JPWO2011099245A1 - 光治療装置 - Google Patents

光治療装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011099245A1
JPWO2011099245A1 JP2011553737A JP2011553737A JPWO2011099245A1 JP WO2011099245 A1 JPWO2011099245 A1 JP WO2011099245A1 JP 2011553737 A JP2011553737 A JP 2011553737A JP 2011553737 A JP2011553737 A JP 2011553737A JP WO2011099245 A1 JPWO2011099245 A1 JP WO2011099245A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
guide member
phototherapy device
contact surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011553737A
Other languages
English (en)
Inventor
吉輝 猪
吉輝 猪
拓生 嶋田
拓生 嶋田
峰久 次郎
次郎 峰久
悠樹 川瀬
悠樹 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2011099245A1 publication Critical patent/JPWO2011099245A1/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/0613Apparatus adapted for a specific treatment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/063Radiation therapy using light comprising light transmitting means, e.g. optical fibres
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0635Radiation therapy using light characterised by the body area to be irradiated
    • A61N2005/0643Applicators, probes irradiating specific body areas in close proximity
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0658Radiation therapy using light characterised by the wavelength of light used
    • A61N2005/0659Radiation therapy using light characterised by the wavelength of light used infrared
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0664Details
    • A61N2005/0665Reflectors
    • A61N2005/0666Reflectors for redirecting light to the treatment area

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Abstract

本発明は、光照射すべき患部に選択的、かつ、集中的に光照射することができ、光源からの強い光が、直接目に照射されるのを防止することができる光治療装置を提供する。具体的には、患部を接触させる接触面と前記接触面に対向する対向面とを有し、導光路となる導光部材と;前記導光部材に、主たる波長が近赤外光の波長範囲に存する光を入射させる第一光源と;を備える光治療装置であって、前記導光部材を構成する材質は、生体の屈折率と比較して同一或いは高い屈折率を有する光治療装置を提供する。

Description

本発明は、光治療装置、好ましくはリウマチ患者治療の患部を治療する光治療装置に関する。
従来の光治療装置は、手、手首、足、足首、ひざ等の患部に光を照射することにより、筋肉・関節の慢性非感染性炎症による疼痛の緩解やリウマチを発症した関節の治療するものであった。従来の光治療装置では、光源からの治療光を直接もしくは導光路を介して、患部に非接触状態で照射する構成となっていた(例えば、特許文献1を参照)。
特開昭63−21069号公報
しかしながら、前記従来の光治療装置は、光照射すべき患部に選択的かつ集中的に光照射することができないという第1の課題を有していた。すなわち、光照射する必要のない患部までをも光照射する装置構成であった。そのため、照射する光のうち、治療に寄与しない無駄な光が多く必要とされ、効率的な治療が実現できなかった。従って、従来の光治療装置では、患部以外に照射される無駄な光を考慮した上で、患部に十分な治療効果を付与するための強力な光が必要とされた。そのため、従来の光治療装置は、装置を大型化するか、あるいは装置を大型化しないものの狭い範囲の特定部位に光を照射する装置構成にする必要があった。
また、前記従来の光治療装置では、光源からの強力な光が、患者の目に直接照射される恐れがあるという第2の課題を有していた。すなわち、光治療装置に用いる光源は、光治療効果を高めるために強力な光を発射するので、光源からの光が直接、患者の目に照射されることは好ましくない。これに対して、防護カバーなどを配置することで、光源からの光が目に直接照射されるのを防止することも考えられるが、あえて配置した防護カバーも、その取り扱いを誤ると光源からの強力な光が患者の目に直接照射されるおそれがある。防護カバーの取り扱いを誤る場合とは、例えば、防護カバーが適切に設置できていない場合や、防護カバーを装着し忘れた場合などである。
本発明は、前記課題を解決するもので、光照射すべき患部に選択的かつ集中的に光を照射することができ、かつ光源からの強力な光が、患者の目に直接照射されることを抑制し、特にリウマチ患者の治療に有用な光治療装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の光治療装置は、1)患部を接触させる接触面と前記接触面に対向する対向面とを有し、導光路となる導光部材と、2)前記導光部材に、主たる波長が近赤外光の波長範囲に存する光を入射させる第一光源と、を備え、前記導光部材を構成する材質は、生体の屈折率と比較して同一或いは高い屈折率を有する。それにより、所期の目的を達成する。
本発明の光治療装置によれば、光照射すべき患部に選択的かつ集中的に光を照射して効果的な治療を行うことができる。すなわち、本発明の治療装置の導光部材の接触面に患部(例えば手)を接触させると、接触面のうちの患部が接触した部分のみから強い光が出射して、患部に照射される。そのため、光治療装置の光源の限られた光を、効率よく光治療に供することができる。
また、従来の光治療装置では、高出力の光を照射するために装置を大型化したり、装置を大型化しないまでも、光照射範囲を狭く限定したりする必要があった。一方、本発明の光治療装置では、装置を大型化したり、光照射範囲を狭くしたりする必要が低減される。さらに、本発明の光照射装置では、患部以外の部位に光を照射する必要もなくなる。その結果、装置の小型化、治療の効率化、治療におけるエネルギー効率の向上につながる。
また、本発明の光治療装置によれば、導光部材の接触面に患部(例えば手)を接触させると、接触面のうち患部が接触した部分のみから強い光が出射し、患部に照射される。よって、接触面のうち患部が接触していない部分からの光の出射が抑制される。その結果、強力な光が、患者の目に直接照射されることを防止することができる。
更に、本発明の光治療装置によれば、導光部材の接触面に接触させた患部に、光源からの強い光を選択的に照射することができるので、患部の形状や広さに応じて照射範囲を逐次設定したり、患部の動きに追従して照射範囲を設定しなおしたりする必要がない。そのため、装置構成もシンプルになる。
