JPWO2011114984A1 - レーザトリートメント装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザ光の照射範囲は十分広いとは言えず、皮膚へレーザ光を照射しようとすると大変に手間がかかり、美容トリートメントの効率が悪いという課題があった。【解決手段】2つ以上のVCSEL素子41sが同一ウェハ上に配列され、皮膚に対して照射するためのレーザ光を出射する少なくとも1つ以上のVCSELアレイ41をレーザ光源40として備えるようにした。被照射部位へ照射した光の被照射部位からの反射光パワーを検出する反射光パワー検出手段と、反射光パワー検出手段により検出された反射光パワーに応じて、光源手段が出射するレーザ光のパワーを調節する制御手段とを備えてもよい。【選択図】図2
Description
この発明は、レーザ光を皮膚へ照射して脱毛その他の美容トリートメントを行うレーザトリートメント装置に関する。
図13は従来のレーザトリートメント装置で、その一部を切り欠いて内部を図示している。
この従来装置は特許文献1に開示されている。
この従来装置は特許文献1に開示されている。
図13において、101はレーザトリートメント装置、102は外装ケース、103は把持部、104はヘッド部、104Aはヘッド部104の開口部、105は操作パネル部である。
また、106は光学ユニット、107はレーザ光を出射する半導体レーザ、108はそのレーザ光を集光する球レンズ、109は半導体レーザ107を放熱するヒートシンクである。
さらに、110は光学ユニット106に固定された振動モータ、111は振動モータ110のモータ軸、112はモータ軸111に固定された偏芯分銅、113は振動の支点、114は美容トリートメントを行う被照射面である。
次に動作を説明する。
半導体レーザ107から出射したレーザ光は、球レンズ108で集光され被照射面114を照射する。この一点照射の場合、被照射面114上の照射範囲は径2〜3mm程度である。
半導体レーザ107から出射したレーザ光は、球レンズ108で集光され被照射面114を照射する。この一点照射の場合、被照射面114上の照射範囲は径2〜3mm程度である。
従来のレーザトリートメント装置は以上の構成なので、レーザ光の照射範囲は十分広いとは言えず、広い面積にレーザ光を照射する場合は皮膚に対しレーザ光を往復移動する必要があり、そのために手間がかかり効率が悪いという課題があった。
原因は、レーザ光源として用いている半導体レーザ107が一点発光型で光軸上に出力ピークがあるためであり、この一点照射のレーザ光では照射範囲には自ずと限界がある。
これを改善するため、一点発光型の半導体レーザを複数備えれば、一応は広範囲のレーザ光の照射が可能となる。しかしながら、半導体レーザの数だけ実装容積が必要となり、同時に、これらに付随するヒートシンクなどの周辺構成要素も増加するため、装置全体が大型化し、実用的でなくなってしまう。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、大型化を抑制して実用性を確保しつつ、高パワーかつ広範囲のレーザ光を皮膚へ照射して美容トリートメントの効率を改善することを目的とする。
請求項1記載のレーザトリートメント装置は、2つ以上のレーザ素子が同一ウェハ上に配列され、被照射部位を照射するためのレーザ光を出射する面発光レーザアレイを光源手段として備えるようにしたものである。
請求項2記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の面発光レーザアレイが、2つ以上の垂直共振器型面発光レーザ素子を同一ウェハ上に配列した垂直共振器型面発光レーザアレイであることを特徴としたものである。
請求項3記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の光源手段が出射したレーザ光を受光して被照射部位へ導光する導光手段を備えることを特徴としたものである。
請求項4記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の光源手段が面発光レーザアレイを駆動する電池を備えることを特徴としたものである。
請求項5記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の光源手段が、2つの面発光レーザアレイを直列に接続して備えることを特徴としたものである。
請求項6記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の光源手段がレーザ光を被照射部位へ拡散する光拡散手段を備えることを特徴としたものである。
請求項7記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の光源手段が、被照射部位からの反射光パワーを検出する反射光パワー検出手段と、反射光パワー検出手段により検出された反射光パワーに応じてレーザ光のパワーを調節する制御手段とを備えることを特徴としたものである。
請求項8記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の光源手段が、レーザ光が照射される被照射部位との接触を検出する接触検出手段と、接触検出手段が上記被照射部位との接触を検出している間のみ、光源手段にレーザ光を出射させる制御手段とを備えることを特徴としたものである。
請求項9記載のレーザトリートメント装置は、請求項9記載の制御手段が、所定の時間だけ被照射部位へレーザ光を照射した後は、光源手段に上記レーザ光の出射を停止させるようにしたことを特徴としたものである。
以上のように、請求項1記載のレーザトリートメント装置によれば、2つ以上のレーザ素子が同一ウェハ上に配列され、被照射部位を照射するためのレーザ光を出射する少なくとも1つ以上の面発光レーザアレイを光源手段として備えるようにしたので、各レーザ素子からのレーザ光の強度分布を合成した合成強度分布を持つ高パワーかつ広範囲のレーザ光が光源手段から出射されるようになり、この高パワーかつ広範囲のレーザ光を被照射部位へ照射し、美容トリートメントの効率を改善できるという効果が得られる。
請求項2記載のレーザトリートメント装置によれば、光源手段は、2つ以上の垂直共振器型面発光レーザ素子を同一ウェハ上に配列した垂直共振器型面発光レーザアレイを備えるようにしたので、垂直共振器型面発光レーザ素子を用いることにより、容易にアレイ化できるという効果が得られる。
請求項3記載のレーザトリートメント装置によれば、光源手段が出射したレーザ光を受光して被照射部位へ導光する導光手段を備えるようにしたので、光源手段が出射したレーザ光を被照射部位へ容易に導光できるという効果が得られる。
