JPWO2011074369A1 - コスト評価システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

過去の経路の情報が不十分であっても、ある始点と終点の間のコストを予測可能とする技法を提供することを課題とする。始点と終点とその間のコストの情報を含むデータDの集合が用意され、各リンクのコストに一意に対応付けられたパラメータfeが初期化されると、該パラメータfeに基づいて前記始点と終点とその間の経路として検索される最小コスト経路及び該最小コスト経路のコストの情報を含むデータD’が再計算されるルーチンと、該データD’に基づいてパラメータfeが再計算されるルーチンとが、前記パラメータfeが収束するまで反復演算されることによって、各リンクのコストが求められる。

Description

この発明は、交通路等の経路において、ある経路に沿った所要時間、消費電力、CO2排出量などのコストを評価または予測するシステム、方法及びプログラムに関するものである。
近年、交通量の予測が都市計画上重要な問題となってきている。いわゆる、高度道路交通システム(Intelligent Transportation System)が、特に1990年代後半以降、活発に研究されている。
その際に1つの課題となるのは、ある経路に沿っての所要時間をシステム的に予測することである。なぜなら、保安上、利便性、その他の理由で、任意の経路間のおおよその所要時間を予測できるようにしておくことが望ましいからである。
それに付随して、あるいはそれとは独立に、環境保護に関連して、ある経路に沿っての消費電力、CO2排出量などのコストを予測したいという要望もある。これらに関して、以下のような従来技術が知られている。
特開2002−367071号公報は、各渋滞レベルごとの平均速度を決定する際に必要な、各リンク(隣接する交差点を結ぶ道路)、各時刻ごとの渋滞レベルデータおよび該区間の各時刻における旅行時間データを収集、記録し、渋滞レベルの定義から仮定した前記渋滞レベルごとの平均速度を用いて、各リンクの到着時刻およびその時刻における渋滞レベルデータを決定し、決定した各リンクごとの到着時刻における、各リンクの渋滞レベルデータを用いて、各渋滞レベルごとの平均速度を算出し、前記算出した各渋滞レベルごとの平均速度を用いて渋滞レベル長を各渋滞レベル平均速度で割り、これを足し合わせることで、旅行時間を求めることを開示する。
特開2005−208791号公報は、道路リンク旅行時間推計装置を、過去の道路リンク旅行時間と道路リンク渋滞度との関係を用いて、道路リンク渋滞度から道路リンク旅行時間を算出するためのn次の変換関数を求め、前記変換関数の係数を目的変量とし、道路属性情報を説明変量とする重回帰分析を行い、変換関数の係数を道路属性情報から算出するn+1個の重回帰式を求め、道路リンク旅行時間推計の対象となる道路リンクの道路属性情報を前記重回帰式に代入して前記変換関数の係数を算出し、この係数を前記変換関数に適用し、移動を行う時刻の道路リンク渋滞度を当該変換関数に代入して道路リンク旅行時間の推計値を算出することを開示する。
特開2008−282161公報は、算出された過去のリンク渋滞度と正規化リンク旅行時間との関係を用いて、正規化リンク旅行時間を算出する第1変換式の係数を算出し、第1変換式の各係数を変数とし、重回帰分析及び数量化理論I類分析の混合モデルによって回帰式を求め、算出された旅行時間推計対象の渋滞度を前記回帰式に適用し、第2変換式の係数を算出し、前記算出された係数を第2変換式に適用し、旅行時間推計対象の正規化リンク旅行時間の推定値を算出し、正規化リンク旅行時間に基づき、当該道路リンク旅行時間の推定値を算出することを開示する。
特開2002−367071号公報は、確かに旅行時間を与えるが、平均速度が経路(リンク)によらず変わらないと仮定しており、そのような仮定は非現実的なので、十分な予想精度が期待できない。
特開2005−208791号公報と、その改良である特開2008−282161号公報は、個々のリンクの渋滞度に基づき旅行時間を予測するものであるが、現実問題、カバーする全てのリンクの渋滞度が観測可能という仮定は、解決可能な問題を限定的にし、あるいは、場合によって非現実な仮定となってしまう。
特開2002−367071号公報 特開2005−208791号公報 特開2008−282161号公報
従って、この発明の目的は、過去の経路の情報が不十分であっても、ある始点と終点の間のコストを予測可能とする技法を提供することにある。
この発明の更なる目的は、過去の経路の情報が不十分であっても、ある始点と終点の間の妥当な経路を予測可能とする技法を提供することにある。
この発明によれば、始点と終点と、その間のコストの情報を含むデータDが用意される。また、訓練データとして、(経路、その経路の費用)の集合が与えられたときに、それを元に、任意リンクeに沿った費用ceを計算するサブルーチンが用意される。
ここで、ceは、feの一次関数である。
fe = 0は、法定走行など、何らかの既知の走行状態を表し、そのときの費用も既知であるとする。
すると、本発明の処理は、基本的にはコンピュータの処理により、以下のステップに従い、実行される。
先ず最初のステップでは、ユーザが費用を計算するための始点と終点を、適当なマウスなどのユーザ・インターフェースに従い、入力する。
次のステップでは、コンピュータの処理により、すべてのリンクeについて、変数feが0に初期化される。
次のステップでは、コンピュータの処理により、データDに含まれるすべての始点・終点ペアについて、現在の {fe}から、最小費用経路が求められる。その結果、データDは、(経路、その経路の費用)の集合に変換される。そこで、変換されたDをD'と表す。
次のステップでは、コンピュータの処理により、D'から、上記サブルーチンを用いて、{ fe}が再計算される。
ここで、今回計算された{fe}が、前回計算された{fe}と比較され、その変化がある閾値以上であれば、最小費用経路を求めるステップに戻る。このとき、{fe} をベクトルと考えて、maxノルム等の適当なノルムで、f今回 - f前回を評価できる。
