JPWO2011018912A1 - プラズマcvd装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法 - Google Patents

プラズマcvd装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011018912A1
JPWO2011018912A1 JP2011526696A JP2011526696A JPWO2011018912A1 JP WO2011018912 A1 JPWO2011018912 A1 JP WO2011018912A1 JP 2011526696 A JP2011526696 A JP 2011526696A JP 2011526696 A JP2011526696 A JP 2011526696A JP WO2011018912 A1 JPWO2011018912 A1 JP WO2011018912A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
plasma
shower plate
main electrode
heat transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011526696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5398837B2 (ja
Inventor
正和 滝
正和 滝
睦 津田
睦 津田
賢治 新谷
賢治 新谷
謙 今村
謙 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011526696A priority Critical patent/JP5398837B2/ja
Publication of JPWO2011018912A1 publication Critical patent/JPWO2011018912A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5398837B2 publication Critical patent/JP5398837B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/50Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges
    • C23C16/505Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges using radio frequency discharges
    • C23C16/509Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges using radio frequency discharges using internal electrodes
    • C23C16/5096Flat-bed apparatus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/455Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for introducing gases into reaction chamber or for modifying gas flows in reaction chamber
    • C23C16/45563Gas nozzles
    • C23C16/45565Shower nozzles

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

プラズマCVD装置40のプラズマ電極30を構成するにあたり、プロセスガス導入孔(第2プロセスガス導入孔21a)が設けられた主電極部21と、主電極部の端部に取り付けられて該主電極部との間にガス拡散空間DSを形成するガスシャワープレート部23とを設け、ガスシャワープレート部にはプロセスガスを吐出するための複数のガス吐出孔23aを形成し、ガス拡散空間内には、プロセスガスが流通するための複数のガス流通孔25aを有するガス拡散板25と、ガス拡散板のガス流通孔を通ってガスシャワープレート部と主電極部とを熱的に接続する複数の伝熱ピラー部27とを配置し、ガス流通孔の内壁と該ガス流通孔を通る伝熱ピラー部の周面との間には空隙を形成する。

Description

この発明は、薄膜等の成膜に用いられるプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置、プラズマ電極およびその装置を用いた半導体膜の製造方法に関する。
プラズマCVD装置は、アモルファスシリコン薄膜や微結晶シリコン薄膜等の薄膜を基板上に成膜するための装置として広く用いられている。今日では、例えば薄膜シリコン太陽電池の発電層に用いられるシリコン薄膜のような大面積の薄膜を高速で一時に成膜することができるプラズマCVD装置も開発されている。
