JP7419562B2 - 通信制御方法 - Google Patents

通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7419562B2
JP7419562B2 JP2022554144A JP2022554144A JP7419562B2 JP 7419562 B2 JP7419562 B2 JP 7419562B2 JP 2022554144 A JP2022554144 A JP 2022554144A JP 2022554144 A JP2022554144 A JP 2022554144A JP 7419562 B2 JP7419562 B2 JP 7419562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing
communication
transmission
reception
sidelink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022554144A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022071577A5 (ja
JPWO2022071577A1 (ja
Inventor
真人 藤代
アミット カルハン
ヘンリー チャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2022071577A1 publication Critical patent/JPWO2022071577A1/ja
Publication of JPWO2022071577A5 publication Critical patent/JPWO2022071577A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7419562B2 publication Critical patent/JP7419562B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/30Services specially adapted for particular environments, situations or purposes
    • H04W4/40Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P]
    • H04W4/46Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P] for vehicle-to-vehicle communication [V2V]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/02Selection of wireless resources by user or terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • H04W76/28Discontinuous transmission [DTX]; Discontinuous reception [DRX]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/04Terminal devices adapted for relaying to or from another terminal or user
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、移動通信システムに用いる通信制御方法に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格において、ユーザ装置間で無線通信を行うサイドリンク通信が規定されている(例えば、非特許文献1参照)。サイドリンク通信により、例えば、車両間通信(V2V:Vehicle to Vehicle)を含むV2X(Vehicle to Everything)サービスなどを実現することが可能となる。
サイドリンク通信では、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)によりスケジューリングされたリソースを用いてユーザ装置間で無線通信が行われる場合(モード1)がある。また、サイドリンク通信では、ユーザ装置が自律的にリソースプールの中からリソースを選択して無線通信を行う場合(モード2)がある。
さらに、ユーザ装置がNG-RANのカバレッジ範囲内にあるときは、ユーザ装置のRRC(Radio Resource Control)状態に関係なくサイドリンク通信がサポートされる。さらに、ユーザ装置がNG-RANのカバレッジ範囲外にあるときでもサイドリンク通信はサポートされる。
したがって、例えば、ユーザ装置がNG-RANのカバレッジ範囲内にあるときは、スケジューリングされたリソースを用いて他のユーザ装置と無線通信が可能であり、また、自律的にリソースを選択して無線通信が可能である。他方、ユーザ装置がNG-RANのカバレッジ範囲外にあるときは、自律的にリソースを選択して他のユーザ装置と無線通信が可能となる。
さらに、サイドリンク通信では、ユニキャスト送信、グループキャスト送信、及びブロードキャスト送信をサポートしている。ユニキャスト送信では、ペアのピアユーザ装置間でユーザトラフィックが送受信される。また、グループキャスト送信では、サイドリンク内のグループに属するユーザ装置間でユーザトラフィックが送受信される。さらに、ブロードキャスト送信では、サイドリンク内のユーザ装置間でユーザトラフィックが送受信される。
3GPP TS 38.300 V16.2.0 (2020-07)
第1の態様に係る通信制御方法は、第1及び第2のユーザ装置を有し、前記第1及び第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信による無線通信が行われる移動通信システムにおける通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置とPC5-RRC(Radio Resource Control)コネクティッド状態にある前記第1のユーザ装置が、前記サイドリンク通信に用いる無線リソースのチャネル利用率を測定し、前記測定したチャネル利用率を前記第2のユーザ装置へ送信することを有する。さらに、前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置が、前記チャネル利用率を受信することを有する。
第2の態様に係る通信制御方法は、第1及び第2のユーザ装置を有し、前記第1及び第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信による無線通信が行われる移動通信システムにおける通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置とPC5-RRCコネクティッド状態にある前記第1のユーザ装置が、前記第2のユーザ装置が送信に用いる無線リソースを第3のユーザ装置が用いているか否かを判定し、前記無線リソースを前記第3のユーザ装置が用いていると判定したとき、前記無線リソースに関する情報を前記第2のユーザ装置へ送信することを含む。又は、前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置とPC5-RRCコネクティッド状態にある前記第1のユーザ装置が、前記サイドリンク通信において使用されていない無線リソースを検出し、検出した前記無線リソースを前記第2のユーザ装置へ送信することを有する。前記通信制御方法は、さらに、前記第2のユーザ装置は、前記無線リソースに関する情報又は前記無線リソースを受信することを有する。
第3の態様に係る通信制御方法は、第1及び第2のユーザ装置を有し、前記第1及び第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信による無線通信が行われる移動通信システムにおける通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置とPC5-RRCコネクティッド状態にある前記第1のユーザ装置が、タイミング情報を前記第2のユーザ装置へ送信することと、前記第2のユーザ装置が、前記タイミング情報を受信することと、を有する。
