、筐体の外面からヒンジが突出することはない。これにより、筐体を平らな場所に置いた場合、がたつくことはなく、筐体を安定させることができる。このように、筐体からヒンジを取外し自在としたことで、筐体の薄型化を実現できる。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、二つの前記筐体の間には、二つの前記筐体を折畳み自在に連結するヒンジが設けられ、前記ヒンジは、一方の前記筐体に配置される前記カバーと、他方の前記筐体との間に設けられることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、一方の前記筐体に配置される前記カバーは、前記ヒンジによって前記筐体の背面側に屈曲することで、前記筐体の傾きを調整するスタンドとして機能することを特徴とする。
上記発明によれば、端子を保護するカバーが、筐体の傾きを調整するスタンドとして機能するから、別途スタンドを設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
なお、本発明はまた、他方の前記カバーは、一方の前記カバーに着脱自在に連結し、一方の前記カバーと共に前記スタンドとして機能することを特徴とすることも好ましい。このようにすることで、他方のカバーを一方のカバーに連結した場合、連結しない場合と比較してスタンドの高さを高くできる。このように、他方のカバーを連結するかしないかによって、スタンドの高さを調整できる。これにより、ユーザの好みに応じて筐体の傾きが調整され、取扱性が向上する。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記ヒンジの動きに連動して前記筐体に対して回動するカメラを備えることを特徴とする。
上記発明によれば、二つの筐体を折畳み自在に連結するヒンジが、カメラを回動させるから、別途カメラを回動させる機構を設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、前記カバーを取り外した状態又は退避させた状態となる少なくとも二つの前記筐体の間に、前記筐体を折畳み自在に連結するヒンジが設けられることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記カバーは、前記筐体の背面又は内部に収納されることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記カバーは、前記ヒンジによって折畳まれた少なくとも二つの前記筐体の前記画面の前記端部を、まとめて覆うことを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、少なくとも1つの前記筐体に、他の前記筐体の前記カバーが設けられることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体及び前記画面を二つ備えており、一方の前記筐体の前記画面を覆う前記カバーが、他方の前記筐体の前面又は背面側に突出して設けられると共に、前記他方の前記筐体の前記画面を覆う前記カバーが、前記一方の前記筐体の前面又は背面側に突出して設けられており、二つの前記筐体が重ねられることで、前記一方の前記筐体に設けられる前記カバーが前記他方の前記筐体の前記画面を覆うと同時に、前記他方の前記筐体の前記カバーが前記一方の前記筐体の前記画面を覆うことを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体として、上側に位置して上側に前記画面を有する上側筐体と、前記上側筐体の下側又は内部に重なった状態で配置されて上側に前記画面を有する下側筐体とを備えると共に、前記上側筐体と前記下側筐体を特定方向に相対的にスライドさせると共に、及び前記特定方向のスライドの一方の端部で、前記上側筐体と前記下側筐体を、前記特定方向に対して垂直となる垂直方向に相対的にスライドさせるレール装置を備えることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記レール装置は、第1スライダと、前記第1スライダを前記特定方向に直線的に案内する第1直線路、及び該第1直線路の一端に連続的に設けられて該第1スライダを前記垂直方向に案内する第1垂直路を有する第1案内路と、第2スライダと、前記第2スライダを前記特定方向に直線的に案内する第2直線路、及び該第2直線路の一端に連続的に設けられて該第2スライダを垂直方向に案内する第2垂直路を有する第2案内路と、を備えてなり、前記第1スライダによる前記第1案内路の第1移動軌跡と、前記第2スライダによる前記第2案内路の第2移動軌跡は、軌跡形状は同一で、且つ、相対位置関係がずれており、前記第1スライダ及び前記第2スライダを一体化して一方移動体とすると共に、前記第1案内路と前記第2案内路を一体化して他方移動体とし、前記一方移動体と前記他方移動体の相対運動を利用して、前記上側筐体と前記下側筐体をスライドさせるか、又は、前記第1スライダ及び前記第2案内路を一体化して一方移動体とすると共に、前記第2スライダと前記第1案内路を一体化して他方移動体とし、前記一方移動体と前記他方移動体の相対運動を利用して、前記上側筐体と前記下側筐体をスライドさせる、ことを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、スライド中の前記第1スライダと前記第2スライダを結んだ線を仮想リンクと定義した場合に、前記仮想リンクと、前記第1及び第2案内路の案内方向が常に直角とならないように設定されることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、スライド中の前記第1スライダと前記第2スライダを結んだ線を仮想リンクと定義した場合に、前記仮想リンクと、前記第1及び第2案内路の案内方向が直角となる地点において、前記一方移動体と前記他方移動体の回転を規制する規制部材が配置されることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記規制部材として、第3スライダと、前記第3スライダを前記特定方向に直線的に案内する第3直線路、及び該第3直線路の一端に連続的に設けられて該第3スライダを前記垂直方向に案内する第3垂直路を有する第3案内路と、を備えてなり、前記第3スライダによる前記第3案内路の第3移動軌跡は、前記第1及び第2移動軌跡と軌跡形状が同一で、且つ、相対位置関係が前記第1及び第2移動軌跡とずれていることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記第1スライダ及び前記第2スライダを一体化して一方移動体とすると共に、前記第1案内路と前記第2案内路を一体化して他方移動体とする場合において、前記第1案内路は、前記第2案内路に対して、前記第2直線路の一端側にずれると共に前記第2垂直路の突端側にずれていることにより、前記仮想リンクと、前記第1及び第2案内路の案内方向が常に直角とならないように設定されることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記第1スライダ及び前記第2案内路を一体化して一方移動体とすると共に、前記第2スライダと前記第1案内路を一体化して他方移動体とする場合において、前記一方移動体では、前記第1スライダが、前記第2案内路における前記第2直線路の一端側を超えた場所、且つ前記第2垂直路の突端を超えた場所に配置され、前記他方移動体では、前記第2スライダが、前記第1案内路における前記第1直線路の一端側を超えた場所、且つ前記第1垂直路の突端を超えた場所に配置されることにより、前記仮想リンクと、前記第1及び第2案内路の案内方向が常に直角とならないように設定されることを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記第1及び第2案内路は、前記第1及び第2直線路と前記第1及び第2垂直路の連続部分において部分円弧形状の案内軌跡を形成することを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記第1及び第2案内路における前記第1及び第2垂直路は、前記第1及び第2直線路の一端側で前記垂直方向に案内しながら、前記第1及び第2直線路の他端側に戻る案内軌跡を形成することを特徴とする。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記筐体から取り外された前記カバーは、他の前記筐体から取り外された前記カバーに着脱自在に連結することを特徴とする。
上記発明によれば、筐体から取り外された複数のカバーを一つにまとめることができる。これにより、カバーの管理が容易となり、カバーを紛失する可能性を低減できる。
上記目的を達成する情報端末用表示装置は、上記発明において、前記通信インターフェース同士の通信を確立した状態で複数の前記筐体を連結させたときに、複数の前記画面を連動して動作させる表示制御回路を備えることを特徴とする。
本発明によれば、端子同士を接合することによって複数の筐体を連結させたときに、各画面が連なるように配置され一体となって機能するから、筐体の小型・薄型化を阻害することなく、画面の拡大化を実現することができる。
(a)第1実施形態に係る情報端末用表示装置の外観斜視図である。(b)第1実施形態に係る情報端末用表示装置のカバーを取り外した状態の外観斜視図である。 (a)第1実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を連結した状態の外観斜視図である。(b)第1実施形態に係る情報端末用表示装置の二つカバーを連結した状態の外観斜視図である。 第1実施形態に係る情報端末用表示装置の電気的構成要素を示すブロック図である。 (a)第2実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を開いた状態の外観斜視図である。(b)第2実施形態に係る情報端末用表示装置のカバーを取り外した状態の外観斜視図である。(c)第2実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を折り畳んだ状態の外観斜視図である。 第2実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を連結した状態の外観斜視図である。 (a)第3実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を開いた状態の外観斜視図である。(b)第3実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を開いた状態の側面図である。(c)第3実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を折り畳んだ状態の外観斜視図である。 (a)第4実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を開いた状態の外観斜視図である。