JP6244868B2 - 基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局に関する。
従来、通信システムにおける伝送容量(以下では「システム容量」と表記することがある)を増大させるために、様々な工夫がなされている。例えば、通信規格である3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network Long Term Evolution)では、マクロセルの他にフェムトセルを活用してシステム容量を増大させる技術に関する議論が行われている。ここで、「セル」は、1つの基地局の「通信エリア」と「チャネル周波数」とに基づいて規定される。「通信エリア」とは、基地局から送信された電波が到達するエリアの全体でもよいし、通信エリアが分割された分割エリア(所謂、セクタ)であってもよい。また、「チャネル周波数」とは、基地局が通信に使用する周波数の一単位であり、中心周波数と帯域幅とに基づいて規定される。そして、「マクロセル」は、高い送信電力で送信可能な基地局、つまり通信エリアの大きい基地局のセルであり、「フェムトセル」は、低い送信電力で送信する基地局、つまり通信エリアの小さい基地局のセルである。
また、近年、広帯域化を図るため、複数の周波数帯域を利用する通信が検討されている。例えば、3GPP LTE−Advancedでは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:以下では「CA」と表記することがある)という通信技術が検討されている。CAは、複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier:以下では「CC」と表記することがある)を利用する通信技術である。CCは、通信に利用可能な周波数帯域の一単位を意味する。よって、CAとは、言い換えれば、異なる周波数帯域を同時に使用して通信を行うことができる技術である。すなわち、CAは、複数のセルを同時に利用可能な通信技術である。CAは複数の基地局によって協働して行われることもあるし、1つの基地局が形成する複数のセルを用いて行われることもある。
CAを行う場合、まず、主となる第1のCCに対応するセルである「プライマリセル(Primary Cell:以下では「Pセル」と表記することがある)が設定される。そして、Pセルに対して、第1のCCと異なる第2のCCに対応するセルである「セカンダリセル(Secondary Cell:以下では「Sセル」と表記することがある)が統合され、PセルとSセルとが同時に使用されてCAが実行される。通信端末は、無線回線設定時には、1つのセルにだけ接続することができるため、無線回線設定時に接続されるセルはPセルとなる。その後、ハンドオーバ等の際に、Pセルは変更される。また、Sセルを追加したり、削除したり、変更したりすることもできる。また、Pセルは、制御チャネル及びデータチャネルの双方に用いられるのに対し、Sセルは、データチャネルにだけ用いられる。よって例えば、Pセルの制御チャネルを用いて、Pセル及びSセルの双方のデータチャネルのスケジューリングが行われる。また例えば、Sセルの追加・削除・変更等も、Pセルの制御チャネルを用いて行われる。
また、従来、CAが適用される無線通信システムにおいて各種チャネルを同時に送信するため、各CCに対する移動局の最大送信電力を決定する技術がある。
国際公開第2010/103725号 特開2012−216969号公報
CAが適用される無線通信システム(以下では「CAシステム」と表記することがある)では、1つの通信端末に複数のセルを同時に使用させることが可能である。一方で、通信端末の中には、各通信端末の状況等に応じて、CAを行わせることが適当であるものと、適当でないものとが存在する。例えば、送信するデータ量が少ないためCAを行う必要がない通信端末にCAを行わせていたのでは、通信リソースに無駄が生じる。よって、CAシステムでは、各通信端末が使用するセルの変更の柔軟性を高めて通信を効率良く行うことが重要となる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、CAシステムにおいて通信を効率良く行うことを目的とする。
開示の態様では、基地局は、通信部と、制御部とを含む。前記通信部は、複数のセルを同時に用いて通信可能な通信端末と通信する。また、前記制御部は、前記複数のセルの中で各通信端末に使用されるセルが変更されるように、前記複数のセルそれぞれの送信電力を制御して前記複数のセルそれぞれの通信エリアの大きさを変化させる。
開示の態様によれば、CAシステムにおいて通信を効率良く行うことができる。
図1は、実施例1の基地局の一例を示す機能ブロック図である。 図2は、実施例1の基地局の動作の説明に供するフローチャートである。 図3は、実施例1の管理テーブルの一例を示す図である。 図4は、実施例1のQCIの一例を示す図である。 図5は、実施例1の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。 図6は、実施例1の通信システムの動作の説明に供する図である。 図7は、実施例2の基地局の動作の説明に供するフローチャートである。 図8は、実施例2の管理テーブルの一例を示す図である。 図9は、実施例2の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。 図10は、実施例2の通信システムの動作の説明に供する図である。 図11は、実施例2の通信リソースの割当の一例を示す図である。 図12は、実施例2の基地局の動作の説明に供するフローチャートである。 図13は、実施例3の基地局の動作の説明に供するフローチャートである。 図14は、実施例3の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。 図15は、実施例3の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。 図16は、実施例3の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。 図17は、実施例3の通信システムの動作の説明に供する図である。 図18は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する基地局の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する基地局が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[実施例1]
<基地局の構成例>