本発明の実施の形態1における光治療装置の斜視図 本発明の実施の形態1における光治療装置の使用状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1における光治療装置の正面側斜視図 本発明の実施の形態1における光治療装置の側面側斜視図 本発明の実施の形態1における光治療装置の導光部材の断面図 本発明の実施の形態1における光治療装置の導光部材の下面図 本発明の実施の形態1における光治療装置の制御ブロック図 本発明の実施の形態1における光治療装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態1における光治療装置の導光部材からの光照射状態を示す断面図 本発明の実施の形態1における光治療装置の導光部材へ患部(生体)が接触した際の光照射状態を示す断面図 本発明の実施の形態2における主光軸の交差の説明を補足する図 本発明の実施の形態2における光治療装置の複数の光源から導光部材内部に入射した光の主光軸の状態を示す図 本発明の実施の形態2における光治療装置の導光部材に手を配置した状態を示す図 本発明の実施の形態3における光治療装置の導光部材斜視図 本発明の実施の形態4における光治療装置の正面側斜視図 本発明の実施の形態4における光治療装置の導光部材を示す図 本発明の実施の形態4における光治療装置の導光部材への光照射状態を示す断面図 本発明の実施の形態5における光治療装置の導光部材を示す図 本発明の実施の形態5における光治療装置の導光部材の端面部分を示す図 本発明の実施の形態5における光治療装置の導光部材の端面部分の他の例を示す図
本発明の光治療装置は、導光路となる導光部材と、前記導光部材に光を入射させる第一光源とを備える。
光治療装置の導光部材は、それ自身が導光路を構成する。導光部材の形状は特に制限されず、シート状であってもよく、中空半球体状であってもよく、棒状であってもよい。半球体状の「球体」とは、完全な球体である必要はなく、楕円球体なども含まれる。
光治療装置の導光部材は、患部を接触させることができる接触面を有する。接触面の全面に患部を接触させる必要はなく、接触面の任意の部位に患部を接触させればよい。また、接触面の一部に、患部配置領域を設定しておいてもよい。後述の通り、患部配置領域に、光源からの光が集中するようにすることで、治療効果を高めることができる。
光治療装置の導光部材は、接触面と対向する対向面を有することが好ましい。対向面は、接触面と対向していればよい。例えば導光部材がシート状であり、シートの一方の面が接触面であるときは、シートの他方の面が対向面である。また、導光部材が中空半球体状であり、中空半球体の外面が接触面であるときは、中空半球体の内面が対向面である。
対向面には、反射部材が配置されていることが好ましい。反射部材とは、導光部材が構成する導光路を伝搬する光のうちの対向面に達した光を、接触面側に反射させる部材をいう。反射部材は、例えば反射膜などである。
導光部材の材質は、導光路を伝搬する光に対して透明であることが必要であり、さらに生体の屈折率と比較して同一または高い屈折率を有することが必要である。
まず、導光路を伝搬する光は、後述の通り主たる波長が近赤外光の波長範囲に存する光である。
また、生体の屈折率とは、すなわち、患者の患部を構成する物質の屈折率であり、典型的にはタンパク質の屈折率である。タンパク質の屈折率は、約1.4〜1.5である。よって、導光部材の材質の屈折率は、1.4以上であることが好ましい。1.4以上の屈折率を有し、かつ近赤外光に対して透明な物質の例には、アクリル樹脂(屈折率:1.49)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(屈折率:1.66)、ガラス(屈折率:1.51)、屈折率を1.4以上に調整したシリコンゴムなどが含まれる。
導光部材には、第一光源からの光を入射するための入射口が配置された導光路端面を有する。つまり、導光路端面の近傍に第一の光源を配置する。第一の光源は、1つでも複数でもよいが、複数あることが好ましい。第一の光源が複数ある場合には、入射口も複数あることが好ましい。
第一の光源は、主たる波長が近赤外光の波長範囲に存する光を発光する。「主たる波長が近赤外光の波長範囲に存する光」とは、その光の波長分布の最大ピークが近赤外光の波長範囲にある光をいう。「近赤外光の波長範囲」とは、750nm〜2μmの波長帯域をいう。
近赤外光は、生体透過性に優れるという特徴を有する。リウマチ患部を光治療する場合、患部(例えば、手・足・指の関節)の組織深部まで光が到達しないと十分な治療効果が得られないという実態がある。そのため、第一の光源は主たる波長が近赤外光の波長範囲に存する光を発光することが求められる。
一方で、筋肉・関節の慢性非感染性炎症による「疼痛」の治療に用いられる温熱治療を意図した光線治療器における照射光は、一般的に波長3μm以上の中・遠赤外光である。ところが、中・遠赤外光は水に吸収されやすく、体表面の細胞の間質液等に吸収されてしまう。そのため、中・遠赤外光は深部組織まで到達しにくく、リウマチ患部の光治療には適さない。また、導光部材が汎用の物質(例えば、アクリル樹脂やPET樹脂)であると、中・遠赤外光は導光部材に吸収されてしまうため伝搬できない。よって、導光部材として汎用物質を用いることができず、特殊な材質のものを用いなければならないという問題もある。
さらに、赤色のような可視光は、血液中のヘモグロビンによって光が吸収されてしまうため、深部組織まで到達しにくく、リウマチ患部の光治療には適さない。
従って、本発明の光治療装置で用いられる光源は、近赤外光を発光するものである必要がある。なかでも、700nm〜900nmの近赤外光は、水およびヘモグロビンに吸収されにくく、しかも汎用の導光部材が使用できるため、特に好適である。
前記の通り、第一光源は複数あることが好ましいが;複数の第一光源はそれぞれ、第1の第一光源の主光軸と、第2の第一光源との主光軸とが導光路において交差するように、配置されることが好ましい。主光軸が交差する交差部分での光密度が高まるので、交差部分に患部を配置することで、光治療効果を高めることができる。従って、主光軸の交差点を、導光部材の接触面に設定した患部配置領域に多数配置して、患部配置領域での主光軸の交差密度を高めることで、光治療効果が高まる。「主光軸の交差密度」とは、一定面積の領域内において2つの主光軸間が交差する点の数を意味する。主光軸の交差についての詳細は、図面を参照しながら後述する。
本発明の光治療装置は、その表面に導光部材が配置された基盤を有することが好ましい。また、基盤を覆うことができる蓋体を有することが好ましい。蓋体は、開平自在であり、光源からの光が患者の目に照射されることを防止する。
本発明の光治療装置による光治療の対象疾患は特に限定されないが、例えばリウマチである。リウマチとは、関節の滑膜の炎症で滑膜細胞が異常増殖することにより、他の組織を破壊して腫れ上がり、関節の変形を誘発する疾患である。特に、手・足・指の関節に重い症状が現れやすく、症状が重いほど手・足・指の関節の動作が困難となる疾患である。
以下に、本発明の光治療装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1における光治療装置の斜視図を示す。光治療装置2は、机1の上に載せられている。図2に示すように、患者3は椅子4に座り、光治療を自宅または病院などで行うことができる。
光治療装置2は、図3および図4に示すように、円盤状の基盤5と、蓋体7とを有する。蓋体7は、下面が開口した有天円筒状をしている。蓋体7は、ヒンジ6によって基盤5に連結されており、基盤5の表面を開閉自在に覆うことができる。蓋体7で、基盤5の表面を覆うことで、光治療を行うための強い光が、患者の目に直接照射されるのを抑制することができる。
蓋体7の外周面の前面側、つまりヒンジ6とは対向する側に、左右2箇所の患部の挿入口8が設けられている。また、蓋体7の外周面の前面側であって、2箇所の患部の挿入口8の間に、基盤5の係合孔9に係合させて蓋体7をロックするためのフック10が設けられている。フック10の上方には、ロックを解除するためのフックボタン11が設けられている。
基盤5の表面には、左右2個の導光部材12が所定間隔をおいて配置されている。さらに、基盤5の表面であって、左右それぞれの前記挿入口8と導光部材12との間に、2つの載置体13が配置されている。
図5は、導光部材12の断面図であり;図6は、導光部材12の下面図である。図5および図6から理解されるように、導光部材12は中空半球を構成している。導光部材12の外表面および内表面は、いずれも全体的には略半球面状である。導光部材12の外表面が患部(例えば手)を接触させる接触面14となり;導光部材12の内表面が対向面15となる。導光部材12は、外表面である接触面14と、内表面である対向面15との間が導光路16となる。導光路16の厚さ(接触面14と対向面15との距離)は、略均一である。