請求項4記載のレーザトリートメント装置によれば、面発光レーザアレイを駆動する電池を備えるようにしたので、大電流を必要とする面発光レーザアレイの駆動回路として大型のACアダプタなどを用いる必要がなくなり、面発光レーザアレイを用いたレーザトリートメント装置の大型化を抑制でき、実用性を確保できるという効果が得られる。
請求項5記載のレーザトリートメント装置によれば、光源手段は、2つの面発光レーザアレイを直列に接続して備えるようにしたので、1.2V充電池を4本使用して最も効率の良いレーザトリートメント装置を構成できるという効果が得られる。
請求項6記載のレーザトリートメント装置によれば、被照射部位を照射するためのレーザ光を上記被照射部位へ拡散する光拡散手段を備えるようにしたので、レーザ光が被照射部位へ拡散して照射されるようになり、火傷などの事故から使用者を保護できるという効果が得られる。また、高パワーかつ広範囲のレーザ光をいっそう広範囲にわたって被照射部位へ配光できるようになり、美容トリートメントの効率を改善できるという効果が得られる。さらに、高い均一性を持ったレーザ光を被照射部位へ照射できるようになり、美容トリートメントの照射ムラを軽減できるという効果が得られる。
請求項7記載のレーザトリートメント装置によれば、被照射部位へ照射した光の被照射部位からの反射光パワーを検出する反射光パワー検出手段と、上記反射光パワー検出手段により検出された反射光パワーに応じて、光源手段が出射するレーザ光のパワーを調節する制御手段とを備えるようにしたので、被照射部位の色の個人差に応じて、被照射部位へ照射するレーザ光のパワーを最適化できるようになり、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性を確保できるという効果が得られる。
請求項8記載のレーザトリートメント装置によれば、レーザ光が照射される被照射部位との接触を検出する接触検出手段と、上記接触検出手段が上記被照射部位との接触を検出している間のみ、光源手段にレーザ光を出射させる制御手段とを備えるようにしたので、レーザ光が照射される被照射部位との接触を接触検出手段が検出しない限り、レーザ光源はレーザ光を出射しないようになり、眼球などに対してレーザ光を誤って照射してしまうという不測の事故を防止でき、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性を確保できるという効果が得られる。
請求項9記載のレーザトリートメント装置によれば、制御手段は、所定の時間だけ被照射部位へレーザ光を照射した後は、光源手段に上記レーザ光の出射を停止させるようにしたので、同一箇所の被照射部位へレーザ光を過剰に照射してしまうという事態を防止できるようになり、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性をさらに確保できるという効果が得られる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図面では、同一の構成または相当する構成については同一の符号を付す。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるレーザトリートメント装置の構成を示す図であり、図1(a),図1(b),図1(c)はそれぞれレーザトリートメント装置の正面図、側面図、上面図である。特に図1(b)ではレーザトリートメント装置の一部を切り欠いて内部構造を図示している。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるレーザトリートメント装置の構成を示す図であり、図1(a),図1(b),図1(c)はそれぞれレーザトリートメント装置の正面図、側面図、上面図である。特に図1(b)ではレーザトリートメント装置の一部を切り欠いて内部構造を図示している。
図1において、10はレーザトリートメント装置、20はレーザトリートメント装置10の使用者によって握られる把持部、21はレーザ光を照射するための照射ボタン、30はレーザ光源その他の光学機器を内蔵したヘッド部、30Aはヘッド部30の開口部、40はレーザ光源(光源手段)、50はレーザ光源40が出射したレーザ光を受光して皮膚へ照射するポリメチルメタクリレート製などの導光体(導光手段)である。
レーザ光源40は、本願発明を特徴付ける構成要素である。基板面と垂直な方向へ光を共振させ、その方向に対して光を出射するVCSEL(*1)素子を同一ウェハ上に複数配列したVCSELアレイをレーザ光源40は備えている。
(*1)“VCSEL”……垂直共振器型面発光レーザ。Vertical Cavity Surface Emitting Laser[英]の略。この明細書中では“VCSEL”と略す。
図2は図1のレーザ光源の構成を示す図であり、図2(a)はレーザ光源40に備えたVCSELアレイの斜視図を、図2(b)は導光体50へレーザ光を出射するレーザ光源40の側面図をそれぞれ模式的に表している。
図2において、41はレーザ光源40に備えたVCSELアレイ、41sはVCSELアレイ41を構成する複数のVCSEL素子、Lは各VCSEL素子41sから出射したレーザ光、42は各レーザ光Lをコリメートするマイクロレンズアレイ、Dは仮想的に図示した各レーザ光Lの合成強度分布である。
一般によく知られているように、基板面と平行に共振器を備え、へき開した側面から光を出射する端面発光型のレーザ素子と比較すると、VCSEL素子41sはアレイ化しやすいなどの長所を持っている。図2(a)に示すように、複数のVCSEL素子41sを同一ウェハ上に密に配列してVCSELアレイ41を構成することで、各々のレーザ光Lの強度を合成したレーザ光がVCSELアレイ41の出射面全面から出射されるようになり、高パワーかつ広範囲のレーザ光が実現される。
このようなVCSELアレイ41を用いたレーザトリートメント装置10では、使用者が照射ボタン21をONすると、図2(b)に示すように、VCSELアレイ41が出射した各レーザ光Lは、マイクロレンズアレイ42を介し、合成強度分布Dを持つレーザ光としてレーザ光源40から出射する。この合成強度分布Dのレーザ光は、導光体50を透過して開口部30Aから被照射部位である使用者の皮膚へと照射される。VCSELアレイ41により高パワー化かつ広範囲化された合成強度分布Dのレーザ光が照射されるので、脱毛その他の美容トリートメントの効率を向上することが可能となる。