図1は、実施例1の基地局の一例を示す機能ブロック図である。図1に示す基地局10は、ネットワークインタフェース部11と、通信制御部12と、BB(Base Band)処理部13と、無線通信部14と、アンテナ15,16とを有する。また、BB処理部13は、送信電力制御部17を有し、無線通信部14は増幅部18を有する。アンテナ15はチャネル周波数がf1の信号の送受信に用いられ、アンテナ16はチャネル周波数がf2の信号の送受信に用いられる。f1とf2とは互いに異なるチャネル周波数である。よって、アンテナ15を用いてチャネル周波数がf1のセルC1が形成され、アンテナ16を用いてチャネル周波数がf2のセルC2が形成される。つまり、基地局10は、同時に複数のセルを形成可能、つまり、1つの基地局でCAを行うことが可能である。なお、基地局10が有するアンテナの数、つまり、基地局10が同時に形成可能なセルの数は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。以下では、説明を簡潔にするために、基地局10が同時に形成可能なセルを、セルC1とセルC2の2つとして説明する。
ネットワークインタフェース部11は、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving-Gateway)等の上位装置と接続されている。例えば、ネットワークインタフェース部11は、BB処理部13から通信制御部12を介して入力されたユーザデータを上位装置に送信し、上位装置から受信したユーザデータを通信制御部12を介してBB処理部13に出力する。
通信制御部12は、通信端末との無線通信の接続を制御するために、各種の制御メッセージを形成してBB処理部13に出力する。例えば、通信制御部12は、セルC1,C2の中で、通信端末毎に各通信端末に使用させるセルを決定し、各通信端末に使用させるセルを変更するときは、RRC Connection Reconfigurationなる制御メッセージを形成する。
BB処理部13は、制御メッセージ、ユーザデータ等の送信データに対して符号化処理及び変調処理等のBB処理を行ってベースバンドの送信信号を生成し、生成した送信信号を無線通信部14に出力する。また、BB処理部13は、無線通信部14から入力されるベースバンドの受信信号に対し復調処理及び復号処理等のBB処理を行って通信端末からの制御メッセージ、ユーザデータ等の受信データを得て、通信制御部12に出力する。
無線通信部14は、BB処理部13から入力されるベースバンドの送信信号に対し、デジタル−アナログ変換処理及びアップコンバート処理等を行い、アップコンバート後の送信信号をアンテナ15またはアンテナ16を介して通信端末に送信する。この際、無線通信部14は、増幅部18により送信信号の電力を増幅して送信する。送信信号の増幅は、チャネル周波数毎、つまり、セル毎に行われる。また、無線通信部14は、アンテナ15またはアンテナ16を介して受信した受信信号に対し、ダウンコンバート処理及びアナログ−デジタル変換処理等を行ってベースバンドの受信信号を得て、BB処理部13に出力する。また、無線通信部14は、アンテナ15,16を介して、セルC1及びセルC2を同時に用いて通信可能な通信端末と通信する。
送信電力制御部17は、セルC1,C2の各セルの送信電力値を決定し、セルC1,C2の各セルの送信電力を制御する。送信電力制御部17は、決定した送信電力値を増幅部18に指示する。増幅部18は、その指示に従って、各セルの送信信号の電力を、送信電力制御部17から指示された送信電力値になるように増幅する。すなわち、送信電力制御部17は、チャネル周波数f1,f2の各送信信号の送信電力、つまり、セルC1,C2の各セルの送信電力を制御して、セルC1,C2の各セルの通信エリアの大きさを変化させる。セルC1の通信エリア内に位置する通信端末、つまり、セルC1の圏内の通信端末はセルC1を使用して基地局10と通信することができる。一方で、セルC1の通信エリア外に位置する通信端末、つまり、セルC1の圏外の通信端末はセルC1を使用して基地局10と通信することができない。セルC2についても同様である。そこで、送信電力制御部17は、セルC1,C2の中で各通信端末に使用されるセルが変更されるように、セルC1,C2の各セルの送信電力を制御してセルC1,C2の各セルの通信エリアの大きさを変化させる。
<基地局の動作>
図2は、実施例1の基地局の動作の説明に供するフローチャートである。以下、図2に示すフローチャートが開始される時点で、セルC1及びセルC2を同時に用いて通信可能な通信端末UE1が、セルC1だけを用い、セルC1をPセルとして基地局10と通信しているものとする。また、通信制御部12は、事前に、通信端末UE1に対し通信可能なチャネル周波数を問い合わせ、通信端末UE1がチャネル周波数f1及びf2を用いてCAを行うことが可能であることを把握している。
BB処理部13は、送信データからベースバンドの送信信号を生成する際に、BB処理部13が有する送信バッファ(図示せず)に送信データを一端溜める。このため、無線通信部14への送信信号の出力が遅れると、送信バッファがオーバフローしてしまうことがある。例えば基地局10と接続中の通信端末がビル陰等に一時的に入る等して、通信端末と基地局10との間の通信が瞬間的に途絶えると、無線通信部14は送信信号を通信端末に送信できなくなるため、送信データがBB処理部13の送信バッファに滞留する。
そこで、BB処理部13は、送信バッファ内の送信データの滞留量と滞留時間とを通信端末毎に逐次測定する(ステップS101)。BB処理部13は、滞留時間の測定を、滞留量が閾値以上となった時点で開始し、一旦閾値以上となった滞留量が再び閾値未満となった時点で終了する。なお、BB処理部13は、このようにして複数回測定した滞留時間の平均値を測定結果としてもよい。
通信制御部12は、BB処理部13のステップS101での測定結果を定期的に監視し(ステップS102)、BB処理部13から、送信データの滞留量と滞留時間とを取得する(ステップS103)。通信制御部12は、取得した滞留量と滞留時間とに基づいて、通信制御部12が有する「管理テーブル」を更新する(ステップS104)。
図3は、実施例1の管理テーブルの一例を示す図である。図3に示すように、管理テーブルは、優先順位と、端末IDと、QCI(QoS Class Identifier)と、滞留量閾値と、滞留量と、滞留時間閾値と、滞留時間と、セル情報と、再送回数/閾値の各項目を有し、通信制御部12によって各項目が更新される。端末IDは、各通信端末を一意に特定可能な情報である。QCIは、通信端末のベアラ設定時に、上位装置から通知されるメッセージのE-RAB Level QoS Parametersに含まれている。滞留量閾値は、送信バッファの容量に応じて適切な値が設定される。滞留時間閾値は、QCIに応じて設定される。滞留量と滞留時間とは、通信制御部12の取得結果に基づいて更新される。セル情報は、セルC1とセルC2とに分けて管理され、各通信端末における各セルのRSRP(Reference Signal Received Power)の値と、各端末において各セルがPセルまたはSセルの何れであるかがセル情報によって管理される。再送回数は、BB処理部13によって行われた送信データの再送の回数である。再総回数の閾値は、所望のスループット等に基づいて、適切な値が設定される。
図4は、実施例1のQCIの一例を示す図である。図4に示すQCIは“3GPP TS 23.203 Table 6.1.7:Standardized QCI characteristics”に規定されたものである。