導光部材12の接触面14の大きさは、手を配置する上で十分な大きさを有している。導光部材12の接触面14は略半球面状であるが、図6から理解されるように、厳密な半球面ではなく、一方(図中の左右方向)の径が、それに直交する方向(図中の上下方向)の径よりも、若干長くなっている。導光部材12の接触面を略半球面として、挿入口8からの挿入方向に直行する方向の径を、挿入口8からの挿入方向の径よりも若干長くすることで、接触面14に手が載せやすくなる。
リウマチ患者のように手の動作が困難な患者にとっては、導光部材12の接触面14に適切に手を配置することが困難なことがある。そのため、導光部材12の接触面14の大きさと形状を、手の大きさと形状により適合させることが求められる。それにより、症状の重いリウマチ患者であっても手・足・指の関節の大きな動作を必要とすることなく、楽な状態を維持したまま導光部材12の接触面に患部を接触させて光治療を実施することができる。
また、導光部材12の対向面15の全面には、接触面14側へ光を反射する反射部材17を設けていることが好ましい。さらに、導光部材12の接触面14の球面下方部分には、対向面15側へ光を反射する反射部材18を設けていることが好ましい。反射部材17および反射部材18は、例えば反射膜である。
図5に示されるように、導光部材12の導光路16の下方端面に入射口19が配置されている。図6に示されるように、複数の入射口19が配置されていることが好ましい。入射口19を通って、光源(不図示)からの光が導光路16に入射する。
導光路16の下方端面における入射口19の部分以外には、導光路16側へ光を反射する反射部材20を設けていることが好ましい。すなわち、入射口19は、反射部材20を設けていない窓部分である。反射部材20とは、例えば反射膜である。
導光部材12の材質は、光源からの光に対して透過性を有する物質であり、かつ生体の屈折率と比較して同一であるか、または高い屈折率を有する材質であれば特に限定されない。生体の屈折率は、一般的に1.4〜1.5の範囲であるので、導光部材12の材質の屈折率は、通常1.4以上であればよい。
導光部材12の材質の具体例は、前述した通りであるが、透明アクリル樹脂、透明ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、透明ガラス、屈折率を1.4以上に調整された透明シリコンゴムなどが含まれる。屈折率を1.4以上に調整されたシリコンゴムは、空気よりも屈折率が高く、生体の屈折率に近い材質であるともいえる。
例として、導光部材12の材質を透明アクリル樹脂とした場合について検討する。導光部材12の接触面14から空気へ光が出射する場合の臨界角は42.155度である。一方、導光部材12の接触面14から、それに接触する患部(例えば手)に光が出射する場合の臨界角は69.984度である。
また、導光部材12の材質を透明ガラスとした場合について検討する。導光部材12の接触面14から空気へ光が出射する場合の臨界角は41.472度である。一方、導光部材12の接触面14から、それに接触する患部(例えば手)へ光が出射する場合の臨界角は67.995度である。
以上の通り、導光部材12の接触面14に患部が接触しているか否かで、接触面12から出射する光の臨界角が相違する。具体的には、導光部材12の接触面14に患部が接触していると、臨界角が大きくなる。本発明の光治療装置は、この臨界角の差を利用して、患部が接触していない接触面14からの光の出射を抑制し、患部が接触している接触面14から選択的に光を出射させる。このようにして、接触面14に接触している患部に選択的に光を照射して、治療効率を高める。この治療効率を高めるメカニズムについての詳細は、図9および図10を参照して後述する。
載置体13の形状は、図3および図4から理解されるように、挿入口8からの挿入方向に直交する方向に直線状である。また、載置体13の断面は半円状となっている。つまり、いわゆるかまぼこ型(hog-backed)となっている。また、載置体13に光を照射する光源(第二の光源)が配置されていてもよい。それにより、手首を光治療することもできる。
複数の入射口19のそれぞれに配置された光源から出射した光は、入射口19を通じて導光路16に入射される。前記の通り、本発明の光治療装置における光源は、主たる波長が近赤外光の波長範囲に存する光を発射することが好ましい。近赤外光は、生体透過性に優れるからである。
これら入射口19に配置される光源は、互いの主光軸が互いに対向しないように、非対向状態で配置されている。つまり、ある1つの光源の主光軸が、他の1つの光源に対応する入射口を通過しないように、各光源を配置する。ここでいう「主光軸」とは、導光路16内に入射した光源の光の最高光度を結ぶ線をいう。
図7は、実施の形態1の光治療装置2の制御ブロック図である。制御部21には、光照射部22と23、振動部24と25、操作部26、表示部27、ブザー28、開閉検知部29が接続され、これら各部には電源部30から電源供給が行われるようになっている。
光照射部22は、右側の導光部材12に設けた光源に電力・信号の供給を行うことができる。光照射部23は、左側の導光部材12に設けた光源に電力・信号の供給を行うことができる。
振動部24は、右側の導光部材12の挿入口8側に設けた載置体13を振動させることができる。振動部25は左側の導光部材12の挿入口8側に設けた載置体13を振動させることができる。
操作部26は、図4に示すように、蓋体7の上面の手前側(挿入口8側)に設けられており、電源スイッチ31と、スタートスイッチ32と、治療時間入力スイッチ33と、非常停止スイッチ34とを備える。
表示部27は、図4に示すように、蓋体7の上面に設けられており、光照射が行われているか否か、および光照射残時間を表示することができる。さらに、ブザー28は警告音などを発する。また、開閉検知部29は、基盤5の係合孔9にフック10が係合され、蓋体7が閉まった状態を検知する。
以上の構成において、光治療装置2を使用するときには、図8に示すフローチャートの手順に従う。
先ず、蓋体7を閉じて蓋体7で基盤5の表面を覆い、図1に示される状態とする(図8のS1)。次に、電源スイッチ31で電源を投入する(図8のS2)。すると、開閉検知部29によって、蓋体7が閉じられているか否かが検知される(図8のS3)。蓋体7で閉じられているか否かは、基盤5の係合孔9にフック10が係合されているかどうかで判断される。
このとき、蓋体7で閉じられていないと、ブザー28から警報が発せられる(図8のS4)。一方、蓋体7で閉じられている場合には、操作部26の治療時間入力スイッチ33で治療時間を設定する(図8のS5)。
その後、操作部26のスタートスイッチ32を押して信号を入力すると(図8のS6)、所定の待機時間後に2つの光照射部22と23が駆動する。つまり、2つの導光部材12の導光路16に、光源からの光を入射する準備が整う。
図2に示されるように、椅子4に座った患者3は、挿入口8から腕を挿入して、手を導光部材12の接触面に接触させて(図8のS7)、所定の時間待機する(図8のS8)。すると、右、左の導光部材12の導光路16内に光源からの光が入射して、光照射が開始される(図8のS9)。
光照射が行われている間は、振動部24、25により左右の載置体13を振動させて、患者3の手首付近に振動を与えてもよい。それにより、患者3は、いわゆるマッサージを受けることができる。
また、光照射が行われている間は、ブザー28が連続的な注意音(例えば、ピッピッという音)を発する(図8のS10)。さらに、光照射が行われている間は、開閉検知部29により蓋体7が閉まっているか否かの検知が行われる(図8のS11)。万が一、蓋体7が開放されている場合には、導光部材12の導光路16への光照射が停止(図8のS12)されるとともに、ブザー28から蓋体7が開放したことが報知される(図8のS13)。
一方、光照射は、開閉検知部29により蓋体7が継続的に閉まっていることが検出されている限りにおいては、治療時間入力スイッチ33により設定した治療時間が経過するまで継続される(図8のS14)。そして、この治療時間が経過すると、導光部材12への光照射が停止(図8のS15)し、フローが終了する(図8のS16)。
前述の通り、本発明の光治療装置は、臨界角の変化を利用して、患部が接触していない接触面14からの光の出射を抑制し、患部が接触している接触面14から選択的に光を出射させる。このメカニズムについて説明する。
