JPWO2011040445A1 - 3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体の製造方法 - Google Patents

3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体の製造方法

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Abstract

本発明は、一般式(III)で表される化合物と、一般式(IV)で表される化合物を、塩基存在下又は不存在下、溶媒の存在下又は不存在下、反応させることを特徴とする、一般式(I)で表される3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体の製造法を提供する。本発明によれば、高収率かつ高選択的に、一般式(I)で表される3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体を製造することができる。

Description

本発明は、医薬、農薬、機能性材料若しくはそれらの中間体として有用な、3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体の製造方法に関する。更に本発明は、当該3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体を用いることからなる、3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレートの製造方法に関する。
本発明の3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体は、医薬、農薬機能性材料若しくはそれらの中間体として有用である。例えば、3−フェノキシ−4−ピリダジノール誘導体は除草活性を有することが知られている(特許文献1)。また、3−フェノキシ−4−ピリダジノール化合物のエステル誘導体は、同様の除草活性を有することが知られている(特許文献1)。その一例化合物として、3−フェノキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレートが記載されている(特許文献1)。
本発明のピリダジノール誘導体の製造法としては、特許文献1に、次の製造法が示されている。
1)3,6−ジクロロピリダジンをフェノール類と反応させ3−クロロ−6−フェノキシ誘導体を得た後、ピリダジン環を塩素化して、3,5−ジクロロ−6−フェノキシピリダジン誘導体を得、これを加水分解することにより、6−クロロ−3−フェノキシ−4−ピリダジノール誘導体を製造する方法。しかし、この方法は3工程の反応であり、またクロロ化の選択性も低く、製造方法として満足できるものではない。
2)3,6−ジクロロピリダジンを酸化剤により、3,6−ジクロロピリダジン1−オキシドとし、これにフェノール誘導体を反応させて、6−クロロ−3−フェノキシピリダジン1−オキシドを得、次いでオキシ塩化リンによりクロロ化して、3,5−ジクロロ−6−フェノキシピリダジン誘導体を得、これを加水分解することにより、3−フェノキシ−4−ピリダジノール誘導体を製造する方法。しかし、この方法は4工程の反応であり、製造方法として満足できるものではない。
3)3,6−ジクロロピリダジンをフェノール類と反応させ、3−クロロ−6−フェノキシピリダジン誘導体を得た後、酸化剤により、6−クロロ−3−フェノキシピリダジン1−オキシドを得、次いでオキシ塩化リンによりクロロ化して、3,5−ジクロロ−6−フェノキシピリダジン誘導体を得、これを加水分解することにより、3−フェノキシ−4−ピリダジノール誘導体を製造する方法。しかし、この方法は4工程の反応であり、製造方法として満足できるものではない。
4)3,6−ジクロロ−4−メトキシピリダジンをフェノール類と反応させ、3−フェノキシ−4−メトキシピリダジン誘導体を得、これを加水分解して、3−フェノキシ4−ピリダジノール誘導体を製造する方法。しかしこの方法では最初の工程で、3−フェノキシ−5−メトキシピリダジン誘導体が主生成物となり、目的物である3−フェノキシ−4−メトキシピリダジン誘導体の収率は低く、製造方法として満足できるものではない。
5)3,6−ジクロロピリダジンをフェノール類と反応させ、3−クロロ−6−フェノキシピリダジン誘導体を得た後、還元剤により塩素原子を水素原子に変換して、3−フェノキシピリダジン誘導体とし、次いで酸化剤により、3−フェノキシピリダジン1−オキシドを得、ここにメタル化剤を作用させてピリダジン環6位をメタル化した後、求電子剤を作用させて6位に、クロロのような置換基を導入し、次いでオキシ塩化リンにより、クロロ化して、4,6−ジクロロ−3−フェノキシピリダジン誘導体を得、これを加水分解することにより、6−クロロ−3−フェノキシ−4−ピリダジノール誘導体を製造する方法。しかし、この方法は7工程の反応であり、製造方法として満足できるものではない。
6)3,4,6−トリクロロピリダジンをカテコール類と反応させ、次いで得られた3−クロロ[1,4]ベンゾジオキシノ[2,3−c]ピリダジン誘導体を加水分解して3−(2−ヒドロキシフェノキシ)−4−ピリダジノール誘導体を製造する方法。しかし、この方法は、2工程の反応であり、しかも得られる誘導体が2−ヒドロキシフェノキシ誘導体に限定され、製造方法として満足できるものではない。
また、特許文献1には、4−ヒドロキシピリダジンをフェノール類と反応させ、3−フェノキシ−4−ヒドロキシピリダジン誘導体を製造する方法が記載されている。しかし、この製造方法は、単に形式的に記載され、具体的には示されていない。
特開2004−2263号公報
本発明者らは、医薬、農薬、機能性材料若しくはそれらの中間体として有用である3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体の重要性に鑑み、その簡便な合成法を開発するために鋭意検討した。
その結果、本発明者らは、4−ピリダジノール誘導体(III)を、塩基存在下又は不存在下、溶媒の存在下又は不存在下、ヒドロキシ誘導体(IV)と反応させることにより、選択的に、3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体(I)が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は以下の特徴を有している。
1)ヒドロキシ誘導体(IV)は塩基存在下ではプロトン引き抜きにより負電化を帯びる。また、4−ピリダジノール誘導体(III)も塩基存在下ではプロトン引き抜きにより負電化を帯びる。よって、通常は反応が困難な負電化を帯びた2つの化合物を反応させている。
2)4−ピリダジノール誘導体(III)同士やヒドロキシ誘導体(IV)同士の反応はほとんど起こらず、4−ピリダジノール誘導体(III)とヒドロキシ誘導体(IV)が選択的に反応している。
3)4−ピリダジノール誘導体(III)には、3位と6位に反応点があるが、ヒドロキシ誘導体(IV)が、3位に選択的に反応している。
本発明は、一般式(I):
Figure 2011040445
[式中、Rは、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル基又はトリ(C〜Cアルキル)ケイ素基を表し、
は、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルケニル基、(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル基、5又は6員複素環基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよい。)又は
一般式(II):
Figure 2011040445
で表される置換されてよいフェニル基を表し、
前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRは、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基、又はC〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基若しくはC〜Cアルコキシイミノ基である。)、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、置換されてよいC〜Cシクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルコキシ基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。)、C〜Cビシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)である。}、置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよく、当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基及びC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基である。}、ニトロ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)又はC〜Cアルキルチオ基を表すか、又は、R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基が、式、−CHCH−、−CHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−CHCHCHCH−、−CH=CH−CH=CH−、−OCHCH−、−OCH=CH−、−OCH=C(CH)−、−SCH=CH−、−N=CH−CH=CH−、−OCHO−、−OCHCHO−、
Figure 2011040445
で表される基であり、
は、ハロゲン原子、シアノ基、式 OR基{式中、Rは、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、ニトロ基、トリフルオロメチル基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である)である}、式 SO基{式中、Rは、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である)である}、ニトロ基、イミダゾリル基又はピラゾリル基を表す]
で表される3−置換オキシ−4−ピリダノール誘導体の製造法であって、
一般式(III):
Figure 2011040445
(式中、R及びLは前記の意味を表し、Lは、同一又は異なって、Lと同意義を表す)
で表される化合物を、
一般式(IV):
MO−R (IV)
(式中、Mは、水素原子又はアルカリ金属を示し、Rは前記の意味を表す)
で表される化合物と、塩基存在下又は不存在下、溶媒の存在下又は不存在下、反応させることによる、前記一般式(I)で表される3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体の製造方法に関する。
また、本発明は、当該3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体(I)を用いた、一般式(V):
Figure 2011040445
(式中、R及びLは前記の意味を表す)
で表される3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレートの製造法をも提供するものである。
本発明の方法により、医薬、農薬、機能性材料若しくはそれらの中間体として有用な3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体(I)及び3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレート(V)を安価かつ高選択率で、安定して製造することができる。
以下に本発明の方法において使用される化合物、及び本発明の化合物について説明する。
本発明において、「ハロゲン原子」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、好適には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であり、より好適には、塩素原子又は臭素原子であり、更により好適には、塩素原子である。
本発明において、「C〜Cアルキル基」は、炭素数1〜3個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルであり得、より好適には、炭素数1〜2個のアルキル基(C〜Cアルキル基)であり、特に好適には、メチル基である。
本発明において、「C〜Cアルコキシ基」は、炭素数1〜3個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシであり得、好適には、メトキシ又はエトキシ基であり、より好適には、メトキシ基である。
本発明において、「(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル基」は、1個の前記「C〜Cアルコキシ基」が置換した前記「C〜Cアルキル基」であり、例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエチル、メトキシプロピル基であり得、好適には、メトキシエチル、エトキシエチル又はエトキシメチル基である。
本発明において、「トリ(C〜Cアルキル)ケイ素基」は、同一又は異なった3つの前記「C〜Cアルキル基」が結合したケイ素原子であり、例えば、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロピルシリル、ジメチルイソプロピルシリル基であり得、好適には、トリメチルシリル又はジメチルイソプロピルシリル基であり、より好適には、トリメチルシリル基である。
本発明において、「C〜Cアルキル基」は、炭素数1〜6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル又は2−エチルブチル基であり得、好適には、炭素数1〜4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C〜Cアルキル基)であり、より好適には、炭素数1〜3個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C〜Cアルキル基)であり、更により好適には、炭素数1〜2個のアルキル基(C〜Cアルキル基)であり、特に好適には、メチル基である。
本発明において、「C〜Cハロアルキル基」は、同一又は異なった1〜5個の前記「ハロゲン原子」が置換した前記「C〜Cアルキル基」であり、例えば、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、1−クロロエチル、2−クロロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、1−クロロプロピル、3−クロロプロピル、1−クロロブチル、4−クロロブチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、フルオロクロロメチル、ブロモメチル、1−ブロモエチル、2−ブロモエチル又はヨードメチル基であり得、好適には、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個の置換基が置換したC〜Cアルキル基であり、より好適には、同一の1〜3個の、フッ素原子又は塩素原子が置換したC〜Cアルキル基であり、更により好適には、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又は2,2,2−トリクロロエチル基であり、特に好適には、トリフルオロメチル基である。
本発明において、「C〜Cシクロアルキル基」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル基であり、好適には、シクロプロピル又はシクロブチル基であり、より好適には、シクロプロピル基である。
本発明において、「C〜Cアルケニル基」は、炭素数2〜6個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基であり、例えば、ビニル、1−メチルビニル、アリル、1−プロペニル、1−メチル−1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2−プロペニル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル又は5−ヘキセニル基であり得、好適には、炭素数2〜4個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基(C〜Cアルケニル基)であり、より好適には、ビニル、1−メチルビニル、アリル、2−プロペニル又は1−メチル−2−プロペニル基である。