このようにして求められた{fe}から、aとbの間の最小費用経路を求め、その経路に沿った費用yが求られる。このとき、副産物として、 aとbの間の合理的な経路も出力される。
この発明によれば、過去の経路の情報が不十分であっても、ある始点と終点の間の、所要時間などのコストを予測することが可能となる。またその際、ある始点と終点の間の合理的な経路も得られる。
この発明を実施するためのハードウェア構成の一例のブロック図である。 この発明を実施するための処理ルーチンを示す機能ブロック図を示す図である。 経路のデータの例を示す図である。 メイン・ルーチンの処理のフローチャートを示す図である。 データD計算ルーチンの処理のフローチャートを示す図である。 fe計算ルーチンの処理のフローチャートを示す図である。 d(e,e')関数を説明するための図である。 λ計算ルーチンの処理のフローチャートを示す図である。 λ計算ルーチンの処理のフローチャートを示す図である。
以下、図面に従って、本発明の実施例を説明する。これらの実施例は、本発明の好適な態様を説明するためのものであり、発明の範囲をここで示すものに限定する意図はないことを理解されたい。また、以下の図を通して、特に断わらない限り、同一符号は、同一の対象を指すものとする。
図1を参照すると、本発明の一実施例に係るシステム構成及び処理を実現するためのコンピュータ・ハードウェアのブロック図が示されている。図1において、システム・バス102には、CPU104と、主記憶(RAM)106と、ハードディスク・ドライブ(HDD)108と、キーボード110と、マウス112と、ディスプレイ114が接続されている。CPU104は、好適には、32ビットまたは64ビットのアーキテクチャに基づくものであり、例えば、インテル社のPentium(商標)4、インテル社のCore(商標) 2 DUO、AMD社のAthlon(商標)などを使用することができる。主記憶106は、好適には、1GB以上の容量、より好ましくは、2GB以上の容量をもつものである。
ハードディスク・ドライブ108には、オペレーティング・システムが、格納されている。オペレーティング・システムは、Linux(商標)、マイクロソフト社のWindows 7、Windows XP(商標)、Windows(商標)2000、アップルコンピュータのMac OS(商標)などの、CPU104に適合する任意のものでよい。
ハードディスク・ドライブ108にはさらに、経路とコストの過去履歴のデータDと、本発明の一実施例に係る処理プログラムが格納されている。過去履歴のデータDと、処理プログラムについては、後で図2を参照して、より詳細に説明する。ハードディスク・ドライブ108には、地図情報のデータとこれを表示するためのプログラムが格納されていてもよいし、あるいは、図示しないが、通信カードと所定のサーバを介してインターネットに接続し、インターネット上で利用可能な地図情報のデータを利用してもよい。
キーボード110及びマウス112は、オペレーティング・システムが提供するグラフィック・ユーザ・インターフェースに従い、ディスプレイ114に表示されたアイコン、タスクバー、ウインドウなどのグラフィック・オブジェクトを操作するために使用される。キーボード110及びマウス112はまた、ユーザによる始点・終点の入力操作や本発明の実施例に係るプログラムを開始または終了する操作を行うためにも使用される。
ディスプレイ114は、これには限定されないが、好適には、1024×768以上の解像度をもち、32ビットtrue colorのLCDモニタである。ディスプレイ114は、所要時間などのコストを予測する経路を含む地図などを表示するために使用される。
次に、図2を参照して、本発明の機能論理ブロック図の構成を説明する。図2において、データD 202は、対象とする経路に沿った過去履歴のデータであり、下記のように、あらわされる。
D = {((a(n).b(n)),y(n))|n = 1,2,...,N}
ここで、a(n)はn番目の点の始点、b(n)はn番目の点の終点、y(n)は、a(n)からb(n)までにかかったと記録されたコストである。ここで、コストは、所要時間、消費電力、CO2排出量などいろいな場合が考えられるが、ここでは説明の便宜上、所要時間であるとする。
このような過去履歴データの記録方法は、例えば、自動車の乗って出発始点で、GPSによりその出発始点の位置a(n)を記録する。次に、目的地の終点まで走行して、GPSによりその終点の位置b(n)を記録する。また、a(n)からb(n)までにかかった時間y(n)を記録する。このような((a(n).b(n)),y(n))を、n = 1,2,...,Nと記録していくことにより、データDが蓄積される。あるいは、プローブカーデータを利用する方法もあり、本発明で利用可能なデータは、特定のデータ収集方法に限定されないことを理解されたい。
このとき重要なのは、本発明によれば、始点a(n)から終点b(n)までの途中経路を記録する必要がないことである。さらに、対象としている道路をグラフ構造であらわしたとき、始点a(n)から終点b(n)までの個々のエッジにおける経過時間も記録する必要がない。本発明によれば、このような不十分な情報からでも、任意の始点から終点までの所要時間を予測することができ、さらには副産物として、経路も予測できる。
図3には、対象とする経路302における、(始点,終点) = (a(1).b(1))と(a(2).b(2))が例示されている。
ここでの経路は、次のような妥当な前提に基づく。
1.運転手は、理性的な経路選択をする。すなわち、最小費用の経路を通る。
2.渋滞は伝播する。すなわち、特異状態が生じているリンク(エッジ)の近隣のリンクも何らかの影響を受ける。
データD 202をハードティスク・ドライブに記録するデータ・フォーマットは、コンピュータ可読であるなら特に限定はないが、例えば、CSV、XMLなどの一般的によく知られたデータ・フォーマットを用いるのが好ましい。
