JP5407946B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は携帯機器に関する。
変形可能な携帯機器がある。このような携帯機器は、取り得る複数の形態の中から所望の形態に変形されて使用される。特許文献1〜4は、このような携帯機器に関連した技術が開示されている。
特開2004−199219号公報 特開2005−228069号公報 特開2007−267238号公報 特開2009−59102号公報
携帯機器の使用時においては、選択された形態が安定して維持されることが望まれる。
本発明は、選択された形態が安定して維持される携帯機器を提供することを目的とする。
本明細書に開示の携帯機器は、第1及び第2筐体と、前記第1及び第2筐体の少なくとも一部が互いに重なった重畳形態、前記第1及び第2筐体が重ならない展開形態、の間を移行可能に前記第1及び第2筐体を連結し、前記第1筐体にスライド可能に連結されたスライド部材と、を備え、前記スライド部材は、被係合部を有し、前記第2筐体は、前記被係合部に係合し前記展開形態における前記第2筐体を支持する第1及び第2係合部を有している。
選択された形態が安定して維持される携帯機器を提供できる。
図1は、実施例1の携帯電話の説明図。 図2は、実施例1の携帯電話の説明図。 図3は、実施例1の携帯電話の説明図。 図4は、実施例1の携帯電話の説明図。 図5A〜5Cは、携帯電話の形態の移行の説明図。 図6A〜Cは、付勢部材の説明図。 図7は、付勢部材の説明図。 図8A、8Bは、実施例2の携帯電話の説明図。 図9A、9Bは、実施例2の携帯電話の説明図。 図10A、10Bは、実施例2の携帯電話の説明図。 図11A〜11Dは、スライド部材の変形例の説明図。 図12A、12Bは、実施例3の携帯電話の説明図。 図13A、13Bは、実施例3の携帯電話の説明図。 図14A〜14Cは、実施例3の携帯電話の説明図。 図15A、15Bは、実施例4の携帯電話の説明図。 図16A、16Bは、実施例4の携帯電話の説明図。 図17A、17Bは、実施例4の携帯電話の説明図。 図18A、18Bは、付勢部材の説明図。 図19A〜19Cは、実施例5の携帯電話の説明図。 図20は、付勢部材の部分拡大図である。
以下、複数の実施形態について説明する。なお、携帯機器は例えば携帯電話である。
実施例1の携帯電話について説明する。図1〜4は、実施例1の携帯電話の説明図である。実施例1の携帯電話は、互いに連結された第1筐体(以下、筐体と称する)10、第2筺体(以下、筐体と称する)20を有している。筐体10、20は、それぞれ平板状である。図1、図3は、筐体10、20が互いに重なった重畳形態での携帯電話を示し、図2、図4は、筐体10、20が重ならない展開形態での携帯電話を示している。筐体10には、例えば図示していない操作キーや表示画面が設けられ、筐体20には例えば図示しない表示画面が設けられるが、これに限定されない。
図1に示すように、シャーシ30、40は、それぞれ筐体10、20に固定さている。シャーシ30、40の間には、スライド部材50、60が介在している。即ち、スライド部材50、60により、シャーシ30、40が連結されている。スライド部材50は、シャーシ30にスライド可能に連結している。スライド部材60は、スライド部材50にスライド可能に連結している。即ち、スライド部材50、60は、互いに伸縮可能に連結されている。スライド部材60は、シャーシ40に連結されている。即ち、シャーシ40は、スライド部材50に対して移動可能に連結している。従って、筐体20は、スライド部材50に移動可能に連結されている。二つのスライド部材50、60により、筐体10、20はスライド可能に連結されているので、スライド可能な範囲が大きい。
シャーシ30は、平板状の本体部32、本体部32の両側部にそれぞれ設けられたレール部34、を含む。本体部32には、後述する、付勢部材が連結される連結部33が2つ設けられている。スライド部材50は、平板状の本体部52、本体部52の両側部にそれぞれ設けられたスライド部54、を含む。スライド部54は、レール部34にスライド可能に係合する。スライド部54には、所定方向に延びた溝55が形成されている。