本発明において、「C〜Cアルコキシ基」は、炭素数1〜6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、2−メチルブトキシ、ネオペントキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキシルオキシ、4−メチルペントキシ、3−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、1−メチルペントキシ、3,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ又は2−エチルブトキシ基であり得、好適には、炭素数1〜3個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C〜Cアルコキシ基)であり、より好適には、メトキシ又はエトキシ基であり、更により好適には、メトキシ基である。
本発明において、「(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル基」は、1個の前記「C〜Cアルコキシ基」が置換した前記「C〜Cアルキル基」であり、例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、ブトキシメチル、s−ブトキシメチル、t−ブトキシメチル、ペンチルオキシメチル、ヘキシルオキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエチル、メトキシプロピル、メトキシブチル、メトキシペンチル又はメトキシヘキシル基であり得、好適には、1個のC〜Cアルコキシ基が置換したC〜Cアルキル基であり、より好適には、メトキシエチル、エトキシエチル又はエトキシメチル基である。
本発明において、「5又は6員複素環基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよい。)」は、複素原子として、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよい、5〜6員複素環基であり、例えば、フリル、チエニル、ピローリル、ピラゾリル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル又はトリアジニル基であり得、好適には、5員複素環基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有する。)であり、より好適には、フリル又はチエニル基である。
本発明において、「C〜Cアルキル基」は、炭素数1〜4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル基であり得、好適には、炭素数1〜3個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C〜Cアルキル基)であり、更により好適には、炭素数1〜2個のアルキル基(C〜Cアルキル基)であり、特に好適には、メチル基である。
本発明において、「C〜Cシクロアルキル基」は、シクロプロピル、シクロブチル基であり、好適には、シクロプロピル基である。
本発明において、「C〜Cアルキルチオ基」は、炭素数1〜3個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基であり、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、基であり得、好適には、メチルチオ又はエチルチオ基であり、更により好適には、メチルチオ基である。
本発明において、「C〜Cアルコキシイミノ基」は、炭素数1〜3個の直鎖又は分枝鎖アルコキシイミノ基であり、例えば、メトキシイミノ、エトキシイミノ、プロポキシイミノ、イソプロポキシイミノ基であり得、好適には、メトキシイミノ又はエトキシイミノ基であり、更により好適には、メトキシイミノ基である。
本発明において、「置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基、又は、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基若しくはC〜Cアルコキシイミノ基である。)」は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基、又は、前記「C〜Cシクロアルキル基」、前記「C〜Cアルキルチオ基」、前記「C〜Cアルコキシイミノ基」の一つ以上により置換されていてよい前記「C〜Cアルキル基」であり、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリクロロエチル、シクロプロピルメチル、メチルチオメチル、メチルチオエチル、エチルチオメチル、エチルチオエチル又はメトキシイミノメチル基であり得、好適には、同一の1〜3個の、フッ素原子又は塩素原子が置換したC〜Cアルキル基、又は、シクロプロピル基、C〜Cアルキルチオ基若しくはC〜Cアルコキシイミノ基が置換してよいC〜Cアルキル基である。
本発明において、「C〜Cアルケニル基」は、炭素数2〜3個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基であり、例えば、ビニル、1−メチルビニル、アリル、1−プロペニルであり得、好適には、ビニル、1−メチルビニル又はアリル基である。
本発明において、「C〜Cアルキニル基」は、炭素数2〜3個のアルキニル基であり、例えば、エチニル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロピニルであり得、好適には、エチニル基である。
本発明において、「C〜Cシクロアルキル基」は、シクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチル基であり、好適には、シクロプロピル又はシクロブチル基であり、より好適には、シクロプロピル基である。
本発明において、「置換されてよいC〜Cシクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルコキシ基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。)」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、前記「C〜Cアルキル基」、前記「C〜Cシクロアルキル基」、シアノ基、前記「C〜Cアルコキシ基」及び前記「C〜Cアルキルチオ基」からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換された前記「C〜Cシクロアルキル基」であり、例えば、フルオロシクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、クロロシクロプロピル、ジクロロシクロプロピル、ブロモシクロプロピル、ジブロモシクロプロピル、メチルシクロプロピル、エチルシクロプロピル、プロピルシクロプロピル、イソプロピルシクロプロピル、シアノシクロプロピル、シクロプロピルシクロプロピル、シクロブチルシクロプロピル、メトキシシクロプロピル、エトキシシクロプロピル、メチルチオシクロプロピル、エチルチオシクロプロピル、ジメチルシクロプロピル、メチル(エチル)シクロプロピル、ジエチルシクロプロピル、ビスシアノシクロプロピル、トリメチルシクロプロピル、テトラメチルシクロプロピル、ペンタメチルシクロプロピル、メチルシクロブチル、シアノシクロブチル基であり得、好適には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルコキシ基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されたC〜Cシクロアルキル基であり、より好適には、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基、シクロプロピル基、シアノ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されたシクロプロピル基である。
本発明において、「C〜Cビシクロアルキル基」は、炭素数6〜7個の2環式炭化水素であり、例えば、ビシクロヘキシル、ビシクロヘプチルであり得、好適には、ビシクロ[3.1.0]ヘキシル又はビシクロ[4.1.0]ヘプチル基であり、より好適には、ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル基である。
本発明において、「C〜Cアルキルカルボニル基」は、前記「C〜Cアルキル基」が結合したカルボニル基であり、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル基であり得、好適には、アセチル又はプロピオニル基であり、最も好適には、アセチル基である。
本発明において、「C〜Cアルコキシカルボニル基」は、前記「C〜Cアルコキシ基」が結合したカルボニル基であり、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル基であり得、好適には、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニル基であり、より好適には、メトキシカルボニル基である。
本発明において、「C〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)」は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子が置換した前記「C〜Cアルキル基」であり、例えば、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、1−クロロエチル、2−クロロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、1−クロロプロピル、3−クロロプロピル、1−クロロブチル、4−クロロブチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、フルオロクロロメチル、ブロモメチル、1−ブロモエチル又は2−ブロモエチル基であり得、好適には、同一の1〜3個の、フッ素原子又は塩素原子が置換したC〜Cアルキル基であり、より好適には、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又は2,2,2−トリクロロエチル基であり、更に好適には、トリフルオロメチル基である。
本発明において、「置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)である。}」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、前記「C〜Cアルキル基」、前記「C〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)」が置換してよいフェニル基であり、例えば、フェニル、フルオロフェニル、クロロフェニル、メチルフェニル、エチルフェニル、シクロプロピルフェニル又は(トリフルオロメチル)フェニル基であり得、好適には、フェニル、クロロフェニル、メチルフェニル又は(トリフルオロメチル)フェニル基である。
本発明において、「置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよく、当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基及びC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基である。}」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、前記「C〜Cアルキル基」、前記「C〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)」により置換されてよい前記「5又は6員複素環基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよい。)」であり、好適には、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる同一の1〜2個の置換基が置換してよい、ピローリル、フリル、チエニル、ピラゾリル、チアゾリル又はピリジル基であり、更により好適には、塩素原子、メチル基及びトリフルオロメチル基からなる同一又は異なった1〜2個の置換基が置換してよい、チエニル、ピラゾリル又はチアゾリル基である。
本発明において、「C〜Cハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)」は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子が置換した前記「C〜Cアルコキシ基」であり、例えば、クロロメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、1−クロロエトキシ、2−クロロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、1−クロロプロポキシ、3−クロロプロポキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、1−フルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、フルオロクロロメトキシ、ブロモメトキシ、1−ブロモエトキシ又は2−ブロモエトキシ基であり得、好適には、同一の1〜3個の、フッ素原子又は塩素原子が置換したC〜Cアルコキシ基であり、より好適には、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ又は2,2,2−トリクロロエトキシ基であり、更に好適には、トリフルオロメトキシ基である。
本発明において、「置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及び前記「C〜Cアルコキシ基」からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基が置換したピリダジニルオキシ基が置換したフェノキシ基であり、好適には、塩素原子、及び、メトキシ若しくはエトキシ基が1個ずつ置換したピリダジニルオキシ基が置換したフェノキシ基である。
本発明において、「R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基」は、好適には、式 −CHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−OCHCH−、−OCH=CH−又は
Figure 2011040445
で表される基である。
本発明において、「置換されてよいフェニル基(当該置換基は、ニトロ基、トリフルオロメチル基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である)」は、ニトロ基、トリフルオロメチル基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基が置換してよいフェニル基であり、例えば、フェニル、ニトロフェニル、(トリフルオロメチル)フェニル、シアノフェニル、ジニトロフェニル又はトリニトロフェニルであり得、好適には、フェニル、ニトロフェニル、(トリフルオロメチル)フェニル又はジニトロフェニル基である。
本発明において、「置換されてよいフェニル基(当該置換基は、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である)」は、前記「C〜Cアルキル基」、前記「ハロゲン原子」、ニトロ基及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基が置換してよいフェニル基であり、例えば、フェニル、トリル、エチルフェニル、フルオロフェニル、クロロフェニル、ブロモフェニル、ニトロフェニル、ジニトロフェニル、トリニトロフェニル又は(トリフルオロメチル)フェニルであり得、好適には、フェニル、トリル、クロロフェニル、ニトロフェニル又は(トリフルオロメチル)フェニル基である。
本発明の化合物(I)は塩にすることができ、その塩は、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩又は有機アミン塩であり得、又、分子中に塩基性部分がある場合には、例えば、硫酸塩、塩酸塩、硝酸塩又はリン酸塩であり得る。
本発明の化合物(I)において、「アルカリ金属塩」は、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩又はリチウム塩であり得、好適には、ナトリウム塩又はカリウム塩である。
本発明の化合物(I)において、「アルカリ土類金属塩」は、例えば、カルシウム塩又はマグネシウム塩であり得、好適には、マグネシウム塩である。