図2において、メイン・ルーチン204は、データDの情報を読み取って、データD更新ルーチン206、fe計算ルーチン208、及び出力ルーチン210を適宜呼び出して、所定の処理を行う。
データD更新ルーチン206は、メイン・ルーチン204から渡されたデータDのデータを受け取って、エッジに関連付けられたコストに対応するパラメータ値である{fe}を用いて、経路情報付きデータD' 212を作成し、ハードティスク・ドライブ108に記録する。{fe}のデータは、経路のエッジの集合をEとすると、e∈Eの全てに亘って用意される。尚、データD' 212も、データD 202と同様に、CSV、XMLなどの一般的によく知られたデータ・フォーマットを用いて記録される。
データD'は、次のようにあらわされる。
D' = {((a(n).b(n)),x(n),C(x(n)))|n = 1,2,...,N}
ここで、x(n)は、道路をグラフ表記したときのリンクの順序付けられた並びであり、経路をあらわす。C(x(n))は、x(n)に沿ったコストの値である。その他の記法の意味は、データDと共通である。尚、図3には、始点から終点までの経路が、太い線で示されている。このような経路は、後述のステップ406で計算される。
fe計算ルーチン208は、メイン・ルーチン204から渡された{fe}の値と、データD' 212の値とから、更新された{fe}を計算する。fe計算ルーチン208は、計算で使用するパラメータλを計算するために、λ計算ルーチン214を呼び出す。
メイン・ルーチン204は、fe計算ルーチン208によって計算された{fe}の値を受け取って、データD更新ルーチン206に引き渡す。
データ出力ルーチン210は、メイン・ルーチン204から適宜呼び出され、ハードティスク・ドライブ108に記録されているデータD'に基づき、キーボード110とマウス112によって指定された始点と終点の間の所要時間の予測値と予測される経路を、ディスプレイ114に表示する機能をもつ。
尚、図2のメイン・ルーチン204、データD更新ルーチン206、fe計算ルーチン208、データ出力ルーチン210、及びλ計算ルーチン214は、C、C++、C#、Java(R)などの、知られているプログラミング言語でコンパイルして実行可能ファイルとして、ハードティスク・ドライブ108に保存され、必要に応じて、ユーザの操作に応じて、オペレーティング・システムの作用により主記憶106に呼び出され、実行される。
次に図4以下のフローチャートを参照して、図2の機能ブロック図に示したルーチンの処理について説明する。
図4は、メイン・ルーチン204の処理を示すフローチャートである。図4において、ステップ402では、メイン・ルーチン204が、元データDを読み込む。
ステップ404で、メイン・ルーチン204は、{fe|e∈E} の全ての要素を0にする。fe = 0というのは、この実施例の文脈では、法定速度での走行を意味する。従って、fe ≠ 0ということは、法定速度からのずれを意味する。尚、{fe}のデータは、好適には、主記憶106の所定の領域に配置されるが、ハードディスク・ドライブ108に格納してもよい。
ステップ406では、メイン・ルーチン204は、データD更新ルーチン206を呼び出して、feを用いてDを経路情報付きデータD'に変換する処理を行う。データD更新ルーチン206は、図5のフローチャートを参照して後でより詳細に説明する。
ステップ408では、メイン・ルーチン204は、fe計算ルーチン208を呼び出して、D'を元に{fe}を再計算する処理を行う。fe計算ルーチン208は、図6のフローチャートを参照して後でより詳細に説明する。
ステップ410では、メイン・ルーチン204は、{fe}は収束したかどうかを判断する。この収束は、メイン・ルーチン204が、前回計算された{fe}を保持しておいて、新しく計算された{fe}を{f'e}とすると、{fe}と{f'e}の間の距離を、maxノルムなどの適当なノルムで計算して、その値が所定の閾値より小さいと、収束したとみなす。
まだ収束していないと判断されると、メイン・ルーチン204は、新しく計算された{fe}を以って、ステップ406に戻り、再びデータD更新ルーチン206を呼び出す。
ステップ410で、メイン・ルーチン204が{fe}は収束したと判断すると、処理は完了して、ステップ{fe}が確定する。道路の全てのリンクのfeが与えられることになるので、ダイクストラ法などの任意の方法により、道路302の任意の2点間の所要時間と経路を求めることが可能となる。
図5は、データD更新ルーチン206のの処理を示すフローチャートである。ステップ502に示すように、データD更新ルーチン206は、データDと{fe}を入力とする。尚、ここでデータDとあるのは、図4のステップ404からステップ406に来て、最初にデータD更新ルーチン206が呼ばれるときで、データD更新ルーチン206が2回目以降呼ばれるときは、データDを、データD'と読み替えることを理解されたい。
図5のフローチャートは、ステップ504に示すように、ステップ506とステップ508を、全ての始点・終点ペアについて実行する。ここでの始点・終点ペアとは、
データD = {((a(n).b(n)),y(n))|n = 1,2,...,N}における、(a(n).b(n))のことである。Nが、過去履歴データとしての始点・終点ペアの数である。すなわち、このデータDの場合、ステップ506とステップ508は、N回実行される。
データD更新ルーチン206は、ステップ506で、{fe}を元にして、当該の始点・終点ペアの間の最小費用経路を求める。これは、{fe}を重みとする通常の最短経路探索であり、このために、ダイクストラ法、A法、ウォーシャル・フロイド法など、既知の任意の最短経路探索アルゴリズムを利用することができる。
データD更新ルーチン206は、ステップ508で、そのようにして求めた、始点・終点の間の経路x(n)と、その経路のコストC(x(n))を付加して、データD'を作成する。
経路xに対して、コストC(x)は、次のように計算される。
Figure 2011074369



