JP2013258483A - 画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のユーザーインターフェースからの利用を効率的に行うことのできる画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、複数のユーザーインターフェースのうち第1のユーザーインターフェースから、コピー機能に関する操作を開始することの通知を受け付け(S2)た場合に、複数のユーザーインターフェースのうち第2のユーザーインターフェースがコピー機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、第1のユーザーインターフェースがコピー機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを判別する(S3)。画像形成装置は、操作を行うことができない状態にあると判別した場合に、操作を行うことができない状態にあることを第1のユーザーインターフェースに通知し(S9)、第2のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる。
【選択図】図18

Description

本発明は画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および画像形成システムに関し、より特定的には、複数のユーザーインターフェースからの利用を効率的に行うことのできる画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および画像形成システムに関する。
タッチパネルを使用したユーザーインターフェースを持つ携帯端末が、近年普及している。携帯端末では、電子化された文書を任意の場所で自由に閲覧および編集することができる。MFP(Multifunction Peripheral)を始めとする画像形成装置でも、携帯端末との連携が要求されている。
画像形成装置と携帯端末との連携に関する技術は、たとえば下記特許文献1に記載されている。下記特許文献1には、印刷機能付き携帯電話のメモリ上にある画像やテキストを印刷中に着信があった場合、電話をかけてきた相手には現在印刷中のため通話できないこと、印刷終了まで何分かかるかなどのメッセージを伝え、印刷終了後、受信者に印刷中に着信があったことを報知する技術が開示されている。さらに印刷中に重要な用件で電話をかけてくる可能性がある予め登録しておいた人から着信すると、印刷を中断し通話可能な状態に切り替える技術が開示されている。
特開2004−220468号公報
画像形成装置と携帯端末との連携の一形態として、複数の携帯端末(遠隔操作パネル)で画像形成装置の操作パネルを遠隔操作可能な画像形成システムにおいては、携帯端末が操作パネルにログインしたにも関わらず、様々な原因により携帯端末が画像形成装置の機能を使用できない状況が起こることが想定される。たとえば、機能の設定および実行指示を行うためのアプリケーションの販売者と使用者との契約などにより、アプリケーションを同時に起動することのできる携帯端末の数に上限が設けられており、かつアプリケーションを同時に起動している携帯端末の数が上限に達している場合、新たな携帯端末はアプリケーションを起動することはできず、画像形成装置の機能を使用できない。また、機能を新たに実行するのに、画像形成装置のハードウェアリソースが足りない場合、新たな携帯端末は画像形成装置の機能を使用できない。さらに、機能(たとえばスキャン)を画像形成装置に実行させている携帯通信端末の数が、その機能の実行に用いるデバイス(たとえばスキャナー)の総数に達している場合、新たな携帯端末はデバイスを利用することができず、画像形成装置の機能を使用できない。
従来の画像形成装置は、画像形成装置に固定された1つの操作パネルからの操作のみを受け付けていたため、画像形成装置で特定の機能を実行する際に他人との競合が生じた場合には、操作パネルの前で競合相手とコミュニケーションを取ることにより、競合が調整されていた。しかしながら、複数の携帯端末で画像形成装置の操作パネルを遠隔操作している状況では、競合相手を把握することができず、競合を調整できない。その結果、複数の携帯端末からの利用を効率的に行うことができないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、複数のユーザーインターフェースからの利用を効率的に行うことのできる画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および画像形成システムを提供することである。
本発明の一の局面に従う画像形成装置は、複数のユーザーインターフェースの各々から特定の機能に関する操作を受け付け可能な画像形成装置であって、複数のユーザーインターフェースのうち一のユーザーインターフェースである第1のユーザーインターフェースから、特定の機能に関する操作を開始することの通知を受け付ける操作開始通知受付手段と、操作開始通知受付手段にて通知を受け付けた場合に、複数のユーザーインターフェースのうち第1のユーザーインターフェース以外のユーザーインターフェースである第2のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、第1のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを判別する判別手段と、操作を行うことができない状態にあると判別手段にて判別した場合に、操作を行うことができない状態にあることを第1のユーザーインターフェースに通知する操作不可通知手段と、操作を行うことができない状態にあると判別手段にて判別した場合に、第1のユーザーインターフェースと第2のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる通信手段とを備える。
上記画像形成装置において好ましくは、通信手段は、第2のユーザーインターフェースに対する依頼または要求を第1のユーザーインターフェースから受け付ける第1の要求受付手段と、第1の要求受付手段にて受け付けた依頼または要求を第2のユーザーインターフェースへ送信する第1の要求送信手段とを含む。
上記画像形成装置において好ましくは、通信手段は、特定の機能に関する操作を交代する依頼を第1の要求受付手段にて受け付けた場合に、第1の要求送信手段にて送信した依頼への回答を第2のユーザーインターフェースから受け付ける回答受付手段と、回答受付手段にて受け付けた回答を第1のユーザーインターフェースへ送信する回答送信手段とをさらに含む。
上記画像形成装置において好ましくは、交代の依頼を承諾する回答を回答受付手段にて受け付けた場合に、第2のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができない状態とする第1の操作中止手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、交代の依頼を承諾する回答を回答受付手段にて受け付けた場合に、第2のユーザーインターフェースから受け付けた特定の機能に関する操作の情報を保存する操作情報保存手段と、第2のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を再び行うことができる状態となった場合に、操作情報保存手段にて保存した情報を第2のユーザーインターフェースに展開する情報展開手段とをさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、特定の機能に関する操作を第2のユーザーインターフェースからの承諾無しで強制的に交代する要求を第1の要求受付手段にて受け付けた場合に、第2のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができない状態とする第2の操作中止手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、第2の操作中止手段にて特定の機能に関する操作を行うことができない状態とした場合に、第2のユーザーインターフェースから受け付けた特定の機能に関する操作を破棄する操作破棄手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、操作を行うことができない状態にあると判別手段にて判別した場合に、特定の機能に関する操作を行うことができる状態にあるユーザーインターフェースのユーザーの一覧を第1のユーザーインターフェースに表示する一覧表示手段と、一覧表示手段にて表示したユーザーの中から少なくとも1人のユーザーの選択を受け付ける選択受付手段とをさらに備え、通信手段は、第1のユーザーインターフェースと、選択受付手段にて選択を受け付けたユーザーのユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる。
上記画像形成装置において好ましくは、一覧表示手段は、ユーザーの一覧として、特定の機能に関する操作を行うことができる状態にあるユーザーインターフェースのユーザーを名前で表示する第1の一覧表示手段と、ユーザーの一覧として、特定の機能に関する操作を行うことができる状態にあるユーザーインターフェースのユーザーを、名前で表示せずにニックネームおよび匿名のうち少なくともいずれか一方で表示する第2の一覧表示手段とを含む。
上記画像形成装置において好ましくは、一覧表示手段は、第1のユーザーインターフェースを使用するユーザーの権限レベルに基づいて、第1および第2の一覧表示手段のうちいずれにて表示するかを決定する表示決定手段をさらに含む。
上記画像形成装置において好ましくは、判別手段は、特定の機能を操作するためのアプリケーションを起動しているユーザーインターフェースの数が、特定の機能を操作するためのアプリケーションを同時に起動することのできるユーザーインターフェースの数の上限に達しているか否かを判別する第1の上限判別手段と、特定の機能を画像形成装置に実行させているユーザーインターフェースの数が、特定の機能の実行に用いるデバイスの物理的な総数によって決まる上限に達しているか否かを判別する第2の上限判別手段と、特定の機能を画像形成装置に実行させているユーザーインターフェースの数が、特定の機能を画像形成装置で実行するのに必要な画像形成装置のハードウェアリソースによって決まる上限に達しているか否かを判別する第3の上限判別手段とを含む。