本発明の化合物(I)において、「有機アミン塩」は、例えば、メチルアミン塩、ジエチルアミン塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジイソプロピルアミン塩、トリブチルアミン塩、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)塩、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU)塩、ピリジン塩、コリジン塩、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン塩、ピロリジン塩、ピペリジン塩、ピペラジン塩、モルホリン塩又はN−メチルモルホリン塩であり得、好適には、トリエチルアミン塩又はピリジン塩である。
本発明の化合物(I)の溶媒和物も、本発明に包含されるものである。
本発明の化合物(I)中には、不斉炭素を有する化合物もあり、その場合には、本発明の化合物(I)は、一種の光学活性体及び数種の光学活性体の任意の割合の混合物をも包含する。
本発明における化合物(I)等において、
(1a)Rは、好適には、水素原子であり、
(2a)Rは、好適には、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRは、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基、又は、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基若しくはC〜Cアルコキシイミノ基である。)、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、置換されてよいC〜Cシクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルコキシ基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。)、C〜Cビシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)である。}、置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよく、当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基及びC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基である。}、ニトロ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)又はC〜Cアルキルチオ基であるか、又は、R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基は、式 −CHCH−、−CHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−CHCHCHCH−、−CH=CH−CH=CH−、−OCHCH−、−OCH=CH−、−OCH=C(CH)−、−SCH=CH−、−N=CH−CH=CH−、−OCHO−、−OCHCHO−、
Figure 2011040445
で表される基であり、
(2b)より好適には、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRは、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、1〜3個のフッ素原子、又は、C〜Cシクロアルキル基若しくはC〜Cアルキルチオ基である。)、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、置換されてよいC〜Cシクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルコキシ基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。)、C〜Cビシクロアルキル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、1〜3個のフッ素原子である。)である。}、置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよく、当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基及びC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、1〜3個のフッ素原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基である。}、ニトロ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、1〜3個のフッ素原子である。)、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)又はC〜Cアルキルチオ基であるか、又は、R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基が、式 −CHCH−、−CHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−CHCHCHCH−、−CH=CH−CH=CH−、−OCHCH−、−OCH=CH−、−OCH=C(CH)−、−SCH=CH−、−N=CH−CH=CH−、−OCHO−、−OCHCHO−、
Figure 2011040445
で表される基であり、
(2c)更により好適には、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRが、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基であるか、又は、R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基が、式 −CHCHCH−で表される基であり、
(2d)更にまたより好適には、Rは、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRは、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cシクロアルキル基であり、
(2e)特に好適には、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRは、互いに独立して、水素原子、メチル基又はシクロプロピル基であり、
(2f)最も好適には、2−シクロプロピル−6−メチルフェニル基であり、
(3a)Lは、好適には、ハロゲン原子であり、
(3b)より好適には、塩素原子又は臭素原子であり、
(3c)更により好適には、塩素原子であり、
本発明における化合物(III)において、
(4a)Lは、好適には、ハロゲン原子であり、
(4b)より好適には、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、
(4c)最も好適には、塩素原子である。
本発明における化合物(IV)において、Mは、水素原子又はアルカリ金属であり、
(5a)好適には、水素原子、ナトリウム又はカリウムであり、
(5b)より好適には、水素原子又はナトリウムである。
また、Rが(1a)であり、Rを(2a)〜(2f)から選択し、Lを(3a)〜(3c)から選択し、組み合わせて得られる化合物(I)も好適であり、さらに、Rが(1a)であり、Lを(3a)〜(3c)から選択し、Lを(4a)〜(4c)から選択し、組み合わせて得られる化合物(III)も好適である。そして、Rを(2a)〜(2f)から選択し、Mを(5a)〜(5b)から選択し、組み合わせて得られる化合物(IV)も好適である。
本発明の製造方法においては、塩基の存在下又は不存在下で反応を実施することができる。
本発明の製造方法において、反応に使用する塩基は、例えば、金属水酸化物、金属炭酸塩、金属水素炭酸塩、金属アルコキシド、金属有機酸塩、金属水素化物、金属、アミン類又は有機金属塩基類である。
本発明において「金属水酸化物」は、任意の金属の水酸化物であり、例えば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化鉄又は水酸化亜鉛であり得、好適には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化ベリリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化鉄又は水酸化亜鉛であり、より好適には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化セシウムであり、さらにより好適には、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムであり、最も好適には、水酸化ナトリウムである。
本発明において「金属炭酸塩」は、任意の金属の炭酸塩であり、例えば、アルカリ金属炭酸塩又はアルカリ土類金属炭酸塩であり得、好適には、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム、炭酸セシウム、炭酸ベリリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム又は炭酸バリウムであり、より好適には、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムであり、最も好適には、炭酸カリウムである。
本発明において「金属水素炭酸塩」は、任意の金属の炭酸水素塩であり、例えば、アルカリ金属水素炭酸塩であり得、好適には、炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウムである。
本発明において「金属アルコキシド」は、任意の金属がアルコールと結合した化合物であり、例えば、アルカリ金属アルコキシド又はアルカリ土類金属アルコキシドであり得、好適には、リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウムt−ブトキシド、リチウム t−アミロキシド、リチウムフェノキシド、リチウム 2−t−ブチルフェノキシド、リチウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、リチウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、ナトリウム t−アミロキシド、ナトリウムフェノキシド、ナトリウム 2−t−ブチルフェノキシド、ナトリウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、ナトリウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、カリウム t−アミロキシド、カリウムフェノキシド、カリウム 2−t−ブチルフェノキシド、カリウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、カリウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、ルビジウムt−ブトキシド、セシウムt−ブトキシド、ベリリウム ジ(t−ブトキシド)、マグネシウム ジ(t−ブトキシド)、カルシウム ジ(t−ブトキシド)、ストロンチウム ジ(t−ブトキシド)又はバリウム ジ(t−ブトキシド)であり、より好適には、リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウムt−ブトキシド、リチウム t−アミロキシド、リチウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、リチウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、ナトリウム t−アミロキシド、ナトリウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、ナトリウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、カリウム t−アミロキシド、カリウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、カリウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、ルビジウムt−ブトキシド又はセシウムt−ブトキシドであり、更により好適には、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキシド又はカリウムt−ブトキシドであり、最も好適には、ナトリウムt−ブトキシド又はカリウムt−ブトキシドである。
本発明において「金属有機酸塩」は、任意の金属が有機酸と結合した化合物であり、例えば、アルカリ金属有機酸塩又はアルカリ土類金属有機酸塩であり得、好適には、蟻酸リチウム、酢酸リチウム、蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、蟻酸カリウム、酢酸カリウム、安息香酸カリウム、酢酸ルビジウム、酢酸セシウム、酢酸ベリリウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸ストロンチウム又は酢酸バリウムであり、より好適には、蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、蟻酸カリウム又は酢酸カリウムであり、更により好適には、蟻酸ナトリウム又は酢酸ナトリウムである。
本発明において「金属水素化物」は、任意の金属の水素化物であり、例えば、アルカリ金属水素化物又はアルカリ土類金属水素化物であり得、好適には、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化ストロンチウム、水素化セシウム、水素化ベリリウム、水素化マグネシウム、水素化カルシウム、水素化ストロンチウム又は水素化バリウムであり、より好適には、水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムであり、更により好適には、水素化ナトリウムである。
本発明において「金属」は、任意の金属であり、例えば、リチウム、ホウ素、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、カルシウム、チタン、クロム、マンガン、ニッケル、銅、亜鉛、亜鉛−銅合金、銀、スズ、テルル、水銀、リチウム−水銀合金、セリウム、ユーロピウム又はイッテルビウムであり得、好適には、アルカリ金属又はアルカリ土類金属であり、より好適には、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム又はバリウムであり、更により好適には、リチウム、ナトリウム又はカリウムであり、最も好適には、ナトリウム、カリウムである。
本発明において「アミン類」は、塩基性の窒素を有する化合物であり、例えば、脂肪族三級アミン類、脂肪族環状三級アミン類、芳香族三級アミン類、ピリジン類又は金属アミド類であり得、好適には、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン;N−メチルモルホリン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU);ジメチルアニリン、ジエチルアニリン;ピリジン、ルチジン、コリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン;リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド、リチウム ジエチルアミド、リチウム ジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムテトラメチルピペラジド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウム ビス(トリメチルシリル)アミドであり、より好適には、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド、リチウム ジエチルアミド、リチウム ジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムテトラメチルピペラジド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウム ビス(トリメチルシリル)アミドであり、更により好適には、ナトリウムアミド、カリウムアミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウム ビス(トリメチルシリル)アミドであり、最も好適には、ナトリウムアミド又はカリウムアミドである。