(b)第4実施形態に係る情報端末用表示装置のカバーを取り外した状態の外観斜視図である。(c)第4実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を折り畳んだ状態の外観斜視図である。 (a)および(b)第4実施形態に係る情報端末用表示装置のカバーをスタンドとして機能させた状態の側面図である。 (a)第5実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を開いた状態の外観斜視図である。(b)第5実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を折り畳んだ状態の外観斜視図である。 第5実施形態に係る情報端末用表示装置のカメラを回動させた状態の外観斜視図である。 (a)第6実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を連結した状態の外観斜視図である。(b)同情報端末用表示装置の二つの筐体を分離した状態の外観平面図である。(c)同情報端末用表示装置の変形例を示す平面図である。 (a)第7実施形態に係る情報端末用表示装置の二つの筐体を折り畳んだ状態の外観斜視図である。(b)同情報端末用表示装置のカバーを収容した状態の外観斜視図である。(c)同情報端末用表示装置の二つの筐体を開いた状態の外観斜視図である。 第7実施形態に係る情報端末用表示装置のカバーの移動状態を示す断面図である。 第7実施形態に係る情報端末用表示装置のカバーの変形例を示す断面図である。 第8実施形態に係る情報端末用表示装置を示す側面図である。 (a)は第9実施形態に係る電子機器及びレール装置を展開した際の外観斜視図であり、(b)は同電子機器及びレール装置を折りたたんだ状態の外観斜視図である。 (a)は同電子機器及びレール装置を展開した際の平面図であり、(b)は同電子機器及びレール装置を折りたたんだ状態の平面図である。 同電子機器及びレール装置のスライド構造を模式的に示す側面図である。 (a)及び(b)は同レール装置の一部の要素を欠くことで一対の筐体が相対回転する場合を例示した図であり、(c)は要素が満たされているレール装置によって一対の筐体が相対回転しない場合を例示した図である。 同第9実施形態のレール装置の変形例を示す側面図である。 同第9実施形態のレール装置の変形例を示す側面図である。 同第9実施形態のレール装置の変形例を示す側面図である。 (a)は第10実施形態に係る電子機器及びレール装置を展開した際の外観斜視図であり、(b)は同電子機器及びレール装置を折りたたんだ状態の外観斜視図である。 同電子機器及びレール装置のスライド構造を模式的に示す側面図である。 同第10実施形態のレール装置の変形例を示す側面図である。 同第10実施形態のレール装置の変形例を示す外観斜視図である。 同第10実施形態のレール装置の変形例を示す側面図である。 同第10実施形態のレール装置の変形例を示す平面図である。 同第10実施形態のレール装置の変形例を示す側面図である。 第11実施形態に係る電子機器及びレール装置を折りたたんだ状態の平面図である。 第11実施形態に係る電子機器及びレール装置を展開した際の平面図である。 同電子機器及びレール装置のスライド構造を模式的に示す側面図である。 本実施形態群のレール装置の変形例を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の第1〜第5実施形態に係る情報端末用表示装置について詳細に説明する。
[第1実施形態]まず、図1〜図3を用いて、第1実施形態に係る情報端末用表示装置10の構成について説明する。図1(a)は、携帯表示装置10の外観斜視図であり、図1(b)は、携帯表示装置10のカバー15,16を取り外した状態の外観斜視図である。また、図2(a)は、携帯表示装置10の二つの筐体11を連結した状態の外観斜視図であり、図2(b)は、携帯表示装置10の二つのカバー15,16を連結した状態の外観斜視図である。さらに、図3は、携帯表示装置10の電気的構成要素を示すブロック図である。
図1(a)および(b)に示すように、情報端末用表示装置10は、CPU30(図3参照)等を内蔵する板状の筐体11と、この筐体11の表面(図面における上面)に設けられた画面12と、筐体11の一方(図面における左手前側)の側辺に設けられた端子13と、筐体11の他方(図面における右奥側)の側辺に設けられた端子14と、筐体11の一方の側辺に沿って着脱自在に取り付けられ、画面12の端部および端子13を覆うカバー15と、筐体11の他方の側辺に沿って着脱自在に取り付けられ、画面12の端部および端子14を覆うカバー16と、画面12の脇に配置された操作部17と、を備えている。以下、上記各構成要素を説明する。
(筐体の説明)筐体11は、一方の側辺に沿って面内の方向に凸型に突出し、この凸型に対応するカバー15が取り付けられる凸部18と、他方の側辺に沿って面内の方向に凹型に凹み、この凹型に対応するカバー16が取り付けられる凹部19と、を備えている。
凸部18は、図2(b)に示されるように、画面12の背面側において、画面12の端部(端面)全体及びこの端面に連続する両側面の一部に沿って形成されている。即ち、凸部18のサイズは、画面12の突出部分と略一致している。この凸部18によって、画面12の一部が突出した態様となる。なお、画面12の端面は、凸部18の端面と共に、樹脂又は金属製のカバーで覆われている(図示省略)、
更に凸部18の先端には、筐体11の底面の側(図面における下側)に、面内の方向に突出する支持片20が設けられている。支持片20は、筐体11の厚さの三分の一から二分の一程度の厚さを有している。凸部18の両側の側方には、凸部18にカバー15が取り付けられるときにカバー15をガイドする突起21が突出方向に沿ってそれぞれ設けられている。
凹部19は、最も凹んだ部分(基端)が、画面12の端部(端面)全体に沿った形状となっている。また凹部19の両側面の内壁は、画面12の端部の両側面から延長する方向に沿っている。即ち、筐体11は、画面12の端部を露出させた状態で、画面12の両側面から延長して伸びる拡張領域を備えている。この凹部19のサイズは、凸部18と略一致している。なお、凹部19側においても、画面12の端面は、樹脂又は金属製のカバーで覆われている(図示省略)。
凹部19の基端には、筐体11の底面の側に、面内の方向に凹む段部(図示省略)が設けられている。この段部は、筐体11の厚さの三分の一から二分の一程度の高さを有している。この段部は、他の筐体11の凸部18に形成される突起21と係合することで、結合時の剛性を高めるようになっている。また、凹部19の両側の側方には、凹部19にカバー16が取り付けられるときにカバー16をガイドするガイド溝22が、凹み方向に沿ってそれぞれ設けられている。
以上の結果、カバー15が取り外された凸部18は、カバー16が取り外された他の筐体11の凹部19に嵌まる形状を有している。同様に、カバー16が取り外された凹部19は、カバー15が取り外された他の筐体11の凸部18が嵌まる形状を有している。
図2(a)に示すように、二つの筐体11を連結させるとき、カバー15が取り外された一方の筐体11(図面における右奥側の筐体11)の凸部18は、カバー16が取り外された他方の筐体11(図面における左手前側の筐体11)の凹部19に嵌まる。このとき、カバー15が取り外された一方の筐体11の端子13は、カバー16が取り外された他方の筐体11の端子14と接合する。また、各筐体11の画面12は、連なるように配置される。なお、二つの筐体11を連結させたときを図示しているが、三つ以上の筐体11を連結させることも可能である。
(画面の説明)画面12は、液晶組成物を利用した液晶ディスプレイであり、筐体11の一方の側辺から他方の側辺にわたり配置されている。画面12には、各種ウィンドウ(図示省略)等が表示される。なお、ここでは液晶ディスプレイを例示しているが、有機EL組成物を採用した有機ELディスプレイや、プラズマディスプレイなど、各種構成を適用できる。
(通信インターフェースの説明)通信インターフェースとして機能する端子13,14は、後述するように複数の筐体11を連結させたときに互いに接合し、各筐体11を電気的に繋ぐことで、信号の授受を行う。なお、ここでは端子で他の筐体11と電気的に接合する場合を例示しているが、通信インターフェースとして、無線通信によって情報伝達できるようにしても良い。
(カバーの説明)カバー15には、筐体11の凸部18に嵌まる凹部23と、筐体11の支持片20に嵌まる段部24と、が設けられている。凹部23の両側の側方には、カバー15が筐体11の凸部18に取り付けられるときに筐体11の突起21をガイドするガイド溝25がそれぞれ設けられている。
カバー16には、筐体11の凹部19に設けられた上記段部(図示省略)に嵌まる突出片26が設けられている。カバー16の両側の側方には、カバー16が筐体11の凹部19に取り付けられるときに筐体11のガイド溝22にガイドされる突起27がそれぞれ設けられている。
筐体11から取り外されたカバー15の凹部23は、筐体11から取り外されたカバー16が嵌まる形状を有している。同様に、筐体11から取り外されたカバー16は、筐体11から取り外されたカバー15の凹部23に嵌まる形状を有している。
図2(b)に示すように、二つの筐体11を連結させるとき、一方の筐体11から取り外されたカバー15の凹部23には、他方の筐体11から取り外されたカバー16が嵌まる。
(操作部の説明)操作部17は、電源ボタン28と、画面12にメニュー(図示省略)を表示する際に押されるメニューボタン29と、等を備えている。
図3に示すように、筐体11は、CPU30と、ハードディスクドライブ31と、RAM32と、検出回路33と、表示制御回路34と、データバス35と、を内蔵している。以下、各構成要素を説明する。
(CPUの説明)CPU30は、操作部17から入力される信号等に従って、情報端末用表示装置10の全体を統括的に制御する。
(ハードディスクドライブの説明)ハードディスクドライブ31には、情報端末用表示装置10を動作させる各種プログラムやデータが記憶されている。
(RAMの説明)RAM32は、CPU30が処理を実行する作業用メモリである。RAM32において、ハードディスクドライブ31から読みだされたプログラムが逐次処理される。
(検出回路の説明)検出回路33は、端子13または14に他の筐体11の端子14または13が接合されているときに信号を遣り取りすることで、複数の筐体11が連結されていることを検出する。なお、無線通信の場合は、互いの通信が確立されたか否かを検出すればよい。
(表示制御回路の説明)表示制御回路34は、画面12の表示状態を制御する。表示制御回路34は、検出回路33で複数の筐体11が連結されていることが検出されているときに、各筐体11の画面12を一体となって機能するように制御する。すなわち、この場合、表示制御回路34は、複数の画面12を一つの画面として機能するように制御する。
(データバスの説明)データバス35は、CPU30等の筐体11に内蔵された各構成要素を電気的に接続する。
次に、情報端末用表示装置10の作用を図1および図2に基づいて説明する。