ce(fe)の式の具体的な定義の例は、以下のとおりである。
ce(fe) = le(fe + fe 0)
ここで、feは、単位長さあたりのコストの、通常時からのずれであり、これは未知量である。
fe 0は、法定走行などの基準状態から概算される、単位長さあたりのコスト(既知量)である。
leは、リンクeの長さであり、既知量である。
こうして、ステップ506とステップ508を全ての始点・終点ペアについて実行すると、ステップ510で、経路情報付きのデータD'が、下記のとおり求まる。
D' = {((a(n).b(n)),x(n),C(x(n)))|n = 1,2,...,N}
次に、図6のフローチャートを参照して、fe計算ルーチン208の処理について説明する。図6のステップ602では、D'と類似度行列Sが使用されるが、D'は既知なので、類似度行列Sについて説明する。リンクeとリンクe'の類似度は、一般に、両者の間の距離 d(e,e') の減少関数として定義される。d(e,e') の定義、および、類似度の定義には任意性があるが、一つの好適な形態は以下のように与えられる。
Se,e' ≡ γ1+d(e,e')
ここで、d(e,e')とは、リンクeからリンクe'に最短距離で到達するために通るリンクの数であり、図7に示す例702では、d(e,e') = 2である。太字で示す線が、リンクeとリンクe'の間をつなぐリンクである。
γは、1以下の正の既知量で、例えば、0.5と選ぶ。
また、d(e,e')がある値を超えると、Se,e' = 0とする。例えば、d(e,e') > 3の場合、Se,e' = 0とする。
fe計算ルーチン208は、ステップ604で、次のようにして、D'から
Q行列とyNを作る。まず、y(n)の代わりに改めて
Figure 2011074369