図9は、光源からの光が導光部材12の導光路16を伝搬する状態を示す。図6に示されるように、略半球状の導光部材12の導光路16の下方端面に配置した複数の光源から、導光路16内に光が照射される。各光源から導光路16内に照射された光は、先ず球面下方部分に設けた接触面14の反射部材18、または対向面15の反射部材17で反射する。その後、図9に示すように、対向面15と接触面14とで反射を繰り返しながら進行する。そして、略半球状の導光部材12の頂部を経由して、反対側の下部にまで導光路16内を伝搬しうる。
実施の形態1における導光部材12の対向面15は全反射面17となっている。従って、導光路16を伝播する光は接触面14だけから出射する可能性がある。より具体的に、導光部材12の接触面14の内面に到達する光のうち、入射角が臨界角よりも小さい成分だけが、接触面14から出射する。
ここで、図9における導光部材12の材質がアクリル樹脂であるとする。アクリル樹脂から空気に出射する光の臨界角は42.155度である。よって、42.155度よりも小さな入射角度で、接触面14の内面側に到達した光だけが、接触面14から出射する。つまり、図9に示されるような、臨界角(42.155度)よりも小さい41.9度の入射角度で接触面14の内面に到達した光は、接触面14から出射する。
このように、接触面14から出射する光は、臨界角よりも小さい入射角度で接触面14の内面に到達しなければならない。このように、臨界角よりも小さい入射角度で接触面14の内面に到達する光は、主に、光源の入射口19の近傍と、導光路16の下方端面の近傍において生じる。従って、光源の入射口19の近傍と、導光路16の下方端面の近傍を反射面としておけば(反射部材20や反射部材18を設けておけば)、接触面14から出射する光を極めて少なくすることができる。
反射部材20や反射部材18を設けることで、光源から導光路に入射した光は、反射部材20や反射部材18で反射して、導光路16内を往復することになる。
以上の結果として、導光部材12の接触面14に空気が接している状態(患部が接していない状態)では、導光部材12の接触面14から出射する光の量は極めて低減される。したがって何らかの事情で、蓋体7が開放された状態で光照射が行われても、強い光が導光部材12から出射して、患者の目に直接照射されるのを抑制することができる。
一方、アクリル樹脂で構成された導光部材12の接触面14に、患部(例えば手)が接触したとする。アクリル樹脂から患部に出射する光の臨界角は69.984度である。よって、臨界角(69.984度)よりも小さな入射角で接触面14の内面に到達した光は、接触面14から出射することになる。つまり、図10に示されるような、臨界角(69・984度)よりも小さい52.1度の入射角で接触面14の内面に到達した光までもが、接触面14から出射する。
図9と図10との比較から明らかなように、接触面14に患部(例えば手)を接触させると、導光部材12の接触面14から出射する光の量が多くなることがわかる。
以上の結果として、導光部材12の接触面14に患部(例えば手)が接触していると、導光部材12の接触面14から出射する光の量は極めて多くなる。つまり、導光部材12の接触面14に接した患部に、光源からの光が選択的に照射される。よって、導光部材12の接触面であって患部が接触していない部分からの光の出射を著しく低減させつつ、患部の治療効果を高めることができる。
実施の形態1において、導光部材12の形状は略半球状として説明したが、導光部材12の形状は限定されない。つまり、導光部材12の接触面14に接触した患部(生体)に選択的に光照射ができ、導光部材12の患部(生体)が接触していない部分からの光の出射を低減できる形状であればよい。このような導光部材の形状として、例えば、平盤状が挙げられる(実施の形態3を参照)。
[実施の形態2]
実施の形態2は、本発明の光治療装置2におけるより好適な構成を説明する。
前記の通り、リウマチの症状は関節部に現れやすい。なかでも、手の指から手首にかけては多数の関節があるため、リウマチの症状が現れやすい。従って、光治療において、特に手の指から手首にかけて集中して光を照射する必要がある。
光治療装置2による光治療によって、患部に万遍なく光を照射してもよい。しかしながら、光治療では強い光が必要とされる。そのため、患部に万遍なく光を照射しようとすると、高出力の光を照射するための装置構成が必要となり、装置の大型化につながる。また、実際上、患部に万遍なく強い光を照射しようとすると、全く治療を必要としない部分へも光が照射される。治療を必要としない部分への光照射は、エネルギー効率の観点からも望ましくない。そのため、光源の光を用いて高効率で光治療を行うためには、治療を必要とする患部に選択的に光照射することが好ましい場合がある。
実施の形態2の光治療装置2においては、導光部材12の接触面14のうち治療を必要とする患部が接触する部分の光パワー密度を、他の部分よりも相対的に高くなるように光源を配置する。それにより、上記のように、光治療が必要な患部へ選択的に光を照射することができる。
すなわち、実施の形態2の光治療装置2においては、複数の光源から導光部材12の導光路16に入射した光の主光軸35を、互いに導光部材12の導光路内部で交差させる。それにより、当該交差部分に対応する接触面14での光パワー密度を、他の部分と比較して相対的に高めることができる。ある箇所の「光パワー密度」とは、導光路内の当該箇所を通る光の強度である。光パワー密度が高い箇所の接触面14に接触された患部には、多くの光量が照射されることが期待される。
光パワー密度に関する説明を、図11を用いてより詳細に説明する。図11は、複数の光源から端面を介して導光路16に入射した光の主光軸の状態を、導光部材12の上面から示した図である。複数の光源から導光部材12内部に入射した光による導光部材12の光パワー密度は、複数の光源の主光軸が交差する部分において、交差しない部分よりも相対的に高くなる。従って、光源の配置を調整することにより、導光部材12内の主光軸の交差密度が相対的に高い部分と、相対的に低い部分とを設定することができる。つまり、光パワー密度が高い部分と低い部分とを任意に設定することができる。
図11(a)および(b)に示す通り、本発明の光治療装置2における接触面14に、患部を配置する(接触させる)領域である患部配置領域36を設定する。そして、導光部材12内部における光源からの光の主光軸の交差点が、患部配置領域36以外の領域よりも、患部配置領域36に多数存在するように光源を配置する。それにより、患部配置領域36の光パワー密度を、患部配置領域36外の領域の光パワー密度よりも相対的に高くすることができる。
本発明でいう「主光軸の交差」とは、接触面14と対向面15との間で規定される導光路16において、主光軸が空間的に交差することを意味し;導光部材の接触面側(或いは対向面側)から厚さ方向に観察したときに、主光軸が交差していることをいう。前述の通り、「主光軸の交差密度」とは、一定面積の領域内において2つの主光軸が交差する点の数を意味する。2つの主光軸が交差する場合、主光軸が交差する点の数は1つであり;図11(a)に示すように4つの主光軸が1点で交差する場合、主光軸が交差する点の数は6つとなる。4つの主光軸を、A軸、B軸、C軸およびD軸とすると、A軸とB軸、A軸とC軸、A軸とD軸、B軸とC軸、B軸とD軸、C軸とD軸の6つの交差があるからである。
図11(a)に示すように、複数の光源からの光の主光軸35を一点で交差させてもよく、図11(b)に示すように、複数の光源からの光の主光軸35を、患部配置領域36における複数の点で交差させてもよい。主光軸35をどのように交差させるかは、治療に応じて自由に設定することができる。
また、接触面14に設定される患部配置領域36は、治療すべき患部の大きさや形状などに応じて自由に設定することができる。例えば、リウマチ患者の手や指の治療の場合を検討する。リウマチは、主として成人で発生する病気である。そのため、治療すべき患部の大きさや形状が、患者ごとに大きく異なることはない。従って、リウマチの手や指を治療するための光治療装置である場合には、患部配置領域36の形状および大きさを設定してもよい。そして、患部配置領域36に主光軸の交差点を集中させれば、効果的な治療を達成することができる。
次に、患部配置領域36の設定の仕方について、図12及び図13を用いて説明する。図12及び図13では、実施の形態1のように、略半球体状の導光部材12の接触面14に患部配置領域36を設定する例を示す。