(一つで使用する場合)
複数の筐体11を連結させずに一つで使用する場合、図1(a)および(b)に示すように、筐体11の凸部18にカバー15を取り付けると共に、筐体11の凹部19にカバー16を取り付ける。
(二つで使用する場合)
これに対し、二つの筐体11を連結させて使用する場合、図2(a)および(b)に示すように、一方の筐体11のカバー15を取り外すと共に、他方の筐体11のカバー16を取り外す。そして、カバー15が取り外された一方の筐体11の凸部18を、カバー16が取り外された他方の筐体11の凹部19に嵌める。これにより、一方の筐体11の端子13と、他方の筐体11の端子14と、が接合すると共に、各筐体11の画面12が連なるように配置され一体となって機能する。
また、一方の筐体11から取り外されたカバー15の凹部23に、他方の筐体11から取り外されたカバー16を嵌める。
このように、情報端末用表示装置10によれば、複数の筐体11を連結させることで画面12の拡大化を実現できる。また、筐体11から取り外されたカバー15,16を一つにまとめることができる。これにより、カバー15,16の管理が容易となり、カバー15,16を紛失する可能性を低減できる。
さらに、複数の筐体11を連結させた場合、一方の筐体11の支持片20が、他方の筐体11の凹部19に設けられた上記段部(図示省略)に嵌まるから、筐体11同士の連結強度を高めることができる。なお、本実施形態では、凸部18側に支持片20を突出される場合を示したが、例えば、凹部19側に支持片20を配置しても良い。この際は、凹部19の凹みの内部(即ち筐体11の背面側)に、支持片20を形成すれば良い。
複数の筐体11を連結させずに一つで使用する場合には、筐体11の側辺に沿ってカバー15,16を取り付けることで、画面12の端部および端子13,14を露呈させずに保護することができる。これにより、画面12の端部および端子13,14の損傷を防止できる。
[第2実施形態]次に、図4および図5を用いて、第2実施形態に係る情報端末用表示装置40の構成について説明する。図4は(a)は、情報端末用表示装置40の二つの筐体41,42を開いた状態の外観斜視図であり、図4(b)は、情報端末用表示装置40のカバー15,16を取り外した状態の外観斜視図であり、図4(c)は、情報端末用表示装置40の二つの筐体41,42を折り畳んだ状態の外観斜視図である。また、図5は、情報端末用表示装置40の二つの筐体41,42を連結した状態の外観斜視図である。
なお、第2実施形態に係る情報端末用表示装置40の特徴部分のみを説明し、第1実施形態に係る情報端末用表示装置10と同様の構成要素、作用および効果についての説明は省略する。後述する実施形態群についても、特徴部分のみを説明し、他の実施形態に係る情報端末用表示装置と同様の構成要素、作用および効果についての説明は省略する。
図4(a)〜(c)に示すように、情報端末用表示装置40は、二つの筐体41,42と、これらの筐体41,42の表面(図面における上面)に設けられた画面43,44と、筐体41,42の側辺に設けられた端子13,14と、端子13,14を覆うカバー15,16と、カバー15および16の間に設けられ、二つの筐体41,42を、画面43,44が向かい合うように折畳み自在に連結するヒンジ45と、画面43,44の脇に配置された操作部17,17と、を備えている。以下、上記各構成要素を説明する。
(筐体の説明)図5に示すように、二つの筐体41,42を連結させるとき、筐体41の凸部18は、筐体42の凹部19に嵌まる。
(画面の説明)画面43は、筐体41の端子13が設けられた側辺から他方の側辺に向かって配置されている。画面44は、筐体42の端子14が設けられた側辺から他方の側辺に向かって配置されている。
(ヒンジの説明)ヒンジ45は、カバー15および16の境目に軸(図示省略)を有する。ヒンジ45は、その軸を中心として、二つの筐体41,42を開いた状態(図4(a)参照)と、二つの筐体41,42を折り畳んだ状態(図4(c)参照)と、の間で筐体41,42を回動させる。
次に、情報端末用表示装置40の作用を図4に基づいて説明する。
情報端末用表示装置40を携帯する場合、図4(a)および(c)に示すように、筐体41,42を折り畳む。
このように、情報端末用表示装置40によれば、ヒンジ45を用いて二つの筐体41,42を折畳み自在に連結したから、画面43,44の大きさと比較して筐体41,42を小型化できる。
また、二つの筐体41,42を連結させたときに、ヒンジ45が筐体41,42から取り外されているから、筐体41,42を薄型化した場合であっても、筐体41,42の外面からヒンジ45が突出することはない。これにより、筐体41,42を、机の上等、平らな場所に置いた場合、がたつくことはなく、筐体41,42を安定させることができる。このように、筐体41,42からヒンジ45を取外し自在としたことで、筐体41,42の薄型化を実現できる。
[第3実施形態]次に、図6を用いて、第3実施形態に係る情報端末用表示装置50の構成について説明する。図6(a)は、情報端末用表示装置50の二つの筐体41,42を開いた状態の外観斜視図である。図6(b)は、情報端末用表示装置50の二つの筐体41,42を開いた状態の側面図である。図6(c)は、情報端末用表示装置50の二つの筐体41,42を折り畳んだ状態の外観斜視図である。
図6(a)〜(c)に示すように、情報端末用表示装置50は、第2実施形態に係る情報端末用表示装置40のヒンジ45に代えて、ヒンジ51を備えている。
(ヒンジの説明)ヒンジ51は、カバー15の側と、カバー16の側と、の二つの軸52,53を有する。ヒンジ51は、二つの軸52,53を中心として、二つの筐体41,42を開いた状態(図6(a)および(b)参照)と、二つの筐体41,42を折り畳んだ状態(図6(c)参照)と、の間で筐体41,42を回動させる。
このように、情報端末用表示装置50によれば、二つの軸52,53を有するヒンジ51を用いて二つの筐体41,42を連結したから、筐体41,42の表面(図面における上面)からヒンジ51が突出しない形状とすることができる。
[第4実施形態]次に、図7および図8を用いて、第4実施形態に係る情報端末用表示装置60の構成について説明する。図7(a)は、情報端末用表示装置60の二つの筐体41,42を開いた状態の外観斜視図であり、図7(b)は、情報端末用表示装置60のカバー15,16を取り外した状態の外観斜視図であり、図7(c)は、情報端末用表示装置60の二つの筐体41,42を折り畳んだ状態の外観斜視図である。また、図8(a)および(b)は、情報端末用表示装置60のカバー15,16をスタンドとして機能させた状態の側面図である。
図7(a)〜(c)に示すように、情報端末用表示装置60は、第2実施形態に係る情報端末用表示装置40のヒンジ45に代えて、ヒンジ61を備えている。
(ヒンジの説明)ヒンジ61は、筐体41とカバー16との間に設けられ、二つの筐体41,42を、画面43,44が外側に出るように折畳み自在に連結する。ヒンジ61は、筐体41とカバー16との境目に軸(図示省略)を有する。ヒンジ61は、その軸を中心として、二つの筐体41,42を開いた状態(図7(a)参照)と、二つの筐体41,42を折り畳んだ状態(図7(c)参照)と、の間で筐体41,42を回動させる。
(カバーの説明)図8(a)に示すように、カバー16は、二つの筐体41,42を連結させ、画面43,44が上方となるように載置したときに、載置した面に対する筐体41,42の傾きを調整するスタンドとして機能する。また、図8(b)に示すように、カバー15は、カバー16と共にスタンドとして機能する。
このように、情報端末用表示装置60によれば、端子14を保護するカバー16が、筐体41,42の傾きを調整するスタンドとして機能するから、別途スタンドを設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
また、カバー15をカバー16に連結した場合、連結しない場合と比較してスタンドの高さを高くできる。このように、カバー15を連結するかしないかによって、スタンドの高さを調整できる。これにより、ユーザの好みに応じて筐体41,42の傾きが調整され、取扱性が向上する。
[第5実施形態]次に、図9および図10を用いて、第5実施形態に係る情報端末用表示装置70の構成について説明する。図9(a)は、情報端末用表示装置70の二つの筐体41,42を開いた状態の外観斜視図であり、図9(b)は、情報端末用表示装置70の二つの筐体41,42を折り畳んだ状態の外観斜視図である。図10は、情報端末用表示装置70のカメラ72を回動させた状態の外観斜視図である。
図9(a)および(b)に示すように、情報端末用表示装置70は、第4実施形態に係る情報端末用表示装置60のヒンジ61に代えて、ヒンジ71を備えていると共に、さらに、ユーザを撮影するカメラ72を備えている。
(ヒンジの説明)ヒンジ71は、筐体41とカバー16との間に設けられ、二つの筐体41,42を、画面43,44が向かい合うように折畳み自在に連結する。ヒンジ71は、筐体41とカバー16との境目に軸(図示省略)を有する。ヒンジ71は、その軸を中心として、二つの筐体41,42を開いた状態(図9(a)参照)と、二つの筐体41,42を折り畳んだ状態(図9(b)参照)と、の間で筐体41,42を回動させる。
(カメラの説明)カメラ72は、カバー16に内蔵されている。カメラ72は、ヒンジ71の動きによって、筐体41に対して回動する。
カメラ72は、種々の用途に用いられる。カメラ72で得られた画像は、スルー画像として画面43,44に表示される。スルー画像が表示された状態で、操作部17が操作された場合、カメラ72は撮影を実行する。情報端末用表示装置70が無線通信機能(図示省略)を備えている場合には、カメラ72で得られた画像を、リアルタイムで外部機器(図示省略)に送信することが可能となる。
次に、情報端末用表示装置70の作用を図10に基づいて説明する。
ヒンジ71を動かすことで、カバー16が筐体41に対して回動し、カメラ72の傾きが調整される。
このように、情報端末用表示装置70によれば、二つの筐体41,42を折畳み自在に連結するヒンジ71が、カメラ72を回動させるから、別途カメラを回動させる機構を設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
本発明は、上記第1〜第5実施形態に限られるものではなく、その趣旨および技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
すなわち、上記各実施形態において、カバー15,16を筐体11,41,42にロックすると共に、筐体11同士、あるいは筐体41および42をロックするロック機構(図示省略)と、このロック機構によるロックを解除する解除機構を設けるようにしてもよい。
カバー15を筐体11または41にロックするロック機構は、例えば、筐体11または41における各突起21の一部を、付勢バネの復元力によって突出するロック片に代えると共に、カバー15における各ガイド溝25の一部に、ロック片が嵌まるロック孔を設けることで実現される。ロック片がロック孔に嵌まることで、カバー15が筐体11または41にロックされる。