上記画像形成装置において好ましくは、第1の上限判別手段にて上限に達していないと判別し、かつ第2および第3の上限判別手段のうち少なくともいずれか一方にて上限に達していると判別した場合に、第1のユーザーインターフェースから特定の機能の設定および実行指示を受け付ける指示受付手段と、指示受付手段にて実行指示を受け付けた場合に、画像形成装置が特定の機能を実行できる状態にあるか否かを判別する再判別手段と、実行できる状態にあると再判別手段にて判別した場合に、指示受付手段にて受け付けた設定および実行指示に基づいて特定の機能を実行する実行手段とをさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、実行できない状態であると再判別手段にて判別した場合に、特定の機能に関する操作を交代する依頼、または特定の機能に関する操作を第2のユーザーインターフェースからの承諾無しで強制的に交代する要求を第1のユーザーインターフェースから受け付ける第2の要求受付手段と、第2の要求受付手段にて受け付けた依頼または要求を第2のユーザーインターフェースへ送信する第2の要求送信手段とをさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、実行できない状態であると再判別手段にて判別した場合に、第1のユーザーインターフェースによる特定の機能に関する操作の予約を行う第1の予約手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、上限に達していると第1の上限判別手段にて判別した場合に、第1のユーザーインターフェースによる特定の機能に関する操作の予約を行う第2の予約手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、第1のユーザーインターフェースによる特定の機能に関する操作の予約を行った場合に、第1のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができる状態に変化したか否かを判別する変化判別手段と、変化したと変化判別手段にて判別した場合に、特定の機能に関する操作を行うことができる状態に変化したことを第1のユーザーインターフェースに通知する変化通知手段とをさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、操作を行うことができない状態にあると判別手段にて判別した場合に、特定の機能の設定を一定時間行っていないユーザーインターフェースであって、かつそのユーザーインターフェースの実行指示に基づいて画像形成装置が特定の機能を実行していないユーザーインターフェースである無操作ユーザーインターフェースが、第2のユーザーインターフェースの中に存在するか否かを判別する無操作判別手段と、無操作ユーザーインターフェースが存在すると無操作判別手段にて判別した場合に、無操作ユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができない状態とする第3の操作中止手段とをさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、無操作ユーザーインターフェースが存在すると無操作判別手段にて判別した場合に、第3の操作停止手段にて特定の機能に関する操作を行うことができない状態とする前に、特定の機能に関する操作を行うことができない状態となる旨を無操作ユーザーインターフェースに対して予告する操作中止予告手段をさらに備える。
本発明の他の局面に従う画像形成装置の制御プログラムは、複数のユーザーインターフェースの各々から特定の機能に関する操作を受け付け可能な画像形成装置の制御プログラムであって、複数のユーザーインターフェースのうち一のユーザーインターフェースである第1のユーザーインターフェースから、特定の機能に関する操作を開始することの通知を受け付ける操作開始通知受付ステップと、操作開始通知受付ステップにて通知を受け付けた場合に、複数のユーザーインターフェースのうち第1のユーザーインターフェース以外のユーザーインターフェースである第2のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、第1のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを判別する判別ステップと、操作を行うことができない状態にあると判別ステップにて判別した場合に、操作を行うことができない状態にあることを第1のユーザーインターフェースに通知する操作不可通知ステップと、操作を行うことができない状態にあると判別ステップにて判別した場合に、第1のユーザーインターフェースと第2のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる通信ステップとをコンピューターに実行させる。
本発明のさらに他の局面に従う画像形成システムは、複数のユーザーインターフェースと、複数のユーザーインターフェースの各々から特定の機能に関する操作を受け付け可能な画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、複数のユーザーインターフェースのうち一のユーザーインターフェースである第1のユーザーインターフェースから画像形成装置に、特定の機能に関する操作を開始することを通知する操作開始通知手段と、操作開始通知手段にて通知を受け付けた場合に、複数のユーザーインターフェースのうち第1のユーザーインターフェース以外のユーザーインターフェースである第2のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、第1のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを画像形成装置で判別する判別手段と、操作を行うことができない状態にあると判別手段にて判別した場合に、操作を行うことができない状態にあることを画像形成装置から第1のユーザーインターフェースに通知する操作不可通知手段と、操作を行うことができない状態にあると判別手段にて判別した場合に、第1のユーザーインターフェースと第2のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる通信手段とを備える。
本発明によれば、複数のユーザーインターフェースからの利用を効率的に行うことのできる画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および画像形成システムを提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像形成システムの概略的な構成を示す図である。 MFP100の内部構成を示すブロック図である。 リモートパネル200の内部構成を示すブロック図である。 記憶部111に格納されているユーザー情報テーブルを模式的に示す図である。 記憶部111に格納されている利用管理テーブルを模式的に示す図である。 リモートパネルアプリケーションが起動された場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。 リモートパネル200aのコピー機能がアクティブになった場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。 リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにしない場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。 リモートパネル200aからの指示によるコピーを実行しない場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。 キーK13が押下された場合の操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。 コピー機能がインアクティブになった場合の操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。 操作パネル150のコピー機能が再びアクティブになった場合の、操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。 キーK14が押下された場合の操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。 キーK11が押下された場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。 キーK12またはキーK15が押下された場合のリモートパネル200aの表示画面(ユーザー一覧)を模式的に示す図である。 無操作状態の操作パネル150に対して予告を行った場合の操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。 リモートパネル200aに対して予告を行った場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。 MFP100の動作を示すフローチャートの前半部分である。 MFP100の動作を示すフローチャートの後半部分である。 図19のステップS16の無操作者排除処理のサブルーチンである。 図19のステップS18の交代依頼処理のサブルーチンである。 図19のステップS21の強制交代処理のサブルーチンである。 図19のステップS25の予約処理のサブルーチンである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
本実施の形態の画像形成システムは、複数のユーザーインターフェースと、複数のユーザーインターフェースの各々から特定の機能に関する操作を受け付け可能な画像形成装置とを備えている。本実施の形態において、画像形成装置はMFPであり、ユーザーインターフェースは、MFPに固定された操作パネル、またはMFPと無線通信もしくは有線通信が可能なリモートパネルである。リモートパネルは、典型的には携帯端末である。
なお、画像形成装置は、MFPである場合の他、たとえばファクシミリ装置、複写機、プリンターなどであってもよい。ユーザーインターフェースは、入力部と出力部とを含むものであればよく、PC(Personal Computer)などであってもよい。
[画像形成システムの構成]
始めに、本実施の形態における画像形成システムの概略的な構成について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における画像形成システムの概略的な構成を示す図である。
図1を参照して、画像形成システムは、本体パネルである操作パネル150(ユーザーインターフェースの一例)を含むMFP100(画像形成装置の一例)と、リモートパネル200a、200b、および200c(ユーザーインターフェースの一例)とを備えている。MFP100と、リモートパネル200a、200b、および200cの各々とは、ネットワーク300により相互に接続されている。
以下、リモートパネル200a、200b、および200cのうち任意のものをリモートパネル200と記すことがある。
ネットワーク300は、有線または無線のLAN(Local Area Network)である。ネットワーク300は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルを用いて各種機器を接続する。ネットワーク300に接続された機器は、お互いに各種データのやり取りが可能(通信可能)となっている。なお、ネットワーク300に代えて、インターネット・専用線などの広域ネットワークを用いて各機器を接続してもよい。
画像形成システムは、MFP100のユーザーインターフェースとして、操作パネル150、ならびにリモートパネル200a、200b、および200cを含んでいる。操作パネル150はMFP100に固定されている。リモートパネル200aは、MFP100に設置されているアクセスポイント310aを通じてMFP100と無線接続されている。リモートパネル200bは、ネットワーク300に有線接続されたアクセスポイント310bを通じてMFP100と無線接続されている。リモートパネル200cは、ネットワーク300を通じてMFP100と有線接続されている。MFP100とユーザーインターフェースとの接続形態は、有線接続であっても無線接続であってもよい。