図2に戻り、通信制御部12は、送信データの滞留量と滞留時間の双方が閾値以上となったか否か、つまり、送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となったか否かを通信端末毎に判断する(ステップS105)。管理テーブル上のすべての通信端末について、送信データの滞留量と滞留時間の一方または双方が閾値未満であるときは(ステップS105:No)、通信制御部12は、BB処理部13の監視を継続する(ステップS102)。
一方で、送信データの滞留量と滞留時間の双方が閾値以上となった通信端末があるときは(ステップS105:Yes)、通信制御部12は、管理テーブルにおいて、滞留量と滞留時間の双方が閾値以上となった通信端末の優先順位を更新する(ステップS106)。優先順位の更新の際の各パラメータの評価は以下の順に行われる。すなわち、通信制御部12は、各通信端末を、第1に、図4に示すQCIの値が小さい順、つまり、QCIレベルの降順にソートし、第2に、滞留量の降順にソートし、第3に、滞留時間の降順にソートする。そして、通信制御部12は、優先順位が上位にある通信端末のうち、送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となった通信端末を特定する(ステップS106)。「優先順位が上位」とは、基地局10に接続中の全通信端末数の5%以内、最上位の通信端末から数えて3つ以内、または、基地局10の最大接続可能通信端末数の10%以内等であり、「優先順位が上位」の閾値は任意の値を設定可能である。これに対し、「優先順位が下位」の通信端末とは、基地局10に接続中の全通信端末のうち、優先順位が上位の通信端末以外の通信端末である。ここでは、優先順位が上位にある通信端末のうち、送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となった通信端末として、通信端末UE1が特定されたものとする。
通信制御部12は、カウンタiを初期値の1にセットする(ステップS107)。
通信制御部12は、通信端末UE1が通信可能なチャネル周波数と、無線通信部14が通信可能なチャネル周波数とを比較する。そして、通信制御部12は、両者が合致する周波数の中で、通信端末UE1のPセルのチャネル周波数に最も近いチャネル周波数を選択してモニタリング周波数に指定する(ステップS108)。通信端末UE1が通信可能なチャネル周波数も、無線通信部14が通信可能なチャネル周波数もf1,f2であり、通信端末UE1のPセルのチャネル周波数がf1であった場合、通信制御部12は、チャネル周波数f1に隣接するチャネル周波数f2をモニタリング周波数に指定する。
通信制御部12は、カウンタiの値が所定の閾値I未満か否かを判断する(ステップS109)。カウンタiの値が閾値I以上となったときに(ステップS109:No)、通信制御部12は、ステップS111で行うモニタリング指示を終了する(ステップS110)。
一方で、カウンタiの値が閾値I未満のときは(ステップS109:Yes)、通信制御部12は、モニタリング周波数f2を通信端末UE1に指示するための制御メッセージであるモニタリング指示をBB処理部13に出力する(ステップS111)。BB処理部13は、このモニタリング指示を含むモニタリング要求を無線通信部14に出力する。無線通信部14は、通信端末UE1のPセルであるセルC1を用いて、つまり、チャネル周波数f1でアンテナ15を介して、モニタリング要求を通信端末UE1に送信する(ステップS112)。
ステップS112で送信されたモニタリング要求に応じて、通信端末UE1は、チャネル周波数f2のRSRP値をモニタリング結果として含むモニタリング応答を基地局10に送信する。このモニタリング応答はアンテナ15を介して無線通信部14によって受信され、BB処理部13に入力される(ステップS113)。通信制御部12は、BB処理後のモニタリング応答からモニタリング結果、つまり、通信端末UE1のチャネル周波数f2でのRSRP値を取得する(ステップS114)。
通信制御部12は、モニタリング結果より、通信制御部12がステップS109で指定したチャネル周波数f2(つまり、セルC2)を通信端末UE1が検出したか否かを判断する(ステップS115)。ここで、チャネル周波数f2を通信端末UE1が検出したか否かは、チャネル周波数f2のRSRP値が通信端末UE1の受信限界値より大きいか否かに基づいて判断される。すなわち、通信制御部12は、チャネル周波数f2のRSRP値が受信限界値より大きいときは、チャネル周波数f2を通信端末UE1が検出したと判断する。一方で、チャネル周波数f2のRSRP値が受信限界値以下のときは、通信制御部12は、チャネル周波数f2を通信端末UE1が検出していないと判断する。
通信端末UE1がチャネル周波数f2を検出した場合(ステップS115:Yes)、通信制御部12は、CA処理を実行する(ステップS116)。CA処理の一つとして、通信端末UE1に対するセルC2への接続指示を含む制御メッセージであるRRC Connection Reconfigurationの形成がある。通信制御部12によるCA処理の実行により、通信端末UE1は、PセルのセルC1に加え、セルC2をSセルとして用いた通信を行う。つまり、通信端末UE1は、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いたCAを開始する。
通信端末UE1がチャネル周波数f2を検出しなかった場合(ステップS115:No)、送信電力制御部17は、チャネル周波数f2の現在の送信電力に所定量Xを加えた値が、最大送信電力以下か否かを判断する(ステップS117)。チャネル周波数f2の現在の送信電力に所定量Xを加えた値が最大送信電力より大きくなる場合(ステップS117:No)、通信制御部12は、ステップS111で行うモニタリング指示を終了する(ステップS110)。
チャネル周波数f2の現在の送信電力に所定量Xを加えた値が最大送信電力以下になる場合(ステップS117:Yes)、送信電力制御部17及び増幅部18は、チャネル周波数f2の送信電力を所定量Xだけ増加する(ステップS118)。チャネル周波数f2の送信電力を所定量Xだけ増加することにより、セルC2の通信エリアは、所定量Xに相当する分だけ大きくなる。そして、通信制御部12は、カウンタiを1だけインクリメントし(ステップS119)、再びステップS108の処理を行う。
<通信システムの処理シーケンス>
図5は、実施例1の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。図5における基地局eNBは、図1の基地局10に相当する。通信端末UE1,UE2は、セルC1及びセルC2を同時に用いて通信可能な通信端末である。図5に示す処理シーケンスの開始時には、基地局eNBは、通信端末UE1,UE2と接続中である。また、通信端末UE1はセルC1だけを用いて接続中であり、よって、通信端末UE1のPセルはセルC1となる。通信端末UE2はセルC1及びセルC2の双方を用いて接続中であり、セルC1がPセル、セルC2がSセルになっている。つまり、通信端末UE1はCA状態になく(ステップS201)、通信端末UE2はCA状態にある(ステップS202)。