本願発明者が試作したレーザトリートメント装置10によれば、およそ径20mmの広範囲にわたってレーザ光を照射できるようになっている。図13の従来のレーザトリートメント装置101で一点照射の場合の照射範囲が径2〜3mm程度だったことを考えると、面積比に換算して約100倍もの広範囲照射が可能となっている。この照射範囲は、VCSELアレイ41の数を増やせば、さらに広げることが可能である。
ここで、VCSEL素子41sは同一ウェハ上に配列されるため、レーザトリートメント装置10に占める実装容積もさほど大きくはならず、ヒートシンクなどの周辺構成要素も少なくて済む。ただし、従来のレーザトリートメント装置101と比較して、かなりの大電流をVCSELアレイ41に供給する必要が生じる。このような大電流を供給するACアダプタは市販されておらず、交流100Vから必要な大電流を作ろうとすると回路が大型化し、レーザトリートメント装置10が非実用的となってしまう。
そこで、この実施の形態1では、レーザ光源40の駆動電源として電池を用いるようにし、短時間ではあってもVCSELアレイ41を備えたレーザ光源40の駆動を可能としている。こうして、レーザ光の高パワー化および広範囲化を実現しつつ、回路の大型化を抑制し、レーザトリートメント装置10の実用性を確保している。
図3はレーザ光源40の駆動電源として電池を用いた場合の設計例を説明するための図である。
ここでは、1.2Vの充電池を直列接続して駆動電源に用いることとし、1つのVCSELアレイ41あたりの駆動電圧を2V,変圧の効率を昇圧<降圧とし、抵抗R1で降圧してVCSELアレイ41を駆動する。また、レーザトリートメント装置10に設けられた他のデバイスの駆動電圧は3Vとする。
ここでは、1.2Vの充電池を直列接続して駆動電源に用いることとし、1つのVCSELアレイ41あたりの駆動電圧を2V,変圧の効率を昇圧<降圧とし、抵抗R1で降圧してVCSELアレイ41を駆動する。また、レーザトリートメント装置10に設けられた他のデバイスの駆動電圧は3Vとする。
設計例(イ)……充電池の本数を1本とすると、電池電圧Eは1.2Vとなる。したがって、駆動可能なVCSELアレイ41の数は0であり、他のデバイスの駆動電圧と電池電圧Eとの差は+1.8Vである。
設計例(ロ)……充電池の本数を2本とすると、電池電圧Eは2.4Vとなる。したがって、駆動可能なVCSELアレイ41の数は1であり、このとき抵抗R1による降圧幅は2.4V−2.0V=0.4Vである。また、他のデバイスの駆動電圧と電池電圧Eとの差は3.0V−2.4V=+0.6Vである。
設計例(ハ)……充電池の本数を3本とすると、電池電圧Eは3.6Vとなる。したがって、駆動可能なVCSELアレイ41の数は1であり、このとき抵抗R1による降圧幅は3.6V−2.0V=1.6Vである。また、他のデバイスの駆動電圧と電池電圧Eとの差は3.0V−3.6V=−0.6Vである。
設計例(ニ)……充電池の本数を4本とすると、電池電圧Eは4.8Vとなる。したがって、駆動可能なVCSELアレイ41の数は2に増え、このとき抵抗R1による降圧幅は4.8V−2×2.0V=0.8Vである。また、他のデバイスの駆動電圧と電池電圧Eとの差は3.0V−4.8V=−1.8Vである。
設計例(ホ)……充電池の本数を5本とすると、電池電圧Eは6.0Vとなる。したがって、駆動可能なVCSELアレイ41の数は3に増え、このとき抵抗R1による降圧幅は6.0V−3×2.0V=0.0Vである。また、他のデバイスの駆動電圧と電池電圧Eとの差は3.0V−6.0V=−3.0Vである。
以上、設計例(ロ)、(ニ)の場合は、1つのVCSELアレイ41に対する充電池の本数が2本で、VCSELアレイ41を駆動できない設計例(イ)や、3本の充電池を使ってVCSELアレイ41を1つ駆動する設計例(ハ)よりも効率が良い。ただし、設計例(ロ)は他のデバイスを駆動するのに0.6Vの昇圧が必要であり、変圧の効率が昇圧<降圧であることを考えると、1.8Vの降圧により他のデバイスを駆動できる設計例(ニ)が最も効率が良いことが分かる。ここで、設計例(ホ)は、充電池5本で3つのVCSELアレイ41を駆動でき、降圧幅も0.0Vで効率は良いが、電池電圧Eが使用によりドロップしたときに駆動できなくなるので、設計マージンなどの観点から考えて採用しない。
なお、VCSELアレイ41を構成するVCSEL素子41sの配列については、ライン状の1次元配列であっても良いし、平面状の2次元配列であっても良い。
また、VCSEL素子41sをNだけ並べた1次元配列の場合や、N×Mのマトリクス状に並べた2次元配列の場合のNやMの値も設計仕様に応じて変更可能である。さらに、2次元配列の形状もN×Mのマトリクス状に限定されるものではなく、6角形状の配列など様々なパターンを採用することができる。
さらに、レーザ光源40に用いるVCSELアレイ41の数も1つや2つに限定されるものではなく、3つ以上であっても良いし、VCSELアレイ41の接続の仕方も直列接続に限定されるものではなく、並列接続でも良い。
さらに、レーザ光源40に用いる面発光レーザアレイはVCSEL素子41sを用いたVCSELアレイ41に限定されず、2つ以上のレーザ素子が同一ウェハ上に配列された少なくとも1つ以上の面発光レーザアレイをレーザ光源40として用いれば、この実施の形態1は可能である。
以上のように、この実施の形態1によれば、2つ以上のVCSEL素子41sが同一ウェハ上に配列され、皮膚に対して照射するためのレーザ光を出射する少なくとも1つ以上のVCSELアレイ41をレーザ光源40として備えるようにしたので、VCSEL素子41sからの各レーザ光Lの強度分布を合成した合成強度分布Dを持つ高パワーかつ広範囲のレーザ光がレーザ光源40から出射されるようになり、この高パワーかつ広範囲のレーザ光を皮膚へ照射し、美容トリートメントの効率を改善できるという効果が得られ、VCSEL素子41sを用いることにより、容易にアレイ化できるという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、レーザ光源40が出射したレーザ光を受光して皮膚へ導光する導光体50を備えるようにしたので、レーザ光源40が出射したレーザ光を皮膚へ容易に導光できるという効果が得られる。
さらに、この実施の形態1によれば、VCSELアレイ41を駆動する電池を備えるようにしたので、大電流を必要とするVCSELアレイ41の駆動回路として大型のACアダプタなどを用いる必要がなくなり、回路の大型化を抑制でき、VCSELアレイ41を用いたレーザトリートメント装置10の実用性を確保できるという効果が得られる。
さらに、この実施の形態1によれば、レーザ光源40は、2つのVCSELアレイ41を直列に接続して備えるようにしたので、1.2V充電池を4本使用して最も効率の良いレーザトリートメント装置10を構成できるという効果が得られる。
実施の形態2.