図12は、略半球体状の導光部材12(図5および図6を参照)の接触面14からの上面図である。複数の光源から導光部材12内部に入射した光の主光軸35を示している。略半球体状の導光部材12の導光路16に、複数の光源から入射した光の主光軸35のいずれも導光部材12の頂部37周辺を通過するように、各光源が配置されている。すなわち、図12に示す通り、頂部37周辺に、光源の主光軸の交差点が多数存在している。そのため、頂部37の周辺(頂部周辺38)の光パワー密度は、導光部材12の接触面14のうちで最も高くなる。
一方、図13(a)及び(b)に示すように、患者3の患部(例えば手)は、通常、導光部材12の頂部37を中心とする頂部周辺38に配置される。図13(a)および(b)から理解されるように、導光部材12の接触面14の全体に患部が配置されるわけではなく、通常、頂部37を中心とする患部の大きさに応じた一定の範囲に患部が配置される。
従って、患部配置領域36は頂部37を中心とした領域に設定すればよく、患部配置領域36の大きさは、患部(例えば手)の大きさに応じて設定すればよい。従って、患部が手である場合の患部配置領域36は、頂部37及び頂部周辺38を中心に、おおよそ中手指節関節39から近位指節関節付近40が配置可能な大きさに設定されることが好ましい。
以上の通り、実施の形態2では、略半球体状の導光部材12の頂部37および頂部周辺38で光パワー密度が最も高い状態となっている。従って、リウマチ患者が導光部材12の接触面14に楽な状態で手(患部)を接触させることで、最も治療が必要とされる中手指節関節39から近位指節関節40にまで、選択的かつ集中的に光が照射され、効果的な光治療が実現される。
[実施の形態3]
図14は、本発明の実施の形態3における光治療装置の導光部材の斜視図である。
実施の形態3における導光部材12の形状は平盤シート状である点で、導光部材12の形状が略半球体状である実施の形態1および2と異なる。それ以外は、実施の形態1および2と同じ構成である。従って、実施の形態3では、導光部材12のみを説明し、その他の構成についての説明及び図面を省略する。
図14に示すように導光部材12の形状は、略平盤シート状である。実施の形態1と同様に、導光部材12は、アクリル樹脂や透明ガラスのような、生体の屈折率と比較して同一或いは高い屈折率を有する材質で構成されている。
シート状の導光部材12の一方のシート表面が、患部(生体)と接触させる接触面14であり、もう一方のシート表面が、接触面14に対向する対向面15である。接触面14と対向面15との間に導光路16が構成されている。
対向面15の全面には、接触面14側へ光を反射する反射部材(図14には図示せず)が設けられている。反射部材とは、例えば反射膜である。導光部材12の側面には複数の入射口19が配置され、かつ導光部材12の側面のうち入射口19を除く部分には、導光路16へ光を反射させる反射面20が設けられている。
複数の入射口19には、それぞれ光源が配置される(図14には図示せず)。光源は、それぞれの光源の主光軸35が互いに対向しないように配置されている(図11参照)。入射口19に配置された光源からの光は、導光路16に入射し、所定の発散角度で広がる。所定の発散角度で広がった光のうち、光強度が最も強い主光軸35が互い対向しないようにする。それにより、導光部材12の導光路内での光強度分布をより均一にすることができる。また、一つの入射口19に配置された光源からの出射光のうち、他の入射口19に配置された光源に入射してしまう割合を低減することができる。
実施の形態2において説明したように、接触面14に患部配置領域36を設定し、光源の配置により患部配置領域36の光パワー密度を相対的に高くすることも好ましい態様である。一方で、実施の形態3における略平盤シート状の導光部材12のように、接触面14が平面である場合には、接触面14の全体に均一に光を照射することで、患部全体に均一に光照射しやすい。
実施の形態3における導光部材12において、入射口19を通って導光路16に入射した光は、接触面14と対向面15とを反射しながら導光路16を伝搬する。実施の形態1と同様に、接触面14のうち患部が接触していない部分からの光の出射は著しく抑制される。一方で、接触面14のうち患部が接触している部分から選択的に光が出射して、患部に光が照射されて光治療が行われる。
実施の形態3の導光部材12においても、前記実施の形態1同様の光治療装置2を構成し、同様に動作・使用することで同様の効果を得ることができる。
実施の形態1〜3で示した光治療装置における導光部材は、略半球体状または略平盤シート状であるが、導光部材の形状は特に限定されない。たとえば、導光部材は、略円盤シート状であったり、帯状シートであったり、他の形状であったりしてもよい。また、導光部材に患部を接触させる態様も特に限定されず、導光部材を患部に巻くことで、患部に導光部材を接触させたりしてもよい。
すなわち導光部材は、生体の屈折率と比較して同一或いは高い屈折率を有する材質で構成され、導光部材には接触面と対向面とがあり、その間に形成された導光路に向けて光を入射することができればよい。
[実施の形態4]
図15に示される光治療装置2は、基盤5の表面上に所定間隔をおいて配置された2つの導光部材12を有する。導光部材12の形状は略棒状である。2つの導光部材12はそれぞれ、その両端に連結した保持部41を介して基盤5の表面に配置されており、かつ基盤5の表面から離間して保持されている。
導光部材12の材質は、実施の形態1同様であり、生体(例えば皮膚)の屈折率(約1.4)と比較して、同一或いは高い屈折率を有していればよい。
また、図16に示されるように、導光部材12の両端に光源42が設置されており、光源42は保持部41により覆われている。つまり、導光部材12は導光路16を構成している。図16において、光源42は導光部材12の両端に配置されているが、一端にのみ配置されていてもよい。
光源42の主光軸35は、導光部材12の内部側面に向いている。光源42から発射された光は、導光部材12の端面43にある入射口19を通って導光路16に入射する。
また、導光部材12の端面43のうち入射口19を除く部分にも、光を導光路16内部へ反射する反射部材44が配置されている。さらに、導光部材12と保持部41との連結部分および導光部材12の側面の端部にも、光を導光路16内部へ反射する反射部材44が配置されている。
さらに、保持部41の内面41−1は、光源42からの光のうち、導光路16に入射せずに漏れ出した光を反射するための反射面とされているか、遮光面とされていることが好ましい。それにより、漏れ出した光が、保持部41から外部に漏れ出すのを防ぐ。
実施の形態4に示された構成により、患者3は導光部材12を握ることで、導光部材12の側面に患部(手)を接触させて、光治療を受けることができる。もちろん、患者3は導光部材12を握るのではなく、単に患部を接触させることで、治療を受けることもできる。
図17は、円筒形状の導光部材12の一端を示しており、光源42からの光が導光部材12の導光路16へ入射する状態を示す。導光部材12の材質は、アクリル樹脂であるとする。
導光部材12に患部(生体)が接触していない場合を検討する。光源42から出射した光は、導光部材12の導光路16に入射する。アクリル樹脂(屈折率:1.49)である導光部材12から空気(屈折率1.00)に出射する光の臨界角45aは42.155度である。そのため、導光路16に入射した光が、臨界角45aよりも大きい入射角で導光部材12の内側面に到達すると、導光部材12の内部側面で全反射する。さらに、その全反射した光は、導光部材12の内部側面で反射を繰り返しながら導光路16を伝搬する。
一方、導光路16に入射した光が、臨界角45aよりも小さい入射角で導光部材12の内側面に到達すると、導光部材12の導光路16から外部に光が出射される。
これに対して、導光部材12に患部(生体)が接触している場合を検討する。アクリル樹脂(屈折率1.49)から、患部である生体の皮膚(屈折率1.4)に出射する光の臨界角45bは69.984度である。臨界角45bは、アクリル樹脂(屈折率1.49)から空気(屈折率1.00)に出射する光の臨界角45aよりも大きい。つまり、導光部材12の患部の接触部分での光の反射条件が変化する。
このように、導光部材12の導光路16に入射した光のうち、臨界角45bよりも大きい入射角で導光部材12内側面に到達した光は、導光部材12の導光路16から外部に出射されない。一方、導光部材12の導光路16に入射した光のうち、臨界角45bよりも小さい入射角で導光部材12の内側面に到達した光は、導光部材12の導光路16から、接触した患部に出射される。