とし、このy~(n)を縦にN個並べたベクトルを、yNとする。すなわち、
yN ≡ [y~(1),y~(2),...,y~(n)]T
次に、道路の長さを表すインジケータベクトルとして、qM ∈ RMという量を次のように定義する。
Figure 2011074369



そうして、これを並べた行列を次のように定義する。
Q ≡ [ q(1), ... , q(N)]
fe計算ルーチン208は、ステップ606で、Sから、行列Lを以下の式によって作る。なお、一般にこの種の行列はグラフ・ラプラシアンと呼ばれる。
Figure 2011074369



ここでMは、地図上のリンクの総数であり、δijはクロネッカーのデルタである。
次に、fe計算ルーチン208は、ステップ608で、λ計算ルーチン214を呼び出して、λの値を決定する。λ計算ルーチン214の詳細は、図8のフローチャートを参照して後で説明するとして、ここでは、λの値が決定されたものとして、ステップ610に進む。
ステップ610の前提として、次のような目的関数を考慮する。
Figure 2011074369



この式の左辺で、fは、{fe}を並べたベクトルである。また、この式の右辺の第1項は損失関数であり、第2項は、周囲のリンクと状況の食い違いに対するペナルティにλを掛けたものである。
この目的関数で、好適な(α,β)は、(1,1)または(2,2)である。
(α,β) = (1,1)の場合は、目的関数は、次のようになる。
Figure 2011074369



これは、線形計画問題を解くことに帰着でき、市販のソルバーを使うことで容易に最適解を求められる。(α,β) = (2,2)の場合と比べた利点は、外れ値に頑強である、という点である。一般に交通データは多くの外れ値(例外的な振る舞いをする経路など)を含むので、この性質は実用上好ましい。
一方、(α,β) = (2,2)の場合は、目的関数は、次のようになる。
Figure 2011074369