例えば特許文献1には、反応ガスを吹出すための複数のガス吹出孔とプラズマの発生を促進するための複数のプラズマ促進孔とが形成されたガス吹出面板をプラズマ電極(対向電極)に設けることで、大面積の薄膜を高速で成膜することを可能にしたプラズマCVD装置が記載されている。このプラズマCVD装置では、ガス吹出面板での基板と対向する面に、当該ガス吹出面板を貫通させることなく上記複数のプラズマ促進孔が形成される。
また、特許文献1に記載のプラズマCVD装置による成膜よりも更に高速で大面積の薄膜を一時に成膜することが可能な方法として、いわゆる「高圧枯渇法」が知られている。この高圧枯渇法はプラズマCVD法の1つであり、被成膜基板が載置されるステージ部とプラズマ電極との間隔を十mm前後と狭くしたプラズマCVD装置により、成膜室(真空容器)内を高圧に保ちながら、かつ原料ガスを枯渇(不足)させながら高周波電界中でプラズマを生成して成膜を行う。
大面積の薄膜をプラズマCVD法により一時に成膜する際には、使用するプラズマCVD装置の構造や成膜原理に拘わらず、大形のプラズマ電極が用いられる。プラズマ電極は、成膜時にプラズマからの入熱を受けて昇温するため、当該プラズマ電極が大型化すればするほど成膜時の熱変形量が大きくなる。例えば、被成膜基板側から平面視したときの大きさが1m角のプラズマ電極の温度がプラズマからの入熱により20℃上昇すると、該プラズマ電極は、一般に、縦方向および横方向にそれぞれ0.4mm程度熱膨張する。このとき、プラズマ電極の周囲が固定されていたとすると当該プラズマ電極はステージ部側に最大10mm程度膨らむこととなり、プラズマ電極とステージ部との間隔が設定値から大きくずれて成膜時のプロセス特性に悪影響を与える。
プラズマ電極の熱変形を抑えるうえからは、プラズマからの入熱をできるだけ外部に放散させることが望まれる。例えば特許文献2のプラズマ電極(シャワーヘッド)におけるように、プロセスガス導入孔が形成された上部プレートと複数のガス通過孔が形成された下部プレートとでガス拡散空間を形成し、複数のガス通過孔が形成された中間プレートをガス拡散空間内に設けると共に、中間プレートと上部プレートとの間および下部プレートと中間プレートとの間にそれぞれ複数の伝熱部材を設ければ、プラズマから下部プレートに伝導した熱が伝熱部材、中間プレート、伝熱部材、上部プレートへと順次伝導して上部プレートから外部に放散されるので、プラズマ電極の熱変形を抑え易くなる。
特開2002−237460号公報 特開2009−10101号公報
しかしながら、特許文献2に具体的に記載されているプラズマ電極(シャワーヘッド)では、中間プレートのガス通過孔と重ならないようにして各伝熱部材が配置されるため、生成されるプラズマの均一性を保ちつつ伝熱部材の径を大きくしたり、伝熱部材の数を増やしたりすることが困難である。結果として、下部プレートから上部プレートへの熱伝導性を高めてプラズマ電極の冷却性能を高めることも困難である。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、大面積の薄膜を高速で安定に成膜することを容易にするプラズマCVD装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法を得ることを目的とする。
この発明のプラズマCVD装置は、成膜室と、成膜室に配設された被成膜基板載置用のステージ部と、ステージ部と対向するように成膜室に配設されたプラズマ電極とを備えたプラズマCVD装置であって、プラズマ電極は、プロセスガス導入孔が設けられた主電極部と、プロセスガスをステージ部側に吐出するための複数のガス吐出孔を有し、主電極部でのステージ部側に取り付けられて主電極部との間にガス拡散空間を形成するガスシャワープレート部と、プロセスガスが流通するための複数のガス流通孔を有し、ガスシャワープレート部と互いに対向するようにガス拡散空間内に配置されたガス拡散板と、ガス拡散空間内に配置され、ガス流通孔を通ってガスシャワープレート部と主電極部とを熱的に接続する複数の伝熱ピラー部とを有し、ガス流通孔の内壁と該ガス流通孔を通る伝熱ピラー部の周面との間には空隙が形成されていることを特徴とする。
この発明のプラズマCVD装置では、ガス拡散板に形成したガス流通孔に伝熱ピラー部を通しているので、生成されるプラズマの均一性を保ちつつ伝熱ピラー部の径を大きくしたり伝熱ピラー部の数を増やしたりすることが容易である。その結果として、プラズマ電極の冷却性能を高めてその熱変形を抑えることも容易になり、大面積の薄膜を高速で安定に成膜し易くなる。
図1は、この発明のプラズマCVD装置の実施の形態1を概略的に示す断面図である。 図2は、図1中のプラズマ電極の一部を拡大した拡大図である。 図3は、特許文献2のプラズマ電極(シャワーヘッド)を概略的に示す断面図である。 図4は、本発明に係るプラズマ電極の実施の形態3の概略構成の一部を示す断面図である。 図5は、図4のプラズマ電極の一部を拡大して示す断面図である。 図6は、図5のプラズマ電極を分解して示す断面図である。 図7は、本発明に係るプラズマ電極の実施の形態4の概略構成の一部を示す断面図である。