図1は、一実施形態に係る移動通信システムの構成例を示す図である。 図2は、一実施形態に係るユーザ装置の構成例を示す図である。 図3は、一実施形態に係る基地局の構成例を示す図である。 図4は、Uuインターフェイスのユーザプレーンのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 図5は、Uuインターフェイスの制御プレーンのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 図6は、PC5のユーザプレーンのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 図7は、PC5の制御プレーンのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 図8(A)は隠れ端末問題の例を説明するための図、図8(B)はPC5-RRC接続の動作例を表す図である。 図9は、実施例1の動作例を表す図である。 図10は、実施例2-1の動作例を表す図である。 図11は、実施例2-2の動作例を表す図である。 図12は、ユーザ装置間でサイドリンク通信が行われている例を表す図である。 図13は、実施例3-1の動作例を表す図である。 図14は、実施例3-2の動作例を表す図である。 図15は、実施例3-3の動作例を表す図である。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの構成)
まず、一実施形態に係る移動通信システムの構成例について説明する。一実施形態に係る移動通信システムは3GPPの5Gシステムであるが、移動通信システムには、LTE(Long Term Evolution)が少なくとも部分的に適用されてもよい。
図1は、一実施形態に係る移動通信システム10の構成例を示す図である。
図1に示すように、移動通信システム10は、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、5Gの無線アクセスネットワーク(NG-RAN)300とを有する。
UE100は、移動可能な装置である。UE100は、ユーザにより利用される装置であればどのような装置であっても構わないが、例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)やタブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)、飛行体若しくは飛行体に設けられる装置(Aerial UE)など、無線通信が可能な装置である。なお、本実施の形態におけるUE100は、サイドリンク通信を利用して、他のUEと直接無線通信を行うことができる。
NG-RAN300は、5Gシステムにおいて「gNB」(「next generation Node B」)と呼ばれる基地局装置200-1を含む。また、NG-RAN300は、NR(New Radio)と協調可能なLTE基地局である基地局装置200-2を含む。基地局装置200-2は、「ng-eNB」と呼ばれる。
gNB200-1とng-eNB200-2は、NG-RANノードと呼ばれることもある。gNB200-1とng-eNB200-2とは、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイスを介して相互に接続される。gNB200-1とng-eNB200-2は、1又は複数のセルを管理する。gNB200-1とng-eNB200-2は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。gNB200-1とng-eNB200-2は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
図1に示すように、gNB200-1とng-eNB200-2との間はXnインターフェイスで接続される。また、gNB200-1とUE100-1との間と、ng-eNB200-2とUE100-2との間は、基地局ユーザ装置間インターフェイスであるUuインターフェイスで接続される。さらに、UE100-1~100-3間は、ユーザ装置間インターフェイスであるPC5インターフェイスで接続される。
なお、3GPPでは、NRサイドリンク通信とV2Xサイドリンク通信とが規定される。NRサイドリンク通信は、例えば、ネットワークノードを経由することなく、NR(New Radio)技術を利用して、UE100-1~100-3間において、少なくともV2X通信が可能な通信のことである。また、V2Xサイドリンク通信は、例えば、ネットワークノードを経由することなく、E-UTRA(Evolved-Universal Terrestrial Radio Access)技術を利用して、V2X通信が可能な通信のことである。以下では、NRサイドリンク通信とV2Xサイドリンク通信とをとくに区別することなく、「サイドリンク通信」と称する場合がある。したがって、「サイドリンク通信」には、NRサイドリンク通信が含まれてもよいし、V2Xサイドリンク通信が含まれてもよい。
また、図1において、gNB200-1が5Gのコアネットワークである5GC(5G Core network)に接続されてもよいし、ng-eNB200-2がLTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)に接続されてもよい。或いは、gNB200-1がEPCに接続されてもよいし、ng-eNB200-2が5GCに接続されてもよい。
なお、以下においては、gNB200-1とng-eNB200-2のうち、代表して、gNB200-1を基地局装置の例として説明する。また、gNB200-1をgNB200、UE100-1~100-3をUE100と表記する場合がある。
図2は、一実施形態に係るUE100(ユーザ装置)の構成を示す図である。
図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換(ダウンコンバート)して制御部130に出力する。なお、本実施の形態におけるUE100は、gNB200だけではなく、他のUEとの間でサイドリンク通信による無線通信を行うことが可能である。そのため、受信部110は、他のUEから送信されたメッセージ又はデータなどを受信することも可能である。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換(アップコンバート)してアンテナから送信する。本実施の形態では、送信部120は、gNB200へデータなどを送信するだけはなく、サイドリンク通信により、他のUEへ、メッセージ又はデータなどを送信することが可能である。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。本実施の形態における制御部130は、以下に示す実施例で説明する各種の制御又は処理を行うことが可能である。
図3は、一実施形態に係るgNB200(基地局)の構成を示す図である。
図3に示すように、gNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換(アップコンバート)してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換(ダウンコンバート)して制御部230に出力する。
制御部230は、gNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。CPUに代えて、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサやコントローラであってもよい。
バックホール通信部240は、基地局間インターフェイスを介して隣接基地局と接続される。バックホール通信部240は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介して5GCの各ノードと接続される。なお、gNB200は、CU(Central Unit)とDU(Distributed Unit)とで構成され(すなわち、機能分割され)、両ユニット間がF1インターフェイスで接続されてもよい。