スライド部材60は、本体部62、本体部62の両側部にそれぞれ設けられたスライド部64、を含む。スライド部64には、溝55に係合した係合部65が設けられている。係合部65は、ピン状である。また、スライド部64には所定方向に延びた溝66が設けられている。スライド部材50のスライド部54の内側には係合部56が設けられており、係合部56は、溝66に係合する。係合部56はピン状である。また、スライド部64の内側には、後述する、付勢部材が連結される連結部63が設けられている。スライド部64には、溝67、68が設けられている。
シャーシ40は、本体部42、本体部42の両側部のそれぞれに設けられた側壁部44、側壁部44に設けられた係合部47、48、を含む。係合部47、48は、ピン状である。係合部47、48は、それぞれスライド部材60の溝67、68に係合している。スライド部材60の本体部62とシャーシ40の本体部42との間には、スプリングSが配置されている。
実施例1の携帯電話の形態の移行について説明する。
図5A〜5Cは、携帯電話の形態の移行の説明図である。図5Aは、重畳形態、図5B、5Cは、展開形態を示している。筐体10は、正面11、背面12を有し、筐体20は、正面21、背面22を有している。重畳形態においては、筐体10の正面11は筐体20の背面22と対向している。筐体20の正面21は、何れの形態においても常に露出している。筐体10の正面11には、例えば操作キーや表示画面が設けられる。筐体20の正面21には、例えば表示画面が設けられる。重畳形態では47、48は、それぞれ溝67、68の上端に位置する。溝68は、溝67よりも長い。溝68の下端は、溝67の下端よりも低い位置にある。筐体20の背面22側には、詳しくは後述する支持部23が形成されている。
重畳形態から筐体10に対して筐体20をスライドさせると、筐体20と共にスライド部材60、50がシャーシ30に対してスライドする。スライド部材50がスライド範囲の最大位置で停止すると、係合部65が溝55内を移動して、スライド部材60は更に筐体20と共にスライドする。係合部65が溝55の端部に当接すると、図5Bに示すように、筐体10に対する筐体20のスライドは停止する。図5Bに示した状態においては、筐体10、20が互いに重ならない。即ち、筐体20に対して筐体10を完全にスライドさせると、筐体10、20は接触しない。この際に、筐体10の正面11と筐体20の正面21との高低差Hは、図5Aの重畳形態における高低差Hと変化しない。即ち、重畳形態における高低差Hを維持した状態で、展開形態へと移行される。重畳形態での高低差と同じ高低差Hを有した展開形態での筐体20の位置を、第1位置と称する。
展開形態においては、スライド部材50が筐体20内に沈むように、スライド部材50を移動させることができる。このように移動させると、係合部47、48は、それぞれ溝67、68の下端に位置する。係合部47、48は、シャーシ40に設けられ、シャーシ40は筐体20に固定されている。このため、シャーシ40は下方に移動する。これにより、第1位置での高低差Hよりも、高低差が小さくなる。第1位置での高低差Hよりも高低差が小さくなる筐体20の位置を、第2位置と称する。第2位置では、筐体20の側面は筐体10の側面に対向する。
このように、シャーシ40に設けられた2つの係合部47、48と、スライド部材60の溝67、68との係合により、筐体20は展開形態における第2位置で安定して支持される。特に、展開形態においては、筐体10、20は互いに接触してないため、このような構造により筐体20を安定して支持できる。
展開形態で筐体20が第2位置に支持されているときは、筐体20の背面22側に形成された支持部23に、スライド部材50、60が当接する。支持部23は、筐体20を第2位置で支持されるように、スライド部材50、60に沿った形状である。即ち、スライド部材50、60が筐体20の背面22側を支えている。これにより、筐体20をより安定して第2位置で支持することができる。尚、支持部23には、スライド部材50、60の少なくとも一方が当接することにより筐体20を支持するようにしてもよい。
図5Cに示したように、筐体20は第2位置では筐体10に対して傾斜した姿勢となる。これにより、筐体10の正面11と筐体20の正面21との高低差が小さくなるので、正面11、21の視認性が向上する。例えば、正面11、21のそれぞれに表示画面を設けた場合に、正面11、21との高低差に起因する表示画面の視認性への影響を抑制できる。