以下、この発明のプラズマCVD装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この発明は下記の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明のプラズマCVD装置の実施の形態1を概略的に示す断面図であり、図2は、図1中のプラズマ電極の一部を拡大した拡大図である。図1に示すプラズマCVD装置40は、成膜室10と、該成膜室10内に配置されたステージ部20およびプラズマ電極30とを備えた横型の装置であり、プラズマ電極30からステージ部20側に吐出したプロセスガスをプラズマ電極30とステージ部20との間に形成した高周波電界によりプラズマ化して、ステージ部20上に載置されたガラス基板等の被成膜基板50上に薄膜を形成する。
図1に示すように、上記の成膜室10は、プロセスガスを当該成膜室10内に導入するための第1プロセスガス導入孔1aが形成された天板部1と、該天板部1の下面側に高周波絶縁部材3を介して配置された中空の胴部5と、該胴部5での下端側を閉塞する底板部7と、胴部5の外周に取り付けられて該胴部5の排気口5aに連通する排気口9aが設けられた管状の排気管接続部9とを有する箱状体である。図示を省略しているが、天板部1の周囲には、該天板部1に印加される高周波が外部に漏洩しないようにシールド部材が配置されている。また、ステージ部20は底板部7上に設けられており、成膜時には、当該ステージ部20上に被成膜基板50が載置されると共に当該ステージ部20が接地される。
プラズマ電極30は、第2プロセスガス導入孔21aが設けられた主電極部21と、該主電極部21との間にガス拡散空間DSを形成するガスシャワープレート部23と、ガス拡散空間DS内に配置されたガス拡散板25および複数の伝熱ピラー部27とを有し、ステージ部20の上面から所定の間隔をあけて成膜室10での天板部1側に配置されている。プラズマ電極30とステージ部20との間隔は、成膜条件に応じて例えば数mm〜数十mm程度とされる。
上記の主電極部21は、ステージ部20側が開口した箱状体であり、該主電極部21での天側には第2プロセスガス導入孔21aが設けられている。この主電極部21は、第2プロセスガス導入孔21aが第1プロセスガス導入孔1aと互いに連通するようにして天板部1の下面に取り付けられ、天板部1を介してプロセスガスおよび高周波電力の供給を受ける。また、主電極部21での天部内には、水等の冷媒を流して当該主電極部21を冷却するための流路21bが形成されている。
図1および図2に示すように、ガスシャワープレート部23は、プロセスガスをステージ部20側に吐出するための複数のガス吐出孔23aを有する平板状の部材であり、各ガス吐出孔23aの配置は、プラズマ電極30からステージ部20側にプロセスガスを均一に吐出することができるように選定されている。このガスシャワープレート部23は、主電極部21でのステージ部20側の端部、具体的には主電極部21の側壁部の下端および各伝熱ピラー部27の下端に、例えばネジ等の固定具S1(図2参照)により取り付けられる。主電極部21の内側の天面とガスシャワープレート部23の上面との間の空間がガス拡散空間DSとなる。
ガス拡散板25は、プロセスガスが流通するための複数のガス流通孔25aと、複数の固定用ピラー部25bとを有する板状部材であり、ガスシャワープレート部23から間隔をあけて、かつ該ガスシャワープレート部23と互いに対向するようにしてガス拡散空間DS内に配置されている。各ガス流通孔25aは、ガスシャワープレート部23のガス吐出孔23aと平面視上重ならないように、その配設位置が選定されている。このガス拡散板25は、例えば、ガスシャワープレート部23側から固定用ピラー部25bに挿入されたネジ等の固定具S2(図2参照)により主電極部21に固定される。
ガス拡散空間DS内にガス拡散板25を設けることにより、第1プロセスガス導入孔1aおよび第2プロセスガス導入孔21aを通ってガス拡散空間DS内に導入されたプロセスガスを当該ガス拡散空間DS内で均一に拡散させ易くなる。また、各ガス流通孔25aをガス吐出孔23aと平面視上重ならないように配置することにより、プロセスガスをプラズマ電極30から成膜室10内に均一に吐出させ易くなる。結果として、成膜時にプラズマ電極30と被成膜基板50との間の空間に生成されるプラズマの均一性を高め易くなる。プラズマ電極30内でのプロセスガスの流れ方向を、一部、図2中に破線の矢印Aで示してある。
各伝熱ピラー部27は、主電極部21での天部からガスシャワープレート部23側に向けて突設されており、個々の伝熱ピラー部27はガス流通孔25aを通ってガスシャワープレート部23に達し、ガスシャワープレート部23と主電極部21とを熱的に接続する。プロセスガスが流通できるように、ガス流通孔25aの内壁と該ガス流通孔25aを通る伝熱ピラー部27の周面との間には空隙が形成されている。図示の例では、主電極部21と各伝熱ピラー部27とが1つの材料から一体成形されている。
プラズマ電極部30を構成する主電極部21、ガスシャワープレート部23、ガス拡散板25、および伝熱ピラー部27の各々は、一般にはアルミニウムにより作製されるが、熱伝導性、電気伝導性、機械的強度等を考慮して他の金属材料、合金材料、複合金属材料等により作製することも可能である。