本発明において「有機金属塩基類」は、任意の金属と炭素原子が結合した化合物であり、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ナフタレンナトリウム、ナフタレンカリウム、ジフェニルエチレンカリウム、ベンジルカリウム、クミルカリウム、メチルマグネシウムクロライド、メチルマグネシウムブロマイド、メチルマグネシウムヨーダイド、t−ブチルマグネシウムクロライド、t−ブチルマグネシウムブロマイド、フェニルマグネシウムクロライド、フェニルマグネシウムブロマイド又はクミルセシウムであり得、好適には、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ナフタレンナトリウム、ナフタレンカリウム、ジフェニルエチレンカリウム、ベンジルカリウム、クミルカリウム又はクミルセシウムであり、より好適には、t−ブチルリチウム、ナフタレンナトリウム又はナフタレンカリウムである。
使用する塩基は、好適には、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水素炭酸塩、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属有機酸塩、アルカリ土類金属有機酸塩、アルカリ金属水素化物、アルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属、アルカリ土類金属、脂肪族三級アミン類、脂肪族環状三級アミン類、芳香族三級アミン類、ピリジン類、金属アミド類又は有機金属塩基類であり、より好適には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウム;リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウムt−ブトキシド、リチウム t−アミロキシド、リチウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、リチウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、ナトリウムt−アミロキシド、ナトリウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、ナトリウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、カリウム t−アミロキシド、カリウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、カリウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、ルビジウムt−ブトキシド、セシウムt−ブトキシド;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム;リチウム、ナトリウム、カリウム;リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド、リチウム ジエチルアミド、リチウム ジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムテトラメチルピペラジド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド、カリウム ビス(トリメチルシリル)アミド;又はメチルリチウム、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ナフタレンナトリウム、ナフタレンカリウム、ジフェニルエチレンカリウム、ベンジルカリウム、クミルカリウム若しくはクミルセシウムであり、更により好適には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、カリウムt−ブトキシド;水素化ナトリウム、水素化カリウム;ナトリウム、カリウム;又はナトリウムアミド、カリウムアミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド若しくはカリウム ビス(トリメチルシリル)アミドであり、更にまたより好適には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム;ナトリウムt−ブトキシド、カリウムt−ブトキシド;水素化ナトリウム、水素化カリウム;又はナトリウムアミド若しくはカリウムアミドであり、最も好適には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム;又はナトリウムt−ブトキシド若しくはカリウムt−ブトキシドである。
本発明において、好適には、Mがアルカリ金属である場合、一般式(III)で表される化合物と一般式(IV)で表される化合物との反応は、塩基の不存在下で行うことができる。
本発明の製造方法においては、溶媒存在下又は不存在下で反応を実施することができる。
反応に使用する溶媒は、水;メタノール、エタノール、イソプロパノール、t−ブタノール、2−メチル−4−フェニルブタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール又はヘキシレングリコールのようなアルコール類;アセトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、シクロヘキサノン又はベンゾフェノンのようなケトン類;アセトニトリル、ベンゾニトリル又はオルトトルニトリルのようなニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル又は安息香酸t−ブチルのようなエステル類;ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ウンデカン、ドデカン、シクロヘキサン又はデカリンのような炭化水素類;塩化メチレン、クロロホルム又はジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、3−メトキシトルエン、1,2−ジメトキシベンゼン、エチルフェニルエーテル又はジフェニルエーテルのようなエーテル類;トルエン、キシレン又はブチルベンゼンのような芳香族炭化水素類;クロロベンゼン又はo−ジクロロベンゼンのようなハロゲン化芳香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノン又は1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンのようなアミド類;ピリジン、ルチジン、コリジン又はキノリンのようなピリジン類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン又はジイソプロピルエチルアミンのような脂肪族アミン類;ジメチルアニリン又はジイソプロピルアニリンのような芳香族アミン類;又はこれらの混合溶剤であり得、好適には、メタノール、エタノール、イソプロパノール、t−ブタノール、2−メチル−4−フェニルブタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール又はヘキシレングリコール;アセトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノン;アセトニトリル、ベンゾニトリル、オルトトルニトリル;酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、安息香酸t−ブチル;ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ウンデカン、ドデカン、シクロヘキサン、デカリン;塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、3−メトキシトルエン、1,2−ジメトキシベンゼン、エチルフェニルエーテル、ジフェニルエーテル;トルエン、キシレン、ブチルベンゼン;クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;ピリジン、ルチジン、コリジン、キノリン;ジメチルスルホキシド、スルホラン;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン;ジメチルアニリン、ジイソプロピルアニリン;又はこれらの混合溶剤であり、より好適には、メタノール、エタノール、イソプロパノール、t−ブタノール、2−メチル−4−フェニルブタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール又はヘキシレングリコール;ベンゾフェノン、シクロヘキサノン;ベンゾニトリル、オルトトルニトリル;デカン、ウンデカン、デカリン;3−メトキシトルエン、1,2−ジメトキシベンゼン、エチルフェニルエーテル、ジフェニルエーテル;o−ジクロロベンゼン;N−メチルピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;キノリン;スルホラン、ジメチルスルホキシド;トリブチルアミン;ジメチルアニリン、ジイソプロピルアニリン;又はこれらの混合溶剤であり、更により好適には、t−ブタノール、2−メチル−4−フェニルブタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール又はヘキシレングリコール;ベンゾフェノン;ベンゾニトリル、オルトトルニトリル;デカン、ウンデカン、デカリン;3−メトキシトルエン、エチルフェニルエーテル、ジフェニルエーテル;o−ジクロロベンゼン;キノリン;トリブチルアミン;ジメチルアニリン、ジイソプロピルアニリン;又はこれらの混合溶剤であり、特に好適には、t−ブタノール、2−メチル−4−フェニルブタノール、2−オクタノール、シクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール、3−メトキシトルエン、エチルフェニルエーテル、;o−ジクロロベンゼン;ジメチルアニリン;又はこれらの混合溶剤であり、最も好適には、t−ブタノールである。
本発明の反応には、必要に応じて、反応促進剤を添加することができる。
この反応促進剤は、例えば、前記の溶剤;ポリエチレングリコール;又はテトラブチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリエチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロリド又はベンジルトリブチルアンモニウムブロミドのような4級アンモニウム塩であり得、好適には、水;メタノール、エタノール、イソプロパノール、t−ブタノール;アセトニトリル;テトラヒドロフラン、ジオキサン;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;ジメチルスルホキシド;ポリエチレングリコール;テトラブチルアンモニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムブロミド;又はこれらの混合物であり、より好適には、水;イソプロパノール、t−ブタノール;ジオキサン;又はこれらの混合物である。
本発明において使用する一般式(IV)に示される化合物の量は、一般式(III)に示される化合物1molに対し、通常、1〜10molであり、好適には、3〜10molであり、より好適には、3〜5molである。一般式(III)に示される化合物に対して過剰量の一般式(IV)に示される化合物を加えることで、より高選択率かつ高収率で、3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体(I)が得られる。
本発明において使用する塩基の量は、一般式(IV)に示される化合物1molに対し、通常、1〜10molであり、好適には、1〜5molであり、より好適には、3〜5molである。
本発明において使用する反応溶媒の量は、一般式(III)に示される化合物の重量(g)に対し、通常、1〜100倍重量(%)であり、好適には、5〜50倍重量(%)であり、より好適には、5〜30倍重量(%)である。
本発明における一般式(III)に示される化合物の反応基質濃度(重量%)は、通常、0.1〜50重量%であり、好適には、1〜25重量%であり、より好適には、1〜10重量%である。
本発明において、一般式(III)に示される化合物の装入方法は、例えば、一括装入、分割装入又は滴下装入であり得る。分割装入又は滴下装入の場合は、溶媒に分散或いは溶解して使用することができる。使用する溶媒は、反応に影響がない限り特に限定はないが、例えば、アルコール類、炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類又はこれらの混合溶媒であり得、好適には、t−ブタノール、トルエン、o−ジクロロベンゼン、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンであり、より好適には、t−ブタノール、o−ジクロロベンゼン又は1,4−ジオキサンであり、最も好適には、t−ブタノールである。
装入時間は、通常、0分〜30時間であり、好適には、0分〜20時間であり、より好適には、0時間〜10時間である。
本発明における反応温度は、通常、0℃〜300℃であり、好適には、100℃〜230℃であり、より好適には、100℃〜190℃である。
本発明における反応時間は、通常、30分〜50時間であり、好適には、1時間〜20時間である。
以下、後処理工程に関して説明する。
本発明において、一般式(III)に示される化合物と一般式(IV)に示される化合物との反応によって得られる一般式(I)に示される化合物、又は、一般式(III)又は/及び(IV)に示される化合物を含む反応混合物、或いはその塩は、公知の手段、例えば、濃縮、減圧濃縮、蒸留、分留、溶媒抽出(酸性下又はアルカリ性下の水性混合物の有機溶媒での抽出を含む)、溶媒洗浄、結晶化、再結晶、吸着又はクロマトグラフィーによって単離・精製することができる。
また、一般式(IV)で示される化合物を、反応に過剰に用いた場合は、余剰分を公知の手段、例えば、濃縮、減圧濃縮、蒸留、分留、溶媒抽出(酸性下又はアルカリ性下の水性混合物の有機溶媒での抽出を含む)、溶媒洗浄、結晶化、再結晶、吸着又はクロマトグラフィーにより単離・精製することができる。
本発明において使用する一般式(III)に示される化合物は、公知化合物であるか、公知の方法(例えば、Helvetica Chimica Acta、39巻、1755〜1762頁(1956年)又は特開2004−2263号公報に記載されている方法)により又はそれらに準じて、容易に製造することができる。
本発明において使用する一般式(IV)に示される化合物は、公知化合物であるか、公知の方法(例えば、特開2004−2263号公報に記載されている方法)により又はそれらに準じた方法により、容易に製造することができる。
本発明はまた、上記の如くして得られた3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体(I)を用いることによる、3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレートの製造法に関する。すなわち、本発明は、一般式(V):
Figure 2011040445
(式中、R及びLは前記の意味を表す。)
で表される3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレートの製造方法であって、
上記製造方法に従い一般式(I):
Figure 2011040445
(式中、R、R及びLは前記の意味を表す。)
で表される化合物を得て、
得られた一般式(I)で表される化合物を、一般式(VI):
Figure 2011040445
(式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、好ましくは、塩素原子である。)
で表される化合物と、塩基の存在下、溶媒の存在下又は不存在下、反応させることによる、
一般式(V)で表される3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレートの製造方法に関する。
本反応に使用する一般式(VI)で表される化合物の量は、一般式(I)で表される化合物1molに対し、通常、0.5〜10molであり、好適には、1〜5molであり、より好適には、1〜3molである。
上記化合物(I)と化合物(VI)との反応に使用する塩基は、反応を阻害しない限りいずれの塩基を用いてもよく、例えば、化合物(III)と化合物(IV)との反応において使用されるものと同じものを使用することができる。好適には、金属炭酸塩又はアミン類であり、より好適には、炭酸カリウム又はトリエチルアミンである。上記反応に使用する塩基の量は、一般式(V)に示される化合物1molに対し、通常、0.5〜20molであり、好適には、1〜5molであり、より好適には、1〜3molである。