展開形態においては、筐体10、20は互いに重ならないので、筐体10の正面11を全て露出させることができる。これにより、例えば筐体10の正面11の全面に表示部を設けることもできる。
尚、係合部47、48は、筐体20に一体に形成されていてもよい。溝67、68は、互いに連続した単一の溝であってもよい。シャーシ40側に溝を設け、スライド部材60側にこの溝に係合する2つの係合部を設けてもよい。単一のスライド部材が筐体20を支持してもよい。
重畳形態及び展開形態間の移行を補助する付勢部材について説明する。
図6A〜6C、7は、付勢部材の説明図である。図6Aは、重畳形態での付勢部材90、図6Bは、重畳形態と展開形態の間の状態での付勢部材90、図6Cは、展開形態の付勢部材90を示している。尚、図6A〜6Cにおいては、付勢部材90を簡略化して示している。付勢部材90は全て実線で示している。
図6Aに示すように、付勢部材90は、フレーム92、フレーム92に伸縮可能に連結されたフレーム96、97、を含む。フレーム96は、スライド部材60の連結部63に連結され、フレーム97は、シャーシ30の連結部33に連結されている。フレーム96は、フレーム92と連結部63とを遠ざける方向D1に付勢する。フレーム97は、フレーム92と連結部33とを遠ざける方向D2に付勢する。即ち、付勢部材90は、連結部33、63を遠ざけるように付勢する。重畳形態においては、付勢部材90は、重畳形態から展開形態に移行する方向とは逆の方向に筐体10、20を付勢している。
重畳形態から展開形態に移行する場合には、付勢部材90の付勢力に抗して筐体10に対して筐体20をスライドさせる。図6Bに示すように、重畳形態と展開形態と間では、付勢部材90は、連結部33、63とがスライド方向と直交する方向に並んだ姿勢になる。この状態では、付勢部材90は最も縮む。
更に、筐体10がスライドされると、付勢部材90の姿勢が重畳形態時での姿勢と反対となる。これにより、付勢部材90の付勢力が筐体10、20を展開形態への移行を補助する。これにより、付勢部材90は図6Cに示した姿勢となる。
図7は付勢部材90の詳細な図である。フレーム92は、付勢部材90の軸方向に延びた案内ロッド94、95を有している。案内ロッド94、95は互いに逆方向に延びている。フレーム96は、案内ロッド94にストローク可能に保持されている。フレーム96は、フレーム92に連結された3つのロッド961を有している。ロッド961の一端が、フレーム92に設けられた不図示の孔にストローク可能に係合している。ロッド961の周りには、不図示のコイル状のスプリングが巻かれている。スプリングは、フレーム92とフレーム96とを引き離すように付勢している。案内ロッド95、ロッド971も同様の機能を有している。
尚、重畳形態及び展開形態の移行を補助する付勢部材は、上記のような付勢部材90に限られず、トーションバネ等であってもよい。
実施例2の携帯電話について説明する。図8A、8B、9A、9B、10A、10Bは、実施例2の携帯電話の説明図である。尚、実施例2の携帯電話について、実施例1と同様の部分には類似の符号を付して重複する説明を省略する。図8Aは、重畳形態での携帯電話の内部構造を示しており、図8Bは、展開形態で筐体20bが第2位置にある場合の携帯電話の内部構造を示している。
図8Aに示すように、筐体10b内にはカバー70bが設けられている。カバー70bは、シャーシ30bのレール部34bにスライド可能に係合している。カバー70bは、スライド部材50bに固定されている。カバー70bは、スライド部材50bと共に筐体10bから突出可能である。カバー70bにより、展開形態においてもスライド部材50bは隠蔽される。これにより、携帯電話の意匠性が向上している。
スライド部材50bにはスライダ80bがスライド可能に連結している。スライダ80bは、付勢部材90の一端が連結された連結部83bを有している。付勢部材90の他端は、シャーシ30bの連結部33bに連結されている。シャーシ40bの係合部46bは、スライド部材50b、スライダ80bに連結されている。スライダ80bは、付勢部材90の付勢力をシャーシ40bに伝える機能を有している。詳しくは後述する。
筐体10bと筐体20bとを接続するケーブルCBは、カバー70b内を引回されている。カバー70bには、ケーブルCBを逃すための78hが形成されている。
実施例2の携帯電話の形態の移行について説明する。