(Uuインターフェイスにおけるプロトコルスタックについて)
図4は、Uuインターフェイスにおいて、データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
図4に示すように、Uuインターフェイスにおけるユーザプレーンの無線インターフェイスプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとgNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとgNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。gNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとgNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
SDAPレイヤは、コアネットワークがQoS制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。なお、RANがEPCに接続される場合は、SDAPが無くてもよい。
図5は、Uuインターフェイスにおいて、シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。なお、図5では、5GCに含まれるノードとしてAMF(Access and Mobility Management Function)が表記される。
図5に示すように、Uuインターフェイスにおける制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックは、図4に示したSDAPレイヤに代えて、RRC(Radio Resource Control)レイヤ及びNAS(Non-Access Stratum)レイヤを有する。
UE100のRRCレイヤとgNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。また、RRC接続が中断(サスペンド)されている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとAMF300のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(PC5インターフェイスにおけるプロトコルスタックについて)
図6は、PC5インターフェイスにおけるユーザプレーンのプロトコルスタックの構成例を表す図である。
図6に示すように、PC5インターフェイスにおけるユーザプレーンのプロトコルは、Uuインターフェイスにおけるユーザプレーンのプロトコルと同様に、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びSDAPレイヤの各レイヤを含む。
また、図7は、PC5インターフェイスにおける制御プレーンのプロトコルスタックの構成例を表す図である。
図7に示すように、PC5インターフェイスにおける制御プレーンのプロトコルも、Uuインターフェイスにおける制御プレーンのプロトコルと同様に、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びRRCレイヤを含む。
ユーザプレーンのMACレイヤでは、サイドリンク通信におけるトランポートレイヤ(SCCH(Sidelink Control Channel)、STCH(Sidelink Transport Channel)、及びSBCCH(Sidelink Broadcast Control Channel)を介して、データが伝送される。また、制御プレーンのMACレイヤでは、サイドリンク通信におけるトランスポートレイヤを介して、制御情報が伝送される。さらに、少なくともいずれ一方のプレーンのMACレイヤにおいては、上りリンク通信とサイドリンク通信との間の優先ハンドリング、サイドリンクのCSI(Channel State Information)報告などが行われる。
また、制御プレーンのRRCレイヤでは、ピアUE100-1,100-2間でのPC5-RRCメッセージの転送、PC5-RRC接続の維持と管理、PC5-RRC接続におけるサイドリンク無線リンクの失敗(Failure)の検出などが行われる。
なお、PC5-RRC接続は、レイヤ2における送信元と宛先のIDのペアに対する2つのUE100間の論理接続のことである。PC5-RRC接続は、対応するPC5ユニキャストリンクが確立された後に確立される。PC5-RRC接続とPC5ユニキャストリンクとは1対1の関係がある。UE100は、レイヤ2における送信元と宛先のIDのペアが異なる1つ以上の他のUEとの間で、複数のPC5-RRC接続を有することが可能である。UE100は、サイドリンク通信に興味がない場合、或いは、レイヤ2リンク解放プロシージャが完了した場合などに、PC5-RRC接続を解放する。PC5-RRC接続されたUE100-1,100-2は、PC5-RRC接続(コネクティッド)状態となる。
(サイドリンク通信の物理チャネルについて)
サイドリンク通信における物理チャネルとして、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH:Physical Sidelink Control Channel)と、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH:Physical Sidelink Shared Channel)がある。また、サイドリンク通信における物理チャネルとして、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH:Physical Sidelink Feedback Channel)、及び物理サイドリンクブロードキャスト(PSBCH:Physical Sidelink Broadcast Channel)がある。
PSCCHでは、UE100がPSSCHで使用するリソースに関する制御情報などが送信される。PSCCHでは、2段階に分けで異なる制御情報(SCI:Sidelink Control Information)が送信される場合がある。PSSCHでは、データのTB(Transport Block)の送信、HARQ手順などの制御情報の一部が送信される。PSFCHは、PSSCH送信の受信対象であるUE100-2から送信を実行したUE100-1へ、HARQフィードバック情報が送信される。PSFCHは、ユニキャスト送信とグループキャスト送信に適用されてよい。PSBCHは、直接フレーム番号(DFN:Direct Frame Number)、同期に関する情報などが伝送される。
(動作例)
次に動作例について説明する。動作例は以下の順番で説明する。
実施例1:PC5-RRC接続されたUE100間において、CBR測定結果を共有する
実施例2-1:PC5-RRC接続されたUE100へ送信リソースの変更通知を行う
実施例2-2:PC5-RRC接続されたUE100へ空き(又は使用されていない)リソースを通知する
実施例3-1:受信側UEが送信側UEへサイドリンク受信ができないタイミングを通知する
実施例3-2:送信側UEが受信側UEへサイドリンク送信ができないタイミングを通知する
実施例3-3:相手方UEへ送受信できないタイミングを通知する
(実施例1)
図8(A)は隠れ端末問題の例を表す図である。図8(A)に示すように、UE100-1とUE100-3とは互いに無線信号が届かない範囲に位置する。すなわち、UE100-1は、UE100-3から送信された無線信号を受信することができない。また、UE100-3もUE100-1から送信された無線信号を受信することができない。したがって、UE100-1とUE100-3とは、キャリアセンスを行っても、他方から送信された無線信号を検知しない。
このような状況で、図8(A)に示すように、UE100-2が、UE100-1からの無線信号を受信できる範囲に位置するとともに、UE100-3からの無線信号を受信できる範囲に位置する場合を考える。そして、UE100-1とUE100-3とが同一の無線リソースを用いて無線信号をUE100-2へ送信する場合を考える。