上述した構成を有するプラズマCVD装置40の使用時には、天板部1が電源配線55(図1参照)および高周波整合器(インピーダンス整合器;図示せず)を介して高周波電源60(図1参照)に接続されて、該高周波電源60から高周波電力の供給を受ける。天板部1に供給された高周波電力は、該天板部1からプラズマ電極30へ伝導し、該プラズマ電極30からステージ部20および該ステージ部20上に載置された被成膜基板50へと伝導する。プラズマ電極30とステージ部20および被成膜基板50との間の空間には、高周波電界が形成される。また、プラズマCVD装置40の使用時には、主電極部21中の流路21bに水等の冷媒が流される。
そして、プラズマCVD装置40の使用時には、プロセスガス供給源(図示せず)と第1プロセスガス導入孔1aとがプロセスガス供給管(図示せず)を介して互いに接続されてプラズマ電極30にプロセスガスが供給される一方で、排気管接続部9に排気管を介して排気ポンプ(図示せず)が接続されて成膜室10内が所望の圧力に調整される。
被成膜基板50上にシリコン薄膜を成膜するときには、例えば、シリコン源としてのモノシラン(SiH4)ガスとキャリアガスとしての水素(H2)ガスとの混合ガスがプロセスガスとして用いられる。プロセスガスは、第1プロセスガス導入孔1aから第2プロセスガス導入孔21aを通ってプラズマ電極30内に導入された後、ガスシャワープレート部23の各ガス吐出孔23aからステージ部20側に吐出されて、上記の高周波電界中でプラズマ化される。このプラズマ化によりSiH3,SiH2,SiH,Si,H等の活性種が生成され、これらの活性種が被成膜基板50に入射して該被成膜基板50上に非晶質あるいは微結晶のシリコンが堆積する。結果として、被成膜基板50上に非晶質あるいは微結晶のシリコン薄膜が成膜される。
成膜を行っている間、プラズマ電極30の主電極部21はプラズマからの入熱を受けるが、流路21bを流れる冷媒により当該主電極部21が冷却されることから、主電極部21では熱変形が抑えられる。また、ガスシャワープレート部23もプラズマからの入熱を受けるが、プラズマから当該ガスシャワープレート部23に伝導した熱は各伝熱ピラー部27から主電極部21へと伝導するので、ガスシャワープレート部23でも熱変形が抑えられる。成膜時におけるプラズマ電極30での熱の伝導方向を、一部、図2中に一点鎖線の矢印Bで示してある。
成膜時におけるプラズマ電極30の熱変形が上述のようにして抑えられるプラズマCVD装置40では、ガス拡散板25に形成したガス流通孔25aに伝熱ピラー部27を通しているので、ガス流通孔25aを通らないようにして伝熱ピラー部を設ける場合に比べて、生成されるプラズマの均一性を保ちつつ伝熱ピラー部27の径を大きくしたり、伝熱ピラー部27の数を増やしたりすることが容易である。この点について、図3を参照して具体的に説明する。
図3は、特許文献2のプラズマ電極(シャワーヘッド)を概略的に示す断面図である。同図に示すプラズマ電極130は、プロセスガス導入孔121aが設けられた上部プレート121と、上部プレート121の端部に取り付けられて該上部プレート121との間にガス拡散空間DSを形成する下部プレート123と、ガス拡散空間DS内に配置された中間プレート125と、下部プレート123の下面に取り付けられたカバー部材127とを有している。また、中間プレート125と上部プレート121との間に配置された複数の伝熱部材129a、および中間プレート125と下部プレート123との間に配置された複数の伝熱部材129bも有している。下部プレート123には、プロセスガスが流通するための複数のガス通過孔123aが設けられており、中間プレート125にはプロセスガスが流通するための複数のガス通過孔125aが設けられている。また、カバー部材127には、プロセスガスを吐出するための複数のガス吐出孔127aが設けられている。
上述のように構成されたプラズマ電極130では、中間プレート125のガス通過孔125aと伝熱部材129a,129bとが重なるとプロセスガスを均一に吐出することが困難になり、生成されるプラズマの均一性が低下する。このため各伝熱部材129a,129bは、ガス通過孔125aと重ならないようにして配置される。このため、プラズマ電極130では設計の自由度が比較的低く、伝熱部材129a,129bの径を大きくしたり、伝熱部材129a,129bの数を増やしたりし難い。
これに対し、図1に示したプラズマCVD装置40のプラズマ電極30では、前述のようにガス流通孔25aに伝熱ピラー部27を通しているので、生成されるプラズマの均一性を保ちつつ伝熱ピラー部27の径を大きくしたり、伝熱ピラー部27の数を増やしたりすることが容易である。
その結果として、プラズマCVD装置40では、大面積の薄膜を一時に成膜するためにプラズマ電極30を大形化したときでも、伝熱ピラー部27の径を大きくしたり、伝熱ピラー部27の数を増やしたりすることで当該プラズマ電極30の冷却性能を高めて、成膜時の熱変形を抑えることが容易である。したがって、大面積の薄膜を高速で安定に成膜することが容易になる。例えば、プラズマ電極30をその平面視上の大きさが1.1m×1.4m程度となるように大形化しても、1.1m×1.4m程度の被成膜面を有する被成膜基板にシリコン薄膜等の薄膜を高速で安定に成膜することが容易になる。また、歩留りの向上を図ることも容易になる。
実施の形態2.