図9Aは、重畳形態での説明図である。シャーシ40bは、係合部45b、46bを有している。係合部46bは、スライダ80bの溝85bに係合している。図9Aの重畳形態においては、スライダ80bは付勢部材90の付勢力により図9Aの右方向に付勢される。スライダ80bの溝85bとシャーシ40bの係合部46bとが係合しているので、シャーシ40bは、右方向に付勢され、重畳形態が維持される。重畳形態においては、係合部46bは溝85bの上端に位置する。係合部45b、46bはピン状である。
スライド部材50bは、溝55bを有している。溝55bは、直線状部55b1、直線状部55b1の途中部分に連続した幅広部55b3、直線状部55b1の先端に連続した傾斜部55b7、を含む。筐体20bをスライド可能とする方向に延びている。幅広部55b3の下端にはロック部55b4が形成されている。係合部45b、46bの双方は、溝55bに係合している。幅広部55b3の幅は、直線状部55b1の幅よりも大きい。傾斜部55b7は、直線状部55b1から下り傾斜している。
筐体10bがスライドされると、シャーシ40bもスライドする。シャーシ40bがスライドすることにより、係合部45b、46bは、スライド部材50b内を移動する。尚、係合部46bにはスライダ80bが連結されているので、スライダ80bもスライドする。図9Bに示すように、係合部45bが傾斜部55b7と直線状部55b1との境界付近に位置した時には、付勢部材90の付勢力の方向が切り替わっており、付勢部材90は展開形態に移行するように筐体20bを付勢する。
更に、筐体20bをスライドさせると、係合部45bは傾斜部55b7と直線状部55b1との境界付近で係合したまま、シャーシ40bのスライドと共にスライド部材50b、カバー70b、スライダ80bが、筐体10bに対してスライドする。スライド部材50b、カバー70bがスライド範囲の最大位置までスライドした状態で更に筐体20bをスライドさせると、係合部45bが傾斜部55b7に進入して傾斜部55b7の端部に当接し、スライダ80bはスライド部材50bに対してスライドする。傾斜部55b7は傾斜しているので、図10Aに示すように、筐体20b、シャーシ40bは、傾斜した姿勢となる。筐体20bのこの位置を第1位置と称する。
図10Aに示した状態から、筐体20bをスライド部材50b、カバー70bに向けて押すと、係合部46bが幅広部55b3内に進入してロック部55b4に当接する。この際に、係合部46bは、溝85bの下端にまで移動する。筐体20bのこの位置を第2位置と称する。係合部45bがロック部55b4内に位置する場合には、付勢部材90は図中の左方向にシャーシ40bを付勢しているため、係合部45bはロック部55b4にロックされる。このように、付勢部材90の付勢力を利用して筐体20bは、第2位置にロックされる。これにより、筐体20bは、第2位置により安定して維持される。
次に、スライド部材の変形例について説明する。
図11A〜11Dは、スライド部材の変形例の説明図であり、図11A、11Bは第1変形例、図11C、11Dは第2変形例を示している。尚、図11A〜11Dにおいては、筐体10b、20b、スライダ80b等については省略してある。
第1変形例について説明する。図11Aのスライド部材50cは、溝55cを有している。溝55cの幅広部55c3には、ロック部55c5が形成されている。ロック部55c5は、ロック部55c4よりも高い位置に形成されている。ロック部55c5の高さは、傾斜部55c7の端部の高さと略同じである。
図11Bは、係合部46bをロック部55c5に係合させた場合を示している。これにより、シャーシ40bは、スライド部材50cと略平行状態に維持することができる。尚、この際、筐体20bの正面と筐体10bの正面とは略平行な状態となる。この際においても、付勢部材90は、シャーシ40bを図中の左方向に付勢しているため、係合部46bは、ロック部55c5にロックされる。このように筐体20bの位置を変更できる。
第2変形例について説明する。図11Cに示すように、溝55dは、直線状部55d1に連続した傾斜部55d7、55d8が形成されている。傾斜部55d7、55d8は、互いに傾斜角度が異なっており、傾斜部55d8の端部は、傾斜部55d7の端部よりも低い位置に形成されている。また、傾斜部55d8の端部の高さは、ロック部55d4の高さと略同じである。係合部45bを傾斜部55d8の端部にスライドさせ、係合部46bをロック部55d4にロックすることにより、シャーシ40bとスライド部材50dとを略平行にした状態で、更に筐体10bと筐体20bとの高低差を小さくすることができる。