MFP100は、たとえば電子写真方式や静電記録方式などによって画像形成を行うものであり、スキャナー機能、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えている。
MFP100は、操作パネル150、ならびにリモートパネル200a、200b、および200cの各々から、MFP100の機能に関する操作を受け付け可能である。MFP100は、たとえば、読み込んだ原稿の画像や、リモートパネル200などから受信したプリントデータに基づいて生成した画像の印刷物を、用紙上に形成する。プリントデータとは、たとえば、リモートパネル200のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムが発行する描画命令を、プリンタドライバによってMFP100が処理可能なページ記述言語に変換したものである。プリントデータは、PDF、TIFF、JPEG、またはXPSなどのファイルフォーマットで記述された文書データなどであってもよい。
MFP100は、ネットワーク300を介して、リモートパネル200に原稿画像を送信することも可能である。さらにMFP100は、リモートパネル200から受信した文書データを、MFP100内の記憶部111(図2)に蓄積することも可能である。
MFP100は、リモートパネル200の操作表示部250(図3)へ画像を描画する画像描画処理を行うことが可能である。具体的には、MFP100は、リモートパネル200から受信した指示に基づく画面の画像データを記憶部111内から取り出し、リモートパネル200へ送信する。
なお、画像形成システムは、MFP100およびリモートパネル200以外の外部機器(他のMFP、リモートパネル、またはPCなど)をさらに備えていてもよい。MFP100とリモートパネル200とは、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を用いて相互に通信が可能であってもよい。
続いて、MFP100およびリモートパネル200の構成について説明する。
図2は、MFP100の内部構成を示すブロック図である。
図2を参照して、MFP100は、制御部101と、画像処理部103と、転送部105と、スキャナー部107と、印刷部109と、記憶部111と、操作パネル150とを主に含んでいる。制御部101は、MFP100の制御プログラム101aを実行するCPUと、制御プログラム101aなどを記憶するROM(Read Only Memory)と、CPUの作業用のメモリであるRAMなどを含んでいる。
画像処理部103は、画像データに対して処理を行なう。転送部105は、ネットワークインターフェースであり、リモートパネル200などと画像データや画像サイズなどの情報の通信を行なう。スキャナー部107は、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。印刷部109は、画像処理部103にて処理された画像データに基づいて用紙などに画像を形成する。記憶部111は、たとえばハードディスク装置であり、操作パネル150およびリモートパネル200に表示する画面、画像、または文書などのデータを記憶している。記憶部111は、ユーザー情報テーブル(図4)および利用管理テーブル(図5)を格納する。操作パネル150は、MFP100に関する各種情報を表示する表示部と、MFP100の操作を受け付ける入力部とを含んでいる。
制御部101は、画像処理部103、転送部105、スキャナー部107、印刷部109、記憶部111、および操作パネル150の各々と、通信または信号の送受信を実施することで、MFP100全体を制御する。また制御部101は、MFP100の各機能の操作をユーザーインターフェースから受け付ける場合に、そのユーザーインターフェースに表示される操作画面を制御する。
図3は、リモートパネル200の内部構成を示すブロック図である。
図3を参照して、リモートパネル200は、MFP100の操作パネル150を遠隔操作することのできるユーザーインターフェースである。リモートパネル200は、制御部201と、転送部203と、記憶部207と、タッチパネル方式の操作表示部250とを主に含んでいる。制御部201は、リモートパネル200の制御プログラム201aを実行するCPUと、制御プログラム201aなどを記憶するROMと、CPUの作業用のメモリであるRAMなどを含んでいる。
転送部203は、ネットワークインターフェースであり、MFP100などと画像データや画像サイズなどの情報の通信を行なう。転送部203は、操作表示部250で受け付けた操作の情報をMFP100に送信する。記憶部207は、たとえばハードディスク装置であり、画像または文書などを記憶している。
操作表示部250は、各種情報を表示し、表示した画面の操作をユーザーから受け付ける。操作表示部250は、ユーザーによる操作入力を受け付け可能である。なお、操作表示部250は、タッチパネル以外の操作入力を受け付けるものであってもよく、ハードウェアキー、タッチパネル、マウス、および音声入力装置のうち少なくとも1つを用いた操作を受け付けるものであってもよい。
記憶部207は、リモートパネル200の稼動や使用をサポートするためのオペレーティングシステムのプログラムと、操作パネル150を操作するためのアプリケーションのプログラムとを記憶している。
制御部201は、転送部203、記憶部207、および操作表示部250の各々と、通信または信号の送受信を実施することで、リモートパネル200全体を制御する。
図4は、記憶部111に格納されているユーザー情報テーブルを模式的に示す図である。
図4を参照して、ユーザー情報テーブルには、MFP100を使用可能なユーザーの情報が記録されている。ユーザー情報テーブルには、表の横方向(行方向)に一人のユーザーに関する情報が記憶されている。この情報としては、「ID」、「パスワード」、「ユーザー名」、「ニックネーム」、および「権限レベル」の各項目が記憶されている。制御部101は、操作パネル150またはリモートパネル200を通じてユーザーから入力を受け付けたIDおよびパスワードが、ユーザー情報テーブルに含まれている情報と合致するか否かによって、ユーザーの認証処理を行う。「権限レベル」はアルファベットで示されており、アルファベットの並び順がAに近いほど、そのユーザーにはより多くの権限が与えられている。たとえば、MFP100の管理者は「A」の権限レベルを有しており、MFP100に関する最も多くの権限を有している。
図4のユーザー情報テーブルから、たとえば「0002」というIDを持つユーザーは、「zw0j34」というパスワードを有し、「桑田俊一」というユーザー名を有することがわかる。またこのユーザーは、「エフ」というニックネームを有し、「B」の権限レベルを有していることが分かる。
なお、ユーザー情報テーブルには、IDの代わりに、各ユーザーが使用するリモートパネル200の製品番号やIPアドレスが記録されていてもよい。ユーザー情報テーブルの更新は、たとえば管理者のみが可能であってもよい。
図5は、記憶部111に格納されている利用管理テーブルを模式的に示す図である。
図5を参照して、利用管理テーブルには、MFP100の各機能(スキャン、ファックス、アプリA、OCR(Optical Character Recognition)処理、コピー、およびアプリBなど)の利用の上限数と、各機能の利用状況とが記録されている。
MFP100の各機能の利用の上限数としては、「機能利用数上限」、「デバイス利用数上限」、および「機能実行数上限」が記録されている。
機能利用数上限とは、その機能を操作するためのアプリケーションの販売者と使用者との契約などにより設定された、その機能を操作するためのアプリケーションを同時に起動することのできるユーザーインターフェースの数の上限である。
デバイス利用数上限とは、その機能の実行に用いるデバイスの物理的な総数により決まる上限である。たとえば1つのみのスキャナーを搭載したMFP100の場合、スキャン機能に関するデバイス利用数上限は1となる。
機能実行数上限とは、その機能をMFP100で実行するのに必要なMFP100のハードウェアリソースによって決まる上限である。
MFP100の各機能の利用状況としては、「現在の利用者数」と、「現在の利用者のID」と、「利用開始時間」と、「利用内容」と、「特記事項」とが記録されている。ここでの現在の利用者には、その機能をMFP100で実行中のユーザーと、その機能に関する設定を行っているユーザーと、その機能に関する利用予約(利用待ち)中のユーザーとが含まれる。
図5の利用管理テーブルから、たとえばMFP100のスキャン機能は、「0006」というIDを持つユーザーが12時46分から利用中であり、このユーザーは、操作パネル150からスキャンを実行中であることが分かる。
なお、利用管理テーブルには、上述以外の種類の上限値が記録されていてもよいし、機能利用数上限、デバイス利用数上限、および機能実行数上限のうち一部の上限のみが記録されていてもよい。利用管理テーブルは、各機能の利用状況が変わる度に制御部101によって更新されてもよいし、一定時間毎に制御部101によって更新されてもよい。
MFP100は、MFP100の複数のユーザーインターフェースのうち一のユーザーインターフェースのユーザーが、MFP100の特定の機能に関する操作(つまり、MFP100の特定の機能の利用)を開始しようとした場合に、次の処理を行う。MFP100は、他のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、一のユーザーインターフェースが特定の機能に関する操作を行うことができないか否かを判別し、特定の機能に関する操作を行うことができない状態にあるときは、特定の機能の操作を行うことができない状態にあることを一のユーザーインターフェースに対して通知する。そしてMFP100は、一のユーザーインターフェースと、特定の機能に関する操作を可能な状態にある他のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる。
以降の説明では、リモートパネル200aのユーザーがMFP100のコピー機能に関する操作を開始しようとした場合を想定する。すなわち、リモートパネル200aにおいて、コピー機能のアプリケーションが起動された場合、リモートパネル200aは、コピー機能に関する操作を開始することをMFP100に通知する。MFP100は、この通知を受け付けると、利用管理テーブルを参照することにより、コピー機能の現在の利用者の数がその上限数に達しているか否かを判別する。そしてMFP100は、上限数に達していると判別した場合に、その機能の操作を行うことができない状態にあることをリモートパネル200aに通知し、リモートパネル200aと、コピー機能を利用中の他のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる。
なお、「コピー機能に関する操作を行うことができる状態」には、コピー機能に関するアプリケーションなどを通じてコピー機能に関する設定が可能な状態と、コピーをMFP100で実行中の状態との両方が含まれる。
以降、コピー機能に関する操作を行うことができる状態を「コピー機能がアクティブである」と呼び、コピー機能に関する操作を行うことができない状態を「コピー機能がインアクティブである」と呼ぶことがある。また、特に断りが無い限り、コピー機能を利用中の他のユーザーインターフェースは、操作パネル150のみであるものとする。