本実施の形態では、図1に示す装置を用いてシランガス(SiH)と水素ガス(H)を用いて、ガラス基板上に微結晶シリコン膜を堆積させた例について説明する。ここで用いたプラズマCVD装置のプラズマ電極30は、平面視上1.2m×1.5mの大きさである。また、伝熱ピラー部27は直径が15mmのものを、ガス拡散空間DSにピッチ40mmで配置した。
真空排気した成膜室10内のステージ部20に1400mm×1100mmのガラス基板7(厚み:4mm)を設置し、図示しないヒーターにより基板温度を200℃にまで昇温した。次に、ガスシャワープレート部23とガラス基板との間隔が5mmになるようにステージ部20を設定した。
この状態で、第1プロセスガス導入孔1aにSiHガスとHガスをそれぞれ1slmと50slmの流量で供給した。供給されたプロセスガスはガス拡散空間DSに導入され、ガス流通孔25aを経由してガスシャワープレート部23のガス吐出孔23aから成膜室10内に供給される。
次に、成膜室10内のガス圧力が1000Paとなるよう、排気口5aから図示しない排気ポンプで排気した。ガス圧力が安定した後、13.56MHzの高周波電力を給電してプラズマ電極30とガラス基板間にSiH/H混合プラズマを発生した。高周波電力は、12kW(電力密度=約0.67W/cm)給電して50分間成膜を行った。
この条件で成膜を行うと、膜厚2μm、膜厚の面内均一性±8%でシリコン薄膜が堆積され、実用的な大面積の基板サイズで均一な成膜が可能になった。また、ラマン分光法によって測定される480cm−1における非晶質シリコンのピークIに対する520cm−1における結晶シリコンのピークIの強度比I/Iの平均値は7.4、面内均一性は±10%であり、良好な微結晶シリコン薄膜を均一に得ることができた。
ここで成膜を行っている状態でのガスシャワープレート23の温度上昇を、ガスシャワープレート23の裏面側すなわち、ガス拡散空間DS側から光ファイバ温度計を用いて計測した。その結果、冷媒の流路21bに流す冷媒の温度を20度に設定した場合、シャワープレート裏面温度は33度まで上昇し平衡に達した。成膜中の上昇温度は13度であり、本実施形態の方法によりガスシャワープレート23の冷却に必要な伝熱ピラー部27の直径および本数を最適化することで十分冷却できていることがわかる。
また、上述の微結晶シリコン薄膜の膜厚および膜質の均一性が得られるのは、本実施形態の方法により均一性を確保するに必要なガス吐出孔23aの最適配置と、ガスシャワープレート23の冷却に必要な伝熱ピラー部27の構成の最適化が同時に容易に行えるからである。
上記のようなプラズマCVD装置をシリコンなどの半導体膜の製造に用いるので、ガスシャワープレート部23とガラス基板との間隔が10mm以下の狭い条件で成膜した際の膜の面内均一性が良好となる。また、ガスシャワープレート部23表面で高周波電力の平均密度が0.5W/平方cm以上となるように大電力を投入して成膜する条件でもガスシャワープレート部23の変形が小さく膜の面内均一性が良好となる。これにより、面積が1平方m以上、たとえば1辺が1m以上の大型基板の上に均一性に優れた半導体膜を高速に成膜することができるようになり生産性が優れる。
実施の形態3.
図4は、本発明に係るプラズマ電極の実施の形態3の概略構成の一部を示す断面図、図5は、図4のプラズマ電極の一部を拡大して示す断面図、図6は、図5のプラズマ電極を分解して示す断面図である。図4〜図6において、この実施の形態3は、伝熱ピラー部27とガスシャワープレート部23とを固定する固定具S1´をシャワープレート面(プラズマ発生させる側の面)よりも沈み込むよう取り付けて、その上にふた(カバー)F1を取り付けてシャワープレート面をほぼ平坦とした構造である。
ガスシャワープレート部23は交換容易とするために、ステージ部20側(プラズマ面側)から締緩可能な固定具S1´(ネジやボルト)によって伝熱ピラー部27に取り付ける。
固定具S1´がガスシャワープレート部23の表面から突出しないように、ガスシャワープレート部23にザグリ70付きの貫通穴71を設けて、プラズマ面側から頭付きのネジである固定具S1´を差し込み、裏面側の伝熱ピラー部27のネジ穴72に差し込んでネジを締め付ける。良好な熱伝導を得るために、伝熱ピラー部27ごとにネジで十分に締結して各伝熱ピラー部27とガスシャワープレート部23とを密着させる。
実施の形態1では、ガスシャワープレート部23をネジにより伝熱ピラー部27に取り付けた。この実施の形態1では、図2に示すように、頭の先端が平坦な皿ネジ(flat countersunk screw)である固定具S1と、皿ザグリ穴(countersunk hole)との組み合わせで、ネジの頭がガスシャワープレート部23のプラズマ面側と概ね一致させてガスシャワープレート部23を略平坦とした。
しかしながら、ネジにはドライバで回転させて取り付けるための+や−の窪みが施してある。メーターサイズの基板を成膜するCVD装置のガスシャワープレート部23を伝熱ピラー部27に固定するネジはM5程度の大きさが用いられるので、一般的には上記窪み部の深さは通常〜2mmとなり以下の不具合が生じる。
十分に力をかけて締結するにはネジの頭に締結工具の先端と噛み合わせるのに、ある程度大きなプラスや六角の穴やマイナスの溝が必要であり、この窪み部の深さを浅くすることは難しい。
前述したように高圧枯渇法プロセスでは、被成膜基板が載置されるステージ部20とプラズマ電極30との間隔を十mm前後と狭く設定される。その結果、設定したガスシャワープレート部23とステージ部20の間隔に対する前記ネジの窪み量は数十%になることから、プラズマと接するプラズマ電極面が平坦にならず凹凸を生じることになる。そのためステージ部20から見たプラズマ電極30までの実質的な距離はガスシャワープレート部23面内でばらつきが生じる。この凹凸はプラズマ生成に影響を与え、ネジのある所と無い所で例えばプラズマ密度が増減しバラツクことになる。