また、図11Dに示すように、係合部45bを傾斜部55d7の端部にスライドさせることにより、シャーシ40bを傾斜させることもできる。これにより、筐体20bの傾斜角度を変更することもできる。
図12A、12B、13A、13B、14A〜14Cは、実施例3の携帯電話の説明図である。図12Aは、重畳形態での携帯電話の内部構造を示しており、図12Bは、展開形態で筐体20eが第2位置にある場合の携帯電話の内部構造を示している。
シャーシ40eとスライド部材50eとの間には、スライド部材60eが介在している。スライド部材60eは、スライド部材50eの溝55eに係合した係合部65e、66eを有している。シャーシ40eには、溝47e、48eが形成されている。スライド部材60eは、溝47e、48eにそれぞれ係合した係合部67e、68eを有している。即ち、スライド部材60eは、スライド部材50eにスライド可能に連結されている。係合部65e、66e、67e、68eはピン状である。
スライド部材60eの係合部66eは、スライダ80eの溝85eと係合している。また、シャーシ40eとスライド部材60eとの間には、スプリングSEが介在している。スプリングSEは、シャーシ40eとスライド部材60eとを引き離す方向に付勢している。図12Bに示すように、展開形態で筐体20eが第2位置に移動した場合には、スプリングSEは圧縮される。
実施例3の携帯電話の形態の移行について説明する。
図13A、13B、14A〜14Cにおいては、シャーシ30e、カバー70eについては省略してある。図13Aは、重畳形態での説明図である。図13Aに示すように、重畳形態においては、係合部67e、68eは、それぞれ溝47e、48eの下端に位置している。溝47e、48eの上端には、それぞれロック部47e4、48e4が形成されている。筐体20eがスライドされると、図13Bに示すように、係合部65e、66eは、溝55e内を移動して係合部65eは直線状部55e1の先端に当接する。尚、図13A以降は、スプリングSEについて省略してある。
更に筐体20eがスライドされると、スライド部材50eが筐体10eに対してスライドし、スライド部材50eは筐体10eに形成されたストッパ15eによりスライドが制限される。また、スライド部材50eの下端部には、スライド部材50eを支持するための脚部59eが設けられている。脚部59eは、カバー70eから露出している。このようにして展開形態に移行する。
更に、スプリングSEの付勢力に抗して、筐体20eを下方に押し込むと、シャーシ40eがスライド部材60eに対して移動する。そして、図14Bに示すように、係合部67e、68eがそれぞれロック部47e4、48e4に係合する。これにより、筐体20eは、若干スライド部材50eに沈み込むように移動する。この際に、スプリングSEは、シャーシ40eとスライド部材60eとを引き離す方向に付勢している。この付勢力により、係合部67e、68eは、それぞれロック部47e4、47e5でロックされる。
更に、筐体20eを下方に押し込むと、図14Cに示すように、係合部66eがロック部55e4にロックされる。これにより、筐体20eは傾斜した姿勢で第2位置に支持される。シャーシ40eに設けられた2つの溝47e、48eと、スライド部材60eの係合部67e、68eとの係合により、展開形態においてシャーシ40eは安定して支持される。これにより、筐体20eは第2位置で安定して支持される。
図15A、15B、16A、16B、17A、17Bは、実施例4の携帯電話の説明図である。図15Aは、重畳形態での携帯電話の内部構造を示している。図15Bは、展開形態で筐体20fが第2位置にある場合の携帯電話の内部構造を示している。
図15A、15Bに示すように、シャーシ30f、40fの間には付勢部材100が介在している。付勢部材100は、重畳形態及び展開形態間の移行の補助をする。付勢部材100は、一端が連結部33f、他端が連結部43fに連結されている。連結部43fは、シャーシ40fに設けられている。付勢部材100は、連結部33f、43fが引き離される方向に付勢する。