[コピー機能に関する操作を開始することの通知をリモートパネルから受け付けた場合のMFPの動作]
次に、コピー機能に関する操作を開始することの通知をリモートパネル200aから受け付けた場合のMFPの動作について説明する。
図6は、リモートパネルアプリケーションが起動された場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。
図6を参照して、たとえばリモートパネル200aでリモートパネルアプリケーションが起動されると、MFP100は、リモートパネルアプリケーションが起動された旨の通知をリモートパネル200aから受け付け、リモートパネル200aのユーザーの認証処理を行う。MFP100は、リモートパネル200aのユーザーの認証に成功した場合、リモートパネル200aのユーザーのログイン処理を行ない、MFP100の各機能のアプリケーション(各機能の操作を行うためのアプリケーション)のキーK1〜K8をリモートパネル200aに表示する。リモートパネル200aのユーザーは、利用したい機能のキーをクリックすることにより、その機能のアプリケーションを起動する。リモートパネル200aのユーザーがコピー機能を利用したい場合には、コピー機能のキーK2をクリックすることにより、コピー機能の設定および実行指示を行うためのアプリケーションであるコピーアプリケーションを起動する。
リモートパネル200aは、リモートパネルアプリケーションが起動されている場合、ユーザーから受け付けた操作を常にMFP100に通知する。
コピーアプリケーションが起動された場合、MFP100は、コピー機能に関する操作を開始することの通知をリモートパネル200aから受け付ける。MFP100は、この通知を受け付けると、利用管理テーブルを参照することにより、コピー機能の現在の利用者数がその上限数に達しているか否かを判別する。
具体的には、MFP100は、コピーアプリケーションを起動しているユーザーインターフェースの数(つまり、現在の利用者数)が、コピー機能の機能利用数上限に達しているか否かを判別する。MFP100は、コピー機能をMFP100に実行させているユーザーインターフェースの数が、コピー機能のデバイス利用数上限に達しているか否かを判別する。さらにMFP100は、コピー機能をMFP100に実行させているユーザーインターフェースの数が、コピー機能の機能実行数上限に達しているか否かを判別する。
コピー機能の現在の利用者数が上記3つの上限数のいずれにも達していないと判別した場合、MFP100は、リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにし、図7に示す画面をリモートパネル200aに表示する。
図7は、リモートパネル200aのコピー機能がアクティブになった場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。
図7を参照して、MFP100は、コピー機能の操作を受け付ける場合に操作パネル150の表示部に表示される操作画面DSと、操作パネル150のハードウェアキーに対応するソフトウェアキーであるキーSHKとをリモートパネル200aに表示する。操作画面DSには、操作パネル150のソフトウェアキーに対応するキーSKが含まれている。
コピーアプリケーションが起動し、リモートパネル200aのコピー機能がアクティブになると、リモートパネル200aのユーザーは、コピー機能の設定および実行指示が可能になる。リモートパネル200aのユーザーは、リモートパネル200aの表示画面上において、キーSHKおよびSKを操作することにより、コピー機能に関する設定を行う。リモートパネル200aは、設定を受け付けると、その内容をMFP100へ送信する。MFP100は、リモートパネル200aから受信した設定の内容をRAMなどに記憶する。
リモートパネル200aのユーザーは、スタートキーであるキーSHK1を押下することにより、MFP100に対してコピーの実行指示を行う。
MFP100は、コピーの実行指示を受信すると、RAMに記憶している設定の内容に基づいてコピーを実行する。
一方、コピー機能の現在の利用者数がその上限数(機能利用数上限、デバイス利用数上限、および機能実行数上限のいずれか)に達していると判別した場合、MFP100は、リモートパネル200aにコピーアプリケーションの起動を許可せず、リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにしない。そしてMFP100は、コピー機能をアクティブにできない旨をリモートパネル200aに通知する。リモートパネル200aは、この通知を受け付けると、図8に示す画面をリモートパネル200aに表示する。
図8は、リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにしない場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。
図8を参照して、MFP100は、コピー機能をアクティブにできない旨のメッセージ(使用中である旨のメッセージ)を含むポップアップPD1と、画像形成システムの中で現在コピー機能を利用可能な他のMFPを表示するポップアップPD2とをリモートパネル200aに表示する。ポップアップPD1には、操作パネル150に対する要求を行わずにコピー機能の利用を断念するためのキーK11と、コピー機能の操作の予約(利用予約)を行うためのキーK12と、コピー機能に関する操作の交代を依頼するための(交代依頼のための)キーK13と、コピー機能に関する操作を操作パネル150からの承諾無しで強制的に交代することを要求するための(強制交代の要求のための)キーK14と、コピー機能を利用中のユーザーの一覧を表示するためのキーK15とがさらに含まれている。これらのうちキーK13およびK14は、操作パネル150に対する依頼または要求を行うためのキーである。
なお、リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにしない場合、MFP100は、ポップアップPD1およびPD2を表示せずに、コピー機能をアクティブにできない旨のメッセージのみを図6に示すリモートパネル200aの表示画面上に表示してもよい。この場合、MFP100は、リモートパネル200aからの指示無しに、リモートパネル200aと操作パネル150との間で通信を行わせてもよい。また、ポップアップPD2は表示しなくてもよい。
さらに、図8に示す画面を表示する場合の他に、コピー機能の現在の利用者数が機能利用数上限に達していないものの、デバイス利用数上限および機能実行数上限のうち少なくともいずれか一方に達していると判別した場合、リモートパネル200aからのコピー機能の設定を許可してもよい。すなわち、MFP100は、図7に示す画面をリモートパネル200aに表示し、コピー機能の設定および実行指示をリモートパネル200aから受け付けてもよい。この場合、MFP100は、リモートパネル200aからコピー機能の実行指示(デバイスの利用指示またはソフトウェアの実行指示)を受け付けた場合に、この指示を実行することができなければ、交代依頼の要求や強制交代の要求などを受け付けてもよい。
具体的には、リモートパネル200aからのコピー機能の設定を許可し、図7に示す画面を表示した場合において、コピーの実行指示をリモートパネル200aから受信すると、MFP100は、コピー機能の現在の利用者数がデバイス利用数上限および機能実行数上限のうち少なくともいずれか一方の上限数に達しているか否かを判別する。そして、コピー機能の現在の利用者数が2つの上限数のいずれにも達していない場合、MFP100はコピーを実行できる状態にあるので、リモートパネル200aから受け付けた設定でコピーを実行する。一方、コピー機能の現在の利用者数が少なくともいずれか一方の上限数に達している場合、MFP100はコピーを実行できない状態であるので、リモートパネル200aからの指示によるコピーを実行せず、図9に示す画面をリモートパネル200aに表示する。
図9は、リモートパネル200aからの指示によるコピーを実行しない場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。
図9を参照して、MFP100は、コピーを実行できない(使用中である)旨のメッセージを含むポップアップPD1と、現在コピー機能が利用可能な他のMFPを表示するポップアップPD2とをリモートパネル200aに表示する。ポップアップPD1およびPD2の各々は、図8に示す表示画面に含まれるポップアップPD1およびPD2の各々と同一のものであってもよい。
[リモートパネルからの指示を受け付けた場合のMFPの動作]
次に、図8または図9に示すポップアップPD1において、リモートパネル200aからの指示を受け付けた場合のMFPの動作について説明する。
図8または図9に示すポップアップPD1において、キーK11〜K15のいずれかが押下されると、MFP100は、そのキーに応じた処理を実行する。
キーK13が押下された場合(交代依頼)をリモートパネル200aから受け付けた場合)、MFP100は、図10に示す画面を操作パネル150に表示する。
図10は、キーK13が押下された場合の操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。
図10を参照して、操作パネル150は、コピー機能の操作を受け付ける操作画面DSが表示された表示部と、ハードウェアキーであるキーHKとを含んでいる。操作画面DSには、操作パネル150のソフトウェアキーに対応するキーSKが含まれている。
MFP100は、操作パネル150のユーザーに対して、コピー機能に関する操作の交代依頼を送信するとともに、交代依頼への回答を操作パネル150から受け付ける。具体的には、「使用したい人がいます。替りますか?」というメッセージとともに、交代を承諾(交代可能と判断)するためのキーK21と、交代を拒否するためのキーK22とを含むポップアップPD3を操作画面DS上に表示する。
ポップアップPD3は、交代を依頼しているユーザー名をさらに含んでいてもよい。MFP100のユーザーは、たとえばログイン時などに、交代依頼を行う場合にユーザー名を表示するか匿名にするかを選択することが可能であってもよい。
MFP100は、操作パネル150のユーザーから回答を操作パネル150から受け付けると、その回答をリモートパネル200aへ送信する。
キーK22が押下された場合、MFP100は、たとえば「交代依頼が拒否されました」というメッセージをリモートパネル200aに表示することにより、交代依頼が拒否された旨をリモートパネル200aに対して通知し、リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにしない。この場合、MFP100は、図14に示す画面をリモートパネル200aに表示し、利用予約などを受け付けてもよい。図14に示す画面については後述する。
キーK21が押下された場合、MFP100は、たとえば「交代依頼が承諾されました」というメッセージをリモートパネル200aに表示することにより、交代依頼が承諾された旨をリモートパネル200aに通知する。この場合、MFP100は、操作パネル150のコピー機能をインアクティブにすることにより(操作パネル150がコピー機能に関する操作を行うことができない状態とすることにより)、コピー機能の利用枠を1つ空ける。これにより、リモートパネル200aのコピー機能がアクティブになる。MFP100は、コピー機能がアクティブになった旨をリモートパネル200aのユーザーに通知する。
