JPWO2011001615A1 - 移動通信システム - Google Patents

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Abstract

移動通信システムは、携帯端末と、携帯端末と通信可能な複数の基地局と、基地局と通信可能な連携サーバとを備えている。基地局は、基地局のエリアに出入する携帯端末を検出して連携サーバに通知する。連携サーバは、通知から携帯端末の位置情報を取得し、位置情報に基づく携帯端末の滞在履歴と、携帯端末ごとに指定されるモード設定のルールを示すスクリプトとを履歴格納手段に格納する。さらに、連携サーバは、滞在履歴に基づいてスクリプトを起動して携帯端末ごとのモード変更コマンドを決定して、モード変更コマンドを基地局に送信する。基地局は、受信したモード変更コマンドを当該基地局のエリア内の携帯端末に送信する。携帯端末は、受信したモード変更コマンドを実行してモード設定を変更する。

Description

本発明は、基地局を経由して通話を行う携帯端末のための移動通信システムにおいて、携帯端末の基地局のエリアにおける移動状態に従って、携帯端末のモードを自動的に変更する移動通信システムおよび自動モード変更方法に関する。
携帯端末(例えば、携帯電話機)には、さまざまなモードが用意され、ユーザはそれらのモードを設定することができる。例えば、他人に操作させないようにするキー操作のロック、着信音を鳴らさないようにするマナーモードの設定、無線LANを使うか否かを決める通信モードの選択設定、データ転送の可否設定、および、プレゼンスの設定などが存在する。しかし、モード設定は、手動で設定する必要があるので、モードの種類が増えるにしたがって、モード設定の手間が増えたり、モードの設定を忘れてしまうなどの不便が発生する。
特許文献1には、契約者・使用者の行動パターンに応じてマナーモードの設定/解除の要否を設定することができる携帯電話システムが記載されている。特許文献1に記載された携帯電話システムでは、GPS機能によって提供される携帯電話機の位置情報に基づいた移動情報が、契約者・使用者によって予め登録されたたマナーモードの設定/解除の条件に一致する場合に、携帯電話機のマナーモードの設定または解除が実施される。
また、特許文献2には、基地局識別情報を位置情報として利用する携帯電話システムが記載されている。特許文献2に記載された携帯電話システムでは、携帯電話機は、GPS機能が搭載されていない携帯電話機であっても、携帯電話機が基地局から受信する基地局識別情報に基づいて、基地局に関連付けて携帯電話機に設定されている動作(例えば、アラーム通知)を実行することができる。
特開2003−209884号公報(段落0020) 特開2005−223825号公報(段落0008,段落0030−0031)
しかし、特許文献1に記載された携帯電話システムでは、契約者・使用者が携帯電話機におけるモードの設定/解除の条件を登録するので、携帯端末システムの管理者がモードの設定/解除の条件を登録することはできない。また、移動情報を得るために、GPS機能を備えていない携帯電話機では、位置情報に基づいた移動情報を得ることができない。
特許文献2に記載された携帯電話システムでは、携帯電話機が特定の基地局の圏内(エリア内:ゾーン内)に入ったか、または特定の基地局の圏内から出たかを検出してアラーム通知などの所定の動作を実施することができるが、複数の基地局の圏内の通過順序を含む設定条件を基にして、携帯電話機に所定の動作を実施させるものではない。例えば、携帯電話機が地域Aに入った時にアラーム通知を行う設定である場合に、地域Bから地域Aに入った場合と地域Cから地域Aに入った場合とで、異なる動作を設定することはできない。
そこで、本発明は、複数の基地局が連携し、携帯端末による基地局のエリアへの出入に連動して携帯端末のモード設定を変更する移動通信システムおよび自動モード変更方法を提供することを目的とする。
本発明による移動通信システムは、携帯端末と、携帯端末と通信可能な複数の基地局と、基地局と通信可能な連携サーバとを備えた移動通信システムであって、連携サーバは、基地局のエリアに出入する携帯端末の検出結果から携帯端末の位置情報を取得する端末位置管理手段と、端末位置管理手段によって取得された携帯端末の位置情報に基づく携帯端末の滞在履歴と、携帯端末ごとに指定されるモード設定のルールを示すスクリプトとを格納する履歴格納手段と、履歴格納手段に格納された滞在履歴に基づいてスクリプトを起動して携帯端末ごとのモード変更コマンドを決定するルール照合手段と、ルール照合手段によって決定されたモード変更コマンドを基地局に送信する基地局モード変更コマンド送信手段とを含み、基地局は、当該基地局のエリアに出入する携帯端末を検出して連携サーバに検出結果を通知する端末入出管理手段と、連携サーバの基地局モード変更コマンド送信手段からモード変更コマンドを受信する基地局モード変更コマンド受信手段と、基地局モード変更コマンド受信手段が受信したモード変更コマンドを格納する基地局モード変更コマンド格納手段と、基地局モード変更コマンド格納手段によって格納されたモード変更コマンドを、当該基地局のエリア内に存在する携帯端末に送信する端末モード変更コマンド送信手段とを含み、携帯端末は、基地局の端末モード変更コマンド送信手段からモード変更コマンドを受信する端末モード変更コマンド受信手段と、端末モード変更コマンド受信手段が受信したモード変更コマンドを実行して当該携帯端末のモード設定を変更するモード変更手段とを含むことを特徴とする。
本発明による自動モード変更方法は、携帯端末と、携帯端末と通信可能な複数の基地局と、基地局と通信可能な連携サーバとを備えた移動通信システムにおける携帯端末のモード設定を変更する自動モード変更方法であって、基地局が、当該基地局のエリアに出入する携帯端末を検出して連携サーバに検出結果を通知し、連携サーバが、基地局から通知された検出結果から携帯端末の位置情報を取得し、取得した携帯端末の位置情報に基づく携帯端末の滞在履歴と、携帯端末ごとに指定されるモード設定のルールを示すスクリプトとを履歴格納手段に格納し、履歴格納手段に格納された滞在履歴に基づいてスクリプトを起動して携帯端末ごとのモード変更コマンドを決定し、決定したモード変更コマンドを基地局に送信し、基地局が、連携サーバからモード変更コマンドを受信して基地局モード変更コマンド格納手段に格納し、基地局モード変更コマンド格納手段に格納されたモード変更コマンドを当該基地局のエリア内に存在する携帯端末に送信し、携帯端末が、基地局からモード変更コマンドを受信し、受信したモード変更コマンドを実行して当該携帯端末のモード設定を変更することを特徴とする。
本発明によれば、複数の基地局から取得する携帯端末の滞在履歴と携帯端末ごとに指定されるルールとを基にして連携サーバでモード変更コマンドを生成し、モード変更コマンドが基地局を通じて携帯端末に送信されて実行されるので、携帯端末による基地局のエリアへの出入に連動し、かつ、複数の基地局が連携したルールにも対応して、携帯端末のモード設定を自動的に変更することができる。
本発明による移動通信システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す移動通信システムの詳細な構成を示すブロック図である。 図2に示すルール・履歴DBに格納されるデータの構造の一例を示す説明図である。 図2に示す移動通信システムにおいて用いられるデータの構造の一例を示す説明図である。 INコマンドを実行する際の連携サーバ、基地局および携帯端末の動作を示すシーケンス図である。 OUTコマンドを実行する際の連携サーバ、基地局および携帯端末の動作を示すシーケンス図である。 複数の基地局を連携したルールを実行する際の連携サーバ、基地局および携帯端末の動作を示すシーケンス図である。 モード変更コマンドの具体的な記述の一例を示す説明図である。 図1に示された移動通信システムにおける一実施例を示す説明図である。 図1に示された移動通信システムにおける他の実施例を示す説明図である。 本発明による移動通信システムの主要な構成を示すブロック図である。
図1は、本発明による移動通信システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。図1を参照して、本発明による移動通信システムの一実施形態の構成を概説する。
図1に示す移動通信システムは、連携サーバ110、複数の基地局120A,120B,120C、および複数の携帯端末130を備えている。なお、連携サーバ110は、外部基地局100を管理しない。
