JPWO2010140347A1 - 無線通信システム、無線通信方法、基地局装置、および端末局装置 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法、基地局装置、および端末局装置 Download PDF

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Abstract

端末局装置と、無線通信を行う通信周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、端末局装置にデータを送信する基地局装置とを備える無線通信システムであって、基地局装置は、データの送信を開始するとき、あるいは、端末局装置へのデータの送信に用いるコンポーネントキャリアを変更するときに、複数のコンポーネントキャリア各々の無線品質に基づいて、データを送信するコンポーネントキャリアを決定し、端末局装置に通知する周波数帯域決定部を具備する。

Description

本発明は、無線通信システム、無線通信方法、基地局装置、および端末局装置に関する。
本願は、2009年6月2日に、日本に出願された特願2009−133255号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project;第3世代パートナーシッププロジェクト)では、現在LTE(Long Term Evolution;(第3世代の)長期進化)の次の通信方式としてLTE−A(LTE-Advanced)の検討が行われている。LTE−Aでは、LTEよりも高速の通信を実現することが要求されており、LTEよりも広帯域(LTEの20MHzの帯域を越える100MHzまでの帯域)をサポートすることが求められている。
しかしながら、世界的に広帯域の連続した周波数領域をLTE−A用として確保することは難しく、また、LTEとの互換性を可能な限り維持する目的から、帯域幅が20MHzまでのキャリアを複数まとめて通信を行うことで、最大100MHzの帯域幅を確保し、高速かつ大容量の通信を実現させるキャリアアグリゲーションが提案され、3GPP RAN1#53b会合で合意された。キャリアアグリゲーションでは、20MHzまでのキャリアは、コンポーネントキャリア(Component Career;CC)と呼ばれる。キャリアアグリゲーションについてシグナリング、チャネル配置、マッピング等、詳細仕様について今後策定される予定である。
下りリンクのコントロールチャネルの配置は、各コンポーネントキャリアにそのコンポーネントキャリアのコントロール情報が割当てられたコントロールチャネル(PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel;制御フォーマットインディケータチャネル)、PHICH(Physical Hybrid Automatic Repeat Request Indicator Channel;HARQインディケータチャネル)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel;下りリンク制御チャネル))を配置する方法(以下、「コントロールチャネル配置1」という)と、あるひとつ、または複数(一部)のコンポーネントキャリアのコントロールチャネルに、他のコンポーネントキャリアのコントロール情報(制御情報とも称する)をすべてまとめて配置する方法(以下、「コントロールチャネル配置2」という)に大きく分けられる。コントロールチャネル配置2の場合は、LTEとの互換性をある程度放棄して新たなDCI(Downlink Control Information;下りリンク制御情報)フォーマットを構築する必要がある。
どちらのコントロールチャネルの配置方法を採ったとしても、端末局装置は、基地局装置から通知される(その端末装置についての)キャリアアグリゲーションに用いるコンポーネントキャリアを全て同時にモニタし、受信することが必要である。
例えば、コントロールチャネル配置1の場合は、コントロール情報とデータ情報はコンポーネントキャリア毎にそれぞれ対応し合ったペアで存在し、基地局装置から特別な指示がない限り、基地局装置から通知されるキャリアアグリゲーションに用いるコンポーネントキャリアを全て同時に受信しなければならない。但し、端末装置が使用するコンポーネントキャリアになんらかの制限を加えることで、受信可能な状態にしておくコンポーネントキャリア数を減らすことは可能である。
また、コントロールチャネル配置2の場合においても、例えば、コントロール情報が伝送されるコンポーネントキャリアのみを受信したとすると、仮に、データ情報がコントロール情報の伝送されるコンポーネントキャリア以外のコンポーネントキャリアに配置されている場合、そのサブフレームでのデータ情報の取得は不可能となってしまう。このため、コントロールチャネル配置2においても、基地局装置から通知されるキャリアアグリゲーションに用いるコンポーネントキャリアを全て受信しておかなければならないことになる。
基地局装置から通知されるキャリアアグリゲーションに用いるコンポーネントキャリアを全て同時に受信するということは、端末局装置のRF(Radio Frequency;無線周波数)・フロントエンド部をそのコンポーネントキャリアの帯域に対応して動作させる必要があるため、端末局装置の消費電力が増大する。消費電力の無駄が、特に、通信データ量が少ない場合やデータ受信をしていない場合に発生することは、著明である。
なお、コントロールチャネル配置2については、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request;ハイブリッド自動再送)におけるACK/NACKのフィードバック量を低減する効果が期待される。
上記はデータ通信中(コネクト(connected)状態)の議論として説明したが、待ち受け時(アイドル(idle)状態)においても全コンポーネントキャリアを受信可能な状態にしておくことは消費電力の点から好ましくない。このため、端末局装置は、待ち受け時には、一つまたは一部のコンポーネントキャリアのみを受信可能な状態にして、モニタする提案がなされている。このコンポーネントキャリアはアンカーキャリアと呼ばれる。ただし、アンカーキャリアの定義については今のところ明確でなく、待ち受け時だけでなく通信中のアンカーキャリアの定義付けも検討されている。
上記のように、待ち受け状態、または、通信状態で特に通信データ量のない状態や少ない状態においては、ひとつ(または一部)のコンポーネントキャリアのみをモニタすることで消費電力を削減させることが望まれる。
そこで、消費電力削減のために、待ち受け状態、または、通信状態で特に通信データ量のない状態や少ない状態においては、ひとつ(または一部)のコンポーネントキャリアのみをモニタし、通信状態で一定以上の通信データ量が発生したときは、基地局装置から端末局装置にアグリゲーションさせるコンポーネントキャリアの通知を行い、その後にアグリゲーション通信に移行させるための技術が検討され始めている。
非特許文献1では、消費電力を押さえる効果を考慮し、セミダイナミックトリガリングPDCCH(Semi-Dynamic Triggering PDCCH)により、アグリゲーションさせるコンポーネントキャリアの通知を行う技術が提案されている。セミダイナミックトリガリングPDCCHには、セミダイナミックトリガリングPDCCHが伝送させたサブフレームからkサブフレーム後から有効となるコンポーネントキャリアであるアクティブコンポーネントキャリアのセット、アクティブコンポーネントキャリアの有効期間、各アクティブコンポーネントキャリアのCCE(Control Channel Element)アグリゲーションレベルが含まれている。LTE−Aの端末局装置は、セミダイナミックトリガリングPDCCHを受信し、有効期間が終わるまでの間、アクティブ化されたコンポーネントキャリアセットをモニタすればよく、消費電力を抑制することが可能となる。
非特許文献2では、アンカーコンポーネントキャリアの定義に加え、端末局装置毎のアクティブコンポーネントキャリアの定義を導入している。通信中については、下りリンクのスケジューリング情報などのコントロール情報を伝送するコンポーネントキャリアをアンカーコンポーネントキャリアとし、アクティブコンポーネントキャリアは、受信可能な状態が維持されているコンポーネントキャリアと定義されている。アンカーコンポーネントキャリアとアクティブコンポーネントキャリアを導入することで、アンカーコンポーネントキャリアでの通信状態から、複数のコンポーネントキャリアを使ったアグリゲーション通信に、遅れなしで移行出来ることを目的としている。アクティブコンポーネントキャリアは、半静的(semi-statically)に高位層からシグナリング、または特別な下りリング制御チャネル(PDCCH)により通知される。
具体的には、事前に通信していたデータ量から今後のデータ量を予測し、それを基にアグリゲーション通信に向けてアクティブコンポーネントキャリアを決定し、決定させたコンポーネントキャリアを通信可能な状態(アクティブな状態)に用意しておく。
また、非特許文献3においても、複数のコンポーネントキャリアで通信を行う場合に消費電力が増大するため、出来る限り1つのコンポーネントキャリアで通信することが望まれることが示されている。
3GPP寄書、R1-084443、"Issues on Carrier Aggregation for Advanced E-UTRA"、Texas Instruments 3GPP寄書、R1-091503、"Anchor component carrier and preferred control signal structure"、Fujitsu 3GPP寄書、R1-084405、"Spectrum Aggregation Operations - UE Impact Considerations"、Motorola
上述のようにキャリアアグリゲーションにおいては、基地局装置から通知される(その端末装置についての)キャリアアグリゲーションに用いるコンポーネントキャリアを同時にモニタすることが必要であるため、RF・フロントエンド部をそのコンポーネントキャリアの帯域に対応して動作させる必要があるため、端末局装置の消費電力が増大してしまう。
消費電力を削減させるために全コンポーネントキャリアをモニタせずに、アンカーキャリアのみ(1つまたは一部のコンポーネントキャリアのみ)をモニタしているときを考えると、待ち受け状態からの複数のコンポーネントキャリアによるキャリアアグリゲーション通信を開始する時、または、ひとつ(または少数)のコンポーネントキャリアでの通信状態から複数、またはより多くの、または現在使っているコンポーネントキャリア以外のコンポーネントキャリアでのキャリアアグリゲーション通信に移行するなど、通信に用いるコンポーネントキャリアを変更する際に、キャリアアグリゲーション通信に使用するコンポーネントキャリアを基地局装置、または、端末局装置、またはその両方で選択する。しかし、このとき、アンカーキャリア以外のコンポーネントキャリアの無線品質(受信品質)を端末局装置も基地局装置も把握出来ていない。このため、キャリアアグリゲーション通信を開始する際に、無線品質の劣悪なコンポーネントキャリアをアグリゲーション通信に利用するコンポーネントキャリアとして選択してしまい、使用している帯域幅に対して、通信効率が低下してしまうことがあるという問題がある。