実施の形態1で述べたように、レーザトリートメント装置10は、レーザ光源40にVCSELアレイ41を用いているので、レーザトリートメント装置10から照射されるレーザ光は高パワーとなっており、誤って使用すれば、火傷などの事故を引き起こす危険性もある。以下の実施の形態2〜4では、高パワー化されたレーザ光に関する安全対策について説明する。
実施の形態1で述べたように、レーザトリートメント装置10は、レーザ光源40にVCSELアレイ41を用いているので、レーザトリートメント装置10から照射されるレーザ光は高パワーとなっており、誤って使用すれば、火傷などの事故を引き起こす危険性もある。以下の実施の形態2〜4では、高パワー化されたレーザ光に関する安全対策について説明する。
図4はこの発明の実施の形態2によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
図4において、51は開口部30Aに設けられた光拡散板(光拡散手段)である。光拡散板51は、導光体50から出射したレーザ光を皮膚へ拡散する働きをする。
図4において、51は開口部30Aに設けられた光拡散板(光拡散手段)である。光拡散板51は、導光体50から出射したレーザ光を皮膚へ拡散する働きをする。
図4では、導光体50の光出射側にある開口部30Aに光拡散板51を設け、導光体50から出射したレーザ光を光拡散板51により所定の範囲の皮膚へ拡散して照射している。
このようにすることで、高パワーのレーザ光が皮膚の狭い範囲に集中して照射される事態を防ぎ、火傷などの事故から使用者を保護できる。加えて、光拡散板51により、高パワーかつ広範囲のレーザ光をいっそう広範囲にわたって皮膚へ配光できるようになり、美容トリートメントの効率を改善できるとともに、レーザ光に高い均一性を持たせることができ、美容トリートメントの照射ムラを軽減できる。
このようにすることで、高パワーのレーザ光が皮膚の狭い範囲に集中して照射される事態を防ぎ、火傷などの事故から使用者を保護できる。加えて、光拡散板51により、高パワーかつ広範囲のレーザ光をいっそう広範囲にわたって皮膚へ配光できるようになり、美容トリートメントの効率を改善できるとともに、レーザ光に高い均一性を持たせることができ、美容トリートメントの照射ムラを軽減できる。
以上のように、この実施の形態2によれば、導光体50が出射したレーザ光を皮膚へ拡散する光拡散板51を備えるようにしたので、レーザ光が皮膚へ拡散して照射されるようになり、火傷などの事故から使用者を保護できるという効果が得られる。また、高パワーかつ広範囲のレーザ光をいっそう広範囲にわたって皮膚へ配光できるようになり、美容トリートメントの効率を改善できるという効果が得られる。さらに、高い均一性を持ったレーザ光を皮膚へ照射できるようになり、美容トリートメントの照射ムラを軽減できるという効果が得られる。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
図5において、60は開口部30Aの周辺に設けられた色センサ(反射光パワー検出手段)である。色センサ60は、レーザトリートメント装置10が皮膚へ照射したレーザ光の皮膚からの反射光パワーを検出する働きをする。
図5はこの発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
図5において、60は開口部30Aの周辺に設けられた色センサ(反射光パワー検出手段)である。色センサ60は、レーザトリートメント装置10が皮膚へ照射したレーザ光の皮膚からの反射光パワーを検出する働きをする。
図6はこの発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の回路構成を示すブロック図である。
図6において、70は回路、71は電源、72はレーザパワー制御回路(光源手段)、73は色センサ処理回路(反射光パワー検出手段)、74はCPU(制御手段)である。
図6において、70は回路、71は電源、72はレーザパワー制御回路(光源手段)、73は色センサ処理回路(反射光パワー検出手段)、74はCPU(制御手段)である。
次に動作について説明する。
図7はこの発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の動作を示すフローチャートである。
電源71が投入されレーザトリートメント装置10が起動すると、まず、CPU74は、照射ボタン21がONされたかどうかを判断する(ステップST31)。照射ボタン21がONされていない間は(ステップST31でNO)、CPU74はレーザ光源40からレーザ光を出射せず(ステップST32)、待ち受け状態となる(ステップST31でNO〜ステップST32)。
図7はこの発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の動作を示すフローチャートである。
電源71が投入されレーザトリートメント装置10が起動すると、まず、CPU74は、照射ボタン21がONされたかどうかを判断する(ステップST31)。照射ボタン21がONされていない間は(ステップST31でNO)、CPU74はレーザ光源40からレーザ光を出射せず(ステップST32)、待ち受け状態となる(ステップST31でNO〜ステップST32)。
待ち受け状態で照射ボタン21がONされると(ステップST31でYES)、CPU74は、レーザパワー制御回路72をコントロールし、レーザ光源40からレーザ光を出射させる(ステップST33)。このレーザ光は、導光体50および光拡散板51を介して皮膚へ照射される。
この照射の際に、皮膚の色の個人差に応じてレーザ光の吸収の割合が変化することを踏まえ、CPU74は、以下の制御を行う。すなわち、皮膚で反射して戻ったレーザ光を色センサ60で受光し、色センサ処理回路73により反射光パワーP1として検出する(ステップST34)。そして、CPU74は、この反射光パワーP1を参照し、皮膚へ照射するレーザ光のパワーを最適化する。
具体的には、例えば、反射光パワーP1が所定の推奨光パワーP0より低い場合には(ステップST35でNO)、皮膚に吸収されるレーザ光の割合が高いと判断し、CPU74は、高パワー化されたレーザ光の皮膚への影響を軽減するため、レーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光源40から出射するレーザ光のパワーを減少させる(ステップST36)。
一方、例えば、反射光パワーP1が所定の推奨光パワーP0より高い場合には(ステップST35でYES)、皮膚に吸収されるレーザ光の割合が低いと判断し、CPU74は、トリートメント効率の向上を図るため、レーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光源40から出射するレーザ光のパワーを増加させる(ステップST37)。