連携サーバ110は、基地局120A,120B,120Cを管轄し、通信を行う。図1には、3つの基地局120A,120B,120Cが示されているが、連携サーバ110は、4つ以上の基地局を管轄してもよい。基地局120A,120B,120Cは、連携サーバ110の管轄内にあるフェムトセルや無線LAN基地局などの小規模基地局である。外部基地局100は、マクロセルの外部基地局および連携サーバ110の管轄外の小規模基地局である。連携サーバ110は、外部基地局100には関知しない。図1に示す各基地局を中心とする円は、それぞれの基地局が携帯端末130と通信可能な範囲(エリア)を示す。携帯端末130がある基地局のエリア(携帯端末と通信可能なゾーン)に存在する場合には、携帯端末130は当該基地局と通信を行うことができるとする。
連携サーバ110は、連携サーバ110配下にある基地局120A,120B,120Cと通信を行い、携帯端末130が基地局120A,120B,120Cのエリアに出入りした情報(出入情報)を取得する。連携サーバ110は、モード変更コマンドを生成し、基地局120A,120B,120Cに携帯端末ごとのモード変更コマンドを配布する。携帯端末130が基地局120A,120Bまたは120Cのエリアに存在するときには、携帯端末130は、存在するエリアの基地局からモード変更コマンドを受信する。携帯端末130は、受信したモード変更コマンドに従って、指定されたタイミングで携帯端末130のモード変更を実施する。
図2は、図1に示す移動通信システムの詳細な構成を示すブロック図である。図3は、図2に示すルール・履歴DBに格納されるデータの構造の一例を示す説明図である。図4は、図2に示す移動通信システムにおいて用いられるデータの構造の一例を示す説明図である。図2〜図4を参照して、図1に示す移動通信システムの詳細な構成を説明する。
なお、図2に示す移動通信システムでは、基地局120Aが示されているが、連携サーバ110に管轄される基地局120Bおよび120Cの構成も、図2に示す基地局120Aの構成と同じである。
連携サーバ110は、端末位置管理手段111、ルール照合手段112、基地局モード変更コマンド送信手段113およびルール・履歴DB114を含む。連携サーバ110の各手段は、例えば、プログラムに従って制御を行うCPUによって実現される。
端末位置管理手段111は、複数の基地局120A,120B,120Cの端末入出管理手段123から、それぞれの基地局のエリアにおける携帯端末130の出入情報を受信する。端末位置管理手段111は、複数の基地局120A,120B,120Cから受信した出入情報に基づいて、携帯端末130が滞在した基地局のエリアの履歴を示す滞在履歴を、ルール・履歴DB114に格納する。ルール・履歴DB114の端末情報310の基地局滞在履歴313には、携帯端末ごとの滞在履歴が格納されており、端末位置管理手段111によって携帯端末130の滞在履歴が格納されると、携帯端末130に対応する基地局滞在履歴313が更新される。
ルール照合手段112は、ルールを起動して携帯端末130の滞在履歴に基づいて、モード変更コマンド330を含む基地局内モード変更コマンドデータ340を生成する。基地局モード変更コマンド送信手段113は、生成した基地局内モード変更コマンドデータ340を基地局120Aの基地局モード変更コマンド受信手段121に送信する。
図3に示す端末情報310には、端末ID311、ルールID群312および基地局滞在履歴313が含まれる。端末情報310は、携帯端末ごとに設定されているルールおよび滞在履歴を示す。端末ID311は、携帯端末ごとに設定される。ルールID群312には、端末ID311によって特定される携帯端末に設定されているルールを特定できる全てのルールID321が格納される。ルール情報320を参照することによって、ルールID321に対応するルールのスクリプトを特定することができる。
基地局滞在履歴313は、当該携帯端末130が、いつ、どの基地局のエリアに存在したかの履歴を示す。例えば、ある携帯端末130が、基地局120A、基地局120B、そして基地局120Cの順番で、各基地局のエリアを移動した場合に、基地局のエリアに入ることをIN、出ることをOUTと表現するならば、携帯端末130の端末情報310の基地局滞在履歴313には、「基地局120A IN→基地局120A OUT→基地局120B IN→基地局120B OUT→基地局120C IN」という履歴が保存される。なお、ルール・DB履歴114に格納されるデータが溢れることを防止するために、履歴の数の最大値を設定しておき、履歴の数が最大値を超える場合には古い履歴を削除してもよい。
端末位置管理手段111によって基地局滞在履歴313が更新されると、ルール照合手段112が起動される。ルール照合手段112は、更新された基地局滞在履歴313が属する端末情報310を参照して、ルールの照合を行う。ルールの照合において、ルール照合手段112は、参照した端末情報310のルールID群312に格納されている1つ以上のルールID321を確認し、それぞれのルールID321が属するルール情報320を参照する。ルール照合手段112は、参照したルール情報320のスクリプト322を起動してルールの実行を行う。
ルール情報320には、ルールID321と、ルールID321に対応するスクリプト322とが含まれる。ルール情報320は、所定の条件で所定のコマンドを実行するというルールを格納する。ルールID321は、ルールごとに設定される。スクリプト322には、ルールの具体的な内容が記述されている。スクリプト322は、条件式と実行コマンドを含む。
スクリプト322の記述例を説明する。スクリプト322は、例えば、「if (基地局120A IN) then {コマンドX送信} 」や、「if (基地局120B OUT) then {コマンドY送信} 」などの一般的な条件式を記述するスクリプト言語で表現される。ここで、「基地局120A IN」という条件式は、(携帯端末130が)基地局120Aのエリアに入ったことを示し、「基地局120B OUT」という条件式は、(携帯端末130が)基地局120Bのエリアから出たことを示す。「コマンドX送信」や「コマンドY送信」は、それぞれの条件式に付する実行コマンドである。
また、複数の基地局を連携させたスクリプト322の記述例としては、例えば、どちらの基地局でもよい場合には「if ( (基地局120A IN) or (基地局120B IN) ) then {コマンドZ送信} 」とし、すべての基地局とする場合には「if (1 ) then {コマンドZ送信} 」のように記述する。
また、携帯端末130が基地局のエリアを通過する順序を条件に考慮する場合には、例えば、「if ( ( (基地局120A IN) or (基地局120A OUT) ) < ( 基地局120B IN) ) then {コマンドZ送信} 」として記述する。この記述は、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入るか出るかした後に、基地局120Bのエリアに入った場合に、コマンドZを送信することを示す。さらに、基地局120Aと基地局120Bのエリア外の基地局が、基地局120Aから基地局120Bに移動する間に何エリアか入ってもよいとする場合、例えば、3つの状態が入ってもよいとする場合には、「if (基地局120A IN) | ( 基地局120A OUT) <3< ( 基地局120B IN) ) then {コマンドZ送信} 」と記述する。
また、複数のモード変更コマンドを送信する場合には、例えば、「if (基地局120A IN) then {コマンドX送信; コマンドY送信; コマンドZ送信} 」と記述する。この記述は、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入った場合に、コマンドX,Y,Zを送信することを示す。送信するコマンドX,Y,Zは、コマンドごとに設定されたコマンドID331で指定される。コマンドID331は、ルール・履歴DB114に格納されているモード変更コマンド330に記載されている。
なお、ルール照合手段112は、システム管理者がルールを登録または更新した後の最初の1回に限って、全ての携帯端末130について、全ての基地局120A,120B,120CにOUTコマンド(OUTコマンドについては、後述する。)として、ルールを実行させる。すると、連携サーバ110の基地局モード変更コマンド送信手段113から、全ての基地局120A,120B,120Cに、デフォルトのモード変更コマンド330が配信される。この動作によって、連携サーバ110が管轄する基地局120A,120B,120Cのエリアに、携帯端末130が入った場合に、連携サーバ110に問い合わせが行われるよりも前に、各基地局から携帯端末130のモードを変更することができるようになる。
ルール照合手段112は、端末情報310のルールID群312に格納されているルールID321から参照できる複数のルール情報320を基に、複数のモード変更コマンド330を生成する。
モード変更コマンド330には、コマンドID331、実行タイミング332、時差333、モード種別334および変更モード335を示すデータが含まれる。コマンドID331は、モード変更コマンドごとに設定される。