図11は、コピー機能がインアクティブになった場合の操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。
図11を参照して、操作パネル150のコピー機能をインアクティブにした場合、MFP100は、たとえば「本機能は、利用できません。」というメッセージを含むポップアップPD4を操作パネル150に表示することにより、コピー機能がインアクティブになった旨を操作パネル150に通知する。また、MFP100は、操作パネル150のコピー機能をインアクティブにすると、操作パネル150の分のコピー機能の利用予約を自動的に行う。
操作パネル150のユーザーは交代を承諾するとコピー機能を利用できなくなるが、MFP100は、操作パネル150からそれまで受け付けたコピー機能に関する操作の情報をRAMなどに保存しておき、操作パネル150のコピー機能が再びアクティブになった場合(つまり、コピー機能の利用枠が空いた場合)に、保存した情報を操作パネル150に展開(送信)し、操作パネル150に引き続き設定を行わせてもよい。
また、操作パネル150からの指示によるコピーをMFP100が実行していた場合には、操作パネル150のユーザーが交代を承諾すると、そのコピーは中止されるが、操作パネル150のコピー機能が再び利用可能になった場合に、MFP100はコピーを中止した位置(未だコピーしていないページ)からコピーを再開してもよい。
図12は、操作パネル150のコピー機能が再びアクティブになった場合の、操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。
図12を参照して、操作パネル150のコピー機能が再びアクティブになった場合、MFP100は、たとえば「前回の設定で立ち上がります」というメッセージを含むポップアップPD5を操作パネル150に表示することにより、コピー機能が再びアクティブになり、前回の設定が復元された旨を操作パネル150に通知する。ポップアップPD5は、このメッセージとともに、前回の設定を破棄するためのキーK23を含んでいてもよい。
なお、操作パネル150に対して交代依頼や強制交代の要求を行う場合、MFP100は、操作パネル150へ表示するメッセージ(たとえば「部長の山口です。会議の時間が迫っているので替って下さい。」などのメッセージ)をリモートパネル200aから受け付け、そのメッセージをポップアップに含めるようにしてもよい。
図8または図9に示すポップアップPD1において、キーK14が押下された場合(強制交代の要求をリモートパネル200aから受け付けた場合)、MFP100は、図13に示す画面を操作パネル150に表示する。
図13は、キーK14が押下された場合の操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。
図13を参照して、MFP100は、操作パネル150のユーザーに対して、コピー機能に関する操作の強制交代を要求する。具体的には、「他のユーザーとの強制交代のため、本機能は使用できなくなります。」というメッセージとともに、交代を承諾するためのキーK24を含むポップアップPD6を操作パネル150に表示する。
ポップアップPD6は、強制交代を要求しているユーザー名をさらに含んでいてもよい。MFP100の各ユーザーは、たとえばログイン時などに、強制交代を行う場合にユーザー名を表示するか匿名にするかを選択することが可能であってもよい。
キーK24が押下されると、MFP100は、操作パネル150のコピー機能をインアクティブにすることにより(操作パネル150がコピー機能に関する操作を行うことができない状態とすることにより)、コピー機能の利用枠を1つ空ける。これにより、リモートパネル200aのコピー機能はアクティブになる。MFP100は、コピー機能がアクティブになった旨をリモートパネル200aに通知する。
MFP100は、操作パネル150のコピー機能をインアクティブにした場合、操作パネル150からそれまで受け付けたコピー機能に関する操作の情報を破棄する。
またMFP100は、操作パネル150のユーザーが交代依頼を承諾した場合と同様に、操作パネル150のコピー機能をインアクティブにした場合に、操作パネル150からそれまで受け付けたコピー機能に関する操作の情報をRAMなどに保存しておき、操作パネル150のコピー機能が再びアクティブになった場合(つまり、コピー機能の利用枠が空いた場合)に、保存した情報を操作パネル150に展開(送信)し、操作パネル150に引き続き設定を行わせてもよい。
また、操作パネル150からの指示によるコピーをMFP100が実行していた場合に強制交代の要求があると、そのコピーは中止されるが、操作パネル150のコピー機能が再び利用可能になった場合に、MFP100はコピーを中止した位置(未だコピーしていないページ)からコピーを再開してもよい。
なお、コピー機能を利用中の他のユーザーインターフェースは複数存在していてもよい。コピー機能を利用中の他のユーザーインターフェースが複数存在している場合、MFP100は、コピー機能を利用中の全てのユーザーインターフェースに対して交代依頼または強制交代の要求を行ってもよいし、コピー機能を利用中の任意のユーザーインターフェースに対して交代依頼または強制交代の要求を行ってもよい。またMFP100は、ユーザー情報テーブルの権限レベルや利用管理テーブルの開始時間、特記事項などに基づいて、交代依頼または強制交代の要求を行う対象となるユーザーインターフェースを決定してもよい。さらに、交代依頼または強制交代の要求を行う対象となるユーザーインターフェースは、リモートパネル200aのユーザーにより選択されてもよい。
図8または図9に示すポップアップPD1において、キーK11が押下された場合(コピー機能の利用を断念する指示を受け付けた場合)、MFP100は、リモートパネル200aからの操作を許可せずに、リモートパネル200aの表示画面を図6に示す画面に戻す。MFP100は、図6に示す画面に戻す代わりに、たとえば図14に示す画面をリモートパネル200aに表示してもよい。
図14は、キーK11が押下された場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。
図14を参照して、MFP100は、たとえば「予約機能が利用できます。利用しますか?」という、利用予約を行うか否かを問い合せるメッセージを含むポップアップPD7をリモートパネル200aに表示する。ポップアップPD7には、利用予約を行うためのキーK25と、利用予約を行わないためのキーK26とがさらに含まれている。
キーK25が押下された場合、MFP100は、利用予約の一番後ろにリモートパネル200aのユーザーを登録する。またMFP100は、キーK25が押下された場合に、図15の画面をリモートパネル200aに表示してもよい。これについては後述する。キーK26が押下された場合、MFP100はポップアップPD7を消去する。
図8または図9に示すポップアップPD1において、キーK12またはキーK15が押下された場合(コピー機能の利用予約の要求またはコピー機能を利用中のユーザー一覧の表示要求を受け付けた場合)、MFP100は、たとえば図15に示す画面をリモートパネル200aに表示する。
図15は、キーK12またはキーK15が押下された場合のリモートパネル200aの表示画面(ユーザー一覧)を模式的に示す図である。
図15を参照して、キーK12またはキーK15が押下された場合、MFP100は、MFP100にログインしているユーザーの一覧(ユーザー一覧)をリモートパネル200aに表示する。ユーザー一覧は、MFP100の各機能のタブTB1〜TB5を含んでいる。MFP100は、タブTB1〜TB5のうち特定のタブが押下されると、利用管理テーブルを参照して、そのタブに対応する機能の利用状況をリモートパネル200aに表示する。
このユーザー一覧では、コピー機能のタブTB1が押下されており、コピー機能の利用状況が表示されている。ユーザー一覧には、たとえばコピー機能を利用中のユーザーの名前、ニックネーム、コピー機能の利用開始時間、利用状況、および特記事項(ユーザーインターフェースの種別や無操作状態であるか否かの情報)などが含まれている。これにより、リモートパネル200aのユーザーは、使いたい機能の利用状況を知ることができる。特に、ユーザー一覧に各ユーザーの利用状況(設定中、スキャン中など)や、ユーザーインターフェースの種別(本体パネル、遠隔パネルなど)を表示することで、リモートパネル200aのユーザーは、各利用者の状況を確認した上で交代依頼などを行うことが可能になる。
このコピー機能のユーザー一覧によれば、4人ユーザーがコピー機能を利用中である。「ミノ」というニックネームを持つユーザーは操作パネル150でプリント中であり、「コニ」および「ビー」というニックネームを持つユーザーはリモートパネル200でコピー機能の設定中である。「ティー」というニックネームを持つユーザーは、コピー機能の利用予約中である。「コニ」のIDを持つユーザーはコピー機能に関する操作を10分以上行っていない。
なお、「ティー」というニックネームを持つユーザーの他にも利用予約を行っているユーザーがいる場合、利用状況の欄には、「利用待ち中1」、「利用待ち中2」・・・のように、利用予約中であることを示す表記に、利用予約の順番を示す番号が付される。これにより、リモートパネル200aのユーザーは、コピー機能に関する利用予約の順番を把握することができる。
MFP100のユーザーは、たとえばログイン時などに、ユーザー一覧に名前を表示するか匿名にするかを選択することが可能であってもよい。MFP100は、ユーザー一覧において、ユーザーを名前で表示してもよいし、名前を表示せずにニックネームおよび匿名のうち少なくともいずれか一方で表示してもよい。MFP100は、ユーザー情報テーブルを参照して、リモートパネル200aを使用するユーザーの権限レベルに基づいて、ユーザー一覧のユーザーをユーザー名で表示するか、ユーザー名を表示せずにニックネームおよび匿名のうち少なくともいずれか一方で表示するかを決定してもよい。
リモートパネル200aのユーザーは、ユーザー一覧に表示されている利用者の中から少なくとも一人の利用者を選択(指定)することができる。MFP100は、ユーザーの選択があった場合、リモートパネル200aと、その利用者のユーザーインターフェースとの間で通信(コミュニケーション)を行わせる。
ユーザー一覧は、交代依頼を要求するためのキーK31と、強制交代を要求するためのキーK32と、利用予約を要求するためのキーK33と、利用予約の順番の変更(優先利用予約)を要求するためのキーK34と、メッセージを送信するためのK35と、他のMFPを利用するためのキーK36とをさらに含んでいる。
MFP100は、4人のユーザーのうち少なくとも1人が選択された上で、キーK31の押下を受け付けると、選択された利用者のユーザーインターフェースに対して交代を依頼する画面(図10)を表示する。
MFP100は、4人のユーザーのうち少なくとも1人が選択された上で、キーK32の押下を受け付けると、選択された利用者のユーザーインターフェースに対して強制交代を通知する画面(図13)を表示する。