この場合、UE100-2では、UE100-1から送信された無線信号とUE100-3から送信された無線信号とを受信しようとするが、同一の無線リソースを用いて送信された無線信号のため、一方が他方の干渉となって、正常に受信することができない。
このように、UE100-2が無線信号を正常に受信することができなくなる問題が隠れ端末問題である。
UE100-1,100-2間と、UE100-2,100-3間とでサイドリンク通信による無線通信が行われるため、サイドリンク通信においても隠れ端末問題が発生し得る。
本実施の形態では、受信側のUE100-2における干渉を回避できるようにした通信制御情報を提供する。
本実施例1における通信制御方法では、UE100-1とPC5-RRCコネクティッド状態にあるUE100-2がチャネル利用率を測定する。このようなチャネル利用率の一例として、チャネルビジー率(CBR:Channel Busy Ratio)がある。UE100-2は、測定したチャネル利用率をUE100-1へ送信する。
UE100-1では、受信したチャネル利用率に基づいて、送信リソースの再選択を行う。または、UE100-1では、受信したチャネル利用率に基づいて、新たな送信リソースをgNB200へ要求して、送信リソースの割り当てを受けることもできる。さらに、UE100-1は、その双方を実行することもできる。
送信側のUE100-1は、このように再選択した送信リソース又は割り当てを受けた新たな送信リソースを用いて、受信側のUE100-2へデータなどを送信する。この場合、受信側のUE100-2は、他のUE100-3とは異なる無線リソースによりUE100-1からデータなどが送信される。そのため、受信側のUE100-2では、他のUE100-3からの送信が干渉になることなく、送信側のUE100-1から送信されたデータなどを受信できる。よって、本実施例1では、隠れ端末問題による干渉を回避することができる。
次に、実施例1による動作例について説明する。図9は、本実施例1による動作例を表す図である。
ステップS110において、UE100-1とUE100-2との間のPC5-RRC接続が行われる。図8(B)はPC5-RRC接続の変更手順の例を表す図である。この変更手順は、サイドリンクDRB(Data Radio Bearer)の確立、変更、及び解放が行われる場合に行われる。
ステップS101において、UE100-1は、RRC再設定サイドリンク(RRCReconfigurationSidelink)メッセージをUE100-2へ送信する。RRC再設定サイドリンクメッセージは、UE100間で交換されるメッセージである。RRC再設定サイドリンクメッセージには、UE100間でのPC5-RRC接続に関する設定情報などが含まれる。RRC再設定サイドリンクメッセージは、ユニキャスト送信において(のみ)用いられるメッセージである。
ステップS102において、UE100-2は、RRC再設定完了サイドリンク(RRCReconfigurationCompleteSidelink)メッセージをUE100-1へ送信する。RRC再設定完了サイドリンクメッセージは、PC5-RRC再設定が正常に完了したことを確認するために送信されるメッセージである。
以上により、UE100-1とUE100-2とは、PC5-RRC接続され、PC5-RRCコネクティッド状態となる。
図9に戻り、ステップS110において、UE100-1とUE100-2との間でPC5-RRCコネクティッド状態になると、ステップS111において、UE100-2は、CBR測定を行う。UE100-2の制御部130がCBR測定を行ってもよい。サブフレームnで測定されたCBRは、例えば、以下のように定義される。
1)PSSCHの場合、CBRは、UE100-2によって測定されたリソースプールのS-RSSI(Sidelink-Received Signal Strength Indicator)が、サブフレーム[n-100,n-1]上でセンスされた、(予め)設定された閾値を超えるサブチャネルの部分である。
2)PSCCHの場合、CBRは、(予め)設定されたプールにおいて、UE100-2により測定されたPSCCHプールのS-RSSIが、サブフレーム[n-100,n-1]上でセンスされた、(予め)設定された閾値を超えるPSCCHプールのリソース部分である。ただし、PSCCHプールは、周波数領域で2つの連続するPRB(Physical Resource Block)のサイズを持つリソースから構成されると仮定している。また、(予め)設定されたプールは、PSCCHが非隣接リソースブロックで対応するPSSCHとともに送信されるかもしれないように構成されたプールである。
CBR測定については、UE100-2は、サイドリンク通信で利用する無線リソースに対して行ってもよい。また、UE100-2は、サイドリンク通信で利用する周波数(又はチャネル)に対してCBR測定を行ってもよい。後者の場合、UE100-2は、予め設定されたセンシングウィンドウの時間内における候補リソースに対してCBR測定を行ってもよい。CBRは、このように、チャネル利用率の一例であってもよい。
ステップS112において、UE100-2は、CBRの測定結果をUE100-1へ送信する。この場合、UE100-2は、CBRの測定結果を含む測定報告サイドリンク(MeasurementReportSidelink)メッセージをUE100-1へ送信してもよい。測定報告サイドリンクメッセージは、NRサイドリンクの測定結果を通知するためにUE100間で用いられるメッセージである。
なお、UE100-2は、RRC再設定サイドリンクメッセージに含まれる情報要素であるSL-MeasConfigで、CBR測定が設定された場合(のみ)、CBR測定結果を報告するようにしてもよい(又はCBR測定を行うようにしてもよい)。この場合、RRC再設定サイドリンクメッセージは、UE100-1から送信されたメッセージである。
また、SL-MeasConfigで、CBR測定対象が設定されていてもよい。CBR設定対象の例として、サブバンド、プール、周波数、PRBが対象となっていてもよい。
さらに、CBR測定結果は、周波数毎、プール毎、サブバンド毎、PRB毎であってもよい。或いは、CBR測定結果は、これらをすべて含んでいてもよい。
ステップS113において、UE100-1は、受信したCBR測定結果に基づいて、送信リソースを再選択する。本処理は、UE100-1主導で送信リソースの割り当てが行われる場合である。UE100-1は、送信リソースとして、送信周波数、送信プール、送信サブバンド、又は送信PRBを再選択してもよい。例えば、UE100-1は、CBR測定結果が悪い(又はCBR測定結果が閾値より低い)サブバンドを送信リソースの選択対象から除外するなどである。
ステップS114において、UE100-1は、gNB200へ、新たな送信リソースを要求する。本処理は、gNB200主導でリソースの割り当てが行われる場合である。この場合、UE100-1は、当該要求を含むサイドリンクUE情報(SidelinkUEInformation)メッセージをgNB200へ送信してもよい。サイドリンクUE情報メッセージは、V2Xサイドリンク通信に関心があったり、伝送リソースの割り当て又は解放をUE100がネットワークへ要求したりする際などに用いられるメッセージである。なお、UE100-1は、サイドリンクUE情報メッセージに、対向UE100-2のCBR結果が悪化した(又は閾値より低い)などの情報(又は原因値)を含めて送信してもよい。或いは、UE100-1は、サイドリンクUE情報メッセージに、ステップS112で受信したCBR測定結果を含めてgNB200へ送信してもよい。
ステップS115において、gNB200は、サイドリンク通信用にリソース割り当てを行い、割り当て情報をUE100-1へ送信する。割り当て情報は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)を用いて送信される。
ステップS116において、UE100-1は、再選択したリソース(ステップS113)又は割り当てを受けたリソース(ステップS115)を用いて、UE100-2へ制御情報とデータとを送信する。