実行タイミング332は、属するモード変更コマンド330が実行されるタイミングを示す。具体的には例えば、携帯端末130がある基地局のエリアに入ったときに起動するコマンドである場合には「INコマンド」、携帯端末130がある基地局のエリアから出たときに起動するコマンドである場合には「OUTコマンド」として実行タイミング332が記憶される。
時差333は、携帯端末130が所定の基地局のエリアに出入したタイミングから所定時間経過後にモード変更コマンド330が実行される場合の所定時間を示す。実行タイミング332が「INコマンド」である場合には、携帯端末130が所定の基地局のエリアに入った時間を基準とし、実行タイミング332が「OUTコマンド」である場合には、携帯端末130が所定の基地局のエリアから出た時間を基準とする。例えば、実行タイミング332が「INコマンド」かつ、時差333が「0秒」である場合には、携帯端末130が所定の基地局のエリアに入ると即時に、モード変更コマンド330が実行される。また、例えば、実行タイミング332が「OUTコマンド」かつ、時差333が「3秒」であれば、携帯端末130が所定の基地局のエリアから出てから3秒後に、モード変更コマンド330が実行される。
モード種別334は、モード変更コマンド330によって実行されるモードの種別を示す。モード種別334には、例えば、マナーモード、キー操作ロック、無線LANモードなどに対応する所定のコードが記載される。変更モード335は、属するモード変更コマンド330のモード種別334に応じて、モード変更後に設定されるモードが記載される。例えば、モード種別334にマナーモードやキー操作ロックが示されている場合には、変更モード335には、ON/OFFのいずれかが記載される。モード種別334に無線LANモードが示されている場合には、変更モード335には、公衆専用、無線LAN専用、公衆優先、または無線LAN優先などが記載される。なお、モード変更コマンド330は、コマンドID331ごとに異なるモード種別334が記載されてもよい。
図8は、モード変更コマンドの具体的な記述の一例を示す説明図である。コマンド610は、具体的に記述されるモード変更コマンド330の一例である。コマンド610は、実行タイミング611、モード種別612および変更モード613を有する。
実行タイミング611には、「即時」実行、「10秒後」に実行、「1分後」に実行、または、「5分後」に実行などを記述することができる。モード種別612には、マナーモード、キー操作ロックといった携帯電話機に標準的に備わっているモードを指定できる他に、無線LANモードや電源モードといった、特殊なモードを指定することもできる。変更モード613は、モード種別612で指定されたモードについてどの状態を設定するか(例えば、OnまたはOff)を示す。
ルール照合手段112は、ルール情報320のスクリプト322の条件式で記述されている基地局に対して、スクリプト322のコマンドから決定されるモード変更コマンド330を生成する。その結果、それぞれの基地局に対して、複数のモード変更コマンド330が生成されるので、ルール照合手段112は、基地局ごとに複数のモード変更コマンド330の内容をまとめて基地局内モード変更コマンドデータ340を生成する。基地局内モード変更コマンドデータ340の生成によって、ルールの照合が完了する。
基地局内モード変更コマンドデータ340は、ある基地局において、携帯端末ごとに、どのようなモード変更コマンドまたはルールを実行するかを示す。基地局内モード変更コマンドデータ340には、端末ID341、INコマンド群342、およびOUTコマンド群343が含まれる。端末ID341は、端末情報310の端末ID311と対応している。INコマンド群341およびOUTコマンド群342には、INコマンドとOUTコマンドとを別々に管理できるように、モード変更コマンド330の実行タイミング332の記述に従って、モード変更コマンド330がINコマンドまたはOUTコマンドに分けて格納される。別々に管理できるようにする理由は、INコマンドとOUTコマンドは動作するタイミングが異なるからである。特に、OUTコマンドは、携帯端末130が所定の基地局のエリアから出たときに動作する必要があるので、携帯端末130にOUTコマンドの内容を蓄積させる必要がある。
基地局モード変更コマンド送信手段113は、ルールの照合が完了した携帯端末ごと、または基地局ごとに、ルール照合手段112によって生成された基地局内モード変更コマンドデータ340を、該当する基地局120Aの基地局モード変更コマンド受信手段121に送信する。このとき、基地局内モード変更コマンドデータ340は、携帯端末130がエリアに入った基地局120Aだけでなく、スクリプト332で参照されている全ての基地局120Aに対して送信される。
ルール・履歴DB114には、図3に示す端末情報310、ルール情報320およびモード変更コマンド330が格納されている。端末情報310、ルール情報320およびモード変更コマンド330は、システム管理者などからあらかじめデータベースとして入力されてもよい。これらの情報を、それぞれの基地局(例えば、基地局120A,120B,120C)で入力するのではなく、連携サーバ110が一括して入力し格納することによって、メンテナンスが容易になる。
基地局120Aは、基地局モード変更コマンド受信手段121、端末モード変更コマンド送信手段122、端末入出管理手段123、およびモード変更コマンドDB124を含む。基地局120Aの各手段は、例えば、プログラムに従って制御を行うCPUによって実現される。
基地局モード変更コマンド受信手段121は、連携サーバ110の基地局モード変更コマンド送信手段113から基地局内モード変更コマンドデータ340を受信する。基地局モード変更コマンド受信手段121は、受信した基地局内モード変更コマンドデータ340をモード変更コマンドDB124に格納する。そして、受信した基地局内モード変更コマンドデータ340に記述されている携帯端末130が基地局120Aのエリアに入っていない場合には、当該携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ってくるのを待つ。当該携帯端末130が、基地局120Aのエリアに入った場合、または既に入っている場合には、端末モード変更コマンド送信手段122に制御を渡す。
端末モード変更コマンド送信手段122は、携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131に、モード変更コマンド330が格納されている携帯端末内モード変更コマンドデータ350を送信する。基地局モード変更コマンド受信手段121による動作が終了して端末モード変更コマンド送信手段122に制御が渡されると、端末モード変更コマンド送信手段122が起動する。また、端末入出管理手段123が基地局120Aのエリアに携帯端末130が入ったことを検出し、かつ、モード変更コマンドDB124に当該携帯端末130についての基地局内モード変更コマンドデータ340が格納されている場合にも、端末モード変更コマンド送信手段122が起動する。
起動した端末モード変更コマンド送信手段122は、モード変更コマンドDB124に格納された複数の基地局内モード変更コマンドデータ340を参照し、ある携帯端末130を示す端末ID341について、INコマンド群342をINコマンド群352にコピーし、OUTコマンド群343をOUTコマンド群353にコピーして、携帯端末内モード変更コマンドデータ350を生成する。端末モード変更コマンド送信手段122は、生成した携帯端末内モード変更コマンドデータ350を当該携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131に送信する。
端末入出管理手段123は、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったか、または基地局120Aのエリアから出たかを検出すると、連携サーバ110の端末位置管理手段111に出入情報を通知する。また、端末入出管理手段123は、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったときに、モード変更コマンドDB124に当該携帯端末130に対応する基地局内モード変更コマンドデータ340が格納されている場合には、端末モード変更コマンド送信手段122に、携帯端末内モード変更コマンドデータ350の送信を依頼する。
モード変更コマンドDB124は、基地局内モード変更コマンドデータ340を格納する。基地局内モード変更コマンドデータ340は、基地局モード変更コマンド受信手段121から渡されて格納される。端末モード変更コマンド送信手段122は、モード変更コマンドDB124に格納されている基地局内モード変更コマンドデータ340から携帯端末内モード変更コマンドデータ350を生成する。