本反応は、溶媒の存在下または不存在下で実施することができる。上記化合物(I)と化合物(VI)との反応に使用する溶媒は、反応を阻害しない限りいずれの溶媒を用いてもよく、例えば、化合物(III)と化合物(IV)との反応において使用されるものと同じものを使用することができる。好適には、ケトン類、エステル類、芳香族炭化水素類であり、より好適には、アセトン、メチルイソブチルケトン、酢酸ブチル、トルエンである。本反応において使用する反応溶媒の量は、一般式(I)に示される化合物の重量(g)に対し、通常、1〜100倍重量(%)であり、好適には、5〜50倍重量(%)であり、より好適には、5〜30倍重量(%)である。
本反応における反応温度は、主に原料化合物、反応試薬及び使用される溶媒の種類によって異なるが、通常、−90℃〜200℃であり、好適には、0℃〜100℃であり、より好適には、30℃〜70℃である。
本反応における反応時間は、主に反応温度、原料化合物、反応試薬及び使用される溶媒の種類によって異なるが、通常、30分〜50時間であり、好適には、1時間〜20時間である。
後処理工程に関しては、一般式(III)に示される化合物と一般式(IV)に示される化合物との反応における後処理工程と同様の後処理を行うことができる。
本製造法における定量法は、HPLCによる内部標準分析法にて定量した。HPLC分析条件は、HPLCカラム:L−Columun ODS φ4.6×250mm(化学物質評価研究機構)、移動相:20mMリン酸水溶液:アセトニトリル=60:40(vol%)、流量:1.0mL/min、検出波長:274nm、注入量:1μL及び標準試薬:3−メトキシトルエンである。
実施例1
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール13.0g(87.0mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(78.3mL)の混合物に室温で95%水酸化ナトリウム3.67g(87.0mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン5.00g(純度95.7%、29.0mmol)のt−ブタノール(95.0g)溶液を180℃下で5時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて2時間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水78.7g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。水相に対し、トルエン50.0gを加え、室温にて30分間攪拌し、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液した。同操作を2回繰り返した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、0℃下にて4%塩酸水溶液中に滴下装入し、固体を析出させた後にろ過した。得られた固体を純水にて洗浄し、減圧下、乾燥させ、有機溶剤に溶解させ、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール8.30g(純度90.9%、収率94%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール29mg(0.4%収率)を得た。
実施例2
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール13.0g(87.0mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(78.3mL)の混合物に室温で95%水酸化ナトリウム3.67g(87.0mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン5.00g(純度95.7%、29.0mmol)のt−ブタノール(95.0g)溶液を180℃下で10時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて30分間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水78.7g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。水相に対し、トルエン50.0gを加え、室温にて30分間攪拌し、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液した。同操作を2回繰り返した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール6.73g(収率84%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール27mg(0.4%収率)を得た。
実施例3
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール12.8g(86.4mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(78.3mL)の混合物に室温で95%水酸化ナトリウム3.64g(86.4mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン5.00g(純度95%、28.8mmol)のt−ブタノール(95.0g)溶液を180℃下で2時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて30分間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水78.7g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。水相に対し、トルエン50.0gを加え、室温にて30分間攪拌し、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液した。同操作を2回繰り返した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、0℃下にて4%塩酸水溶液中に滴下装入し、固体を析出させた後にろ過した。得られた固体を純水にて洗浄し、減圧下、乾燥させ、有機溶剤に溶解させ、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール7.17g(収率91%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール43mg(0.6%収率)を得た。
実施例4
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール12.8g(86.4mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(78.3mL)の混合物に室温で95%水酸化カリウム5.09g(86.4mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン5.00g(純度95.0%、28.8mmol)のt−ブタノール(95.0g)溶液を180℃下で2時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて2時間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水78.7g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。水相に対し、トルエン50.0gを加え、室温にて30分間攪拌し、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液した。同操作を2回繰り返した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのカリウム塩を含む水相を、0℃下にて4%塩酸水溶液中に滴下装入し、固体を析出させた後にろ過した。得られた固体を純水にて洗浄し、減圧下、乾燥させ、有機溶剤に溶解させ、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール8.30g(純度90.4%、収率90%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール69mg(0.9%収率)を得た。
実施例5
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール12.8g(86.4mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(78.3mL)の混合物に室温で95%水酸化セシウム15.3g(86.4mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン5.00g(純度95.0%、28.8mmol)のt−ブタノール(95.0g)溶液を180℃下で2時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて2時間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水100g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。水相に対し、トルエン50.0gを加え、室温にて30分間攪拌し、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液した。同操作を2回繰り返した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのセシウム塩を含む水相を、0℃下にて4%塩酸水溶液中に滴下装入し、固体を析出させた後にろ過した。得られた固体を純水にて洗浄し、減圧下、乾燥させ、有機溶剤に溶解させ、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール7.92g(純度76.1%、収率76%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール166mg(2.1%収率)を得た。
実施例6
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール1.34g(9.05mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(7.00mL)の混合物に室温で85%t−ブトキシカリウム1.20g(9.05mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン4.97g(純度96.0%、2.89mmol)のt−ブタノール(35.0g)溶液を170℃下で2時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて2時間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを反応液に加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール701mg(収率88%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール6.9mg(0.9%収率)を得た。
実施例7
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール12.9g(87.0mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(78.3mL)の混合物に室温で95%水酸化ナトリウム3.67g(87.0mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン4.97g(純度95.7%、29.0mmol)のt−ブタノール(95.0g)溶液を160℃下で9時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて30分間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水78.7g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。水相に対し、トルエン50.0gを加え、室温にて30分間攪拌し、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液した。同操作を2回繰り返した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール6.86g(収率86%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール29mg(0.4%収率)を得た。
実施例8
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール12.8g(86.4mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(78.3mL)の混合物に室温で95%水酸化ナトリウム3.64g(86.4mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン5.00g(純度95%、28.8mmol)のt−ブタノール(95.0g)溶液を160℃下で2時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて30分間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水78.7g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。水相に対し、トルエン50.0gを加え、室温にて30分間攪拌し、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液した。同操作を2回繰り返した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール6.10g(収率77%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール39mg(0.5%収率)を得た。
実施例9
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール12.9g(87.0mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(78.3mL)の混合物に室温で95%水酸化ナトリウム3.67g(87.0mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、30分間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン5.00g(純度95.7%、29.0mmol)のt−ブタノール(95.0g)溶液を160℃下で5時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて30分間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水78.7g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。水相に対し、トルエン50.0gを加え、室温にて30分間攪拌し、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液した。同操作を2回繰り返した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール6.52g(収率81%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール32mg(0.4%収率)を得た。
実施例10
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノール1.34g(純度96.2%、34.9mmol)と1,2−ジクロロベンゼン(42.0mL)の混合物に室温で95%水酸化カリウム2.06g(34.9mmol)を加えた。この混合物を180℃まで昇温し、1時間攪拌還流し、共沸脱水した。得られた溶液に対し、予め調製した4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン3.07g(純度96.0%、17.8mmol)のt−ブタノール(50.0g)溶液を180℃下で2時間かけて滴下した。(滴下と同時にt−ブタノールを留去した。)その後、180℃にて2時間攪拌した後、反応液を室温まで冷却し、純水を加え、室温にて30分間攪拌後、有機相を分液した。水相に対し、1,2−ジクロロベンゼンを加え、室温にて30分間攪拌した後に、2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有した有機相を分液後、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのカリウム塩を含む水相に対し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。この溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.57g(収率52%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール29mg(0.6%収率)を得た。