なお、上記した例では、UE100-1は、送信リソースの再選択(ステップS113)とリソース要求(ステップS114)との双方を行う例を説明した。例えば、UE100-1は、いずれか一方を行うようにしてもよい。また、2つの処理(ステップS113とステップS114)は、CBR測定結果が閾値より悪化した場合(又は閾値より低い場合)に実行されてもよい。もしくは、ステップS113において適切な送信リソース再選択の候補が無かった場合(つまり、割当済送信リソースの全てについてCBR測定結果が悪化しており、UE100-1が送信リソースを再選択できなかった場合)に、ステップS113の処理が実行されてもよい。
さらに、上記した例では、CBR測定について説明した。CBR測定に代えて、チャネル占有率(CR:Channel Occupy Ratio)であってもよい。サブフレームnで評価されるCRは、サブフレーム[n-a,n-1]がその伝送に使用され、サブフレーム[n,n+b]で付与されたサブチャネルの総数を、[n-a,n+b]上の伝送プールで構成されたサブチャネルの総数で除算したものとして定義される。ただし、「a」は正の整数、「b」は「0」又は正の整数であり、「a」と「b」は、a+b+1=1000,a≧500,かつ、n+bは現在の送信に対するグラントの最後の送信機会を超えてはならない。
UE100-2は、制御部130により、CR測定を行って、CR測定結果を、測定報告サイドリンクメッセージに含めて、UE100-1へ送信してもよい。CRはチャネル利用率の一例であってもよい。
UE100-1は、上述した動作例を行うことで、UE100-2のCBR測定結果を取得することができる。同様に、UE100-3は、UE100-2との間で、上述した動作例を行うことで、UE100-2のCBR測定結果を取得することができる。したがって、複数のUE100-1~100-3間で、受信側のUE100-2のCBR測定結果を共有することができる。
勿論、UE100-1がUE100-2のCBR測定結果に基づいて送信リソースを再選択することで、受信側のUE100-2における干渉の発生を防止することができる。しかし、さらに、このように、送信側のUE100-1,100-3は、CBR測定結果を共有することで、CBR測定結果に基づいて、互いに異なる送信リソースを用いてデータなどを送信することも可能である。したがって、受信側のUE100-2では、干渉が発生することなく正常にデータなどを受信することが可能となる。
(実施例2-1)
図10は、実施例2-1における動作例を示す図である。本実施例2-1における通信制御方法では、送信側のUE100-1とPC5-RRCコネクディッド状態にある受信側のUE100-2は、センシングを行い、送信側のUE100-1が送信に利用しているリソースについて他のUE100-3が利用しているか否かを判定する。UE100-2は、他のUE100-3が利用していると判定したとき、送信側のUE100-1に対して、現在使用している送信リソースの変更要求を送信する。
送信リソースの変更要求を受けた送信側のUE100-1は、再選択などにより送信リソースを変更することができる。送信側のUE100-1は、送信リソースを変更することで、他のUE100-3が用いている送信リソースとは異なるリソースで、データなどを送信できる。これにより、受信側のUE100-2では、他のUE100-3からの送信が干渉となることなく、送信側のUE100-1から送信されたデータなどを正常に受信することができる。
図10は、実施例2-1の動作例を示す図である。UE100-1が送信側、UE100-2が受信側である。
ステップS120において、UE100-1とUE100-2とは、PC5-RRC接続され、PC5-RRCコネクティッド状態となる。UE100-1とUE100-2とは、例えば、図8(B)に示すプロシージャを実行することで、PC5-RRCコネクティッド状態となる。
ステップS121において、受信側のUE100-2は、センシングを行う。具体的には、受信側のUE100-2は、現在送信側のUE100-1が使用している送信リソースについて、未送信区間などを使って、センシングすることで、他のUE(例えばUE100-3)が使用しているか否かを判定する。この判定のことを干渉判定と称する場合がある。受信側のUE100-2は、センシングした結果と閾値とを比較して、干渉判定を行ってもよい。この閾値は、例えば、gNB200から報知された報知情報又はgNB200から送信されたRRC再設定(RRCReconfiguration)メッセージに含まれてもよい。
ステップS122において、受信側のUE100-2は、送信リソースの変更要求を、送信側UE100-1へ送信する。送信リソースは、周波数、リソースプール、サブバンド、又はPRBなどで表されてもよい。UE100-2は、送信リソースの変更要求を含む、RRC再設定サイドリンクメッセージ、測定報告サイドリンクメッセージ、又は新たなメッセージ(UEAssistanceInformationSidelinkなどのメッセージ)を送信することで、変更要求を送信するようにしてもよい。
ステップS123において、送信側のUE100-1は、送信リソースを再選択する。送信リソースの選択は、実施例1と同様の処理(ステップS113)が行われてもよい。また、送信側UE100-1は、送信リソースの再選択に代えて、実施例1と同様に、gNB200へ新たな送信リソースを要求(ステップS114)するようにしてもよい。或いは、送信側のUE100-1は、送信リソースの再選択(ステップS123)と新たな送信リソースの要求(ステップS114)の双方を行うようにしてもよい。
ステップS124において、送信側のUE100-1は、再選択した送信リソースを用いて、データを受信側のUE100-2へ送信する。
(実施例2-2)
図11は、実施例2-2の動作例を示す図である。実施例2-1では、受信側のUE100-2は、送信リソースの変更要求を送信したが、本実施例2-2では、送信リソースとして空いている(又は使用されていない。以下も同じ。)リソースを送信する例である。受信側のUE100-2において空いている送信リソースを見つけ、それを送信側のUE100-1へ送信することで、UE100-1は、他のUEが用いていない送信リソースを用いてデータなどを送信することができる。これにより、受信側のUE100-2では、他のUE(例えばUE100-3)が利用していない送信リソースにより送信されたUE100-1からのデータを干渉なく正常に受信することができる。よって、本実施例2-2においても、受信側のUE100-2では、隠れ端末問題による干渉が発生することなく、送信側のUE100-1から送信されたデータなどを正常に受信することが可能となる。
ステップS130において、UE100-1,100-2は、PC5-RRCコネクティッド状態となる。
ステップS131において、受信側のUE100-2は、センシングを行い、空いている送信リソースを探索する。センシングは、実施例2-1と同様にCBR測定であってもよい。また、空いているか否かの判定は、実施例2-1と同様に、gNB200からpreconfigurationされた閾値を用いて行われてもよい。さらに、UE100-2は、実施例2-1と同様に、周波数、リソースプール、サブバンド、又はPRBを送信リソースとして探索してもよい。UE100-2は、空いている送信リソースをリスト形式でメモリなどに保持してもよい。
ステップS132において、UE100-2は、送信リソースとして空いている送信リソースを送信側UE100-1へ送信する。空いている送信リソースは、周波数、リソースプール、サブバンド、又はPRBで表されてもよい。また、UE100-2は、空いている送信リソースをリスト形式で送信してもよい。
ステップS133において、送信側のUE100-1は、空いている送信リソースの中から、適切な送信リソースを再選択する。この場合、UE100-1は、空いている送信リソースをgNB200へ通知してもよい。サイドリンクUE情報メッセージにより通知が行われてもよい。
ステップS134において、送信側のUE100-1は、再選択した送信リソースを用いてデータを、UE100-2へ送信する。
(実施例3-1)