なお、例えば、反射光パワーP1が所定の推奨光パワーP0と等しい場合には(ステップST35でYES)、皮膚に吸収されるレーザ光の割合が適当であると判断し、CPU74は、レーザ光源40から出射するレーザ光のパワーを維持する(ステップST37かっこ書き)。
このようにすることで、皮膚の色の個人差に応じて、皮膚へ照射するレーザ光のパワーを最適化できるようになり、高パワー化されたレーザトリートメント装置10の安全性を確保できるとともに、トリートメント効率の向上を図ることができる。
なお、レーザ光のパワーの最適化は、CPU74が、レーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光源40から出射するレーザ光のパワーレベル自体や光パルスのデューティ比を調節するようにしても良いし、また例えば、レーザ光源40の出射側に光アッテネータなどを設けておき、この光アッテネータをCPU74が調節するようにしても良い。
また、色センサ60で受光する光はレーザ光源40が出射したレーザ光に限定されるものではなく、レーザ光源40のレーザ光以外の光を皮膚へ照射し、その反射光を色センサ60で受光しても良い。ただし、レーザ光源40のレーザ光の皮膚からの反射光パワーを色センサ60で検出すれば、皮膚からの反射光を簡単に作れるようになり、レーザ光のパワーの最適化が容易になる。
以上のように、この実施の形態3によれば、皮膚へ照射したレーザ光の皮膚からの反射光パワーP1をステップST34で検出する色センサ60および色センサ処理回路73と、色センサ60および色センサ処理回路73により検出された反射光パワーP1と所定の推奨光パワーP0とのステップST35での比較結果に応じ、ステップST36またはステップST37において、レーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光源40が出射するレーザ光のパワーを調節するCPU74とを備えるようにしたので、皮膚の色の個人差に応じて、照射するレーザ光のパワーを最適化できるようになり、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性を確保できるという効果が得られ、トリートメント効率の向上を図ることができるという効果が得られ、皮膚からのレーザ光の反射光パワーP1を検出することにより、皮膚からの反射光を簡単に作れるようになり、レーザ光のパワーの最適化が容易になるという効果が得られる。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
図8において、80は開口部30Aの周辺に設けられたタッチセンサ(接触検出手段)である。タッチセンサ80は、レーザ光が照射される皮膚との接触を検出する働きをする。
図8はこの発明の実施の形態4によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
図8において、80は開口部30Aの周辺に設けられたタッチセンサ(接触検出手段)である。タッチセンサ80は、レーザ光が照射される皮膚との接触を検出する働きをする。
図9はこの発明の実施の形態4によるレーザトリートメント装置の回路構成を示すブロック図である。
図9において、75はタッチセンサ処理回路(接触検出手段)である。
図9において、75はタッチセンサ処理回路(接触検出手段)である。
次に動作について説明する。
図10はこの発明の実施の形態4によるレーザトリートメント装置の動作を示すフローチャートである。
電源71が投入されレーザトリートメント装置10が起動すると、まず、CPU74は、レーザ光が照射される皮膚との接触の有無をタッチセンサ80およびタッチセンサ処理回路75により検出する(ステップST41)。接触がない場合は(ステップST41でNO)、眼球などへレーザ光を誤って照射してしまうような事故を未然に防ぐため、CPU74はレーザ光の照射を行わず(ステップST32)、待ち受け状態となる(ステップST41でNO〜ステップST32)。
図10はこの発明の実施の形態4によるレーザトリートメント装置の動作を示すフローチャートである。
電源71が投入されレーザトリートメント装置10が起動すると、まず、CPU74は、レーザ光が照射される皮膚との接触の有無をタッチセンサ80およびタッチセンサ処理回路75により検出する(ステップST41)。接触がない場合は(ステップST41でNO)、眼球などへレーザ光を誤って照射してしまうような事故を未然に防ぐため、CPU74はレーザ光の照射を行わず(ステップST32)、待ち受け状態となる(ステップST41でNO〜ステップST32)。
待ち受け状態でタッチセンサ80およびタッチセンサ処理回路75により皮膚との接触を検出すると(ステップST41でYES)、続いてCPU74は、照射ボタン21がONされたかどうかを判断する(ステップST31)。照射ボタン21がONされない間は(ステップST31でNO)、CPU74は、レーザ光源40からレーザ光を出射せず(ステップST32)、待ち受け状態となる(ステップST41でYES〜ステップST31でNO〜ステップST32)。
そして、皮膚との接触を検出し(ステップST41でYES)、かつ、照射ボタン21がONされたことが検出されると(ステップST31でYES)、ここで初めてCPU74は、レーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光源40からレーザ光を出射する(ステップST33)。このレーザ光は、導光体50や光拡散板51を介して皮膚へと照射される。
このように、CPU74は、タッチセンサ80およびタッチセンサ処理回路75を用いて、レーザ光を照射する皮膚との接触/非接触を検出している。そして、非接触の場合には誤照射を防止する観点からレーザ光の照射を行わず、一方、接触の場合には照射ボタン21がONされるのを条件に、CPU74がレーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光の照射を行っている。これにより、被照射部位以外の部位、特に眼球に対する誤照射を防止し、不測の事故から使用者を保護することができる。
また、次に説明するように、レーザ光の照射時間に制限を設けるようにしても良い。
図11はこの発明の実施の形態4によるレーザトリートメント装置の動作を示すフローチャートである。図11のステップST41およびステップST31〜ST33については、図10と同様の動作であるため説明を省略し、ステップST42以降について以下に説明する。
図11はこの発明の実施の形態4によるレーザトリートメント装置の動作を示すフローチャートである。図11のステップST41およびステップST31〜ST33については、図10と同様の動作であるため説明を省略し、ステップST42以降について以下に説明する。
ステップST33でレーザ光源40からレーザ光を照射させると、CPU74は、レーザ光の照射時間tを計測するためタイマを起動し、単位照射時間分だけ照射時間tをインクリメントする(ステップST42)。