実施例11
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン307mg(純度98.0%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール833mg(5.57mmol)の混合物に室温で、1−オクタノール(3.36mL)及び95%水酸化カリウム324mg(5.50mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール113mg(収率23%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール1.4mg(0.3%収率)を得た。
実施例12
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン306mg(純度98.0%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール821mg(5.49mmol)の混合物に室温で、エチルフェニルエーテル(2.76g)及び95%水酸化カリウム324mg(5.50mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール384mg(収率77%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.0mg(0.4%収率)を得た。
実施例13
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン308mg(純度99.0%、1.85mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール2.72g(18.1mmol)の混合物に室温で、95%水酸化カリウム331mg(5.62mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール134mg(収率26%)を得た。
実施例14
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン307mg(純度98.0%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール828mg(5.53mmol)の混合物に室温で、ウンデカン(2.76g)及び95%水酸化カリウム322mg(5.46mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール340mg(収率68%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール1.8mg(0.4%収率)を得た。
実施例15
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン308mg(純度99.0%、1.85mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール824mg(5.47mmol)の混合物に室温で、スルホラン(2.76g)及び95%水酸化カリウム332mg(5.63mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール181mg(収率36%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール7.1mg(1.4%収率)を得た。
実施例16
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン306mg(純度98.0%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール825mg(5.51mmol)の混合物に室温で、デカン(2.76g)及び95%水酸化カリウム327mg(5.55mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール282mg(収率56%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール4.3mg(0.9%収率)を得た。
実施例17
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン308mg(純度98.0%、1.83mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール823mg(5.50mmol)の混合物に室温で、ジフェニルエーテル(2.76g)及び95%水酸化カリウム328mg(5.56mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール295mg(収率58%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.1mg(0.6%収率)を得た。
実施例18
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン305mg(純度99.0%、1.83mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール846mg(5.62mmol)の混合物に室温で、ベンゾフェノン(2.76g)及び95%水酸化カリウム327mg(5.55mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール314mg(収率62%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.2mg(0.6%収率)を得た。
実施例19
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン306mg(純度98.0%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール833mg(5.53mmol)の混合物に室温で、キノリン(2.76g)及び95%水酸化カリウム327mg(5.55mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール321mg(収率64%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.4mg(0.7%収率)を得た。
実施例20
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン306mg(純度99.0%、1.84mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール830mg(5.51mmol)の混合物に室温で、ジメチルアニリン(2.76g)及び95%水酸化カリウム331mg(5.62mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール381mg(収率75%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.4mg(0.7%収率)を得た。
実施例21
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン306mg(純度99.0%、1.84mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール826mg(5.48mmol)の混合物に室温で、ベンゾニトリル(2.76g)及び95%水酸化カリウム323mg(5.48mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール271mg(収率53%)を得た。
実施例22
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン313mg(純度96.0%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール824mg(5.47mmol)の混合物に室温で、1,2−ジメトキシベンゼン(2.76g)及び95%水酸化カリウム326mg(5.53mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール189mg(収率38%)を得た。
実施例23
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン313mg(純度96.0%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール839mg(5.57mmol)の混合物に室温で、3−メトキシトルエン(2.76g)及び95%水酸化カリウム328mg(5.56mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール376mg(収率75%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール1.9mg(0.4%収率)を得た。
実施例24
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン314mg(純度96.0%、1.83mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール828mg(5.50mmol)の混合物に室温で、トリブチルアミン(2.76g)及び95%水酸化カリウム334mg(5.56mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール288mg(収率57%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.5mg(0.5%収率)を得た。
実施例25
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン301mg(純度100%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール827mg(5.49mmol)の混合物に室温で、デカリン(2.76g)及び95%水酸化カリウム326mg(5.53mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール348mg(収率69%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール1.8mg(0.4%収率)を得た。
実施例26
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン301mg(純度100%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール827mg(5.49mmol)の混合物に室温で、N−メチルピロリドン(2.76g)及び95%水酸化カリウム322mg(5.46mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール105mg(収率21%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール4.2mg(0.8%収率)を得た。
実施例27
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン301mg(純度100%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール827mg(5.49mmol)の混合物に室温で、ジプロピルアニリン(2.76g)及び95%水酸化カリウム325mg(5.51mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール230mg(収率46%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.7mg(0.5%収率)を得た。
実施例28
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン301mg(純度100%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール832mg(5.52mmol)の混合物に室温で、ノルマルブチルベンゼン(2.76g)及び95%水酸化カリウム333mg(5.65mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール308mg(収率61%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.9mg(0.6%収率)を得た。
実施例29
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン301mg(純度100%、1.82mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール842mg(5.59mmol)の混合物に室温で、オルトトルニトリル(2.76g)及び95%水酸化カリウム325mg(5.51mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール277mg(収率55%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.2mg(0.6%収率)を得た。
実施例30
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン302mg(純度100%、1.83mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール826mg(5.48mmol)の混合物に室温で、2−メチル−4−フェニルブタノール(2.76g)及び95%水酸化カリウム330mg(5.60mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール332mg(収率66%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.6mg(0.7%収率)を得た。
実施例31
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン308mg(純度98%、1.83mmol)と2−シクロプロピル−6−メチルフェノール824mg(5.51mmol)の混合物に室温で、テトラリン(2.76g)及び95%水酸化カリウム334mg(5.67mmol)を加えた。この混合物を攪拌しながら180℃まで昇温し、同温下で4時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、1N塩酸水溶液とメタノールを加え、均一溶液とした。得られた溶液をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール324mg(収率64%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.2mg(0.4%収率)を得た。
実施例32
6−クロロ−3−(4−t−ブチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン3.0g(純度90%、16.4mmol),4−t−ブチルフェノール 7.45g(49.1mmol)および水酸化ナトリウム2.03g(純度97%、49.1mmol)を、1,2−ジクロロベンゼン19.1gとジメチルスルホキシド3.0gの混合液に加え、180℃下で8時間熟成した。反応終了後、室温に冷却し、純水50gを加えた。ここに35%塩酸水溶液を加え、水相のpHを2.1と調整した後、生じた固体を濾取した。窒素下にて24時間乾燥後、メチルt−ブチルエーテル25mLを加えてスラリーとした。1.5時間攪拌後、生じたスラリーをろ過し、得られた固体を減圧乾燥し、薄褐色固体の6−クロロ−3−(4−t−ブチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.61g(収率57.2%)を得た。
H−NMR (400MHz, DMSO−d) δppm: 7.41 (2H, d, J=8.4Hz), 7.07 (2H, d,J=8.8Hz), 6.81 (1H, s), 1.27 (9H,s).