実施例3-1から実施例3-3は、UE100が相手方のUEへ、サイドリンク通信の受信(以下、「サイドリンク受信」と称する場合がある。)や送信(以下、「サイドリンク送信」と称する場合がある。)などができないタイミング情報を通知する例である。
図12は、送信側のUE100-1と受信側のUE100-2との間でサイドリンク通信を行おうとしている例を表している。
例えば、受信側のUE100-2では、サイドリンク受信ができないタイミングに、送信側のUE100-1がデータなどを送信しても、そのデータなどを受信することができない。そのため、送信側のUE100-1は、再送を行う場合がある。この場合、送信側のUE100-1は、何度送信を行っても、受信側のUE100-2はサイドリンク受信ができないタイミングのため、消費電力が無駄になるおそれがある。
そこで、本実施例3-1では、受信側のUE100-2では、サイドリンク受信ができないタイミングを特定し、特定したタイミング情報を送信側のUE100-1へ送信する。これにより、送信側のUE100-1では、受信側のUE100-2において受信ができないタイミングにデータなどを送信することがなく、それ以外のタイミングで送信することができる。よって、送信側のUE100-1は、再送を行うことがなくなるため、無駄な電力消費が発生するおそれがなくなり、消費電力の低減を図ることが可能となる。
図13は実施例3-1の動作例を表す図である。UE100-1が送信側、UE100-2が受信側である。
ステップS140において、送信側のUE100-1と受信側のUE100-2とは、PC5-RRC接続され、PC5-RRCコネクティッド状態となる。
ステップS141において、受信側のUE100-2は、サイドリンク受信ができないタイミングを特定する。
このようなタイミングの特定方法としては、例えば、以下がある。すなわち、UE100-2は、UuインターフェイスにおけるDDown Link)受信を優先するサブフレームを、サイドリンク受信ができないタイミングとして特定してもよい。gNB200からの受信を優先するサブフレームとしては、DRX(Discontinuous Reception) OnDurationなどであってよい。UE100-2は、gNB200との間で、DRX動作が行われている場合、DRX OnDuration期間では、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)の監視及び少なくとも1回訪れるページングメッセージの受信を行う。そのため、UE100-2は、この期間をサイドリンク受信ができないタイミングとして特定してもよい。
または、UE100-2は、PC5-RRC接続された他のUE(UE100-1でもよいし、UE100-1以外のUEでもよい)との間でサイドリンク受信を優先するサブフレームを、サイドリンク受信ができないタイミングとして特定してもよい。このようなサブフレームの例として、サイドリンク通信におけるDRXのOnDuration期間であってもよい。UE100-2は、この期間において、例えば、PSCCHを監視するため、この期間をサイドリンク受信ができないタイミングとして特定してもよい。
または、UE100-2は、Mesurementを行うタイミングを、サイドリンク受信ができないタイミングとしてもよい。Measurementを行うタイミングとしては、gNB200に対してMeasurementを行うタイミングと、他のUEに対してMeasurementを行うタイミングとがある。
または、UE100-2は、トラフィックに基づくタイミングを、サイドリンク受信ができないタイミングとして特定してもよい。トラフィックに基づくタイミングとしては、例えば、SPS(Semi-Persistence Scheduling)により事前に割り当てられた(設定された)リソースのタイミングであってもよい。
ステップS142において、受信側のUE100-2は、サイドリンク受信ができないタイミングを示すタイミング情報を、送信側のUE100-1へ送信する。このようなタイミングは、「受信ギャップ」(又は「Rx gap」)と呼ばれてもよい。
タイミング情報は、ビットマップ形式で表されてもよい。例えば、各ビットはサブフレームと紐づけられてもよく、或いは、時間方向のリソースプールと紐づけられてもよい。
または、このようなタイミング情報は、周波数毎、リソースプール毎、又はサブバンド毎の情報であってもよい。すなわち、周波数毎、リソースプール毎、又はサブバンド毎にタイミング情報が紐づけられてもよい。或いは、周波数毎のタイミング情報、リソースプール毎のタイミング情報、及びサブバンド毎のタイミング情報がまとめられて、まとめられたものがタイミング情報として送信されてもよい。
または、このようなタイミング情報には、ビットマップ形式で複数のタイミング情報が含まれてもよい。すなわち、複雑なタイミングを表現するために、複数のビットマップが複数のタイミング情報として示されてもよい。
または、このようなタイミング情報は、周期的に繰り返されるものとして解釈されてもよい。すなわち、タイミング情報について、ビットマップが繰り返されるものとし解釈されてもよい。例えば、送信されるタイミング情報が「1011」の場合、「1011 1011 1011…」と「1011」が繰り返されていると、タイミング情報を受信したUE100-1が解釈する、などである。この場合、例えば、周期が「8」と設定されていると仮定する場合、タイミング情報を受信したUE100-1は、「1011 0000」(欠落部分は「0」と仮定する)であると、解釈してもよい。
ステップS143において、送信側のUE100-1は、送信タイミングを調整する。UE100-1は、受信したタイミング情報に基づいて、受信側のUE100-2が受信しないタイミング以外のタイミングが送信タイミングとなるように、送信タイミングを調整してもよい。
ステップS144において、送信側のUE100-1は調整された送信タイミングで、データなどを、受信側のUE100-2へ送信する。
(実施例3-2)
上記した実施例3-1では、サイドリンク受信ができないタイミングの情報を送信する例について説明した。本実施例3-2では、サイドリンク送信ができないタイミングの情報を送信する例についての実施例である。
例えば、DRX動作を行っている受信側のUE100-2について、送信側のUE100-1が送信を行わないタイミングにウェイクアップしても、送信側のUE100-1からのデータなどを受信することはない。この場合、受信側のUE100-2は、受信の機会がないにも拘わらずウェイクアップしているため、消費電力が無駄になる。
そこで、送信側のUE100-1は、サイドリンク通信における送信を行わないタイミングの情報を、受信側のUE100-2へ送信する。これにより、受信側のUE100-2は、例えば、送信側のUE100-1において送信が行われないタイミングでウェイクアップして受信動作を行う、などということがなくなる。そのため、受信側のUE100-2では、消費電力の削減を図ることができる。
図14は、実施例3-2の動作例を示す図である。
ステップS150において、送信側のUE100-1と受信側のUE100-2とは、PC5-RRC接続を行う。UE100-1,100-2は、PC5-RRCコネクティッド状態になる。
ステップS151において、送信側のUE100-1は、サイドリンク送信ができないタイミングを特定する。
このようなタイミングの特定方法としては、例えば、以下がある。すなわち、UE100-1は、UuインターフェイスのUL(Up Link)送信を優先するサブフレームを、サイドリンク送信ができないタイミングとして特定してもよい。そのようなタイミングとしては、例えば、Configured Grantされているタイミングであってもよい。Configured Grantは、例えば、UE100がスケジューリング要求をgNB200へ送信することなく、UE100-1に予め割り当てられたPUSCH(Physical Uplink Sidelink Channel)の無線リソースのことである。UE100は、このようなタイミングにおいて、gNB200へデータなどを送信する可能性が高いため、このようなタイミングを、サイドリンク送信ができないタイミングとして特定してもよい。