解除機構は、例えば、ロック片に対応するカバー15の両脇に解除ボタンを設けることで実現される。各解除ボタンが押されることに連動して、ロック片がロック孔から押し出され、カバー15の筐体11または41へのロックが解除される。
あるいは、上記第2および第3実施形態においては、ヒンジ45または51の動きに連動してロック片をロック孔から押し出すリンクを設けることで実現される。二つの筐体41,42が開かれることにリンクが連動して、ロック片がロック孔から押し出され、カバー15の筐体41へのロックが解除される。
カバー16を筐体11または42にロックするロック機構は、例えば、カバー16における各突起27の一部を、付勢バネの復元力によって突出するロック片に代えると共に、筐体11または42における各ガイド溝22の一部に、ロック片が嵌まるロック孔を設けることで実現される。ロック片がロック孔に嵌まることで、カバー16が筐体11または42にロックされる。
解除機構は、例えば、ロック片に対応する筐体11または42の両脇に解除ボタンを設けることで実現される。各解除ボタンが押されることに連動して、ロック片がロック孔から押し出され、カバー16の筐体11または42へのロックが解除される。
あるいは、上記第2〜第5実施形態においては、ヒンジ45,51,61または71の動きに連動してロック片の付勢バネを収縮し、ロック片をロック孔から引き出すリンクを設けることで実現される。二つの筐体41,42が開かれることにリンクが連動して、ロック片がロック孔から引き出され、カバー16の筐体42へのロックが解除される。
[第6実施形態]次に、図11を用いて、第6実施形態に係る情報端末用表示装置80の構成について説明する。図11は(a)は、予めカバーを外した状態において、情報端末用表示装置80の二つの筐体41,42を結合した状態の外観斜視図であり、図11(b)は、二つの筐体41,42を分離した状態を示す平面図であり、図11(c)は、この情報端末用表示装置80の変形例を示す平面図である。なお、ここではカバーの図示を省略する。
図11(a)〜(b)に示すように、情報端末用表示装置80は、二つの筐体41,42と、これらの筐体41,42の表面(図面における上面)に設けられた画面43,44を備えている。
二つの筐体41,42には、それぞれ、保護用突起48と保護用凹部49を備えている。具体的に筐体41には、画面43の端面の両脇において、一対の保護用突起48と一対の保護用凹部49を備える。また、筐体42には、筐体41には、画面44の端面の両脇において、一対の保護用突起48と一対の保護用凹部49を備える。筐体41側の一対の保護用突起48は、筐体43の一対の保護用凹部49に係合するようにして受け入れられる。また、筐体43側の一対の保護用突起48は、筐体41の一対の保護用凹部49に係合するようにして受け入れられる。
図11(b)に示されるように、この保護用突起48の突端は、各画面43、44の端部と比較して突出している。反対に保護用凹部49の底部は、各画面43、44の端部と比較して退避している。このようにすることで、筐体41、42の双方において、画面43、44の端部より突出する保護用突起48を備える事から、万が一、筐体41、42を落下させた場合であっても、この保護用突起48によって画面43、44の端部を保護することができる。
なお、ここでは各筐体41、44が、矩形形状の一対の保護用突起48と一対の保護用凹部49を有する場合を例示したが、図11(c)に示される変形例のように、3個以上の保護用突起48や保護用凹部49を備えるようにしてもよく、その形状も、鋸歯形状や湾曲形状など自由に設定できる。また、筐体41、42の面方向に保護用突起48と保護用凹部49が連なるように形成したが、筐体41、42の厚さ方向に連なるようにしても良い。要は、双方の筐体41、42に対して、画面43、44の端面よりも突出する保護用突起48が形成され、相手側の筐体41、42には、結合時に保護用突起48を受け入れる為の保護用凹部49が用意されていれば良い。
[第7実施形態]次に、図12及び図13を用いて、第7実施形態に係る情報端末用表示装置90の構成について説明する。図12は(a)は、一対の筐体41、42を、ヒンジ(図示省略)を利用して、画面43、44が外側に出るように折畳んだ状態が示されている。この折畳んだ状態の情報端末用表示装置90は、各筐体41、42に、格納式保護カバー41A、42Aが設けられている。図12(b)には、この格納式保護カバー41A、42Aを、各筐体41、42の内部に退避(収容)させることで、ヒンジ71を露出させた状態が示されている。図12(c)は、このヒンジ71を利用して、情報端末用表示装置90の二つの筐体41,42を展開して、画面43、44を一体化した状態が示されている。即ち、本実施形態の情報端末用表示装置90のヒンジ71は、筐体41、42において、格納式保護カバー41A、42Aから独立した部位に配置されている。
図13(a)〜(c)に示されるように、格納式保護カバー41A、42Aは、各筐体41、42の収容空間41C、42Cに対して、重なった状態で収容される。この格納式保護カバー41A、42Aは、各筐体41、42の各画面43、44の端縁を保護するために引き出される。格納式保護カバー41A、42Aと、各筐体41、42の間にはレール装置860が設置される。
レール装置860は、収容空間41C、42C側に形成される第1案内路872、第2案内路874と、格納式保護カバー41A、42A側に形成されて第1、第2案内路872、874に案内される第1、第2スライダ882、884を備える。従って、本実施形態では、格納式保護カバー41Aが筐体41に対して相対移動し、格納式保護カバー42Aが筐体42に対して相対移動する。なお、格納式保護カバー41A、42Aには、指先を引っかけて格納式保護カバー41A、42Aを引き出すための段部41B、42Bを有している。また、格納式保護カバー41A、42Aと収容空間41C、42Cの間には、弾性部材の一種である引っ張りバネ290が設置され、格納式保護カバー41A、42Aを、収容空間41C、42C内に引き込む。
第1案内路872及び第2案内路874は、水平方向に延びる直線路の端部において、コ字状に反転する反転路を有して構成される。特に本実施形態では、第1案内路872は、第2案内路874と比較して、水平方向では反転路側にずれると共に、垂直方向では、反転方向側にずれている。この状態を別の方法で表現すると、格納式保護カバー41A、42Aを収容空間41C、42Cから引き出す方向に関して、第1スライダ882は、第2スライダ884に対して常に進んだ位置を維持する。また、格納式保護カバー41A、42Aを収容空間41C、42Cに収容する方向に関して、第1スライダ882は、第2スライダ884に対して常に遅れた位置を維持する。このようにすると、格納式保護カバー41A、42Aと収容空間41C、42Cの相対回転が抑制される。
図12(a)及び図13(a)に示されるように、筐体41、42が折畳まれた状態では、レール装置860によって、格納式保護カバー41A、42Aを引き出すことによって、筐体41、42の端縁を保護する。この際、一対の格納式保護カバー41A、42Aの間には、ストッパSが挿入されており、筐体41、42の展開を規制している。また、ストッパSを外すことによって、図12(b)及び図13(b)に示されるように、格納式保護カバー41A、42Aを手動で収容空間41C、42Cに退避させることができる。結果、図12(c)及び図13(c)に示されるように、筐体41、42を展開すると、格納式保護カバー41A、42Aが邪魔になることが無いので、画面43、44を接近させることができる。
ところで図12及び図13では、レール装置860が、L字状又はコ字状の案内軌跡によって、格納式保護カバー41A、42Aを画面43、44の表面の高さまで移動させる場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば図14(a)に示されるように、格納式保護カバー41A、42Aを揺動させて、収容空間41C、42Cに退避させたり、画面43、44の端部まで移動させることもできる。また図14(b)に示されるように、平面に対して傾斜する方向に沿って、格納式保護カバー41A、42Aを直線的に移動させることで、収容空間41C、42Cに退避させたり、画面43、44の端部まで移動させることもできる。また、図14(c)に示されるように、ヒンジ71によって折畳まれた一対の筐体41、42の端面に対して、一体式の保護カバー46を着脱自在に設けることも可能である。このようにすると、一対の画面43、44の端部を一つの保護カバー46でまとめて覆うことができる。
なお、ここでは格納式保護カバー41A、42Aが、筐体41、42の内部に収容させる場合を例示したが、筐体41、42の背面側に退避する構造も勿論可能である。
[第8実施形態]次に、図15を用いて、第8実施形態に係る情報端末用表示装置100の構成について説明する。図15(a)に示すように、情報端末用表示装置100は、二つの筐体41,42と、これらの筐体41,42の前面(ここでは画面が設置される面を前面と定義し、図における上面となる)に設けられた画面43,44と、画面43、44の端縁を覆うカバー15,16を備えている。
特徴的なのは、一方の筐体41の画面43の端面を覆うカバー15は、他方の筐体42の前面側に突出して設けられており、他方の筐体42の画面44の端面を覆うカバー16は、一方の筐体41の背面側に突出して設けられていることである。この結果、双方の筐体41、42の画面43、44が上方に向くようにして、一方の筐体41を上側、他方の筐体42を下側に重ね合わせると、一方の筐体41に設けられるカバー16が他方の筐体42の画面44の端部を覆うと同時に、他方の筐体42のカバー15が一方の筐体41の画面43の端部を覆う。また、筐体41、42の重ね合わせ状態を開放すると、一対のカバー15、16が同時に画面43、44の端部から離反する。
なお、図15(b)に示されるように、一対の画面43、44が外側に向くように、一対の筐体41、42を重ね合わせることもできる。この場合は、一方の筐体41の画面43の端面を覆うカバー15は、他方の筐体42の背面側に突出して設けられており、他方の筐体42の画面44の端面を覆うカバー16は、一方の筐体41の背面側に突出して設けられる。
また、図15(c)に示されるように、一対の画面43、44が内側に対向するように、一対の筐体41、42を重ね合わせることもできる。この場合は、一方の筐体41の画面43の端面を覆うカバー15は、他方の筐体42の前面側に突出して設けられており、他方の筐体42の画面44の端面を覆うカバー16は、一方の筐体41の前面側に突出して設けられる。
更に、図15(d)に示されるように、3つの筐体A、B、Cを重ね合わせるように配置し、一番上の筐体AのカバーA1の背面側に、中間の筐体B用の一方用のカバーB1を点線に沿って分離自在に配置し、中間の筐体Bの他方用のカバーB2の背面側に、一番下の筐体C用のカバーC1を点線に沿って分離自在に配置することも好ましい。このようにすると、3枚の筐体A、B、Cを重ね合わせた状態では、カバーA1、B1、B2、C1を利用して、全体を一体化することができる。また、これらのカバーA1、B1、B2、C1を取り外せば、3つの筐体A、B、Cをまとめて連結する事が可能となる。なお、本発明は3つの筐体に限られず、4つ以上の筐体を連結することも可能である。