すなわち、図17における導光部材12の(a)部から(b)部の間に、患部である生体が接触していないときは、導光路16から外部に光が出射しないが、患部が接触しているときには、その接触した部分から光が出射されて患部に入射する。
このように、導光部材12に接触した患部に選択的に光が出射する。その結果、接触した患部に多くの光が照射され、患部が接触していない部分からの光の出射が著しく抑制される。このため、光治療に用いられる強い光を有効に用いて治療することができ、かつその強い光が直接眼に照射されるのを防止することができる。
導光部材12の患部が接触した部分から、導光路16から選択的に光を出射させるためには、導光部材12の材質の屈折率を、患部(例えば生体の皮膚)の屈折率(約1.4)と比較して、同一或いは高くすればよい。それにより、患部に選択的に光を照射するという効果が十分達成できる。
また、導光部材12がアクリル樹脂の場合について言えば、光源42は、光源42からの光の主光軸35が導光部材12の内部側面に対して、42.155度(臨界角45a)以上、69.989度(臨界角45b)以内の角度で入射するように配置することが好ましい。
すなわち、光源42からの光の主光軸35が、42.155度以上69.989度以内の角度で導光部材12の内部側面に入射することで、導光部材12のうち患部が接触していない部分からの光の出射をより効果的に抑制することができ、導光部材12のうち患部が接触している部分からの光の出射をより効果的に促進することができる。従って、光治療に供される強い光が、直接目に照射されるのを防止することが可能なため、より安全な光治療を実施できる。
また、導光部材12の側面のうち患部を接触させる部分以外に、反射部材44を設けてもよい。それにより、光源42から導光部材12の内部に入射した光を、より効率的に患部に照射して治療効果を高めることができる。例えば、図17の導光部材12の側面のうち端部から(a)部までに、反射部材44を配置することができる。それにより、導光部材12の側面のうち患部が接触している部分以外から照射する光の量を抑制し、患部に選択的に光を照射でき、効率的な治療が実現される。
実施の形態4において導光部材12の形状は円筒状であるが、特に限定されない。例えば、導光部材の形状は、一部あるいは全体が屈曲した略棒状であったり、導光路の断面が楕円や多角形など円以外で構成された略棒状であってもよい。また、実施の形態4における光治療装置2は、2つの導光部材12を有するが(図15参照)、2つの導光部材12を連結して一体としてもよい。
実施の形態4では、各光源42からの光の主光軸が、導光部材12の患部の接触部位の内部側面に直接到達するが、必ずしもその必要はない。例えば、各光源42からの光の主光軸が、まず導光部材12の側面の反射面44で反射して、その反射光が導光部材12の患部の接触部位に到達するように、各光源を配置してもよい。実施の形態4の導光部材12は棒状であり、導光部材12の肉厚がほぼ一定である。そのため、導光部材12を伝搬する光は、導光部材12の内部側面で繰り返し反射するが、その内部側面での反射角度はほぼ一定となる。よって、直接各光源42からの光の主光軸が直接、患部の接触部位に到達せずに、内部側面で反射したのちに患部の接触部位に到達しても、同様の効果が得られる。
[実施の形態5]
図18は、実施の形態5における光治療装置の導光部材12の断面図である。実施の形態4における光治療装置の円筒状の導光部材12の端面43は平面であるのに対して、実施の形態5における光治療装置の導光部材12の端面43は多錐面体状である。それ以外は実施の形態4と同じ構成である。
図18に示すように、実施の形態5における導光部材12の端面43は多錐面体状に構成されている。そのため、光源42から照射した光が、導光部材12の導光路16に入射する際に、その光の主光軸35が多錐面体の1面に対して直交する(図19を参照)。
一方、図17(実施の形態4)に示すように、導光部材12の端面43が平面であり、かつ導光部材12の側面に対して直交していると、光源42から照射して拡散した光が導光部材12の導光路16に入射しようとするときに、その光の一部が端面43により反射されて、導光路16内に入射できない。そのため、光源42からの光の一部を光治療に供することができない。つまり、光源42から出射して拡散した光の主光軸35の端面43に対する入射角が90度からずれるほど、光が端面43で反射しやすい。
一方、端面43の形状を多錐面体状にすることで(図18および図19参照)、光源42からの光の主光軸を、端面43に対して略直交させることができる。その結果、端面43における反射を抑制することができ、よりエネルギー効率のよい光治療を実施することができる。
実施の形態5における光治療装置の導光部材12の端面43は、多錐面体状であるが、その形状は特に限定されない。導光部材12の端面43の形状は、例えば円錐体状などであってもよい。要するに、光源42からの光の主光軸が入射口19と略直交する構成であれば特に限定されず、導光部材12の形状に応じて適宜設定することができる。
さらに、光治療装置の導光部材12の端面43は、図20に示されるように、導光部材12の端面43にくぼみを設けて、そのくぼみを光源42からの光の入射口19としてもよい。光源42から照射されて拡散した光が、くぼみの壁面と直行するように光源42を配置する。そのため、光源42は、くぼみの内部に収容されていることが好ましい。それにより、光源42が照射した光のより多くを、導光路16内部に入射させることができる。すなわち、図20に示される構成とすることで、光源42から照射された光の、端面43及び入射口19での反射を顕著に抑制することができ、導光部材12の導光路16内へ最も効率的に入射させることが可能となる。
以上の通り、本発明の光治療装置によれば、光照射すべき患部に選択的かつ集中的に、光を照射することができる。すなわち、本発明の光治療装置の導光部材の接触面に患部(例えば手)を接触させれば、患部が接触した部分から選択的に強い光が出射して、患部に照射されるようになっている。そのため、限られた光源の光を、効率よく光治療に供することができる。
従来の光治療装置では、高出力の光を照射するために装置を大型化する必要があったり、装置を大型化しないものの照射範囲を極めて限定して狭くしたりする必要がある。しかしながら、本発明の光治療装置では、装置を大型化する必要もなく、照射範囲を限定して狭くする必要もない。しかも、患部以外の無駄な部位に光照射することが抑制できる。その結果、装置の小型化、治療の効率化、治療におけるエネルギー効率の向上につながる。
また、本発明の光治療装置によれば、導光部材の接触面に患部(例えば手)を接触させると、接触面のうち手が接触している部分のみから強い光が出射して、患部に照射される。つまり、接触面のうち患部が接触していない部分からの光の出射を抑制することが可能となるため、結果として強い光が、直接目に照射されるのを防止することができる。
更に、上記構成により、第一光源からの強い光を導光部材の接触面に触れた患部に選択的に照射することができるので、患部の形状、広さ、患部の動きに追従して光照射する必要がないため、患部の動きに追従して光照射するような、複雑な構成の装置を使用することがなくなる。
このため、筋肉・関節の慢性非感染性炎症による疼痛の緩解や、リウマチなどを発症した関節治療のための光治療装置として広く活用が期待される。光治療される患部も、手や足など広範囲に活用される。
本出願は、2010年2月12日出願の出願番号JP2010−028474、および2010年3月12日出願の出願番号JP2010−055745に基づく優先権を主張する。当該出願明細書および図面に記載された内容は、すべて本願明細書に援用される。
1 机
2 光治療装置
3 患者
4 椅子
5 基盤
6 ヒンジ
7 蓋体
8 挿入口
9 係合孔
10 フック
11 フックボタン
12 導光部材
13 載置体
14 接触面
15 対向面
16 導光路
17,18,20 反射部材
19 入射口
21 制御部
22,23 光照射部
24,25 振動部
26 操作部
27 表示部
28 ブザー
29 開閉検知部
30 電源部
31 電源スイッチ
32 スタートスイッチ
33 治療時間入力スイッチ
34 非常停止スイッチ
35 主光軸
36 患部配置領域
37 頂部
38 頂部周辺
39 中手指節関節
40 近位指節関節
41 保持部
41−1 保持部の内面
42 光源
43 端面
44 反射部材
45a、45b 臨界角