なお、非特許文献1においても、アクティブにするコンポーネントキャリアの決定方法に対する見解は述べられておらず、無線品質の悪いコンポーネントキャリアをアグリゲーション通信に利用してしまう可能性がある。
また、非特許文献2においても、非特許文献1同様に、アクティブにするコンポーネントキャリアの決定方法に対する見解は述べられておらず、アンカーキャリア以外のコンポーネントキャリアとの同期の取り方についても記述されていない。このため、無線品質の悪いコンポーネントキャリアをキャリアアグリゲーション通信に利用してしまう可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、キャリアを複数まとめて通信を行うキャリアアグリゲーションを適用していても、消費電力の増大を抑えると同時に、通信に用いるキャリアを変更する際の通信効率の低下を抑えることができる無線通信システム、無線通信方法、基地局装置、および端末局装置を提供することにある。
(1)本発明の無線通信システムは、端末局装置と、無線通信を行う通信周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、前記端末局装置にデータを送信する基地局装置とを備える無線通信システムであって、前記基地局装置は、前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリア各々の無線品質に基づいて、前記データを送信するコンポーネントキャリアを決定し、前記端末局装置に通知する周波数帯域決定部と、前記周波数帯域決定部が決定したコンポーネントキャリアを用いて、前記データを送信する送信部とを具備し、前記端末局装置は、前記基地局装置の周波数帯域決定部により通知されたコンポーネントキャリアの信号を受信して、前記基地局装置の送信部が送信したデータを取得する受信部とを具備する。
(2)また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記基地局装置は、前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリアでの無線品質の測定を前記端末局装置に指示する品質測定指示部と、を具備し、前記端末局装置は、前記品質測定指示部により指示された複数のコンポーネントキャリアでの無線品質を測定して、該無線品質を前記基地局装置に送信する品質測定部と、を具備し、前記周波数帯域決定部は、前記データを送信するコンポーネントキャリアの決定を、前記品質測定指示部による指示に対する応答として、前記端末局装置から報告された前記コンポーネントキャリア各々での無線品質に基づいて行う。
(3)また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記周波数帯域決定部は、前記無線品質に加えて、前記データの送信に関する要求条件に基づき、前記データを送信するコンポーネントキャリアを決定する。
(4)また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記データの送信に関する要求条件は、前記データのデータ量、前記データのサービス品質を含む。
(5)また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記品質測定部は、前記無線品質を測定する際に、前記基地局装置からの信号と同期を取る。
(6)また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記端末局装置の品質測定部は、前記コンポーネントキャリアのうちの一つであるアンカーキャリアについては、定期的に無線品質を測定し、前記送信部は、前記端末局装置へのデータの送信を開始する際に、前記品質測定指示部による指示に対する応答として、前記コンポーネントキャリア各々での無線品質を取得する前に、前記アンカーキャリアのみを用いてデータの送信を開始する。
(7)また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記品質測定指示部は、前記データの送信に関する要求条件に基づき、前記データの送信にコンポーネントキャリアを複数用いるか否かを判定し、複数用いないと判定したときは、前記端末局装置への無線品質の測定を指示せず、前記送信部は、前記品質測定指示部が前記データの送信にコンポーネントキャリアを複数用いないと判定したときは、前記アンカーキャリアを用いて、前記データを送信する。
(8)また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記周波数帯域決定部は、前記データを送信するコンポーネントキャリアとして、前記品質測定指示部が無線品質の測定を指示したコンポーネントキャリアの一部を決定したときは、該コンポーネントキャリアを、前記端末局装置に通知し、前記端末局装置の受信部は、前記通知されたコンポーネントキャリアのみについて受信を行い、前記周波数帯域決定部は、前記端末局装置から報告された無線品質に基づき、前記複数のコンポーネントキャリアの中から1つを選択して前記アンカーキャリアとし、該選択によりアンカーキャリアとするコンポーネントキャリアが変更されたときは、前記コンポーネントキャリアの前記端末局装置への通知とともに、アンカーキャリアとするコンポーネントキャリアを通知する。
(9)また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記周波数帯域決定部は、前記データを送信するコンポーネントキャリアとして、前記品質測定指示部が無線品質の測定を指示したコンポーネントキャリアの一部を決定したときは、該コンポーネントキャリアを、前記端末局装置に通知し、前記端末局装置の受信部は、前記通知されたコンポーネントキャリアのみについて受信を行う。
(10)本発明の無線通信方法は、端末局装置と、無線通信を行う通信周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、前記端末局装置にデータを送信する基地局装置とを備える無線通信システムにおける無線通信方法であって、前記基地局装置が、前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリア各々の無線品質に基づいて、前記データを送信するコンポーネントキャリアを決定し、前記端末局装置に通知する第1の過程と、前記基地局装置が、前記第1の過程にて決定したコンポーネントキャリアを用いて、前記データを送信する第2の過程と、前記端末局装置が、前記第2の過程にて通知されたコンポーネントキャリアの信号を受信して、送信された前記データを取得する第3の過程とを備える。
(11)本発明の基地局装置は、無線通信を行う通信周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、端末局装置にデータを送信する基地局装置であって、前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリア各々の無線品質に基づいて、前記データを送信するコンポーネントキャリアを決定し、前記端末局装置に通知する周波数帯域決定部と、前記周波数帯域決定部が決定したコンポーネントキャリアを用いて、前記データを送信する送信部とを具備する。
(12)本発明の端末局装置は、連続する周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、基地局装置が送信したデータを受信する端末局装置であって、前記基地局装置が前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリアの無線品質に基づき決定したコンポーネントキャリアの信号を受信して、前記基地局装置が送信したデータを受信する受信部を具備する。
この発明によれば、キャリアを複数まとめて通信を行うキャリアアグリゲーションを適用していても、消費電力の増大を抑えると同時に、通信に用いるコンポーネントキャリアを変更する際の通信効率の低下も抑えることができる。
この発明の一実施形態による無線通信システムの概要構成を示す概念図である。 同実施形態における端末局装置10と基地局装置20の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における基地局装置20の制御部25の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における端末局装置10の制御部15の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Aを示すシーケンス図である。 同実施形態における動作シーケンス例Aにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。 同実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Bを示すシーケンス図である。 同実施形態における動作シーケンス例Bにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。 同実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Cを示すシーケンス図である。 同実施形態における動作シーケンス例Cにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。 同実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Dを示すシーケンス図である。 同実施形態における動作シーケンス例Dにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。 同実施形態における端末局装置10と基地局装置20との間の動作シーケンス例Eを示すシーケンス図である。 同実施形態における動作シーケンス例Eにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。 同実施形態における端末局装置10と基地局装置20との間の動作シーケンス例Fを示すシーケンス図である。 同実施形態における動作シーケンス例Fにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。 同実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Gを示すシーケンス図である。 同実施形態における動作シーケンス例Gにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。 同実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Hを示すシーケンス図である。 同実施形態における動作シーケンス例Hにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。