次に、図16〜図19を用いて、第9実施形態に係る情報端末用表示装置110のレール装置160構成について説明する。
図16(a)および(b)に示すように、情報端末用表示装置110は、板状の上側筐体141と、上側筐体141の下側に重なった状態で配置される板状の下側筐体142を備える。レール装置160は、上側筐体141と下側筐体142の両側面にそれぞれ配置され、上側筐体141と下側筐体142を面方向に相対的にスライドさせると共に、面方向のスライドの一方の端部で、上側筐体141と下側筐体142を面垂直方向に相対的にスライドさせるようになっている。
上側筐体141は、その表面(図面における上面)に設けられた画面143と、自身の一方(図面における右奥側)の側辺に設けられた端子113と、自身の他方(図面における左手前側)において背面に突出するように設けられ、重ね合わされた際に、下側筐体142の画面144の端部および端子114を覆うことになるカバー117を備える。なお、カバー117における下側筐体142と当接する面には、第2端子113Bが設けられている。
一方、下側筐体142は、その表面に設けられた画面144と、自身の他方(図面における左手前側)の側面に設けられた端子114と、自身の一方(図面における右奥側)において上面側に突出するように設けられ、重ね合わされた際に上側筐体141の画面141の端部および端子113を覆うことになるカバー115を備える。なお、カバー115における上側筐体141と当接する面には、第2端子114Bが設けられている。
上側筐体141の画面143は、筐体の一方(図面における右奥側)の端部のぎりぎりまで広がっている。同様に、下側筐体142の画面144は、筐体の他方(図面における左手前側)の端部のぎりぎりまで広がっている。従って、図16(a)のように、上側筐体141の一方の端部と、下側筐体142の他方の端部を付き合わせた時は、2つの画面143、144が殆どつながった状態となる。結果として、あたかも1つの画面のように取り扱うことを可能にする。
一方、図16(b)に示されるように、上側及び下側筐体141、142を面垂直方向に重なり合わせた状態では、上側筐体141の一方(図面における右奥側)の端部が、下側筐体142から上方に突出するカバー115の側面に結合する。同時に、下側状態142の他方(図面における左手前側)の端部が、上側筐体141から下方に突出するカバー117の側面に結合する。これによって、各筐体141、142の端縁のぎりぎりに配置される2つの画面143、144を、これらのカバー115、117で保護するようになっている。
画面143、144は、液晶組成物を利用した液晶ディスプレイであり、上側及び下側筐体141、142の一方の側辺から他方の側辺にわたり配置されている。
端子113、113A、114、114Aは、通信インターフェースや電源供給用の接点として用いられる。即ち、上側及び下側筐体141、142を電気的に互いに接合して、情報や電源の授受を行う。なお、ここでは端子で電気的に接合する場合を例示しているが、無線通信によって情報伝達できるようにしても良い。
次に、レール装置160の詳細構造について説明する。
レール装置160は、図17に示されるように、一対のレールブロック160A、160Bを備えている。レールブロック160A、160Bは、それぞれ、内側移動体162と外側移動体164を備えており、互いに対称構造となる。
図18(a)〜(c)には、レール装置160の一方のレールブロック160Aのみが模式的に示されている。ここでは相対移動関係を説明するための便宜上、内側移動体162は点線で図示し、外側移動体164は実線で図示する。
外側移動体164には第1案内路172及び第2案内路174が形成されており、内側移動体162には第3案内路176が形成される。また、内側移動体162には、外側移動体164の第1及び第2案内路172、174に案内される第1及び第2スライダ182、184が配置される。また外側移動体164には、内側移動体162の第3案内路176に案内される第3スライダ186が配置される。
第1案内路172は、第1直線路172Aと第1垂直路172Bを有して構成される。第1直線路172Aは、第1スライダ182を、各筐体141、142の面方向に沿って直線的に案内する溝である。第1垂直路172Bは、第1直線路172Aの一端に連続的に設けられており、第1スライダ182を各筐体141、142の面垂直方向に案内する溝である。本実施形態では、第1直線路172Aに対して第1垂直路172Bが下側に屈曲しており、第1案内路172の全体ではL字形状の移動軌跡となる。
第2案内路174は、第2直線路174Aと第2垂直路174Bを有して構成される。第2直線路174Aは、第2スライダ184を、各筐体141、142の面方向に沿って直線的に案内する溝である。第2垂直路174Bは、第2直線路174Aの一端に連続的に設けられており、第2スライダ184を各筐体141、142の面垂直方向に案内する溝である。本実施形態では、第2直線路173Aに対して第2垂直路174Bが下側に屈曲しており、第1案内路174の全体ではL字形状の移動軌跡となる。
第3案内路176は、第3直線路176Aと第3垂直路176Bを有して構成される。第3直線路176Aは、第3スライダ186を、各筐体141、142の面方向に沿って直線的に案内する溝である。第3垂直路176Bは、第3直線路176Aの一端に連続的に設けられており、第3スライダ186を各筐体141、142の面垂直方向に案内する溝である。本実施形態では、第3直線路176Aに対して第3垂直路176Bが上側に屈曲しており、第3案内路176の全体ではL字形状の移動軌跡となる。
外側移動体164に形成される第1及び第2案内路172、174は、第1スライダ182を案内する第1移動軌跡と、第2スライダ184を案内する第2移動軌跡が同じであって、かつ、相対位置関係がずれるように配置される。この相対位置関係のずれの種類として、「180度の点対称」又は「平行移動」のいずれか又はその組合せが望ましいが、ここでは平行移動(スライド)関係となっている。具体的に第1案内路172は、第2案内路174の第2直線路174Aに沿って第2垂直路174B側に進んだ位置(図18における左側)、かつ、第2垂直路174Bの基端側(突端側に対して反対側、即ち図18における上方側)に進んだ位置に平行移動している。
更に内側移動体162に形成される第3案内路176による第3スライダ186の移動軌跡は、第1及び第2案内路172、174による第1及び第2移動軌跡と同じであって、かつ、相対位置関係が第1及び第2移動軌跡からずれている。この相対位置関係のずれには、第1及び第2移動軌跡に対して180度の点対称であって、かつ平行移動(スライドした)関係となっている。特に、第3スライダ186と、第1及び第2スライダ182、184が、移動中において同時に同じ場所に存在することが無いように設定することが好ましい。
このように、第1及び第2スライダ182、184を内側移動体162に固定して一体化すると共に、第1及び第2案内路172、174を外側移動体164に一体化することで、内側移動体162と外側移動体164を相対的にスライドさせることができる。また、少なくとも2つの第1及び第2案内路172、174と、少なくとも2つの第1及び第2スライダ182、184によって、外側移動体164と内側移動体162が案内されるので、互いの相対回転が抑制された状態でスライドできるようになっている。
ここで第3案内路176と第3スライダ186の役割について説明する。図19(a)に拡大して示されるように、仮に第3案内路176と第3スライダ186が存在しない場合、第1スライダ182と第2スライダ184の結んだ線分L1(この線分を「第1仮想リンクL1」と定義する)と、第1及び第2案内路172、176の案内方向(案内軌跡)が直角となるタイミングが存在する。このタイミングでは、第1仮想リンクL1の回転又は揺動が許容されてしまう。結果、この回転又は揺動動作をきっかけにして、一方のスライダが逆走する場合がある。例えば図19(b)には、第1スライダ182が第1案内路172を逆走することによって、内側移動体162と外側移動体164が相対回転した状態を示す。
そこで、図19(c)に示されるように、位置関係がずれている第3案内路176が存在すると、上記(a)で説明したタイミングにおいて、第1スライダ182と第3スライダ186を結んだ第2仮想リンクL2と、第2スライダ184と第3スライダ186を結んだ第3仮想リンクL3を同時に定義できる。更に、これらの第1〜第3仮想リンクL1〜L3が、互いに重なり合わないようになっている。結果、第1仮想リンクL1が回転しようとしても、第1仮想リンクL1の回転半径や回転中心が、第2及び第3仮想リンクL2のそれと異なるので、第1仮想リンクL1が単独で回転することができない。同様に、第2仮想リンクL2が回転しようとしても、第1及び第3仮想リンクL1、L3によってその回転が規制される。第3リンクについても同様である。即ち、本実施形態では、第3案内路176と第3スライダ186が、第1仮想リンクL1と第1及び第2案内路172、174の案内方向が直角となる地点において、相対回転を規制する規制部材として機能する。
次に、図18(d)〜(f)に戻って、レールブロック160Aによって、上側筐体141と下側筐体142がスライドする動作を説明する。ここでは便宜上、上側筐体141と下側筐体142にハッチングを挿入して、相対位置関係を図示する。
上側筐体141は、内側移動体162と一体化されている。また、下側筐体142は、連結部材164Aを介して外側移動体164と一体化されている。従って、レール装置160における内側移動体162と外側移動体164の相対運動は、そのまま上側筐体141と下側筐体142の相対運動となる。例えば図18(d)に示されるように、各スライダ182、184、186が、各直線路172A、174A、176Aの突端(垂直路と連続する側に対して反対側の端部)に位置する場合は、上側筐体141と下側筐体142が重なり合った状態となる。図18(e)に示されるように、各スライダ182、184、186を、各直線路172A、174A、176Aの屈曲部分(垂直路と連続する部分)まで移動させると、上側筐体141と下側筐体142が面方向に相対スライドし、下側筐体142の上面に形成される画面144が露出する。更に、図18(f)に示されるように、各スライダ182、184、186を、各垂直路172B、174B、176Bの突端(直線路と連続する側に対して反対側の端部)まで移動させると、上側筐体141と下側筐体142が面垂直方向に相対スライドして互いに近づき合い、上側筐体141の画面143と下側筐体142の画面144が同じ高さとなる。このように、本レール装置160を用いることで、情報端末用表示装置110の2つの筐体141、142が、互いの平行の状態を維持し、なおかつ相対回転することなく、L字形状の移動軌跡となるスライド運動を実現できる。