次に、実施例4の携帯電話の形態の移行について説明する。
尚、図16A、16B、17A、17Bにおいては、カバー70fについては省略してある。図16Aは、重畳形態の説明図である。シャーシ40fは、係合部45f、46fを有し、係合部45f、46fは、溝55fに係合している。係合部45f、46fはピン状である。重畳形態においては、付勢部材100は、シャーシ40eを図中の右方向に付勢している。
筐体20fをスライドすると、図16Bに示すように、連結部33fと連結部43fとの位置関係が反転し、付勢部材100は反時計方向に回転するように姿勢を変える。付勢部材100は、連結部43fと連結部33fとを引き離す方向に付勢しているため、付勢部材100の姿勢が変わることにより、筐体20fは、図中の左方向に付勢される。
更に筐体20fをスライドすると、シャーシ40fと共にスライド部材50fが筐体10fに対してスライドし、図17Aに示すように、係合部45fが傾斜部55f7の端部に当接する。
筐体20fをスライド部材50fに向けて押すと、係合部46fがロック部55f4に当接する。この際に、付勢部材100は、シャーシ40fを図中の左方向に付勢しているので、係合部46fはロック部55f4にロックされる。これにより、筐体20fは、第2位置にロックされ安定して維持される。
付勢部材100について詳細に説明する。
図18A、18Bは、付勢部材100の説明図である。付勢部材100は、フレーム110、120、130、140を含む。フレーム110は、連結部33fと連結される連結部113を含む。フレーム140は、連結部43fと連結される連結部143を含む。フレーム110には、2本のロッド115が固定されている。ロッド115は、フレーム120の孔121hにストローク可能に係合している。ロッド115の周りにはコイル状のスプリングSが巻回されている。スプリングSは、フレーム110、120との間に介在し、フレーム110、120を引き離す方向に付勢している。スプリングSは、一部省略してある。
フレーム120は、保持部121、123、保持部121、123を連結する中継部122、を含む。中継部122には、フレーム110がスライド可能に保持されている。上述したように保持部121には、ロッド115の挿入を許容するための孔121hが形成されている。保持部123には、孔123hが形成されている。
フレーム130は、保持部131、133、中継部132を含む。保持部133には、2本のロッド135が固定されている。ロッド135の周りにはスプリングSが巻かれている。スプリングSは、保持部123、133の間に介在し両者を引き離す方向に付勢している。また、ロッド135は、孔123hに挿入可能である。
フレーム140は、2本のロッド145が固定されている。ロッド145の周りにはスプリングSが巻かれている。スプリングSは、保持部131とフレーム140との間に介在し両者を引き離す方向に付勢している。フレーム140は、中継部132にスライド可能に保持されている。
図18Bは、最も圧縮された状態の付勢部材100を示している。ロッド115、135、145は、それぞれ孔121h、123h、131hに深く挿入されている。フレーム110が保持部121に当接し、保持部133が保持部123に当接し、フレーム140は保持部131に当接している。保持部133は保持部123に対してスライドして保持部123に当接する。また、フレーム140は、中継部132に対してスライドして保持部131に当接する。ロッド115に巻かれたスプリングSは、フレーム110、120の間で圧縮される。ロッド135に巻かれたスプリングSは、保持部123、133の間で圧縮される。ロッド145に巻かれたスプリングSは、フレーム140と保持部131との間で圧縮される。このような構造の付勢部材100により、展開形態及び重畳形態間の移行が補助されている。
図19A〜19Cは、実施例5の携帯電話の説明図である。付勢部材200は、一端が筐体10gに設けられた連結部13gに連結され、他端はシャーシ40gの係合部46gに連結されている。図19A〜19Cは、展開形態から重畳形態への移行の説明図である。付勢部材200は、展開形態及び重畳形態間の移行を補助する。尚、図19A〜19Cにおいては、第2筺体を省略してある。