MFP100は、キーK33の押下を受け付けると、利用予約の一番後ろに(コピー機能の利用状況が図15の場合には「利用待ち中2」として)リモートパネル200aのユーザーを登録する。
利用予約がある状態でコピー機能の利用枠に空きが生じた場合(利用者の一人がログオフした場合など)、MFP100は、利用予約の順番が一番前であるユーザーのユーザーインターフェースをアクティブに変化させ、このユーザーインターフェースに対してコピー機能がアクティブになった旨を通知する(利用可能通知を行う)。
MFP100は、利用予約中のユーザー(ここでは「ティー」というニックネームのユーザー)が選択された上で、キーK34の押下を受け付けると、利用予約の順番の変更(割り込み)をリモートパネル200aに許可するか否かを、利用予約中のユーザーのユーザーインターフェースに対して問い合せる。問合せの結果、承諾する回答を得た場合、MFP100は、承諾を得たユーザーの前の順番で(コピー機能の利用状況が図15の場合には「利用待ち中1」として)リモートパネル200aのユーザーを登録する。一方、拒否する回答を得た場合、MFP100は、利用予約の一番後ろの順番に(コピー機能の利用状況が図15の場合には「利用待ち中2」として)リモートパネル200aのユーザーを登録する。
MFP100は、キーK35の押下を受け付けた後で、キーK31、K32、またはK34の押下を受け付けた場合には、リモートパネル200aのユーザーからのメッセージの入力を受け付け、選択された利用者へそのメッセージを送信する。
MFP100は、キーK36の押下を受け付けた場合には、リモートパネル200aで起動されているリモートパネルアプリケーションを終了する。
[無操作状態のユーザーインターフェースがある場合のMFPの動作]
次に、無操作状態のユーザーインターフェースがある場合のMFPの動作について説明する。
MFP100は、コピー機能の現在の利用者数がその上限数に達している場合、特に交代依頼、強制交代、または利用予約の要求をリモートパネル200aから受け付けた場合に、コピー機能の利用中のユーザーインターフェースの中に無操作状態のユーザーインターフェースが存在すれば、そのユーザーインターフェースのコピー機能を強制的にインアクティブにしてもよい。これにより、リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにすることができる。
無操作状態のユーザーインターフェースとは、コピー機能の設定を一定時間行っていないユーザーインターフェースであって、かつそのユーザーインターフェースの実行指示に基づいてMFP100がコピーを実行していないユーザーインターフェースである。
無操作状態のユーザーインターフェースのコピー機能を強制的にインアクティブにする場合、そのユーザーインターフェースをインアクティブにする前に、そのユーザーインターフェースおよびリモートパネル200aに対して予告を行ってもよい。ここでは、無操作状態のユーザーインターフェースが操作パネル150であるものとする。
図16は、無操作状態の操作パネル150に対して予告を行った場合の操作パネル150の表示画面を模式的に示す図である。
図16を参照して、操作パネル150が無操作状態である場合、MFP100は、たとえば「あと10秒間入力が無ければ、コピー機能の利用が中止されます。」というメッセージを含むポップアップPD8を操作パネル150に表示することにより、操作パネル150のユーザーに対して操作パネル150をインアクティブにする旨の予告を行う。そしてMFP100は、ポップアップPD8の表示から10秒間、操作パネル150からの入力を受け付けない場合には、操作パネル150のコピー機能をインアクティブにする。
図17は、リモートパネル200aに対して予告を行った場合のリモートパネル200aの表示画面を模式的に示す図である。
図17を参照して、操作パネル150が無操作状態である場合、MFP100は、たとえば「まもなくコピー機能が利用可能になります。」というメッセージを含むポップアップPD9をリモートパネル200aに表示することにより、リモートパネル200aのユーザーに対してリモートパネル200aをアクティブにする旨の予告を行う。そしてMFP100は、操作パネル150のコピー機能をインアクティブにした場合には、リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにする。
[MFPの動作を示すフローチャート]
次に、MFP100の動作を示すフローチャートの一例について説明する。
図18および図19は、MFP100の動作を示すフローチャートである。
図18を参照して、MFP100の制御部101は、リモートパネル200aのユーザーのログイン処理を行ない、MFP100の各機能のアプリケーションのキーをリモートパネル200aに表示する(S1)。次に制御部101は、コピー機能へのアクセス(コピー機能に関する操作を開始することの通知)をリモートパネル200aから受け付けると(S2)、利用管理テーブルを参照することにより、コピー機能の現在の利用者数が、機能利用数上限、デバイス利用数上限、および機能実行数上限のいずれかに達しているか否かを判別する(S3)。
ステップS3において、機能利用数上限、デバイス利用数上限、および機能実行数上限のいずれかに達していると判別した場合(S3でYES)、制御部101は、コピー機能をアクティブにできない旨をリモートパネル200aに通知し(S5)、上限に達した基準の種別が何かを判別する(S7)。
ステップS3において、いずれの上限にも達していないと判別した場合(S3でNO)、コピー機能をリモートパネル200aに対してオープンし(リモートパネル200aのコピー機能をアクティブにし)(S61)、処理を終了する。
ステップS7において、上限に達した基準の種別が機能利用数上限である場合(S7で「機能利用数」)、制御部101は、たとえば図8に示すように、使用中であること(操作を行うことができない状態にあること)を示すポップアップPD1をリモートパネル200aに表示する(S9)。その後、制御部101は図19のステップS11の処理へ進む。
ステップS7において、上限に達した基準の種別がデバイス利用数上限および機能実行数上限のうち少なくともいずれか一方であると判別した場合(S7で「デバイス利用数または機能実行数」)、制御部101は、リモートパネル200aでコピー機能のアプリケーションを起動させ(S51)、コピー機能の設定をリモートパネル200aから受け付ける(S53)。次に制御部101は、コピー機能の実行指示をリモートパネル200aから受け付けたか否かを判別する(S55)。
ステップS55において、実行指示を受け付けないと判別した場合(S55でNO)、制御部101は、ステップS53の処理へ進み、コピー機能の設定をリモートパネル200aから受け付ける(S53)。
ステップS55において、実行指示を受け付けたと判別した場合(S55でYES)、制御部101は、コピー機能の現在の利用者数がデバイス利用数上限および機能実行数上限のうち少なくともいずれか一方の上限数に達しているか否かを判別する(S57)。
ステップS57において、デバイス利用数上限および機能実行数上限のうち少なくともいずれか一方の上限数に達していると判別した場合(S57でYES)、制御部101はステップS9の処理へ進み、たとえば図9に示すように、使用中であること(操作を行うことができない状態にあること)を示すポップアップをリモートパネル200aに表示する(S9)。
ステップS57において、いずれの上限数にも達していないと判別した場合(S57でNO)、制御部101はステップS61の処理へ進み、コピー機能をリモートパネル200aに対してオープンにし、コピーを実行する(S61)。
図19を参照して、ステップS11において、制御部101は、コピー機能を利用中のユーザー一覧の表示要求を受け付けたか否かを判別する(S11)。
ステップS11において、ユーザー一覧の表示要求を受け付けたと判別した場合(S11でYES)、制御部101は、ユーザー一覧をリモートパネル200aに表示し(S13)、ステップS15の処理へ進む。一方、ステップS11において、ユーザー一覧の表示要求を受け付けないと判別した場合(S11でNO)、制御部101はステップS15の処理へ進む。
ステップS15において、制御部101は、交代依頼の要求、強制交代の要求、または利用予約の要求を受け付けたか否かを判別する(S15)。
ステップS15において、交代依頼の要求を受け付けないと判別した場合(S15でNO)、制御部101はステップS11の処理へ進み、ユーザー一覧の表示要求を受け付けたか否かを判別する(S11)。
ステップS15において、要求を受け付けたと判別した場合(S15でYES)、制御部101は、無操作者排除処理を行う(S16)。続いて制御部101は、受け付けた要求が交代依頼の要求であるか否かを判別する(S17)。
ステップS17において、交代依頼の要求であると判別した場合(S17でYES)、制御部101は、交代依頼処理を行い(S18)、処理を終了する。
ステップS17において、交代依頼の要求でないと判別した場合(S17でNO)、制御部101は、受け付けた要求が強制交代の要求であるか否かを判別する(S19)。
ステップS19において、強制交代の要求であると判別した場合(S19でYES)、制御部101は、強制交代処理を行い(S21)、処理を終了する。
ステップS19において、強制交代の要求でないと判別した場合(S19でNO)、制御部101は、受け付けた要求が利用予約の要求であるか否かを判別する(S23)。
ステップS23において、利用予約の要求であると判別した場合(S23でYES)、制御部101は、予約処理を行い(S25)、処理を終了する。
ステップS23において、利用予約の要求でないと判別した場合(S23でNO)、制御部101は、コピー機能の利用を断念する指示を受け付けたものと判断し、処理を終了する。
図20は、図19のステップS16の無操作者排除処理のサブルーチンである。
図20を参照して、無操作者排除処理において、制御部101は、コピー機能を利用中のユーザーの中に無操作者(一定時間無操作状態のユーザーインターフェース)が居るか否かを判別する(S101)。
ステップS101において、無操作者が居ないと判別した場合(S101でNO)、制御部101はリターンする。一方、ステップS101において、無操作者が居ると判別した場合(S101でYES)、制御部101は、ユーザーインターフェースをインアクティブにする旨の予告を無操作者のユーザーインターフェースに対して行い(S103)、リモートパネル200aをアクティブにする旨の予告をリモートパネル200aに対して行う(S105)。続いて制御部101は、一定時間、無操作者のユーザーインターフェースからの応答(操作)が無いままであるか否かを判別する(S107)。
ステップS107において、応答があったと判別した場合(S107でNO)、制御部101はリターンする。一方、ステップS107において、応答が無いままであると判別した場合(S107でYES)、制御部101は、無操作者のユーザーインターフェースのコピー機能をインアクティブにする(S109)。次に制御部101は、リモートパネル200aのコピー機能をオープンし(アクティブにし)(S111)、コピー機能が利用可能になった旨をリモートパネル200aに通知し(S113)、処理を終了する。
図21は、図19のステップS18の交代依頼処理のサブルーチンである。