<システム概念>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態による無線通信システムの概要構成を示す概念図である。ここでは、基地局装置20と端末局装置10との間で、連続する周波数帯域であり、無線通信を行う通信周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いるキャリアアグリゲーション通信が行われている。図1では、端末局装置10から基地局装置20へのアップリンク通信は省略し、ダウンリンク通信の概念のみを記載している。基地局装置20からは、3つの連続する周波数帯域であり、それぞれが20MHz以下の帯域幅であるコンポーネントキャリアCC−A、B、Cが送信されている。端末局装置は、各コンポーネントキャリアCC−A、B、Cの信号を全て受信し、復調することで、高速で大容量なダウンリンク通信を実現している。コンポーネントキャリアは、本実施形態では3つとしているが、2つ、あるいは、3つを越える数など、複数であれば、本発明の適用は可能である。また、ひとつの基地局装置から全てのコンポーネントキャリアの信号を送信するのではなく、複数の基地局装置の各々が、異なるコンポーネントキャリアの信号を送信し、端末局装置が、それを同時に受信して通信を行うような構成であっても良い。
<端末局装置/基地局装置構成>
図2は、端末局装置10と基地局装置20の構成を示す概略ブロック図である。端末局装置10は、送信アンテナ部11、送信部12、受信アンテナ13、受信部14、制御部15を具備する。また、制御部15は、CA(Career Aggregation)制御部16を備える。送信アンテナ部11は、送信部12が生成した無線周波数帯のOFDM信号の送信を行う。送信部12は、制御部15から入力された送信データ(ULユーザデータ、UL制御情報)について、端末局装置10の送信信号(OFDM信号)の生成に関する処理を行う。なお、本実施形態において、端末局装置10は、アップリンク通信において、OFDM信号を生成して送信するとして説明するが、その他のマルチキャリア通信方式、あるいは、シングルキャリア通信方式などの信号を生成して送信するようにしてもよい。
受信アンテナ部13は、基地局装置20が送信した無線周波数帯のOFDM信号の受信を行う。受信部14は、受信アンテナ部13が受信したOFDM信号に対して、復調、復号などの端末局装置10における受信に関する処理を行い、処理の結果として得られた受信データ(DLユーザデータ、DL制御情報)を制御部15に出力する。すなわち、受信部14は、基地局装置20が送信したデータを受信する。
制御部15は、端末局装置10の様々な制御を行う。CA制御部16は、キャリアアグリゲーションに関する制御を行う。端末局装置10のCA制御部16は、基地局装置20より通知されるキャリアアグリゲーションの指示情報を受信部14から取得し、該指示情報に基づき、キャリアアグリゲーション通信の制御や、コンポーネントキャリアの無線品質の測定などを行う。
基地局装置20は、送信アンテナ部21、MS送信部22、受信アンテナ部23、MS受信部24、制御部25、CA制御部26、CN送信部27、CN受信部28を具備する。送信アンテナ部21は、MS送信部22が生成した無線周波数帯のOFDM信号の送信を行う。MS送信部22は、制御部25から入力された送信データ(DLユーザデータ、DL制御情報)について、基地局装置20の端末局装置10への送信信号(OFDM信号)の生成に関する処理を行う。このとき、MS送信部22は、制御部25から指示されたコンポーネントキャリアに送信信号を配置する。受信アンテナ部23は、端末局装置10が送信した無線周波数帯のOFDM信号の受信を行う。MS受信部24は、受信アンテナ部23が受信したOFDM信号に対して、復調、復号などの基地局装置20における受信に関する処理を行い、処理の結果として得られた受信データ(ULユーザデータ、UL制御情報)を制御部25に出力する。
CN送信部27は、基地局装置20のコアネットワーク30への送信信号の生成に関する処理を行う。CN受信部28は、基地局装置20のコアネットワーク30からの受信信号に関する処理を行う。制御部25は、基地局装置20の様々な制御を行う。CA制御部26は、キャリアアグリゲーションの制御を行う。すなわち、CA制御部26は、通信データ量、QoS(Quality of Service;サービス品質)、無線品質などから、キャリアアグリゲーション通信の実施の有無や、キャリアアグリゲーションに用いるコンポーネントキャリアの決定、更にキャリアアグリゲーション通信の制御を行う。CN受信部28およびCN受信部27はともに、コアネットワーク30に接続されている。
図2では、基地局装置20の送信アンテナ部21からコンポーネントキャリアCC−A、B、Cが同時に端末局装置10に送信している様子を示している。図では、1つのアンテナ部21から3つのコンポーネントキャリアが送信されている様子が示されているが、例えば、送信アンテナ部21は3つのアンテナを備え、1つのアンテナから1つのコンポーネントキャリアの送信を行うようにしても良い。このとき、MS送信部22も3つの処理部を有し、各々の処理部が1つのコンポーネントキャリアの信号を生成するようにしてもよい。また、複数のコンポーネントキャリアの信号を送信するアンテナを複数使用してキャリアアグリゲーションに必要なコンポーネントキャリアに対応するようにしても良い。
<制御部25(基地局装置20)>
図3は、基地局装置20の制御部25の構成を示す概略ブロック図である。基地局装置20の制御部25は、CA制御部26を備える。さらに、CA制御部26は、DL(Down Link)データ量/QoS取得部261、CA/早期通信/品質測定判定部262、無線品質取得部263、アンカーC(キャリア)/CC判定部264、CA通信制御部265を備える。DLデータ量/QoS取得部261は、CN受信部28がコアネットワーク30から受信したDLユーザデータ、DL制御情報から、端末局装置10に送信するDLユーザデータおよびDL制御情報のデータ量であるDLデータ量と、該送信データを送信する際のQoSを取得する。ここで、QoSには、音声サービス、パケットサービス、TV電話サービス等の要求されるベアラ情報も含まれる。
CA/早期通信/品質測定判定部262(品質測定指示部とも称する)は、DLデータ量/QoS取得部261から出力されるDLデータ量、QoSを基に、キャリアアグリゲーションを実施するかどうか、早期通信を実施するかどうか、端末局装置10に各コンポーネントキャリアの無線品質(受信電力、SNR(Signal to Noise Ratio)、SINR(Signal to Interference Noise Ratio)など)を測定させるかどうかの判定を行う。ここでの早期通信とは、キャリアアグリゲーションを行う前から、または、コンポーネントキャリアの品質測定を行う前から、端末局装置10が現在無線品質のモニタを行っているキャリア(アンカーキャリア)を利用して早期に通信を行うことを指す。なお、本実施形態では、CA/早期通信/品質測定判定部262が早期通信の実施/非実施を判定するとして説明したが、早期通信の実施/非実施の判定を行わず、常に早期通信を行う、あるいは、常に早期通信を行わないようにしてもよい。
例えば、現在使用しているアンカーキャリアの無線品質に問題がなく、DLデータ量が少ない場合や音声サービスなどを利用する場合など、アンカーキャリアのみの通信で十分である場合は、アグリゲーションを行う必要がない。このため、CA/早期通信/品質測定判定部262は、例えば、DLデータ量、QoSに基づき、必要な実効通信帯域を算出し、アンカーキャリアの帯域幅と、その無線品質から推定された実効通信帯域が、該実効通信帯域を満たしているか否かに基づき、キャリアアグリゲーションの実施/非実施を判定する。推定された実効通信帯域が、必要な実効通信帯域を満たしており、この判定の結果が、非実施となったときは、他のコンポーネントキャリアの無線品質の測定を行う必要がないと判定する。
また、CA/早期通信/品質測定判定部262による早期通信の実施/不実施の判定方法としては、QoSによる判定がある。例えば、送信データの伝送に用いられるベアラを判定基準とし、音声通信のベアラのときは早期通信を行うと判定する。音声通信のベアラの場合は、該ベアラに要求されるQoSとして、遅延時間が所定の値以下であるが挙げられるので、早期通信を実施することにすることで、迅速な通話開始までの時間(遅延時間)を短くすることが出来る。
また、CA/早期通信/品質測定判定部262が送信データのサイズを測定し、予め設定された閾値と比較することで判定してもよい。例えば、閾値以上の大容量のデータ受信の場合は、早期通信を不実施とし、少容量のデータ受信の場合は早期通信を実施することにしてもよい。
また、CA/早期通信/品質測定判定部262による品質測定要求の実施/不実施の判定方法としては、例えば、アンカーキャリアのみでの通信中を考えると、基地局装置20と端末装置10との間で少なくともアンカーキャリアの無線品質のやり取りは行われているため、仮にその無線品質がアグリゲーション通信が必要ないほど良い場合、送信データの量に応じた無線品質を満たしているときは、コンポーネントキャリアの品質測定を不実施と判定し、満たしていないときは実施と判定する。
また、アンカーキャリアの無線品質とは関係なく、音声通信やデータ量が小さいときに、1コンポーネントでの通信が可能、すなわちキャリアアグリゲーションを行なわないとCA/早期通信/品質測定判定部262が判定した場合には、他のコンポーネントキャリアでの通信の必要がないため、品質測定要求は、不実施と判定するようにしてもよい。
CA/早期通信/品質測定判定部262は、上述の早期通信要求の実施/非実施およびキャリアアグリゲーションの実施/非実施の判定結果に基づき、早期通信要求(実施/不実施)、品質測定要求(実施/不実施)を出力する。ここで、無線品質を測定させるコンポーネントキャリアは、通信接続時などに端末局装置10から通知された端末局装置10が備える機能で利用可能な全てのコンポーネントキャリアとしてもよいし、前回の通信で使用したコンポーネントキャリアとしてもよいし、コンポーネントキャリアの使用状況などを基にCA/早期通信/品質測定判定部262が決定したコンポーネントキャリアとしてもよい。また、無線品質を測定させるコンポーネントキャリアは、端末局装置10毎に固有に設定してもよいし、基地局装置20毎に固有のものとしてもよい。
これらの判定結果であるCA指示情報、すなわち、早期通信指示(早期通信の実施あるいは不実施の指示)および品質測定指示(無線品質測定の実施あるいは不実施の指示)の情報は、MS送信部22、送信アンテナ部21を介して、例えば、アンカーキャリアを用いて、端末局装置10に通知される。すなわち、CA/早期通信/品質測定判定部262は、端末局装置10へのデータの送信を開始する際に、コンポーネントキャリアでの無線品質の測定、および早期通信を端末局装置10に指示する。
無線品質取得部263は、UL制御情報から各コンポーネントキャリアの無線品質を取得し、アンカーC/CC判定部264に通知する。なお、UL制御情報は、MS受信部24が、ULユーザデータと共に端末局装置10から受信する。
アンカーC/CC判定部264(周波数帯域決定部とも称する)は、無線品質取得部263から通知された各コンポーネントキャリアの無線品質に加え、DLユーザデータの送信に関する要求条件に基づき、アンカーキャリアの変更を実施するかどうかを判定する。ここで、DLユーザデータの送信に関する要求条件としては、DLデータ量/QoS取得部261から通知されるDLデータ量、あるいは、同様に通知されるQoS(サービス品質)が挙げられる。また、アンカーC/CC判定部264は、CA/早期通信/品質測定判定部262による判定の結果がキャリアアグリゲーションの実施であるときは、上述の無線品質、DLデータ量、QoSに基づき、キャリアアグリゲーションに使用するコンポーネントキャリアを決定する。すなわち、アンカーC/CC判定部264は、CA/早期通信/品質測定判定部262による無線品質測定の指示に対する応答として、端末局装置10から報告されたコンポーネントキャリア各々での無線品質に基づいて、DLユーザデータ、DL制御情報などのデータを送信するコンポーネントキャリアを決定する。なお、MS送信部22(送信部とも称する)は、アンカーC/CC判定部264が決定したコンポーネントキャリアを用いて、データを送信する。