この式は、次のようにして解くことができる。先ず、既に与えているQ、L、yNの定義から、
Figure 2011074369


従って、次の式が成立する。
Figure 2011074369


一方、ペナルティ項に関しては、2乗を展開して整理すると、
Figure 2011074369


以上から、目的関数は下記のように変形される。
Figure 2011074369


これをfで微分して0とおくと、次の式が得られる。
Figure 2011074369



これが、ステップ610に記述されている式である。この式は、連立一次方程式なので、線形計画問題よりもさらに容易に解ける。連立一次方程式の解き方として、従来よりガウス・ザイデル法などが知られているが、この場合、一般的に左辺が疎行列になるので、共役勾配法または類似の方法を使って解くのが、計算量の観点から、合理的である。
共役勾配法による連立一次方程式の解法は、例えば、「これなら分かる最適化数学」金谷健一著、共立出版、初版の101ページに記載されている。
ステップ612で、{fe}が求まると、それは、呼び出し側のメイン・ルーチン204に返される。
更に、図8のフローチャートを参照して、(α,β) = (2,2)以外の場合に適用されるk重交差検証法に基づくλ計算ルーチン214の実施例の処理について説明する。
最初のステップ802では、λの値の候補の集合{λ1,...,λp}が用意される。データの性質によりλの最適値は異なるが、通常、λは1のオーダーの数になる。したがって、初期値としてたとえば、{10-2, 10-1, 1, 101, 102} などと与えることができる。
次のステップ804では、データD'をk等分する。たとえばN=1000個のデータがあり、k=5なら、200個づつのデータに分割する。それぞれのデータをD'1, …, D'k と表し、それぞれに含まれるデータ数をN1, …, Nk と表すことにする。
次いで、ステップ806にあるように、i = 1..pについて、λの候補値のそれぞれについて、ステップ808で、次の評価関数を計算する。
Figure 2011074369


ただし、f[-D's] は、第sデータD'sを抜いたデータを使って求めた解である。
以上の処理により、ステップ810で、候補値の中から最適なλの値を選ぶことができる。そのようにして選ばれたλの値は、ステップ812で、図6のステップ608に戻される。尚、評価値が最小になる区間が例えば、10-1と1の間であると見いだされれば、次に、{0.1, 0.3, 0.6, 0.9} などと与え、再びこのサブルーチンを回すことができる。このようにして任意の細かさでλの最適値を定めることができる。なお、このように、刻まれた範囲から次第に最適な区間に近づく処理は、適宜、完全自動化することもできる。
次に、図9のフローチャートを参照して、(α,β) = (2,2)の場合に適用される、λ計算ルーチン214の処理について説明する。図9のステップ902では、既述のQ行列、L行列に加えて、λの値の候補の集合
1,...,λp}が用意される。{λ1,...,λp}の値の用意については、図8のフローチャートの処理と同様である。
特に(α,β) = (2,2)の場合、k重交差検定法において、k = N として、いわゆるひとつ抜き交差検定法(leave-one-out validation)という方法を使うと、k回の計算の反復なしに評価関数を求められるので有利である。この時、λ計算ルーチン214は、下記の評価関数を最小にするλを求めることに帰着される。
Figure 2011074369



ここで、f(-n)は、第nサンプルを抜いたデータを使って求めた解である。
この評価関数は、次のように変形される。
Figure 2011074369


但し、IMはM次元の単位行列、diag()は、対角行列を出力する関数である。また、行列Hは、次のように表される。
Figure 2011074369


図9のフローチャートに戻って、ステップ904は、ステップ906とステップ908を、i = 1からpまで、全てのλiについて、繰り返す処理である。
ステップ906では、上記の行列Hが計算され、ステップ908では、
λiについてLLOOCVi)が計算され、ステップ906とステップ908がi = 1からpまで実行された後は、ステップ910で、LLOOCV(λ)を最小にするλが選ばれる。そのようにして選ばれたλの値は、ステップ912で、図6のステップ608に戻される。
図4に戻って、ステップ410で、メイン・ルーチン204が{fe}は収束したと判断すると、処理は完了して、{fe}が確定する。すると、この時点で、対象とする道路の全てのリンクのfeが与えられている。そこで、ユーザが、ディスプレイ114を見ながら、キーボード110またはマウス112などで、始点と終点を指定する。すると、メイン・ルーチン204は、元の地図のデータ上をリンクのコストに対応するパラメータ{fe}を使用して、ダイクストラ法などの任意の方法により、道路302の任意の2点間の最短経路xを求める処理を行う。
最短経路xが求まると、既に説明したように、下記の式で、経路から所用時間であるコストが得られる。
Figure 2011074369