図21を参照して、交代依頼処理において、制御部101は、ユーザー一覧の画面を通じて指定された利用者のユーザーインターフェースに対して、交代依頼に応じるか否かを問い合せる(S201)。次に制御部101は、指定された利用者から交代を承諾する回答を得たか否かを判別する(S203)。
ステップS203において、交代を承諾する回答を得た場合(S203でYES)、制御部101は、指定された利用者のユーザーインターフェースのコピー機能をインアクティブにし(S205)、指定された利用者がそれまでに行ったコピー機能に関する設定を保存する(S206)。次に制御部101は、リモートパネル200aのユーザーのコピー機能をオープンし(アクティブにし)(S207)、コピー機能が利用可能になった旨をリモートパネル200aに通知する(S208)。
ステップS203において、交代を拒否する回答を得た場合(S203でNO)、制御部101は、図19のステップS25の予約処理へ進む。
ステップS208の処理に続いて、制御部101は、利用管理テーブルを参照することにより、指定された利用者のユーザーインターフェースのコピー機能が利用可能になったか否かを判別する(S209)。コピー機能が利用可能になるまで、制御部101はステップS209の処理を繰り返す。
ステップS209において、コピー機能が利用可能になったと判別した場合(S209でYES)、指定された利用者のユーザーインターフェースのコピー機能をオープンし(アクティブにし)(S210)、保存されたコピー機能に関する設定を指定された利用者のユーザーインターフェースに展開(復元)する(S211)。その後、制御部101は、コピー機能が利用可能になった旨を指定された利用者のユーザーインターフェースに通知し(S213)、リターンする。
図22は、図19のステップS21の強制交代処理のサブルーチンである。
図22を参照して、強制交代処理において、制御部101は、制御部101は、ユーザー一覧の画面を通じて指定された利用者のユーザーインターフェースに対して、コピー機能に関する操作の強制交代を通知する(S301)。次に制御部101は、指定された利用者のユーザーインターフェースのコピー機能をインアクティブにし(S303)、指定された利用者のユーザーインターフェースからそれまで受け付けたコピー機能に関する操作の情報を破棄する(S305)。次に制御部101は、リモートパネル200aのユーザーのコピー機能をオープンし(アクティブにし)(S307)、コピー機能が利用可能になった旨をリモートパネル200aに通知し(S309)、リターンする。
図23は、図19のステップS25の予約処理のサブルーチンである。
図23を参照して、予約処理において、制御部101は、ユーザー一覧の画面を通じて利用予約の順番の変更の依頼を受け付けたか否かを判別する(S401)。
S401において、順番の変更の依頼を受け付けたと判別した場合(S401でYES)、ユーザー一覧の画面を通じて指定された利用者のユーザーインターフェースに対して、順番の変更に応じるか否かを問い合せる(S403)。次に制御部101は、指定された利用者から順番の変更を承諾する回答を得たか否かを判別する(S405)。
ステップS405において、順番の変更を承諾する回答を得たと判別した場合(S405でYES)、制御部101は、ユーザー一覧の画面を通じて指定された利用者の前の順番にリモートパネル200aのユーザーを登録するように、利用予約の順番を変更し(S407)、ステップS409の処理へ進む。
ステップS401において、順番の変更の依頼を受け付けないと判別した場合(S401でNO)、またはステップS405において、順番の変更を拒否する回答を得たと判別した場合(S405でNO)、制御部101は、利用予約の一番後ろの順番にリモートパネル200aのユーザーを登録し(S421)、ステップS409の処理へ進む。
ステップS409において、制御部101は、利用管理テーブルを参照することにより、リモートパネル200aのコピー機能が利用可能な状態に変化したか否かを判別する(S409)。コピー機能が利用可能になるまで、制御部101はステップS409の処理を繰り返す。
ステップS409において、コピー機能が利用可能になったと判別した場合(S409でYES)、コピー機能が利用可能になった旨をリモートパネル200aに通知し(S410)、コピー機能を利用するか否かをリモートパネル200aに問い合せる(S411)。
ステップS411において、コピー機能を利用するとの回答を得た場合(S411でYES)、制御部101は、リモートパネル200aのコピー機能をオープン(アクティブ)にし(S413)、リターンする。
ステップS411において、コピー機能を利用しないとの回答を得た場合(S411でNO)、制御部101は、リモートパネル200aのユーザーの利用予約をキャンセルし(S423)、リターンする。
[実施の形態の効果]
上述の実施の形態によれば、MFP100のコピー機能に対して利用上限数以上のアクセスがあった場合、コピー機能を利用しているユーザーと、コピー機能を利用しようとしているユーザーとの間で、リアルタイムなコミュニケーションを可能にする。これにより、複数のユーザーによってMFP100の機能を効率的に利用させることができる。
また、リモートパネル200aから交代依頼を受け付けた場合に、その依頼への回答をリモートパネル200aへ送信することにより、リモートパネル200aのユーザーとのコピー機能の利用の交代を容易に行うことができる。
また、交代の依頼を承諾したユーザーインターフェースが行った操作の情報を保存しておき、そのユーザーインターフェースが再度アクティブになった場合に、保存した情報を展開することにより、交代の依頼を承諾したユーザーインターフェースによる操作を容易に再開することができる。
また、強制交代の要求を受け付けた場合に、コピー機能を利用中のユーザーインターフェースを強制的にインアクティブにすることにより、緊急の場合などにリモートパネル200aのユーザーによるコピー機能の操作を確保することができる。
また、操作を行うことができない状態にある場合にユーザー一覧をリモートパネル200aに表示することにより、リモートパネル200aのユーザーは、交代依頼や強制交代などの相手を選択することができる。
さらに、操作を行うことができない状態にある場合に、無操作状態のユーザーインターフェースが存在するときは、その無操作状態のユーザーインターフェースをインアクティブにすることで、MFP100の機能を効率的に利用することができる。
[その他]
MFP100は、特定の機能に関する操作を開始することの通知を行ったユーザーインターフェースがコピー機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを判別する際に、利用管理テーブルを用いなくてもよい。MFP100は、特定の機能に関する操作を開始することの通知を受け付けた場合に、他のユーザーインターフェースがコピー機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、通知を行ったユーザーインターフェースがコピー機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを判別すればよい。
MFP100は、ユーザーの権限レベルに応じて、強制交代を要求するキーをリモートパネル200aに表示するか否かを判別してもよい。これにより、権限レベルが高いユーザーからの強制交代の要求のみを許可することができ、特定の機能を操作していたユーザーの操作が予期せず中止されることを最小限に留めることができる。
MFP100は、リモートパネル200aがコピー機能の操作を行うことができない状態にあると判別した場合に、リモートパネル200aと、コピー機能がアクティブであるユーザーインターフェースとの間で通信を行わせるものであればよく、交代依頼、強制交代、および利用予約の順番の変更の要求のうちいずれか1つのみが可能であってもよい。
MFP100は、特定の機能に関する操作を複数のユーザーインターフェースの各々から受け付け可能であればよく、たとえばプリントやファクシミリなど、コピー以外の機能に関する操作を受け付けてもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行なっても、ハードウェア回路を用いて行なってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 MFP
101,201 制御部
101a,201a 制御プログラム
103 画像処理部
105,203 転送部
107 スキャナー部
109 印刷部
111,207 記憶部
150 操作パネル
200,200a,200b,200c リモートパネル
250 操作表示部
300 ネットワーク
310a,310b アクセスポイント
DS 操作画面
HK,K1〜K8,K11〜K15,K21〜K26,K31〜K36,SHK,SHK1,SK キー
PD1〜PD9 ポップアップ
TB1〜TB5 タブ1

Claims (20)

  1. 複数のユーザーインターフェースの各々から特定の機能に関する操作を受け付け可能な画像形成装置であって、
    前記複数のユーザーインターフェースのうち一のユーザーインターフェースである第1のユーザーインターフェースから、前記特定の機能に関する操作を開始することの通知を受け付ける操作開始通知受付手段と、
    前記操作開始通知受付手段にて通知を受け付けた場合に、前記複数のユーザーインターフェースのうち前記第1のユーザーインターフェース以外のユーザーインターフェースである第2のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、前記第1のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを判別する判別手段と、
    操作を行うことができない状態にあると前記判別手段にて判別した場合に、操作を行うことができない状態にあることを前記第1のユーザーインターフェースに通知する操作不可通知手段と、
    操作を行うことができない状態にあると前記判別手段にて判別した場合に、前記第1のユーザーインターフェースと前記第2のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる通信手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記通信手段は、
    前記第2のユーザーインターフェースに対する依頼または要求を前記第1のユーザーインターフェースから受け付ける第1の要求受付手段と、
    前記第1の要求受付手段にて受け付けた依頼または要求を前記第2のユーザーインターフェースへ送信する第1の要求送信手段とを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通信手段は、
    前記特定の機能に関する操作を交代する依頼を前記第1の要求受付手段にて受け付けた場合に、前記第1の要求送信手段にて送信した依頼への回答を前記第2のユーザーインターフェースから受け付ける回答受付手段と、