例えば、アンカーC/CC判定部264は、現在使用しているアンカーキャリアの無線品質が予め決められた値よりも劣悪であるなどの問題があり、他のコンポーネントキャリアの無線品質の方がよい場合には、アンカーキャリアを無線品質のよい方のアンカーキャリアに変更する。また、アンカーC/CC判定部264は、DLデータ量・QoSに応じて、コンポーネントキャリア数を決定し、無線品質のよいコンポーネントキャリアを選択するようにする。
アンカーC/CC判定部264は、CA/早期通信/品質測定判定部262と制御情報をやり取りし、例えば、CA/早期通信/品質測定判定部262からキャリアアグリゲーション実施/不実施の情報が通知される。ここでは、キャリアアグリゲーション実施/不実施の判定は、CA/早期通信/品質測定判定部262で行うことにしているが、アンカーC/CC判定部264で行うかたちにしてもよいし、CA/早期通信/品質測定判定部262、アンカーC/CC判定部264の両方で行っても良い。また、キャリアアグリゲーション実施/不実施の判定を行うCA判定部を別に設置してもよい。
また、本実施形態では無線品質に基づきアンカーキャリの変更を行うとして説明したが、アンカーキャリアは予め決められたコンポーネントキャリアとするようにしてもよく、その場合には、アンカーC/CC判定部264は、アグリゲーションさせるコンポーネントキャリアを決定する機能のみを有し、アンカーキャリアを決定しなくてもよい。
CA通信制御部265は、DLデータ量/QoS取得部261、CA/早期通信/品質測定判定部262、無線品質取得部263、アンカーC/CC判定部264、MS送信部22、MS受信部24を制御し、キャリアアグリゲーション通信の制御を行う。
<制御部15(端末局装置10)>
図4は、端末局装置10の制御部15の構成を示す概略ブロック図である。端末局装置10の制御部15は、CA制御部16を備える。さらに、CA制御部16は、CA指示情報取得部161、品質測定制御部162、CA通信制御部163を備える。
CA指示情報取得部161は、受信部14がDLユーザデータとともに受信したDL制御情報からCA指示情報を取得する。このCA指示情報は品質測定制御部162に通知される。
品質測定制御部162(品質測定部とも称する)は、CA指示情報取得部161から通知されたCA指示情報に基づき、受信部14に品質測定制御情報を通知することで、基地局装置20のCA/早期通信/品質測定判定部262により指示された複数のコンポーネントキャリアでの無線品質の測定を行う。受信部14は、品質測定制御情報による指示に従い、各コンポーネントキャリア中の既知の信号であるリファレンスシグナルを用いて、無線品質の測定を行い、測定結果を品質測定制御部162に出力する。品質測定制御部162は、受信部14から受けた品質測定結果をUL制御情報として、送信部12に出力することで、このUL制御情報、すなわち測定した無線品質を、ULユーザデータとともに、基地局装置20に送信する。
CA通信制御部163は、CA指示情報取得部161、品質測定制御部162、受信部14、送信部12を制御し、キャリアアグリゲーション通信の制御を行う。
<動作シーケンス例A>
図5は、本実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Aを示すシーケンス図である。図6は、動作シーケンス例Aにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。図6において、横軸は時間軸である。また、図6には、下りリンク(DL)のコンポーネントキャリアCC−A〜Eと、上りリンク(UL)との各々にて送信される情報を示す。符号Uを付した矩形は、ユーザデータが送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CDを付した矩形は、制御情報が送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CUを付した矩形は、制御情報が送信されていることを示す。符号Qを付した破線の矩形は、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。
動作シーケンス例Aでは、端末局装置10は、アンカーキャリアであるコンポーネントキャリアCC−Bを利用して、基地局装置20と既に下りリンクの通信を行っている(図5のSa1、図6のt1〜t3)。
この段階では、通信されているデータ量が少ないか、またはデータが発生していないため、1コンポーネントキャリア(コンポーネントキャリアCC−B)のみでの通信が行われ、消費電力の削減が行われているとする。
また、端末局装置10は、キャリアアグリゲーションの候補となるコンポーネントキャリア(ここではコンポーネントキャリアCC−A〜E)についての帯域情報(中心周波数および帯域幅)を通信接続時に取得するなどして事前に持ち、各コンポーネントキャリアとの同期が取れている状態である。なお、各コンポーネントキャリアの品質を測定する際に同期を取る、または、各コンポーネントキャリアとの通信発生時に、同期を取るようにしてもよい。
CA制御部26にあるDLデータ量/QoS取得部261は、CN受信部28から受け取るDLユーザデータ、DL制御情報から、DLデータ量、QoSを取得する。DLデータ量、QoSはCA/早期通信/品質測定判定部262に送られ、キャリアアグリゲーションを実施するかどうかの判定(CA判定)に用いられる。
また、CA/早期通信/品質測定判定部262は、各コンポーネントキャリアの無線品質の測定を実施するかどうかの判定(品質測定判定)、端末局装置10と基地局装置20との間での早期通信を実施するかどうかの判定(早期通信判定)、も行なう。
ここで、下りリンクのデータ量が増大した場合(Sa1−1)、基地局装置20は、端末局装置10へのDLユーザデータの送信に用いるコンポーネントキャリアを変更する。具体的には、基地局装置20のDLデータ量/QoS取得部261が、DLデータ量の変化を検知すると、CA/早期通信/品質測定判定部262は、CA判定、品質測定判定を行う(Sa2)。本動作シーケンス例では、キャリアアグリゲーションを実施し、無線品質の測定を行うと判定されたとする。
この場合、基地局装置20のCA/早期通信/品質測定判定部262は、端末局装置10に、各コンポーネントキャリアの無線品質を測定させる要求である品質測定要求(実施)を、MS送信部22に出力して、アンカーキャリア(CC−B)を用いて送信する(Sa3、t4)。この時、キャリアアグリゲーションの候補となるコンポーネントキャリアCC−A〜Eの無線品質測定において必要な情報も端末局装置10に通知されてもよい。また、品質測定要求にて、無線品質測定の対象となるコンポーネントキャリアを指定するようにしてもよい。
次に、端末局装置10の品質測定制御部162は、基地局装置20から受信した無線品質測定要求(実施)に従い、通知された各コンポーネントキャリアのモニタを開始し、無線品質の測定を開始するように受信部14を制御する(Sa4、t8)。
ここでは、受信部14は、各コンポーネントキャリアのリファレンスシグナルの受信電力を測定し、測定値からCQI(Channel Quality Indicator;チャネル品質指標)などの無線品質を示す品質測定結果を計算する。
また、このとき、無線品質の測定を行うコンポーネントキャリアとの同期が取れていない場合は、受信部14は、例えば、受信したリファレンスシグナルに基づき、シンボルタイミングを検出して、また、同期が完全に外れている場合は、SCH(Synchronization Channel;同期チャネル)、BCH(Broadcast Channel;報知チャネル)を受信することで、同期の確立も行う。
受信部14により測定された無線品質を示す品質測定結果を、品質測定制御部162は、UL制御情報として送信部12に出力し、基地局装置20に送信する(Sa5、t10)。
基地局装置20の制御部25にある無線品質取得部263は、端末局装置10より通知された各コンポーネントキャリアの無線品質を取得し、アンカーC/CC判定部264に通知する。アンカーC/CC判定部264は、無線品質と、DLデータ量/QoS取得部261から受け取るDLデータ量、QoSとに基づき、アンカーキャリアの変更が必要かどうかの判定であるアンカーキャリア変更判定を行い、必要な場合はアンカーキャリアを決定する。また、キャリアアグリゲーアション通信に使用するコンポーネントキャリアの決定であるCC決定も行う(Sa6)。図5、図6では示していないが、ここでキャリアアグリゲーアションを実施するかどうかを判定しなおしても良い。
本動作シーケンス例では、アンカーキャリアの変更は行わず、キャリアアグリゲーション通信をコンポーネントキャリアCC−A、B、Dで実施すると判定されたとする。
このキャリアアグリゲーション通信に用いるコンポーネントキャリアの選択は、例えば、無線品質の良いものから順に選択してもよいし、予め決められた値よりも無線品質が良好なコンポーネントキャリアの中から、割当てられている端末局装置10の数が少ないものから順に選択してもよい。
アンカーC/CC判定部264は、アンカーキャリアの変更を行わないことを示すアンカーキャリア変更要求(不実施)、キャリアアグリゲーアションに使用するコンポーネントキャリアを通知するCC通知(CC−A、B、D)をMS送信部22に出力して、アンカーキャリア(ここでは、CC−B)を用いて端末局装置10に通知する(Sa7、t13)。
アンカーキャリア変更要求(不実施)、CC通知(CC−A、B、D)を受け取った端末局装置10は、通知されたコンポーネントキャリアCC−A、B、Dのみでのキャリアアグリゲーションによる下りリンクの通信(受信)を開始出来る状態にする。すなわち、受信部14によるコンポーネントキャリアCC−C、Eの受信は、停止した状態とする。
続いて(または、同時に)、基地局装置20の制御部25は、CN受信部28がコアネットワーク30から受信したDLユーザデータおよびDL制御情報をMS送信部22に出力し、先にアンカーC/CC判定部264が決定したコンポーネントキャリアCC−A、B、Dを用いて送信する。
これにより、CC−A、B、Dでのアグリゲーションによる下りリンクの通信が開始されることになる(Sa8、t14)。
ここで、端末局装置10において、基地局装置20からCC通知により通知されたコンポーネントキャリアでの受信が可能な状態になった後に、基地局装置20に対して受信可能である旨を通知し、その後、その通知を受け取った基地局装置20が、下りリンクの送信を開始するようにしてもよい。
このように、アンカーC/CC判定部264は、DLユーザデータを送信するコンポーネントキャリアとして、CA/早期通信/品質測定判定部262が無線品質の測定を指示したコンポーネントキャリアの一部を決定したときは、該コンポーネントキャリアを、端末局装置10に通知し、端末局装置10の受信部14は、通知されたコンポーネントキャリアのみについて受信を行う。そのため、一部のコンポーネントキャリアのみでキャリアアグリゲーションを行う場合は、端末局装置10の受信部14が備えるRF・フロントエンド部のうち、使用しないコンポーネントキャリアに対応するRF・フロントエンド部を停止しておくことで、消費電力を削減することができる。
<動作シーケンス例B>