携帯端末130は、端末モード変更コマンド受信手段131、自律的モード変更管理手段132、モード変更手段133、基地局情報取得手段134、および端末モード変更コマンド記憶装置135を含む。携帯端末130の各手段は、例えば、プログラムに従って制御を行うCPUによって実現される。
端末モード変更コマンド受信手段131は、基地局120Aの端末モード変更コマンド送信手段122から受信する携帯端末内モード変更コマンドデータ350を端末モード変更コマンド記憶装置135に格納する。このとき、端末モード変更コマンド受信手段131は、携帯端末内モード変更コマンドデータ350を、INコマンド群352またはOUTコマンド群353ごとに端末モード変更コマンド記憶装置135に格納する。このとき、格納する携帯端末内モード変更コマンドデータ350が、INコマンド群である場合には、モード変更手段133を起動させる。
また、格納する携帯端末内モード変更コマンドデータ350に含まれるモード変更コマンド330のモード種別334が、既に端末モード変更コマンド記憶装置135に格納されていたモード変更コマンド330のモード種別334と同じである場合には、端末モード変更コマンド受信手段131は、携帯端末内モード変更コマンドデータ350を上書きして格納し、既に格納されていたモード変更コマンド330をキャンセルする。
自律的モード変更管理手段132は、携帯端末130の表示部(図示せず)や操作部(図示せず)を介してユーザから所定の操作が行われた場合に、ユーザの操作内容に応じてモードの変更を指示する。ユーザによる所定の操作が行われると、自律的モード変更管理手段132は、モード変更手段133を起動させる。
モード変更手段133は、端末モード変更コマンド受信手段131が受信して端末モード変更コマンド記憶装置135に格納する携帯端末内モード変更コマンドデータ350がINコマンド群である場合に起動する。このとき、モード変更手段133は、端末モード変更コマンド記憶装置135に格納されている携帯端末内モード変更コマンドデータ350のINコマンド群を抽出し、さらに、対応するモード変更コマンド330を抽出する。モード変更手段133は、抽出したモード変更コマンド330内の時差333、モード種別334および変更モード335に従って、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入った場合のモード変更を実現する。時差333が0でない場合には、指定された時間経過後にモード変更を実施する。
また、モード変更手段133は、基地局情報取得手段134による指令によっても起動する。このとき、モード変更手段133は、端末モード変更コマンド記憶装置135に格納されている携帯端末内モード変更コマンドデータ350のOUTコマンド群を抽出し、さらに、対応するモード変更コマンド330を抽出する。モード変更手段133は、抽出したモード変更コマンド330に従って、携帯端末130が基地局120Aのエリアから出た場合のモード変更を実施する。
なお、携帯端末130が基地局120Aのエリアから出た場合に、他の基地局(例えば、基地局120B)のエリアに入る可能性がある。このとき、基地局120AのOUTコマンドの時差を0以外に設定しておくと、基地局120Bから同一のモード変更を指示するINコマンドが携帯端末130に送信された場合に、OUTコマンドは基地局120BからのINコマンドに上書きされる。その結果、モード変更手段133は、同一のモード変更を複数回実行せずに済む。
モード変更手段133は、自律的モード変更管理手段132によって起動された場合には、自律的モード変更管理手段132からの指示に従って携帯端末130のモード変更を実施する。
基地局情報取得手段134は、携帯端末130が基地局120Aのエリアから出た、または、携帯端末130と通信する基地局120Aが変更されたことを検出する。検出した場合には、基地局情報取得手段134は、モード変更手段133に携帯端末内モード変更コマンドデータ350のOUTコマンドを実行するように指令を出して制御を渡す。
図5は、INコマンドを実行する際の連携サーバ、基地局および携帯端末の動作を示すシーケンス図である。図5を参照して、基地局120Aに関するINコマンドが実行される場合の動作を説明する。
まず、連携サーバ110において、システム管理者は、ルールの登録を行う(ステップS411)。具体的には、ルール・履歴DB114に、端末情報310、ルール情報320およびモード変更コマンド330を入力する。
ルール照合手段112は、システム管理者がルールを登録または更新した後の最初の1回に限る動作として、全ての携帯端末130について、全ての基地局120A,120B,120CにOUTコマンドとしてルールを実行する(ステップS412)。すると、基地局モード変更コマンド送信手段113から、全ての基地局120A,120B,120Cに、デフォルトのモード変更コマンド330が配信される(ステップS413)。基地局120Aの基地局モード変更コマンド受信手段121は、デフォルトのモード変更コマンド330を受信すると、モード変更コマンドDB124に格納する(ステップS414)。
次に、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ると(ステップS415)、基地局120Aの端末入出管理手段123が、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことを検出する(ステップS416)。端末入出管理手段123は、検出結果を連携サーバ110の端末位置管理手段111に通知する。端末位置管理手段111は、携帯端末130の滞在履歴をルール・履歴DB114に格納し、端末情報310の基地局滞在履歴313を更新する。この動作によって、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことが連携サーバ110で登録される(ステップS420)。
ステップS416において、基地局120Aの端末入出管理手段123が携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことを検出すると、その検出をトリガーとして、端末モード変更コマンド送信手段122が起動される。端末モード変更コマンド送信手段122は、携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131に携帯端末内モード変更コマンドデータ350を送信する(ステップS417)。
携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131は、携帯端末内モード変更コマンドデータ350を受信すると(ステップS418)、モード変更手段133が、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことに伴うINコマンドを実行し、モード変更を行う(ステップS419)。
一方、ステップS420において、連携サーバ110の端末位置管理手段111によってルール・履歴DB114の基地局滞在履歴313が更新されると、ルール照合手段112が起動され、ルールの照合が行われる。ルールの照合において、ルール照合手段112は、ルール情報320のスクリプト322を起動してルールの実行を行う(ステップS421)。
ステップS421において、ルールの実行が行われた結果、モード変更コマンド330をまとめて基地局内モード変更コマンドデータ340が生成される。そして、基地局モード変更コマンド送信手段213は、生成した基地局内モード変更コマンドデータ340を基地局120Aの基地局モード変更コマンド受信手段121に送信する(ステップS422)。
基地局120Aの基地局モード変更コマンド受信手段121が基地局内モード変更コマンドデータ340を受信すると(ステップS423)、携帯端末130が基地局130Aのエリア内に存在する場合には、端末モード変更コマンド送信手段122は、携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131に、基地局内モード変更コマンドデータ340に含まれるモード変更コマンド330が格納されている携帯端末内モード変更コマンドデータ350を送信する(ステップS424)。
携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131は、携帯端末内モード変更コマンドデータ350を受信すると(ステップS425)、モード変更手段133は、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことに伴うINコマンドを実行し、再度モード変更を行う(ステップS426)。なお、再度モード変更を行う際に、INコマンドが、ステップS418において取得したコマンドと同じコマンドであった場合には、同じモード変更が行われる。再度モード変更を行う際に、INコマンドが、ステップS418において取得したコマンドと異なるコマンドであった場合には、ステップS426におけるINコマンドによって上書きされる。その結果、携帯端末130において、最新のモード変更コマンドが実行される。