または、UE100-1は、PC5-RRC接続された他のUE(UE100-2でもよいし、UE100-2以外のUEでもよい)との間でサイドリンク送信を優先するサブフレームを、サイドリンク送信ができないタイミングとして特定してもよい。このようなサブフレームの例として、サイドリンク通信におけるDRXのOnDuration期間であってもよい。
または、UE100-1は、実施例3-1と同様に、トラフィックに基づくタイミング、例えば、SPSが割り当てられているタイミングを、サイドリンク送信ができないタイミングとして特定してもよい。
ステップS152において、送信側のUE100-1は、サイドリンク送信ができないタイミングを示すタイミング情報を、受信側のUE100-へ送信する。このようなタイミングは、「送信ギャップ」(又は「Tx gap」)と呼ばれてもよい。
タイミング情報は、実施例3-1と同様に、ビットマップ形式で表されてもよく、各ビットがサブフレーム又は時間方向のリソースプールと紐づけられてもよい。また、タイミング情報は、実施例3-1と同様に、周波数毎、プール毎、又はサブバンド毎の情報であってもよいし、周波数毎、プール毎、及びサブバンド毎の情報であってもよい。さらに、タイミング情報には、実施例3-1と同様に、ビットマップ形式で複数のタイミング情報が含まれてもよい。さらに、タイミング情報は、実施例3-1と同様に、ビットマップが繰り返されるものとして解釈されてもよい。
ステップS153において、受信側のUE100-2は、受信タイミングを調整する。UE100-2は、受信したタイミング情報に基づいて、送信側のUE100-1が送信しないタイミング以外のタイミングが受信タイミングとなるように調整してもよい。例えば、UE100-2は、送信しないタイミングにはウェイクアップしない(又は受信動作をスキップする)、としてもよい。
ステップS154において、受信側のUE100-2は、調整された受信タイミングで、送信側のUE100-1から送信されたデータなどを受信する。
(実施例3-3)
実施例3-1ではサイドリンク受信ができないタイミング、実施例3-2ではサイドリンク送信ができないタイミングをそれぞれ送信する例について説明した。本実施例3-3では、サイドリンク通信の送信及び受信ができないタイミング、すなわち、サイドリンク通信ができないタイミングを互いに通知し合う例について説明する。このようなタイミングは、「サイドリンクギャップ」(又は「Sidelink gap」)と呼ばれてもよい。
図15は、受信側のUE100-2が、サイドリンク送受信ができないタイミングを、送信側のUE100-1へ送信する動作例を示す図である。
ステップS160において、PC5-RRC接続が行われ、UE100-1,100-2はPC5-RRCコネクティッド状態となる。
ステップS161において、受信側のUE100-はサイドリンク送受信ができないタイミングを特定する。特定の方法は、実施例3-1におけるステップS141と同様であってもよい。すなわち、UE100-1は、UuインターフェイスにおけるDDown Link)受信を優先するサブフレームを、サイドリンク送受信ができないタイミングとして特定してもよい。または、UE100-2は、PC5-RRC接続された他のUEとの間でサイドリンク受信を優先するサブフレームを、サイドリンク送受信ができないタイミングとしてもよい。または、UE100-2は、Measurementを行うタイミング又はトラフィックに基づくタイミングを、サイドリンク送受信ができないタイミングとしてもよい。
ステップS162において、受信側のUE100-は、サイドリンク送受信ができないタイミングを示すタイミング情報を、送信側のUE100-へ送信する。このようなタイミング情報も、実施例3-1と同様に表されてもよい。すなわち、タイミング情報は、ビットマップ形式であってもよいし、ビットマップ形式で複数のタイミング情報が含まれてもよい。また、ビットマップ情報は、周波数毎、リソースプール毎、又はサブバンド毎の情報でもよいし、これらすべてを含む情報であってもよい。さらに、ビットマップ情報は周期的に繰り返されるものとして解釈されてもよい。
ステップS163において、送信側のUE100-1は、実施例3-1のステップS143(図13)と同様に、送信タイミングを調整することで、送受信タイミングを調整してもよい。すなわち、送信側のUE100-1は、送受信できないタイミングに送信を行わないように調整してもよい。
ステップS164において、送信側のUE100-1は、サイドリンク送受信ができないタイミングを特定する。サイドリンク送受信ができないタイミングの特定は、実施例3-2における、ステップS151と同様である。例えば、UE100-1は、UuインターフェイスのUL(Up Link)送信を優先するサブフレーム、又は、PC5-RRC接続された他のUE(UE100-2でもよいし、UE100-2以外のUEでもよい)との間でサイドリンク送信を優先するサブフレームを、サイドリンク送受信ができないタイミングとして特定してもよい。または、UE100-1は、トラフィックに基づくタイミングを、サイドリンク送受信ができないタイミングとして特定してもよい。
ステップS165において、送信側のUE100-1は、サイドリンク送受信ができないタイミングを示すタイミング情報を、受信側のUE100-へ送信する。タイミング情報は、実施例3-2と同様に、ビットマップ形式であってもよいし、ビットマップ形式で複数のタイミング情報が含まれてもよい。また、ビットマップ情報は、周波数毎、リソースプール毎、又はサブバンド毎の情報でもよいし、これらすべてを含む情報であってもよい。さらに、ビットマップ情報は周期的に繰り返されるものとして解釈されてもよい。
ステップS166において、受信側のUE100-2は、送受信タイミングを調整する。UE100-2は、実施例3-2と同様に、送受信しない(又は送信しない)タイミングにはウェイクアップしない(又は受信動作をスキップする)、としてもよい。
ステップS167において、送信側のUE100-1は、調整されたタイミングで、データなどを送信し、受信側のUE100-2は、調整されたタイミングで、送信側のUE100-1から送信されたデータなどを受信する。
なお、図15では、先に受信側のUE100-2においてサイドリンク送受信ができないタイミングを特定して、その後、送信側のUE100-1においてサイドリンク送受信ができないタイミングを特定する例について説明した。受信側のUE100-2が先に特定するか、送信側のUE100-1が先に特定するかは問わない。そのため、先に、送信側のUE100-1においてサイドリンク送受信ができないタイミングを特定し、その後、受信側のUE100-2においてサイドリンク送受信ができないタイミングを特定してもよい。
(その他の実施形態)
上記実施例3-1から3-3では、UE100が送信及び/又は受信できないタイミングを相手方に通知していたが、これに限らない。例えば、UE100は、送信及び/又は受信できるタイミング(もしくは、送信及び/又は受信が見込まれるタイミング)を相手方に通知してもよい。この場合、実施例3-1から3-3において、「送信及び/又は受信できないタイミング」を、「送信及び/又は受信できるタイミング」と読み替えればよい。
UE100又はgNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
また、UE100又はgNB200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又はgNB200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。また、矛盾しない範囲で、各実施例の全部又は一部を組み合わせることも可能である。
10 :移動通信システム
100(100-1~100-3):UE
110 :受信部
120 :送信部
130 :制御部
200(200-1):gNB
200-2:ng-eNB
210 :送信部
220 :受信部
230 :制御部
240 :バックホール通信部
本願は、米国仮出願第63/086141号(2020年10月1日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (9)