前記課題を解決するために、本発明の光治療装置は、治療光を照射する複数の第一光源と、前記第一光源の光に対して透過性を有し、それ自身が導光路となる導光部材とを備える。前記導光部材は、患部を接触させる接触面と前記接触面に対向する対向面とを有し、前記接触面の一部に患部を配置する患部配置領域を設定した。前記複数の第一光源は、その光を前記導光部材内部に入射させ、前記複数の第一光源はそれぞれ、第1の第一光源の主光軸と、第2の第一光源の主光軸とが前記導光部材内部で交差し、前記主光軸の交差密度が、前記患部配置領域外よりも前記患部配置領域内において高くなるように配置した。それにより、所期の目的を達成する。

Claims (20)

  1. 患部を接触させる接触面と前記接触面に対向する対向面とを有し、導光路となる導光部材と、
    前記導光部材に、主たる波長が近赤外光の波長範囲に存する光を入射させる第一光源と、を備える光治療装置であって、
    前記導光部材を構成する材質は、生体の屈折率と比較して同一或いは高い屈折率を有する、光治療装置。
  2. 前記導光部材を構成する材質は、1.4以上の屈折率を有する、請求項1に記載の光治療装置。
  3. 前記導光部材を構成する材質は、光透過アクリル樹脂、光透過ポリエチレンテレフタレート樹脂、光透過シリコンゴム、および光透過ガラスのいずれかである、請求項2に記載の光治療装置。
  4. 前記導光部材は、前記第一光源からの光を入射するための入射口を設けた導光路端面を有し、
    前記導光路端面に複数の前記第一光源を配置した、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療装置。
  5. 前記導光路端面に、前記複数の第一光源それぞれに対応する複数の前記入射口を設けた、請求項4に記載の光治療装置。
  6. 前記複数の第一光源は、それぞれの主光軸が互いに対向しないように配置された、請求項4又は5に記載の光治療装置。
  7. 前記複数の第一光源はそれぞれ、第1の第一光源の主光軸と、第2の第一光源の主光軸とが、前記導光部材の前記導光路において交差するように配置されている、請求項4〜6のいずれか一項に記載の光治療装置。
  8. 前記接触面は、患部に応じて任意に設定された患部配置領域を有し、
    前記患部配置領域内に前記患部を接触させる、請求項7に記載の光治療装置。
  9. 前記複数の第一光源の主光軸の交差密度が、前記患部配置領域外よりも前記患部配置領域内において高くなるように、前記複数の第一光源が配置されている、請求項8に記載の光治療装置。
  10. 前記対向面に配置され、前記接触面側へ光を反射させる反射部材をさらに備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載の光治療装置。
  11. 前記導光路端面および前記前記導光路端面の近傍の前記接触面に、前記対向面側へ光を反射させる反射部材をさらに備える、請求項4〜9のいずれか一項に記載の光治療装置。
  12. 前記導光路端面のうち、前記第一光源の入射口を除く部分には、前記導光路内部へ光を反射させる反射部材をさらに備える、請求項4〜9のいずれか一項に記載の光治療装置。
  13. 前記導光部材は中空半球体を構成し、
    前記接触面は前記中空半球体の外表面であり、前記対向面は前記中空半球体の内表面である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の光治療装置。
  14. 前記光治療装置は、複数の第一光源を有し、
    前記複数の第一光源はそれぞれ、第1の第一光源の主光軸と、第2の第一光源の主光軸とが、前記中空半球体を構成する導光部材の頂部または前記頂部周辺において交差するように配置されている、請求項13に記載の光治療装置。
  15. その表面上に、前記導光部材が配置された基盤をさらに備える、請求項1〜14のいずれか一つに記載の光治療装置。
  16. 前記導光部材が配置された前記基盤の表面を開閉自在に覆う蓋体をさらに備え、
    前記蓋体および前記基盤の一方または両方に、前記導光部材の接触面に接触させる患部を挿入するための挿入口を設けた、請求項15に記載の光治療装置。
  17. 前記挿入口と前記導光部材との間であって、前記基盤の表面に配置された載置体をさらに備える、請求項16に記載の光治療装置。
  18. 前記載置体に光を供給する第二光源をさらに備える、請求項17に記載の光治療装置。
  19. 前記載置体に連結した加振手段をさらに備える、請求項17又は18に記載の光治療装置。
  20. 前記光治療装置は、リウマチ患者の手、足または指を治療する装置である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の光治療装置。
JP2011553737A 2010-02-12 2011-01-28 光治療装置 Withdrawn JPWO2011099245A1 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010028474 2010-02-12
JP2010028474 2010-02-12
JP2010055745 2010-03-12
JP2010055745 2010-03-12
PCT/JP2011/000479 WO2011099245A1 (ja) 2010-02-12 2011-01-28 光治療装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2011099245A1 true JPWO2011099245A1 (ja) 2013-06-13

Family

ID=44367534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011553737A Withdrawn JPWO2011099245A1 (ja) 2010-02-12 2011-01-28 光治療装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20120316623A1 (ja)
EP (1) EP2535085A4 (ja)
JP (1) JPWO2011099245A1 (ja)
CN (1) CN102770179A (ja)
WO (1) WO2011099245A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012137475A1 (ja) * 2011-04-07 2014-07-28 パナソニックヘルスケア株式会社 光治療装置
JP2013052069A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Panasonic Corp 光照射装置及び光照射治療・予防装置
KR102112121B1 (ko) * 2015-04-27 2020-06-04 메트라스, 인코포레이티드 광조사 장치
CN112206423B (zh) * 2019-07-10 2022-09-02 财团法人工业技术研究院 可挠式光疗装置

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633873A (ja) 1986-06-23 1988-01-08 富士電機株式会社 レ−ザ−治療器
US5005108A (en) * 1989-02-10 1991-04-02 Lumitex, Inc. Thin panel illuminator
DE69832888T2 (de) * 1997-08-25 2006-08-24 Advanced Photodynamic Technologies, Inc., Mendota Heights Einrichtung zur topischen photodynamischen therapie
US6290713B1 (en) * 1999-08-24 2001-09-18 Thomas A. Russell Flexible illuminators for phototherapy
US6529543B1 (en) * 2000-11-21 2003-03-04 The General Hospital Corporation Apparatus for controlling laser penetration depth