次に、第9実施形態のレール装置160の変形例について紹介する。なお、重複説明を避ける為に、ここではL字形状の移動軌跡を実現するレール装置のみを例示し、情報端末用表示装置110については図示及び説明を省略する。またここでは、一対のレールブロックの一方のレールブロック160Aを模式的に示する。説明の便宜上、内側移動体162は点線で図示し、外側移動体164は実線で図示する。
図20に示される変形例では、外側移動体164に、第1案内路172、第2案内路174及び第3案内路176が形成される。また、内側移動体162には、外側移動体164の第1〜第3案内路172、174、176に案内される第1〜第3スライダ182、184、186が配置される。
第1案内路172は、第1直線路172Aと第1垂直路172Bを有して構成される。第2案内路174は、第2直線路174Aと第2垂直路174Bを有して構成される。第3案内路176は、第3直線路176Aと第3垂直路176Bを有して構成される。この構成例では、第1〜第3直線路172A、174A、176Aが、1つの溝171を共有しており、省スペース化が達成されている。従って、第1〜第3垂直路172B、174B、176Bは、溝171から分岐するように配置されることで、結果として、第1〜第3直線路172A、174A、176Aから屈曲する移動軌跡となる。
更に、第1〜第3案内路172、174、176による第1〜第3移動軌跡は、相対位置が互いにずれており、ここでは平行移動(スライド)関係となっている。既に述べたように、第1〜第3直線路172A、174A、176Aは1つの溝171を共有しているので、この溝171から第1〜第3垂直路172B、174B、176Bの分岐位置をずらすことで、互いの移動軌跡がずれている。
このようにすると、図20(b)に示される状態において、第1仮想リンクL1が回転しようとしても、第2及び第3仮想リンクL2、L3の回転半径や回転中心が異なるので、第1仮想リンクL1の回転が規制される。同様に、第2仮想リンクL2が回転しようとしても、第1及び第3仮想リンクL1、L3によってその回転が規制される。第3リンクについても同様である。即ち、本実施形態においても、第3案内路176と第3スライダ186が、第1仮想リンクL1と第1及び第2案内路172、174の案内方向が直角となる地点において、相対回転を規制する規制部材として機能する。特に望ましくは、第1仮想リンクL1と第2仮想リンクL2の長さが等しくならないように、第1〜第3垂直路172B、174B、176Bの分岐位置をずらすことが好ましい。これにより相対回転を一層確実に抑制できる。
結果、図20(c)に示されるように、内側移動体162と外側移動体164が、相対回転をすることなく、第1〜第3移動軌跡に沿ってスライドすることが可能となる。
なお、以上の図20の例では、内側移動体162に案内路を形成しない場合を例示したが、図21に示される変形例のように、内側移動体162側にも、第1〜第3案内路172、174、176と点対称で且つ平行移動させた位置関係となる第4〜第6案内路P1、P2、P3を配置し、外側移動体164側に、これらの第4〜第6案内路P1、P2、P3に案内される第4〜第6スライダQ1、Q2、Q3を配置することも好ましい。このようにすると、より一層の安定化を図ることができる。
次に図22に示される変形例を説明する。ここでは、外側移動体164に、第1案内路172が形成される。また、内側移動体162には、第2案内路174が形成される。また、外側移動体164には、内側移動体162の第2案内路174によって案内される第2スライダ184が配置される。内側移動体162には、外側移動体164の第1案内路172によって案内される第1スライダ182が配置される。
第1案内路172は、第1直線路172Aと第1垂直路172Bを有して構成され、L字形状の第1移動軌跡となる。第2案内路174は、第2直線路174Aと第2垂直路174Bを有して構成され、L字形状の第2移動軌跡となる。
内側移動体162に形成される第2案内路174による第2スライダ184の第2移動軌跡は、第1案内路172による第1スライダ182の第1移動軌跡と形状が同じとなる。更に、第1移動軌跡と第2移動軌跡の相対位置は、点対称、かつ、平行移動(スライドした)関係となっている。
特に本変形例では、内側移動体162の第1スライダ182の位置が、平面方向(図の左右方向)に関して、第2直線路174Aにおける第2垂直路174Bとの連続部分Xを超えた場所、且つ、面垂直方向(図の上下方向)に関して、第2垂直路174Bの突端Yを超えた場所に設定される。また、外側移動体164の第2スライダ184の位置が、平面方向に関して、第1直線路172Aにおける第1垂直路172Bとの連続部分Xを超えた場所、且つ、面垂直方向に関して、第1垂直路172Bの突端Yを超えた場所に設定される。このようにすると、図22(b)〜図22(d)の移動軌跡のように、仮想リンクL1と、第1及び第2案内路172、174の案内方向が常に直角とならない状態を維持できる。結果、仮想リンクL1が回転しようとしても、第1及び第2案内路172、174の案内方向と干渉するので、内側移動体164と外側移動体164が相対回転することを抑制できる。
次に、図23を参照して、第10実施形態に係る情報端末用表示装置210のレール装置260構成について説明する。
図23(a)および図23(b)に示すように、情報端末用表示装置210は、上側筐体241と下側筐体242を備える。レール装置260は、上側筐体241と下側筐体242の両側面にそれぞれ配置される。上側筐体241の画面243は、筐体の外周縁ぎりぎりまで広がっている。同様に、下側筐体242の画面244は、筐体の外周縁ぎりぎりまで広がっている。上側筐体241の縁には、下側筐体242の端縁を保護するためのカバー217が下側に突出形成される。下側筐体242の反対側の縁には、上側筐体241の端縁を略するためのカバー215が上面側に突出形成される。
図23(a)のように、上側筐体241の一方の端部と、下側筐体242の他方の端部を付き合わせた時は、2つの画面243、24が殆どつながった状態となる。結果として、あたかも1つの画面のように取り扱うことが可能になる。一方、図23(b)に示されるように、上側及び下側筐体241、242を面垂直方向に重なり合わせることもできる。なお、上側及び下側筐体241、242の間の電源の供給や信号通信は、無線で行っても良く、又は、別途フィルム状のケーブルを配置しても良い。特に、後述するスライダに導電性を持たせることで、スライダを介して電源の供給や通信を行うことも好ましい。
レール装置260は、一対のレールブロック260A、260Bを備えている。レールブロック260A、260Bは、それぞれ、中央移動体263を備えている。
次に、レール装置260の詳細構造について説明する。
図24(a)〜(c)には、レールブロック260Aのみが模式的に示されている。ここでは相対移動関係を説明するための便宜上、中央移動体263は実線で図示し、上側筐体241及び下側筐体242を点線で図示する。
中央移動体263には、第1案内路272、第2案内路274及び第3案内路276が形成される。また、上側筐体241には、これらの第1〜第3案内路272、274、276に案内される第1〜第3スライダ282、284、286が直接的に配置される。従って、本実施形態では、上側筐体241が、一方の中央移動体263と相対移動する他方の移動体の役目を兼ねている。
第1案内路272は、第1直線路272Aと第1垂直路272Bを有して構成される。第2案内路274は、第2直線路274Aと第2垂直路274Bを有して構成される。第3案内路276は、第3直線路276Aと第3垂直路276Bを有して構成される。この構成例では、第1〜第3直線路272A、274A、276Aが、1つの溝271を共有しており、省スペース化が達成される。従って、第1〜第3垂直路272B、274B、276Bは、溝271から分岐するように配置される。結果、第1〜第3直線路272A、274A、276Aから屈曲する移動軌跡となる。特にここでは、第1〜第3垂直路272B、274B、276Bは、第1〜第3直線路272A、274A、276Aの連続部分で面垂直方向に案内しながら、この第1〜第3直線路272A、274A、276A側に戻るような部分円弧形状の案内軌跡を描く。
更に中央移動体263には、直線状の拡張案内路279が形成される。この拡張案内路279は、第1〜第3案内路272、274、276と長手方向に重複する位置に配置される。一方、下側筐体242には、この拡張案内路279に案内される2個の拡張スライダ289が配置される。2個の拡張スライダ289が、拡張案内路279に沿って案内されることで、下側筐体242と中央移動体263が相対回転することなく平行移動する。この拡張スライダ289と拡張案内路279は、第1〜第3直線路272A、274A、276Aの直線方向の移動ストロークを延長する役割となる。
この情報端末用表示装置210のレール装置260によれば、まず図24(a)に示されるように、移動体を兼ねる上側筐体241の第1〜第3スライダ282、284、286が、第1〜第3直線路272A、274A、276Aの端部(第1〜第3垂直路272B、274B、276Bと連続する部分と反対側の端部)まで移動する。また、下側筐体242の拡張スライダ289が、拡張案内路279における第1〜第3垂直路272B、274B、276B側の端部まで移動する。結果、上側筐体241と下側筐体242が重なり合ってコンパクトに折りたたまれる。
次に、図24(b)に示されるように、上側筐体241の第1〜第3スライダ282、284、286が、第1〜第3直線路272A、274A、276Aと第1〜第3垂直路272B、274B、276Bと連続点まで移動する。また、下側筐体242の拡張スライダ289が、拡張案内路279における第1〜第3直線路272A、274A、276Aの端部まで移動する。結果、上側筐体241と下側筐体242が面方向にスライドするので、下側筐体242の上面が露出される。この際、上側筐体241の内側端縁と、下側筐体242の内側端縁の間には、隙間Sが確保される。最後に、図24(c)に示されるように、上側筐体241の第1〜第3スライダ282、284、286が、第1〜第3垂直路272B、274B、276Bに沿って移動する。この移動軌跡は、面垂直方向に移動しつつ、第1〜第3直線路272A、274A、276A側に戻るような案内軌跡を形成する。即ち、上側筐体241の上面と下側筐体242の上面の高さが一致すると同時に、上側筐体241の内側端縁と下側筐体242の内側端縁の隙間Sがゼロになって当接する。従って、スライド動作中に、上側筐体241と下側筐体242の干渉を確実に回避することが可能となる。
なお、この第10実施形態では、第1〜第3垂直路272B、274B、276Bは、第1〜第3直線路272A、274A、276Aの一端側で面垂直方向に折れ曲がり、更に、この第1〜第3直線路272A、274A、276A側に戻るような部分円弧形状の案内軌跡を描く場合を例示したが、これに限定されない。