図7は、本実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Bを示すシーケンス図である。図8は、動作シーケンス例Bにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。図8において、横軸は時間軸である。また、図8には、下りリンク(DL)のコンポーネントキャリアCC−A〜Eと、上りリンク(UL)との各々にて送信される情報を示す。符号Uを付した矩形は、ユーザデータが送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CDを付した矩形は、制御情報が送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CUを付した矩形は、制御情報が送信されていることを示す。符号Qを付した破線の矩形は、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。
動作シーケンス例Bでは、端末局装置10は、アンカーキャリアであるコンポーネントキャリアCC−Bと、コンポーネントキャリアCC−A、Dとを利用して、基地局装置20と既に下りリンクのキャリアアグリゲーション通信を行っている(図7のSb1、図8のt1〜t3)。ここで、下りリンクのデータ量が減少した場合(Sb1−1)、基地局装置20のDLデータ量/QoS取得部261が、DLデータ量の変化を検知すると、CA/早期通信/品質測定判定部262は、CA判定、品質測定判定を実施する(Sb2)。本動作シーケンス例では、複数コンポーネントキャリアでのキャリアアグリゲーション通信を継続し、使用するCCを決定するために品質測定判定を実施すると判定されたとする。
この時、基地局装置20は、品質測定要求(実施)を含むCA指示情報を、アンカーキャリア(CC−B)を用いて、端末局装置10に送信する(Sb3、t4)。端末局装置10は、通知されたコンポーネントキャリアの無線品質測定を行い(Sb4、t8)、測定結果を基地局装置20に通知する(Sb5、t10)。基地局装置20のアンカーC/CC判定部264は、端末局装置10より通知された各コンポーネントキャリアの無線品質に加え、DLデータ量、QoSに基づき、アンカーキャリア変更判定、CC決定を行う(Sb6)。本動作シーケンス例では、コンポーネントキャリアCC−Dのみを使った通信に切り替えると判定されたとする。この場合、アンカーキャリアもコンポーネントキャリアCC−Dに変更となる。決定された情報は、アンカーキャリア変更要求と、決定されたコンポーネントキャリアCC−Dを示すCC通知として、現在利用しているアンカーキャリア(CC−B)を利用して、基地局装置20が端末局装置10に通知する(Sb7、t13)。この後、端末局装置10と基地局装置20との間において、アンカーキャリアの変更が行われ(Sb8)、コンポーネントキャリアCC−Dを用いた下りリンクの通信が開始される(Sb9、t14)。
<動作シーケンス例C>
図9は、本実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Cを示すシーケンス図である。図10は、動作シーケンス例Cにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。図10において、横軸は時間軸である。また、図10には、下りリンク(DL)のコンポーネントキャリアCC−A〜Eと、上りリンク(UL)との各々にて送信される情報を示す。符号Uを付した矩形は、ユーザデータが送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CDを付した矩形は、制御情報が送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CUを付した矩形は、制御情報が送信されていることを示す。符号Qを付した破線の矩形は、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。
動作シーケンス例Cでは、端末局装置10は、コンポーネントキャリアCC−Bを利用して、すでに下りリンクの通信を行っている(図9のSc1、図10のt1〜t3)。また、アンカーキャリアは、コンポーネントキャリアCC−Bである。ここで、コンポーネントキャリアCC−Bの無線品質が低下した場合(Sc1−1)、基地局装置20の無線品質取得部263は、無線品質の低下を検出する。無線品質の低下はCA/早期通信/品質測定判定部262に通知され、これを受けたCA/早期通信/品質測定判定部262は、CA判定、品質測定判定を実施する(Sc2)。本動作シーケンス例では、コンポーネントキャリア、無線品質測定共に実施すると判定されるとする。
この時、基地局装置20は、品質測定要求(実施)を端末局装置10に通知する(Sc3、t4)。端末局装置10は、各コンポーネントキャリアの無線品質を測定し(Sc4)、基地局装置20に通知する(Sc5、t10)。基地局装置20では、端末局装置10より通知された各コンポーネントキャリアの無線品質に加え、DLデータ量、QoSに基づき、アンカーキャリア変更判定、CC決定を行う(Sc6)。本動作シーケンス例では、コンポーネントキャリアCC−Dのみを使った通信に切り替えると判定されたとする。
この場合、アンカーキャリアもコンポーネントキャリアCC−Dとなるので、基地局装置20は、アンカーキャリア変更要求と、決定されたコンポーネントキャリアCC−Dを示すCC通知(CC−D)とを、アンカーキャリアを利用して端末局装置10に通知する(Sc7、t13)。この後、端末局装置10と基地局装置20との間において、コンポーネントキャリアCC−Dにアンカーキャリアの変更を行い(Sc8)、コンポーネントキャリアCC−Dを用いた下りリンクの通信が開始される(Sc9、t14)。
<動作シーケンス例D>
図11は、本実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Dを示すシーケンス図である。図12は、動作シーケンス例Dにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。図12において、横軸は時間軸である。また、図12には、下りリンク(DL)のコンポーネントキャリアCC−A〜Eと、上りリンク(UL)との各々にて送信される情報を示す。符号Uを付した矩形は、ユーザデータが送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CDを付した矩形は、制御情報が送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CUを付した矩形は、制御情報が送信されていることを示す。符号Qを付した破線の矩形は、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。
動作シーケンス例Dでは、端末局装置10は、コンポーネントキャリアCC−Bにキャンプオンしている。すなわち、コンポーネントキャリアCC−Bは、この端末局装置10にとってのアンカーキャリア(端末局装置10にとってベースとなるキャリア)である。端末局装置10は、コンポーネントキャリアCC−Bで待ち受け状態となっており、端末局装置10の品質測定制御部162は、コンポーネントキャリアCC−B、すなわちアンカーキャリアについては、定期的に無線品質の測定している(図11のSd1、図12のt1〜t2)。なお、無線品質の測定としては、例えば、コンポーネントキャリアCC−Bのリファレンスシグナルの受信電力の測定などが考えられる。また、端末局装置10は、キャリアアグリゲーションの候補となるコンポーネントキャリア(ここではCC−A〜E)についての帯域情報(中心周波数および帯域幅)を通信接続時に取得するなどして事前に持ち、各コンポーネントキャリアとの同期が取れている状態である、または、各コンポーネントキャリアの品質を測定する際に同期を取る、または、各コンポーネントキャリアとの通信発生時に、同期を取る。
コアネットワーク30において、端末局装置10宛の下りリンクの通信(一斉呼出要求)が発生すると(Sd2)、基地局装置20のCN受信部28が、該通信のDLユーザデータ、DL制御情報を受信する。CA制御部26にあるDLデータ量/QoS取得部261は、CN受信部28から受け取るDLユーザデータ、DL制御情報から、DLデータ量、QoSを取得する。DLデータ量、QoSはCA/早期通信/品質測定判定部262に送られ、キャリアアグリゲーションを実施するかどうかの判定(CA判定)が行われる。また、CA/早期通信/品質測定判定部262は、端末局装置10−基地局装置20間での早期通信を実施するかどうかの判定(早期通信判定)、各コンポーネントキャリアの無線品質の測定を実施するかどうかの判定(品質測定判定)も行われる(Sd3)。本動作シーケンス例では、キャリアアグリゲーションを実施し、端末局装置10−基地局装置20間でのアンカーキャリア(コンポーネントキャリアCC−B)を利用しての早期通信を実施し、各コンポーネントキャリアの無線品質の測定も実施すると判定されたとする。
この場合、基地局装置20のCA/早期通信/品質測定判定部262は、端末局装置10に早期通信を実施させる要求である早期通知実施要求(実施)、各コンポーネントキャリアの無線品質を測定させる要求である品質測定要求(実施)を、MS送信部22に出力して、アンカーキャリア(CC−B)を用いて送信する(Sd4、t4)。この時、キャリアアグリゲーションの候補となるコンポーネントキャリアCC−A〜Eの無線品質測定において必要な情報も端末局装置10に通知される。また、シーケンスSd2の一斉呼出要求を受けて、基地局装置20の制御部25は、一斉呼出をMS送信部22に出力して、アンカーキャリア(CC−B)を用いて送信する(Sd5、t5)。
早期通信要求(実施)と一斉呼出を受信した端末局装置10は、基地局装置20に一斉呼出応答を返し(Sd6、t6)、端末局装置10と基地局装置20との間において、コンポーネントキャリアCC−Bを用いた下りリンクの通信を開始する(Sd7、t6)。すなわち、基地局装置20のMS送信部22は、端末局装置10へのDLユーザデータの送信を開始する際に、CA/早期通信/品質測定判定部262による指示に対する応答として、コンポーネントキャリア各々での無線品質を後述するシーケンスSd9により取得する前に、アンカーキャリアであるコンポーネントキャリアCC−Bのみを用いてDLユーザデータおよびDL制御情報の送信を開始する。そして、端末局装置10は、アンカーキャリアであるコンポーネントキャリアCC−Bのみをモニタし、基地局装置20が送信したDLユーザデータおよびDL制御情報を受信する。
ここで、シーケンスSd3の時点で、DLデータ量、QoSなどの受信、または測定が出来ない場合、一斉呼出だけを端末局装置10に送信し(Sd5)、その後、端末局装置10が一切呼出応答で応答し(Sd6)、DL通信(CC−B)が開始された後で、CA判定、早期通信判定、品質測定判定(Sd3)と、早期通信要求、品質測定要求の基地局装置20から端末局装置10への伝送(Sd4、t4)を行うようにしてもよい。この場合は、動作シーケンス例Aと同様に、接続中(Connect中)の動作シーケンスとなり、早期通信判定と早期通信要求の伝送は行われない。
次に、端末局装置10の品質測定制御部162は、シーケンスSd4にて基地局装置20から受信した無線品質測定要求(実施)に従い、コンポーネントキャリアCC−A〜Eのモニタを開始し(コンポーネントキャリアCC−Bについては、無線品質の測定は定期的に行われている)、無線品質の測定を開始するように受信部14を制御する(Sd8、t8)。ここでは、各コンポーネントキャリアのリファレンスシグナルの受信電力を測定し、測定値からCQI(Channel Quality Indicator;チャネル品質指標)などの無線品質を示す品質測定結果を計算する。