基地局eNBは、通信端末UE1への送信データの滞留量及び滞留時間が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS203)。滞留量または滞留時間が閾値未満であるときは(ステップS203:No)、基地局eNBはステップS203の判断を繰り返し行う。
通信端末UE1への送信データの滞留量及び滞留時間の双方が閾値以上となったとき、つまり、滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となったとき(ステップS203:Yes)、基地局eNBは、以下の処理を行う。すなわち、基地局eNBは、モニタリング周波数f2を通信端末UE1に指示するモニタリング指示を含むRRC Connection Reconfigurationを通信端末UE1にチャネル周波数f1で(つまり、セルC1を用いて)送信する(ステップS204)。これに対し、通信端末UE1は、RRC Connection Reconfiguration Completeを基地局eNBに送信し(ステップS205)、チャネル周波数f2のRSRP値をモニタリング結果として含むMeasurement Reportの基地局eNBへの送信を開始する(ステップS206)。つまり、ステップS204のRRC Connection Reconfigurationは図2のステップS112のモニタリング要求に相当し、ステップS206のMeasurement Reportは図2のステップS113のモニタリング応答に相当する。
基地局eNBは、モニタリング結果より、チャネル周波数f2、つまり、セルC2を通信端末UE1が検出したか否かを判断する(ステップS207)。通信端末UE1がセルC2を検出しなかった場合(ステップS207:No)、基地局eNBは、セルC2の送信電力を所定量ずつ増加させ(ステップS208)、Measurement Reportに基づいてステップS207の判断を繰り返す。
通信端末UE1がセルC2を検出した場合(ステップS207:Yes)、基地局eNBは、セルC2への接続指示を含むRRC Connection Reconfigurationを通信端末UE1に送信する(ステップS209)。これに対し、通信端末UE1は、RRC Connection Reconfiguration Completeを基地局eNBに送信する(ステップS210)。これにより、基地局eNBと通信端末UE1との間にセルC2をSセルとして用いた接続が確立される(ステップS211)。つまり、通信端末UE1は、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いたCAを開始してCA状態になる(ステップS212)。
<通信システムの動作>
図6は、実施例1の通信システムの動作の説明に供する図である。図5のステップS201,S202のように、通信端末UE1がセルC1だけを用いて接続中であり、通信端末UE2がセルC1及びセルC2の双方を用いて接続中である状態を図6の上図に示す。この状態で、通信端末UE1への送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となったとき、基地局eNBは、セルC2の送信電力を、通信端末UE1がセルC2を検出するまで、つまり、通信端末UE1がセルC2の圏内になるまで増加させる。これにより、通信端末UE1は、図6の下図に示すように、セルC1に加え、セルC2を用いて基地局eNBと接続可能になるため、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いたCAを開始する。通信端末UE1がCAを開始したことにより、通信端末UE1への通信リソースの割当が増えるため、基地局eNBでは、通信端末UE1への送信データの滞留が解消する。なお、基地局eNBは、通信端末UE1への送信データの滞留が解消した時点で、セルC2を通信端末UE1から解放して、通信端末UE1のCAを終了させてもよい。
以上のように、本実施例によれば、無線通信部14は、セルC1及びセルC2を同時に用いて通信可能な通信端末UE1,UE2と通信する。送信電力制御部17は、セルC1だけを用いて基地局10と通信中の通信端末UE1へ送信される送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となるときに、通信端末UE1にセルC1及びセルC2の双方が同時に使用されるように、セルC2の送信電力を増加させる。つまり、通信端末UE1への送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となるときにだけ、セルC2の送信電力を増加させて、通信端末UE1をセルC2の圏内にする。このため、通信端末UE1は、基地局10での送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となるときまでは、セルC2との接続のためのシグナリング(例えば、Measurement Report)を基地局10に送信しなくて済む。通信端末UE1から送信するシグナリングの減少により、データの滞留量にかかわらず通信端末UE1に常にCAを行わせる場合に比べ、通信端末UE1の消費電力を減少させることができる。よって、本実施例によれば、消費電力の点で、通信を効率良く行うことができる。
[実施例2]
<基地局の動作>
図7は、実施例2の基地局の動作の説明に供するフローチャートである。BB処理部13は、実施例1と同様にして、送信バッファ内の送信データの滞留量と滞留時間とを通信端末毎に逐次測定する。
通信制御部12は、BB処理部13での測定結果を定期的に監視し、BB処理部13から、送信データの滞留量と滞留時間とを取得する(ステップS301)。通信制御部12は、取得した滞留量と滞留時間とに基づいて、通信制御部12が有する管理テーブル(図3)を更新する(ステップS302)。
通信制御部12は、送信データの滞留量と滞留時間の双方が閾値以上となったか否か、つまり、送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となったか否かを通信端末毎に判断する(ステップS303)。管理テーブル上のすべての通信端末について、滞留量と滞留時間の一方または双方が閾値未満であるときは(ステップS303:No)、通信制御部12は、BB処理部13での測定結果の取得を継続する(ステップS301)。
滞留量と滞留時間の双方が閾値以上となった通信端末があるときは(ステップS303:Yes)、通信制御部12は、その通信端末がCA状態にあるか否かを判断する(ステップS304)。例えば、セルC1及びセルC2を同時に用いて通信可能な通信端末が、セルC1またはセルC2だけを用いて基地局10に接続しているときは、その通信端末はCA状態にない。一方で、セルC1及びセルC2を同時に用いて通信可能な通信端末が、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いて基地局10に接続しているときは、その通信端末はCA状態にある。