次に、CPU74は、照射時間tと最大照射時間Tmaxとを比較し、照射時間tが最大照射時間Tmaxに達したかどうかを判断する(ステップST43)。照射時間tが最大照射時間Tmax未満の場合は(ステップST43でYES)、タッチセンサ80や照射ボタン21の両条件が満たされる限り(ステップST41でYES,ステップST31でYES)、CPU74は、レーザ光の照射(ステップST33)と、照射時間tのインクリメント(ステップST42)と、照射時間の比較判断(ステップST43)とを繰り返す。
こうして、レーザ光が照射されて照射時間tが増加し続け、最大照射時間Tmaxに達すると(ステップST43でNO)、CPU74は、同一箇所の皮膚に対して最大照射時間Tmaxを超えるレーザ光の照射は過剰照射と判断し、皮膚への影響を抑制するため、レーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光の照射を強制的に停止する(ステップST44)。そして、次回の照射のためにタイマをリセットし(ステップST45)、一連の処理を終了する。以後は、別の被照射部位に対する新たな処理をステップST41から改めて行う。
図12は図11のレーザトリートメント装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図12(a)はタッチセンサ80の接触/非接触、図12(b)は照射ボタン21のON/OFF,図12(c)はレーザ光の照射/非照射を表している。
時間[0〜t1],時間[t1〜t2],時間[t2〜t3]では、タッチセンサ80が皮膚との接触を検出していないか、または照射ボタン21がOFFとなっているため、CPU74はレーザ光源40からレーザ光を出射しない。タッチセンサ80が接触を検出し、かつ、照射ボタン21がONとなって両条件が揃った時刻t3以降において、CPU74は図12(c)に示すように最大照射時間Tmaxだけレーザ光を皮膚へ照射する。そして時刻t4以降においては、タッチセンサ80の接触および照射ボタン21のONの両条件とは関係なく、CPU74はレーザ光の照射を停止する。
このように、仮にタッチセンサ80が同一箇所の皮膚と接触し続け、かつ照射ボタン21が押され続けていても、最大照射時間Tmaxだけ同一箇所の皮膚へレーザ光の連続照射が行われた後は、レーザ光の照射を停止することにより、同一箇所の皮膚に対するレーザ光の過剰照射を防止し、使用者の安全性を確保するようにしている。
なお、最大照射時間Tmaxの値は、例えば不図示のメモリに最大照射時間Tmaxを予め記憶しておき、CPU74がステップST43の処理を行う際にメモリから読み出すようにしても良いし、実施の形態3で示した色センサ60によって得られた反射光パワーP1の値を参考にして定めるようにしても良い。
以上のように、この実施の形態4によれば、レーザ光が照射される皮膚との接触をステップST41で検出するタッチセンサ80およびタッチセンサ処理回路75と、タッチセンサ80およびタッチセンサ処理回路75が皮膚との接触を検出してステップST41でYESとなっている間のみ、ステップST33において、照射ボタン21のONに応じて、レーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光源40にレーザ光を出射させるCPU74とを備えるようにしたので、レーザ光が照射される皮膚との接触をタッチセンサ80およびタッチセンサ処理回路75が検出しない限り、レーザ光源40はレーザ光を出射しないようになり、眼球などに対してレーザ光を誤って照射してしまうという不測の事故を防止でき、高パワー化されたレーザトリートメント装置10の安全性を確保できるという効果が得られる。
また、この実施の形態4によれば、CPU74は、所定の最大照射時間Tmaxだけレーザ光を皮膚へ照射してステップST43でNOとなった後は、ステップST44において、レーザパワー制御回路72をコントロールしてレーザ光源40にレーザ光の出射を停止させるようにしたので、同一箇所の皮膚へレーザ光を過剰に照射してしまうという事態を防止できるようになり、高パワー化されたレーザトリートメント装置10の安全性をさらに確保できるという効果が得られる。
10 レーザトリートメント装置、20 把持部、21 照射ボタン、30 ヘッド部、30A 開口部、40 レーザ光源(光源手段)、41 VCSELアレイ、41s VCSEL素子、42 マイクロレンズアレイ、50 導光体(導光手段)、51 光拡散板(光拡散手段)、60 色センサ(反射光パワー検出手段)、70 回路、71 電源、72 レーザパワー制御回路(光源手段)、73 色センサ処理回路(反射光パワー検出手段)、74 CPU(制御手段)、75 タッチセンサ処理回路(接触検出手段)、80 タッチセンサ(接触検出手段)、L レーザ光、D 合成強度分布。
【0002】
発明が解決しようとする課題
[0008]
従来のレーザトリートメント装置は以上の構成なので、レーザ光の照射範囲は十分広いとは言えず、広い面積にレーザ光を照射する場合は皮膚に対しレーザ光を往復移動する必要があり、そのために手間がかかり効率が悪いという課題があった。
[0009]
原因は、レーザ光源として用いている半導体レーザ107が一点発光型で光軸上に出力ピークがあるためであり、この一点照射のレーザ光では照射範囲には自ずと限界がある。
[0010]
これを改善するため、一点発光型の半導体レーザを複数備えれば、一応は広範囲のレーザ光の照射が可能となる。しかしながら、半導体レーザの数だけ実装容積が必要となり、同時に、これらに付随するヒートシンクなどの周辺構成要素も増加するため、装置全体が大型化し、実用的でなくなってしまう。
[0011]
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、大型化を抑制して実用性を確保しつつ、高パワーかつ広範囲のレーザ光を皮膚へ照射して美容トリートメントの効率を改善することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0012]
請求項1記載のレーザトリートメント装置は、2つ以上のレーザ素子が同一ウェハ上に配列され、被照射部位を照射するためのレーザ光を出射する少なくとも1つ以上の面発光レーザアレイを備える光源手段と、
この光源手段を駆動する駆動電源と、
被照射部位を照射するためのレーザ光を拡散する光拡散手段と、
被照射部位へ照射した光の被照射部位からの反射光パワーを検出する反射光パワー検出手段と、
上記反射光パワー検出手段により検出された反射光パワーに応じて、光源手段が出射するレーザ光のパワーを調節する制御手段と、からなり、
上記反射光パワー検出手段を光拡散手段の出射側近傍に設けるようにしたものである。
[0013]
請求項2記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の光源手段が、駆動電圧が2Vの面発光レーザアレイを、2つ使用したものであり、