また、ここで、無線品質の測定を行うコンポーネントキャリアとの同期が取れていない場合は、同期の確立を行うことになる。
受信部14により測定された無線品質を示す品質測定結果を、品質測定制御部162は、UL制御情報として送信部12に出力し、基地局装置20に送信する(Sd9、t10)。
基地局装置20の制御部25にある無線品質取得部263は、端末局装置10より通知された各コンポーネントキャリアの無線品質を取得し、アンカーC/CC判定部264に通知する。アンカーC/CC判定部264は、無線品質と、DLデータ量/QoS取得部261から受け取るDLデータ量、QoSとに基づき、アンカーキャリアの変更が必要かどうかの判定であるアンカーキャリア変更判定を行い、必要な場合はアンカーキャリアを決定する(Sd10)。また、キャリアアグリゲーアション通信に使用するコンポーネントキャリアの決定であるCC決定も行う。図11、図12では示していないが、ここでキャリアアグリゲーアションを実施するかどうかを判定しなおしても良い。
ここで、シーケンスSd10において、アンカーキャリアの変更は行わず、基地局装置20のアンカーC/CC判定部264は、キャリアアグリゲーアションに使用するコンポーネントキャリアとして、コンポーネントキャリアCC−A、B、Dを選択したとする。この選択は、例えば、無線品質の良いものから順に選択してもよいし、予め決められた値よりも無線品質が良好なコンポーネントキャリアの中から、割当てられている端末局装置10の数が少ないものから順に選択してもよい。アンカーC/CC判定部264は、アンカーキャリアの変更を行わないことを示すアンカーキャリア変更要求(不実施)、キャリアアグリゲーアションに使用するコンポーネントキャリアを通知するCC通知(CC−A、B、D)をMS送信部22に出力して、アンカーキャリアを用いて端末局装置10に通知する(Sd11、t13)。
シーケンスSd11のアンカーキャリア変更要求(不実施)、CC通知(CC−A、B、D)を受け取った端末局装置10は、通知されたコンポーネントキャリアCC−A、B、Dのみでのキャリアアグリゲーションによる下りリンクの通信(受信)を開始出来る状態にする。
続いて(または、同時に)、基地局装置20の制御部25は、CN受信部28がコアネットワーク30から受信したDLユーザデータおよびDL制御情報をMS送信部22に出力し、先にアンカーC/CC判定部264が決定したコンポーネントキャリアCC−A、B、Dを用いて送信する。
これにより、コンポーネントキャリアCC−A、B、Dでのアグリゲーションによる下りリンクの通信が開始されることになる(Sd12、t14)。
ここで、端末局装置10において、基地局装置20より通知されたコンポーネントキャリアでの受信が可能な状態になった後に、基地局装置20に対して受信可能である旨を通知し、その後、その通知を受け取った基地局装置20において、下りリンクの送信を開始されるようにしてもよい。
このように、アンカーC/CC判定部264は、DLユーザデータを送信するコンポーネントキャリアとして、CA/早期通信/品質測定判定部262が無線品質の測定を指示したコンポーネントキャリアの一部を決定したときは(Sd10)、該コンポーネントキャリアを、端末局装置10に通知し(Sd11)、端末局装置10の受信部14は、通知されたコンポーネントキャリアのみについて受信を行う(Sd12)。そのため、一部のコンポーネントキャリアのみでキャリアアグリゲーションを行う場合は、端末局装置10の受信部14が備えるRF・フロントエンド部のうち、使用しないコンポーネントキャリアに対応するRF・フロントエンド部を停止しておくことで、消費電力を削減することができる。
<動作シーケンス例E>
図13は、本実施形態における端末局装置10と基地局装置20との間の動作シーケンス例Eを示すシーケンス図である。図14は、動作シーケンス例Eにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。図14において、横軸は時間軸である。また、図14には、下りリンク(DL)のコンポーネントキャリアCC−A〜Eと、上りリンク(UL)との各々にて送信される情報を示す。符号Uを付した矩形は、ユーザデータが送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CDを付した矩形は、制御情報が送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CUを付した矩形は、制御情報が送信されていることを示す。符号Qを付した破線の矩形は、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。
動作シーケンス例Eでも、端末局装置10は、コンポーネントキャリアCC−Bにキャンプオンしている。端末局装置10は、コンポーネントキャリアCC−Bで待ち受け状態となっており、コンポーネントキャリアCC−Bの無線品質の測定を行っている(図13のSe1、図14のt1〜t2)。端末局装置10において、ユーザによる発信操作により(Se2)発信要求が発生すると、端末局装置10は、基地局装置20に発信要求を通知する(Se3、t3)。該発信要求の結果、基地局装置20において、端末局装置10に対する下りリンクの通信が発生すると、基地局装置20のCA/早期通信/品質測定判定部262が、CA判定、早期通信判定、品質測定判定を行う。
この動作シーケンス例Eでは、これらの判定にて、キャリアアグリゲーションを実施し、端末局装置10と基地局装置20との間でのコンポーネントキャリアCC−Bを利用しての早期通信を実施すると判定したとする(Se4)。この時、基地局装置20は、早期通信要求(実施)、品質測定要求(実施)を、アンカーキャリア(CC−B)を用いて端末局装置10に送信する(Se5、t4)。端末局装置10が、早期通信要求(実施)を受信すると、端末局装置10と基地局装置20との間で、コンポーネントキャリアCC−Bを用いた下りリンクの通信(受信)を開始する(Se6、t6)。
ここで、Se4の時点で、DLデータ量、QoSなどの受信、または測定が出来ない場合、DL通信(CC−B)が開始された後(Se6)で、CA判定、早期通信判定、品質測定判定(Se4)と、早期通信要求、品質測定要求の基地局装置から移動局装置への伝送(Se5)を行うようにしてもよい。この場合は、接続中(コネクト状態)の動作シーケンスとなり、早期通信判定と早期通信要求の伝送は行われない。
次に、端末局装置10は、基地局装置20より通知された品質測定要求(実施)にて指定されたコンポーネントキャリアの無線品質の測定を行い(Se7)、測定した無線品質を基地局装置20へ送信する(Se8、t10)。基地局装置20のアンカーC/CC判定部264は、端末局装置10より通知された各コンポーネントキャリアの無線品質に加え、下りリンクの通信量、QoSに基づき、アンカーキャリア変更の判定、キャリアアグリゲーションに用いるコンポーネントキャリアの選択を行う(Se9)。本動作シーケンス例では、アンカーキャリアの変更は実施せず、キャリアアグリゲーションを行うコンポーネントキャリアとして、コンポーネントキャリアCC−A、B、C、D、Eを選択したとする。
アンカーC/CC判定部264は、これらの判定結果を、MS送信部22に出力して、アンカーキャリア変更要求(不実施)、CC通知(A、B、C、D、E)として、アンカーキャリア(CC−B)を用いて端末局装置10に通知する(Se10、t13)。続いて、基地局装置20の制御部25は、CN受信部28がコアネットワーク30から受信したDLユーザデータおよびDL制御情報をMS送信部22に出力し、先にアンカーC/CC判定部264が決定したコンポーネントキャリアCC−A、B、C、D、Eを用いて送信する。シーケンスSe10のアンカーキャリア変更要求(不実施)、CC通知(CC−A、B、C、D、E)を受け取った端末局装置10は、通知されたコンポーネントキャリアCC−A、B、C、D、Eでのキャリアアグリゲーションによる下りリンクの通信(受信)を開始する(Se11、t14)。
<動作シーケンス例F>
図15は、本実施形態における端末局装置10と基地局装置20との間の動作シーケンス例Fを示すシーケンス図である。図16は、動作シーケンス例Fにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。図16において、横軸は時間軸である。また、図16には、下りリンク(DL)のコンポーネントキャリアCC−A〜Eと、上りリンク(UL)との各々にて送信される情報を示す。符号Uを付した矩形は、ユーザデータが送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CDを付した矩形は、制御情報が送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CUを付した矩形は、制御情報が送信されていることを示す。符号Qを付した破線の矩形は、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。
動作シーケンス例Fでも、動作シーケンス例DのステップSd1と同様に、端末局装置10は、コンポーネントキャリアCC−Bにキャンプオンしている。端末局装置10は、コンポーネントキャリアCC−Bで待ち受け状態となっており、コンポーネントキャリアCC−Bの無線品質の測定を行っている(図15のSf1、図16のt1〜t2)。また、動作シーケンス例DのシーケンスSd2、Sd3と同様に、端末局装置10宛の下りリンクの通信(一斉呼出要求)が発生すると、基地局装置20のCA/早期通信/品質測定判定部262は、下りリンクの通信量、QoSから、CA判定、早期通信判定、品質測定判定を行う(Sf3)。
ただし、シーケンスSd3と異なり、本動作シーケンス例では、これらの判定処理により、キャリアアグリゲーションを実施し、端末局装置10−基地局装置20間でのコンポーネントキャリアCC−Bを利用しての早期通信は行わず、品質測定を実施すると判定されたとする。この時、基地局装置20は、早期通信を実施しないことを示す早期通信要求(不実施)と品質測定要求(実施)とを含むCA指示情報を、アンカーキャリア(CC−B)を用いて端末局装置10に送信し(Sf4、t4)、また、一斉呼出も送信する(Sf5、t5)。
早期通信要求(不実施)を受け取った端末局装置10は、基地局装置20に一斉呼出応答を返す前に、品質測定要求(実施)に従い、基地局装置20より通知されたコンポーネントキャリアCC−A〜Eの無線品質を測定する(Sf6)。端末局装置10は、一斉呼出応答、および、無線品質を、基地局装置20に送信する(Sf7、t9)(Sf8、t10)。基地局装置20のアンカーC/CC判定部264は、端末局装置10より通知された各コンポーネントキャリアの無線品質に加え、DLの通信量、QoSに基づき、アンカーキャリア変更判定、CC定決定を行う(Sf9)。本動作シーケンス例では、アンカーキャリアの変更を行い、コンポーネントキャリアCC−Cがアンカーキャリアと判定されたとする。また、キャリアアグリゲーションを行うコンポーネントキャリアとして、コンポーネントキャリアCC−A、C、Dが選択されたとする。