滞留量と滞留時間の双方が閾値以上となった通信端末がCA状態にないときは(ステップS304:No)、通信制御部12は、実施例1と同様にして、その通信端末が未使用のセルの送信電力を増加させるように送信電力制御部17に指示する。この指示に従って、送信電力制御部17及び増幅部18は、CA状態にないその通信端末が未使用のセルの送信電力を増加させて通信端末をCA状態に移行させ(ステップS305)、処理を終了する。
滞留量と滞留時間の双方が閾値以上となった通信端末がCA状態にあるときは(ステップS304:Yes)、通信制御部12は、以下の処理を行う。すなわち、通信制御部12は、管理テーブルにおいて、その通信端末の優先順位を実施例1と同様にして更新した後、その通信端末の優先順位が上位か否かを実施例1と同様にして判断する(ステップS306)。優先順位が上位でない場合は(ステップS306:No)、処理はステップS301に戻る。
ステップS306で優先順位が上位である場合は(ステップS306:Yes)、通信制御部12は、「対象セル」を選択する(ステップS307)。「対象セル」とは、送信電力を減少させる対象になるセルである。例えば、基地局10からの送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となった通信端末UE1がセルC1とセルC2の双方を用いて基地局10と接続中の場合、セルC1及びセルC2が「対象セルの候補」になる。通信制御部12は、対象セルの候補であるセルC1,C2のうち、他の通信端末、例えば通信端末UE2が使用中のセルを管理テーブルを参照して特定する。例えば、図3では、通信端末UE2は、セルC1とセルC2の双方を用いて基地局10と接続中である。また、通信端末UE2のPセルはセルC1であり、SセルはセルC2である。また、通信端末UE2は、優先順位が下位の通信端末であるとする。そこで、通信制御部12は、対象セルの候補であるセルC1,C2のうち、優先順位が下位の通信端末UE2のPセルであるセルC1を対象セルとして選択し、選択した対象セルを送信電力制御部17に指示する。
通信制御部12からの指示に従って、送信電力制御部17及び増幅部18は、対象セルの送信電力を所定量だけ減少させる(ステップS308)。
ここで例えば、通信端末UE2は、セルC1とセルC2の双方を用いて基地局10と接続中であるため、チャネル周波数f1,f2それぞれのRSRP値を基地局10に逐次報告している。そこで、通信制御部12は、対象セルがセルC1である場合、セルC1に対応するチャネル周波数f1の通信端末UE2でのRSRP値が通信端末UE2の受信限界値以下になったか否かを判断する(ステップS309)。チャネル周波数f1の通信端末UE2でのRSRP値が受信限界値以下になっていないときは(ステップS309:No)、処理はステップS308に戻り、対象セルの送信電力がさらに所定量だけ減少される。
チャネル周波数f1の通信端末UE2でのRSRP値が受信限界値以下になると、通信端末UE2は、セルC1を用いた基地局10との接続ができなくなる。これにより、チャネル周波数f1において通信端末UE2が使用していた通信リソースが解放されて、セルC1に空きリソースが生じる。そこで、通信制御部12は、チャネル周波数f1の通信端末UE2でのRSRP値が受信限界値以下になったときは(ステップS309:Yes)、セルC1の空きリソースを通信端末UE1に割り当てる(ステップS310)。空きリソースの通信端末UE1への割当により、通信端末UE1が使用可能な通信リソースが増えるため、基地局10では、通信端末UE1への送信データの滞留が解消する。よって例えば、管理テーブルは、図3から図8に更新される。図8は、実施例2の管理テーブルの一例を示す図である。図8では、通信端末UE2がセルC1の圏外になったため、セルC1の空きリソースが通信端末UE1に割り当てられることで、通信端末UE1について、滞留量が閾値未満になり、滞留時間が0になっている。
<通信システムの処理シーケンス>
図9は、実施例2の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。図9における基地局eNBは、図1の基地局10に相当する。図9に示す処理シーケンスの開始時には、通信端末UE1,UE2共に、セルC1及びセルC2の双方を用いて基地局eNBと接続中であり、セルC1がPセル、セルC2がSセルになっている。つまり、通信端末UE1,UE2の双方がCA状態にある(ステップS401,S402)。
基地局eNBは、通信端末UE1への送信データの滞留量及び滞留時間が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS403)。滞留量または滞留時間が閾値未満であるときは(ステップS403:No)、基地局eNBはステップS403の判断を繰り返し行う。
通信端末UE1への送信データの滞留量及び滞留時間の双方が閾値以上であるとき、つまり、滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となったとき(ステップS403:Yes)、基地局eNBは、以下の処理を行う。すなわち、基地局eNBは、対象セル、つまり、送信電力を減少させるセルを選択する(ステップS404)。ここでは、セルC1が対象セルとして選択されたものとする。
通信端末UE2は、チャネル周波数f1,f2それぞれのRSRP値を含むMeasurement Reportを基地局eNBに逐次報告している(ステップS405)。
基地局eNBは、Measurement Reportより、チャネル周波数f1、つまり、セルC1を通信端末UE2が検出しているか否かを判断する(ステップS406)。通信端末UE2がセルC1を検出している場合(ステップS406:Yes)、基地局eNBは、セルC1の送信電力を所定量ずつ減少させ(ステップS407)、Measurement Reportに基づいてステップS406の判断を繰り返す。
セルC1の送信電力の減少により通信端末UE2がセルC1を検出しなくなった場合(ステップS406:No)、基地局eNBは、セルC2をPセルにする指示を含むRRC Connection Reconfigurationを通信端末UE2に送信する(ステップS408)。これに対し、通信端末UE2は、RRC Connection Reconfiguration Completeを基地局eNBに送信する(ステップS409)。これにより、基地局eNBと通信端末UE2との間にセルC2をPセルとして用いた接続が確立される(ステップS410)。つまり、通信端末UE2のPセルがセルC1からセルC2に変更される。また、この時点では、通信端末UE2はセルC1の圏外になっている。よって、通信端末UE2は、セルC1だけを用いて基地局eNBと接続した状態になる(ステップS411)。これにより、セルC1において通信端末UE2が使用していた通信リソースが解放されて、セルC1に空きリソースが生じる。そこで、基地局eNBは、セルC1の空きリソースを通信端末UE1に割り当てる(ステップS412)。