上記駆動電源が、電圧1.2Vの充電池4本を直列接続したものであることを特徴としたものである。
[0014]
請求項3記載のレーザトリートメント装置は、請求項1または請求項2記載の光源手段が出射したレーザ光を受光して被照射部位へ導光する導光手段を備えることを特徴としたものである。
[0015]
発明が解決しようとする課題
[0008]
従来のレーザトリートメント装置は以上の構成なので、レーザ光の照射範囲は十分広いとは言えず、広い面積にレーザ光を照射する場合は皮膚に対しレーザ光を往復移動する必要があり、そのために手間がかかり効率が悪いという課題があった。
[0009]
原因は、レーザ光源として用いている半導体レーザ107が一点発光型で光軸上に出力ピークがあるためであり、この一点照射のレーザ光では照射範囲には自ずと限界がある。
[0010]
これを改善するため、一点発光型の半導体レーザを複数備えれば、一応は広範囲のレーザ光の照射が可能となる。しかしながら、半導体レーザの数だけ実装容積が必要となり、同時に、これらに付随するヒートシンクなどの周辺構成要素も増加するため、装置全体が大型化し、実用的でなくなってしまう。
[0011]
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、大型化を抑制して実用性を確保しつつ、高パワーかつ広範囲のレーザ光を皮膚へ照射して美容トリートメントの効率を改善することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0012]
請求項1記載のレーザトリートメント装置は、2つ以上のレーザ素子が同一ウェハ上に配列され、被照射部位を照射するためのレーザ光を出射する少なくとも1つ以上の面発光レーザアレイを備える光源手段と、
この光源手段を駆動する駆動電源と、
被照射部位を照射するためのレーザ光を拡散する光拡散手段と、
被照射部位へ照射した光の被照射部位からの反射光パワーを検出する反射光パワー検出手段と、
上記反射光パワー検出手段により検出された反射光パワーに応じて、光源手段が出射するレーザ光のパワーを調節する制御手段と、からなり、
上記反射光パワー検出手段を光拡散手段の出射側近傍に設けるようにしたものである。
[0013]
請求項2記載のレーザトリートメント装置は、請求項1記載の光源手段が、駆動電圧が2Vの面発光レーザアレイを、2つ使用したものであり、
上記駆動電源が、電圧1.2Vの充電池4本を直列接続したものであることを特徴としたものである。
[0014]
請求項3記載のレーザトリートメント装置は、請求項1または請求項2記載の光源手段が出射したレーザ光を受光して被照射部位へ導光する導光手段を備えることを特徴としたものである。
[0015]
【0003】
[0016]
[0017]
[0018]
[0019]
請求項8記載のレーザトリートメント装置は、請求項1または請求項2記載の光源手段が、レーザ光が照射される被照射部位との接触を検出する接触検出手段と、接触検出手段が上記被照射部位との接触を検出している間のみ、光源手段にレーザ光を出射させる制御手段とを備えることを特徴としたものである。
[0020]
請求項9記載のレーザトリートメント装置は、請求項8記載の制御手段が、所定の時間だけ被照射部位へレーザ光を照射した後は、光源手段に上記レーザ光の出射を停止させるようにしたことを特徴としたものである。
発明の効果
[0021]
以上のように、請求項1記載のレーザトリートメント装置によれば、2つ以上のレーザ素子が同一ウェハ上に配列され、被照射部位を照射するためのレーザ光を出射する少なくとも1つ以上の面発光レーザアレイを備える光源手段と、この光源手段を駆動する駆動電源と、被照射部位を照射するためのレーザ光を拡散する光拡散手段と、被照射部位へ照射した光の被照射部位からの反射光パワーを検出する反射光パワー検出手段と、上記反射光パワー検出手段により検出された反射光パワーに応じて、光源手段が出射するレーザ光のパワーを調節する制御手段と、からなる。よって、皮膚の色の個人差に応じて、照射するレーザ光のパワーを最適化でき、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性を確保できるという効果が得られる。また、反射光パワー検出手段を光拡散手段の出射側近傍に設けるので、皮膚からのレーザ光の反射光パワーを確実に検出できる。
[0022]
請求項2記載のレーザトリートメント装置によれば、光源手段が、駆動電圧が2Vの面発光レーザアレイを、2つ使用したものであり、上記駆動電源が、電圧1.2Vの充電池4本を直列接続したものであるので、大電流を必要とする面発光レーザアレイの駆動回路として大型のACアダプタなどを用いる必要がなくなり、回路の大型化を抑制でき、面発光レーザアレイを用いたレーザトリートメント装置の実用性を確保できる。また、1.2V充電池を4本使用して最も効率の良いレーザトリートメント装置を構成できる。
[0016]
[0017]
[0018]
[0019]
請求項8記載のレーザトリートメント装置は、請求項1または請求項2記載の光源手段が、レーザ光が照射される被照射部位との接触を検出する接触検出手段と、接触検出手段が上記被照射部位との接触を検出している間のみ、光源手段にレーザ光を出射させる制御手段とを備えることを特徴としたものである。
[0020]
請求項9記載のレーザトリートメント装置は、請求項8記載の制御手段が、所定の時間だけ被照射部位へレーザ光を照射した後は、光源手段に上記レーザ光の出射を停止させるようにしたことを特徴としたものである。
発明の効果
[0021]
以上のように、請求項1記載のレーザトリートメント装置によれば、2つ以上のレーザ素子が同一ウェハ上に配列され、被照射部位を照射するためのレーザ光を出射する少なくとも1つ以上の面発光レーザアレイを備える光源手段と、この光源手段を駆動する駆動電源と、被照射部位を照射するためのレーザ光を拡散する光拡散手段と、被照射部位へ照射した光の被照射部位からの反射光パワーを検出する反射光パワー検出手段と、上記反射光パワー検出手段により検出された反射光パワーに応じて、光源手段が出射するレーザ光のパワーを調節する制御手段と、からなる。よって、皮膚の色の個人差に応じて、照射するレーザ光のパワーを最適化でき、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性を確保できるという効果が得られる。また、反射光パワー検出手段を光拡散手段の出射側近傍に設けるので、皮膚からのレーザ光の反射光パワーを確実に検出できる。
[0022]
請求項2記載のレーザトリートメント装置によれば、光源手段が、駆動電圧が2Vの面発光レーザアレイを、2つ使用したものであり、上記駆動電源が、電圧1.2Vの充電池4本を直列接続したものであるので、大電流を必要とする面発光レーザアレイの駆動回路として大型のACアダプタなどを用いる必要がなくなり、回路の大型化を抑制でき、面発光レーザアレイを用いたレーザトリートメント装置の実用性を確保できる。また、1.2V充電池を4本使用して最も効率の良いレーザトリートメント装置を構成できる。