この問題を解消するには、図4〜図6に示すように伝熱ピラー部27にガスシャワープレート部23を固定する固定具S1´を、シャワープレート面より沈めて取り付ける。ネジである固定具S1´を沈めて取り付けるにはガスシャワープレート部23にザグリ70を設ける。このネジである固定具S1´を取り付けた後は、ふたF1をザグリ70に取り付ける。この場合、ザグリ70の深さはふたF1の厚みと同じにしてシャワープレート面とで凹凸が生じないようにする。ふたF1はガスシャワープレート部23に設けたネジで取り付ける。フタF1の取り付け固定は特に強度が必要でないが、ふたF1に1mm以下の僅かな窪み73を設けると、ふたF1をガスシャワープレート部23に確実にねじ込んで装着することができる。
このふたF1はガスシャワープレート部23と伝熱ピラー部27とを締結する固定具S1´とは異なり、強い力で締結する必要がないので、ふたF1を脱着する際に用いるネジ穴や溝は僅かな窪み73のようにごく小さくできる。表面の摩擦力で回転させて脱着が可能ならば、窪み73は無くても構わない。ふたF1の材質は特に規定しないが、ガスシャワープレート部23と同材料が望ましい。
以上の構成により、ガスシャワープレート部23と伝熱ピラー部27とを十分な力で締結できるとともに、ガスシャワープレート部23のプラズマと接する表面は凹凸の無い平坦な面が得られるのでプラズマの均一性が向上する。
また、図2のように、固定具S1の頭がプラズマ面に露出する場合は、固定具S1の材質をガスシャワープレート部23と同じにすることが望ましいが、本実施の形態3では固定具S1´の頭が完全に隠れてしまうので、ガスシャワープレート部23と異なる材質を使用しても問題ない。
例えば、ガスシャワープレート部23がアルミニウムやその合金などからなる場合に、それらよりも硬質のステンレスや銅合金のネジを使用することが可能である。その場合、伝熱ピラー部27側のネジ穴72には、例えばステンレスや銅合金などからなるインサートネジ(screw thread insert)、たとえばヘリカルインサート(Helical insert)を挿入しておくとさらによい。硬質なネジやネジ穴によって強固な締結を繰り返しても、ネジの破損が少なくなる。
また、ネジの締緩を容易とするために、ネジ溝に固体潤滑剤等(たとえば二硫化モリブデンなど)の被膜が形成されていてもよい。ガスシャワープレート部23の交換作業が容易となり、ふたF1があるので、これらの固体潤滑剤がネジ溝から成膜室10内に入って汚染することも防止できる。
実施の形態4.
上述した実施の形態では、ガスシャワープレート部23をネジにより伝熱ピラー部27に取り付ける方法について説明したが、ナットで取り付けてもよい。図7は、本発明に係るプラズマ電極の実施の形態4の概略構成の一部を示す断面図である。図7において、伝熱ピラー部27には、ガスシャワープレート部23が取り付けられる側の端部にネジ81を施している。ガスシャワープレート部23の取り付け固定は、ネジ81にナット82を締め付けて行う。ナット82を取り付けたら、前述と同様にふたFを取り付ける。この場合、ガスシャワープレート部23のステージ側の表面には、ナット82とふたFが入るザグリ83を設け、ザグリ83の深さはふたFの表面がガスシャワープレート部23表面と同一面になり凹凸が生じないようにする。
以上、この発明のプラズマCVD装置について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上記の形態に限定されるものではない。例えば、伝熱ピラー部を1つの材料から主電極部と一体成形するか否かは適宜選定可能である。伝熱ピラー部のない主電極部または該主電極部の天部と伝熱ピラー部とを別体に作製した後、例えば、ネジ等の固定具により個々の伝熱ピラー部を主電極部の天部に取り付けてもよい。
ただし、冷却性能の高いプラズマ電極を得るという観点からは、1つの材料から各伝熱ピラー部と主電極部とを一体に成形した方が好ましい。各伝熱ピラー部を1つの材料から主電極部と一体に成形すると、伝熱ピラー部と主電極部との間に接触界面がなくなるので、接触界面での熱伝導の低下がなくなり、冷却性能の高いプラズマ電極を得易くなる。伝熱ピラー部の数とガス拡散板でのガス流通孔の数は、同数としてもよいし、ガス流通孔の数を伝熱ピラー部の数より多くしてもよい。
プラズマ電極を構成する主電極部およびガスシャワープレート部それぞれの形状は、これら主電極部とガスシャワープレート部との間にガス拡散空間を形成することができる形状であればよく、いずれか一方を箱状体とし、他方を平板状とする他に、両方を箱状体とすることもできる。また、主電極部の天部に成膜室の天板部としての機能を兼ねさせることもできる。すなわち、主電極部の天部を成膜室の天板部としてプラズマCVD装置を構成することも可能である。
この発明のプラズマCVD装置は、横型および縦型のいずれであってもよく、どちらの型にするかは当該プラズマCVD装置の用途等に応じて適宜選択可能である。この発明については、上述した以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
この発明のプラズマCVD装置は、シリコン薄膜等の薄膜を成膜するための装置として、特に大面積の薄膜を高速で一時に成膜するための装置として好適である。
1 天板部
1a 第1プロセスガス導入孔
3 高周波絶縁部材
5 胴部
5a 排気口
7 底板部
9 排気管接続部
DS ガス拡散空間
10 成膜室
20 ステージ部
21 主電極部
21a 第2プロセスガス導入孔
21b 冷媒の流路
23 ガスシャワープレート部
23a ガス吐出孔
25 ガス拡散板
25a ガス流通孔
27 伝熱ピラー部
30 プラズマ電極
40 プラズマCVD装置
50 被成膜基板
60 高周波電源
1、S1´、S 固定具
1、F ふた
70、83 ザグリ
71、84 貫通穴
72 ネジ穴
73 窪み
81 ネジ
82 ナット

Claims (7)