<通信システムの動作>
図10は、実施例2の通信システムの動作の説明に供する図である。図9のステップS401,S402のように、通信端末UE1,UE2が共に、セルC1及びセルC2の双方を用いて基地局eNBと接続中である状態を図10の上図に示す。この状態で、通信端末UE1への送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となったとき、基地局eNBは、図10の下図の状態になるまでセルC1の送信電力を減少させる。すなわち、基地局eNBは、セルC1の送信電力を、通信端末UE2がセルC1を検出しなくなるまで、つまり、通信端末UE2がセルC1の圏外になるまで減少させる。これにより、セルC1において通信端末UE2が使用していた通信リソースが解放されて、セルC1に空きリソースが生じる。そこで、基地局eNBは、セルC1の空きリソースを通信端末UE1に割り当てる。空きリソースの通信端末UE1への割当により、通信端末UE1が使用可能な通信リソースが増えるため、基地局eNBでは、通信端末UE1への送信データの滞留が解消する。
<通信リソースの割当例>
図11は、実施例2の通信リソースの割当の一例を示す図である。各通信端末への通信リソースの割当は、通信制御部12によって行われる。
時刻t1,t2では、チャネル周波数f1の通信リソースが通信端末UE1のPセルに割り当てられ、チャネル周波数f2の通信リソースが通信端末UE1のSセルに割り当てられている。時刻t3,t4では、チャネル周波数f1の通信リソースが通信端末UE2のPセルに割り当てられ、チャネル周波数f2の通信リソースが通信端末UE2のSセルに割り当てられている。時刻t5,t6では、チャネル周波数f1の通信リソースが通信端末UE1のPセルに割り当てられ、チャネル周波数f2の通信リソースが通信端末UE1のSセルに割り当てられている。
時刻t7の時点で、通信端末UE1への送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となった。このため、通信端末UE2がセルC1の圏外になるまでセルC1の送信電力が減少される。よって、時刻t7,t8では、通信端末UE2のPセルがセルC1からセルC2に変更される。また、この変更に伴って生じたセルC1の空きリソースが、通信端末UE1のPセルに割り当てられる。よって、通信端末UE1が使用する通信リソースが増加し、基地局eNBでは、通信端末UE1への送信データの滞留が解消する。
なお、本実施例では、図9の処理シーケンスに代えて、図12の処理シーケンスを実行しても良い。図12では、セルC1を通信端末UE2から解放した後に、ステップS405〜S412の処理を行う点が図9と相違する。すなわち、基地局eNBは、対象セルを選択後、セルC1の接続解放の指示を含むRRC Connection Releaseを通信端末UE2に送信する(ステップS501)。これに対し、通信端末UE2は、RRC Connection Release Completeを基地局eNBに送信する(ステップS502)。これにより、基地局eNBと通信端末UE2との間のセルC1の接続が解放される(ステップS503)。
以上のように、本実施例によれば、無線通信部14は、セルC1及びセルC2を同時に用いて通信可能な通信端末UE1,UE2と通信する。送信電力制御部17は、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いて基地局10と通信中の通信端末UE1へ送信される送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となるときに、以下の処理を行う。すなわち、送信電力制御部17は、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いて基地局10と通信中の通信端末UE2によるセルC1の使用が中止されるように、通信端末UE2が使用中のセルC1の送信電力を減少させる。つまり、通信端末UE1への送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となるときに、通信端末UE1と異なる通信端末UE2をセルC1の圏外にする。
このようにして通信端末UE2をセルC1の圏外とすることにより、通信端末UE2が使用していたセルC1の通信リソースを、基地局10での送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となった通信端末UE1に割り当てることが可能になる。これにより、基地局10では、通信端末UE1への送信データの滞留が解消する。よって、本実施例によれば、通信リソースの利用効率の点で、通信を効率良く行うことができる。
また、送信電力の減少により通信端末UE2をセルC1の圏外にすることで通信端末UE2によるセルC1の使用を中止するため、通信端末UE2に対し、セルC1との切断指示を行うことなくセルC1の使用を中止させることができる。よって、切断指示等のシグナリングによって通信端末UE2によるセルC1の使用を中止する場合に比べ、セルC1の使用を中止する際のシグナリングを減少させることができる。また、セルC1の圏外となった通信端末UE2は、セルC1との接続のためのシグナリング(例えば、Measurement Report)を基地局10に送信しなくて済むようになる。このため、通信端末UE2からのシグナリングを減少させることができるため、通信端末UE2の消費電力を減少させることができる。よって、本実施例によれば、消費電力の点でも、通信を効率良く行うことができる。
[実施例3]
<基地局の動作>
図13は、実施例3の基地局の動作の説明に供するフローチャートである。BB処理部13は、ARQ(Automatic repeat-request)またはハイブリッドARQ等を用いて、送信データを再送する。また、BB処理部13は、送信バッファ内の送信データの再送回数を通信端末毎に逐次測定する。
通信制御部12は、BB処理部13での測定結果を定期的に監視し、BB処理部13から、送信データの再送回数を取得する(ステップS601)。通信制御部12は、取得した再送回数に基づいて、通信制御部12が有する管理テーブル(図3)を更新する(ステップS602)。
通信制御部12は、再送回数が閾値以上となったか否かを通信端末毎に判断する(ステップS603)。管理テーブル上のすべての通信端末について、再送回数が閾値未満であるときは(ステップS603:No)、通信制御部12は、BB処理部13での測定結果の取得を継続する(ステップS601)。
再送回数が閾値以上となった通信端末があるときは(ステップS603:Yes)、通信制御部12は、実施例2と同様にして、その通信端末がCA状態にあるか否かを判断する(ステップS304)。
再送回数が閾値以上となった通信端末がCA状態にないときは(ステップS304:No)、通信制御部12は、実施例1と同様にして、その通信端末が未使用のセルの送信電力を増加させるように送信電力制御部17に指示する。この指示に従って、送信電力制御部17及び増幅部18は、CA状態にないその通信端末が未使用のセルの送信電力を増加させて通信端末をCA状態に移行させ(ステップS604)、処理を終了する。