図6は、OUTコマンドを実行する際の連携サーバ、基地局および携帯端末の動作を示すシーケンス図である。図6を参照して、基地局120Aに関するOUTコマンドが実行される場合の動作を説明する。
まず、基地局情報取得手段134が、携帯端末130が基地局120Aのエリアから出たことを検出する(ステップS430)。基地局情報取得手段134からの指令によって、モード変更手段133は、端末モード変更コマンド記憶装置135に格納されている携帯端末内モード変更コマンドデータ350のOUTコマンドを実行する(ステップS431)。OUTコマンドは、対応するモード変更コマンド330の時差333に指定されている時間経過後に起動する。
一方、基地局120Aの端末入出管理手段123は、携帯端末130が基地局120Aのエリアから出たことを検出して(ステップS432)、連携サーバ110の端末位置管理手段111に通知する。連携サーバ110では、端末入出管理手段からの通知を受信した端末位置管理手段111が、携帯端末130の滞在履歴をルール・履歴DB114に格納し、端末情報310の基地局滞在履歴313を更新する。この動作によって、携帯端末130が基地局120Aのエリアから出たことが連携サーバ110で登録される(ステップS433)。基地局滞在履歴313が更新されると、ルール照合手段112が起動され、ルールの照合が行われる。ルールの照合において、ルール照合手段112は、ルール情報320のスクリプト322を起動してルールの実行を行う(ステップS434)。
ステップS434において、ルールの実行が行われた結果、モード変更コマンド330をまとめて基地局内モード変更コマンドデータ340が生成される。そして、基地局モード変更コマンド送信手段213は、生成した基地局内モード変更コマンドデータ340を基地局120Aの基地局モード変更コマンド受信手段121に送信する(ステップS435)。
基地局120Aの基地局モード変更コマンド受信手段121は、基地局内モード変更コマンドデータ340を受信すると、受信した基地局内モード変更コマンドデータ340をモード変更コマンドDB124に格納する(ステップS436)。携帯端末130は基地局120Aのエリアに入っていないので、コマンドは携帯端末130には送信されず、携帯端末130が次に基地局120Aのエリアに入ってくるのを待つ。
図7は、複数の基地局を連携したルールを実行する際の連携サーバ、基地局および携帯端末の動作を示すシーケンス図である。図7を参照して、基地局120Aおよび基地局120Bを連携したルールが実行される場合の動作を説明する。
まず、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ると(ステップS501)、基地局120Aの端末入出管理手段123は、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことを検出して(ステップS502)、連携サーバ110の端末位置管理手段111に通知する。
ステップS502において、基地局120Aの端末入出管理手段123が携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことを検出すると、その検出をトリガーとして、端末モード変更コマンド送信手段122が起動される。端末モード変更コマンド送信手段122は、携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131に携帯端末内モード変更コマンドデータ350を送信する(ステップS503)。
携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131は、携帯端末内モード変更コマンドデータ350を受信すると(ステップS504)、モード変更手段133が、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことに伴うINコマンドを実行し、モード変更を行う(ステップS505)。
一方、ステップS502において通知を受けた連携サーバ110では、端末入出管理手段からの通知を受信した端末位置管理手段111が、携帯端末130の滞在履歴をルール・履歴DB114に格納し、端末情報310の基地局滞在履歴313を更新する。この動作によって、携帯端末130が基地局120Aのエリアに入ったことが連携サーバ110で登録される(ステップS506)。基地局滞在履歴313が更新されると、ルール照合手段112が起動され、ルールの照合が行われる。ルールの照合において、ルール照合手段112は、ルール情報320のスクリプト322を起動してルールの実行を行う(ステップS507)。なお、このスクリプト322には、基地局120Aおよび基地局120Bを連携した条件式が記述されているとする。
ステップS507において、ルールの実行が行われた結果、モード変更コマンド330をまとめて基地局内モード変更コマンドデータ340が生成される。そして、基地局モード変更コマンド送信手段213は、生成した基地局内モード変更コマンドデータ340を基地局120Aおよび基地局120Bの基地局モード変更コマンド受信手段121に送信する(ステップS508)。
基地局120Aおよび基地局120Bの基地局モード変更コマンド受信手段121は基地局内モード変更コマンドデータ340を受信する(ステップS509)。ここで、携帯端末130がまだ基地局120Bのエリアに入っていない場合には、基地局120Bの基地局モード変更コマンド受信手段121は、受信した基地局内モード変更コマンドデータ340をモード変更コマンドDB124に格納しておく。
次に、携帯端末130が基地局120Bのエリアに入ると(ステップS520)、基地局120Bの端末入出管理手段123は、携帯端末130が基地局120Bのエリアに入ったことを検出して(ステップS521)、連携サーバ110の端末位置管理手段111に通知する。
ステップS521において、基地局120Bの端末入出管理手段123が携帯端末130が基地局120Bのエリアに入ったことを検出すると、その検出をトリガーとして、基地局120Bの端末モード変更コマンド送信手段122が起動される。端末モード変更コマンド送信手段122は、携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131に携帯端末内モード変更コマンドデータ350を送信する(ステップS522)。
携帯端末130の端末モード変更コマンド受信手段131は、携帯端末内モード変更コマンドデータ350を受信すると(ステップS523)、モード変更手段133が、携帯端末130が基地局120Bのエリアに入ったことに伴うINコマンドを実行し、モード変更を行う(ステップS524)。ステップS505およびS524におけるINコマンドの実行によって、基地局120Aおよび基地局120Bを連携したルールが実行される。
なお、図7に示すフローチャートでは、携帯端末130が基地局120Aのエリアから出たときの動作(例えば、図6に示すステップS430〜S436の動作に相当)は省略されている。また、ステップS508において、連携サーバ110からコマンドが配信された後に、各基地局から携帯端末130にコマンド配信が行われて再度のINコマンドが実行される動作(例えば、図5に示すステップS422〜S426における動作に相当)も省略されている。
このような移動通信システムでは、連携サーバ110において、基地局120A,120B,120Cから受け取る端末入出管理情報にしたがって携帯端末130ごとに複数の基地局のエリアにおける滞在履歴を蓄積し、ルール情報320を参照し、一致したパタンになったら、各基地局120A,120B,120Cに対して該当携帯端末130のモード変更コマンド330を送信する。各基地局120A,120B,120Cは、基地局ごとのエリアに携帯端末130が入るタイミングおよび出るタイミングで発行するモード変更コマンド330を、携帯端末130がそれぞれの基地局のエリアに入ったときに送信する。携帯端末130は、モード変更コマンド330に従ってモードを変更することによって、基地局120A,120B,120Cが連携したモード変更も可能になり、携帯端末130の基地局120A,120B,120Cのエリアへの出入りに連動して、きめ細かなモード変更を実現することができる。
また、携帯端末130において、各基地局から受信したモード変更コマンド330に従ってモード変更が実施された(例えば、図5に示すステップS417〜S418における動作に相当)あとに、連携サーバ110から各基地局を経由して携帯端末130にコマンド配信が行われて、再度コマンドの実行が行われる(例えば、図5に示すステップS422〜S426における動作に相当)ので、携帯端末130は、最新のモード変更コマンドを取得して実行することができる。
実施例1.