【0004】
[0023]
請求項3記載のレーザトリートメント装置によれば、光源手段が出射したレーザ光を受光して被照射部位へ導光する導光手段を備えるようにしたので、光源手段が出射したレーザ光を被照射部位へ容易に導光できるという効果が得られる。
[0024]
[0025]
[0026]
[0027]
[0023]
請求項3記載のレーザトリートメント装置によれば、光源手段が出射したレーザ光を受光して被照射部位へ導光する導光手段を備えるようにしたので、光源手段が出射したレーザ光を被照射部位へ容易に導光できるという効果が得られる。
[0024]
[0025]
[0026]
[0027]
【0005】
[0028]
請求項8記載のレーザトリートメント装置によれば、レーザ光が照射される被照射部位との接触を検出する接触検出手段と、上記接触検出手段が上記被照射部位との接触を検出している間のみ、光源手段にレーザ光を出射させる制御手段とを備えるようにしたので、レーザ光が照射される被照射部位との接触を接触検出手段が検出しない限り、レーザ光源はレーザ光を出射しないようになり、眼球などに対してレーザ光を誤って照射してしまうという不測の事故を防止でき、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性を確保できるという効果が得られる。
[0029]
請求項9記載のレーザトリートメント装置によれば、制御手段は、所定の時間だけ被照射部位へレーザ光を照射した後は、光源手段に上記レーザ光の出射を停止させるようにしたので、同一箇所の被照射部位へレーザ光を過剰に照射してしまうという事態を防止できるようになり、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性をさらに確保できるという効果が得られる。
図面の簡単な説明
[0030]
[図1]この発明の実施の形態1によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
[図2]図1のレーザ光源の構成を示す図である。
[図3]レーザ光源の駆動電源として電池を用いた場合の設計例を説明するための図である。
[図4]この発明の実施の形態2によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
[図5]この発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
[図6]この発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の回路構成を示すブロック図である。
[0028]
請求項8記載のレーザトリートメント装置によれば、レーザ光が照射される被照射部位との接触を検出する接触検出手段と、上記接触検出手段が上記被照射部位との接触を検出している間のみ、光源手段にレーザ光を出射させる制御手段とを備えるようにしたので、レーザ光が照射される被照射部位との接触を接触検出手段が検出しない限り、レーザ光源はレーザ光を出射しないようになり、眼球などに対してレーザ光を誤って照射してしまうという不測の事故を防止でき、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性を確保できるという効果が得られる。
[0029]
請求項9記載のレーザトリートメント装置によれば、制御手段は、所定の時間だけ被照射部位へレーザ光を照射した後は、光源手段に上記レーザ光の出射を停止させるようにしたので、同一箇所の被照射部位へレーザ光を過剰に照射してしまうという事態を防止できるようになり、高パワー化されたレーザトリートメント装置の安全性をさらに確保できるという効果が得られる。
図面の簡単な説明
[0030]
[図1]この発明の実施の形態1によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
[図2]図1のレーザ光源の構成を示す図である。
[図3]レーザ光源の駆動電源として電池を用いた場合の設計例を説明するための図である。
[図4]この発明の実施の形態2によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
[図5]この発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の構成を示す図である。
[図6]この発明の実施の形態3によるレーザトリートメント装置の回路構成を示すブロック図である。
Claims (9)
- 2つ以上のレーザ素子が同一ウェハ上に配列され、被照射部位を照射するためのレーザ光を出射する少なくとも1つ以上の面発光レーザアレイを光源手段として備えることを特徴とするレーザトリートメント装置。
- 光源手段は、2つ以上の垂直共振器型面発光レーザ素子を同一ウェハ上に配列した垂直共振器型面発光レーザアレイを備えることを特徴とする請求項1記載のレーザトリートメント装置。
- 光源手段が出射したレーザ光を受光して被照射部位へ導光する導光手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザトリートメント装置。
- 面発光レーザアレイを駆動する電池を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザトリートメント装置。
- 光源手段は、2つの面発光レーザアレイを直列に接続して備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザトリートメント装置。
- 被照射部位を照射するためのレーザ光を上記被照射部位へ拡散する光拡散手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザトリートメント装置。
- 被照射部位へ照射した光の被照射部位からの反射光パワーを検出する反射光パワー検出手段と、
上記反射光パワー検出手段により検出された反射光パワーに応じて、光源手段が出射するレーザ光のパワーを調節する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザトリートメント装置。 - レーザ光が照射される被照射部位との接触を検出する接触検出手段と、
上記接触検出手段が上記被照射部位との接触を検出している間のみ、光源手段にレーザ光を出射させる制御手段とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザトリートメント装置。 - 制御手段は、所定の時間だけ被照射部位へレーザ光を照射した後は、光源手段に上記レーザ光の出射を停止させることを特徴とする請求項8記載のレーザトリートメント装置。
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