US20040147984A1 (en) * 2001-11-29 2004-07-29 Palomar Medical Technologies, Inc. Methods and apparatus for delivering low power optical treatments
US7110825B2 (en) * 2003-03-03 2006-09-19 Lumenis Ltd. Method, a system, and a device for detecting and for reducing energy leakage from an energy treatment devices
US7305163B2 (en) * 2004-08-17 2007-12-04 Lumitex, Inc. Fiber optic phototherapy devices including LED light sources
AU2005314712A1 (en) * 2004-12-09 2006-06-15 Palomar Medical Technologies, Inc. Oral appliance with heat transfer mechanism
US7686839B2 (en) * 2005-01-26 2010-03-30 Lumitex, Inc. Phototherapy treatment devices for applying area lighting to a wound
KR100514586B1 (ko) * 2005-03-10 2005-09-15 조현진 손 피부 관리장치
US20060217787A1 (en) * 2005-03-23 2006-09-28 Eastman Kodak Company Light therapy device
WO2006108093A2 (en) * 2005-04-06 2006-10-12 Board Of Trustees Of Michigan State University A system for low-level laser radiation
US8128272B2 (en) * 2005-06-07 2012-03-06 Oree, Inc. Illumination apparatus
WO2006134620A1 (en) * 2005-06-17 2006-12-21 Marcello Rinaldo Baldacchini A device for human body treatment by electromagnetic waves
WO2007047892A1 (en) * 2005-10-20 2007-04-26 Light Sciences Oncology, Inc. External wearable light therapy treatment systems
JP2007136004A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Mechanical Planet:Kk 温熱療養装置
WO2007106856A2 (en) * 2006-03-14 2007-09-20 Allux Medical, Inc. Phototherapy device and method of providing phototherapy to a body surface
US20070239232A1 (en) * 2006-03-28 2007-10-11 Eastman Kodak Company Light guide based light therapy device
GB0608315D0 (en) * 2006-04-27 2006-06-07 Univ St Andrews Light emitting device for use in therapeutic and/or cosmetic treatment
JP4769948B2 (ja) * 2007-03-31 2011-09-07 国立大学法人山口大学 医療用発光装置
KR100944895B1 (ko) * 2007-10-09 2010-03-03 한국전기연구원 광 치료용 복합 광원 장치
US20090143842A1 (en) * 2007-11-02 2009-06-04 Cumbie William E Phototherapy Treatment and Device for Infections, Diseases, and Disorders
US20090248004A1 (en) * 2008-02-28 2009-10-01 Palomar Medical Technologies, Inc. Systems and methods for treatment of soft tissue
JP5122331B2 (ja) * 2008-03-03 2013-01-16 株式会社バイオ・レーザージャパン 近赤外線led治療器
JP4992847B2 (ja) 2008-07-18 2012-08-08 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末装置
JP2010055745A (ja) 2009-12-07 2010-03-11 Toshiba Corp 記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011099245A1 (ja) 2011-08-18
CN102770179A (zh) 2012-11-07
EP2535085A1 (en) 2012-12-19
EP2535085A4 (en) 2014-03-05
US20120316623A1 (en) 2012-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2645701T3 (es) Disposición láser terapéutica portátil, flexible
KR101846795B1 (ko) 광 시술 패치 및 이를 구비하는 광 시술 패치 셋트
EP2524651A1 (en) Ultrasonic transducer
WO2011099245A1 (ja) 光治療装置
KR102111774B1 (ko) 저출력 레이저 광 확산 기반 기술을 적용한 비강 프로브를 구비한 비염 치료 장치
WO2012060075A1 (ja) 光治療装置
EP2510976A1 (en) Device for hair growth stimulation
US20110112445A1 (en) Handpiece for Ultrasound Treatments of Human Tissue
KR101831407B1 (ko) 레이저 시술용 핸드피스 및 이를 포함하는 지방 분해 장치
WO2012137475A1 (ja) 光治療装置
KR20170119185A (ko) 레이저 및 led를 이용한 복합시술장치 및 이를 이용한 복합시술방법
WO2013027384A1 (ja) 光治療装置
JP2018089298A (ja) 治療器
KR20180111356A (ko) 광 조사 비염 치료기
KR102146759B1 (ko) 다용도 휴대용 광치료기
CN108853748B (zh) 激光贴片及具有其的激光贴片治疗组
KR101927487B1 (ko) 피부 치료용 레이저 핸드피스 구조체
WO2017191723A1 (ja) 治療器
WO2020024328A1 (zh) 一种导光装置、激光服饰材料以及治疗服饰
KR20190044480A (ko) 광 시술 패치 셋트
KR20220054260A (ko) 저출력 레이저 패치 및 이를 구비하는 저출력 레이저 시술 셋트
JP2011224106A (ja) 光治療装置
CN106975159A (zh) 一种关节护理仪
KR20200067825A (ko) 세포재생과 혈류개선의 동시 작용에 의한 만성 관절 통증과 관절염 치료에 효과적인 신체 착용형 다파장 레이저 치료기기 및 이를 구비하는 레이저 통증 치료 시술 셋트
JP6995418B1 (ja) 紫外線殺菌装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131107

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140204

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20140703