図9は、図1に示された移動通信システムにおける一実施例を示す説明図である。図9を参照して、小規模基地局が集中して配置されたオフィスビル(社内)から出るときに、自動的に携帯端末のキー操作ロックを有効にする実施例を説明する。
実施例1において、オフィスビルには、複数の小規模基地局が配置されている。例えば、オフィスビルの各フロアに複数の基地局(A基地局、B基地局〜Y基地局)が配置されている。オフィスビル内部の出入り口付近には、Z基地局が配置されている。なお、A基地局、B基地局〜Y基地局、およびZ基地局は、図1に示す複数の基地局120A,120B,120Cであり、連携サーバ110によって管轄されている。
実施例1において、図9に示すルール1を設定する。ルール1には、「携帯端末130がA〜Y基地局のいずれかのエリアに滞在していて、Z基地局のエリアに移行したときに、キー操作ロックを実行する」ようにスクリプトを記述する。すなわち、「if (A基地局IN or … or Y基地局IN) < Z基地局IN」 then { キー操作ロックをONにするコマンドを即時実行} 」のように記述する。このようなルール1を設定することによって、携帯端末130が社内に滞在(A〜Y基地局のエリアに滞在)し、そのあとオフィスビルの出入り口付近に移動(Z基地局のエリアにIN)すると、携帯端末130で直ちにモード変更を行って、キー操作ロックを有効にさせることができる。
なお、ルール1を設定するだけでは、携帯端末130がZ基地局のエリアにある出入り口以外から社外に出た場合には、キー操作ロックが有効にならないので、図9に示すルール2を設定してもよい。
ルール2には、「携帯端末130がA〜Z基地局のいずれかのエリアからも外に出た場合に、10分後にキー操作ロックを実行する」ようにスクリプトを記述する。このようなルール2を設定することによって、携帯端末130が、Z基地局のエリアにある出入り口以外から社外に出た場合には、即座ではないものの、10分後にはキー操作ロックを有効にすることができる。すなわち、社外に出ると自動的にキー操作ロックを有効にすることができる。
実施例2.
図10は、図1に示された移動通信システムにおける他の実施例を示す説明図である。図10を参照して、社外から社内に戻った場合に、自動的に携帯端末のキー操作ロックを解除する実施例を説明する。
実施例2において、図10に示すルール3を設定する。ルール3には、「携帯端末130がA〜Y基地局のいずれのエリアにも滞在しておらず、Z基地局のエリアに移行したときに、キー操作ロックの解除を実行する」ようにスクリプトを記述する。すなわち、「if (Z基地局IN < (A基地局IN or … or Y基地局IN) ) then {キー操作ロックをONにするコマンドを即時実行} 」のように記述する。このようなルール3を設定することによって、社外にあった携帯端末130が、オフィスビルの出入り口付近に移動(Z基地局のエリアにIN)すると、携帯端末130で、直ちにモード変更を行って、キー操作ロックの解除を実行させることができる。
なお、ルール3を設定するだけでは、携帯端末130がZ基地局のエリアにある出入り口以外から社内に戻ってきた場合には、キー操作ロックを解除することができないので、図10に示すルール4を設定してもよい。
ルール4には、「携帯端末130がA〜Y基地局のいずれかのエリアのうち2つ以上に滞在したらキー操作ロックの解除を実行する」ようにスクリプトを記述する。このスクリプトを if 文などの単純な条件式を用いたスクリプトでそのまま表現することは困難である。しかし、携帯端末130が、2つ以上の基地局(例えば、A基地局およびB基地局)のエリアに連続して存在することを抽出するスクリプトを、例えば、「A基地局のエリアにINしてB基地局のエリアにINした」というように記述することによって表現することができる。このようなルール4を設定することによって、社外にいた携帯端末130が、Z基地局のエリアにある出入り口以外から社内に戻ってきた場合であっても、キー操作ロックを自動的に解除することができる。
図11は、本発明による移動通信システムの主要な構成を示すブロック図である。図11に示すように、移動通信システムは、携帯端末1(例えば、図1に示す携帯端末130に相当)と、携帯端末1と通信可能な複数の基地局2(例えば、図1に示す基地局120A,120B,120Cに相当)と、基地局2と通信可能な連携サーバ3(例えば、図1に示す連携サーバ110に相当)とを備えた移動通信システムであって、連携サーバ3は、基地局2のエリアに出入する携帯端末1の検出結果(例えば、図2に示す端末入出管理手段123が通知する出入情報に相当)から携帯端末1の位置情報を取得する端末位置管理手段31(例えば、図2に示す端末位置管理手段111に相当)と、端末位置管理手段31によって取得された携帯端末1の位置情報に基づく携帯端末1の滞在履歴(例えば、図3に示す端末情報310の基地局滞在履歴313に相当)と、携帯端末1ごとに指定されるモード設定のルールを示すスクリプト(例えば、図3に示すルール情報320のスクリプト322に相当)とを格納する履歴格納手段32(例えば、図2に示すルール・履歴DB114に相当)と、履歴格納手段32に格納された滞在履歴に基づいてスクリプトを起動して携帯端末ごとのモード変更コマンドを決定するルール照合手段33(例えば、図2に示すルール照合手段112に相当)と、ルール照合手段33によって決定されたモード変更コマンド(例えば、図4に示す基地局内モード変更コマンドデータ340に相当)を基地局に送信する基地局モード変更コマンド送信手段34(例えば、図2に示す基地局モード変更コマンド送信手段113に相当)とを含み、基地局2は、当該基地局2のエリアに出入する携帯端末1を検出して連携サーバに検出結果を通知する端末入出管理手段21(例えば、図2に示す端末入出管理手段123に相当)と、連携サーバ3の基地局モード変更コマンド送信手段34からモード変更コマンドを受信する基地局モード変更コマンド受信手段22(例えば、図2に示す基地局モード変更コマンド受信手段121に相当)と、基地局モード変更コマンド受信手段22が受信したモード変更コマンドを格納する基地局モード変更コマンド格納手段23(例えば、図2に示すモード変更コマンドDB124に相当)と、基地局モード変更コマンド格納手段23によって格納されたモード変更コマンド(例えば、図4に示す携帯端末内モード変更コマンドデータ350に相当)を、当該基地局2のエリア内に存在する携帯端末1に送信する端末モード変更コマンド送信手段24(例えば、図2に示す端末モード変更コマンド送信手段122に相当)とを含み、携帯端末1は、基地局2の端末モード変更コマンド送信手段24からモード変更コマンドを受信する端末モード変更コマンド受信手段11(例えば、図2に示す端末モード変更コマンド受信手段131に相当)と、端末モード変更コマンド受信手段11が受信したモード変更コマンドを実行して当該携帯端末1のモード設定を変更するモード変更手段12(例えば、図2に示すモード変更手段133に相当)とを含む。
また、上記の実施形態には、以下の(1)〜(10)に示すような移動通信システムも開示されている。
(1)ルール照合手段は、携帯端末が基地局のエリアに滞在した順序をモード設定の条件とするスクリプトを起動してモード変更コマンドを決定し、決定したモード変更コマンドを基に、各基地局に送信するモード変更コマンドを基地局ごとに選択する移動通信システム(例えば、携帯端末130が基地局の複数のエリアを通過する順序を条件に考慮する場合のスクリプト322の記述例に示されたスクリプトを用いることによって実現される。)。
(2)端末モード変更コマンド送信手段は、端末入出管理手段が携帯端末が当該基地局のエリアに入ったことを検出すると、当該基地局の基地局モード変更コマンド格納手段に格納されているモード変更コマンドを直ちに携帯端末に送信し、ルール照合手段は、端末入出管理手段によって携帯端末が基地局のエリアに入ったことを通知されると、最新のモード変更コマンドを決定し、基地局モード変更コマンド送信手段は、ルール照合手段によって決定された最新のモード変更コマンドを基地局モード変更コマンド受信手段に送信し、端末モード変更コマンド送信手段は、基地局モード変更コマンド受信手段が受信した最新のモード変更コマンドを携帯端末に改めて送信する移動通信システム(例えば、図5に示すステップS415〜S424における動作によって実現される。)。