実施例33
6−クロロ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン3.0g(純度90%、16.4mmol)、3−トリフルオロメチルフェノール7.96g(49.1mmol)および水酸化ナトリウム2.03g(純度97%、49.1mmol)を、1,2−ジクロロベンゼン19.1gとジメチルスルホキシド3.0gの混合液に加え、180℃下で8時間熟成した。反応終了後、室温に冷却し、純水50gを加えた。ここに35%塩酸水溶液を加え、水相のpHを2.1と調整した後、生じた固体を濾取した。この固体をメチルt−ブチルエーテル25mLを加えてスラリーとした。得られた固体を減圧乾燥し、薄褐色固体の6−クロロ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−4−ピリダジノール3.32g(収率69.7%)を得た。
H−NMR (400MHz, DMSO−d) δppm: 7.70−7.55 (3H, m), 7.51 (1H, d,J=7.6Hz), 6.85 (1H, s).
実施例34
6−クロロ−3−フェノキシ−4−ピリダジノールの製造
フェノール25.0g(266mmol)とシクロヘキサノール30.0gの混合物を装入し、これに対して、ナトリウムt−ブトキシド25.5g(266mmol)を1時間かけて装入したのちに、70℃で30分間攪拌した。得られた溶液を40℃まで冷却したのちに、4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン8.94g(純度98%、153.1mmol)を加えた。その後、40℃から140℃に加温し12時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水100g、トルエン100g加え、30分間攪拌し、その後、35%塩酸水溶液41.7g(400mmol)を滴下装入し、過剰に添加したフェノールを含有する有機相を分液した。得られた水相に対し、トルエン287gを装入し、30分間室温で攪拌した後に、有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−フェノキシ−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、0℃下にて35%塩酸水溶液を滴下装入し、固体を析出させた後にろ過した。固体を純水にて洗浄し、減圧下、乾燥させ、有機溶剤に溶解させ、HPLCの面積百分率法にて定量し、6−クロロ−3−フェノキシ−4−ピリダジノール9.94g(収率84.0%)を得た。
H−NMR (400MHz, DMSO−d) δppm: 7.50−7.35 (2H, m), 7.25−7.13 (3H, m), 6.81 (1H, brs).
実施例35
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド25.5g(150mmol)とt−ブタノール12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度99%、15.0mmol)を耐圧装置に加えた。その後、室温から140℃に加温し3時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水80.0g、トルエン90.0g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.74g(収率90.1%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール12.5mg(0.3%収率)を得た。
実施例36
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
2−シクロプロピル−6−メチルフェノ−ル114.76g(95.9%純度、743mmol)とt−ブタノール70.0gの混合物を耐圧装置に装入し、これに対して、ナトリウムt−ブトキシド72.8g(98.0%純度、743mmol)を1時間かけて装入したのちに、70℃で30分間攪拌した。得られた溶液を40℃まで冷却したのちに、4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン25.0g(純度98%、148.6mmol)を加えた。その後、40℃から140℃に加温し24時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水750g、トルエン574g加え、30分間攪拌し、その後、35%塩酸水溶液41.7g(400mmol)を滴下装入し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。得られた水相に対し、トルエン287gを装入し、30分間室温で攪拌した後に、有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、0℃下にて35%塩酸水溶液20.5g(196mmol)を滴下装入し、固体を析出させた後にろ過した。固体を純水にて洗浄し、減圧下、乾燥させ、有機溶剤に溶解させ、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール41.2g(純度85.4%、収率87.0%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール29mg(1.4%収率)を得た。
実施例37
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド25.0g(147mmol)と1−オクタノール12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度98.5%、14.7mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し2時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水80.0g、トルエン90.0g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.81g(収率69.2%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール8.0mg(0.2%収率)を得た。
実施例38
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド25.5g(150mmol)と2−オクタノール12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度99%、15.0mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し4時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水100g、トルエン100g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.11g(収率75.2%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール10.0mg(0.2%収率)を得た。
実施例39
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド25.0g(147mmol)とシクロヘキサノール12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度98.5%、14.7mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し2時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水80.0g、トルエン90.0g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.64g(収率89.9%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール10.0mg(0.3%収率)を得た。
実施例40
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド25.5g(150mmol)と2−メチルシクロヘキサノール12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度99%、15.0mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し3時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水100g、トルエン120g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.15g(収率76.0%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール9.0mg(0.2%収率)を得た。
実施例41
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド25.5g(150mmol)と2−エチルー1−ヘキサノール12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度99%、15.0mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し3時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水100g、トルエン120g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.85g(収率69.0%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール9.0mg(0.2%収率)を得た。
実施例42
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド25.5g(150mmol)とヘキシレングリコール12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度99%、15.0mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し3時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水100g、トルエン100g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.21g(収率53.2%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール5.0mg(0.1%収率)を得た。
実施例43
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド29.8g(純度93.6%、163mmol)とジメチルスルホキシド5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン10.0g(純度90%、54.6mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し28時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水300g、シクロヘキサン200g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール13.3g(収率87.9%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール60.4mg(0.4%収率)を得た。
実施例44
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド27.4g(純度92.9%、149mmol)と1, 3−ジメチル−2−イミダゾリジノン12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度98.5%、14.9mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し7時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水120g、トルエン100g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール3.58g(収率86.9%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール17mg(0.4%収率)を得た。
実施例45
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールの製造
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシド27.4g(純度92.9%、149mmol)とシクロヘキサノン12.5gの混合物に室温で4−ヒドロキシ−3,6−ジクロロピリダジン2.5g(純度98.5%、14.9mmol)を加えた。その後、室温から140℃に加温し7時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、純水120g、トルエン100g加え、30分間攪拌し、過剰に添加した2−シクロプロピル−6−メチルフェノールを含有する有機相を分液した。その後、得られた6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノールのナトリウム塩を含む水相を、HPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール2.48g(収率60.2%)及び3−クロロ−6−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール16mg(0.4%収率)を得た。
実施例46
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジニルモルホリン−4−カルボキシレートの製造
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール19.0g(68.8mmol)にアセトン51.3gと炭酸カリウム10.5g(75.7mmol)を加え、30℃にて攪拌した。そこに、モルホリンカルボニルクロリド11.3g(75.7mmol)を一時間かけて滴下装入した。この反応液を30℃下5時間反応した。反応終了後、純水を加え、固体を析出させた後に、ろ過分取し、得られた固体を減圧乾燥にて乾燥し、固体をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジニルモルホリン−4−カルボキシレート26.6g(収率99%)を得た。
実施例47
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジニルモルホリン−4−カルボキシレートの製造
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール6.50g(23.5mmol)にトルエン39gとトリエチルアミン2.62g(25.9mmol)を加え、30℃にて攪拌した。そこに、モルホリンカルボニルクロリド7.73g(51.7mmol)を一時間かけて滴下装入した。この反応液を30℃下2時間反応後、さらに50℃に昇温し2時間反応した。反応終了後、純水を加え、有機相と水相を分液した後に、有機相をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジニルモルホリン−4−カルボキシレート9.07g(収率99%)を得た。
実施例48
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジニルモルホリン−4−カルボキシレートの製造
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール6.50g(23.5mmol)に酢酸ブチル39gと炭酸カリウム3.57g(25.9mmol)を加え、50℃にて攪拌した。そこに、モルホリンカルボニルクロリド3.87g(25.9mmol)を一時間かけて滴下装入した。この反応液を50℃下にて6時間反応した。反応終了後、得られた白濁液をろ過し、酢酸ブチルで洗浄した後に、得られた有機相をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジニルモルホリン−4−カルボキシレート9.09g(収率99%)を得た。
実施例49
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジニルモルホリン−4−カルボキシレートの製造
6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール6.50g(23.5mmol)にメチルイソブチルケトン39gと炭酸カリウム3.57g(25.9mmol)を加え、50℃にて攪拌した。そこに、モルホリンカルボニルクロリド3.87g(25.9mmol)を一時間かけて滴下装入した。この反応液を50℃下にて4時間反応した。反応終了後、得られた白濁液をろ過し、メチルイソブチルケトンで洗浄した後に、得られた有機相をHPLCの内部標準分析法にて定量し、6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジニルモルホリン−4−カルボキシレート9.00g(収率98%)を得た。
参考例1
ナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシドの製造
97%水酸化ナトリウム54.1g(1.312mol)に純水115.4gを加え、50℃まで加熱し、溶解した後に、キシレン(1000ml)を室温にて加えた。そこに、2−シクロプロピル−6−メチルフェノール200g(1.317mol)を室温にて、20分かけて滴下装入した。得られた2相溶液を140℃下過熱脱水し、水の留去が終了した後に、5℃まで冷却し、スラリー溶液とした。このものを減圧濾過し、固体を500mlのヘキサンで2回洗浄した。得られた固体を減圧乾燥し、得られた固体をHPLCによる内部標準法分析によって定量し、150.2g(67%収率)のナトリウム2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシドを得た。
本発明によれば、安価で、高収率でかつ高選択的に、3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体(I)及び3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレート(V)を提供できるため、これを医薬、農薬、機能性材料若しくはそれらの中間体として使用し、各種機能活性物質を有利に合成できる。
本発明は以下の特徴を有している。
1)ヒドロキシ誘導体(IV)は塩基存在下ではプロトン引き抜きにより負電を帯びる。また、4−ピリダジノール誘導体(III)も塩基存在下ではプロトン引き抜きにより負電を帯びる。よって、通常は反応が困難な負電を帯びた2つの化合物を反応させている。