これらの判定結果は、基地局装置20が、変更前のアンカーキャリア(CC−B)を利用して端末局装置10に送信する(Sf10、t13)。この後、端末局装置10と基地局装置20との間において、アンカーキャリアの変更が行われ、コンポーネントキャリアCC−Cがアンカーキャリアとなり(Sf11)、コンポーネントキャリアCC−A、C、Dを用いた下りリンクのキャリアアグリゲーション通信が開始される(Sf12、t14)。
このように、アンカーC/CC判定部264は、DLユーザデータを送信するコンポーネントキャリアとして、CA/早期通信/品質測定部262が無線品質の測定を指示したコンポーネントキャリアの一部を決定したときは(Sf9)、該コンポーネントキャリアを、端末局装置10に通知し(Sf10)、端末局装置10の受信部14は、通知されたコンポーネントキャリアのみについて受信を行う(Sf12)。一方、アンカーC/CC判定部264は、端末局装置10から報告された無線品質に基づき、複数のコンポーネントキャリアの中から1つを選択してアンカーキャリアとし、該選択によりアンカーキャリアとするコンポーネントキャリアが変更されたときは(Sf9)、コンポーネントキャリアの端末局装置10への通知とともに、アンカーキャリアとするコンポーネントキャリアを通知する(Sf10)。
コンポーネントキャリアによって周波数バンドが異なっているなどのために、端末装置10における無線品質(フェージングの状況)がコンポーネントキャリアによって大きく異なる場合がある。そのような場合でも、このようにして利用可能なコンポーネントキャリアのうち通信状態が良好なコンポーネントキャリアを選択してアンカーキャリアとして使用することにより、キャリアアグリゲーションを行わないときの通信効率を向上させることができる。
<動作シーケンス例G>
図17は、本実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Gを示すシーケンス図である。図18は、動作シーケンス例Gにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。図18において、横軸は時間軸である。また、図18には、下りリンク(DL)のコンポーネントキャリアCC−A〜Eと、上りリンク(UL)との各々にて送信される情報を示す。符号Uを付した矩形は、ユーザデータが送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CDを付した矩形は、制御情報が送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CUを付した矩形は、制御情報が送信されていることを示す。符号Qを付した破線の矩形は、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。
動作シーケンス例Gでも、端末局装置10は、端末局装置10のアンカーキャリアであるコンポーネントキャリアCC−Bにキャンプオンしている(図17のSg1、図18のt1〜t2)。端末局装置10宛の下りリンクの通信(一斉呼出要求)が発生すると(Sg2)、基地局装置20のCA/早期通信/品質測定判定部262は、DLデータ量、QoSからCA判定、早期通信判定、品質測定判定を行う(Sg3)。本動作シーケンス例では、CA不実施で、かつ、アンカーキャリアの変更を行う必要があるか判断するために、コンポーネントキャリアの無線品質の測定を実施すると判定されたとする。また、早期通信の実施も決定されたとする。
この時、基地局装置20は、早期通信要求(実施)、品質測定要求(実施)を含むCA指示情報、および一斉呼出を、アンカーキャリア(CC−B)を用いて端末局装置10に通知する(Sg4、t4)、(Sg5、t5)。早期通信要求(実施)、および一斉呼出を受信した端末局装置10は、基地局装置20に一斉呼出応答を返し(Sg6、t6)、アンカーキャリアであるコンポーネントキャリアCC−Bにおいて下りリンクの通信を開始する(Sg7、t6)。また、品質測定要求(実施)を受信した端末局装置10は、基地局装置20より通知されたコンポーネントキャリアCC−A〜Eの無線品質を測定し(Sg8、t8)、基地局装置20に通知する(Sg9、t10)。
基地局装置20のアンカーC/CC判定部264は、端末局装置10より通知された各コンポーネントキャリアの無線品質に加え、DLデータ量、QoSに基づき、アンカーキャリア変更判定、CC決定を行う(Sg10)。ここでは、アンカーキャリアの変更実施を決定し、コンポーネントキャリアCC−Eがアンカーキャリアに決定されたとする。なお、CA不実施のときは、アンカーキャリアを用いて通信するので、CA不実施の指示をCA/早期通信/品質測定判定部262から受け取ったアンカーC/CC判定部264は、下りリンクの通信に利用するコンポーネントキャリアの決定処理を行なわない。
基地局装置20は、アンカーキャリアをCC−Eに変更することを示すアンカーキャリア変更要求(実施、E)を、変更前のアンカーキャリア(CC−B)を用いて送信する(Sg11、t13)。端末局装置10は、基地局装置20から受信したアンカーキャリア変更要求に従い、現在のコンポーネントキャリアCC−BからコンポーネントキャリアCC−Eにアンカーキャリア変更を行う(Sg12)。その後、コンポーネントキャリアCC−Eを利用しての下りリンクの通信を開始する(Sg13、t14)。
<動作シーケンス例H>
図19は、本実施形態における端末局装置10、基地局装置20間の動作シーケンス例Hを示すシーケンス図である。図20は、動作シーケンス例Hにおいて利用されるコンポーネントキャリアのイメージを示す図である。図20において、横軸は時間軸である。また、図20には、下りリンク(DL)のコンポーネントキャリアCC−A〜Eと、上りリンク(UL)との各々にて送信される情報を示す。符号Uを付した矩形は、ユーザデータが送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CDを付した矩形は、制御情報が送信され、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。符号CUを付した矩形は、制御情報が送信されていることを示す。符号Qを付した破線の矩形は、該コンポーネントキャリアの品質測定が行われていることを示す。
動作シーケンス例Hでも、端末局装置10は、コンポーネントキャリアCC−Bにキャンプオンしている(図19のSh1、図20のt1〜t2)。端末局装置10宛の下りリンクの通信(一斉呼出要求)が発生すると(Sh2)、基地局装置20のCA/早期通信/品質測定判定部262は、はDLデータ量、QoSからCA判定、早期通信判定、品質測定判定を行う(Sh3)。本動作シーケンス例では、これらの判定処理により、CA不実施で、かつ、アンカーキャリアの変更を行う必要があるか判断するための無線品質確認も実施しないと判定されたとする。ただし、早期通信判定は実施と判定されたとする。
この時、基地局装置20は、早期通信要求(実施)、および品質測定要求(不実施)を含むCA指示情報(Sh4、t4)と、一斉呼出(Sh5、t5)とを、アンカーキャリア(CC−B)を用いて端末局装置10に送る。早期通信要求(実施)、品質測定要求(不実施)、一斉呼出を受け取った端末局装置10は、基地局装置20に一斉呼出応答を返す(Sh6、t6)。これらを受信した基地局装置20と端末局装置10とは、アンカーキャリアであるコンポーネントキャリアCC−Bを用いて、下りリンクの通信を開始する(Sh7、t6)。
このようにCA/早期通信/品質測定判定部262は、DLユーザデータの送信に関する要求条件であるDLデータ量、QoSに基づき、DLユーザデータの送信にコンポーネントキャリアを複数用いるか否かを判定し(Sh3)、複数用いないと判定したときは、端末局装置10への無線品質の測定を指示しない(Sh4)。そして、MS送信部22は、CA/早期通信/品質測定判定部262がDLユーザデータの送信にコンポーネントキャリアを複数用いないと判定したときは、アンカーキャリアを用いて、DLユーザデータを送信する(Sh7)。
これにより、音声通話等で少量のデータの通信を行う場合であり、キャリアアグリゲーションを行わないときは、上述のように、基地局装置20は、無線品質の測定を指示しない、すなわち、端末局装置10は、アンカーキャリア以外の無線品質の報告を行わないことになる。したがって、アンカーキャリアに対応してRF・フロントエンド部のみが起動されて、その他のコンポーネントキャリアに対応してRF・フロントエンド部を停止したまま(無線品質測定も行わない)とできるので、消費電力を削減できる。
但し、上記の様な少量のデータ通信の場合においても、例えば、アンカーキャリアの無線品質が悪い場合などに、コンポーネントキャリアの品質測定を行い、アンカーキャリアの変更を行うようにしてもよい。
上述の動作シーケンス例に加え、端末局装置10の電池残量によりキャリアアグリゲーションするコンポーネントキャリア数を制御するようにしてもよい。この場合には、端末局装置10の制御部15から基地局装置20に電池残量を通知する必要がある。基地局装置20のアンカーC/CC判定部264は通知された電池残量により、キャリアアグリゲーション数を決定する。例えば、電池容量が、予め決められた設定値よりも小さい(電池残量が少ない)ときには、品質測定指示を不実施にして端末局装置10に通知することにより、通知された端末局装置10は現在使用しているアンカーキャリアのみで下りリンクの通信をする。このことにより、端末局装置10は、消費電流を抑えながら通信することが可能になる。また、電池残量が中程度であれば、アグリゲーション数を2に絞るなど、電池残量を多段階に分けて、アグリゲーション数を、各段階に応じた最大値より小さくするなどの細かい制御を行なってもよい。また、ユーザ自身によるマニュアル指示により、設定されたアグリゲーション数となるように制御してもよい。この場合には通信速度は落ちるが、消費電流を抑えながらの通信が可能となる。
上記のシーケンス例では、複数のコンポーネントキャリアの品質測定を同時に(同サブフレームに)行っているが、時間をずらして行うことも可能である。
上記のシーケンス例では、コンポーネントキャリアの品質測定は、基地局装置20からの指示があった場合に行っているが、これを定期的に実施することにしてもよい。これにより、アグリゲーション通信実施時に、品質測定を行う必要がなくなり、アグリゲーション通信開始の生じる遅れを削減することが出来る。
上記のシーケンス例では、コンポーネントキャリアの品質測定は、基地局装置20からの指示があった場合に行っているが、端末局装置10主導で行う形にしてもよい。これにより、端末局装置10から通信を開始するときに、品質測定を行うことができ、アグリゲーション通信開始の遅れを削減することが出来る。
上記のシーケンス例では、基地局装置20がキャリアアグリゲーション通信の実施、早期通信の実施、品質測定の実施、アンカーキャリアの変更、コンポーネントキャリアの決定を行っていたが、これらを、または、何れかの決定を、端末装置10が決定する形にしてもよい。
上記のシーケンス例では、基地局装置20から端末局装置10への使用するコンポーネントキャリアの通知を行っていたが、使用しないコンポーネントキャリアの通知を行うことにしてもよい。
パケット通信においてキャリアアグリゲーションを行う場合、バースト的に受信データが発生するため、端末局装置10においては、下りリンクユーザデータが多い場合、またはバースト的にデータが発生している場合は、できるだけ多くのコンポーネントキャリアでデータが受信できるようにする必要があるが、このように、待ち受け状態の場合、または、下りリンクユーザデータがない場合、または、少ない場合は、アンカーキャリアの無線品質のみ、または、一部のコンポーネントキャリアの無線品質のみを測定し、その他のコンポーネントキャリアについては無線品質を測定しないので、リファレンスシグナルなどを受信する必要がなく、消費電力を抑えることができる。