(3)モード変更手段は、モード変更コマンドに時差が設定されている場合には、当該モード変更コマンドの実行を設定された時間の分だけ遅らせて開始する移動通信システム(例えば、モード変更コマンド330の時差333に0以外が記述された場合の動作によって実現される。)。
(4)モード変更コマンドは、携帯端末が基地局のエリアに入ったときに実行されるINコマンド、または、携帯端末が基地局のエリアから出たときに実行されるOUTコマンドである移動通信システム。
(5)携帯端末は、OUTコマンドを格納したコマンド格納手段(例えば、図2に示す端末モード変更コマンド記憶装置135に相当)と、携帯端末が通信する基地局の変更を検出する基地局情報取得手段(例えば、図2に示す基地局情報取得手段134に相当)とを備え、基地局情報取得手段が、携帯端末が、コマンド格納手段に格納されたOUTコマンドで指定される基地局と通信を行わなくなったことを検出すると、モード変更手段は、OUTコマンドを実行して当該携帯端末のモード設定を変更する移動通信システム(例えば、図6に示すステップS430〜S431における動作によって実現される。)。
(6)モード変更コマンドは、携帯端末のキー操作をロックするモードの設定を変更する移動通信システム。
(7)モード変更コマンドは、携帯端末のマナーモードの設定を変更する移動通信システム。
(8)モード変更コマンドは、携帯端末の無線LAN機能の設定を変更する移動通信システム。
(9)モード変更コマンドは、携帯端末の電源状態の設定を変更する移動通信システム。
(10)基地局は、ある業務空間の出入り口をエリアとする1つ以上の基地局と、業務空間の内部をエリアとする複数の基地局とを含み、ルール照合手段は、携帯端末が基地局のエリアに出入した滞在履歴に基づいて、当該携帯端末が業務空間から外に出たか、または業務空間の中に入ったかをモード設定を変更する条件とするモード変更コマンドを決定する(例えば、実施例1および実施例2の移動通信システムによって実現される。)。
また、上記の実施形態には、以下の(11)〜(12)に示すような自動モード変更方法も開示されている。
(11)連携サーバが、携帯端末が基地局のエリアに滞在した順序をモード設定の条件とするスクリプトを起動してモード変更コマンドを決定し、決定したモード変更コマンドを基に、各基地局に送信するモード変更コマンドを基地局ごとに選択する自動モード変更方法。
(12)基地局が、携帯端末が当該基地局のエリアに入ったことを検出すると、当該基地局に格納されているモード変更コマンドを直ちに携帯端末に送信し、検出結果が通知された連携サーバが、決定された最新のモード変更コマンドを受信すると、最新のモード変更コマンドを携帯端末に改めて送信する自動モード変更方法。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年6月29日に出願された日本特許出願2009−154213を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明を、携帯電話端末のマナーモードやキー操作ロックなどのモードの設定について、携帯端末ユーザの自主的な判断ではなく、フェムト基地局や無線LAN基地局を管理する移動通信システムのシステム運用管理者によって自動的にきめ細かくモードを変更できる移動通信システムに適用することができる。
1 携帯端末
2 基地局
3 連携サーバ
11 端末モード変更コマンド受信手段
12 モード変更手段
21 端末入出管理手段
22 基地局モード変更コマンド受信手段
23 基地局モード変更コマンド格納手段
24 端末モード変更コマンド送信手段
31 端末位置管理手段
32 履歴格納手段
33 ルール照合手段
34 基地局モード変更コマンド送信手段
100 外部基地局
110 連携サーバ
111 端末位置管理手段
112 ルール照合手段
113 基地局モード変更コマンド送信手段
114 ルール・履歴DB
120A,120B,120C 基地局
121 基地局モード変更コマンド受信手段
122 端末モード変更コマンド送信手段
123 端末入出管理手段
124 モード変更コマンドDB
130 携帯端末
131 端末モード変更コマンド受信手段
132 自律的モード変更管理手段
133 モード変更手段
134 基地局情報取得手段
135 端末モード変更コマンド記憶装置
310 端末情報
311 端末ID
312 ルールID群
313 基地局滞在履歴
320 ルール情報
321 ルールID
322 スクリプト
330 モード変更コマンド
331 コマンドID
332,611 実行タイミング
333 時差
334,612 モード種別
335,613 変更モード
340 基地局内モード変更コマンドデータ
341 端末ID
342,352 INコマンド群
343,353 OUTコマンド群
350 携帯端末内モード変更コマンドデータ
610 コマンド
本発明は、基地局を経由して通話を行う携帯端末のための移動通信システムにおいて、携帯端末の基地局のエリアにおける移動状態に従って、携帯端末のモードを自動的に変更する移動通信システム関する。
そこで、本発明は、複数の基地局が連携し、携帯端末による基地局のエリアへの出入に連動して携帯端末のモード設定を変更する移動通信システム提供することを目的とする。

Claims (17)

  1. 携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な複数の基地局と、前記基地局と通信可能な連携サーバとを備えた移動通信システムであって、
    前記連携サーバは、
    前記基地局のエリアに出入する携帯端末の検出結果から前記携帯端末の位置情報を取得する端末位置管理手段と、
    端末位置管理手段によって取得された携帯端末の位置情報に基づく前記携帯端末の滞在履歴と、前記携帯端末ごとに指定されるモード設定のルールを示すスクリプトとを格納する履歴格納手段と、
    履歴格納手段に格納された前記滞在履歴に基づいて前記スクリプトを起動して携帯端末ごとのモード変更コマンドを決定するルール照会手段と、
    前記ルール照会手段によって決定されたモード変更コマンドを前記基地局に送信する基地局モード変更コマンド送信手段とを含み、
    前記基地局は、
    当該基地局のエリアに出入する携帯端末を検出して前記連携サーバに検出結果を通知する端末入出管理手段と、
    前記連携サーバの基地局モード変更コマンド送信手段からモード変更コマンドを受信する基地局モード変更コマンド受信手段と、
    前記基地局モード変更コマンド受信手段が受信したモード変更コマンドを格納する基地局モード変更コマンド格納手段と、
    前記基地局モード変更コマンド格納手段によって格納されたモード変更コマンドを、当該基地局のエリア内に存在する前記携帯端末に送信する端末モード変更コマンド送信手段とを含み、
    前記携帯端末は、
    前記基地局の端末モード変更コマンド送信手段からモード変更コマンドを受信する端末モード変更コマンド受信手段と、
    前記端末モード変更コマンド受信手段が受信したモード変更コマンドを実行して当該携帯端末のモード設定を変更するモード変更手段とを含む
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. ルール照合手段は、携帯端末が基地局のエリアに滞在した順序をモード設定の条件とするスクリプトを起動してモード変更コマンドを決定し、決定したモード変更コマンドを基に、各基地局に送信するモード変更コマンドを基地局ごとに選択する
    請求項1記載の移動通信システム。
  3. 端末モード変更コマンド送信手段は、端末入出管理手段が携帯端末が当該基地局のエリアに入ったことを検出すると、当該基地局の基地局モード変更コマンド格納手段に格納されているモード変更コマンドを直ちに前記携帯端末に送信し、