付勢部材200は、図19Aに示すように複数のリンク部材を有している。図19A状態においては、付勢部材200は、係合部46gと連結部13gとを引き離す方向に付勢している。連結部13gは、筐体10gに対して固定されている。
シャーシ40gを重畳形態へとスライドさせると、係合部46gが連結部13gに接近して、図19Bに示すように付勢部材200の複数のリンク部材は折畳まれる。
更にシャーシ40gを図中の右方向にスライドさせると、再び係合部46gは13から離れ、図19Cに示すように付勢部材200の複数のリンク部材は再び展開される。このように重畳形態において、付勢部材200は展開される。重畳形態においては、付勢部材200は、シャーシ40gを図中の右方向に付勢する。
図20は、付勢部材100の部分拡大図である。リンク部材210は、互いに端部で連結ピン220Pにより回転可能に連結されている。連結されたリンク部材210の間には、スプリング230が介在している。スプリング230は、巻回部231、巻回部231から連続した腕部232、233、を含む。巻回部231は、連結ピン220P周りに巻回されている。
スプリング230は、巻回部231の中心を支点として、リンク部材210が開くように付勢力を有している。即ち、腕部232には、一方のリンク部材210に形成された突部212を付勢し、腕部233は、他方のリンク部材210に形成された突部213を付勢する。これにより、連結されたリンク部材210は、連結ピン220Pを支点として展開する方向に付勢されている。よって、付勢部材200は、展開形態及び重畳形態間の移行を補助することができる。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
携帯機器としては、携帯電話に限定されない。例えば、PDAやノートパソコンのように、2つの筐体が直線状にスライド可能に連結された機器であればよい。
10、20 筐体
11、21 正面
30、40 シャーシ
33、63 連結部
47、48 係合部
50、60 スライド部材
55、67、68 溝
55b4 ロック部
90 付勢部材

Claims (8)

  1. 第1及び第2筐体と、
    前記第1及び第2筐体の少なくとも一部が互いに重なった重畳形態、前記第1及び第2筐体が重ならない展開形態、の間を移行可能に前記第1及び第2筐体を連結し、前記第1筐体にスライド可能に連結されたスライド部材と、を備え、
    前記スライド部材は、被係合部を有し、
    前記第2筐体は、前記被係合部に係合し前記展開形態における前記第2筐体を支持する第1及び第2係合部を有し、
    前記スライド部材は、互いに伸縮可能に連結された第1及び第2スライド部材を含み、
    前記第1スライド部材は、前記第1筐体側にスライド可能に連結され前記第1筐体から突出可能であり、
    前記第2スライド部材は、前記第1スライド部材にスライド可能に連結され前記第2筐体に連結されている、携帯機器。
  2. 前記第1筐体は、前記重畳形態において前記第2筐体と対向する第1正面を有し、
    前記第2筐体は、前記重畳形態において前記第1筐体の反対側に第2正面を有し、前記被係合部と前記第1及び第2係合部とにより前記展開形態において前記第1及び第2正面との高低差が大きい第1位置と前記展開形態において前記高低差が小さい第2位置との間を移動可能に支持される、請求項1の携帯機器。
  3. 前記第2筐体は、前記重畳形態で前記第1筐体に対向する背面を有し、
    前記スライド部材は、前記展開形態では前記第2筐体の前記背面側に当接して前記第2筐体を支持する、請求項1又は2の携帯機器。
  4. 前記第2筐体を前記第2位置へと付勢する付勢部材を有している、請求項2の携帯機器。
  5. 前記第2筐体は、付勢部材の付勢力により前記第2位置にロックされる、請求項2の携帯機器。
  6. 前記付勢部材は、前記重畳形態から前記展開形態へ移行を補助するように前記第1及び第2筐体に設けられている、請求項5の携帯機器。
  7. 前記付勢部材は、前記スライド部材と前記第2筐体との間に設けられている、請求項5の携帯機器。
  8. 前記展開形態で前記第1筐体から突出する前記スライド部材と共に前記第1筐体から突出し、前記第1筐体から突出した前記スライド部材の部分を覆うスライドカバーを備えた、請求項1乃至7の何れかの携帯機器。
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