例えば図25に示される第10実施形態の変形例のように、第1〜第3垂直路272B、274B、276Bと第1〜第3直線路272A、274A、276Aの連続部分が90度以上で折れ曲がるのではなく、この連続部分が90度未満の部分円弧形状の案内軌跡を描くことが好ましい。このようにすると、スライド操作が滑らかになり、操作性が向上する。しかし、このように滑らかに曲げる場合は、上側筐体241と下側筐体242が干渉するので、上側筐体241の端部に、縁側が薄肉で内側が次第に肉厚となるような傾斜面241Aを形成することが好ましい。この結果、図25(b)〜(c)で示すように、第1〜第3スライダ282、284、286が、第1〜第3直線路272A、274A、276Aと第1〜第3垂直路272B、274B、276Bの連続部分を移動する際に、上側筐体241と下側筐体242の干渉を避けつつも、最終的には上側筐体241と下側筐体242の端縁を当接させることができる。結果、互いの画面を接近させることが可能となる。
また、この変形例では、下側筐体242の上面にカバー215が突設しておき。上側筐体241と下側筐体242が重なり合った状態で、上側筐体241に傾斜面241Aをカバー215が覆うような構造を採用する。また、上側筐体241の下面にカバー217を下方に突設しておき、上側筐体241と下側筐体242が重なり合った状態で、下側筐体242に端面をカバー217が覆うような構造を採用する。
また、図26及び図27に示される変形例のように、中央移動体263には、第1〜第3案内路272、274、276に加えて、この第1〜第3案内路272、274、276と点対称で且つ平行移動させた位置関係となる第4〜第6案内路P1、P2、P3を形成することも好ましい。この場合、下側筐体242には、第4〜第6案内路P1、P2、P3に案内される第4〜第6スライダQ1、Q2、Q3を配置する。
このようにすると、下側筐体242も移動体を兼ねることができ、下側筐体242も中央移動体263に対して面垂直方向に移動することができる。結果、上側筐体241及び下側筐体242の面垂直方向の綜合ストロークを増大させることができるので、その分だけ、中央移動体263をコンパクトに構成することが可能となる。従って、スマートフォン等の小さい情報表示端末に好適である。
更に、図28及び図29に示される変形例のように、上側筐体241と下側筐体242のそれぞれに対して、格納式保護カバー241A、242Aを備えるようにすることが好ましい。この格納式保護カバー241A、242Aは、上側筐体241と下側筐体242の収容空間241C、242Cに対して、重なった状態で収容される。この格納式保護カバー241A、242Aは、上側筐体241と下側筐体242の各画面243、244の端縁を保護するために用いられる。格納式保護カバー241A、242Aと、上側筐体241と下側筐体242の間にはレール装置860が設置される。
レール装置860は、収容空間241C、242C側に形成される第1案内路872、第2案内路874と、格納式保護カバー241A、242A側に形成されて第1、第2案内路872、874に案内される第1、第2スライダ882、884を備える。従って、本実施形態では、格納式保護カバー241Aが上側筐体241に対して相対移動し、格納式保護カバー242Aが下側筐体242に対して相対移動する。なお、格納式保護カバー241A、242Aには、指先を引っかけて格納式保護カバー241A、242Aを引き出すための段部241B、242Bを有している。また、格納式保護カバー241A、242Aと収容空間241C、242Cの間には、弾性部材の一種である引っ張りバネ290が設置され、格納式保護カバー241A、242Aを、収容空間241C、242C内に引き込む。
第1案内路872及び第2案内路874は、水平方向に延びる直線路の端部において、コ字状に反転する反転路を有して構成される。特に本実施形態では、第1案内路872は、第2案内路874と比較して、水平方向では反転路側にずれると共に、垂直方向では、反転方向側にずれている。この状態を別の方法で表現すると、格納式保護カバー241A、242Aを収容空間241C、242Cから引き出す方向に関して、第1スライダ882は、第2スライダ884に対して常に進んだ位置を維持する。また、格納式保護カバー241A、242Aを収容空間241C、242Cに収容する方向に関して、第1スライダ882は、第2スライダ884に対して常に遅れた位置を維持する。このようにすると、格納式保護カバー241A、242Aと収容空間241C、242Cの相対回転が抑制される。
この変形例では、図28(a)及び図29(a)に示されるように、上側筐体241と下側筐体242がレール装置260によって重ねられた状態では、レール装置860によって格納式保護カバー241A、242Aを引き出すことによって、上側筐体241と下側筐体242の端縁を保護する。また、図28(b)(c)及び図29(b)(c)に示されるように、上側筐体241と下側筐体242をレール装置260によってスライドさせて、両者を広げる場合には、レール装置860によって格納式保護カバー241A、242Aを上側筐体241と下側筐体242内に収容して、両者の画面243、244を接近させることができる。このように、本発明に係るレール装置は、電子機器の様々な部位・用途で用いることが出来る。
次に、図30以降を参照して、第11実施形態に係る情報端末用表示装置310のレール装置360構成について説明する。
図30に示すように、情報端末用表示装置310は、上側筐体341と下側筐体342を備える。レール装置360は、上側筐体341と下側筐体342の両側面にそれぞれ配置される。上側筐体341の画面343は、筐体の外周縁ぎりぎりまで広がっている。同様に、下側筐体342の画面344は、筐体の外周縁ぎりぎりまで広がっている。上側筐体341の縁には、下側筐体342の端縁を保護するためのカバー317が下側に突出形成される。下側筐体342の反対側の縁には、上側筐体341の端縁を略するためのカバー315が上面側に突出形成される。
図31に示されるように、上側筐体341の一方の端部と、下側筐体342の他方の端部を付き合わせた時は、2つの画面343、34が殆どつながった状態となる。結果として、あたかも1つの画面のように取り扱うことが可能になる。一方、図30に示されるように、上側及び下側筐体341、342を面垂直方向に重なり合わせることもできる。このレール装置360は、一対のレールブロック360A、360Bを備えている。レールブロック360A、360Bは、それぞれ、中央移動体363を備えている。
次に、レール装置360の詳細構造について説明する。
図32(a)〜(c)には、図30の矢視W−Wに沿った断面図として、レールブロック360Aのみが模式的に示されている。ここでは相対移動関係を説明するための便宜上、中央移動体363及び上側移動体362は実線で図示し、上側筐体341及び下側筐体342は点線で図示する。
中央移動体363には、第1案内路372、第2案内路374が形成される。また、上側筐体341には上側移動体362が設けられている。この上側移動体362には、第1、第2案内路372、374に案内される第1、第2スライダ382、384が配置される。従って、本実施形態では、上側筐体341が、上側移動体362を介して中央移動体363と相対移動する。
第1案内路372は、第1直線路372Aと第1垂直路372Bを有して構成される。第2案内路374は、第2直線路374Aと第2垂直路374Bを有して構成される。
特に本実施形態では、第1案内路372は、第2案内路374と比較して、平面方向では第2垂直路374B側にずれると共に、面垂直方向では第2垂直路374Bの突端側にずれている。この状態を別の方法で表現すると、第1スライダ382は、第2スライダ384に対して、移動軌跡の正案内方向V1(ベクトルV1)に対して常に進んだ位置を維持するか、又は、逆案内方向V2(ベクトルV2)に対して常に遅れた位置を維持する。このようにすると、第1スライダ382と第2スライダ384を結んだ仮想リンクL1と、第1及び第2案内路372、374の案内軌跡が常に直角とならない関係を維持できるので、中間移動体363と上側移動体362の相対回転が抑制される。なお、参考だが、既に図19(a)(b)で示した第1、第2スライダ182、184の場合は、移動軌跡の正案内方向V1(ベクトルV1)に対して、屈曲軌跡を描いた瞬間に第1スライダ182と第2スライダ184の前後関係が逆転する。
ところで、中央移動体363をコンパクトにするために、第1案内路372と第2案内路374と接近させようとすると、この図32に示されるように、第1垂直路372Bと第2垂直路374Bの案内軌跡が交差することから、同一面内に第1及び第2案内路372、374を形成することが困難となる。そこで本実施形態では、図30及び図31に示されるように、中間移動体363を2列構造とし、一方の列に第1案内路372を形成し、他方の列に第2案内路374を形成する。なお、これらの2列は、底面側の連結プレート366によって一体化されている。そして、第1及び第2スライダ382、384を有する上側移動体362は、中間移動体363の上記2列の中間に挿入される。
図32に戻って、中央移動体363には、直線状の拡張案内路379が形成される。一方、下側筐体342には、この拡張案内路379に案内される2個の拡張スライダ389が配置される。この拡張スライダ389と拡張案内路379は、第1、第2直線路372A、374Aの直線方向の移動ストロークを延長させる。
以上、第9〜第11実施形態のレール装置によれば、第1スライダによる第1案内路の第1移動軌跡と、第2スライダによる第2案内路の第2移動軌跡は、軌跡形状は同一で、且つ、相対位置関係がずれているので、第1スライダ及び第2スライダをそれぞれスライドさせることで、上側筐体と下側筐体の平行を維持したまま、スライドさせることが可能となっている。
特に図22で示したレール装置や、第11実施形態のレール装置は、スライド中の第1スライダと第2スライダを結んだ仮想リンク仮想リンクと、第1及び第2案内路の案内方向が常に直角とならないように設定されるので、一方の移動体と他方の移動体の相対回転を抑制し、安定したスライドを実現することができる。また、他のレール装置においても、この仮想リンクと第1及び第2案内路の案内方向が直角となる地点において、一方移動体と他方移動体の回転を規制する規制部材が配置されるので、同様に相対回転を抑制することができる。なお、上記実施形態では、第1、第2案内路と移動軌跡が異なる第3案内路を設け、この第3案内路と第3スライダとの係合によって相対回転を規制する場合を例示した。このようにすると、円滑なスライドを維持したまま、相対回転を防止することができる。一方、本発明の規制部材はこれに限定されず、回転を規制するように部分的に突起を設けたり、第1、第2スライダや第1、第2案内路の形状を、回転が規制される形状に変更しても良い。例えば、図33(a)(b)に示されるように、第1、第2スライダ182、184を方形にし、第1、第2案内路172、174の屈曲部分の案内壁を直角にすれば、これら自身が規制部材となって、相対回転を抑制することができる。また例えば図33(c)(d)に示されるように、第1、第2スライダ182、184を平行四辺形し、第1、第2案内路172、174の屈曲部分も、この平行四辺形に合った案内壁にすれば、垂直路側を傾斜させることができ、円滑なスライドを実現することができる。