このように求められた経路とコストは、データ出力ルーチン210によって、ディスプレイ114上に表示される。
尚、上記の実施例では、走行が1つのリンクに単一のコストが割り当てられる重みつきグラフとして表現される場合について説明したが、本発明はこれには限定されず、例えば、往路と復路で個別に変数feを定義することによって、往路と復路で別コストを想定して解を得ることができる。これは、例えば、坂道の場合に該当する。
また、一方通行などのような有向のリンクを一部含む場合は、そのリンクを逆方向に進む経路は排除すればよい。
また、上記の例では、過去履歴のデータが、経路を全く与えない場合について説明したが、過去履歴のデータが一部でも経路の情報を含む場合は、その実際の経路を通るような経路を選ぶようにすればよい。
また、過去履歴のデータDであるが、D(午前中)、D(昼間)、D(夕方)、D(夜)などのように一日の時間帯で層別して個別に費用関数の予測モデルを作るようにしてもよい。
更に、上記実施例で示したΨα,β(f|λ)という目的関数は、訓練データに始点と終点の間の経路が含まれていれば、コストに対応するリンク・パラメータを計算するために使用することができるので、訓練データに経路をも含めておくことにより、図4のフローチャートの前段の406のステップとは独立に、この計算プロセス単独で、グラフのリンクのコスト推定処理に使用可能である。
また、本発明は、道路に限らず、経路がグラフ構造で現され、そのリンクに関連してコストを考慮することができる任意の例に適用可能である。
102 システム・バス
104 CPU
106 主記憶
108 ハードディスク・ドライブ
110 キーボード
112 マウス
114 ディスプレイ
204 メイン・ルーチン
206 データD更新ルーチン
208 計算ルーチン
210 出力ルーチン
108 ハードティスク・ドライブ
214 計算ルーチン
210 データ出力ルーチン

Claims (23)

  1. 複数のノードと、該ノード間を接続するリンクからなるグラフ上で、始点と終点と、該始点と該終点の間のコストを含む複数の訓練データの集合に基づき、コンピュータの処理によって、該リンクに関連付けられたパラメータを用いて該グラフの任意のリンク上のコストを計算する方法であって、
    前記グラフの各リンクに割り当てるパラメータの値を初期化するステップであって、該パラメータは、前記コストと所定の一次関数で関連付けられているステップと、
    前記グラフ上で、前記訓練データの集合と、前記コストを用いて、前記始点から前記終点に至るすべての経路における最小コスト経路を計算することにより、前記訓練データの集合の値を再計算するステップと、
    前記再計算された訓練データの集合の値を含む目的関数の最適化問題を解くことによって、前記グラフの各リンクに割り当てるパラメータの値を再計算するステップと、
    再計算の前後での前記パラメータの変化量が所定の閾値以下であることに応答して、前記パラメータを確定するステップを有する、
    経路のコストの計算方法。
  2. 前記再計算の前後での前記パラメータの変化量が所定の閾値より大きいことに応答して、前記訓練データの集合の値を再計算するステップに戻るステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記目的関数が、コストの損失関数の項と、周囲のリンクとの状況の食い違いに対するペナルティの項とを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記目的関数が、下記の数式で定義され、
    Figure 2011074369

    ここで、Nは前記訓練データの数、y(n)はn番目のデータのコスト、feは、リンクeに関連付けられた前記パラメータ、ce(f@e)は、前記パラメータをコストに変換する関数てあり、α、βは整数値であり、λは適当に定めた正の数である、
    請求項3に記載の方法。
  5. (α,β) = (1,1)である、請求項4に記載の方法。
  6. (α,β) = (2,2)である、請求項4に記載の方法。
  7. 複数のノードと、該ノード間を接続するリンクからなるグラフ上で、始点と終点と、該始点と該終点の間のコストを含む複数の訓練データの集合に基づき、コンピュータの処理によって、該リンクに関連付けられたパラメータを用いて該グラフの任意のリンク上のコストを計算するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記グラフの各リンクに割り当てるパラメータの値を初期化するステップであって、該パラメータは、前記コストと所定の一次関数で関連付けられているステップと、、
    前記グラフ上で、前記訓練データの集合と、前記コストを用いて、前記始点から前記終点に至るすべての経路における最小コスト経路を計算することにより、前記訓練データの集合の値を再計算するステップと、
    前記再計算された訓練データの集合の値を含む目的関数の最適化問題を解くことによって、前記グラフの各リンクに割り当てるパラメータの値を再計算するステップと、
    再計算の前後での前記パラメータの変化量が所定の閾値以下であることに応答して、前記パラメータを確定するステップを実行させる、
    経路のコストの計算プログラム。
  8. 前記再計算の前後での前記パラメータの変化量が所定の閾値より大きいことに応答して、前記訓練データの集合の値を再計算するステップに戻るステップをさらに有する、請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記目的関数が、コストの損失関数の項と、周囲のリンクとの状況の食い違いに対するペナルティの項とを含む、請求項7に記載のプログラム。
  10. 前記目的関数が、下記の数式で定義され、
    Figure 2011074369