  1. 成膜室と、該成膜室に配設された被成膜基板載置用のステージ部と、該ステージ部と対向するように前記成膜室に配設されたプラズマ電極とを備えたプラズマCVD装置であって、
    前記プラズマ電極は、
    プロセスガス導入孔が設けられた主電極部と、
    プロセスガスを前記ステージ部側に吐出するための複数のガス吐出孔を有し、前記主電極部での前記ステージ部側に取り付けられて該主電極部との間にガス拡散空間を形成するガスシャワープレート部と、
    前記プロセスガスが流通するための複数のガス流通孔を有し、前記ガスシャワープレート部と互いに対向するように前記ガス拡散空間内に配置されたガス拡散板と、
    前記ガス拡散空間内に配置され、ガス流通孔を通って前記ガスシャワープレート部と前記主電極部とを熱的に接続する複数の伝熱ピラー部と、
    を有し、前記ガス流通孔の内壁と該ガス流通孔を通る前記伝熱ピラー部の周面との間には空隙が形成されていることを特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 前記主電極部と前記伝熱ピラー部とは、1つの材料から一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマCVD装置。
  3. 前記主電極部の内部には、冷媒を流して該主電極部を冷却するための流路が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマCVD装置。
  4. 前記伝熱ピラーとシャワープレートはネジで固定され、前記ネジはシャワープレートのステージ側表面に設けたザグリに沈めて取り付け且つ、前記ザグリにふたを設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマCVD装置。
  5. プロセスガス導入孔が設けられた主電極部と、
    前記主電極部との間にガス拡散空間が形成されるように前記主電極部に対向配置され、前記プロセスガス導入孔を介して前記ガス拡散空間に流入したプロセスガスを吐出する複数のガス吐出孔が設けられたガスシャワープレート部と、
    前記ガスシャワープレート部と対向するように前記ガス拡散空間内に配置され、前記プロセスガスを流通させる複数のガス流通孔が設けられたガス拡散板と、
    前記ガス流通孔を通して前記ガスシャワープレート部と前記主電極部とを熱的に接続し、前記ガス流通孔との間に隙間が空けられた複数の伝熱ピラー部とを備えることを特徴とするプラズマ電極。
  6. 前記ガス流通孔と前記隙間とは平面視上互いに重ならないように配置されていることを特徴とする請求項5に記載のプラズマ電極。
  7. 請求項1から4のいずれか1項に記載のプラズマCVD装置を用いた半導体膜の製造方法であって、
    前記ガスシャワープレート部と基板との間隔を10mm以下となるように前記ステージ部に基板を載置してシリコン薄膜を前記基板上に堆積することを特徴とする半導体膜の製造方法。
JP2011526696A 2009-08-10 2010-04-26 プラズマcvd装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法 Expired - Fee Related JP5398837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011526696A JP5398837B2 (ja) 2009-08-10 2010-04-26 プラズマcvd装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009185828 2009-08-10
JP2009185828 2009-08-10
JP2011526696A JP5398837B2 (ja) 2009-08-10 2010-04-26 プラズマcvd装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法
PCT/JP2010/057383 WO2011018912A1 (ja) 2009-08-10 2010-04-26 プラズマcvd装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011018912A1 true JPWO2011018912A1 (ja) 2013-01-17
JP5398837B2 JP5398837B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=43586092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011526696A Expired - Fee Related JP5398837B2 (ja) 2009-08-10 2010-04-26 プラズマcvd装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5398837B2 (ja)
CN (1) CN102473612B (ja)
DE (1) DE112010003248B4 (ja)
WO (1) WO2011018912A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI480417B (zh) 2012-11-02 2015-04-11 Ind Tech Res Inst 具氣幕之氣體噴灑裝置及其薄膜沉積裝置
JP2018528616A (ja) * 2015-09-22 2018-09-27 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated シャワーヘッド支持構造
WO2017149739A1 (ja) * 2016-03-03 2017-09-08 コアテクノロジー株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理用反応容器の構造