再送回数が閾値以上となった通信端末がCA状態にあるときは(ステップS304:Yes)、通信制御部12は「対象セル」を選択する(ステップS605)。「対象セル」とは、実施例2と同様、送信電力を減少させる対象になるセルである。例えば、再送回数が閾値以上となった通信端末UE2がセルC1とセルC2の双方を用いて基地局10と接続中の場合、セルC1及びセルC2が「対象セルの候補」になる。通信制御部12は、対象セルの候補であるセルC1,C2のうち、通信端末UE2が使用している通信リソースがより多い方のセルを対象セルとして選択し、選択した対象セルを送信電力制御部17に指示する。例えば、セルC1,C2のうち、通信端末UE2が使用中のRB(Resource Block)の数がセルC1の方が多い場合、通信制御部12は、セルC1を対象セルとして選択する。なお、再送回数が閾値以上となった通信端末が使用中のRB数が対象セルの候補のすべてにおいて同一の場合、通信制御部12は、対象セルの候補のうちPセルを対象セルとして選択する。
ステップS308〜S310の処理は実施例2と同様である。ただし、本実施例では、ステップS310において、空きリソースの割当対象の通信端末を、管理テーブル(図3)において優先順位が上位の通信端末とする。
<通信システムの処理シーケンス>
図13は、実施例3の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。図13における基地局eNBは、図1の基地局10に相当する。図13に示す処理シーケンスの開始時には、実施例2と同様、通信端末UE1,UE2共に、セルC1及びセルC2の双方を用いて基地局eNBと接続中であり、セルC1がPセル、セルC2がSセルになっている。つまり、通信端末UE1,UE2の双方がCA状態にある(ステップS401,S402)。
基地局eNBは、通信端末毎に、各通信端末への送信データの再送回数が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS701)。すべての通信端末について再送回数が閾値未満であるときは(ステップS701:No)、基地局eNBはステップS701の判断を繰り返し行う。
何れかの通信端末への送信データの再送回数が閾値以上となったとき(ステップS701:Yes)、基地局eNBは、対象セル、すなわち、送信電力を減少させるセルを選択する(ステップS702)。ここでは、再送回数が閾値以上となった通信端末が通信端末UE2であり、また、対象セルとしてセルC1が選択されたものとする。
ステップS405〜S412は実施例2と同様である。ただし、本実施例では、通信端末UE1は、管理テーブルにおいて優先順位が上位の通信端末であるとする。よって、ステップS412では、基地局eNBは、セルC1の空きリソースを通信端末UE1に割り当てる。
なお、本実施例では、図14の処理シーケンスに代えて、図15の処理シーケンスを実行しても良い。図15では、図12(実施例2)と同様に、セルC1を通信端末UE2から解放した後に、ステップS405〜S412の処理を行う点が図14と相違する。
また、本実施例において、再送回数が閾値以上となった通信端末がCA状態にない場合の処理シーケンスは図16のようになる。図16に示す処理シーケンスの開始時には、通信端末UE1は、セルC1及びセルC2の双方を用いて基地局eNBと接続中であり、セルC1がPセル、セルC2がSセルになっている(ステップS801)。一方で、通信端末UE2は、セルC2だけを用いて基地局eNBと接続中であり、セルC2がPセルになっている(ステップS802)。つまり、通信端末UE1がCA状態にあり、通信端末UE2がCA状態にない。
この状態で通信端末UE2の再送回数が閾値以上となったとき(ステップS701:Yes)、基地局eNBは以下の処理を行う。すなわち、基地局eNBは、モニタリング周波数f1を通信端末UE2に指示するモニタリング指示を含むRRC Connection Reconfigurationを通信端末UE2にチャネル周波数f2で(つまり、セルC2を用いて)送信する(ステップS803)。これに対し、通信端末UE2は、RRC Connection Reconfiguration Completeを基地局eNBに送信し(ステップS804)、チャネル周波数f1のRSRP値をモニタリング結果として含むMeasurement Reportの基地局eNBへの送信を開始する(ステップS805)。
基地局eNBは、モニタリング結果より、チャネル周波数f1、つまり、セルC1を通信端末UE2が検出したか否かを判断する(ステップS806)。通信端末UE2がセルC1を検出しなかった場合(ステップS806:No)、基地局eNBは、セルC1の送信電力を所定量ずつ増加させ(ステップS807)、Measurement Reportに基づいてステップS806の判断を繰り返す。
通信端末UE2がセルC1を検出した場合(ステップS806:Yes)、基地局eNBは、セルC1への接続指示を含むRRC Connection Reconfigurationを通信端末UE2に送信する(ステップS808)。これに対し、通信端末UE2は、RRC Connection Reconfiguration Completeを基地局eNBに送信する(ステップS809)。これにより、基地局eNBと通信端末UE2との間にセルC1をSセルとして用いた接続が確立される(ステップS810)。つまり、通信端末UE2は、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いたCAを開始し、通信端末UE2はCA状態になる(ステップS811)。
<通信システムの動作>
まず、再送回数が閾値以上となり、かつ、CA状態にある通信端末の通信リソースを解放する場合の動作について、図10を援用して説明する。図14のステップS401,S402のように、通信端末UE1,UE2が共に、セルC1及びセルC2の双方を用いて基地局eNBと接続中である状態を図10の上図に示す。この状態で、通信端末UEへの送信データの再送回数が閾値以上となったとき、基地局eNBは、図10の下図の状態になるまでセルC1の送信電力を減少させる。すなわち、基地局eNBは、セルC1の送信電力を、通信端末UE2がセルC1を検出しなくなるまで、つまり、通信端末UE2がセルC1の圏外になるまで減少させる。これにより、セルC1において通信端末UE2が使用していた通信リソースが解放されて、セルC1に空きリソースが生じる。そこで、基地局eNBは、セルC1の空きリソースを、管理テーブルにおける優先順位が上位の通信端末UE1に割り当てる。