さらに、その他のコンポーネントキャリアに対応するRF・フロントエンド部を停止しておくことで、さらなる消費電力の削減が可能である。その一方、DLユーザデータの通信時には、各コンポーネントキャリアの無線品質を端末局装置10が測定し、図11のシーケンスSd9などのように、基地局装置20に通知するので、基地局装置20のアンカーC/CC判定部264は、無線品質の良好なコンポーネントキャリアを選択し、通信効率の低下を抑えることができる。
さらに、無線品質に応じて符号化率やデータ変調多値数を変更する適応変調を用いている場合は、端末局装置10が測定した無線品質に基づき、適切な符号化率およびデータ変調多値数を選択することができ、通信効率を向上させることができる。
また、基地局装置20のMS送信部22は、端末局装置10へのDLユーザデータの送信を開始する際に、CA/早期通信/品質測定判定部262による指示に対する応答として、コンポーネントキャリア各々での無線品質を端末局装置10から取得する前に、アンカーキャリアのみを用いてDLユーザデータおよびDL制御情報の送信を開始する早期通信を行なうことで、DLユーザデータの送信要求が発生してから、送信開始までのレスポンスタイムが長くなるのを防ぐことができる。
このように、キャリアアグリゲーション通信開始時、または、通信時に、現在の通信に必要となるデータ量を測定し、該データ量に基づき、アグリゲーション通信に利用するコンポーネントキャリア数を適切に把握している。さらに、把握したコンポーネントキャリア数分のコンポーネントキャリアを設定して、キャリアアグリゲーション通信を行う。これは、事前に通信していたデータ量を基にコンポーネントキャリア数を決定させる従来の技術と異なり、その時必要となるデータ量を基にコンポーネントキャリアを設定するため、よりダイナミックにデータ量の変化に追従させることができ、リソースの有効活用と消費電力の削減に繋がる。アグリゲーション通信に利用するコンポーネントキャリア数を適切に把握し、それに合わせて使用するコンポーネントキャリア数を設定するので、リソースの有効活用と消費電力の削減を実現している。
また、このように、キャリアアグリゲーション通信開始時にコンポーネントキャリアの品質測定を行い、品質測定を基に使用するコンポーネントキャリアを決定する。このため、品質の悪いコンポーネントキャリアをキャリアアグリゲーション通信に割り当ててしまうことを防ぐことが出来る。
また、キャリアアグリゲーション開始時に、コンポーネントキャリアの品質測定を行う場合、または、コンポーネントキャリアとの同期を確立する場合、これらの処理に時間を要するので、通信開始が遅れてしまうことが考えられる。この問題に対し、キャリアアグリゲーション通信を開始させる前に、アンカーキャリアを利用した通信を開始させる。これを、本特許では早期通信と呼んでいるが、通信発生時に早期通信を行うことで、キャリアアグリゲーション通信の開始を待たなくとも通信を開始することが可能であり、通信量増加時/通信発生時の遅れを防ぐことが可能となる。品質測定時にそれまでモニタしていなかったコンポーネントキャリアの同期を行うことで、アグリゲーション通信においてコンポーネントキャリアでのデータ受信が可能となる。
また、図2における制御部25、制御部15の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよいし、これらの各部を、専用のハードウェアにて実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、端末局装置10を移動局、基地局装置20を基地局とするセルラーシステムなどの移動通信システムに用いて好適であるが、これに限定されない。
10…端末局装置
11…送信アンテナ部
12…送信部
13…受信アンテナ部
14…受信部
15…制御部
16…CA制御部
161…CA指示情報取得部
162…品質測定制御部
163…CA通信制御部
20…基地局装置
21…送信アンテナ部
22…MS送信部
23…受信アンテナ部
24…MS受信部
25…制御部
26…CA制御部
27…CN送信部
28…CN受信部
261…DLデータ量/QoS取得部
262…CA/早期通信/品質測定判定部
263…無線品質取得部
264…アンカーC/CC判定部
265…CA通信制御部
30…コアネットワーク

Claims (12)

  1. 端末局装置と、無線通信を行う通信周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、前記端末局装置にデータを送信する基地局装置とを備える無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリア各々の無線品質に基づいて、前記データを送信するコンポーネントキャリアを決定し、前記端末局装置に通知する周波数帯域決定部と、
    前記周波数帯域決定部が決定したコンポーネントキャリアを用いて、前記データを送信する送信部と
    を具備し、
    前記端末局装置は、
    前記基地局装置の周波数帯域決定部により通知されたコンポーネントキャリアの信号を受信して、前記基地局装置の送信部が送信したデータを取得する受信部と
    を具備する、
    無線通信システム。
  2. 前記基地局装置は、
    前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリアでの無線品質の測定を前記端末局装置に指示する品質測定指示部と、
    を具備し、
    前記端末局装置は、
    前記品質測定指示部により指示された複数のコンポーネントキャリアでの無線品質を測定して、該無線品質を前記基地局装置に送信する品質測定部と、
    を具備し、
    前記周波数帯域決定部は、前記データを送信するコンポーネントキャリアの決定を、前記品質測定指示部による指示に対する応答として、前記端末局装置から報告された前記コンポーネントキャリア各々での無線品質に基づいて行う、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記周波数帯域決定部は、前記無線品質に加えて、前記データの送信に関する要求条件に基づき、前記データを送信するコンポーネントキャリアを決定する、請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記データの送信に関する要求条件は、前記データのデータ量、前記データのサービス品質を含む、請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記品質測定部は、前記無線品質を測定する際に、前記基地局装置からの信号と同期を取る、請求項2に記載の無線通信システム。
  6. 前記端末局装置の品質測定部は、前記コンポーネントキャリアのうちの一つであるアンカーキャリアについては、定期的に無線品質を測定し、
    前記送信部は、前記端末局装置へのデータの送信を開始する際に、前記品質測定指示部による指示に対する応答として、前記コンポーネントキャリア各々での無線品質を取得する前に、前記アンカーキャリアのみを用いてデータの送信を開始する、
    請求項2に記載の無線通信システム。
  7. 前記品質測定指示部は、前記データの送信に関する要求条件に基づき、前記データの送信にコンポーネントキャリアを複数用いるか否かを判定し、複数用いないと判定したときは、前記端末局装置への無線品質の測定を指示せず、
    前記送信部は、前記品質測定指示部が前記データの送信にコンポーネントキャリアを複数用いないと判定したときは、前記アンカーキャリアを用いて、前記データを送信する、
    請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記周波数帯域決定部は、前記データを送信するコンポーネントキャリアとして、前記品質測定指示部が無線品質の測定を指示したコンポーネントキャリアの一部を決定したときは、該コンポーネントキャリアを、前記端末局装置に通知し、
    前記端末局装置の受信部は、前記通知されたコンポーネントキャリアのみについて受信を行い、
    前記周波数帯域決定部は、前記端末局装置から報告された無線品質に基づき、前記複数のコンポーネントキャリアの中から1つを選択して前記アンカーキャリアとし、該選択によりアンカーキャリアとするコンポーネントキャリアが変更されたときは、前記コンポーネントキャリアの前記端末局装置への通知とともに、アンカーキャリアとするコンポーネントキャリアを通知する、
    請求項6に記載の無線通信システム。
  9. 前記周波数帯域決定部は、前記データを送信するコンポーネントキャリアとして、前記品質測定指示部が無線品質の測定を指示したコンポーネントキャリアの一部を決定したときは、該コンポーネントキャリアを、前記端末局装置に通知し、
    前記端末局装置の受信部は、前記通知されたコンポーネントキャリアのみについて受信を行う、
    請求項2に記載の無線通信システム。
  10. 端末局装置と、無線通信を行う通信周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、前記端末局装置にデータを送信する基地局装置とを備える無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記基地局装置が、前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリア各々の無線品質に基づいて、前記データを送信するコンポーネントキャリアを決定し、前記端末局装置に通知する第1の過程と、
    前記基地局装置が、前記第1の過程にて決定したコンポーネントキャリアを用いて、前記データを送信する第2の過程と、
    前記端末局装置が、前記第2の過程にて通知されたコンポーネントキャリアの信号を受信して、送信された前記データを取得する第3の過程と
    を備える、無線通信方法。
  11. 無線通信を行う通信周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、端末局装置にデータを送信する基地局装置であって、
    前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリア各々の無線品質に基づいて、前記データを送信するコンポーネントキャリアを決定し、前記端末局装置に通知する周波数帯域決定部と、
    前記周波数帯域決定部が決定したコンポーネントキャリアを用いて、前記データを送信する送信部と
    を具備する、基地局装置。
  12. 連続する周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数用いて、基地局装置が送信したデータを受信する端末局装置であって、
    前記基地局装置が前記端末局装置へのデータの送信を開始するとき、あるいは、前記端末局装置へのデータの送信に用いる前記コンポーネントキャリアを変更するときに、複数の前記コンポーネントキャリアの無線品質に基づき決定したコンポーネントキャリアの信号を受信して、前記基地局装置が送信したデータを受信する受信部を具備する、
    端末局装置。
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