なお、本実施形態では、レール装置が一対のレールブロックを備える場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、一方のレールブロックのみでも良い。また、本実施形態では、一方のレールブロックに、第1〜第3案内路、第1〜第3スライダ等をまとめて配置する場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、一方のレールブロックに第1案内路を配置し、他方のレールブロックに第2案内路を配置することで、レール装置全体で、本実施形態と同様な機能を発揮するようにしても良い。
10,40,50,60,70,80,90,100,110,210,310 情報端末用表示装置
11,41,42 筐体
141,241,341 上側筐体
142,242,342 下側筐体
12,43,44,143,144,243,244,343,344 画面
13,14 端子
15,16 カバー
17 操作部
18 凸部
19 凹部
20 支持片
21 突起
22 ガイド溝
23 凹部
24 段部
25 ガイド溝
26 突出片
27 突起
28 電源ボタン
29 メニューボタン
30 CPU
31 ハードディスクドライブ
32 RAM
33 検出回路
34 表示制御回路
35 データバス
45,51,61,71 ヒンジ
52,53 軸
72 カメラ
160,260,360,860 レール装置
162 内側移動体
164 外側移動体
263,363 中央移動体
362 上側移動体
172,272,372 第1案内路
174,274,374 第2案内路
176,276,376 第3案内路
182,282,382 第1スライダ
184,284,384 第2スライダ
186,286,386 第3スライダ

Claims (20)

  1. 板状の筐体と、
    前記筐体に設けられた画面と、
    前記筐体の内部又は側辺に設けられた通信インターフェースと、を備える情報端末用表示装置であって、
    前記通信インターフェースで相互通信可能な状態で、複数の前記筐体を連結させたときに、各画面が連なるように配置され、且つ各画面が一体となって機能することを特徴とする、
    情報端末用表示装置。
  2. 前記筐体の側辺に沿って着脱自在又は退避自在に取り付けられ、前記画面の端部を覆うカバーを備えることを特徴とする、
    請求の範囲1に記載の情報端末用表示装置。
  3. 前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は、前記画面の背面側に配置される凸部を備えており、
    前記凸部の突端は、前記画面における端部の全体に沿っており、且つ、前記凸部の前記突端に連続する両側壁は、前記画面の前記端部に連続する両側面の一部に沿うことを特徴とする、
    請求の範囲2に記載の情報端末用表示装置。
  4. 前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は凹部を備えており、
    前記凹部の最も凹んだ部分は、前記画面の端部の全体に沿っており、且つ、前記凹部における凹んだ部分に連続する両側面の内壁は、前記画面の前記端部の両側面から延長する方向に沿うことを特徴とする、
    請求の範囲2又は3のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  5. 前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は、前記画面の前記端部の近辺に配置される保護用突起を備えており、
    前記保護用突起の突端は、前記画面の端部と比較して突出していることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至4のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  6. 前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は、前記画面の前記端部の近辺に配置される保護用突起を備えており、
    前記保護用突起の突端は、前記画面の端部と比較して突出していることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至4のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  7. 前記カバーを外した状態又は退避させた状態において、前記筐体は、相手側の筐体の前記保護用突起を受け入れる保護用凹部を備えており、
    前記保護用凹部の底は、前記画面の端部と比較して退避していることを特徴とする、
    請求の範囲5に記載の情報端末用表示装置。
  8. 前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、
    二つの前記筐体の間には、二つの前記筐体を折畳み自在に連結するヒンジが設けられることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至7のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  9. 前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、
    二つの前記筐体の間には、二つの前記筐体を折畳み自在に連結するヒンジが設けられ、
    前記ヒンジは、一方の前記筐体に配置される前記カバーと、他方の前記筐体に配置される前記カバーの間に設けられることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至7のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  10. 前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、
    前記カバーを取り外した状態又は退避させた状態となる少なくとも二つの前記筐体の間に、前記筐体を折畳み自在に連結するヒンジが設けられることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至7のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  11. 前記カバーは、前記筐体の背面又は内部に収納されることを特徴とする、
    請求の範囲10に記載の情報端末用表示装置。
  12. 前記カバーは、前記ヒンジによって折畳まれた少なくとも二つの前記筐体の前記画面の前記端部を、まとめて覆うことを特徴とする、
    請求の範囲10又は11に記載の情報端末用表示装置。
  13. 前記筐体及び前記画面を二つ以上備えており、
    少なくとも1つの前記筐体に、他の前記筐体の前記カバーが設けられることを特徴とする、
    請求の範囲2乃至7のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  14. 前記筐体及び前記画面を二つ備えており、
    一方の前記筐体の前記画面を覆う前記カバーが、他方の前記筐体の前面又は背面側に突出して設けられると共に、前記他方の前記筐体の前記画面を覆う前記カバーが、前記一方の前記筐体の前面又は背面側に突出して設けられており、
    二つの前記筐体が重ねられることで、前記一方の前記筐体に設けられる前記カバーが前記他方の前記筐体の前記画面を覆うと同時に、前記他方の前記筐体の前記カバーが前記一方の前記筐体の前記画面を覆うことを特徴とする、
    請求の範囲13に記載の情報端末用表示装置。
  15. 前記筐体として、上側に位置して上側に前記画面を有する上側筐体と、前記上側筐体の下側又は内部に重なった状態で配置されて上側に前記画面を有する下側筐体とを備えると共に、
    前記上側筐体と前記下側筐体を特定方向に相対的にスライドさせると共に、及び前記特定方向のスライドの一方の端部で、前記上側筐体と前記下側筐体を、前記特定方向に対して垂直となる垂直方向に相対的にスライドさせるレール装置を備えることを特徴とする、
    請求の範囲1乃至14のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  16. 前記レール装置は、
    第1スライダと、
    前記第1スライダを前記特定方向に直線的に案内する第1直線路、及び該第1直線路の一端に連続的に設けられて該第1スライダを前記垂直方向に案内する第1垂直路を有する第1案内路と、
    第2スライダと、
    前記第2スライダを前記特定方向に直線的に案内する第2直線路、及び該第2直線路の一端に連続的に設けられて該第2スライダを垂直方向に案内する第2垂直路を有する第2案内路と、を備えてなり、
    前記第1スライダによる前記第1案内路の第1移動軌跡と、前記第2スライダによる前記第2案内路の第2移動軌跡は、軌跡形状は同一で、且つ、相対位置関係がずれており、
    前記第1スライダ及び前記第2スライダを一体化して一方移動体とすると共に、前記第1案内路と前記第2案内路を一体化して他方移動体とし、前記一方移動体と前記他方移動体の相対運動を利用して、前記上側筐体と前記下側筐体をスライドさせるか、又は、
    前記第1スライダ及び前記第2案内路を一体化して一方移動体とすると共に、前記第2スライダと前記第1案内路を一体化して他方移動体とし、前記一方移動体と前記他方移動体の相対運動を利用して、前記上側筐体と前記下側筐体をスライドさせる、ことを特徴とする、
    請求の範囲15に記載の情報端末用表示装置。
  17. スライド中の前記第1スライダと前記第2スライダを結んだ線を仮想リンクと定義した場合に、前記仮想リンクと、前記第1及び第2案内路の案内方向が常に直角とならないように設定されることを特徴とする、
    請求の範囲16に記載の情報端末用表示装置。
  18. スライド中の前記第1スライダと前記第2スライダを結んだ線を仮想リンクと定義した場合に、前記仮想リンクと、前記第1及び第2案内路の案内方向が直角となる地点において、前記一方移動体と前記他方移動体の回転を規制する規制部材が配置されることを特徴とする、
    請求の範囲16に記載の情報端末用表示装置。
  19. 前記筐体から取り外された前記カバーは、他の前記筐体から取り外された前記カバーに着脱自在に連結することを特徴とする、
    請求の範囲2乃至18のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
  20. 前記通信インターフェース同士の通信を確立した状態で複数の前記筐体を連結させたときに、複数の前記画面を連動して動作させる表示制御回路を備えることを特徴とする、
    請求の範囲1乃至19のいずれかに記載の情報端末用表示装置。
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