次いで、再送回数が閾値以上となり、かつ、CA状態にない通信端末に通信リソースを割り当てる場合の動作について、図17を用いて説明する。図17は、実施例3の通信システムの動作の説明に供する図である。図16のステップS801,S802のように、通信端末UE2がセルC2だけを用いて接続中であり、通信端末UE1がセルC1及びセルC2の双方を用いて接続中である状態を図17の上図に示す。この状態で、通信端末UE2への送信データの再送回数が閾値以上となったとき、基地局eNBは、セルC1の送信電力を、通信端末UE2がセルC1を検出するまで、つまり、通信端末UE2がセルC1の圏内になるまで増加させる。これにより、通信端末UE2は、図17の下図に示すように、セルC2に加え、セルC1を用いて基地局eNBと接続可能になるため、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いたCAを開始する。通信端末UE2がCAを開始したことにより、通信端末UE2への通信リソースの割当が増えるため、基地局eNBでは、通信端末UE2への送信データの再送回数が閾値未満に抑えられる。
以上のように、本実施例によれば、無線通信部14は、セルC1及びセルC2を同時に用いて通信可能な通信端末UE1,UE2と通信する。送信電力制御部17は、セルC1及びセルC2の双方を同時に用いて基地局10と通信中の通信端末UE2へ送信される送信データの再送回数が閾値以上となるときに、通信端末UE2によるセルC1の使用が中止されるように、セルC1の送信電力を減少させる。つまり、通信端末UE2への送信データの再送回数が閾値以上となるときに、通信端末UE2をセルC1の圏外にする。
再送回数が閾値以上となる通信端末UE2の存在により、通信システム全体での通信リソースの利用効率が低下する。そこで、上記のようにして通信端末UE2をセルC1の圏外とすることにより、通信端末UE2が使用していたセルC1の通信リソースを、優先順位が上位の通信端末UE1等、通信端末UE2以外の通信端末に割り当てることが可能になる。よって、本実施例によれば、通信リソースの利用効率の点で、通信を効率良く行うことができる。
また、送信電力の減少により通信端末UE2をセルC1の圏外にすることで通信端末UE2によるセルC1の使用を中止するため、通信端末UE2に対し、セルC1との切断指示を行うことなくセルC1の使用を中止させることができる。よって、切断指示等のシグナリングによって通信端末UE2によるセルC1の使用を中止する場合に比べ、セルC1の使用を中止する際のシグナリングを減少させることができる。また、セルC1の圏外となった通信端末UE2は、セルC1との接続のためのシグナリング(例えば、Measurement Report)を基地局10に送信しなくて済むようになる。このため、通信端末UE2からのシグナリングを減少させることができるため、通信端末UE2の消費電力を減少させることができる。よって、本実施例によれば、消費電力の点でも、通信を効率良く行うことができる。
また、本実施例によれば、送信電力制御部17は、セルC2だけを用いて基地局10と通信中の通信端末UE2へ送信される送信データの再送回数が閾値以上となるときに、通信端末UE2にセルC1及びセルC2の双方が同時に使用されるように、セルC1の送信電力を増加させる。つまり、通信端末UE2への送信データの再送回数が閾値以上となるときにだけ、セルC1の送信電力を増加させて、通信端末UE2をセルC1の圏内にする。このため、通信端末UE2は、基地局10での送信データの再送回数が閾値以上となるときまでは、セルC1との接続のためのシグナリング(例えば、Measurement Report)を基地局10に送信しなくて済む。通信端末UE2から送信するシグナリングの減少により、再送回数にかかわらず通信端末UE2に常にCAを行わせる場合に比べ、通信端末UE2の消費電力を減少させることができる。よって、本実施例によれば、消費電力の点で、通信を効率良く行うことができる。
以上、実施例1〜3について説明した。このように、実施例1〜3によれば、基地局10は、同時に複数のセルC1,C2を形成可能な基地局である。無線通信部14は、複数のセルC1,C2を同時に用いて通信可能な通信端末UE1,UE2と通信する。送信電力制御部17は、複数のセルC1,C2それぞれの送信電力を制御して複数のセルC1,C2それぞれの通信エリアの大きさを変化させることにより、複数のセルC1,C2の中で各通信端末UE1,UE2に使用させるセルを変更する。
これにより、CAシステムにおいて、実施例1〜3のように、各通信端末が使用するセルの変更の柔軟性を高めて通信を効率良く行うことができる。
[他の実施例]
[1]上記実施例では、1つの基地局が複数のセルC1,C2を形成してCAを行う場合を一例として説明した。つまり、上記実施例では、通信端末が、1つの基地局によって形成される複数のセルに同時に接続可能な場合について説明した。しかし、セルC1とセルC2とは、互いに異なる複数の基地局によってそれぞれ形成されても良い。つまり、通信端末が、複数の基地局によってそれぞれ形成される複数のセルに同時に接続可能なものであってもよい。例えば、基地局eNB1がセルC1を形成し、基地局eNB2がセルC2を形成し、基地局eNB1と基地局eNB2とによって協働してCAが行われても良い。
[2]上記実施例の基地局10は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図18は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。図18に示すように、基地局10は、ハードウェアの構成要素として、バス10aと、プロセッサ10bと、メモリ10cと、無線通信モジュール10dと、ネットワークインタフェースモジュール10eとを有する。プロセッサ10bの一例として、CPU(Central Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、基地局10は、プロセッサ10bと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)を有しても良い。メモリ10cの一例として、SDRAM等のRAM,ROM,フラッシュメモリ等が挙げられる。無線通信部14と、アンテナ15,16とは、無線通信モジュール10dにより実現される。ネットワークインタフェース部11は、ネットワークインタフェースモジュール10eにより実現される。通信制御部12と、BB処理部13とは、プロセッサ10bにより実現される。管理テーブルはメモリ10cに記憶される。
10,eNB 基地局
11 ネットワークインタフェース部
12 通信制御部
13 BB処理部
14 無線通信部
15,16 アンテナ
17 送信電力制御部
18 増幅部

Claims (1)

  1. 第1セル及び第2セルを含む複数のセルを同時に用いて通信可能な通信端末と通信する通信部と、
    前記第1セル及び前記第2セルの双方を同時に用いて自局と通信中の第1通信端末へ送信される送信データの滞留量が所定時間以上継続して閾値以上となるときに、前記第1セル及び前記第2セルの双方を同時に用いて自局と通信中の第2通信端末による前記第1セルの使用が中止されるように、前記第2通信端末が使用中の前記第1セルの送信電力を減少させる制御部と、
    を具備する基地局。
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