    前記回答受付手段にて受け付けた回答を前記第1のユーザーインターフェースへ送信する回答送信手段とをさらに含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 交代の依頼を承諾する回答を前記回答受付手段にて受け付けた場合に、前記第2のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態とする第1の操作中止手段をさらに備えた、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 交代の依頼を承諾する回答を前記回答受付手段にて受け付けた場合に、前記第2のユーザーインターフェースから受け付けた前記特定の機能に関する操作の情報を保存する操作情報保存手段と、
    前記第2のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を再び行うことができる状態となった場合に、前記操作情報保存手段にて保存した情報を前記第2のユーザーインターフェースに展開する情報展開手段とをさらに備えた、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記特定の機能に関する操作を前記第2のユーザーインターフェースからの承諾無しで強制的に交代する要求を前記第1の要求受付手段にて受け付けた場合に、前記第2のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態とする第2の操作中止手段をさらに備えた、請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の操作中止手段にて前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態とした場合に、前記第2のユーザーインターフェースから受け付けた前記特定の機能に関する操作を破棄する操作破棄手段をさらに備えた、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 操作を行うことができない状態にあると前記判別手段にて判別した場合に、前記特定の機能に関する操作を行うことができる状態にあるユーザーインターフェースのユーザーの一覧を前記第1のユーザーインターフェースに表示する一覧表示手段と、
    前記一覧表示手段にて表示したユーザーの中から少なくとも1人のユーザーの選択を受け付ける選択受付手段とをさらに備え、
    前記通信手段は、前記第1のユーザーインターフェースと、前記選択受付手段にて選択を受け付けたユーザーのユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記一覧表示手段は、
    前記ユーザーの一覧として、前記特定の機能に関する操作を行うことができる状態にあるユーザーインターフェースのユーザーを名前で表示する第1の一覧表示手段と、
    前記ユーザーの一覧として、前記特定の機能に関する操作を行うことができる状態にあるユーザーインターフェースのユーザーを、名前で表示せずにニックネームおよび匿名のうち少なくともいずれか一方で表示する第2の一覧表示手段とを含む、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記一覧表示手段は、
    前記第1のユーザーインターフェースを使用するユーザーの権限レベルに基づいて、前記第1および第2の一覧表示手段のうちいずれにて表示するかを決定する表示決定手段をさらに含む、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記判別手段は、
    前記特定の機能を操作するためのアプリケーションを起動しているユーザーインターフェースの数が、前記特定の機能を操作するためのアプリケーションを同時に起動することのできるユーザーインターフェースの数の上限に達しているか否かを判別する第1の上限判別手段と、
    前記特定の機能を前記画像形成装置に実行させているユーザーインターフェースの数が、前記特定の機能の実行に用いるデバイスの物理的な総数によって決まる上限に達しているか否かを判別する第2の上限判別手段と、
    前記特定の機能を前記画像形成装置に実行させているユーザーインターフェースの数が、前記特定の機能を前記画像形成装置で実行するのに必要な前記画像形成装置のハードウェアリソースによって決まる上限に達しているか否かを判別する第3の上限判別手段とを含む、請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記第1の上限判別手段にて上限に達していないと判別し、かつ前記第2および第3の上限判別手段のうち少なくともいずれか一方にて上限に達していると判別した場合に、前記第1のユーザーインターフェースから前記特定の機能の設定および実行指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記指示受付手段にて実行指示を受け付けた場合に、前記画像形成装置が前記特定の機能を実行できる状態にあるか否かを判別する再判別手段と、
    実行できる状態にあると前記再判別手段にて判別した場合に、前記指示受付手段にて受け付けた設定および実行指示に基づいて前記特定の機能を実行する実行手段とをさらに備えた、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 実行できない状態であると前記再判別手段にて判別した場合に、前記特定の機能に関する操作を交代する依頼、または前記特定の機能に関する操作を前記第2のユーザーインターフェースからの承諾無しで強制的に交代する要求を前記第1のユーザーインターフェースから受け付ける第2の要求受付手段と、
    前記第2の要求受付手段にて受け付けた依頼または要求を前記第2のユーザーインターフェースへ送信する第2の要求送信手段とをさらに備えた、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 実行できない状態であると前記再判別手段にて判別した場合に、前記第1のユーザーインターフェースによる前記特定の機能に関する操作の予約を行う第1の予約手段をさらに備えた、請求項12または13に記載の画像形成装置。
  15. 上限に達していると前記第1の上限判別手段にて判別した場合に、前記第1のユーザーインターフェースによる前記特定の機能に関する操作の予約を行う第2の予約手段をさらに備えた、請求項11〜14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記第1のユーザーインターフェースによる前記特定の機能に関する操作の予約を行った場合に、前記第1のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができる状態に変化したか否かを判別する変化判別手段と、
    変化したと前記変化判別手段にて判別した場合に、前記特定の機能に関する操作を行うことができる状態に変化したことを前記第1のユーザーインターフェースに通知する変化通知手段とをさらに備えた、請求項1〜15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 操作を行うことができない状態にあると前記判別手段にて判別した場合に、前記特定の機能の設定を一定時間行っていないユーザーインターフェースであって、かつそのユーザーインターフェースの実行指示に基づいて前記画像形成装置が前記特定の機能を実行していないユーザーインターフェースである無操作ユーザーインターフェースが、前記第2のユーザーインターフェースの中に存在するか否かを判別する無操作判別手段と、
    前記無操作ユーザーインターフェースが存在すると前記無操作判別手段にて判別した場合に、前記無操作ユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態とする第3の操作中止手段とをさらに備えた、請求項1〜16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 前記無操作ユーザーインターフェースが存在すると前記無操作判別手段にて判別した場合に、前記第3の操作停止手段にて前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態とする前に、前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態となる旨を前記無操作ユーザーインターフェースに対して予告する操作中止予告手段をさらに備えた、請求項16に記載の画像形成装置。
  19. 複数のユーザーインターフェースの各々から特定の機能に関する操作を受け付け可能な画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記複数のユーザーインターフェースのうち一のユーザーインターフェースである第1のユーザーインターフェースから、前記特定の機能に関する操作を開始することの通知を受け付ける操作開始通知受付ステップと、
    前記操作開始通知受付ステップにて通知を受け付けた場合に、前記複数のユーザーインターフェースのうち前記第1のユーザーインターフェース以外のユーザーインターフェースである第2のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、前記第1のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを判別する判別ステップと、
    操作を行うことができない状態にあると前記判別ステップにて判別した場合に、操作を行うことができない状態にあることを前記第1のユーザーインターフェースに通知する操作不可通知ステップと、
    操作を行うことができない状態にあると前記判別ステップにて判別した場合に、前記第1のユーザーインターフェースと前記第2のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる通信ステップとをコンピューターに実行させる、画像形成装置の制御プログラム。
  20. 複数のユーザーインターフェースと、前記複数のユーザーインターフェースの各々から特定の機能に関する操作を受け付け可能な画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、
    前記複数のユーザーインターフェースのうち一のユーザーインターフェースである第1のユーザーインターフェースから前記画像形成装置に、前記特定の機能に関する操作を開始することを通知する操作開始通知手段と、
    前記操作開始通知手段にて通知を受け付けた場合に、前記複数のユーザーインターフェースのうち前記第1のユーザーインターフェース以外のユーザーインターフェースである第2のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができる状態であることを理由として、前記第1のユーザーインターフェースが前記特定の機能に関する操作を行うことができない状態にあるか否かを前記画像形成装置で判別する判別手段と、
    操作を行うことができない状態にあると前記判別手段にて判別した場合に、操作を行うことができない状態にあることを前記画像形成装置から前記第1のユーザーインターフェースに通知する操作不可通知手段と、
    操作を行うことができない状態にあると前記判別手段にて判別した場合に、前記第1のユーザーインターフェースと前記第2のユーザーインターフェースとの間で通信を行わせる通信手段とを備えた、画像形成システム。
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