    ここで、Nは前記訓練データの数、y(n)はn目のデータのコスト、feは、リンクeに関連付けられた前記パラメータ、ce(f@e)は、前記パラメータをコストに変換する関数てあり、α、βは整数値であり、λは適当に定めた正の数である、
    請求項9に記載のプログラム。
  11. (α,β) = (1,1)である、請求項10に記載のプログラム。
  12. (α,β) = (2,2)である、請求項10に記載のプログラム。
  13. 複数のノードと、該ノード間を接続するリンクからなるグラフ上で、始点と終点と、該始点と該終点の間のコストを含む複数の訓練データの集合に基づき、コンピュータの処理によって、該リンクに関連付けられたパラメータを用いて該グラフの任意のリンク上のコストを計算するシステムであって、
    前記グラフの各リンクに割り当てるパラメータの値を初期化する手段であって、該パラメータは、前記コストと所定の一次関数で関連付けられている手段と、、
    前記グラフ上で、前記訓練データの集合と、前記コストを用いて、前記始点から前記終点に至るすべての経路における最小コスト経路を計算することにより、前記訓練データの集合の値を再計算する手段と、
    前記再計算された訓練データの集合の値を含む目的関数の最適化問題を解くことによって、前記グラフの各リンクに割り当てるパラメータの値を再計算する手段と、
    再計算の前後での前記パラメータの変化量が所定の閾値以下であることに応答して、前記パラメータを確定する手段を有する、
    経路のコストの計算システム。
  14. 前記目的関数が、コストの損失関数の項と、周囲のリンクとの状況の食い違いに対するペナルティの項とを含む、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記目的関数が、下記の数式で定義され、
    Figure 2011074369

    ここで、Nは前記訓練データの数、y(n)はn番目のデータのコスト、feは、リンクeに関連付けられた前記パラメータ、ce(f@e)は、前記パラメータをコストに変換する関数てあり、α、βは整数値であり、λは適当に定めた正の数である、
    請求項14に記載のシステム。
  16. (α,β) = (1,1)である、請求項15に記載のシステム。
  17. (α,β) = (2,2)である、請求項15に記載のシステム。
  18. 複数のノードと、該ノード間を接続するリンクからなるグラフ上で、始点と終点と、該始点と該終点の間のコストと、該始点と該終点の間の経路含む複数の訓練データの集合に基づき、コンピュータの処理によって、該リンクに関連付けられたパラメータを用いて該グラフの任意のリンク上のコストを計算する方法であって、
    前記訓練データの集合の値を含む下記の目的関数
    Figure 2011074369

    ここで、Nは前記訓練データの数、y(n)はn番目のデータのコスト、feは、リンクeに関連付けられた前記パラメータ、ce(f@e)は、前記パラメータをコストに変換する関数てあり、α、βは整数値であり、λは適当に定めた正の数である、
    の最適化問題を解くことによって、前記グラフの各リンクに割り当てるパラメータの値を再計算するステップを有する、
    経路のコストの計算方法。
  19. (α,β) = (1,1)である、請求項18に記載の方法。
  20. (α,β) = (2,2)である、請求項18に記載の方法。
  21. 複数のノードと、該ノード間を接続するリンクからなるグラフ上で、始点と終点と、該始点と該終点の間のコストと、該始点と該終点の間の経路含む複数の訓練データの集合に基づき、コンピュータの処理によって、該リンクに関連付けられたパラメータを用いて該グラフの任意のリンク上のコストを計算するプログラムであって、
    前記コンピュータをして、
    前記訓練データの集合の値を含む下記の目的関数
    Figure 2011074369

    ここで、Nは前記訓練データの数、y(n)はn番目のデータのコスト、feは、リンクeに関連付けられた前記パラメータ、ce(f@e)は、前記パラメータをコストに変換する関数てあり、α、βは整数値であり、λは適当に定めた正の数である、
    の最適化問題を解くことによって、前記グラフの各リンクに割り当てるパラメータの値を再計算するステップを実行させる、
    経路のコストの計算プログラム。
  22. (α,β) = (1,1)である、請求項21に記載のプログラム。
  23. (α,β) = (2,2)である、請求項21に記載のプログラム。
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