2)4−ピリダジノール誘導体(III)同士やヒドロキシ誘導体(IV)同士の反応はほとんど起こらず、4−ピリダジノール誘導体(III)とヒドロキシ誘導体(IV)が選択的に反応している。
3)4−ピリダジノール誘導体(III)には、3位と6位に反応点があるが、ヒドロキシ誘導体(IV)が、3位に選択的に反応している。
で表される基であり、
は、ハロゲン原子、シアノ基、式 OR基{式中、Rは、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、ニトロ基、トリフルオロメチル基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である)である}、式 SO基{式中、Rは、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基トリフルオロメチル基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である)である}、ニトロ基、イミダゾリル基又はピラゾリル基を表す]
で表される3−置換オキシ−4−ピリダノール誘導体の製造法であって、
一般式(III):

Claims (18)

  1. 一般式(I):
    Figure 2011040445
    [式中、Rは、水素原子、ハロゲンハロゲン原子、C〜Cアルキル基、(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル基、及びトリ(C〜Cアルキル)ケイ素基を表し、
    が、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルケニル基、(C〜Cアルコキシ)C〜Cアルキル基、5又は6員複素環基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよい。)又は
    一般式(II):
    Figure 2011040445
    で表される置換されてよいフェニル基を表し、
    一般式(II)中、R、R、R、R及びRが、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基、又は、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基若しくはC〜Cアルコキシイミノ基である。)、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、置換されてよいC〜Cシクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルコキシ基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。)、C〜Cビシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)である。}、置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよく、当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基及びC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基である。}、ニトロ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)又はC〜Cアルキルチオ基を表すか、又は、R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基は、式 −CHCH−、−CHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−CHCHCHCH−、−CH=CH−CH=CH−、−OCHCH−、−OCH=CH−、−OCH=C(CH)−、−SCH=CH−、−N=CH−CH=CH−、−OCHO−、−OCHCHO−、
    Figure 2011040445
    で表される基であり、
    1は、ハロゲン原子、シアノ基、式OR基{式中、Rは、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、ニトロ基、トリフルオロメチル基及びシアノ基からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個の置換基である。)である。}、式SO基{式中、Rは、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロメチル基及びシアノ基からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個の置換基である。)である。}、ニトロ基、イミダゾリル基又はピラゾリル基を表す。]
    で表される3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体の製造方法であって、
    一般式(III):
    Figure 2011040445
    (式中、R及びLは前記の意味を表し、Lは、同一又は異なって、Lと同意義をを表す。)
    で表される化合物を、
    一般式(IV):
    MO−R (IV)
    (式中、Mは、水素原子又はアルカリ金属を示し、Rは前記の意味を表す)
    で表される化合物と、塩基存在下又は不存在下、溶媒の存在下又は不存在下、反応させることによる、
    一般式(I)で表される3−置換オキシ−4−ピリダジノール誘導体の製造方法。
  2. 前記一般式(I)において、Rは、水素原子であり、Lは、ハロゲン原子であり、
    は、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
    前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRが、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基、又は、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基若しくはC〜Cアルコキシイミノ基である。)、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、置換されてよいC〜Cシクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルコキシ基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。)、C〜Cビシクロアルキル基、シアノ基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)である。}、置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよく、当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基及びC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基である。}、ニトロ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれた同一又は異なった1〜3個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)又はC〜Cアルキルチオ基であるか、又は、R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基が、式 −CHCH−、−CHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−CHCHCHCH−、−CH=CH−CH=CH−、−OCHCH−、−OCH=CH−、−OCH=C(CH)−、−SCH=CH−、−N=CH−CH=CH−、−OCHO−、−OCHCHO−、
    Figure 2011040445
    で表される基であり、
    前記一般式(III)において、Lが、ハロゲン原子である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記一般式(I)において、Rが、水素原子であり、Lが、塩素原子であり、
    が、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
    前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRが、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、1〜3個のフッ素原子、又は、C〜Cシクロアルキル基若しくはC〜Cアルキルチオ基である。)、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、置換されてよいC〜Cシクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルコキシ基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜3個の置換基である。)、C〜Cビシクロアルキル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、1〜3個のフッ素原子である。)である。}、置換されてよい5又は6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1〜2個の窒素原子を含有してよく、当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C〜Cアルキル基及びC〜Cハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、1〜3個のフッ素原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基である。}、ニトロ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、1〜3個のフッ素原子である。)、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1〜2個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)又はC〜Cアルキルチオ基であるか、又は、R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基が、式 −CHCH−、−CHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−CHCHCHCH−、−CH=CH−CH=CH−、−OCHCH−、−OCH=CH−、−OCH=C(CH)−、−SCH=CH−、−N=CH−CH=CH−、−OCHO−、−OCHCHO−、
    Figure 2011040445
    で表される基であり、
    前記一般式(III)において、Lが、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である、請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記一般式(I)において、Rが、水素原子であり、Lが、塩素原子であり、Rが、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
    前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRが、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cシクロアルキル基であるか、又は、R、R、R、R及びRの隣合う2個が一緒になって形成する基が、式 −CHCHCH−で表される基であり、
    前記一般式(III)において、Lが、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である、請求項1に記載の製造方法。
  5. 前記一般式(I)において、Rが、水素原子であり、Lが、塩素原子であり、Rが、前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
    前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRが、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cシクロアルキル基であり、
    前記一般式(III)において、Lが、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である、請求項1に記載の製造方法。
  6. 前記一般式(I)において、Rが、水素原子であり、Lが、塩素原子であり、Rが前記一般式(II)で表される置換されてよいフェニル基であり、
    前記一般式(II)において、R、R、R、R及びRが、互いに独立して、水素原子、メチル基、シクロプロピル基であり、
    前記一般式(III)において、Lが、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である、請求項1に記載の製造方法。
  7. 前記一般式(I)において、Rが、水素原子であり、Lが、塩素原子であり、Rが、2−シクロプロピル−6−メチルフェニル基であり、
    前記一般式(III)において、Lが、塩素原子である、請求項1に記載の製造方法。
  8. 使用する塩基が、金属水酸化物、金属炭酸塩、金属水素炭酸塩、金属アルコキシド、金属有機酸塩、金属水素化物、金属、アミン類又は有機金属塩基類である、請求項1ないし7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 使用する塩基が、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水素炭酸塩、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属有機酸塩、アルカリ土類金属有機酸塩、アルカリ金属水素化物、アルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属、アルカリ土類金属、脂肪族三級アミン類、脂肪族環状三級アミン類、芳香族三級アミン類、ピリジン類、金属アミド類又は有機金属塩基類である、請求項1ないし7のいずれかに記載の製造方法。
  10. 使用する塩基が、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウム;リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウムt−ブトキシド、リチウム t−アミロキシド、リチウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、リチウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、ナトリウムt−アミロキシド、ナトリウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、ナトリウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、カリウム t−アミロキシド、カリウム 2,6−ジ−t−ブチルフェノキシド、カリウム 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド、ルビジウムt−ブトキシド、セシウムt−ブトキシド;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム;リチウム、ナトリウム、カリウム;リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド、リチウム ジエチルアミド、リチウム ジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムテトラメチルピペラジド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド、カリウム ビス(トリメチルシリル)アミド;又はメチルリチウム、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ナフタレンナトリウム、ナフタレンカリウム、ジフェニルエチレンカリウム、ベンジルカリウム、クミルカリウム若しくはクミルセシウムである、請求項1ないし7のいずれかに記載の製造方法。
  11. 使用する塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、カリウムt−ブトキシド;水素化ナトリウム、水素化カリウム;ナトリウム、カリウム;又はナトリウムアミド、カリウムアミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド若しくはカリウム ビス(トリメチルシリル)アミドである、請求項1ないし7のいずれかに記載の製造方法。
  12. 使用する塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム;ナトリウムt−ブトキシド、カリウムt−ブトキシド;水素化ナトリウム、水素化カリウム;又はナトリウムアミド若しくはカリウムアミドである、請求項1ないし7のいずれかに記載の製造方法。
  13. 使用する塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム;又はナトリウムt−ブトキシド若しくはカリウムt−ブトキシドである、請求項1ないし7のいずれかに記載の製造方法。
  14. 一般式(IV)において、Mが、水素原子である、請求項1ないし13のいずれかに記載の製造方法。
  15. 一般式(IV)において、Mが、アルカリ金属である、請求項1ないし7のいずれかに記載の製造方法。
  16. 一般式(IV)において、Mが、ナトリウムである、請求項15に記載の製造方法。
  17. 一般式(III)で表される化合物と一般式(IV)で表される化合物との反応が、塩基の不存在下で行われる、請求項15または16に記載の製造方法。
  18. 一般式(V):
    Figure 2011040445
    (式中、R及びLは、請求項1〜7のいずれかで定義したとおりである。)
    で表される3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレートの製造方法であって、
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法に従い一般式(I):
    Figure 2011040445
    (式中、R、R及びLは、請求項1〜7のいずれかで定義したとおりである。)
    で表される化合物を得て、
    得られた一般式(I)で表される化合物を、一般式(VI):
    Figure 2011040445
    (式中、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である。)
    で表される化合物と、塩基の存在下、溶媒の存在下又は不存在下、反応させることによる、
    一般式(V)で表される3−置換オキシ−4−ピリダジニル4−モルホリンカルボキシレートの製造方法。
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