  1. 第1及び第2のユーザ装置を有し、前記第1及び第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信による無線通信が行われる移動通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記第1のユーザ装置が、前記サイドリンク通信によるデータ送受信の開始前に、リソース情報を前記第2のユーザ装置へ送信することと、
    前記第2のユーザ装置が、前記リソース情報を受信することと、を含み、
    前記リソース情報は、前記第1のユーザ装置が他の通信に用いるタイミングであるために前記サイドリンク通信において前記第1のユーザ装置が受信できないタイミングに関する情報である、通信制御方法。
  2. 前記第2のユーザ装置は、前記受信ができないタイミングにおいて前記第1のユーザ装置へ送信を行わないこと、を含む請求項1記載の通信制御方法。
  3. 前記リソース情報は、前記第1のユーザ装置が、前記サイドリンク通信において送信ができないタイミングを示す情報である、請求項1記載の通信制御方法。
  4. 前記第2のユーザ装置は、前記送信ができないタイミングにおいてウェイクアップしないこと、をさらに含む請求項3記載の通信制御方法。
  5. 前記リソース情報は、前記第1のユーザ装置が、前記サイドリンク通信において送信及び受信ができないタイミングを示す情報である、請求項1記載の通信制御方法。
  6. 前記第2のユーザ装置は、前記送信及び受信ができないタイミングにおいて前記第1のユーザ装置へ送信を行わないこと、又は前記送信及び受信ができないタイミングにおいてウェイクアップしないこと、をさらに含む請求項5記載の通信制御方法。
  7. 前記他の通信は、前記第1のユーザ装置と第3のユーザ装置とのサイドリンク通信における前記第3のユーザ装置からの受信又は基地局からの受信である、請求項1に記載の通信制御方法。
  8. 第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信による無線通信を行う第1のユーザ装置であって、
    前記サイドリンク通信によるデータ送受信の開始前に、リソース情報を前記第2のユーザ装置へ送信する送信部を備え、
    前記リソース情報は、前記第1のユーザ装置が他の通信に用いるタイミングであるために前記サイドリンク通信において前記第1のユーザ装置が受信できないタイミングに関する情報である、第1のユーザ装置
  9. 第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信による無線通信を行う第1のユーザ装置を制御するためのプロセッサであって、
    前記サイドリンク通信によるデータ送受信の開始前に、リソース情報を前記第2のユーザ装置へ送信する処理を実行し、
    前記リソース情報は、前記第1のユーザ装置が他の通信に用いるタイミングであるために前記サイドリンク通信において前記第1のユーザ装置が受信できないタイミングに関する情報である、プロセッサ
JP2022554144A 2020-10-01 2021-10-01 通信制御方法 Active JP7419562B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063086141P 2020-10-01 2020-10-01
US63/086141 2020-10-01
PCT/JP2021/036422 WO2022071577A1 (ja) 2020-10-01 2021-10-01 通信制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2022071577A1 JPWO2022071577A1 (ja) 2022-04-07
JPWO2022071577A5 JPWO2022071577A5 (ja) 2023-06-06
JP7419562B2 true JP7419562B2 (ja) 2024-01-22

Family

ID=80951736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022554144A Active JP7419562B2 (ja) 2020-10-01 2021-10-01 通信制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230262826A1 (ja)
JP (1) JP7419562B2 (ja)
WO (1) WO2022071577A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015518333A (ja) 2012-04-13 2015-06-25 インテル・コーポレーション D2d通信のための多重アクセススキーム及び信号構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11863969B2 (en) * 2018-10-31 2024-01-02 Sony Corporation Communication apparatus and control apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015518333A (ja) 2012-04-13 2015-06-25 インテル・コーポレーション D2d通信のための多重アクセススキーム及び信号構造

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022071577A1 (ja) 2022-04-07
JPWO2022071577A1 (ja) 2022-04-07
US20230262826A1 (en) 2023-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110463271B (zh) 用于改变无线通信系统中的无线路径的方法和设备
JP6773650B2 (ja) 基地局及び無線端末
JP6687452B2 (ja) 移動通信システム、ユーザ端末、プロセッサ、記憶媒体及びプログラム
JP6062088B2 (ja) ユーザ端末、及びプロセッサ
JP2017103797A (ja) 制御方法、ユーザ端末、プロセッサ、及び基地局
JP6132840B2 (ja) 通信制御方法、ユーザ端末、プロセッサ、及び記憶媒体
JP6169167B2 (ja) 基地局、プロセッサ、及び移動通信システム
WO2015005316A1 (ja) ネットワーク装置及び通信制御方法
JP6829208B2 (ja) 無線端末及び基地局
JP5905575B2 (ja) 通信制御方法及び基地局
JP7119125B2 (ja) 通信制御方法
JP2024023674A (ja) 通信制御方法、ユーザ装置、プロセッサ、通信システム及びプログラム
JP2018129811A (ja) 通信方法
US11496951B2 (en) Mobile communication system and radio terminal
JP6140292B2 (ja) ネットワーク装置及びユーザ端末
US20180255610A1 (en) Radio terminal, processor, and network device
WO2018173677A1 (ja) 通信制御方法、無線端末、及び基地局
JPWO2014034571A1 (ja) 移動通信システム、ユーザ端末、通信制御装置及び通信制御方法
JP7419562B2 (ja) 通信制御方法
JP6140014B2 (ja) ユーザ端末、基地局、及びプロセッサ
JP2018057032A (ja) 基地局、通信制御方法、及びユーザ端末
US20230397085A1 (en) Monitoring procedure for relay path scenarios

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230403

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7419562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150