    ルール照合手段は、前記端末入出管理手段によって前記携帯端末が前記基地局のエリアに入ったことを通知されると、最新のモード変更コマンドを決定し、
    基地局モード変更コマンド送信手段は、前記ルール照合手段によって決定された最新のモード変更コマンドを基地局モード変更コマンド受信手段に送信し、
    端末モード変更コマンド送信手段は、前記基地局モード変更コマンド受信手段が受信した最新のモード変更コマンドを前記携帯端末に改めて送信する
    請求項1または請求項2記載の移動通信システム。
  4. モード変更手段は、モード変更コマンドに時差が設定されている場合には、当該モード変更コマンドの実行を設定された時間の分だけ遅らせて開始する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の移動通信システム。
  5. モード変更コマンドは、携帯端末が所定の基地局のエリアに入ったときに実行されるINコマンド、または、携帯端末が所定の基地局のエリアから出たときに実行されるOUTコマンドである
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の移動通信システム。
  6. 携帯端末は、
    OUTコマンドを格納したコマンド格納手段と、
    前記携帯端末が通信する基地局の変更を検出する基地局情報取得手段とを備え、
    前記基地局情報取得手段が、前記携帯端末が、前記コマンド格納手段に格納されたOUTコマンドで指定される基地局と通信を行わなくなったことを検出すると、モード変更手段は、前記OUTコマンドを実行して当該携帯端末のモード設定を変更する
    請求項5記載の移動通信システム。
  7. モード変更コマンドは、携帯端末のキー操作をロックするモードの設定を変更する
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の移動通信システム。
  8. モード変更コマンドは、携帯端末のマナーモードの設定を変更する
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の移動通信システム。
  9. モード変更コマンドは、携帯端末の無線LAN機能の設定を変更する
    請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の移動通信システム。
  10. モード変更コマンドは、携帯端末の電源状態の設定を変更する
    請求項1から請求項9のうちのいずれか1項に記載の移動通信システム。
  11. 基地局は、ある業務空間の出入り口をエリアとする1つ以上の基地局と、前記業務空間の内部をエリアとする複数の基地局とを含み、
    ルール照会手段は、携帯端末が前記基地局のエリアに出入した滞在履歴に基づいて、当該携帯端末が前記業務空間から外に出たか、または前記業務空間の中に入ったかをモード設定を変更する条件とするモード変更コマンドを決定する
    請求項1から請求項10のうちのいずれか1項に記載の移動通信システム。
  12. 携帯端末と通信可能な複数の基地局と、前記基地局と通信可能な連携サーバとを備えた移動通信システムであって、
    前記連携サーバは、
    前記基地局のエリアに出入する携帯端末の検出結果から前記携帯端末の位置情報を取得する端末位置管理手段と、
    端末位置管理手段によって取得された携帯端末の位置情報に基づく前記携帯端末の滞在履歴と、前記携帯端末ごとに指定されるモード設定のルールを示すスクリプトとを格納する履歴格納手段と、
    履歴格納手段に格納された前記滞在履歴に基づいて前記スクリプトを起動して携帯端末ごとのモード変更コマンドを決定するルール照会手段と、
    前記ルール照会手段によって決定されたモード変更コマンドを前記基地局に送信する基地局モード変更コマンド送信手段とを含み、
    前記基地局は、
    当該基地局のエリアに出入する携帯端末を検出して前記連携サーバに検出結果を通知する端末入出管理手段と、
    前記連携サーバの基地局モード変更コマンド送信手段からモード変更コマンドを受信する基地局モード変更コマンド受信手段と、
    前記基地局モード変更コマンド受信手段が受信したモード変更コマンドを格納する基地局モード変更コマンド格納手段と、
    前記基地局モード変更コマンド格納手段によって格納されたモード変更コマンドを、当該基地局のエリア内に存在する前記携帯端末に送信する端末モード変更コマンド送信手段とを含む
    ことを特徴とする移動通信システム。
  13. ルール照合手段は、携帯端末が基地局のエリアに滞在した順序をモード設定の条件とするスクリプトを起動してモード変更コマンドを決定し、決定したモード変更コマンドを基に、各基地局に送信するモード変更コマンドを基地局ごとに選択する
    請求項12記載の移動通信システム。
  14. 端末モード変更コマンド送信手段は、端末入出管理手段が携帯端末が当該基地局のエリアに入ったことを検出すると、当該基地局の基地局モード変更コマンド格納手段に格納されているモード変更コマンドを直ちに前記携帯端末に送信し、
    ルール照合手段は、前記端末入出管理手段によって前記携帯端末が前記基地局のエリアに入ったことを通知されると、最新のモード変更コマンドを決定し、
    基地局モード変更コマンド送信手段は、前記ルール照合手段によって決定された最新のモード変更コマンドを基地局モード変更コマンド受信手段に送信し、
    端末モード変更コマンド送信手段は、前記基地局モード変更コマンド受信手段が受信した最新のモード変更コマンドを前記携帯端末に改めて送信する
    請求項12または請求項13記載の移動通信システム。
  15. 携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な複数の基地局と、前記基地局と通信可能な連携サーバとを備えた移動通信システムにおける携帯端末のモード設定を変更する自動モード変更方法であって、
    前記基地局が、
    当該基地局のエリアに出入する携帯端末を検出して前記連携サーバに検出結果を通知し、
    前記連携サーバが、
    前記基地局から通知された検出結果から前記携帯端末の位置情報を取得し、
    取得した携帯端末の位置情報に基づく前記携帯端末の滞在履歴と、前記携帯端末ごとに指定されるモード設定のルールを示すスクリプトとを履歴格納手段に格納し、
    前記履歴格納手段に格納された前記滞在履歴に基づいて前記スクリプトを起動して携帯端末ごとのモード変更コマンドを決定し、
    前記決定したモード変更コマンドを前記基地局に送信し、
    前記基地局が、
    前記連携サーバからモード変更コマンドを受信して基地局モード変更コマンド格納手段に格納し、
    前記基地局モード変更コマンド格納手段に格納された前記モード変更コマンドを当該基地局のエリア内に存在する前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末が、
    前記基地局から前記モード変更コマンドを受信し、
    受信した前記モード変更コマンドを実行して当該携帯端末のモード設定を変更する
    ことを特徴とする自動モード変更方法。
  16. 連携サーバが、携帯端末が基地局のエリアに滞在した順序をモード設定の条件とするスクリプトを起動してモード変更コマンドを決定し、決定したモード変更コマンドを基に、各基地局に送信するモード変更コマンドを基地局ごとに選択する
    請求項15記載の自動モード変更方法。
  17. 基地局が、携帯端末が当該基地局のエリアに入ったことを検出すると、当該基地局に格納されているモード変更コマンドを直ちに前記携帯端末に送信し、
    検出結果が通知された連携サーバが、決定された最新のモード変更コマンドを受信すると、前記最新のモード変更コマンドを前記携帯端末にあらためて送信する
    請求項15または請求項16記載の自動モード変更方法。
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