CN112823406B (zh) * 2018-09-26 2024-03-12 应用材料公司 用于等离子体处理腔室的导热间隔件
JP7224175B2 (ja) * 2018-12-26 2023-02-17 東京エレクトロン株式会社 成膜装置及び方法
KR102243897B1 (ko) * 2019-06-26 2021-04-26 세메스 주식회사 샤워 헤드 유닛, 이를 포함하는 기판 처리 장치 및 샤워 헤드 유닛 조립 방법
CN112837985B (zh) * 2019-11-22 2023-01-24 中微半导体设备(上海)股份有限公司 上电极组件以及等离子体处理设备
CN112030110A (zh) * 2020-08-21 2020-12-04 无锡爱尔华光电科技有限公司 一种基材可分离的真空镀膜设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06338458A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Kokusai Electric Co Ltd プラズマcvd装置
JPH09213685A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Hitachi Electron Eng Co Ltd 半導体装置用プラズマ装置のプラズマ電極
JP4578694B2 (ja) 2001-02-09 2010-11-10 株式会社カネカ プラズマcvd装置およびプラズマcvd装置を用いたシリコン系膜の製造方法
US7645341B2 (en) * 2003-12-23 2010-01-12 Lam Research Corporation Showerhead electrode assembly for plasma processing apparatuses
TW200537695A (en) * 2004-03-19 2005-11-16 Adv Lcd Tech Dev Ct Co Ltd Insulating film forming method, insulating film forming apparatus, and plasma film forming apparatus
JP5008478B2 (ja) * 2007-06-27 2012-08-22 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置およびシャワーヘッド
JP2009094380A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE112010003248T5 (de) 2013-05-02
DE112010003248B4 (de) 2014-12-24
WO2011018912A1 (ja) 2011-02-17
CN102473612A (zh) 2012-05-23
CN102473612B (zh) 2015-06-10
JP5398837B2 (ja) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5398837B2 (ja) プラズマcvd装置、プラズマ電極および半導体膜の製造方法
US20130084408A1 (en) Vacuum processing apparatus and plasma processing method
JP3597871B2 (ja) ガスおよびrf(無線周波数)出力を反応室に供給するための積重ねられたシャワヘッド組立体
US20060087211A1 (en) Plasma processing apparatus
US20060191480A1 (en) Plasma processing apparatus and semiconductor device manufactured by the same apparatus
TWI500809B (zh) 電漿cvd裝置及矽薄膜之製造方法
JP6158025B2 (ja) 成膜装置及び成膜方法
US20090159432A1 (en) Thin-film deposition apparatus using discharge electrode and solar cell fabrication method
JP5377749B2 (ja) プラズマ生成装置
US20150322571A1 (en) Substrate processing apparatus
JP3970815B2 (ja) 半導体素子製造装置
KR20070036844A (ko) 반도체 및 액정표시 장치 제조용 플라즈마 화학 증착 챔버
TWI712341B (zh) 電漿處理方法以及電漿處理裝置
KR101553214B1 (ko) 대면적 기판 처리 장치
US8931433B2 (en) Plasma processing apparatus
WO2006095575A1 (ja) プラズマ処理装置およびそれを用いた半導体薄膜の製造方法
WO2010143327A1 (ja) プラズマcvd装置
JP4890313B2 (ja) プラズマcvd装置
JP5052206B2 (ja) Cvd装置
KR101537986B1 (ko) 기판처리장치
KR20120140495A (ko) 플라즈마 발생용 전극 및 이의 제조방법
JP5585294B2 (ja) プラズマ処理装置およびそれを用いた薄膜の製造方法
JP2005244098A (ja) プラズマプロセス装置
JP2009141116A (ja) 成膜装置
TWI503907B (zh) 基板處理設備

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees